JP2000343929A - 車両用空気調和装置のクーラント循環量制御弁 - Google Patents
車両用空気調和装置のクーラント循環量制御弁Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 クーラント循環量を制御するための制御弁の
弁操作量と吹出し温度とがほぼ比例し、吹出し温度を容
易に制御できる、車両用空気調和装置のクーラント循環
量制御弁を提供する。 【解決手段】 このクーラント循環量制御弁は、車両用
空気調和のヒータコアへ流すクーラント循環量を制御し
て温風の吹出し温度を制御するためのものであって、弁
操作量に対して開度が下に凸の曲線(図7(a)中の符
号105参照)に沿って変化する特性を有する。したが
って、図7(b)中の符号105aで示すように、弁操
作量に対して吹出し温度がほぼ比例するリニア特性が得
られるので、操作量によって吹出し温度を容易に調節で
きる。
弁操作量と吹出し温度とがほぼ比例し、吹出し温度を容
易に制御できる、車両用空気調和装置のクーラント循環
量制御弁を提供する。 【解決手段】 このクーラント循環量制御弁は、車両用
空気調和のヒータコアへ流すクーラント循環量を制御し
て温風の吹出し温度を制御するためのものであって、弁
操作量に対して開度が下に凸の曲線(図7(a)中の符
号105参照)に沿って変化する特性を有する。したが
って、図7(b)中の符号105aで示すように、弁操
作量に対して吹出し温度がほぼ比例するリニア特性が得
られるので、操作量によって吹出し温度を容易に調節で
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用空気調和装置
のクーラント循環量制御弁に関する。
のクーラント循環量制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両内を暖房するには、一般に、
エンジン排熱(クーラント温水)を利用している。すな
わち、クーラントが流れるヒータコアへの空気のバイパ
ス量を調整して、温風の吹出し温度を制御したり、ある
いはヒータコアへ流すクーラント循環量を制御して吹出
し温度を制御している。このクーラント循環量を制御す
るための制御弁としては、制御の容易性を考慮して弁操
作量(弁体の移動量)と開度とが比例するような通常の
弁(例えばボール弁)を使用していた。
エンジン排熱(クーラント温水)を利用している。すな
わち、クーラントが流れるヒータコアへの空気のバイパ
ス量を調整して、温風の吹出し温度を制御したり、ある
いはヒータコアへ流すクーラント循環量を制御して吹出
し温度を制御している。このクーラント循環量を制御す
るための制御弁としては、制御の容易性を考慮して弁操
作量(弁体の移動量)と開度とが比例するような通常の
弁(例えばボール弁)を使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジン排
熱(クーラント温水)の温度は設定吹出し温度よりも極
めて高く、また、ヒータコアの能力は特に寒冷地対策の
ための余裕を持って大きく設定されているために、上述
のように、クーラント循環用の制御弁として、その操作
量(弁体の移動量)と開度とが比例するようなリニア特
性(図7(a)の符号106参照)を有する通常の弁を
使用すると、図7(b)中の符号106aで示すよう
に、弁操作量に対して吹出し温度が敏感でかつ急激に増
加するために、吹出し温度の調節が困難となり、車室内
の快適性が損なわれるという問題点がある。なお、図7
(a)中の符号107で示すように、弁操作量に対して
開度が上に凸の曲線に沿って変化する制御弁を用いた場
合には、図7(b)中の符号107aで示すように、弁
操作量に対して吹出し温度がさらに敏感となり好ましく
ない。
熱(クーラント温水)の温度は設定吹出し温度よりも極
めて高く、また、ヒータコアの能力は特に寒冷地対策の
ための余裕を持って大きく設定されているために、上述
のように、クーラント循環用の制御弁として、その操作
量(弁体の移動量)と開度とが比例するようなリニア特
性(図7(a)の符号106参照)を有する通常の弁を
使用すると、図7(b)中の符号106aで示すよう
に、弁操作量に対して吹出し温度が敏感でかつ急激に増
加するために、吹出し温度の調節が困難となり、車室内
の快適性が損なわれるという問題点がある。なお、図7
(a)中の符号107で示すように、弁操作量に対して
開度が上に凸の曲線に沿って変化する制御弁を用いた場
合には、図7(b)中の符号107aで示すように、弁
操作量に対して吹出し温度がさらに敏感となり好ましく
ない。
【0004】本発明は、上記従来技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、クーラント循環量を制御す
るための制御弁の弁操作量と吹出し温度とがほぼ比例
し、吹出し温度を容易に制御できる、車両用空気調和装
置のクーラント循環量制御弁を提供することを目的とし
ている。
鑑みてなされたものであり、クーラント循環量を制御す
るための制御弁の弁操作量と吹出し温度とがほぼ比例
し、吹出し温度を容易に制御できる、車両用空気調和装
置のクーラント循環量制御弁を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、車両用空気調和装置のヒータコアへ流すク
ーラント循環量を制御して温風の吹出し温度を制御する
ためのクーラント循環量制御弁において、弁操作量に対
して開度が下に凸の曲線に沿って変化する特性を有する
ことを特徴とする、車両用空気調和装置のクーラント循
環量制御弁である。
の本発明は、車両用空気調和装置のヒータコアへ流すク
ーラント循環量を制御して温風の吹出し温度を制御する
ためのクーラント循環量制御弁において、弁操作量に対
して開度が下に凸の曲線に沿って変化する特性を有する
ことを特徴とする、車両用空気調和装置のクーラント循
環量制御弁である。
【0006】本発明においては、図7(a)中の符号1
05で示すように、弁操作量(弁体の移動量)に対して
開度が下に凸の曲線に沿って変化する制御弁を使用する
ことにより、図7(b)中の符号105aで示すよう
に、弁操作量に対して温風の吹出し温度がほぼ比例する
リニア特性が得られるので、弁操作量によって吹出し温
度を容易に調節できる。
05で示すように、弁操作量(弁体の移動量)に対して
開度が下に凸の曲線に沿って変化する制御弁を使用する
ことにより、図7(b)中の符号105aで示すよう
に、弁操作量に対して温風の吹出し温度がほぼ比例する
リニア特性が得られるので、弁操作量によって吹出し温
度を容易に調節できる。
