JP2000338450A - 光非相反回路 - Google Patents

光非相反回路

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JP2000338450A
JP2000338450A JP14602299A JP14602299A JP2000338450A JP 2000338450 A JP2000338450 A JP 2000338450A JP 14602299 A JP14602299 A JP 14602299A JP 14602299 A JP14602299 A JP 14602299A JP 2000338450 A JP2000338450 A JP 2000338450A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光集積化を容易にし、かつ高性能にする。 【解決手段】 ガーネット基板21上に磁気光学材料か
らなる磁気光学膜22を設け、磁気光学膜22の上部に
リブを設けて第1の光導波路23、第2の光導波路24
を形成し、光導波路23に第1のポート25および第3
のポート27を接続し、光導波路24に第2のポート2
6および第4のポート28を接続し、TEモードのカッ
トオフβTECをTMモードのカットオフβTMCよりも大き
くし、またカットオフβTECをTM導波モード前進波の
位相定数βTMFおよびTM導波モード後退波の位相定数
βTMBより大きくし、TM導波モード前進波とTE放射
モードとの変換係数KF、TM導波モード後退波とTE
放射モードとの変換係数KBをほぼKF=0、KB≠0と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光サーキュレータ動
作等を行ない、光通信、光計測等に用いられる光非相反
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光部品の集積化が進む中で、光サ
ーキュレータにおいても光導波路構造を用いる集積化の
試みがなされている。
【0003】図11は従来の光導波路構造の光サーキュ
レータ(1990年電子情報通信学会春季全国大会C−
197)を示す概略斜視図である。図に示すように、G
3Ga512からなる基板1上に(LuNdBi)3(Fe
Al)512からなるガイド層2が設けられ、ガイド層2
上にSiO2からなるクラッド層3が設けられ、ガイド
層2に光導波路4、5が形成され、光導波路4、5が接
近したカプラー部6、7が設けられ、カプラー部6、7
の間の光導波路4、5上に非相反移相器8、9が設けら
れ、光導波路4に第1のポート10および第3のポート
12が接続され、光導波路5に第2のポート11および
第4のポート13が接続されている。
【0004】この光サーキュレータにおいては、各ポー
ト10〜13から入射したTMモード光はカプラー部
6、7で2つに分けられ、カプラー部7、6で再び合成
される。そして、カプラー部6、7で分けられた2つの
光はそれぞれ非相反移相器8、9を通ることにより、前
進方向では同位相、後退方向では逆位相となって干渉合
成され、同位相の場合はクロスポートに出射し、逆位相
の場合は平行ポートに出射する。したがって、ポート1
0から入射した光はポート13に出射し、ポート11か
ら入射した光はポート12に出射し、ポート12から入
射した光はポート10に出射し、ポート13から入射し
た光はポート11に出射する。このように原理的にはサ
ーキュレータとしての動作をする。
【0005】なお、特開平4−326319号公報、特
開平8−68965号公報には光導波路構造の光アイソ
レータが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
に示した光サーキュレータは構造が複雑であるから、実
際に回路を作製することは容易ではなく、また実験的に
得られているアイソレーションも3dBと満足な性能は
得られていない。
【0007】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、光集積化に適しており、かつ高性能な光非
相反回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明においては、第1の光導波路と第2の光導波
路とを基板上で平行とし、上記第1、第2の光導波路は
少なくともその一部を磁気光学材料で形成し、上記第1
の光導波路および上記第2の光導波路では、TEモード
