JP2000342273A - β−フラクトフラノシダーゼ遺伝子 - Google Patents
β−フラクトフラノシダーゼ遺伝子Info
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Abstract
リペプチドの遺伝的情報を解明し、β−フラクトフラノ
シダーゼの大量生産により、食品分野、医薬品分野等で
注目されているフラクトフラノシル転移糖の効率的生産
を図ること。 【解決手段】 アルスロバクタースピーシーズ由来のβ
−フラクトフラノシダーゼ活性を有するタンパク質をコ
ードするβ−フラクトフラノシダーゼ遺伝子。
Description
シダーゼ遺伝子に関するものである。β−フラクトフラ
ノシダーゼ(EC3.2.1.26.)は蔗糖及びその
他のβ−フルクトフラノシドを加水分解してフルクトー
スを遊離する酵素である。本酵素は、基質からβ−フル
クトフラノシル基を水に転移して加水分解するほか、他
の糖質、アルコール、フェノールなど水酸基を有してい
る化合物へ転移する作用がある。この作用を利用して、
本酵素は、ラクトスクロースなどのフラクトシル転移糖
の合成に利用される。
糖は、ビフィズス菌増殖活性を有し、蔗糖に代わる新し
い甘味剤として、現在、食品分野や医薬品分野で注目さ
れている。
フラノシル転移糖は、通常、蔗糖と澱粉糖や乳糖などを
原料として用い、これらにβ−フラクトフラノシダーゼ
を作用させて製造される。β−フラクトフラノシダーゼ
は、アルスロバクター等の微生物によって生産される
が、該微生物はいずれもβ−フラクトフラノシダーゼ産
生能が低い。そのため、フラクトフラノシル転移糖を大
規模に生産しようとすると、微生物を大量に培養しなけ
ればならないという問題がある。
により、アミノ酸配列が解明されていない酵素であって
も、これをコードする遺伝子を単離し、その塩基配列を
解明できれば、その酵素をコードする遺伝子を含む組換
えDNAを作製し、これを微生物や動植物の細胞に導入
して得られる形質転換体を培養することにより、比較的
容易に大量の酵素が取得できるようになった。そこで、
β−フラクトフラノシダーゼをコードする遺伝子を突き
止め、その塩基配列を解明することが望まれている。
フラクトフラノシダーゼ活性を有するポリペプチドをコ
ードする遺伝子の構造を特定し、該酵素を用いたフラク
トフラノシル転移糖の大量生産システムを提供すること
にある。β−フラクトフラノシダーゼ活性を有するポリ
ペプチドをコードしている遺伝子を解読することができ
れば、大量の酵素が取得できる可能性は勿論のこと、遺
伝子工学的手法を用いて耐熱性や転移率を上昇させた変
異体酵素を開発することに有用であるものと考えられ
る。
にわたってフラクトシル転移糖の合成研究を続けてき
た。その過程で、アルスロバクター・スピーシーズ K
−1株が生産するβ−フラクトフラノシダーゼは、他の
β−フラクトフラノシダーゼとは基質特異性が異なり、
さらに受容体存在下では高い転移効率を示すことを明ら
かにしてきた。すなわち、アルスロバクター・スピーシ
ーズ K−1株は、培地にショ糖を添加しなくてもβ−
フラクトフラノシダーゼを菌体外に生産することがで
き、しかも高分子フルクタンを合成しないことから、扱
いが容易である。そこで、本発明者らは、このβ−フラ
クトフラノシダーゼをコードしている構造遺伝子に注目
し鋭意研究を重ねた結果、β−フラクトフラノシダーゼ
遺伝子の構造を解読するに到った。
