JP2000342679A - 医療用ドレーンチューブ - Google Patents
医療用ドレーンチューブInfo
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Abstract
留させることのない医療用ドレーンチューブを提供する
こと。 【解決手段】 本発明のドレーンチューブは、先端から
手元端に向かって連続的に肉厚が増加することを特徴と
する。また、本発明のドレーンチューブは、一定の肉厚
tで形成された先端部31と、tからTに肉厚が増加す
るよう形成された中間部32と、一定の肉厚Tで形成さ
れた手元部33とから構成され、先端部31と中間部3
2との境界B1における内周面および外周面、並びに中
間部32と手元部33との境界B2における内周面およ
び外周面に段差が存在しないことを特徴とする。
Description
し、血液、漿液、膿などの体液を体外に排出するための
医療用ドレーンチューブに関する。
具として多用されており、種々の形状およびサイズの製
品が市販されている。かかる医療用ドレーンチューブに
対しては、次のようなことが要請されている。 (1)留置する際に、先端部によって臓器、血管などの
組織を傷つけないこと。すなわち、先端部がある程度の
柔軟性を有する低硬度のものであること。 (2)留置後において、臓器、血管などの体組織を圧迫
損傷させることがないこと。 (3)血液、漿液、膿などの体液を絶えず排出できるこ
と。すなわち、排液流路が常に確保されていること。 (4)体壁に縫合固定する際に、縫合部分における内腔
がつぶれないこと。すなわち、縫合部分がある程度高い
硬度を有していること。 (5)感染防止に有用な排液バッグなどと容易に接続で
きること。
チューブ(先端側)と、厚肉のストレートチューブ(後
端側)とが隣接されてなる医療用ドレーンチューブ、お
よび(II)薄肉のチューブと、厚肉のストレートチュー
ブとが隣接され、当該厚肉のストレートチューブにコネ
クターが接続されてなる医療用ドレーンチューブが提案
されている(特開平10−23448号公報参照)。
な医療用ドレーンチューブにあっては、薄肉のチューブ
と、厚肉のストレートチューブとの境界における周面
(外周面および/または内周面)において、チューブ同
士の接続に伴う段差が形成され、この段差部分に応力が
集中し、当該段差部分においてキンクを生じてしまうと
いう問題がある。また、内周面に形成された段差によっ
て、排出されるべき体液がチューブ内で滞留してしまう
という問題もある。さらに、上記の医療用ドレーンチュ
ーブを製造するに際しては、薄肉のチューブおよび厚肉
のストレートチューブを別々に作製した後、両者を接着
剤などによって接続する必要があり、製造工程が煩雑
で、製造コストの低減を図ることができない。
事情に基いてなされたものである。本発明の第1の目的
は、医療用ドレーンチューブに対し要請される事項を満
足し、しかも、キンクを生じにくい医療用ドレーンチュ
ーブを提供することにある。本発明の第2の目的は、排
出させるべき体液をチューブ内に滞留させることのない
医療用ドレーンチューブを提供することにある。本発明
の第3の目的は、簡単な工程により製造することがで
き、製造コストの低減を図ることのできる医療用ドレー
ンチューブを提供することにある。本発明の第4の目的
は、キンクした場合であっても、排液流路を十分に確保
することができる医療用ドレーンチューブを提供するこ
とにある。
ブは、先端から手元端に向かって連続的に肉厚が増加す
ることを特徴とする。かかるドレーンチューブにあって
は、先端から手元端に至る外径が一定であることが好ま
しい。
tで形成された先端部と、tからTに肉厚が増加するよ
う形成された中間部と、一定の肉厚Tで形成された手元
部とから構成され、前記先端部と前記中間部との境界に
おける内周面および外周面、並びに前記中間部と前記手
元部との境界における内周面および外周面の何れの面に
も段差が存在しないことを特徴とする。
先端部の長さをL1 、前記中間部の長さをL2 、前記手
元部の長さをL3 とするとき、下記の条件を具備するこ
とが好ましい。
は、先端部および中間部を含む長手方向の領域における
外径が一定であることが好ましい。
周方向で(θ1 )°乃至(θ2 )°の範囲の内壁に長手
