JP2000341441A - Isdn回線中継装置 - Google Patents

Isdn回線中継装置

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JP2000341441A
JP2000341441A JP11152805A JP15280599A JP2000341441A JP 2000341441 A JP2000341441 A JP 2000341441A JP 11152805 A JP11152805 A JP 11152805A JP 15280599 A JP15280599 A JP 15280599A JP 2000341441 A JP2000341441 A JP 2000341441A
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isdn
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analog
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JP11152805A
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Hisao Sawada
尚夫 沢田
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Taiko Electric Works Ltd
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Taiko Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログ回線用の非常通報装置をISDN回
線に接続するためのISDN回線中継装置において、通
報起動時にISDN回線が塞がっている状態から、でき
るだけ速やかに通報動作を実行できるようにする。 【解決手段】 通報先への発呼に対してISDN回線網
から解放完了メッセージを受けたときに、他のアナログ
回線用端末が回線使用中であるときには、通報装置に回
線閉塞を伝えた後に、ISDN回線網に他のアナログ回
線用端末が使用中の回線の切断メッセージを送出して、
他のアナログ回線用端末が使用中の回線を開放させる。
その後の通報装置の回線捕捉を、回線捕捉検出手段で検
出し、通報先への再度の発呼およびその後の通報メッセ
ージの送出を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば火災など
の非常事態の発生時に、電話回線を通じて、消防署など
の所定の通報先に通報メッセージを送出するようにする
アナログ回線用の通報装置を、ISDN回線に対して接
続することができるようにするターミナルアダプタ機能
を備えるISDN回線中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、盗難、火災等の非常事態が発生
した場合に、非常用押ボタンスイッチやセンサにより起
動されて、警察署や消防署などの予め設定された通報先
のダイヤル番号を電話回線を通じて送出し、通報先の相
手が応答すると、予め記憶されている通報メッセージを
送出するようにする非常通報装置が知られている(例え
ば特公昭63−37549号公報等参照)。
【0003】この非常通報装置は、現在のところ、アナ
ログ回線用のものが主として用いられている。このアナ
ログ回線用の非常通報装置の通報処理時の動作の概略
は、次のようになる。
【0004】まず、非常用押ボタンスイッチが押され
た、あるいは火災センサにより火災が検知されると、通
報の起動信号が発生する。この起動信号の発生に応じ
て、非常通報装置は、回線(アナログ回線)を捕捉し、
記憶している「110番」や「119番」のダイヤル番
号のダイヤル送出を行う。そして、通報先である警察署
や消防署の応答を確認した後、記憶部に記憶している所
定の通報メッセージを、警察署や消防署に送る。これに
より、警察署や消防署には、迅速に、かつ、確実に非常
事態が伝達される。
【0005】しかし、非常通報装置は、一般に、他の電
話端末と回線を共有する使用態様となっている場合が多
く、このため、非常事態が発生したときに、通報に用い
ようとする電話回線が話中であったり、丁度、着信中で
あった場合には、当該回線が解放されるまで、通報が遅
れる問題がある。
【0006】そこで、通報に用いようとするアナログ電
話回線が話中などで使用中となっているときに、当該ア
ナログ回線を強制的に開放する回線開放手段をアナログ
回線用非常通報装置に設け、迅速に非常通報ができるよ
うにする方策が種々提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電話回線と
して、高速のデータ通信が可能なため、デジタル回線で
あるISDN回線が普及しつつある。そして、従来のア
ナログ回線用の電話端末装置は、ターミナルアダプタを
ISDN回線との間に介在させることで、このISDN
回線に対しても接続することができる。
【0008】すなわち、上述したアナログ回線用の非常
通報装置をISDN回線に接続できるターミナルアダプ
タがあれば、ISDN回線用の非常通報装置を、新たに
購入しなくても、ISDN回線に対して接続して使用す
ることができる。
【0009】しかしながら、アナログ回線用非常通報装
置を、ターミナルアダプタを介してISDN回線に接続
するシステム構成の場合には、アナログ回線を強制的に
開放する回線開放手段がアナログ回線用の非常通報装置
に存在しても、それは、まったく無意味である。
【0010】そこで、本願の出願人は、特願平9−27
1111号として、ISDN回線網とISDN用端末と
の間の接続/切断を制御する接続/切断切換回路を設け
て、ISDN用端末が使用中であって、ISDN回線の
2個のBチャネルが塞がっている場合にも、接続/切断
切換回路を強制切断して、アナログ回線用の非常通報装
置から警察署や消防署などの通報先への非常通報が迅速
に行なえるようにしたISDN回線中継装置を提案し
た。
【0011】しかしながら、ISDN用端末側を切断し
た場合には、後述もするように、その復旧の際には、T
EI(端末終端点識別子)チェックが必要となるので、
ISDN回線の切断から復旧までの時間が、比較的長く
かかるという問題がある。
【0012】この発明は、以上の点にかんがみ、できる
だけISDN用端末側を切断することなく、ISDN回
線のBチャネルの空きを作ることができるようにして、
非常通報動作が迅速に行なえるようにしたISDN回線
中継装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】アナログ回線用端末をI
SDN回線に接続するためのターミナルアダプタは、通
常は、非常通報装置用のアナログポートの他に、他のア
ナログ回線用端末用のアナログポートを備える。このよ
うに他のアナログ回線用端末用のアナログポートを備え
るターミナルアダプタの場合、ISDN回線の2個のB
チャネルが使用中といっても、その一方のBチャネル
が、前記他のアナログ回線用端末により使用されている
場合もある。特に、ISDN用端末が一つしか接続され
ていない場合には、ISDN回線の2個のBチャネルが
使用中のときには、その一方のBチャネルはアナログ回
線用端末により使用されていることになる。
【0014】このように、ISDN回線が塞がっている
態様が、一方のBチャネルがアナログ回線用端末により
使用されている場合には、前記のように、ISDN用端
末側を切断した場合には、ISDN回線の切断から復旧
までの時間がかかることから、アナログ回線用端末側の
Bチャネルを強制開放させるようにする方が、迅速に空
