JP2000343639A - 多孔性物質を有するシート状積層体を使用した製品 - Google Patents
多孔性物質を有するシート状積層体を使用した製品Info
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Abstract
質が出てくることがなく、多量に使用することができ、
湿度調整機能や脱臭機能を十分に発揮でき、る多孔性物
質を有するシート状積層体を使用した製品を提供する。 【解決手段】マットMは織物1と発泡ポリウレタンシー
ト2と多孔性物質を有するシート状積層体Sと発泡ポリ
ウレタンシート2と織物1とが順次積層されている。多
孔性物質を有するシート状積層体Sは多孔性物質保有層
とその上面に積層されている不織布と下面に積層され一
体となっている不織布とを含む。多孔性物質保有層は、
粒状の竹炭がバインダーで結合されており、通気性を有
する。多孔性物質を有するシート状積層体Sには、ニー
ドルパンチ法によって一体にしたときに生じた微細な孔
が形成されている。
Description
シート状積層体を使用した製品にかかり、更に詳しく
は、粒状や粉状の炭等(本明細書ではこれらをまとめて
「炭粉等」と称する)の多孔性物質の飛散を防止すると
共に多孔性物質が有する湿度調整機能や脱臭機能を十分
に確保し、しかもシート状の積層体全体は柔軟性を有す
る、多孔性物質を有するシート状積層体を使用した製品
に関する。
整機能や脱臭機能があることは知られている。近年で
は、遠赤外線やマイナスイオンを発生することもわかっ
てきており、様々な分野で注目され利用が進んでいる。
上記のような性質を有する竹炭等は、粒状や粉状のもの
を通気性の袋体に入れたり、または、合成繊維等に練り
込んで編布、織布、不織布等にしたりして使用されてい
た。
な従来の使用方法には、次のような課題があった。 炭粉等を通気性の袋体に入れたものは、使用中等に
炭粉等が袋体から出て飛び散り、使用者や使用場所等を
汚す等、使用や取り扱いに不便であった。また、炭粉等
を袋に入れるだけでは、用途が限定されていた。 炭粉等を合成繊維等に練り込んで編布、織布、不織
布等にしたものは、あまり多く練り込むと繊維状にする
ことができないため、使用量に制限があり、従って湿度
調整機能や脱臭機能を十分に発揮できず、また、遠赤外
線やマイナスイオンの発生も少なかった。
用や取り扱いに便利で、しかも繊維に練り込むよりも多
量の炭粉等を保有させる方法として、炭粉等をシート部
材で挟み、シート部材と共にバインダーで積層して、シ
ート状の積層体とすることに着目した。しかし、炭粉等
とシート部材とをバインダーで接合した場合は、バイン
ダーが炭粉等の表面を覆ってしまい、湿度調整機能や脱
臭機能が消滅或いは低下するばかりか、バインダーが乾
燥すると固くなり、シートとしての使用や取り扱いにも
不便となることもわかった。
ンダーの使用量を炭粉等の飛散防止に必要な最小限の量
にとどめ、炭粉等およびシート部材の積層に、バインダ
ーではなく、繊維のフェルト化に際して使用されるニー
ドルパンチ法を採用することによって、炭粉等の飛散を
防止すると共に炭粉等が有する湿度調整機能や脱臭機能
を十分に確保できることを知見した。
数の微細な孔を形成するために、バインダーと炭粉等か
ら成る層は、孔の部分がいわば破壊された状態となり、
これによって同層の表面積の増大と柔軟性の付与に寄与
することを知見した。また、研究中に湿度調整機能や脱
臭機能を有する物質には、竹炭が最適であるが、木炭、
やし殻炭、多孔性セラミック、軽石(多孔性石)、麦飯
石またはシリカゲル等の多孔性物質も同様の機能を奏す
ることを知見した。
完成した多孔性物質を有するシート状積層体を、クッシ
ョン性や清涼感がある下記の身回品、例えば、藺草と布
地を含むマット、藺草と布地を含む座布団、藺草と布地
を含むポリプロピレン製クッション、藺草と布地を含む
枕、ホットカーペットカバー、炬燵掛け布団、敷布団、
ムートン、ポリプロピレン製カーペット、綿混紡製カー
ペット、麻混紡製カーペット、交織茣蓙、花茣蓙、藺草
製ラグ、インド綿製カーペット、籘製カーペット、竹製
カーペットまたは畳等に利用することに着目した。
性物質の飛散を防止すると共に多孔性物質が有する湿度
