JP2000343237A - ポータブルスポット溶接装置 - Google Patents

ポータブルスポット溶接装置

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JP2000343237A
JP2000343237A JP11155089A JP15508999A JP2000343237A JP 2000343237 A JP2000343237 A JP 2000343237A JP 11155089 A JP11155089 A JP 11155089A JP 15508999 A JP15508999 A JP 15508999A JP 2000343237 A JP2000343237 A JP 2000343237A
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welding
arm
swing arm
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JP11155089A
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Kenji Yamazaki
憲二 山崎
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Dengen Co Ltd
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Dengen Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接ガンを重量の大きいものに変更してもモ
ーメントバランスが確保でき、スポット溶接修理作業の
重労働の軽減と作業能率の向上を図り、修理待機期間の
短縮化、修理費用の低廉化が達成できるポータブルスポ
ット溶接装置の提供を課題とする。 【解決手段】 移動自在の溶接機本体(W) に立設した、
溶接ガン(G)を支持するようにしたクレーン型スイング
アーム組体(K)の平行リンク機構からなるスイングアー
ム基体(3)部に、溶接ガン(G) 及び/又は給電ケーブル
(C) の重量によるモーメントと平衡させるための、一定
の気体圧力による基準バランス設定手段及び流体の供給
・排出による圧力バランス補助調節手段を併設するとと
もに、溶接機本体(W)の上面に給電ケーブル(C) を略一
定位置で支持するケーブルハンガー(10)を給電ケーブル
(C)その重力によるモーメントとは逆方向に付勢する引
っ張りバネ(9)等の弾発体を設けた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポータブルスポッ
ト溶接装置に関するものであり、さらに詳しくは自動車
の組立ライン、自動車のボディー等の板金修理等におい
て使用するポータブルスポット溶接装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の組立ラインにおける溶接
作業や事故車両等のボディー等の板金修理等において、
ワーク溶接手段としてスポット溶接ガンが使用されてい
ることは周知であり、このようなスポット溶接ガンとし
て、産業用ロボットに組み込まれた動作プログラムにし
たがって自動的にワークを溶接する自動スポット溶接装
置の他に、作業者の手動操作によってワークを溶接する
ポータブルスポット溶接装置が修理工場等において多用
されている。
【0003】そして、車両の増大、性能及び道路整備の
向上に反して、ルール違反者の増加、運転技術未熟者、
運動神経鈍化者等の運転によって事故が頻発し、死傷者
が続出する自動車産業及びその関連業界の昨今において
は、自動車メーカーは、動向として事故時の人身の安全
性を確保することを第一とし、また資源の有効利用を理
念として掲げ、車両の板金部材として高張力鋼板を、し
かもボンネット、トランク等に比べキャビン部分は厚い
ものを使用したり、バンパー強度を強くする等の安全対
策が講じるようになりつつあり、他方、ディーラー或は
ユーザーは、事故車の修理による経済的出費と財産的評
価等のバランスを考慮して、可能な限り修理修復して耐
