JP2000339610A - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置

Info

Publication number
JP2000339610A
JP2000339610A JP11153625A JP15362599A JP2000339610A JP 2000339610 A JP2000339610 A JP 2000339610A JP 11153625 A JP11153625 A JP 11153625A JP 15362599 A JP15362599 A JP 15362599A JP 2000339610 A JP2000339610 A JP 2000339610A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic head
head
holding
holding portion
tape guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11153625A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Kamimura
道夫 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP11153625A priority Critical patent/JP2000339610A/ja
Priority to CNB001078003A priority patent/CN1189867C/zh
Publication of JP2000339610A publication Critical patent/JP2000339610A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の磁気ヘッド装置では、取付け板とヘッ
ド保持部が、異なる部材によって形成されていたので、
磁気ヘッドのアースを取るためにスポット溶接などの工
程を必要とし、また磁気ヘッドの位置決め工程も複雑で
あった。 【解決手段】 取付け板21とヘッド保持部22が、1
枚の金属板によって一体に形成され、磁気ヘッドH2と
消去ヘッドH3がヘッド保持部22内に弾性的に保持さ
れる。このとき両ヘッドはテープガイド部23を基準と
して位置決めされる。弾性保持によりヘッドとヘッド保
持部22とを確実にアース接続できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープレコーダな
どに設置される磁気ヘッド装置に係り、特に磁気ヘッド
を保持する保持部および機器に取付けるための取付け板
が一枚の金属板材によって形成されている磁気ヘッド装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の磁気ヘッド装置を示す斜
視図である。この磁気ヘッド装置では、磁気ヘッドHが
ヘッド保持部2上に接触保持されている。ヘッド保持部
2には、ヘッド保持部2を取付け板1に取付けるための
取付け部2aが設けられている。ヘッド保持部2および
取付け部2aは、導電性の板材を板金加工することによ
り形成されている。取付け板1も導電性材料を板金加工
することによって形成されている。
【0003】磁気ヘッドHを保持しているヘッド保持部
2は取付け部2aにおいて、取付け板1にスポット溶接
によって接合されている。取付け板1は、取付穴1aお
よび取付け溝1bに取付ねじが挿入され、テープレコー
ダなどの機器のヘッドベース(図示せず)にねじ止めさ
れることにより固定される。
【0004】また、取付け板1の溝1bに挿入されたね
じの締め付け量を調節し、取付け板1のしなり具合を調
節することによって、磁気ヘッドHの磁気ギャップGの
アジマス角度が調節される。
【0005】ヘッド保持部2には、磁気テープの走行を
案内するためのテープガイド部3が形成されている。磁
気テープは、テープガイド部3のガイド溝3aでトラッ
ク幅方向の位置が規制されて走行し、磁気ヘッドHの摺
動面Haを摺動する。テープガイド部3の案内動作によ
り、磁気テープと磁気ギャップGとがトラック幅方向へ
位置合わせされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図10に示す
