JP2000343228A - プラズマトーチ及びその部品 - Google Patents
プラズマトーチ及びその部品Info
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Abstract
ノズルと電極の位置決め精度を向上させる。 【解決手段】 ノズル17の内周に絶縁体製のガイド1
5を介して電極13を嵌合し、この電極13の外周とガ
イド15の内周間、及びこのガイド15の外周とノズル
17の内周間に、部材相互の位置決めを可能にした弾性
を有するOリング92,93を介装し、横方向への位置
決め精度を向上させた。
Description
置決め精度を向上させたプラズマトーチに関する。
るように配置されたノズルをトーチ本体の先端部に備
え、当該ノズルのオリフィスを通じて電極と被切断材間
でプラズマアークを発生させるプラズマトーチが知られ
ている。被切断材を真っ直ぐに切断するために、被切断
材に対してプラズマアークを垂直に入射させる必要があ
り、そのために、ノズルと電極がトーチ内で精度良く位
置決めされている必要がある。すなわち、ノズルと電極
が、互いの中心軸を完全に一致させ、且つ、中心軸方向
に規定の距離だけ正確に隔てられた状態で、トーチ内の
規定の位置に正確に組み付けられていなければならな
い。ところが、ノズルと電極は消耗部品であり、交換の
ためにトーチから取り外したりトーチへ組み付けたりす
ることが簡単にできなければならないため、トーチに組
み付けたときにノズルと電極を正確に位置整合すること
は容易ではない。
く維持するために種々の技術が提案されている。その従
来の技術の一つに、ノズルの内周面と電極の外周面とを
嵌合面とし、それぞれの嵌合面に段部を形成し、その間
に絶縁体を介装して、ノズルと電極の軸方向及び径方向
への位置決めを行うと共に、ノズルをトーチ本体の先端
部に止着して、これにより電極をトーチ本体に一体に連
結するものが提案されている(例えば、実開平3−14
077号公報)。
と、ノズル、電極、絶縁体の相互間のクリアランスを小
さくすればするほど、その位置決め精度を高く維持でき
る。しかしながら、ノズル、電極、絶縁体の間のクリア
ランズの間隙をあまり小さくしすぎると、ノズルや電極
の交換時に、それらの嵌め合わせや分解が困難になり、
交換作業が難渋するという問題がある。
を大き目に設定しているので、結果的にノズルと電極の
位置決め精度が低下するという問題がある。
として製造し、ノズルと電極の位置決め精度を格段に向
上させたものが提案されている。
ノズルと電極の一方のみが寿命が尽き、他方はまた使用
可能な状態であったとしても、そのすべてを交換しなけ
れならず、加えて、消耗品ではない絶縁体も一緒に交換
することになるので、ランニングコストが増大するとい
う問題がある。
術が有する課題を解消し、ノズルと電極とを個別に交換
可能に構成した上で、ノズルと電極の位置決め精度を向
上させることにある。
うプラズマトーチは、プラズマガス通路を隔てて電極を
被覆するように配置されたノズルをトーチ本体の先端部
に備え、ノズルのオリフィスを通じて電極と被切断材間
でプラズマアークを発生させるプラズマトーチであっ
て、電極とノズルとの間に嵌め込まれた絶縁体製の筒状
のガイドと、電極の外周面とガイドの内周面との間に、
一周にわたり連続して介在し又は周の複数箇所にて介在
して、弾性伸縮によって電極とガイドの径方向での位置
整合を行う第1の弾性材と、ガイドの外周面とノズルの
内周面との間に、一周にわたり連続して介在し又は周の
複数箇所にて介在して、弾性伸縮によってガイドとノズ
ルの径方向での位置整合を行う第2の弾性材とを備え
る。
電極の外周面とガイドの内周面との間に介在し、また、
第2の弾性材がガイドの外周面とノズルの内周面との間
に介在する。第1及び第2の弾性材はいずれも、典型的
には一周にわたり連続して介在するようなもの、例えば
Oリングであるが、必ずしもそうでなければならないわ
けではなく、周方向の複数箇所に点々と配置されるよう
なものであってもよい。第1の弾性材は、その弾性伸縮
により、電極とガイドの径方向での位置整合(つまり、
中心軸合わせ)を自動的に行う。第2の弾性材は、その
弾性伸縮により、ガイドとノズルの径方向での位置整合
(つまり、中心軸合わせ)を行う。結果として、電極と
ノズルの径方向での位置整合(つまり、中心軸合わせ)
が自動的に行われる。
れか一方、例えば電極が、トーチ本体に固定されてい
