JP2000345654A - 主筋用定着金物 - Google Patents
主筋用定着金物Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 主筋に接続され、主筋をコンクリート中に定
着させる定着金物をピッチの相違するねじ鉄筋とねじ節
以外の異形鉄筋に対応させる。 【解決手段】 主筋4が挿入される、もしくは挿通する
スリーブ部2と、スリーブ部2の外周に形成されるフラ
ンジ部3の二部分から定着金物1を構成し、スリーブ部
2の内径を主筋4の径より大きくし、スリーブ部2内に
充填されるグラウト材5との間の付着力によって定着金
物1を主筋4に接続する。
着させる定着金物をピッチの相違するねじ鉄筋とねじ節
以外の異形鉄筋に対応させる。 【解決手段】 主筋4が挿入される、もしくは挿通する
スリーブ部2と、スリーブ部2の外周に形成されるフラ
ンジ部3の二部分から定着金物1を構成し、スリーブ部
2の内径を主筋4の径より大きくし、スリーブ部2内に
充填されるグラウト材5との間の付着力によって定着金
物1を主筋4に接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は異形鉄筋の主筋を
コンクリート中に定着させる定着金物に関するものであ
る。
コンクリート中に定着させる定着金物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】鉄筋コ
ンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造の柱や梁内に配
筋される主筋の定着方法には従来、定着される部材への
定着部分をL形やU形に折り曲げて定着長さを確保する
方法と、主筋を定着される部材を貫通させ、その側面に
定着板とナットを用いて緊結する方法があるが、前者の
方法では定着される部材中に占める主筋の長さが大きい
ため、その部材における主筋やせん断補強筋の配筋の妨
げになり易く、またコンクリートの充填性を阻害する問
題がある。
ンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造の柱や梁内に配
筋される主筋の定着方法には従来、定着される部材への
定着部分をL形やU形に折り曲げて定着長さを確保する
方法と、主筋を定着される部材を貫通させ、その側面に
定着板とナットを用いて緊結する方法があるが、前者の
方法では定着される部材中に占める主筋の長さが大きい
ため、その部材における主筋やせん断補強筋の配筋の妨
げになり易く、またコンクリートの充填性を阻害する問
題がある。
【0003】後者の方法では定着部分が定着される部材
の表面に突出するため、例えば柱の片側にのみ梁が接合
される箇所のように接合される2部材の内、一方の側面
が開放している部位にしか適用できず、定着される部材
の表面仕上げをする上での障害になる問題もある。
の表面に突出するため、例えば柱の片側にのみ梁が接合
される箇所のように接合される2部材の内、一方の側面
が開放している部位にしか適用できず、定着される部材
の表面仕上げをする上での障害になる問題もある。
【0004】これに対し、出願人はコンクリート中に埋
設されることにより、主筋の定着端部を折り曲げる場合
の問題と、部材の表面に定着する場合の問題を解消する
定着金物を用いた定着構造や配筋構造を特許第 2662150
号,第 2780645号等において提案している。
設されることにより、主筋の定着端部を折り曲げる場合
の問題と、部材の表面に定着する場合の問題を解消する
定着金物を用いた定着構造や配筋構造を特許第 2662150
号,第 2780645号等において提案している。
【0005】この定着金物はねじ鉄筋に螺合するナット
部とその一端に形成されるフランジ部からなり、ねじの
切られた主筋の端部の他、任意の位置に螺合した状態で
コンクリート中に埋設され、主筋の引張力をフランジ部
からコンクリートに支圧力として伝達することで主筋の
定着強度を確保するものであるが、ナット部の螺合によ
ってねじ鉄筋に接続されることから、ねじのピッチの異
なるねじ鉄筋や、ねじ節以外の異形鉄筋に対応できない
ため、使用される主筋の径や種類毎に径や形状の異なる
定着金物を用意しなければならない不便さがある。
部とその一端に形成されるフランジ部からなり、ねじの
切られた主筋の端部の他、任意の位置に螺合した状態で
コンクリート中に埋設され、主筋の引張力をフランジ部
からコンクリートに支圧力として伝達することで主筋の