【0007】ここで、請求項2記載の発明のように、ク
ーラント循環量制御弁は、弁本体内で弁棒を軸として円
板状の弁体が回転する、構造が簡単で安価なバタフライ
弁とすることができる。
ーラント循環量制御弁は、弁本体内で弁棒を軸として円
板状の弁体が回転する、構造が簡単で安価なバタフライ
弁とすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て、ハイブリッド車を例に挙げて説明する。先ず、ハイ
ブリッド車の概略について、近年、大気環境への改善要
求、地球環境問題に伴い、低公害車、代替エネルギ車に
対する導入ニーズが高まりを見せている。代替エネルギ
車の有力候補として、駆動源として電動モータとエンジ
ンとを併用するハイブリッド車が挙げられる。ハイブリ
ッド車は高速運転時にはエンジンで駆動し、低速運転時
にはバッテリーを電源とする駆動用モータによって駆動
する。バッテリーはエンジン駆動時に発電用モータを駆
動して蓄電される。
て、ハイブリッド車を例に挙げて説明する。先ず、ハイ
ブリッド車の概略について、近年、大気環境への改善要
求、地球環境問題に伴い、低公害車、代替エネルギ車に
対する導入ニーズが高まりを見せている。代替エネルギ
車の有力候補として、駆動源として電動モータとエンジ
ンとを併用するハイブリッド車が挙げられる。ハイブリ
ッド車は高速運転時にはエンジンで駆動し、低速運転時
にはバッテリーを電源とする駆動用モータによって駆動
する。バッテリーはエンジン駆動時に発電用モータを駆
動して蓄電される。
【0009】図1に示すように、1はハイブリッド車で
あり、車体前部に前輪駆動用モータ2aを内蔵したドラ
イブユニット(被冷却装置)2を備え、車体後部に後輪
駆動用エンジン3を備えている。このエンジン3として
はディーゼルターボエンジンやガソリンターボエンジン
等を挙げることができるが、自然吸気エンジンでもよ
い。このハイブリッド車1は低速運転時は駆動用モータ
2aを駆動源として走行し、一定速度以上においては駆
動源をエンジン3に切り替えて走行する。また、モータ
2aを車体前部に設けたため、搭載スペース上の理由お
よび空気抵抗を考慮し、エンジン3を車体後部に設けて
いる。なお、エンジン3と駆動用モータ2aが同時に駆
動源として起動する場合もある。
あり、車体前部に前輪駆動用モータ2aを内蔵したドラ
イブユニット(被冷却装置)2を備え、車体後部に後輪
駆動用エンジン3を備えている。このエンジン3として
はディーゼルターボエンジンやガソリンターボエンジン
等を挙げることができるが、自然吸気エンジンでもよ
い。このハイブリッド車1は低速運転時は駆動用モータ
2aを駆動源として走行し、一定速度以上においては駆
動源をエンジン3に切り替えて走行する。また、モータ
2aを車体前部に設けたため、搭載スペース上の理由お
よび空気抵抗を考慮し、エンジン3を車体後部に設けて
いる。なお、エンジン3と駆動用モータ2aが同時に駆
動源として起動する場合もある。
【0010】符号5はモータ2aの電源となるバッテリ
ー(被冷却装置)であり、6はエンジン3の駆動力を電
力に変換してバッテリー5に蓄積するモータ・ジェネレ
ータ・ユニット(被冷却装置)である。モータ・ジェネ
レータ・ユニット6には発電用モータ(不図示)が搭載
されており、該発電用モータにエンジン3の駆動力が伝
達されることによって発電が行われる。モータ・ジェネ
レータ・ユニット6はまた、電力によって発電用モータ
を駆動させることにより、バッテリー5に蓄積された電
力を駆動力に変換する機能も有する。なお本例のバッテ
リー5は、高温域(例えば80〜90℃)にて安定して
高効率で運転する高温形電池であり、高温形電池の一例
としては、正極に銅、ニッケル、銀などのハロゲン化
物、負極に金属リチウム(その他カルシウム、マグネシ
ウムなどの活性金属でも可)を用い、電解質としてプロ
ピレンカーボネイトなどの有機物を使用したものであ
る。
ー(被冷却装置)であり、6はエンジン3の駆動力を電
力に変換してバッテリー5に蓄積するモータ・ジェネレ
ータ・ユニット(被冷却装置)である。モータ・ジェネ
レータ・ユニット6には発電用モータ(不図示)が搭載
されており、該発電用モータにエンジン3の駆動力が伝
達されることによって発電が行われる。モータ・ジェネ
レータ・ユニット6はまた、電力によって発電用モータ
を駆動させることにより、バッテリー5に蓄積された電
力を駆動力に変換する機能も有する。なお本例のバッテ
リー5は、高温域(例えば80〜90℃)にて安定して
高効率で運転する高温形電池であり、高温形電池の一例
としては、正極に銅、ニッケル、銀などのハロゲン化
物、負極に金属リチウム(その他カルシウム、マグネシ
ウムなどの活性金属でも可)を用い、電解質としてプロ
ピレンカーボネイトなどの有機物を使用したものであ
る。
【0011】符号50はI/C(インタークーラ)・E
GRシステム(被冷却装置)であり、このシステム50
は排ガス循環装置50a(EGR:Exoust Gas Recir
culation)とインタークーラー50bとを備えている。
すなわち、前記エンジン3には、排ガスの一部を再びエ
ンジン3に導入して排ガス中のNOXを低減するための
排ガス循環装置50a(EGR)が設けられ、さらに、
ターボチャージャー(不図示)とインテークマニホール
ド(不図示)との間に吸気温度を下げるためのインター
クーラー50bが設けられている。EGR50aおよび
インタークーラー50bはそれぞれ液冷却方式のもので
ある。
GRシステム(被冷却装置)であり、このシステム50
は排ガス循環装置50a(EGR:Exoust Gas Recir
culation)とインタークーラー50bとを備えている。
すなわち、前記エンジン3には、排ガスの一部を再びエ
ンジン3に導入して排ガス中のNOXを低減するための
排ガス循環装置50a(EGR)が設けられ、さらに、
ターボチャージャー(不図示)とインテークマニホール
ド(不図示)との間に吸気温度を下げるためのインター
クーラー50bが設けられている。EGR50aおよび
インタークーラー50bはそれぞれ液冷却方式のもので
ある。
【0012】8はエンジン3冷却用の第1のラジエータ
であり、9は第1のラジエータ8と併設された第2のラ
ジエータである。この第2のラジエータ9は駆動用モー
タ2a、モータ・ジェネレータ・ユニット6、さらには
I/C・EGRシステム50を冷却するためのものであ
る。これら第1のラジエータ8、第2のラジエータ9は
ラジエータ冷却用ファン10によって周囲の空気に放熱
されるようになっている。さらに、エンジン3の熱をバ
ッテリー5に与えるバッテリ熱交換器(クーラント加熱
手段)11が設けられている。