磁気ヘッド装置には、以下の欠点がある。
【0007】(1)ヘッド保持部2と取付け板1とが別
体に形成され、このヘッド保持部2と取付け板1とをス
ポット溶接などで取付けることが必要であり、組立作業
が煩雑である。
【0008】(2)磁気テープが磁気ヘッドHの摺動面
Haを摺動する際に静電気を帯びるが、この静電気を取
付け板1から機器本体のヘッドベースに接地しないと放
電ノイズなどの原因になる。従来の磁気ヘッド装置で
は、前記磁気ヘッドHがヘッド保持部2に隙間を開けて
挿入保持されているため、磁気ヘッドとヘッド保持部2
との電気的な接地が不十分である。そのため、磁気ヘッ
ドHとヘッド保持部2との間を銀ペーストなどの導電性
接着剤で接着してアースを確保することが必要である。
前記銀ペーストなどの導電性接着剤を使うとコストが高
くなる。
【0009】(3)前記のように、ヘッド保持部2内に
磁気ヘッドHが隙間を有して保持され、前記のように接
着剤で固定された構造であるため、ヘッド保持部2内で
磁気ヘッドHを確実に位置決めできない。よって、磁気
ヘッド装置を機器に取付けたときのアジマス角度などの
大きな調整が必要になる。
【0010】(4)図10に示された従来の磁気ヘッド
装置は、取付け板1の取付穴1aを基準として機器本体
に取付けられるため、磁気ヘッドHの摺動面Haの頂部
Hbの位置を前記取付穴1aの中心を基準として所定値
(A)に設定する必要がある。しかし、取付穴1aの中
心を基準として前記頂部Hbの位置を決めるためには、
複雑な位置決め治具が必要であり、また位置決め作業も
煩雑である。
【0011】本発明は上記従来の課題を解決するための
ものであり、ヘッド保持部および取付け板を最短の工程
で容易に形成でき、また磁気ヘッドを確実に位置決めし
て保持できる磁気ヘッド装置を提供することを目的とし
ている。
【0012】また本発明は、磁気ヘッドのアースを確実
に確保でき、また磁気ヘッドの摺動面の位置調整も容易
な磁気ヘッド装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気ヘッドを
保持する保持部と、磁気ヘッドを機器に取付けるための
取付け板とが、導電性の金属板により一体に形成されて
いる磁気ヘッド装置において、前記保持部は、前記取付
け板から折り曲げられて枠状に形成されており、前記磁
気ヘッドが前記枠状の保持部に嵌合されて保持されてい
ることを特徴とするものである。
【0014】例えば、前記導電性の金属板は、前記取付
け板の板面と直角に折り曲げられた一対の枠片を有し、
この枠片がさらに前記取付け板と平行に折り曲げられ、
この平行な部分で枠片どうしが互いにかしめられて前記
枠状の保持部が形成されている。
【0015】上記のように、保持部と取付け板とが1枚
の金属板で一体に折り曲げ形成されていると、保持部お
よび取付け板をプレス工程だけで容易に形成できる。ま
た枠状の保持部をかしめで固定すると、保持部の形成が
容易である。
【0016】特に、前記枠状の保持部が弾性変形可能で
あり、前記磁気ヘッドが前記保持部に弾性的に挟持され
ていることが好ましい。
【0017】上記のように磁気ヘッドが保持部に弾性保
持されていると、保持部に対して磁気ヘッドを確実に位
置決めでき、また磁気ヘッドと保持部とを確実に接触さ
せて磁気ヘッドのアースを確実に確保できる。
【0018】ただし、磁気ヘッドは前記保持部に弾性的
に保持された状態で保持部に接着固定されているもので
あってもよい。
【0019】さらに、前記保持部に、第1の磁気ヘッド
と、第2の磁気ヘッドとが並んで保持されているもので
あってもよい。
【0020】さらに、前記第2の磁気ヘッドは、第1の
磁気ヘッドより、トラック幅方向の幅寸法が小さく、前
記保持部には、前記保持部よりもトラック幅方向の間隔
が狭くなるように折り曲げ形成された対を成す保持片が
形成され、この保持片で前記第2の磁気ヘッドの前記ト
ラック幅方向の両側面が保持されて、第2の磁気ヘッド
および前記保持片が、前記第1の磁気ヘッドとともにカ
セットハーフ内に挿入可能とされているものとすること
ができる。
【0021】上記のものでは、幅寸法の小さい消去ヘッ
ドなどの第2の磁気ヘッドを保持部に確実に位置決めし
て保持することができる。しかも第2の磁気ヘッドと保