方向に伸びる凸起が複数形成され、円周方向で(θ1 +
180)°乃至(θ2 +180)°の範囲の内壁には凸
起が形成されていないような断面構造を有することが好
ましい。
周方向で0°乃至(180±20)°の範囲の内壁に長
手方向に伸びる凸起が複数形成され、円周方向で(18
0±20)°乃至360°の範囲の内壁には凸起が形成
されていないような断面構造を有することが好ましい。
周方向で0°乃至(60±10)°、(120±10)
°乃至(180±10)°および(240±10)°乃
至(300±10)°の範囲の内壁に長手方向に伸びる
凸起が複数形成され、円周方向で(60±10)°乃至
(120±10)°、(180±10)°乃至(240
±10)°および(300±10)°乃至360°の範
囲の内壁には凸起が形成されていないような断面構造を
有することが好ましい。
される本発明のドレーンチューブにあっては、前記先端
部および前記中間部の内壁における周方向の全部または
一部に長手方向に伸びる凸起が形成され、前記中間部の
内壁に形成された凸起の高さが、先端部側から手元部側
に向かって徐々に小さくなり、手元部との境界近傍で0
となることが好ましい。
出成形により一体的に成形されていることが好ましい。
また、本発明のドレーンチューブにあっては、シリコー
ンゴムにより形成されていることが好ましい。
が増加するので、チューブの周面(外周面および内周
面)には段差が形成されない。従って、キンクが生じに
くく、チューブ内において体液が滞留することもない。
また、先端側が薄肉で柔軟なものとなるために、体組織
に対する刺激性が小さい。さらに、縫合される部分(例
えば、先端から200〜300mm)および体外に位置
させる部分における肉厚がある程度大きく、高い硬度を
有するものとなるので、縫合などによって固定する際に
当該部分の内腔がつぶれるようなこともない。
あることにより、縫合などにより体壁に固定することが
容易となる。
柔軟性を有するので体組織への刺激性が小さい。また、
一定の肉厚Tで形成された手元部はある程度高い硬度
(剛性)を有し、当該手元部に排液バッグなどを容易に
接続することができる。さらに、中間部の肉厚が連続的
に変化するのでキンクが生じにくく、しかも、縫合され
る部分および体外に位置させる部分における肉厚がある
程度大きいものとなり、当該部分がつぶれるようなこと
はない。
さ(L2 )、手元部の長さ(L3 )、先端部の肉厚
(t)および手元部の肉厚(T)、肉厚の比(T/
t)、並びに中間部における肉厚の変化率〔(T−t)
/L2 〕を特定の範囲に規定することにより、本発明の
目的を確実に奏することができる。
む長手方向の領域の外径が一定であることにより、縫合
などにより体壁に固定することが容易となる。
いる領域〔円周方向で(θ1 )°乃至(θ2 )°〕と、
当該凸起が形成されていない領域〔円周方向で(θ1 +
180)°乃至(θ2 +180)°〕とが対向するよう
な断面構造を有しているので、キンクによって内腔がつ
ぶれて2つの領域が接触したときにも、排液流路を確実
に確保することができる。なお、長手方向に伸びる凸起
が形成されている領域〔(θ1 )°乃至(θ2 )°〕の
数は1つに限定されるものではないことは勿論であり、
例えば、後述する図5(2)に示すドレーンチューブ5
2にあっては、そのような領域として、α 1 (0°乃至
60°)、α2 (120°乃至180°)およびα
3 (240°乃至300°)の3つの領域が設けられて
いる。
いる領域(円周方向で0°乃至180°±20°)と、
当該凸起が形成されていない領域(円周方向で180°
±20°乃至360°)とが対向するような断面構造を
有しているので、キンクによって内腔がつぶれて2つの
領域が接触したときにも、排液流路を確実に確保するこ
とができる。
いる領域〔円周方向で0°乃至(60±10)°、(1
20±10)°乃至(180±10)°および(240
±10)°乃至(300±10)°〕と、当該凸起が形
成されていない領域〔円周方向で(60±10)°乃至
(120±10)°、(180±10)°乃至(240
±10)°および(300±10)°乃至360°〕と
が対向するような断面構造を有しているので、キンクに
よって内腔がつぶれて2つの領域が接触したときにも、
排液流路を確実に確保することができる。
