JP2000344806A - 乳化重合用界面活性剤組成物 - Google Patents

乳化重合用界面活性剤組成物

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JP2000344806A
JP2000344806A JP11154903A JP15490399A JP2000344806A JP 2000344806 A JP2000344806 A JP 2000344806A JP 11154903 A JP11154903 A JP 11154903A JP 15490399 A JP15490399 A JP 15490399A JP 2000344806 A JP2000344806 A JP 2000344806A
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JP
Japan
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surfactant composition
emulsion
component
emulsion polymerization
aliphatic hydrocarbon
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JP11154903A
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English (en)
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Naoyuki Ikenaga
尚之 池永
Atsuto Mori
厚人 森
Yasuo Ishii
保夫 石井
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重合時の安定性やエマルジョンの機械的安定
性が良好で、粒径が小さく、粘度が低い乳化重合用界面
活性剤組成物の提供。 【解決手段】 (a) 1分子中に2個以上の芳香環を有し
そのうちの少なくとも1個の芳香環が置換基として脂肪
族炭化水素基を有するポリ芳香族化合物ポリスルホネー
トの1価カチオン塩、及び(b) 一般式(I)で表され、
CMCが1×10-5〜0.02 molL-1の範囲にある化合物を
必須成分とし、(a) 成分と(b) 成分の重量比が、 (a)/
(b) =5/95〜75/25である乳化重合用界面活性剤組成
物。 RO-(AO)n-SO3M (I) (式中、R は1価の脂肪族炭化水素基、A は炭素数2〜
4のアルキレン基、nは1〜50の数、M は1価のカチオ
ンを示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乳化重合用界面活性
剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
ビニル単量体等の乳化重合の際に、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテル等の非イオン界面活性剤や、アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩、高
級脂肪酸塩等の陰イオン界面活性剤が用いられている。
【0003】中でも、少量で効果のある臨界ミセル濃度
(以下CMCという)の低い界面活性剤が用いられてき
た。一方、CMCの高い界面活性剤は乳化重合用界面活
性剤としては適していなかった。
【0004】これら乳化重合用界面活性剤に要求される
性能は、重合時の安定性やエマルジョンの機械的安定性
が良好であること、エマルジョンの粒径が小さく、粘度
が低いこと等であり、これらの性能を全て満足する界面
活性剤は得られていない。
【0005】本発明の課題は、上記性能を全て満足する
乳化重合用界面活性剤組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a) 1分子中
に2個以上の芳香環を有しそのうちの少なくとも1個の
芳香環が置換基として脂肪族炭化水素基を有するポリ芳
香族化合物ポリスルホネートの1価カチオン塩、及び
(b) 一般式(I)で表され、CMCが1×10-5〜0.02 m
olL-1の範囲にある化合物を必須成分とし、(a) 成分と
(b) 成分の重量比が、 (a)/(b) =5/95〜75/25であ
る乳化重合用界面活性剤組成物を提供する。
【0007】RO-(AO)n-SO3M (I) (式中、R は1価の脂肪族炭化水素基、A は炭素数2〜
