JP2000344076A - ダンプトラックのブレーキ装置 - Google Patents

ダンプトラックのブレーキ装置

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JP2000344076A
JP2000344076A JP11160454A JP16045499A JP2000344076A JP 2000344076 A JP2000344076 A JP 2000344076A JP 11160454 A JP11160454 A JP 11160454A JP 16045499 A JP16045499 A JP 16045499A JP 2000344076 A JP2000344076 A JP 2000344076A
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JP
Japan
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brake
braking force
angular velocity
dump truck
braking
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JP11160454A
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English (en)
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Seiichi Abe
誠一 阿部
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステアリング操作時に、前輪がスリップを起
こさないようなダンプトラックのブレーキ装置を提供す
る。 【解決手段】 ダンプトラックの前後輪3,4をそれぞ
れブレーキングする前後ブレーキ1,2と、この前後ブ
レーキ1,2の前後ブレーキング力BF,BRを制御す
るブレーキコントローラ13とを備えたダンプトラック
のブレーキ装置において、ハンドル5を操作する角速度
ωを検出する旋回角速度検出器6を備え、ブレーキコン
トローラ13は、この角速度ωが所定の角速度ω1以上
である場合に前ブレーキング力BFを減少させ、角速度
ωが大きいほどその減少量を大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダンプトラックの
ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両がブレーキをかけている
ときに旋回操作を行なうと、車輪がスリップすることが
知られている。これを防止するための技術の一例が、例
えば特開平10−203333号公報に示されている。
同公報によれば、急旋回時に制動を行なうと、車両の自
転モーメントに対して支配的な内側の後輪の横力の減少
が生じる。そして、この横力の減少が大きく自転モーメ
ントに影響してオーバーステアリングが生じる。これを
防ぐために、同公報では車輪のスリップ率を測定し、そ
のスリップ率に基づいて後輪にかかるブレーキ圧力を低
下させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報に開示された従来技術には、次に述べるような問題点
がある。
【0004】車輪の摩擦能力を表すものとして、車輪と
路面の状況とで決定される摩擦円という概念が知られて
いる。図4に、前輪の摩擦円18の一例を示す。尚、摩
擦円18は一般的に真円とは限らないが、ここでは説明
のために真円で表すものとする。このとき、摩擦円18
の中心から摩擦円18の外周19までの距離を、摩擦円
18の半径mと表す。ダンプトラックの運転において
は、下り坂を走行する際にその速度を減速させるため
に、長時間にわたってリターダブレーキをかける。その
結果、前輪には、図中に矢印で示す前ブレーキング力B
Fがかけられる。このブレーキング中にハンドルを操作
して車両を旋回させると、前輪にステアリングによる旋
回力Sが加わり、この旋回力Sと前ブレーキング力BF
との合力Tが前輪にかかる。この合力Tが摩擦円18の
半径mよりも大きくなって、合力Tの先端が外周19を
越えた場合、摩擦性能を越えた力が前輪に働くことにな
り、前輪がスリップする。従って、後輪のブレーキ圧力
を低下させてもスリップを防止することができないとい
う問題がある。
【0005】また、リターダブレーキをかけているとき
に後輪のブレーキ圧力を低下させると、車両にかかる総
ブレーキング力(前ブレーキング力と後ブレーキング力