持片とが第1の磁気ヘッドの幅寸法内に収められている
ので、第2の磁気ヘッドを保持片で保持したままカセッ
トハーフ内に挿入することができる。
【0022】また、前記保持部には、磁気ヘッドの摺動
面側に延び且つ記録媒体の摺動方向に間隔を開けて設け
られた位置決め部が突設されており、前記1つまたは2
つの磁気ヘッドの摺動面の位置を、前記位置決め部を基
準として設定可能とされていることが好ましい。
【0023】例えば、前記保持部には、テープガイドが
一体に形成されており、このテープガイドの先端が前記
位置決め部である。
【0024】このように保持部の先端部を基準として磁
気ヘッドの摺動面を位置決めすると、磁気ヘッドの位置
決めのための治具の構造を簡単にできる。
【0025】また、この場合に、前記保持部には、第1
の磁気ヘッドに隣接するテープガイドが設けられ、この
テープガイドの先端と、前記保持片の先端とを基準とし
て、第1の磁気ヘッドの摺動面と第2の磁気ヘッドの摺
動面を位置決め可能とされているものであってもよい。
【0026】なお、前記保持部には、第1の磁気ヘッド
に隣接するテープガイドが設けられ、第1の磁気ヘッド
と第2の磁気ヘッドが、保持部の弾性によりテープガイ
ドに押し付けられて保持されているものとすることが可
能である。
【0027】
【発明の実施の形態】図1から図3は、それぞれ本発明
の第1の実施の形態を示す磁気ヘッド装置の平面図、正
面図、側面図である。
【0028】この実施の形態では、取付け板11、ヘッ
ド保持部12およびテープガイド部13が一枚の導電性
板ばね材である金属板が打ち抜かれ、板金加工されるこ
とによって一体に形成されている。
【0029】前記金属板が打ち抜かれる際に、取付け板
11の上方部分に一体に帯状の枠片12a,12aが形
成される。この枠片12a,12aが前記取付け板11
から直角に折り曲げられ、この枠片12a,12aが途
中で直角に折り曲げられ、前記取付け板11と平行な部
分に、くさび状の凸部とくさび状の凹部が一体に形成さ
れている。前記凸部と凹部が嵌合することにより、枠片
12aと枠片12aとを連結するかしめ部12bが形成
されている。このかしめ部12bが形成されていること
により平面形状が四角形の枠状のヘッド保持部12が形
成されている。
【0030】また、ヘッド保持部12と一体にテープガ
イド部13,13が、ヘッド保持部12の両側面上に位
置付けられる。図3に示すように、前記テープガイド部
13,13には、テープガイド溝13aが形成されてい
る。
【0031】磁気ヘッドH1は、記録・再生兼用であ
る。磁気ヘッドH1は、表面が高透磁率の金属板で形成
されたシールドケースであり、このシールドケース内に
コアが収納され、このコアの接合部に形成されたギャッ
プ部G1が、磁気ヘッドH1の摺動面H1aの窓に現れ
ている。
【0032】前記磁気ヘッドH1は、ヘッド保持部12
の下方から枠内部に押し込まれ、嵌合されることによっ
て、ヘッド保持部12に仮固定される。本実施の形態で
は、磁気ヘッドH1は、ヘッド保持部12に弾性的に保
持されて位置決めされた後に、ヘッド保持部12と磁気
ヘッドH1との間に樹脂を全周にわたってまたは部分的
に充填することによって接着固定される。
【0033】ヘッド保持部12は、弾性を持った金属板
によって形成されているので、前記磁気ヘッドH1は、
Y方向に対向している板部(テープガイド部13,13
が形成されている板部)の弾性変形により、前記板部間
(テープガイド部13とテープガイド部13との間)に
保持される。すなわち、磁気ヘッドH1はテープガイド
部13が形成されている板面を基準としてY方向に位置
決めされて保持される。
【0034】よって、ヘッド保持部12を形成するため
の枠片を取付け板11に対して正確に直角に曲げること
により、磁気ヘッドH1のギャップ部G1と、前記取付
け板11との直角度を従来よりも高精度にでき、この磁
気ヘッド装置を機器本体に取付けたときのギャップ部の
アジマス調整の調整範囲を最小限にできる。
【0035】また、磁気ヘッドH1はヘッド保持部12
内ではX方向へ若干移動自在であるため、磁気ヘッドH
1の位置が治具などでX方向へ調整された状態で、ヘッ
ド保持部12に保持される。ただし、前記ヘッド保持部
材12の弾性変形力で、前記磁気ヘッドH1がY方向の
みならずX方向へも弾圧挟持されているものであっても