であり、9は第1のラジエータ8と併設された第2のラ
ジエータである。この第2のラジエータ9は駆動用モー
タ2a、モータ・ジェネレータ・ユニット6、さらには
I/C・EGRシステム50を冷却するためのものであ
る。これら第1のラジエータ8、第2のラジエータ9は
ラジエータ冷却用ファン10によって周囲の空気に放熱
されるようになっている。さらに、エンジン3の熱をバ
ッテリー5に与えるバッテリ熱交換器(クーラント加熱
手段)11が設けられている。
【0013】次に、このハイブリッド車1に搭載される
車両用空気調和装置(以下、エアコンという)について
説明する。図1において、符号12は冷媒を圧縮するコ
ンプレッサユニット、13は熱交換機、14は熱交換器
13に送風するファン、15はHPVM(Heat Pump Ve
ntilating Module)と呼ばれるモジュールである。熱交
換器13は外気との熱交換を容易にするために車体右側
面に設けられ、ファン14によって強制的に外気と熱交
換される。HPVM15は車体後部の中央に設けられ、
HPVM15前面には車体下部中央に沿って車体前方に
延びるダクト16が接続されている。ダクト16は筒状
に形成されているとともに、ダクト16の中央部および
前端部にそれぞれ吹出部17、18が設けられている。
車両用空気調和装置(以下、エアコンという)について
説明する。図1において、符号12は冷媒を圧縮するコ
ンプレッサユニット、13は熱交換機、14は熱交換器
13に送風するファン、15はHPVM(Heat Pump Ve
ntilating Module)と呼ばれるモジュールである。熱交
換器13は外気との熱交換を容易にするために車体右側
面に設けられ、ファン14によって強制的に外気と熱交
換される。HPVM15は車体後部の中央に設けられ、
HPVM15前面には車体下部中央に沿って車体前方に
延びるダクト16が接続されている。ダクト16は筒状
に形成されているとともに、ダクト16の中央部および
前端部にそれぞれ吹出部17、18が設けられている。
【0014】前記HPVM15について詳細に説明す
る。図2に示したものはHPVM15の斜視図、図3に
示したものは、前記エアコンのブロック図である。図2
において、HPVM15は、ケーシング15a、内気取
入口21、外気取入口22、排気口23、前記ダクト1
6と連結される連結部24とを備えている。内気取入口
21は車室内と連通し、外気取入口22および排気口2
3は車室外と連通している。
る。図2に示したものはHPVM15の斜視図、図3に
示したものは、前記エアコンのブロック図である。図2
において、HPVM15は、ケーシング15a、内気取
入口21、外気取入口22、排気口23、前記ダクト1
6と連結される連結部24とを備えている。内気取入口
21は車室内と連通し、外気取入口22および排気口2
3は車室外と連通している。
【0015】また、図3に示すように、HPVM15に
は、車室内の空気(内気)または車室外の空気(外気)
のいずれか一方から空気を取り入れるかを決定する内外
気切換ダンパ30、内外気切換ダンパ30を介して空気
を導入するファン31、導入された空気と冷媒とが熱交
換される熱交換器33、熱交換された空気の一部を分岐
するエアミックスダンパ34、分岐した空気を加熱する
ヒータコア35とを備えている。内外気切換ダンパ30
を開閉操作することにより、内気を内気取入口21(図
2参照)より吸引してダクト16に送る内気循環運転
と、外気を外気取入口22(図2参照)より導入してダ
クト16に送るとともに、内気を排気口23(図2参
照)より排出する外気導入運転とのうち、いずれか一方
を選択して運転することが可能である。ヒータコア35
は、後述するようにエンジン3から高温のクーラントの
供給を受け、送風されてきた導入空気を加熱する熱交換
器であり、エアコンの暖房運転時(ヒートポンプ運転)
に補助的に用いられるものである。エアミックスダンパ
34は、その開度に応じてヒータコア35に分岐させる
導入空気量を調整する。導入空気はその後ダクト16の
吹出部17、18から車室内に吹き出されるようになっ
ている。
は、車室内の空気(内気)または車室外の空気(外気)
のいずれか一方から空気を取り入れるかを決定する内外
気切換ダンパ30、内外気切換ダンパ30を介して空気
を導入するファン31、導入された空気と冷媒とが熱交
換される熱交換器33、熱交換された空気の一部を分岐
するエアミックスダンパ34、分岐した空気を加熱する
ヒータコア35とを備えている。内外気切換ダンパ30
を開閉操作することにより、内気を内気取入口21(図
2参照)より吸引してダクト16に送る内気循環運転
と、外気を外気取入口22(図2参照)より導入してダ
クト16に送るとともに、内気を排気口23(図2参
照)より排出する外気導入運転とのうち、いずれか一方
を選択して運転することが可能である。ヒータコア35
は、後述するようにエンジン3から高温のクーラントの
供給を受け、送風されてきた導入空気を加熱する熱交換
器であり、エアコンの暖房運転時(ヒートポンプ運転)
に補助的に用いられるものである。エアミックスダンパ
34は、その開度に応じてヒータコア35に分岐させる
導入空気量を調整する。導入空気はその後ダクト16の
吹出部17、18から車室内に吹き出されるようになっ
ている。
【0016】熱交換器33および熱交換器13には、コ
ンプレッサユニット12によって冷媒が供給されること
により、冷房運転または暖房運転が行われる。図4にコ
ンプレッサユニット12を示した。図4に示すように、
コンプレッサユニット12は、主な構成要素として圧縮
機41、絞り抵抗42、4方弁43及びアキュムレータ
44を具備し、これらの各機器間、前述の熱交換器1
3、33が冷媒流路45で連結されて、冷媒回路を形成
している。圧縮機41には、エンジン3またはモータ・
ジェネレータ・ユニット6より駆動力が伝達される。圧
縮機41は、蒸発器で放熱して気化した冷媒を圧縮し
て、高温高圧の気体冷媒として吐出して4方弁43へ送
る機能を有している。この4方弁43を切り替えること
により、圧縮機41から吐出された高温高圧の気体冷媒
の流れ方向を変えることで、冷房運転・暖房運転の切り
換えを行う。また、絞り抵抗42は、高温高圧の液冷媒
を減圧・膨張させて低温低圧の液冷媒にする機能を有し
ており、キャピラリチューブや膨張弁などが使用され
る。なお、アキュムレータ44は、蒸発器で蒸発を完了
しきれなかった液状冷媒が圧縮機41へ直接吸入される
のを防止するもので、気体冷媒に含まれる液状成分を除
去するために設けたものである。
ンプレッサユニット12によって冷媒が供給されること
により、冷房運転または暖房運転が行われる。図4にコ
