JP2000346994A - ソーダライト型放射性廃棄物固化体の合成方法 - Google Patents
ソーダライト型放射性廃棄物固化体の合成方法Info
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- JP2000346994A JP2000346994A JP11156506A JP15650699A JP2000346994A JP 2000346994 A JP2000346994 A JP 2000346994A JP 11156506 A JP11156506 A JP 11156506A JP 15650699 A JP15650699 A JP 15650699A JP 2000346994 A JP2000346994 A JP 2000346994A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 経済性に優れ、核分裂生成物のハロゲン化物
を高収率に固化するソーダライト型放射性廃棄物固化体
を合成する。 【解決手段】 NaAlO2、SiO2及び核分裂生成物
のハロゲン化物を混合する。NaOH、Al2O3、Si
O2及び核分裂生成物のハロゲン化物を混合する。Na
OH、カオリンを主体とする材料及び核分裂生成物のハ
ロゲン化物を混合する。Ag2O、SiO2、Al(OH)
3及び核分裂生成物のハロゲン化物を混合する。Ag
2O、NaAlO2、SiO2、Al(OH)3及び核分裂生
成物のハロゲン化物を混合する。上記混合物を温度12
0から300℃又は80〜300℃、圧力0.1〜5M
Pa、水の存在下で1〜6時間水熱反応させる。
を高収率に固化するソーダライト型放射性廃棄物固化体
を合成する。 【解決手段】 NaAlO2、SiO2及び核分裂生成物
のハロゲン化物を混合する。NaOH、Al2O3、Si
O2及び核分裂生成物のハロゲン化物を混合する。Na
OH、カオリンを主体とする材料及び核分裂生成物のハ
ロゲン化物を混合する。Ag2O、SiO2、Al(OH)
3及び核分裂生成物のハロゲン化物を混合する。Ag
2O、NaAlO2、SiO2、Al(OH)3及び核分裂生
成物のハロゲン化物を混合する。上記混合物を温度12
0から300℃又は80〜300℃、圧力0.1〜5M
Pa、水の存在下で1〜6時間水熱反応させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は使用済み核燃料の再
処理施設から発生する核分裂生成物を含む放射性廃棄物
の固化体を合成する方法に関する。更に詳しくはI−1
29等のヨウ素のようなハロゲン化物を固定するソーダ
ライト型放射性廃棄物の固化体の合成方法に関するもの
である。
処理施設から発生する核分裂生成物を含む放射性廃棄物
の固化体を合成する方法に関する。更に詳しくはI−1
29等のヨウ素のようなハロゲン化物を固定するソーダ
ライト型放射性廃棄物の固化体の合成方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に使用済み核燃料再処理施設から発
生する核分裂生成物を含む放射性廃棄物に対してはガラ
ス中に固定化し処分する技術が確立している。このガラ
ス固化放射性廃棄物固化体は、乾式再処理法や乾式群分
離から発生する廃棄物中の塩素によりガラス化が阻害さ
れ、結果としては塩化物形態をなすこれらの廃棄物固化
体としては適していないという問題があった。またガラ
ス固化体に適する酸化物への転換を経てガラス固化体に
する方法は、塩化物から酸化物への転換が熱力学的に困
難であることと、その際に余剰となった塩素が塩素ガス
や塩化水素ガスなどの形態で発生することからその取扱
いが困難になり、プロセスが複雑になるという問題があ
った。この点を解決するため、天然に存在する鉱物の一
種で、そのアルミノケイ酸塩の三次元籠構造内にNaC
lなどのハロゲン化物を含む長期間安定な鉱物として知
られていて、塩化物形態の放射性廃棄物の固化に対して
有効なソーダライトを用いたソーダライト型廃棄物固化
体及びその合成方法が提案されている(特開平7−27
0596)。
生する核分裂生成物を含む放射性廃棄物に対してはガラ
