JP2000347014A - 再帰反射体及びその製造方法 - Google Patents
再帰反射体及びその製造方法Info
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Landscapes
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 印刷した全面に亘ってガラスビーズの分布状
態を適正にして、適正な再帰反射が得られるようにした
再帰反射体及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 (A)に示すように、スクリーン9に前
記版膜形成部10と版膜非形成部11とが形成されたス
クリーン版13を予め製版する。次に、反射層3が形成
された基材2をスクリーン版13の下方にセットし、ガ
ラスビーズインキを用いてスクリーン印刷を行う。スク
リーン9がスキージ14により加圧された際に、版膜非
形成部11の周部の版膜形成部10、10が反射層3に
当接してスペーサとして機能する。したがって、スキー
ジ14をスクリーン9に圧接させつつ平行移動させた際
のスクリーン9とスキージ14の圧接状態は、各版膜形
成部間10、10の版膜非形成部11で均一となる。そ
の結果、各版膜非形成部9から押し出されるガラスビー
ズの量も過剰及び過少とならずに略一定となる。
態を適正にして、適正な再帰反射が得られるようにした
再帰反射体及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 (A)に示すように、スクリーン9に前
記版膜形成部10と版膜非形成部11とが形成されたス
クリーン版13を予め製版する。次に、反射層3が形成
された基材2をスクリーン版13の下方にセットし、ガ
ラスビーズインキを用いてスクリーン印刷を行う。スク
リーン9がスキージ14により加圧された際に、版膜非
形成部11の周部の版膜形成部10、10が反射層3に
当接してスペーサとして機能する。したがって、スキー
ジ14をスクリーン9に圧接させつつ平行移動させた際
のスクリーン9とスキージ14の圧接状態は、各版膜形
成部間10、10の版膜非形成部11で均一となる。そ
の結果、各版膜非形成部9から押し出されるガラスビー
ズの量も過剰及び過少とならずに略一定となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラスビーズを用
いた再帰反射体及びその製造方法に関する。
いた再帰反射体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の再帰反射体として、図6に示すも
のが実用化されている。すなわち、この再帰反射体50
は透明の基材51と、この基材51の全面に順次スクリ
ーン印刷により積層されたメタリックインキ層52とパ
ールインキ層53、及びガラスビーズ層54とで構成さ
れている。メタリックインキ層52とパールインキ層5
3には、各々光を反射するメタル粉末55やパール粉末
56が含有されており、ガラスビーズ層54には、高い
屈折率を有し凸レンズの曲率を最大にした球形のガラス
ビーズ57が含有されている。
のが実用化されている。すなわち、この再帰反射体50
は透明の基材51と、この基材51の全面に順次スクリ
ーン印刷により積層されたメタリックインキ層52とパ
ールインキ層53、及びガラスビーズ層54とで構成さ
れている。メタリックインキ層52とパールインキ層5
3には、各々光を反射するメタル粉末55やパール粉末
56が含有されており、ガラスビーズ層54には、高い
屈折率を有し凸レンズの曲率を最大にした球形のガラス
ビーズ57が含有されている。
【0003】かかる再帰反射体50に、自動車58のヘ
ッドランプ59から光が照射されると、その直交成分L
0はガラスビーズ57と透過した時点で屈折して、メタ
ル粉末55やパール粉末56にて反射する。この反射し
た光は、ガラスビーズ57を透過した時点で屈曲して、
直交成分L0に対してほぼ平行な反射光L1、L2とな
って自動車58に向かう。このため、自動車58の運転
者は反射光L1、L2により視覚を刺激されることとな
り、よって、この再帰反射体50を道路標識として有効
的に用いることができる。
ッドランプ59から光が照射されると、その直交成分L
0はガラスビーズ57と透過した時点で屈折して、メタ
ル粉末55やパール粉末56にて反射する。この反射し
た光は、ガラスビーズ57を透過した時点で屈曲して、
直交成分L0に対してほぼ平行な反射光L1、L2とな
