JP2000342779A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000342779A
JP2000342779A JP11155307A JP15530799A JP2000342779A JP 2000342779 A JP2000342779 A JP 2000342779A JP 11155307 A JP11155307 A JP 11155307A JP 15530799 A JP15530799 A JP 15530799A JP 2000342779 A JP2000342779 A JP 2000342779A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Hideki Kotsuji
秀樹 小辻
Hisao Yano
久雄 矢野
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変表示装置の表示制御に関する遊技制御手
段側の処理負担を軽減させる。 【解決手段】 複数種類の当りラインを表示可能な可変
表示装置を有する遊技機において、遊技制御手段から出
力される表示制御コマンドに従って可変表示装置を制御
する表示制御手段は、遊技制御手段から可変表示装置の
表示結果として表示する確定図柄の種類を特定可能な指
定コマンドを受信すると、ランダムカウンタD_RND
_L1のカウント値を抽出して(S1102)、その確
定図柄を複数種類の当りラインのうちのいずれに並べる
かを決定し、決定した当りラインに対応する図柄設定テ
ーブルに確定図柄データを設定する(S1103)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばパチンコ
遊技機やコイン遊技機などで代表される遊技機に関し、
詳しくは、複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表
示部を複数有する可変表示装置を含み、該複数の可変表
示部が可変開始した後、当該複数の可変表示部の表示結
果が複数本の当りライン上のうちの少なくとも1本の当
りライン上において特定の識別情報の組合わせとなった
場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御可能と
なる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機として従来から一般的に
知られたものに、たとえば、複数種類の識別情報を可変
表示可能な可変表示部を複数有する可変表示装置を含
み、該複数の可変表示部が可変開始した後、当該複数の
可変表示部の表示結果が複数本の当りライン上のうちの
少なくとも1本の当りライン上において特定の識別情報
の組合わせとなった場合に遊技者にとって有利な特定遊
技状態に制御可能となる遊技機があった。
【0003】この種の遊技機には、遊技状態を制御する
遊技制御手段の一例となる遊技制御基板と、前記複数の
可変表示部を可変開始させた後該複数の可変表示部の表
示結果を導出表示させる可変表示制御を行なう可変表示
制御手段の一例となる表示制御基板とが設けられてい
る。遊技制御基板にはたとえば遊技制御用マイクロコン
ピュータが搭載されており、所定の可変開始条件が成立
した場合には、前記複数の可変表示部の表示制御に必要
な指令情報が遊技制御用マイクロコンピュータから表示
制御基板へ出力される。表示制御基板は、この指令情報
に従って前記複数の可変表示部の表示制御を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の遊技機においては、前記複数の可変表示部の表
示結果を前記特定遊技状態を発生させる態様とするか否
かが事前に遊技制御用マイクロコンピュータによって決
定されることに加えて、さらに、遊技制御用マイクロコ
ンピュータにより、可変表示装置の表示結果として示さ
れる複数の可変表示部の各々の識別情報の種類が事前に
定められ、特定の識別情報の組合わせを表示する場合に
は、複数本の当りライン上のうちのいずれにその表示を
行なうのかについても事前に決定されていた。そして、
それらの決定に基づく指令情報が表示制御基板に対して
出力され、表示制御基板はこれらの指令情報に従い表示
制御を行なっていた。
【0005】このため、可変表示装置の表示制御に関す
る遊技制御基板(遊技制御手段)側の処理負担が大きい
という問題があった。
【0006】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、可変表示装置の表示制御に関す
る遊技制御手段側の処理負担を軽減させることが可能な
遊技機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表示部を
複数有する可変表示装置を含み、該複数の可変表示部が
可変開始した後、当該複数の可変表示部の表示結果が複
数本の当りライン上のうちの少なくとも1本の当りライ
ン上において特定の識別情報の組合わせとなった場合に
遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御可能となる遊
技機であって、前記遊技機の遊技状態を制御する遊技制
御手段と、前記複数の可変表示部を可変開始させた後、
該複数の可変表示部の表示結果を導出表示させる可変表
示制御を行なう可変表示制御手段とを含み、前記遊技制
御手段は、前記特定遊技状態とするか否かを決定する特
定遊技状態決定手段と、該特定遊技状態決定手段の決定
に従い、前記複数の可変表示部における表示結果として
導出表示する識別情報の組合わせを決定する識別情報決
定手段と、前記複数の可変表示部を可変開始させてか
ら、該複数の可変表示部の表示結果が導出表示されるま
での可変表示期間を決定する可変表示期間決定手段と、
前記識別情報決定手段の決定結果を特定可能な指令情報
を前記可変表示制御手段へ出力可能であるとともに、前
記可変表示期間決定手段の決定結果を特定可能な指令情
報を前記可変表示制御手段へ出力可能な指令情報出力手
段とを含み、前記可変表示制御手段は、前記複数本の当
りライン上のうちのいずれかに前記識別情報の組合せを
表示制御可能であり、前記識別情報決定手段により決定
された識別情報の組合わせを導出表示する当りラインを
前記複数本の当りラインのうちから選択する当りライン
選択手段を含み、前記可変表示制御手段は、前記指令情
報出力手段から出力された指令情報に基づいて、前記複
数の可変表示部を可変開始させた後、前記当りライン選
択手段が選択した当りラインに前記識別情報決定手段が
決定した識別情報の組合せを導出表示させることを特徴
とする。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記可変表示制御手段は、前
記複数の可変表示部を可変開始させた後、前記当りライ
ン選択手段により選択された当りラインとは異なる当り
ライン上にもリーチ状態を表示可能であることを特徴と
する。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1また
は請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記可変表示
制御手段は、前記当りライン選択手段により選択された
当りライン上に前記識別情報決定手段により決定された
識別情報の組合せが導出表示された場合に、該識別情報
の組合せが前記複数の可変表示部の表示結果であること
を識別可能な所定の識別用表示演出をすることを特徴と
する。
【0010】請求項4に記載の本発明は、請求項1〜請
求項3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記可
変表示制御手段は、所定の第1の態様で表示される複数
の可変表示部を可変開始させた後、該複数の可変表示部
を前記第1の態様とは異なる第2の態様に切替えて前記
可変表示制御を継続し、前記複数の可変表示部の表示結
果を表示する場合に前記複数の可変表示部を前記第1の
態様に切替えることを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の本発明は、請求項4に記
載の発明の構成に加えて、前記可変表示制御手段は、1
本の当りラインのみが形成される第1の態様で表示され
た複数の可変表示部を可変開始させた後、該複数の可変
表示部を複数本の当りラインが形成される第2の態様に
切替えて前記可変表示制御を継続し、前記複数の可変表
示部の表示結果を表示する場合に前記複数の可変表示部
を前記第1の態様に切替えることを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の本発明は、請求項1〜請
求項4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記可
変表示制御手段は、前記複数の可変表示部を可変開始さ
せた後、前記当りラインの数を増加させる制御が可能で
あることを特徴とする。
【0013】請求項7に記載の本発明は、請求項1〜請
求項6のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記指
令情報出力手段は、前記複数の可変表示部を可変開始さ
せる時期に関連するタイミングで所定の指令情報を前記
可変表示制御手段へ出力可能であるとともに、前記複数
の可変表示部の表示結果を導出表示させる時期に関連す
るタイミングで所定の指令情報を前記可変表示制御手段
へ出力可能であることを特徴とする。
【0014】請求項8に記載の本発明は、請求項7に記
載の発明の構成に加えて、前記可変表示制御手段は、前
記複数の可変表示部を可変開始させた後、予め定められ
た複数種類の演出パターンのうちのいずれかで演出表示
を行なうことが可能であり、前記複数の可変表示部を可
変開始させる時期に関連するタイミングで出力される指
令情報には、前記演出パターンを特定するために必要な
情報が含まれていることを特徴とする。
【0015】請求項9に記載の本発明は、請求項1〜請
求項8のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記遊
技制御手段と前記可変表示制御手段との間では、前記遊
技制御手段から前記可変表示制御手段への一方向通信に
よる情報の伝送が行なわれることを特徴とする。
【0016】請求項10に記載の本発明は、請求項1〜
請求項9のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記
指令情報出力手段は、同一種類の指令情報については前
記可変表示制御手段が認識可能な態様で1回のみ出力す
ることを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、遊技制御手
段の働きにより、前記遊技機の遊技状態が制御される。
可変表示制御手段の働きにより、前記複数の可変表示部
が可変開始された後、その複数の可変表示部の表示結果
が導出表示される。特定遊技状態決定手段の働きによ
り、特定遊技状態とするか否かが決定される。識別情報
決定手段の働きにより、その特定遊技状態決定手段の決
定に従って、前記複数の可変表示部における表示結果と
して導出表示する識別情報の組合せが決定される。可変
表示期間決定手段の働きにより、前記複数の可変表示部
が可変開始してからその表示結果が導出表示されるまで
の可変表示期間が決定される。指令情報出力手段の働き
により、前記識別情報決定手段の決定結果を特定可能な
指令情報が前記可変表示制御手段へ出力されるととも
に、前記可変表示期間決定手段の決定結果を特定可能な
指令情報が前記可変表示制御手段へ出力される。当りラ
イン選択手段の働きにより、前記識別情報決定手段によ
り決定された識別情報の組合せが導出表示される当りラ
インが前記複数本の当りラインのうちから選択される。
前記可変表示制御手段の働きにより、前記指令情報出力
手段から出力された指令情報に基づいて前記複数の可変
表示部が可変開始された後、前記当りライン選択手段が
選択した当りラインに前記識別情報決定手段が決定した
識別情報の組合せが導出表示される。
【0018】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、前記可変表示制御手段
の働きにより、前記複数の可変表示部が可変開始された
後、前記当りライン選択手段により選択された当りライ
ンとは異なる当りライン上にもリーチ状態が表示され
る。
【0019】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1または請求項2に記載の発明の作用に加えて、前記可
変表示制御手段の働きにより、前記当りライン選択手段
により選択された当りライン上に前記識別情報決定手段
により決定された識別情報の組合せが導出表示された場
合に、その識別情報の組合せが前記複数の可変表示部の
表示結果であることを識別可能な所定の識別用表示演出
がなされる。
【0020】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
1〜請求項3のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
前記可変表示制御手段の働きにより、所定の第1の態様
で表示される複数の可変表示部が可変開始された後、該
複数の可変表示部が前記第1の態様とは異なる第2の態
様に切換えられて可変表示制御が継続され、前記複数の
可変表示部の表示結果が表示される場合に前記複数の可
変表示部が前記第1の態様に切換えられる。
【0021】請求項5に記載の本発明によれば、請求項
4に記載の発明の作用に加えて、前記可変表示制御手段
の働きにより、1本の当りラインのみが形成される第1
の態様で表示された複数の可変表示部が可変開始された
後、その複数の可変表示部が複数本の当りラインが形成
される第2の態様に切換えられて可変表示制御が継続さ
れ、前記複数の可変表示部の表示結果が表示される場合
に前記複数の可変表示部が前記第1の態様に切換えられ
る。
【0022】請求項6に記載の本発明によれば、請求項
1〜請求項4のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
前記可変表示制御手段の働きにより、前記複数の可変表
示部が可変開始された後、前記当りラインの数が増加す
る。
【0023】請求項7に記載の本発明によれば、請求項
1〜請求項6のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
前記指令情報出力手段の働きにより、前記複数の可変表
示部が可変開始される時期に関連するタイミングで所定
の指令情報が前記可変表示制御手段へ出力されるととも
に、前記複数の可変表示部の表示結果が導出表示される
時期に関連するタイミングで所定の指令情報が前記可変
表示制御手段へ出力される。
【0024】請求項8に記載の本発明によれば、請求項
7に記載の発明の作用に加えて、前記複数の可変表示部
が可変開始される時期に関連するタイミングで出力され
る指令情報には、前記演出パターンを特定するために必
要な情報が含まれている。そして、前記可変表示制御手
段の働きにより、前記指令情報出力手段から出力された
指令情報に基づいて前記複数の可変表示部が可変開始さ
れた後、予め定められた複数種類の演出パターンのうち
前記指令情報により特定される演出パターンによって演
出表示がなされる。
【0025】請求項9に記載の本発明によれば、請求項
1〜請求項8のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
前記遊技制御手段と前記可変表示制御手段との間では、
前記遊技制御手段から前記可変表示制御手段への一方向
通信による情報の伝送が行なわれる。
【0026】請求項10に記載の本発明によれば、請求
項1〜請求項9のいずれかに記載の発明の作用に加え
て、前記指令情報出力手段の働きにより、同一種類の指
令情報については前記可変表示制御手段が認識可能な態
様で1回のみ出力される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態
においては、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示す
が、本発明はこれに限らず、たとえばコイン遊技機やス
ロットマシンなどであってもよく、複数種類の識別情報
を可変表示可能な可変表示部を複数有する可変表示装置
を含み、該複数の可変表示部が可変開始した後、当該複
数の可変表示部の表示結果が複数本の当りライン上のう
ちの少なくとも1本の当りライン上において特定の識別
情報の組合わせとなった場合に遊技者にとって有利な特
定遊技状態に制御可能となる遊技機であれば、すべてに
適用することが可能である。
【0028】第1実施の形態 図1は、本発明に係る遊技機の一例のパチンコ遊技機1
およびこれに対応して設置されたカードユニット50の
正面図である。
【0029】カードユニット50には、カード利用可表
示ランプ151が設けられており、カードユニット50
が使用可能な状態にある旨が、このカード利用可表示ラ
ンプ151の点灯または点滅により遊技者に知らされ
る。このカードユニット50は、遊技機設置島に設置さ
れている複数台のパチンコ遊技機1の間に挿入された状
態で設置されており、左右どちらの遊技機に接続されて
いるかが連結台方向表示器153により表示される。
【0030】遊技者がカード残高の記録されたプリペイ
ドカードをカード挿入口155に挿入すると、そのプリ
ペイドカードに記録されているカード残高が読取られ
る。次に、遊技者が所定の貸玉操作を行なうことによ
り、予め入力設定されている貸出単位額分の残高が減額
されるとともに、その貸出単位額分の打玉がパチンコ遊
技機1の打球供給皿3に貸出される。
【0031】カードユニット50には端数表示スイッチ
152が設けられている。この端数表示スイッチ152
を押圧操作することにより、たとえばカード残高やエラ
ーが発生した場合のエラーコードなどの情報がパチンコ
遊技機1に設けられた情報表示器(図示省略)に表示さ
れる。図中156はカードユニット錠であり、このカー
ドユニット錠156に所定のキーを挿入して解錠操作す
ることにより、カードユニット50の前面側を開成でき
るように構成されている。
【0032】パチンコ遊技機1は、額縁状に形成された
ガラス扉枠2を有する。このガラス扉枠2の後方には、
遊技盤6が着脱自在に取付けられている。また、ガラス
扉枠2の下部表面には打球供給皿3がある。打球供給皿
3の下部には、打球供給皿3から溢れた玉を貯留する余
剰玉受皿4と、遊技者が打球操作するための操作ノブ5
とが設けられている。操作ノブ5を遊技者が操作するこ
とにより、打球供給皿3内に貯留されているパチンコ玉
を1個ずつ発射することができる。遊技領域7の中央に
は、識別情報の一例となる特別図柄を可変開始させる可
変表示装置8が設けられている。この可変表示装置8に
は、打玉の通過ゲート11の通過に伴って普通図柄が可
変表示される普通図柄用の可変表示器10と、始動記憶
表示器18とが設けられている。さらに、可変表示装置
8の下方には、始動口14が構成された始動用電動役物
15と、開閉板20の傾動により打玉の入賞可能な開放
状態となる可変入賞球装置19とが設けられている。始
動用電動役物15には、可動片が左右に設けられてい
る。また、一般入賞口として、可変表示装置8の上部
や、可変入賞球装置19の左右、遊技領域7の下方左右
に入賞口24がそれぞれ設けられている。また、26
は、打込まれた打玉がいずれの入賞口や可変入賞球装置
にも入賞しなかった場合にアウト玉として回収するアウ
ト口であり、25は、装飾ランプである。
【0033】遊技領域7の外周には枠ランプ(遊技効果
LED28aおよび遊技効果ランプ28b,28c)
と、賞球の払出し時に点灯する賞球ランプ51と、玉切
れ中に点灯するランプ玉切れランプ52とが設けられて
おり、遊技領域7の上部の左右にはステレオ音の音声な
どの効果音を発生するためのスピーカ27,27が設け
られている。
【0034】可変表示装置8は、複数種類の特別図柄を
可変表示可能なCRT表示機で構成されている。可変表
示装置8の中央の画像表示領域9では始動入賞が発生し
たことを条件として複数種類の特別図柄が上から下に向
かってスクロール表示される。その後、所定時間が経過
して可変表示が終了した結果、大当り図柄のゾロ目が予
め複数種類定められた当りラインのうちのいずれかに揃
って停止表示されれば大当りとなる。大当りとなれば、
可変入賞球装置19の開閉板20が傾動して大入賞口が
開口する。これにより、打玉を大入賞口に入賞させるこ
とが可能な遊技者にとって有利な第1の状態に制御さ
れ、遊技状態が遊技者にとって有利な特定遊技状態(大
当り状態)となる。
【0035】可変入賞球装置19の大入賞口内部には可
変入賞球装置19に入賞した玉を検出するカウントスイ
ッチ23が設けられている。また、大入賞口内は、特定
入賞領域と通常入賞領域とに区分されており、特定入賞
領域には、V入賞を検出するVカウントスイッチ22が
設けられている。特定入賞領域に入賞した入賞玉はVカ
ウントスイッチ22により検出された後、カウントスイ
ッチ23により検出される。一方、通常入賞領域に入賞
した通常入賞玉は大入賞口内においてはカウントスイッ
チ23のみにより検出される。可変入賞球装置19に入
賞した入賞玉がカウントスイッチ23により検出される
毎に15個の賞球が払出される。
【0036】可変入賞球装置19の第1の状態は、大入
賞口に進入した打玉の数が所定個数(たとえば9個)に
達した場合、または所定期間(たとえば30秒間)経過
した場合のうちのいずれか早い方の条件が成立した場合
に一旦終了して開閉板20が閉成する。これにより、可
変入賞球装置19は打玉を入賞させることが不可能な遊
技者にとって不利な第2の状態に制御される。そして、
可変入賞球装置19が第1の状態となっている期間中に
進入した打玉が特定入賞領域に特定入賞し、Vカウント
スイッチ22により検出されたことを条件として、再
度、可変入賞球装置19を第1の状態にする繰返し継続
制御が実行される。この繰返し継続制御の実行上限回数
はたとえば16回と定められている。繰返し継続制御に
おいて、可変入賞球装置19が第1の状態にされている
状態がラウンドと呼ばれる。繰返し継続制御の実行上限
回数が16回の場合には、第1ラウンドから第16ラウ
ンドまでの16ラウンド分、可変入賞球装置19が第1
の状態にされ得る。
【0037】可変表示装置8の左側方部分および右側方
部分には、それぞれワープ入口11が設けられている。
このワープ入口11に進入した打玉は、可変表示装置8
の裏面側を通って下方に流下してワープ出口13から再
度遊技領域7に放出される。このため、ワープ出口13
から放出された打玉は、始動口14に比較的入賞しやす
い状態となる。
【0038】ワープ入口11に進入した打玉は、ゲート
スイッチ12で検出される。打玉がゲートスイッチ12
で検出されることを条件として、普通図柄用可変表示器
10が可変開始される。なお、普通図柄用可変表示器1