用期間を延長させ、資源、出費の節約、ひいては天然資
源の保護等に大きく貢献することを原則的理念として、
部品の再利用、車両修理等の需要が著しく高くなってい
る。
【0004】このような現況において使用されるポータ
ブルスポット溶接装置の構成及びこれを用いた修理作業
の現状は、車両修理の質的にも量的にも高いニーズを十
分充たす状態ではなく、修理作業者に重労働を強要し、
長い修理待機期間、修理費用の高騰等を招いている。
【0005】その原因は、安全対策のために採用してい
る板金厚の増大等の車両の高強度化と、ポータブルスポ
ット溶接装置の性能と構成にあり、特にポータブルスポ
ット溶接装置の性能と構成が大きな比重を占めている。
【0006】即ち、一般にポータブルスポット溶接装置
は、重いトランス、制御装置、冷却装置等を内蔵し、キ
ャスター等により移動自在とした溶接機本体のトランス
の二次側を、溶接作業を行う各スポット溶接用電極を具
備した溶接ガンへ、可撓性の給電ケーブル(C) によって
接続した構成として、ワークの構造上、自動溶接が困難
な場合とか、事故車の板金修理等の作業性を良好とする
ことから多用されている。
【0007】しかし反面、所要電気容量の関係上、溶接
ガンと給電ケーブルとがかなりの重量を有するために、
作業者にとっては重労働となるだけでなく、正確な溶接
姿勢での溶接ガンの保持のみならず、修理箇所への移動
と良好な修理が困難となっているからである。
【0008】また、車両の高強度化に伴って給電ケーブ
ル、溶接ガンの重量がさらに増大して一層作業環境を悪
くしており、さらに溶接機本体と溶接ガンとを接続して
いる給電ケーブルが床面に垂れ下がって作業足場を悪く
し、作業能率の向上の妨げとなっている。
【0009】上記原因を解消するために、溶接機本体に
内蔵されたトランスの二次側と溶接ガンの一対のスポッ
ト溶接用電極に接続する可撓性の給電ケーブルを、溶接
機本体に固定して張り出させたアームに支持して、給電
ケーブルの接続部の故障防止や床面との接触毀損防止
し、結果として給電ケーブルの重量の作業者への負担を
一部軽減するようにしたポータブルスポット溶接装置
(実公昭62−27342号公報)や、また溶接機本体
に立設した支柱の上端部に支持アームを水平方向に張り
出させ、これから溶接ガンを吊り下げて、溶接ガンの重
量の作業者への負担を軽減するものは周知となってい
る。
【0010】しかし前者のポータブルスポット溶接装置
では、給電ケーブルの支持が接続部の故障防止をするこ
とを主とするものである関係上、給電ケーブルの接続部
近くで支持するのみであることから、溶接ガンの支持重
量の軽減は余り期待することができない。
【0011】また、溶接作業位置が高い場合には、溶接
ガンのみならず給電ケーブルの重量の大部分も作業者が
支持しなければならず、低い位置での溶接作業において
も溶接ガンの重量は全て作業者が負担しなければならな
い。
【0012】しかも給電ケーブルは、作業者の溶接位置
への移動に追従させる必要があることから、作業性を考
慮した相当長さが必要であって、根元支持だけでは給電
ケーブルの床面との接触毀損による危険を招くだけでな
く、さらに床面に這う給電ケーブルの摩擦抵抗等によ
り、給電ケーブルが作業者の動きを緩慢にしたり、給電
ケーブルに足を引っ掛けて作業者等が転倒する等の原因
となるなど安全性の面でも不都合があった。
【0013】また後者のポータブルスポット溶接装置で
は、溶接ガンの重量の作業者への負担を軽減することは
できるが、溶接作業中においては溶接ガンの重量を作業
者が支持しなければならないから、やはり作業者は溶接
ガンと給電ケーブルの重量の多くを負担しなければなら
ない。したがって、作業者の重労働の大幅な軽減と作業
能率の向上を達成することはできない。
【0014】本件出願人は先に、ポータブルスポット溶
接装置による修理作業の重労働の軽減と作業能率の向上
を図り、高齢化した熟練者の技術の有効利用と、迅速且
つ精巧な車両修理の高いニーズを充たし、修理待機期間
の短縮化、修理費用の低廉化を達成するために改良し
た、特願平10−86916号及び特願平10−321
084号に係るポータブルスポット溶接装置を発明し出
