JP2000346152A - テンショナ本体にスリーブを挿入したテンショナ - Google Patents

テンショナ本体にスリーブを挿入したテンショナ

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JP2000346152A
JP2000346152A JP11155676A JP15567699A JP2000346152A JP 2000346152 A JP2000346152 A JP 2000346152A JP 11155676 A JP11155676 A JP 11155676A JP 15567699 A JP15567699 A JP 15567699A JP 2000346152 A JP2000346152 A JP 2000346152A
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JP
Japan
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tensioner
plunger
aluminum alloy
sleeve
cylindrical
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JP11155676A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Onoda
伸行 小野田
Hiroshi Yamada
洋 山田
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Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐焼付き性と耐摩耗性が向上し、温度変化に
よるスリーブとプランジャのクリアランスの変化が少な
く、プランジャが偏摩耗しにくいテンショナを提供す
る。 【解決手段】 テンショナ本体11をアルミニウム合金
で形成し、アルミニウム合金製の前記テンショナ本体1
1に円筒形孔11Aを形成し、前記円筒形孔11Aの内
周面にアルミニウム合金とは異なる材質のスリーブ12
を挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チェーンまたはベ
ルトに適正張力を付与するテンショナにおいて、テンシ
ョナ本体をアルミニウム合金で形成したテンショナに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧式テンショナの一例を図3に
示す。図3に示す従来の油圧式テンショナ1は、アルミ
ニウム合金製のテンショナ本体2に形成されているシリ
ンダ室3内に鉄系の円筒形プランジャ4が摺動自在に嵌
挿されている。
【0003】このプランジャ4の内部には、下端部が開
口されている中空部5が形成されており、その内部に
は、プランジャ4を上方へ付勢して、図示しないチェー
ンまたはベルトに図示しないテンショナレバーを押し付
けるための付勢部材としてのスプリング6が収容されて
いる。また、中空部5内に臨んでシリンダ室3の底部に
は油を中空部5内に流入させ、逆流を阻止するチェック
弁7が設けられている。中空部5内は、常時チェック弁
7を介して外部から供給される油によって満たされてお
り、図示しないチェーンまたはベルト側から図示しない
テンショナレバーに作用する衝撃力によってプランジャ
4がシリンダ室3内に押し込まれると、中空部5内の油
圧は上昇しチェック弁7が閉じられる。
【0004】チェック弁7からの流出か阻止されている
中空部5内の油は、プランジャ4の下端からプランジャ
4の外周面とシリンダ室3の内周面との間のクリアラン
ス(僅かな隙間)を通って上昇して外部へ排出される。
その際、油が前記クリアランス(僅かな隙間)を通過す
る際の流動抵抗によって、衝撃のエネルギーが吸収さ
れ、緩衝効果が得られる。
【0005】従来の油圧式テンショナ1は、上述のよう
な構成であるから、スプリング6と中空部5内の油圧に
より、テンショナレバーを介してチェーンまたはベルト
に適正張力を付与する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の油圧式
テンショナ1は、アルミニウム合金製のテンショナ本体
2に形成されているシリンダ室3内を鉄系の円筒形プラ
ンジャ4が摺動するため、高負荷の場合は、それぞれの
材質の間で焼付きが発生する可能性があった。
【0007】また、上記焼付き問題を解決するために、
アルミニウム合金製のテンショナ本体2にコーティング
をして耐摩耗性を向上させる場合もあるが、コーティン
グの膜厚の制御をする必要があるし、製造コストも高い
という問題があった。
【0008】そこで、本発明は、耐焼付き性と耐摩耗性
が向上し、温度変化によるスリーブとプランジャのクリ
アランスの変化が少なく、プランジャが偏摩耗しにくい
テンショナを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、チェーンまた
はベルトに適正張力を付与するテンショナにおいて、テ
ンショナ本体をアルミニウム合金で形成し、アルミニウ
ム合金製の前記テンショナ本体に円筒形孔を形成し、前
記円筒形孔の内周面にアルミニウム合金とは異なる材質
のスリーブを挿入したものである。
