JP2000345126A - 剥離表示機能を有する粘着シート - Google Patents

剥離表示機能を有する粘着シート

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JP2000345126A
JP2000345126A JP11162215A JP16221599A JP2000345126A JP 2000345126 A JP2000345126 A JP 2000345126A JP 11162215 A JP11162215 A JP 11162215A JP 16221599 A JP16221599 A JP 16221599A JP 2000345126 A JP2000345126 A JP 2000345126A
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transparent ink
ink layer
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Kiyohisa Ashizawa
清久 芦澤
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥離表示機能を有する粘着シートを被着体か
ら剥がす際に、透明インキ層及びその表面層である粘着
剤層が基材の透明プラスチックフィルムから容易に剥が
れ、剥離表示機能を十分に発揮できる粘着シートを提供
する。 【解決手段】 透明プラスチックフィルムの表面に透明
インキ層を設け、さらに該透明インキ層及び透明プラス
チックフィルムの表面に100℃における損失正接(t
anδ)が0.1〜0.9である粘着剤層を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、内容物を包装した
包装品などの被着体に貼付された後に剥がされた場合、
剥がされた事実が容易に発見でき、剥がされた事実を隠
滅することを防止できる剥離表示機能を有する粘着シー
トに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、剥離表示機能を有する粘着シート
としては、表面を梨地仕上げした透明プラスチックフィ
ルムからなる基材の梨地面に、文字などの模様状に接着
性の悪い透明インキを印刷し、その上に粘着性が強く比
較的柔らかい粘着剤を全面に塗布した粘着シートが知ら
れている。内容物を包装した包装品の封止部にこの従来
の粘着シートが貼付されて封止された場合、その封止部
を開封するために粘着シートを剥がそうとすると、透明
インキ層が透明プラスチックフィルムの梨地面から剥が
れ、透明インキ層及びその表面層である粘着剤層が包装
体表面に接着したまま残り、再び透明インキ層を透明プ
ラスチックフィルムの梨地面に戻そうとしても、元の梨
地面の凹凸部に完全に戻すことはできず、梨地面の凹凸
部に空隙が生じ、開封した事実が容易に発見できるとい
うものである。しかし、この従来の粘着シートは、粘着
シートが包装体等の被着体から剥がされたとき、梨地面
との密着性などの要因により透明インキ層及びその表面
上にある粘着剤層の一部が被着体表面に残らず、透明イ
ンキ層が透明プラスチックフィルムの梨地面から剥離し
ないことがあり、剥離表示機能が発揮できないことがあ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、剥離表示機
能を有する粘着シートを被着体から剥がす際に、透明イ
ンキ層及びその表面層である粘着剤層が基材の透明プラ
スチックフィルムから容易に剥がれ、剥離表示機能を十
分に発揮できる粘着シートを提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意検討した結果、粘着シートの粘着剤
層に特定の粘弾性特性を持たせることにより、基材表面
を梨地処理しなくても剥離表示機能が発揮できることを
見い出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発
明は、透明プラスチックフィルムの表面に透明インキ層
を設け、さらに該透明インキ層及び透明プラスチックフ
ィルムの表面に100℃における損失正接(tanδ)
が0.1〜0.9である粘着剤層を設けていることを特
徴とする剥離表示機能を有する粘着シートを提供するも
のである。また、本発明は、上記粘着シートにおいて、
粘着剤層が1Hzでの損失正接(tanδ)の極大値の
温度が10℃以下である剥離表示機能を有する粘着シー
トを提供するものである。また、本発明は、上記粘着シ
ートにおいて、粘着剤層に着色剤が含まれている剥離表
示機能を有する粘着シートを提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の粘着シートにおいて、基