のカットオフをTM導波モード前進波の位相定数および
TM導波モード後退波の位相定数よりも大きくし、かつ
上記TM導波モード前進波とTE放射モードとの変換係
数を上記TM導波モード後退波と上記TE放射モードと
の変換係数よりも小さくする。
【0009】また、第1の光導波路と第2の光導波路と
を基板上で平行とし、上記第1、第2の光導波路は少な
くともその一部を磁気光学材料で形成し、上記第1の光
導波路および上記第2の光導波路では、TEモードのカ
ットオフをTM導波モード前進波の位相定数とTM導波
モード後退波の位相定数との中間の値とし、上記TM導
波モード前進波とTE放射モードとの変換係数を上記T
M導波モード後退波の上記TE放射モードへの変換係数
よりも小さくする。
【0010】これらの場合、上記第1の光導波路が第1
のポートおよび第3のポートに接続され、上記第2の光
導波路が第2のポートおよび第4のポートに接続され、
上記第1のポートから入射した上記TM導波モード前進
波は上記第3のポートに出射され、上記第2のポートか
ら入射した上記TM導波モード前進波は上記第4のポー
トに出射され、上記第3のポートから入射した上記TM
導波モード後退波はTE放射モードに変換され、上記T
M導波モード後退波に再度変換されて上記第2のポート
に出射され、上記第4のポートから入射した上記TM導
波モード後退波はTE放射モードに変換され、上記TM
導波モード後退波に再度変換されて上記第1のポートに
出射されるようにするのが好ましい。
【0011】また、第1の光導波路と第2の光導波路と
を基板上で平行とし、上記第1、第2の光導波路は少な
くともその一部を磁気光学材料で形成し、上記第1の光
導波路および上記第2の光導波路では、TEモードのカ
ットオフをTM導波モード前進波の位相定数およびTM
導波モード後退波の位相定数よりも大きくし、かつ上記
TM導波モード後退波と上記TE放射モードとの変換係
数を上記TM導波モード前進波と上記TE放射モードと
の変換係数よりも小さくする。
【0012】この場合、上記第1の光導波路が第1のポ
ートおよび第3のポートに接続され、上記第2の光導波
路が第2のポートおよび第4のポートに接続され、上記
第3のポートから入射した上記TM導波モード後退波は
上記第1のポートに出射され、上記第4のポートから入
射した上記TM導波モード後退波は上記第2のポートに
出射され、上記第1のポートから入射した上記TM導波
モード前進波はTE放射モードに変換され、上記TM導
波モード前進波に再度変換されて上記第4のポートに出
射され、上記第2のポートから入射した上記TM導波モ
ード前進波はTE放射モードに変換され、上記TM導波
モード前進波に再度変換されて上記第3のポートに出射
されるようにするのが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る光非相反回路
を示す概略斜視図である。図に示すように、GGG(G
3Ga512)、NGG(Nd3Ga512)、カチオン
ドープGGG等からなるガーネット基板21上にCe置
換YIG等の磁気光学材料からなる磁気光学膜22が設
けられ、磁気光学膜22の上部にリブが設けられて非相
反性を示す第1の光導波路23、第2の光導波路24が
形成され、光導波路23に第1のポート25および第3
のポート27が接続され、光導波路24に第2のポート
26および第4のポート28が接続されている。なお、
光導波路23と光導波路24との間隔は約60μmであ
る。
【0014】つぎに、図2により図1に示した光非相反
回路の製造方法について説明する。まず、図2(a)に示
すように、ガーネット基板21上にCe置換YIGから
なる磁気光学膜22をRFスパッタにより形成する。つ
ぎに、図2(b)に示すように、フォトリソグラフィ技術
を用い、磁気光学膜22上にフォトレジスト、Cr、T
i等からなるマスク31を形成する。つぎに、図2(c)
に示すように、BCl3等の塩素系ガスによるリアクテ
ィブイオンエッチング、Arイオン等によるイオンミー
リングまたは燐酸等によるケミカルエッチングなどを行
なうことにより、光導波路23、24を形成する。最後
に、図2(d)に示すように、マスク31を除去する。
【0015】図3は図1に示した光非相反回路における
位相定数の一例を示すグラフであり、図3(a)は光導波
路24のTMモードの位相定数βTM2を示し、図3(b)
はTEモードの位相定数βTEを示し、図3(c)は光導波
路23のTMモードの位相定数βTM1を示し、また斜線