る。そして、他方、つまり例えばノズルが、径方向にお
いて、電極から第1の弾性材、ガイド及び第2の弾性材
を通じて加えられる力以外の外力からフリーな状態にな
っている。すなわち、電極がトーチ本体に固定された状
態で、ノズルは第1及び第2の弾性材による位置整合作
用力以外の力を、径方向には受けない。そのため、第1
及び第2の弾性材による径方向での位置整合作用が、他
の外力の妨害を受けることなく効果的に働き、電極とノ
ズルの中心軸合わせが正確に行われる。
に、ガイドの一端と当接してガイドとノズルとの軸方向
の位置関係を決定する第1の段部を有する。また、電極
がその外側に、ガイドの他端と当接してガイドと電極と
の軸方向の位置関係を決定する第2の段部を有する。そ
のため、ノズルの第1の段部と電極の第2の段部間の距
離が、ガイドの軸方向の寸法で固定的に決定され、よっ
て、ノズルと電極の軸方向での位置決めが正確に行われ
る。
ップにより保持されてトーチ本体に固定される。リテー
ナキャップは、ノズルをトーチ本体に固定するとき、実
質的にノズルの中心軸に平行な方向のトーチ本体へ向か
った押しつけ力のみにより(つまり、径方向及び回転方
向の力を実質的に含まない軸方向の押しつけ力によ
り)、ノズルをトーチ本体に固定する。そのため、リテ
ーナキャップによりノズルをトーチ本体に固定すると
き、ノスルには軸方向の力しか加わらず、径方向や回転
方向の力が加わらないので、上述した第1及び第2の弾
性材による径方向の位置整合が有効に働くことができ、
電極とノズルの中心軸合わせが正確に行われる。
チのノズルと電極との間に嵌め込まれる絶縁体製の筒状
のガイドは、電極の外周面に対向する内周面と、ノズル
の内周面に対向する外周面とを備える。ガイドの内周面
上には、上述した第1の弾性材を取り付けるための第1
の弾性材取り付け部がある。また、ガイドの外周面上に
は、上述した第2の弾性材、を取り付けるための第2の
弾性材取り付け部がある。このガイドを第1の弾性材を
介して電極に嵌め、そして、このガイドに第2の弾性材
を介してノズルを嵌めることにより、上述したように、
第1及び第2の弾性材の作用で電極とノズルの径方向の
位置整合が自動的に行われる。
チのノズルと電極との間に嵌め込まれる絶縁体製の筒状
のガイドは、電極の外周面に対向する内周面を備える。
そして、このガイドの内周面と電極の外周面との間に
は、ここに挿入されたOリングの弾性伸縮により電極と
前記ガイドの径方向での位置整合を行う為のクリアラン
スが存在する。このガイドは、その内周面と電極外周面
との間の上記クリアランスとそこに挟み込まれているO
リングによって、電極への嵌め込み及び取り外しが容易
であるとともに、ガイドと電極の中心軸合わせも自動的
に行われる。
チのノズルと電極との間に嵌め込まれる絶縁体製の筒状
のガイドは、ノズルの内周面に対向する外周面を備え
る。そして、このガイドの外周面とノズルの内周面との
間には、ここに挿入されたOリングの弾性伸縮によりガ
イドとノズルの径方向での位置整合を行う為のクリアラ
ンスがある。このガイドは、その外周面とノズル内周面
との間の上記クリアランスとそこに挟み込まれているO
リングによって、ノズルへの嵌め込み及び取り外しが容
易であるとともに、ガイドとノズルの中心軸合わせも自
動的に行われる。
チ内に絶縁体製の筒状のガイドを介して電極を被覆する
ように配置されるノズルは、ガイドの外周面に対向する
内周面を備える。このノズルの内周面上には、弾性材と
接触する弾性材接触部が存在する。この弾性材は、ガイ
ドの外周面とノズルの内周面との間に介在して、弾性伸
縮によってガイドとノズルの径方向での位置整合を自動
的に行う。
チ内に絶縁体製の筒状のガイドを介して電極を被覆する
ように配置されるノズルは、ガイドの外周面に対向する
内周面を備える。そして、ガイドの外周面とノズルの内
周面との間には、ここに挿入されたOリングの弾性伸縮
によりガイドとノズルの径方向での位置整合を行う為の
クリアランスがある。このクリアランスとそこに挟み込
まれているOリングによって、ノズルのガイドへの嵌め
込み及び取り外しが容易であるとともに、ノズルとガイ
ドの中心軸合わせも自動的に行われる。
チ内に絶縁体製の筒状のガイドを介してノズルによって
被覆されるように配置される電極は、ガイドの内周面に
対向する外周面を備える。この電極の外周面上には弾性
材と接触する弾性材接触部が存在する。この弾性材は、
ガイドの内周面と電極の外周面との間に介在して、弾性