って自動車58に向かう。このため、自動車58の運転
者は反射光L1、L2により視覚を刺激されることとな
り、よって、この再帰反射体50を道路標識として有効
的に用いることができる。
【0004】前記再帰反射体50を作製するに際して
は、予め基材51上にメタリックインキ層52とパール
インキ層53を形成した後、スクリーン印刷によりガラ
スビーズ層54を形成する。ガラスビーズ層54を形成
するに際しては、図7に示すように、スクリーン枠60
とこのスクリーン枠60内に張設されたスクリーン61
とからなるスクリーン版62を用いる。そして、スクリ
ーン61上にガラスビーズ57を含有するスクリーン印
刷用インキを入れ、スキージ64をスクリーン61に圧
接させつつ一方側から他方側に平行移動させる。これに
より、ガラスビーズ57を含有するインキがスクリーン
61を通して、版下面のパールインキ層53上に押し出
され、この押し出されたインキが固化することにより、
ガラスビーズ層54が形成されることととなる。
は、予め基材51上にメタリックインキ層52とパール
インキ層53を形成した後、スクリーン印刷によりガラ
スビーズ層54を形成する。ガラスビーズ層54を形成
するに際しては、図7に示すように、スクリーン枠60
とこのスクリーン枠60内に張設されたスクリーン61
とからなるスクリーン版62を用いる。そして、スクリ
ーン61上にガラスビーズ57を含有するスクリーン印
刷用インキを入れ、スキージ64をスクリーン61に圧
接させつつ一方側から他方側に平行移動させる。これに
より、ガラスビーズ57を含有するインキがスクリーン
61を通して、版下面のパールインキ層53上に押し出
され、この押し出されたインキが固化することにより、
ガラスビーズ層54が形成されることととなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、スクリー
ン印刷においては、スキージ64をスクリーン61に圧
接させつつ一方側から他方側に平行移動させて、スクリ
ーン61の上面側のインキを下面側に押し出すことによ
り印刷を行う。このとき、スクリーン61は周部をスク
リーン枠60に固定されて張設されていることから、ス
クリーン枠60に近い周部においては緊張度が高く中央
部に近づくに従って緊張度が低くなる張設状態にある。
ン印刷においては、スキージ64をスクリーン61に圧
接させつつ一方側から他方側に平行移動させて、スクリ
ーン61の上面側のインキを下面側に押し出すことによ
り印刷を行う。このとき、スクリーン61は周部をスク
リーン枠60に固定されて張設されていることから、ス
クリーン枠60に近い周部においては緊張度が高く中央
部に近づくに従って緊張度が低くなる張設状態にある。
【0006】このため、スキージ64をスクリーン61
に圧接させつつ平行移動させると、図7(A)に示すよ
うに、スキージ64がスクリーン61の一端部側に位置
している状態においては、スキージ64とスクリーン6
1との圧接力が最も強く、中央部に近づくに伴い圧接力
が弱くなる。そして、同図(B)に示すように、スキー
ジ64がスクリーン61の中央部に到達すると、スキー
ジ64とスクリーン61との圧接力が最も弱くなり、さ
らに同図(C)に示すように、他端部に近づくに伴い圧
接力が強くなる。
に圧接させつつ平行移動させると、図7(A)に示すよ
うに、スキージ64がスクリーン61の一端部側に位置
している状態においては、スキージ64とスクリーン6
1との圧接力が最も強く、中央部に近づくに伴い圧接力
が弱くなる。そして、同図(B)に示すように、スキー
ジ64がスクリーン61の中央部に到達すると、スキー
ジ64とスクリーン61との圧接力が最も弱くなり、さ
らに同図(C)に示すように、他端部に近づくに伴い圧
接力が強くなる。
【0007】したがって、このようなスキージ64とス
クリーン61との圧接力の変化に伴って、スクリーン6
1の下面側に押し出されるインキの量も変化し、同図
(D)に示すように、インキ65は、一端部側(領域
a)では多量に押し出され、中央部(領域b)に近づく
に従って少量となり、他端部(領域c)に近づくに従っ
て再度多量に押し出されることとなる。
クリーン61との圧接力の変化に伴って、スクリーン6
1の下面側に押し出されるインキの量も変化し、同図
(D)に示すように、インキ65は、一端部側(領域
a)では多量に押し出され、中央部(領域b)に近づく
に従って少量となり、他端部(領域c)に近づくに従っ
て再度多量に押し出されることとなる。