材の透明プラスチックフィルムとしては、種々の透明プ
ラスチックフィルムが使用できるが、例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体な
どのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリ塩
化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、
ポリアミド、ポリイミド、フッ素系樹脂、またはこれら
のいずれかを含む共重合体、ポリマーブレンド、ポリマ
ーアロイなどの各種合成樹脂が挙げられ、特に、高強度
であり安価であることから、ポリエチレンテレフタレー
トやポリプロピレンより成るフィルム、シートが好まし
い。透明プラスチックフィルムは、単層であってもよい
し、同種又は異種の2層以上の多層であってもよい。透
明プラスチックフィルムの厚みは、特に制限ないが、通
常12〜250μmであればよく、好ましくは25〜7
5μmである。透明インキ層が設けられる透明プラスチ
ックフィルムの表面は平滑面がよいが、梨地面であって
もよい。
【0006】透明インキ層は、透明プラスチックフィル
ムの表面とは剥離可能に接着するものであれば、特に制
限ない。透明インキ層に使用される透明インキとして
は、例えば、ポリエステル樹脂、変性ナイロン樹脂、塩
素化エチレンビニルアルコール、塩素化ポリプロピレ
ン、塩素化ポリエチレン、ポリエチレンビニルアルコー
ル樹脂、ポリビニルアルコール、酢酸ビニル、アクリル
樹脂、セルロース樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、
塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体など
が挙げられる。透明インキは、前記樹脂成分の他に、シ
リカなどの無機顔料、消泡剤、レベリング剤などの成分
を含んでいてもよい。
【0007】透明インキ層の厚みは、特に制限ないが、
通常0.01〜1μmであればよく、好ましくは0.0
5〜0.5μmである。透明インキ層は、模様状に形成
される。模様状とは、透明プラスチックフィルムの表面
から見て模様と認識される形状であればよく、例えば文
字、記号、線などの1種又は2種以上の組み合わせなど
が挙げられる。模様は開封したことを示すものであるこ
とが好ましい。開封したことを示すものとしては、「開
封済」、「VOID」などの文字が好ましい。透明イン
キ層は、透明インキを塗布、印刷などの方法により形成
することができる。
【0008】本発明の粘着シートにおいては、透明イン
キ層および透明インキ層が設けられていない基材の透明
プラスチックフィルムの表面に粘着剤層が設けられてい
る。本発明の粘着シートの粘着剤層は、100℃、1H
zにおける損失弾性率と貯蔵弾性率の比である損失正接
(tanδ)が0.1〜0.9であり、好ましくは0.
2〜0.7である。100℃における損失正接(tan
δ)が0.1未満であると、粘着剤層の凝集力は大きい
が、被着体への濡れが悪くなり、被着体との接着性が悪
い。従って、損失正接(tanδ)が0.1未満の粘着
剤層を設けた剥離表示機能を有する粘着シートを被着体
に貼着後、再び粘着シートを剥がすと透明インキ層の部
分の粘着剤層も被着体から剥がれ、剥離表示機能が発現
しない場合がある。
【0009】一方、損失正接(tanδ)が0.9を超
えると粘着剤層の凝集力が弱く、粘着シートを剥がす
と、粘着剤層の内部で凝集破壊が生じ、透明プラスチッ
クフィルム側にも被着体側にも粘着剤が残留し、剥離表
示機能が発現しない場合がある。さらに、本発明の粘着
シートにおける粘着剤層の1Hzでの損失正接(tan
δ)の極大値の温度が10℃以下であることがより好ま
しい。1Hzでの損失正接(tanδ)の極大値の温度
が10℃を超えるとタック(粘着性)がなくなり被着体
との密着が悪くなる。なお、上記粘着剤層の損失正接
(tanδ)及び損失正接(tanδ)の極大値の温度
は後述の粘着剤、着色剤、填料、粘着付与剤などの選択
及び配合量によって決定される。
【0010】粘着剤層に使用される粘着剤は、例えば、
天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、アクリル樹脂系
粘着剤、ポリビニルエーテル樹脂系粘着剤、ウレタン樹
脂系粘着剤、シリコーン樹脂系粘着剤などが挙げられ
る。合成ゴム系粘着剤の具体例としては、スチレン−ブ
タジエンゴム、ポリイソブチレンゴム、イソブチレン−
イソプレンゴム、イソプレンゴム、スチレン−イソプレ
ンブロック共重合体、スチレン−ブタジエンブロック共
重合体、スチレン−エチレン−ブチレンブロック共重合
体、エチレン−酢酸ビニル熱可塑性エラストマーなどが
挙げられる。アクリル樹脂系粘着剤の具体例としては、
アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸−2
−エチルヘキシル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
ブチル、アクリロニトリルなどの単独重合体もしくは共
重合体などが挙げられる。ポリビニルエーテル樹脂系粘
着剤の具体例としては、ポリビニルエーテル、ポリビニ
ルイソブチルエーテルなどが挙げられる。シリコーン樹
脂系粘着剤の具体例としては、ジメチルポリシロキサン
などが挙げられる。これらの粘着剤は、1種単独でまた
は2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0011】粘着剤層には、着色剤を含んでもよい。着
色剤としては、染料又は顔料のいずれでもよく、あるい
はそれらの混合物でもよい。染料の適当な具体例として
は、例えば、サルファーブラックTなどの硫化染料、イ
ンダスロンなどの建染染料、スピリットブルーなどの酒
精溶染料、スダン11などの油溶染料、セリトンファス
トバイオレットBなどの分散染料、ナフトールAS、ア
マランスなどのアゾ染料などの非水溶性染料、メチレン
ブルーなどの塩基性染料、オレンジ11などの酸性染
料、コンゴ−レッドなどの直接染料、アントラゾールO
などの可溶性建染染料、エリオクロムブラックTなどの
酸性媒染染料、アリザリンレッドSなどの媒染染料など
の水溶性染料などが挙げられる。
【0012】顔料としては、フタロシアニン系顔料(例
えば、銅フタロシアニンブルー、銅フタロシアニングリ
ーン、臭素化銅フタロシアニングリーンなど);モノア
ゾレーキ系(例えば、レーキレッドC、パーマネントレ
ッド2B、ブルルアントカーミン6Bなど)、モノアゾ
系(例えば、トルイジンレッド、ナフトールカーミンF
B、ファストイエローG、ジニトロアニリンオレンジ、
ナフトールバイオレットB、ベンズイミダゾロンブラウ
ンなど)、ジスアゾ系(例えば、ジスアゾイエローAA
A、ジスアゾイエローHR、ピラゾロンレッドBな
ど)、縮合アゾ系(例えば、縮合アゾイエローGR、縮
合アゾレッドBR、縮合アゾブラウン5Rなど)、金属
錯体アゾ系(例えば、ニッケッルアゾイエローなど)な
どのアゾ系顔料;アントラキノン系(例えば、フラバン
スロンイエロー、ジアンスラキノリルレッド、インダン
スロンブルーなど)、チオインジゴ系(例えば、チオイ
ンジゴボルドーなど)、ペリノン系(ペリノンオレンジ
など)、ペリレン系(ペリレンスカーレット、ペリレン
レッド178、ペリレンマルーンなど)、キナクリドン
系(キナクリドンレッド、キナクリドンマゼンタ、キナ
クリドンスカーレットなど)、ジオキサジン系(例え
ば、ジオキサジンバイオレットなど)、イソインドリノ
ン系(例えば、イソインドリノンイエロー2GLT、イ
ソインドリノンイエローなど)、キノフタロン系(例え
ば、キノフタロンイエローなど)、イソインドリン系
(イソインドリンイエローなど)などの縮合多環顔料;
ニトロソ系顔料(例えば、ニッケルニトロソイエローな
ど);アリザリンレーキ系顔料(例えば、マダーレーキ
など);金属錯塩アゾメチン系顔料(例えば、銅アゾメ
チンイエローなど);アニリンブラック系顔料;アルカ
リブルー系顔料などの有機顔料や、黄鉛、クロムバーミ
リオン、ベンガラ、鉄黒、酸化チタン、チタンイエロ
ー、セルリアンブルー、黄色酸化鉄、カドミウムイエロ
ー、カドミウムレッド、リトボン、モリブレートオレン
ジ、ジンククロメート、群青、マンガンバイオレット、
コバルトバイオレット、エメラルドグリーン、紺青、コ
バルトブルー、コバルトグリーン、酸化クロム、ピリジ
アン、カーボンブラックなどの無機顔料などが挙げられ
る。
【0013】着色剤の含有量は、所望の着色となるよう
に調整すればよい。また、粘着剤層には、シリカ、タル
ク、クレー、炭酸カルシウムなどの填料を含むことがで
きる。また、上記粘着剤層には、さらに必要に応じて粘
着付与剤、軟化剤、老化防止剤などを配合することがで
きる。粘着付与剤としては、ロジン系樹脂、テルペンフ
ェノール樹脂、テルペン樹脂、芳香族炭化水素変性テル
ペン樹脂、石油樹脂、クマロン・インデン樹脂、スチレ
ン系樹脂、フェノール系樹脂、キシレン樹脂などが挙げ
られる。軟化剤としては、プロセスオイル、液状ゴム、
可塑剤などが挙げられる。
【0014】粘着剤層の透明プラスチックフィルムに対
する接着力は、被着体に対する粘着力より高いことが好
ましい。また、透明インキ層の透明プラスチックフィル
ムに対する接着力は、粘着剤層の透明インキ層及び被着
体に対する接着力に比べて小さいことが好ましい。粘着
剤層の厚みは、特に制限ないが、透明インキ層の表面に
ある粘着剤層の厚みが通常10〜200μmであればよ
く、好ましくは15〜40μmである。
【0015】粘着剤層の表面は、剥離シートで覆っても
よい。また、剥離シートを使用しないで、透明プラスチ