きのBチャネルを得ることができると期待できる。
【0015】この発明は、上記のことを考慮したもの
で、請求項1の発明は、ISDN回線網と後段のISD
N用端末との間に設けられ、起動信号に応じて回線を捕
捉し予め設定された通報先のダイヤル番号送出をした
後、通報メッセージを送出するアナログ回線用通報装置
を前記ISDN回線網に接続するための装置であって、
前記通報装置を前記ISDN回線網に接続するための処
理を行うと共に、アナログポートとして、前記通報装置
用の他に、他のアナログ回線用端末用のポートを有する
ターミナルアダプタ部を備え、前記ターミナルアダプタ
部は、前記通報装置の回線捕捉を検出する第1の回線捕
捉検出手段と、前記第1の回線捕捉検出手段で前記回線
捕捉が検出された後に、前記通報装置から送出される前
記通報先のダイヤル番号を識別し、前記ISDN回線を
通じて、前記通報先への発呼を行う発呼手段と、前記通
報装置からの通報メッセージを前記ISDN回線網用の
信号に変換して送出する手段と、前記他のアナログ回線
用端末の回線捕捉を検出する第2の回線捕捉検出手段
と、前記第2の回線捕捉検出手段で前記回線捕捉が検出
された後に、前記他のアナログ回線用端末から送出され
る相手先のダイヤル番号を識別し、前記ISDN回線を
通じて、前記相手先に発呼を行い、前記相手先の応答を
確認した後、前記ISDN回線を通じての前記他のアナ
ログ回線用端末と相手先との通話回線を生成する手段
と、前記通報先への発呼に対して前記ISDN回線網か
ら解放完了メッセージを受けたときに、前記他のアナロ
グ回線用端末が回線使用中であるときには、前記通報装
置に回線閉塞を伝えた後に、前記ISDN回線網に前記
他のアナログ回線用端末が使用中の回線の切断メッセー
ジを送出して、前記他のアナログ回線用端末が使用中の
回線を開放させ、その後の前記通報装置の回線捕捉を前
記第1の回線捕捉検出手段で検出したときに、前記発呼
手段による前記通報先への再度の発呼およびその後の通
報メッセージの送出を実行するように制御する制御手段
と、を備えることを特徴とするISDN回線中継装置を
提供する。
【0016】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
のISDN回線中継装置において、前記ターミナルアダ
プタ部と前記ISDN回線網との間の接続は保ちつつ、
前記ISDN回線網とISDN用端末との間の接続/切
断を制御する回線強制切断回路部を設け、前記制御手段
は、前記発呼に対して前記ISDN回線網から解放完了
メッセージを受けたときに、前記他のアナログ回線用端
末が通話中でなかったときには、前記解放完了メッセー
ジを受けた旨を前記通報装置に報知した後に、前記回線
強制切断回路部を制御して、前記ISDN用端末を前記
ISDN回線網から切断し、前記ISDN回線網との接
続の復旧後の前記通報装置の回線捕捉を前記回線捕捉検
出手段で検出したときに、前記発呼手段による前記通報
先への再度の発呼およびその後の通報メッセージの送出
を実行するように制御することを特徴とするISDN回
線中継装置を提供する。
【0017】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2に記載のISDN回線中継装置において、前記
制御手段は、前記通報装置の回線開放動作と、前記通報
装置からの通報中出力信号とから前記通報先からの逆信
を待つ逆信待機を検知し、捕捉していた回線を開放して
逆信待機状態とし、この逆信待機状態において、前記他
のアナログ回線用端末による回線捕捉が前記第2の回線
捕捉検出手段で検出されたときには、前記他のアナログ
回線用端末にビジートーンを送出するように制御するこ
とを特徴とするISDN回線中継装置を提供する。
【0018】また、請求項4の発明は、請求項2に記載
のISDN回線中継装置において、前記制御手段は、前
記通報装置の回線開放動作と、前記通報装置からの通報
中出力信号とから前記通報先からの逆信を待つ逆信待機
を検知し、前記ISDN用端末が前記ISDN回線網か
ら切断されていないときには、前記回線強制切断回路部
を制御して、前記ISDN用端末を前記ISDN回線網
から切断すると共に、捕捉していた回線を開放して逆信
待機状態とし、さらに、この逆信待機状態においては、
前記他のアナログ回線用端末による回線捕捉が前記第2
の回線捕捉検出手段で検出されたときには、前記他のア
ナログ回線用端末にビジートーンを送出するように制御
する制御手段と、を備えることを特徴とするISDN回
線中継装置を提供する。
【0019】
【作用】上記の構成の請求項1の発明のISDN回線中
継装置においては、通報装置が起動されて、回線捕捉動
作をすると、それを検出し、続いて送られてくる通報先
のダイヤル番号を識別して、通報先に、ISDNの発呼
手順に従い発呼動作をする。そして、通報先との間でI
SDN回線が接続されると、通報装置からの通報メッセ
ージはターミナルアダプタを通じ、ISDN回線を通じ
て、通報先に送出される。
【0020】しかし、ISDN回線の2個のBチャネル
が他の端末によって使用されていて回線が塞がっている
(ビジーの状態)ときには、ISDN回線中継装置のタ
ーミナルアダプタ部でISDN発呼手順による発呼動作
を行った結果、ISDN回線網からは回線が使用中で塞
がっていることを意味する解放完了メッセージが到来す
る。ターミナルアダプタ部の制御手段は、これを受け
て、例えばビジートーンを通報装置に送って、その旨を
通知する。
【0021】そして、制御手段は、前記ISDN回線網
に、相手先と通話中の他のアナログ回線用端末がオンフ
ックして終話したときの切断メッセージを送出する。す
ると、ISDN回線網側は、通話中の他のアナログ回線
用端末が電話を切ったと判断し、ISDN回線中継装置
との間で、当該回線(他のアナログ回線用端末が使用し
ていたBチャネル)を切断して開放するメッセージのや
り取りが行われ、当該他のアナログ回線用端末が使用中
であったBチャネルが開放される。
【0022】一方、通報装置は、ビジー信号を受信して
から、回線開放を行い、その後、回線捕捉およびダイヤ
ル番号送出を繰り返すので、ターミナルアダプタ部は、
前記の他のアナログ回線用端末が使用中であったBチャ
ネルの開放の通報装置の回線捕捉を受け付け、続いて通
報装置から送られてくる通報先のダイヤル番号を識別
し、ISDN回線を通じて通報先に発呼を行う。このと
き、回線は開放となっているので、確実に通報先と繋が
る。そして、ターミナルアダプタ部は、通報先の応答
後、通報メッセージを送出するようにする。
【0023】したがって、ISDN回線が使用中で塞が
っていても、ISDN用端末を強制切断することなく、
アナログ回線用端末側から通話を終話させたようにして
回線を開放させ、迅速にアナログ回線用の通報装置から
通報メッセージの送出ができるようになる。
【0024】請求項2の発明の場合は、ISDN回線の
2個のBチャネルが、ともにISDN用端末により使用
され、他のアナログ回線用端末での使用ではなかった場
合である。この場合には、先に提案した発明と同様に、
ISDN回線と、ISDN用端末側との間が強制切断さ
れて、通報装置からの通報のためのBチャネルの空きが
生成される。
【0025】この請求項2の発明によれば、通報装置か
らの通報の起動があったときにISDN回線の2個のB
チャネルが塞がっている場合に、他のアナログ回線用端
末でのBチャネルが使用されていれば、そのBチャネル
を開放させるようにし、2個のBチャネルが、ともにI
SDN用端末により使用されている場合には、ISDN
回線と、ISDN用端末側との間を強制切断して、通報
装置からの通報のためのBチャネルの空きを生成するよ
うにするので、ISDN回線の2個のBチャネルが塞が