【0008】よって、このインキ65の押し出し量の変
化に伴って、ガラスビーズ57の押し出し量も変化す
る。すなわち、図7(D)の領域a及びc領域のよう
に、スクリーン61の両端部に近接する領域において
は、図8(A)に示すように単位面積当たり過剰のガラ
スビーズ57が押し出されて、パールインキ層53上に
定着する。また、図7のb領域のように、スクリーン6
1の中央部に対応する領域においては、図8(B)に示
すように過少のガラスビーズ57が押し出されて、パー
ルインキ層53上に定着する。
化に伴って、ガラスビーズ57の押し出し量も変化す
る。すなわち、図7(D)の領域a及びc領域のよう
に、スクリーン61の両端部に近接する領域において
は、図8(A)に示すように単位面積当たり過剰のガラ
スビーズ57が押し出されて、パールインキ層53上に
定着する。また、図7のb領域のように、スクリーン6
1の中央部に対応する領域においては、図8(B)に示
すように過少のガラスビーズ57が押し出されて、パー
ルインキ層53上に定着する。
【0009】したがって、図6に示したように、ガラス
ビーズ57が相互に近接して一列状態で印刷される理想
的なガラスビーズ57の分布状態となる部分は少なく、
多くの部分は、図8(A)に示したような過剰状態や、
同図(B)に示した過少状態となってしまう。そして、
図8(A)の過剰状態においては、入射光及び反射光が
複数のガラスビーズ57を透過することにより、反射光
が光源方向に向かう適正な再帰反射が得られず、また、
図8(B)の過少状態においては、反射光が透過すべき
ガラスビーズ57が存在しないことにより、反射光が光
源方向に向かう適正な再帰反射が得られないこととな
る。
ビーズ57が相互に近接して一列状態で印刷される理想
的なガラスビーズ57の分布状態となる部分は少なく、
多くの部分は、図8(A)に示したような過剰状態や、
同図(B)に示した過少状態となってしまう。そして、
図8(A)の過剰状態においては、入射光及び反射光が
複数のガラスビーズ57を透過することにより、反射光
が光源方向に向かう適正な再帰反射が得られず、また、
図8(B)の過少状態においては、反射光が透過すべき
ガラスビーズ57が存在しないことにより、反射光が光
源方向に向かう適正な再帰反射が得られないこととな
る。
【0010】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、印刷した全面に亘ってガラスビー
ズの分布状態を適正にして、適正な再帰反射が得られる
ようにした再帰反射体及びその製造方法を提供すること
を目的とするものである。
なされたものであり、印刷した全面に亘ってガラスビー
ズの分布状態を適正にして、適正な再帰反射が得られる
ようにした再帰反射体及びその製造方法を提供すること
を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の再帰反射体にあっては、基材と、該基材上に
形成された光を反射する反射層と、該反射層上にガラス
ビーズを含有するインキを用いてスクリーン印刷された
ガラスビーズ層とからなり、該ガラスビーズ層は前記イ
ンキが印刷された印刷部分と印刷されない非印刷部分と
を複数隣接させて有する。
に本発明の再帰反射体にあっては、基材と、該基材上に
形成された光を反射する反射層と、該反射層上にガラス
ビーズを含有するインキを用いてスクリーン印刷された
ガラスビーズ層とからなり、該ガラスビーズ層は前記イ
ンキが印刷された印刷部分と印刷されない非印刷部分と
を複数隣接させて有する。
【0012】かかる再帰反射体を作製する際に、ガラス
ビーズ層の印刷に用いられるスクリーンは、前記非印刷
部分に対応する部分に乳剤を固化させた版膜が形成さ
れ、かつ前記印刷部分に版膜が形成されない構成とな
る。そして、この版膜が形成された部分と形成されない
部分とが隣接して複数設けられたスクリーンを使用し
て、スクリーン印刷すると、スクリーンがスキージによ
り加圧された際に、印刷部分の周部の版膜が反射層に当
接してスペーサとして機能する。したがって、スキージ
をスクリーンに圧接させつつ平行移動させた際のスクリ
ーンとスキージの圧接状態は、各版膜間で均一となり、
その結果各印刷部分に押し出されるインキの量、及びガ
ラスビーズの量も過剰及び過少とならずに略一定とな
る。よって、反射層上にスクリーン印刷されたガラスビ
ーズ層は、過剰及び過少とならない状態でガラスビーズ
が付着したものとなっている。
ビーズ層の印刷に用いられるスクリーンは、前記非印刷