号1に記載のアミノ酸配列からなるタンパク質をコード
するβ−フラクトフラノシダーゼ遺伝子である。
を述べる。本発明者らは、β−フラクトフラノシダーゼ
生産能を有するアルスロバクター属由来の細菌培養液か
ら得たβ−フラクトフラノシダーゼを高度に精製し、そ
のN末端のアミノ酸配列を決定した。さらに、このβ−
フラクトフラノシダーゼを酵素分解してペプチドフラグ
メントを調製し、それらのアミノ酸配列を決定した。
きた塩基配列を基にしてプライマーを作成した。このプ
ライマーを用いてアルスロバクター属菌株から抽出した
染色体DNAをテンプレートとして行ったポリメラ−ゼ
連鎖反応法(PCR)により、221bpの明瞭なバン
ドを得た。
た後、DNAシーケンサーで塩基配列を解読した。得ら
れた塩基配列をアミノ酸に翻訳し、ホモロジー検索を行
ったところ、蔗糖に作用する酵素類と高い相同性が認め
られたことから、このDNAがβ−フラクトフラノシダ
ーゼ遺伝子の一部であるものと考えられた。
β−フラクトフラノシダーゼ遺伝子のクローニングを実
施した。まず、アルスロバクター属の細菌から抽出した
染色体DNAを、制限酵素分解後、サザンハイブリダイ
ゼーションを行った。その結果、約9KbpのDNA断
片に目的とするβ−フラクトフラノシダーゼ遺伝子の存
在を確認した。このDNA断片をゲルから切り出し精製
した後、コスミドベクターにin vitroパッケージング
し、部分DNAライブラリーを構築した。
フラノシダーゼ遺伝子を有する大腸菌をコロニーハイブ
リダイゼーションによりスクリーニングし、陽性クロー
ンから、総塩基数1917からなる遺伝子を抽出した。
すなわち、この遺伝子が、本発明のβ−フラクトフラノ
シダーゼ遺伝子である。
たように、本発明のβ−フラクトフラノシダーゼ遺伝子
は、β−フラクトフラノシダーゼ生産能を有するアルス
ロバクター属微生物に由来するものである。このような
β−フラクトフラノシダーゼ生産能を有するアルスロバ
クター属微生物としては、アルスロバクター・スピーシ
ーズ K−1株とその変異株などがある。すなわち、本
菌を自然に、もしくは人工的手段によって変異させて得
られるものであっても、上記能力を有する菌株はすべて
包含される。
株は、大阪府の土壌から分離されたもので、通商産業省
工業技術院生命工学工業技術研究所に寄託されている。
その受託番号は、FERM BP−3192である。本
菌の菌学的性質は、特許第2781412号公報に記載
されている。
物菌体から得ることができる。具体的には、上記の菌株
を栄養培地で培養後、遠心分離等にて菌体を除去し、培
養液を回収する。続いて、塩析や種々のカラムクロマト
グラフィー等の精製手段を用いることによって、高度に
精製したβ−フラクトフラノシダーゼを得ることができ
る。
ゼのN末端のアミノ酸配列を、アプライト・バイオシス
テム製気相プロテイン・シーケンサ『476A』を用いて決
定した。決定したアミノ酸配列は、9個のアミノ酸から
なり、配列表の配列番号2に示す通りである。さらに、
このβ−フラクトフラノシダーゼを酵素分解してペプチ
ドフラグメントを調製し、それらのアミノ酸配列を決定
した(配列表の配列番号3から5)。
イマー(配列表の配列番号6および7参照)を作成し、
このプライマーを用いて、アルスロバクター属菌株から
抽出した染色体DNAをテンプレートとしてPCR反応
を行った。その結果、221bpのDNA増幅産物が得
られた。このDNAを精製し、TAクローニングした
後、DNAシーケンサーで塩基配列を解読した。決定し
