JP2000339760A - 光学情報記録媒体およびその製造方法 - Google Patents
光学情報記録媒体およびその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光吸収層と反射層とを備えた相変化型の光学
情報記録媒体において、クロストークを抑制する等して
特性を改善するために、記録層の相変化に伴う反射率変
化(結晶状態における反射率Rcとアモルファス状態に
おける反射率Raとの差;Rc−Ra)を容易に大きく
できる構成を提供する。 【解決手段】 基板1上に、第1の誘電体層2、相変化
記録膜3、第2の誘電体層6、光吸収層7、反射層8を
この順に成膜する。第1の誘電体層の屈折率を第2の誘
電体層の屈折率よりも大きくして、例えばRcを15%
以上、Raを2%以下とする。
情報記録媒体において、クロストークを抑制する等して
特性を改善するために、記録層の相変化に伴う反射率変
化(結晶状態における反射率Rcとアモルファス状態に
おける反射率Raとの差;Rc−Ra)を容易に大きく
できる構成を提供する。 【解決手段】 基板1上に、第1の誘電体層2、相変化
記録膜3、第2の誘電体層6、光吸収層7、反射層8を
この順に成膜する。第1の誘電体層の屈折率を第2の誘
電体層の屈折率よりも大きくして、例えばRcを15%
以上、Raを2%以下とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学情報記録媒
体、特に、情報の記録再生および書き換えが可能な相変
化型の光学情報記録媒体に関するものである。
体、特に、情報の記録再生および書き換えが可能な相変
化型の光学情報記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光学情報記録媒体の代表的な層構
成を図4に示す。基板101には例えばポリカーボネー
ト、ポリメチルメタクリレート(以下PMMA)等の樹
脂またはガラス等が用いられ、レーザー光線を導くため
の案内溝が施されている。記録層104は光学特性の異
なる状態を有し、この状態間を可逆的に変化し得る物質
からなる。書き換え型の相変化記録材料の場合、記録層
104の材料としてTeまたはSeを含むいわゆるカル
コゲナイド系材料、またはSbを含む材料、例えばTe
−Sb−Ge、Te−Sn−Ge、Te−Sb−Ge−
Se、Te−Sn−Ge−Au、Ag−In−Sb−T
e、In−Sb−Se、In−Te−Se等を含む材料
が一般に用いられている。
成を図4に示す。基板101には例えばポリカーボネー
ト、ポリメチルメタクリレート(以下PMMA)等の樹
脂またはガラス等が用いられ、レーザー光線を導くため
の案内溝が施されている。記録層104は光学特性の異
なる状態を有し、この状態間を可逆的に変化し得る物質
からなる。書き換え型の相変化記録材料の場合、記録層
104の材料としてTeまたはSeを含むいわゆるカル
コゲナイド系材料、またはSbを含む材料、例えばTe
−Sb−Ge、Te−Sn−Ge、Te−Sb−Ge−
Se、Te−Sn−Ge−Au、Ag−In−Sb−T
e、In−Sb−Se、In−Te−Se等を含む材料
が一般に用いられている。
【0003】誘電体層109、110は記録層4の材料
の酸化、蒸発、変形を防止するといった記録層104の
保護機能を担う。また、誘電体層109、110の膜厚
を調節することにより、光学情報記録媒体の吸収率や、
記録部と消去部の間の反射率差を調節できるため、媒体
の光学特性の調節機能も担っている。誘電体層109、
110を構成する材料の条件としては、上記目的を満た
すことばかりでなく、記録材料や基板1との接着性が良
いこと、誘電体層109、110自身がクラックを生じ
ない耐候性の良い膜であることが求められる。また、こ
れらの誘電体層9、10が記録層に接して用いられる場
合は、記録材料の光学的変化を損なわない材料でなけれ
ばならない。誘電体層109、110の材料としては、
ZnS等の硫化物、SiO2、Ta2O5、Al2O3等の
酸化物、GeN、Si3N4、AlN等の窒化物、GeO
N、SiON、AlON等の窒酸化物、その他炭化物、
フッ化物等の誘電体、或いはこれら適当な組み合わせが
提案されている。一般的にはZnS−SiO2がよく用
いられている。また、通常、誘電体層109,110
は、ともに材料、作製方法、膜質等同じものが用いられ
ている。
の酸化、蒸発、変形を防止するといった記録層104の
保護機能を担う。また、誘電体層109、110の膜厚
を調節することにより、光学情報記録媒体の吸収率や、
記録部と消去部の間の反射率差を調節できるため、媒体
の光学特性の調節機能も担っている。誘電体層109、
110を構成する材料の条件としては、上記目的を満た
すことばかりでなく、記録材料や基板1との接着性が良
いこと、誘電体層109、110自身がクラックを生じ
ない耐候性の良い膜であることが求められる。また、こ
れらの誘電体層9、10が記録層に接して用いられる場
合は、記録材料の光学的変化を損なわない材料でなけれ
ばならない。誘電体層109、110の材料としては、
ZnS等の硫化物、SiO2、Ta2O5、Al2O3等の
酸化物、GeN、Si3N4、AlN等の窒化物、GeO
N、SiON、AlON等の窒酸化物、その他炭化物、
フッ化物等の誘電体、或いはこれら適当な組み合わせが
提案されている。一般的にはZnS−SiO2がよく用
いられている。また、通常、誘電体層109,110
は、ともに材料、作製方法、膜質等同じものが用いられ
ている。
【0004】反射層8は、一般にAu、Ag、Al、C
r等の金属、またはこれら金属の合金よりなり、放熱効
果や記録薄膜の効果的な光吸収を目的として設けられて
いるが、必須の層ではなく、形成されない場合もある。
r等の金属、またはこれら金属の合金よりなり、放熱効
果や記録薄膜の効果的な光吸収を目的として設けられて
いるが、必須の層ではなく、形成されない場合もある。
【0005】光吸収層107は、記録再生特性を向上さ
せる目的で設けられる層である。例えば、特開平5−1
59360号公報には、光吸収層を設けることで記録膜
の結晶質と非晶質での光吸収率の差を抑制してオーバー
ライト消去率を改善する提案がなされている。例えば、
特開平5−325261号公報では、この層を熱膨張緩
和層と称して多数回の記録消去の繰り返しに伴う記録層
の膜厚変動を低減する提案がなされている。例えば、特
開平8−115536号公報、特開平8−190733
号公報、特開平8−190734号公報には、光吸収層
を設けることでオーバーライト特性を改善しつつ、かつ
光吸収層と記録膜との間に設けられた誘電体層の厚みを
1nm以上50nm以下として記録膜を急冷構成とする
ことで、ジッター特性を改善する提案がなされている。
せる目的で設けられる層である。例えば、特開平5−1
59360号公報には、光吸収層を設けることで記録膜
の結晶質と非晶質での光吸収率の差を抑制してオーバー
ライト消去率を改善する提案がなされている。例えば、
特開平5−325261号公報では、この層を熱膨張緩
和層と称して多数回の記録消去の繰り返しに伴う記録層
の膜厚変動を低減する提案がなされている。例えば、特
開平8−115536号公報、特開平8−190733
号公報、特開平8−190734号公報には、光吸収層
を設けることでオーバーライト特性を改善しつつ、かつ
光吸収層と記録膜との間に設けられた誘電体層の厚みを
1nm以上50nm以下として記録膜を急冷構成とする
ことで、ジッター特性を改善する提案がなされている。
【0006】また、図中では省略したが、光学情報記録
媒体の酸化、腐食やほこり等の付着の防止を目的とし
て、反射層108の上にオーバーコート層を用いた構
