JP2000340837A - ダイヤモンド紫外線発光素子 - Google Patents
ダイヤモンド紫外線発光素子Info
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Abstract
発光素子を提供する。 【解決手段】 高品質な気相合成ダイヤモンド1と、ダ
イヤモンドの表面に設けた表面伝導層2と、該表面伝導
層2の上に設けた電極4,5とからなり、電流注入によ
って発光する自由励起子再結合発光(235nm)が支配
的である気相合成ダイヤモンド結晶を用いた自由励起子
再結合発光ダイヤモンド紫外線発光素子。
Description
処理、フォトリソグラフイ、光加工、蛍光体励起光源等
の分野で用いることが可能な紫外線を発する、気相合成
ダイヤモンドを用いたダイヤモンド紫外線発光素子に関
する。
いた微細加工が可能となり、例えば、光記録/読出処理
に用いて記録密度を上げる、半導体微細加工装置に用い
て実装密度を上げる等のさまざまな需要がある。
やエキシマ・レーザなどが挙げられる。しかし、重水素
ランプは紫外線発光が低効率で、低輝度である。また、
エキシマ・レーザは、ガスを用いているために、大型で
かつ水冷が必要で取り扱い不便であり、危険物質(ハロ
ゲン)を使用するものもある。このように、従来の紫外
光源には、いろいろ使用上の不便があった。
料として知られていた。このダイヤモンド紫外線発光素
子は、小型で高効率、高輝度であり、かつ安全性にも優
れている。
えば(1)特開平4−240784号公報、(2)特開
平7−307487号公報、(3)特開平8−3306
24号公報等に記載されている。
ダイヤモンドにホウ素をドープしている。これらの従来
のダイヤモンド発光素子の紫外線発光は、不純物または
格子欠陥に起因する紫外線発光が支配的であり、ダイヤ
モンド固有の波長の短い235nmで発光する自由励起
子再結合発光は支配的ではなかった。さらに、これらの
刊行物には、自由励起子再結合発光についての説明があ
るが、これはダイヤモンドの特性を確認するために、外
部から電子線を照射して発光させるカソードルミネセン
ス(CL)法によって測定した結果を説明しているにす
ぎない。
合、こうした不純物・欠陥起因の発光は固有発光より波
長が長いために、短波長発光素子の機構としては不利で
ある。また、発光強度を向上させるためには、高密度の
欠陥もしくは高濃度の不純物を結晶に導入せねばなら
ず、この結果として結晶品質が低下して紫外線発光の強
度を低下させる。さらに、不純物・欠陥の導入で誘起さ
れた波長の異なる発光ピークが注入エネルギーの一部を
消費してしまい、有用な紫外線発光の効率も低下させ
る。こうした理由で、不純物・欠陥起因の発光は、電流
注入型発光素子の機構としては実用的でない。
材料における固有の発光であり、一般にその材料から得
られる発光の中で最も波長が短く、かつ状態密度も高い
ため、実用的な高輝度発光素子を実現する上で最も望ま
しい。ダイヤモンドにおいては、自由励起子再結合発光
に関連する固有のスペクトルがCL法などの分析手法に
より調べられている。室温でのダイヤモンドの自由励起
子再結合発光のエネルギーは波長229nmに相当する
が、実際には、235nm、242nm、249nm、
257nm付近に現われるフォノンサイドバンド群の発
光が主として観測される。一般的には、これらを全て含
めて「自由励起子再結合発光」と呼ばれるが、特に紫外
線発光素子として好適なのは、235nm付近のエネル
ギーを有する発光であり、ここではこの発光を「自由励
起子再結合発光」という。
でのダイヤモンド紫外線発光素子は、発光層を形成して
いる発光層ダイヤモンド結晶の品質が十分でなく、多く
の不純物や欠陥を含んでいた。このため、電流注入型発
光素子として構成した場合、実用上最も有利な自由励起
子再結合発光(波長235nmなど)について、十分な
発光強度を得ることができなかった。
の短い自由励起子再結合発光が支配的な電流注入励起発
光素子を、気相合成ダイヤモンドを用いて提供すること
にある。
記載されている発光素子のスペクトルにおいては、ダイ
ヤモンド本来の発光である自由励起子再結合発光(23
5nm)の強度が、不純物・欠陥起因の一例である束縛
励起子発光(238nm)の強度に対して明らかに小さ
く、数分の1以下となっている。これに対し、本発明の
ダイヤモンド発光素子の場合には、自由励起子再結合発
光が、不純物・欠陥起因の一例である束縛励起子の発光
強度に対して大きく、強度比において数倍以上であるこ
とを特徴としており、これを以って、自由励起子再結合
発光が支配的な紫外線発光と定義する。
は、本発明にかかるダイヤモンド発光素子と、従来のダ
イヤモンド発光素子の紫外領域における電流注入による
発光状況を示す特性図である。実線は、本発明にかかる
ダイヤモンド発光素子の特性を、破線は従来のダイヤモ
ンド発光素子の特性を示している。図から明らかなよう
に、本発明にかかるダイヤモンド発光素子は、自由励起
子再結合発光による発光である235nmに主ピークが
出現しており、不純物・欠陥起因の一例である束縛励起
子発光である238nmの強度に比して極めて大きくな
