JP2000344373A - シートセパレータの磁力調整方法及びその装置 - Google Patents

シートセパレータの磁力調整方法及びその装置

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JP2000344373A
JP2000344373A JP11152667A JP15266799A JP2000344373A JP 2000344373 A JP2000344373 A JP 2000344373A JP 11152667 A JP11152667 A JP 11152667A JP 15266799 A JP15266799 A JP 15266799A JP 2000344373 A JP2000344373 A JP 2000344373A
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JP11152667A
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Hiromi Suzuki
博己 鈴木
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる板材を階層状に混載した重ね板材を吸
着装置で各階層毎に確実に一枚毎に分離するためにシー
トセパレータの磁力を調整する。 【解決手段】 異なる板材Wを階層状に混載した重ね板
材は側縁が突当て部材としてのフロータカバー15に突
き当てられている。シートセパレータ5の磁力発生面2
1がフロータカバー15の突当て面27から隙間Gを介
して配置しているので磁力により重ね板材の側縁が突当
て面27に突き当てる方向に吸引される。板厚の異なる
磁性体材料からなる磁力調整片29が重ね板材の各階層
毎に対応する位置にそれぞれ、磁力発生面21に吸着さ
れた状態で介設される。シートセパレータ5の磁力が各
磁力調整片29を通過するので、重ね板材に対する磁力
が容易に適度に調整される。重ね板材を一枚ずつ吸着装
置43で吊り上げる際には、最上位置の一枚の板材Wが
下側の他の板材Wから確実に分離されて吊り上げられ搬
送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートセパレータ
の磁力調整方法及びその装置に関し、特に異なる板材を
階層状に混載した重ね板材を一枚ずつ吸着装置で吊り上
げる際に、各階層の板材を一枚毎に分離するために磁力
を発生するシートセパレータの磁力調整方法及びその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シートセパレータ101の磁力調
整方法としては、一般的に図9ないしは図12に示され
ているように重ね板材の側縁がテーブル103上に立設
された2本の丸棒状の突当て部材105に突き当てら
れ、重ね板材の側縁がシートセパレータ101から発生
する磁力により突当て部材105に突き当てられる方向
に吸引される。この状態で重ね板材が一枚ずつ吸着装置
107により吊り上げる。このとき、シートセパレータ
101と重ね板材の側縁(突当て部材105の突当て
面)との距離Lを変更することにより重ね板材に対する
吸引力の調整、換言すればシートセパレータ101の磁
力調整が行われている。
【0003】シートセパレータ101は、図9〜図11
に示されているように磁石109を装着するための箱形
形状をなすマグネットスタンド111がテーブル103
上に立設されており、マグネットスタンド111の内部
には図9において右側に縦方向に長い2列のN極とS極
とからなる磁石109がほぼ平行に延伸した状態で装着
されている。
【0004】また、重ね板材が異なるサイズ、板厚の鉄
材を平積み混載したものである場合には、図12に示さ
れているように例えば各板材WA,WB,WC,WDはテー
ブル103上に板厚、大きさ(仕上がり形状)毎に階層
状に積まれるのが一般的であるが、この重ね板材に対す
るシートセパレータ101は各階層毎の板材Wに対して
磁力調整する機構を有するものがないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のシー
トセパレータ101の磁力調整方法においては、図13
に示されているように厚板と薄板が混載される順番もバ
ラバラであるときはシートセパレータ101と各階層の
板材Wとの距離Lが例えば図13においてL1,L2とい
う異なる位置に配置すると共に高さ方向でも自在に変化