よい。ヘッド保持部12によって、磁気ヘッドH1がX
方向とY方向の双方で弾圧挟持されると、ヘッド保持部
12に磁気ヘッドH1を嵌合させるだけで、取付け板1
1に対して磁気ギャップ部G1をX方向とY方向へ高精
度に位置決めできる。
【0036】また、磁気ヘッドH1のシールドケース
が、枠状のヘッド保持部12に弾性的に挟持されている
ため、磁気ヘッドH1をヘッド保持部12に確実にアー
ス接続できる。すなわち磁気ヘッドH1の構造として、
内部に設けられたコアがシールドケースにアース接続さ
れているものにすると、磁気ヘッドH1をヘッド保持部
12に嵌合した状態で、コアのアース経路をシールドケ
ースを経てヘッド保持部12に確実に設定できる。
【0037】また、ヘッド保持部12および取付け板1
1は、一枚の金属板によって形成されているので、本発
明の磁気ヘッド装置においては、磁気ヘッドH1がヘッ
ド保持部12に嵌合された時点で、磁気ヘッドH1と取
付け板11とが電気的に接続されることになる。取付け
板11は、テープレコーダなどのヘッドベースに導電的
に固定されることによってアースを得る。
【0038】また、本実施の形態では、テープガイド部
13、13の先端部13bと磁気ヘッドH1の摺動面H
1aの頂部である取付け基準面H1bが図2に示す基準
面L1においてZ方向に同一高さになるように設定され
ている。すなわち図1から図3に示す実施の形態では、
前記テープガイド部13,13の先端部13b,13b
が、磁気ヘッドH1をZ方向へ位置決めするための位置
決め部となっている。
【0039】テープガイド部13、13は、磁気ヘッド
H1をヘッド保持部12に取付けたときに、磁気ヘッド
H1の磁気テープ走行方向の両側に位置している。した
がって、このテープガイド部13、13の先端部13b
を治具に当てることにより、治具上でヘッド保持部12
を位置決めでき、また前記治具を基準として磁気ヘッド
H1の取付け基準面H1bの高さを設定することができ
る。
【0040】例えば、図7に示すように、テープガイド
部13,13の先端部13b,13bが、治具41の平
坦面に押し付けられて位置決めされる。この状態で、ヘ
ッド保持部12内に磁気ヘッドH1が挿入され、取付け
基準面H1bを治具41の平坦面に押し付けるだけで、
磁気ヘッドを位置決めできる。
【0041】ヘッド保持部12と取付け板11は一体に
形成されているため、ヘッド保持部12と取付け板11
とは、相対位置を互いに高精度に決めることは可能であ
る。このヘッド保持部12に一体に形成された前記テー
プガイド部13,13の先端部13b,13bと、磁気
ヘッドH1の取付け基準面H1bを同一面にすることに
より、磁気ヘッドH1の取付け基準面H1bと、取付け
板11との相対位置を互いに高精度に決めることができ
る。
【0042】なお、図8は、テープガイド部13,13
の先端部13b,13bを位置決め部として使用して、
磁気ヘッドH1の取付け基準面H1bとZ方向へ異なる
位置に位置決めする方法を示している。
【0043】この場合に使用される治具42では、平坦
面42bに隆起部が形成されて、この隆起部の上面が磁
気ヘッドの位置決め面42aとなっている。この場合、
テープガイド部13,13の先端部13b,13bを前
記平坦面42bに押し付けて位置決めし、磁気ヘッドH
1をヘッド保持部12に挿入して、取付け基準面H1b
を前記位置決め面42aに押し付けることにより、磁気
ヘッドH1とヘッド保持部12とを位置決めできる。
【0044】図7または図8に示す工程で、ヘッド保持
部12により磁気ヘッドH1が弾性的に保持されて位置
決めされる。この状態で、磁気ヘッドH1とヘッド保持
部12との間に樹脂を供給して接着固定する。
【0045】なお、図8とは逆に、磁気ヘッドの取付け
基準面が、テープガイド部の先端部突出するように設定
されている場合には、図8に示す治具42とは逆に位置
決め基準面42aが平坦面42bよりも低い治具を使用
すればよい。
【0046】このようにして組み立てられた磁気ヘッド
装置をテープレコーダなどの機器に取付ける際には、取
付け板11は取付穴11aと溝11bに取付ねじが挿入
され、テープレコーダなどのヘッドベースにねじ止め固
定される。このとき、溝11bに挿入されたねじの締め
付け量を調節し、取付け板11のしなり具合を調節する