願した。
【0015】前者は、移動自在の溶接機本体に内蔵され
たトランスの二次側を、溶接ガンの一対のガンアームに
保持したそれぞれの電極に給電ケーブルによって接続す
るようにしたポータブルスポット溶接装置において、先
端ガイドを具備した穂先アームと、中間アームを介して
屈折自在に連結する取付スタンドとからなるクレーン型
スイングアームを前記溶接機本体に装備させ、該クレー
ン型スイングアームに、給電ケーブル用ハンガーと、ガ
ン吊り手段を具備した吊り下げ索条と、これの繰り出し
巻き取りのための索条ガイドと、吊り下げ索条の巻取手
段と、溶接ガン及び給電ケーブルの重量とバランスさせ
て作業環境を調節設定するバランス調節手段とを具備さ
せた構成のポータブルスポット溶接装置である。
【0016】また後者は、溶接機本体 に立設したクレ
ーン型スイングアーム組体を、溶接機本体に対して固定
又は縦軸回りに回動できるように立設支持した支柱とこ
れに平行な中間支柱を、平行運動をするようにした平行
運動機構で連結したスイングアーム基体とし、該スイン
グアーム基体 には、溶接ガン及び給電ケーブルの重量
とバランスした状態で作業状態位置を任意に調節設定す
るためのバランス調節手段と、給電ケーブルを支持する
ハンガー手段をスイングアーム基体に具備させたことを
特徴としている。
【0017】本願出願人による上記のポータブルスポッ
ト溶接装置は、従前の装置と比較すると、いずれの装置
も、修理作業の重労働の軽減と作業能率の向上、高齢化
した熟練者の技術の有効利用、迅速且つ精巧な車両修理
の高いニーズの充足、修理待機期間の短縮化、修理費用
の低廉化において一層優れたものとなる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし前者は、定位置
に置かれた溶接機本体を枢着部(O)としての作業領域を
確保する構成であることから、作業移動を伴うととも
に、これによって軽度とは言え作業負担となり、また入
力定格容量の大きい場合、溶接ガン重量、給電ケーブル
重量も増大することに基づく支持負担と方向維持負担等
作業者の重量負担の軽減も不十分となる点に解決すべき
課題があった。
【0019】また後者のポータブルスポット溶接装置
は、前者のポータブルスポット溶接装置の前記解決課題
は解消し一段と作業性に優れ、作業能率の向上に大きく
貢献するものであるが、溶接ガン及び給電ケーブルの重
量とバランスした状態で作業状態位置を任意に調節設定
するためのバランス調節手段の、装置製作段階或いは現
場設置段階での初期設定の作業性の一層の向上を達成す
る必要性と、さらなる溶接作業性の向上を達成する必要
が判明した。
【0020】そしていずれも、溶接ガンの形態を溶接位
置に対応させるために、深いU字形、半円形等の金属管
内にケーブルを通したアームを介して電極を対向させた
溶接ガンを使用する場合には、通常使用の溶接ガンの重
量に比べ数倍の重量となるために、重量バランスが確保
できないか、確保するためバネ張力の調節をハンドル操
作により回転するドラムで、バネの一端に連結した牽引
条を捲緩する多大の手間を要する点に課題があった。
【0021】本発明は、前記一般的なポータブルスポッ
ト溶接装置はもとより、本出願人に係る前記2種類のポ
ータブルスポット溶接装置に要求される課題を解消し
て、溶接ガンの重量の大小を問わず、作業者において極
めて簡単に支持バランスを調節設定することができるよ
うにすることを第一課題とし、加えて、重労働の軽減と
溶接作業能率の向上、高齢化した熟練者の技術の有効利
用、迅速且つ精巧な車両修理の高いニーズの充足、修理
待機期間の短縮化、修理費用の低廉化を向上させること
ができるポータブルスポット溶接装置を提供することを
課題としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明に係るポータブル
スポット溶接装置は、前記特願平10−321084号
に係るポータブルスポット溶接装置と主要部分において
共通するものであり、特徴とするところは、クレーン型
スイングアーム組体(K)に、一定の気体圧力による基準
バランス設定手段及び流体の給排気による圧力バランス