0が可変表示している最中にさらに打玉がゲートスイッ
チ12で検出された場合には、「4」を記憶数の上限と
して通過球が記憶されてその記憶数が通過記憶表示器
(図示省略)においてLEDの点灯数により表示され
る。
【0039】普通図柄用可変表示器10は7セグメント
表示器で構成されており、普通図柄と呼ばれる識別情報
が可変表示される。普通図柄用可変表示器10の表示結
果が予め定められた特定の表示態様(たとえば7)とな
れば「当り」となる。普通図柄用可変表示器10に「当
り」の表示結果が導出されると、始動用電動役物15に
設けられた左右1対の可動片が1回開成する。これによ
り始動用電動役物15が開放状態となって打玉がより始
動入賞しやすくなる。始動用電動役物15が開放状態に
ある際に打玉が1つ始動入賞すれば、可動片が元の位置
まで閉成して打玉が始動入賞しにくい状態に戻る。ま
た、始動用電動役物15が開放状態となってから所定の
開放期間が経過すれば、始動入賞が発生しなくとも可動
片が元の位置まで閉成して開放状態は終了する。なお、
後述するように、確率変動状態においては、始動用電動
役物15は2回開成し、かつ、1回の開成期間が延長さ
れる。
【0040】始動口14に入賞した始動入賞玉は遊技盤
6に設けられた始動口スイッチ17により検出される。
始動入賞玉が始動口スイッチ17で検出されると5個の
賞球が払出されるとともに、その検出出力に基づいて可
変表示装置8が可変開始される。可変表示装置8が可変
表示中に始動口スイッチ17により検出された始動入賞
は、「4」を記憶数の上限として記憶されてその記憶数
が始動記憶表示器18においてLEDの点灯数により表
示される。
【0041】可変表示装置8に表示された大当りの結果
が特定の確変図柄(たとえば数字図柄の「7」)により
構成されるものである場合には、その大当りに基づく特
定遊技状態の終了後に、通常時(通常遊技状態)に比べ
て大当りが発生する確率が高く変動した確率変動状態と
なる。以下、確変図柄による大当りを確変大当りとい
う。通常遊技状態中に一旦、確変大当りが発生すると、
少なくとも予め定められた確変継続回数(たとえば、1
回、あるいは2回)大当りが発生するまで確率変動状態
に継続制御される。また、確率変動状態中に確変大当り
が発生すれば、その確変大当り以降、改めて確変継続回
数が計数され、その後、少なくとも確変継続回数だけ大
当りが発生するまで確率変動状態が継続する。そして、
確変継続回数に達した大当りが確変図柄以外の非確変図
柄によるものであった場合には、確率変動の生じていな
い通常遊技状態に戻る。
【0042】したがって、確率変動状態の継続制御に制
限を設けない場合には、少なくとも確変継続回数に達し
た大当りが確変大当りである限り、無制限に確率変動状
態が継続する。このパチンコ遊技機1の場合には、ある
程度、確率変動状態が継続すれば、一旦、確率変動状態
への継続制御を終了させるべく、確率変動状態中に確変
大当りが連続的に発生する回数について、上限回数が設
定されている。そして、この上限回数に基づいて大当り
の表示態様が非確変大当りとされた場合には、その時点
で確率変動状態の継続制御が強制的に終了する。なお、
確変図柄での大当りを禁止する制限が行なわれること
は、リミッタの作動と呼ばれる。
【0043】確率変動状態においては、普通図柄の当り
確率が高くなるとともに、普通図柄の可変表示が開始し
てからその表示結果が導出表示されるまでの可変表示期
間(変動時間)が短縮される。さらに、確率変動状態に
おいては、普通図柄の当りによって始動用電動役物15
が開成する回数が1回から2回に増加するともに、1回
の開成期間が0.2秒から1.4秒に延長される。
【0044】次に、パチンコ遊技機1の背面の構造につ
いて説明する。図2は、カードユニットが隣接されたパ
チンコ遊技機の一部内部構造を示す全体背面図である。
【0045】パチンコ遊技機1の遊技盤6の裏面側に
は、機構板36が設けられている。この機構板36の上
部には玉タンク38が設けられ、パチンコ遊技機1が遊
技機設置島に設置された状態でその上方からパチンコ玉
が玉タンク38に供給される。玉タンク38内のパチン
コ玉は、誘導樋39を通って玉払出装置に供給される。
【0046】機構板36には、中継基板30を介して画
像表示領域9の表示制御を行なう可変表示制御ユニット
29、基板ケース32に覆われ遊技制御用マイクロコン
ピュータ等が搭載された遊技制御基板31、可変表示制
御ユニット29と遊技制御基板31との間の信号を中継
するための中継基板33、およびパチンコ玉の払出制御
を行なう払出制御用マイクロコンピュータ等が搭載され
た賞球基板37が設置されている。さらに、機構板36
には、モータの回転力を利用して打玉を遊技領域7に発
射する打球発射装置34と、スピーカ27および遊技効
果ランプ・LED28a,28b,28cに信号を送る
ためのランプ制御基板35が設けられている。
【0047】図3は、パチンコ遊技機1の遊技盤6を背
面から見た背面図である。遊技盤6の裏面には、図3に
示すように、各入賞口および入賞球装置に入賞した入賞
玉を所定の入賞経路に沿って導く入賞玉集合カバー40
が設けられている。入賞玉集合カバー40により導かれ
た入賞玉は入賞玉を1個宛処理する入賞玉処理装置(図
示せず)に供給される。入賞玉処理装置には入賞球検出
スイッチ99(図4参照)が設けられており、入賞球検
出スイッチ99の検出信号は遊技制御基板31に送られ
る。
【0048】図4は、遊技制御基板31における回路構
成の一例を示すブロック図である。図4には、制御基板
として、遊技制御基板(主基板ともいう)31、賞球基
板37、ランプ制御基板35、音声制御基板70、発射
制御基板91および表示制御基板80が示されている。
【0049】賞球基板37、ランプ制御基板35、音声
制御基板70、発射制御基板91および表示制御基板8
0には、マイクロコンピュータ等が搭載されており、た
とえば、CPUやI/Oポートが設けられている。
【0050】賞球基板37には、玉払出装置97、およ
び、カードユニット50が接続される。ランプ制御基板
35には、遊技効果LED28a、賞球ランプ51、玉
切れランプ52、および遊技効果ランプ28b,28c
が接続される。発射制御基板91には、操作ノブ(打球
操作ハンドル)5と打球ハンマー(図示省略)を駆動す
る駆動モータ94とが接続される。駆動モータ94の駆
動力は、操作ノブ5の操作量に従って調整される。表示
制御基板80には可変表示装置8(図示省略)が接続さ
れる。音声制御基板70にはスピーカ27が接続され
る。
【0051】遊技制御基板31には、遊技制御プログラ
ムに従ってパチンコ遊技機1を制御する基本回路(遊技
制御用マイクロコンピュータ)53と、スイッチ回路5
8と、ソレノイド回路59と、ランプ・LED回路60
と、情報出力回路64と、初期リセット回路65と、ア
ドレスデコード回路67とが設けられている。
【0052】基本回路53は、遊技制御用のマイクロコ
ンピュータであり、遊技制御用のプログラム等を記憶す
るROM54、ワークメモリとして使用されるRAM5
5、制御用のプログラムに従って制御動作を行なうCP
U56、I/Oポート57を含む。基本回路53は、定
期的(たとえば2msec毎)にリセットされてROM
54に記憶されている遊技制御プログラムを先頭から繰
返し実行する。
【0053】初期リセット回路65は、電源投入時に基
本回路53をリセットする回路である。基本回路53
は、初期リセット回路65から送られてきた初期リセッ
トパルスに応答してパチンコ遊技機1を初期化する。ア
ドレスデコード回路67は、基本回路53から与えられ
るアドレス信号をデコードしてI/Oポート57のうち
のいずれかのポートを選択するための信号を出力する回
路である。
【0054】スイッチ回路58は、各種スイッチからの
信号を基本回路53に与える回路である。スイッチ回路
58には、ゲートスイッチ12、始動口スイッチ17、
Vカウントスイッチ22、カウントスイッチ23、およ
び、入賞球検出スイッチ99が接続される。
【0055】情報出力回路64は、基本回路53から与
えられるデータに従って、確率変動が生じて確率変動状
態となっていることを示す確変情報、大当りが発生し特
定遊技状態となっていることを示す大当り情報、およ
び、始動入賞のうち画像表示領域9の可変表示に有効に
使用される始動入賞の発生を示す始動入賞情報をホール
管理コンピュータ等のホストコンピュータに対して出力
する回路である。
【0056】ソレノイド回路59は、始動用電動役物1
5の可動片を動作させるソレノイド16および可変入賞
球装置19の開閉板20を開閉するソレノイド21を基
本回路53からの指令に従って駆動する回路である。
【0057】ランプ・LED回路60は、可変表示器
(普通図柄用可変表示器)10、装飾ランプ25、およ
び始動記憶表示器18の点灯および滅灯を制御する回路
である。
【0058】遊技制御基板31から賞球基板37、ラン
プ制御基板35、音声制御基板70、および表示制御基
板80には、指令情報の一例となるコマンドが送信され
る。
【0059】遊技制御基板31から賞球基板37に伝送
されるコマンドには、賞球の払出制御に関する指令情報
としてのコマンドと、貸玉の払出制御に関する指令情報
としてのコマンド(たとえば、玉貸し禁止コマンド、玉
貸し禁止解除コマンド等)とが含まれる。
【0060】また、遊技制御基板31から表示制御基板
80に伝送されるコマンドは表示制御コマンドであり、
その表示制御コマンドのうち特別図柄に関するコマンド
には、可変表示装置8の変動を開始させるための変動開
始コマンドや確定図柄(予定停止図柄)を指定する確定
図柄指定コマンド、変動の終了を指定する図柄確定コマ
ンド等がある。この表示制御コマンドはそれぞれ1バイ
トデータからなるMODEデータとEXTデータとの2
組の2バイトデータから構成されている。MODEデー
タは変動開始コマンドや確定図柄指定コマンド等のコマ
ンド種別を示すデータであり、EXTデータはMODE
データにより示されたコマンド種別のうちの特定の表示
制御内容を具体的に指定するデータである。
【0061】基本回路53は、大当りあるいは入賞等の
発生に基づき、所定のランプ制御コマンドをランプ制御
基板35へ出力する。ランプ制御基板35では、ランプ
制御コマンドに基づく上記電気的装飾部品の点灯制御が
行なわれる。
【0062】基本回路53は、大当りあるいは入賞等の
発生に基づき、所定の音声制御コマンドを音声制御基板
70へ出力する。音声制御基板70では、音声制御コマ
ンドに基づいて所定の効果音をスピーカ27から出力さ
せる制御が行なわれる。
【0063】基本回路53は、入賞球検出スイッチ99
の検出信号と始動口スイッチ17の検出信号、Vカウン
トスイッチ22の検出信号、カウントスイッチ23の検
出信号に基づいて、所定個数の景品玉を払出すための賞
球信号を賞球基板37に出力する。賞球基板37では、
その出力されてきた賞球信号に基づいて玉払出装置を制
御して所定個数の景品玉を払出すための制御を行なう。
【0064】具体的には、可変入賞球装置19の大入賞
口に入賞した入賞玉については1個の入賞玉につきたと
えば15個の景品玉が払出され、始動入賞口14に入賞
した入賞玉については1個の入賞玉につきたとえば6個
の景品玉が払出され、その他の入賞口24に入賞した入
賞玉については入賞玉1個につきたとえば10個の景品
玉が払出されるように制御される。
【0065】このような3種類の個数の景品玉を払出制
御するべく、遊技制御基板31は次のように制御動作を
行なう。始動口スイッチ17、Vカウントスイッチ22
またはカウントスイッチ23からの検出信号が入力され
ると、その検出信号を賞球の払出個数決定の際に用いる
払出個数決定用データとして、スイッチに応じた賞球の
払出個数別に一時的に内部に記憶する。その後、入賞球
検出スイッチ99からの検出信号が入力されれば、その
入力以前に始動口スイッチ17からの検出信号があった
かどうかを払出個数決定用データを参照することによっ
て判断し、あった場合には遊技制御基板31は賞球基板
37に対し「6」の賞球個数を払出指令するための賞球
指令信号を出力する。一方、入賞球検出スイッチ99か
らの検出信号があった場合に、それ以前にVカウントス
イッチ22またはカウントスイッチ23からの検出信号
があった場合には、遊技制御基板31は「15」の賞球
個数の賞球指令信号を賞球基板37に出力する。さら
に、入賞球検出スイッチ99からの検出信号があった場
合において、それ以前に始動口スイッチ17,Vスイッ
チ22,カウントスイッチ23のいずれからも検出信号
が入力されていなかった場合には、遊技制御基板31は
「10」の賞球個数を払出し指令するための賞球指令信
号を賞球基板37に出力する。
【0066】遊技制御基板31から賞球基板37に送ら
れた賞球個数信号は、賞球基板37に設けられた払出制
御用マイクロコンピュータ(図示省略)により受信され
る。払出制御用マイクロコンピュータは、玉払出装置9
7を駆動して賞球個数信号により特定される個数の賞球
を払出す制御を行なう。
【0067】図5は、表示制御基板80内の回路構成
を、画像表示を実現するCRT82とともに示すブロッ
ク図である。RAM101aを内蔵する表示制御用CP
U101は、制御データROM102に格納されたプロ
グラムに従って動作し、遊技制御基板31から入力バッ
ファ回路105における入力バッファ105aを介して
INT信号(ストローブ信号、割込信号ともいう)が入
力されると表示制御用CPU101が割込動作状態とな
って表示制御用のコマンドデータを取込む。そして、取
込んだ表示制御コマンドデータに従って、CRT82に
表示される画像の表示制御を行なう。
【0068】具体的には、表示制御コマンドデータに応
じた指令をVDP103に与える。VDP103は、キ
ャラクタROM86から必要なデータを読出す。そし
て、VDP103は、入力したデータに従ってCRT8
2に表示するための画像データを生成し、その画像デー
タをVRAM87に格納する。そして、VRAM87内
の画像データは、R(赤),G(緑),B(青)信号
(RGB信号)に変換され、D/A変換回路104でア
ナログ信号に変換されてCRT82に出力される。
【0069】なお、図5には、VDP103をリセット
するためのリセット回路83、VDP103に動作クロ
ックを与えるための発振回路85、使用頻度の高い画像
データを格納するキャラクタROM86、および表示制
御コマンドデータを入力する入力バッファ回路105も
示されている。キャラクタROM86に格納される使用
頻度の高い画像データとは、たとえば、CRT82に表
示される人物、動物、または、文字、図形もしくは記号
等からなる画像などである。
【0070】表示制御用CPU101は、後述する表示
制御コマンドデータを記憶しておくためのRAM101
aを内蔵しており、遊技制御基板31から表示制御コマ
ンドを受信すると、各変動パターンにおいて予め決めら
れている背景やキャラクタを画面上で移動表示する制御
を行なう。なお、予め決められているタイミングで背景
やキャラクタの切換も行なわれるが、それらも表示制御
用CPU101が独自に制御する。
【0071】また、遊技制御基板31側の表示制御を出
力する部分は、遊技制御基板31の内部から外部への情
報の出力が可能であるが遊技制御基板31の外部から内
部への情報の入力が不可能である不可逆性出力手段とし
ての出力バッファ回路63により構成されている。ま
た、表示制御基板80側において表示制御コマンドが入
力される入力バッファ回路105も同様に、遊技制御基
板31から表示制御基板80へ向かう方向にのみ信号の
伝送を許容するが表示制御基板80側から遊技制御基板
31側へ向かう信号の伝送を行なわない不可逆性を有す
る入力インタフェースである。従って、表示制御基板8
0側から遊技制御基板31側に信号が伝わる余地はな
く、表示制御コマンドの伝送経路に不正改造が加えられ
ても、不正改造によって出力される信号が遊技制御基板
31側に伝わることはない。このため、遊技制御基板3
1と表示制御基板80との間の信号の一方向通信が担保
され、表示制御コマンドの伝送経路を介して遊技制御基
板31に不正な信号(データ)を入力させて不正な制御
動作を行なわせる不正行為を確実に防ぐことができる。
【0072】図6は、遊技制御基板31側の基本回路5
3が遊技制御に用いる各種ランダムカウンタを示す図で
ある。図6には、C_RND1、C_RND_L、C_
RND_C、C_RND_R、C_RND_RCHA、
C_RND_RCH、およびC_RND_NRの7種類
のランダムカウンタが示されている。
【0073】C_RND1は、始動記憶がある場合にそ
の始動記憶に基づく特別図柄の可変表示の結果を大当り
とするか否かを決定するために用いられるランダムカウ
ンタである。このランダムカウンタは、タイマ割込毎
(具体的には0.002秒毎)に1ずつ加算更新され、
0から加算更新されてその上限である293まで加算更
新された後再度0から加算更新される。
【0074】C_RND_L、C_RND_C、C_R
ND_Rは、画像表示領域9に最終的に停止表示される
停止図柄(確定図柄)の種類を決定するために用いられ
るランダムカウンタである。
【0075】C_RND_Lは左図柄決定用であり、0
から加算されてその上限である14まで加算されると再
度0から加算される。C_RND_Lは、タイマ割込毎
すなわち0.002秒毎に1ずつ加算される。なお、表
示結果がはずれとなるリーチ状態を表示する場合には、
このC_RND_Lによって左図柄と右図柄とが決定さ
れることにより、リーチ図柄が定められる。
【0076】C_RND_Cは、中図柄決定用のランダ
ムカウンタであり、0から加算されてその上限である1
4まで加算されると再度0から加算される。C_RND
_Cは、タイマ割込毎すなわち0.002秒毎、およ
び、割込処理余り時間毎に1ずつ加算される。
【0077】C_RND_Rは、右図柄決定用のランダ
ムカウンタであり、0から加算されてその上限である1
4まで加算された後再度0から加算される。C_RND
_Rは、前述のC_RND_Cの桁上げごとに1ずつ加
算される。
【0078】C_RND_RCHAは、C_RND1の
抽出値に基づいてはずれとすることが決定された場合に
おいて、そのはずれの表示結果が導出表示される途中に
リーチ状態を表示させるか否かを決定するために用いら
れるランダムカウンタである。C_RND_RCHA
は、0から加算されてその上限である1530まで加算
されると再度0から加算される。C_RND_RCHA
は、前述したタイマ割込毎すなわち0.002秒毎、お
よび、割込処理余り時間毎に1ずつ加算される。
【0079】C_RND_RCHおよびC_RND_N
Rは、変動パターンを決定するために用いられる変動パ
ターン振分用のランダムカウンタである。特に、C_R
ND_RCHはリーチ状態を表示する場合に用いられる
ランダムカウンタであり、C_RND_NRはリーチ状
態を表示しない場合に用いられるランダムカウンタであ
る。リーチ状態の表示の必要性の有無に応じて、C_R
ND_RCHおよびC_RND_NRのうちいずれか一
方のカウンタ値が抽出されてその値に基づいて変動パタ
ーンが定められ、その定められた変動パターンを特定可
能な変動パターンデータを含む変動開始コマンドが遊技
制御基板31から表示制御基板40へ出力される。C_
RND_RCHの0〜7の各値に対応する変動パターン
データを指定するEXTデータと、C_RND_RCH
の0〜2の各値に対応する変動パターンデータを指定す
るEXTデータとは、基本回路53内に記憶されてい
る。
【0080】C_RND_RCHは0から加算されてそ
の上限である7まで加算された後再度0から加算され
る。また、C_RND_NRは0から加算されてその上
限である2まで加算された後再度0から加算される。C
_RND_RCHおよびC_RND_NRは、前述した
タイマ割込毎すなわち0.002秒毎、および、割込処
理余り時間毎に1ずつ加算される。
【0081】図7は、始動記憶がある場合にその始動記
憶に基づく特別図柄の可変表示の結果を大当りとするか
否かを決定する処理手順を説明するためのフローチャー
トである。
【0082】始動入賞があれば、C_RND1のカウン
ト値が抽出される。C_RND1の抽出値は特別図柄判
定用バンクに格納される。ここで、特別図柄判定用バン
クは、始動入賞に応じて抽出されたC_RND1の抽出
値のデータを一時的に格納するための記憶領域をいい、
基本回路53のRAM55の作業領域に設けられてい
る。始動入賞は最大4つまで記憶されるため、特別図柄
判定用バンクは、バンク0〜バンク3の4つの記憶領域
を有するシフトレジスタにより構成されている。特別図
柄判定用バンクにおいては、始動入賞が検出された時点
で、特別図柄判定用バンク0,1,2,3の順序で、始
動入賞に対応するC_RND1の抽出値のデータが記憶
されて行く。
【0083】具体的に、始動入賞に応じたC_RND1
の抽出値は、最大4つ記憶されるが、最も古いタイミン
グでの抽出値が特別図柄判定用バンク0に記憶され、始
動入賞に応じて、バンク1,2,3の順に抽出値が記憶
されて行く。特別図柄判定用バンク0〜3のうちのバン
ク0に記憶されている抽出値が、大当りを発生させるか
否かの判定に用いられる。そして、バンク0の判定が済
むと、バンク0の記憶データがクリアされるとともに、
バンク1,2,3のそれぞれの記憶データが、1バンク
ずつバンク0に向けてシフトされる。そして、そのよう
な大当りの判定とデータのシフトとが繰返し実行される
ことにより、始動入賞記憶に応じた大当りの判定が行な
われるのである。
【0084】なお、始動入賞が検出されるのと同時にC
_RND_Lのカウント値も抽出され、その抽出値は左
図柄判定用バンクに格納される。左図柄判定用バンクに
ついても特別図柄判定用バンクと同様に基本回路53の
RAM55の作業領域に設けられており、左図柄判定用
バンク0〜左図柄判定用バンク3の4つの記憶領域を有
するシフトレジスタにより構成されている。そして、左
図柄判定用バンクにおいては、始動入賞が検出された時
点で、左図柄判定用バンク0,1,2,3の順序で、始
動入賞に対応するC_RND_Lの抽出値のデータが記
憶されて行く。
【0085】次に、特別図柄判定用バンクに格納された
抽出値を判定するための大当り判定用の特別図柄判定値
が設定される。ここで、高確率時(確率変動状態)でな
い通常時(通常遊技状態)においては、特別図柄判定値
として「7」が設定される。一方、高確率時では、特別
図柄判定値として「7」,「11」,「79」の3つが
設定される。
【0086】次に、設定された特別図柄判定値と抽出値
とが比較され、通常時では、抽出値が「7」のときには
大当りとすることが決定され、それ以外の時にははずれ
とすることが決定される。一方、高確率時では、抽出値
が「7」,「11」,「79」のうちのいずれかのとき
には大当りとすることが決定され、それ以外の時にはは
ずれとすることが決定される。
【0087】大当りとすることが決定された場合には、
左図柄判定用バンクに格納されているC_RND_Lの
値が参照され、ゾロ目で停止させる大当り図柄がその抽
出値に基づいて決定される。一方、はずれとすることが