ことによって、磁気ヘッドH1の磁気ギャップG1のア
ジマス角度を調節することができる。
【0047】図4から図6は、本発明の第2の実施の形
態を示すもので、それぞれ、磁気ヘッド装置の斜視図、
平面図、背面図である。
【0048】第2の実施の形態では、第1の磁気ヘッド
として録音および再生用の磁気ヘッドH2ならびに、第
2の磁気ヘッドとして消去ヘッドH3が取付けられた複
合型ヘッド装置である。
【0049】本実施の形態においても、ばね性を有する
導電性の金属板により、取付け板21、ヘッド保持部2
2およびテープガイド部23が一体に形成されている。
【0050】図1以下に示したものと同様に、取付け板
21から枠片22a,22aが直角に折り曲げられ、さ
らに取付け板21と平行に折り曲げられて、枠片22a
の先端どうしが、くさび状の凹凸嵌合により連結され
て、かしめ部22bが形成されている。そして四角形の
枠状のヘッド保持部22が形成されている。
【0051】また、ヘッド保持部22のY方向の一方の
板面にはテープガイド部23が一体に形成されている。
テープガイド部23は、ガイド溝23aを有している。
【0052】また図6に示すように、前記テープガイド
部23が形成されているのと逆側におけるヘッド保持部
22の板面の先部には押圧片22cが折り曲げ形成され
ている。磁気ヘッドH2および消去ヘッドH3が枠状の
ヘッド保持部22内に挿入されたときに、前記押圧片2
2cの弾性変形力により、消去ヘッドH3および磁気ヘ
ッドH2が一緒にY方向へ押され、テープガイド部23
に押し付けられる。この押付け力により磁気ヘッドH2
と消去ヘッドH3とが、前記テープガイド部23を基準
としてY方向へ位置決めされる。なお、押圧片22cが
弾性力を有していれば折り曲げられていない板片であっ
てもよい。
【0053】磁気ヘッドH2および消去ヘッドH3がヘ
ッド保持部22に弾性的に保持されていることにより、
磁気ヘッドH2と消去ヘッドH3とがヘッド保持部22
に確実にアース接続される。すなわち、磁気ヘッドH2
がテープガイド部23に強く押しつけられていることに
より、磁気ヘッドH2のシールドケースとテープガイド
部23を電気的に確実に導通させることができる。した
がって、磁気ヘッドH2において内部のコアとシールド
ケースをアース接続しておけば、コアとヘッド保持部2
2とを確実にアース接続できる。なお、図5に示すよう
に、消去ヘッドH3は、2つの磁気ギャップ部を形成す
るコアH3cと、樹脂モールド体H3dとが接合された
構造であるが、前記押圧片22cを前記コアH3cに直
接弾圧させることにより、消去ヘッドH3のコアH3c
とヘッド保持部22とを確実にアース接続できる。
【0054】また前記テープガイド部23を取付け板2
1から正確に直角に折り曲げることにより、磁気ヘッド
H2の磁気ギャップG2のアジマス角度を、取付け板2
1と直角に近い状態に設定でき、テープレコーダなどに
組み込んだときのアジマス角度の調整が容易になる。
【0055】また、図4および図5に示すように、前記
ヘッド保持部22では、消去ヘッドH3が挿入されてい
る部分に、X方向の内側へ折り曲げ形成された保持片2
4,24が一体に折り曲げ形成されている。また保持片
24,24の先端部には消去ヘッドH3の位置決め部と
なる爪24a,24aが折り曲げ形成されている。
【0056】図4および図5に示すように、消去ヘッド
H3のトラック幅方向(X方向)の幅寸法は、磁気ヘッ
ドH2の幅寸法よりも小さい。そして、前記消去ヘッド
H3のX方向の両側面が、前記保持片24,24により
弾性的に保持されている。
【0057】図4に示すように、前記保持片24,24
の外面間の間隔寸法W1は、磁気ヘッドH2の幅寸法W
2よりも短くあるいはやや同等の寸法である。よってテ
ープレコーダに搭載されたときに、消去ヘッドH3およ
びこれを保持する保持片24,24が、磁気ヘッドH2
と一緒にカセットハーフのテープ露出窓に入り込むこと
ができる。
【0058】図6に示すように、テープガイド部23の
先端部23b,23bのZ方向への突出位置は、磁気ヘ
ッドH2の摺動面H2aの頂部である取付け基準面H2
bのZ方向の突出位置とが、同一の基準面L2上に位置
するように設定されている。同様に、消去ヘッドH3の
摺動面H3aの頂部である取付け基準面H3bと、前記