っている。しかしながら、従来のダイヤモンド発光素子
は不純物・欠陥起因の一例である束縛励起子発光である
238nmに主ピークを生じ、自由励起子再結合発光に
よる発光である235nmでは強度が小さくなってい
る。すなわち、本発明では、自由励起子再結合発光が支
配的な紫外線発光を得ることができる。
に、請求項1の発明は、ダイヤモンド紫外線発光素子に
おいて、電流注入により励起して発光する自由励起子再
結合発光が支配的である素子とした。
ド紫外線発光素子において、電流注入発光において自由
励起子再結合発光が支配的であるとは、300nm以下
の波長域において自由励起子再結合発光ピーク強度が他
の発光ピーク強度より少なくとも2倍以上大きいと定義
される。
2のダイヤモンド紫外線発光素子において、上記気相合
成ダイヤモンド結晶中の窒素濃度を90ppm以下とし
た。
3のいずれかのダイヤモンド紫外線発光素子において、
上記気相合成ダイヤモンド結晶の合成時におけるプラズ
マ中の窒素濃度が窒素原子数/炭素原子数比で200p
pm以下とした。
4のいずれかのダイヤモンド紫外線発光素子において、
気相合成ダイヤモンド結晶を、単結晶とした。
5のいずれかのダイヤモンド紫外線発光素子において、
気相合成ダイヤモンド結晶を、ホモエピタキシャル成長
させて得た気相合成ダイヤモンド結晶とした。
4のいずれかのダイヤモンド紫外線発光素子において、
気相合成ダイヤモンド結晶を、多結晶とした。
7のいずれかのダイヤモンド紫外線発光素子において、
上記気相合成ダイヤモンド結晶として、成長面側の結晶
を用いた。
8のいずれかのダイヤモンド紫外線発光素子において、
気相合成ダイヤモンド結晶が、室温でのCLスペクトル
において、自由励起子再結合発光が得られるものであ
る。
項9のいずれかのダイヤモンド紫外線発光素子におい
て、気相合成ダイヤモンド結晶が、−190℃でのCL
スペクトルにおいて、自由励起子再結合発光の可視光発
光に対する強度比が0.2倍以上であることとした。
項10のいずれかのダイヤモンド紫外線発光素子におい
て、気相合成ダイヤモンド結晶の表面に導電層を形成
し、この導電層上に電極を形成した。
項11のいずれかのダイヤモンド紫外線発光素子におい
て、気相合成ダイヤモンド結晶の表面を水素終端して導
電層を形成しており、この水素終端層上に電極を形成し
た。
項12のいずれかのダイヤモンド紫外線発光素子におい
て、気相合成ダイヤモンド結晶に、ホウ素を添加して導
電性を付与した。
項13のいずれかのダイヤモンド紫外線発光素子におい
て、上記気相合成ダイヤモンド結晶中のホウ素濃度を6
0ppm以下とした。
項14のいずれかのダイヤモンド紫外線発光素子におい
て、上記気相合成ダイヤモンド結晶の合成時におけるプ
ラズマ中へのホウ素の導入量をホウ素原子数/炭素原子
数比で1000ppm以下とした。
項15のいずれかのダイヤモンド紫外線発光素子におい
て、上記気相合成ダイヤモンド結晶中の実効アクセプタ
濃度を、赤外吸収分光法による定量で20ppm以下と
した。
項16のいずれかのダイヤモンド紫外線発光素子におい
て、上記気相合成ダイヤモンド結晶が、−190℃での
CLスペクトルにおいて、自由励起子再結合発光がホウ
素束縛励起子再結合発光に対しピーク強度で0.1倍以
上であることを特徴とする。
合成ダイヤモンド結晶を用いたダイヤモンド紫外線発光
素子の構造を、図1を用いて詳細に説明する。図1
(A)は、ダイヤモンド結晶基板上に多数の電極を設け
た状態を模式的に示す平面図であり、図1(B)は、図
1(A)のB−B線での断面を模式的に拡大して示す断
面図である。以下、この実施の形態を実施例1という。
は、表面を水素終端したダイヤモンド多結晶膜を用いて
構成される。水素終端ダイヤモンド多結晶膜を用いたダ
イヤモンド紫外線発光素子10は、ドーパント以外の不
純物や格子欠陥を微量にしか含まない気相合成によって
得た高品質のダイヤモンド結晶層1と、その表面を水素
終端処理して電気伝導性を付与した表面伝導層2と、該
水素終端層上に形成した第1の電極4と、第2の電極5
とから構成される。第1の電極4及び第2の電極5は、
ダイヤモンドとの接着性を良好とするために水素終端層
2上に設けたクロム(Cr)層31と、この上に形成さ
れた金(Au)層32とから構成される。
イヤモンド紫外線発光素子10を構成するダイヤモンド
結晶層1は、モリブデン(Mo)基板上に誘導結合型高
周波熱プラズマ気相合成法(RF熱プラズマCVD法)
を用いて製造される。このダイヤモンド結晶層1は、無
添加気相合成結晶として構成され、不純物や格子欠陥を
微量にしか含まない高品質のダイヤモンド結晶を形成し
ている。
で作製される。 [成長条件] RF入力:45kW 圧力:200Torr ガス:Ar;31.8リットル/min,H2;11.2リ
ットル/min,CH4;0.17リットル/min ガス純度:Ar;99.9999%,H2;99.999
99%,CH4;99.9999% 成膜時間:30時間 基板温度:約900℃ 基板:モリブデン(Mo)板、直径:50mm、厚み:
5mm 膜厚:100μm 成膜後、ダイヤモンド厚膜を生成させたMo基板を酸を