を付した部分は放射モード領域を示し、斜線を付さない
部分は導波モード領域を示す。このグラフから明らかな
ように、TEモードのカットオフβTECはTMモードの
カットオフβTMCよりも大きく、またカットオフβTEC
TM導波モード前進波の位相定数βTMFおよびTM導波
モード後退波の位相定数βTMBより大きい(βTMF<β
TMB<βTEC)。
【0016】このような位相定数を有する光非相反回路
においては、TM導波モード前進波とTE放射モードと
の変換係数KF、TM導波モード後退波とTE放射モー
ドとの変換係数KBとの関係をKF<KBとし、更にはほ
ぼKF=0、KB≠0の条件を満足させたときには、光導
波路23、24中を進むTM導波モード前進波はKF
0の条件よりTE放射モードに変換しないでそのまま進
む。したがって、ポート25から入射したTM導波モー
ド前進波はポート27に出射され、またポート26から
入射したTM導波モード前進波はポート28に出射され
る。一方、βTMF<βTMB<βTECの条件によりTM導波
モードはTE放射モードに位相整合し、光導波路23、
24中を進むTM導波モード後退波はKB≠0の条件に
よりTE放射モードに変換され、このTE放射モードが
変換係数KBにより光導波路24、23のTM導波モー
ド後退波に再度変換される。したがって、ポート27か
ら入射したTM導波モード後退波はポート26に出射さ
れ、またポート28から入射したTM導波モード後退波
はポート25に出射される。
【0017】なお、磁気光学膜22中の磁化ベクトルM
の光の導波方向に対して垂直の成分たとえばy軸成分に
より非相反移相効果が生じ、TMモード光の位相定数β
TM1、βTM2は前進波と後退波とで異なり、光導波路2
3、24の構造異方性を利用してカットオフβTECを位
相定数βTMFおよび位相定数βTMBより大きくなるように
する。また、変換係数KF、KBはy軸方向に印加した外
部磁界により誘起された磁気光学膜22中の磁化ベクト
ルMのy軸成分またはz軸成分により生じる磁気光学効
果、または歪みや膜成長誘導による光学異方性により変
化する。また、KF=0、KB≠0の条件は、変換係数K
F、KBが位相定数の関数であることから非相反移相効果
を利用する方法または磁気光学効果と歪み等による相反
効果をお互いに作用させる方法によって可能である。
【0018】つぎに、等価屈折率法を用いて上記の位相
定数の条件を満たすための設計法について説明する。こ
こで、図4は3層スラブ光導波路における磁気光学膜の
膜厚と導波モードの位相定数との関係を示すグラフであ
る。図4から明らかなように、一般にスラブ光導波路の
位相定数はTEモードの方がTMモードより大きい。ま
た、スラブ部(リブ部以外の部分)の磁気光学膜の膜厚
2によりカットオフβTEC、βTMCが決まる。したがっ
て、カットオフβTECをカットオフβTMCよりも大きくす
ることができる。また、リブの高さ(t1−t2)を小さ
くすることにより、カットオフβTECは大きくなり、カ
ットオフβTECを位相定数βTMF、βTMBより大きくする
ことができる。また、リブのパタン幅を小さくすること
により、位相定数βTMB、βTMFは小さくなる。したがっ
て、リブの高さおよびパタン幅を小さくすることによ
り、図3に示した位相定数の条件を満足させることがで
きる。
【0019】つぎに、変換係数KF、KBを異ならせる方
法について、以下2つの方法について述べる。
【0020】その1つは、その変換係数が位相定数によ
って異なることを利用する。すなわち、図5に示すよう
に、TE放射モードへの変換係数は位相定数の関数であ
る。一方、上述したように、磁気光学膜中の磁化ベクト
ルMのy軸成分により非相反移相効果が生じ、TMモー
ド光の位相定数は前進波と後退波とで異なっている。そ
して、図5に示すように、位相定数βTMFを変換係数が
0となるようにし、位相定数βTMBを変換係数が0でな
いように設計することにより、KF=0、KB≠0の条件
が可能となる。
【0021】もう1つの方法は、磁気光学膜以外の膜の
歪みや膜成長誘導等による相反な光学異方性を利用する
方法である。すなわち、Km、Ksを磁気光学、歪み異方
性による変換係数とすると、変換係数KF、KBは数1
式、数2式で与えられる。
【0022】
【数1】KF=−Km+Ks
【0023】
【数2】KB=Km+Ks したがって、Km=Ksのとき、TM導波モード前進波に
おいてはKF=0となり、TE放射モード変換は生じな
い。一方、TM導波モード後退波においてはKB=2Km