補助調節手段を併設したことにあり、詳細に説明すると
以下の通りである。
【0023】すなわち、移動自在の溶接機本体(W) に内
蔵されたトランスの二次側を、給電ケーブル(C) によっ
て溶接ガン(G) の一対の電極に接続し、前記給電ケーブ
ル(C) と溶接ガン(G) を、溶接機本体(W) に立設したク
レーン型スイングアーム組体(K) で支持するようにした
ポータブルスポット溶接装置を前提とする。
【0024】そして前記クレーン型スイングアーム組体
(K)は、溶接機本体(W) に対して固定又は縦軸回りに回
動できるように立設支持した支柱(1) とこれに平行な中
間支柱(2)とが平行運動をするようにした平行運動機構
を利用して連結したスイングアーム基体(3) と、前記中
間支柱(2) に水平方向に回動するように軸連結した中間
アーム(4) と、該中間アーム(4) に水平軸線回り回動す
るように一端部を連結し他端部を溶接ガン(G) に連結す
るようにした補助アーム(5) とから構成する。
【0025】前記スイングアーム基体(3)には、溶接ガ
ン(G) 及び/又は給電ケーブル(C)の重量とによるモー
メントと平衡する領域に、溶接ガン(G)を用いた作業領
域を調節設定するための、一定の気体圧力による基準バ
ランス設定手段及び流体(空気等の気体、油等の液体)の
供給・排出により調節する圧力バランス補助調節手段を
併設する。
【0026】また溶接機本体(W)の上面に、給電ケーブ
ル(C) を略一定位置で支持し且つ給電ケーブル(C)その
重力によるモーメントとは逆方向のモーメントを付勢す
る弾発体を具備する、一端支持で揺動するケーブルハン
ガー(10)を設ける。
【0027】
【発明の効果】上記説明した本発明に係るポータブルス
ポット溶接装置によれば、溶接ガン(G) を支持するクレ
ーン型スイングアーム組体(K) を構成する、スイングア
ーム基体(3) の溶接機本体(W) に対する上下方向運動
と、スイングアーム基体(3) の支柱(1) を溶接機本体
(W) に対して縦軸回りに回動するようにした場合には、
水平方向の旋回運動も加わって三次元の運動が、またス
イングアーム基体(3) の支柱(1) を溶接機本体(W) に固
定した場合であっても、スイングアーム基体(3) の上下
運動に、中間支柱(2) に水平方向に回動するように中間
アーム(4) の水平旋回運動が加わって三次元の運動が得
られることから、定位置に置かれた溶接機本体(W) を枢
着部(O)としての作業領域を広くすることができる。
【0028】特に前記スイングアーム基体(3)に、一定
の気体圧力による基準バランス設定手段及び流体の供給
・排出による圧力バランス補助調節手段を併設したか
ら、通常の重量の溶接ガン(G)によるモーメントと同程
度又はより小なる逆方向の力のモーメントを、一定の気
体圧力による基準バランス設定手段で担当させ、不足分
又は重量の大なる溶接ガン(G)を使用する場合の重量の
増大分は、流体の供給・排出による圧力バランス補助調
節手段で担当させて簡単に調節し、重量によるモーメン
トバランスを確保することができ、作業者に重量支持負
担が殆ど少なくてバランスのとれた作業領域も広範囲と
なり、作業位置の移動に伴って生じていた、溶接ガン
(G) と給電ケーブル(C) の重量による作業者の支持負担
が解消される。
【0029】また、請求項2に記載のように、溶接ガン
(G) 及び給電ケーブル(C) の重量とバランスさせるバラ
ンス調節手段と、溶接機本体(W)の上面に給電ケーブル
(C)を略一定位置で支持し且つ給電ケーブル(C)の重力に
よるモーメントとは逆方向のモーメントを付勢するよう
にケーブルハンガー(10)に弾発体を設けた場合には、給
電ケーブル(C)の重量の大半がケーブルハンガー(10)に
支持されて、スイングアーム基体(3)のスイング動きに
追従することから、基準バランス設定手段及び流体の供
給・排出による圧力バランス補助調節手段は、モーメン
トの付与が小さいもので足りるようになり、コストの低
廉化が図れる。
【0030】また、スイングアーム基体(3)の揺動に対
するケーブルハンガー(10)部の追従を補償するととも
に、ケーブルハンガー(10)による給電ケーブル(C)の支