用いて溶解して、ダイヤモンドの自立膜を得た。
中に照射された光子が結晶内のフォノンと相互作用し、
このフォノンのエネルギー分だけ波長がずれた光子とし
て放出される現象をラマン散乱という。ラマン散乱分光
法とは、その放出光(散乱光)をスペクトル分解して測
定することにより、結晶内の格子欠陥、応力、不純物等
に関する情報を得る試料評価法である。
ン散乱のピークが1332[1/cm]ないし1333
[1/cm]に現れる。そのピークの半値全幅は、特に
格子欠陥密度と窒素密度に敏感であり、格子欠陥密度や
窒素などのドーパント以外の不純物濃度が低くなるほど
狭くなる。したがって、ラマン散乱分光法は、ダイヤモ
ンドの電流注入により励起された自由励起子再結合発光
を主たる発光として用いる紫外線発光素子の結晶評価に
有用である。
14.5nm)でラマン・スペクトルを測定するラマン
散乱分光法による観測の結果、ラマンシフト1332〜
1333[1/cm]付近でダイヤモンド固有散乱ピー
クの半値全幅は、膜の断面下部から上部へ行くに従って
狭くなり、膜の上部では固有ピークの半値全幅が約2.
0[1/cm]以下となった。すなわち基板に近い、膜
の裏面より成長面側のダイヤモンドの結晶性が優れてい
ることが判明した。ここでいうピーク値の半値全幅と
は、いわゆるFWHM(Full Width at Half Maxium)
のことである。
定とは、真空中に置いた試料に電子線を照射し、その時
に試料から放出される発光をスペクトルとして測定する
試料評価方法である。試料温度に応じて得られるスペク
トルは変化する。この評価方法において観測される自由
励起子再結合発光は、低濃度の格子欠陥や不純物の存在
によっても阻害されるため、その発光強度が高いほど、
ダイヤモンドの完全性が高いと言える。CL法による発
光スペクトルの測定によって得た評価によれば、ダイヤ
モンド本来の発光である自由励起子再結合による紫外線
発光はダイヤモンドの成長面側(表側)で強く生起し、不
純物や欠陥起因である可視領域における発光は基板に接
していた側(裏側)で強くなる。すなわち、多結晶ダイヤ
モンド結晶の成長面は欠陥が少なく高品質であり、基板
に接していた側は結晶性が格段に劣ることが判明した。
イヤモンド膜(多結晶ダイヤモンド結晶)1は、基板と
接していた側は平坦であるが、成長側は凹凸が激しいの
で、成長側をダイヤモンドペーストを用いて研磨して平
滑にする。両面が平坦にされたダイヤモンド膜1を、1
mm×2mm程度の板状に切り出す。
は、絶縁性であるので、電気伝導性を持たせるために、
マイクロ波プラズマ気相合成装置(MW−CVD装置)
によって、水素プラズマ中で表面を水素終端処理する。
この処理によりダイヤモンド膜1の表面は、水素終端さ
れ導電性を呈する。
する方法は、例えば、特開平8−139109号公報に
示されている。ここで、水素終端とは、成長させたダイ
ヤモンド結晶の表面の炭素原子のダングリングボンドす
なわち余った結合手に水素原子が結合して終端した状態
をいう。例えば水素プラズマ中でダイヤモンド結晶を処
理することによって水素終端したダイヤモンド結晶を得
ることができる。
高める。
素終端層上に電極を作製する。電極の作製手順を図2を
用いて説明する。モリブデン(Mo)基板上に気相合成
法によって成長させた後、基板上から剥離した高品質の
気相合成ダイヤモンド膜1の研磨面11上を、上記処理
によって水素終端して水素終端層2を設ける(図2
(A))。
をターゲットとした直流スパッタリング装置中におい
て、基板温度200℃、500V、1Aで20秒間スパ
ッタリングを行い、水素終端層2上に厚さ500ÅのC
r層31を成膜する。引き続いて、金(Au)をターゲッ
トとして、基板温度200℃を保持し、700V、1A
で5分間スパッタリングを行い、前記Cr層31上に厚
さ2000ÅのAu層32を成膜する(図2(B))。
ィングによりポジフォトレジスト層を形成した後、大気
中で80℃の温度で30分間乾燥後、マスクアライナー
を用いて不必要部分に紫外線を露光し、フォトレジスト
用現像液で露光部分を除去し、大気中で130℃の温度
で30分間乾燥することで、レジストマスク6を形成す
る(図2(C))。この工程は、例えばフォトレジスト
粘度100Cp、回転数3500rpm、15秒間の場
合、紫外線露光量200mJ/cm2で行われた。
2及びCr層31をエッチングして、第1の電極4と第
2の電極5を形成する(図2(D))。Au層32のエ
ッチングはヨウ化アンモニウム水溶液を用いて処理し、
Cr層31のエッチングは第二硝酸セリウムアンモニウ
ム水溶液を用いて処理する。
去して、図1に示した、水素終端ダイヤモンド多結晶膜
を用いたダイヤモンド紫外線発光素子10を形成する。
ド多結晶膜を用いたダイヤモンド紫外線発光素子10の
電流注入発光の測定結果を、図3を用いて説明する。図
3は、自由励起子再結合発光の状況を説明する自由励起
子再結合発光スペクトルの測定結果であり、横軸に波長
(nm)を、縦軸に発光強度(任意目盛)をとってい
る。
の結晶性が高くなるので、成長面側に電極を付加した。