決定された場合には、C_RND_C、C_RND_R
の値が抽出され、それらの抽出値と左図柄判定用バンク
に格納されているC_RND_Lとに基づいて画像表示
領域9に最終的に停止させるはずれ図柄が決定される。
ここで、この決定されたはずれ図柄が偶然ゾロ目の図柄
であった場合には、C_RND_Cの抽出値に「1」が
加算され、強制的にはずれ図柄とされる。
【0088】図7を用いて説明した以上の処理は、特別
図柄の可変表示を開始させる前に事前に行なわれる。
【0089】次に、基本回路53により実行される処理
の一部をフローチャートを参照して説明する。
【0090】図8は、基本回路53により実行される遊
技制御メイン処理および割り込み処理を示すフローチャ
ートである。図8においては、(a)に遊技制御メイン
処理が示され、(b)に割り込み処理が示されている。
【0091】図8の(a)を参照して、遊技制御メイン
処理においては、まず、スタックポインタの指定アドレ
スをセットするためのスタックセット処理が行なわれる
(S1)。次いで、初期化処理が行なわれる(S2)。
初期化処理では、RAM55にエラーが含まれているか
判定され、エラーが含まれている場合には、RAM55
を初期化することおよび各種フラグの初期設定などの処
理が行なわれる。さらに、初期化処理では、後述する割
り込み処理を実行するタイミングを規定するタイマ割り
込み時間(たとえば0.002秒)をCPU56に設定
する処理がなされる。これにより、電源投入等によるリ
セット後の最初の割り込み処理の実行タイミング規定の
ための計時が開始される。
【0092】次に、停止図柄を決定する等のための表示
用乱数更新処理が行なわれる(S3)。このパチンコ遊
技機1においては、可変表示装置8の可変表示での特別
図柄の停止図柄が乱数(ランダムカウンタのカウンタ
値)に基づいて決定される。このS3では、そのように
停止図柄を決定するための表示用乱数が更新される。表
示用乱数更新処理は、無限ループにより繰返し実行され
続けるが、後述する割り込み処理が起動された場合に
は、表示用乱数更新処理を構成するプログラムのうちの
実行中の位置で一時停止され、その割り込み処理が終了
すると一時停止したプログラムの位置から実行が再開さ
れる。
【0093】次に、図8の(b)を参照して、割り込み
処理は、CPU56により管理されるタイマ割り込み用
のタイマの計時値が設定値(S2またはS13で設定さ
れるタイマ割り込み時間)になるごとに実行が開始され
る。
【0094】割り込み処理においては、まず、ランプ制
御基板35および音声制御基板70に音声発生やLED
点灯制御用の所定のコマンドを送信するための処理が行
なわれるとともに、情報出力回路64を介してホール管
理用コンピュータに大当り情報、始動情報、確率変動情
報などのデータを送信するためのデータ出力処理が行な
われる(S4)。次に、パチンコ遊技機1の内部に備え
られている自己診断機能によって種々の異常診断をし、
その結果に応じて必要ならば警報を発生させるためのエ
ラー処理が行なわれる(S5)。次に、遊技制御に用い
られる各種の判定用乱数を示す各ランダムカウンタを更
新する判定用乱数更新処理が行なわれる(S6)。
【0095】次に、特別図柄プロセス処理が行なわれる
(S7)。特別図柄プロセス処理では、複数種類の処理
のうちの1つが特別図柄プロセスフラグの値に従って選
択されて実行される。そして、特別図柄プロセスフラグ
の値は、遊技状態に応じて各処理中において更新され
る。次に、普通図柄プロセス処理が行なわれる(S
8)。普通図柄プロセス処理では、7セグメントLED
による普通図柄用可変表示器10を所定の順序で制御す
るための普通図柄プロセスフラグに従って該当する処理
が選び出されて実行される。そして、普通図柄プロセス
フラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新され
る。
【0096】次に、ゲートスイッチ12、始動口スイッ
チ17、Vカウントスイッチ22、カウントスイッチ2
3等の状態を入力し、各入賞口や可変入賞球装置に対す
る入賞があったか否か等を判定するスイッチ処理が行な
われる(S9)。始動口スイッチ17により始動入賞が
検出された場合には、このスイッチ処理において、始動
記憶処理が実行される。具体的には、始動口スイッチ1
7により始動入賞が検出されると、そのタイミングで大
当り判定用のランダムカウンタのカウンタ値が抽出さ
れ、始動記憶用の特別図柄判定用バンクにその抽出値が
記憶される。これにより始動記憶がなされる。前述した
ように始動記憶用の特別図柄判定用バンクは、バンク0
〜バンク3の4つ構成されており、この4つのバンクに
よって最大4つの始動記憶を可能にしている。よって、
始動入賞が検出された際にすべてのバンクに記憶がある
場合には、その始動入賞が無効とされる。
【0097】次に、S3と同様の表示用乱数更新処理が
行なわれる(S10)。次に、賞球基板37との間の入
賞球信号処理が行なわれる(S11)。すなわち、基本
回路53は、賞球基板37より賞球数要求信号が入力さ
れると、賞球基板37に対して出力すべき賞球コマンド
(賞球数指定信号)を選択する。次に、選択した賞球コ
マンドを出力するための賞球コマンド出力処理が行なわ
れる(S12)。賞球基板37は、この賞球数指定信号
に基づいて玉払出装置97を駆動制御する。
【0098】次に、タイマ割り込み時間設定処理が行な
われる(S13)。S13においては、前述したような
タイマ割り込み時間(たとえば0.002秒)をS2の
場合と同様に設定する処理が実行される。S13の後、
この割り込み処理が終了する。これにより、この割り込
み処理の終了時にS13によってタイマ割り込み時間が
設定され、次の割り込み処理の実行タイミングを規定す
るための計時が開始されることとなる。したがって、割
り込み処理が終了するごとにタイマ割り込みのための時
間が計時され、その後タイマ割り込み時間が経過するご
とに割り込み処理が実行されることとなる。この割り込
み処理が終了すると、前述したメイン処理のプログラム
の実行が、一時停止していた位置から再開される。
【0099】図9は特別図柄プロセス処理を説明するた
めのフローチャートである。特別図柄プロセス処理は、
図8(b)のS7で実行される処理である。この特別図
柄プロセス処理においては、特別図柄プロセスフラグの
値に応じてS300〜S307のうちのいずれかの処理
が実行された後、S308の表示制御データ処理が実行
される。特別図柄プロセス処理が実行されることによ
り、特別図柄の変動が制御されるとともに、大当り状態
における制御が行なわれる。ここで、特別図柄プロセス
フラグとは、各特別図柄の可変表示を実行する際に実行
するプロセスを指定するフラグをいう。
【0100】図9には、特別図柄プロセスフラグ値が各
ステップS300〜S307の左肩にPF1〜PF8と
して示されている。特別図柄の可変表示動作は、複数の
プロセスに分けられており、特別図柄プロセスフラグの
データにより指定されるプロセスに応じた状態に制御さ
れる。
【0101】特別図柄変動待ち処理(S300)は、始
動入賞があるか否か(始動記憶があるか否か)を判定
し、始動入賞がない場合には客待ちのための待機用の画
面であるデモンストレーション画面(デモ画面)を表示
させるための指令情報を設定し、始動入賞がある場合に
は特別図柄プロセスフラグを更新して特別図柄判定処理
に移行可能とする処理である。詳細については、図10
を用いて後述する。
【0102】特別図柄判定処理(S301)は、始動記
憶に関連するデータを抽出し、大当りとするか否かなど
を事前決定する処理である。詳細については、図11を
用いて後述する。
【0103】図柄変動設定処理(S302)は、停止図
柄や変動パターンを設定する処理である。詳細について
は図12を用いて後述する。
【0104】図柄確定設定処理(S303)は、可変表
示を終了させる(特別図柄の変動を終了させる)ための
図柄確定コマンドを表示制御基板80に対して出力する
処理である。詳細については図13を用いて後述する。
【0105】大当り表示処理(S304)は、大当りが
発生したことを遊技者に報知するためのコマンドを表示
制御基板80に対して出力する処理である。詳細につい
ては説明を省略する。
【0106】大入賞口開放開始処理(S305)は、可
変入賞球装置19のアタッカを開放させるとともに、表
示制御基板80に対して大当り開始用の表示制御コマン
ドを出力する処理である。詳細については説明を省略す
る。
【0107】大入賞口開放中処理(S306)は、ラウ
ンド数表示のための表示制御コマンドを表示制御基板8
0に対して出力し、さらに、1ラウンド中の開放時間を
計時するとともに1ラウンド中の入賞玉数をカウントし
(10カウント)、V入賞が発生したか否かを判定する
処理である。なお1ラウンドが終了した場合には、この
大入賞口開放中処理によって大入賞口を開放させるため
のソレノイド21が非励磁状態とされて可変入賞球装置
19が閉成状態となる。詳細については説明を省略す
る。
【0108】大当り終了処理(S307)は、大当り状
態を終了させる際に実行される処理であり、この処理に
より確率変動状態とするか否かが決定される。詳細につ
いては、図14を用いて後述する。
【0109】表示制御データ処理(S308)は、上記
各種処理(S300〜S307)において設定された表
示制御用のコマンドデータを表示制御基板80へ出力す
る処理である。この表示制御データ処理(S307)に
ついては、特別図柄プロセスフラグの値如何にかかわら
ず、特別図柄プロセス処理が実行された際には常に実行
される。表示制御データ処理の詳細については、図15
を用いて後述する。
【0110】図10は、特別図柄変動待ち処理を説明す
るためのフローチャートである。特別図柄変動待ち処理
においては、まず、入賞(始動記憶)があるか否かが判
断される(SB1)。入賞(始動記憶)が存在しない場
合には、所定時間が経過したか否かが判断される(SB
2)。前回、デモ画面の切換表示をしてから所定時間が
経過していない場合には、特別図柄プロセスフラグが更
新されることなく処理が終了する。一方、所定時間が経
過している場合には、デモ画面の切換がなされる(SB
3)。具体的には、デモ画面を切換えるための表示制御
コマンドが設定される。このパチンコ遊技機1では、所
定時間が経過した後に始動記憶が存在せず特別図柄を変
動させることのできない状態が所定時間以上継続した場
合には、画像表示領域9に所定のデモ画面が表示され
る。このデモ画面としては、図19を用いて後述するよ
うに画面1と画面2の2種類が用意されており、始動記
憶が存在しない状態が継続する限り、所定時間が経過す
る毎に後に両画面に交互に切換えられる。その後、始動
記憶が存在する状態となれば、SB1でYESの判断が
なされ、特別図柄プロセスフラグの値が特別図柄判定処
理を実行できる値「2」に更新され(SB4)、処理が
終了する。
【0111】なお、SB3で設定された表示制御コマン
ドは、特別図柄変動待ち処理の終了後に移行する表示制
御データ処理(S307)において表示制御基板80へ
出力される。
【0112】図11は、特別図柄判定処理を説明するた
めのフローチャートである。特別図柄判定処理において
は、まず、確率変動フラグがオンされているか、すなわ
ち、パチンコ遊技機1が高確率状態に制御されている最
中であるか否かが判断される(SA1)。高確率状態に
制御されている場合には、高確率時すなわち確変状態に
ある場合の特別図柄判定値データを大当り判定用データ
としてセットする処理を行なわれる(SA3)。確変状
態にある場合の特別図柄判定値データとは、具体的に
は、「7」,「11」,「79」である。
【0113】一方、高確率状態に制御されていない場合
には、低確率時すなわち高確率状態にない通常時の特別
図柄判定値データを大当り判定用データとしてセットす
る処理が行なわれる(SA2)。通常時の特別図柄判定
値データとは、具体的には「7」である。
【0114】SA2またはSA3の後、大当りフラグを
クリアする処理が行なわれる(SA4)。これにより、
前回の大当り状態の記憶がクリアされる。次に、特別図
柄判定用バンク0に記憶された大当り判定用乱数が、S
A2またはSA3でセットした特別図柄判定値データと
一致するか否かが判断される(SA5)。SA5におい
て、高確率時特別図柄判定値データにより判定がなされ
る場合には、複数の特別図柄判定値のうちの選択された
1つの特別図柄判定値データを用いて1回の判定が行な
われる。高確率時特別図柄判定値データを構成する複数
の特別図柄判定値のそれぞれは、判定に用いられる順序
が予め定められており、最初の順番の特別図柄判定値か
ら順にSA5での判断に用いられる。SA5での判断に
用いられる特別図柄判定値が、後述するSA7の処理に
より順次更新されて行くことにより、高確率時特別図柄
判定値データのすべてについての判定が行なわれる。
【0115】SA5により特別図柄判定用バンク0のC
_RND1の記憶データが特別図柄判定値と一致すると
判断された場合は、大当りを発生させる場合であり、後
述するSA6に進む。一方、SA5により特別図柄判定
用バンク0のC_RND1の記憶データが特別図柄判定
値ではないと判断された場合は、次の順序の特別図柄判
定値のデータをSA5での判定に用いられる特別図柄判
定値として設定する処理がなされる(SA7)。ここ
で、低確率時特別図柄判定値データおよび高確率時特別
図柄判定値データのそれぞれは、特別図柄判定値の他に
判定終了コードと呼ばれるデータを含んでいる。低確率
時特別図柄判定値データがSA5での判定のために設定
されている場合には、SA7において、常に判定終了コ
ードが設定される。一方、高確率時特別図柄判定値デー
タがSA5での判定のために設定されている場合にSA
5で最後の順序の特別図柄判定値を用いた判定がなされ
た後には、SA7において、判定終了コードが設定され
る。
【0116】SA7の後、SA7で設定された特別図柄
判定値のデータが判定終了コードであるか否かの判断が
なされる(SA8)。ここで判定終了コードではないと
判断された場合には、SA7により設定された次の特別
図柄判定値を用いて大当りの判定を行なうため、SA5
に戻る。これにより、高確率時の場合には、複数の特別
図柄判定値による大当りの判定が繰返し行なわれる。
【0117】SA5により特別図柄判定用バンク0のC
_RND1の記憶データが特別図柄判定値と一致すると
判断された場合は、大当りを発生させるため、大当りフ
ラグを設定する処理がなされる(SA6)。次にリーチ
フラグを設定する処理がなされる(SA11)。ここで
リーチフラグとは、リーチ状態が表示される場合に設定
されるフラグをいう。このリーチフラグの設定により、
最終的な表示結果が導出表示される前には、リーチ状態
が表示される。
【0118】SA8により判定終了コードであると判断
された場合には、特別図柄判定値を用いた大当りの判定
がすべて終了し、はずれにすることが決定される。この
場合には、以下のSA9、SA10においてはずれの表
示結果を導出表示する前にリーチ状態を表示するか否か
が決定される。
【0119】まず、C_RND_RCHAのカウンタ値
が抽出され(SA9)、続いてその抽出値に基づいて、
リーチ状態を表示するか否かが決定される(SA1
0)。たとえば、C_RND_RCHAの抽出値が
「0」〜「104」のいずれかである場合にはリーチ状
態を表示することが決定され、「105」〜「153
0」のいずれかである場合には、リーチ状態を表示しな
いことが決定される。そして、リーチ状態を表示するこ
とが決定された場合には、リーチフラグが設定される
(SA11)。
【0120】SA11でリーチフラグが設定された後、
またはSA10でNOと判断された後、特別図柄プロセ
スフラグの値が図柄変動処理に移行できる値に更新され
(SA12)、処理が終了する。
【0121】図12は図柄変動設定処理を説明するため
のフローチャートである。この図柄変動設定処理におい
ては、まず、出力タイマが設定済みであるか否かが判断
される(SC1)。出力タイマは、特別図柄の変動パタ
ーン(可変表示期間等)を指定するコマンドデータが出
力データ格納領域にセットされた後に、後述するSC7
においてセットされる。出力タイマが設定されていない
場合には、リーチフラグが設定されているか否かが判断
される。リーチフラグは前記SA11で設定される。リ
ーチフラグが設定されていると判断された場合には、リ
ーチ変動振分用ランダムカウンタC_RND_RCHA
の値が抽出され(SC3)、リーチフラグが設定されて
いないと判断された場合にはノーマル変動振分用ランダ
ムカウンタC_RND_NRの値が抽出される(SC
4)。その後、SC3またはSC4のいずれかで抽出さ
れたランダムカウンタの値に基づいて、変動パターンが
設定される(SC5)。
【0122】遊技制御基板31の基本回路53において
設定される変動パターンは、表示の演出態様を具体的に
特定するものではなく、単に可変表示期間およびリーチ
状態の表示の必要性の有無を指定するものである。表示
制御基板40は、この変動パターンを受信した際に、そ
の変動パターンに応じた演出態様を独自に決定する。
【0123】次に、設定された変動パターンを特定可能
な変動パターンデータが出力データ格納領域にセットさ
れる(SC6)。出力データ格納領域は、表示制御基板
40に対して出力するコマンドデータを格納する領域で
ある。この出力データ格納領域にセットされたコマンド
データは、図9のS307に示した表示制御データ処理
において、変動開始コマンドとして表示制御基板80に
対して出力される。次に、変動パターンに対応した出力
タイマがセットされる(SC7)。たとえば、変動パタ
ーンによって特定される可変表示期間が29.5秒の場
合には、その可変表示期間に対応した時間が出力タイマ
としてセットされる。遊技制御基板31は、出力データ
格納領域にセットされた変動パターンデータが表示制御
基板40に対して出力された時点からこの出力タイマの
減算更新を開始し、出力タイマのタイマ値が0となった
時点で後述するSC17によりプロセスフラグを更新し
て大当り開始処理または特別図柄変動待ち処理に移行す
る。
【0124】変動パターンに対応した出力タイマがセッ
トされた後、大当りフラグおよびリミッタ作動フラグが
ともにセットされているか否かが判断される(SC
8)。ここで、リミッタ作動フラグは、確率変動のリミ
ッタを作動させる必要が生じた場合に後述の図14のS
D13において設定されるフラグである。大当りフラグ
がセットされなおかつリミッタ作動フラグがセットされ
ている場合には、確変大当りが発生しないように制御す
る必要があり、このためにリミッタ作動時の特別図柄テ
ーブルが設定される(SC10)。一方、大当りフラグ
とリミッタ作動フラグとのうち少なくとも一方がセット
されていない場合には、確変大当りが発生しないように
制御する必要がないために、通常時の特別図柄テーブル
が設定される(SC9)。
【0125】ここで、特別図柄テーブルは、停止図柄決
定用のランダムカウンタ(C_RND_L、C_RND
_C、C_RND_R)のカウント値と特別図柄の種類
との対応関係を定めたテーブルである。通常時の特別図
柄テーブルには、確変図柄を含む全種類の特別図柄が停
止図柄決定用のランダムカウンタのカウント値に対応づ
けされている。一方、リミッタ作動時の特別図柄テーブ
ルには、確変図柄を除く特別図柄が停止図柄決定用のラ
ンダムカウンタのカウント値に対応づけされている。
【0126】SC9またはSC10で特別図柄テーブル
が設定された後、その設定された特別図柄テーブルから
特別図柄データが抽出される(SC11)。具体的に
は、大当りフラグが設定されている場合には、すでに左
図柄判定用バンク0に格納されているC_RND_Lの
抽出値と、SC9またはSC10で設定された特別図柄
テーブルとに基づいて、大当り図柄が決定される。一
方、大当りフラグが設定されていない場合には、C_R
ND_C、C_RND_Rのカウント値が抽出され、そ
れらの抽出値およびすでに左図柄判定用バンク0に格納
されているC_RND_Lの抽出値と、通常時の特別図
柄テーブルとに基づいて、はずれ図柄が決定される。な
お、大当りフラグが設定されておらず、リーチフラグが
設定されている場合には、C_RND_Lの抽出値によ
って左右図柄が決定される。このSC11で決定された
停止図柄は、可変表示結果として最終的に導出表示され
る確定図柄とされる。
【0127】次に、SC11で定められた確定図柄デー
タが、出力データ格納領域にセットされる(SC1
2)。次に、特別図柄判定用バンクと左図柄判定用バン
クのデータをシフトさせる処理が実行される(SC1
3)。すなわち、バンク0のデータが廃棄され、バンク
1〜3のそれぞれのデータが1つ先のバンクにシフトさ
れる。これにより、特別図柄判定用バンクの場合には、
次のデータ(新たにバンク0にシフトされたC_RND
1の抽出値)が大当り判定の処理に用いられる状態にな
る。
【0128】次に、特別図柄判定用バンク3の記憶デー
タがクリアされる(SC14)。これは、SC13によ
るデータのシフトにより、データのシフト前の特別図柄
判定用バンク3の記憶データを保持する必要がなくなっ
たためであり、これにより、新たな始動入賞に応じたC
_RND1の抽出値を特別図柄判定用バンク3に記憶さ
せることが可能になる。
【0129】次に、左図柄判定用バンク3の記憶データ
をクリアする処理がなされる(SC15)。これは、S
A13によるデータのシフトにより、データのシフト前
の左図柄判定用バンク3の記憶データを保持する必要が
なくなったためであり、これにより、新たな始動入賞に
応じたC_RND_Lの抽出値を左図柄判定用バンク3
に記憶させることが可能になる。
【0130】次に、出力タイマのタイマ値が0になって
いるか否かが判断される(SC16)。出力タイマのタ
イマ値が0になっていない場合には、変動パターンに対
応した可変表示期間が終了していないために可変表示装
置8において特別図柄の変動が継続されているものと判
断できる。したがって、この場合にはプロセスフラグを
更新する処理を行なうことなく、図柄変動設定処理が終
了される。これにより、再度、特別図柄プロセス処理
(図9参照)が実行された場合には、この図柄変動設定
処理が再度実行され、SC1において出力タイマが設定
済みであると判断されて再度SC16において出力タイ
マのタイマ値が0であるか否かが判断される。そして、
出力タイマのタイマ値が0になっている場合には可変表
示装置8における特別図柄の可変表示を終了させて表示
結果を導出表示できる条件が成立していると判断できる
ために、プロセスフラグの値が図柄確定設定処理を実行
できる値に更新される(SC17)。
【0131】図13は、図柄確定設定処理を説明するた
めのフローチャートである。図柄確定設定処理において
は、まず、出力タイマが設定済みであるか否かが判断さ
れる(SC18)。ここでの出力タイマは後述する図柄
確定コマンドを表示制御基板80に出力した後の待機期
間を計時するタイマである。この出力タイマによって計
時される待機期間においては表示制御コマンドが出力さ
れないために、可変表示装置8の画像表示領域9には、
図柄確定コマンドの受信に対応して停止表示された確定