との和)が減少するため、ダンプトラックの速度が上昇
する。そして、かえってスリップを起こしやすくなると
いう問題がある。
【0006】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、ステアリング操作時に、前輪がスリップ
を起こさないようなダンプトラックのブレーキ装置を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1発明は、ダンプトラックの前
後輪をそれぞれブレーキングする前後ブレーキと、この
前後ブレーキの前後ブレーキング力を制御するブレーキ
コントローラとを備えたダンプトラックのブレーキ装置
において、ハンドルを操作する際の角速度を検出する旋
回角速度検出器を備えブレーキコントローラは、この角
速度が所定の角速度以上である場合に前ブレーキング力
を減少させている。
【0008】第1発明によれば、角速度が所定の角速度
以上である場合に前ブレーキング力を減少させている。
ある角速度よりも大きな(即ち、急な)ステアリング操
作をすると、前ブレーキング力の大きさに対して旋回力
の大きさが無視できないものになり、合成力が摩擦円の
半径よりも大きくなってスリップが起こりやすくなる。
従って、所定の角速度よりも大きなステアリング操作時
に前ブレーキング力を減少させることにより、合成力を
摩擦円の半径よりも小さくしてスリップを防止すること
が可能である。
【0009】また、第2発明は第1発明記載のダンプト
ラックのブレーキ装置において、ブレーキコントローラ
は、角速度ωが大きいほど前ブレーキング力の減少量を
大きくしている。
【0010】第2発明によれば、角速度が大きいほど前
ブレーキング力の減少量を大きくしている。即ち、運転
者がステアリング操作を急に行なうほど、前輪にかかる
旋回力は大きくなり、合成力も大きくなる。従って、こ
のときの合成力を摩擦円の半径よりも小さくしてスリッ
プを防止するためには、前ブレーキング力の減少量を大
きくしなければならない。これにより、前輪のスリップ
を確実に防ぐことができる。
【0011】また、第3発明は第1又は第2発明記載の
ダンプトラックのブレーキ装置において、前後ブレーキ
を操作するブレーキ操作手段の操作量を検出する操作量
検出器を備え、ブレーキコントローラは、検出された操
作量に基づいて総ブレーキング力を決定し、前ブレーキ
ング力の減少に伴い、前後ブレーキング力の和が常に総
ブレーキング力となるように、後ブレーキング力を増大
させている。
【0012】第3発明によれば、ブレーキの操作量(例
えばリターダレバーの操作角度)に基づいて総ブレーキ
ング力を決定し、前後ブレーキング力の和がこの総ブレ
ーキング力となるように、前後ブレーキング力を決定し
ている。即ち、前ブレーキング力を減少させた分を、後
ブレーキング力を増大させて総ブレーキング力が一定と
なるようにしているので、常に運転者の意図した減速を
行ないながらスリップを防止でき、車両の運転が安定性
を増す。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、実施形態に関わるダンプ
トラックの構成図を示している。同図において、ダンプ
トラックは、所定の範囲で旋回自在な前輪3と、駆動さ
れる後輪4と、前輪3を旋回させるハンドル5と、ハン
ドル5の操作角速度を検出する旋回角速度検出器6と、
ブレーキ装置とを備えている。そして、ダンプトラック
のブレーキ装置は、前輪3及び後輪4をそれぞれブレー
キングする前ブレーキ1及び後ブレーキ2と、これらの
前後ブレーキ1,2の前後油圧シリンダ(図示せず)に
ブレーキ油を供給する油圧源7と、リターダブレーキを
操作するリターダレバー8と、サービスブレーキを操作
するブレーキペダル9と、ブレーキ装置をコントロール
するブレーキコントローラ13とを備えている。
【0014】リターダレバー8及びブレーキペダル9に
は、その操作角度θr,θsをそれぞれ検出する角度検
出器17,17が接続され、これらの角度検出器17,
17はブレーキコントローラ13に電気的に接続されて
いる。また、旋回角速度検出器6も、ブレーキコントロ
ーラ13に電気的に接続されているまた、油圧源7と前
後ブレーキ1,2との間は、それぞれ前後ブレーキ配管
14,15によって接続されている。前後ブレーキ配管
14,15はいずれも二叉に分かれ、それぞれ前後リタ
ーダ比例操作弁10,11及び前後サービス比例制御弁
22,23を経てシャトルバルブ16で合流し、前後ブ
レーキ1,2の前後油圧シリンダに達している。
【0015】前後リターダ比例制御弁10,11及び前
後サービス比例制御弁22,23は、ブレーキコントロ
