JP2000347144A - めがねレンズ加工用治具およびその支持部材 - Google Patents

めがねレンズ加工用治具およびその支持部材

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JP2000347144A JP11159827A JP15982799A JP2000347144A JP 2000347144 A JP2000347144 A JP 2000347144A JP 11159827 A JP11159827 A JP 11159827A JP 15982799 A JP15982799 A JP 15982799A JP 2000347144 A JP2000347144 A JP 2000347144A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置決めを容易に行い得るようにした上で安
定した状態でめがねレンズに穿孔加工を施すことができ
るようにする。 【解決手段】 めがねレンズLに穿孔加工を施すに際し
用いられるめがねレンズ加工用治具1であって、めがね
レンズLを載置する基台2と、この基台2のレンズ載置
面20に載置されためがねレンズLを横から挟持して固
定する横方向固定構造3と、この横方向固定構造3によ
って固定されためがねレンズLの略中央部を縦方向に押
圧する縦方向押圧構造4とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、めがねレンズに穿
孔加工を施すためのめがねレンズ加工用治具およびその
支持部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、めがねレンズがレンズ枠のない状
態でヒンジやブリッジに直接取り付けられる、いわゆる
枠なしめがねでは、めがねレンズの両側部に穿孔加工が
施され、穿孔された装着孔を利用してヒンジやブリッジ
がメガネレンズに直接固定される。かかる装着孔を穿孔
するには、専用のボール盤が用いられ、このボール盤の
加工台上にめがねレンズを載置し、一方の手で支えなが
ら他方の手で操作桿を操作して高速回転しているドリル
を下降させ、これによってメガネレンズの所定の位置に
孔を開けることが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に一方の手でめがねレンズを支えながら他方の手で操作
桿を操作するような穿孔作業においては、穿孔位置を正
確に位置決めすることができないばかりか、穿孔作業中
に少しでも気を緩めると載置されているめがねレンズが
位置ずれすることがあり、これを防止しながら穿孔作業
を行うことは熟練を要し、非常に困難である。
【0004】本発明は、上記のような従来の状況に鑑み
発明されたものであり、位置決めを容易に行い得るよう
にした上で安定した状態でめがねレンズに穿孔加工を施
すことができるめがねレンズ加工用治具およびその支持
部材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
めがねレンズに穿孔加工を施すに際し用いられるめがね
レンズ加工用治具であって、めがねレンズを載置する基
台と、この基台のレンズ載置面に載置されためがねレン
ズを横から挟持して固定する横方向固定構造と、この横
方向固定手段によって固定されためがねレンズの略中央
部を縦方向に押圧する縦方向押圧構造とを備えたことを
特徴とするものである。
【0006】この発明によれば、基台のレンズ載置面上
にめがねレンズを載置した状態で、まず横方向固定構造
によってめがねレンズを基台上に固定し、引き続き縦方
向押圧構造によってめがねレンズの略中央部を押圧する
ことにより、めがねレンズは水平方向および垂直方向の
双方で三次元的に固定された状態になるため、このめが
ねレンズの固定された基台を、ボール盤等の穿孔機械の
加工台上に載置して穿孔加工を施することにより、めが
ねレンズを直接手で支えながら行う場合に比べて、格段
に安定した状態で穿孔位置の位置決めや穿孔加工が可能
になる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記基台のレンズ載置面には、載置された
めがねレンズを受ける弾性体が付設されていることを特
徴とするものである。
【0008】この発明によれば、めがねレンズが基台上
で弾性体に支持されることにより、縦方向の押圧力が過
度になっても弾性体に吸収されるため、めがねレンズの