となり、TE放射モード変換が生ずる。
【0024】図6は図1に示した光非相反回路における
位相定数の他の例を示すグラフであり、図6(a)は光導
波路24のTMモードの位相定数βTM2を示し、図6
(b)はTEモードの位相定数βTEを示し、図6(c)は光
導波路23のTMモードの位相定数βTM1を示し、また
斜線を付した部分は放射モード領域を示し、斜線を付さ
ない部分は導波モード領域を示す。このグラフから明ら
かなように、TEモードのカットオフβTECはTMモー
ドのカットオフβTMCよりも大きく、またカットオフTEC
はTM導波モード前進波の位相定数βTMFとTM導波モ
ード後退波の位相定数βTMBとの中間の値であり、位相
定数βTMFは位相定数βTMBより大きい(βTMB<βTEC
βTMF)。
【0025】このような位相定数を有する光非相反回路
においては、TM導波モード前進波とTE放射モードと
の変換係数KF、TM導波モード後退波とTE放射モー
ドとの変換係数KBとの関係をKF<KBとし、さらには
ほぼKF=0、KB≠0の条件を満足させたときには、光
導波路23、24中を進むTM導波モード前進波はβ
TEC<βTMFの条件よりTE放射モードに変換しないでそ
のまま進む。したがって、ポート25から入射したTM
導波モード前進波はポート27に出射され、またポート
26から入射したTM導波モード前進波はポート28に
出射される。一方、光導波路23、24中を進むTM導
波モード後退波はβTMB<βTEC、KB≠0の条件により
TE放射モードに変換され、このTE放射モードが変換
係数KBにより光導波路24、23のTM導波モード後
退波に再度変換される。したがって、ポート27から入
射したTM導波モード後退波はポート26に出射され、
またポート28から入射したTM導波モード後退波はポ
ート25に出射される。
【0026】なお、光導波路23、24の構造異方性を
利用して、カットオフβTECをカットオフβTMCよりも大
きくする。また、磁化ベクトルMのy軸成分を磁気光学
膜22に与えることによりTMモードの位相定数に非相
反移相を起させ、位相定数βTMFを位相定数βTMBよりも
大きくする。また、磁気光学膜22または基板21に光
学異方性(光弾性効果、電気光学、磁気光学等)を与え
ることにより、変換係数KF、KBを与える。
【0027】つぎに、等価屈折率法を用いて上記の位相
定数の条件を満たすための設計法について説明する。図
7は3層スラブ導波路における磁気光学膜の膜厚と導波
モードの位相定数との関係を示すグラフである。図7に
示すように、一般にスラブ導波路の位相定数はTEモー
ドの方がTMモードよりも大きい。また、スラブ部(リ
ブ部以外の部分)の磁気光学膜の膜厚t2をスラブ導波
モードが存在するようにとると、このスラブ導波モード
がリブ導波路における放射モードになる。したがって、
カットオフβTECはカットオフβTMCよりも大きくなる。
また、磁化ベクトルMのy軸成分が磁気光学膜中に生
じ、磁気光学効果により非相反移相を起こすことによ
り、位相定数βTMFを位相定数βTMBよりも大きくするこ
とができる。この効果は、基板21の屈折率と空気の屈
折率とが異なる非対称構造が必要である。つぎに、リブ
光導波路のTMモードの位相定数は、リブのパタン幅の
調整によって、膜厚t1に対するスラブ導波路の位相定
数βTMSと膜厚t2に対する位相定数すなわちカットオフ
βTMCとの間の値をとることができるため、リブのパタ
ン幅を調整することによって、βTMB<βTEC<βTMF
条件を満足させることができる。
【0028】また、KF=0、KB≠0の条件は、磁気光
学膜22または基板21の光学異方性(誘電率テンソル
の非対角成分εxy,εyz)により生じ、基板21に磁気
光学膜22を形成するときの膜応力によって誘起される
光弾性効果、および磁気光学膜22の磁化ベクトルMの
z軸成分またはx軸成分による磁気光学効果等によって
与えられるが、磁化ベクトルMのx軸成分は容易に制御
できるため、簡単に変換係数KF、KBを誘起することが
可能である。図1においては磁化ベクトルMの方向をy
軸からz軸の方向に角θだけ傾け、磁化ベクトルMのz
軸成分を与えている。
【0029】このように、図1に示した光非相反回路に
おいては、位相定数を図3または図6に示すようにし、
かつKF=0、KB≠0にすることにより、ポート25か
ら入射したTM導波モード前進波はポート27に出射さ
れ、ポート26から入射したTM導波モード前進波はポ
ート28に出射され、ポート27から入射したTM導波