ーラ13に電気的に接続されている。前後リターダ比例
制御弁10,11は、ブレーキコントローラ13から出
力された前後リターダ電流iF,iRに略比例する前後
リターダブレーキ圧のブレーキ油を出力する。また、前
後サービス比例制御弁22,23は、ブレーキコントロ
ーラ13から出力された前後サービス電流JF,JRに
略比例した前後サービスブレーキ圧のブレーキ油を出力
する。前後リターダ比例制御弁10,11及び前後サー
ビス比例制御弁22,23から出力したブレーキ油は、
それぞれ前後ブレーキ配管14,15を通って、シャト
ルバルブ16,16で合流する。そして、シャトルバル
ブ16,16によって、前後リターダブレーキ圧と前後
サービスブレーキ圧とのうち、大きな方のブレーキ圧の
ブレーキ油が、前後ブレーキ1,2に印加される。
【0016】このとき、前後ブレーキ配管14,15に
は、それぞれ油圧検出器21,21が設けられて前後ブ
レーキ圧をモニタリングしており、その検出信号はブレ
ーキコントローラ13に入力している。従って、ブレー
キコントローラ13は、この油圧検出器21,21の検
出信号に基づいて前後リターダ電流iF,iRを制御す
ることにより、前後ブレーキにかかる前後ブレーキ圧を
制御することが可能である。前後ブレーキ1,2にかけ
られるブレーキング力BF,BRはこの前後ブレーキ圧
にそれぞれ比例するので、ブレーキコントローラ13
は、前後ブレーキにかかる前後ブレーキング力BF,B
Rをほぼ所望の値に制御することが可能である。
【0017】以下、リターダレバー8を操作しながら減
速している状態でステアリング操作を行なう際に、ブレ
ーキコントローラ13が前後ブレーキング力BF,BR
を制御する際の手順について、図2に示したフローチャ
ートを用いて説明する。以下、フローチャートでは各ス
テップ番号にSを付して表す。尚、以下の説明では簡単
のために、運転者がブレーキペダル9を操作せず、リタ
ーダレバー8のみを操作する場合について説明する。即
ち、前後ブレーキ圧は、前後リターダブレーキ圧と一致
するものとする。
【0018】まず、ブレーキコントローラ13は、角度
検出器17の検出信号に基づいて、運転者がリターダレ
バー8を操作した操作角度θrを検出する(S1)。そ
して、この操作角度θrに基づき、所定の演算によって
総ブレーキング力BNを決定し(S2)、この総ブレー
キング力BNを所定の配分比に基づいて、前後ブレーキ
ング力BF,BRとなるよう前後ブレーキ1,2に配分
する(S3)。次にブレーキコントローラ13は、旋回
角速度検出器6の出力信号に基づいて、ハンドル5が操
作されているか否かを判断し(S4)、操作されていな
い場合にはS1に戻る。
【0019】また、S4においてハンドル5が操作され
ていた場合、ブレーキコントローラ13は旋回角速度検
出器6の出力信号に基づいて、このハンドル5を操作す
る角速度ωを算出する(S5)。そして、この角速度ω
に基づいて、前後ブレーキング力BF,BRに乗じる所
定の前後旋回係数KF,KRを決定する(S6)。そし
て、前後ブレーキング力BF,BRを、それぞれ旋回時
前ブレーキング力(KF・BF)、旋回時後ブレーキン
グ力(KR・BR)となるように変更し、これを前後ブ
レーキ1,2に配分する(S7)。そして、S1に戻
る。
【0020】この旋回時前後ブレーキング力(KF・B
F),(KR・BR)を導くための前後旋回係数KF,
KRは、例えば次のようにして決定される。図3に、角
速度ωと、前後旋回係数KF,KRとの関係のグラフの
一例を示す。同図において、縦軸が前後旋回係数KF,
KR、横軸が角速度ωである。同図に示すように、角速
度ωが第1の所定角速度ω1以下の場合は、前後旋回係
数KF,KRはともに1である。そして、角速度ωが第
1の所定角速度ω1以上になった場合、角速度ωに対
し、後旋回係数KRをほぼ直線的に増加させ、前旋回係
数KFをほぼ直線的に減少させる。そして、角速度ωが
第2の所定角速度以上になると、後旋回係数KR=KR
1(一定)、前旋回係数KF=KF1(一定)となる。
【0021】そして、前旋回係数KF及び後旋回係数K
Rを決定する際には、常に次の数式1に示すような関係
を満たすようにしている。 BN=BF+BR=KF・BF+KR・BR ………… (1) 即ち、リターダレバー8の操作量θrに基づいて決定し
た総ブレーキング力BNを変化させないようにして、所
定の総ブレーキング力BNが常に得られるようにしてい
る。尚、このときKF1=0である場合もある。即ち、
旋回時前ブレーキング力(KF・BF)を0とし、旋回
時後ブレーキング力(KR・BR)=総ブレーキング力
BNとしてもよい。
【0022】以上説明したように本実施形態によれば、