ス中に固定化し処分する技術が確立している。このガラ
ス固化放射性廃棄物固化体は、乾式再処理法や乾式群分
離から発生する廃棄物中の塩素によりガラス化が阻害さ
れ、結果としては塩化物形態をなすこれらの廃棄物固化
体としては適していないという問題があった。またガラ
ス固化体に適する酸化物への転換を経てガラス固化体に
する方法は、塩化物から酸化物への転換が熱力学的に困
難であることと、その際に余剰となった塩素が塩素ガス
や塩化水素ガスなどの形態で発生することからその取扱
いが困難になり、プロセスが複雑になるという問題があ
った。この点を解決するため、天然に存在する鉱物の一
種で、そのアルミノケイ酸塩の三次元籠構造内にNaC
lなどのハロゲン化物を含む長期間安定な鉱物として知
られていて、塩化物形態の放射性廃棄物の固化に対して
有効なソーダライトを用いたソーダライト型廃棄物固化
体及びその合成方法が提案されている(特開平7−27
0596)。
【0003】この合成方法は、NaOH、Al2 O3 、
SiO2 を混合し600〜900℃で加熱して中間反応
体をあらかじめ合成し、この中間反応体とアルカリ金属
元素、アルカリ土類金属元素、希土類元素、貴金属元素
などの塩化物などのハロゲン化物と混合し600〜90
0℃で加熱するか、或はNaAlO2 、SiO2 、アル
カリ金属元素、アルカリ土類金属元素、希土類元素、貴
金属元素などの塩化物などのハロゲン化物を混合し、次
いで700℃以上で加熱する方法である。上記方法によ
り合成された固化体は天然において塩化物を含む鉱物の
一種類であるソーダライト石と同じ三次元骨格構造によ
り核分裂生成物のハロゲン化物を保持することができ、
そのアルミノケイ酸塩のソーダライト籠構造内に保持さ
れたハロゲン化物の形態を持つ放射性廃棄物、例えば水
に溶け易いヨウ素を含む廃棄物を安定に固化することが
できる。
SiO2 を混合し600〜900℃で加熱して中間反応
体をあらかじめ合成し、この中間反応体とアルカリ金属
元素、アルカリ土類金属元素、希土類元素、貴金属元素
などの塩化物などのハロゲン化物と混合し600〜90
0℃で加熱するか、或はNaAlO2 、SiO2 、アル
カリ金属元素、アルカリ土類金属元素、希土類元素、貴
金属元素などの塩化物などのハロゲン化物を混合し、次
いで700℃以上で加熱する方法である。上記方法によ
り合成された固化体は天然において塩化物を含む鉱物の
一種類であるソーダライト石と同じ三次元骨格構造によ
り核分裂生成物のハロゲン化物を保持することができ、
そのアルミノケイ酸塩のソーダライト籠構造内に保持さ
れたハロゲン化物の形態を持つ放射性廃棄物、例えば水
に溶け易いヨウ素を含む廃棄物を安定に固化することが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の合
成方法は高温常圧で操作されているため、ハロゲン化物
がヨウ素を含む場合には、合成中にヨウ素が揮発して飛
散するため、得られたソーダライト型放射性廃棄物固化
体中へのヨウ素の収率が低い問題がある。また合成が6
00℃以上の高温で行われ、しかも合成に24〜72時
間という長時間を要するため、合成装置の負担が大きく
て、エネルギーの消費量が多く、その結果、経済性に劣
る不都合がある。更に出発原料のハロゲン化物としてA
gI等の難溶性化合物を使用すると、目的とする放射性
廃棄物固化体の合成が困難になる問題点がある。本発明
の目的は、経済性に優れ、核分裂生成物のハロゲン化物
を高収率に固化するソーダライト型放射性廃棄物固化体
の合成方法を提供することにある。
成方法は高温常圧で操作されているため、ハロゲン化物
がヨウ素を含む場合には、合成中にヨウ素が揮発して飛
散するため、得られたソーダライト型放射性廃棄物固化
体中へのヨウ素の収率が低い問題がある。また合成が6
00℃以上の高温で行われ、しかも合成に24〜72時
間という長時間を要するため、合成装置の負担が大きく
て、エネルギーの消費量が多く、その結果、経済性に劣
る不都合がある。更に出発原料のハロゲン化物としてA
gI等の難溶性化合物を使用すると、目的とする放射性
廃棄物固化体の合成が困難になる問題点がある。本発明
の目的は、経済性に優れ、核分裂生成物のハロゲン化物