測定は、室温において、隣接する電極4と電極5間に2
20Vの直流電圧を印加し、1.0mAの電流を流して
行われた。
にピークがあり、この波長は、電流注入によって生じる
自由励起子再結合発光による紫外線発光と判定できる。
波長300nm以下の領域では、不純物や格子欠陥に起
因する発光ピークは確認可能な強度以下である。図3の
結果により、表面を水素終端したダイヤモンド多結晶膜
において、結晶性の高い試料では、電流注入により従来
では得られていなかった自由励起子再結合発光による紫
外線が支配的となった。従来は、不純物発光や欠陥起因
の紫外線発光が主体であったのに対して、この発明によ
れば自由励起子再結合発光が支配的な点で特徴的であ
る。
ラズマ気相合成法(MW−CVD法)でホモエピタキシ
ャル成長させて得た気相合成ダイヤモンド結晶である水
素終端ダイヤモンド単結晶膜を用いたダイヤモンド紫外
線発光素子について説明する。以下、これを実施例2と
いう。
結晶膜を用いたダイヤモンド紫外線発光素子100の構
造を、図4を用いて説明する。図4は、水素終端ダイヤ
モンド単結晶を用いたダイヤモンド紫外線発光素子10
0の断面を模式的に一部拡大して示す断面図であり、平
面形状は、図1(A)とほぼ同様なので省略する。
ヤモンド紫外線発光素子100は、高圧ダイヤモンド結
晶12の表面に高品質のダイヤモンド単結晶膜13をホ
モエピタキシャル成長によって作製し、ダイヤモンド単
結晶膜13の表面を水素終端して電気伝導性を呈する水
素終端層2を設け、この上に図1に示した実施例1と同
様に、電極4および電極5を設けて構成される。電極
4,5はそれぞれクロム層31と金層32とから構成さ
れる。
ド結晶膜の成膜は、MW−CVD装置を用いて以下の条
件で作製した。 [成長条件] 基板:1b(100)高圧ダイヤモンド結晶 MW出力:500W ガス:CH4;0.2% in H2、流量500ml/min ガス純度:CH4;99.9999%,H2;99.99
999% 温度:870℃ 合成圧力:40Torr 合成時間:64.5時間 合成終了後、水素のみで10分間処理し、水素ガス中で
冷却した。
は、基板がダイヤモンドであることから、成膜後も基板
から剥がすことができないので、以後のプロセスと測定
においても、ホモエピタキシャル膜は基板ごと用いてい
る。
も無添加で絶縁性を有しているので、表面を以下の条件
で水素終端処理して電気伝導性を付与する。 [表面水素終端処理条件] 圧力:40Torr MW出力:600W 基板温度:900℃ 処理時間:10分 冷却時間:30分
ド単結晶13の水素終端層2上に、電極4及び電極5を
製造する。この工程は、図2に示した方法と同様であ
る。
晶膜の品質の評価を図5を用いて説明する。図5は、横
軸に波長(nm:紫外領域〜可視光領域)を示し、縦軸
は真空中、−190℃で測定したCLの発光強度を任意
目盛で示している。
ャル成長させたダイヤモンド単結晶膜のCLによる結晶
評価では、自由励起子再結合発光が紫外領域に認めら
れ、可視光領域の格子欠陥に基づく発光はほとんど認め
られないことから、高い結晶性を有していることがわか
る。
いたダイヤモンド紫外線発光素子100の電流注入発光
特性を説明する。電流注入発光は、隣接する電極4及び
電極5間に220Vの直流電圧を印加し、50μAを流
して測定した。
用いた自由励起子再結合発光の状況を説明する室温にお
ける電流注入(EL)による自由励起子再結合発光の紫
外領域におけるスペクトルであり、横軸に波長(nm)
を、縦軸に発光強度(任意目盛)をとっている。この図
から明らかなように、水素終端MW−CVDホモエピタ
キシャル成長ダイヤモンド単結晶膜を用いたダイヤモン
ド紫外線発光素子においても、235nm付近に明確な
ピークが存在し自由励起子再結合発光が得られている。
波長300nm以下の領域では、不純物や格子欠陥に起
因する発光ピークは確認可能な強度以下である。
Dホモエピタキシャル成長ダイヤモンド単結晶膜を用い
たダイヤモンド紫外線発光素子100の電圧−電流特性
である。
を用いたダイヤモンド紫外線発光素子100において
も、室温で電流注入による自由励起子再結合発光が支配
的な紫外線発光素子を得ることができた。
−CVD法でホウ素(B)を添加してホモエピタキシャ
ル成長させたホウ素添加MW−CVDホモエピタキシャ
ル成長ダイヤモンド結晶を用いてダイヤモンド紫外線発
光素子を構成した例を説明する。ダイヤモンドはホウ素
を添加するとp型半導体となり、電気伝導性を持つこと
が知られている。ただし、本発明においては、ホウ素添
加は結晶に電気伝導性を付与して電流注入型素子を構成
するために行うのであって、ホウ素起因の発光を得るた
めではない。以下、これを実施例3という。
単結晶膜を用いたダイヤモンド紫外線発光素子110の
構造を、図8を用いて説明する。図8は、ホウ素添加ダ
イヤモンド単結晶を用いたダイヤモンド紫外線発光素子
110の断面を模式的に一部拡大して示す断面図であ
り、平面形状は図1(A)とほぼ同様なので省略する。
イヤモンド紫外線発光素子110は、高圧ダイヤモンド
結晶12の表面に高品質のホウ素添加ダイヤモンド単結