っている状態における通報装置からの通報が、迅速、か
つ確実に実行される。
【0026】また、請求項3の発明においては、通報装
置の逆信待機のときの問題を回避できる。すなわち、通
報装置は、通報メッセージを送出後、通報先からの逆信
を受けるために、捕捉していた回線(Bチャネル)を一
旦開放する。このときに、前記の他のアナログ回線用端
末から回線捕捉が発生した場合に、これを生かすと逆信
を受けられなくなるおそれがある。
【0027】この請求項3の発明においては、逆信待機
中に前記他のアナログ回線用端末による回線捕捉があっ
たときには、ターミナルアダプタ部の制御手段は当該他
のアナログ回線用端末にビジートーンを送出して、当該
他のアナログ回線用端末による回線捕捉を受け付けない
ようにしている。したがって、通報先からの逆信を確実
に受けることができる。
【0028】請求項4の発明も同様に、逆信待機時の問
題を回避する。この請求項4では、逆信待機中の他のア
ナログ回線用端末による回線捕捉だけでなく、ISDN
用端末からの回線捕捉をも考慮する。
【0029】すなわち、請求項4の発明においては、通
報装置が逆信待機状態になると、ISDN回線中継装置
の制御手段は、ISDN用端末がISDN回線網から切
断されていないときには、回線強制切断回路部を制御し
て、ターミナルアダプタ部とISDN回線網との間の接
続は保ちつつ、ISDN回線網とISDN用端末との間
を切断すると共に、捕捉していた回線を開放して、逆信
待機状態とする。そして、通報先からの逆信の着信があ
ると、通報装置側での応答により通話状態に移行する。
【0030】したがって、この請求項4の発明によれ
ば、逆信待機状態においては、ISDN用端末は、IS
DN回線網から切断されているので、逆信待機中のこれ
らISDN用端末からの回線捕捉は無効となり、また、
他のアナログ回線用端末による回線捕捉があったときに
は、当該他のアナログ回線用端末にビジートーンを送出
して、当該他のアナログ回線用端末による回線捕捉を受
け付けないようにしているので、通報先からの逆信を優
先して、確実に受けることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明によるISDN回
線中継装置の実施の形態を、非常通報装置用のアナログ
ポートの他に、1つの他のアナログ回線用端末用のポー
トを備える場合について、図を参照しながら説明する。
【0032】図2は、ISDN回線に対する、この実施
の形態のISDN回線中継装置や、非常通報装置、さら
には他のISDN用端末の接続態様を示すものである。
すなわち、ISDN回線1は、DSU(回線終端装置)
2を通じて加入者宅内ネットワーク3に接続される。加
入者宅内ネットワーク3の、最もDSU2側には、この
実施の形態のISDN回線中継装置10が接続される。
そして、ISDN回線中継装置10に接続される加入者
宅内ネットワーク3には、他のISDN用端末として、
デジタル回線用端末6や7が接続されている。
【0033】ISDN回線中継装置10は、DSU2と
加入者宅内ネットワーク3との間に設けられる回線強制
切断回路200と、非常通報装置4およびアナログ回線
用端末5をISDN回線網に対して接続するためのター
ミナルアダプタ部100とを備える。
【0034】回線強制切断回路200は、後述もするよ
うに、ターミナルアダプタ部100とISDN回線網と
の間の接続は保ちつつ、ISDN回線網とISDN用端
末としてのデジタル回線用端末6や7が接続される加入
者宅内ネットワーク3部分との間を強制切断することが
できる切換回路を備える。
【0035】そして、この例の場合、非常通報装置4
は、非常通報動作を行っているときには、通報中出力信
号を発生する機能を備えるもので、アナログ電話回線に
接続すべき端子4aと、非常通報動作中の前記通報動作
中信号を出力する端子4bと、逆信を受信して、通報先
と通話をするための非常用電話機8を接続するための端
子4cとを備える。
【0036】そして、非常通報装置4の端子4aが、タ
ーミナルアダプタ部100の非常通報装置用アナログポ
ートとなるISDN回線中継装置10の端子10aに接
続される。また、非常通報装置4の端子4bは、ターミ
ナルアダプタ部100の通報中出力入力端子に接続され
ているISDN回線中継装置10の端子10bに接続さ
れ、非常通報装置4からの通報中出力信号はこの端子1
0bを通じてターミナルアダプタ部100に入力され
る。
【0037】また、アナログ回線用端末5のアナログ電
話回線に接続すべき端子が、ターミナルアダプタ部10
0の他のアナログ回線用端末用のアナログポートとなる
ISDN回線中継装置10の端子10gに接続される。
【0038】非常通報装置4は、この実施の形態では、
非常事態の発生に応じた起動信号の発生に応じて、図3
のフローチャートに示すような動作を実行する。
【0039】すなわち、非常通報装置4は、非常ボタン
や火災センサなどの監視の結果としての起動信号の発生
を監視する。そして、起動信号の発生を検知すると、図
3のフローチャートを実行する。
【0040】まず、ステップ101において回線捕捉動
作を行う。次に、ステップ102において、捕捉した回
線において、トーン検出回路21によりダイヤルトーン
を検出し、交換機側のダイヤル受入れ準備ができている
か否かを検出する。または、このステップ102で回線
捕捉した後、3秒以上の経過を待つ。
【0041】そして、ダイヤルトーン検出などにより、
交換機側のダイヤル受入れ準備ができていることを確認
した後、予め設定されている通報先、つまり、「110
番」や「119番」に自動ダイヤルを行う。次に、ステ
ップ104に進み、通報先の応答があるか否かを通報先
からの応答音声が検出されたかどうかにより判別する。
通話先の応答がなければ、ステップ105に進み、相手
不応答を確認する。この相手不応答の確認は、例えば一
定時間以上の相手不応答の検出やビジートーンの検出に
より行うものである。
【0042】ステップ105で相手不応答を確認する
と、ステップ106に進み、一旦回線を開放し、次のス
テップ107で4秒以上待機する。この4秒以上の時間
は、回線を完全に開放するための時間である。ステップ
107で4秒以上の時間の経過を検出すると、ステップ
101に戻り、通報動作をやり直す。
【0043】ステップ104で相手の応答を確認する
と、ステップ108に進み、非常通報装置のメモリに予
め格納されている通報メッセージを、通報先に送出す
る。そして、通報メッセージの送出後、ステップ109
に進み、捕捉していた回線を一旦開放し、その後、5秒
間の逆信信号の待機を行う。すなわち、ステップ110
で、逆信を検出(逆信の着呼を検出)したか否か判別
し、逆信を検出しないときには、ステップ111で5秒
間の経過を判別し、逆信待ちの状態で5秒間経過してい
ないときには、ステップ110に戻って、逆信待ちを継
続する。
【0044】そして、次のステップ111で、5秒間の
間、逆信が検出できなかったと判別されたときには、ス
テップ112に進み、開放していた回線を捕捉して、ス
テップ108に戻り、通報メッセージの再送を行う。前
述したように、このとき、110番や119番の通報先
は回線を保持しているので、この通報先へのダイヤル送
出は行わない。
【0045】そして、ステップ110で逆信を検出する
と、ステップ113に進み、非常通報装置に接続されて
いる非常用電話機8のベルを鳴動させ、次のステップ1
14で非常用電話機8でのオフフックによる応答を待
つ。そして、非常用電話機8でのオフフックを検出する
と、ステップ115に進み、通報先との相互通話を行
い、ステップ116での非常用電話機8のオンフックの
確認により、通報処理終了となる。
【0046】次に、この実施の形態のISDN回線中継
装置10について説明する。この実施の形態のISDN