【0010】
【作用】本発明のテンショナは、テンショナ本体をアル
ミニウム合金で形成し、アルミニウム合金製の前記テン
ショナ本体に円筒形孔を形成し、前記円筒形孔の内周面
にアルミニウム合金とは異なる材質のスリーブを挿入し
たものであるから、スリーブが構成するシリンダ室内を
プランジャが摺動するとき、耐焼付き性と耐摩耗性が向
上する。また、温度変化によるスリーブとプランジャの
クリアランスの変化が少ない。さらに、強度の大きいス
リーブを挿入するため、テンショナ本体をエンジンにボ
ルト締めしたとき、スリーブが構成するシリンダ室の変
形が小さいので偏摩耗しにくい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係るテンショナの実施の
形態を実施例に基づいて説明する。図1は、本発明に係
るテンショナの実施例を示す正面断面図である。図1に
示す油圧式テンショナ10は、アルミニウム合金製のテ
ンショナ本体11に円筒形孔11Aを形成し、この円筒
形孔11A内に鋼製円筒管状スリーブ12が圧入して取
付けられている。この円筒形孔11A内に鋼製円筒管状
スリーブ12を取付ける取付方法としては、圧入に限ら
ず、スナップリング等で抜け止めをしてもよいし、また
インサート成形によって一体的に取付けてもよい。そし
て、鋼製円筒管状スリーブ12内がシリンダ室13を構
成しており、このシリンダ室13内に鉄系の円筒形プラ
ンジャ14が摺動自在に嵌挿されている。
【0012】このプランジャ14の内部には、下端部が
開口されている中空部15が形成されており、その内部
には、プランジャ14を上方へ付勢して、図示しないチ
ェーンまたはベルトに図示しないテンショナレバーを押
し付けるための付勢部材としてのスプリング16が収容
されている。また、中空部15内に臨んでシリンダ室1
3の底部には油を中空部15内に流入させ、逆流を阻止
するチェック弁17が設けられている。中空部15内
は、常時チェック弁17を介して外部から供給される油
によって満たされており、図示しないチェーンまたはベ
ルト側から図示しないテンショナレバーに作用する衝撃
力によってプランジャ14がシリンダ室13内に押し込
まれると、中空部15内の油圧は上昇しチェック弁17
が閉じられる。
【0013】チェック弁17からの流出が阻止されてい
る中空部15内の油は、プランジャ14の下端からプラ
ンジャ14の外周面とシリンダ室13の内周面との間の
クリアランス(僅かな隙間)を通って上昇して外部へ排
出される。その際、油が前記クリアランス(僅かな隙
間)を通過する際の流動抵抗によって、衝撃のエネルギ
ーが吸収され、緩衝効果が得られる。
【0014】油圧式テンショナ10は、上述のような構
成であるから、スプリング16と中空部15内の油圧に
より、テンショナレバーを介してチェーンまたはベルト
に適正張力を付与する。
【0015】本発明の上記実施例の油圧式テンショナ1
0は、テンショナ本体11をアルミニウム合金で形成
し、アルミニウム合金製のテンショナ本体11に円筒形
孔11Aを形成し、円筒形孔11Aの内周面にアルミニ
ウム合金とは異なる材質の鋼製円筒管状スリーブ12が
圧入して取付けられているので、鋼製円筒管状スリーブ
12が構成するシリンダ室13内を鉄系の円筒形プラン
ジャ14が摺動するときの耐焼付き性と耐摩耗性が向上
する。
【0016】また、鉄系、鋳鉄および焼結材料のスリー
ブ12を挿入した場合は、鉄系の円筒形プランジャ14
と熱膨張率がほぼ等しいので、温度変化によるスリーブ
12とプランジャ14間のクリアランスの変化が少な
い。
【0017】また、従来のアルミニウム合金にコーティ
ングをしたテンショナ本体に比較して、コーティングの
膜厚を制御する必要がなく、コストダウンになり、リサ
イクル性がよい。
【0018】さらに、従来のアルミニウム合金またはア
ルミニウム合金にコーティングをしたテンショナ本体に
比較して、強度の大きいスリーブ12を挿入するため、
テンショナ本体11をエンジンにボルト締めしたとき、
スリーブ12が構成するシリンダ室13の変形が小さい
ので偏摩耗しにくい。
【0019】図2は、本発明に係るテンショナの他の実
施例を示す正面断面図である。図2に示す油圧式テンシ
ョナ10’は、アルミニウム合金製のテンショナ本体1
1に円筒形孔11Aを形成し、この円筒形孔11A内に
鋼製円筒管状スリーブ12が隙間ばめにより挿入して取
付けられ、スナップリング18で抜け止めされている。
そして、鋼製円筒管状スリーブ12内がシリンダ室13
を構成しており、このシリンダ室13内に鉄系の円筒形
プランジャ14が摺動自在に嵌挿されている。また、こ
の鉄系の円筒形プランジャ14の上端部に嵌着されてい
るプレートベース19に図示しないチェーンまたはベル
トと摺接して張力を付与するシュー20が固定されてい
る。
【0020】このプランジャ14の内部には、下端部が
開口されている中空部15が形成されており、その内部
には、プランジャ14を上方へ付勢して、図示しないチ
ェーンまたはベルトにシュー20を押し付けるための付
勢部材としてのスプリング16が収容されている。ま
た、中空部15内に臨んでシリンダ室13の底部には油
を中空部15内に流入させ、逆流を阻止するチェック弁
17が設けられている。中空部15内は、常時チェック
弁17を介して外部から供給される油によって満たされ