れた凸起を利用する毛細管現象により排液効率の向上を
図ることができる。また、手元部には凸起が形成されて
いないので、排液バッグなどを確実に接続することがで
きる。さらに、中間部の内壁に形成された凸起の高さ
が、手元部側に向かって徐々に小さくなること(長手方
向に段差が存在しないこと)により、当該中間部におけ
る内腔において排液が滞留することはない。
ことにより、チューブの肉厚を連続的に変化させて、段
差の存在しない内周面および外周面を形成することがで
きる。また、一体的に形成することにより製造コストの
低減を図ることができ、しかも、接着剤による接続部分
を有しないので、強固なチューブとすることができる。
レーンチューブは、良好な生体適合性を有するものとな
る。
ューブについて詳細に説明する。 <第1の実施形態>図1は、本発明のドレーンチューブ
の一例を示す縦断面図であり、図1に示したドレーンチ
ューブ10は、先端11から手元端12に向かって連続
的に肉厚が増加するよう構成されている。かかる構成の
ドレーンチューブ10によれば、チューブの周面(内周
面および外周面)に段差が存在しないのでキンクが生じ
にくく、また、チューブ内周面に段差が存在しないこと
から、排出すべき体液がチューブ内において滞留するこ
ともない。また、先端11の近傍を形成する肉厚が小さ
く柔軟なものとなるため、ドレーンチューブ10を留置
する際に体組織を傷つけたり、留置後において体組織を
圧迫損傷させたりすることはない。さらに、縫合される
部分(例えば、先端11から200〜300mm)およ
び体外に位置させる部分における肉厚がある程度大き
く、高い硬度を有するものとなるので、縫合などによっ
て体壁に固定する際などにおいて、当該部分の内腔がつ
ぶれるようなこともない。ドレーンチューブ10の寸法
の一例としては、全長が400mm、先端11における
外径が6mm、先端11における肉厚(最小肉厚)が
0.2mm、手元端12における外径が10mm、手元
端12における肉厚(最大肉厚)が2.0mmとされ
る。
ーンチューブの他の例を示す縦断面図であり、図2に示
すドレーンチューブ20は、先端21から手元端22に
向かって連続的に肉厚が増加し、かつ、先端21から手
元端22に至る外径(チューブ全体の外径)が一定とな
るよう構成されている。かかる構成のドレーンチューブ
20によれば、図1に示したドレーンチューブ10によ
る効果と同一の効果を奏することができるとともに、チ
ューブ全体の外径が一定であることにより、縫合などに
より体壁に固定することが容易となる。ドレーンチュー
ブ20の寸法の一例としては、全長が400mm、外径
が10mm、先端21における肉厚(最小肉厚)が0.
1mm、手元端22における肉厚(最大肉厚)が2.0
mmとされる。
ーンチューブの他の例を示す縦断面図である。図3に示
すドレーンチューブ30は、一定の肉厚t(最小肉厚)
で形成された先端部31と、肉厚がtからT(最大肉
厚)まで増加するよう形成された中間部32と、一定の
肉厚Tで形成された手元部33とから構成され、 先
端部31と中間部32との境界B1における内周面、
先端部31と中間部32との境界B1における外周
面、 中間部32と手元部33との境界B2における
内周面、 中間部32と手元部33との境界B2にお
ける外周面の何れの周面にも段差が存在しないよう構成
されている。
ば、薄肉(最小肉厚t)のチューブからなる先端部31
が柔軟性を有するので、当該ドレーンチューブ30を留
置する際に体組織を傷つけたり、留置後において体組織
を圧迫損傷させたりすることはない。また、厚肉(最大
肉厚T)のチューブからなる手元部33は、高い硬度
(剛性)を有し、当該手元部33に排液バッグなどを容
易に接続することができる。さらに、中間部32の肉厚
が連続的に変化するとともに、境界B1および境界B2
における周面には段差が存在しないので、キンクが生じ
にくく、排出すべき体液が境界近傍におけるチューブ内
で滞留することもない。しかも、中間部32のうち、体
壁に縫合される部分および体外に位置される部分におけ
る肉厚がある程度大きいものとなり、縫合する際など
に、当該部分の内腔がつぶれるようなことはない。
の長さ(L1 )としては、10〜240mmであること
が好ましく、更に好ましくは40〜150mmとされ