回線中継装置10は、図1に示すように構成される。
【0047】ISDN回線中継装置10の回線強制切断
回路部200においては、ISDN回線網に接続されて
いるDSU2と接続されるISDN回線中継装置10の
端子10c,10dと、ターミナルアダプタ部100と
の間は、常時、接続されている。
【0048】また、回線強制切断回路部200は、接続
/切断切換回路を構成するリレーRAおよびそのリレー
接点ra,raを備える。このリレーRAのリレー接点
ra,raは、ターミナルアダプタ部100と端子10
c,10dとの接続点と、後段のISDN用端末である
デジタル回線用端末6、7が接続されている加入者宅内
ネットワーク3が接続されるISDN回線中継装置10
の端子10e,10fとの間に設けられる。
【0049】リレーRAは、通常の状態ではオフとさ
れ、その接点ra,raは、図示のように、ターミナル
アダプタ部100と端子10c,10dとの接続点と、
端子10e,10fとを接続する状態にあり、ISDN
回線1がターミナルアダプタ部100のみならず、後段
のISDN用端末6、7にも接続されている状態となっ
ている。
【0050】そして、後述するように、ターミナルアダ
プタ部100の制御回路24により、リレーRAがオン
とされると、リレー接点ra,raが切り替わり、後段
のISDN用端末6、7側がISDN回線1に対して強
制開放されるとともに、ターミナルアダプタ部100
は、リレー接点ra,raを通じて終端抵抗201に接
続される状態になる。
【0051】以上のようにして、回線強制切断回路部2
00は、ターミナルアダプタ部100とISDN回線網
との間の接続は保ちつつ、ISDN回線網とISDN用
端末6や7との間の接続/切断を制御することができる
ように構成されている。
【0052】この実施の形態のISDN回線中継装置1
0においては、ターミナルアダプタ部100は、非常通
報装置用のアナログポート10a用の回路部TAsと、
他のアナログ回線用端末用の回路部TAnとを備える構
成となっている。
【0053】そして、ターミナルアダプタ部100のI
SDN回線1側の端部には、ISDNインターフェース
11が設けられ、このISDNインタフェース11と、
アナログポート10aおよびアナログポート10gのそ
れぞれとの間に、回路部TAsおよび回路部TAnがそ
れぞれ接続される。
【0054】ISDNインターフェース11は、DSU
2を介して接続されるISDN回線1とのインターフェ
ース処理を行うもので、後述する制御回路24は、この
インターフェース11を通じて、ISDN回線1を通じ
ての着呼時のデータを取得して解析し、例えば相手の発
番号などを検知したり、発呼時に発番号の情報を呼設定
メッセージ(SET UP)に加えて送出したりする。
【0055】回路部TAsおよびTAnは、同一の構成
を備えるもので、それぞれコーデック回路12、アンプ
13および14、2線/4線変換回路15、給電回路1
6、極性反転回路17、回線捕捉検出回路18、PBレ
シーバ19、回線捕捉監視回路20、トーン発生回路2
1を備え、各回路は制御回路24からの必要な制御を受
けるように構成されている。図1では、簡単のため、回
路部TAsの内部のみを示したが、回路部TAnも、全
く同様のブロック構成となっている。
【0056】ターミナルアダプタ部100は、さらに、
アナログポート10aおよび10gに接続されるアナロ
グ回線用端末に共通の呼出信号発生回路22と、非常通
報装置4からの通報中出力信号を受ける通報中検出回路
23と、制御回路24とを備えると共に、リレーRBを
備える。
【0057】各回路部TAsおよびTAnにおいて、給
電回路16と極性反転回路17との間のスイッチ接点r
bは、リレーRBの接点である。このリレーRBは、非
常通報装置4が通報メッセージを送出後に回線を開放し
て逆信待機の状態のときに、通報先からの逆信をターミ
ナルアダプタ10が検知したときにオンとされ、その接
点rbが、給電回路16側から回線捕捉監視回路20側
に切り替えられる。
【0058】コーデック回路12は、制御回路24の制
御を受けて、ISDN回線1に送出するデータをコーデ
ィング(符号化)し、また、ISDN回線1からの受信
データをデコード(復号化)する。
【0059】給電回路16は、アナログポートとしての
端子10aおよび10gに接続される非常通報装置4お
よび他のアナログ回線用端末5に直流電圧を給電する。
極性反転回路17は、非常通報装置4や他のアナログ回
線用端末5からの発呼に応じて、ISDN回線1を通じ
た相手先から応答があったときに、直流電圧の極性を反
転して、非常通報装置4や他のアナログ回線用端末5に
相手応答を伝達するためのものである。
【0060】回線捕捉検出回路18は、非常通報装置4
で通報メッセージを発する時の回線捕捉や他のアナログ
回線用端末5による回線捕捉を検出するためのもので、
その検出出力を制御回路24に出力する。PBレシーバ
19は、非常通報装置4や他のアナログ回線用端末5か
らダイヤル番号送出があったとき、そのダイヤル番号情
報(電話番号)を識別するためのもので、識別したダイ
ヤル番号情報を制御回路24に出力する。
【0061】回線捕捉監視回路20は、非常通報装置4
が、通報先からの逆信に対して応答したときや、他のア
ナログ回線用端末5が着信に対する応答をしたときに、
その応答による回線捕捉を監視するためのものである。
この回線捕捉監視回路20の検出出力は、制御回路24
に供給される。
【0062】トーン発生回路21は、ビジートーンやそ
の他のトーン信号を発生する。後述するように、ターミ
ナルアダプタ部100が、非常通報装置4からの回線捕
捉に続くダイヤル番号送出を受けてISDN網への発呼
手順を実行したとき、ISDN回線が塞がっていた場合
には、制御回路24は、このトーン発生回路21からビ
ジートーンを非常通報装置4に送るように制御する。ま
た、非常通報装置4における逆信待機中に、他のアナロ
グ回線用端末5による回線捕捉があったときには、その
回線捕捉を受け付けないようにするために、制御回路2
4は、このトーン発生回路21からビジートーンを他の
アナログ回線用端末5に送るように制御する。
【0063】呼出信号発生回路22は、非常通報装置4
や他のアナログ回線用端末5に対する着信があったとき
に、それらのアナログ端末に16Hzの呼出信号を送出
するためのものである。非常通報装置4の場合には、逆
信待機中に、通報先から逆信があったときに、16Hz
の呼出信号が送出される。
【0064】通報中検出回路23は、非常通報装置4が
通報動作中に出力する通報中出力信号を端子10bを通
じて受けて検出し、その検出出力を制御回路24に供給
するためのものである。この検出出力により、制御回路
24は、非常通報装置4での非常通報動作中を検知す
る。
【0065】次に、上述したISDN回線中継装置10
を経由した非常通報装置4からのISDN回線1を用い
た通報動作について、図4〜図9を参照しながら説明す
る。図4〜図6は、この通報動作におけるISDN回線
中継装置10での動作を説明するためのフローチャート
である。このフローチャートの処理は、主として、制御
回路24で行われるものである。
【0066】また、図7〜図9は、このISDN回線中
継装置10を経由した非常通報装置4からのISDN回
線1を用いた通報動作のシーケンスの一例を示すもので
ある。この図7〜図9のシーケンス図は、非常通報装置
4から通報メッセージを行おうとしたが、ISDN回線
の2つのBチャネルの両方ともが塞がっている場合の動
作シーケンス例を示すものである。
【0067】ただし、図7は、アナログポート10gに
接続されているアナログ回線用端末5と、デジタル回線
用端末6、7の一方とが共にBチャネル使用中のため
に、ISDN回線1が塞がっている場合であり、図8