させる必要がある。しかし、積載量や板厚の様々な変化
に対応するように各階層の板材Wと磁石109との距離
Lを自在に変化させることはコスト的にも作業効率性か
らも不可能であるという問題点があった。
【0006】また、図12に示されているように各板材
WA,WB,WC,WDが板厚、大きさ(仕上がり形状)毎
に階層状に積まれた場合、シートセパレータ101の磁
力が大きい形状の板材WDの階層に合わせるように調整
されると、小さい形状の板材WAの階層では磁力が強す
ぎるために、板材WAを吸着装置107で吸着して吊り
上げる際に図12に示されているように極端なセパレー
ト状態となって板材WAに傾斜がつき過ぎて吸着できな
いことが生じるという問題点があった。
【0007】一方、シートセパレータ101の磁力が小
さい形状の板材WAの階層に合わせるように、突当て部
材105の突当て面とシートセパレータ101との距離
Lが調整されると、大きい形状の板材WDの階層では磁
力が弱すぎるために、板材WDを吸着装置107で吸着
して吊り上げる際に「2枚取り」が多発してしまうとい
う問題点があった。
【0008】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、異なる板材Wを階層状に混載
した重ね板材を吸着装置で一枚ずつ吊り上げる際に、各
階層毎に板材Wを確実に一枚毎に分離するためにシート
セパレータの磁力を調整し得るシートセパレータの磁力
調整方法及びその装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のシートセパレータの磁力調
整方法は、板材を積載した重ね板材の側縁を突当て部材
に突き当てると共に前記重ね板材の側縁から隙間を介し
て配置したシートセパレータの磁力発生面から発生する
磁力により前記重ね板材の側縁を前記突当て部材に突き
当てる方向に吸引し、前記重ね板材に対応する位置に、
磁性体材料からなる磁力調整用部材を前記重ね板材の側
縁と前記シートセパレータの磁力発生面の間に介設する
と共に前記磁力調整用部材の板厚を変更することにより
前記シートセパレータの前記重ね板材に対する吸引力を
調整することを特徴とするものである。
【0010】したがって、重ね板材に対する磁力を調整
可能な板厚の磁力調整用部材が重ね板材に対応する高さ
位置にシートセパレータの磁力発生面と重ね板材の側縁
との隙間に挿入され、前記磁力調整用部材はシートセパ
レータの磁力発生面に吸着された状態で介設される。磁
力発生面から発生し磁力調整用部材を通過時に調整され
た磁力により重ね板材が突当て部材に突き当てられる方
向に吸引される。重ね板材が例えば吸着装置により一枚
ずつ吊り上げられる際に、下側の他の板材は適度な吸引
力で突当て部材に当接されているので、最上位置の一枚
の板材が下側の他の板材から確実に分離されて吊り上げ
られ搬送される。
【0011】請求項2によるこの発明のシートセパレー
タの磁力調整方法は、異なる板材を階層状に混載した重
ね板材の側縁を突当て部材に突き当てると共に前記重ね
板材の側縁から隙間を介して配置したシートセパレータ
の磁力発生面から発生する磁力により前記重ね板材の側
縁を前記突当て部材に突き当てる方向に吸引し、このシ
ートセパレータの前記重ね板材に対する吸引力を調整す
べく前記重ね板材の各階層毎に対応する位置にそれぞ
れ、板厚の異なる磁性体材料からなる磁力調整用部材を
前記重ね板材の側縁と前記シートセパレータの磁力発生
面の間に介設せしめることを特徴とするものである。
【0012】したがって、各板材の階層毎に対応して磁
力を調整可能な板厚の磁力調整用部材がそれぞれ、各板
材の階層に対応する高さ位置にシートセパレータの磁力
発生面と重ね板材の側縁との隙間に挿入され、各磁力調
整用部材はシートセパレータの磁力発生面に吸着された
状態で介設される。磁力発生面から発生し各磁力調整用
部材を通過時に調整された磁力により重ね板材が突当て
部材に突き当てられる方向に吸引される。各階層の板材
が例えば吸着装置により一枚ずつ吊り上げられる際に、
下側の他の板材は適度な吸引力で突当て部材に当接され
ているので、最上位置の一枚の板材が下側の他の板材か
ら確実に分離されて吊り上げられ搬送される。
【0013】請求項3によるこの発明のシートセパレー
タの磁力調整装置は、板材を積載した重ね板材の側縁を
突き当てる突当て部材を設け、この突当て部材に前記重
ね板材の側縁を突き当てる方向に吸引すべく磁力を発生
する磁力発生面を備えたシートセパレータを前記重ね板
材の側縁から隙間を介して配設し、このシートセパレー