ンプレッサユニット12を示した。図4に示すように、
コンプレッサユニット12は、主な構成要素として圧縮
機41、絞り抵抗42、4方弁43及びアキュムレータ
44を具備し、これらの各機器間、前述の熱交換器1
3、33が冷媒流路45で連結されて、冷媒回路を形成
している。圧縮機41には、エンジン3またはモータ・
ジェネレータ・ユニット6より駆動力が伝達される。圧
縮機41は、蒸発器で放熱して気化した冷媒を圧縮し
て、高温高圧の気体冷媒として吐出して4方弁43へ送
る機能を有している。この4方弁43を切り替えること
により、圧縮機41から吐出された高温高圧の気体冷媒
の流れ方向を変えることで、冷房運転・暖房運転の切り
換えを行う。また、絞り抵抗42は、高温高圧の液冷媒
を減圧・膨張させて低温低圧の液冷媒にする機能を有し
ており、キャピラリチューブや膨張弁などが使用され
る。なお、アキュムレータ44は、蒸発器で蒸発を完了
しきれなかった液状冷媒が圧縮機41へ直接吸入される
のを防止するもので、気体冷媒に含まれる液状成分を除
去するために設けたものである。
【0017】上記冷媒回路においては、暖房運転時に
は、低温低圧の液冷媒が熱交換器33(冷房の時には凝
縮器として作用する)において外気から熱を奪って蒸発
気化し、低温低圧の気体冷媒となって圧縮機41へ送ら
れ、高温高圧の気体冷媒となる。その後熱交換器13
(冷房時には蒸発器として作用する)において放熱して
空気を加熱して凝縮して液化した後、絞り抵抗42を経
て膨張し、低温低圧の液冷媒となって、再び熱交換器3
3に循環する。この場合、熱交換器33はエバポレータ
として作用し熱媒体を冷却する。また、熱交換器13は
コンデンサとして機能し熱冷媒を加熱する。冷房運転時
には、熱交換器33に供給された高温高圧の気体冷媒
は、外気に熱を放出して凝縮液化され、絞り抵抗42で
膨張して熱交換器13へ送られ、蒸発気化した後圧縮機
41に送られ、再び熱交換器33へ循環される。この場
合、熱交換器33はコンデンサ、熱交換器13はエバポ
レータとして機能する。すなわち、空気調和装置に配置
した冷却装置の1つの熱交換器は、4方弁を切り替える
ことにより、蒸発器として作用して冷却能力を発揮する
し、凝縮器として作用して加熱器としても作用する。蒸
発器として作用する場合は、冷房、除湿、温度調整が可
能となり、加熱器として作用する場合は、ヒータコアに
替わる作用を奏する。したがって、エンジン冷却水温度
が低く、暖房が効かない時にも暖房能力を発揮すること
ができる。まや、補助の暖房作用は当然ながら、エンジ
ンを使用せず電力で走行する場合には十分な暖房が可能
となる。
は、低温低圧の液冷媒が熱交換器33(冷房の時には凝
縮器として作用する)において外気から熱を奪って蒸発
気化し、低温低圧の気体冷媒となって圧縮機41へ送ら
れ、高温高圧の気体冷媒となる。その後熱交換器13
(冷房時には蒸発器として作用する)において放熱して
空気を加熱して凝縮して液化した後、絞り抵抗42を経
て膨張し、低温低圧の液冷媒となって、再び熱交換器3
3に循環する。この場合、熱交換器33はエバポレータ
として作用し熱媒体を冷却する。また、熱交換器13は
コンデンサとして機能し熱冷媒を加熱する。冷房運転時
には、熱交換器33に供給された高温高圧の気体冷媒
は、外気に熱を放出して凝縮液化され、絞り抵抗42で
膨張して熱交換器13へ送られ、蒸発気化した後圧縮機
41に送られ、再び熱交換器33へ循環される。この場
合、熱交換器33はコンデンサ、熱交換器13はエバポ
レータとして機能する。すなわち、空気調和装置に配置
した冷却装置の1つの熱交換器は、4方弁を切り替える
ことにより、蒸発器として作用して冷却能力を発揮する
し、凝縮器として作用して加熱器としても作用する。蒸
発器として作用する場合は、冷房、除湿、温度調整が可
能となり、加熱器として作用する場合は、ヒータコアに
替わる作用を奏する。したがって、エンジン冷却水温度
が低く、暖房が効かない時にも暖房能力を発揮すること
ができる。まや、補助の暖房作用は当然ながら、エンジ
ンを使用せず電力で走行する場合には十分な暖房が可能
となる。
【0018】さて、上記構成において、前述のドライブ
ユニット2、モータ・ジェネレータ・ユニット6は、安
全に駆動させるために65℃以下であることが要求され
る。さらに、バッテリー5は発電、蓄電効率上85±5
℃であることが望ましい。この要求を満たすため、本ハ
イブリッド車1においては以下に示すようにクーラント
の温度制御を行っている。図5に示すように、エンジン
3、バッテリー5、I/C・EGRシステム50、ドラ
イブユニット2、モータ・ジェネレータ・ユニット6、
第1のラジエータ8、第2のラジエータ9、および、バ
ッテリ熱交換器11間にクーラントが流動される所定の
流路が形成されている。エンジン3はエンジン第1のラ
ジエータ8により冷却され、バッテリー5、I/C・E
GRシステム50、ドライブユニット2、モータ・ジェ
ネレータ・ユニット6は第2のラジエータ9により冷却
される。以下、この流路について更に詳細に説明する。
ユニット2、モータ・ジェネレータ・ユニット6は、安
全に駆動させるために65℃以下であることが要求され
る。さらに、バッテリー5は発電、蓄電効率上85±5
℃であることが望ましい。この要求を満たすため、本ハ
イブリッド車1においては以下に示すようにクーラント
の温度制御を行っている。図5に示すように、エンジン
3、バッテリー5、I/C・EGRシステム50、ドラ
イブユニット2、モータ・ジェネレータ・ユニット6、
第1のラジエータ8、第2のラジエータ9、および、バ
ッテリ熱交換器11間にクーラントが流動される所定の
流路が形成されている。エンジン3はエンジン第1のラ
ジエータ8により冷却され、バッテリー5、I/C・E
GRシステム50、ドライブユニット2、モータ・ジェ
ネレータ・ユニット6は第2のラジエータ9により冷却
される。以下、この流路について更に詳細に説明する。
【0019】I/C・EGRシステム50、ドライブユ
ニット2、モータ・ジェネレータ・ユニット6は、第2
のラジエータ9から供給されるクーラントによって冷却
される。先ず、第2のラジエータ9の出側から流路51
にクーラントが供給される。クーラントは分岐点p1に
おいてI/C・EGRシステム50側と、ドライブユニ
ット2およびモータ・ジェネレータ・ユニット6側に分
岐する。I/C・EGRシステム50側に分岐したクー
ラントは流路b1に介装されたインタークーラ・クーラ
ント・ポンプ(循環量制御手段)53を経てI/C・E
GRシステム50内に供給される。I/C・EGRシス
テム50内において装置系を冷却した後、流路52を経