伸縮によってガイドと電極の径方向での位置整合を行う
自動的に行う。
チ内に絶縁体製の筒状のガイドを介してノズルによって
被覆されるように配置される電極は、ガイドの内周面に
対向する外周面を備える。ガイドの内周面と電極の外周
面との間に、ここに挿入されたOリングの弾性伸縮によ
りガイドと電極の径方向での位置整合を行う為のクリア
ランスがある。このクリアランスとそこに挟み込まれて
いるOリングによって、電極のガイドへの嵌めこみ及び
取り外しが容易であると共に、電極とガイドの中心軸合
わせも自動的に行われる。
かるプラズマトーチの断面構造を示す。図2は、このプ
ラズマトーチの先端部の断面構造を拡大して示す。
す。このトーチ本体1は、中心部材を構成するインナー
スリーブ3と、このインナースリーブ3の外周に嵌合さ
れるアウタースリーブ5と、このアウタースリーブ5の
外周に嵌合されるホルダー7と、インナースリーブ3の
先端にマグネットリング8を挟んで嵌合されるノズル台
座9とを備えて構成されている。インナースリーブ3の
先端には袋形状の電極本体13が着脱自在な状態で嵌合
され、この電極本体13のプラズマアーク発生点となる
先端には、プラズマアークの高熱に耐え得る高融点材料
からなる(例えば、酸素プラズマ切断の場合、ハフニウ
ム、ジルコニウム或いはそれらの合金製等の)耐熱イン
サート14が設けられている。この電極の消耗は、この
耐熱インサート14の部分で発生する。
状のガイド15が嵌合され、このガイド15の外周には
先端へ向かってテーパした筒状のノズル17が嵌合され
ている。このノズル17の基端部17aはノズル台座9
に着脱自在な状態で圧接されている。トーチ本体1のノ
ズル台座9には、図示されていないパイロットアーク電
流配線が接続されている(この配線は、トーチ本体内部
に設けられ、図示されていないプラズマアーク電源と接
続されている)。ノズル17の基端部がノズル台座9に
圧接されることによって、両者の圧接面が通電面とな
り、ノズル17がノズル台座9に電気的に接続される。
このようにして、パイロットアーク点火時にノズル17
へ電流を供給するパイロットアーク電流経路が構成され
ている(因みに、従来は、トーチ本体の外殻を構成する
部材、例えばノズルを保持するためリテーニングキャッ
プがパイロットアーク電流経路として用いられ、リーテ
ーニングキャップにノズルが当接することによって、ノ
ズルへのパイロットアーク電流経路が形成されてい
た。)。さらに、ノズル台座9の先端面には、弾性のあ
る電気接触端子65が幾つか設けられており、ノズル1
7をノズル台座9に取りつけた時、その電気接触端子6
5が撓んで、強い弾性力をもって、ノズル17の基端部
外面に接触するようになっている。この電気接触端子6
5により、ノズル17とノズル台座9との電気接続はよ
り確実に確保される。ノズル17の先端には、プラズマ
アークを十分に絞ってジェット流にして前方へ噴出する
ための、十分に細い口径を備えたオリフィス18が形成
されている。
2に分り易く示すように、合成樹脂製の環状絶縁体19
が嵌合され、この絶縁体19の外周には、例えば、ピア
ッシング時のスパッタや被切断材(ワーク)71の跳ね
上がりによるノズル17の損傷を防止するための、フラ
ンジ付きのシールドキャップ21が嵌合されている。ノ
ズル17と絶縁体19とシールドキャップ21は、一体
的につまり互いに固定的に結合されて、通常の取り扱い
では分離されることのない、図2に示す単一部品として
構成されている。よって、ノズル17の交換の際には、
ノズル17と絶縁体19とシールドキャップ21が一緒
に交換される。
ド15や電極本体13などのトーチ本体1から着脱自在
な部品をトーチ本体1から外れないよう保持するための
リテーナキャップ本体23が被せられる。リテーナキャ
ップ本体23は、リテーナとしての役目だけでなく、ト
ーチの外殻としての役目も併せ持つ。リーナキャップ本
体23の先端に形成されたフック23aによって、シー
ルドキャップ21の外周が保持される。すなわち、この
フック23aの基側の段部23bはシールドキャップ2
1のフランジ21aにOリングを挟んで引っかけられ、
フック23aの先端側の段部23cはシールドキャップ
21の段部21bに引っかけられる。そして、このリテ
ーナキャップ本体23の後端は上述した各部材を覆って
トーチ本体1のホルダー7側に延び、固定リング25を
介してホルダー7に連結される。
するプラズマガス通路31が形成されている。このプラ
ズマガス通路31には、(例えば酸素プラズマ切断の場