図柄がその待機期間だけ継続的に表示された状態とな
る。
【0132】出力タイマが設定済みでない場合には、可
変表示を終了させて(特別図柄の変動を終了させて)、
確定図柄を表示させるための図柄確定コマンドが出力デ
ータ格納領域にセットされる(SC19)。出力データ
格納領域は、表示制御基板80に対して出力するコマン
ドデータを一時的に格納する領域である。この出力デー
タ格納領域にセットされたコマンドデータは、図9のS
308に示した表示制御データ処理において表示制御基
板80に対して出力される。次に、出力タイマに所定の
タイマ値がセットされる(SC20)。ここでセットさ
れるタイマ値は、前記待機期間に対応する値である。
【0133】この出力タイマは、前述した確定図柄の継
続表示期間の他、可変表示期間(変動時間)を計時する
等、表示制御基板80側の表示制御とのタイミングをと
るために、各プロセス(S300〜S307)のうち必
要とされるプロセスにおいて様々な値にセットされる。
なお、セットされた出力タイマの計時(更新)は、表示
制御データ処理(S308)により行なわれる。
【0134】次に、出力タイマのタイマ値が0となった
か否かが判断される(SC21)。出力タイマのタイマ
値が0でない場合には、特別図柄プロセスフラグが更新
されることなく、処理が終了する。この場合には、図柄
確定設定処理の後に実行される表示制御データ処理(S
308)において、SC19で設定された図柄確定コマ
ンドが表示制御基板80へ出力され、さらに、出力タイ
マが更新される。その後、再度特別図柄プロセス処理に
移行した場合には、特別図柄プロセスフラグが更新され
ていないために再度図柄確定設定処理に移行する。かか
る場合、SC18で出力タイマが設定済みであると判断
され、再度SC21で出力タイマのタイマ値が0である
か否かが判断される。そして、出力タイマのタイマ値が
0となっていれば確定図柄の継続表示期間が終了してい
るために、SC21でYESの判断がなされて特別図柄
プロセスフラグの値が大当り表示処理を実行できる値
「5」または特別図柄変動待ち処理を実行できる値
「1」に更新される(SC22)。具体的には、大当り
フラグが設定されている場合には、特別図柄プロセスフ
ラグの値が「5」に更新され、大当りフラグが設定され
ていない場合には特別図柄プロセスフラグの値が「1」
に更新される。
【0135】図14は、大当り終了処理を説明するため
のフローチャートである。この大当り終了処理は、図9
に示した図柄確定設定処理が終了し、その後、大当り表
示処理(S304)、大入賞口開放開始処理(S30
5)、大入賞口開放中処理(S306)が終了した際に
特別図柄プロセスフラグの値が「8」に更新されること
により実行される処理である。
【0136】この大当り終了処理においては、まず、出
力タイマが設定済みであるか否かが判断される(SD
1)。ここでの出力タイマは、大当り終了報知用の画像
表示を継続する大当り終了報知継続期間を計時するタイ
マである。出力タイマが設定済みでない場合には、大当
り終了時表示データが出力データ格納領域にセットされ
る(SD2)。次に、出力タイマが大当り終了報知継続
期間に対応する値にセットされる(SD3)。次に、出
力タイマのタイマ値が0であるか否かが判断される(S
D4)。出力タイマのタイマ値が0でない場合には、特
別図柄プロセスフラグの値が更新されることなく、一旦
大当り終了処理が終了する。この場合には、次に表示制
御データ処理(S308)が実行されることにより、S
D2で出力データ格納領域にセットされた大当り終了時
表示データが表示制御基板80に対して出力され、出力
タイマが更新される。その後、再度特別図柄プロセス処
理が実行された場合には、特別図柄プロセスフラグが更
新されていないために再度大当り終了処理に移行し、S
D1で出力タイマが設定済みであると判断されてSD4
で出力タイマのタイマ値が0であるか否かが判断され
る。このときに出力タイマのタイマ値が0である場合に
は、大当り終了報知継続期間が終了しているために、左
停止図柄をロードする処理が実行される(SD5)。左
停止図柄とは、その時点で画像表示領域9に確定図柄と
して停止されている左図柄であり、SC12においてセ
ットされた確定図柄データに対応する図柄である。
【0137】次に、ロードされた左停止図柄の種類が判
別され、その左図柄が確変図柄であるか否かが判断され
る(SD6)。確変図柄であると判断された場合には、
確率変動フラグが設定される(SD7)。これにより、
遊技状態が確率変動状態とされる。次に、確変カウンタ
のカウント値が1加算更新される(SD8)。
【0138】一方、SD6で確変図柄ではないと判断さ
れた場合には、確率変動フラグがクリアされ(SD1
0)、確変カウンタがクリアされる(SD11)。さら
に、リミッタ作動フラグがクリアされる(SD12)。
その後、特別図柄プロセスフラグの値が特別図柄変動待
ち処理(S300)を実行できる値「1」に更新され、
大当り終了処理が終了する。
【0139】図15は、表示制御データ処理を説明する
ためのフローチャートである。表示制御データ処理にお
いては、まず、出力データ格納領域が参照され(SX
1)、出力すべき表示制御コマンドが格納されているか
否かが判断される(SX2)。出力すべき表示制御コマ
ンドが格納されていない場合には、後述するSX11に
移行する。
【0140】一方、たとえば、変動開始コマンド等の表
示制御コマンドが出力データ格納領域に格納された後、
表示制御データ処理に移行した場合には、このSX2に
おいてYESの判断がなされる。そして、格納されてい
る2バイト1単位のコマンドデータのうち、始めに先頭
の1バイト目のMODEデータが出力コマンドデータと
して設定される(SX3)。次に、表示制御データ出力
処理が実行される(SX4)。この表示制御データ出力
処理が実行されることにより、SX3で設定されたMO
DEデータが表示制御基板80に対して出力される。な
お、表示制御データ出力処理の詳細については、図17
を用いて後述する。
【0141】次に、格納されている2バイト1単位のコ
マンドデータのうち、後半の2バイト目のEXTデータ
が出力コマンドデータとして設定される(SX5)。次
に、出力待機処理が実行される(SX6)。出力待機処
理は、1バイト目のMODEデータの出力が完了した
後、所定期間をおいて2バイト目のEXTデータが出力
されるように時間調整をするための処理である。詳細に
ついては、図16を用いて後述する。なお、この出力待
機処理については、表示制御基板80側の表示制御用C
PU101の性能によっては、省略することも可能であ
る。すなわち、1バイト目のMODEデータと2バイト
目のEXTデータとを連続送信するようにしてもよい。
出力待機処理が終了した後、SX5で設定されたEXT
データを出力するための表示制御データ出力処理(SX
7)が実行される。
【0142】次に、出力した表示制御データの種別が判
別され、その表示制御データが確定図柄指定コマンド以
外であるか否かが判断される(SX8)。確定図柄指定
コマンドは、確定図柄を指定するコマンドであり、前記
SC12において出力データ格納領域にセットされるコ
マンドである。出力した表示制御データが確定図柄指定
コマンド以外である場合には、図柄確定設定処理(S3
03)を除く特別図柄プロセス処理の各処理S300〜
S302、S304〜S307のいずれかにおいてセッ
トされた出力タイマのタイマ値が更新される(SX1
1)。これにより、たとえば、出力された表示制御コマ
ンドが変動開始コマンドの場合には、前記SC7で変動
パターンに対応してセットされた出力タイマの計時が開
始され、遊技制御基板31側での可変表示期間の計時が
行なわれる。
【0143】一方、SX8において確定図柄指定コマン
ドであると判断された場合には、確定図柄指定コマンド
がすべて出力されたか否かが判断される(SX9)。確
定図柄指定コマンドは、左中右図柄別に確定図柄(予定
停止図柄)を指定するために、合計3つ出力する必要が
ある。これら3つの確定図柄指定コマンドがすべて出力
された場合には、SX11で出力タイマのタイマ値が更
新された後、処理が終了するが、そうでない場合には次
の確定図柄指定コマンドを出力するためのポインタが設
定され(SX10)、続いてSX11で出力タイマのタ
イマ値が更新された後、処理が終了する。この場合、再
度、この表示制御データ処理に移行した際、SX2にお
いて次の確定図柄指定コマンドがまだ格納されており、
SX3〜SX7でその確定図柄指定コマンドを出力する
処理が実行される。そして、3つ目の確定図柄指定コマ
ンドの出力が終了した段階でSX9においてYESの判
断がなされる。
【0144】図16は、出力待機処理を説明するための
フローチャートである。この出力待機処理においては、
まず、出力待機カウンタが設定される(SX100)。
出力待機カウンタは、2バイトからなる表示制御データ
の1バイト目のMODEデータを送信した後、2バイト
目のEXTデータを送信するまでのデータ出力間のウエ
イト時間を設定するカウンタである。次に、出力待機カ
ウンタが減算更新(−1)される(SX101)。次
に、出力待機カウンタの値が0であるか否かが判断され
る(SX102)。出力待機カウンタが0でない場合に
は、再度、前記SX101に移行する。そして、出力待
機カウンタが0になった時点で、出力待機処理が終了す
る。なお、MODEデータを送信した後、EXTデータ
を送信するまでのウエイト時間、すなわち出力待機カウ
ンタのカウント値については、前述したように出力デー
タの受け手である表示制御基板80側の性能に応じて設
定される。
【0145】図17は、表示制御データ出力処理を説明
するためのフローチャートである。表示制御データ出力
処理においては、まず、出力データ(出力コマンドデー
タ)が出力ポートに設定される(SY1)。次に、出力
データ信号が有効であることを示すINT信号がオンに
設定される(SY2)。次に、出力待機カウンタが設定
される(SY3)。ここでの出力待機カウンタは、1バ
イトのデータを送信する期間、すなわち、INT信号の
オン状態を維持する期間を定めるものである。この出力
待機カウンタのカウント値は、出力データの受け手側で
ある表示制御基板80の性能に応じて異なる。
【0146】次に、出力待機カウンタの値が減算更新
(−1)される(SY4)。次に、出力待機カウンタの
値が0であるか否かが判断される(SY5)。出力待機
カウンタの値が0でない場合には、再度前記SY4に移
行する。そして、出力待機カウンタの値が0になった時
点で、INT信号がオフに設定され(SY6)、表示制
御データ出力処理が終了する。
【0147】図18〜図21は、表示制御コマンドを説
明するための説明図である。表示制御コマンドは、1バ
イトデータからなるMODEデータと、同じく1バイト
データからなるEXTデータとの計2バイトのデータか
らなる。このうち、MODEデータは、表示制御データ
の種別を指定するデータである。一方、EXTデータは
MODEデータにより示されたコマンド種別のうちの特
定の表示制御内容を具体的に指定するデータである。図
18には、MODEデータ「80H」によって指定され
る変動開始コマンドが示されている。図19には、MO
DEデータ「81H」によって指定される特別画面コマ
ンドデータが示されている。図20にはMODEデータ
「90H」〜「92H」によって指定される確定図柄指
定コマンドデータが示されている。図21にはMODE
データ「82H」によって指定される大当り画面指定用
コマンドデータが示されている。
【0148】まず、図18を参照して、変動開始コマン
ドとしては、EXTデータ「00H」〜「0AH」によ
ってその表示制御内容を指定する11種類のコマンドが
用意されている。このうち、EXTデータ「00H」〜
「02H」に対応する変動開始コマンドは、リーチ状態
を表示しないことを指定したノーマル変動パターン1〜
ノーマル変動パターン3のデータである。そして、その
他のコマンドデータは、リーチ状態を表示することを指
定したノーマルリーチ変動パターン1〜ノーマルリーチ
変動パターン4、スーパーリーチ変動パターン1、スー
パーリーチ変動パターン2、スーパーリーチ変動パター
ン3、全回転変動パターンのコマンドデータである。各
変動開始コマンドにより、図示するように表示時間(可
変表示期間)が指定される。
【0149】ノーマル変動パターン1〜ノーマル変動パ
ターン3については、図6に示したノーマル変動振分用
ランダムカウンタのカウント値により振分が行なわれ
る。具体的には、ノーマル変動振分用ランダムカウンタ
C_RND_NRは図6に示したように0〜2の範囲で
更新されるが、前記SC4においてノーマル変動振分用
ランダムカウンタC_RND_NRの値が抽出された場
合には、その抽出値0〜2に対応して、図18に示すノ
ーマル変動パターン1〜ノーマル変動パターン3が選択
される。
【0150】一方、その他のリーチを伴う変動パターン
については、図6に示したリーチ変動振分用ランダムカ
ウンタのカウント値により振分けられる。具体的には、
リーチ変動振分用ランダムカウンタC_RND_RCH
Aは図6に示したように0〜7の範囲で更新されるが、
前記SC3においてリーチ変動振分用ランダムカウンタ
C_RND_RCHAの値が抽出された場合には、その
抽出値0〜7に対応して、図18に示すノーマルリーチ
変動パターン1〜ノーマルリーチ変動パターン4、スー
パーリーチ変動パターン1〜スーパーリーチ変動パター
ン3、全回転変動パターンが選択される。
【0151】図には各変動開始コマンドに対応する各種
の変動パターンが示されているが、各々の変動パターン
に対応する具体的な演出態様については、実際には表示
制御基板80側で独自に定められる。すなわち、変動開
始コマンドによって指令される情報は、可変表示期間の
情報のみである。よって、その2種類の情報に従う限
り、各EXTデータ「00H」〜「0AH」に対応する
演出パターンを自由に設計し、その設計データを表示制
御基板80側のROM内に記憶させることができる。図
示する各EXTデータに対応する表示内容の欄には、そ
のように上記2種類の情報に従って設計された変動パタ
ーンの一例が示されているのである。したがって、たと
えば、EXTデータ「0AH」には全回転変動パターン
のリーチが対応しているが、そのEXTデータ「0A
H」によって指定された「表示時間(可変表示期間)T
11」の内容に従う限り、その他のリーチ演出による変
動パターンを採用することも可能である。
【0152】なお、特定の表示時間(可変表示期間)を
変動開始コマンドにより指定する場合、図示するEXT
データによって指定することに代え、表示時間そのもの
をコマンドとして指定するようにしてもよい。たとえ
ば、可変表示期間が10秒の場合には、その時間を指定
する「0AH」をEXTデータとすることが考えられ
る。
【0153】次に、図19を参照して、特別画面コマン
ドデータとしては、EXTデータ「00H」〜「03
H」によってその表示制御内容を指定する4種類のコマ
ンドが用意されている。EXTデータ「00H」により
指定される電源投入時画面とは、パチンコ遊技機の電源
を投入した際に画像表示領域9に表示する画面を指定す
るデータである。これにより、パチンコ遊技機の電源を
投入した際には、左図柄が4、中図柄が4、右図柄が5
の画面が表示される。EXTデータ「01H」により指
定される客待ち待機画面1、およびEXTデータ「02
H」により指定される客待ち待機画面2は、図10の特
別図柄変動待ち処理において始動記憶がないと判断され
る場合に、交互に表示されるデモ画面である。たとえ
ば、客待ち待機画面1は大当り表示画面であり、客待ち
待機画面2ははずれ表示画面である。図10のSB3に
おいては、このMODEデータ「81H」と、EXTデ
ータ「00H」または「01H」との2バイトで構成さ
れる表示制御コマンドが設定される。EXTデータ「0
3H」により指定されるエラー画面は、パチンコ遊技機
でエラーが発生した場合に画像表示領域9に表示する画
面を指定するデータである。
【0154】次に、図20を参照して、確定図柄指定コ
マンドデータとしては、左図柄、中図柄、および右図柄
別に、それぞれMODEデータ「90H」、「91
H」、および「92H」によって指定されるコマンドデ
ータが用意されている。そして、EXTデータ「00
H」〜「0EH」によって確定図柄が指定される。たと
えば、「90H 00H」によって、左図柄の確定図柄
を数字図柄の「0」にすることが指定され、「91H
01H」によって、中図柄の確定図柄を数字図柄の
「1」にすることが指定され、「92H 0EH」によ
って、右図柄の確定図柄を英字図柄の「E」にすること
が指定される。
【0155】次に、図21を参照して、大当り画面指定
用コマンドデータとしては、EXTデータ「00H」〜
「30H」によってその表示制御内容を指定する複数種
類のコマンドが用意されている。たとえば、EXTデー
タ「00H」によって大当り開始画面を表示することが
指定され、EXTデータ「01H」によって大当りの1
ラウンド目の画面を表示することが指定される。大当り
が発生した際には、これらのコマンドのうち上位のコマ
ンドから順に表示制御基板80に対して出力される。
【0156】図22は、表示制御コマンドの出力タイミ
ングと左中右図柄の変動との関係を説明するためのタイ
ミングチャートである。特別図柄の変動を開始させる際
には、最初に、MODEデータ「80H」により指定さ
れる変動開始コマンド「80H ××H」が遊技制御基
板31から表示制御基板80に対して出力される。な
お、「80H ××H」は、図18に示した「80H
00H」〜「80H 0AH」のうちのいずれかのコマ
ンドである。この変動開始コマンドが表示制御基板80
に受信されたタイミングで、特別図柄の一斉変動が開始
される。なお、前述したように変動開始コマンドの種類
によりリーチの有無および可変表示期間が指定されてい
る。表示制御基板80はその指令に基づいてリーチの演
出内容や大当り予告演出の有無等を決定する。
【0157】その後、変動開始コマンドが出力されるこ
とによって特別図柄の一斉変動が開始されてから所定時
間が経過すると、遊技制御基板31から表示制御基板8
0に対して左中右図柄に対応する3つの確定図柄指定コ
マンドが順に出力される。図には、左図柄用の確定図柄
指定コマンド1「90H ××H」、中図柄用の確定図
柄指定コマンド2「91H ××H」、および右図柄用
の確定図柄指定コマンド3「92H ××H」がその順
で出力されることが示されている。なお、「××H」
は、図20に示した「00H」〜「0EH」のうちのい
ずれかである。表示制御基板80側ではこの確定図柄指
定コマンド基づいて最終的に表示結果として導出表示す
る確定図柄の種類が決定される。
【0158】各図柄の変動パターンとしては、たとえ
ば、加速変動から高速変動を経て低速変動に至り、揺れ
変動を経て確定図柄を停止表示させるパターンがしめさ
れている。図示するタイミングチャートでは左図柄が最
初に低速変動から揺れ変動に切換えられ、続いて右図
柄、中図柄の順で低速変動から揺れ変動に切換えられて
いる。また、加速変動の途中でキャラクタあるいは背景
の変更などによる演出方法によって、所定の予告(大当
り予告やリーチ予告等)表示がなされている。さらに、
右図柄が高速変動から低速変動に切換えられた段階から
各種のリーチ演出のための表示が開始されている。
【0159】図柄の一斉変動が開始されてから、変動開
始コマンドにより指定される変動時間Tnが経過した時
点で、図柄確定コマンドが遊技制御基板31から出力さ
れる。これにより、図柄の揺れ変動が終了し、確定図柄
が停止表示される。
【0160】以上、図22を用いて説明したように、遊
技制御基板31側から表示制御基板80に対しては、特
別図柄の変動に関し、「変動開始時期」、「確定図
柄」、「図柄確定時期」の3種類の情報のみが出力され
る。表示制御基板80は、これら3種類の情報に従い、
リーチ演出の内容や予告の有無などを独自に決定する。
【0161】また、可変表示装置8を可変開始させるタ
イミングで変動開始コマンドが出力され、表示結果を導
出表示させるタイミングで図柄確定コマンドが出力され
るために、それらのコマンドによって、表示制御基板8
0側の表示制御用CPU101は、可変開始時期と表示
結果を導出表示させる時期とを特定できる。さらに、変
動開始コマンドには可変表示期間やリーチの有無等の変
動パターンを特定可能なデータが含まれており、そのコ
マンドによって表示制御用CPU101は可変開始時期
に加えて、変動パターンをも特定できる。
【0162】図23は、表示制御コマンドデータの出力
タイミングと表示制御基板80側の表示制御コマンドの
データ取込タイミングとを説明するためのタイミングチ
ャートである。前述したように、遊技制御手段(基本回
路53)側のタイマ割込時間は2msとされている。こ
のタイマ割込時間2msの期間において表示制御コマン
ドが出力される。
【0163】まず、基本回路53はタイマ割込に伴って
1バイト(D0〜D7)のMODEデータの出力を開始
し、INT信号を無効状態から有効状態に切換える。表
示制御基板80側では、INT信号が無効状態から有効
状態に切換えられたタイミングでMODEデータの取込
が行なわれる。その後、所定時間が経過すればINT信
号が有効状態から無効状態に切換えられる。続いて、1
バイト(D0〜D7)のEXTデータの出力が開始さ
れ、INT信号が所定の待機時間だけ無効状態となった
後、有効状態に切換えられる。表示制御基板80側で
は、この有効状態に切換えられたタイミングにおいてE
XTデータの取込が行なわれる。
【0164】このように、遊技制御基板31の基本回路
53は、表示制御基板80に対して連続的に同一の表示
制御コマンドデータを繰返して出力するのではなく、所
定の待機時間を設けるなどして表示制御基板80側のデ
ータの受信性能を考慮し、表示制御コマンドデータを表
示制御基板80側が認識可能な態様で1回のみ出力す
る。これにより、基本回路53が表示制御基板80に表
示制御コマンドデータを出力する際の処理負担を軽減で
きる。
【0165】図24は、表示制御基板80側で表示制御
に用いられる各種ランダムカウンタを説明するための説
明図である。図24には、D_RND_Z1、D_RN
D_Z2、D_RND_L1、D_RND_L2の4種
類のランダムカウンタが示されている。
【0166】D_RND_Z1およびD_RND_Z2
は、遊技制御基板31によって指定された確定図柄以外
の停止図柄の種類を決定するためのランダムカウンタで
ある。D_RND_Z1は、後述する表示用乱数処理1
において1ずつ加算更新され、0から加算更新されてそ
の上限である14まで加算更新された後再度0から加算
更新される。D_RND_Z2は、後述する表示用乱数
処理2において1ずつ加算更新され、0から加算更新さ
れてその上限である14まで加算更新された後再度0か
ら加算更新される。
【0167】D_RND_L1は、遊技制御基板31側
から送信された確定図柄指定コマンドに基づく確定図柄
を表示する当りラインを決定するために用いられるラン
ダムカウンタである。たとえば、確定図柄指定コマンド