た塩基配列は配列表の配列番号8に示す通りである。
モロジー検索を行ったところ、アセトバクター属由来の
レバンスクラ−ゼ等の蔗糖などのβ―フラクトフラノシ
ル基に作用する酵素と高い相同性が認められたことか
ら、このDNAがβ−フラクトフラノシダーゼ遺伝子の
一部であるものと考えた。
β−フラクトフラノシダーゼの全長遺伝子のクローニン
グを実施した。まず、アルスロバクター属菌株から抽出
した染色体DNAを制限酵素分解後、サザンハイブリダ
イゼーションを行った。その結果、約9KbpのDNA
断片に、目的とするβ−フラクトフラノシダーゼ遺伝子
の存在を確認した。
した後、コスミドベクターにin vitroパッケージング
し、部分DNAライブラリーを構築した。このライブラ
リーの中から、β−フラクトフラノシダーゼ遺伝子を有
する大腸菌をコロニーハイブリダイゼーションによりス
クリーニングし、陽性クローンを取得した。常法により
β−フラクトフラノシダーゼ遺伝子をサブクローニング
した後、β−フラクトフラノシダーゼ遺伝子の塩基配列
を決定した。
子は、配列表の配列番号1記載の塩基配列を有する。本
発明に係るβ−フラクトフラノシダーゼは新規なアミノ
酸配列を有する酵素であり、これと65%以上の相同性
が認められる蛋白質は存在していなかった。このことか
ら、本発明β−フラクトフラノシダーゼ遺伝子は、現在
までに解明されていない、新規な塩基配列を有する遺伝
子であることが明らかである。
述の形質転換体である大腸菌を培養し、該大腸菌及び培
養上清の酵素活性を測定することにより確認できる。ま
た、この形質転換体を栄養培地で培養し、得られた菌体
を破砕したのち、固液分離して得られる上清を常法によ
って精製することにより、β−フラクトフラノシダーゼ
を得ることができる。
−フラクトフラノシダーゼ生産は、該微生物の生産能に
左右され、酵素を大量生産するには、大量の微生物を培
養する必要があった。しかし、本発明において解明され
た該酵素の遺伝子を発現させることにより、β−フラク
トフラノシダーゼを容易に大量生産することが可能であ
る。得られるβ−フラクトフラノシダーゼは、アルスロ
バクター・スピーシーズK−1株の産生する該酵素の特
質をそのまま受け継いでおり、通常のβ−フラクトフラ
ノシダーゼと比較して基質特異性が異なり、さらに受容
体存在下では高い転移効率を示す。よって、本発明の遺
伝子により生産されるβ−フラクトフラノシダーゼは、
食品分野や医薬品分野で注目されているフラクトシル転
移糖の効率的生産に有用である。また、本発明の遺伝子
について、遺伝子工学的手法を用いることにより耐熱性
や転移率を上昇させた変異体酵素の開発にも有用である
ものと期待される。
が、本発明はこれらにより限定されるものではない。 実施例1 可溶性澱粉4.0%(w/v)、ポリペプトン0.8%
(w/v)、酵母エキス1.2%(w/v)、燐酸アン
モニウム0.4%(w/v)、硫酸マグネシウム・7水
塩0.1%(w/v)及び水からなる液体培地(pH
7.0)100m1を500m1容坂口フラスコに入
れ、120℃で15分間オートクレーブして滅菌し、冷
却した後、アルスロバクター・スピーシーズ K−1株
(FERMBP−3192)を接種し、37℃で2日間
振とう培養して培養物を得た。
ウムを60%飽和になるまで加え、4℃で一夜静置した
後、遠心分離してβ−フラクトフラノシダーゼを含む沈
澱を採取した。この沈殿を50mMリン酸緩衝液(pH
7.0)に溶解し、新鮮な同一緩衝液に対して一昼夜透