は、デジタル回線用端末6および7が共にBチャネルを
使用中のために、ISDN回線1が塞がっている場合で
ある。そして、図9は、非常通報装置4から通報メッセ
ージを送出した後の逆信待機状態における動作シーケン
スを示すものである。この逆信待機時の動作シーケンス
は、後述するように、図7の場合と図8の場合とで一部
異なるが、ほぼ同様となる。
【0068】前述したように、非常ボタンや火災センサ
に基づく通報の起動が発生すると、非常通報装置4は、
通報中出力信号を端子4bから出力すると共に、回線捕
捉動作を行う。
【0069】ターミナルアダプタ部100では、端子1
0bを通じて入力された通報中出力信号を通報中検出回
路23が検出し、その検出出力を制御回路24に送る。
これにより、ターミナルアダプタ部100の制御回路2
4は、非常通報装置4が通報動作中になったことを認識
する。そして、図4〜図6のフローチャートをスタート
させる。
【0070】また、ターミナルアダプタ部100の回路
部TAsでは、非常通報装置4の回線捕捉動作を回線捕
捉検出回路18で検出し、その検出出力を制御回路24
に送る。制御回路24は、これにより、非常通報装置4
による回線捕捉を検出し(図4のステップ201)、こ
の回線捕捉の検出に応じて、トーン発生回路21を制御
して、ダイヤルトーン信号を発生させる。このダイヤル
トーン信号は、アンプ13−2線/4線変換回路15−
給電回路16−極性反転回路17−アナログポート10
aを通じて非常通報装置4に供給される(ステップ20
2)。
【0071】非常通報装置4は、このダイヤルトーン信
号を検出した後、通報先へダイヤル番号送出をする。タ
ーミナルアダプタ部100の回路部TAsでは、このダ
イヤル番号情報がPBレシーバ19で識別され、制御回
路24に送られる。制御回路24は、このダイヤル番号
情報に基づいてISDN回線1への発呼動作を行う。す
なわち、呼設定メッセージ(SET UP)を回線1に
送出する(ステップ203)。そして、ISDN回線1
がビジーであるか否か判別する(ステップ204)。
【0072】呼設定メッセージを受けたISDN交換機
側は、ISDN回線1が塞がっていなければ、この呼設
定メッセージを受け付けるが、ISDN回線の2個のB
チャネルが使用中で回線が塞がっている場合には、この
呼設定メッセージを受け付けることなく、解放完了メッ
セージ(REL COMP)を送出する。
【0073】図5は、このようにISDN回線1が塞が
っている場合に、非常通報装置4からの通報を優先させ
るように、Bチャネルの空きを生成するための処理ルー
チン部分である。そして、ステップ301〜ステップ3
08のルーチンは、アナログ回線用端末5と、デジタル
回線用端末6、7の一方とが共にBチャネル使用中のた
めに、ISDN回線1が塞がっている場合であり、図7
のシーケンス図が対応する。また、図5のステップ30
2からステップ309〜312を経由する経路のルーチ
ンは、デジタル回線用端末6および7が共にBチャネル
を使用中のために、ISDN回線1が塞がっている場合
である。
【0074】まず、図7のシーケンス図を参照しなが
ら、前者の場合について説明する。なお、図7のシーケ
ンス図において、各メッセージの後の(n1)(n2)
は、アナログ回線用端末を識別するためのものであり、
(n1)は非常通報装置4を示し、(n2)は他のアナ
ログ回線用端末5を示している。
【0075】この場合は、図7のシーケンス図に示すよ
うに、非常通報装置4による通報の起動の前に、他のア
ナログ回線用端末5からの回線捕捉、発呼があり、それ
に対応して、ISDN回線中継装置10が、一つのBチ
ャネルを捕捉して、ISDN回線網に呼設定メッセージ
(SET UP)を送出し、これに対応して、ISDN
回線網から、呼設定受付メッセージ(CALL PRO
C)、呼出メッセージ(ALERT)、さらに、相手応
答の応答メッセージ(CONNECT)が送られてきた
ため、前記Bチャネルを通じて通話状態となっている。
したがって、ISDN回線中継装置10は、アナログポ
ート10gを通じての他のアナログ回線用端末5の通話
中を認識している。そして、図7の場合は、さらに、他
のISDN用端末であるデジタル回線用端末の一つが、
残りの一つのBチャネルを使用している状態である。
【0076】この状態において、通報起動があって、前
記ステップ201〜203が実行されると、ISDN回
線中継装置10の制御回路24は、非常通報装置4から
のダイヤル出力に応じて、呼設定メッセージSET U
P(n1)をISDN回線1に送出し、回線閉塞により
解放完了メッセージREL COMP(n1)を受け
る。
【0077】ISDN回線中継装置10の制御回路24
は、この解放完了メッセージRELCOMP(n1)を
受けると、他のアナログ回線用端末5でのBチャネル使
用中を含む回線閉塞を認識し、トーン発生回路21を制
御して、ビジートーンを発生させ、これを非常通報装置
4に送る(ステップ205)。
【0078】このビジートーンを受けた非常通報装置4
は、前述した図3のステップ105において相手不応答
を認識して、回線を開放し、待機状態になる。そして、
その後、この例では、4秒経過すると、再び、図3のス
テップ101〜104を行い、そのときも相手不応答で
あればステップ105〜107を行い、ステップ101
に戻る。つまり、非常通報装置4は、回線捕捉、ダイヤ
ルトーン検出、ダイヤル番号送出、回線開放を含む図7
のAの処理を繰り返す。
【0079】なお、この間のターミナルアダプタ部10
0での回線捕捉検出動作および非常通報装置4へのダイ
ヤルトーン送出動作は、図4〜図5のフローチャートで
は省略した。
【0080】一方、ターミナルアダプタ部100では、
他のアナログ回線用端末5でのBチャネル使用中を認識
しているため(ステップ302)、ISDN回線1に、
他のアナログ回線用端末5から使用中のBチャネルを切
断することを意味する切断メッセージDISC(n2)
を送出する(ステップ303)。なお、ISDN回線中
継装置10に音声メッセージ格納部を設けておき、この
ときに、他のアナログ回線用端末5側には、ISDN回
線中継装置10から、「非常通報起動のため、通話を中
断させる」旨のメッセージを送るようにするとよい。
【0081】ISDN回線網の交換機では、前記切断メ
ッセージを受けると、解放メッセージREL(n2)を
送ってくるので、ISDN回線中継装置10のターミナ
ルアダプタ部100の制御回路24で受ける(ステップ
304)。そして、制御回路24は、ISDN回線1に
解放完了メッセージREL COMP(n2)を送出す
る(ステップ305)。
【0082】以上により、他のアナログ回線用端末5が
使用していたBチャネルが開放される。この場合、IS
DN回線を強制的に切断するのではなく、あたかもアナ
ログ回線用端末側から終話したように、ISDN回線中
継装置10が動作するので、例えば5秒程度で、ISD
N回線1のBチャネルの空きが生成される。
【0083】非常通報装置4は、この間、回線捕捉〜回
線開放までの図7のAの動作を繰り返しているので、I
SDN回線中継装置10のターミナルアダプタ部100
の制御回路24では、他のアナログ回線用端末5が使用
していたBチャネルが開放された後の非常通報装置4の
回線捕捉を検出して受け付ける(ステップ306)。そ
して、制御回路24は、トーン発生回路21を制御し
て、ダイヤルトーンを発生させ、非常通報装置4に送る
ようにする(ステップ307)。
【0084】非常通報装置4は、このダイヤルトーン信
号を検出した後、通報先へダイヤル番号送出をする。タ
ーミナルアダプタ部100では、このダイヤル番号情報
がPBレシーバ19で識別され、制御回路24に送られ
る。制御回路24は、このダイヤル番号情報に基づいて