4のアルキレン基、nはアルキレンオキサイドの平均付
加モル数を示す1〜50の数、M は1価のカチオンを示
し、n個のA は同一でも異なっていてもよい。)
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の(a) 成分において、芳香
環として、ベンゼン環、ナフタレン環等が挙げられ、芳
香環の置換基である脂肪族炭化水素基は、芳香環がベン
ゼン環の場合、炭素数8〜14の直鎖又は分岐鎖の1価脂
肪族炭化水素基が好ましく、芳香環がナフタレン環の場
合、炭素数1〜4の直鎖又は分岐鎖の1価脂肪族炭化水
素基が好ましい。またポリ芳香族化合物は、1分子中に
上記のような芳香環を2個以上、好ましくは2〜10個有
するものであり、具体的には、置換基として脂肪族炭化
水素基を有する芳香族化合物同士、あるいは置換基とし
て脂肪族炭化水素基を有する芳香族化合物と他の芳香族
化合物とをエーテル化して得られるエーテル化合物、置
換基として脂肪族炭化水素基を有する芳香族化合物とホ
ルムアルデヒドとを縮合させたホルマリン縮合物、置換
基として脂肪族炭化水素基を有する芳香族化合物と他の
芳香族化合物とホルムアルデヒドとを共縮合させたホル
マリン共縮合物等が挙げられる。
【0009】ポリ芳香族化合物のスルホン化は、濃硫
酸、発煙硫酸、SO3 ガス等のスルホン化剤を用いて行わ
れ、ポリ芳香族化合物のスルホン化度は、芳香環1個あ
たり0.5 〜1.5 が好ましく、特に1が好ましい。また該
スルホン化反応と前記ホルマリン縮合等の反応の順序は
特定されず、どちらを先に行ってもよい。ポリ芳香族エ
ーテル化合物はエーテル化後、スルホン化した方が好ま
しく、ホルマリン縮合物はスルホン化後、縮合反応を行
う方が好ましい。また1価カチオン塩は、ナトリウム、
カリウム等のアルカリ金属塩;アンモニウム塩;アルカ
ノールアミン等のアミン塩が好ましい。
【0010】特に好ましい(a) 成分は、イソドデシルジ
フェニルエーテルジスルホネートの塩、ブチルナフタレ
ンスルホン酸とナフタレンスルホン酸のホルマリン共縮
合物の塩、メチルナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合
物の塩等であり、これらは単独でも2種以上を併用して
もよい。
【0011】また(b) 成分は、一般式(I)で表され、
CMCが1×10-5〜0.02 molL-1、好ましくは 0.001〜
0.01 molL-1の範囲にある化合物であり、単独でも2種
以上を併用してもよい。なお本発明において、CMCは
電気伝導度滴定法によって測定される値である。
【0012】一般式(I)において、R は炭素数10〜2
4、更に11〜18の直鎖又は分岐鎖の1価脂肪族炭化水素
基、特にアルキル基が好ましい。A はエチレン基又はプ
ロピレン基が好ましい。また2種以上のアルキレンオキ
サイドが付加する場合は、ランダム付加、ブロック付加
のいずれでも良い。また両者の付加方法を組み合わせて
も良い。nは3〜30の数が好ましい。M はナトリウム、
カリウム等のアルカリ金属;アンモニウム;アルカノー
ルアミン等のアミンが好ましい。
【0013】一般式(I)で表される化合物は、例えば
脂肪族1価アルコールにエチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加した後、
SO3ガス等のスルホン化剤で硫酸化し、NaOH等で中和す
ることにより製造することができる。
【0014】本発明の組成物中の(a) 成分と(b) 成分の
配合割合は、重量比で (a)/(b) =5/95〜75/25、好
ましくは10/90〜50/50である。 (a)/(b) が5/95未
満であるとエマルジョンの粘度が高くなり、また機械的
安定性も十分ではない。75/25を超えると粒径が大きく
なりすぎ、また重合安定性、機械的安定性も十分ではな
い。
【0015】本発明の界面活性剤組成物を用いて乳化重
合を行い得る単量体の具体例を挙げれば、スチレン、α
ーメチルスチレン、クロロスチレン等の芳香族ビニル単
量体:アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸ブチル等のアクリル酸エステル類:メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル等のメタクリル酸エステル類:
塩化ビニル、臭化ビニル、塩化ビニリデン等のハロゲン
化ビニル及びハロゲン化ビニリデン類:酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル等のビニルエステル類:アクリロニト