る。先端部31の長さ(L1 )が過小である場合には、
体組織への刺激性を十分に小さくすることが困難とな
る。他方、この長さ(L1 )が過大である場合には、体
外に位置される部分の肉厚が十分に大きくならず、十分
な内腔を確保することができない場合がある。
〜2.0mmであることが好ましく、更に好ましくは
0.2〜0.5mmとされる。先端部31の肉厚(t)
が過小である場合には、当該先端部31の硬度が過小と
なり、チューブとしての強度が不足して、抜去する際な
どに切れやすくなる。他方、この肉厚(t)が過大であ
る場合には、当該先端部31の硬度が過大となり、留置
する際に体組織を傷つけたり、留置後において体組織を
圧迫損傷させたりすることがある。先端部31における
最小外径は、例えば4〜12mmとされる。
の長さ(L3 )としては、30〜100mmであること
が好ましく、更に好ましくは40〜80mmとされる。
手元部33の長さ(L3 )が過小である場合には、排液
バッグとの接続を確実に行うことができないことがあ
る。他方、この長さ(L3 )が過大である場合には、チ
ューブの剛性が高くなり過ぎて屈曲性に劣るため、無用
な不快感や苦痛を被術者に与えることがある。
〜3.0mmであることが好ましく、更に好ましくは
1.2〜2.0mmとされる。手元部33の肉厚(T)
が過小である場合には、当該手元部33の硬度が過小と
なって、排液バッグとの接続を確実に行うことができな
いことがある。他方、この肉厚(T)が過大である場合
には、当該手元部33における内径が過小となり、十分
な排液流路を確保できないことがある。
厚の比(T/t)としては、1.1〜30であることが
好ましく、更に好ましくは5〜20とされる。比(T/
t)が過小である場合には、先端部31が十分な柔軟性
を有するものとならなかったり、手元部33が十分な強
度を有するものとならなかったりすることがある。他
方、比(T/t)が過大である場合には、先端部31が
十分な強度を有するものとならなかったり、手元部33
の硬くなり過ぎて、排液バッグとの接続が困難となった
りすることがある。手元部33における最大外径は、例
えば8〜18mmとされる。
間部32の長さ(L2 )としては、100〜600mm
であることが好ましく、更に好ましくは100〜300
mmとされる。中間部32の長さ(L2 )が過小である
場合には、肉厚の変化率が過大となり、キンク防止効果
を十分に発揮することができないことがある。他方、こ
の長さ(L2 )が過大である場合には、流路が長くなり
過ぎ、当該流路において排液が滞留しやすくなる。
t)/L2 〕としては、0.00015〜0.029で
あることが好ましく、更に好ましくは0.002〜0.
018とされる。この変化率が過小である場合には、必
要な肉厚比(T/t)を確保するためにチューブの全長
が過大となってしまう。他方、この変化率が過大である
場合には、キンク防止効果を十分に発揮することができ
ないことがある。
えば150〜1000mmとされ、好ましくは200〜
600mmとされる。
ーンチューブの他の例を示す縦断面図である。図4に示
すドレーンチューブ40は、一定の肉厚t’(最小肉
厚)で形成された先端部41と、肉厚がt’からT’
(最大肉厚)まで増加するよう形成された中間部42
と、一定の肉厚T’で形成された手元部43とから構成
され、 先端部41と中間部42との境界B3におけ
る内周面、 先端部41と中間部42との境界B3に
おける外周面、 中間部42と手元部43との境界B
4における内周面、 中間部42と手元部43との境
界B4における外周面の何れの周面にも段差が存在せ
ず、かつ、チューブ全体の外径が一定であるよう構成さ
れている。
ば、図3に示したドレーンチューブ30による効果と同
一の効果を奏することができるとともに、チューブ全体
の外径が一定であることにより、縫合などにより体壁に
固定することが容易となる。
1の長さ(L1')としては、10〜240mmであるこ
とが好ましく、更に好ましくは40〜150mmとされ
る。先端部41の肉厚(t’)としては、0.1〜2.
0mmであることが好ましく、更に好ましくは0.2〜
0.5mmとされる。
3の長さ(L3')としては、30〜100mmであるこ
とが好ましく、更に好ましくは40〜80mmとされ
る。手元部43の肉厚(T’)としては、1.0〜3.