部分に対応する部分に乳剤を固化させた版膜が形成さ
れ、かつ前記印刷部分に版膜が形成されない構成とな
る。そして、この版膜が形成された部分と形成されない
部分とが隣接して複数設けられたスクリーンを使用し
て、スクリーン印刷すると、スクリーンがスキージによ
り加圧された際に、印刷部分の周部の版膜が反射層に当
接してスペーサとして機能する。したがって、スキージ
をスクリーンに圧接させつつ平行移動させた際のスクリ
ーンとスキージの圧接状態は、各版膜間で均一となり、
その結果各印刷部分に押し出されるインキの量、及びガ
ラスビーズの量も過剰及び過少とならずに略一定とな
る。よって、反射層上にスクリーン印刷されたガラスビ
ーズ層は、過剰及び過少とならない状態でガラスビーズ
が付着したものとなっている。
【0013】また、前記非印刷部分が前記印刷部分を取
り囲む形状であれば、両者のコントラストにより印刷部
分の再帰反射が視覚的に強調される。
り囲む形状であれば、両者のコントラストにより印刷部
分の再帰反射が視覚的に強調される。
【0014】また、本発明の再帰反射体の製造方法にあ
っては、スクリーンに版膜を形成した版膜形成部と版膜
を形成しない版膜非形成部とを複数隣接させて設ける一
方、基材上に光を反射する成分を含有する反射層を形成
し、しかる後に該反射層上に、前記版膜形成部と版膜非
形成部とを有する前記スクリーンを用いて、ガラスビー
ズを含有するインキによりスクリーン印刷を施す。
っては、スクリーンに版膜を形成した版膜形成部と版膜
を形成しない版膜非形成部とを複数隣接させて設ける一
方、基材上に光を反射する成分を含有する反射層を形成
し、しかる後に該反射層上に、前記版膜形成部と版膜非
形成部とを有する前記スクリーンを用いて、ガラスビー
ズを含有するインキによりスクリーン印刷を施す。
【0015】かかる再帰反射体の製造方法を実施するに
際しては、ガラスビーズを含有するインキのスクリーン
印刷に使用するスクリーンに、版膜を形成した版膜形成
部と版膜を形成しない版膜非形成部とを複数隣接させて
設ける。なお、好ましくは、前記版膜形成部が同一形状
であって、前記版膜非形成部が前記版膜形成部を取り囲
む形状とする。
際しては、ガラスビーズを含有するインキのスクリーン
印刷に使用するスクリーンに、版膜を形成した版膜形成
部と版膜を形成しない版膜非形成部とを複数隣接させて
設ける。なお、好ましくは、前記版膜形成部が同一形状
であって、前記版膜非形成部が前記版膜形成部を取り囲
む形状とする。
【0016】一方、紙あるいはプラスチックシート等の
基材上には、パール成分を含むパールインキあるいはメ
タリック成分を含むメタリックインキを印刷して反射層
を形成する。しかる後に、この反射層上に、前記スクリ
ーンを用いて、ガラスビーズを含有するインキによりス
クリーン印刷を施す。すると、スクリーンがスキージに
より加圧された際に、版膜非形成部の周部の版膜形成部
が反射層に当接してスペーサとして機能する。したがっ
て、スキージをスクリーンに圧接させつつ平行移動させ
た際のスクリーンとスキージの圧接状態は、各版膜形成
部間の版膜非形成部で均一となり、その結果各版膜非形
成部から押し出されるインキの量、及びガラスビーズの
量も過剰及び過少とならずに略一定となる。よって、反
射層の各版膜非形成部に対応する部位には、過剰及び過
少とならない状態でガラスビーズが付着したガラスビー
ズ層が形成される。
基材上には、パール成分を含むパールインキあるいはメ
タリック成分を含むメタリックインキを印刷して反射層
を形成する。しかる後に、この反射層上に、前記スクリ
ーンを用いて、ガラスビーズを含有するインキによりス
クリーン印刷を施す。すると、スクリーンがスキージに
より加圧された際に、版膜非形成部の周部の版膜形成部
が反射層に当接してスペーサとして機能する。したがっ
て、スキージをスクリーンに圧接させつつ平行移動させ
た際のスクリーンとスキージの圧接状態は、各版膜形成
部間の版膜非形成部で均一となり、その結果各版膜非形
成部から押し出されるインキの量、及びガラスビーズの
量も過剰及び過少とならずに略一定となる。よって、反
射層の各版膜非形成部に対応する部位には、過剰及び過
少とならない状態でガラスビーズが付着したガラスビー
ズ層が形成される。
【0017】また、前記版膜非形成部が同一形状であっ
て、該版膜非形成部を前記版膜形成部が取り囲む形状で
あれば、各版膜非形成部から均一量のガラスビーズが押
し出され、各版膜非形成部に対応するガラスビーズ層の
再帰反射が均一化する。
て、該版膜非形成部を前記版膜形成部が取り囲む形状で