を高収率に固化するソーダライト型放射性廃棄物固化体
の合成方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1又は2に係る発
明は、NaAlO2、SiO2及び核分裂生成物のハロゲ
ン化物を混合するか、又はNaOH、Al2O3、SiO
2及び核分裂生成物のハロゲン化物を混合し、温度12
0〜300℃、圧力0.1〜5MPa、水の存在下で1
〜6時間水熱反応させることによりソーダライト型放射
性廃棄物固化体を得ることを特徴とするソーダライト型
放射性廃棄物固化体の合成方法である。請求項3に係る
発明は、NaOH、カオリンを主体とする材料及び核分
裂生成物のハロゲン化物を混合し、温度80〜300
℃、圧力0.1〜5MPa、水の存在下で1〜6時間水
熱反応させることによりソーダライト型放射性廃棄物固
化体を得ることを特徴とするソーダライト型放射性廃棄
物固化体の合成方法である。請求項4又は5に係る発明
は、Ag2O、SiO2、Al(OH)3及び核分裂生成物
のハロゲン化物を混合するか又はAg2O、NaAl
O2、SiO2、Al(OH)3及び核分裂生成物のハロゲ
ン化物を混合し、温度120〜300℃、圧力0.1〜
5MPa、水の存在下で1〜6時間水熱反応させること
によりソーダライト型放射性廃棄物固化体を得ることを
特徴とするソーダライト型放射性廃棄物固化体の合成方
法である。請求項6に係る発明は、Ag2O、カオリン
を主体とする材及び核分裂生成物のハロゲン化物を混合
し、温度80〜300℃、圧力0.1〜5MPa、水の
存在下で1〜6時間水熱反応させることによりソーダラ
イト型放射性廃棄物固化体を得ることを特徴とするソー
ダライト型放射性廃棄物固化体の合成方法である。
明は、NaAlO2、SiO2及び核分裂生成物のハロゲ
ン化物を混合するか、又はNaOH、Al2O3、SiO
2及び核分裂生成物のハロゲン化物を混合し、温度12
0〜300℃、圧力0.1〜5MPa、水の存在下で1
〜6時間水熱反応させることによりソーダライト型放射
性廃棄物固化体を得ることを特徴とするソーダライト型
放射性廃棄物固化体の合成方法である。請求項3に係る
発明は、NaOH、カオリンを主体とする材料及び核分
裂生成物のハロゲン化物を混合し、温度80〜300
℃、圧力0.1〜5MPa、水の存在下で1〜6時間水
熱反応させることによりソーダライト型放射性廃棄物固
化体を得ることを特徴とするソーダライト型放射性廃棄
物固化体の合成方法である。請求項4又は5に係る発明
は、Ag2O、SiO2、Al(OH)3及び核分裂生成物
のハロゲン化物を混合するか又はAg2O、NaAl
O2、SiO2、Al(OH)3及び核分裂生成物のハロゲ
ン化物を混合し、温度120〜300℃、圧力0.1〜
5MPa、水の存在下で1〜6時間水熱反応させること
によりソーダライト型放射性廃棄物固化体を得ることを
特徴とするソーダライト型放射性廃棄物固化体の合成方
法である。請求項6に係る発明は、Ag2O、カオリン
を主体とする材及び核分裂生成物のハロゲン化物を混合
し、温度80〜300℃、圧力0.1〜5MPa、水の
存在下で1〜6時間水熱反応させることによりソーダラ
イト型放射性廃棄物固化体を得ることを特徴とするソー
ダライト型放射性廃棄物固化体の合成方法である。
【0006】請求項1〜6に係る発明によれば、0.1
〜5MPaの圧力下、120〜300℃又は80〜30
0℃のような比較的低い温度で水熱反応を行って、密閉
された水熱反応容器内でソーダライト型放射性廃棄物固
化体を合成するため、合成中にヨウ素が揮発して飛散す
るおそれは極めて少なくなり、高収率で核分裂生成物の
ハロゲン化物を固化することができる。請求項7に係る
発明は、請求項1ないし6いずれかに係る発明であっ
て、ハロゲン元素をXとするとき、ハロゲン化物がNa
X、AgX又はX2である合成方法である。請求項8に
係る発明は、請求項7に係る発明であって、ハロゲン元
素がヨウ素である合成方法である。
〜5MPaの圧力下、120〜300℃又は80〜30
0℃のような比較的低い温度で水熱反応を行って、密閉
された水熱反応容器内でソーダライト型放射性廃棄物固
化体を合成するため、合成中にヨウ素が揮発して飛散す