晶膜21をホモエピタキシャル成長によって作製し、こ
のホウ素添加ダイヤモンド単結晶膜21上に図1に示し
た実施例1と同様に、電極4および電極5を設けて構成
される。電極4,5はそれぞれクロム層31と金層32
とから構成される。
ダイヤモンド単結晶膜の成膜は、MW−CVD装置を用
いて以下の条件で作製した。 [成長条件] 基板:1b(100)高圧ダイヤモンド結晶 MW出力:600W ガス:CH4;0.1% in H2、ホウ素(B):50p
pm(=B/C)、流量500ml/min ガス純度:CH4;99.9999%,H2;99.99
999% 温度:900℃ 合成圧力:40Torr 合成時間:135時間 処理:合成前;基板をエタノールで洗浄の後10分間H
2プラズマ処理 合成後;10分間H2プラズマ処理、H2中で冷却
単結晶膜を過水硫酸(H2SO4+H2O2)中で煮沸して
表面導電層を除去した後に、図2に示すプロセスと同様
にしてホウ素添加MW−CVDホモエピタキシャル成長
ダイヤモンド結晶膜を用いたダイヤモンド紫外線発光素
子を形成した。
ンド単結晶膜を用いたダイヤモンド紫外線発光素子11
0の電極4,5間に150Vの電圧を印加し、約1mA
の電流注入を行った。
いたダイヤモンド紫外線発光素子の室温下での電流注入
スペクトルを図9を用いて説明する。図9に示したよう
に、この素子においても自由励起子再結合発光による2
35nmでのピークを有する紫外線発光を得ることがで
きた。波長300nm以下の領域では、不純物や格子欠
陥に起因する発光ピークは確認可能な強度以下である。
た紫外線発光素子は、ホウ素由来の束縛励起子発光によ
る紫外線発光が支配的であった。一方、上記実験の結
果、ホウ素添加ダイヤモンド単結晶膜を用いたダイヤモ
ンド紫外線発光素子は、電流注入によって自由励起子再
結合発光による紫外線発光が支配的であることを観測す
ることができた。すなわち、この実施の形態では、ホウ
素はダイヤモンド結晶膜に導電性を付与するために添加
されており、ダイヤモンド結晶は高結晶性であることか
ら、紫外線の発光は、ダイヤモンド本来の自由励起子再
結合発光として電流注入によって得ることができたもの
である。
ド結晶膜としてダイヤモンド基板上に成長させたホウ素
添加ダイヤモンド単結晶膜を用いたが、シリコンや金属
など他の基板を用いることができるし、ホウ素添加ダイ
ヤモンド結晶膜は単結晶であっても多結晶であってもよ
い。
ド結晶を用いたダイヤモンド紫外線発光素子のCL法に
よる結晶評価の結果と、電流注入による自由励起子再結
合発光の有無を表1を用いて説明する。表1はRF熱プ
ラズマCVD法およびMW−CVD法によって得た気相
成長ダイヤモンド結晶を用いたダイヤモンド紫外線発光
素子の発光特性を示す表である。
施例1の発光素子は、実施例2と同様にMW−CVD法
により作製した。作製方法のなかで異なるのは、下記の
合成条件のみである。 実施例4:メタン濃度;1.0%、MW出力;500W 実施例5:メタン濃度;0.30%、MW出力;500
W 比較例1:メタン濃度;0.50%、MW出力;400
W また、比較例2,3は、実施例1と同様にRF−CVD
法により作製した。作製方法のなかで異なるのは、いず
れもダイヤモンド自立膜の基板側の面を用いていること
である。比較例2は研磨せずそのまま、比較例3は表面
を10μmほど研磨して用いた。
スペクトル測定による結晶性評価を示すもので、第2欄
は−190℃における自由励起子再結合発光のピーク強
度FEと不純物・欠陥起因の可視発光のピーク強度VB
の比(FE/VB)を示し、第3欄は室温における自由
励起子再結合発光の検出の有無を示している。第4欄は
電流注入による自由励起子再結合発光の有無を示してい
る。
例3では、−190℃でのCL法による結晶評価によれ
ば、FE/VBは、それぞれ、0.16、0.01、
0.03となるが、室温でのCL法による結晶評価で
は、自由励起子再結合発光はいずれも検出できなかっ
た。この場合、室温での電流注入では、自由励起子再結
合発光は得られなかった。
光素子(実施例1,2,4,5)では、−190℃での
CL法による結晶評価ではFE/VBは、それぞれ、
0.2、6.7、34、100以上であった。また、室
温でのCL法による結晶評価では、自由励起子再結合発
光がいずれも明確に検出できた。この場合、室温での電
流注入では、自由励起子再結合発光が明確に得られた。
以上の結果により、ダイヤモンド紫外線発光素子を得る
ためには、−190℃でのCLスペクトルにおいて、自
由励起子再結合発光強度が可視発光強度に比して0.2
倍以上でなければならないことが理解される。また、室
温におけるCLスペクトルにおいて、自由励起子再結合
発光が観測されなければならないことが理解される。
光素子の電流注入による自由励起子再結合発光の窒素量
依存性を説明する。上記ダイヤモンド紫外線発光素子の
気相合成ダイヤモンド結晶合成時における雰囲気中の炭
素原子量に対する窒素原子導入量と電流注入自由励起子
再結合発光の有無の関係を測定した結果を表2に示す。
5は、いずれも水素終端MW−CVDホモエピタキシャ
ル成長ダイヤモンド単結晶膜を用いている。作製方法の