あれば、各版膜非形成部から均一量のガラスビーズが押
し出され、各版膜非形成部に対応するガラスビーズ層の
再帰反射が均一化する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
従って説明する。図1に示すように、本実施の形態にか
かる再帰反射体1は、基材2と、該基材2上に形成され
た反射層3と、該反射層3上に形成されたガラスビーズ
層4とで構成されている。基材2は、合成紙からなる。
反射層3は、高輝度の白色のパール粉を含有するパール
インキをT−200メッシュのスクリーンを用いて、基
材2の全面にスクリーン印刷して形成したものである。
また、前記パールインキの成分及びその配合比は、樹
脂:パール粉末:溶剤≒1:1:1(重量比)である。
従って説明する。図1に示すように、本実施の形態にか
かる再帰反射体1は、基材2と、該基材2上に形成され
た反射層3と、該反射層3上に形成されたガラスビーズ
層4とで構成されている。基材2は、合成紙からなる。
反射層3は、高輝度の白色のパール粉を含有するパール
インキをT−200メッシュのスクリーンを用いて、基
材2の全面にスクリーン印刷して形成したものである。
また、前記パールインキの成分及びその配合比は、樹
脂:パール粉末:溶剤≒1:1:1(重量比)である。
【0019】ガラスビーズ層4は、ガラスビーズインキ
をT−180メッシュのスクリーンを用いてスクリーン
印刷することにより形成されたものであり、印刷部分5
と非印刷部分6とを交互に隣接させて複数有している。
また、前記ガラスビーズインキの成分及びその配合比
は、樹脂:ガラスビーズ:溶剤=2:5:3(重量比)
である。したがって、印刷部分5は、ガラスビーズ7と
該ガラスビーズ7を反射層3上に固定する樹脂8とで構
成されている。ガラスビーズ7は、高い屈折率を有し凸
レンズの曲率を最大にした球形であり、屈折率:2.1
5、比重:4.6、粒子:5〜45μmである。
をT−180メッシュのスクリーンを用いてスクリーン
印刷することにより形成されたものであり、印刷部分5
と非印刷部分6とを交互に隣接させて複数有している。
また、前記ガラスビーズインキの成分及びその配合比
は、樹脂:ガラスビーズ:溶剤=2:5:3(重量比)
である。したがって、印刷部分5は、ガラスビーズ7と
該ガラスビーズ7を反射層3上に固定する樹脂8とで構
成されている。ガラスビーズ7は、高い屈折率を有し凸
レンズの曲率を最大にした球形であり、屈折率:2.1
5、比重:4.6、粒子:5〜45μmである。
【0020】非印刷部分6は、ガラスビーズ7及び樹脂
8が付着しておらず、反射層3が露出している部分であ
る。各印刷部分5は、図2に示すように平面視において
正三角形状であって同一の大きさであって各辺を平行に
して配列され、平行な各辺間に一定幅の非印刷部分6が
形成されている。したがって、各印刷部分5と非印刷部
分6とは隣接しているとともに、各印刷部分5は非印刷
部分6により取り囲まれている。
8が付着しておらず、反射層3が露出している部分であ
る。各印刷部分5は、図2に示すように平面視において
正三角形状であって同一の大きさであって各辺を平行に
して配列され、平行な各辺間に一定幅の非印刷部分6が
形成されている。したがって、各印刷部分5と非印刷部
分6とは隣接しているとともに、各印刷部分5は非印刷
部分6により取り囲まれている。
【0021】図2は、再帰反射体1を示す平面図と、前
記ガラスビーズ層4をスクリーン印刷する際に用いられ
るスクリーン9を示す平面図とを兼ねるものである。ス
クリーン9には、非印刷部分6に対応する部分に版膜を
形成した版膜形成部10が設けられており、印刷部分5
に対応する部分に版膜を形成しない版膜非形成部11が
設けられている。したがって、版膜形成部10と各版膜
非形成部11は隣接しているとともに、各版膜非形成部
11は版膜形成部10により取り囲まれている。
記ガラスビーズ層4をスクリーン印刷する際に用いられ
るスクリーン9を示す平面図とを兼ねるものである。ス
クリーン9には、非印刷部分6に対応する部分に版膜を
形成した版膜形成部10が設けられており、印刷部分5
に対応する部分に版膜を形成しない版膜非形成部11が
設けられている。したがって、版膜形成部10と各版膜
非形成部11は隣接しているとともに、各版膜非形成部
11は版膜形成部10により取り囲まれている。
【0022】なお、図2においては、非印刷部分6と版
膜形成部10、及び印刷部分5と版膜非形成部11の一
部のみを示したが、これらは再帰反射体1及びスクリー