保持片24,24の先端部の爪24a,24aの上面と
がZ方向への同一の基準面L3上に位置するように設定
されている。
【0059】前記基準面L2と基準面L3はZ方向への
位置が同一であってもよいが、一般的には基準面L2
が、基準面L3よりも取付け板21から離れる方向へや
や突出している。
【0060】図4に示す磁気ヘッド装置の組立て作業で
は、図9に示す治具43が用いられる。この治具43に
は、2つの位置決め面43aと43bが段差を介して形
成されている。
【0061】前記ヘッド保持部22には、記録媒体の走
行方向(Y方向)へ間隔を開けて形成されたテープガイ
ド部23と保持片24とが位置決め部として機能する。
図9に示すように、テープガイド部23の先端部23b
が治具43の位置決め面43aに押し付けられ、保持片
24,24の先端の爪24a,24aが治具43の位置
決め面43bに押し付けられる。
【0062】そして、ヘッド保持部22内に磁気ヘッド
H2と消去ヘッドH3が挿入され、それぞれの取付け基
準面H2bとH3bが、それぞれ前記位置決め面43a
と43bに押し付けられ、磁気ヘッドH2および消去ヘ
ッドH3とヘッド保持部22とが位置決めされる。
【0063】なお、前記のように消去ヘッドH3は保持
片24,24に挟まれてX方向へ位置決めされるが、磁
気ヘッドH2はヘッド保持部22内でX方向へ若干余裕
があるため、磁気ヘッドH2はX方向へ微調整される。
この状態で、磁気ヘッドH2と消去ヘッドH3がテープ
ガイド部23と押圧片22cとで挟持され、位置決めさ
れる。なお、磁気ヘッドH2がヘッド保持部22によっ
てX方向の両側から弾性的に挟持される構造であっても
よい。このように構成すると、ヘッド保持部22内へ磁
気ヘッドH2および消去ヘッドH3を挿入することによ
り、磁気ヘッドH2はヘッド保持部22によりX方向へ
位置決めされて保持され、消去ヘッドH3も保持片2
4,24によりX方向へ位置決めされて保持される。そ
して前記押圧片22cにより両ヘッドH2とH3がY方
向へ位置決めされる。
【0064】上記のように磁気ヘッドH2と消去ヘッド
H3が位置決めされた状態で、各磁気ヘッドの位置が動
くことなく、樹脂による接着工程に移行できる。この接
着工程では、磁気ヘッドH2と消去ヘッドH3とヘッド
保持部22との間に全体的にまたは部分的に樹脂が充填
される。
【0065】この実施の形態においても、テープガイド
部23の先端部23aと磁気ヘッドH2の取付け基準面
H2bとがZ方向に同一位置でなく、また消去H3の取
付け基準面H3bと爪24a,24aとが同一面でない
場合には、図8に示すように段差を有する治具を使用す
ることで位置決めすることが可能である。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明では、前記ヘッド保
持部および前記取付け板が、一枚の導電性板ばね材によ
って形成されているので、最少の部品で磁気ヘッド装置
を構成できる。
【0067】また、磁気ヘッドが、枠構造である前記ヘ
ッド保持部に嵌合された時点で、前記磁気ヘッドを位置
決めできるとともに、前記磁気ヘッドと取付け板とが電
気的に接続されることになり、前記磁気ヘッドのアース
を取ることができる。
【0068】さらに保持部に設けられたテープガイド部
や保持片を位置決め部として、治具を用いて磁気ヘッド
の摺動面を位置決めでき、この位置決め完了状態で磁気
ヘッドを弾性的に保持できる。よって、この状態で樹脂
などの接着剤で固定することにより組み付けを完了でき
る。
【0069】また2つの磁気ヘッドの幅寸法が相違して
いる場合であっても、保持片を形成することで、両ヘッ
ドを保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の磁気ヘッド装置を
示す平面図
【図2】本発明の第1の実施の形態の磁気ヘッド装置を
示す正面図
【図3】本発明の第1の実施の形態の磁気ヘッド装置を
示す側面図
【図4】本発明の第2の実施の形態の磁気ヘッド装置を
示す斜視図
【図5】本発明の第2の実施の形態の磁気ヘッド装置を
示す平面図
【図6】本発明の第2の実施の形態の磁気ヘッド装置を
示す背面図
【図7】本発明の第1の実施の形態の磁気ヘッド装置に
おいて磁気ヘッドの高さ方向の位置決めを行っている状
態を示す正面図
【図8】本発明の第1の実施の形態の磁気ヘッド装置に