なかで異なるのは、下記条件によるプラズマ雰囲気中へ
の窒素添加量のみである。 実施例2:窒素原子数/炭素原子数比;100ppm以
下 実施例6:窒素原子数/炭素原子数比;200ppm 比較例4:窒素原子数/炭素原子数比;2000ppm 比較例5:窒素原子数/炭素原子数比;20000pp
m なお、実施例2では意図的な窒素添加を行っていない
が、合成に用いた水素およびメタンガス成分分析の結
果、および合成装置のリーク量から計算した窒素濃度を
記載した。
結晶の合成時における雰囲気中の窒素は、炭素に対して
原子数比200ppm以下で電流注入自由励起子再結合
発光を生起することが理解できる。さらに、この実施例
6の試料中の窒素濃度を2次イオン質量分析法により測
定したところ、90ppmという値を得た。したがっ
て、ダイヤモンド紫外線発光素子を作製するためには、
結晶中の窒素濃度が90ppm以下でなければならない
ことが理解できる。
光素子の電流注入による自由励起子再結合発光のホウ素
量依存性を説明する。上記ダイヤモンド紫外線発光素子
の気相合成ダイヤモンド結晶合成時における雰囲気中の
炭素原子量に対するホウ素原子導入量と電流注入自由励
起子再結合発光の有無の関係などを測定した結果を表3
〜表5に示す。
原子数と炭素原子数の比B/Cと、電流注入自由励起子
再結合発光の有無を示す表である。表4は、赤外吸収分
光(IR)法による結晶中の活性アクセプタ濃度(pp
m)と、電流注入自由励起子再結合発光の有無を示す表
である。表5は、−190℃でのCLスペクトルにおけ
る自由励起子再結合発光とホウ素束縛励起子再結合発光
の強度比(FE/BE)と、電流注入自由励起子再結合
発光の有無を示す表である。
CVD法により、ホウ素濃度以外は同一の下記の条件で
ホモエピタキシャル成長ダイヤモンド膜を作成した。 基板:1b(100)高圧ダイヤモンド結晶 MW出力:600W ガス:CH4;0.1〜1.0%in H2,流量;50
0ml/min 温度:850〜900℃ 圧力:40Torr
の、原料メタン(CH4)に対するトリメチルボロン
(B(CH3)3)の導入量を、ホウ素原子数/炭素原子
数で表したものである。
での赤外吸収分光(IR)法による定量方法(P.M.Cher
enko,H.MStrong and R.E.Tuft,Phil.Mag.,vol23,P313,1
971)を用いて、実効アクセプタ濃度を測定した。具体
的には、試料の赤外吸収スペクトルを顕微IR装置によ
り測定し、波数1280[1/cm]における吸光度a
1、または波数2800[1/cm]における吸光度a2
を求める。結晶中のホウ素濃度が10ppm程度以上の
場合は前者(a1)が有効であり、それ以下の場合は後
者(a2)が有効である。両者の換算式は、a2/a1=
22で示される。膜厚をd(cm)とした場合、下記の
式で結晶中の実効アクセプタ濃度(NA)を求めること
ができる。 NA=0.086×a1/d
s Spectroscopy:SIMS)を用いて、ダイヤモンド結晶中
のホウ素濃度を正確に定量した。SIMS法を用いるこ
とによって、アクセプタとして不活性なホウ素をも含め
た全ホウ素濃度を測定することが可能である。ダイヤモ
ンド結晶中のホウ素は荷電子帯からの深さ約350me
Vのアクセプタ順位を形成し、このうちいくらかが室温
で活性化してアクセプタとして機能する。したがって、
全ホウ素濃度に比べて室温下での赤外分光法による実効
アクセプタ濃度は小さくなる。
た自由励起子再結合発光とホウ素束縛励起子再結合発光
の強度比(FE/BE比)は、ダイヤモンド結晶中のホ
ウ素濃度を間接的に表している。(H.Kawaradaら、Physi
cal Reveiw B,vol.47,p.3633-3637参照)
の雰囲気中の炭素原子量に対するホウ素原子量の比を異
ならせ、この時の電流注入自由励起子発光の有無などを
測定した。実施例3は合成時のB/C比が50ppmで
あり、実施例7は合成時のB/C比が1000ppmで
あり、比較例6は合成時のB/C比が1500ppmで
あり、比較例7は合成時のB/C比が3000ppmで
あり、比較例8は合成時のB/C比が5000ppmで
あった。
子再結合発光を得ることができたが、比較例6,7,8
では電流注入による自由励起子再結合発光を得ることが
できなかった。このことから、ダイヤモンド紫外線発光
素子を得るためには、合成時のプラズマ中のホウ素原子
数と炭素原子数の比は1000ppm以下でなければな
らないことが理解できる。
の定量の結果、実施例3は2ppm、実施例7は20p
pmであった。しかしながら、比較例6,7,8では、
ホウ素濃度はIR法による測定限界以上であった。この
ことから、ダイヤモンド紫外線発光素子を得るために
は、IR測定法による結晶中の活性アクセプタ濃度は2
0ppm以下でなければならないことが理解できる。
再結合発光とホウ素束縛励起子再結合発光のピーク強度
比(FE/BE)を測定の結果、実施例3は2.3、実
施例7は0.10、比較例3では0.03であり、比較
例7,8では、それぞれ測定限界以下であった。このこ
とから、ダイヤモンド紫外線発光素子を得るためには、