破損を防止した上で確実なレンズの固定を行うことがで
きる。また、穿孔機械のドリル先端を弾性体に対向させ
ることにより、めがねレンズを穿孔した後のドリル先端
が基台の載置面に到達することなく弾性体に受けさせる
ようにすることができ、これによって基台をドリル先端
で傷付ける不都合を回避することができる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、上記横方向固定構造は、めがねレ
ンズを挟持するために上記基台にレンズ載置面を挟んで
対向配置された第1挟持部材と第2挟持部材とを有し、
第1挟持部材は、基台と一体に設けられている一方、第
2挟持部材は第1挟持部材に向かって正逆移動可能に設
けられ、上記第2挟持部材を第1挟持部材の方向に押圧
する第1押圧手段が設けられ、上記縦方向押圧構造は、
上記第1および第2挟持部材間に架橋される架橋部材
と、この架橋部材の中央部に設けられてめがねレンズを
押圧する第2押圧手段とからなっていることを特徴とす
るものである。
【0010】この発明によれば、めがねレンズを第1挟
持部材に沿わせた状態で基台の載置面上に載置し、引き
続き第1押圧手段によって第2挟持部材を移動させてめ
がねレンズを挟み込むことにより、めがねレンズは、基
台上で水平方向への移動が規制された状態になる。つい
で、架橋部材の第2押圧手段を操作してめがねレンズの
略中央部を下方に向けて押圧することにより、めがねレ
ンズは垂直方向に対しても固定された状態になる。
【0011】このように、第1および第2挟持部材並び
に第1押圧手段を用いてめがねレンズの水平方向の移動
を阻止するとともに、架橋部材および第2押圧手段を用
いて垂直方向に対する移動をも阻止する構成とすること
により、加工用治具の構造を簡単なものとした上で、め
がねレンズの固定作業が容易になり、かつ、確実な固定
が実現する。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、上記架橋部材は、両端部が二股状に形成さ
れることによって形成された長溝を有し、これらの長溝
に挿通されたねじの締結によって第1および第2挟持部
材間に架橋されていることを特徴とするものである。
【0013】この発明によれば、架橋部材は、長孔にね
じが挿通されることによって各挟持部材間に架橋される
ようにしているため、めがねレンズのサイズによって第
1および第2挟持部材間のレンズ挟持距離が変わって
も、その変化に追随して両挟持部材間に架橋部材を固定
することが可能になり、汎用性が向上する。
【0014】請求項5記載の発明は、めがねレンズに穿
孔加工を施すに際して請求項1乃至4のいずれかに記載
のレンズ加工用治具を支持する支持部材であって、穿孔
機械の加工ベッドに固定される固定板と、この固定板に
積層される可動板とからなり、上記固定板は、幅方向の
全長に亘って凹設されたガイド凹部を有し、上記可動板
は、幅方向に摺動可能に上記ガイド凹部に嵌め込まれ得
るように前後寸法が設定されているとともに、前後方向
に延びる治具支持溝を有し、上記治具支持溝は、上記基
台を摺接状態で嵌め込み得るように溝幅寸法が設定され
ていることを特徴とするものである。
【0015】この発明によれば、レンズ加工用治具は、
可動板の治具支持溝に嵌め込まれた状態で治具支持溝の
延びる方向に摺接状態で正逆移動し得るとともに、レン
ズ加工用治具の装着された可動板は、ガイド凹部に案内
されつつ治具支持溝に直交する方向に摺接状態で正逆移
動することができるため、レンズ加工用治具は、所定の
範囲で二次面内の任意の位置に位置し得るようになる。
【0016】従って、かかる支持部材の固定板を、穿孔
機械の加工ベッドに固定することにより、レンズ加工用
治具に装着されためがねレンズを、加工ベッド上の所定
の位置に移動させることが可能になり、めがねレンズの
位置決めが容易に行われる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るめがねレン
ズ加工用治具の一実施形態を示す分解斜視図である。ま
た、図2および図3はその組立て斜視図であり、図2は
めがねレンズLが装着されていない状態、図3はめがね
レンズLが装着された状態をそれぞれ示している。これ
らの図に示すように、レンズ加工用治具1は、めがねレ
ンズLを載置する基台2と、この基台2のレンズ載置面
20に載置されためがねレンズLを横から挟持して固定
する横方向固定構造3と、この横方向固定構造3によっ
て固定されためがねレンズの略中央部を縦方向に押圧す