タの前記重ね板材に対する吸引力を調整すべく前記重ね
板材に対応する位置に、前記重ね板材の側縁と前記シー
トセパレータの磁力発生面の間に介設すべき板厚の磁性
体材料からなる磁力調整用部材を設けてなることを特徴
とするものである。
【0014】したがって、請求項1記載の作用と同様で
あり、重ね板材に対する磁力を調整可能な板厚の磁力調
整用部材が重ね板材に対応する高さ位置にシートセパレ
ータの磁力発生面と重ね板材の側縁との隙間に挿入さ
れ、前記磁力調整用部材はシートセパレータの磁力発生
面に吸着された状態で介設される。磁力発生面から発生
し磁力調整用部材を通過時に調整された磁力により重ね
板材が突当て部材に突き当てられる方向に吸引される。
重ね板材が例えば吸着装置により一枚ずつ吊り上げられ
る際に、下側の他の板材は適度な吸引力で突当て部材に
当接されているので、最上位置の一枚の板材が下側の他
の板材から確実に分離されて吊り上げられ搬送される。
【0015】請求項4によるこの発明のシートセパレー
タの磁力調整装置は、異なる板材を階層状に混載した重
ね板材の側縁を突き当てる突当て部材を設け、この突当
て部材に前記重ね板材の側縁を突き当てる方向に吸引す
べく磁力を発生する磁力発生面を備えたシートセパレー
タを前記重ね板材の側縁から隙間を介して配設し、この
シートセパレータの前記重ね板材に対する吸引力を調整
すべく前記重ね板材の各階層毎に対応する位置にそれぞ
れ、前記重ね板材の側縁と前記シートセパレータの磁力
発生面の間に介設すべき板厚の異なる磁性体材料からな
る磁力調整用部材を設けてなることを特徴とするもので
ある。
【0016】したがって、請求項2記載の作用と同様で
あり、各板材の階層毎に対応して磁力を調整可能な板厚
の磁力調整用部材がそれぞれ、各板材の階層に対応する
高さ位置にシートセパレータの磁力発生面と重ね板材の
側縁との隙間に挿入され、各磁力調整用部材はシートセ
パレータの磁力発生面に吸着された状態で介設される。
磁力発生面から発生し各磁力調整用部材を通過時に調整
された磁力により重ね板材が突当て部材に突き当てられ
る方向に吸引される。各階層の板材が例えば吸着装置に
より一枚ずつ吊り上げられる際に、下側の他の板材は適
度な吸引力で突当て部材に当接されているので、最上位
置の一枚の板材が下側の他の板材から確実に分離されて
吊り上げられ搬送される。
【0017】請求項5によるこの発明のシートセパレー
タの磁力調整装置は、請求項3又は4記載のシートセパ
レータの磁力調整装置において、突当て部材が、前記シ
ートセパレータの磁力発生面の前方に隙間を形成する非
磁性体のカバーで、このカバーの前記隙間に前記磁力調
整用部材を挿脱可能な複数段のスリットを前記カバーの
側面に設けてなることを特徴とするものである。
【0018】したがって、異なる板材が階層状にテーブ
ル上に積載され、上記の異なる板材の側縁がシートセパ
レータのフロータカバーに突き当てられる。各板材の階
層毎に対応して磁力を調整可能な板厚の磁力調整用部材
がそれぞれ、各板材の階層に対応する高さ位置にフロー
タカバーの複数段のスリットからシートセパレータの磁
力発生面とフロータカバーとの隙間に簡単に挿入され、
各磁力調整用部材はシートセパレータの磁力発生面に吸
着された状態で介設される。
【0019】請求項6によるこの発明のシートセパレー
タの磁力調整装置は、請求項3〜5のいずれか一つに記
載のシートセパレータの磁力調整装置において、前記磁
力調整用部材が、前記シートセパレータの磁力発生面に
接触する面に空間部を設けてなることを特徴とするもの
である。
【0020】したがって、磁力調整用部材はシートセパ
レータの磁力発生面に接触する面に空間部が設けられて
接触面積が小さいので、磁力調整用部材がシートセパレ
ータの磁力発生面に密着しないため動かし易くなる。そ
の結果、上記の空間部を設けても磁力を調整する効果は
減少しないにもかかわらず、磁力調整用部材は板材の各
階層の高さ位置に調整しやすいものである。
【0021】請求項7によるこの発明のシートセパレー
タの磁力調整装置は、請求項3〜6のいずれか一つに記
載のシートセパレータの磁力調整装置において、前記磁
力調整用部材に、前記重ね板材の各階層に対応する磁力
調整条件を銘記した銘板を貼設してなることを特徴とす
るものである。
【0022】したがって、磁力調整用部材には予め銘板
を貼設されているので、オペレータは磁力調整用部材の
銘板の指示に従って該当する板材の各階層に対応する所