定着強度を確保するものであるが、ナット部の螺合によ
ってねじ鉄筋に接続されることから、ねじのピッチの異
なるねじ鉄筋や、ねじ節以外の異形鉄筋に対応できない
ため、使用される主筋の径や種類毎に径や形状の異なる
定着金物を用意しなければならない不便さがある。
【0006】この発明は上記特許第 2662150号,第 278
0645号等の定着金物を発展させたもので、ピッチの相違
するねじ鉄筋と、ねじ節以外の異形鉄筋に対応できる定
着金物を提案するものである。
0645号等の定着金物を発展させたもので、ピッチの相違
するねじ鉄筋と、ねじ節以外の異形鉄筋に対応できる定
着金物を提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では主筋が挿入さ
れる、もしくは挿通するスリーブ部と、スリーブ部の外
周に形成されるフランジ部の二部分から定着金物を構成
し、スリーブ部の内径を主筋の径より大きくし、スリー
ブ部内に充填されるグラウト材との間の付着力によって
定着金物を主筋に接続することにより、ピッチの相違す
るねじ鉄筋と、ねじ節以外の異形鉄筋に対応する。
れる、もしくは挿通するスリーブ部と、スリーブ部の外
周に形成されるフランジ部の二部分から定着金物を構成
し、スリーブ部の内径を主筋の径より大きくし、スリー
ブ部内に充填されるグラウト材との間の付着力によって
定着金物を主筋に接続することにより、ピッチの相違す
るねじ鉄筋と、ねじ節以外の異形鉄筋に対応する。
【0008】請求項1に記載のように定着金物が主筋の
端部に接続され、主筋が定着金物を貫通しない場合、ス
リーブ部の一端が開放し、他端は閉鎖する。請求項2に
記載のように定着金物が主筋の中間部に接続され、主筋
が定着金物を貫通する場合はスリーブ部の両端が開放す
る。
端部に接続され、主筋が定着金物を貫通しない場合、ス
リーブ部の一端が開放し、他端は閉鎖する。請求項2に
記載のように定着金物が主筋の中間部に接続され、主筋
が定着金物を貫通する場合はスリーブ部の両端が開放す
る。
【0009】スリーブ部の内周面にはグラウト材との間
の付着力を増すために、その軸に直交する断面上、主筋
のリブ、もしくはねじ節に干渉しない突起が形成され
る。請求項1、請求項2のいずれもスリーブ部の内径が
主筋の径より大きく、主筋がスリーブ部内に充填される
グラウト材との間の付着力によって定着金物に接続され
ることで、一種類の定着金物によってピッチの相違する
ねじ鉄筋とねじ節以外の異形鉄筋に対応することが可能
になり、主筋の種類毎に形状の異なる定着金物を用意す
る必要がなくなり、定着金物の製作と在庫管理が単純化
される。定着金物はまた、スリーブ部の内径より小さい
径であれば主筋の径の相違にも対応する。
の付着力を増すために、その軸に直交する断面上、主筋
のリブ、もしくはねじ節に干渉しない突起が形成され
る。請求項1、請求項2のいずれもスリーブ部の内径が
主筋の径より大きく、主筋がスリーブ部内に充填される
グラウト材との間の付着力によって定着金物に接続され
ることで、一種類の定着金物によってピッチの相違する
ねじ鉄筋とねじ節以外の異形鉄筋に対応することが可能
になり、主筋の種類毎に形状の異なる定着金物を用意す
る必要がなくなり、定着金物の製作と在庫管理が単純化
される。定着金物はまた、スリーブ部の内径より小さい
径であれば主筋の径の相違にも対応する。
【0010】定着金物と主筋はスリーブ部内に充填され
るグラウト材によって接続されるため、接続の形式はス
リーブ継手に用いられるスプライススリーブと同じであ
るが、スプライススリーブは対向する2本の鉄筋を接続
することで、グラウト材の充填区間が長く、充填量が1
本の場合より多くなる関係から、スリーブ内に密実に充
填されるよう内径を小さくできないため、外径も大きく
なる傾向があるのに対し、本発明の定着金物は1本の主
筋との接続であるため、グラウト材の充填区間が短く、
充填量は少なくて足り、内径と外径を抑えることができ
る。
るグラウト材によって接続されるため、接続の形式はス
リーブ継手に用いられるスプライススリーブと同じであ
るが、スプライススリーブは対向する2本の鉄筋を接続
することで、グラウト材の充填区間が長く、充填量が1
本の場合より多くなる関係から、スリーブ内に密実に充
填されるよう内径を小さくできないため、外径も大きく
なる傾向があるのに対し、本発明の定着金物は1本の主
筋との接続であるため、グラウト材の充填区間が短く、
充填量は少なくて足り、内径と外径を抑えることができ
る。