調整機能や脱臭機能を十分に確保し、しかも全体として
柔軟性を有するシート状の積層体を使用した各種の物を
提供することにある。本発明のその他の目的は、以下の
説明から明らかになるであろう。
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、多孔性物質を有するシート状積層体を使用
した製品であって、多孔性物質を有するシート状積層体
が使用される物と、該物に使用されている多孔性物質を
有するシート状積層体とを備え、上記シート状積層体
は、多孔性物質保有層と、該多孔性物質保有層の上面ま
たは/及び下面に積層されて一体となっている一または
二以上の被覆層を有し、上記多孔性物質保有層は、粒状
または/および粉状の多孔性物質と、該多孔性物質を結
合しているバインダーとを含み、上記多孔性物質保有層
および被覆層には多数の微細な孔が形成されており、シ
ート状積層体全体として通気性および柔軟性を有してい
ることを特徴とする、多孔性物質を有するシート状積層
体を使用した製品である。
るシート状積層体を使用した製品であって、多孔性物質
を有するシート状積層体が使用される物と、該物に使用
されている多孔性物質を有するシート状積層体とを備
え、上記シート状積層体は、多孔性物質保有層と、該多
孔性物質保有層の上面または/及び下面に積層されて一
体となっている一または二以上の被覆層を有し、上記多
孔性物質保有層は、粒状または/および粉状の多孔性物
質と、該多孔性物質を結合しているバインダーとを含
み、上記多孔性物質保有層と多孔性物質保有層の上面ま
たは/及び下面に積層されている被覆層は、ニードルパ
ンチ法により一体的に固着されており、該ニードルパン
チ法により多孔性物質保有層と被覆層には多数の微細な
孔が形成されていることを特徴とする、多孔性物質を有
するシート状積層体を使用した製品である。
布地を含むマット、藺草と布地を含む座布団、藺草と布
地を含むポリプロピレン製クッション、藺草と布地を含
む枕、ホットカーペットカバー、炬燵掛け布団、敷布
団、ムートン、ポリプロピレン製カーペット、綿混紡製
カーペット、麻混紡製カーペット、交織茣蓙、花茣蓙、
藺草製ラグ、インド綿製カーペット、籘製カーペット、
竹製カーペットまたは畳のうちから選ばれた一つである
ことを特徴とする、第1または第2の発明に係る多孔性
物質を有するシート状積層体を使用した製品である。
布または不織布であることを特徴とする、第1、第2ま
たは第3の発明に係る多孔性物質を有するシート状積層
体を使用した製品である。
不織布が熱融着性であることを特徴とする、第4の発明
に係る多孔性物質を有するシート状積層体を使用した製
品である。
を構成している多孔性物質が、竹炭、木炭、やし殻炭、
多孔性セラミック、軽石(多孔性石)、麦飯石またはシ
リカゲルから選ばれた一種または二種以上を含むことを
特徴とする、第1、第2、第3、第4または第5の発明
に係る多孔性物質を有するシート状積層体を使用した製
品である。
は、竹炭を5〜80重量%と当該竹炭を結合する弾性高
分子を95〜20重量%含むことを特徴とする、第1、
第2、第3、第4、第5または第6の発明に係る多孔性
物質を有するシート状積層体を使用した製品である。
れていることを特徴とする、第1、第2、第3、第4、
第5、第6または第7の発明に係る多孔性物質を有する
シート状積層体を使用した製品である。
有することを特徴とする、第1、第2、第3、第4、第
5、第6、第7または第8の発明に係る多孔性物質を有
するシート状積層体を使用した製品である。
して使用されることが多い。表面張りには、表側(上
側)及び/または裏側(下側)に張ったものや置いたも
のも含んでいる。また、畳はいわゆるユニット畳も含
む。
炭、やし殻炭、多孔性セラミック、軽石(多孔性石)、
麦飯石またはシリカゲル等を使用することができる。ま
た、上記多孔性物質は単独で使用できる他、相互に混合
して使用することもできる。上記の多孔性物質のうちで
も、竹炭が湿度調整機能や脱臭機能が強く、遠赤外線や
マイナスイオンを十分に発生するので好ましい。しか
し、使用される多孔性物質は上記には限定されない。
る物が好ましく、例えば、天然ゴム、合成ゴム、プラス