合には酸素80モル%と窒素20モル%の混合気体から
なるような)プラズマガスが導かれる。このプラズマガ
スは、アウタースリーブ5のプラズマガス通路31を経
た後、ノズル台座9の内部で略くの字状に曲がるプラズ
マガス通路33に入り、ガイド15に形成されたスワラ
(半径方向に対し周方向へ若干傾いてガイド15に穿た
れた複数の貫通孔)35を経て旋回流を与えられ、ノズ
ル・電極間通路37に流出し、耐熱インサート14から
出るアークのエネルギーでプラズマ化され、旋回するプ
ラズマアークとなってノズル17のオリフィス18を経
て外部に噴出する。
を貫通する二次ガス通路41が形成されている。この二
次ガス通路41はアウタースリーブ5の内部で略直角に
曲がり、アウタースリーブ5とリテーナキャップ本体2
3間に形成された環状の空間43に連通する。二次ガス
通路41を経た二次ガス(例えば、酸素プラズマ切断の
場合にプラズマプラズマガスより低い酸素濃度をもつ混
合ガスや空気)は、この環状の空間43に入り、ここか
らリテーナキャップ本体23と二次ガス通路カバー24
とで囲まれた多数本の二次ガス通路45に流入する。こ
の二次ガス通路45は、例えば、リテーナキャップ本体
23の外周にその基端部から先端部にかかえてその軸方
向に沿って延びる凹溝23bを形成し、この凹溝23b
に二次ガス通路カバー24を被せて構成される。この二
次ガス通路45を経た二次ガスは、図2に拡大して示す
ように、リテーナキャップ本体23の先端部の内側の壁
に各二次ガス通路45に対応して穿たれた貫通穴23c
を通じて、リテーナキャップ本体23とシールドキャッ
プ21間に形成された環状の空間47に流出し、シール
ドキャップ21に形成された二次ガススワラ(二次ガス
をプラズマガスと同方向へ旋回させるように、半径方向
に対し周方向へ若干傾いてシールドキャップ21に穿た
れた複数の貫通孔)21cを通じて、旋回流となってノ
ズル17とシールドキャップ21間の環状空間49に入
り、シールドキャップ21の開口21dから外部に噴出
する。これによって、旋回するプラズマアーク81の周
囲には同方向へ旋回する二次ガスカーテン82が形成さ
れる。
を貫通する三次ガス通路51が形成されている。この三
次ガス通路51は、ホルダー7とリテーナキャップ本体
23と固定リング25との間に形成された環状の空間5
3に連通する。三次ガス通路51を経た三次ガス(例え
ば、酸素プラズマ切断の場合、二次ガスより高い酸素濃
度をもつ混合ガスや純酸素ガスなど)はこの環状の空間
53に入り、ここからリテーナキャップ本体23と三次
ガス通路カバー54とで囲まれた複数の三次ガス通路5
5を通じて流れる。この三次ガス通路55は、例えば、
リテーナキャップ本体23の外周にその基端部から先端
部にかけてその軸方向に沿って延びる凹溝23dを形成
し、この凹溝23dに三次ガス通路カバー54を被せて
構成される。
ガスは、図2に拡大して示すように、リテーナキャップ
本体23の先端部に形成された三次ガススワラ(三次ガ
スをプラズマガスや二次ガスと同方向へ旋回させるよう
に、半径方向に対し周方向へ若干傾いてリテーナキャッ
プ本体23の先端部を貫通する複数の貫通孔)56を通
じて旋回流を付与されて、シールドキャップ21の外周
に衝突するように噴出し、これにより二次ガス82の周
囲に三次ガスカーテン83が形成される。
次ガス通路45及び三次ガス通路55は、トーチ中心軸
を中心にした放射状に略等間隔で交互に配置される。
路55は、リテーナキャップ本体23の内部を貫通して
形成されるものに限定されず、リテーナキャップ本体2
3の外側に外部通路を回し、この外部通路を通じて、二
次ガス或いは三次ガスをプラズマアークの周囲に導く構
成としてもよい。また、二次ガス及び三次ガスを本実施
形態では旋回流としたが、旋回流のメリットを若干犠牲
にして、ガス通路製作の容易な径方向気流(旋回流では
ない)としてもよい。
する冷却水通路61が形成されている。この冷却水通路
61にはトーチ本体1の外部から冷却水が導かれる。こ
の冷却水は袋形状の電極本体13に入り、この電極本体
13の先端部を冷却した後、図2に示すように、冷却水
通路61を構成するパイプ61aと電極本体13の内周
との間の環状空間を逆流し、その先から、図示を省略し
たアウタースリーブ5内の中継流路を通じて、ノズル1
7の外側に形成された冷却水通路63に流出する。
周面の大部分が臨む他に、シールドキャップ21のフラ
ンジ21aと、リテーナキャップ本体23の内周面の大