て再び第2のラジエータ9に循環される。このとき、イ
ンタークーラ・クーラント・ポンプ53によってクーラ
ントに流速が与えられて流路b1内を流動されるように
なっている。
ニット2、モータ・ジェネレータ・ユニット6は、第2
のラジエータ9から供給されるクーラントによって冷却
される。先ず、第2のラジエータ9の出側から流路51
にクーラントが供給される。クーラントは分岐点p1に
おいてI/C・EGRシステム50側と、ドライブユニ
ット2およびモータ・ジェネレータ・ユニット6側に分
岐する。I/C・EGRシステム50側に分岐したクー
ラントは流路b1に介装されたインタークーラ・クーラ
ント・ポンプ(循環量制御手段)53を経てI/C・E
GRシステム50内に供給される。I/C・EGRシス
テム50内において装置系を冷却した後、流路52を経
て再び第2のラジエータ9に循環される。このとき、イ
ンタークーラ・クーラント・ポンプ53によってクーラ
ントに流速が与えられて流路b1内を流動されるように
なっている。
【0020】一方、ドライブユニット2およびモータ・
ジェネレータ・ユニット6側に分岐したクーラントは、
さらに分岐点p2により分岐された後、その一方がトラ
クション・クーラント・ポンプ(循環量制御手段)54
を経てさらに分岐する。その一方はドライブユニット2
側の流路b2に分岐し、他方はモータ・ジェネレータ・
ユニット6側の流路b3に分岐する。分岐後のクーラン
トは、上記I/C・EGRシステム50に供給されるク
ーラントと同様、各々ドライブユニット2およびモータ
・ジェネレータ・ユニット6に供給され、装置系を冷却
した後、流路52を経て再び第2のラジエータ9に循環
される。このとき、トラクション・クーラント・ポンプ
54によってクーラントに流速が与えられて流路b2お
よびb3内を流動されるようになっている。
ジェネレータ・ユニット6側に分岐したクーラントは、
さらに分岐点p2により分岐された後、その一方がトラ
クション・クーラント・ポンプ(循環量制御手段)54
を経てさらに分岐する。その一方はドライブユニット2
側の流路b2に分岐し、他方はモータ・ジェネレータ・
ユニット6側の流路b3に分岐する。分岐後のクーラン
トは、上記I/C・EGRシステム50に供給されるク
ーラントと同様、各々ドライブユニット2およびモータ
・ジェネレータ・ユニット6に供給され、装置系を冷却
した後、流路52を経て再び第2のラジエータ9に循環
される。このとき、トラクション・クーラント・ポンプ
54によってクーラントに流速が与えられて流路b2お
よびb3内を流動されるようになっている。
【0021】ここで、ドライブユニット2は図1に示す
ように車体前部に設けられている。一方、モータ・ジェ
ネレータ・ユニット6および第2のラジエータ9は車体
後部に設けられている。すなわち、流路b2は流路b3
より長く、クーラントの流動抵抗が大きい。このため、
ドライブユニット2とモータ・ジェネレータ・ユニット
6の双方にクーラントを流動させる必要がある場合、モ
ータ・ジェネレータ・ユニット6側の流量が多くなって
しまい、均衡がとれない。この問題を解決するため、流
路b3にはb2との流量の均衡を保つため、流量調整弁
55が介装されている。
ように車体前部に設けられている。一方、モータ・ジェ
ネレータ・ユニット6および第2のラジエータ9は車体
後部に設けられている。すなわち、流路b2は流路b3
より長く、クーラントの流動抵抗が大きい。このため、
ドライブユニット2とモータ・ジェネレータ・ユニット
6の双方にクーラントを流動させる必要がある場合、モ
ータ・ジェネレータ・ユニット6側の流量が多くなって
しまい、均衡がとれない。この問題を解決するため、流
路b3にはb2との流量の均衡を保つため、流量調整弁
55が介装されている。
【0022】上記分岐点p2により分岐されたクーラン
トの他方は、バッテリ・クーラント・ポンプ(循環量制
御手段)57が介装された流路b4内をバッテリー5側
に流動する。ここで、バッテリ・クーラント・ポンプ5
7手前の合流点p4において、エンジン3の熱によって
加熱された高温のクーラントと合流するが、このクーラ
ントについては後述する。合流後において、クーラント
は所定温度(85±5℃)となるように予め流量が調整
されている。その後クーラントはバッテリ5に供給さ
れ、バッテリー5内を上記所定温度に保ちつつ、出側流
路b5に吐出される。クーラントは分岐点p3において
流路b6およびb7に分岐する。流路b6はバッテリ熱
交換器11内を通過して前記合流点p4において流路b
4と合流し、また、流路b7は、流路52と合流して、
その後再び第2のラジエータ9に循環されるようになっ
ている。流路b6には流量調整弁60が、流路b7には
流量調整弁61が介装されている。この流量調整弁につ
いては後述する。
トの他方は、バッテリ・クーラント・ポンプ(循環量制
御手段)57が介装された流路b4内をバッテリー5側
に流動する。ここで、バッテリ・クーラント・ポンプ5
7手前の合流点p4において、エンジン3の熱によって
加熱された高温のクーラントと合流するが、このクーラ
ントについては後述する。合流後において、クーラント
は所定温度(85±5℃)となるように予め流量が調整
されている。その後クーラントはバッテリ5に供給さ
れ、バッテリー5内を上記所定温度に保ちつつ、出側流
路b5に吐出される。クーラントは分岐点p3において
流路b6およびb7に分岐する。流路b6はバッテリ熱
交換器11内を通過して前記合流点p4において流路b
4と合流し、また、流路b7は、流路52と合流して、
その後再び第2のラジエータ9に循環されるようになっ
ている。流路b6には流量調整弁60が、流路b7には
流量調整弁61が介装されている。この流量調整弁につ
いては後述する。
【0023】流路b6内を流動するクーラントは、バッ
テリ熱交換器11においてエンジン3の熱によって加熱
される。詳細には、バッテリ熱交換器11においては、
エンジン3との間でクーラントが循環される流路b10
と、流路b6とが互いに熱交換されるようになってい
る。流路b6内のクーラント(約85±5℃程度)よ
り、エンジン3によって加熱された流路b10内のクー
ラントの方が高温であるから、流路b6内のクーラント
が加熱され、高温のクーラントとなって合流点p4にて
流路b4内の低温クーラントと合流する。このようにし
て高温クーラントと低温クーラントが合流点p4におい
て合流することによりバッテリー5に上記所定温度のク
ーラントが供給されるのであるが、このときの高温クー
ラントの量を上記流量調整弁60、61によって調整す
ることにより、バッテリー5に供給されるクーラントの
温度を制御している。