チック等の高分子ラテックス(またはエマルジョン)を
挙げることができる。プラスチックの高分子ラテックス
としては、乾燥後に弾性体となるアクリル樹脂、ウレタ
ン樹脂、塩化ビニル樹脂等のラテックスが好ましい。し
かし、ラテックスは上記には限定されない。
または不織布をあげることができる。被覆層は、通常は
多孔性物質保有層の上面および下面に一層ずつ配置され
るが、例えば装飾や抗菌等、商品の付加価値向上を目的
として上記層の上に更に一または二層以上配置すること
もできる。なお、他の素材と組み合わせて使用するに当
たっては、被覆層は上面または下面だけの場合もある。
そして、編布、織布または不織布の素材の種類として
は、例えば、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、
アクリル繊維、ポリエチレン繊維、ポリアミド繊維、ア
セテート繊維等の合成繊維、木綿、羊毛、麻、竹等の天
然繊維、ガラス繊維、多孔性素繊維等の無機繊維等をあ
げることができる。目付としては、通常、50〜120
0g/m2のものが使用される。しかし、目付は上記に
は限定されない。
に被覆層を積層し一体化する手段としてニードルパンチ
法をあげることができる。また、キルティングのように
被覆層間を連続的に刺し縫うこともできるし、布団の様
に部分的に刺し縫うこともできる。この様に積層するに
あたり、針を使用した場合は、被覆層と多孔性物質保有
層に針による微細な孔が多数形成される。この孔の形成
によって多孔性物質保有層の表面積は大きくなる。それ
ばかりか孔部分は外気と通じ、湿度調整機能や脱臭機能
が向上する。また、孔の部分からは折れ曲がりやすくな
り、孔は多孔性物質保有層の全面にわたって形成される
ことから、積層体の柔軟性付与にも寄与する。
用することができるが、各素材を混合して使用すること
もできる。例えば、天然繊維や無機繊維に合成繊維を混
合することにより、合成繊維が有する熱融着性によっ
て、混合している繊維を互いに強く接着させることがで
きる。その結果、不織布としての強度を増し、使用中の
形崩れ、表面の擦り減り、毛玉の発生等を防止すること
ができる。また、洗濯時に毛羽が立つのを防止すること
もできる。
には、合成繊維は5〜80重量%、その他の繊維は95
〜20重量%であることが好ましい。合成繊維が5重量
%未満であると上記各性質が現われにくく、80重量%
を超えると硬くなり触感等が悪くなる傾向がある。
て形成する層は、竹炭を5〜80重量%と当該竹炭を結
合するバインダーを95〜20重量%とを使用して形成
するのが好ましい。上記範囲内であると所望の層が形成
され易く、同時に竹炭が有する性質が十分に発揮でき
る。竹炭が5重量%未満であると、多孔性物質保有層が
湿度調整機能や脱臭機能を十分に有することができず、
また、遠赤外線やマイナスイオンを十分に発生すること
ができない。80重量%を超えると、成形性が落ち層を
形成しにくくなる。
えば、天然ゴム、SBR、NBR等の合成ゴム、ポリウ
レタン、アクリル樹脂等のプラスチック等があげられ
る。しかし、上記素材には限定されない。
Na−ペンタクロロフェネート、トリフェニル化合物、
ピリチオン亜鉛、環状窒素系化合物等をあげることがで
きる。しかし、上記薬剤には限定されない。
シート状積層体は、例えば敷物の中身または表面張りと
して使用される。そして、上記多孔性物質を有するシー
ト状積層体は、多孔性物質保有層と、該多孔性物質保有
層の上面または/及び下面に積層されて一体となってい
る一または二以上の被覆層を有し、上記多孔性物質保有
層は、粒状または/および粉状の多孔性物質と、該多孔
性物質を結合しているバインダーとを含んでいる。上記
多孔性物質保有層および被覆層には多数の微細な孔が形
成されており、シート状積層体全体として通気性および
柔軟性を有している。
質が離脱して飛び散ることを防止できる。また、粒状や
粉状の多孔性物質は層として形成されていても、多数の
微細な孔によって通気性が付与されているので、多孔性
物質が有している性質は損なわれず、湿度調整機能や脱
臭機能が十分に発揮できる。また、遠赤外線やマイナス
イオンを発生するものは、遠赤外線やマイナスイオンを
十分に発生することができる。