【0011】特に請求項3に記載のようにスリーブ部の
突起部分の内径を主筋のリブの頂部間距離、もしくはね
じ節の頂部間距離である最外径に実質的に等しくした場
合はスリーブ部の挿入口から主筋を振れることなく挿
入、もしくは挿通できるため、スリーブ部の、突起部分
を除く内径及びそれに対応する外径をそれに組み合わせ
られる主筋の径に対して最小に抑えることができる。
突起部分の内径を主筋のリブの頂部間距離、もしくはね
じ節の頂部間距離である最外径に実質的に等しくした場
合はスリーブ部の挿入口から主筋を振れることなく挿
入、もしくは挿通できるため、スリーブ部の、突起部分
を除く内径及びそれに対応する外径をそれに組み合わせ
られる主筋の径に対して最小に抑えることができる。
【0012】この場合も、ねじ鉄筋でない主筋のリブ以
外の節の頂部、またはねじ鉄筋である主筋のねじ節以外
の部分はスリーブ部の突起の頂部より主筋断面の中心寄
りに位置し、スリーブ部の内周面と主筋の周面との間
に、スリーブ部の全長に亘ってグラウト材が充填される
空間が形成されるため、スリーブ部の内径と外径を最小
に抑えながら、必要な付着力を得ることができる。
外の節の頂部、またはねじ鉄筋である主筋のねじ節以外
の部分はスリーブ部の突起の頂部より主筋断面の中心寄
りに位置し、スリーブ部の内周面と主筋の周面との間
に、スリーブ部の全長に亘ってグラウト材が充填される
空間が形成されるため、スリーブ部の内径と外径を最小
に抑えながら、必要な付着力を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の定着金物1は図3に示
すように異形鉄筋の主筋4の直径(公称直径)Dより大
きい内径d1を持ち、内部にグラウト材5が充填されるス
リーブ部2と、スリーブ部2の外周に形成されるフラン
ジ部3からなり、スリーブ部2内に主筋4が挿入され、
グラウト材5が充填されることにより主筋4に接続され
る。スリーブ部2の内径d1は後述の突起21を除く部分の
内径を言う。
すように異形鉄筋の主筋4の直径(公称直径)Dより大
きい内径d1を持ち、内部にグラウト材5が充填されるス
リーブ部2と、スリーブ部2の外周に形成されるフラン
ジ部3からなり、スリーブ部2内に主筋4が挿入され、
グラウト材5が充填されることにより主筋4に接続され
る。スリーブ部2の内径d1は後述の突起21を除く部分の
内径を言う。
【0014】請求項1の定着金物1のスリーブ部2は図
1,図2に示すように一端が開放し、他端が閉鎖した形
をし、定着金物1は主筋4の端部に接続され、図7〜図
9に示すように梁や柱の主筋4をそれに直交する部材中
に定着させる場合に使用される。
1,図2に示すように一端が開放し、他端が閉鎖した形
をし、定着金物1は主筋4の端部に接続され、図7〜図
9に示すように梁や柱の主筋4をそれに直交する部材中
に定着させる場合に使用される。
【0015】請求項2の定着金物1のスリーブ部2は図
4−(a) ,(b) に示すように両端が開放した形をし、定
着金物1は主筋4の中間部に接続され、例えば梁の主筋
4が柱を貫通して連続的に配筋され、主筋4を柱部分で
定着させる場合に、あるいは主筋4が定着される部材の
長さが大きく、主筋4の長さ方向の複数箇所で主筋4を
定着させる場合等に使用される。
4−(a) ,(b) に示すように両端が開放した形をし、定
着金物1は主筋4の中間部に接続され、例えば梁の主筋
4が柱を貫通して連続的に配筋され、主筋4を柱部分で
定着させる場合に、あるいは主筋4が定着される部材の
長さが大きく、主筋4の長さ方向の複数箇所で主筋4を
定着させる場合等に使用される。
【0016】図1,図2の場合、スリーブ部2の開放し
た一端が主筋4が差し込まれる挿入口6に、図4の場合
はスリーブ部2の両端が挿入口6となる。グラウト材5
を挿入口6以外の部分からスリーブ部2内に充填する場
合にはスリーブ部2とフランジ部3のいずれかに充填孔
7が形成される。主筋4が貫通しない図1,図2の場合
はスリーブ部2の周部分と、フランジ部3のスリーブ部
2内部に面する部分のいずれかに形成され、貫通する図
4の場合はスリーブ部2の周部分に形成される。
た一端が主筋4が差し込まれる挿入口6に、図4の場合
はスリーブ部2の両端が挿入口6となる。グラウト材5
を挿入口6以外の部分からスリーブ部2内に充填する場
合にはスリーブ部2とフランジ部3のいずれかに充填孔
7が形成される。主筋4が貫通しない図1,図2の場合
はスリーブ部2の周部分と、フランジ部3のスリーブ部
2内部に面する部分のいずれかに形成され、貫通する図