ブレーキング中に第1の所定角速度ω1以上の角速度で
ハンドル5を操作した場合に、前ブレーキング力BFを
減少させ、後ブレーキング力BRを増大させている。こ
れにより、旋回時に前輪3にかかる旋回力Sと前ブレー
キング力BFとの合力Tが、前輪3の摩擦円18の半径
mよりも小さくなるので、前輪3のスリップを防止可能
である。また、ハンドル5の角速度ωに基づいて前後ブ
レーキング力BF,BRの旋回時配分比を決定し、角速
度ωが大きいほど、前ブレーキング力BFを減少させて
いる。即ち、運転者が急なステアリング操作を行なうほ
ど、前輪3に大きな旋回力がかかり、前輪3がスリップ
する可能性が大きくなる。従ってこのような場合には、
合力Tが前輪3の摩擦円18の半径mを越えないよう
に、前ブレーキング力BFをより小さくしているので、
確実にスリップを防止できる。
【0023】また、リターダレバーの操作角に基づいて
決定した総ブレーキング力BNを変えずに、旋回時配分
比を決定している。従って、総ブレーキング力BNが常
に確保されるので、運転者の意図したブレーキング力が
得られ、所要の減速度が得られることになる。
【0024】尚、上記の説明においては、リターダブレ
ーキの操作について説明したが、本発明はサービスブレ
ーキに対しても同様に有効である。また、駆動輪を後輪
としたが、前輪駆動や四輪駆動の車両に対しても同様に
有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に関わるダンプトラックの構成図。
【図2】前後ブレーキング力を制御する手順のフローチ
ャート。
【図3】角速度と前後旋回係数との関係のグラフ。
【図4】前輪の摩擦円の一例を示す説明図。
【符号の説明】
1:前ブレーキ、2:後ブレーキ、3:前輪、4:後
輪、5:ハンドル、6:旋回角速度検出器、7:油圧
源、8:リターダレバー、9:ブレーキペダル、10:
前リターダ制御弁、11:後リターダ制御弁、12:車
体、13:ブレーキコントローラ、14:前ブレーキ配
管、15:後ブレーキ配管、16:シャトルバルブ、1
7:角度検出器、18:摩擦円、19:外周、21:油
圧検出器、22:前サービス比例制御弁、23:後サー
ビス比例制御弁。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダンプトラックの前後輪(3,4)をそれぞ
    れブレーキングする前後ブレーキ(1,2)と、 この前後ブレーキ(1,2)の前後ブレーキング力(BF,BR)を
    制御するブレーキコントローラ(13)とを備えたダンプト
    ラックのブレーキ装置において、 ハンドル(5)を操作する角速度(ω)を検出する旋回角速
    度検出器(6)を備え、 ブレーキコントローラ(13)は、この角速度(ω)が所定の
    角速度(ω1)以上である場合に前ブレーキング力(BF)を
    減少させることを特徴とするダンプトラックのブレーキ
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のダンプトラックのブレー
    キ装置において、 ブレーキコントローラ(13)は、角速度(ω)が大きいほど
    前ブレーキング力(BF)の減少量を大きくすることを特徴
    とするダンプトラックのブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のダンプトラックの
    ブレーキ装置において、 前後ブレーキ(1,2)を操作するブレーキ操作手段(8)の操
    作量(θr,θs)を検出する操作量検出器(17,17)を備え、 ブレーキコントローラ(13)は、検出された操作量(θr,
    θs)に基づいて総ブレーキング力(BN)を決定し、前ブレ
    ーキング力(BF)の減少に伴い、前後ブレーキング力(BF,
    BR)の和が常に総ブレーキング力(BN)となるように、後
    ブレーキング力(BR)を増大させることを特徴とするダン
    プトラックのブレーキ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003034243A (ja) * 2001-07-23 2003-02-04 Toyota Motor Corp 車輌の制動制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003034243A (ja) * 2001-07-23 2003-02-04 Toyota Motor Corp 車輌の制動制御装置

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