の上面または/及び下面に積層されている編布、織布ま
たは不織布等の柔軟性及び通気性を有する被覆層とが、
ニードルパンチ法により一体的に固着されているもの
は、多孔性物質保有層にあけられた通気性を有する微細
な孔の側面に、ニードルのバーブ(小さな棘で移動する
ときに接触している物体を引っ掛けることができるも
の)により引き掻いたような微細な凹凸が多数形成され
ている。従って、上記多数の微細な凹凸により、多孔性
物質保有層の表面積は極めて広くなっており、当該多孔
性物質保有層を構成している多孔性物質も上記側面に多
数に現われ、湿度調整機能や脱臭機能を更に十分に発揮
でき、また、特に炭紛等を使用したときは、遠赤外線や
マイナスイオンを十分に発生することができる。
性の編布、織布または不織布であるものは、当該熱融着
性により、多孔性物質保有層の上面または/及び下面の
被覆層を構成している繊維を互いに強く接着し、その強
度を増し、表面張り等に使用するとき等では、多孔性物
質を含むシートの形崩れ及び表面の擦り減りや毛玉の発
生等を防止することができる。また、洗濯時に毛羽が発
生するのを防止することもできる。
と布地を含む座布団、藺草と布地を含むポリプロピレン
製クッション、藺草と布地を含む枕、ホットカーペット
カバー、炬燵掛け布団、敷布団、ムートン、ポリプロピ
レン製カーペット、綿混紡製カーペット、麻混紡製カー
ペット、交織茣蓙、花茣蓙、藺草製ラグ, インド綿製カ
ーペット、籘製カーペット、竹製カーペットまたは畳
(ユニット畳も含む)のうちから選ばれた一つであるも
のは、上記各敷物自身が有する作用、例えば、クッショ
ン性や清涼感等をそのまま現出することができる。ま
た、同時に、多孔性物質保有層が有している上記のよう
な作用、即ち、表面張り等での使用中に粒状や紛状の多
孔性物質が離脱して飛散することはなく、使用者の手や
使用場所等が汚れるのを防止することができるという作
用もそのまま現出できる。更に、湿度調整機能や脱臭機
能が十分に発揮でき、また、特に炭粉等を使用したとき
には、遠赤外線やマイナスイオンを十分に発生すること
ができるという作用もそのまま現出できる。
%と当該竹炭を結合するバインダーを95〜20重量%
含むものは、成形性がよいので、当該多孔性物質保有層
を所望通りに成形することができ、同時に竹炭が有する
性質が損なわれず、湿度調整機能や脱臭機能を十分に発
揮することができ、また、遠赤外線やマイナスイオンも
十分に発生することができる。
い状態で使用されている物品の下面に置くこと等によ
り、当該物品が滑らないようにすることができる。例え
ば、プラスチック系塗料で仕上げたフローリングやプラ
スチック系タイルを貼った部屋の床に藺草と布地を含む
マット、藺草と布地を含む座布団、ポリプロピレン製カ
ーペット、交織茣蓙、花茣蓙等を敷くと、使用時、当該
藺草製の敷物等が滑って使用者が転倒することがある。
しかし、上記藺草と布地を含むマット等の下面に多孔性
物質を有するシート状積層体を使用した製品を敷くこと
により当該藺草と布地を含むマット等を滑らないように
し、使用者が転倒するのを防止することができる。
を有するものは、梅雨期等においても黴や細菌が発生す
るのを確実に防止することができる。
き更に詳細に説明する。図1は本発明に係る多孔性物質
を有するシート状積層体を使用した製品の第1の実施の
形態を示す一部を断面した斜視図、図2は図1に示す敷
物に利用する多孔性物質を有するシート状積層体の斜視
図、図3は図2に示す多孔性物質を有するシート状積層
体の部分断面図、図4は多孔性物質を有するシート状積
層体に形成されている孔の拡大説明図である。図中Mは
多孔性物質を有するシート状積層体を使用した製品であ
るマットであり、Sは多孔性物質を有するシート状積層
体である。
して積層されている発泡ポリウレタンシート2と当該発
泡ポリウレタンシート2の下面に接して積層されている
多孔性物質を有するシート状積層体Sと当該多孔性物質
を有するシート状積層体Sの下面に接して積層されてい
る発泡ポリウレタンシート2と当該発泡ポリウレタンシ
ート2の下面に接して積層されている織物1とが全て一
体となった状態で構成されている。尚、発泡ポリウレタ
ン2の替わりに、固綿、シリコーン綿、発泡EVA等も
使用しうる。