に基づく確定図柄が大当りの組合わせ(たとえば77
7)である場合には、その大当りの組合わせを表示する
当りラインがこのD_RND_L1によって決定される
ことになる。一方、確定図柄指定コマンドに基づく確定
図柄が、はずれの組合わせ(たとえば123等)である
場合には、そのはずれの組合わせを表示する当りライン
がこのD_RND_L1によって決定されることにな
る。D_RND_L1は、後述する表示用乱数処理1に
おいて1ずつ加算更新され、0から加算更新されてその
上限である20まで加算更新された後再度0から加算更
新される。
【0168】D_RND_L2は、画像表示領域9に表
示する当りラインの本数を決定するために用いられるラ
ンダムカウンタである。D_RND_L2は、後述する
表示用乱数処理2において1ずつ加算更新され、0から
加算更新されてその上限である20まで加算更新された
後再度0から加算更新される。
【0169】図25は、表示制御基板80の表示制御用
CPU101が実行する表示制御メイン処理を説明する
ためのフローチャートである。表示制御メイン処理にお
いては、まず、RAM101a、I/O、VDPなどを
イニシャライズする処理が実行される(S601)。続
いて、INT割込処理が実行される(S602)。IN
T割込処理の詳細については、図27を用いて後述す
る。次に、表示用乱数更新処理1が実行される(S60
3)。表示用乱数更新処理1が実行されることにより、
図24に示したD_RND_Z1およびD_RND_L
1の加算更新がなされる。次に、前記S602に処理が
移行し、S602およびS603の処理が繰返し実行さ
れる。
【0170】図26は、タイマ割込処理を説明するため
のフローチャートである。タイマ割込は、たとえば2m
sごとに発生する。この2msごとに発生するタイマ割
込の際に、図示するタイマ割込処理が実行され、表示制
御がなされる。タイマ割込処理においては、まず、表示
制御プロセス処理が実行される(S701)。表示制御
プロセス処理は、表示制御特別図柄プロセスフラグの値
に応じ、画像表示領域9に各種表示を行なう処理であ
る。詳細については、図28を用いて後述する。次に、
表示用乱数更新処理2が実行され(S702)、図24
に示したD_RND_Z2およびD_RND_L2の加
算更新がなされる。
【0171】図27は、INT割込処理を説明するため
のフローチャートである。INT割込処理においては、
まず、コマンド受信完了フラグがセットされているか否
かが判断される(S501)。コマンド受信完了フラグ
は、1単位の表示制御コマンドの受信が完了した際に、
後述のS512またはS515でセットされるフラグで
ある。コマンド受信完了フラグがセットされていない場
合にはS503に移行するが、コマンド受信完了フラグ
がセットされていると判断された場合にはコマンド受信
中フラグがリセットされた後(S502)、S503に
移行する。コマンド受信中フラグは、INT信号が無効
状態(オフ状態)からオン状態(有効状態)に切換えら
れた際に後述のS506でセットされるフラグであり、
表示制御コマンドデータを受信中であることを示すフラ
グである。
【0172】S503においては、INT信号がオン状
態(有効状態)であるか否かが判断される。INT信号
がオン状態でない場合には、処理が終了する。INT信
号がオン状態の場合には、コマンド受信中フラグがオン
にセットされているか否かが判断される(S504)。
既にコマンド受信中フラグがオンにセットされている場
合には、後述するS507に移行する。一方、コマンド
受信中フラグがまだオンにセットされていないと判断さ
れた場合には、ポインタがクリア(ポインタ=0)され
(S505)、続いてコマンド受信中フラグをセットし
コマンド受信完了フラグをリセットする処理がなされる
(S506)。S505に示されたポインタとは、表示
制御コマンドデータを構成する2バイトのうちの1バイ
トのデータが受信された場合に、その受信データを格納
する表示制御コマンド格納エリアのアドレスを指定する
ためのものである。
【0173】次に、ポインタが示す表示制御コマンド格
納エリアに受信されたデータを保存する処理が実行され
る。たとえば、S505でポインタがクリアされた後に
このS507の処理が実行された場合には、表示制御コ
マンドデータのうちの1バイト目のデータが表示制御コ
マンド格納エリアの先頭エリアに保存されることにな
る。
【0174】次に、保存されたデータが図柄変動開始コ
マンドであるか否かが判断される(S508)。図柄変
動開始コマンドであると判断された場合には、ポインタ
を1加算更新する処理が実行され(S510)、続いて
加算更新された後のポインタが2であるか否かが判断さ
れる(S511)。前述のように図柄変動開始コマンド
はMODEデータとEXTデータとの1対のデータから
なるために、S510で加算更新された後のポインタの
値が2となっている場合には、既に表示制御コマンド格
納エリアに2バイト目のEXTデータが格納されて1単
位の図柄変動開始コマンドが格納されたことになる。そ
こで、S511においてポインタの値が2であると判断
された場合には、コマンド受信完了フラグがセットされ
(S512)、処理が終了する。一方、S511でポイ
ンタの値がまだ2に達していないと判断された場合に
は、コマンド受信完了フラグがセットされることなく、
処理が終了する。
【0175】一方、S508で受信された表示制御コマ
ンドが図柄変動開始コマンドでないと判断された場合に
は、その種類が確定図柄指定コマンドであるか否かが判
断される(S509)。確定図柄指定コマンドでもない
場合には、前述したS510に移行するが、確定図柄指
定コマンドであると判断された場合には、S513にお
いてポインタを1加算更新する処理が実行される。次
に、加算更新された後のポインタの値が6であるか否か
が判断される(S512)。前述のように確定図柄指定
コマンドは左中右図柄の各図柄に対応して合計3つ出力
され、かつ、各々のコマンドはMODEデータとEXT
データとの1対のデータから構成されている。S514
において加算更新された後のポインタの値が6となって
いる場合には、その3つの確定図柄指定コマンドのすべ
てが受信されたことを意味する。そこでこの場合には、
コマンド受信完了フラグがセットされ(S515)、処
理が終了する。一方、ポインタの値が6に達していない
場合には、すべての確定図柄指定コマンドの受信が終了
していないために、コマンド受信完了フラグがセットさ
れることなく、処理が終了する。
【0176】図28は、表示制御プロセス処理を説明す
るためのフローチャートである。この表示制御プロセス
処理においては、コマンド処理(S800)が実行され
た後、表示制御プロセスフラグが示す値に応じてS80
1〜S805の各処理が実行される。図28には、特別
図柄プロセスフラグ値が各ステップS801〜S805
の左肩にPF1〜PF5として示されている。
【0177】コマンド処理(S800)は、受信された
表示制御コマンドの種類を判断し、表示制御プロセスフ
ラグの値をその表示制御コマンドの種類に応じた値に更
新する処理である。詳細については、図29を用いて後
述する。変動表示処理(S801)は、図柄の変動内容
を設定する処理である。詳細については、図33を用い
て後述する。
【0178】また、図柄確定処理(S802)は、図柄
の可変表示を終了させる処理であり、大当り表示処理
(S803)は、大当り状態中の表示制御を行なう処理
であり、表示画面処理(S804)は、デモンストレー
ション画面を表示させる処理であり、エラー表示処理
(S805)は、遊技機がエラー状態となった場合にそ
の旨を表示する処理である。これらのS802〜S80
5の詳細な説明は省略する。
【0179】図29は、コマンド処理を説明するための
フローチャートである。コマンド処理においては、ま
ず、コマンド受信完了フラグが設定されているか否かが
判断される(S901)。コマンド受信完了フラグがセ
ットされていない場合には、処理が終了する。コマンド
受信完了フラグがセットされている場合には、コマンド
受信中フラグがあるか否かが判断される(S902)。
コマンド受信中フラグがある場合には処理が終了する
が、コマンド受信中フラグがない場合には、受信された
コマンドの内容がS903、S905、S907、およ
びS909で判断される。すなわち、変動開始コマンド
であると判断された場合(S903でYES)には、特
別図柄プロセスフラグの値が変動表示処理を実行できる
値に更新され(S904)、処理が終了する。受信され
たコマンドの内容が図柄確定コマンドであると判断され
た場合(S905でYES)には、特別図柄プロセスフ
ラグの値が図柄確定処理を実行できる値に更新され(S
906)、処理が終了する。受信されたコマンドの内容
が大当り中コマンドであると判断された場合(S907
でYES)には、特別図柄プロセスフラグの値が大当り
表示処理を実行できる値に更新され(S908)、処理
が終了する。
【0180】受信されたコマンドの内容が表示画面コマ
ンドであると判断された場合(S909でYES)に
は、特別図柄プロセスフラグの値が表示画面処理を実行
できる値に更新され(S910)、処理が終了する。受
信されたコマンドが変動開始コマンドでも図柄確定コマ
ンドでもなく、大当り中コマンドでも表示画面コマンド
でもないと判断された場合には、特別図柄プロセスフラ
グの値がエラー表示処理を実行できる値に更新され(S
911)、処理が終了する。なお、S911で特別図柄
プロセスフラグの値が更新される場合とは、受信された
コマンドが制御不能なコマンド(たとえばデータ化け)
である場合である。
【0181】図30は、前述したD_RND_L1およ
びD_RND_L2から抽出されたカウント値と当りラ
インとの関係を説明するための説明図である。また、図
31は、可変表示装置8の画像表示領域9における当り
ラインの位置を示す説明図である。表示制御基板80側
の表示制御用CPU101により、以下のように当りラ
インに関する決定が行なわれる。
【0182】ランダムカウンタD_RND_L1の抽出
値が0の場合には、図30に示すように当りライン1が
確定図柄を表示する当りラインとなり、図31の1で示
された当りライン上に確定図柄が並ぶように表示制御さ
れる。また、ランダムカウンタD_RND_L2の抽出
値が0〜7のいずれかであった場合には、図30に示す
ように当りライン1のみが表示されることが決定され、
図31の1で示す当りラインのみが画像表示領域9に出
現する。
【0183】D_RND_L1の抽出値が1または2で
あった場合には、図31の2で示す当りラインが確定図
柄が表示される当りラインとなる。また、D_RND_
L2の抽出値が8〜13のいずれかであった場合には、
図31の1と2とで示す2本の当りラインが画像表示領
域9に出現するように表示制御される。
【0184】D_RND_L1の抽出値が3〜5のいず
れかであった場合には、図31の3で示すラインが確定
図柄が表示される当りラインとなる。D_RND_L2
の抽出値が14〜16のいずれかであった場合には、図
31の1,2,3の3本の当りラインが出現するように
表示制御される。このように、図30の表に従ってD_
RND_L1の抽出値に基づいて確定図柄が表示される
当りラインの位置が決まり、図30に示された表に従い
D_RND_L2の抽出値に基づいて画像表示領域9に
表示される当りラインの本数が決定される。
【0185】以上、説明したように、当りラインの本数
および確定図柄を表示する当りラインが、遊技制御基板
31側ではなく表示制御基板80側で決定されるため
に、遊技制御基板31側の基本回路53の制御負担を軽
減できる。また、遊技制御基板31側の制御プログラム
を一切変更することなく、表示制御基板80側の制御プ
ログラムのみを変更することによって、当りライン数を
増減できるようになり、開発負担を軽減できる。なお、
以上説明した制御内容については、図34〜図35に示
すフローチャートを用いて後述する。
【0186】図32は、画像表示領域9に表示される特
別図柄の表示用データを格納する図柄設定テーブルを示
す図である。確定図柄指定コマンド(図20、図22参
照)により確定図柄(予定停止図柄)が決定されれば、
図31に示した1〜6の当りラインのうちのいずれに確
定図柄を並べるかが決定され、その決定された当りライ
ンに対応する図柄データ格納箇所に確定図柄データが格
納される。
【0187】たとえば、図31の3に示したラインが確
定図柄表示用の当りラインと決定され、確定図柄が
「7」と決定された場合には、図32の1行1列の1バ
イト目と2行2列の5バイト目と3行3列の9バイト目
とに大当り図柄「7」に対応する図柄コードが格納さ
れ、それ以外の図柄データ格納箇所には、図35を用い
て後述する停止図柄設定処理により定められた図柄デー
タが格納されることになる。
【0188】図33は、変動表示処理を説明するための
フローチャートである。この変動表示処理は、図28の
S801で実行される処理である。変動表示処理におい
ては確定図柄設定処理(S1001)、停止図柄設定処
理(S1002)、表示ライン設定処理(S1003)
が順に実行される。確定図柄設定処理(S1001)に
ついては図34を用いて説明し、停止図柄設定処理(S
1002)については図35を用いて説明し、表示ライ
ン設定処理(S1003)については図36を用いて説
明する。
【0189】図34は、確定図柄設定処理を説明するた
めのフローチャートである。確定図柄設定処理において
は、まず、停止図柄表示設定テーブルがクリアされる
(S1101)。これにより、図32に示した停止図柄
表示設定テーブルに格納されている前回の図柄データが
クリアされ、今回の確定図柄データを格納できる状態と
される。次に、D_RND_L1の値が抽出される(S
1102)。次に、抽出されたD_RND_L1の値に
基づいて図31に示す当りラインのうち確定図柄を停止
表示させる当りラインが決定され、決定された当りライ
ンに対応する停止図柄表示設定テーブルの格納領域内に
確定図柄指定コマンドに基づく図柄データが設定され
(S1103)、確定図柄設定処理が終了する。
【0190】図35は、停止図柄設定処理を説明するた
めのフローチャートである。停止図柄設定処理において
は、まず、停止図柄表示設定テーブル(図柄設定テーブ
ル)のアドレスが指定される(S1201)。停止図柄
表示設定テーブルは、図32に示したように、3×3の
9つの図柄データ格納領域を有しており、このS120
1において、まず、9個の図柄データ格納領域のうちの
1番最初の格納領域のアドレスが指定される。次に、指
定されたアドレスには既に図柄データが設定されている
か否かが判断される(S1202)。既に図柄データが
設定されている場合には、アドレス値が次の格納領域の
アドレスを指定する値に更新され(S1203)、再
度、S1202においてその更新後のアドレスにより特
定される図柄データ格納領域に既に図柄データが設定さ
れているか否かが判断される。このS1202とS12
03とが実行されることにより、図柄データが格納され
ていない図柄データ格納領域が検出され、その場合には
S1202においてNOが判断がなされてD_RND_
Z1の値が抽出される(S1204)。続いて、抽出さ
れたD_RND_Z1の値に基づいて図柄データが決定
され、決定された図柄データが指定アドレスに対応する
図柄データ格納領域に設定される(S1205)。次
に、S1205において設定された図柄データにより、
大当り並びが発生するか否かが判断される(S120
6)。この判断は、S1205により新たに図柄を設定
した結果、大当りとなる図柄(たとえばぞろめの図柄)
となるか否かの判断を行なうものであり、元々はずれ図
柄を図柄データ格納テーブルに格納する予定であるにも
かかわらずたまたま大当りの図柄の組合せが成立してい
ないかどうかを確認するものである。予定外の大当り並
びが成立すると判断された場合には、D_RND_Z2
が抽出され(S1207)、その抽出された値に基づく
図柄データが一旦指定アドレスに格納された図柄データ
に置換えられて設定される。これにより、予定外の大当
り図柄の組合せが成立した場合には、それが強制的には
ずれ図柄の組合せとなるように調整される。
【0191】次に、図柄データ格納領域を指定するアド
レス値が更新される(S1208)。次に、更新された
アドレス値が参照され、すべての図柄データ格納領域に
図柄データを設定したか否かが判断される(S120
9)。そして、まだ図柄データを設定していない図柄デ
ータ格納領域が存在する場合には、S1209において
NOの判断がなされ、一旦、処理が終了する。一方、S
1209においてすべての図柄データ格納領域に図柄デ
ータを設定したと判断された場合には、全図柄設定済み
フラグがセットされ(S1210)、停止図柄設定処理
が終了する。なお、全図柄設定済みフラグは、図柄デー
タ格納テーブルへの図柄データの格納処理が終了してい
ることを示すフラグである。
【0192】図36は、表示ライン設定処理を説明する
ためのフローチャートである。表示ライン設定処理にお
いては、まず、すでにS1102で抽出されているD_
RND_L1の値が読出され(S1301)、続いてD
_RND_L2の値が抽出される(S1302)。次
に、D_RND_L1に基づいて決定される当りライン
の番号(図31参照)と、D_RND_L2の値に基づ
いて決定される当りライン数とが比較され、当りライン
の番号の方が出現ライン数よりも大きいかどうかが判断
される(S1303)。そして、当りライン番号の方が
出現ライン数よりも大きい場合には、D_RND_L1
の抽出値に基づいて表示ライン数が設定される(S13
06)。一方、S1303でNOと判断された場合に
は、確定図柄指定コマンドにより指定される図柄に基づ
く配列が大当り配列となるか否かが判断される(S13
04)。はずれ配列となる場合には、S1306により
D_RND_L1の抽出値に基づいて表示ライン数が設
定される。一方、大当り配列となる場合には、D_RN
D_L2の抽出値に基づいて表示ライン数が設定される
(S1305)。このS1303〜S1306の処理が
実行されることにより、大当りの場合にははずれの場合
に比較してライン数が増えやすくなる。S1305また
はS1306で表示ライン数が設定された後、表示ライ
ン設定処理が終了する。
【0193】この表示ライン設定処理において、表示さ
れる当りライン数が決定されると、前述した停止図柄設
定処理において設定された、確定図柄以外の図柄の配列
関係によっては、確定図柄が表示される当りライン以外
の当りラインにリーチ状態が成立する可能性が生じる。
たとえば、図31を参照して、確定図柄表示用の当りラ
インが1に決定され、かつ、表示する当りライン数が6
個に決定された場合にいて、停止図柄設定処理で設定さ
れた確定図柄以外の図柄のうちにライン番号1以外の当
りラインにおいて同一種類の大当り図柄を2つ揃える組
合わせが存在する場合には、確定図柄が表示される当り
ライン以外の当りラインにリーチ状態が成立することに
なる。このように、確定図柄表示用の当りラインとは異
なる当りライン上にリーチ状態を表示させることが可能
であり、これにより、演出の幅を広げることができる。
【0194】図37は、画像表示領域9において分離表
示される特別図柄の出現パターンおよび各出現段階にお
ける当りラインの例を示す図である。まず、図37
(a)に示すように、左中右の可変表示部(識別情報生
成部)203により識別情報(特別図柄)が可変開始さ
れる。その状態では、当りラインは横1本である。
【0195】次に、図37(b)には、左可変表示部2
03から識別情報(特別図柄)が2つ分離生成され2つ
の特別図柄(生成識別情報)201が表示されている状
態が示されている。この状態では、当りラインは、横1
列と縦1列との合計2本の当りラインとなる。
【0196】さらに、図37(c)に示すように、中可
変表示部203から図柄が1つ分離して1つの特別図柄
が表示される。この状態では、当りラインは、横方向1
本と縦方向1本と斜め2方向に1本との合計3本とな
る。次に、右可変表示部203から2つ図柄が分離して
2つの特別図柄が表示された状態が、図37(d)に示
されている。この状態では、当りラインは、横方向1本
と縦方向に2本と斜め対角線上に2本との合計5本とな
る。
【0197】この状態から、中可変表示部203からさ
らに1つ図柄が分離して2つの抽出図柄が表示された状
態が、図37(e)に示されている。この状態では、当
りラインは、横方向1本と縦方向に3本と斜め対角線上
に2本との合計6本となる。
【0198】以上、図37を用いて説明したように、1
本の当りラインのみが形成される図37(a)の態様で
3つの可変表示部が可変開始された後、複数本の当りラ
インが形成される態様に順次、切替えられ、当りライン
の数が増加されるために、大当りを成立させることので
きるライン数が増えることによって遊技者により大きな
期待感を付与できる。特に、図36を用いて説明したよ
うに、大当りの場合にははずれの場合に比較してライン
数が増えやすくなることから、そのような遊技者の期待
を裏切ることがない。
【0199】図38は、画像表示領域9による可変表示
の画面例を示す図である。図38(a)に示すように、
可変開始時においては、3つの可変表示部203におい
て識別情報(特別図柄)が可変表示される。このときの
当りライン数は1本であって、そのライン番号は図31
に示した1である。その後、キャラクタ202が左可変
表示部203を射撃する画像が表示され、その結果、図
38(b)に示すように、左可変表示部203から上方
に変動中の図柄201が分離表示される。
【0200】さらに、キャラクタ202がもう一度左可
変表示部203を射撃しさらに中可変表示部203を射
撃することにより、図38(c)に示すように、左可変
表示部203の上方には変動中の図柄が2つ表示され、
中可変表示部203の上方には変動中の図柄が1つ分離
表示される。この状態においては、横方向1本と縦方向
1本との合計2本の当りラインが発生した状態となる。
【0201】その後、キャラクタ202が再度、中可変
表示部203を射撃し、さらに、右可変表示部203を
2回射撃すれば、図38(d)に示すように、中可変表
示部203の上方に変動する図柄が2つ現われ、右可変
表示部203の上方に変動する図柄が2つ現われた状態
となる。これにより、横方向3本と縦方向3本、斜め方
向に2本の合計8ラインの当りラインが発生した状態と
なる。
【0202】このように、特別図柄の可変表示が開始し
た後、その途中において変動中の図柄の数が順次増加し
ていくことにより、当りライン数が増加して遊技者の期
待感が高められる。
【0203】その後、すべての特別図柄が停止し、図3
8(e)に示す状態となる。このとき、遊技制御基板3
1から送信された確定図柄指定コマンドに基づく確定図
柄は、表示制御基板80側で決定された当りラインに並
べられる。たとえば、図38(e)においては、その確
定図柄は、図31に示す当りライン番号3に並べられて
いる。さらに、このように、すべての特別図柄が停止し
た状態となれば、表示制御基板80側で決定されたその
当りラインに対応する図柄の表示枠が、図38(e)に