ており、図示しないチェーンまたはベルト側からシュー
20に作用する衝撃力によってプランジャ14がシリン
ダ室13内に押し込まれると、中空部15内の油圧は上
昇しチェック弁17が閉じられる。
【0021】チェック弁17からの流出か阻止されてい
る中空部15内の油は、プランジャ14の下端からプラ
ンジャ14の外周面とシリンダ室13の内周面との間の
クリアランス(僅かな隙間)を通って上昇して外部へ排
出される。その際、油が前記クリアランス(僅かな隙
間)を通過する際の流動抵抗によって、衝撃のエネルギ
ーが吸収され、緩衝効果が得られる。
【0022】油圧式テンショナ10’は、上述のような
構成であるから、スプリング16と中空部15内の油圧
により、シュー20を介してチェーンまたはベルトに適
正張力を付与する。
【0023】上記のような油圧式テンショナ10’、す
なわちプランジャ14にシュー20が固定されているい
わゆるシュー付きタイプのテンショナでは、シュー20
にはチェーンの走行を安定させるための溝20Aが付い
ているため、シュー20およびプランジャ14には図示
されるチェーン走行抵抗による矢印方向の力Fが生じ
る。この力Fにためプランジャ14とスリーブ12との
摺動部分において、高負荷になると焼付きやすい。この
ため、上記他の実施例においては、テンショナ本体11
の円筒形孔11A内に鋼製円筒管状スリーブ12が隙間
ばめにより挿入して取付けられ、スナップリング18で
抜け止めされている。したがって、鋼製円筒管状スリー
ブ12が、プランジャ14に対して自由に回転できるか
ら、時間の経過によって、鋼製円筒管状スリーブ12の
負荷がかかる部分が移動する。そのため鋼製円筒管状ス
リーブ12をテンショナ本体11の円筒形孔11A内に
圧入している場合に比較して耐焼付き性が向上する。
【0024】図2に示す油圧式テンショナ10’は、そ
の他の点については、図1に示す油圧式テンショナ10
と同様の作用・効果を有するので、説明は省略する。
【0025】また、上記各実施例においては、アルミニ
ウム合金製のテンショナ本体11に形成した円筒形孔1
1A内に鋼製円筒管状スリーブ12を挿入しているが、
鋼製円筒管状スリーブ12に替えて、鋳鉄製円筒管状ス
リーブ、真鍮(銅合金)製円筒管状スリーブ、含油焼結
製円筒管状スリーブ、セラミック製円筒管状スリーブ、
エンジニアリングプラスチック製円筒管状スリーブを使
用することができる。
【0026】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、次のよ
うな効果を有する。 (1)テンショナ本体をアルミニウム合金で形成し、ア
ルミニウム合金製の前記テンショナ本体に円筒形孔を形
成し、前記円筒形孔の内周面にアルミニウム合金とは異
なる材質のスリーブを挿入したので、アルミニウム合金
製のテンショナ本体とプランジャの耐焼付きという問題
が解決でき、耐摩耗性が向上できる。 (2)鉄系、鋳鉄および焼結材料のスリーブを挿入した
場合は、プランジャと熱膨張率がほぼ等しいので、温度
変化によるスリーブとプランジャのクリアランスの変化
が少ない。 (3)従来のアルミニウム合金にコーティングをしたテ
ンショナ本体に比較して、コーティングの膜厚を制御す
る必要がなく、コストダウンになり、リサイクル性がよ
く、また、強度の大きいスリーブを挿入するため、テン
ショナ本体をエンジンにボルト締めしたとき、スリーブ
が構成するシリンダ室の変形が小さいので偏摩耗しにく
い。
【0027】また、請求項2に記載の発明によれば、上
記効果に加えて、次のような効果を有する。 (4)テンショナ本体の円筒状孔にスリーブを隙間ばめ
により挿入しているため、テンショナ本体の円筒状孔に
対してスリーブが回転できるので、時間の経過によって
スリーブの負荷がかかる部分が移動する。そのため圧入
している場合に比較して耐焼付き性がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のテンショナの実施例の正面断面図で
ある。
【図2】 本発明のテンショナの他の実施例の正面断面
図である。
【図3】 従来のテンショナの正面断面図である。
【符号の説明】
10:テンショナ 10’:テンショナ 11:テンシ
ョナ本体 11A:円筒形孔 12:スリーブ 13:
シリンダ室 14:プランジャ 15:中空部16:ス
プリング 17:チェック弁 18:スナップリング
19:プレートベース 20:シュー 20A:溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チェーンまたはベルトに適正張力を付与
    するテンショナにおいて、テンショナ本体をアルミニウ
    ム合金で形成し、アルミニウム合金製の前記テンショナ
    本体に円筒形孔を形成し、前記円筒形孔の内周面にアル
    ミニウム合金とは異なる材質のスリーブを挿入したこと
    を特徴とするテンショナ。
  2. 【請求項2】 前記スリーブを隙間ばめにより挿入した
    ことを特徴とする請求項1に記載のテンショナ。
JP11155676A 1999-06-02 1999-06-02 テンショナ本体にスリーブを挿入したテンショナ Pending JP2000346152A (ja)

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