孔性物質保有層3と当該多孔性物質保有層3の上面に積
層され一体となっている被覆層である不織布4と下面に
積層され一体となっている被覆層である不織布5とを含
む。
0g/m2であり、70重量%の粒状または粉状の竹炭
31(径0.8〜2mm)が30重量%のアクリル樹脂
よりなるバインダー32で部分的に結合されており、通
気性を有する。不織布4は目付が140g/m2であ
り、天然繊維40重量%とポリエステル繊維60重量%
とを絡ませることにより構成されている。不織布5は目
付が250g/m2であり、ポリエステル繊維70重量
%をシリコーン樹脂30重量%で結合することにより構
成されている。尚、上記不織布4と不織布5とはNa−
ペンタクロロフェネートにより抗菌処理が施されてい
る。
は、多孔性物質保有層3と不織布4と不織布5とをニー
ドルパンチ法によって一体にしたときに生じた通気性を
有する微細な孔6が形成されている。当該孔6の側面に
は、ニードルのバーブによって形成された引っ掻いたよ
うな凹凸61が多数に存在している。
るシート状積層体Sの製造方法について説明する。粒状
や粉状の竹炭31(径0.8〜2mm)をアクリル樹脂
ラテックスに入れ混合しペースト状の流動体にする。こ
の流動体は、アクリル樹脂ラテックスが乾燥して固形物
になったときに、竹炭が70重量%、アクリル樹脂が3
0重量%になるように調整されている。
%をシリコーン樹脂30重量%で結合することにより構
成されている目付250g/m2の不織布5の上面に積
層する。流動体の積層量は、アクリル樹脂ラテックスが
乾燥して固形物になったときに、300g/m2になる
ように調整されている。更に、積層された上記流動体の
上面に、天然繊維40重量%とポリエステル繊維60重
量%とを絡ませることにより構成されている目付140
g/m2の不織布4を積層する。尚、上記不織布4と上
記不織布5には、予め、抗菌性を与えるためにNa−ペ
ンタクロロフェネートを塗布しておく。
時に加熱し、上記流動体中のアクリル樹脂ラテックスの
水分を蒸発させて乾燥する。アクリル樹脂が乾燥すると
バインダー32となり、竹炭31を部分的に結合し、通
気性がある多孔性物質保有層3となる。
されたものを、不織布4の方から不織布5の方に向けて
ニードルを刺し、全体を一体にすると同時に多数の微細
な孔6を形成する。当該孔6の側面にはニードルのバー
ブにより多数の引っ掻いたような凹凸61が形成され、
三層は一体化される。
係る多孔性物質を有するシート状積層体を使用した製品
であるマットMの作用を説明する。マットMは、上記の
ように織物1とその下面に順次積層されている発泡ポリ
ウレタンシート2と多孔性物質を有するシート状積層体
Sと発泡ポリウレタンシート2と織物1とが全て一体と
なって構成されている。従って、マットMは、上記二層
の発泡ポリウレタンシート2により良好なクッション性
が付与される。また、織物1の素材として麻等を使用す
れば、夏期においては清涼感も付与される。
成している多孔性物質保有層3において、粒状または粉
状の竹炭31はバインダー32で結合されているので、
使用中側面等から竹炭31は離脱することはない。従っ
て、竹炭31が周囲に飛び散ることはなく、使用場所等
が汚れるのを防止できる。
32により部分的に結合されていることにより、竹炭3
1の一部は露出していて多孔性物質保有層3の外部に通
じることができる。しかも、多孔性物質保有層3と不織
布4と不織布5とには、多数の孔6が形成されており、
その側面には、引っ掻いたような凹凸61が多数形成さ
れている。当該凹凸61により、竹炭31の表面が多く
露出し、露出した竹炭31は、上記孔6により外部に通
じている。従って、竹炭31が外気と接する表面積はよ
り大きくなっており、竹炭31が有している性質は損な
われず、湿度調整機能や脱臭機能が十分に発揮でき、ま
た、遠赤外線やマイナスイオンも十分に発生させること
ができる。
テル繊維70重量%が使用されており、不織布4におい
ては、熱融着性のポリエステル繊維60重量%が使用さ
れている。従って、上記各不織布を構成している繊維は
互いに強く接着し合って強度が大きくなっており、多孔
性物質を有するシート状積層体Sの形崩れを防止するこ