成、或いは紫外線効果樹脂を接着剤として用い、ダミー
基板を張り合わせた構成が一般的に知られている。
媒体の酸化、腐食やほこり等の付着の防止を目的とし
て、反射層108の上にオーバーコート層を用いた構
成、或いは紫外線効果樹脂を接着剤として用い、ダミー
基板を張り合わせた構成が一般的に知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】相変化型記録媒体で
は、記録再生特性を向上させるために記録膜結晶部分か
らの反射率(以後「Rc」と略すこともある)と非晶質
部からの反射率(以後「Ra」と略すこともある)との
差を大きくすることが望まれている。一般的な相変化型
記録媒体では、Rcを高くして、Raを低くする構成を
とっており、例えばRcは15%程度以上が望まれてい
る。また、記録再生特性を向上させるためにRcとRa
との差は設計上可能な限り大きい方がよく、ランドグル
ーブ記録方式を採用している相変化型記録媒体では、あ
るトラックで信号を読み出すときに、隣接トラックから
の信号を読み出してしまう、いわゆるクロストークを抑
制するため、Raは設計上可能な限り低いほうが良いと
されており、具体的には2%程度以下が望まれている。
は、記録再生特性を向上させるために記録膜結晶部分か
らの反射率(以後「Rc」と略すこともある)と非晶質
部からの反射率(以後「Ra」と略すこともある)との
差を大きくすることが望まれている。一般的な相変化型
記録媒体では、Rcを高くして、Raを低くする構成を
とっており、例えばRcは15%程度以上が望まれてい
る。また、記録再生特性を向上させるためにRcとRa
との差は設計上可能な限り大きい方がよく、ランドグル
ーブ記録方式を採用している相変化型記録媒体では、あ
るトラックで信号を読み出すときに、隣接トラックから
の信号を読み出してしまう、いわゆるクロストークを抑
制するため、Raは設計上可能な限り低いほうが良いと
されており、具体的には2%程度以下が望まれている。
【0008】しかしながら、記録層と反射層との間に光
吸収層を有する相変化型記録媒体では、誘電体層の膜厚
を調整することでRcを15%以上かつRaを2%以下
とするには、誘電体の膜厚マージンが極めて狭くなり、
大量生産時に安定して上記反射率を確保することが困難
であるという問題があった。
吸収層を有する相変化型記録媒体では、誘電体層の膜厚
を調整することでRcを15%以上かつRaを2%以下
とするには、誘電体の膜厚マージンが極めて狭くなり、
大量生産時に安定して上記反射率を確保することが困難
であるという問題があった。
【0009】本発明は、かかる問題を解決するものであ
り、反射層と光吸収層とを有する構成を有しながら、安
定してRcが大きくRaが小さな特性を実現できる光学
情報記録媒体とその製造方法を提供することを目的とす
る。
り、反射層と光吸収層とを有する構成を有しながら、安
定してRcが大きくRaが小さな特性を実現できる光学
情報記録媒体とその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の光学情報記録媒体は、基板と、前記基板上
に形成された多層膜とを含み、前記多層膜が、前記基板
に近い側から順に、第1の誘電体層と、レーザー光の照
射によってアモルファス相と結晶相との間で可逆的な状
態変化が可能な記録層と、第2の誘電体層と、光吸収層
と、反射層とを含み、前記第1の誘電体層の屈折率n1
と前記第2の誘電体層の屈折率n2とがn 1>n2の関係
を満たすことを特徴とする。
に、本発明の光学情報記録媒体は、基板と、前記基板上
に形成された多層膜とを含み、前記多層膜が、前記基板
に近い側から順に、第1の誘電体層と、レーザー光の照
射によってアモルファス相と結晶相との間で可逆的な状
態変化が可能な記録層と、第2の誘電体層と、光吸収層
と、反射層とを含み、前記第1の誘電体層の屈折率n1
と前記第2の誘電体層の屈折率n2とがn 1>n2の関係
を満たすことを特徴とする。
【0011】本発明の光学情報記録媒体によれば、Rc
が大きくRaが小さな特性を安定して実現できる
が大きくRaが小さな特性を安定して実現できる
【0012】本発明の光学情報記録媒体では、屈折率n
1は2.1以上が好ましく、2.3以上がさらに好まし
い。また、屈折率n2は2.2以下が好ましく、1.8
以下がさらに好ましい。
1は2.1以上が好ましく、2.3以上がさらに好まし
い。また、屈折率n2は2.2以下が好ましく、1.8
以下がさらに好ましい。
【0013】また、第1の誘電体層の膜厚は、レーザー
光の波長をλとして、15・λ/(64・n1)以上4
0・λ/(64・n1)以下であることが好ましく、第
2の誘電体層の膜厚は、10nm以上70nm以下であ
ることが好ましい。
光の波長をλとして、15・λ/(64・n1)以上4
0・λ/(64・n1)以下であることが好ましく、第
2の誘電体層の膜厚は、10nm以上70nm以下であ
ることが好ましい。
【0014】また、第1の誘電体層は、下記、およ
びのいずれかからなることが好ましい。 亜鉛含有化合物、 Al,Ga,In,Tl,Si,Ti,Zr,HfおよびCuから選ばれる少
なくとも一つを含む酸化物、窒化物、フッ化物、炭化
物、硫化物もしくはこれらの混合物、 ととの混合物。一方、第2の誘電体層は、下記
、およびのいずれかからなることが好ましい。 亜鉛含有化合物、 Si,Ge,Sn,Be,Mg,CaおよびBaから選ばれる少なくと
も一つを含む酸化物、窒化物、フッ化物、炭化物、硫化
物もしくはこれらの混合物、 ととの混合物。
びのいずれかからなることが好ましい。 亜鉛含有化合物、 Al,Ga,In,Tl,Si,Ti,Zr,HfおよびCuから選ばれる少
なくとも一つを含む酸化物、窒化物、フッ化物、炭化
物、硫化物もしくはこれらの混合物、 ととの混合物。一方、第2の誘電体層は、下記
、およびのいずれかからなることが好ましい。 亜鉛含有化合物、 Si,Ge,Sn,Be,Mg,CaおよびBaから選ばれる少なくと
も一つを含む酸化物、窒化物、フッ化物、炭化物、硫化
物もしくはこれらの混合物、 ととの混合物。
【0015】また、本発明の光学情報記録媒体では、n
1>n2の関係を満たすために、第1の誘電体層と第2の
誘電体層とが、同一種類の元素から構成され、かつ前記
元素の構成比(含有比率)が異なることが好ましい。ま
た、第1の誘電体層と第2の誘電体層とが、同一種類の
誘電体の混合物であり、かつ前記誘電体の混合比が異な
ることが好ましい。さらに、第1の誘電体層と第2の誘
電体層とにおいて、酸素濃度、窒素濃度およびフッ素濃
度から選ばれる少なくとも一つが異なることが好まし
い。これらの好ましい例によれば、全く異なる材料を準
備することなく、n1>n2の関係を実現できる。
1>n2の関係を満たすために、第1の誘電体層と第2の
誘電体層とが、同一種類の元素から構成され、かつ前記
元素の構成比(含有比率)が異なることが好ましい。ま
た、第1の誘電体層と第2の誘電体層とが、同一種類の
誘電体の混合物であり、かつ前記誘電体の混合比が異な
ることが好ましい。さらに、第1の誘電体層と第2の誘
電体層とにおいて、酸素濃度、窒素濃度およびフッ素濃
度から選ばれる少なくとも一つが異なることが好まし
い。これらの好ましい例によれば、全く異なる材料を準
備することなく、n1>n2の関係を実現できる。
【0016】本発明の光学情報記録媒体によれば、2.
0%以下のRaを容易に実現できる。また、Raを2.
0%以下としながら、Rcを15.0%以上とすること
もできる。さらに、Rc[%]が、Ra[%]よりも、
%表示において、14ポイント以上大きくすることも容
易である。
0%以下のRaを容易に実現できる。また、Raを2.