部分とが同時に臨んでおり、これらの各部材17,2
1,23は、この冷却水通路63を循環する冷却水によ
って直接的、かつ強制的に冷却される。なお、最も高温
になる部分はノズル17の先端近傍であるため、この先
端近傍にまで冷却水を導入できるように、絶縁体19及
びシールドキャップ21は、設計上で可能な限り、ノズ
ル17の最も先端部17bに取りつけることが望まし
い。
略したアウタースリーブ5内の冷却水排出通路を通じ
て、トーチ本体外部に排出される。
冷却水通路63を囲む諸部品間の境界では、それらの境
界に挿入されたOリングによって封水されている。ただ
し、一体的な単一部品として構成されたノズル17と絶
縁体19とシールドキャップ21の間の境界では、樹脂
製の絶縁体19が次のようにして封水するようになって
いる。すなわち、図2に示すように、シールドキャップ
21の内周には、絶縁体19を保持するための環状の段
部21eがあり、この段部21eの表面上に環条状の突
起21fが形成されている。この突起21fが、絶縁体
19の下面に食い込んで、シールドキャップ21と絶縁
体19との境界を封水する。また、絶縁体19の内周に
存在する環状の段部19aに対して、ノズル17の外周
に形成された環状の段部17cが嵌り合う。ノズル17
の段部17cの外角部17dの断面は若干鋭角になった
楔形をしており、この角部17dが絶縁体19の段部1
9aに内角部に食い込んで、絶縁体19とノズル17と
の境界を封水する。
体13とが消耗品であるため、ノズル17と電極本体1
3が着脱自在で容易に交換できるように構成されてい
る。すなわち、図1に示した状態からノズル17と電極
本体13をトーチ本体から外すときには、トーチ本体の
固定リング25を緩めて、リテーナキャップ本体23を
トーチ本体から取り外せば、ノズル17、ガイド15及
び電極本体13は自重により自然に(又はトーチ軸と平
行方向に多少し引っ張ることで)簡単に外れる。一方、
ノズル17と電極本体13をトーチ本体に組み付ける際
には、電極13の基端部をトーチ本体のインナースリー
ブ3の先端部に内嵌し、電極13の先端部にガイド15
を外嵌し、ガイド15にノズル17を外嵌し、それらの
外側にリテーナキャップ本体23を被せる。そして、リ
テーナキャップ本体23の先端部のフック23aを、ノ
ズル17の先端部のシールドキャップ21の段部21b
に引っ掛けた上で、リテーナキャップ本体23の基端部
をトーチ本体の固定リング29に引っ掛け、そして、固
定リング25を締めてリテーキャップ本体23をトーチ
本体の方へ引き上げる。これにより、リテーナキャップ
本体23がノズル17の先端部をトーチ軸と平行な方向
でトーチ本体の方へ押すので、ノズル17はノズル台座
9に押しつけられてノズル台座9上に固定され、同時
に、ノズル17がガイド15を介して電極本体13をト
ーチ軸と平行な方向でトーチ本体の方へ押すので、電極
本体13がインナースリーブ3に押し付けられ固定され
る。このようにしてノズル17と電極本体13をトーチ
本体に組み付けたとき、本実施形態では、ノズル17と
電極本体13が高い精度で、トーチ軸方向及び径方向の
双方で位置決めされるようになっている。この点につい
て、以下に詳細に説明する。
電極本体13の組み付け構造を模式化し且つ分り易いよ
うに分解して示す。
の胴部91が形成され、この胴部91の内周に弾性を有
するOリング92を挟んでガイド15が嵌合され、この
ガイド15の内周には弾性を有するOリング93を挟ん
で電極本体13が嵌合されている。そして、この電極本
体13は弾性を有するOリング94を挟んでインナース
リーブ3の凹部3aに嵌合されている。
3を交換のために取り外す場合には、まず、ホルダー7
から固定リング25を緩めて、この固定リング25に保
持されているリテーナキャップ本体23をトーチ先端側
へ取り外す。リテーナキャップ本体23が取り外される
と、シールドキャップ21と絶縁体19とノズル17の
一体部品、及びガイド15、並びに電極本体13が順に
軸方向にそれぞれ簡単に取り外される。このように分解
は極めて簡単である。
り外し手順と全く逆の手順で組付けが行われる。このと
き、ノズル17と電極本体13間の径方向での位置決め
(つまり、中心軸合わせ、芯出し)に、上述したOリン
グ92〜94が重要な役割を果たす。
に亘って各部位の縮み代が略等しくなる性質を持つ。従
って、電極本体13とガイド15とがOリング93を挟
んで組付けられたとき、このOリング93の性質によっ