るおそれは極めて少なくなり、高収率で核分裂生成物の
ハロゲン化物を固化することができる。請求項7に係る
発明は、請求項1ないし6いずれかに係る発明であっ
て、ハロゲン元素をXとするとき、ハロゲン化物がNa
X、AgX又はX2である合成方法である。請求項8に
係る発明は、請求項7に係る発明であって、ハロゲン元
素がヨウ素である合成方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の核分裂生成物のハロゲン
化物としては、NaF,NaCl,NaBr,NaIな
どのナトリウム化合物、AgF,AgCl,AgBr,
AgIなどの銀化合物、及びF2,Cl2,Br2,I2な
どのハロゲンガスが挙げられる。
化物としては、NaF,NaCl,NaBr,NaIな
どのナトリウム化合物、AgF,AgCl,AgBr,
AgIなどの銀化合物、及びF2,Cl2,Br2,I2な
どのハロゲンガスが挙げられる。
【0008】ハロゲン化物は,AgAlSiO4、(N
aAlSiO4)6・2MX等のソーダライト型の化合物
の形態で固化される。ここでMXはハロゲン化物を表
し、Xはハロゲン元素を、MはNa、Sr、Ag、C
s、Ba等の金属元素を意味する。固化物の合成反応は
核分裂生成物のハロゲン化物を含む化合物等を水熱反応
することにより行われる。この合成反応を促進するため
に、ハロゲン化物を含む混合物は圧縮固化してペレット
状で行われることが好ましい。
aAlSiO4)6・2MX等のソーダライト型の化合物
の形態で固化される。ここでMXはハロゲン化物を表
し、Xはハロゲン元素を、MはNa、Sr、Ag、C
s、Ba等の金属元素を意味する。固化物の合成反応は
核分裂生成物のハロゲン化物を含む化合物等を水熱反応
することにより行われる。この合成反応を促進するため
に、ハロゲン化物を含む混合物は圧縮固化してペレット
状で行われることが好ましい。
【0009】本発明では、水熱反応はオートクレーブの
ような耐圧密閉容器で温度80〜300℃、圧力0.1
〜5MPa、水の存在下で1〜6時間実施される。好ま
しい温度、圧力及び時間はそれぞれ150〜250℃、
0.1〜2MPa及び2〜6時間である。それぞれ温度
が80℃未満及び時間が1時間未満の場合には、ソーダ
ライト型放射性廃棄物固化体に取込まれる核分裂生成物
のハロゲン化物の収率が低いため、好ましくない。また
温度が300℃を超える場合、時間が6時間を超える場
合には、従来法との顕著な差異がなくなり、5MPaを
超えても反応がそれ程促進されない。
ような耐圧密閉容器で温度80〜300℃、圧力0.1
〜5MPa、水の存在下で1〜6時間実施される。好ま
しい温度、圧力及び時間はそれぞれ150〜250℃、
0.1〜2MPa及び2〜6時間である。それぞれ温度
が80℃未満及び時間が1時間未満の場合には、ソーダ
ライト型放射性廃棄物固化体に取込まれる核分裂生成物
のハロゲン化物の収率が低いため、好ましくない。また
温度が300℃を超える場合、時間が6時間を超える場
合には、従来法との顕著な差異がなくなり、5MPaを
超えても反応がそれ程促進されない。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。 <実施例1>NaAlO2、SiO2及びNaIをモル比
で3:3:1の割合で十分に混合した。この混合物を乳
鉢で粉砕し、得られた粉末を300MPa(3×108
N/m2)の圧力で圧縮固化してペレットを作製した。
得られたペレットを150℃の温度に保ったオートクレ
ーブ内で圧力0.4MPaで6時間水熱反応させること
により(NaAlSiO4)6・2NaIの組成を有する
ソーダライト型ヨウ素廃棄物固化体を得た。
で3:3:1の割合で十分に混合した。この混合物を乳
鉢で粉砕し、得られた粉末を300MPa(3×108
N/m2)の圧力で圧縮固化してペレットを作製した。
得られたペレットを150℃の温度に保ったオートクレ
ーブ内で圧力0.4MPaで6時間水熱反応させること
により(NaAlSiO4)6・2NaIの組成を有する
ソーダライト型ヨウ素廃棄物固化体を得た。
【0011】<実施例2>NaOH、カオリンを主体と
する材料(Al2Si2O5(OH)4)及びNaIをモル
