JP2000341855A - 電流制限機能付き電源回路 - Google Patents

電流制限機能付き電源回路

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JP2000341855A
JP2000341855A JP11147250A JP14725099A JP2000341855A JP 2000341855 A JP2000341855 A JP 2000341855A JP 11147250 A JP11147250 A JP 11147250A JP 14725099 A JP14725099 A JP 14725099A JP 2000341855 A JP2000341855 A JP 2000341855A
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resistor
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Yoshio Miyadera
好男 宮寺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】負荷変動の広い範囲で動作させることが可能
で、かつ電流制限時には、電流制御素子に流れる電流値
をゼロ値とすることができる電流制限機能付き電源回路
を提供する。 【解決手段】負荷電流Iが第1の閾値Ib1を超えるま
では、負荷電圧Vが略定電圧特性を有するように制御す
る電流制御素子としてのMOSFET8を有する第1の
特性制御部51と、負荷電流Iが第1の閾値Ib1を超
えた後、この第1の閾値Ib1より大きい値の第2の閾
値Ib2までの間は負荷電圧Vが急激に低下する特性を
有するように制御する第2の特性制御部52と、負荷電
流Iが第2の閾値Ib2を超える値となったとき、負荷
電流Iが瞬時にゼロ値となる特性を有するように制御す
る第3の特性制御部53とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、負荷の変動が大
きい携帯用の無線機等に適用して好適な電流制限機能付
き電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、携帯用の無線機に組み込まれた
従来技術に係る電流制限機能付き電源回路2を示してい
る。
【0003】この電流制限機能付き電源回路2は、電圧
値がE[V]の電池等の直流電源4により駆動され、こ
の直流電源4のホット側{以下、ホット側とは、電位が
変動しない基準電位(図6では、接地電位)の反対側を
いう。}が、抵抗値R1の抵抗器6を介して、pチャン
ネル型のMOSFET8のソース電極に接続されてい
る。
【0004】MOSFET8のドレイン電極は、負荷1
0の一端に接続され、負荷10の他端が直流電源4のコ
ールド側である基準電位(接地電位)に接続されてい
る。
【0005】また、MOSFET8のゲート電極が抵抗
値R2の抵抗器12を介して接地されている。
【0006】さらに、前記直流電源4のホット側にエミ
ッタ電極が接続され、コレクタ電極が抵抗値R3の抵抗
器14を介してMOSFET8のゲート電極に接続さ
れ、ベース電極が抵抗値R6の抵抗器16を介して前記
ドレイン電極に接続されるトランジスタ18を有してい
る。
【0007】以上のように構成される従来技術に係る電
流制限機能付き電源回路2は、負荷10の端子間電圧値
をV、負荷電流をIとするとき、図7に示すような特性
(定電流特性)Taを有している。
【0008】この図7において、点Aにおける負荷10
の端子間電圧値(単に、電圧値ともいう。)VをV=V
a、負荷電流(単に、電流値ともいう。)IをI=Ia
とおけば、点AがA(Va,Ia)=A(≒E,≒0)
と表される。
【0009】点B1、点C1、点D1の電流値、電圧値
を、それぞれ、同様にB1(Vb1,Ib1)、C1
(Vc1,Ic1)、D1(Vd1,Id1)と表す。
なお、実際上、電流値Ib1、Ic1、Id1は、Ib
1<Ic1<Id1の関係にある。
【0010】図6例に示す電流制限機能付き電源回路2
においては、図7中、点Aと点B1との間では、トラン
ジスタ18がオフ状態であってMOSFET8が飽和状
態(オン状態)とされ、ソース電極とドレイン電極間の
電圧Vds≒0値とされる。このため、直流電源4の電