定の位置に容易に取り付けられる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明のシートセパレータ
の磁力調整方法及びその装置の実施の形態について、図
面を参照して説明する。
【0024】図1を参照するに、本実施の形態に係わる
磁力調整装置1は、磁石3からなるシートセパレータ5
を装着するための箱形形状をなすマグネットスタンド7
がテーブル9上でガイドレール11に沿って左右方向
(X軸方向)に走行自在なスライド部材13に立設され
ている。
【0025】マグネットスタンド7は図2に示されてい
るように縦長の箱形形状で、前後方向(Y軸方向、図2
において左右方向)の両側面が開口されており、前方
(図2において右方)の側面の両側には突当て部材とし
ての例えば非磁性体の金属材料からなるフロータカバー
15のフランジ部17が突き当てられてビスで取り付け
るための内側フランジ19が設けられている。
【0026】マグネットスタンド7の内部には図2にお
いて右方の面が磁力発生面21となる磁石3からなるシ
ートセパレータ5が縦方向に長く延伸した状態で装着さ
れている。なお、磁力発生面21は上記のマグネットス
タンド7の2つの内側フランジ19の間に嵌挿するよう
に構成されている。本実施の形態ではシートセパレータ
5は上,下フランジ部23,25でマグネットスタンド
7にボルトBTにより取り付けられており、磁力発生面
21はマグネットスタンド7の内側フランジ19の面よ
り図3において右方へ飛び出した状態に装着されてい
る。
【0027】フロータカバー15は図1及び図2に示さ
れているように水平面で山形の断面形状をなしており、
図2において右方の面が重ね板材の側縁を突き当てるた
めの突当て面27であり、この突当て面27と上記のシ
ートセパレータ5の磁力発生面21との間に隙間Gが形
成される。また、フロータカバー15の両側面には、図
1に示されているように磁性体材料からなる磁力調整用
部材としての例えば薄鉄板の磁力調整片29(29A〜
29D)が上記の隙間Gに挿脱可能な複数段のスリット
31が設けられている。なお、この複数段のスリット3
1はフロータカバー15の片側面だけに設けられても構
わない。
【0028】図4を参照するに、磁力調整片29は重ね
板材の各階層毎に対応する高さ位置に、フロータカバー
15のスリット31に差し込んでシートセパレータ5の
磁力発生面21に吸着されるようにして重ね板材の側縁
との間に介設することにより、シートセパレータ5の吸
引力を調整するためのもので、重ね板材の各階層毎に対
応するように板厚や大きさの異なる薄鉄板の磁力調整片
29が幾つも設けられている。しかも、各磁力調整片2
9には対応する階層の板材Wの磁力調整条件を銘記した
銘板33が貼設されている。
【0029】例えば、図4に示されているように板材W
Aの階層に対してはワークNo.A,重ね枚数4,位置1/2
と銘記された銘板33の磁力調整片29A1と、ワークN
o.A,重ね枚数4,位置2/2と銘記された銘板33の磁
力調整片29A2とが、組合わされて用いられる。
【0030】ワークNo.Aとは、板材WAの階層に用いら
れることを意味する。重ね枚数4とは、「重ねて使用す
る枚数」を意味し、より詳しくは磁力調整片29の板厚
がすべて共通した厚さ、例えば0.6mmで形成されている
場合に、4枚を重ね合わせて用いることを意味する。こ
の場合、板厚0.6mmの磁力調整片29を4枚重ね合わせ
ることにより2.4mmの厚板の磁力調整片29を1枚用い
たことと同じになる。もちろん、磁力調整片29は2.4m
mの厚板であっても構わない。
【0031】位置1/2、及び位置2/2とは、大きさの異な
る磁力調整片29A1と29A2が板材WAの階層の高さ
に合わせて組み合わされて使われることを意味する。
【0032】同様に、板材WBの階層に対してはワークN
o.B,重ね枚数2,位置1/2と銘記された銘板33の磁
力調整片29B1と、ワークNo.B,重ね枚数2,位置2/
2と銘記された銘板33の磁力調整片29B2とが、組合
わされて用いられる。また、板材WCの階層に対しては
ワークNo.C,重ね枚数1,位置1/1と銘記された銘板3
3の磁力調整片29Cが用いられる。
【0033】1ロットの生産枚数はほぼ決まっているの
で、リピート生産時には上記のように銘板33の情報に
基づいて該当する磁力調整片29がスリット31から隙
間Gへ差し込まれるだけで良いので簡単である。
【0034】ちなみに、シートセパレータ5の磁力は、
シートセパレータ5の磁力発生面21に介設される磁力