とができる。また、不織布4と不織布5とにはNa−ペ
ンタクロロフェネートが塗布されているので、抗菌性も
有する。
ート状積層体を使用した製品の第2の実施の形態を示す
一部を断面した斜視図である。図中Cは籘製のカーペッ
トである。籘製のカーペットCは籘で編んだ表材7とと
当該表材7の下面に接して積層されている多孔性物質を
有するシート状積層体Sとが一体となって構成されてい
る。多孔性物質を有するシート状積層体Sは上記第1の
実施の形態のマットMにおいて利用したものと同一のも
のである。尚、多孔性物質を有するシート状積層体Sの
下面には、NBRよりなる薄いゴム層が形成されており
(図示省略)、防滑性が付与されている。防滑性をより
大きくするために、ゴム層の下面に凹凸模様を付与する
こともできる。
表材7が使用されているので、特に、夏期においては優
れた清涼感が付与される。尚、多孔性物質を有するシー
ト状積層体Sが利用されているので、上記第1の実施の
形態のマットMと同様に多孔性物質保有層3の作用がそ
のまま奏せられる。
ート状積層体を使用した製品の第3の実施の形態を示す
一部を断面した斜視図である。図中Tは畳である。畳T
は畳表8と当該畳表8の下面に接して積層されている多
孔性物質を有するシート状積層体Sと当該多孔性物質を
有するシート状積層体Sの下面に接して積層されている
畳床9が一体となって構成されている。多孔性物質を有
するシート状積層体Sは上記第1の実施の形態のマット
Mにおいて利用したものと同一のものである。
ト状積層体Sが利用されているので、上記第1の実施の
形態のマットMと同様に多孔性物質保有層3の作用がそ
のまま奏せられる。
はあくまで説明上のものであって、限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定され
るものではなく、特許請求の範囲の記載内において種々
の変形が可能である。
する。 (a)シート状積層体の使用物は、多孔性物質を有する
シート状積層体が使用される物と、該物に使用されてい
る多孔性物質を有するシート状積層体とを備え、上記シ
ート状積層体は、多孔性物質保有層と、該多孔性物質保
有層の上面または/及び下面に積層されて一体となって
いる一または二以上の被覆層を有し、上記多孔性物質保
有層は、粒状または/および粉状の多孔性物質と、該多
孔性物質を結合しているバインダーとを含み、上記多孔
性物質保有層および被覆層には多数の微細な孔が形成さ
れており、シート状積層体全体として通気性および柔軟
性を有している。従って、上記のように、粒状または/
および粉状の多孔性物質はバインダーで結合されている
ので、使用中等に粒状や紛状の多孔性物質が離脱して飛
散することを防止できる。更に、粒状や粉状の多孔性物
質は層として形成されていても、通気性が付与されてい
るので、多孔性物質が有している性質は損なわれず、湿
度調整機能や脱臭機能が十分に発揮でき、また、特に炭
粉等を使用したときには、遠赤外線やマイナスイオンを
十分に発生することができる。
保有層の上面または/及び下面に積層されている被覆層
とが、ニードルパンチ法により一体的に固着されている
ものは、多孔性物質保有層にあけられた孔の側面に、ニ
ードルのバーブにより引き掻いたような微細な凹凸が多
数形成されている。従って、上記多数の微細な凹凸によ
り、多孔性物質保有層の表面積は広くなっており、当該
多孔性物質保有層を構成している多孔性物質も上記側面
に多数現われ、湿度調整機能や脱臭機能を更に十分に発
揮でき、また、特に炭粉等を使用したときには、遠赤外
線やマイナスイオンを更に十分に発生することができ
る。
は不織布であるものは、当該熱融着性により、多孔性物
質保有層の上面または/及び下面の被覆層を構成してい
る繊維を互いに強く接着し、その強度を増し、表面張り
等に使用するとき等では、多孔性物質を含むシートの形
崩れ及び表面の擦り減りや毛玉の発生等を防止すること
ができる。また、洗濯時に毛羽が発生するのを防止する
こともできる。
ト、藺草と布地を含む座布団、藺草と布地を含むポリプ
ロピレン製クッション、藺草と布地を含む枕、ホットカ
ーペットカバー、炬燵掛け布団、敷布団、ムートン、ポ
リプロピレン製カーペット、綿混紡製カーペット、麻混