テリ熱交換器11においてエンジン3の熱によって加熱
される。詳細には、バッテリ熱交換器11においては、
エンジン3との間でクーラントが循環される流路b10
と、流路b6とが互いに熱交換されるようになってい
る。流路b6内のクーラント(約85±5℃程度)よ
り、エンジン3によって加熱された流路b10内のクー
ラントの方が高温であるから、流路b6内のクーラント
が加熱され、高温のクーラントとなって合流点p4にて
流路b4内の低温クーラントと合流する。このようにし
て高温クーラントと低温クーラントが合流点p4におい
て合流することによりバッテリー5に上記所定温度のク
ーラントが供給されるのであるが、このときの高温クー
ラントの量を上記流量調整弁60、61によって調整す
ることにより、バッテリー5に供給されるクーラントの
温度を制御している。
【0024】なお、エンジン3には上記流路b10とは
別に流路b11が設けられ、第1のラジエータ8との間
でクーラントが循環している。さらに、流路b12が設
けられ、ヒータコア35との間でクーラントが循環して
いる。エンジン3から吐出したクーラントは、分岐点p
5にて流路b10,b11,b12に分岐し、それぞれ
バッテリ熱交換器11、第1のラジエータ8、ヒータコ
ア35を流動した後、合流点p6で合流し、再びエンジ
ン3に循環する。エンジン3入り側の流路にはエンジン
・クーラント・ポンプ69が設けられ、流路b10〜b
12のクーラントを流動させている。また、流路b1
0、b12にはそれぞれ流量調整弁71、73が設けら
れ、b11にはサーモスタット72が設けられている。
別に流路b11が設けられ、第1のラジエータ8との間
でクーラントが循環している。さらに、流路b12が設
けられ、ヒータコア35との間でクーラントが循環して
いる。エンジン3から吐出したクーラントは、分岐点p
5にて流路b10,b11,b12に分岐し、それぞれ
バッテリ熱交換器11、第1のラジエータ8、ヒータコ
ア35を流動した後、合流点p6で合流し、再びエンジ
ン3に循環する。エンジン3入り側の流路にはエンジン
・クーラント・ポンプ69が設けられ、流路b10〜b
12のクーラントを流動させている。また、流路b1
0、b12にはそれぞれ流量調整弁71、73が設けら
れ、b11にはサーモスタット72が設けられている。
【0025】ここで、本実施形態の特徴部について説明
する。前記流量調整弁73は本発明に係わるクーラント
循環量制御弁であり、このクーラント循環量制御弁73
は、図7(a)中の符号105で示すように、その弁操
作量に対して開度が下に凸の曲線に沿って変化する特性
を有する。したがって、ヒータコア35によって暖めら
れて車室内に吹出す吹き出し空気の温度(吹き出し温
度)は図7(b)中の符号105aで示すように、弁操
作量に対してほぼ比例するリニア特性となる。
する。前記流量調整弁73は本発明に係わるクーラント
循環量制御弁であり、このクーラント循環量制御弁73
は、図7(a)中の符号105で示すように、その弁操
作量に対して開度が下に凸の曲線に沿って変化する特性
を有する。したがって、ヒータコア35によって暖めら
れて車室内に吹出す吹き出し空気の温度(吹き出し温
度)は図7(b)中の符号105aで示すように、弁操
作量に対してほぼ比例するリニア特性となる。
【0026】クーラント循環量制御弁73の一例として
は、図6に示すようなバタフライ弁を挙げることができ
る。筒状の弁本体100a内で円板状の弁体101が弁
棒102を軸として回転するものであり、弁棒102は
モータ等の駆動手段(不図示)によって回転される。弁
体101の半径をrとし、弁体101が全閉状態から弁
操作量θ(0゜<θ<90゜)だけ回動すると、開度2
Kは以下の式で表せ、この関数は図7(a)中の符号1
05で示したように、下の凸の連続曲線となる。 2K=r(1−cosθ)
は、図6に示すようなバタフライ弁を挙げることができ
る。筒状の弁本体100a内で円板状の弁体101が弁
棒102を軸として回転するものであり、弁棒102は
モータ等の駆動手段(不図示)によって回転される。弁
体101の半径をrとし、弁体101が全閉状態から弁
操作量θ(0゜<θ<90゜)だけ回動すると、開度2
Kは以下の式で表せ、この関数は図7(a)中の符号1
05で示したように、下の凸の連続曲線となる。 2K=r(1−cosθ)
【0027】再び図5に示すように、第1のラジエータ
8と、上記第2のラジエータ9とは並設されているが、
第1のラジエータ8を流過するクーラントの方が高温で
あるため、第2のラジエータ9を通過した空気が第1の
ラジエータ8を通過するように、第1のラジエータ8の
下流側にプル式のラジエータ冷却用ファン10を配置し
ている。
8と、上記第2のラジエータ9とは並設されているが、
第1のラジエータ8を流過するクーラントの方が高温で
あるため、第2のラジエータ9を通過した空気が第1の
ラジエータ8を通過するように、第1のラジエータ8の
下流側にプル式のラジエータ冷却用ファン10を配置し
ている。
【0028】次に、上記エアコンの動作について説明す
る。前記のように、ハイブリッド車1は、低速運転時は
駆動用モータ2aを駆動源として走行し、一定速度以上
においては駆動源をエンジン3に切り替えて走行する。
そのため、エアコンの駆動源も従来の車両用エアコンと
は異なる。先ず、ハイブリッド車1がエンジン3によっ
て走行している場合、暖房または冷房運転の際にコンプ
レッサーユニット12はエンジン3によって駆動力を与
えられ、熱交換器13、33との間で冷媒を循環させ
る。エンジン3はまた、モータ・ジェネレータ・ユニッ
ト6に駆動力を伝達し、モータ・ジェネレータ・ユニッ
ト6は不図示のモータによって発電を行い、バッテリー
5に電力を蓄積する。
る。前記のように、ハイブリッド車1は、低速運転時は
駆動用モータ2aを駆動源として走行し、一定速度以上
においては駆動源をエンジン3に切り替えて走行する。
そのため、エアコンの駆動源も従来の車両用エアコンと
は異なる。先ず、ハイブリッド車1がエンジン3によっ
て走行している場合、暖房または冷房運転の際にコンプ
レッサーユニット12はエンジン3によって駆動力を与
えられ、熱交換器13、33との間で冷媒を循環させ
る。エンジン3はまた、モータ・ジェネレータ・ユニッ
ト6に駆動力を伝達し、モータ・ジェネレータ・ユニッ
ト6は不図示のモータによって発電を行い、バッテリー
5に電力を蓄積する。
【0029】HPVM15においては、ファン31が内
外気切換ダンパ30を介して内気または外気を導入し、
熱交換器33に送風する。導入空気は熱交換器33内に
おいて冷媒と熱交換されることにより、加熱(暖房運転
時)または冷却(冷房運転時)される。加熱後の空気