ン9の全面に形成されている。また、図3に示すよう
に、スクリーン9はその周部をスクリーン枠12に固定
されて、該スクリーン枠12内に張設されており、これ
らスクリーン9とスクリーン枠12とからなるスクリー
ン版13が構成されている。
膜形成部10、及び印刷部分5と版膜非形成部11の一
部のみを示したが、これらは再帰反射体1及びスクリー
ン9の全面に形成されている。また、図3に示すよう
に、スクリーン9はその周部をスクリーン枠12に固定
されて、該スクリーン枠12内に張設されており、これ
らスクリーン9とスクリーン枠12とからなるスクリー
ン版13が構成されている。
【0023】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、再帰反射体1を製造するに際しては、図3(A)に
示すように、スクリーン9に前記版膜形成部10と版膜
非形成部11とが形成されたスクリーン版13を予め製
版する。一方、基材2には、図示しないスクリーン版を
用いて前記パールインキを全面に印刷する。これによ
り、図3(B)に示すように、基材2上に反射層3が形
成される。
て、再帰反射体1を製造するに際しては、図3(A)に
示すように、スクリーン9に前記版膜形成部10と版膜
非形成部11とが形成されたスクリーン版13を予め製
版する。一方、基材2には、図示しないスクリーン版を
用いて前記パールインキを全面に印刷する。これによ
り、図3(B)に示すように、基材2上に反射層3が形
成される。
【0024】次に、同図に示すように、この反射層3が
形成された基材2をスクリーン版13の下方にセット
し、前記ガラスビーズインキを用いてスクリーン印刷を
行う。すると、図4に拡大して示したように、スクリー
ン9がスキージ14により加圧された際に、版膜非形成
部11の周部の版膜形成部10、10が反射層3に当接
してスペーサとして機能する。したがって、スキージ1
4をスクリーン9に圧接させつつ平行移動させた際のス
クリーン9とスキージ14の圧接状態は、各版膜形成部
間10、10の版膜非形成部11で均一となる。
形成された基材2をスクリーン版13の下方にセット
し、前記ガラスビーズインキを用いてスクリーン印刷を
行う。すると、図4に拡大して示したように、スクリー
ン9がスキージ14により加圧された際に、版膜非形成
部11の周部の版膜形成部10、10が反射層3に当接
してスペーサとして機能する。したがって、スキージ1
4をスクリーン9に圧接させつつ平行移動させた際のス
クリーン9とスキージ14の圧接状態は、各版膜形成部
間10、10の版膜非形成部11で均一となる。
【0025】その結果、各版膜非形成部9から押し出さ
れるガラスビーズインキの量、及びガラスビーズ7の量
も過剰及び過少とならずに略一定となる。したがって、
図8(A)(B)に示した従来のように、単位面積当た
り過剰のガラスビーズが押し出されて定着したり、過少
のガラスビーズが押し出されて定着することない。よっ
て、反射層3の各版膜非形成部9に対応する部位には、
過剰及び過少とならない状態であって、ガラスビーズ7
が相互に近接して一列状態で印刷される理想的なガラス
ビーズ分布状態にすることができる。
れるガラスビーズインキの量、及びガラスビーズ7の量
も過剰及び過少とならずに略一定となる。したがって、
図8(A)(B)に示した従来のように、単位面積当た
り過剰のガラスビーズが押し出されて定着したり、過少
のガラスビーズが押し出されて定着することない。よっ
て、反射層3の各版膜非形成部9に対応する部位には、
過剰及び過少とならない状態であって、ガラスビーズ7
が相互に近接して一列状態で印刷される理想的なガラス
ビーズ分布状態にすることができる。
【0026】したがって、このスクリーン版13を用い
てガラスビーズ層4が形成された再帰反射体1(図3
(C))にあっては、反射層3からの反射光がガラスビ
ーズ7を透過する際に屈折して光源方向に向かう適正な
再帰反射が全面に亙って得られるものとなる。しかも、
本実施の形態においては、前記版膜非形成部11が同一
形状であって、該版膜非形成部11を版膜形成部10を
取り囲む形状であることから、各版膜非形成部11に均
一量のガラスビーズ7が押し出され、再帰反射体1の再
帰反射を全面に亘って均一化なものにすることができ
る。
てガラスビーズ層4が形成された再帰反射体1(図3
(C))にあっては、反射層3からの反射光がガラスビ
ーズ7を透過する際に屈折して光源方向に向かう適正な
再帰反射が全面に亙って得られるものとなる。しかも、