0mmであることが好ましく、更に好ましくは1.2〜
2.0mmとされる。
厚の比(T’/t’)としては、1.1〜30であるこ
とが好ましく、更に好ましくは5〜20とされる。
間部42の長さ(L2')としては、100〜600mm
であることが好ましく、更に好ましくは100〜300
mmとされる。
−t’)/L2 〕としては、0.00015〜0.02
9であることが好ましく、更に好ましくは0.002〜
0.018とされる。
の外径、すなわち、ドレーンチューブ40の外径は、例
えば2〜20mmとされ、好ましくは4〜16mmとさ
れる。また、ドレーンチューブ40の全長としては、例
えば150〜1000mmとされ、好ましくは200〜
600mmとされる。
(1)〜(4)は、それぞれ、本発明のドレーンチュー
ブの横断面形状の一例を示す断面図である。図5(1)
〜(4)に示すドレーンチューブの縦断面形状は、図1
乃至図4に示した何れの形状であってもよい。
において、円周方向で0°乃至180°の範囲(α)に
おける内壁には、横断面視において中高の凸起51Mが
長手方向(紙面の前後方向)に伸びるよう複数形成され
ており、他方、円周方向で180°乃至360°の範囲
(β)の内壁にはそのような凸起が形成されていない。
これにより、範囲(α)における内周面は凹凸面とな
り、他方、範囲(β)における内周面は円滑面となって
いる。このような横断面構造のドレーンチューブ51に
よれば、キンクにより内腔がつぶれて、範囲(α)にお
ける内周面(凹凸面)と、範囲(β)における内周面
(円滑面)とが接触したときにも、排液流路を確実に確
保することができる。ここに、円周方向の全域にわたる
内壁に凸起が形成されている場合には、キンクにより内
腔がつぶれたときに、凹凸面同士が常に接触することと
なり、凸部と凹部とが噛み合って、十分な排液流路を確
保することができない。
おいて、円周方向で0°乃至60の範囲(α1 )°、1
20°乃至180°の範囲(α2 )および240°乃至
300°の範囲(α3 )の内壁には、それぞれ、長手方
向に伸びる凸起52Mが複数形成されており、他方、円
周方向で60°乃至120°の範囲(β1 )、180°
乃至240°の範囲(β2 )および300°乃至360
°の範囲(β3 )の内壁には、そのような凸起が形成さ
れていない。これにより、範囲(α1 )〜(α 3 )にお
ける内周面は凹凸面となり、範囲(β1 )〜(β3 )に
おける内周面は円滑面となっている。このような横断面
構造のドレーンチューブ52によれば、キンクにより内
腔がつぶれて、凹凸面(α1 /α2 /α3 )と円滑面
(β2 /β3 /β1 )とが接触したときにも、排液流路
を確実に確保することができる。
おいては、円周方向のほぼ全域に、長手方向に伸びる凸
起53Mが複数形成されるとともに、内腔を2つに分け
る隔壁53Wが形成されている。このような横断面構造
のドレーンチューブ53によれば、キンクにより内腔が
つぶれたときには、内周面(凹凸面)と、隔壁53Wの
表面(平滑面)とが接触することになるので、排液流路
を確実に確保することができる。
おいては、円周方向で0°乃至180°の範囲(α)に
おける内壁に、長手方向に伸びる凸起54Mが複数形成
されるとともに、内腔を2つに分ける隔壁54Wが形成
されている。このような横断面構造のドレーンチューブ
54によれば、キンクにより内腔がつぶれたときには、
範囲(α)における内周面(凹凸面)と、隔壁54Wの
表面(平滑面)とが接触することになるので、排液流路
を確実に確保することができる。
のドレーンチューブにおける肉厚および凸起の高さの変
化状態(長手方向の変化状態)を説明するための模式図
である。図6に示すドレーンチューブ60は、一定の肉
厚t”で形成された先端部61と、肉厚がt”からT”
まで増加するよう形成された中間部62と、一定の肉厚
T”で形成された手元部63とから構成され、 先端
部61と中間部62との境界B5における内周面、
先端部61と中間部62との境界B5における外周面、
中間部62と手元部63との境界B6における内周
面、 中間部62と手元部63との境界B6における
外周面の何れにも段差が存在しないものである。
端部61および中間部62の内壁における周方向の全部
または一部に、長手方向に伸びる凸起60Mが形成され
ている。この凸起60Mは、先端部61において一定の
高さhで形成され、中間部62において、高さがh(先
端部61との境界)から徐々に減少し、手元部63との
境界B6において0(凸起が消滅)となっている。
ば、先端部61および中間部62の内壁に形成された凸
起60Mを利用した毛細管現象によって排液効率の向上
を図ることができる。また、手元部63には凸起が形成
されていないので、当該手元部63の内腔に挿入される
連結チューブなどを介して、感染防止に有用な排液バッ
グなどを確実に接続することができる。さらに、中間部
62の内壁における凸起60Mの高さが手元部63側に
向かって徐々に小さくなり、長手方向における段差が存
在しないことにより、当該中間部62における内腔にお
いて排液が滞留することはない。
レーンチューブは、押出成形により一体的に成形されて
いることが好ましい。押出成形法で成形することによ
り、チューブの肉厚を連続的に変化させて段差のない周
面を形成することができる。また、チューブの内壁にお