4の場合はスリーブ部2の周部分に形成される。
【0017】図6に示すようにグラウト材5を挿入口6
から充填した後に主筋4を差し込む場合にはスリーブ部
2とフランジ部3のいずれにも充填孔7を形成すること
は必要でない。挿入口6からのグラウト材5の充填は主
筋4が定着金物1を貫通する図4,図5の場合にも行わ
れる。
から充填した後に主筋4を差し込む場合にはスリーブ部
2とフランジ部3のいずれにも充填孔7を形成すること
は必要でない。挿入口6からのグラウト材5の充填は主
筋4が定着金物1を貫通する図4,図5の場合にも行わ
れる。
【0018】図6の場合、スリーブ部2内へのグラウト
材5の充填後、主筋4を挿入し、そのままグラウト材5
が固結することにより主筋4と定着金物1との接続が行
われる。
材5の充填後、主筋4を挿入し、そのままグラウト材5
が固結することにより主筋4と定着金物1との接続が行
われる。
【0019】図1〜図4ではフランジ部3をスリーブ部
2の軸方向の一端に形成しているが、フランジ部3は主
筋4の引張力をコンクリートに支圧力として伝達すれば
よいため、スリーブ部2の軸方向のいずれかの部分に形
成されればよい。図5はスリーブ部2の軸方向の中央部
にフランジ部3を形成した場合を示す。
2の軸方向の一端に形成しているが、フランジ部3は主
筋4の引張力をコンクリートに支圧力として伝達すれば
よいため、スリーブ部2の軸方向のいずれかの部分に形
成されればよい。図5はスリーブ部2の軸方向の中央部
にフランジ部3を形成した場合を示す。
【0020】また図1,図4ではスリーブ部2の外周面
を六角形状に形成しているが、請求項1、請求項2共、
定着金物1は主筋4に対して軸方向に移動することによ
り主筋4の回りの所定位置に配置されるため、六角形状
である必要はなく、内周面が円形断面、もしくはそれに
近い断面であれば外周面の形状は問われない。
を六角形状に形成しているが、請求項1、請求項2共、
定着金物1は主筋4に対して軸方向に移動することによ
り主筋4の回りの所定位置に配置されるため、六角形状
である必要はなく、内周面が円形断面、もしくはそれに
近い断面であれば外周面の形状は問われない。
【0021】スリーブ部2の内周面にはグラウト材5と
の付着面積を確保するための突起21が形成される。突起
21はスリーブ部2の挿入口6から主筋4を差し込むとき
に主筋4のリブ41やねじ節と衝突しないよう、スリーブ
部2の軸に直交する断面上、主筋4の表面からの高さの
大きいリブ41に、もしくはねじ鉄筋の場合のねじ節に干
渉しない程度の高さだけスリーブ部2の内周面から突出
する。
の付着面積を確保するための突起21が形成される。突起
21はスリーブ部2の挿入口6から主筋4を差し込むとき
に主筋4のリブ41やねじ節と衝突しないよう、スリーブ
部2の軸に直交する断面上、主筋4の表面からの高さの
大きいリブ41に、もしくはねじ鉄筋の場合のねじ節に干
渉しない程度の高さだけスリーブ部2の内周面から突出
する。
【0022】突起21はスリーブ部2の軸に直交する断面
上、円弧状、または断続的な円弧状等に形成され、軸方
向には隣接する節42,42間距離、もしくはねじ節間距離
に対応して一定間隔をおき、あるいはスクリュー状等に
配列する。
上、円弧状、または断続的な円弧状等に形成され、軸方
向には隣接する節42,42間距離、もしくはねじ節間距離
に対応して一定間隔をおき、あるいはスクリュー状等に
配列する。
【0023】図3はスリーブ部2の突起21部分の内径d2
を主筋4のリブ41,41の頂部間距離(最外径)に実質的
に等しくし、突起21部分の内周面と主筋4のリブ41との
間に隙間が生ずることなく主筋4を挿入口6から挿入で
きるようにした場合の例を示す。図面では挿入口6の位
置の内周面に突起21を形成しているが、形成しない場合
もある。
を主筋4のリブ41,41の頂部間距離(最外径)に実質的
に等しくし、突起21部分の内周面と主筋4のリブ41との
間に隙間が生ずることなく主筋4を挿入口6から挿入で
きるようにした場合の例を示す。図面では挿入口6の位
置の内周面に突起21を形成しているが、形成しない場合
もある。
【0024】図3の場合、主筋4の差し込み時、主筋4
のリブ41が常に突起21の内周面に接触し得る状態に置か
れ、突起21がスリーブ部2内部での主筋4の挿通位置を
規制するため、主筋4が定着金物1に対して振れること
なく、主筋4の軸線とスリーブ部2の軸線を平行にした
状態で主筋4を差し込める利点がある。