比で6:3:2の割合で十分に混合した。この混合物を
乳鉢で粉砕し、得られた粉末を300MPaの圧力で圧
縮固化してペレットを作製した。得られたペレットを1
50℃の温度に保ったオートクレーブ内で圧力0.4M
Paで6時間水熱反応させることにより(NaAlSi
O4)6・2NaIの組成を有するソーダライト型ヨウ素
廃棄物固化体を得た。
する材料(Al2Si2O5(OH)4)及びNaIをモル
比で6:3:2の割合で十分に混合した。この混合物を
乳鉢で粉砕し、得られた粉末を300MPaの圧力で圧
縮固化してペレットを作製した。得られたペレットを1
50℃の温度に保ったオートクレーブ内で圧力0.4M
Paで6時間水熱反応させることにより(NaAlSi
O4)6・2NaIの組成を有するソーダライト型ヨウ素
廃棄物固化体を得た。
【0012】<実施例3>Ag2O、SiO2、Al(O
H)3及びAgIをモル比で3:6:6:2の割合で十分
に混合した。この混合物を乳鉢で粉砕し、得られた粉末
を300MPaの圧力で圧縮固化してペレットを作製し
た。得られたペレットを150℃の温度に保ったオート
クレーブ内で圧力0.4MPaで6時間水熱反応させる
ことにより(AgAlSiO4)6・2AgIの組成を有
するソーダライト型ヨウ素廃棄物固化体を得た。
H)3及びAgIをモル比で3:6:6:2の割合で十分
に混合した。この混合物を乳鉢で粉砕し、得られた粉末
を300MPaの圧力で圧縮固化してペレットを作製し
た。得られたペレットを150℃の温度に保ったオート
クレーブ内で圧力0.4MPaで6時間水熱反応させる
ことにより(AgAlSiO4)6・2AgIの組成を有
するソーダライト型ヨウ素廃棄物固化体を得た。
【0013】<実施例4>Ag2O、カオリンを主体と
する材料(Al2Si2O5(OH)4)及びAgIをモル
比で3:3:2の割合で十分に混合した。この混合物を
乳鉢で粉砕し、得られた粉末を300MPaの圧力で圧
縮固化してペレットを作製した。得られたペレットを1
50℃の温度に保ったオートクレーブ内で圧力0.4M
Paで6時間水熱反応させることにより(AgAlSi
O4)6・2AgIの組成を有するソーダライト型ヨウ素
廃棄物固化体を得た。
する材料(Al2Si2O5(OH)4)及びAgIをモル
比で3:3:2の割合で十分に混合した。この混合物を
乳鉢で粉砕し、得られた粉末を300MPaの圧力で圧
縮固化してペレットを作製した。得られたペレットを1
50℃の温度に保ったオートクレーブ内で圧力0.4M
Paで6時間水熱反応させることにより(AgAlSi
O4)6・2AgIの組成を有するソーダライト型ヨウ素
廃棄物固化体を得た。
【0014】<評価>本発明のソーダライト型放射性廃
棄物固化体の可能浸出性について、実施例1で得られた
ソーダライト型放射性廃棄物固化体についてのみ試験を
行った。その結果、ANS(American National Standa
rd)方式によるLI値(低レベル放射性廃棄物の可能浸
出値)で12.8となり、モルタルセメント固化体の場
合(LI値7)よりも優れ、かつ従来の技術によるソー
ダライト固化体に関する報告値(LI値12)と同等も
しくはそれ以上の優れた結果が得られた。
棄物固化体の可能浸出性について、実施例1で得られた
ソーダライト型放射性廃棄物固化体についてのみ試験を
行った。その結果、ANS(American National Standa
rd)方式によるLI値(低レベル放射性廃棄物の可能浸
出値)で12.8となり、モルタルセメント固化体の場
合(LI値7)よりも優れ、かつ従来の技術によるソー
ダライト固化体に関する報告値(LI値12)と同等も
しくはそれ以上の優れた結果が得られた。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のソーダライ
ト型放射性廃棄物固化体の合成方法によれば、NaAl
O2、SiO2、NaOH、Al2O3、Ag2O、Al(O
H)3及びカオリンを主体とする材料から選ばれた化合物
を適切に組合わせ、これに核分裂生成物のハロゲン化物
を混合し、温度80〜300℃、圧力0.1〜5MP
a、水の存在下で1〜6時間水熱反応させるので、従来