0%以下としながら、Rcを15.0%以上とすること
もできる。さらに、Rc[%]が、Ra[%]よりも、
%表示において、14ポイント以上大きくすることも容
易である。
【0017】また、本発明の光学情報記録媒体は、記録
層に接するように形成された拡散防止層をさらに含むこ
とが好ましい。拡散防止層は、記録層の両側に配置され
ていることが好ましい。
層に接するように形成された拡散防止層をさらに含むこ
とが好ましい。拡散防止層は、記録層の両側に配置され
ていることが好ましい。
【0018】また、本発明の光学情報記録媒体の第1の
製造方法は、基板と、前記基板上に形成された多層膜と
を含み、前記多層膜が、基板に近い側から順に、第1の
誘電体層と、レーザー光の照射によってアモルファス相
と結晶相との間で可逆的な状態変化が可能な記録層と、
第2の誘電体層と、光吸収層と、反射層とを含む光学情
報記録媒体の製造方法であって、前記第1の誘電体層と
前記第2の誘電体層とを、共に、互いに屈折率が異なる
材料からなる複数のターゲットを用いた共スパッタリン
グにより成膜し、かつ、前記共スパッタリングにおける
前記第1の誘電体層と前記第2の誘電体層との成膜の際
に、前記レーザー光の波長において前記第1の誘電体層
の屈折率n1と前記第2の誘電体層の屈折率n2とがn1
>n2を満たすように、前記複数のターゲットへの投入
パワーの比率を変化させることを特徴とする。
製造方法は、基板と、前記基板上に形成された多層膜と
を含み、前記多層膜が、基板に近い側から順に、第1の
誘電体層と、レーザー光の照射によってアモルファス相
と結晶相との間で可逆的な状態変化が可能な記録層と、
第2の誘電体層と、光吸収層と、反射層とを含む光学情
報記録媒体の製造方法であって、前記第1の誘電体層と
前記第2の誘電体層とを、共に、互いに屈折率が異なる
材料からなる複数のターゲットを用いた共スパッタリン
グにより成膜し、かつ、前記共スパッタリングにおける
前記第1の誘電体層と前記第2の誘電体層との成膜の際
に、前記レーザー光の波長において前記第1の誘電体層
の屈折率n1と前記第2の誘電体層の屈折率n2とがn1
>n2を満たすように、前記複数のターゲットへの投入
パワーの比率を変化させることを特徴とする。
【0019】また、本発明の光学情報記録媒体の第2の
製造方法は、基板と、前記基板上に形成された多層膜と
を含み、前記多層膜が、基板に近い側から順に、第1の
誘電体層と、レーザー光の照射によってアモルファス相
と結晶相との間で可逆的な状態変化が可能な記録層と、
第2の誘電体層と、光吸収層と、反射層とを含む光学情
報記録媒体の製造方法であって、前記第1の誘電体層と
前記第2の誘電体層とを、反応性ガスが含まれるガス雰
囲気において成膜し、かつ、前記レーザー光の波長にお
いて前記第1の誘電体層の屈折率n1と前記第2の誘電
体層の屈折率n2とがn1>n2を満たすように、前記第
1の誘電体層を成膜するときの反応性ガスの濃度を、前
記第2の誘電体層を成膜するときの反応性ガスの濃度以
下とすることを特徴とする。
製造方法は、基板と、前記基板上に形成された多層膜と
を含み、前記多層膜が、基板に近い側から順に、第1の
誘電体層と、レーザー光の照射によってアモルファス相
と結晶相との間で可逆的な状態変化が可能な記録層と、
第2の誘電体層と、光吸収層と、反射層とを含む光学情
報記録媒体の製造方法であって、前記第1の誘電体層と
前記第2の誘電体層とを、反応性ガスが含まれるガス雰
囲気において成膜し、かつ、前記レーザー光の波長にお
いて前記第1の誘電体層の屈折率n1と前記第2の誘電
体層の屈折率n2とがn1>n2を満たすように、前記第
1の誘電体層を成膜するときの反応性ガスの濃度を、前
記第2の誘電体層を成膜するときの反応性ガスの濃度以
下とすることを特徴とする。
【0020】本発明の製造方法によれば、安定してRc
が大きくRaが小さな特性を実現する光学情報記録媒体
を、従来の工程や装置を複雑化することなく製造するこ
とができる。
が大きくRaが小さな特性を実現する光学情報記録媒体
を、従来の工程や装置を複雑化することなく製造するこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面を参照しながら説明する。図1に示す光学情報
記録媒体の一形態は、基板1上に、第1の誘電体層2、
記録層4、第2の誘電体層6、光吸収層7、反射層8が
この順に積層された構成を有する。また、図2に示す光
学情報記録媒体の別の一形態は、基板1上に、第1の誘
電体層2、第1の拡散防止層3、記録層4、第2の拡散
防止層5、第2の誘電体層6、光吸収層7、反射層8が
この順に積層された構成を有する。
態を図面を参照しながら説明する。図1に示す光学情報
記録媒体の一形態は、基板1上に、第1の誘電体層2、
記録層4、第2の誘電体層6、光吸収層7、反射層8が
この順に積層された構成を有する。また、図2に示す光
学情報記録媒体の別の一形態は、基板1上に、第1の誘
電体層2、第1の拡散防止層3、記録層4、第2の拡散
防止層5、第2の誘電体層6、光吸収層7、反射層8が
この順に積層された構成を有する。
【0022】但し、本発明は上記構成に限定されるもの
ではなく、基板1と記録層4との間、および記録層4と
光吸収層7との間に、それぞれ2層以上の誘電体層が形
成された構成としてもよい。誘電体層を多層構成とする
場合には、誘電体層の屈折率は、多層構成とされた誘電
体層を1層とみなした場合における屈折率をいう。
ではなく、基板1と記録層4との間、および記録層4と
光吸収層7との間に、それぞれ2層以上の誘電体層が形
成された構成としてもよい。誘電体層を多層構成とする
場合には、誘電体層の屈折率は、多層構成とされた誘電
体層を1層とみなした場合における屈折率をいう。
【0023】基板1の材料としては、ポリカーボネー
ド、PMMA等の樹脂、ガラス等が用いられ、レーザー光線
を導くための案内溝が施されていることが好ましい。
ド、PMMA等の樹脂、ガラス等が用いられ、レーザー光線
を導くための案内溝が施されていることが好ましい。
【0024】第1の誘電体層2の材料としては、例え
ば、ZnS,ZnSe,ZnTe,ZnPo,ZnC,ZnSi,ZnGe,ZnSn,ZnP,ZnA
s,ZnSb,ZnBi等の亜鉛含有化合物が挙げられる。好まし
い亜鉛含有化合物は、ZnSもしくはZnSeである。また、A
l,Ga,In,Tl,Si,Ti,Zr,HfおよびCuから選ばれる少なくと
も一つの酸化物、窒化物、フッ化物、炭化物、硫化物も
しくはこれらの混合物が挙げられる。これら酸化物等と
して用いる金属のうち、好ましい金属は、Siである。第
1の誘電体層2は、読み出し光レーザーの波長における
屈折率が大きく、熱的に安定な材料から構成されている
ことが好ましい。
ば、ZnS,ZnSe,ZnTe,ZnPo,ZnC,ZnSi,ZnGe,ZnSn,ZnP,ZnA
s,ZnSb,ZnBi等の亜鉛含有化合物が挙げられる。好まし
い亜鉛含有化合物は、ZnSもしくはZnSeである。また、A
l,Ga,In,Tl,Si,Ti,Zr,HfおよびCuから選ばれる少なくと