は、エアミックスダンパ34によってダクト16または
ヒータコア35に送風され、ヒータコア35に送られた
導入空気はエンジン3の排熱によってさらに加熱された
後ダクト16に送られる。
外気切換ダンパ30を介して内気または外気を導入し、
熱交換器33に送風する。導入空気は熱交換器33内に
おいて冷媒と熱交換されることにより、加熱(暖房運転
時)または冷却(冷房運転時)される。加熱後の空気
は、エアミックスダンパ34によってダクト16または
ヒータコア35に送風され、ヒータコア35に送られた
導入空気はエンジン3の排熱によってさらに加熱された
後ダクト16に送られる。
【0030】一方、モータ2a駆動時であり、かつエン
ジン3停止時には以下のように動作する。すなわち、モ
ータ・ジェネレータ・ユニット6がバッテリー5に蓄積
された電力を用いて内蔵する発電用モータを駆動する。
この駆動力がコンプレッサーユニット12に伝達される
ことにより、熱交換器13、33との間で冷媒を循環さ
せる。その他の動作は上記エンジン3駆動時と同様であ
る。
ジン3停止時には以下のように動作する。すなわち、モ
ータ・ジェネレータ・ユニット6がバッテリー5に蓄積
された電力を用いて内蔵する発電用モータを駆動する。
この駆動力がコンプレッサーユニット12に伝達される
ことにより、熱交換器13、33との間で冷媒を循環さ
せる。その他の動作は上記エンジン3駆動時と同様であ
る。
【0031】次に、クーラントの循環について説明す
る。図5に示すように、第2のラジエータ9から吐出さ
れたクーラントは、流路51を経て分岐点p1およびp
2により分岐され、各装置に分配される。すなわち、バ
ッテリ・クーラント・ポンプ57によりバッテリー5に
循環されるクーラント量が決定され、インタークーラ・
クーラント・ポンプ53によってI/C・EGRシステ
ム50に循環されるクーラント量が決定され、トラクシ
ョン・クーラント・ポンプ54によってドライブユニッ
ト2及びモータ・ジェネレータ・ユニット6に循環され
るクーラント量が決定される。
る。図5に示すように、第2のラジエータ9から吐出さ
れたクーラントは、流路51を経て分岐点p1およびp
2により分岐され、各装置に分配される。すなわち、バ
ッテリ・クーラント・ポンプ57によりバッテリー5に
循環されるクーラント量が決定され、インタークーラ・
クーラント・ポンプ53によってI/C・EGRシステ
ム50に循環されるクーラント量が決定され、トラクシ
ョン・クーラント・ポンプ54によってドライブユニッ
ト2及びモータ・ジェネレータ・ユニット6に循環され
るクーラント量が決定される。
【0032】次に、クーラントの循環について、エンジ
ン3駆動時とモータ2a駆動時に分けて説明する。エン
ジン3により走行するときには、従来のエンジン車同
様、エンジン・クーラント・ポンプ69により第1のラ
ジエータ8との間でクーラントが循環され、エンジン3
を冷却する。また、I/C・EGRシステム50にもイ
ンタークーラ・クーラント・ポンプ53によってクーラ
ントが循環される。モータ・ジェネレータ・ユニット6
は内蔵される発電用モータが駆動する際にクーラントが
循環される。すなわち、エンジン3の駆動力を用いて蓄
電する場合、および、エンジン3停止時にエアコンを起
動させる場合に、トラクション・クーラント・ポンプ5
4によってモータ・ジェネレータ・ユニット6にクーラ
ントが循環され、モータ・ジェネレータ・ユニット6が
冷却される。一方、モータ2aによって走行するときに
は、トラクション・クーラント・ポンプ54によりドラ
イブユニット2にクーラントが循環され、ドライブユニ
ット2が冷却される。
ン3駆動時とモータ2a駆動時に分けて説明する。エン
ジン3により走行するときには、従来のエンジン車同
様、エンジン・クーラント・ポンプ69により第1のラ
ジエータ8との間でクーラントが循環され、エンジン3
を冷却する。また、I/C・EGRシステム50にもイ
ンタークーラ・クーラント・ポンプ53によってクーラ
ントが循環される。モータ・ジェネレータ・ユニット6
は内蔵される発電用モータが駆動する際にクーラントが
循環される。すなわち、エンジン3の駆動力を用いて蓄
電する場合、および、エンジン3停止時にエアコンを起
動させる場合に、トラクション・クーラント・ポンプ5
4によってモータ・ジェネレータ・ユニット6にクーラ
ントが循環され、モータ・ジェネレータ・ユニット6が
冷却される。一方、モータ2aによって走行するときに
は、トラクション・クーラント・ポンプ54によりドラ
イブユニット2にクーラントが循環され、ドライブユニ
ット2が冷却される。
【0033】ここで、エンジン3停止時にはI/C・E
GRシステム50を冷却する必要はない。したがって、
インタークーラ・クーラント・ポンプ53を起動させて
おく必要はないが、このポンプを完全に停止すると他の
ポンプの駆動によってクーラントが逆流する場合があ
る。例えば、インタークーラ・クーラント・ポンプ53
が停止状態にあり、かつトラクション・クーラント・ポ
ンプ54が起動状態にある場合、ドライブユニット2ま
たはモータ・ジェネレータ・ユニット6から吐出したク
ーラントが第2のラジエータ9へ流動せず、I/C・E
GRシステム50へ流入し、インタークーラ・クーラン
ト・ポンプ53を逆流する。そして、分岐点p1を経て
再びトラクション・クーラント・ポンプ54へ循環する
という経路をたどる場合がある。
GRシステム50を冷却する必要はない。したがって、
インタークーラ・クーラント・ポンプ53を起動させて
おく必要はないが、このポンプを完全に停止すると他の
ポンプの駆動によってクーラントが逆流する場合があ
る。例えば、インタークーラ・クーラント・ポンプ53
が停止状態にあり、かつトラクション・クーラント・ポ
ンプ54が起動状態にある場合、ドライブユニット2ま
たはモータ・ジェネレータ・ユニット6から吐出したク
ーラントが第2のラジエータ9へ流動せず、I/C・E
GRシステム50へ流入し、インタークーラ・クーラン
ト・ポンプ53を逆流する。そして、分岐点p1を経て
再びトラクション・クーラント・ポンプ54へ循環する
という経路をたどる場合がある。
【0034】これを防止するため、I/C・EGRシス
テム50を冷却する必要がなくとも、上記逆流が発生し
ない程度にインタークーラ・クーラント・ポンプ53を
起動させておく。すなわち、エンジンが停止しても、電
動ポンプは停止せず、一定期間運転を継続させる。これ
により、停止直後、従来高温であったインタークーラお
よびEGRはこの運転により急激に温度が低下し、高温
とはならず、耐久性が向上する。同様に、ドライブユニ
ット2およびモータ・ジェネレータ・ユニット6を冷却