紡製カーペット、交織茣蓙、花茣蓙、藺草製ラグ, イン
ド綿製カーペット、籘製カーペット、竹製カーペットま
たは畳(ユニット畳も含む)のうちから選ばれた一つで
あるものは、上記各敷物自身が有する作用、例えば、ク
ッション性や清涼感等をそのまま現出することができ
る。また、同時に、多孔性物質保有層が有している上記
のような作用、即ち、表面張り等での使用中に粒状や紛
状の多孔性物質が離脱して飛散することはなく、使用場
所等が汚れるのを防止することができるという作用もそ
のまま現出できる。更に、湿度調整機能や脱臭機能が十
分に発揮でき、また、特に炭粉用を使用したときには、
遠赤外線やマイナスイオンを十分に発生することができ
るという作用もそのまま現出できる。
0重量%と当該竹炭を結合するバインダーを95〜20
重量%含むものは、成形性がよいので、当該多孔性物質
保有層を所望通りに成形することができ、同時に竹炭が
有する性質が損なわれず、湿度調整機能や脱臭機能を十
分に発揮することができ、また、遠赤外線やマイナスイ
オンも十分に発生することができる。
滑り易い状態で使用されている物品の下面に置くこと等
により、当該物品が滑らないようにすることができる。
例えば、プラスチック系塗料で仕上げたフローリングや
プラスチック系タイルを貼った部屋の床に藺草と布地を
含むマット、藺草と布地を含む座布団、ポリプロピレン
製カーペット、交織茣蓙、花茣蓙等を敷くと、使用時、
当該藺草製の敷物等が滑って使用者が転倒することがあ
る。しかし、上記藺草と布地を含むマット等の下面に多
孔性物質を有するシート状積層体を使用した製品を敷く
ことにより当該藺草と布地を含むマット等を滑らないよ
うにし、使用者が転倒するのを防止することができる。
抗菌性を有するものは、梅雨期等においても黴や細菌が
発生するのを確実に防止することができる。
体を使用した製品の第1の実施の形態を示す一部を断面
した斜視図。
シート状積層体の斜視図。
の部分断面図。
ている孔の拡大説明図。
体を使用した製品の第2の実施の形態を示す一部を断面
した斜視図。
体を使用した製品の第3の実施の形態を示す一部を断面
した斜視図。
Claims (9)
- 【請求項1】 多孔性物質を有するシート状積層体を使
用した製品であって、 多孔性物質を有するシート状積層体が使用される物と、
該物に使用されている多孔性物質を有するシート状積層
体とを備え、 上記シート状積層体は、 多孔性物質保有層と、 該多孔性物質保有層の上面または/及び下面に積層され
て一体となっている一または二以上の被覆層を有し、 上記多孔性物質保有層は、 粒状または/および粉状の多孔性物質と、 該多孔性物質を結合しているバインダーとを含み、 上記多孔性物質保有層および被覆層には多数の微細な孔
が形成されており、シート状積層体全体として通気性お
よび柔軟性を有していることを特徴とする、多孔性物質
を有するシート状積層体を使用した製品。 - 【請求項2】 多孔性物質を有するシート状積層体を使
用した製品であって、 多孔性物質を有するシート状積層体が使用される物と、
該物に使用されている多孔性物質を有するシート状積層
体とを備え、 上記シート状積層体は、 多孔性物質保有層と、 該多孔性物質保有層の上面または/及び下面に積層され
て一体となっている一または二以上の被覆層を有し、 上記多孔性物質保有層は、 粒状または/および粉状の多孔性物質と、 該多孔性物質を結合しているバインダーとを含み、 上記多孔性物質保有層と多孔性物質保有層の上面または
/及び下面に積層されている被覆層は、ニードルパンチ
法により一体的に固着されており、該ニードルパンチ法
により多孔性物質保有層と被覆層には多数の微細な孔が
形成されていることを特徴とする、 多孔性物質を有するシート状積層体を使用した製品。 - 【請求項3】 使用物が、藺草と布地を含むマット、藺
草と布地を含む座布団、藺草と布地を含むポリプロピレ
ン製クッション、藺草と布地を含む枕、ホットカーペッ
トカバー、炬燵掛け布団、敷布団、ムートン、ポリプロ
ピレン製カーペット、綿混紡製カーペット、麻混紡製カ
ーペット、交織茣蓙、花茣蓙、藺草製ラグ、インド綿製
カーペット、籘製カーペット、竹製カーペットまたは畳
のうちから選ばれた一つであることを特徴とする、 請求項1または2記載の多孔性物質を有するシート状積