て、電極本体13の中心軸L1とガイド15の中心軸と
が自動的に精度良く一致する。そして、ガイド15とノ
ズル17とがOリング92を挟んで組付けられたとき、
このOリング92の性質によって、ガイド15の中心軸
とノズル17の中心軸L2とが自動的に精度良く一致す
る。結果として、電極本体13の中心軸L1とノズル1
7の中心軸L2とが自動的に精度良く一致する。つぎ
に、電極本体13がOリング94を挟んでトーチ本体の
インナースリーブ3の凹部3aに嵌合された場合、この
Oリング94の性質によって、インナースリーブ3の中
心軸L3(つまり、トーチ本体の中心軸)と電極本体1
3の中心軸L1とが自動的に一致する。結果として、電
極本体13の中心軸L1とノズル17の中心軸L2とト
ーチ本体の中心軸L3とが自動的に精度良く一致する。
1、2に示すように、各部品の外周面上又は内周面上に
形成されたOリング溝内に収容される。これらのOリン
グ溝の溝底の同軸度は、上述した芯出しに大きい影響を
与えるため、0.02mm程度にまで精度を上げること
が望ましい(因みに、従来の一般的なトーチにおけるO
リング溝底の同軸度は0.05mm程度である)。
先端部でノズル17の先端部外周のシールドキャップ2
1を保持した状態で、固定リング25によってトーチ本
体のホルダー7に固定される。このとき、リテーナキャ
ップ本体23は、ノズル17に対して、上述した中心軸
L1〜L3に平行な方向へ押す力を与えるだけであり、
径方向の力も回転方向の力も与えない。更に、ノズル1
7はリテーナキャップ本体23によってノズル台座9に
押しつけられるが、ノズル17とノズル台座9との当接
面は、軸方向に垂直な面であるため、ノズル17はノズ
ル台座9から軸方向の反作用力を受けるだけであり、径
方向の力を受けることがない。このように、ノズル17
の外側には、ノズル17に対して軸方向以外の力、特に
径方向への力を作用させる部品は何も存在しない。つま
り、ノズル17は径方向においてOリング92〜94に
よる力以外の外力を受けることなくフリーな状態になっ
ている。換言すれば、ノズル17は径方向においてOリ
ング92〜94による位置調整が許容されるようにフリ
ーな状態になっている。そのため、上述したOリング9
2〜94による位置整合作用が、径方向の外力によって
妨害されることなく効果的に働く。こうして、Oリング
92〜94による電極本体13とノズル17の径方向の
高精度な位置整合(つまり、中心軸の一致)作用が、外
力の邪魔を受けることなく効果的に行われる。
13の位置決めに関しては、ノズル17の内周の段部9
5、電極本体13のフランジ96、及び段部95とフラ
ンジ96に挟まれるガイド15の寸法によって達成され
る。すなわち、組付け時には、ノズル17の内周の段部
95にガイド15の先端面97が当接し、このガイド1
5の基端面99が電極本体13に形成したフランジ96
で押さえられる。これにより、ノズル17の段部95と
電極本体13のフランジ96との軸方向の距離がガイド
15の軸方向の長さに決定されるので、ノズル17及び
電極本体13の軸方向での相対位置が自動的に精度良く
決定される。
Oリング92〜94が挿入されている各部品間の境界に
は、Oリング92〜94によって径方向の位置整合をと
ることとしたが故の、十分に大きいクリアランスが存在
することである。すなわち、インナースリーブ3の先端
部の内周面と電極本体13の基端部の外周面との間、電
極本体13の先端部の外周面とガイド15の内周面との
間、及びガイド15の先端部の外周面とノズルの基端部
の内周面との間には、それら部品同士が直接に触れ合う
ことのない大きなクリアランスが存在する。このクリア
ランスによって、上述したOリング92〜94による径
方向の位置整合作用が有効に働くと共に、部品同士を容
易に分離でき且つ容易に嵌め合わせることができるの
で、交換作業が容易である。加えて、Oリング92〜9
4はその断面形状が円形であるため、部品同士を分離し
たり嵌め合わせたりするときに大きな抵抗とならず、こ
のことも交換作業を容易にしている。
形態では、ノズル17と電極本体13とを着脱自在に構
成した上で、それらのトーチ本体への組み付け時には、
Oリング92〜94の作用によってノズル17と電極本
体13の径方向の位置決め精度を向上させることがで
き、ノズル17の内周の段部95と電極本体13に形成
したフランジ96との間にガイド15を挟むことによっ
てノズル17と電極本体13の軸方向の位置決め精度を