圧Eが略負荷電圧V(Va)となる。なお、抵抗器6の
抵抗値R1は電圧検出用であり、通常、1オーム程度以
下の値に選択され、負荷電流Iが数百mA程度までの値
においてはトランジスタ18が能動状態となることはな
い。なお、点Aと点B1の間で特性Taが傾いているの
は、負荷電流Iと抵抗器6の抵抗値R1との電圧降下に
よる。
【0011】負荷電流Iが増加し、点B1(Vb1,I
b1)になると、抵抗器6に流れる電流値Ib1と抵抗
器6の抵抗値R1の積(Ib1×R1)がトランジスタ
18を能動状態とさせるのに十分なエミッタ・ベース電
位となり、トランジスタ18のベース電流およびコレク
タ電流が流れ出し、抵抗器12の電圧降下によりゲート
電極の電位が上昇して、MOSFET8は飽和状態から
能動状態に至る。なお、抵抗器12の抵抗値R2は抵抗
器14の抵抗値R3よりも相当に大きな値として、トラ
ンジスタ18の伝達利得(ここでは、ベース電流対抵抗
器12の電圧降下)を大きな値としている。
【0012】MOSFET8の能動状態において、負荷
電流Iは、点C1、点D1に示すように略一定電流とな
り、点D1は、負荷10の略短絡状態を示す。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来技術に
係る図6例の電流制限機能付き電源回路2によれば、点
A〜点B1の間においては、負荷10である携帯用の無
線機等を連続的に動作させることができる。また、一時
的に点B1〜点C1の間に、点A〜点B1の間から動作
点が移動したとしても、動作させることができる。
【0014】しかしながら、携帯用の無線機等を動作さ
せることができない点C1〜点D1において、MOSF
ET8の電力消費が最大(≒E×Id1)となり、この
最大電力消費をカバーするためには、MOSFET8の
電力容量の大きいものを選択し、かつ十分な放熱設計を
行わなければならないので、結局、コストが高騰し、か
つ電流制限機能付き電源回路2の実装容積が大きくなる
という問題がある。
【0015】図8は、図6例のこの問題を解決するため
の他の従来技術に係る電流制限機能付き電源回路20の
構成を示している。この電流制限機能付き電源回路20
は、図6例の電流制限機能付き電源回路2に対して、ト
ランジスタ18のベース電極と負荷10との間に、次に
述べるフォールドバック特性を得るための抵抗値R4の
抵抗器24を追加挿入した構成としている。図8例にお
いて、この抵抗器24以外の構成要素は、図6例と同様
であり、その詳細な説明は省略する。
【0016】この図8例の電流制限機能付き電源回路2
0では、図9に、その特性(フォールドバック特性)T
bを示すように、点B2(Vb2,Ib2)において、
負荷電圧値Vが閾値電圧値Vb2以下の値となったと
き、抵抗器16、抵抗器24を通じて負荷10側に流れ
る電流によりトランジスタ18が能動状態から飽和状態
に至り、これによって、MOSFET8のゲート電極の
電圧値が、瞬時に直流電源4の電圧値Eに近づき、MO
SFET8は、瞬時に遮断状態(オフ状態)となる。
【0017】しかしながら、この図8例の電流制限機能
付き電源回路20では、図7の点B1〜点C1での負荷
10の動作範囲を確保するために、フォールバック点B
2(Vb2,Ib2)の電流値Ib2を、点B1(Vb
1,Ib1)の電流値Ib1より大きな値とする必要が
ある。この場合、点B2におけるMOSFET8の電力
消費量は、図7の点D1における電力消費量よりもはる
かに小さいが、図9の点B2における電流値Ib2を点
B1(図7も図9も同一座標点)における電流値Ib1
より相当大きな値とする必要があることから必要以上に
回路電流が流れてしまい、また、最大電流定格の大きな
MOSFET8を使用する必要もあり、結果として、コ
ストが高価になるという問題がある。
【0018】この発明はこのような課題を考慮してなさ
れたものであり、比較的低電流定格のMOSFETを用
いても、携帯用無線機等の負荷の動作範囲が広くなり、
かつMOSFETの最大電力量を抑制することの可能な
電流制限機能付き電源回路を提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】この項では、理解の容易
化のために添付図面中の符号を付けて説明する。したが
って、この項に記載した内容がその符号を付けたものに