−190℃で測定したCLでの自由励起子再結合発光と
ホウ素束縛励起子再結合発光のピーク強度比(FE/B
E)は、0.10以上、すなわち0.1倍以上でなけれ
ばならないことが理解できる。
をSIMS法により分析したところ、それぞれ60pp
mと300ppmという値を得た。したがって、ダイヤ
モンド紫外線発光素子を得るためには、SIMS法によ
り分析した場合には、結晶中のホウ素濃度が60ppm
以下でなければならないことが理解できる。
度やホウ素濃度を意図的に制限して電流注入型ダイヤモ
ンド発光素子を製作するという観点は、従来技術では欠
落していた。これは、従来のダイヤモンド発光素子が紫
外線発光を得ているにしても不純物や格子欠陥の発光で
あって、本発明で利用しているダイヤモンド固有の自由
励起子再結合発光を主たる発光機構として用いてはいな
かったためである。
ダイヤモンドを用いて電流注入による自由励起子再結合
発光が支配的である気相合成ダイヤモンド結晶を用いた
ダイヤモンド紫外線発光素子を提供することができる。
ド結晶膜1は、単結晶であってもよくもしくは多結晶で
あってもよい。さらに、ダイヤモンドへの電気伝導性を
付与する方法としては、結晶表面を水素終端してもよ
く、またホウ素を添加してp型半導体としてもよい。
相合成ダイヤモンド結晶を用いたダイヤモンド紫外線発
光素子は、短い波長の紫外線を電流注入により発生する
ことができる。
イヤモンド多結晶膜を用いたダイヤモンド紫外線発光素
子の構成を示す概念図。
いたダイヤモンド紫外線発光素子の製造工程を説明する
図。
電流注入による自由励起子再結合発光(紫外線発光)の
特性図。
イヤモンド単結晶膜を用いたダイヤモンド紫外線発光素
子の構成を示す概念図。
ペクトル図。
を用いたダイヤモンド紫外線発光素子の電流注入による
自由励起子再結合発光(紫外線発光)の特性図。
を用いたダイヤモンド紫外線発光素子の電流−電圧特性
図。
ダイヤモンド単結晶膜を用いたダイヤモンド紫外線発光
素子の構成を示す概念図。
膜を用いたダイヤモンド紫外線発光素子の電流注入によ
る自由励起子再結合発光(紫外線発光)の特性図。
用いたダイヤモンド紫外線発光素子と従来のダイヤモン
ド紫外線発光素子との自由励起子再結合発光の強度を説
明する発光特性図。
ンド紫外線発光素子 11 研磨面 12 高圧ダイヤモンド基板 13 ダイヤモンド単結晶層 21 ホウ素添加ダイヤモンド単結晶層 31 クロム膜(接合層) 32 金膜 100 水素終端ダイヤモンド単結晶膜を用いたダイヤ
モンド紫外線発光素子 110 ホウ素添加ダイヤモンド単結晶膜を用いたダイ
ヤモンド紫外線発光素子
Claims (17)
- 【請求項1】 気相合成ダイヤモンド結晶を用いた電流
注入により励起して発光する自由励起子再結合発光が支
配的であるダイヤモンド紫外線発光素子。 - 【請求項2】 上記電流注入により励起して発光する自
由励起子再結合発光が支配的であるとは、300nm以
下の波長域において、自由励起子再結合発光ピーク強度
が他の発光ピーク強度より少なくとも2倍以上大きいこ
とを特徴とする請求項1に記載のダイヤモンド紫外線発
光素子。 - 【請求項3】 上記気相合成ダイヤモンド結晶中の窒素
濃度が90ppm以下であることを特徴とする請求項1
または請求項2に記載のダイヤモンド紫外線発光素子。 - 【請求項4】 上記気相合成ダイヤモンド結晶の合成時
におけるプラズマ中の窒素濃度が窒素原子数/炭素原子
数比で200ppm以下であることを特徴とする請求項
1ないし請求項3のいずれか1項に記載のダイヤモンド
紫外線発光素子。 - 【請求項5】 上記気相合成ダイヤモンド結晶が、単結
晶である請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載
のダイヤモンド紫外線発光素子。 - 【請求項6】 上記気相合成ダイヤモンド結晶が、ホモ
エピタキシャル成長させて得た気相合成ダイヤモンド結
晶である請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載
のダイヤモンド紫外線発光素子。 - 【請求項7】 上記気相合成ダイヤモンド結晶が、多結
晶である請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載
のダイヤモンド紫外線発光素子。 - 【請求項8】 上記気相合成ダイヤモンド結晶が、成長
面側の結晶である請求項1ないし請求項7のいずれか1
項に記載のダイヤモンド紫外線発光素子。 - 【請求項9】 上記気相合成ダイヤモンド結晶が、室温
でのカソードルミネセンススペクトルにおいて、自由励
起子再結合発光が得られることを特徴とする請求項1な
いし請求項8のいずれか1項に記載のダイヤモンド紫外
線発光素子。 - 【請求項10】 上記気相合成ダイヤモンド結晶が、−
190℃でのカソードルミネセンススペクトルにおい
て、自由励起子再結合発光の可視光発光に対する強度比
が0.2倍以上であることを特徴とする請求項1ないし
請求項9のいずれか1項に記載のダイヤモンド紫外線発
光素子。 - 【請求項11】 上記気相合成ダイヤモンド結晶は、表