も一つの酸化物、窒化物、フッ化物、炭化物、硫化物も
しくはこれらの混合物が挙げられる。これら酸化物等と
して用いる金属のうち、好ましい金属は、Siである。第
1の誘電体層2は、読み出し光レーザーの波長における
屈折率が大きく、熱的に安定な材料から構成されている
ことが好ましい。
【0025】第1の誘電体層2の膜厚は、読み出し光レ
ーザーの波長λ、第1の誘電体層の屈折率n1に対して
15・λ/(64・n1)以上(40・λ)/(64・
n1)以下が好ましい。Rcを高くしながらRaを低く
することが容易になるからである。
ーザーの波長λ、第1の誘電体層の屈折率n1に対して
15・λ/(64・n1)以上(40・λ)/(64・
n1)以下が好ましい。Rcを高くしながらRaを低く
することが容易になるからである。
【0026】第2の誘電体層6の材料としては、例え
ば、ZnS,ZnSe,ZnTe,ZnPo,ZnC,ZnSi,ZnGe,ZnSn,ZnP,ZnA
s,ZnSb,ZnBi等の亜鉛含有化合物が挙げられる。好まし
い亜鉛含有化合物は、ZnSもしくはZnSeである。また、S
i,Ge,Sn,Be,Mg,Ca,Ba等の酸化物、窒化物、フッ化物、
炭化物、硫化物もしくはこれらの混合物が挙げられる。
これら酸化物等として用いる金属のうち、好ましい金属
は、Siである。第2の誘電体層6は、読み出し光レーザ
ーの波長における屈折率が小さく、熱的に安定な材料か
ら構成されていることが好ましい。
ば、ZnS,ZnSe,ZnTe,ZnPo,ZnC,ZnSi,ZnGe,ZnSn,ZnP,ZnA
s,ZnSb,ZnBi等の亜鉛含有化合物が挙げられる。好まし
い亜鉛含有化合物は、ZnSもしくはZnSeである。また、S
i,Ge,Sn,Be,Mg,Ca,Ba等の酸化物、窒化物、フッ化物、
炭化物、硫化物もしくはこれらの混合物が挙げられる。
これら酸化物等として用いる金属のうち、好ましい金属
は、Siである。第2の誘電体層6は、読み出し光レーザ
ーの波長における屈折率が小さく、熱的に安定な材料か
ら構成されていることが好ましい。
【0027】第2の誘電体層6の膜厚は10nm以上7
0nm以下が好ましく、20nm以上50nm以下がさ
らに好ましい。第2の誘電体層の膜厚を10nm未満と
すると、記録膜が光吸収層に近づき過ぎて、記録するト
ラックに光レーザーを照射したときに、光吸収層の発熱
により隣接トラックの信号が乱されてしまう、いわゆる
クロスイレースが顕著となるおそれがある。一方、第2
の誘電体層の膜厚を70nm超とすると、記録膜が徐冷
化して記録マーク周辺に粗大結晶が形成されやすくなる
ため、ジッターが劣化するおそれがある。
0nm以下が好ましく、20nm以上50nm以下がさ
らに好ましい。第2の誘電体層の膜厚を10nm未満と
すると、記録膜が光吸収層に近づき過ぎて、記録するト
ラックに光レーザーを照射したときに、光吸収層の発熱
により隣接トラックの信号が乱されてしまう、いわゆる
クロスイレースが顕著となるおそれがある。一方、第2
の誘電体層の膜厚を70nm超とすると、記録膜が徐冷
化して記録マーク周辺に粗大結晶が形成されやすくなる
ため、ジッターが劣化するおそれがある。
【0028】第1の誘電体層2と第2の誘電体層6と
は、同一種類の金属元素から構成されていることが好ま
しい。この場合は、屈折率の大小関係(n1>n2)が満
たすために、金属元素の構成比を調整する。また、同一
種類の誘電体を比率が異なるように混合して両誘電体層
2,6を構成し、n1>n2としてもよい。
は、同一種類の金属元素から構成されていることが好ま
しい。この場合は、屈折率の大小関係(n1>n2)が満
たすために、金属元素の構成比を調整する。また、同一
種類の誘電体を比率が異なるように混合して両誘電体層
2,6を構成し、n1>n2としてもよい。
【0029】このように同一種類の金属元素または同一
種類の誘電体からなる誘電体層2,6を構成すると、こ
れらの層を同じ材料源(例えばスパッタリングターゲッ
ト)から形成することが可能となる。
種類の誘電体からなる誘電体層2,6を構成すると、こ
れらの層を同じ材料源(例えばスパッタリングターゲッ
ト)から形成することが可能となる。
【0030】例えば誘電体層2,6は、屈折率が異なる
材料からなる2以上のターゲットを用い、これら2以上
のターゲットへの投入パワーの比率を変化させた共スパ
ッタリングにより成膜することができる。具体的には、
一方に低屈折率材料からなるターゲット、他方に高屈折
率材料からなるターゲットを準備し、これら2つのター
ゲットへの投入パワーの制御により、誘電体層2,6の
屈折率を所定の値となるようにコントロールする。
材料からなる2以上のターゲットを用い、これら2以上
のターゲットへの投入パワーの比率を変化させた共スパ
ッタリングにより成膜することができる。具体的には、
一方に低屈折率材料からなるターゲット、他方に高屈折
率材料からなるターゲットを準備し、これら2つのター
ゲットへの投入パワーの制御により、誘電体層2,6の
屈折率を所定の値となるようにコントロールする。
【0031】もっとも、上記のように元素の構成比が調
整された2つの誘電体層は、共スパッタリングによるの
ではなく、単一のターゲットを用いたスパッタリングに
よっても成膜することができる。この場合は、屈折率が
異なる2つのターゲットが準備される。屈折率が異なる
ターゲットは、高屈折率材料と低屈折率材料との混合比
を変えて調製すればよい。
整された2つの誘電体層は、共スパッタリングによるの
ではなく、単一のターゲットを用いたスパッタリングに
よっても成膜することができる。この場合は、屈折率が
異なる2つのターゲットが準備される。屈折率が異なる
ターゲットは、高屈折率材料と低屈折率材料との混合比
を変えて調製すればよい。
【0032】また、誘電体層2,6は、成膜する際の雰
囲気を調整すれば、単一のターゲットからであっても、
屈折率の大小関係(n1>n2)を満たすように成膜でき
る。具体的には、不活性ガス(希ガス)中に反応性ガス
を添加することにより、屈折率を調整できる。一般に
は、反応性ガスを添加すると層の屈折率は小さくなる。
従って、同一のターゲットを用いて誘電体層2,6を成
膜する場合には、第1の誘電体層2を形成するときの反
応性ガス濃度を第2の誘電体層6を形成するときの反応
性ガス濃度以下とすることが好ましい。反応性ガスとし
ては、窒素、酸素、フッ素を挙げることができる。反応
性ガスは、特に窒素および酸素から選ばれる少なくとも
一方が好ましい。
囲気を調整すれば、単一のターゲットからであっても、
屈折率の大小関係(n1>n2)を満たすように成膜でき
る。具体的には、不活性ガス(希ガス)中に反応性ガス
を添加することにより、屈折率を調整できる。一般に
は、反応性ガスを添加すると層の屈折率は小さくなる。
従って、同一のターゲットを用いて誘電体層2,6を成
膜する場合には、第1の誘電体層2を形成するときの反
応性ガス濃度を第2の誘電体層6を形成するときの反応
性ガス濃度以下とすることが好ましい。反応性ガスとし
ては、窒素、酸素、フッ素を挙げることができる。反応
性ガスは、特に窒素および酸素から選ばれる少なくとも
