JP2000345997A - 軸流圧縮機の可変静翼機構 - Google Patents
軸流圧縮機の可変静翼機構Info
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- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims abstract description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 可変静翼の端部に生じる隙間を通して正圧面
から負圧面に流れる隙間流れを防止することができ、こ
れにより流路壁付近の圧力損失を低減し圧縮機の効率を
向上させることができる軸流圧縮機の可変静翼機構を提
供する。 【解決手段】 翼列を構成する各静翼1が半径方向に延
びる軸心1aを中心に揺動可能に支持され、各静翼の翼
端部に可撓性シール部材10を備える。このシール部材
は、末端部が厚く先端部が薄く構成された耐熱ゴム部材
であり、一端10aが翼端部に固定され、他端10bが
静翼を支持する壁面6に接触しながら摺動する。
から負圧面に流れる隙間流れを防止することができ、こ
れにより流路壁付近の圧力損失を低減し圧縮機の効率を
向上させることができる軸流圧縮機の可変静翼機構を提
供する。 【解決手段】 翼列を構成する各静翼1が半径方向に延
びる軸心1aを中心に揺動可能に支持され、各静翼の翼
端部に可撓性シール部材10を備える。このシール部材
は、末端部が厚く先端部が薄く構成された耐熱ゴム部材
であり、一端10aが翼端部に固定され、他端10bが
静翼を支持する壁面6に接触しながら摺動する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸流圧縮機の可変
静翼機構に関する。
静翼機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ジェットエンジン等の軸流圧縮機では、
定格回転速度時の静翼の向きに対して、アイドリング時
や高回転時には、性能の保持・向上のために静翼の向き
を大きく揺動させる必要がある。この揺動角度は、例え
ば最大で60〜70°にも達する。そのため軸流圧縮機
では、低速回転から高速回転までの幅広い作動域で作動
安定性を確保するために図2に模式的に示す可変静翼機
構(Variable Static Vane: VSV)が用いられる。
定格回転速度時の静翼の向きに対して、アイドリング時
や高回転時には、性能の保持・向上のために静翼の向き
を大きく揺動させる必要がある。この揺動角度は、例え
ば最大で60〜70°にも達する。そのため軸流圧縮機
では、低速回転から高速回転までの幅広い作動域で作動
安定性を確保するために図2に模式的に示す可変静翼機
構(Variable Static Vane: VSV)が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に圧縮機の流路
は、気体(空気)の圧縮に応じて上流側から下流側に徐
々に狭くなる。このような流路内で可変静翼が流路壁と
接触することなく支持軸のまわりに回転できるように、
可変静翼の両端部には隙間が設けられる。この隙間は、
最小でも約0.2mm位、大きい場合には約1mm以上
にもなる。
は、気体(空気)の圧縮に応じて上流側から下流側に徐
々に狭くなる。このような流路内で可変静翼が流路壁と
接触することなく支持軸のまわりに回転できるように、
可変静翼の両端部には隙間が設けられる。この隙間は、
最小でも約0.2mm位、大きい場合には約1mm以上
にもなる。
【0004】図3は可変静翼1の主流2と翼端隙間の隙
間流れ3を模式的に示している。なお、この図で(A)
は可変静翼1の翼列図、(B)はそのA−A矢視図、
(C)圧力損失特性図である。図3(A)(B)に示す
ように、翼端隙間があると、翼面付近に存在する正圧面
(腹側)と負圧面(背側)の圧力差によって、翼の腹側
から背側に流れる隙間流れ3が発生する。この隙間流れ
3は、翼間の主流2に対してほぼ直交する方向に流れる
ため、図3(C)に示すように、流路壁付近の圧力損失
が急増し効率が低下する。なお、図3(B)において、
4は動翼である。
間流れ3を模式的に示している。なお、この図で(A)
は可変静翼1の翼列図、(B)はそのA−A矢視図、
(C)圧力損失特性図である。図3(A)(B)に示す
ように、翼端隙間があると、翼面付近に存在する正圧面
(腹側)と負圧面(背側)の圧力差によって、翼の腹側
から背側に流れる隙間流れ3が発生する。この隙間流れ
3は、翼間の主流2に対してほぼ直交する方向に流れる
ため、図3(C)に示すように、流路壁付近の圧力損失
が急増し効率が低下する。なお、図3(B)において、
4は動翼である。
【0005】本発明は、かかる問題点を解決するために
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、可
変静翼の端部に生じる隙間を通して正圧面から負圧面に
流れる隙間流れを防止することができ、これにより流路
壁付近の圧力損失を低減し圧縮機の効率を向上させるこ
とができる軸流圧縮機の可変静翼機構を提供することに
ある。
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、可
変静翼の端部に生じる隙間を通して正圧面から負圧面に
流れる隙間流れを防止することができ、これにより流路
壁付近の圧力損失を低減し圧縮機の効率を向上させるこ
とができる軸流圧縮機の可変静翼機構を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、翼列を
構成する各静翼(1)が半径方向に延びる軸心(1a)
を中心に揺動可能に支持され、各静翼の翼端部に一端
(10a)が固定され他端(10b)が静翼を支持する