限定して解釈されるものではない。
【0020】この発明は、たとえば、図1、図2に示す
ように、負荷(10)に流れる負荷電流(I)が第1の
閾値(Ib1)を超えるまでは、負荷の端子間電圧であ
る負荷電圧(V)が略定電圧特性を有するように制御す
る第1の特性制御部(51)と、前記負荷電流が第1の
閾値を超えた後、この第1の閾値より大きい値の第2の
閾値(Ib2)までの間は、前記負荷電圧が急激に低下
する特性を有するように制御する第2の特性制御部(5
2)と、前記負荷電流が第2の閾値を超える値となった
とき、前記負荷電流が瞬時にゼロ値あるいはゼロ値近傍
となる特性を有するように制御する第3の特性制御部
(53)とを備えることを特徴とする(請求項1記載の
発明)。
【0021】この場合、前記第1の特性制御部(51)
は、直流電源(4)と、この直流電源のホット端子から
第1の抵抗器(6)を介してソース電極が接続され、ゲ
ート電極が第2の抵抗器(12)を介して前記直流電源
のコールド端子に接続され、ドレイン電極が前記負荷の
ホット側端子に接続され、負荷電流が前記第1の閾値と
なるまで飽和状態で動作するMOSFET(8)とを含
み、前記第2の特性制御部(52)は、前記負荷電流が
第1の閾値を超えたときの前記第1の抵抗器(6)の両
端電圧によりオフ状態から能動状態となり、前記ゲート
電極と前記第2の抵抗器(12)の接続点に第3の抵抗
器(14)を介して電流を供給し前記MOSFETを能
動状態とするトランジスタ(18)を含み、前記第3の
特性制御部(53)は、一端が前記トランジスタのベー
ス電極に接続される第4の抵抗器(24)と、一端が前
記第4の抵抗器(24)の他端に直列接続され、他端が
前記負荷に接続される定電圧素子(32、34)とを含
み、前記MOSFETが飽和状態から能動状態になった
後に、前記負荷電流が第2の閾値を超える値となったと
きの負荷電圧に基づき前記定電圧素子が遮断状態から定
電圧動作状態となって、前記トランジスタ(18)を飽
和状態とし、前記MOSFETを遮断状態とすることを
特徴とする(請求項2記載の発明)。
【0022】ここで、前記定電圧素子(32、34)
が、他のMOSFET(32)を含み、該他のMOSF
ETのソース電極が前記第4の抵抗器(24)の他端に
接続され、ゲート電極が第5の抵抗器(34)を介して
前記負荷に接続され、ドレイン電極が前記負荷に接続さ
れることを特徴とする(請求項3記載の発明)。
【0023】さらに、この発明は、直流電源(4)と、
この直流電源に第1の抵抗器(6)を介してソース電極
が接続され、ゲート電極が第2の抵抗器(12)を介し
て前記直流電源のコールド端子に接続され、ドレイン電
極が負荷(10)に接続されて、定常状態では飽和状態
で動作し、前記負荷に前記直流電源を供給するMOSF
ET(8)と、エミッタ電極とベース電極とが前記第1
の抵抗器の両端電圧を検出し、かつ該両端電圧が一定電
圧値以上となったときに動作するように接続され、コレ
クタ電極が第3の抵抗器(14)を介して前記ゲート電
極と前記第2の抵抗器の共通接続点に接続されるトラン
ジスタ(18)と、前記トランジスタのベース電極と前
記負荷との間に接続される第4の抵抗器(24)と定電
圧素子(32、34)とを含み、該定電圧素子が前記負
荷と前記直流電源との間の電圧値が一定値以上の電圧値
となったときに動作する、前記第4の抵抗器と前記定電
圧素子の直列回路(53)とを有することを特徴とする
(請求項4記載の発明)。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。なお、以下に参照する
図面において、上記図6〜図9に示したものと対応する
ものには同一の符号を付けてその詳細な説明は省略す
る。
【0025】図1は、この発明の一実施の形態が適用さ
れた電流制限機能付き電源回路30の構成を示してい
る。
【0026】この電流制限機能付き電源回路30は、電
圧値がE[V]の電池等の直流電源4のホット側が、負
荷電流検出用およびトランジスタ駆動用である抵抗値が
R1の抵抗器(第1の抵抗器)6および電流制御素子と
してのnチャンネル型のMOSFET8を介して負荷1
0のホット側に接続される。負荷10のコールド側は直
流電源4のコールド側である基準電位(接地電位)に接
続されている。負荷10としては、たとえば、負荷変動