一方が好ましい。
【0033】反応性ガスの濃度を変化させる方法は、上
記で説明した、2つのターゲットへの投入パワーの制御
を伴う共スパッタリングとともに用いてもよい。
記で説明した、2つのターゲットへの投入パワーの制御
を伴う共スパッタリングとともに用いてもよい。
【0034】拡散防止層3,5は、記録層4の酸化、腐
食、変形等の防止といった記録層保護の役割を担うとと
もに、記録層4と誘電体層2との間の原子拡散または原
子移動(以下単に「原子拡散」と称する)を防止すると
いう役割を担う。拡散防止層3,5は、誘電体層中に硫
黄または硫化物が含まれる場合には形成することが好ま
しい。拡散防止層は、記録層4のいずれか一方にのみ接
して形成しても、原子拡散を防止するためには有効であ
るが、より効果的に防止するためには記録層4の両側に
接して形成することが好ましい。拡散防止層3,5の材
料は、上記原子拡散が抑制される限り特に制限はない
が、例えば、GeN、GeCrN、CrN、SiN等の窒化物、GeON、
GeCrON、CrON、SiON等の窒酸化物、炭化物、フッ化物、
これらの混合物を用いることができる。
食、変形等の防止といった記録層保護の役割を担うとと
もに、記録層4と誘電体層2との間の原子拡散または原
子移動(以下単に「原子拡散」と称する)を防止すると
いう役割を担う。拡散防止層3,5は、誘電体層中に硫
黄または硫化物が含まれる場合には形成することが好ま
しい。拡散防止層は、記録層4のいずれか一方にのみ接
して形成しても、原子拡散を防止するためには有効であ
るが、より効果的に防止するためには記録層4の両側に
接して形成することが好ましい。拡散防止層3,5の材
料は、上記原子拡散が抑制される限り特に制限はない
が、例えば、GeN、GeCrN、CrN、SiN等の窒化物、GeON、
GeCrON、CrON、SiON等の窒酸化物、炭化物、フッ化物、
これらの混合物を用いることができる。
【0035】拡散防止層3,5の膜厚は、特に制限され
ないが1nm以上15nm以下が好ましい。
ないが1nm以上15nm以下が好ましい。
【0036】記録層4には、光学特性が可逆的に変化す
る材料が用いられる。相変化型記録媒体の場合、Sb系ま
たはTe、Seを含むカルコゲナイド系材料を用いることが
好ましい。このような材料としては、例えば、Te-Se-G
e、Te-Sn-Ge、Te-Sb-Ge-Se、Te-Sn-Ge-Au、Ag-In-Sb-T
e、In-Sb-Se、In-Te-Seが挙げられる。なお、記録層4
中には、Ar、Kr等のスパッタリングガス成分や、H、C、
H2O等の不純物、種々の目的のために添加される他の材
料等を微量(例えば約10原子%以下)に含んでいても構
わない。
る材料が用いられる。相変化型記録媒体の場合、Sb系ま
たはTe、Seを含むカルコゲナイド系材料を用いることが
好ましい。このような材料としては、例えば、Te-Se-G
e、Te-Sn-Ge、Te-Sb-Ge-Se、Te-Sn-Ge-Au、Ag-In-Sb-T
e、In-Sb-Se、In-Te-Seが挙げられる。なお、記録層4
中には、Ar、Kr等のスパッタリングガス成分や、H、C、
H2O等の不純物、種々の目的のために添加される他の材
料等を微量(例えば約10原子%以下)に含んでいても構
わない。
【0037】記録層4の膜厚は3nm以上25nm以下
が好ましい。膜厚が3nm未満では記録材料が層状にな
りにくいからであり、25nmを超えると記録層面内で
の熱拡散が大きくなって、高密度で記録を行った際に隣
接消去が生じやすくなるからである。
が好ましい。膜厚が3nm未満では記録材料が層状にな
りにくいからであり、25nmを超えると記録層面内で
の熱拡散が大きくなって、高密度で記録を行った際に隣
接消去が生じやすくなるからである。
【0038】光吸収層7は、Si、Ge、Sn、Pb等の金属、
或いは適宜選択された金属の合金により形成する。光吸
収層7の膜厚は、特に制限されないが10nm以上80
nm以下が好ましい。また、反射層8はAu、Ag、Cu、A
l、Cr、Ni等の金属、或いは適宜選択された金属の合金
により形成する。反射層8の膜厚は、特に制限されない
が40nm以上300nm以下が好ましい。
或いは適宜選択された金属の合金により形成する。光吸
収層7の膜厚は、特に制限されないが10nm以上80
nm以下が好ましい。また、反射層8はAu、Ag、Cu、A
l、Cr、Ni等の金属、或いは適宜選択された金属の合金
により形成する。反射層8の膜厚は、特に制限されない
が40nm以上300nm以下が好ましい。
【0039】以下、本発明の光学情報記録媒体を用いた
信号の記録および消去について簡単に説明する。回転制
御装置により回転している記録媒体に、光学系により微
小スポットに絞り込まれたレーザー光が照射される。レ
ーザー光の照射により記録層の局所的な一部分が結晶状
態からアモルファス状態へと可逆的に変化しうるアモル
ファス状態生成パワーレベルをP1、同じくレーザー光
の照射によりアモルファス状態から結晶状態へと可逆的
に変化しうる結晶状態生成パワーレベルをP2として、
レーザーパワーをP1とP2との間で変調させることによ
り、記録マークを生成または消去し、情報の記録、消去
または上書き記録が行われる。なお、特に制限されない
が、少なくともパワーレベルP1のレーザー光を照射す
る場合は、パルス列で構成された、いわゆるマルチパル
スとすることが好ましい。
信号の記録および消去について簡単に説明する。回転制
御装置により回転している記録媒体に、光学系により微
小スポットに絞り込まれたレーザー光が照射される。レ
ーザー光の照射により記録層の局所的な一部分が結晶状
態からアモルファス状態へと可逆的に変化しうるアモル
ファス状態生成パワーレベルをP1、同じくレーザー光
の照射によりアモルファス状態から結晶状態へと可逆的
に変化しうる結晶状態生成パワーレベルをP2として、
レーザーパワーをP1とP2との間で変調させることによ
り、記録マークを生成または消去し、情報の記録、消去
または上書き記録が行われる。なお、特に制限されない
が、少なくともパワーレベルP1のレーザー光を照射す
る場合は、パルス列で構成された、いわゆるマルチパル
スとすることが好ましい。
【0040】また、P1,P2のいずれのパワーレベルよ
りも低く、そのパワーレベルでのレーザー光の照射によ
り記録マークの光学的な状態が影響を受けず、かつ記録
媒体から記録マークの再生のため十分な反射率が得られ
るパワーレベル(再生パワーレベルP3)のレーザー光
を照射することにより得られる記録媒体からの信号を検
出器で読みとり、情報信号の再生が行われる。
りも低く、そのパワーレベルでのレーザー光の照射によ
り記録マークの光学的な状態が影響を受けず、かつ記録
媒体から記録マークの再生のため十分な反射率が得られ
るパワーレベル(再生パワーレベルP3)のレーザー光
を照射することにより得られる記録媒体からの信号を検
出器で読みとり、情報信号の再生が行われる。
【0041】各種条件は例えば以下のとおりである。レ
ーザー光の波長は650nm、用いる対物レンズの開口