調整片29の板厚により変化し、磁力調整片29の板厚
が厚くなるほど、磁力調整片29を通過して出る磁力と
磁力線の飛ぶ範囲は板材Wに対して減少させることにな
る。
【0035】したがって、図4の場合は小さいサイズの
板材WAの階層では板厚2.4mmの磁力調整片29Aが差し
込まれるので小さい磁力となり、板材WAより大きいサ
イズの板材WBの階層では板厚1.2mmの磁力調整片29B
が差し込まれるので板材WAの階層より大きい磁力とな
り、板材WBより大きいサイズの板材WCの階層では板厚
0.6mmの磁力調整片29Cが差し込まれるので板材WBの
階層より大きい磁力となる。
【0036】なお、磁力調整片29はシートセパレータ
5の磁力発生面21に密着すると動かし難くなるので、
図5(A),(B)に示されているように僅かに曲げて
湾曲形状にしたり幅方向の両端を小さく折曲げるなどし
てシートセパレータ5の磁力発生面21に接触する面に
空間部35を設けて接触面積を減少することは有効であ
る。なお、上記の空間部35を設けても磁力を調整する
効果は減少しない。
【0037】図1を参照するに、テーブル9の上方には
重ね板材から一枚ずつ吸着して搬送するための板材搬送
装置37が設けられている。例えば、板材搬送装置37
はテーブル9の近くに図示せざるチャンネル材等よりな
る複数本の支柱が立設され、且つ各支柱が複数本の水平
なビーム部材によって連結された枠体フレーム(図示省
略)に構成されている。
【0038】この枠体フレームには、テーブル9の上方
から搬送したい位置の上方にまで延伸した支持ビーム3
9が水平に設けられており、この支持ビーム39に移送
ローダ41が往復動自在に設けられている。この移送ロ
ーダ41にはモータ(図示省略)が装着されており、こ
のモータによって回転されるピニオン(図示省略)が支
持ビーム39に設けたラック(図示省略)に噛合されて
いる。従って、移送ローダ41は前記モータが正逆回転
することにより、支持ビーム39に沿ってX軸方向に往
復動される。
【0039】また、移送ローダ41の下部には、テーブ
ル9上に積載された板材Wを吸着する吸着装置43が設
けられている。この吸着装置43は移送ローダ41の下
部に固定されたパッドホルダ45と、このパッドホルダ
45に垂設された複数の吸着パッド47とからなる。し
たがって、重ね板の最上部の1枚の板材Wが吸着パッド
47により吸着されて、下側の他の板材Wから分離され
る。板材Wが吸着装置43でもって吸着され一枚取りさ
れた後、移送ローダ41が図1においてX軸方向へ移動
することにより、板材Wが所望の位置へ搬送される。
【0040】上記構成による作用について説明すると、
図1を参照するに、スライド部材13に固定されたマグ
ネットスタンド7内にシートセパレータ5が装着され、
このシートセパレータ5の前方に位置してマグネットス
タンド7にフロータカバー15が取り付けられた状態
で、マグネットスタンド7がスライド部材13を介して
ガイドレール11の左右方向に位置決めされる。
【0041】異なる板材WA,WB,WC,WDが図1に示
されているように階層状にテーブル9の上に積載され
る。このとき、上記の異なる板材WA,WB,WC,WDの
側縁がシートセパレータ5のフロータカバー15の突当
て面27に突き当てられた状態である。
【0042】各板材Wの階層毎に対応して磁力を調整可
能な板厚の磁力調整片29A,29B,29C,29D
がそれぞれ、各板材Wの階層に対応する高さ位置にフロ
ータカバー15の複数段のスリット31からシートセパ
レータ5の磁力発生面21とフロータカバー15の突当
て面27との隙間Gに挿入され、各磁力調整片29A〜
29Dはシートセパレータ5の磁力発生面21に吸着さ
れた状態で介設される。したがって、例えば板材WAは
板厚の大きい磁力調整片29Aによりシートセパレータ
5の磁力が小さくなるように調整されているので傾斜が
つき過ぎるなどの極端なセパレート状態となることはな
い。
【0043】板材搬送装置37の自動運転が開始され、
上記の板材WAの階層の板材が板材搬送装置37の吸着
装置43により一枚ずつ吊り上げる際に、下側の他の板
材WAは適度な吸引力でフロータカバー15の突当て面
27に当接されているので、最上位置の一枚の板材Wが
下側の他の板材WAから確実に分離されて吊り上げられ
搬送される。
【0044】板材WB,WC,WDの各階層においても、
磁力調整片29B〜29Dにより適度な磁力に調整され
ているので、板材WAの階層の場合と同様に確実に一枚
の板材Wが下側の他の板材Wから分離されて吊り上げら