示すように強調して表示される。これにより、遊技者は
確定図柄を容易に識別することができる。
【0204】その後、図38(f)に示すように、図柄
数と可変表示部の並びとが変動開始時の図38(a)に
示す状態に戻り、かつ、遊技制御基板31から事前に受
信した確定図柄指定コマンドに従った、確定図柄のみに
よる表示結果が示される。
【0205】以上、図38を用いて説明したように、1
本の当りラインのみが形成される図38(a)の態様で
3つの可変表示部が可変開始された後、複数本の当りラ
インが形成される態様に順次、切替えられ、その後、表
示結果が表示される場合に元の態様に切替えられるため
に、遊技者は表示状態の変化を楽しむことができるとと
もに、表示結果が導出表示される段階で再度、可変開始
時の態様となったことで、表示結果が導出表示されたこ
とを識別し易くなる。
【0206】図39は、キャラクタ202がシャボン玉
を膨らまし、その出現したシャボン玉の数が当りライン
が異なる状態となる具体例である。可変表示の当初にお
いては、図39(a)に示すように、2つの特別図柄2
01が表示され、その後にキャラクタ203がシャボン
玉を膨らますと、そのシャボン玉の中に識別情報(特別
図柄)が表示されて特別図柄の数が増加する。図39
(b)では、特別図柄の数が5つの状態が示されてお
り、図39(c)では、特別図柄の数が8つに増加され
た状態が示されている。この図39(c)に示された状
態となれば、確定図柄を示す表示制御がなされる。具体
的には、8つのシャボン玉のうちの3つのシャボン玉枠
部分が図示の黒枠で囲むように強調された表示となり、
それによって確定図柄が3つ示される。これにより、遊
技者は確定図柄を容易に識別することができる。このと
き、遊技制御基板31から送信された確定図柄指定コマ
ンドに基づく確定図柄が表示制御基板80側で決定され
た当りラインに並べられるた状態となる。たとえば、図
39(c)においては、その確定図柄は7であり、図3
1に示す当りライン番号3に並べられている。その後、
図39(d)に示すように、遊技制御基板31から事前
に受信した確定図柄指定コマンドに従った、確定図柄
「7」のみが画像表示領域9に表示され、その他のシャ
ボン玉図柄は消失する。
【0207】図40は、画像表示領域9の表示画面を示
す図である。この図40には、変動中の特別図柄が分離
することによって当りライン数が順次増加する具体例が
示されている。図40(a)に示すように、横1本の当
りラインのみが構成される状態で左中右図柄が一斉変動
を開始し、左右図柄によりリーチ状態となれば、図40
(b)に示すように中図柄のうちの所定の図柄(図40
では6)が一旦停止する。これにより、一旦、はずれの
表示状態となる。その後、図40(c)に示すように、
停止表示された中図柄から2つの図柄が分裂する。その
うちの一方の図柄は左停止図柄の下方へ移動し、それに
伴って左停止図柄が上方に移動する。一方、分裂図柄の
他方の図柄は右停止図柄の上方に移動し、それに伴って
右停止図柄は下方に移動する。これにより、図40
(d)に示すように、画像表示領域9には特別図柄が2
行3列で表示されるようになり、当りラインが横1本か
ら斜め対角の2本に増加する。なお、分裂する図柄の模
様は、遊技者がその図柄の種類を識別し易いように、左
右に停止している特別図柄と異なったものとされてい
る。
【0208】その後、中図柄が再変動を開始し、図40
(e)に示すように、中図柄が再度一旦停止表示され
る。次に、図40(f)に示すように、再度、中図柄が
分裂し、図40(g)に示すように、当りラインが斜め
対角の2本から、斜め対角2本および横1本の計3本に
増加する。図40(g)には斜め対角の2本と横1本と
で成立したリーチ状態が表示されている。その後、たと
えば、図40(h)に示すように中図柄に「7」が導出
表示されると横1本の当りラインにより大当りが発生す
る。このとき、遊技制御基板31から送信された確定図
柄指定コマンドに基づく確定図柄[7」が、表示制御基
板80側で決定された当りラインに並べられた状態とな
っている。
【0209】その後、図40(i)に示すように、画像
表示領域9の表示状態が可変開始時の横1本の当りライ
ンにより構成される表示状態とされ、遊技制御基板31
から事前に受信した確定図柄指定コマンドに従った、3
つの確定図柄のみが画像表示領域9に表示される。
【0210】図41には、図40に示した表示内容の変
形例が示されている。図40(g)に示した3ラインの
リーチ状態となった後、中図柄のみがスクロール表示さ
れるが、図41に示す表示例においては当り図柄「7」
が横1本の当りライン上を通過する際に、その横1本の
当りラインに並ぶ大当り図柄が他の図柄(縞模様で示し
た図柄)の背面側から前面側に表示され、その後、大当
り図柄「7」が通過すると、図41(b)に示すよう
に、横ラインのリーチ図柄が他の図柄(縞模様により示
される図柄)の背面側に表示される。このような図41
に示す表示がなされることにより、中図柄として大当り
図柄が通過したことを遊技者が容易に認識でき、遊技者
の大当りに対する期待感を向上させることができる。
【0211】図42は、特別図柄の変動中に当りライン
数を増加して表示する他の表示例を説明するための図で
ある。図42(a)には、変動を開始する前の特別図柄
の表示状態が示されている。この表示状態においては、
当りラインが横1本に限定されている。なお、横1本の
当りラインの上下には、その当りラインに続く図柄の一
部が3分の1程度表示される。その表示状態において特
別図柄の変動が図42(b)に示すように開始される。
その後、左図柄と右図柄とが停止してリーチ状態が表示
されると、図42(c)に示すように、図柄がスクロー
ル方向に縮小表示され、これにより当りライン数が1本
から、斜め対角2本および横3本の計5本に増加する。
なお、図柄の大きさを縮小することなく、図柄間隔を当
初より狭めることで当りライン数が増加されるように構
成してもよい。また、図42(a)では、有効ラインの
上下に配列された図柄の一部が表示されるが、図柄の一
部が表示されないようにしてもよい。
【0212】図42(c)に示すように当りライン数が
増加した後、図42(d)に示すようにすべての図柄が
停止表示される。この図42(d)には、斜め対角の当
りラインにおいて大当り並びとなっている。その後、画
像表示領域9の表示状態が変動開始前の表示状態とな
り、斜め対角の大当り並びが当初の横1列の有効ライン
に対する大当り並びに変更され、図42(e)に示すよ
うに、遊技制御基板31から送信された確定図柄指定コ
マンドに基づいた確定図柄による表示結果が導出表示さ
れる。
【0213】図43は、図柄の変動途中にリーチライン
を変更する場合の表示例を説明するための図である。図
43(a)に示すように、横2本の当りラインでリーチ
が成立した後、図43(b)に示すように右図柄の上下
位置が入れ替えられる。これにより、リーチラインが斜
め対角の2本に変更される。右図柄のリール配列と左図
柄のリール配列とを同一にした場合には、図43(b)
に示すような対角線においてリーチを成立させることは
できないが、図43(a)に示すように図柄の位置を入
れ替えてやることによってリーチが成立した後に斜め対
角ラインにおいてリーチラインを形成することが可能に
なる。
【0214】図44には、リーチ状態が表示される画面
例が示されている。図44(a)に示すように左図柄と
して7と6とが停止表示された後、続いて右図柄として
9と8とが停止表示され、リーチが成立しない表示状態
となった後において、右図柄の下段の図柄8が一旦通り
過ぎた図柄7と入れ替えられる。これにより、図44
(b)に示すように、斜め対角ラインにおいて図柄7に
よるリーチラインが形成される。
【0215】第2実施の形態 次に、図45〜図56を参照して第2実施の形態を説明
する。第2実施の形態が第1実施の形態と異なる点は、
第1実施の形態においては確定図柄指定コマンドが各図
柄別に3つ出力されるが、この第2実施の形態において
は1つの確定図柄指定コマンドにより全確定図柄の種類
が指定される点にある。
【0216】図45は、第2実施の形態において基本回
路53が使用するランダムカウンタを説明するための説
明図である。図45には、C_RND1、C_RND_
K、C_RND_Z、およびC_RND_RCHの4種
類のランダムカウンタが示されている。
【0217】第1実施の形態として説明した図6と比較
して、大当り決定用ランダムカウンタC_RND1は、
この第2実施の形態においても第1実施の形態と同様の
態様で使用される。
【0218】C_RND_Kは、C_RND1の抽出値
によって大当りとすることが決定された場合に、その大
当りを確変大当りとするか否かを決定するために用いら
れるランダムカウンタである。第2実施の形態において
は、確変大当りを示す確変図柄が数字図柄「7」の1種
類に定められており、確変大当り以外の通常大当りを示
す大当り図柄が数字図柄「0」の1種類に定められてい
る。よって、このC_RND_Kにより、確変大当りと
することが決定されるとそれに伴って大当り図柄が数字
図柄「7」に一義的に定まり、通常大当りとすることが
決定されるとそれに伴って大当り図柄が数字図柄「0」
に一義的に定まる。このため、このC_RND_Kは、
大当り図柄の種類を決定するカウンタとして兼用構成さ
れている。このランダムカウンタは、0.002秒毎に
0と1とに交互に更新される。
【0219】C_RND_Zは、C_RND1の抽出値
によってはずれとすることが決定された場合に、確定図
柄となるはずれ図柄の種類を決定するために用いられる
ランダムカウンタである。このランダムカウンタは、C
_RND1の桁上げごとに1ずつ加算される。
【0220】C_RND_RCHは、変動パターンを決
定するために用いられる変動パターン振分用のランダム
カウンタである。第1実施の形態とは異なり、このC_
RND_RCHのカウンタ値により、リーチ状態を表示
する場合とリーチ状態を表示しない場合との2つの場合
における変動パターンがともに定められる。C_RND
_RCHは0から加算されてその上限である11まで加
算された後再度0から加算される。C_RND_RCH
は、タイマ割込毎すなわち0.002秒毎、および、割
込処理余り時間毎に1ずつ加算される。
【0221】図46は、第2実施の形態における確定図
柄指定コマンドを説明するための説明図である。確定図
柄指定コマンドであることは、第1実施の形態と同様に
MODEデータ「90H」により示される。この確定図
柄指令コマンドのEXTデータが「00H」の場合には
通常大当りとすることおよび確定図柄を0とすることが
指定され、「01H」の場合には確変大当りとすること
および確定図柄を7とすることが指定される。また、
「02H」の場合にははずれとすることおよび確定図柄
を4とすることが指定され、「03H」の場合にははず
れとすることおよび確定図柄を5とすることが指定さ
れ、「04H」の場合にははずれとすることおよび確定
図柄を6とすることが指定される。なお、大当りとする
か否かについては大当り決定用ランダムカウンタC_R
ND1の値に基づいて決定され、確変とするか否かは確
変判定用ランダムカウンタC_RND_Kの値に基づい
て決定される。さらに、はずれ時のはずれ図柄の種類に
ついてははずれ図柄表示用ランダムカウンタC_RND
_Zの値に基づいて決定される。具体的には、はずれ図
柄表示用ランダムカウンタの抽出値が0の場合には確定
図柄が4にされ、1の場合には確定図柄が5にされ、2
の場合には確定図柄が6にされる。
【0222】このように、この第2実施の形態において
は、確定図柄指定コマンドの数が第1実施の形態に比較
して減少するために、基本回路53の遊技制御負担が軽
減される。
【0223】図47は、第2実施形態における変動開始
コマンドを説明するための説明図である。この第2実施
形態においては、第1実施形態と同様に複数種類の変動
開始コマンドが定義されており、各変動開始コマンドに
よって可変表示期間(表示時間)と変動パターンとが指
定される。基本回路53は、動作振分用ランダムカウン
タC_RND_RCHの抽出値に基づいて、複数種類の
変動パターンのいずれとするかを決定し、その決定結果
に従った変動開始コマンドを表示制御基板80に対して
出力する。図47には、動作振分用ランダムカウンタC
_RND_RCHの抽出値と変動パターンとの対応関係
も示されている。なお、動作振分用ランダムカウンタC
_RND_RCHの括弧内に示した抽出値は、表示結果
を大当りとする際の振分態様を示すものであり、括弧書
き以外の値は、表示結果をはずれとするときの振分態様
を示すものである。動作振分用ランダムカウンタC_R
ND_RCHの括弧内に示した抽出値と変動パターンと
の対応関係を定義した大当り時動作設定テーブルと、動
作振分用ランダムカウンタC_RND_RCHの括弧書
き以外に示した抽出値と変動パターンとの対応関係を定
義したはずれ時動作設定テーブルとは、ともに基本回路
53のROM54に記憶されている。この大当り時動作
設定テーブル、または、はずれ時動作設定テーブルは、
図49を用いて後述するSC102またはSC103で
設定される。なお、動作振分用ランダムカウンタの抽出
値が示されていない変動パターンについては、使用しな
いコマンドである。
【0224】第2実施形態における変動開始コマンド
は、第1実施形態と同様にMODEデータ「80H」に
よって示され、その詳細な指定内容はEXTデータによ
って指定される。たとえば、動作振分用ランダムカウン
タC_RND_RCHの抽出値が0の場合には、ノーマ
ル変動パターン1またはノーマルリーチ変動パターン1
が選択される。ノーマル変動パターン1が選択されるか
ノーマルリーチ変動パターン1が選択されるかは、大当
り決定ランダムカウンタの抽出値が大当り判定値である
か否かに左右される。大当り判定値である場合には、リ
ーチを伴うノーマルリーチ変動パターン1が選択され、
そうでない場合にはリーチが成立しないノーマル変動パ
ターン1が選択されるのである。たとえば、ノーマル変
動パターン1が選択された場合には、併せて表示時間T
1を指定する変動開始コマンド「80H 00H」が設
定される。一方、ノーマルリーチ変動パターン1が選択
された場合には、併せて表示時間T4を指定する変動開
始コマンド「80H 03H」が設定される。
【0225】図48は、特別図柄判定処理2を説明する
ためのフローチャートである。第1実施の形態の特別図
柄判定処理として示した図11と比較すると、この特別
図柄判定処理2においては、リーチフラグの設定に関す
るステップSA9〜SA11が削除されていることがわ
かる。この第2実施の形態においては、後述するSC1
05において抽出される動作振分用ランダムカウンタC
_RND_RCHの値によって、リーチ状態とするか否
かが決定されるためである。
【0226】なお、SA9〜SA11が削除されている
以外、特別図柄判定処理2はすでに図11を用いて説明
した特別図柄判定処理と同様であるために、これ以上の
特別図柄判定処理2の詳細な説明は省略する。
【0227】図49は、図柄変動設定処理2を説明する
ためのフローチャートである。この図柄変動設定処理2
は、図12に示した第1実施の形態の図柄変動設定処理
に代えて実行される処理である。
【0228】この図柄変動設定処理2においては、ま
ず、出力タイマが設定済みであるか否かが判断され(S
C101)、出力タイマが設定されていない場合には、
大当りフラグが設定されているか否かが判断される(S
C102)。図48のSA6で大当りフラグが設定され
ている場合には、前述した大当り時動作設定テーブルが
設定され(SC103)、大当りフラグが設定されてい
ない場合には、前述したはずれ時動作設定テーブルが設
定される(SC104)。
【0229】次に、変動振分用ランダムカウンタC_R
ND_RCHの値が抽出され(SC105)、SC10
3またはSC104のいずれか一方で設定された動作設
定テーブルを用いて、図47に示したように変動パター
ンが設定される(SC106)。
【0230】次に、設定された変動パターンを特定可能
な変動パターンデータが出力データ格納領域にセットさ
れ(SC107)、変動パターンに対応した出力タイマ
がセットされる(SC108)。次に、大当りフラグが
セットされているか否かが判断され(SC109)、大
当りフラグがセットされている場合にはC_RND_K
の値が抽出され(SC110)、大当りフラグがセット
されていない場合にはC_RND_Zの値が抽出される
(SC111)。そして、SC110またはSC111
で抽出された値に基づいて、確定図柄を指定する特別図
柄データが抽出値される(SC112)。たとえば、大
当りフラグがセットされており、C_RND_Kの値が
抽出された場合には、このSC112で実質的に確変大
当りとするか通常大当りとするか、および大当り図柄の
種類が定められることになる。また、大当りフラグがセ
ットされていないためにC_RND_Zの値が抽出され
た場合には、このSC112ではずれ図柄の種類が定め
られることになる。
【0231】次に、SC112で定められた確定図柄デ
ータが、出力データ格納領域にセットされ(SC11
3)、次に、C_RND1の値が格納された特別図柄判
定用バンクのデータをシフトさせる処理が実行される
(SC114)。すなわち、バンク0のデータが廃棄さ
れ、バンク1〜3のそれぞれのデータが1つ先のバンク
にシフトされる。これにより、次のデータ(新たにバン
ク0にシフトされたC_RND1の抽出値)が大当り判
定の処理に用いられる状態になる。次に、特別図柄判定
用バンク3の記憶データがクリアされる(SC11
5)。これにより、新たな始動入賞に応じたC_RND
1の抽出値を特別図柄判定用バンク3に記憶させること
が可能になる。なお、この第2実施の形態においては、
第1実施の形態のような左図柄判定用バンクは使用され
ない。
【0232】次に、出力タイマのタイマ値が0になって
いるか否かが判断される(SC116)。出力タイマの
タイマ値が0になっていない場合には、変動パターンに
対応した可変表示期間が終了していないために可変表示
装置8において特別図柄の変動が継続されているものと
判断できる。したがって、この場合にはプロセスフラグ
を更新する処理を行なうことなく、図柄変動設定処理が
終了される。これにより、再度、特別図柄プロセス処理
が実行された場合には、この図柄変動設定処理が再度実
行され、SC101において出力タイマが設定済みであ
ると判断されて再度SC116において出力タイマのタ
イマ値が0であるか否かが判断される。そして、出力タ
イマのタイマ値が0になっている場合には可変表示装置
8における特別図柄の可変表示が終了して表示結果が導
出表示されているものと判断できるために、プロセスフ
ラグの値が大当り開始処理または特別図柄変動待ち処理
を実行できる値に更新され(SC117)、処理が終了
する。
【0233】図50は、第2実施形態において表示制御
基板80側で使用される各種ランダムカウンタを説明す
るための説明図である。図50には、第1実施の形態に
対応する図24に示したランダムカウンタD_RND_
Z1およびD_RND_Z2の他、第2実施の形態特有
のD_RND_P、D_RND_K、およびD_RND
_SAIが示されている。
【0234】D_RND_Pは、確定図柄を表示する位
置を決定するための確定図柄表示位置決定用ランダムカ
ウンタである。このランダムカウンタは、表示用乱数処
理1において1ずつ加算更新され、0から加算更新され
てその上限である2まで加算更新された後再度0から加
算更新される。
【0235】D_RND_Kは、1リールの図柄数を決
定するための使用リール(図柄数)決定用ランダムカウ
ンタである。このランダムカウンタは、表示用乱数処理
1において1ずつ加算更新され、0から加算更新されて
その上限である5まで加算更新された後再度0から加算
更新される。
【0236】D_RND_SAIは、後述する再リーチ
の領域数を決定するための再リーチの領域数決定用ラン
ダムカウンタである。このランダムカウンタは、表示用
乱数処理2において1ずつ加算更新され、0から加算更
新されてその上限である3まで加算更新された後再度0
から加算更新される。
【0237】図51は、使用リール(図柄数)決定用ラ
ンダムカウンタD_RND_Kの抽出値と、それによっ
て決定される1リールの図柄数との対応関係を説明する
ための説明図である。第2実施の形態においては、1リ
ールの図柄数が使用リール(図柄数)決定ランダムカウ
ンタD_RND_Kの抽出値と、確定図柄の種類とに基
づいて決定される。図示するように、確定図柄がはずれ
図柄である場合には、1リールの図柄数は5図柄、8図
柄、10図柄のうちのいずれかとされる。確定図柄が確
変当り図柄である場合には、1リールの図柄数が2図
柄、5図柄、8図柄、10図柄のうちのいずれかとされ
る。確定図柄が確変図柄以外の大当り図柄である場合に
は、1リールの図柄数が1図柄、2図柄、5図柄、8図
柄のうちのいずれかとされる。その図柄数のうちのいず
れとするかは、D_RND_Kの抽出値に基づいて決定
される。たとえば、確定図柄がはずれ図柄である場合に
は、D_RND_Kの抽出値0に従って1リールの図柄
数が5図柄に設定され、抽出値1〜2に従って1リール
の図柄数が8図柄に設定され、抽出値3〜5に従って1
リールの図柄数が10図柄に決定される。また、確定図
柄が確変大当り図柄の場合には、抽出値0に従って1リ
ールの図柄数が2とされ、抽出値1〜2に従って1リー
ルの図柄数が5図柄とされ、抽出値3〜4に従って1リ
ールの図柄数が8図柄とされ、抽出値5に従って1リー
ルの図柄数が10図柄とされる。
【0238】図示する対応関係から容易に理解されるよ
うに、1リールの図柄数は確定図柄が「はずれ」、「大
当り」、「確変大当り」の順に少なくなるように設計さ
れている。これにより、1リールの図柄数が少ないほど
遊技者は大当りに対してより大きな期待感を抱くことが
できる。このため、リールの表示内容と大当り確率とが
食い違ったものになることを防止できる。
【0239】図52は、画像表示領域9に表示されるリ
ールを説明するための説明図である。
【0240】図46に示したように、遊技制御基板31
側の基本回路53は、確定図柄として、0、4〜7のう
ちのいずれかを決定する。すなわち、基本回路53が認
識している図柄は、0、4〜7の6図柄のみである。基
本回路53が認識している図柄により構成されるリール
が図52の(a)に示されている。一方、表示制御基板
80側の表示制御用CPU101は、基本回路53が認
識している図柄以外の図柄をも1リールに含めて表示制
御可能に構成されている。表示制御用CPU101が選
択的に表示制御可能なリールについては、図52の
(1)〜(5)に示されている。(1)は1リールの図
柄数が1個の場合を示しており、(2)は1リールの図
柄数が2個の場合を示しており、(3)の1リールの図
柄数が5個の場合を示している。さらに、(4)は1リ
ールの図柄数が8個の場合を示しており、(5)は1リ
ールの図柄数が10個の場合を示している。このよう
に、表示制御用CPU101は、基本回路53が認識し
ない図柄を独自に表示することが可能である。これらの