ける凸起の高さを連続的に変化させることができる。
によれば、製造コストの低減を図ることができ、しか
も、得られるドレーンチューブは、接着剤による接続部
分を有しないので、強固なチューブとすることができ
る。ここに、ドレーンチューブの肉厚および凸起の高さ
を連続的に変化させる方法としては、クロスヘッド形式
の押出機を使用し、押出ヘッドにおける環状隙間の形状
を適宜の機構によって変化させる方法を挙げることがで
きる。
の成形材料としては特に限定されるものではないが、良
好な生体適合性を有することから、シリコーンゴムを用
いることが好ましい。
ドレーンチューブの使用方法としては、例えば図3に示
したようなドレーンチューブ30を使用する場合におい
て、当該ドレーンチューブ30を体壁の切開孔から体内
に挿入し、先端部31の開口が臓器の下などの部位に位
置するよう誘導する。次いで、中間部32(手元部33
との境界近傍のある程度厚肉の部分)を体壁で縫合固定
するとともに、手元部33の内腔に、排液バックと連結
されたチューブを挿入することにより、ドレーンチュー
ブ30と排液バックとを接続する。その後、必要に応じ
て吸引しながら、排液処理を行う。
(1)に示したような横断面形状を有する本発明のドレ
ーンチューブを押出成形により製造した。具体的な仕様
は下記のとおりである。
5 ・外径(チューブ全体の外径):10mm ・凸起の形成領域:先端部および中間部の内壁(円周方
向0°乃至180°) ・凸起の最大高さ:0.6mm ・凸起の高さの長手方向における変化状態:中間部にお
いて連続的変化(手元部との境界近傍で0)
0)は、その先端部(41)が適度な柔軟性を有し、そ
の手元部(43)は適度な剛性を有するものであった。
また、連続的に肉厚が変化するよう形成された中間部
(42)、および当該中間部(42)を介在させること
による段差のない周面構造により、当該ドレーンチュー
ブ(40)はキンクを生じにくく、また、使用の際に、
チューブ内に体液が滞留するようなことはなかった。ま
た、当該ドレーンチューブ(40)を強制的にキンクさ
せても、排液流路が確実に確保され、体液を常に排出で
きることができた。
下のような効果が奏される。 (1)医療用ドレーンチューブに対して要請されている
事項を満足し、しかも、キンクを生じにくい。 (2)排出させるべき体液をチューブ内に滞留させるこ
とがない。 (3)簡単な工程により製造することができ、製造コス
トの低減を図ることができる。 (4)キンクした場合であっても、排液流路を十分に確
保することができる。
図である。
面図である。
面図である。
面図である。
を示す断面図である。
凸起の高さの変化状態を説明するための模式図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 先端から手元端に向かって連続的に肉厚
が増加することを特徴とする医療用ドレーンチューブ。 - 【請求項2】 先端から手元端に至る外径が一定である
ことを特徴とする請求項1に記載の医療用ドレーンチュ
ーブ。 - 【請求項3】 一定の肉厚tで形成された先端部と、 tからTに肉厚が増加するよう形成された中間部と、 一定の肉厚Tで形成された手元部とから構成され、 前記先端部と前記中間部との境界における内周面および
外周面、並びに前記中間部と前記手元部との境界におけ
る内周面および外周面の何れの面にも段差が存在しない
ことを特徴とする医療用ドレーンチューブ。 - 【請求項4】 先端部の長さをL1 、中間部の長さをL
2 、手元部の長さをL3 とするとき、下記の条件を具備
することを特徴とする請求項3に記載の医療用ドレーン
チューブ。 (1)L1 =10〜240mm (2)L2 =100〜600mm (3)L3 =30〜100mm (4)t=0.1〜2.0mm (5)T=1.0〜3.0mm (6)T/t=1.1〜30 (7)(T−t)/L2 =0.00015〜0.029 - 【請求項5】 先端部および中間部を含む長手方向の領
域における外径が一定であることを特徴とする請求項3
または請求項4に記載の医療用ドレーンチューブ。 - 【請求項6】 円周方向で(θ1 )°乃至(θ2 )°の
範囲の内壁に長手方向に伸びる凸起が複数形成され、 円周方向で(θ1 +180)°乃至(θ2 +180)°
の範囲の内壁には凸起が形成されていないような断面構
造を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何
れかに記載の医療用ドレーンチューブ。 - 【請求項7】 円周方向で0°乃至(180±20)°
の範囲の内壁に長手方向に伸びる凸起が複数形成され、 円周方向で(180±20)°乃至360°の範囲の内
壁には凸起が形成されていないような断面構造を有する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載
の医療用ドレーンチューブ。 - 【請求項8】 円周方向で0°乃至(60±10)°、
(120±10)°乃至(180±10)°および(2
40±10)°乃至(300±10)°の範囲の内壁に
長手方向に伸びる凸起が複数形成され、 円周方向で(60±10)°乃至(120±10)°、
(180±10)°乃至(240±10)°および(3
00±10)°乃至360°の範囲の内壁には凸起が形
成されていないような断面構造を有することを特徴とす