のリブ41が常に突起21の内周面に接触し得る状態に置か
れ、突起21がスリーブ部2内部での主筋4の挿通位置を
規制するため、主筋4が定着金物1に対して振れること
なく、主筋4の軸線とスリーブ部2の軸線を平行にした
状態で主筋4を差し込める利点がある。
【0025】図面では主筋4がねじ鉄筋でない異形鉄筋
の場合を示しているが、主筋4の節42の頂部はリブ41の
頂部の高さより低いことから、スリーブ部2の突起21の
頂部より主筋4断面の中心寄りに位置するため、スリー
ブ部2の内周面と主筋4の周面との間にグラウト材5が
充填される空間は確保される。
の場合を示しているが、主筋4の節42の頂部はリブ41の
頂部の高さより低いことから、スリーブ部2の突起21の
頂部より主筋4断面の中心寄りに位置するため、スリー
ブ部2の内周面と主筋4の周面との間にグラウト材5が
充填される空間は確保される。
【0026】主筋4がねじ鉄筋である場合も、突起21部
分の内径d2が主筋4のねじ節の頂部間距離に実質的に等
しければ、主筋4のスリーブ部2への差し込み時に主筋
4の軸線とスリーブ部2の軸線を平行に保つ効果は確保
され、ねじ節以外の部分におけるスリーブ部2の内周面
と主筋4との間にグラウト材5が充填される空間も確保
される。
分の内径d2が主筋4のねじ節の頂部間距離に実質的に等
しければ、主筋4のスリーブ部2への差し込み時に主筋
4の軸線とスリーブ部2の軸線を平行に保つ効果は確保
され、ねじ節以外の部分におけるスリーブ部2の内周面
と主筋4との間にグラウト材5が充填される空間も確保
される。
【0027】グラウト材5には圧縮強度が 100MPa程度
のモルタルや 150〜 200MPa程度の高強度(超高強度)
モルタル等の無機グラウトの他、エポキシ樹脂等の有機
グラウト、あるいはカドウェルド継手に用いられる溶融
金属等が使用され、モルタルは鉄粉入りの場合もある。
のモルタルや 150〜 200MPa程度の高強度(超高強度)
モルタル等の無機グラウトの他、エポキシ樹脂等の有機
グラウト、あるいはカドウェルド継手に用いられる溶融
金属等が使用され、モルタルは鉄粉入りの場合もある。
【0028】モルタルを使用する場合のスリーブ部2の
長さは6〜8D程度であるのに対し、高強度モルタルや
エポキシ樹脂を使用する場合には5〜6D程度でよく、
溶融金属を使用する場合には2〜3D程度でよく、グラ
ウト材5の強度が高い程、スリーブ部2の長さを短くで
きる。
長さは6〜8D程度であるのに対し、高強度モルタルや
エポキシ樹脂を使用する場合には5〜6D程度でよく、
溶融金属を使用する場合には2〜3D程度でよく、グラ
ウト材5の強度が高い程、スリーブ部2の長さを短くで
きる。
【0029】図7〜図9は図1、もしくは図3に示す定
着金物1の適用例を示す。図7は鉄筋コンクリート造の
柱・梁接合部において、梁の主筋4の端部に定着金物1
を使用した場合、図8は梁の主筋4の端部と柱の主筋4
の頂部に定着金物1を使用した場合、図9は鉄骨鉄筋コ
ンクリート造の柱・梁接合部において、梁の主筋4の端
部に定着金物1を使用した場合である。図9の場合、梁
鉄骨の上下に位置する主筋4は柱鉄骨のウェブを貫通し
て定着される。
着金物1の適用例を示す。図7は鉄筋コンクリート造の
柱・梁接合部において、梁の主筋4の端部に定着金物1
を使用した場合、図8は梁の主筋4の端部と柱の主筋4
の頂部に定着金物1を使用した場合、図9は鉄骨鉄筋コ
ンクリート造の柱・梁接合部において、梁の主筋4の端
部に定着金物1を使用した場合である。図9の場合、梁
鉄骨の上下に位置する主筋4は柱鉄骨のウェブを貫通し
て定着される。
【0030】
【発明の効果】請求項1、請求項2共、内径が主筋の径
より大きいスリーブ部と、スリーブ部の外周に形成され
るフランジ部の二部分から構成され、スリーブ部内に充
填されるグラウト材との間の付着力によって主筋に接続
されるため、一種類の定着金物によってピッチの相違す
るねじ鉄筋とねじ節以外の異形鉄筋に対応することが可
能になり、定着金物の製作と在庫管理が単純化される。
定着金物はまた、スリーブ部の内径より小さい径であれ
ば主筋の径の相違にも対応できる。
より大きいスリーブ部と、スリーブ部の外周に形成され
るフランジ部の二部分から構成され、スリーブ部内に充
填されるグラウト材との間の付着力によって主筋に接続
されるため、一種類の定着金物によってピッチの相違す
るねじ鉄筋とねじ節以外の異形鉄筋に対応することが可
能になり、定着金物の製作と在庫管理が単純化される。
定着金物はまた、スリーブ部の内径より小さい径であれ