ックフィルムの透明インキ層が設けられていない表面に
剥離剤を塗布するなどにより剥離性を付与し、粘着シー
トをロール巻きにして保存してもよい。このようにし
て、粘着剤層表面を保護して、その表面の汚れを防止す
ることができる。剥離シートとしては、いずれのものを
使用してもよく、例えば、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリアリレートなどの各種樹脂よりなるフ
ィルムや、ポリエチレンラミネート紙、ポリプロピレン
ラミネート紙、クレーコート紙、樹脂コート紙、グラシ
ン紙等の各種紙材を基材とし、この基材の粘着剤層との
接合面に、必要により離型処理が施されたものを用いる
ことができる。この場合、離型処理の代表例としては、
シリコーン系樹脂、長鎖アルキル系樹脂、フッ素系樹脂
等の離系剤よりなる離型剤層の塗布、形成が挙げられ
る。剥離シートの厚みは、特に制限されず、適宜選定す
ればよい。粘着剤層は、種々の方法で形成でき、その方
法としては、特に制限なく種々の方法を用いることがで
き、例えば、エアーナイフコーター、ブレードコータ
ー、バーコーター、グラビアコーター、ロールコータ
ー、カーテンコーター、ダイコーター、ナイフコータ
ー、スクリーンコーター、マイヤーバーコーター、キス
コーターなどが挙げられる。
【0016】本発明の剥離表示機能を有する粘着シート
は、最初に被着体に貼付した状態では、模様の透明イン
キ層は、透明プラスチック層の上からは目視で認識でき
ないので、粘着シートが剥がされた事実がないことがわ
かる。本発明の粘着シートを被着体から剥がすと、透明
インキ層が透明プラスチックフィルムから剥離し、透明
インキ層とその表面にある粘着剤層がその周辺にある粘
着剤層から引きちぎられて被着体に接着した状態で残
り、粘着剤層の他の部分は被着体から剥離して透明プラ
スチックフィルム上に残る。本発明において粘着剤層は
特定の粘弾性を有するので、透明インキ層とその表面に
ある粘着剤層がその周辺にある粘着剤層から引きちぎら
れる際に、透明インキ層の表面にある粘着剤層は変形す
る。そのため、剥がした粘着シートを再び元の位置に貼
付し直しても、完全に元の位置に貼り合わせることがで
きず、透明インキ層と透明プラスチックフィルムの表面
の間には空隙が生じる。そのため、透明インキ層の模様
が透明プラスチック層の上から目視で認識でき、その粘
着シートが剥がされた事実を認識できる。
【0017】この機能を図に基づいて説明する。図1
は、本発明の一実施例の粘着シートの一部の断面図を示
したものである。透明プラスチックフィルム1の表面の
一部には透明インキ層2が模様状に塗布ないし印刷によ
り設けられている。この透明インキ層2の表面および透
明インキ層2が設けられている側の透明プラスチックフ
ィルムの表面には、透明又は着色した粘着剤層3が形成
されており、さらに粘着剤層3の表面には剥離紙4が覆
われている。これを包装体などの被着体に使用する場合
は、剥離紙4を取り除いて被着体に貼付する。
【0018】図2は、本発明の一実施例の粘着シートを
被着体5の表面に貼付後、剥離した状態を示す一部の断
面図である。粘着剤層3は透明のプラスチックフィルム
1に充分に粘着し、粘着剤層3の損失正接の特性が所定
の範囲にあるので、粘着シートを被着体から剥がす際に
は被着体5から被着体に残留することなく剥がされるこ
とになる。一方、透明インキ層2は、透明プラスチック
フィルム1の表面との接着性が弱く、粘着剤層3の損失
正接の特性が所定の範囲にあるため、被着体5の表面か
ら剥がされることなく、接着されたまま、透明プラスチ
ックフィルム1から剥離する。透明プラスチックフィル
ム1から剥離された透明インキ層2の表面にある粘着剤
層6は、周りの粘着剤層3から引きちぎられる際に、そ
の周辺部が盛り上がるなどの変形が生じ、透明インキ層
2もその変形に対応して変形する。また、周りの粘着剤
層3の破断部も変形する。
【0019】実施例の粘着シートを被着体5に再び貼付
し直しても、変形した透明インキ層2は透明プラスチッ
クフィルム1の元の位置からずれて貼付されるので、透
明インキ層と透明プラスチックフィルム1の間には空隙
が生じ、また、変形した透明インキ層2を完全に透明プ
ラスチックフィルム1の元の位置に貼付できたとして
も、透明インキ層と透明プラスチックフィルム1の間に
は空隙が生じる。この空隙により透過光が乱反射される
ので、模様状の透明インキ層2の部分が不透明になる。
従って、この不透明部を目視で認識できるので、剥離さ
れた事実を知ることができる。本発明の剥離表示機能を
有する粘着シートは、剥離された場合剥離された事実を
目視で認識できるものであり、包装体などの種々の被着
体に使用でき、特に包装体などの封止部に貼着されると
開封事実を表示することができる。
【0020】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