向上させることができる。
れるものではない。代替品として、Oリングに相当する
弾性を有する部材を用いることができる。或いは、Oリ
ングのように部品の内周面又は外周面に一周連続して存
在するリング部材の代わりに、部品の内周面又は外周面
の周方向における複数箇所に配置された複数個の弾性ブ
ロックを用いて、周の複数箇所でのそれら弾性ブロック
の均等な弾性伸縮によって、径方向の位置整合をとるよ
うにしてもよい。
したが、本発明は、これに限定されるものでないことは
明らかである。
す断面図である。
断面図である。
体の組み付け構造を模式化して示す分解模式図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 プラズマガス通路を隔てて電極を被覆す
るように配置されたノズルをトーチ本体の先端部に備
え、前記ノズルのオリフィスを通じて電極と被切断材間
でプラズマアークを発生させるプラズマトーチにおい
て、 前記電極と前記ノズルとの間に嵌め込まれた絶縁体製の
筒状のガイドと、 前記電極の外周面と前記ガイドの内周面との間に、一周
にわたり連続して介在し又は周の複数箇所にて介在し、
弾性伸縮によって前記電極と前記ガイドの径方向での位
置整合を行う第1の弾性材と、 前記ガイドの外周面と前記ノズルの内周面との間に、一
周にわたり連続して介在し又は周の複数箇所にて介在
し、弾性伸縮によって前記ガイドと前記ノズルの径方向
での位置整合を行う第2の弾性材と、を備えたプラズマ
トーチ。 - 【請求項2】 前記電極と前記ノズルのいずれか一方
が、前記トーチ本体に固定され、他方が径方向におい
て、前記一方から前記ガイド並びに前記第1及び第2の
弾性材を通じて加えられる力以外の外力からフリーな状
態になっている請求項1記載のプラズマトーチ。 - 【請求項3】 前記ノズルがその内側に、前記ガイドの
一端と当接して前記ガイドと前記ノズルとの軸方向の位
置関係を決定する第1の段部を有し、 前記電極がその外側に、前記ガイドの他端と当接して前
記ガイドと前記電極との軸方向の位置関係を決定する第
2の段部を有した、請求項1又は2記載のプラズマトー
チ。 - 【請求項4】 前記ノズルを保持し前記トーチ本体に固
定するためのリテーナキャップを更に備え、 前記リテーナキャップは、前記ノズルの中心軸に平行な
方向の前記トーチ本体へ向かった力であって、径方向及
び回転方向の力を実質的に含まない押しつけ力によっ
て、前記ノズルを前記トーチ本体に固定する請求項1〜
3のいすれか一項記載のプラズマトーチ。 - 【請求項5】 プラズマトーチのノズルと電極との間に
嵌め込まれる絶縁体製の筒状のガイドにおいて、 前記電極の外周面に対向する内周面と、 前記ノズルの内周面に対向する外周面と、を備え、 前記ガイドの内周面と前記電極の外周面との間に介在し
て弾性伸縮によって前記電極と前記ガイドの径方向での
位置整合を行う第1の弾性材、を取り付けるための第1
の弾性材取り付け部を前記ガイドの内周面上に有し 前記ガイドの外周面と前記ノズルの内周面との間に介在
して弾性伸縮によって前記ガイドと前記ノズルの径方向
での位置整合を行う第2の弾性材、を取り付けるための
第2の弾性材取り付け部を前記ガイドの外周面上に有す
る、プラズマトーチのガイド。 - 【請求項6】 プラズマトーチのノズルと電極との間に
嵌め込まれる絶縁体製の筒状のガイドにおいて、 前記電極の外周面に対向する内周面を備え、 前記ガイドの内周面と前記電極の外周面との間に、ここ
に挿入されたOリングの弾性伸縮により前記電極と前記
ガイドの径方向での位置整合を行う為のクリアランスを
有する、プラズマトーチのガイド。 - 【請求項7】 プラズマトーチのノズルと電極との間に
嵌め込まれる絶縁体製の筒状のガイドにおいて、 前記ノズルの内周面に対向する外周面を備え、 前記ガイドの外周面と前記ノズルの内周面との間に、こ
こに挿入されたOリングの弾性伸縮により前記ガイドと
前記ノズルの径方向での位置整合を行う為のクリアラン
スを有する、プラズマトーチのガイド。 - 【請求項8】 プラズマトーチ内に、絶縁体製の筒状の
ガイドを介して電極を被覆するように配置されるノズル
において、 前記ガイドの外周面に対向する内周面を備え、 前記ガイドの外周面と前記ノズルの内周面との間に介在
して弾性伸縮によって前記ガイドと前記ノズルの径方向
での位置整合を行う弾性材、と接触する弾性材接触部を
前記ノズルの内周面上に有する、プラズマトーチのノズ