ば主筋の径の相違にも対応できる。
【0031】請求項3ではスリーブ部の突起部分の内径
を主筋のリブの頂部間距離、もしくはねじ節の頂部間距
離に実質的に等しくするため、スリーブ部の挿入口から
主筋を振れることなく挿入することができ、スリーブ部
の、突起部分を除く内径及びそれに対応する外径をそれ
に組み合わせられる主筋の径に対して最小に抑えること
ができる。
を主筋のリブの頂部間距離、もしくはねじ節の頂部間距
離に実質的に等しくするため、スリーブ部の挿入口から
主筋を振れることなく挿入することができ、スリーブ部
の、突起部分を除く内径及びそれに対応する外径をそれ
に組み合わせられる主筋の径に対して最小に抑えること
ができる。
【0032】また主筋の差し込み時、主筋のリブ、もし
くはねじ節が突起に接触し得る状態に置かれるため、主
筋の軸線とスリーブ部の軸線を平行にした状態で主筋を
差し込むことができる。
くはねじ節が突起に接触し得る状態に置かれるため、主
筋の軸線とスリーブ部の軸線を平行にした状態で主筋を
差し込むことができる。
【0033】この場合も、主筋のリブやねじ節以外の部
分はスリーブ部の突起の頂部より主筋断面の中心寄りに
位置するため、スリーブ部の内周面と主筋の周面との間
に、スリーブ部の全長に亘ってグラウト材が充填される
空間を確保することができ、スリーブ部の内径と外径を
最小に抑えながら、必要な付着力を得ることができる。
分はスリーブ部の突起の頂部より主筋断面の中心寄りに
位置するため、スリーブ部の内周面と主筋の周面との間
に、スリーブ部の全長に亘ってグラウト材が充填される
空間を確保することができ、スリーブ部の内径と外径を
最小に抑えながら、必要な付着力を得ることができる。
【図1】(a) は請求項1の定着金物と主筋の関係を示し
た立面図、(b) は定着金物のフランジ部側の端面を示し
た側面図である。
た立面図、(b) は定着金物のフランジ部側の端面を示し
た側面図である。
【図2】(a) は図1−(a) の軸を通る断面図、(b) は定
着金物の挿入口側の端面を示した側面図である。
着金物の挿入口側の端面を示した側面図である。
【図3】(a) は請求項3の定着金物と主筋の関係を示し
た断面図、(b) は(a) のx−x線の拡大断面図である。
た断面図、(b) は(a) のx−x線の拡大断面図である。
【図4】(a) は請求項2の定着金物と主筋の関係を示し
た立面図、(b) は(a) の軸を通る断面図である。
た立面図、(b) は(a) の軸を通る断面図である。
【図5】スリーブ部の軸方向中央部にフランジ部を形成
した定着金物を示した立面図である。
した定着金物を示した立面図である。
【図6】充填孔を形成しない定着金物と主筋との接続の
様子を示した立面図である。
様子を示した立面図である。
【図7】図1、もしくは図3の定着金物の使用例を示し
た斜視図である。
た斜視図である。
【図8】図1、もしくは図3の定着金物の使用例を示し
た斜視図である。
た斜視図である。
【図9】図1、もしくは図3の定着金物の使用例を示し
た斜視図である。
た斜視図である。
1……定着金物、2……スリーブ部、21……突起、3…
…フランジ部、4……主筋、41……リブ、42……節、5
……グラウト材、6……挿入口、7……充填孔。
…フランジ部、4……主筋、41……リブ、42……節、5
……グラウト材、6……挿入口、7……充填孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荻原 行正 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 Fターム(参考) 2E164 AA01 BA02 BA12
Claims (3)
- 【請求項1】 異形鉄筋の主筋の端部に接続され、主筋
をコンクリート中に定着させるための金物であり、主筋
の径より大きい内径を持ち、一端が開放して他端が閉鎖
し、内部にグラウト材が充填されるスリーブ部と、スリ
ーブ部の外周に形成されるフランジ部からなり、スリー
ブ部の内周面にその軸に直交する断面上、主筋のリブ、
もしくはねじ節に干渉しない突起が形成されている主筋
用定着金物。 - 【請求項2】 異形鉄筋の主筋の中間部に接続され、主
筋をコンクリート中に定着させるための金物であり、主
筋の径より大きい内径を持ち、両端が開放し、内部にグ
ラウト材が充填されるスリーブ部と、スリーブ部の外周
に形成されるフランジ部からなり、スリーブ部の内周面
にその軸に直交する断面上、主筋のリブ、もしくはねじ