モード後退波はポート26に出射され、ポート28から
入射したTM導波モード後退波はポート25に出射され
るから、光サーキュレータ動作を行なう。また、簡単な
構造であるから、光集積化に適しており、しかも高性能
である。
【0030】図8は光導波路23にポート25から波長
1.55μmの光を導波させたときの出射端におけるニ
ャフィールドパタンを示す図である。なお、実験では簡
単のために、光の進行方向を変える代わりに、磁界の方
向を逆転させた。光の方向を変えても、同じ結果が得ら
れることは確認している。図8(a)は磁界を−50Oe
印加したときのTM導波モード前進波に対応する出射光
のパタンで、ほぼ光導波路23をそのまま導波してい
る。図8(b)は磁界を+50Oe印加したときのTM導
波モード後退波に対応する出射光のパタンで、光は光導
波路23からほぼ光導波路24に移っている。この光サ
ーキュレータのアイソレーションおよび消光比は10〜
20dBであった。通常2本の光導波路間の光結合(方
向性結合器)においては光導波路間隙が光の波長オーダ
程度しか許されないが、TE放射モードへの変換を利用
したため、従来にない非常に広い光導波路間隙において
も光の結合を実現することができる。
【0031】図9は本発明に係る他の光非相反回路を示
す概略断面図である。図に示すように、基板41上に磁
気光学材料からなる磁気光学膜42が設けられ、磁気光
学膜42上にSi、TiO2等からなる高屈折率膜43
が形成され、高屈折率膜43がリブ形導波路に加工され
て、第1、第2の光導波路44、45が形成されてい
る。
【0032】図10は本発明に係る他の光非相反回路を
示す概略断面図である。図に示すように、基板51上に
磁気光学材料からなる磁気光学膜52が設けられ、磁気
光学膜52上にSi、TiO2等からなるストリップ状
の高屈折率膜が設けられて、第1、第2の光導波路5
3、54が形成されている。
【0033】図9、図10に示した光非相反回路におい
ても、位相定数を図3または図6に示すようにし、かつ
F=0、KB≠0にすることにより、光サーキュレータ
動作を行なう。また、簡単な構造であるから、光集積化
に適しており、しかも高性能である。また、伝搬定数の
非相反変化量が大きくなる(電子情報通信学会論文誌、
88/5, Vol.J71-C, No.5, pp702-708)。
【0034】なお、上述実施の形態においては、位相定
数を図3に示すようにしたときに、変換係数KF、KB
関係をKF<KBとし、更にはほぼKF=0、KB≠0の条
件としたが、変換係数KF、KBの関係をKF>KBとし、
更にはほぼKF≠0、KB=0の条件としてもよい。この
場合、光導波路23、24中を進むTM導波モード後退
波はKB=0の条件よりTE放射モードに変換しないで
そのまま進む。したがって、ポート27から入射したT
M導波モード後退波はポート25に出射され、ポート2
8から入射したTM導波モード後退波はポート26に出
射される。一方、光導波路23、24中を進むTM導波
モード前進波はβTMF<βTEC、KF≠0の条件によりT
E放射モードに変換され、このTE放射モードが変換係
数KFにより光導波路24、23のTM導波モード前進
波に再度変換される。したがって、ポート25から入射
したTM導波モード前進波はポート28に出射され、ポ
ート26から入射したTM導波モード前進波はポート2
7に出射される。また、上述実施の形態においては、基
板としてガーネット基板21を用いたが、他の基板を用
いてもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る光非相反回路においては、
構造が簡単であるから、光集積化に適しており、かつ高
性能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光非相反回路を示す概略斜視図で
ある。
【図2】図1に示した光非相反回路の製造方法の説明図
である。
【図3】図1に示した光非相反回路における位相定数の
一例を示すグラフである。
【図4】図3に示した位相定数の条件を満足する方法を
説明するためのグラフである。
【図5】変換係数の条件を満足する方法を説明するため
のグラフである。
【図6】図1に示した光非相反回路における位相定数の
他の例を示すグラフである。
【図7】図6に示した位相定数の条件を満足する方法を
説明するためのグラフである。
【図8】図1に示した光非相反回路における出射端のニ
ャフィールドパタンを示す図である。
【図9】本発明に係る他の光非相反回路を示す概略断面