ISDN回線1への発呼動作を行う(ステップ30
8)。すなわち、呼設定メッセージ(SET UP(n
1))をISDN回線1に送出する。
【0085】これ以後は、図4のステップ204で、非
常通報装置4で通報動作が起動されたときに、ISDN
回線1が使用中でない場合と同様となり、通報先の応答
を待つ(ステップ205)。
【0086】すなわち、このときにはISDN回線1は
使用中ではないので、図7に示すように、ISDN回線
網側では、通報先の呼出を行うと共に、呼設定受付メッ
セージ(CALL PROC(n1))を送出後、呼出
メッセージ(ALERT(n1))をターミナルアダプ
タ部100に送ってくる。ターミナルアダプタ部100
の制御回路24は、この呼出メッセージを受け取ると、
トーン発生回路21を制御して、リングバックトーンを
発生させ、これを非常通報装置4に送る。
【0087】通報先が応答すると、ISDN回線網側か
らは、応答メッセージ(CONN(n1))が送られて
くるので、ターミナルアダプタ部100の制御回路24
は、これを検知して(ステップ205)、トーン発生回
路21を制御し、リングバックトーンの発生を停止し、
以下のように通報動作を行う(ステップ206)。
【0088】すなわち、前述したように、非常通報装置
4は、通報先からの応答音声を検出した後、通報メッセ
ージを送出する。この通報メッセージは、ターミナルア
ダプタ部100の回路部TAsのコーデック回路12で
符号化されてISDN回線1に送出され、通報先に送ら
れる。
【0089】次に、図8を参照して、Bチャネルが、共
にデジタル回線用端末により使用されているためにIS
DN回線が閉塞している状態からの回線強制開放につい
て説明する。
【0090】この場合には、ターミナルアダプタ部10
0では、非常通報装置4にビジートーンを送出した後、
リレーRAをオンとして、ISDN回線中継装置10に
対するISDN回線1の接続を維持したまま、ISDN
回線1と、後段の他のISDN用端末側との間を切断す
る(ステップ309)。すなわち、後段の他のISDN
用端末が捕捉しているISDN回線を強制開放する。そ
して、例えば4秒程度待機する(ステップ310)。こ
の待機時間は、回線を完全に開放するための時間であ
る。
【0091】そして、前記4秒程度の待機時間が経過し
た後、TEI(端末終端点識別子)チェックの応答処理
を行なう(ステップ311)。すなわち、ISDN回線
網は、以上のようにして、加入者側でISDN回線が強
制開放させられた後には、復旧のため、レイヤ1同期確
立を行った後、TEI(端末終端点識別子)チェックを
行う。このTEIチェックは、ISDN用端末6、7に
割り当てられたIDが加入者側から送られてくるか否か
により行うもので、ISDN網では、IDチェック要求
を送出し、それに対するISDN用端末側のIDチェッ
ク応答を受け取り、IDチェックを行うものである。
【0092】通常は、ISDN回線が復旧したときに
は、後段のISDN用端末6、7がISDN回線に接続
されるので、ISDN用端末6、7がIDチェック応答
を送る。しかし、このときには、ISDN回線の接続が
復旧されても後段のISDN用端末側は切断されたまま
であるため、デジタル回線用端末6、7がIDチェック
応答をすることはない。
【0093】この実施の形態では、デジタル回線用端末
6、7に代わってISDN回線中継装置10がIDチェ
ック応答を行う。すなわち、ターミナルアダプタ部10
0の制御回路24は、ISDN回線網からIDチェック
要求が到来したとき、このIDチェック要求に含まれる
TEI(端末終端点識別子)の値を、IDチェック応答
に含めて送り返す機能を有する。なお、図8において、
IDチェック要求およびIDチェック応答に付加されて
いる(Ai)は、TEI値(Ai=TEI値)を示して
いる。
【0094】こうして、図8のシーケンス図に示すよう
にして、TEIチェックがISDN回線中継装置10と
ISDN回線網との間で行われ、復旧された回線が正常
であると認識すると、ISDN回線網からは切断メッセ
ージ(DISC)が送出される。
【0095】ターミナルアダプタ部100の制御回路2
4は、この切断メッセージを受け取ると、解放メッセー
ジ(REL)を送出する。ISDN回線網側は、この解
放メッセージを受け取ると、解放完了メッセージ(RE
L COMP)を送出する。ISDN回線中継装置10
のターミナルアダプタ部100では、この解放完了メッ
セージにより、回線が初期状態に戻った(回線が復旧し
た)ことを検知する(ステップ312)。このレイヤ1
同期確立およびTEIチェックから解放完了メッセージ
送出までの時間は、10秒程度かかる。
【0096】ターミナルアダプタ部100は、このTE
Iチェックの後のISDN回線網からの解放完了メッセ
ージを受ける前は、つまり、回線復旧前は、非常通報装
置4から回線捕捉があっても、それを受け付けず、通報
メッセージを送出するためのその後の発呼動作も行わな
い。この実施の形態の場合、前述したように、非常通報
装置4は、相手不応答のときには、回線開放後、4秒待
機して、回線捕捉動作から回線開放までの動作(図8の
動作A)を繰り返すので、前記TEIチェックから開放
完了までの間に2回程度、動作Aがなされるが、これは
ターミナルアダプタ部100では受け付けられず、ター
ミナルアダプタ部100は、上述したようにTEIチェ
ック動作を行う。
【0097】そして、ターミナルアダプタ部100は、
前記の解放完了メッセージを取得してISDN回線1の
復旧を確認した後の、非常通報装置4からの回線捕捉を
回線捕捉検出回路18で検出すると、それを受け付ける
(ステップ306)。そして、その後は、制御回路24
は、前述のアナログ回線用端末5が使用していたBチャ
ネルを捕捉したときと同様にして、非常通報装置4の動
作に応じて、通報先への発呼動作および通報メッセージ
の送出を実行する。
【0098】以上のようにして、通報メッセージが通報
先である警察署や消防署に送出された後、非常通報装置
4は、回線を一旦開放して、逆信待ちの状態になる。以
下、この逆信待機中の動作について、図9のシーケンス
図をも参照しながら、説明する。
【0099】ターミナルアダプタ部100では、この逆
信待ちのための回線開放を回線捕捉検出回路18で検出
し、その検出出力を制御回路24に供給する。制御回路
24は、この検出出力を受けると(図4のステップ20
7)、これと通報中出力信号とから非常通報装置4の逆
信待機状態を認識する(ステップ208)。
【0100】次に、ターミナルアダプタ部100の制御
回路24は、リレーRAがオンであって、後段のISD
N用端末側、この例では、デジタル回線用端末6、7が
ISDN回線1に対して既に切断されているか否か検知
し(図6のステップ401)、切断済みでなければ、リ
レーRAをオンにして後段のデジタル回線用端末6、7
とISDN回線1との間を切断した後、回線を開放し、
逆信待機状態になる(ステップ402)。また、切断済
みであれば、回線を開放し、逆信待機状態になる(ステ
ップ403)。
【0101】このように、逆信待機中はデジタル回線用
端末6、7とISDN回線1との間を切断するようにす
るのは、逆信待機中のデジタル回線用端末6、7からの
回線捕捉を排除できるようにして、確実な逆信を行なう
ことができるようにするためである。
【0102】また、ステップ217で既に切断済みであ
るかどうかをチェックするのは、上述したように、通報
起動時にISDN回線1の2つのBチャネルが共にデジ
タル回線用端末で使用中のためにビジーであったときに
は、リレーRAをオンにして、デジタル回線用端末6、
7側をISDN回線1から既に切り離しているからであ
る。したがって、図9のシーケンス図では、リレーRA
のオンによるISDN用端末側の強制切断の動作が存在