図柄のうち、「0」および「7」が大当り図柄であり、
それ以外の図柄はすべてはずれ図柄である。また、
「0」と「7」の大当り図柄のうち、「7」が確変図柄
である。図51を用いて説明したように、大当りの期待
度は1リールの図柄数が少ないほど大きくなり、図柄数
が多くなるほど小さくなるように構成されている。
【0241】以上のような1リール上の図柄配列数の変
更は、変動の開始に関連して行なわれ、図柄の確定時に
は元のリール配列に戻される。このようにすれば、表示
制御基板80(表示制御用CPU101)が独自に演出
を行なっている場合とそうでない場合との区別が可能で
ある。
【0242】図53は、表示図柄設定処理を説明するた
めのフローチャートである。表示図柄設定処理は、表示
制御基板80側の表示制御用CPU101により実行さ
れる処理である。この表示図柄設定処理においては、ま
ず、遊技制御基板31側から出力された確定図柄指定コ
マンドが抽出される(S2101)。次に、抽出された
確定図柄指定コマンドに基づいて、確定図柄ははずれ図
柄であるか否かが判断される(S2102)。図46に
示すように、EXTデータが「02H〜04H」のいず
れかの場合にははずれ図柄と判断され、その場合には、
はずれ時リール配列設定値によりリールが設定され(S
2103)、S2107に移行する。はずれ時リール配
列判定値とは、具体的には、図51に示した判定値のう
ち、「特定図柄=はずれ」に対応する判定値である。
【0243】S2102において確定図柄が当り図柄で
あると判断された場合、すなわち、図47に示すよう
に、EXTデータが「00H」または「01H」である
場合には、そのEXTデータに基づいて確定図柄の種類
が数字図柄「0」であるか否かが判断される(S210
4)。確定図柄の種類が数字図柄「0」の場合には、確
変図柄ではないために、大当り時リール配列判定値によ
りリールが設定される(S2105)。大当り時リール
配列判定値とは、具体的には、図51に示した判定値の
うち、「確定図柄=大当り」に対応する判定値である。
一方、確定図柄が「0」でないと判断された場合には、
すなわち、確定図柄が確変図柄「7」であるために、確
変当り時リール配列判定値によりリールが設定される
(S2106)。確変当り時リール配列判定値とは、具
体的には、図51に示した判定値のうち、「確定図柄=
確変当り」に対応する判定値である。
【0244】S2103、S2105、またはS210
6のうちのいずれかでリールが設定された後、確定図柄
表示位置決定用ランダムカウンタD_RND_Pの値が
抽出され(S2107)、続いてその抽出値に基づいて
停止図柄が確定図柄であることを示すキャラクタ表示を
左中右リールのうちのいずれに行なうかが設定される
(S2108)。たとえば、左リールに設定することが
決定された場合には、図56(h)の左図柄に示すよう
に、その図柄が確定図柄であることを示すキャラクタ5
80が表示される。
【0245】次に、図柄表示用ランダムカウンタD_R
ND_Z1、D_RND_Z2の値が抽出される(S2
109)。図柄表示用ランダムカウンタD_RND_Z
1およびD_RND_Z2は、確定図柄以外の停止図柄
を決定するためのランダムカウンタである。次に、D_
RND_Z1およびD_RND_Z2の抽出値に対応す
る図柄が、S2103,S2105,S2106のうち
のいずれかで設定されたリールの範囲内であるか否か、
すなわち、その図柄が設定されたリールに存在するか否
かが判断される(S2110)。存在する場合には、S
2112に移行するが、存在しない場合には、設定され
たリール内に存在する図柄とされるようにD_RND_
Z1およびD_RND_Z2の抽出値が調整される(S
2111)。次に、確定図柄以外のキャラクタ図柄が設
定され(S2112)、処理が終了する。なお、確定図
柄以外のキャラクタ図柄とは、図56(h)に示された
確定図柄以外の図柄である。具体的には、特別図柄の変
動を開始させた後、仮の表示結果を導出表示させる際
に、確定図柄とともに停止させる図柄であり、たとえ
ば、図56(a)に示された「6」,「5」である。
【0246】図54は、再リーチ決定用ランダムカウン
タD_RND_SAIによって決定される再リーチの領
域数と確定図柄との対応関係を説明するための説明図で
ある。この第2実施形態においては、一旦、リーチが成
立していないはずれの表示態様となった場合であって
も、図柄の表示領域が複数に分割して表示された後にそ
の複数分割された領域のうちのいくつかの領域において
リーチが成立する場合がある。このリーチを再リーチと
いう。再リーチの領域数は、D_RND_SAIの抽出
値と確定図柄の種類とに基づいて図示のように決定され
る。たとえば、確定図柄がはずれ図柄の場合には、D_
RND_SAIの抽出値0〜2に従って再リーチ領域数
が0に決定され、抽出値3に従って再リーチ領域数が1
に決定される。ここで、再リーチ領域数が0に設定され
た場合には、再リーチは成立しない。また、確定図柄が
確変図柄である場合には、D_RND_SAIの抽出値
0に従って再リーチ領域数が2とされ、抽出値1〜3に
従って再リーチ領域数が3とされる。さらに、確定図柄
が確変図柄以外の当り図柄である場合には、D_RND
_SAIの抽出値1に従って再リーチ領域数が2に設定
され、抽出値2〜3に従って再リーチ領域数が3に設定
される。以上のように再リーチ領域数が設定されるた
め、大当りの場合ほど、再リーチ領域数が多く設定され
る確率が高くなり、特に、確変大当りのほうが通常大当
りの場合よりも再リーチ領域数が多く設定される確率が
高くなる。このため、再リーチ領域数が多く表示される
ほど、遊技者は可変表示に大きな期待を抱くことができ
る。
【0247】図55は、再リーチ設定処理を選択するた
めのフローチャートである。再リーチ設定処理は、表示
制御基板80側の表示制御用CPU101により実行さ
れる処理である。
【0248】この再リーチ設定処理においては、まず、
確定図柄指定コマンドが抽出される(S2201)。次
に、抽出された確定図柄指定コマンドに基づき、確定図
柄がはずれ図柄であるか否かが判断される(S220
2)。はずれ図柄である場合には、はずれ時判定値によ
り再リーチ領域が設定される(S2203)。ここで、
はずれ時判定値とは、具体的には、図54に示した「確
定図柄=はずれ」に対応する判定値である。
【0249】確定図柄がはずれ図柄でないと判断された
場合には、確定図柄が0であるか否かが判断される(S
2204)。確定図柄が0の場合には、大当り時判定値
により再リーチ領域が設定される(S2205)。ここ
で、大当り時判定値とは、具体的には、図54に示した
「確定図柄=大当り」に対応する判定値である。S22
04において確定図柄が0でないと判断された場合、す
なわち、確定図柄が確変図柄「7」であると判断された
場合には、確変当り時判定値により再リーチ領域が設定
される(S2206)。ここで、確変当り時判定値と
は、具体的には、図54に示した「確定図柄=確変当
り」に対応する判定値である。
【0250】S2203、S2205、S2206のう
ちのいずれかで再リーチ領域が設定された後、再リーチ
設定処理は終了する。
【0251】図56は、第2実施形態として画像表示領
域9に表示される表示画面を示す図である。第2実施形
態においては、たとえば、左中右図柄が一斉変動を開始
した後、図56(a)に示すように、はずれの表示態様
が一旦停止表示される。なお、このはずれの表示結果の
うちの「7」は、遊技制御基板31の基本回路53によ
り決定された確定図柄である。また、「5」および
「6」は、図53のS2112においてキャラクタ図柄
として設定された図柄である。次に、図56(b)〜図
56(g)に示すように、再リーチ演出がなされる。図
56(b)に示すように、「657」の表示状態が3つ
に分裂する。すなわち、ここでは、図54に示した再リ
ーチの領域数=3に対応する演出がなされている。
【0252】その後、図56(c)に示すように、分裂
領域9A〜9Cのうちの左右に分裂された分裂領域9
A,9Cにおいて、それぞれ「6」、「7」によるリー
チが成立する。なお、中央の分裂領域9Bについては、
はずれの表示状態とされている。その後、3つの分裂領
域9A〜9Cが図56(d)に示すように、表示態様を
変化させる。ここでは、大当りとなる期待度が最も低い
分裂領域9B「653」が最も小さく表示され、次に期
待度の高い分裂領域9A「6↓6」が中程度の大きさで
表示され、最も期待度の大きい分裂領域9C「7↓7」
が大きく表示されている。なお、「↓」は、その方向に
図柄がスクロール表示されていることを示している。次
に、図56(e)に示すように、各分裂領域において図
柄がすべて停止する。そして、各分裂領域が図56
(e)、図56(f)に、時計回りに順次移動表示され
る。この移動表示の際には、各分裂領域の大きさが順次
変更される。これは、所定時間が経過すれば、図56
(g)に示すように、移動表示が停止され、一番大きい
分裂領域9Cが選択される。次に、図56(h)に示す
ように、表示内容が切換わり、図56(g)において最
も大きく表示された分裂領域9Cのみが画像表示領域9
に表示され、かつ、キャラクタ580が確定図柄部分に
表示される。この表示により、確定図柄が「7」である
ことが遊技者に示される。このキャラクタ580は、一
定時間表示が継続された後、消去される。なお、この確
定図柄が、遊技制御基板31側から送信された確定図柄
指定コマンドに基づく図柄である。
【0253】第3実施の形態 次に、図57〜図62を参照して、第3実施の形態を説
明する。この第3実施の形態においては、確定図柄指定
データとしては、はずれであるか大当りであるかのいず
れかを指定するデータのみが送信される。
【0254】図57は、リーチ制御基板31側の基本回
路53が用いるランダムカウンタを説明するための説明
図である。第2実施の形態として説明した図45と比較
して、この第3実施の形態においては、C_RND_Z
を使用しない点を除いて、第2実施の形態と同一のラン
ダムカウンタが使用される。すなわち、C_RND1に
より大当り判定がなされ、C_RND_Kにより確変判
定がなされ、C_RND_RCHにより変動パターンの
振り分けがなされる。
【0255】特に、第3実施の形態においては、確変判
定用ランダムカウンタC_RND_Kにより確変大当り
とすることが決定された場合には、たとえば大当りに基
づく特定遊技状態の終了後、あるいは特定遊技状態中に
おいて、所定の表示器(7セグメントからなる表示器)
を所定の態様とすることによって確変であることが報知
される。したがって、表示制御基板80側による表示制
御によっては、確変であることは報知されない。なお、
これに代えて、特定遊技状態の終了後に、確変であるこ
とを示す表示制御コマンドを表示制御基板80に対して
出力し、または、大当りラウンド中に確変であることを
示す表示制御コマンドを表示制御基板80に出力し、所
定の抽出画面が画像表示領域9に表示されるように構成
してもよい。
【0256】図58は、確定図柄指定コマンドを説明す
るための説明図である。図示するように、確定図柄指定
コマンドであることはMODEデータ「90H」によっ
て示される。また、確定図柄が大当り図柄0であること
がEXTデータ「00H」によって指定され、確定図柄
がはずれ図柄1であることがEXTデータ「01H」に
よって指定される。
【0257】図59は、変動開始コマンドを説明するた
めの説明図である。第3実施の形態においては、動作振
分用ランダムカウンタC_RND_RCHの抽出値に基
づいて、変動パターン1〜変動パターン5のうちのいず
れかの変動パターンが選択される。なお、図中、括弧内
の抽出値は、大当りとすることが決定された場合に採用
される抽出値であり、括弧書き以外の抽出値ははずれと
することが決定された場合に採用される抽出値である。
たとえば、大当り決定ランダムカウンタの抽出値に基づ
いて大当りとすることが決定され、かつ、動作振分用ラ
ンダムカウンタの抽出値が0の場合には、変動パターン
1が選択される。変動パターン1が選択された場合に
は、変動開始コマンドとして「80H 00H」が設定
される。この変動開始コマンドにより、変動パターン1
であること、および、可変表示期間がT1であることが
指令される。
【0258】この図59に示すように、大当りとするこ
とが決定された場合の変動パターンの採用率は、変動パ
ターン5、4、3、2、1の順で高くなる。一方、はず
れとすることが決定された場合の変動パターンの採用率
は、逆に変動パターン1、2、3、4、5の順で高くな
る。よって、大当りの期待度は、変動パターン1、2、
3、4、5の順に高くなる。
【0259】図60は、表示制御コマンドと図柄の変動
との対応関係を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【0260】遊技制御基板31が表示制御基板80に対
して変動開始コマンドが受信された場合には、そのコマ
ンドに基づいて可変表示期間Tnが特定されて図柄の変
動が開始される。また、図柄の変動途中の演出表示パタ
ーンについては、変動開始コマンドに応じて表示制御基
板80側で独自に決定され、変動の開始から変動開始区
間aが終了した時点でその独自に決定した演出表示が開
始される。
【0261】また、変動開始コマンドに続いて、確定図
柄指定コマンドが受信される。表示制御基板80側で
は、この確定図柄指定コマンドにより表示結果を大当り
とするかはずれとするかが認識される。
【0262】変動開始コマンドによって指定される可変
表示期間Tnが終了する直前においては、図示するよう
に確定コマンド待ち区間bが設定されている。表示制御
基板80は、この確定コマンド待ち区間bにおいて、遊
技制御基板31から図柄確定コマンドが送信されるのを
待つ。そして、その図柄確定コマンドが送信された時点
で、確定図柄指定コマンドによって指定される表示結果
を導出表示する。
【0263】以上、図60を用いて説明したように、可
変表示装置8を可変開始させるタイミングで変動開始コ
マンドが出力され、表示結果を導出表示させるタイミン
グで図柄確定コマンドが出力されるために、それらのコ
マンドによって、表示制御基板80側の表示制御用CP
U101は、可変開始時期と表示結果を導出表示させる
時期とを特定できる。さらに、変動開始コマンドには変
動パターンを特定可能なデータが含まれており、そのコ
マンドによって表示制御用CPU101は可変開始時期
に加えて、変動パターンをも特定できる。
【0264】図61は、図60に示した変動パターン1
〜変動パターン5の具体例を説明するための説明図であ
る。表示制御基板80は、遊技制御基板31から出力さ
れた変動開始コマンドに基づき、たとえば以下のような
表示内容を設定する。
【0265】EXTデータが「00H」の場合には、図
柄をA、A、Aの順で表示する。EXTデータが「01
H」の場合には、図柄をA、B、Aの順で表示する。図
59に示した動作振分用ランダムカウンタC_RND_
RCHの抽出値と変動パターンとの対応関係から理解さ
れるように、変動パターン1〜変動パターン5の順で、
大当り期待値が高くなるように構成され、その結果、変
動パターン1に対応する図柄A,A,A順の表示より
も、変動パターン5に対応する図柄A,B,C順の表示
の方が大当り期待度が高くなる。
【0266】図62は、第3実施の形態として画像表示
領域9に表示される表示画面を説明するための説明図で
ある。この第3実施形態においては、可変表示される図
柄はキャラクタの動作によって現れるA〜Cのうちのい
ずれかの図柄とされている。また、当りはずれは○×に
よって表示される。
【0267】図62(a)には、前回の可変表示結果が
示されている。この表示結果は、「×」であり、はずれ
であることを示している。たとえば始動記憶に基づいて
可変表示可能な状態となると、その表示画面が図62
(b)に示すような表示内容に切換わる。ここでは、キ
ャラクタ640が幕641で図柄を隠したような表示演
出がなされている。その後、図62(c)に示すよう
に、キャラクタ640が幕641を下ろす動作をし、そ
こに図柄が現れる。次に、図62(d)に示すように、
キャラクタ640が再度幕641を引上げた後、図62
(e)に示すように幕を下ろす動作を行なう。これによ
り、図柄Bが表示される。その後同様にして、図62
(f)、図62(g)に示す変動パターン5(図59、
図61参照)による可変表示がなされた後、図62
(h)に示すように、遊技制御基板31から事前に受信
した確定図柄指定コマンドに従った表示結果が示され
る。なお、図62(h)には「○」が表示され、大当り
であることが示されている。
【0268】このように、この第3実施形態において
は、図柄が幕641の上げ下げによって順次表示され、
かつその表示される順序や表示される種類に応じて大当
りの期待度が異なるため、遊技者の期待感を段階的に高
めることができる。
【0269】次に、以上説明した実施の形態の変形例や
特徴点を以下に列挙する。 (1) 「前記識別情報決定手段の決定結果を特定可能
な指令情報を前記可変表示制御手段へ出力可能であると
ともに、前記可変表示期間決定手段の決定結果を特定可
能な指令情報を前記可変表示制御手段へ出力可能な指令
情報出力手段」が出力する前記指令情報として、変動開
始コマンドと確定図柄指定コマンドとを例に挙げ、変動
開始コマンドと確定図柄指定コマンドと異なるタイミン
グで遊技制御基板31から表示制御基板80に出力され
るように構成した。しかしながら、これに代えて、たと
えば、変動開始コマンドに確定図柄データを含ませて、
1つのコマンドによって可変表示期間と確定図柄とが指
定されるように構成してもよい。
【0270】(2) リーチ状態とは、複数種類の識別
情報を可変表示可能な可変表示部を複数有する可変表示
装置を含み、該複数の可変表示部が可変開始した後、当
該複数の可変表示部の表示結果が複数本の当りライン上
のうちの少なくとも1本の当りライン上において特定の
識別情報の組合わせとなった場合に遊技者にとって有利
な特定遊技状態に制御可能となる遊技機において、前記
複数の可変表示部の表示結果の一部がまだ導出表示され
ていない段階で、既に導出表示されている表示結果が前
記複数本の当りライン上のうちの少なくとも1本の当り
ライン上において前記特定の識別情報の組合わせとなる
条件を満たしている表示状態をいう。
【0271】また、別の表現をすれば、リーチ状態と
は、可変表示装置の可変表示制御が進行して表示結果が
導出表示される前段階にまで達した時点でも、前記特定
の識別情報の組合わせとなる表示条件から外れていない
表示態様をいう。そして、たとえば、前記特定の識別情
報の組合せが揃った状態を維持しながら複数の前記可変
表示部による可変表示を行なう状態もリーチ状態に含ま
れる。
【0272】また、リーチ状態とは、可変表示装置の可
変表示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階
にまで達した時点での表示状態であって、前記表示結果
が導出表示される以前に決定されている前記複数の可変
表示部の表示結果の少なくとも一部が前記特定の識別情
報の組合せとなる条件を満たしている場合の表示状態を
いう。さらにリーチの中には、それが出現すると、通常
のリーチに比べて、大当りが発生しやすいものがある。
このような特定のリーチをスーパーリーチという。
【0273】(3) 図61のA,B,Cをそれぞれ図
柄としたが、演出表示の発展を示すものでもよい。たと
えば、陸上競技の高飛びにおいて、「A−走る、B−ジ
ャンプ、C−バーを越える」、また、「○−飛越える、
×−失敗」として、「A−助走準備、B−走る、C−ジ
ャンプ」のようにして、確定図柄自体を演出の結果の一
部として構成するようにしてもよい。
【0274】(4) 今回開示された実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて
特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等
の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが
意図される。
【0275】
【課題を解決するための手段の具体例】パチンコ遊技機
1により、複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表
示部を複数有する可変表示装置を含み、該複数の可変表
示部が可変開始した後、当該複数の可変表示部の表示結
果が複数本の当りライン上のうちの少なくとも1本の当
りライン上において特定の識別情報の組合わせとなった
場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御可能と
なる遊技機が構成されている。
【0276】可変表示装置8により、複数種類の識別情
報を可変表示可能な可変表示部を複数有する可変表示装
置が構成されている。図37〜図44、図56におい
て、前記可変表示装置8の複数の可変表示部が示されて
いる。特別図柄により、前記識別情報が構成されてい
る。また、前記可変表示部に可変表示される複数種類の
識別情報の具体例は、たとえば、図52に示されてい
る。図31の1〜6により、前記複数本の当りラインが
構成されている。そして、その当りラインのうちのいず
れかに大当り図柄(たとえば、7)が3つ揃う態様によ
り、前記特定の識別情報の組合わせが構成されている。
大当り状態により、前記特定遊技状態が構成されてい
る。
【0277】遊技制御基板31(基本回路53)によ
り、前記遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手段が構
成されている。表示制御基板80(表示制御用CPU1
01)により、前記複数の可変表示部を可変開始させた
後、該複数の可変表示部の表示結果を導出表示させる可
変表示制御を行なう可変表示制御手段、前記複数本の当
りライン上のうちのいずれかに前記識別情報の組合せを
表示制御可能な可変表示制御手段が構成されている。
【0278】図11、図48のSA5、SA6により、
前記特定遊技状態とするか否かを決定する特定遊技状態
決定手段が構成されている。図12のSC11、図49
のSC112により、該特定遊技状態決定手段の決定に
従い、前記複数の可変表示部における表示結果として導
出表示する識別情報の組合わせを決定する識別情報決定
手段が構成されている。図12のSC15、図49のS
C106により、前記複数の可変表示部を可変開始させ
てから、該複数の可変表示部の表示結果が導出表示され
るまでの可変表示期間を決定する可変表示期間決定手段
が構成されている。図15に示した表示制御データ処理
のステップにより、前記識別情報決定手段の決定結果を
特定可能な指令情報を前記可変表示制御手段へ出力可能
であるとともに、前記可変表示期間決定手段の決定結果
を特定可能な指令情報を前記可変表示制御手段へ出力可
能な指令情報出力手段が構成されている。確定図柄指定
コマンドにより、前記識別情報決定手段の決定結果を特
定可能な指令情報が構成されている。変動開始コマンド
により、前記可変表示期間決定手段の決定結果を特定可
能な指令情報が構成されている。