おいて磁気ヘッドの高さ方向の位置決めを行っている状
態の変形例を示す正面図
【図9】本発明の第2の実施の形態の磁気ヘッド装置に
おいて磁気ヘッドの高さ方向の位置決めを行っている状
態を示す正面図
【図10】従来の磁気ヘッド装置の斜視図
【符号の説明】
11、21 取付け板 12、22 ヘッド保持部 12a,22a 枠片 12b,22b かしめ部 13、23 テープガイド部 13a、23a ガイド溝 13b、23b 先端部 24,24 保持片 H1、H2 磁気ヘッド H3 消去ヘッド H1a、H2a、H3a 摺動面 H1b、H2b、H3b 取付け基準面 41、42、43 治具

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドを保持する保持部と、磁気ヘ
    ッドを機器に取付けるための取付け板とが、導電性の金
    属板により一体に形成されている磁気ヘッド装置におい
    て、前記保持部は、前記取付け板から折り曲げられて枠
    状に形成されており、前記磁気ヘッドが前記枠状の保持
    部に嵌合されて保持されていることを特徴とする磁気ヘ
    ッド装置。
  2. 【請求項2】 前記導電性の金属板は、前記取付け板の
    板面と直角に折り曲げられた一対の枠片を有し、この枠
    片がさらに前記取付け板と平行に折り曲げられ、この平
    行な部分で枠片どうしが互いにかしめられて前記枠状の
    保持部が形成されている請求項1記載の磁気ヘッド装
    置。
  3. 【請求項3】 前記枠状の保持部が弾性変形可能であ
    り、前記磁気ヘッドが前記保持部に弾性的に挟持されて
    いる請求項1または2記載の磁気ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 磁気ヘッドは前記保持部に弾性的に保持
    された状態で保持部に接着固定されている請求項3記載
    の磁気ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 前記保持部に、第1の磁気ヘッドと、第
    2の磁気ヘッドとが並んで保持されている請求項1ない
    し4のいずれかに記載の磁気ヘッド装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の磁気ヘッドは、第1の磁気ヘ
    ッドより、トラック幅方向の幅寸法が小さく、前記保持
    部には、前記保持部よりもトラック幅方向の間隔が狭く
    なるように折り曲げ形成された対を成す保持片が形成さ
    れ、この保持片で前記第2の磁気ヘッドの前記トラック
    幅方向の両側面が保持されて、第2の磁気ヘッドおよび
    前記保持片が、前記第1の磁気ヘッドとともにカセット
    ハーフ内に挿入可能とされている請求項5記載の磁気ヘ
    ッド装置。
  7. 【請求項7】 前記保持部には、磁気ヘッドの摺動面側
    に延び且つ記録媒体の摺動方向に間隔を開けて設けられ
    た位置決め部が突設されており、前記1つまたは2つの
    磁気ヘッドの摺動面の位置を、前記位置決め部を基準と
    して設定可能とされている請求項1ないし6のいずれか
    に記載の磁気ヘッド装置。
  8. 【請求項8】 前記保持部には、テープガイドが一体に
    形成されており、このテープガイドの先端が前記位置決
    め部である請求項7記載の磁気ヘッド装置。
  9. 【請求項9】 前記保持部には、第1の磁気ヘッドに隣
    接するテープガイドが設けられ、このテープガイドの先
    端と、前記保持片の先端とを基準として、第1の磁気ヘ
    ッドの摺動面と第2の磁気ヘッドの摺動面を位置決め可
    能とされている請求項6記載の磁気ヘッド装置。
  10. 【請求項10】 前記保持部には、第1の磁気ヘッドに
    隣接するテープガイドが設けられ、第1の磁気ヘッドと
    第2の磁気ヘッドが、保持部の弾性によりテープガイド
    に押し付けられて保持されている請求項6記載の磁気ヘ
    ッド装置。