節に干渉しない突起が形成されている主筋用定着金物。 - 【請求項3】 スリーブ部の突起部分の内径は主筋のリ
ブの頂部間距離、もしくはねじ節の頂部間距離に実質的
に等しい請求項1、もしくは請求項2記載の主筋用定着
金物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11156375A JP2000345654A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 主筋用定着金物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11156375A JP2000345654A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 主筋用定着金物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000345654A true JP2000345654A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=15626388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11156375A Pending JP2000345654A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 主筋用定着金物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000345654A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009293192A (ja) * | 2008-06-02 | 2009-12-17 | Ohbayashi Corp | Pc部材とコンクリート部材とが接合されてなるコンクリート構造体を構築する方法、仕口部と梁とからなる構造体の構築方法 |
| JP2010236277A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Fujita Corp | 異形鉄筋用定着具 |
| JP2012180671A (ja) * | 2011-03-01 | 2012-09-20 | Toda Constr Co Ltd | 柱又は脚部の耐震補強構造 |
| JP2017227029A (ja) * | 2016-06-22 | 2017-12-28 | 高周波熱錬株式会社 | 鉄筋構造 |
| CN116575570A (zh) * | 2023-06-13 | 2023-08-11 | 山东建筑大学 | 一种型钢混凝土结构连接节点及施工方法 |
-
1999
- 1999-06-03 JP JP11156375A patent/JP2000345654A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009293192A (ja) * | 2008-06-02 | 2009-12-17 | Ohbayashi Corp | Pc部材とコンクリート部材とが接合されてなるコンクリート構造体を構築する方法、仕口部と梁とからなる構造体の構築方法 |
| JP2010236277A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Fujita Corp | 異形鉄筋用定着具 |
| JP2012180671A (ja) * | 2011-03-01 | 2012-09-20 | Toda Constr Co Ltd | 柱又は脚部の耐震補強構造 |
| JP2017227029A (ja) * | 2016-06-22 | 2017-12-28 | 高周波熱錬株式会社 | 鉄筋構造 |
| CN116575570A (zh) * | 2023-06-13 | 2023-08-11 | 山东建筑大学 | 一种型钢混凝土结构连接节点及施工方法 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
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| A02 | Decision of refusal |
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