析した後、遠心分離して上清を採取した。
(pH7.0)により平衡化しておいた東ソー製イオン
交換クロマトグラフィー用ゲル『DEAE−トヨパール
650M』100m1のカラムに負荷し、塩化ナトリウ
ムを0Mから0.5Mまで直線的に上昇させ、β−フラ
クトフラノシダーゼ活性を有する画分を回収した。
0mMリン酸緩衝液(pH7.0)に対して透析した
後、遠心分離して上清を回収した。この上清を予め1M
硫酸アンモニウムを含む20mMリン酸緩衝液(pH
7.0)により平衡化しておいた東ソー製疎水性カラム
クロマトグラフィー用ゲル『ブチルトヨパール650
M』100m1のカラムに負荷し、1Mから0Mに直線
的に下降する硫酸アンモニウムの濃度勾配下にて20m
Mリン酸緩衝液(pH7.0)を通液し、β−フラクト
フラノシダーゼ活性を有する画分を回収した。
(pH7.0)に対して透析し、予め20mMリン酸緩
衝液(pH7.0)により平衡化しておいたファルマシ
ア製ゲル濾過カラムクロマトグラフィー用ゲル『セファ
デックス G−75』カラムに負荷し、β−フラクトフ
ラノシダーゼ活性を有する画分を回収し、これを精製酵
素とした。この精製β−フラクトフラノシダーゼをSD
S−ポリアクリルアミドゲル電気泳動したところ、単一
バンドが観察された。
0%のSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動を行っ
た後、ゲル中の蛋白質をミリポア製のPVDFメンブラ
ン『イモビロン−P』に転写させた。PVDFメンブラ
ンに転写されたβ−フラクトフラノシダーゼのバンドを
切り取りアプライト・バイオシステム製気相プロテイン
・シーケンサ『476A』を用い、常法にしたがって分
析したところ、N末端に配列表の配列番号2に示すアミ
ノ酸配列を有していた。
約2.5μgを10%のSDS−ポリアクリルアミトゲ
ル電気泳動を行い染色した後、β−フラクトフラノシダ
ーゼのバンドを切り取り、15%のSDS−ポリアクリ
ルアミトゲル電気泳動のウェルに挿入した。その上に、
蛋白質に対し1/1000(w/w)量のスタフィロコ
ッカス・オーレウス由来のV8プロテアーゼを重層し、
電気泳動を行った。β−フラクトフラノシダーゼとV8
プロテアーゼのバンドが濃縮ゲル中で濃縮されたのを確
認した後、電気泳動を一時停止させ、室温で1時間プロ
テアーゼ処理を行った。
−フラクトフラノシダーゼのペプチド断片を分離した。
上記と同様にアミノ酸配列分析をしたところ、ペプチド
断片は配列表の配列番号3から5に示すアミノ酸配列を
有していた。解読できたN末端アミノ酸配列の中から、
コドンの縮重の少ない領域を選び、センスプライマー
(配列表の配列番号6)を、内部のアミノ酸配列の中か
らコドンの縮重の少ない領域を選びアンチセンスプライ
マー(配列表の配列番号7)を作成した。
K−1株(FERM BP−3192)からの染色体D
NAの抽出は下記のようにして行った。まず、500m
1容坂口フラスコに、可溶性澱粉4.0%(w/v)、
ポリペプトン0.8%(w/v)、酵母エキス1.2%
(w/v)、燐酸アンモニウム0.4%(w/v)、硫
酸マグネシウム・7水塩0.1%(w/v)及び水から
なる液体培地(pH7.0)を100m1ずつとり、1
20℃で20分間オートクレーブして滅菌し、冷却した
後、アルスロバクター・スピーシーズ K−1株を接種
し、37℃で48時間回転振とう培養した。
0℃で凍結させた後、冷却したSET緩衝液(pH8.