しない場合があるので、図9では、その動作を括弧を囲
んで示した。
【0103】なお、この逆信待機時におけるリレーRA
による強制切断の場合には、切断前にはターミナルアダ
プタ部100がISDN回線網の交換機と接続されてい
るため、ISDN回線網側では回線切断とは検知しない
ので、TEIチェックによる復旧動作は不要である。
【0104】回線開放は、図7または図8の続きである
図9のシーケンス図に示すようにして行われる。すなわ
ち、回線開放の検出出力に応じて、制御回路24は、回
線切断メッセージ(DISC)をISDN回線網側に送
出する。その後、ターミナルアダプタ部100と、IS
DN回線網側とで、解放メッセージ(REL)、解放完
了メッセージ(REL COMP)のやり取りが行なわ
れ、回線が開放される。
【0105】その後、ターミナルアダプタ部100で
は、通報先からの逆信を監視する状態になる(ステップ
404)が、通報先からの逆信が検出されるまでの逆信
待機中においては、他のアナログ回線用端末5からの回
線捕捉があるか否か監視する(ステップ405)。
【0106】そして、他のアナログ回線用端末5で回線
捕捉がなされたときには、ターミナルアダプタ部100
の回路部TAnの回線捕捉検出回路18でその回線捕捉
を検出し、その検出出力を制御回路24に供給する。制
御回路24は、当該他のアナログ回線用端末5による回
線捕捉を検知すると、回路部TAnのトーン発生回路2
1を制御して、ビジートーンを他のアナログ回線用端末
5に送出する(ステップ406)。このため、他のアナ
ログ回線用端末5の使用者は、回線が塞がっているとし
てオンフックをするので、回線は開放される。
【0107】このように、逆信待機中に他のアナログ回
線用端末5で回線捕捉があったとしても、その回線捕捉
は拒否されるので、非常通報装置4では、通報先からの
逆信を優先的に確実に受けることができるものである。
【0108】そして、その後、通報先が逆信の発呼動作
を行うと、その発呼時の呼設定メッセージ(SET U
P)をターミナルアダプタ部100は、ISDN回線網
側から受け取る。このとき、制御回路24は、呼設定メ
ッセージに含まれる発番号により、発呼してきた相手が
通報先の「110番」または「119番」であるか否か
検出する(ステップ404)。
【0109】ターミナルアダプタ部100の制御回路2
4は、この通報先からの逆信による着呼を検出すると、
リレーRBをオンとする。すると、その接点rbは、給
電回路16側から回線捕捉監視回路20側に切り替わる
(ステップ407)。
【0110】その後、制御回路24は、通報中検出回路
23の検出出力により、非常通報装置4が通報中である
ことを確認したときには、アナログポート10a用の非
常通報4用の回路TAsの呼出信号発生回路22からの
み呼出信号を発生させ、その呼出信号を、回路部TAs
の回線捕捉監視回路20、極性反転回路17を通じて非
常通報装置4に送る(ステップ408)。これにより、
非常通報装置4に接続された非常用電話機8のベルが鳴
動し、ターミナルアダプタ部100の他のアナログポー
ト10gに接続されたアナログ回線用端末5のベルは鳴
動しない。
【0111】制御回路24は、これと同時に、呼設定メ
ッセージに含まれる発番号により、発呼してきた相手が
通報先の「110番」または「119番」であることを
検出すると、非常用電話機8のオフフックによる応答を
待たずに、回線接続の応答メッセージ「CONN」を送
出して、通報先からの逆信の着呼に対して応答する。そ
して、制御回路24は、トーン発生回路21を制御し
て、擬似リングバックトーンを発生させ、これを逆信を
してきた通報先に送るようにする。
【0112】その後、非常用電話機8でオフフックによ
る応答がなされると、この応答による回線捕捉が、ター
ミナルアダプタ部100の回線捕捉監視回路20で検出
される。制御回路24は、この回線捕捉監視回路20か
らの回線捕捉検出出力を受けると(ステップ409)、
トーン発生回路21を制御して、擬似リングバックトー
ンの発生を停止させ、また、呼出信号発生回路22を制
御して、呼出信号の発生を停止させると共に、リレーR
Bをオフにして、接点rbを給電回路16側に戻すよう
に制御する(ステップ410)。これにより、非常用電
話機8と通報先とは、ISDN回線1を通じての相互通
話の状態になる(ステップ411)。
【0113】その後、非常用電話機8で終話動作として
電話機のオンフックがなされると、それがターミナルア
ダプタ部100の回路部TAsの回線捕捉検出回路18
を通じて制御回路24で終話が検出され(ステップ41
2)、回線切断のためのメッセージの交換がなされ、非
常通報装置4と通報先との間の回線が切断される(ステ
ップ413)。以上で、通報動作は終了となる。
【0114】そして、通報動作が終了すると、制御回路
24は、リレーRAをオフにして、他のISDN用端末
6、7と、ISDN回線網1とを接続させ、通常使用状
態に復旧させる(ステップ414)。
【0115】なお、非常通報装置が、起動信号が発生し
たとき、給電状態を確認し、給電がなければ待機状態と
する構成を有する場合には、ターミナルアダプタ部10
0は、ビジートーンを送出した後に、回路部TAsの給
電回路16を制御して、非常通報装置4への給電を停止
し、空き回線が生成された後に、給電を再開するように
してもよい。
【0116】[他の実施の形態]上述の実施の形態にお
いては、ISDN回線中継装置10のターミナルアダプ
タ部100は、IDチェック要求に対するIDチェック
応答を行う機能手段を備えているが、このIDチェック
要求に対するIDチェック応答を行う機能手段を備えな
くても、ISDN回線の切断開放後の再度の通報動作を
実行させるように構成することもできる。
【0117】すなわち、ISDN網側は、TEIチェッ
クに対してIDチェック応答がない場合であっても、所
定時間、例えば10秒程度経過すると、ISDN回線を
初期状態に復帰させるようにする。
【0118】そこで、この実施の形態では、一旦切断開
放したISDN回線網側を、TEIチェックに対する応
答は行うことなく、前記初期状態に復帰するまでの時間
を見込んだ時間だけ待機する。そして、当該待機時間が
経過した後の非常通報装置からの回線捕捉を受け付け、
ISDN手順にしたがった発呼、通報動作を実行するよ
うにする。
【0119】この実施の形態の場合には、ターミナルア
ダプタ部100の構成を、簡単にすることができるメリ
ットがある。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によるI
SDN回線中継装置によれば、アナログ回線用の通報装
置を用いて、ISDN回線を通じた通報を行う場合にお
いて、通報動作の起動時に、回線が閉塞している状態の
ときには、他のアナログポートに接続されている他のア
ナログ回線用端末が使用中であれば、当該他のアナログ
回線用端末から回線の切断をしたのと同様に、ISDN
回線中継装置からISDN回線網に切断メッセージを送
出することにより、空きの回線を生成するようにするの
で、回線が閉塞している状態から速やかに空きを生成す
ることができ、非常通報を迅速に行なうことができる。
【0121】すなわち、ISDN回線を切断した場合に
は、復旧のためにはTEIチェックの時間が必要とな
り、通報動作が遅れるおそれがあるが、この発明によれ
ば、速やかに回線を開放して、通報動作を実行すること
ができるようになる。
【0122】また、通報起動時に、他のアナログ回線用
端末が使用中でなく、ISDN用端末により回線が閉塞
されているときには、ISDN用端末側を強制切断する
機能を併せて持つので、ISDN回線が塞がっている場
合からの非常通報を、迅速に、かつ確実に行なえるよう
になる。