本実施の形態においては、前記版膜非形成部11が同一
形状であって、該版膜非形成部11を版膜形成部10を
取り囲む形状であることから、各版膜非形成部11に均
一量のガラスビーズ7が押し出され、再帰反射体1の再
帰反射を全面に亘って均一化なものにすることができ
る。
【0027】図5は、本発明の他の実施の形態を示すも
のであり、再帰反射体1のガラスビーズ層4上に、透明
色インキ(赤色、草色等)を用いてT−250メッシュ
のスクリーンで文字や図形をスクリーン印刷することに
より、透明色インキ層15を形成してある。したがっ
て、反射層3からの反射光がガラスビーズ7及び透明色
インキ層15を透過することにより、透明色インキ層1
5で形成された文字や図形を視覚上浮き上がらせること
ができる。
のであり、再帰反射体1のガラスビーズ層4上に、透明
色インキ(赤色、草色等)を用いてT−250メッシュ
のスクリーンで文字や図形をスクリーン印刷することに
より、透明色インキ層15を形成してある。したがっ
て、反射層3からの反射光がガラスビーズ7及び透明色
インキ層15を透過することにより、透明色インキ層1
5で形成された文字や図形を視覚上浮き上がらせること
ができる。
【0028】なお、前記実施の形態においては、印刷部
分5と版膜非形成部11を三角形形状としたが、これに
限ることなくこれらは如何なる形状であってもよく、非
印刷部分6と版膜形成部10が印刷部分5と版膜非形成
部11を取り囲む形状であればよい。また、実施の形態
においては、白色のパール粉を含有するパールインキを
印刷して反射層3を形成するようにしたが、反射層3は
これにかぎることなく、高輝度のアルミニウム粉末を含
有するインキを用いる等、他のインキを用いたり、ある
いは印刷以外の方法で形成するようにしてもよい。
分5と版膜非形成部11を三角形形状としたが、これに
限ることなくこれらは如何なる形状であってもよく、非
印刷部分6と版膜形成部10が印刷部分5と版膜非形成
部11を取り囲む形状であればよい。また、実施の形態
においては、白色のパール粉を含有するパールインキを
印刷して反射層3を形成するようにしたが、反射層3は
これにかぎることなく、高輝度のアルミニウム粉末を含
有するインキを用いる等、他のインキを用いたり、ある
いは印刷以外の方法で形成するようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の製造方法に
よれば、過剰及び過少とならない状態でガラスビーズが
付着したガラスビーズ層を再帰反射体に形成することが
でき、これにより再帰反射体の再帰反射性能を向上させ
ることができる。また、再帰反射体の再帰反射性能を全
面に亘って均一化することができる。
よれば、過剰及び過少とならない状態でガラスビーズが
付着したガラスビーズ層を再帰反射体に形成することが
でき、これにより再帰反射体の再帰反射性能を向上させ
ることができる。また、再帰反射体の再帰反射性能を全
面に亘って均一化することができる。
【0030】また、本発明の再帰反射体によれば、優れ
た再帰反射性能を得ることができるとともに、全面に亘
って均一な再帰反射性能を得ることができる。
た再帰反射性能を得ることができるとともに、全面に亘
って均一な再帰反射性能を得ることができる。
【図1】本発明の一実施の形態にかかる再帰反射体の模
式断面図である。
式断面図である。
【図2】同再帰反射体とそのガラスビーズ層の印刷に用
いるスクリーンとを示す要部平面図である。
いるスクリーンとを示す要部平面図である。
【図3】第1の実施の形態におけるガラスビーズ層の形
成工程を示す図である。
成工程を示す図である。
【図4】図3のd部拡大模式図である。
【図5】本発明の他の実施の形態にかかる再帰反射体の
模式断面図である。
模式断面図である。
【図6】従来の再帰反射体の原理説明図である。
【図7】同再帰反射体におけるガラスビーズ層の形成工
程を示す図である。である。
程を示す図である。である。
【図8】(A)は図7(D)のa部における再帰反射体
の模式断面図、(B)はb部における再帰反射体の模式
断面図である。
の模式断面図、(B)はb部における再帰反射体の模式
断面図である。
1 再帰反射体 2 基材 3 反射層 4 ガラスビーズ層 5 印刷部分 6 非印刷部分 9 スクリーン 10 版膜形成部 11 版膜非形成部
Claims (4)
- 【請求項1】 基材と、該基材上に形成された光を反射
する反射層と、該反射層上にガラスビーズを含有するイ
ンキを用いてスクリーン印刷されたガラスビーズ層とか