持位置を略一定とすることにより、ケーブルハンガー(1
0)との摺擦が防止されて、給電ケーブル(C)の耐久性を
向上させ漏電等の危険性を防止できる。
【0031】したがって本発明によれば、ポータブルス
ポット溶接装置を使用した溶接作業の重労働の軽減と作
業能率を一層向上し、高齢化した熟練者の技術の有効利
用、迅速且つ精巧な車両修理の高いニーズの充足、修理
待機期間の短縮化、修理費用の低廉化を向上させること
を確保した上で、さらに重量の大小異なる溶接ガン(G)
のいずれにも対応することが可能なポータブルスポット
溶接装置を提供することができる。
【0032】なお、請求項3に記載したように、中間ア
ーム(4) と補助アーム(5) の間に、中間アーム(4) に対
して縦軸回りに回動する中間要素(6) を介在させること
によって、この部分においても縦軸回りの旋回が得られ
ることから、溶接ガン(G) と連結する補助アーム(5) の
三次元運動は、多くの関節部分を有する腕の如く自由自
在となり、作業負担の軽減と能率向上への貢献度を極め
て大きくする。
【0033】また請求項4に記載のように、平行運動機
構は、ピン接手でもって連結した相対する2組のリンク
が平行四辺形を形成する平行リンク機構からなり、支柱
(1)を固定リンクとし一対の平行リンク(31)によって中
間支柱(2) が支柱(1)に対して常に平行移動する構成と
した上で、一定の気体圧力による基準バランス設定手段
として所定弾発力を具備したシリンダ型空気バネ(7)を
使用し、さらに圧力バランス補助調節手段として、供給
・排出により調節するように配管された流体シリンダを
使用した構成としたから、多種類市販されている安価な
シリンダ型空気バネ(7)が使用でき、また流体シリンダ
はバルブの開閉調節による簡単な操作で確実にバランス
調節ができ、これらシリンダ型空気バネ(7)と供給・排
出により調節するように配管された流体シリンダとの協
働により、前記平行リンク(31)の水平位置を基準とする
仰角(a)及び俯角(b)の範囲で作業負担の軽い略静止状態
が確保できる。
【0034】
【発明の実施の形態】及び
【実施例】本発明の実施例に係るポータブルスポット溶
接装置を図に基づいて説明すると、図1は一部を分解し
て示した側面略図、図2はクレーン型スイングアーム組
体(K)の枢着部(O)の回りの重力によるモーメントと、所
定弾発力を具備したシリンダ型空気バネ(7)及び給排気
により調節するように配管されたエアシリンダ(8)によ
る逆方向の力のモーメントとの釣合関係の示す説明図、
図3はケーブルハンガー(10)部の詳細図である。
【0035】上記図示した本発明の実施例に係るポータ
ブルスポット溶接装置は、クレーン型スイングアーム組
体(K) を、溶接機本体(W) に対して縦軸回りに回動でき
るように立設するとともに、溶接機本体(W)の天板部か
ら引き出された給電(C)を支持するケーブルハンガー(1
0)を天板上に設けた場合であり、以下各構成部分につい
て詳細に説明する。
【0036】溶接機本体(W)の内部は、通常の溶接機と
同様、変圧器と冷却手段等を内臓したものであることか
ら、内部構造の図示説明は省略するが、四個の移動用車
輪(12)により支持され、その上面中央部から二本の給電
ケーブル(C)を引き出し、これをクレーン型スイングア
ーム組体(K)の揺動端部に交換可能に支持した溶接ガン
(G)に電気接続し、またクレーン型スイングアーム組体
(K)を構成するスイングアーム基体(3)の揺動領域の後方
の幅中央位置に、後記詳説するスイングアーム基体(3)
を構成する直立状態の支柱(1) の下端部を支持し且つ該
下端部に設けたピンが120度の範囲だけ回動するよう
にして、クレーン型スイングアーム組体(K)が縦軸回り
に回動できるように軸受け体(13)を固定している。
【0037】またクレーン型スイングアーム組体(K)
は、所定弾発力を具備したシリンダ型空気バネ(7)及び
給排気により調節するように配管されたエアシリンダ
(8)とを装備したスイングアーム基体(3)、溶接ガン(G)
の支持高さ調節がスイングアーム基体(3)への連結を反
転してできるようにした中間アーム(4)、必要に応じて