る。ただし、本発明は、これらの例によって、何ら限定
されるものではない。 <損失正接の測定方法>損失正接(tanδ)の値は、
ダイナミックスペクトルメータRDS(II)(レオメト
リックス社製)を用い、ねじりせん断法により温度依存
性(測定周波数:1Hz)を測定した結果から得られ
た。
【0021】実施例1 透明プラスチックフィルム(材質:ポリエステル樹脂、
厚み:50μm)の表面に、透明インキ(成分:メチル
セルロース系樹脂を含むインキ)をグラビア印刷機で
「開封済」という文字状に印刷して透明インキ層(厚
み:0.1μm)を設けた。次に、粘着剤(樹脂成分:
アクリル系粘着剤)、着色剤:酸化チタン(含量:20
重量%)をナイフコーターにより塗布して、透明インキ
層の表面および透明インキ層が設けられた側の透明プラ
スチック層の表面に粘着剤層(100℃、1Hzにおけ
る損失正接(tanδ):0.57、1Hzでの損失正
接(tanδ)の極大値の温度:−15℃、厚み:20
μm)を設けた。さらに、粘着剤層の上に剥離紙を設け
て、粘着シートを作成した。この粘着シートを包装体の
封止部に貼付した後、剥がして、さらに再び貼付し直し
たところ、不透明になった「開封済」の文字を目視によ
り認識できた。
【0022】実施例2 透明プラスチックフィルム(材質:ポリプロピレン樹
脂、厚み:70μm)の表面に、透明インキ(成分:メ
チルメタクリレート樹脂)をグラビア印刷機で「開封
済」という文字状に印刷して透明インキ層(厚み:0.
1μm)を設けた。次に、粘着剤(樹脂成分:アクリル
系粘着剤、着色剤(含量:10重量%):カーボンブラ
ック)をナイフコーターにより塗布して、透明インキ層
の表面および透明インキ層が設けられた側の透明プラス
チック層の表面に粘着剤層(100℃における損失正接
(tanδ):0.72、1Hzでの損失正接(tan
δ)の極大値の温度:−17℃、厚み:20μm)を設
けた。さらに、粘着剤層の上に剥離紙を設けて、粘着シ
ートを作成した。この粘着シートを包装体の封止部に貼
付した後、剥がして、さらに再び貼付し直したところ、
不透明になった「開封済」の文字を目視により認識でき
た。
【0023】
【発明の効果】本発明の剥離表示機能を有する粘着シー
トは、被着体に貼付された後に剥がされた場合、剥がさ
れた事実が容易に発見でき、剥がされた事実を隠滅する
ことを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の粘着シートの一部の断面
図を示したものである。
【図2】 本発明の一実施例の粘着シートを被着体の表
面に貼付後、剥離した状態を示す一部の断面図である。
【符号の説明】
1 透明プラスチックフィルム 2 透明インキ層 3 粘着剤層 4 剥離紙 5 被着体 6 粘着剤層
フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA21C AA21D AA21H AJ06B AK01A AK25C AK25D AK25G AK41A AR00C AR00D BA04 BA07 BA10C BA10D CA13C CA13D CB05C CB05D GB15 HB31B JL13C JL13D JN01A JN01B YY00C YY00D 4J004 AA02 AA05 AA08 AA10 AA11 AA14 CA03 CA04 CA05 CA06 CC03 DA02 DA03 DB03 FA01 FA10 4J040 CA011 CA031 DD051 DF031 DJ031 EF001 JA09 JB09 KA35 KA42 LA06 MA10 MB03 MB09 NA06 PA42

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明プラスチックフィルムの表面に透明イ
    ンキ層を設け、さらに該透明インキ層及び透明プラスチ
    ックフィルムの表面に100℃における損失正接(ta
    nδ)が0.1〜0.9である粘着剤層を設けているこ
    とを特徴とする剥離表示機能を有する粘着シート。
  2. 【請求項2】粘着剤層が1Hzでの損失正接(tan
    δ)の極大値の温度が10℃以下である請求項1記載の
    剥離表示機能を有する粘着シート。
  3. 【請求項3】粘着剤層に着色剤が含まれている請求項1
    又は2記載の剥離表示機能を有する粘着シート。
JP11162215A 1999-06-09 1999-06-09 剥離表示機能を有する粘着シート Pending JP2000345126A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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