らなり、該ガラスビーズ層は前記インキが印刷された印
刷部分と印刷されない非印刷部分とを複数隣接させて有
することを特徴とする再帰反射体。 - 【請求項2】 前記非印刷部分が前記印刷部分を取り囲
む形状であることを特徴とする請求項1記載の再帰反射
体。 - 【請求項3】 スクリーンに、版膜を形成した版膜形成
部と版膜を形成しない版膜非形成部とを複数隣接させて
設ける一方、基材上に光を反射する成分を含有する反射
層を形成し、しかる後に該反射層上に、前記版膜形成部
と版膜非形成部とを有する前記スクリーンを用いて、ガ
ラスビーズを含有するインキによりスクリーン印刷を施
すことを特徴とする再帰反射体の製造方法。 - 【請求項4】 前記版膜非形成部が同一形状であって、
該版膜非形成部を前記版膜形成部が取り囲む形状である
ことを特徴とする請求項3記載の再帰反射体の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11162195A JP2000347014A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 再帰反射体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11162195A JP2000347014A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 再帰反射体及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000347014A true JP2000347014A (ja) | 2000-12-15 |
Family
ID=15749810
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11162195A Pending JP2000347014A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 再帰反射体及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000347014A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003005333A1 (en) * | 2001-07-06 | 2003-01-16 | Graziano Fabiani | Road sign band and manufacturing method thereof |
| JP2012149641A (ja) * | 2011-01-14 | 2012-08-09 | General Electric Co <Ge> | タービン部品用の湾曲冷却通路 |
| JP3179064U (ja) * | 2012-08-02 | 2012-10-11 | 株式会社イツキプリント | 再帰反射物 |
-
1999
- 1999-06-09 JP JP11162195A patent/JP2000347014A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003005333A1 (en) * | 2001-07-06 | 2003-01-16 | Graziano Fabiani | Road sign band and manufacturing method thereof |
| US7029135B2 (en) | 2001-07-06 | 2006-04-18 | Graziano Fabiani | Road sign band and manufacturing method thereof |
| JP2012149641A (ja) * | 2011-01-14 | 2012-08-09 | General Electric Co <Ge> | タービン部品用の湾曲冷却通路 |
| JP3179064U (ja) * | 2012-08-02 | 2012-10-11 | 株式会社イツキプリント | 再帰反射物 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060502 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090210 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090616 |