る請求項1乃至請求項5の何れかに記載の医療用ドレー
ンチューブ。 - 【請求項9】 先端部および中間部の内壁における周方
向の全部または一部に長手方向に伸びる凸起が形成さ
れ、前記中間部の内壁に形成された凸起の高さが、先端
部側から手元部側に向かって徐々に小さくなり、手元部
との境界近傍で0となることを特徴とする請求項3乃至
請求項8の何れかに記載の医療用ドレーンチューブ。 - 【請求項10】 押出成形により一体的に成形されてい
ることを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れかに記
載の医療用ドレーンチューブ。 - 【請求項11】 シリコーンゴムにより形成されている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れかに記
載の医療用ドレーンチューブ。
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|---|---|---|---|
| JP15382999A JP4185626B2 (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 医療用ドレーンチューブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15382999A JP4185626B2 (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 医療用ドレーンチューブ |
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|---|---|
| JP2000342679A true JP2000342679A (ja) | 2000-12-12 |
| JP4185626B2 JP4185626B2 (ja) | 2008-11-26 |
Family
ID=15571010
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP15382999A Expired - Fee Related JP4185626B2 (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 医療用ドレーンチューブ |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4185626B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007167540A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 医療用ドレーンチューブ |
| JP2014138856A (ja) * | 2006-10-13 | 2014-07-31 | Kci Licensing Inc | 軽創傷治療用の手動式ポンプを有する減圧送達システム |
| JP2015513483A (ja) * | 2012-02-23 | 2015-05-14 | ホリスター・インコーポレイテッドHollister Incorporated | 多層管にカテーテルの先端部を与える方法及び装置 |
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-
1999
- 1999-06-01 JP JP15382999A patent/JP4185626B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
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|---|---|---|---|---|
| JP2007167540A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 医療用ドレーンチューブ |
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| US9561312B2 (en) | 2006-10-13 | 2017-02-07 | Kci Licensing, Inc. | Reduced pressure delivery system having a manually-activated pump for providing treatment to low-severity wounds |
| JP2015513483A (ja) * | 2012-02-23 | 2015-05-14 | ホリスター・インコーポレイテッドHollister Incorporated | 多層管にカテーテルの先端部を与える方法及び装置 |
| JP2017093903A (ja) * | 2015-11-26 | 2017-06-01 | クリエートメディック株式会社 | カテーテル |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4185626B2 (ja) | 2008-11-26 |
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