JP11153625A 1999-06-01 1999-06-01 磁気ヘッド装置 Pending JP2000339610A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11153625A JP2000339610A (ja) 1999-06-01 1999-06-01 磁気ヘッド装置
CNB001078003A CN1189867C (zh) 1999-06-01 2000-05-29 磁头装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11153625A JP2000339610A (ja) 1999-06-01 1999-06-01 磁気ヘッド装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000339610A true JP2000339610A (ja) 2000-12-08

Family

ID=15566598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11153625A Pending JP2000339610A (ja) 1999-06-01 1999-06-01 磁気ヘッド装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2000339610A (ja)
CN (1) CN1189867C (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7460332B2 (en) * 2006-04-07 2008-12-02 International Business Machines Corporation Tape roller guide with integral recording head

Also Published As

Publication number Publication date
CN1189867C (zh) 2005-02-16
CN1275762A (zh) 2000-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4747007A (en) Spring means for biasing a tape against a head inserted in a cassette
JP2000339610A (ja) 磁気ヘッド装置
US4748522A (en) Magnetic head assembly having vibration controlling member
US5677814A (en) Recording/reproducing apparatus
JP2002170203A (ja) 磁気ヘッド
JP2592367Y2 (ja) 磁気記録再生装置のヘッド送り機構
JP2758824B2 (ja) ヘッドキャリッジ組立て体
JP3519597B2 (ja) レーザ照射位置の調整機構
JP3129135B2 (ja) 磁気ヘッド装置
JP2000171887A (ja) 磁気ヘッド取付け体
JPS6125068Y2 (ja)
JP3075074U (ja) オーディオ用ヘッド
JPS6138094Y2 (ja)
JP2592370Y2 (ja) 磁気ディスクドライブ装置
JP2592371Y2 (ja) 磁気ディスクドライブ装置
JP2592372Y2 (ja) 磁気記録再生装置のヘッド送り機構
JP3313579B2 (ja) 磁気ヘッド
JPS62281114A (ja) ジンバル型磁気ヘツドの製造方法
JP3202567B2 (ja) 磁気ヘッドの台板構造
JPS6341613Y2 (ja)
JP2555991Y2 (ja) 磁気ヘッド
JP2001216608A (ja) 磁気ヘッド
JP2003187403A (ja) 磁気ヘッド装置
JPH05120770A (ja) 磁気ヘツド支持機構
JP2002313041A (ja) ヘッド支持装置、磁気ヘッド装置及び磁気記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041005

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041203

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050105