壁面(6)に接触しながら摺動する可撓性シール部材
(10)を備える、ことを特徴とする軸流圧縮機の可変
静翼機構が提供される。
構成する各静翼(1)が半径方向に延びる軸心(1a)
を中心に揺動可能に支持され、各静翼の翼端部に一端
(10a)が固定され他端(10b)が静翼を支持する
壁面(6)に接触しながら摺動する可撓性シール部材
(10)を備える、ことを特徴とする軸流圧縮機の可変
静翼機構が提供される。
【0007】上記本発明の構成により、可変静翼の揺動
により、その両端部の隙間が変化しても、可撓性シール
部材(10)の他端(10b)が壁面(6)に接触しな
がら摺動するので、例えば、揺動角度が全開状態では変
形なし状態となって翼端隙間を埋め、角度全閉状態では
変形して翼端隙間を埋めることができる。従って低速回
転から高速回転までの全作動域で翼端隙間を実質的にな
くすことができ、隙間流れをなくし、側壁部の圧力損失
を低減することができる。
により、その両端部の隙間が変化しても、可撓性シール
部材(10)の他端(10b)が壁面(6)に接触しな
がら摺動するので、例えば、揺動角度が全開状態では変
形なし状態となって翼端隙間を埋め、角度全閉状態では
変形して翼端隙間を埋めることができる。従って低速回
転から高速回転までの全作動域で翼端隙間を実質的にな
くすことができ、隙間流れをなくし、側壁部の圧力損失
を低減することができる。
【0008】本発明の好ましい実施形態によれば、前記
可撓性シール部材(10)は、壁面(6)への追従性を
高めるように、末端部が厚く先端部が薄く構成された耐
熱ゴム部材である。
可撓性シール部材(10)は、壁面(6)への追従性を
高めるように、末端部が厚く先端部が薄く構成された耐
熱ゴム部材である。
【0009】この構成により、車のワイパーゴムのよう
に可撓性シール部材(10)の先端部が柔軟に変形し、
末端部が可変静翼に強固に固定されるので、壁面(6)
への追従性を高めることができる。また、耐熱ゴム部材
を用いることにより、軸流圧縮機の可変静翼機構が一般
に設けられるファン又は圧縮機の前段側での作動温度
(100〜200℃)に耐えることができる。
に可撓性シール部材(10)の先端部が柔軟に変形し、
末端部が可変静翼に強固に固定されるので、壁面(6)
への追従性を高めることができる。また、耐熱ゴム部材
を用いることにより、軸流圧縮機の可変静翼機構が一般
に設けられるファン又は圧縮機の前段側での作動温度
(100〜200℃)に耐えることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の好ましい実施形態に
ついて、図面を参照して説明する。なお、各図におい
て、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明
を省略する。図1は、本発明の軸流圧縮機の可変静翼機
構の模式図である。この図において、(A)は軸流圧縮
機の翼列図、(B)はそのA−A線における部分断面
図、(C)はその特性図である。
ついて、図面を参照して説明する。なお、各図におい
て、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明
を省略する。図1は、本発明の軸流圧縮機の可変静翼機
構の模式図である。この図において、(A)は軸流圧縮
機の翼列図、(B)はそのA−A線における部分断面
図、(C)はその特性図である。
【0011】図1(A)に示すように、本発明の軸流圧
縮機の可変静翼機構は、軸流圧縮機の外側流路壁5aと
内側流路壁5bの間に設置される。可変静翼1は、両端
面に固定された2本の支持軸1aにより支持され、その
軸心を中心に図示しない可変機構により揺動するように
なっている。また、可変静翼1の下流側には動翼4が配
置されている。なお、図2に例示したように、可変静翼
1を1本の支持軸で支持してもよい。また、本発明の軸
流圧縮機の可変静翼機構は、ファン又は圧縮機の前段側
に設けるのがよい。
縮機の可変静翼機構は、軸流圧縮機の外側流路壁5aと
内側流路壁5bの間に設置される。可変静翼1は、両端
面に固定された2本の支持軸1aにより支持され、その
軸心を中心に図示しない可変機構により揺動するように
なっている。また、可変静翼1の下流側には動翼4が配
置されている。なお、図2に例示したように、可変静翼
1を1本の支持軸で支持してもよい。また、本発明の軸
流圧縮機の可変静翼機構は、ファン又は圧縮機の前段側
に設けるのがよい。
【0012】図1(A)(B)に示すように、本発明の
軸流圧縮機の可変静翼機構は、各静翼1の翼端部に可撓
性シール部材10を備えている。このシール部材10
は、外側流路壁5aと内側流路壁5bの壁面6への追従
性を高めるように、末端部が厚く先端部が薄く構成され
ている。またこの部材10は、ファン又は圧縮機の前段
側における作動温度(例えば100〜200℃)に耐え
る周知の耐熱ゴム(例えばシリコンゴム)からなる。
軸流圧縮機の可変静翼機構は、各静翼1の翼端部に可撓
性シール部材10を備えている。このシール部材10
は、外側流路壁5aと内側流路壁5bの壁面6への追従
性を高めるように、末端部が厚く先端部が薄く構成され
ている。またこの部材10は、ファン又は圧縮機の前段
側における作動温度(例えば100〜200℃)に耐え
る周知の耐熱ゴム(例えばシリコンゴム)からなる。
【0013】図1(B)に示すように、このシール部材
10は、一端10a(末端部)が静翼1の翼端部に固定
され、他端10b(先端部)が静翼を支持する壁面6に
接触しながら摺動する。翼端部への固定は、例えば接着
もしくは機械的に組立・装着する。また、図1(A)に
示すように、支持軸1aが比較的太い場合には、支持軸
1aの前後に1個ずつ、内側壁部と外側壁部の両方で4
個の部品にシール部材10を分割して取り付けるのがよ