リル、メタクリロニトリル等のニトリル類:ブタジエ
ン、イソプレン等の共役ジエン類等である。これらの単
量体は単独でも、2種以上を併用してもよい。本発明の
界面活性剤組成物は単量体100 重量部に対して0.1 〜20
重量部、特に0.5〜5重量部の範囲で用いるのが好まし
い。
【0016】本発明の界面活性剤組成物は、ポリオキシ
エチレン(エチレンオキサイド付加モル数0〜100)アル
キル又はアルケニル(アルキル又はアルケニル基の炭素
数12〜24)エーテル等の非イオン界面活性剤と併用する
こともできる。更に水溶性保護コロイド等を併用するこ
ともできる。
【0017】本発明の界面活性剤組成物を用いる乳化重
合条件には特に制限がなく、モノマーの量は全系に対し
て20〜70重量%、特に40〜50重量%が好ましい。またモ
ノマー滴下法、モノマー一括仕込み法、プレエマルジョ
ン法等のいずれの乳化重合法にも用いることができる。
【0018】
【実施例】実施例1〜8、比較例1〜9 (a) 成分として下記(a-1) 〜(a-3) 、(b) 成分として下
記(b-1) 〜(b-4) 、比較化合物〔以下(c) 成分という〕
として下記(c-1) を用い、表1に示す配合割合で本発明
の界面活性剤組成物、及び比較の界面活性剤組成物を製
造した。
【0019】(a-1) :イソドデシルジフェニルエーテル
ジスルホネートNa塩〔花王(株)製、商品名ペレックス
SS-H〕 (a-2) :ブチルナフタレンスルホン酸とナフタレンスル
ホン酸のホルマリン共縮合物のNa塩〔花王(株)製、商
品名デモールSNB 〕 (a-3) :メチルナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物
のNa塩〔花王(株)製、商品名デモールMS〕 (b-1) : C12H25O(CH2CH2O)18SO3Na CMC 0.0046m
olL-1 (b-2) : C14H29O(CH2CH2O)18SO3Na CMC 0.0012m
olL-1 (b-3) : C12H25O(CH2CH2O)12SO3Na CMC 0.004 m
olL-1
【0020】
【化1】
【0021】(c-1) :直鎖ドデシルベンゼンスルホン酸
Na塩〔花王(株)製、商品名ネオペレックスF-25〕 ここでCMCは下記方法により測定した。
【0022】<CMCの測定法>100mL の蒸留水をビー
カーにとり、攪拌しながら電気伝導度を測定した〔電気
伝導度計は東亜電波工業(株)CM-20S型、セルCG-511B
〕。あらかじめ所定濃度に調整した界面活性剤溶液を
0.2mL ずつビーカー内に滴下し、滴下するごとに電気伝
導度を読みとった。滴定液の界面活性剤濃度をx molL
-1、滴下した滴定液の量をymLとすると、ビーカー内の
溶液中の界面活性剤濃度Cは、C=x・y/(100+y)
となる。電気伝導度をCに対してプロットしたときの屈
曲点がCMCである(温度25℃)。
【0023】得られた界面活性剤組成物を用い、下記に
示すモノマー滴下法により乳化重合を行い、得られたポ
リマーエマルジョンを下記方法で評価した。結果を表1
に示す。
【0024】(1) 重合安定性(凝集物量) ポリマーエマルジョンを 200メッシュのステンレス製金
網でろ過し、重合後の反応器壁や攪拌羽根等に付着した
凝集物も集めて同様にろ過し、水洗後26.6kPa、105 ℃
で2時間乾燥・秤量して、凝集物量を求めた。使用した
モノマーの総量に対する凝集物の重量%で、重合安定性
を表した。
【0025】(2) 機械的安定性 ポリマーエマルジョン50gをマロン安定試験機にて10k
g、1000r/min の条件で5分間回転させ、生成した凝集
物を 200メッシュのステンレス製金網でろ過し、ろ過残
渣を水洗後に26.6kPa 、105 ℃で乾燥・秤量して、ポリ
マーに対する重量%で表示した。
【0026】(3) 粘度 B型粘度計を使用して、ポリマーエマルジョンの粘度を
温度25℃、回転数12r/min で測定した。
【0027】(4) 平均粒径 コールター社製の動的光散乱法粒径測定装置N-4SD を使
用して、ポリマーエマルジョン粒子の平均粒径を測定し
た。
【0028】<モノマー滴下法>セパラブルフラスコに
イオン交換水316.25g、界面活性剤組成物8.75g、過硫
酸カリウム0.35gを仕込み、窒素気流中で30分間攪拌し
た。アクリル酸0.9 gとアクリル酸ブチル 174.1gを混
合し、この混合モノマーの8.75gを上記フラスコに仕込
んだ後、60℃の水浴に入れ昇温した。58℃に達したとこ