する必要がない場合であっても、クーラントの逆流が発
生しない程度にトラクション・クーラント・ポンプ54
を起動させておく。
テム50を冷却する必要がなくとも、上記逆流が発生し
ない程度にインタークーラ・クーラント・ポンプ53を
起動させておく。すなわち、エンジンが停止しても、電
動ポンプは停止せず、一定期間運転を継続させる。これ
により、停止直後、従来高温であったインタークーラお
よびEGRはこの運転により急激に温度が低下し、高温
とはならず、耐久性が向上する。同様に、ドライブユニ
ット2およびモータ・ジェネレータ・ユニット6を冷却
する必要がない場合であっても、クーラントの逆流が発
生しない程度にトラクション・クーラント・ポンプ54
を起動させておく。
【0035】また、エンジン3駆動時またはモータ2a
駆動時に関係なく、バッテリー5は常に所定温度に保た
れる。バッテリー5の温度変化に応じてバッテリ・クー
ラント・ポンプ57が起動し、流量調整弁60、61に
よって流量調整された高温クーラントと低温クーラント
とが合流点p4にて混合されることにより、バッテリー
5に循環するクーラントが常に所定温度に維持される。
駆動時に関係なく、バッテリー5は常に所定温度に保た
れる。バッテリー5の温度変化に応じてバッテリ・クー
ラント・ポンプ57が起動し、流量調整弁60、61に
よって流量調整された高温クーラントと低温クーラント
とが合流点p4にて混合されることにより、バッテリー
5に循環するクーラントが常に所定温度に維持される。
【0036】なお、上記実施形態においては、車両とし
てハイブリッド車を例に挙げたが、これに限らず、一般
的な車両に本発明を適用してもよい。
てハイブリッド車を例に挙げたが、これに限らず、一般
的な車両に本発明を適用してもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおりに構成さ
れているので、操作量(弁体の移動量)に対して開度が
下に凸の曲線に沿って変化する制御弁を使用することに
より、操作量に対して吹出し温度がほぼ比例するリニア
特性が得られるので、弁操作量によって車両用空気調和
装置の温風の吹出し温度を容易かつ高精度に調節でき、
快適性が向上する。また、請求項2記載の発明のよう
に、クーラント循環量制御弁は、弁本体内で弁棒を軸と
して円板状の弁体が回転する、構造が簡単で安価なバタ
フライ弁とすることができる。
れているので、操作量(弁体の移動量)に対して開度が
下に凸の曲線に沿って変化する制御弁を使用することに
より、操作量に対して吹出し温度がほぼ比例するリニア
特性が得られるので、弁操作量によって車両用空気調和
装置の温風の吹出し温度を容易かつ高精度に調節でき、
快適性が向上する。また、請求項2記載の発明のよう
に、クーラント循環量制御弁は、弁本体内で弁棒を軸と
して円板状の弁体が回転する、構造が簡単で安価なバタ
フライ弁とすることができる。
【図1】 本発明に係わるハイブリッド車の配置図であ
る。
る。
【図2】 同ハイブリッド車に搭載されるHPVMの斜
視図である。
視図である。
【図3】 同ハイブリッド車のブロック図である。
【図4】 同ハイブリッド車に搭載されるエアコンの冷
媒流路を示す図である。
媒流路を示す図である。
【図5】 同ハイブリッド車のクーラントの流れを示す
図である。
図である。
【図6】 本発明の車両用空気調和装置のクーラント循
環量制御弁の一実施形態の縦断面図である。
環量制御弁の一実施形態の縦断面図である。
【図7】 (a)は図6に示したクーラント循環量制御
弁および従来の制御弁の、弁操作量と開度との関係を示
すグラフであり、(b)は弁操作量と吹き出し温度との
関係を示すグラフである。
弁および従来の制御弁の、弁操作量と開度との関係を示
すグラフであり、(b)は弁操作量と吹き出し温度との
関係を示すグラフである。
1 ハイブリッド車 3 エンジン 5 バッテリー 8 第1のラジエータ 9 第2のラジエータ 11 バッテリ熱交換器 35 ヒータコア 73 クーラント循環量制御弁 θ 弁操作量
Claims (2)
- 【請求項1】 車両用空気調和装置のヒータコアへ流す
クーラント循環量を制御して温風の吹出し温度を制御す
るためのクーラント循環量制御弁において、弁操作量に
対して開度が下に凸の曲線に沿って変化する特性を有す
ることを特徴とする、車両用空気調和装置のクーラント
循環量制御弁。 - 【請求項2】 クーラント循環量制御弁は、弁本体内で
弁棒を軸として円板状の弁体が回転するバタフライ弁で
ある請求項1記載の車両用空気調和装置のクーラント循
環量制御弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11160233A JP2000343929A (ja) | 1999-06-07 | 1999-06-07 | 車両用空気調和装置のクーラント循環量制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11160233A JP2000343929A (ja) | 1999-06-07 | 1999-06-07 | 車両用空気調和装置のクーラント循環量制御弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000343929A true JP2000343929A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=15710595
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11160233A Pending JP2000343929A (ja) | 1999-06-07 | 1999-06-07 | 車両用空気調和装置のクーラント循環量制御弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000343929A (ja) |
-
1999
- 1999-06-07 JP JP11160233A patent/JP2000343929A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060207 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081113 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081125 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090414 |