0)を添加し、十分撹拌した。この溶液にリゾチームを
0.1%(w/v)、リボヌクレアーゼを0.05%
(w/v)加え、37℃で反応させた。完全に溶菌した
後、10%SDSを0.1ml添加し、さらに終濃度が
100μg/mlになるようにプロテイナーゼK(シグ
マ社製)を加え、50℃で一晩反応させた。反応終了
後、反応液にクロロホルム/イソアミルアルコール混液
を加え、染色体DNAを抽出した。抽出物に冷却したエ
タノールを加え、界面に生じたDNAをガラス棒でかき
取り、TE緩衝液(pH7.0)に溶解させた。
ロバクター・スピーシーズ K−1株の染色体DNAを
テンプレートとしパーキンエルマー製DNAサーマルサ
イクラーによりPCR反応(94℃で1分間、55℃で
1分間、72℃で2分間を25サイクル)を行い、β−
フラクトフラノシダーゼ遺伝子断片を増幅させた。その
結果、アガロースゲル電気泳動で221bpのDNAバ
ンドが確認された。このDNAをゲルから切り出した
後、ダイアヤトロン製のDNA PREP KITを用いて精製し
た。
ベクターとライゲーションさせ、大腸菌JM109に形
質転換させた。この大腸菌からプラスミドを精製し、ア
プライト・バイオシステム製DNAシーケンシング・シ
ステム『377』を用いて塩基配列を決定しところ、配
列表の配列番号8に記載の塩基配列が得られた。このD
NAをアミノ酸に翻訳し、ホモロジー検索を行ったとこ
ろ、アセトバクター属由来のレバンスクラ−ゼ等の蔗糖
などのβ−フラクトフラノシル基に作用する酵素と高い
相同性が認められたことから、このDNAがβ−フラク
トフラノシダーゼ遺伝子の一部であるものと考えた。そ
こで、このPCR産物をプローブとして用い、β−フラ
クトフラノシダーゼ遺伝子のクローニングを実施した。
した染色体DNAを、各種制限酵素で分解後、サザンハ
イブリダイゼーションを行った。その結果、染色体DN
AをBamHIで切断した約9Kbpの断片中に目的とする
β−フラクトフラノシダーゼ遺伝子が存在していること
を確認した。この付近のDNA断片をゲルから切り出し
精製した後、日本ジーン製コスミドベクターCharomid 9
-36 のBamHIサイトに挿入した。
クIII ゴールドin vitroパッケージングキットを用いパ
ッケージングを行い、部分DNAライブラリーを構築し
た。次に、パッケージングした組換えファージを大腸菌
JM109に感染させ、β−フラクトフラノシダーゼ遺
伝子を有する大腸菌をコロニーハイブリダイゼーション
によりスクリーニングした。
性クローンは二次スクリーニング、三次スクリーニング
を行うことで完全に分離させた。得られた陽性クローン
中のβ−フラクトフラノシダーゼ遺伝子は常法にしたが
ってpUC119へサブクローニングした後、β−フラクトフ
ラノシダーゼ遺伝子の塩基配列を決定した。
子は、配列表の配列番号1記載の塩基配列を有する。本
発明に係るβ−フラクトフラノシダーゼは新規なアミノ
酸配列を有するポリペプチドであり、これと65%以上
の相同性が認められる蛋白質は存在していなかった。
配列からなるβ−フラクトフラノシダーゼ遺伝子を、先
に判明しているアミノ酸配列と比較したところ、β−フ
ラクトフラノシダーゼのN末端のアミノ酸配列(配列表
の配列番号2)は配列表の配列番号1に示したアミノ酸
配列中の1番から9番目の配列と一致した。さらに、β
−フラクトフラノシダーゼ由来のペプチドフラグメント
の配列(配列表の配列番号3、4、5)は、それぞれ配
列表の配列番号1に示したアミノ酸配列中の278番か
ら287番目、320番から328番目、70番から7
9番目の配列と一致した。
アミノ酸配列中の−36番から−1番目の配列は、分泌
型酵素において一般的に認められるシグナルペプチド領
域であると推定される。以上の結果より、本例の酵素は
配列表の配列番号1に示すアミノ酸配列を有するもので
あり、配列表の配列番号1に示す塩基配列のDNAによ
りコードされていることが確認された。
ダーゼの遺伝子が提供される。本発明の遺伝子を発現さ
せれば、微生物の培養による場合と比較して、微生物の
生産性等に左右されることなく、β−フラクトフラノシ
ダーゼの大量生産を容易に行うことができる。このβ−
フラクトフラノシダーゼは、通常のβ−フラクトフラノ
シダーゼと比較して基質特異性が異なり、さらに受容体
存在下で高い転移効率を示す。よって、本発明の遺伝子
を用いて生産されるβ−フラクトフラノシダーゼは、食
品分野や医薬品分野で注目されているフラクトシル転移
糖の効率的生産に有用である。また、本発明のβ−フラ
クトフラノシダーゼ遺伝子は、遺伝子工学的手法による
耐熱性や転移率を上昇させた変異体酵素の開発にも有用
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 配列表の配列番号1に記載のアミノ酸配
列からなるタンパク質をコードするβ−フラクトフラノ
シダーゼ遺伝子。
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