中間アームに脱着自在に連結する中間要素(6)、一端を
中間アーム(4)に直結又は中間要素(6)に連結し他端部に
自在接手(51)を介して溶接ガン(G) を連結する補助アー
ム(5)から成っている。
【0038】前記スイングアーム基体(3)は、前記軸受
け体(13)に縦軸回りに回動できるように立設支持した支
柱(1) と、これに平行な中間支柱(2)と、二本の平行リ
ンク(31)とを、ベアリング(図示せず)を嵌めたピン接
手で連結して、支柱(1)に対して中間支柱(2)を上下方向
に平行運動するように連結した平行リンク機構からなっ
ている。
【0039】そしてバランス調節手段としてのシリンダ
型空気バネ(7)は、水平方向左右のバランスの関係上、
所定弾発力を具備した二本を使用したものであり、支柱
(1)と平行リンク(31)とを連結し、支柱(1) と平行リン
ク(31)との連結部である枢着部(O)の回りの重力の作用
方向の力のモーメントとは逆方向で小なる力のモーメン
トを作用させるように設定する。
【0040】なお、図示省略したが、前記シリンダ型空
気バネ(7)の連結は、支柱(1)と平行リンク(31)に対する
シリンダ型空気バネ(7)の両端連結部の一方の位置を、
前記支柱(1)と下側の平行リンク(31)との枢着部(O)の下
方領域で、しかも、枢着部(O)を通る縦方向中心線から
平行リンク(31)の揺動側の領域へ変位した位置とし、他
方の位置を、平行リンク(31)の中間位置に下方へ向けて
突設した連結腕の先端部とし、一方の連結位置と枢着部
(O)の間隔を連結腕の長さよりも数cm(2〜5cm)長く
した、80kg/cm2の強さの二本のシリンダ型空気バネ(7)
を連結し、該シリンダ型空気バネ(7)が平行リンク(31)
と平行にならないように連結した構成とすることが、モ
ーメントバランスの範囲を広く確保することから好まし
い。
【0041】また給排気により調節するように配管され
たエアシリンダ(8)は、前記シリンダ型空気バネ(7)と平
行状態として、一端を中間支柱(2)に他端を平行リンク
(31)に連結し、その給排気口(16)へコンプレッサー、ガ
スボンベ等の圧力供給源(14)の供給口から切換え弁(15)
を介して配管されており、溶接ガン(G)の変更による重
量の増減に対応して、前記切換え弁(15)による給排気操
作によるエアシリンダ(8)内の圧力を調節し、前記シリ
ンダ型空気バネ(7)との協働で、平行リンク(31)の水平
位置を基準とする仰角(a)及び俯角(b)の範囲で作業負担
の軽い略静止状態となるように調節設定するのである。
【0042】また溶接機本体(W)の上面に装備されるケ
ーブルハンガー(10)は、一方を短脚とし他方を長脚とし
たベルクランクの二本を、揺動中心を形成すべく短脚相
互を揺動軸部(11)で又ケーブル支持部とすべく長脚相互
を幅方向に連結して環状形態とする。
【0043】そして前記揺動軸部(11)を、溶接機本体
(W)からの二本のケーブル引出口を結ぶラインと平行す
る近接位置に揺動自在に設けて、ケーブルハンガー(10)
による給電ケーブル(C) の支持を略一定位置とするとと
もに、前記ベルクランクの長脚部中間と、揺動軸部(11)
より後方の溶接機本体(W)の上面とを、弾発体として引
っ張りバネ(9)を用いて連結することにより装備させ
る。
【0044】上記引っ張りバネ(9)は、クレーン型スイ
ングアーム組体(K)の先端部に支持されている溶接ガン
(G) の上下方向の動きにより変化する、ケーブルハンガ
ー(10)に対する給電ケーブル(C) の支持力変動に追従し
て、給電ケーブル(C)の重力によるモーメントとは逆方
向のモーメントを付勢する強さとする。
【0045】以上説明したシリンダ型空気バネ(7)及び
エアシリンダ(8)の連結によるクレーン型スイングアー
ム組体(K)へのモーメントの作用と、引っ張りバネ(9)の
力によるケーブルハンガー(10)へのモーメントの作用の
協働により、溶接ガン(G)の重量が変更されても、平行
リンク(31)の水平位置を基準として±40度(仰角(a)及
び俯角(b))程度の範囲においては、作業者による溶接
ガン(G)への僅かな力付与で上下に移動可能な静止又は