れ搬送される。
【0045】図6を参照するに、複数のシートセパレー
タ5が板材Wのコーナ部分に使用される場合は、従来の
ように板材Wの各階層毎に磁力の調整を行えないと、一
枚取りするときに他の板材Wが磁力の強いシートセパレ
ータ5の方へ引っ張られてしまって例えば図6の2点鎖
線で示されているように板材WAがシートセパレータ5
Cの方へズレたり、板材WBがシートセパレータ5Aの
方へズレたりするという所謂ワークズレの現象が生じ
る。
【0046】しかし、本発明のシートセパレータ5では
板材Wの各階層毎に磁力の調整が容易に行えるので、図
6の実線で示されているようにワークズレの現象は生じ
ない。したがって、レイアウトの関係でシートセパレー
タ5が設置できないという理由でワークズレを引き起こ
していた場合に対しても効果的である。
【0047】本発明の他の実施の形態について前述した
図1の実施の形態と同様の部分の説明は省略して説明す
ると、他のシートセパレータの磁力調整方法としては、
図7及び図8に示されているようにテーブル9上に走行
自在に設けたスライド部材13上にマグネットスタンド
7が立設され、このマグネットスタンド7の内部にシー
トセパレータ49が装着されている。このシートセパレ
ータ49の磁力発生面21から隙間Gを介して突当て部
材としての2本の丸棒状の突当てポール51がスライド
部材13上に立設されている。
【0048】異なる板材Wは側縁が2本の突当てガイド
に突き当てられるようにテーブル9上に階層状に積載さ
れる。各板材Wの階層毎に対応して磁力を調整可能な板
厚の磁力調整片29として例えば図8に示されているよ
うに29A,29B,29Cがそれぞれ、各板材WA,
WB,WCの階層に対応する高さ位置にシートセパレータ
49の磁力発生面21と突当てポール51との隙間Gに
挿入され、各磁力調整片29はシートセパレータ49の
磁力発生面21に吸着された状態で介設される。なお、
本実施の形態では板材WDの階層には磁力調整片が介設
されていない。
【0049】したがって、重ね板材はシートセパレータ
49から発生する各磁力調整片29A,29B,29C
を通過する調整された磁力ないしはシートセパレータ4
9からの磁力により突当てポール51に突き当てられる
方向に吸引される。その結果、前述した実施の形態の場
合と同様に、各階層の板材Wが板材搬送装置37の吸着
装置43により一枚ずつ吊り上げられる際に、下側の他
の板材Wは適度な吸引力で突当てポール51に当接され
ているので、最上位置の一枚の板材Wが下側の他の板材
Wから確実に分離されて吊り上げられ搬送される。
【0050】なお、この発明は前述した発明の実施の形
態に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより
その他の態様で実施し得るものである。
【0051】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、オペレ
ータは重ね板材に対する磁力が調整可能な板厚の磁力調
整用部材を重ね板材に対応する高さ位置にシートセパレ
ータの磁力発生面と重ね板材の側縁との隙間に挿入する
ことにより、前記磁力調整用部材をシートセパレータの
磁力発生面に吸着された状態で容易に介設できる。その
結果、磁力発生面から発生し磁力調整用部材を通過時に
調整された磁力により重ね板材を突当て部材に突き当て
られる方向に吸引できるので、重ね板材を適度な吸引力
で突当て部材に当接できる。したがって、重ね板材が例
えば吸着装置により一枚ずつ吊り上げられる際に、最上
位置の一枚の板材を下側の他の板材から確実に分離して
吊り上げ搬送できる。
【0052】請求項2の発明によれば、オペレータは各
板材の階層毎に対応して磁力が調整可能な板厚の磁力調
整用部材をそれぞれ、各板材の階層に対応する高さ位置
にシートセパレータの磁力発生面と重ね板材の側縁との
隙間に挿入することにより、各磁力調整用部材をシート
セパレータの磁力発生面に吸着された状態で容易に介設
できる。その結果、磁力発生面から発生し各磁力調整用
部材を通過時に調整された磁力により重ね板材を突当て
部材に突き当てられる方向に吸引できるので、各階層の
板材を適度な吸引力で突当て部材に当接できる。したが
って、各階層の板材が例えば吸着装置により一枚ずつ吊
り上げられる際に、最上位置の一枚の板材を下側の他の
板材から確実に分離して吊り上げ搬送できる。
【0053】請求項3の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様であり、オペレータは重ね板材対する磁力が