数は0.60、信号方式はEFM変調方式とし、最短ビ
ット長は0.28μm、レーザー光のトラック方向の走
査速度は8m/sである。グルーブとランド(グルーブ
とグルーブとの間)と称されるトラックが交互に形成さ
れた基板を用い、グルーブとランドの双方に信号を記録
する。トラックピッチは0.60μmである。勿論、グ
ルーブとランドとの幅の比が異なった基板を用いてもよ
い。
ーザー光の波長は650nm、用いる対物レンズの開口
数は0.60、信号方式はEFM変調方式とし、最短ビ
ット長は0.28μm、レーザー光のトラック方向の走
査速度は8m/sである。グルーブとランド(グルーブ
とグルーブとの間)と称されるトラックが交互に形成さ
れた基板を用い、グルーブとランドの双方に信号を記録
する。トラックピッチは0.60μmである。勿論、グ
ルーブとランドとの幅の比が異なった基板を用いてもよ
い。
【0042】次に、光学情報記録媒体の製造装置につい
て説明する。上記光学情報記録媒体を構成する多層膜を
作製する方法としては、スパッタリング法に限らず、真
空蒸着法、CVD法等の気相成長法が適用可能である
が、ここでは、スパッタリング法を用いた成膜装置の一
例を図3に示す。
て説明する。上記光学情報記録媒体を構成する多層膜を
作製する方法としては、スパッタリング法に限らず、真
空蒸着法、CVD法等の気相成長法が適用可能である
が、ここでは、スパッタリング法を用いた成膜装置の一
例を図3に示す。
【0043】真空容器11には排気口12を通して真空
ポンプ(図示省略)が接続され、真空容器内を高真空に
保つことができるようになっている。真空ポンプにはク
ライオポンプ、メカニカルブースタ−ポンプ、ロータリ
ーポンプが備えてあり、適宜使用できるようになってい
る。ガス供給口13からは、一定流量の不活性ガス、窒
素、酸素等の反応性ガス、またはこれらの混合ガスを供
給することができるようになっている。図中14は基板
であり、基板の自公転を行うための駆動装置15に取り
付けられている。図中17はスパッタリングターゲット
であり、陰極18に接続されている。陰極18は、図中
では省略したが、スイッチを通してDC電源またはRF
電源に接続されている。また、ターゲット上方にはシャ
ッター19が設置されており、ターゲット上の汚染を防
止している。なお、真空容器11ならびにシャッター1
9は、アースと接続されている。
ポンプ(図示省略)が接続され、真空容器内を高真空に
保つことができるようになっている。真空ポンプにはク
ライオポンプ、メカニカルブースタ−ポンプ、ロータリ
ーポンプが備えてあり、適宜使用できるようになってい
る。ガス供給口13からは、一定流量の不活性ガス、窒
素、酸素等の反応性ガス、またはこれらの混合ガスを供
給することができるようになっている。図中14は基板
であり、基板の自公転を行うための駆動装置15に取り
付けられている。図中17はスパッタリングターゲット
であり、陰極18に接続されている。陰極18は、図中
では省略したが、スイッチを通してDC電源またはRF
電源に接続されている。また、ターゲット上方にはシャ
ッター19が設置されており、ターゲット上の汚染を防
止している。なお、真空容器11ならびにシャッター1
9は、アースと接続されている。
【0044】以下、図2の構成を有する光学情報記録媒
体を図4に示す装置を用いて作製した例について説明す
る。ここで、基板1としては、厚さ0.6mm、直径1
20mmのディスク状ポリカーボネート樹脂を用いた。
体を図4に示す装置を用いて作製した例について説明す
る。ここで、基板1としては、厚さ0.6mm、直径1
20mmのディスク状ポリカーボネート樹脂を用いた。
【0045】第1の誘電体層2は、ZnSeを材料とし
たターゲットとSiO2を材料としたターゲットとを用
いた共スパッタリングにより成膜した。第1の誘電体層
2は、Arガス雰囲気中で、ZnSeターゲットにRF
5.10W/cm2のパワーを投入し、SiO2ターゲッ
トにはRF0〜1.80W/cm2のパワーを投入し
て、ZnSeとSiO2との混合比率を調整しながら薄
膜を形成した。
たターゲットとSiO2を材料としたターゲットとを用
いた共スパッタリングにより成膜した。第1の誘電体層
2は、Arガス雰囲気中で、ZnSeターゲットにRF
5.10W/cm2のパワーを投入し、SiO2ターゲッ
トにはRF0〜1.80W/cm2のパワーを投入し
て、ZnSeとSiO2との混合比率を調整しながら薄
膜を形成した。
【0046】また、第2の誘電体層6は、ZnSを材料
としたターゲットとSiO2を材料としたターゲットと
を用いた共スパッタリングにより成膜した。第2の誘電
体層6は、Arガス雰囲気中に、酸素および/または窒
素を適宜混合しながら、ZnSターゲットにRF5.1
0W/cm2のパワーを投入し、SiO2ターゲットには
RF1.0〜10.2W/cm2のパワーを投入し、
O,Nが適宜混合されたZnSとSiO2との混合薄膜
として形成した。
としたターゲットとSiO2を材料としたターゲットと
を用いた共スパッタリングにより成膜した。第2の誘電
体層6は、Arガス雰囲気中に、酸素および/または窒
素を適宜混合しながら、ZnSターゲットにRF5.1
0W/cm2のパワーを投入し、SiO2ターゲットには
RF1.0〜10.2W/cm2のパワーを投入し、
O,Nが適宜混合されたZnSとSiO2との混合薄膜
として形成した。
【0047】なお、誘電体層2,6の膜厚は、記録媒体
からの反射率が最適となるように(Rcが大きくRaが
小さくなるように)調整した。
からの反射率が最適となるように(Rcが大きくRaが
小さくなるように)調整した。
【0048】拡散防止層3,5を成膜する際のターゲッ
ト材料はGeとした。スパッタリングガスは、アルゴン
と窒素との混合ガス、スパッタリングガス圧は10mT
orr、スパッタリングガス中の窒素分圧は40体積
%、スパッタパワー密度は6.4W/cm2、膜厚は5
nmですべて共通とした。
ト材料はGeとした。スパッタリングガスは、アルゴン
と窒素との混合ガス、スパッタリングガス圧は10mT
orr、スパッタリングガス中の窒素分圧は40体積
%、スパッタパワー密度は6.4W/cm2、膜厚は5
nmですべて共通とした。
【0049】記録層4を成膜する際は、Arに窒素を3%
混合したガスを、全圧が1mTorrとなるように一定の流
量で供給し、陰極にそれぞれDC1.27W/cm2、
RF5.10W/cm2のパワーを投入して行ない、膜
厚を12nmとした。
混合したガスを、全圧が1mTorrとなるように一定の流
量で供給し、陰極にそれぞれDC1.27W/cm2、
RF5.10W/cm2のパワーを投入して行ない、膜
厚を12nmとした。
【0050】光吸収層7はSiとWの混合ターゲットを
用い、Arガスを全圧2.0mTorrとなるように供給
し、DC4.45W/cm2のパワーを投入して行な
い、膜厚を50nmとした。
用い、Arガスを全圧2.0mTorrとなるように供給
し、DC4.45W/cm2のパワーを投入して行な
い、膜厚を50nmとした。
【0051】反射層8はAuとし、Arガスを全圧2.