【0279】図34の確定図柄設定処理のステップによ
り、前記識別情報決定手段により決定された識別情報の
組合わせを導出表示する当りラインを前記複数本の当り
ラインのうちから選択する当りライン選択手段が構成さ
れている。そして、図22または図60においては、前
記可変表示制御手段は、前記指令情報出力手段から出力
された指令情報(変動開始コマンド)に基づいて、前記
複数の可変表示部を可変開始させることが開示されてい
る。さらに、図38(e)、図39(c)、および図4
0(h)により、前記可変表示制御手段は、前記当りラ
イン選択手段が選択した当りラインに前記識別情報決定
手段が決定した識別情報の組合せを導出表示させること
が開示されている。
【0280】前記可変表示制御手段は、図40(g)に
示したように、前記複数の可変表示部を可変開始させた
後、前記当りライン選択手段により選択された当りライ
ンとは異なる当りライン上にもリーチ状態を表示可能で
ある。すなわち、図40(g)においては、「7」2つ
横方向に揃ったラインが前記当りライン選択手段により
選択された当りラインであり、その方向のみならず、対
角線の当りラインにおいても、「6」および「8」によ
るリーチ状態が表示されている。このような制御を行な
うための処理は、図35に示した停止図柄設定処理にお
いて実行される。
【0281】また、前記可変表示制御手段は、たとえ
ば、図38(e)または図39(c)の強調枠に示され
るように、前記当りライン選択手段により選択された当
りライン上に前記識別情報決定手段により決定された識
別情報の組合せが導出表示された場合に、該識別情報の
組合せが前記複数の可変表示部の表示結果であることを
識別可能な所定の識別用表示演出をする。
【0282】たとえば、図38において示したように、
変動開始時の可変表示部の態様は横並びに3つ示された
第1の態様であり、1つの当りラインのみが形成され
る。その後、可変表示部が増加して図38(d)に示す
ような3行3列の第2の態様となり、複数の当りライン
が形成される。そして、表示結果が確定した際には、図
38(f)に示したように、前記第1の態様に戻る。こ
れにより、「前記可変表示制御手段は、所定の第1の態
様で表示される複数の可変表示部を可変開始させた後、
該複数の可変表示部を前記第1の態様とは異なる第2の
態様に切替えて前記可変表示制御を継続し、前記複数の
可変表示部の表示結果を表示する場合に前記複数の可変
表示部を前記第1の態様に切替えること」が開示され、
かつ、「前記可変表示制御手段は、1本の当りラインの
みが形成される第1の態様で表示された複数の可変表示
部を可変開始させた後、該複数の可変表示部を複数本の
当りラインが形成される第2の態様に切替えて前記可変
表示制御を継続し、前記複数の可変表示部の表示結果を
表示する場合に前記複数の可変表示部を前記第1の態様
に切替えること」が開示されている。また、このよう
に、前記可変表示制御手段は、前記複数の可変表示部を
可変開始させた後、前記当りラインの数を増加させる制
御が可能である。
【0283】図22に示すように、前記指令情報出力手
段は、前記複数の可変表示部を可変開始させる時期に関
連するタイミング(変動開始に合わせたタイミング)で
所定の指令情報(変動開始コマンド)を前記可変表示制
御手段へ出力可能であるとともに、前記複数の可変表示
部の表示結果を導出表示させる時期に関連するタイミン
グ(変動を終了させるタイミング)で所定の指令情報
(図柄確定コマンド)を前記可変表示制御手段へ出力可
能である。
【0284】図18、図47、および図59には、変動
開始コマンドによって指定される複数種類の変動パター
ンを示した。これらの変動パターンに対応するリーチ状
態の表示内容等の演出表示のための制御プログラムや画
像データは、表示制御基板80側のROM102、VD
P103、キャラクタROM86に格納されており、表
示制御用CPU101は、その制御プログラムに従って
各種変動パターンに対応する演出表示を行なう。これに
より、前記可変表示制御手段は、前記複数の可変表示部
を可変開始させた後、予め定められた複数種類の演出パ
ターンのうちのいずれかで演出表示を行なうことが可能
であることが開示されている。また、前記複数の可変表
示部を可変開始させる時期に関連するタイミングで出力
される指令情報(変動開始コマンド)には、前記演出パ
ターンを特定するために必要な情報(リーチの有無、可
変表示期間等を特定できる変動パターンデータ)が含ま
れている。
【0285】図5に示したように、表示制御基板80に
は入力バッファ回路105が設けられ、かつ、遊技制御
基板31には出力バッファ回路63が設けられている。
これにより、前記遊技制御手段と前記可変表示制御手段
との間では、前記遊技制御手段から前記可変表示制御手
段への一方向通信による情報の伝送が行なわれる。ま
た、図23を用いて前述したように、基本回路53は、
同一種類の表示制御コマンドについては表示制御基板8
0側の表示制御用CPU101が認識可能な態様で1回
のみ出力する。これにより、前記指令情報出力手段は、
同一種類の指令情報については前記可変表示制御手段が
認識可能な態様で1回のみ出力することが開示されてい
る。
【0286】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、前記可変表示制御手段は、遊技制御手段側
で可変表示装置の表示結果としての識別情報の組合わせ
が決定されると、それを導出表示する当りラインが可変
表示制御手段側で決定されるために、遊技制御手段側で
は当りラインを管理する必要がなくなり、これにより、
可変表示装置の表示制御に関する遊技制御手段側の処理
負担を軽減させることが可能となる。また、遊技制御手
段側の制御プログラムを一切変更することなく、可変表
示制御手段側の制御プログラムのみを変更することによ
って当りライン数を増減できるようになり、開発負担を
軽減できる。
【0287】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、当りライン選択手段により選択された当り
ラインとは異なる当りライン上にもリーチ状態を表示さ
せることが可変表示制御手段によって可能とされ、演出
の幅を広げることができる。
【0288】請求項3に関しては、請求項1または請求
項2に関する効果に加えて、当りライン選択手段により
選択された当りライン上に、識別情報決定手段により決
定された識別情報の組合せが導出表示された場合に、そ
の識別情報の組合せが前記複数の可変表示部の表示結果
であることを識別可能な所定の識別用表示演出がなされ
るために、複数の当りラインが表示された状態で表示結
果が導出表示された場合であっても、遊技者は、容易に
表示結果を識別できる。
【0289】請求項4に関しては、請求項1〜請求項3
のいずれかに関する効果に加えて、第1の態様で複数の
可変表示部が可変開始された後、第1の態様とは異なる
第2の態様に切替えられ、その後、表示結果が表示され
る場合に第1の態様に切替えられるために、遊技者は表
示状態の変化を楽しむことができるとともに、第2の態
様から再度、可変開始時の第1の態様となったことで、
表示結果が導出表示されたことを識別し易くなる。
【0290】請求項5に関しては、請求項4に関する効
果に加えて、1本の当りラインのみが形成される第1の
態様で複数の可変表示部が可変開始された後、複数本の
当りラインが形成される第2の態様に切替えられ、その
後、表示結果が表示される場合に元の第1の態様に切替
えられるために、遊技者は表示状態の変化を楽しむこと
ができるとともに、第2の態様から再度、可変開始時の
第1の態様となったことで、表示結果が導出表示された
ことを識別し易くなる。
【0291】請求項6に関しては、請求項1〜請求項4
のいずれかに関する効果に加えて、複数の可変表示部が
可変開始された後、当りラインの数が増加されるため
に、特定の識別情報の組合わせを成立させることのでき
るラインが増えることによって遊技者により大きな期待
感を付与できる。
【0292】請求項7に関しては、請求項1〜請求項6
のいずれかに関する効果に加えて、前記複数の可変表示
部が可変開始される時期に関連するタイミングで所定の
指令情報が可変表示制御手段へ出力されるとともに、前
記複数の可変表示部の表示結果が導出表示される時期に
関連するタイミングで所定の指令情報が可変表示制御手
段へ出力されるために、その指令情報によって、可変表
示制御手段は、可変開始時期と表示結果導出表示時期と
を特定できる。
【0293】請求項8に関しては、請求項7に関する効
果に加えて、前記複数の可変表示部を可変開始させる時
期に関連するタイミングで演出パターンを特定するため
に必要な情報を含む指令情報が出力されるために、可変
表示制御手段は、その指令情報によって可変開始時期に
加えて、演出パターンをも特定できる。
【0294】請求項9に関しては、請求項1〜請求項8
のいずれかに関する効果に加えて、遊技制御手段と可変
表示制御手段との間では、遊技制御手段から可変表示制
御手段への一方向通信による情報の伝送が行なわれるた
め、遊技制御手段に不正な信号を入力させて不正な制御
を行なう不正行為を防ぐことができる。
【0295】請求項10に関しては、請求項1〜請求項
9のいずれかに関する効果に加えて、指令情報出力手段
は、同一種類の指令情報については可変表示制御手段が
認識可能な態様で1回のみ出力するように構成されてい
るため、指令情報出力手段の処理負担を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カードユニットが隣接された遊技機の一例のパ
チンコ遊技機を示す全体正面図である。
【図2】カードユニットが隣接されたパチンコ遊技機の
一部内部構造を示す全体背面図である。
【図3】パチンコ遊技機の遊技盤の背面図である。
【図4】遊技制御基板における回路構成の一部を示すブ
ロック図である。
【図5】表示制御基板内の回路回路構成を、画像表示を
実現するCRTと共に示すブロック図である。
【図6】遊技制御基板側の基本回路が遊技制御に用いる
各種ランダムカウンタを示す図である。
【図7】始動記憶がある場合にその始動記憶に基づく特
別図柄の可変表示の結果大当りとするか否かを決定する
処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図8】基本回路により実行される遊技制御メイン処理
および割込処理を示すフローチャートである。
【図9】特別図柄プロセス処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図10】特別図柄変動待ち処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図11】特別図柄判定処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図12】図柄変動設定処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図13】図柄確定設定処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図14】大当り終了処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【図15】表示制御データ処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図16】出力待機処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図17】表示制御データ出力処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【図18】表示制御コマンドを説明するための説明図で
ある。
【図19】表示制御コマンドを説明するための説明図で
ある。
【図20】表示制御コマンドを説明するための説明図で
ある。
【図21】表示制御コマンドを説明するための説明図で
ある。
【図22】表示制御コマンドの出力タイミングと左中右
図柄の変動との関係を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図23】表示制御コマンドデータの出力タイミングと
表示制御基板側の表示制御コマンドのデータ取込タイミ
ングとを説明するためのタイミングチャートである。
【図24】表示制御基板側で表示制御に用いられる各種
ランダムカウンタを説明するための説明図である。
【図25】表示制御基板の表示制御用CPUが実行する
表示制御メイン処理を説明するためのフローチャートで
ある。
【図26】タイマ割込処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【図27】INT割込処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【図28】表示制御プロセス処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図29】コマンド処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図30】ランダムカウンタのカウンタ値と当りライン
との関係を説明するための説明図である。
【図31】可変表示装置の画像表示領域における当りラ
インの位置を示す説明図である。
【図32】画像表示領域に表示される特別図柄の表示用
データを格納する図柄設定テーブルを示す図である。
【図33】変動表示処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図34】確定図柄設定処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図35】停止図柄設定処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図36】表示ライン設定処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図37】画像表示領域において分離表示される特別図
柄の出現パターンおよび各出現段階における当りライン
の例を示す図である。
【図38】画像表示領域における可変表示の画面例を示
す図である。
【図39】画像表示領域における可変表示の画面例を示
す図である。
【図40】画像表示領域における可変表示の画面例を示
す図である。
【図41】図40に示した表示内容の変形例を説明する
ための説明図である。
【図42】特別図柄の変動中に当りライン数増加して表
示する他の表示例を説明するための図である。
【図43】特別図柄の変動途中にリーチラインを変更す
る場合の表示例を説明するための図である。
【図44】画像領域の画面例を説明するための図であ
る。
【図45】基本回路が使用するランダムカウンタを説明
するための説明図である。
【図46】表示制御コマンドを説明するための説明図で
ある。
【図47】表示制御コマンドを説明するための説明図で
ある。
【図48】特別図柄判定処理2を説明するためのフロー
チャートである。
【図49】図柄変動設定処理2を説明するためのフロー
チャートである。
【図50】表示制御基板側で用いられる各種ランダムカ
ウンタを説明するための説明図である。
【図51】使用リール決定用ランダムカウンタの抽出値
と、それによって決定される1リールの図柄数との対応
関係を説明するための説明図である。
【図52】画像表示領域に表示されるリールを説明する
ための説明図である。
【図53】表示図柄設定処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図54】再リーチ決定用ランダムカウンタによって決
定される再リーチの領域数と確定図柄との対応関係を説
明するための説明図である。
【図55】再リーチ設定処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図56】画像表示領域の画面例を示す図である。
【図57】遊技制御基板側で遊技制御に用いられる各種
ランダムカウンタを説明するための説明図である。
【図58】表示制御コマンドを説明するための説明図で
ある。
【図59】表示制御コマンドを説明するための説明図で
ある。
【図60】表示制御コマンドと図柄の変動との対応関係
を説明するためのタイミングチャートである。
【図61】表示制御コマンドを説明するための説明図で
ある。
【図62】画像表示領域の画面例を示す図である。
【符号の説明】
9は画像表示領域、31は遊技制御基板、53は基本回
路、56はCPU、63は出力バッファ回路、80は表
示制御基板、101は表示制御用CPU、101aはR
AM、102は制御データROM、103はVDP、1
05は入力バッファ回路である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の識別情報を可変表示可能な可
    変表示部を複数有する可変表示装置を含み、該複数の可
    変表示部が可変開始した後、当該複数の可変表示部の表
    示結果が複数本の当りライン上のうちの少なくとも1本
    の当りライン上において特定の識別情報の組合わせとな
    った場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御可
    能となる遊技機であって、 前記遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手段と、 前記複数の可変表示部を可変開始させた後、該複数の可
    変表示部の表示結果を導出表示させる可変表示制御を行
    なう可変表示制御手段とを含み、 前記遊技制御手段は、 前記特定遊技状態とするか否かを決定する特定遊技状態
    決定手段と、 該特定遊技状態決定手段の決定に従い、前記複数の可変
    表示部における表示結果として導出表示する識別情報の
    組合わせを決定する識別情報決定手段と、 前記複数の可変表示部を可変開始させてから、該複数の
    可変表示部の表示結果が導出表示されるまでの可変表示
    期間を決定する可変表示期間決定手段と、 前記識別情報決定手段の決定結果を特定可能な指令情報
    を前記可変表示制御手段へ出力可能であるとともに、前
    記可変表示期間決定手段の決定結果を特定可能な指令情
    報を前記可変表示制御手段へ出力可能な指令情報出力手
    段とを含み、 前記可変表示制御手段は、前記複数本の当りライン上の
    うちのいずれかに前記識別情報の組合せを表示制御可能
    であり、前記識別情報決定手段により決定された識別情
    報の組合わせを導出表示する当りラインを前記複数本の
    当りラインのうちから選択する当りライン選択手段を含
    み、 前記可変表示制御手段は、前記指令情報出力手段から出
    力された指令情報に基づいて、前記複数の可変表示部を
    可変開始させた後、前記当りライン選択手段が選択した
    当りラインに前記識別情報決定手段が決定した識別情報
    の組合せを導出表示させることを特徴とする、遊技機。
  2. 【請求項2】 前記可変表示制御手段は、前記複数の可
    変表示部を可変開始させた後、前記当りライン選択手段
    により選択された当りラインとは異なる当りライン上に
    もリーチ状態を表示可能であることを特徴とする、請求
    項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記可変表示制御手段は、前記当りライ
    ン選択手段により選択された当りライン上に前記識別情
    報決定手段により決定された識別情報の組合せが導出表
    示された場合に、該識別情報の組合せが前記複数の可変
    表示部の表示結果であることを識別可能な所定の識別用
    表示演出をすることを特徴とする、請求項1または請求
    項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記可変表示制御手段は、所定の第1の
    態様で表示される複数の可変表示部を可変開始させた
    後、該複数の可変表示部を前記第1の態様とは異なる第
    2の態様に切替えて前記可変表示制御を継続し、前記複
    数の可変表示部の表示結果を表示する場合に前記複数の
    可変表示部を前記第1の態様に切替えることを特徴とす
    る、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記可変表示制御手段は、1本の当りラ
    インのみが形成される第1の態様で表示された複数の可
    変表示部を可変開始させた後、該複数の可変表示部を複
    数本の当りラインが形成される第2の態様に切替えて前
    記可変表示制御を継続し、前記複数の可変表示部の表示
    結果を表示する場合に前記複数の可変表示部を前記第1
    の態様に切替えることを特徴とする、請求項4に記載の
    遊技機。
  6. 【請求項6】 前記可変表示制御手段は、前記複数の可
    変表示部を可変開始させた後、前記当りラインの数を増
    加させる制御が可能であることを特徴とする、請求項1
    〜請求項4のいずれかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記指令情報出力手段は、前記複数の可
    変表示部を可変開始させる時期に関連するタイミングで
    所定の指令情報を前記可変表示制御手段へ出力可能であ
    るとともに、前記複数の可変表示部の表示結果を導出表
    示させる時期に関連するタイミングで所定の指令情報を
    前記可変表示制御手段へ出力可能であることを特徴とす
    る、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記可変表示制御手段は、前記複数の可
    変表示部を可変開始させた後、予め定められた複数種類
    の演出パターンのうちのいずれかで演出表示を行なうこ
    とが可能であり、 前記複数の可変表示部を可変開始させる時期に関連する
    タイミングで出力される指令情報には、前記演出パター
    ンを特定するために必要な情報が含まれていることを特
    徴とする、請求項7に記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記遊技制御手段と前記可変表示制御手
    段との間では、前記遊技制御手段から前記可変表示制御
    手段への一方向通信による情報の伝送が行なわれること
    を特徴とする、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の
    遊技機。
  10. 【請求項10】 前記指令情報出力手段は、同一種類の
    指令情報については前記可変表示制御手段が認識可能な
    態様で1回のみ出力することを特徴とする、請求項1〜
    請求項9のいずれかに記載の遊技機。
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