【0123】また、さらに、逆信待機中におけるISD
N回線用のデジタル端末やアナログ回線用端末での回線
捕捉を無効にする、あるいは拒否する機能を備えること
により、通報先からの逆信を、アナログ回線用の非常通
報装置が優先して確実に受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるISDN回線中継装置の実施の
形態のブロック図である。
【図2】この発明によるISDN回線中継装置の使用態
様を説明するための図である。
【図3】非常通報装置の動作の例を示すフローチャート
である。
【図4】実施の形態のISDN回線中継装置における非
常通報時の動作を説明するためのフローチャートの一部
である。
【図5】実施の形態のISDN回線中継装置における非
常通報時の動作を説明するためのフローチャートの一部
である。
【図6】実施の形態のISDN回線中継装置における非
常通報時の動作を説明するためのフローチャートの続き
である。
【図7】この発明によるISDN回線中継装置を用いた
非常通報制御処理の流れを説明するためのシーケンス図
の一部である。
【図8】この発明によるISDN回線中継装置を用いた
非常通報制御処理の他の例の流れを説明するためのシー
ケンス図の一部である。
【図9】図7または図8の続きのシーケンス図である。
【符号の説明】
1 ISDN回線 4 アナログ回線用の非常通報装置 5 他のアナログ回線用端末 6、7 デジタル回線用端末 8 非常用電話機 10 ISDN回線中継装置 100 ターミナルアダプタ部 TAs 非常通報装置用の回路部 TAn 他のアナログ回線用端末用の回路部 200 回線強制切断回路部 10a 非常通報装置用のアナログポート 10b 通報中出力信号の入力端子 10g 他のアナログ回線用端末用のアナログポート 11 ISDNインターフェース 16 給電回路 18 回線捕捉検出回路 19 PBレシーバ(ダイヤル識別回路) 20 回線捕捉監視回路 21 呼出信号発生回路 22 トーン発生回路 23 通報中検出回路 24 制御回路 RA リレー RB リレー
フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA02 BB12 BB14 BB32 BB34 DD04 DD05 DD20 EE07 EE15 FF20 GG67 GG70 GG83 5K101 KK14 LL03 MM04 MM06 MM07 NN02 NN14 NN22 NN25 PP03 PP06 QQ07 QQ09 QQ12 RR02 RR12 RR15 RR25 RR27 TT03 UU05 UU12 UU18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ISDN回線網と後段のISDN用端末と
    の間に設けられ、起動信号に応じて回線を捕捉し予め設
    定された通報先のダイヤル番号送出をした後、通報メッ
    セージを送出するアナログ回線用通報装置を前記ISD
    N回線網に接続するための装置であって、 前記通報装置を前記ISDN回線網に接続するための処
    理を行うと共に、アナログポートとして、前記通報装置
    用の他に、他のアナログ回線用端末用のポートを有する
    ターミナルアダプタ部を備え、 前記ターミナルアダプタ部は、 前記通報装置の回線捕捉を検出する第1の回線捕捉検出
    手段と、 前記第1の回線捕捉検出手段で前記回線捕捉が検出され
    た後に、前記通報装置から送出される前記通報先のダイ
    ヤル番号を識別し、前記ISDN回線を通じて、前記通
    報先への発呼を行う発呼手段と、 前記通報装置からの通報メッセージを前記ISDN回線
    網用の信号に変換して送出する手段と、 前記他のアナログ回線用端末の回線捕捉を検出する第2
    の回線捕捉検出手段と、 前記第2の回線捕捉検出手段で前記回線捕捉が検出され
    た後に、前記他のアナログ回線用端末から送出される相
    手先のダイヤル番号を識別し、前記ISDN回線を通じ
    て、前記相手先に発呼を行い、前記相手先の応答を確認
    した後、前記ISDN回線を通じての前記他のアナログ
    回線用端末と相手先との通話回線を生成する手段と、 前記通報先への発呼に対して前記ISDN回線網から解
    放完了メッセージを受けたときに、前記他のアナログ回
    線用端末が回線使用中であるときには、前記通報装置に
    回線閉塞を伝えた後に、前記ISDN回線網に前記他の
    アナログ回線用端末が使用中の回線の切断メッセージを
    送出して、前記他のアナログ回線用端末が使用中の回線
    を開放させ、その後の前記通報装置の回線捕捉を前記第
    1の回線捕捉検出手段で検出したときに、前記発呼手段
    による前記通報先への再度の発呼およびその後の通報メ
    ッセージの送出を実行するように制御する制御手段と、 を備えることを特徴とするISDN回線中継装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のISDN回線中継装置に
    おいて、 前記ターミナルアダプタ部と前記ISDN回線網との間
    の接続は保ちつつ、前記ISDN回線網とISDN用端
    末との間の接続/切断を制御する回線強制切断回路部を
    設け、 前記制御手段は、前記発呼に対して前記ISDN回線網
    から解放完了メッセージを受けたときに、前記他のアナ
    ログ回線用端末が通話中でなかったときには、前記回線
    閉塞を前記通報装置に報知した後に、前記回線強制切断
    回路部を制御して、前記ISDN用端末を前記ISDN
    回線網から切断し、前記ISDN回線網との接続の復旧
    後の前記通報装置の回線捕捉を前記回線捕捉検出手段で
    検出したときに、前記発呼手段による前記通報先への再
    度の発呼およびその後の通報メッセージの送出を実行す
    るように制御することを特徴とするISDN回線中継装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のISDN
    回線中継装置において、 前記制御手段は、前記通報装置の回線開放動作と、前記
    通報装置からの通報中出力信号とから前記通報先からの
    逆信を待つ逆信待機を検知し、捕捉していた回線を開放
    して逆信待機状態とし、この逆信待機状態において、前
    記他のアナログ回線用端末による回線捕捉が前記第2の
    回線捕捉検出手段で検出されたときには、前記他のアナ
    ログ回線用端末にビジートーンを送出するように制御す
    ることを特徴とするISDN回線中継装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載のISDN回線中継装置に
    おいて、 前記制御手段は、前記通報装置の回線開放動作と、前記
    通報装置からの通報中出力信号とから前記通報先からの
    逆信を待つ逆信待機を検知し、前記ISDN用端末が前
    記ISDN回線網から切断されていないときには、前記
    回線強制切断回路部を制御して、前記ISDN用端末を
    前記ISDN回線網から切断すると共に、捕捉していた
    回線を開放して逆信待機状態とし、さらに、この逆信待
    機状態においては、前記他のアナログ回線用端末による
    回線捕捉が前記第2の回線捕捉検出手段で検出されたと
    きには、前記他のアナログ回線用端末にビジートーンを
    送出するように制御する制御手段と、を備えることを特
    徴とするISDN回線中継装置。
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