0mTorrとなるように供給し、DC4.45W/cm2
のパワーを投入して行ない、膜厚を200nmとした。
0mTorrとなるように供給し、DC4.45W/cm2
のパワーを投入して行ない、膜厚を200nmとした。
【0052】なお、スパッタリングガス中の不活性ガス
としては、Ar以外にもKr等スパッタリング可能なガ
スを用いてもよい。
としては、Ar以外にもKr等スパッタリング可能なガ
スを用いてもよい。
【0053】上記成膜条件により、第1の誘電体層2と
第2の誘電体層6の屈折率を種々調整しながら、種々の
記録媒体を作製した。
第2の誘電体層6の屈折率を種々調整しながら、種々の
記録媒体を作製した。
【0054】作製した誘電体層2,6の屈折率は、同一
条件で石英基板上に成膜した単層膜により光分光計を用
いて測定した。この屈折率は、詳しくはレーザー光の読
み出し波長(650nm)における屈折率である。
条件で石英基板上に成膜した単層膜により光分光計を用
いて測定した。この屈折率は、詳しくはレーザー光の読
み出し波長(650nm)における屈折率である。
【0055】上記により作製したサンプルについて、以
下のように特性の評価を行った。なお、記録の信号方式
はEFM変調方式とし、用いたレーザーの波長は650
nm、対物レンズの開口数は0.60とした。最短マー
ク長は0.42μm、ディスク回転速度は線速8.2m
/sとした。溝ピッチは1.20μm、即ち0.60μ
mごとにグルーブ部とランド部とが交互に形成された基
板を用いた。
下のように特性の評価を行った。なお、記録の信号方式
はEFM変調方式とし、用いたレーザーの波長は650
nm、対物レンズの開口数は0.60とした。最短マー
ク長は0.42μm、ディスク回転速度は線速8.2m
/sとした。溝ピッチは1.20μm、即ち0.60μ
mごとにグルーブ部とランド部とが交互に形成された基
板を用いた。
【0056】特性の評価のために、記録層がアモルファ
ス状態である部分からの反射率と、初期化を施して結晶
状態とした部分からの反射率を計測した。また、3Tか
ら11Tまで1T刻みでのランダムな信号をグルーブと
ランドとの各トラックで記録したときのジッター値J1
と、連続した5つのトラック(a,b,c,d,e)に
順次a,e,b,d,cの順で3Tから11Tまで1T
刻みでのランダムな信号を記録した後、トラックcのジ
ッター値J2を評価し、J1とJ2との差をクロストーク
として評価した。また、3Tの長さのマークをランドと
グルーブのそれぞれのトラックに記録し、その再生信号
とノイズ信号との比をC/N比(dB)として測定した。
ス状態である部分からの反射率と、初期化を施して結晶
状態とした部分からの反射率を計測した。また、3Tか
ら11Tまで1T刻みでのランダムな信号をグルーブと
ランドとの各トラックで記録したときのジッター値J1
と、連続した5つのトラック(a,b,c,d,e)に
順次a,e,b,d,cの順で3Tから11Tまで1T
刻みでのランダムな信号を記録した後、トラックcのジ
ッター値J2を評価し、J1とJ2との差をクロストーク
として評価した。また、3Tの長さのマークをランドと
グルーブのそれぞれのトラックに記録し、その再生信号
とノイズ信号との比をC/N比(dB)として測定した。
【0057】表1に、各サンプルについて、誘電体層
2,6の屈折率および膜厚を示す。また、表2に、各サ
ンプルのRcおよびRa、ランドとグルーブとのクロス
トーク、ならびにC/N比の平均値を示す。表中、クロ
ストークがジッタ値で1.0%未満であったものを○、
1.0%以上2.0%未満であったものを△、2.0%
以上であったものを×とした。また、C/N比が51d
B未満であったものを×、51dB以上53dB未満で
あったものを△、53dB以上のものを○とした。
2,6の屈折率および膜厚を示す。また、表2に、各サ
ンプルのRcおよびRa、ランドとグルーブとのクロス
トーク、ならびにC/N比の平均値を示す。表中、クロ
ストークがジッタ値で1.0%未満であったものを○、
1.0%以上2.0%未満であったものを△、2.0%
以上であったものを×とした。また、C/N比が51d
B未満であったものを×、51dB以上53dB未満で
あったものを△、53dB以上のものを○とした。
【0058】 (表1) ―――――――――――――――――――――――――――――― サンプル 第1の保護層 第2の保護層 屈折率 膜厚(nm) 屈折率 膜厚(nm) ―――――――――――――――――――――――――――――― 比較例1 2.4 110 2.4 35 比較例2 2.1 128 2.1 40 比較例3 1.8 150 1.8 45 比較例4 1.8 160 2.1 40 比較例5 2.1 120 2.3 35 ―――――――――――――――――――――――――――――― 実施例1 2.1 128 1.9 45 実施例2 2.2 120 2.0 45 実施例3 2.2 128 1.9 45 実施例4 2.3 115 1.9 45 実施例5 2.3 130 1.8 48 実施例6 2.3 125 1.7 50 実施例7 2.4 110 2.2 38 実施例8 2.4 120 2.0 45 実施例9 2.4 130 1.8 48 実施例10 2.4 130 1.6 50 実施例11 2.5 115 2.2 38 実施例12 2.5 125 2.0 45 実施例13 2.5 125 1.8 48 実施例14 2.5 130 1.6 50 実施例15 2.5 130 1.5 55 ――――――――――――――――――――――――――――――
【0059】 (表2) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― サンプル Rc Ra Rc-Ra クロストーク C/N比 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 比較例1 18.4 2.6 15.8 × △ 比較例2 17.7 2.1 15.6 × △ 比較例3 14.2 2.3 11.9 × × 比較例4 13.9 2.1 11.8 × × 比較例5 15.3 2.4 12.9 × × ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 実施例1 16.8 1.9 14.9 △ △ 実施例2 16.4 1.8 14.6 △ △ 実施例3 17.2 1.3 15.9 △ △ 実施例4 17.6 1.7 15.9 △ △ 実施例5 17.2 1.0 16.2 ○ ○ 実施例6 17.3 1.0 16.3 ○ ○ 実施例7 17.4 1.9 15.5 △ ○ 実施例8 16.0 0.9 15.1 ○ △ 実施例9 17.5 1.0 16.5 ○ ○ 実施例10 17.3 0.7 16.6 ○ ○ 実施例11 17.1 1.6 15.5 △ △ 実施例12 16.5 1.2 15.3 △ △ 実施例13 17.7 0.9 16.8 ○ ○ 実施例14 16.9 0.7 16.2 ○ ○ 実施例15 16.6 0.6 16.0 ○ ○ ――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0060】比較較1と2に示すように、第1の誘電体
層2と第2の誘電体層6の屈折率がともに2.1以上で
等しいときには、Rcは大きくなるがRaを小さくする
ことができず、クロストークはいずれのサンプルにおい
ても2%以上と大きかった。また、比較例3に示すよう
に誘電体層2と誘電体層6の屈折率が1.8で等しいと
きには、Rcを大きくすることもRaを小さくすること
もできず、クロストークおよびC/N比はいずれも良く
ない結果となった。比較例4と5に示すように、誘電体
層2の屈折率が誘電体層6の屈折率以下であるときに
も、クロストークおよびC/N比はいずれも良くない結
果となった。
層2と第2の誘電体層6の屈折率がともに2.1以上で
等しいときには、Rcは大きくなるがRaを小さくする
ことができず、クロストークはいずれのサンプルにおい
ても2%以上と大きかった。また、比較例3に示すよう
に誘電体層2と誘電体層6の屈折率が1.8で等しいと
きには、Rcを大きくすることもRaを小さくすること
もできず、クロストークおよびC/N比はいずれも良く
ない結果となった。比較例4と5に示すように、誘電体
層2の屈折率が誘電体層6の屈折率以下であるときに
も、クロストークおよびC/N比はいずれも良くない結
果となった。
【0061】実施例1〜15に示したように、誘電体層
2の屈折率を誘電体層6の屈折率以上としたサンプルに
ついては、良好な特性が得られた。なお、実施例に示し
たサンプルの第1の誘電体層2の膜厚は、読み出し光レ
ーザーの波長λ、第1の誘電体層の屈折率n1に対して
15・λ/(64・n1)以上(40・λ)/(64・
n1)以下の範囲である。上記の例では、第1の誘電体
層2および第2の誘電体層6とも、膜厚を厳しく制御す
ることなく、クロストークとC/N比とを改善すること
ができた。
2の屈折率を誘電体層6の屈折率以上としたサンプルに
ついては、良好な特性が得られた。なお、実施例に示し
たサンプルの第1の誘電体層2の膜厚は、読み出し光レ
ーザーの波長λ、第1の誘電体層の屈折率n1に対して
15・λ/(64・n1)以上(40・λ)/(64・
n1)以下の範囲である。上記の例では、第1の誘電体
層2および第2の誘電体層6とも、膜厚を厳しく制御す
ることなく、クロストークとC/N比とを改善すること
ができた。
【0062】また、特に、第1の誘電体層2の屈折率が
2.3以上であり、かつ誘電体層6の屈折率が1.8以
下であるサンプルについては、Raを1%以下、Rcと
Raとの差を%表示において16ポイント以上とするこ
とができ、クロストークとC/N比の双方において大幅
な改善が認められた。このように、Rcを大きくし、か
つRaを小さくして、RcとRaとの差を拡大すること
は、クロストークを抑え、C/N比を向上させる有効な
手段であることがわかる。
2.3以上であり、かつ誘電体層6の屈折率が1.8以
下であるサンプルについては、Raを1%以下、Rcと
Raとの差を%表示において16ポイント以上とするこ