の大きい携帯用の無線機が対象とされる。
【0027】MOSFET8のゲート電極が、抵抗値R
2の抵抗器(第2の抵抗器)12を介して接地されると
ともに、抵抗値R3の抵抗器(第3の抵抗器)14を介
してトランジスタ18のコレクタ電極に接続される。
【0028】トランジスタ18のベース電極は、抵抗値
R4の抵抗器(第4の抵抗器)24を介してMOSFE
T32のソース電極に接続されている。MOSFET3
2のドレイン電極は、直接負荷10のホット側に接続さ
れている。また、MOSFET32のゲート電極は抵抗
値R5の抵抗器(第5の抵抗器)34を介して負荷10
のホット側に接続されている。なお、負荷10のホット
側はMOSFET8のドレイン電極に接続されている。
【0029】MOSFET8のソース電極と抵抗器6の
共通接続点は、抵抗値R6の抵抗器(第6の抵抗器)1
6を介してトランジスタ18のベース電極に接続されて
いる。
【0030】トランジスタ18のエミッタ電極は直流電
源4と抵抗器6の共通接続点に接続されている。
【0031】なお、この実施の形態において、例とし
て、それぞれ、直流電源4の電圧値EはE=6[V]で
あり、抵抗値R1=0.68[Ω]、R2=100k
[Ω]、R3=1k[Ω]、R4=560[Ω]、R5
=100k[Ω]、R6=330[Ω]である。また、
トランジスタ18は、2SB624を用いており、MO
SFET8、32は、2SJ402を用いている。
【0032】次に、上述の実施の形態の動作について、
図2に示す特性Tcを有する負荷電流・負荷電圧(電流
・電圧)特性図に基づいて説明する。
【0033】点Aにおける負荷電流値Iが略ゼロ値から
第1の閾値である点B1での電流値Ib1となるまでの
間では、換言すれば、定常状態では、抵抗器6の電圧降
下にかかわらず、トランジスタ18が遮断状態となるよ
うに設計されている。
【0034】この定常状態では、MOSFET8のゲー
ト電極は、ゼロ電位(接地電位)となり、MOSFET
8が飽和状態となる。飽和状態におけるMOSFET8
のソース電極とドレイン電極間の電圧値(ドレインソー
ス電圧)Vdsは、Vds≒0.2[V]程度である。
【0035】また、定常状態において、MOSFET3
2のゲートソース電圧Vgsは、抵抗器16に電流が流
れていないことから、MOSFET8のドレインソース
電圧Vdsは、Vds≒0.2[V]となっており、遮
断状態となっている。
【0036】この定常状態において、負荷電圧Vは、V
=E−(R1×I+Vds)となる。
【0037】負荷電流値Iが点B1(Vb1,Ib1)
における第1の閾値(閾値電流値)Ib1となったと
き、抵抗器6の抵抗値R1による電圧降下R1×Ib1
が、トランジスタ18のベースエミッタ電圧が能動状態
となる電圧、たとえば、0.65[V]程度を超える値
となり、ベース電極保護用の抵抗器16を通じて負荷1
0側にベース電流が流れ始める。このベース電流により
トランジスタ18が能動状態となる。
【0038】このとき、トランジスタ18のコレクタ電
流と抵抗器12の電圧降下によりMOSFET8のゲー
ト電極の電圧値が上昇を開始し、ゲートソース電圧Vg
sの絶対値が小さくなって、MOSFET8が飽和状態
から能動状態となる。
【0039】そして、MOSFET8のドレイン電位が
低下し始める。すなわち、図2の点B1点から負荷電圧
Vが低下する。
【0040】負荷電流Iが第1の閾値Ib1よりさらに
大きくなって、図2に示すように、点C1(Vc1,I
c1)における第2の閾値Ic1となったとき、換言す
れば、負荷電圧VがV=Vc1まで低下したとき、MO
SFET32のゲートソース電圧Vgsが大きくなり、
MOSFET32のソースドレイン間に電流が流れ始め
ると、抵抗器16の電圧降下によりトランジスタ18が
能動状態から飽和状態に向かう。これにより抵抗値12
の電圧降下が上昇し、MOSFET8が遮断状態に向か
う。したがって、MOSFET8のドレイン電圧が低下
し、MOSFET32のソースドレイン電流がますます
増加する。
【0041】この正帰還ループにより、MOSFET3
2とトランジスタ18とは、瞬時に飽和状態となり、負
荷10への電流供給用のMOSFET8が、瞬時に遮断
状態となる。このとき、負荷電圧V、換言すれば、MO
SFET8のドレイン電圧は、図2の特性Tcに示すよ