図である。
【図10】本発明に係る他の光非相反回路を示す概略断
面図である。
【図11】従来の光導波路構造の光サーキュレータを示
す概略斜視図である。
【符号の説明】
1…基板 2…ガイド層 3…クラッド層 4、5…光導波路 6、7…カプラー部 8、9…非相反移相器 10〜13…ポート 21…ガーネット基板 22…磁気光学膜 23…第1の光導波路 24…第2の光導波路 25…第1のポート 26…第2のポート 27…第3のポート 28…第4のポート 41…基板 42…磁気光学膜 43…高屈折率膜 44…第1の光導波路 45…第2の光導波路 51…基板 52…磁気光学膜 53…第1の光導波路 54…第2の光導波路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の光導波路と第2の光導波路とを基板
    上で平行とし、上記第1、第2の光導波路は少なくとも
    その一部を磁気光学材料で形成し、上記第1の光導波路
    および上記第2の光導波路では、TEモードのカットオ
    フをTM導波モード前進波の位相定数およびTM導波モ
    ード後退波の位相定数よりも大きくし、かつ上記TM導
    波モード前進波とTE放射モードとの変換係数を上記T
    M導波モード後退波と上記TE放射モードとの変換係数
    よりも小さくしたことを特徴とする光非相反回路。
  2. 【請求項2】第1の光導波路と第2の光導波路とを基板
    上で平行とし、上記第1、第2の光導波路は少なくとも
    その一部を磁気光学材料で形成し、上記第1の光導波路
    および上記第2の光導波路では、TEモードのカットオ
    フをTM導波モード前進波の位相定数とTM導波モード
    後退波の位相定数との中間の値とし、上記TM導波モー
    ド前進波とTE放射モードとの変換係数を上記TM導波
    モード後退波の上記TE放射モードへの変換係数よりも
    小さくしたことを特徴とする光非相反回路。
  3. 【請求項3】上記第1の光導波路が第1のポートおよび
    第3のポートに接続され、上記第2の光導波路が第2の
    ポートおよび第4のポートに接続され、上記第1のポー
    トから入射した上記TM導波モード前進波は上記第3の
    ポートに出射され、上記第2のポートから入射した上記
    TM導波モード前進波は上記第4のポートに出射され、
    上記第3のポートから入射した上記TM導波モード後退
    波はTE放射モードに変換され、上記TM導波モード後
    退波に再度変換されて上記第2のポートに出射され、上
    記第4のポートから入射した上記TM導波モード後退波
    はTE放射モードに変換され、上記TM導波モード後退
    波に再度変換されて上記第1のポートに出射されること
    を特徴とする請求項1または2に記載の光非相反回路。
  4. 【請求項4】第1の光導波路と第2の光導波路とを基板
    上で平行とし、上記第1、第2の光導波路は少なくとも
    その一部を磁気光学材料で形成し、上記第1の光導波路
    および上記第2の光導波路では、TEモードのカットオ
    フをTM導波モード前進波の位相定数およびTM導波モ
    ード後退波の位相定数よりも大きくし、かつ上記TM導
    波モード後退波と上記TE放射モードとの変換係数を上
    記TM導波モード前進波と上記TE放射モードとの変換
    係数よりも小さくしたことを特徴とする光非相反回路。
  5. 【請求項5】上記第1の光導波路が第1のポートおよび
    第3のポートに接続され、上記第2の光導波路が第2の
    ポートおよび第4のポートに接続され、上記第3のポー
    トから入射した上記TM導波モード後退波は上記第1の
    ポートに出射され、上記第4のポートから入射した上記
    TM導波モード後退波は上記第2のポートに出射され、
    上記第1のポートから入射した上記TM導波モード前進
    波はTE放射モードに変換され、上記TM導波モード前
    進波に再度変換されて上記第4のポートに出射され、上
    記第2のポートから入射した上記TM導波モード前進波
    はTE放射モードに変換され、上記TM導波モード前進
    波に再度変換されて上記第3のポートに出射されること
    を特徴とする請求項4に記載の光非相反回路。
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