面が導電層を形成しており、該導電層に電極を形成した
ことを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか
1項に記載のダイヤモンド紫外線発光素子。 - 【請求項12】 上記気相合成ダイヤモンド結晶は、表
面が水素終端されて導電層を形成しており、該水素終端
層に電極を形成したことを特徴とする請求項1ないし請
求項11のいずれか1項に記載のダイヤモンド紫外線発
光素子。 - 【請求項13】 上記気相合成ダイヤモンド結晶は、ホ
ウ素が添加されて導電性が付与されていることを特徴と
する請求項1ないし請求項12のいずれか1項に記載の
ダイヤモンド紫外線発光素子。 - 【請求項14】 上記気相合成ダイヤモンド結晶中のホ
ウ素濃度が60ppm以下であることを特徴とする請求
項1ないし請求項13のいずれか1項に記載のダイヤモ
ンド紫外線発光素子。 - 【請求項15】 上記気相合成ダイヤモンド結晶の合成
時におけるプラズマ中のホウ素の濃度がホウ素原子数/
炭素原子数比で1000ppm以下であることを特徴と
する請求項1ないし請求項14のいずれか1項に記載の
ダイヤモンド紫外線発光素子。 - 【請求項16】 上記気相合成ダイヤモンド結晶中の実
効アクセプタ濃度が、赤外吸収分光法による定量で20
ppm以下であることを特徴とする請求項1ないし請求
項15のいずれか1項に記載のダイヤモンド紫外線発光
素子。 - 【請求項17】 上記気相合成ダイヤモンド結晶が、−
190℃でのカソードルミネッセンススペクトルにおい
て、自由励起子再結合発光がホウ素束縛励起子再結合発
光に対しピーク強度で0.1倍以上であることを特徴と
する請求項1ないし請求項16のいずれか1項に記載の
ダイヤモンド紫外線発光素子。
Priority Applications (4)
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|---|---|---|---|
| JP19523299A JP2000340837A (ja) | 1999-03-19 | 1999-07-09 | ダイヤモンド紫外線発光素子 |
| US10/019,308 US7009219B1 (en) | 1999-07-09 | 2000-06-27 | Diamond ultraviolet light-emitting device |
| EP00940851A EP1205984A1 (en) | 1999-07-09 | 2000-06-27 | Diamond ultraviolet light-emitting device |
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|---|---|---|---|
| JP11-75895 | 1999-03-19 | ||
| JP7589599 | 1999-03-19 | ||
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Publications (1)
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|---|---|
| JP2000340837A true JP2000340837A (ja) | 2000-12-08 |
Family
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Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000340837A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004179410A (ja) * | 2002-11-27 | 2004-06-24 | Toppan Printing Co Ltd | ステンシルマスク及び露光方法 |
| JP2004179411A (ja) * | 2002-11-27 | 2004-06-24 | Toppan Printing Co Ltd | メンブレンマスク及び露光方法 |
| JP2017152465A (ja) * | 2016-02-23 | 2017-08-31 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | ダイヤモンド発光整流素子およびその製造方法 |
-
1999
- 1999-07-09 JP JP19523299A patent/JP2000340837A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2017152465A (ja) * | 2016-02-23 | 2017-08-31 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | ダイヤモンド発光整流素子およびその製造方法 |
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