とができ、クロストークとC/N比の双方において大幅
な改善が認められた。このように、Rcを大きくし、か
つRaを小さくして、RcとRaとの差を拡大すること
は、クロストークを抑え、C/N比を向上させる有効な
手段であることがわかる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光吸収層と反射層を含む少なくとも5層以上からなる相
変化型記録媒体において、基板と記録層との間の誘電体
層の屈折率n1を、記録層と光吸収層との間の誘電体層
の屈折率n2よりも大きくすることにより、記録層にお
ける記録部分と消去部分との反射率差を拡大し、記録再
生特性を改善することができる。本発明の光学情報記録
媒体は、高密度での記録再生特性に優れ、ランドグルー
ブ記録方式に適している。
光吸収層と反射層を含む少なくとも5層以上からなる相
変化型記録媒体において、基板と記録層との間の誘電体
層の屈折率n1を、記録層と光吸収層との間の誘電体層
の屈折率n2よりも大きくすることにより、記録層にお
ける記録部分と消去部分との反射率差を拡大し、記録再
生特性を改善することができる。本発明の光学情報記録
媒体は、高密度での記録再生特性に優れ、ランドグルー
ブ記録方式に適している。
【図1】 本発明の光学情報記録媒体の一形態の断面図
である。
である。
【図2】 本発明の光学情報記録媒体の別の一形態の断
面図である。
面図である。
【図3】 本発明の光学情報記録媒体の製造装置の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図4】 従来の光学情報記録媒体の断面図である。
1 基板 2 第1の誘電体層 3 第1の拡散防止層 4 記録層 5 第2の拡散防止層 6 第2の誘電体層 7 光吸収層 8 反射層 11 真空容器 12 排気口 13 ガス供給口 14 基板 15 駆動装置 16 基板ホルダー 17 スパッタリングターゲット 18 陰極 19 シャッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H111 EA03 EA04 EA23 EA37 EA43 FA01 FA11 FA12 FA21 FA23 FA25 FA26 FA27 FA28 GA01 GA03 5D029 JC02 LA14 LA15 LA16 LA17 LB07 LC06 5D121 AA03 EE03 EE09 EE17
Claims (16)
- 【請求項1】 基板と、前記基板上に形成された多層膜
とを含み、前記多層膜が、前記基板に近い側から順に、
第1の誘電体層と、レーザー光の照射によってアモルフ
ァス相と結晶相との間で可逆的な状態変化が可能な記録
層と、第2の誘電体層と、光吸収層と、反射層とを含
み、前記第1の誘電体層の屈折率n1と前記第2の誘電
体層の屈折率n2とがn1>n2の関係を満たすことを特
徴とする光学情報記録媒体。 - 【請求項2】 屈折率n1が2.1以上である請求項1
に記載の光学情報記録媒体。 - 【請求項3】 屈折率n2が2.2以下である請求項1
または2に記載の光学情報記録媒体。 - 【請求項4】 第1の誘電体層の膜厚が、レーザー光の
波長をλとして、15・λ/(64・n1)以上40・
λ/(64・n1)以下である請求項1〜3のいずれか
に記載の光学情報記録媒体。 - 【請求項5】 第2の誘電体層の膜厚が、10nm以上
70nm以下である請求項1〜4のいずれかに記載の光
学的情報記録媒体。 - 【請求項6】 第1の誘電体層が、下記、および
のいずれかからなる請求項1〜5のいずれかに記載の光
学情報記録媒体。 亜鉛含有化合物、 Al,Ga,In,Tl,Si,Ti,Zr,HfおよびCuから選ばれる少な
くとも一つを含む酸化物、窒化物、フッ化物、炭化物、
硫化物もしくはこれらの混合物、 ととの混合物。 - 【請求項7】 第2の誘電体層が、下記、および
のいずれかからなる請求項1〜6のいずれかに記載の光
学情報記録媒体。 亜鉛含有化合物、 Si,Ge,Sn,Be,Mg,CaおよびBaから選ばれる少なくとも
一つを含む酸化物、窒化物、フッ化物、炭化物、硫化物
もしくはこれらの混合物、 ととの混合物。 - 【請求項8】 第1の誘電体層と第2の誘電体層とが、
同一種類の元素から構成され、かつ前記元素の構成比が
異なる請求項1〜7のいずれかに記載の光学情報記録媒
体。 - 【請求項9】 第1の誘電体層と第2の誘電体層とが、
同一種類の誘電体の混合物であり、かつ前記誘電体の混
合比が異なる請求項1〜8のいずれかに記載の光学情報
記録媒体。 - 【請求項10】 第1の誘電体層と第2の誘電体層とに
おいて、酸素濃度、窒素濃度およびフッ素濃度から選ば
れる少なくとも一つが異なる請求項1〜9のいずれかに
記載の光学情報記録媒体。 - 【請求項11】 記録層がアモルファス相であるときの
レーザー光の反射率Raが2.0%以下である請求項1
〜10のいずれかに記載の光学情報記録媒体。 - 【請求項12】 記録層が結晶相であるときのレーザー
光の反射率Rcが15.0%以上である請求項11に記
載の光学情報記録媒体。 - 【請求項13】 記録層が結晶相であるときのレーザー
光の反射率Rc[%]が、記録層がアモルファス相であ
るときのレーザー光の反射率Ra[%]よりも、14ポ
イント以上大きい請求項11または12に記載の光学情
報記録媒体。 - 【請求項14】 記録層に接するように形成された拡散
防止層をさらに含む請求項1〜13のいずれかに記載の
光学情報記録媒体。 - 【請求項15】 基板と、前記基板上に形成された多層
膜とを含み、前記多層膜が、前記基板に近い側から順
に、第1の誘電体層と、レーザー光の照射によってアモ
ルファス相と結晶相との間で可逆的な状態変化が可能な
記録層と、第2の誘電体層と、光吸収層と、反射層とを
含む光学情報記録媒体の製造方法であって、 前記第1の誘電体層と前記第2の誘電体層とを、共に、
互いに屈折率が異なる材料からなる複数のターゲットを
用いた共スパッタリングにより成膜し、かつ、 前記共スパッタリングにおける前記第1の誘電体層と前
記第2の誘電体層との成膜の際に、前記第1の誘電体層
の屈折率n1と前記第2の誘電体層の屈折率n2とがn1
>n2を満たすように、前記複数のターゲットへの投入
パワーの比率を変化させることを特徴とする光学情報記
録媒体の製造方法。 - 【請求項16】 基板と、前記基板上に形成された多層
膜とを含み、前記多層膜が、前記基板に近い側から順
に、第1の誘電体層と、レーザー光の照射によってアモ
ルファス相と結晶相との間で可逆的な状態変化が可能な
記録層と、第2の誘電体層と、光吸収層と、反射層とを
含む光学情報記録媒体の製造方法であって、 前記第1の誘電体層と前記第2の誘電体層とを、共に、
反応性ガスが含まれるガス雰囲気において成膜し、か
つ、 前記レーザー光の波長において前記第1の誘電体層の屈
折率n1と前記第2の誘電体層の屈折率n2とがn1>n2
を満たすように、前記第1の誘電体層を成膜するときの
反応性ガスの濃度を、前記第2の誘電体層を成膜すると
きの反応性ガスの濃度以下とすることを特徴とする光学
情報記録媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11151079A JP2000339760A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 光学情報記録媒体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11151079A JP2000339760A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 光学情報記録媒体およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000339760A true JP2000339760A (ja) | 2000-12-08 |
Family
ID=15510865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11151079A Pending JP2000339760A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 光学情報記録媒体およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000339760A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7335459B2 (en) | 2002-11-22 | 2008-02-26 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Phase-change optical recording medium |
| US7510753B2 (en) | 2004-10-01 | 2009-03-31 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Phase-change optical recording media |
-
1999
- 1999-05-31 JP JP11151079A patent/JP2000339760A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7335459B2 (en) | 2002-11-22 | 2008-02-26 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Phase-change optical recording medium |
| US7510753B2 (en) | 2004-10-01 | 2009-03-31 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Phase-change optical recording media |
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