い。従って、この部品は1枚の可変静翼1について4つ
装着される。
10は、一端10a(末端部)が静翼1の翼端部に固定
され、他端10b(先端部)が静翼を支持する壁面6に
接触しながら摺動する。翼端部への固定は、例えば接着
もしくは機械的に組立・装着する。また、図1(A)に
示すように、支持軸1aが比較的太い場合には、支持軸
1aの前後に1個ずつ、内側壁部と外側壁部の両方で4
個の部品にシール部材10を分割して取り付けるのがよ
い。従って、この部品は1枚の可変静翼1について4つ
装着される。
【0014】耐熱ゴムには、車のワイパーゴムのように
柔軟に変形可能なものを使用する。従って翼端部に固定
されたこの部品は柔軟で変形可能であり、例えば可変静
翼1の揺動角度が全開状態では変形なし状態となって翼
端隙間を埋め、角度全閉状態では変形して翼端隙間を埋
めることができる。
柔軟に変形可能なものを使用する。従って翼端部に固定
されたこの部品は柔軟で変形可能であり、例えば可変静
翼1の揺動角度が全開状態では変形なし状態となって翼
端隙間を埋め、角度全閉状態では変形して翼端隙間を埋
めることができる。
【0015】上述した本発明の構成により、可変静翼1
の揺動により、その両端部の隙間が変化しても、可撓性
シール部材10の他端10bが壁面6に接触しながら摺
動するので、可撓性シール部材10の変形により翼端隙
間を常に埋めることができる。従って低速回転から高速
回転までの全作動域で翼端隙間を実質的になくすことが
でき、隙間流れをなくし、図1(C)に示すように側壁
部の圧力損失を低減することができる。
の揺動により、その両端部の隙間が変化しても、可撓性
シール部材10の他端10bが壁面6に接触しながら摺
動するので、可撓性シール部材10の変形により翼端隙
間を常に埋めることができる。従って低速回転から高速
回転までの全作動域で翼端隙間を実質的になくすことが
でき、隙間流れをなくし、図1(C)に示すように側壁
部の圧力損失を低減することができる。
【0016】なお、本発明は上述した実施形態及び実施
例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
に変更できることは勿論である。
例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
に変更できることは勿論である。
【0017】
【発明の効果】上述したように、本発明の軸流圧縮機の
可変静翼機構は、可変静翼の端部に生じる隙間を通して
正圧面から負圧面に流れる隙間流れを防止することがで
き、これにより流路壁付近の圧力損失を低減し圧縮機の
効率を向上させることができる、等の優れた効果を有す
る。
可変静翼機構は、可変静翼の端部に生じる隙間を通して
正圧面から負圧面に流れる隙間流れを防止することがで
き、これにより流路壁付近の圧力損失を低減し圧縮機の
効率を向上させることができる、等の優れた効果を有す
る。
【図1】本発明の軸流圧縮機の可変静翼機構の模式図で
ある。
ある。
【図2】従来の軸流圧縮機の可変静翼機構の構成図であ
る。
る。
【図3】従来の可変静翼機構における隙間流れの模式図
である。
である。
1 可変静翼 2 主流 3 隙間流れ 4 動翼 5a 外側流路壁 5b 内側流路壁 6 壁面 10 可撓性シール部材 10a 一端 10b 他端
Claims (2)
- 【請求項1】 翼列を構成する各静翼(1)が半径方向
に延びる軸心(1a)を中心に揺動可能に支持され、各
静翼の翼端部に一端(10a)が固定され他端(10
b)が静翼を支持する壁面(6)に接触しながら摺動す
る可撓性シール部材(10)を備える、ことを特徴とす
る軸流圧縮機の可変静翼機構。 - 【請求項2】 前記可撓性シール部材(10)は、壁面
(6)への追従性を高めるように、末端部が厚く先端部
が薄く構成された耐熱ゴム部材である、ことを特徴とす
る請求項1に記載の軸流圧縮機の可変静翼機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11158068A JP2000345997A (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | 軸流圧縮機の可変静翼機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11158068A JP2000345997A (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | 軸流圧縮機の可変静翼機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000345997A true JP2000345997A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=15663608
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11158068A Pending JP2000345997A (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | 軸流圧縮機の可変静翼機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000345997A (ja) |
Cited By (13)
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-
1999
- 1999-06-04 JP JP11158068A patent/JP2000345997A/ja active Pending
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