略静止状態(バランス状態)が得られ、溶接ガン(G)や
給電ケーブル(C)の重量による作業者の作業負担の大幅
な軽減と作業能率の向上が図れる作業環境とすることが
できた。
【0046】これは、水平基準位置を含むその近傍位置
におけるシリンダ型空気バネ(7) 及び調節可能なエアシ
リンダ(8)による力のモーメントの大きさ及び方向が、
溶接ガン(G)の重量とクレーン型スイングアーム組体(K)
の揺動により変化する枢着部(O)からの腕の長さの相乗
による重力作用方向の力のモーメントの大きさと、給電
ケーブル(C)の支持重力の変動に応じたモーメント及び
クレーン型スイングアーム組体(K)の枢着回転部分の±
方向の摩擦力との総和によるものと考えられる。
【0047】なお、上記実施例においては、クレーン型
スイングアーム組体(K) が、溶接機本体(W) に対して縦
軸回りに所定角度だけ回動できるようにし、且つ中間ア
ーム(4) と補助アーム(5) の間に中間要素(6) を介在さ
せた場合について説明したが、クレーン型スイングアー
ム組体(K) の支柱(1)を溶接機本体(W) に固定しても、
溶接ガン(G) を三次元空間に移動させることができるこ
とから、作業負担も少なく能率的に溶接作業を遂行する
ことができ、また補助アーム(5) を中間アーム(4) に対
して水平軸回りに回転自在に連結する構成によっても、
本発明の解決課題を解消することができるものであり、
さらに図においては、中間支柱(2)に対しての支持高さ
変更を可能とするために、中間アーム(4)の中間支柱(2)
との連結及び中間アーム(4)との連結が反転できる構成
としているが、単純に中間支柱(2)と中間アーム(4)及び
中間アーム(4)と中間要素(6)とを縦軸回りに回動し、中
間要素(6)に対して補助アーム(5)を横軸回りに回動する
ように連結する場合もあることから、中間(2)と溶接ガ
ン(G)との間の連結構成については実施例に限定される
ものではない。
【0048】そしてケーブルハンガー(10)の形態も実施
例に限定されるものではなく、またケーブルハンガー(1
0)のベルクランクの長脚部中間と、揺動軸部(11)より後
方の溶接機本体(W)の上面とを連結する引っ張りバネ(9)
は、図示のようにコイルバネではなく、前記シリンダ型
空気バネ(7)に比べ弱い小型シリンダ型空気バネとして
も良く、また連結位置も、ケーブルハンガー(10)に対す
る給電ケーブル(C) の支持力変動に追従して、給電ケー
ブル(C)の重力によるモーメントとは逆方向のモーメン
トを付勢する位置であれば、実施例に限定されるもので
はない。
【0049】さらに実施例においては左右のバランスを
考慮して二本のシリンダ型空気バネ(7)を並列して使用
した場合について説明したが、左右バランスとバネ強さ
を確保する限り、単一の又は奇数本のシリンダ型空気バ
ネ(7)の使用によっても本発明が解決しようとする課題
は達成されることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るポータブルスポット溶
接装置の一部を分解して示した側面略図である。
【図2】 クレーン型スイングアーム組体(K)の枢着部
(O)の回りの釣合関係を示す説明図である。
【図3】 ケーブルハンガー(10)部の詳細図である。
【符号の説明】
(W) 溶接機本体 (G) 溶接ガン (K) クレーン型スイングアーム組体 (C) 給電ケーブル (O) 枢着部 (1) 支柱 (2) 中間支柱 (3) スイングアーム基体 (31) 平行リンク (4) 中間アーム (5) 補助アーム (51) 自在接手 (6) 中間要素 (7) シリンダ型空気バネ (8) エアシリンダ (9) 引っ張りバネ (10) ケーブルハンガー (11) 揺動軸部 (12) 移動用車輪 (13) 軸受け体 (14) 圧力供給源 (15) 切換え弁 (16) 給排気口 (a) 仰角 (b) 俯角

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動自在の溶接機本体(W) に内蔵された
    トランスの二次側を、給電ケーブル(C) によって溶接ガ
    ン(G) の一対の電極に接続し、前記給電ケーブル(C) と