の合成方法に比べて、ヨウ素のようなハロゲン化物が揮
発して飛散するおそれがなく、高い収率でハロゲン化物
を取込んで固化するソーダライト型放射性廃棄物固化体
が得られる。合成温度が低くかつ合成時間が短くなるた
め、合成装置の負担が軽減され、しかもエネルギー消費
が少ないため、経済性に優れる効果がある。
ト型放射性廃棄物固化体の合成方法によれば、NaAl
O2、SiO2、NaOH、Al2O3、Ag2O、Al(O
H)3及びカオリンを主体とする材料から選ばれた化合物
を適切に組合わせ、これに核分裂生成物のハロゲン化物
を混合し、温度80〜300℃、圧力0.1〜5MP
a、水の存在下で1〜6時間水熱反応させるので、従来
の合成方法に比べて、ヨウ素のようなハロゲン化物が揮
発して飛散するおそれがなく、高い収率でハロゲン化物
を取込んで固化するソーダライト型放射性廃棄物固化体
が得られる。合成温度が低くかつ合成時間が短くなるた
め、合成装置の負担が軽減され、しかもエネルギー消費
が少ないため、経済性に優れる効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 博康 茨城県那珂郡那珂町大字向山字六人頭1002 番地の14 三菱マテリアル株式会社環境・ エネルギー研究所内 (72)発明者 中澤 俊之 茨城県那珂郡那珂町大字向山字六人頭1002 番地の14 三菱マテリアル株式会社環境・ エネルギー研究所内 (72)発明者 岡田 賢一 茨城県那珂郡那珂町大字向山字六人頭1002 番地の14 三菱マテリアル株式会社環境・ エネルギー研究所内
Claims (8)
- 【請求項1】 NaAlO2、SiO2及び核分裂生成物
のハロゲン化物を混合し、温度120〜300℃、圧力
0.1〜5MPa、水の存在下で1〜6時間水熱反応さ
せることによりソーダライト型放射性廃棄物固化体を得
ることを特徴とするソーダライト型放射性廃棄物固化体
の合成方法。 - 【請求項2】 NaOH、Al2O3、SiO2及び核分
裂生成物のハロゲン化物を混合し、温度120〜300
℃、圧力0.1〜5MPa、水の存在下で1〜6時間水
熱反応させることによりソーダライト型放射性廃棄物固
化体を得ることを特徴とするソーダライト型放射性廃棄
物固化体の合成方法。 - 【請求項3】 NaOH、カオリンを主体とする材料及
び核分裂生成物のハロゲン化物を混合し、温度80〜3
00℃、圧力0.1〜5MPa、水の存在下で1〜6時
間水熱反応させることによりソーダライト型放射性廃棄
物固化体を得ることを特徴とするソーダライト型放射性
廃棄物固化体の合成方法。 - 【請求項4】 Ag2O、SiO2、Al(OH)3及び核
分裂生成物のハロゲン化物を混合し、温度120〜30
0℃、圧力0.1〜5MPa、水の存在下で1〜6時間
水熱反応させることによりソーダライト型放射性廃棄物
固化体を得ることを特徴とするソーダライト型放射性廃
棄物固化体の合成方法。 - 【請求項5】 Ag2O、NaAlO2、SiO2、Al
(OH)3び核分裂生成物のハロゲン化物を混合し、温
度120〜300℃、圧力0.1〜5MPa、水の存在
下で1〜6時間水熱反応させることによりソーダライト
型放射性廃棄物固化体を得ることを特徴とするソーダラ
イト型放射性廃棄物固化体の合成方法。 - 【請求項6】 Ag2O、カオリンを主体とする材料及
び核分裂生成物のハロゲン化物を混合し、温度80〜3
00℃、圧力0.1〜5MPa、水の存在下で1〜6時
間水熱反応させることによりソーダライト型放射性廃棄
物固化体を得ることを特徴とするソーダライト型放射性
廃棄物固化体の合成方法。 - 【請求項7】 ハロゲン元素をXとするとき、ハロゲン
化物がNaX、AgX又はX2である請求項1ないし6
いずれか記載の合成方法。 - 【請求項8】 ハロゲン元素がヨウ素である請求項7記
載の合成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11156506A JP2000346994A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | ソーダライト型放射性廃棄物固化体の合成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11156506A JP2000346994A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | ソーダライト型放射性廃棄物固化体の合成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