うに瞬時に点C1の電圧値Vc1から点D2(Vd1≒
0,Id1≒0)の電圧値である約0[V]の電圧にな
るとともに、負荷電流値I、換言すれば、ドレイン電流
値も瞬時にゼロ値となる。
【0042】点D2において、一方のMOSFET8の
電力消費量は、ゼロ値である。また、他方のMOSFE
T32のドレイン電流は、抵抗器16と抵抗器24によ
り数mA程度以下に制限されるので、きわめて小さな電
力消費となる。
【0043】以上説明したようにこの実施の形態の電流
制限機能付き電源回路30によれば、直流電源4と抵抗
器6、12とMOSFET8とを備える第1の特性制御
部51(図1参照)により、負荷10に流れる負荷電流
Iが第1の閾値Ib1を超えるまでは、負荷10の端子
間電圧である負荷電圧Vが略定電圧特性(点A〜点B
1)を有するように制御する。
【0044】また、トランジスタ18と抵抗器14を備
える第2の特性制御部52(図1参照)により、負荷電
流Iが第1の閾値Ib1を超えた後、この第1の閾値I
b1より大きい値の第2の閾値Ib2までの間は負荷電
圧Vが急激に低下する特性(点B1〜点C1)を有する
ように制御する。
【0045】さらに、抵抗器24、34とMOSFET
32とを備える第3の特性制御部53(図1参照)によ
り、負荷電流Iが第2の閾値Ib2を超える値となった
とき、負荷電流Iと負荷電圧Vが瞬時にゼロ値あるいは
ゼロ値近傍とする特性(点C1〜点D2)を有するよう
に制御する。
【0046】このようにすれば、点Aから点C1までの
範囲で負荷10である負荷変動の比較的に大きい携帯用
の無線機等を動作させることが可能で、かつ点C1にお
ける電流値Ic1以上の負荷電流Iが流れようとしたと
きには、瞬時にMOSFET8が遮断状態となるので、
比較的低電流定格のMOSFET8を用いても、携帯用
無線機等の負荷の動作範囲が広くなり、かつMOSFE
T8の最大電力量を抑制することができるという効果が
達成される。
【0047】なお、図1例の電流制限機能付き電源回路
30において、抵抗器16の抵抗値R6を、より大きな
値とすることにより、図3に示すような特性Tdとする
ことができ、抵抗器16の抵抗値R6をより小さな値と
することにより図4に示すような特性Teとすることが
できる。
【0048】また、負荷10と直流電源4との間の電圧
値が一定値以上の電圧値になったときに動作するMOS
FET32と抵抗器34とからなる定電圧素子は、図5
に示すように、定電圧ダイオード55を有する第1の特
性制御部53Aを備える電流制限機能付き電源回路30
Aに代替することができる。
【0049】また、図示はしないが、直流電源が、負電
源であるときには、トランジスタ18をPNP型のトラ
ンジスタからNPN型のトランジスタとし、MOSFE
T8、32をpチャンネル型からnチャンネル型に変更
すればよい。
【0050】なお、この発明は、上述の実施の形態に限
らず、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成
を採り得ることはもちろんである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、比較的低電流定格のMOSFETを用いても、負荷
の動作範囲が広くなり、かつMOSFETの最大電力量
を抑制することができるという効果が達成される。
【0052】特に、負荷の定格電流と電流制限値とが近
い場合で、たとえば、携帯用無線機等の負荷変動の大き
な機器に適用して好適である。
【0053】また、電流制限値を小さい値に制限するこ
とができるので、できるだけ制限電流値を小さくするこ
とが必要とされる防爆型電気機器の電流制限機能付き電
源回路として適用することで多大な効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る電流制限機能付
き電源回路の構成を示す回路図である。
【図2】この発明に係る電流制限特性の説明に供される
特性図である。
【図3】この発明に係る他の電流制限特性の説明に供さ
れる特性図である。
【図4】この発明に係るさらに他の電流制限特性の説明
に供される特性図である。
【図5】この発明の他の実施の形態に係る電流制限機能
付き電源回路の構成を示す回路図である。
【図6】従来技術に係る電流制限機能付き電源回路の構
成を示す回路図である。