    溶接ガン(G) を、溶接機本体(W) に立設したクレーン型
    スイングアーム組体(K) で支持するようにしたポータブ
    ルスポット溶接装置において、 前記クレーン型スイングアーム組体(K) が、溶接機本体
    (W) に対して固定又は縦軸回りに回動できるように立設
    支持した支柱(1) とこれに平行な中間支柱(2)とを、平
    行運動をするようにした平行運動機構で連結したスイン
    グアーム基体(3) と、前記中間支柱(2) に水平方向に回
    動するように軸連結した中間アーム(4)と、該中間アー
    ム(4) に水平軸線回りに回動するように一端部を連結し
    他端部を溶接ガン(G) に連結するようにした補助アーム
    (5) とから構成され、前記スイングアーム基体(3) に
    は、溶接ガン(G) 及び/又は給電ケーブル(C) の重量と
    によるモーメントと平衡する領域に、溶接ガン(G)を用
    いた作業領域を調節設定するための、一定の気体圧力に
    よる基準バランス設定手段及び流体の給排による圧力バ
    ランス補助調節手段を併設したことを特徴とするポータ
    ブルスポット溶接装置
  2. 【請求項2】溶接機本体(W)の上面に給電ケーブル(C)
    を略一定位置で支持し且つ給電ケーブル(C)その重力に
    よるモーメントとは逆方向のモーメントを付勢する弾発
    体を具備する、一端支持で揺動するケーブルハンガー(1
    0)を設けた請求項1記載のポータブルスポット溶接装
    置。
  3. 【請求項3】中間アーム(4) と補助アーム(5) の間に、
    中間アーム(4) に対して縦軸回りに回動する中間要素
    (6) を介在させた請求項1又は2記載のポータブルスポ
    ット溶接装置。
  4. 【請求項4】平行運動機構は、ピン接手でもって連結し
    た相対する2組のリンクが平行四辺形を形成する平行リ
    ンク機構からなり、支柱(1) を固定リンクとし一対の平
    行リンク(31)によって中間支柱(2)が 支柱(1)に対して
    常に平行移動する構成であり、 また一定の気体圧力による基準バランス設定手段は、支
    柱(1)と平行リンク(31)とを所定弾発力を具備したシリ
    ンダ型空気バネ(7)で連結して、支柱(1) と平行リンク
    (31)との連結部である枢着部(O)を基点とし、前記平行
    リンク(31)を腕として作用する溶接ガン(G)又は/及び
    給電ケーブル(C) の重量による枢着部(O)回りの力のモ
    ーメントとは逆方向の力のモーメントとして作用する構
    成とし、 さらに圧力バランス補助調節手段は、支柱(1)又は中間
    支柱(2)と平行リンク(31)とを、供給・排出により調節
    するように配管された流体シリンダで連結して、溶接ガ
    ン(G)の変更によるモーメントの変化に対応させるよう
    にし、種類と重量の変更により変化するモーメントに対
    応するようにした構成として、 これら一定の気体圧力による基準バランス設定手段と圧
    力バランス補助調節手段との協働により、前記平行リン
    ク(31)の水平位置を基準とする仰角(a)及び俯角(b)の範
    囲で作業負担の軽い略静止状態となるようにした請求項
    1、2又は3記載のポータブルスポット溶接装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200479466Y1 (ko) 2012-03-22 2016-01-29 쌩-고벵 글래스 프랑스 자동차유리 성형받침대용 유리보호커버 용접장치
CN105414824A (zh) * 2015-12-01 2016-03-23 深圳市瑞凌实业股份有限公司 力矩平衡器和移动式焊接装置
CN113732438A (zh) * 2020-05-27 2021-12-03 浙江致远钢结构股份有限公司 圆光管焊接用移动焊接设备及圆光管焊接工艺

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