調整可能な板厚の磁力調整用部材を重ね板材に対応する
高さ位置にシートセパレータの磁力発生面と重ね板材の
側縁との隙間に挿入することにより、前記磁力調整用部
材をシートセパレータの磁力発生面に吸着された状態で
容易に介設できる。その結果、磁力発生面から発生し磁
力調整用部材を通過時に調整された磁力により重ね板材
を突当て部材に突き当てられる方向に吸引できるので、
重ね板材を適度な吸引力で突当て部材に当接できる。し
たがって、重ね板材が例えば吸着装置により一枚ずつ吊
り上げられる際に、最上位置の一枚の板材を下側の他の
板材から確実に分離して吊り上げ搬送できる。
【0054】請求項4の発明によれば、請求項2記載の
効果と同様であり、オペレータは各板材の階層毎に対応
して磁力が調整可能な板厚の磁力調整用部材をそれぞ
れ、各板材の階層に対応する高さ位置にシートセパレー
タの磁力発生面と重ね板材の側縁との隙間に挿入するこ
とにより、各磁力調整用部材をシートセパレータの磁力
発生面に吸着された状態で容易に介設できる。その結
果、磁力発生面から発生し各磁力調整用部材を通過時に
調整された磁力により重ね板材を突当て部材に突き当て
られる方向に吸引できるので、各階層の板材を適度な吸
引力で突当て部材に当接できる。したがって、各階層の
板材が例えば吸着装置により一枚ずつ吊り上げられる際
に、最上位置の一枚の板材を下側の他の板材から確実に
分離して吊り上げ搬送できる。
【0055】請求項5の発明によれば、異なる板材が階
層状にテーブル上に積載され、上記の異なる板材の側縁
をシートセパレータのフロータカバーに突き当てること
ができる。オペレータは各板材の階層に対応する磁力調
整用部材を所定の位置にフロータカバーの複数段のスリ
ットからシートセパレータの磁力発生面とフロータカバ
ーとの隙間に簡単に挿入でき、各磁力調整用部材をシー
トセパレータの磁力発生面に吸着された状態で介設でき
る。
【0056】請求項6の発明によれば、磁力調整用部材
にはシートセパレータの磁力発生面に接触する面に空間
部を設けて接触面積を小さくしたので、磁力調整用部材
はシートセパレータの磁力発生面に密着しないため動か
し易くる。その結果、上記の空間部を設けても磁力を調
整する効果は減少しないにもかかわらず、磁力調整用部
材を板材の各階層の高さ位置に容易に調整できる。
【0057】請求項7の発明によれば、磁力調整用部材
には予め銘板を貼設されているので、オペレータは磁力
調整用部材の銘板の指示に従って該当する板材の各階層
に対応する所定の位置に容易に取り付けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、シートセパ
レータの磁力調整装置の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すもので、シートセパ
レータの分解斜視図である。
【図3】図3のシートセパレータを組み立てた状態の部
分的な縦断面図である。
【図4】磁力調整片の銘板を説明するための斜視図であ
る。
【図5】(A),(B)は、磁力調整片に空間部を設け
た状態を説明するための部分的な縦断面図である。
【図6】本発明の実施の形態を示すもので、複数のシー
トセパレータを備えた磁力調整装置の平面図である。
【図7】本発明の他の実施の形態を示すもので、シート
セパレータの磁力調整装置の斜視図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】従来のシートセパレータの磁力調整方法を示す
斜視図である。
【図10】従来のシートセパレータの正面図である。
【図11】図9の部分的な平面図である。
【図12】従来のシートセパレータの側面図である。
【図13】従来のシートセパレータの磁力調整装置では
磁力調整が難しい状態を説明するための想像上の磁力調
整装置の側面図である。
【符号の説明】
1 磁力調整装置 3 磁石 5 シートセパレータ 7 マグネットスタンド 9 テーブル 15 フロータカバー(カバー) 21 磁力発生面 27 突当て面 29,29A〜29D 磁力調整片(磁力調整用部材) 31 スリット 33 銘板 35 空間部 43 吸着装置 47 吸着パッド 49 シートセパレータ 51 突当てポール G 隙間 W,WA,WB,WC,WD 板材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材を積載した重ね板材の側縁を突当て