ル。 - 【請求項9】 プラズマトーチ内に、絶縁体製の筒状の
ガイドを介して電極を被覆するように配置されるノズル
において、 前記ガイドの外周面に対向する内周面を備え、 前記ガイドの外周面と前記ノズルの内周面との間に、こ
こに挿入されたOリングの弾性伸縮により前記ガイドと
前記ノズルの径方向での位置整合を行う為のクリアラン
スを有する、プラズマトーチのノズル。 - 【請求項10】 プラズマトーチ内に、絶縁体製の筒状
のガイドを介してノズルによって被覆されるように配置
される電極において、 前記ガイドの内周面に対向する外周面を備え、 前記ガイドの内周面と前記電極の外周面との間に介在し
て弾性伸縮によって前記ガイドと前記電極の径方向での
位置整合を行う弾性材、と接触する弾性材接触部を前記
電極の内周面上に有する、プラズマトーチの電極。 - 【請求項11】 プラズマトーチ内に、絶縁体製の筒状
のガイドを介してノズルによって被覆されるように配置
される電極において、 前記ガイドの内周面に対向する外周面を備え、 前記ガイドの内周面と前記電極の外周面との間に、ここ
に挿入されたOリングの弾性伸縮により前記ガイドと前
記電極の径方向での位置整合を行う為のクリアランスを
有する、プラズマトーチの電極。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15335599A JP3802710B2 (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | プラズマトーチ及びその部品 |
| US09/567,064 US6320156B1 (en) | 1999-05-10 | 2000-05-08 | Plasma processing device, plasma torch and method for replacing components of same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15335599A JP3802710B2 (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | プラズマトーチ及びその部品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000343228A true JP2000343228A (ja) | 2000-12-12 |
| JP3802710B2 JP3802710B2 (ja) | 2006-07-26 |
Family
ID=15560661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15335599A Expired - Lifetime JP3802710B2 (ja) | 1999-05-10 | 1999-06-01 | プラズマトーチ及びその部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3802710B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2253420A1 (en) | 2008-02-15 | 2010-11-24 | Pascal Engineering Corporation | Clamp device |
| CN108453359A (zh) * | 2018-01-30 | 2018-08-28 | 海宁杰盛新材料有限公司 | 一种用于防水板加工的切割机 |
-
1999
- 1999-06-01 JP JP15335599A patent/JP3802710B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2253420A1 (en) | 2008-02-15 | 2010-11-24 | Pascal Engineering Corporation | Clamp device |
| CN108453359A (zh) * | 2018-01-30 | 2018-08-28 | 海宁杰盛新材料有限公司 | 一种用于防水板加工的切割机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3802710B2 (ja) | 2006-07-26 |
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