ろで、残りの混合モノマーを2時間かけて滴下した。こ
の間フラスコ内の温度を60±2℃に保った。滴下終了後
3時間60℃に保ち熟成した後、室温まで冷却し、ポリマ
ーエマルジョンを得た。
【0029】
【表1】
【0030】実施例9〜15、比較例10〜18 (a) 成分として上記(a-1) 〜(a-3) 、(b) 成分として上
記(b-1) 〜(b-4)、(c)成分として上記(c-1) を用い、表
2に示す配合割合で本発明及び比較の界面活性剤組成物
を製造した。得られた界面活性剤組成物を用い、下記に
示す一括仕込み法により乳化重合を行い、得られたポリ
マーエマルジョンを上記方法で評価した。結果を表2に
示す。
【0031】<一括仕込み法>セパラブルフラスコにイ
オン交換水316.25g、界面活性剤組成物8.75g、過硫酸
カリウム0.35gを仕込み、窒素気流中で30分間攪拌し
た。スチレンモノマー175 gを上記フラスコに仕込んだ
後、65℃の水浴に入れ昇温した。フラスコ内の温度が約
62℃に達したところで、重合反応が開始した。フラスコ
内の温度を65±2℃に5時間保ち、重合反応を完結さ
せ、ポリマーエマルジョンを得た。
【0032】
【表2】
【0033】実施例16〜26、比較例19〜27 (a) 成分として上記(a-1) 〜(a-3) 、(b) 成分として上
記(b-1) 〜(b-4)、(c)成分として上記(c-1) を用い、表
3に示す配合割合で本発明及び比較の界面活性剤組成物
を製造した。得られた界面活性剤組成物を用い、下記に
示すプレエマルジョン法により乳化重合を行い、得られ
たポリマーエマルジョンを上記方法で評価した。結果を
表3に示す。
【0034】<プレエマルジョン法>アクリル酸 2.5
g、アクリル酸ブチル123.75g、メタクリル酸メチル12
3.75gを混合し、モノマー混合物を調製した。イオン交
換水 107.1gに界面活性剤組成物 5.0g、過硫酸カリウ
ム0.50gを溶解し、これに上記モノマー混合物を混合
し、ホモミキサーにて 5000r/min×10分間乳化し、均一
なモノマー乳化物を得た。セパラブルフラスコにイオン
交換水 137.9g及び上記モノマー乳化物36.2gを仕込
み、窒素気流中で30分間攪拌した。次にフラスコを80℃
の水浴に入れ昇温した。30分間初期重合させ、残りのモ
ノマー乳化物を2時間かけて滴下した。この間フラスコ
内の温度を80±2℃に保った。滴下終了後3時間80℃に
保ち熟成した後、室温まで冷却し、ポリマーエマルジョ
ンを得た。
【0035】
【表3】
【0036】
【発明の効果】本発明の界面活性剤組成物を乳化重合の
乳化剤として用いると、重合反応中に発生する凝集物の
量が少なく(即ち重合安定性が良く)、得られるエマル
ジョンの機械的安定性も良く、さらに粒径が小さく、粘
度の低いエマルジョンが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 保夫 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 Fターム(参考) 4D077 AB14 BA07 BA13 BA20 DC02Y DC04Y DC12Z DC19Y DC57Y DC64Y DD32Y DE02Y DE04Y DE07Y DE29Y 4J011 KA02 KA04 KA07

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 1分子中に2個以上の芳香環を有し
    そのうちの少なくとも1個の芳香環が置換基として脂肪
    族炭化水素基を有するポリ芳香族化合物ポリスルホネー
    トの1価カチオン塩、及び(b) 一般式(I) で表され、
    CMCが1×10-5〜0.02 molL-1の範囲にある化合物を
    必須成分とし、(a) 成分と(b) 成分の重量比が、 (a)/
    (b) =5/95〜75/25である乳化重合用界面活性剤組成
    物。 RO-(AO)n-SO3M (I) (式中、R は1価の脂肪族炭化水素基、A は炭素数2〜
    4のアルキレン基、nはアルキレンオキサイドの平均付
    加モル数を示す1〜50の数、M は1価のカチオンを示
    し、n個のA は同一でも異なっていてもよい。)
JP11154903A 1999-06-02 1999-06-02 乳化重合用界面活性剤組成物 Pending JP2000344806A (ja)

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