    部材に突き当てると共に前記重ね板材の側縁から隙間を
    介して配置したシートセパレータの磁力発生面から発生
    する磁力により前記重ね板材の側縁を前記突当て部材に
    突き当てる方向に吸引し、前記重ね板材に対応する位置
    に、磁性体材料からなる磁力調整用部材を前記重ね板材
    の側縁と前記シートセパレータの磁力発生面の間に介設
    すると共に前記磁力調整用部材の板厚を変更することに
    より前記シートセパレータの前記重ね板材に対する吸引
    力を調整することを特徴とするシートセパレータの磁力
    調整方法。
  2. 【請求項2】 異なる板材を階層状に混載した重ね板材
    の側縁を突当て部材に突き当てると共に前記重ね板材の
    側縁から隙間を介して配置したシートセパレータの磁力
    発生面から発生する磁力により前記重ね板材の側縁を前
    記突当て部材に突き当てる方向に吸引し、このシートセ
    パレータの前記重ね板材に対する吸引力を調整すべく前
    記重ね板材の各階層毎に対応する位置にそれぞれ、板厚
    の異なる磁性体材料からなる磁力調整用部材を前記重ね
    板材の側縁と前記シートセパレータの磁力発生面の間に
    介設せしめることを特徴とするシートセパレータの磁力
    調整方法。
  3. 【請求項3】 板材を積載した重ね板材の側縁を突き当
    てる突当て部材を設け、この突当て部材に前記重ね板材
    の側縁を突き当てる方向に吸引すべく磁力を発生する磁
    力発生面を備えたシートセパレータを前記重ね板材の側
    縁から隙間を介して配設し、このシートセパレータの前
    記重ね板材に対する吸引力を調整すべく前記重ね板材に
    対応する位置に、前記重ね板材の側縁と前記シートセパ
    レータの磁力発生面の間に介設すべき板厚の磁性体材料
    からなる磁力調整用部材を設けてなることを特徴とする
    シートセパレータの磁力調整装置。
  4. 【請求項4】 異なる板材を階層状に混載した重ね板材
    の側縁を突き当てる突当て部材を設け、この突当て部材
    に前記重ね板材の側縁を突き当てる方向に吸引すべく磁
    力を発生する磁力発生面を備えたシートセパレータを前
    記重ね板材の側縁から隙間を介して配設し、このシート
    セパレータの前記重ね板材に対する吸引力を調整すべく
    前記重ね板材の各階層毎に対応する位置にそれぞれ、前
    記重ね板材の側縁と前記シートセパレータの磁力発生面
    の間に介設すべき板厚の異なる磁性体材料からなる磁力
    調整用部材を設けてなることを特徴とするシートセパレ
    ータの磁力調整装置。
  5. 【請求項5】 突当て部材が、前記シートセパレータの
    磁力発生面の前方に隙間を形成する非磁性体のカバー
    で、このカバーの前記隙間に前記磁力調整用部材を挿脱
    可能な複数段のスリットを前記カバーの側面に設けてな
    ることを特徴とする請求項3又は4記載のシートセパレ
    ータの磁力調整装置。
  6. 【請求項6】 前記磁力調整用部材が、前記シートセパ
    レータの磁力発生面に接触する面に空間部を設けてなる
    ことを特徴とする請求項3〜5のいずれか一つに記載の
    シートセパレータの磁力調整装置。
  7. 【請求項7】 前記磁力調整用部材に、前記重ね板材の
    各階層に対応する磁力調整条件を銘記した銘板を貼設し
    てなることを特徴とする請求項3〜6のいずれか一つに
    記載のシートセパレータの磁力調整装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009084025A (ja) * 2007-10-02 2009-04-23 Kanetec Co Ltd 剥離治具及び剥離装置
JP2016112608A (ja) * 2014-12-18 2016-06-23 株式会社アマダホールディングス マグネットフロータ
JP2017064737A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 株式会社アマダホールディングス ワーク載置台
KR102028307B1 (ko) * 2019-06-25 2019-11-04 이기현 메쉬망체 이송장치 및 이를 이용한 메쉬망체 이송방법

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