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|---|---|---|---|
| JP11156506A Withdrawn JP2000346994A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | ソーダライト型放射性廃棄物固化体の合成方法 |
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| JP (1) | JP2000346994A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014013236A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-23 | Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc | 事故後の冷却液を処理し貯蔵するためのシステムおよび方法 |
| CN111863305A (zh) * | 2020-08-20 | 2020-10-30 | 中国原子能科学研究院 | 一种放射性含碘敷银硅胶的固化方法 |
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| CN120148925A (zh) * | 2025-03-05 | 2025-06-13 | 武汉大学 | 高岭石合成方钠石并原位固化放射性废盐的方法及其应用 |
| CN120771829A (zh) * | 2025-06-18 | 2025-10-14 | 武汉大学 | 一种水热法合成方钠石并固化稳定化有害金属核素的方法及应用 |
-
1999
- 1999-06-03 JP JP11156506A patent/JP2000346994A/ja not_active Withdrawn
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2014013236A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-23 | Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc | 事故後の冷却液を処理し貯蔵するためのシステムおよび方法 |
| US9368241B2 (en) | 2012-06-29 | 2016-06-14 | Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc | System and method for processing and storing post-accident coolant |
| CN111863305A (zh) * | 2020-08-20 | 2020-10-30 | 中国原子能科学研究院 | 一种放射性含碘敷银硅胶的固化方法 |
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| CN120148925A (zh) * | 2025-03-05 | 2025-06-13 | 武汉大学 | 高岭石合成方钠石并原位固化放射性废盐的方法及其应用 |
| CN120771829A (zh) * | 2025-06-18 | 2025-10-14 | 武汉大学 | 一种水热法合成方钠石并固化稳定化有害金属核素的方法及应用 |
| CN120771829B (zh) * | 2025-06-18 | 2026-02-27 | 武汉大学 | 一种水热法合成方钠石并固化稳定化有害金属核素的方法及应用 |
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