層体を使用した製品。 - 【請求項4】 被覆層が編布、織布または不織布である
ことを特徴とする、請求項1、2または3記載の多孔性
物質を有するシート状積層体を使用した製品。 - 【請求項5】 編布、織布または不織布が熱融着性であ
ることを特徴とする、 請求項4記載の多孔性物質を有
するシート状積層体を使用した製品。 - 【請求項6】 多孔性物質保有層を構成している多孔性
物質が、竹炭、木炭、やし殻炭、多孔性セラミック、軽
石(多孔性石)、麦飯石またはシリカゲルから選ばれた
一種または二種以上を含むことを特徴とする、 請求項1、2、3、4または5記載の多孔性物質を有す
るシート状積層体を使用した製品。 - 【請求項7】 多孔性物質保有層は、竹炭を5〜80重
量%と当該竹炭を結合するバインダーを95〜20重量
%含むことを特徴とする、 請求項1、2、3、4、5または6記載の多孔性物質を
有するシート状積層体を使用した製品。 - 【請求項8】 防滑性処理が施されていることを特徴と
する、 請求項1、2、3、4、5、6または7記載の多孔性物
質を有するシート状積層体を使用した製品。 - 【請求項9】 被覆層が抗菌性を有することを特徴とす
る、 請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の多孔
性物質を有するシート状積層体を使用した製品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11155815A JP2000343639A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | 多孔性物質を有するシート状積層体を使用した製品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11155815A JP2000343639A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | 多孔性物質を有するシート状積層体を使用した製品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000343639A true JP2000343639A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=15614090
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11155815A Withdrawn JP2000343639A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | 多孔性物質を有するシート状積層体を使用した製品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000343639A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102704652A (zh) * | 2012-06-18 | 2012-10-03 | 管宁章 | 环保型板材及地板和贴面板 |
| JP7458122B1 (ja) | 2022-12-21 | 2024-03-29 | 株式会社浅井商店 | 畳、畳表部 |
-
1999
- 1999-06-02 JP JP11155815A patent/JP2000343639A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102704652A (zh) * | 2012-06-18 | 2012-10-03 | 管宁章 | 环保型板材及地板和贴面板 |
| CN102704652B (zh) * | 2012-06-18 | 2014-08-20 | 管宁章 | 环保型板材及地板和贴面板 |
| JP7458122B1 (ja) | 2022-12-21 | 2024-03-29 | 株式会社浅井商店 | 畳、畳表部 |
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