【図7】図6例の動作説明に供される特性図である。
【図8】従来技術に係る電流制限機能付き電源回路の構
成を示す回路図である。
【図9】図8例の動作説明に供される特性図である。
【符号の説明】
2、20、30、30A…電流制限機能付き電源回路 4…直流電源 6、12、14、16、24、34…抵抗器 8、32…MOSFET 10…負荷 18…トランジスタ 51、53A…第1
の特性制御部 52…第2の特性制御部 53…第3の特性制
御部 55…定電圧ダイオード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷に流れる負荷電流が第1の閾値を超え
    るまでは、負荷の端子間電圧である負荷電圧が略定電圧
    特性を有するように制御する第1の特性制御部と、 前記負荷電流が第1の閾値を超えた後、この第1の閾値
    より大きい値の第2の閾値までの間は、前記負荷電圧が
    急激に低下する特性を有するように制御する第2の特性
    制御部と、 前記負荷電流が第2の閾値を超える値となったとき、前
    記負荷電流が瞬時にゼロ値あるいはゼロ値近傍となる特
    性を有するように制御する第3の特性制御部とを備える
    ことを特徴とする電流制限機能付き電源回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電流制限機能付き電源回路
    において、 前記第1の特性制御部は、 直流電源と、 この直流電源のホット端子から第1の抵抗器を介してソ
    ース電極が接続され、ゲート電極が第2の抵抗器を介し
    て前記直流電源のコールド端子に接続され、ドレイン電
    極が前記負荷のホット側端子に接続され、負荷電流が前
    記第1の閾値となるまで飽和状態で動作するMOSFE
    Tとを含み、 前記第2の特性制御部は、 前記負荷電流が第1の閾値を超えたときの前記第1の抵
    抗器の両端電圧によりオフ状態から能動状態となり、前
    記ゲート電極と前記第2の抵抗器の接続点に第3の抵抗
    器を介して電流を供給し前記MOSFETを能動状態と
    するトランジスタを含み、 前記第3の特性制御部は、 一端が前記トランジスタのベース電極に接続される第4
    の抵抗器と、 一端が前記第4の抵抗器の他端に直列接続され、他端が
    前記負荷に接続される定電圧素子とを含み、 前記MOSFETが飽和状態から能動状態になった後
    に、前記負荷電流が第2の閾値を超える値となったとき
    の負荷電圧に基づき前記定電圧素子が遮断状態から定電
    圧動作状態となって、前記トランジスタを飽和状態と
    し、前記MOSFETを遮断状態とすることを特徴とす
    る電流制限機能付き電源回路。
  3. 【請求項3】請求項2記載の電流制限機能付き電源回路
    において、 前記定電圧素子が、他のMOSFETを含み、該他のM
    OSFETのソース電極が前記第4の抵抗器の他端に接
    続され、ゲート電極が第5の抵抗器を介して前記負荷に
    接続され、ドレイン電極が前記負荷に接続されることを
    特徴とする電流制限機能付き電源回路。
  4. 【請求項4】直流電源と、 この直流電源に第1の抵抗器を介してソース電極が接続
    され、ゲート電極が第2の抵抗器を介して前記直流電源
    のコールド端子に接続され、ドレイン電極が負荷に接続
    されて、定常状態では飽和状態で動作し、前記負荷に前
    記直流電源を供給するMOSFETと、 エミッタ電極とベース電極とが前記第1の抵抗器の両端
    電圧を検出し、かつ該両端電圧が一定電圧値以上となっ
    たときに動作するように接続され、コレクタ電極が第3
    の抵抗器を介して前記ゲート電極と前記第2の抵抗器の
    共通接続点に接続されるトランジスタと、 前記トランジスタのベース電極と前記負荷との間に接続
    される第4の抵抗器と定電圧素子とを含み、該定電圧素
    子が前記負荷と前記直流電源との間の電圧が一定値以上
    の電圧値となったときに動作する、前記第4の抵抗器と
    前記定電圧素子の直列回路とを有することを特徴とする
    電流制限機能付き電源回路。
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