る縦方向押圧構造4とを備えた基本構成を有している。
【0018】上記横方向固定構造3は、上記基台2にレ
ンズ載置面20を挟んで対向配置された第1挟持部材3
1と第2挟持部材32とを有している。第1挟持部材3
1は、基台2に一体に固設されている一方、第2挟持部
材32は、第1挟持部材31に向かって正逆移動可能に
設けられている。また、上記横方向固定構造3は、第2
挟持部材32を第1挟持部材31の方向に押圧する第1
押圧手段33を備えている。
【0019】上記第1挟持部材31は、長尺の直方体状
に形状設定され、基台2と一体にその表面の一方の端縁
に沿って上方に向かって突設されて形成されている。か
かる第1挟持部材31の両側部には、開口をレンズ載置
面20に臨ませた水平に第1挟持部材31の長手方向と
直交する方向に延びるガイド孔31aがそれぞれ穿孔さ
れている。
【0020】また、第1挟持部材31の長手方向の略中
央位置には、レンズ載置面20に臨んだ上端縁が所定長
に亘って下方に向かって切り込まれることにより形成し
た切込み凹部34が凹設されている。この切込み凹部3
4の位置には、第1挟持部材31の上面から上方に所定
寸法だけ突出した長手方向一対の円柱体35が立設され
ている。これらの円柱体35には、上面に開口を備えた
上下方向に延びるねじ孔35aが設けられている。
【0021】上記第2挟持部材32は、第1挟持部材3
1に対向して同一形状に設定され、上記同様の切込み凹
部34および円柱体35を有している。かかる第2挟持
部材32の第1挟持部材31に対する対向面には、第1
挟持部材31のガイド孔31aに摺接状態で挿通される
長手方向一対のガイドロッド36が突設されている。そ
して、これらのガイドロッド36にそれぞれコイルばね
36aが嵌め込まれ、各ガイドロッド36をガイド孔3
1a嵌入した状態で、第1挟持部材31は、コイルばね
36aの付勢力により基台2上で第1挟持部材31から
離間する方向に付勢されるようになっている。
【0022】上記第1押圧手段33は、基台2の第1挟
持部材31が形成されている側の端面の反対側端面に固
定される止め金具37と、この止め金具37に螺着され
る押圧ボルト38とからなっている。止め金具37は、
上下寸法が基台2の厚み寸法に設定された金属板からな
る止め板37aと、この止め板37aの中央上縁部に一
体に延設された直方体状の止めブロック37bとからな
っている。
【0023】上記止め板37aには、長手方向で一対の
挿通孔37cが穿孔されている一方、基台2の縁部には
上記挿通孔37cに対応したねじ孔21が螺設され、ビ
ス37dを各挿通孔37cに挿通してねじ孔21に螺着
締結することにより、止め金具37が基台2に固定され
るようにしている。
【0024】また、上記止めブロック37bには、押圧
ボルト38を貫通状態で螺着するボルト孔37eが螺設
されている。このボルト孔37eは、第2挟持部材32
の正面中央部に対向して設けられ、押圧ボルト38をボ
ルト孔37eに螺着することによってその先端が第2挟
持部材32に当接されるようになっている。
【0025】上記押圧ボルト38は、ボルト本体38a
と、このボルト本体38aの基端側に同心で固定された
ボルト本体38aより大径の摘み38bとからなってい
る。ボルト本体38aの先端には、ボルト本体38aよ
り小径の端部の丸い円柱片38cが設けられている一
方、第2挟持部材32の対向面には円柱片38cに対応
した受け凹部32aが凹設され、ボルト本体38aがボ
ルト孔37eに螺着挿通されることによって円柱片38
cが受け凹部32aに嵌まり込み、これによって押圧ボ
ルト38を締め込んでいった場合の円柱片38cによる
第2挟持部材32の押圧が安定して行われるようになっ
ている。
【0026】上記縦方向押圧構造4は、第1および第2
挟持部材31,32間に架橋される架橋部材41と、こ
の架橋部材41の中央部に取り付けられる第2押圧手段
としての押圧ねじ42と、架橋部材41を各挟持部材3
1,32に固定するための一対の蝶ねじ43と、各挟持
部材31,32と架橋部材41との間に介設される一対
の介設板44とからなっている。各介設板44は、各一
対の円柱体35のねじ孔35aに対応した挿通孔44a
を有しているとともに、中央部には蝶ねじ43を螺着す
るためのねじ孔44bが螺設されている。そして、各挿
通孔44aにビス44cを通して円柱体35のねじ孔3
5aに螺着することにより介設板44が各挟持部材3
1,32に装着されるようにしている。
【0027】上記架橋部材41は、中央部に押圧ねじ4
2を螺着するためのねじ孔41aが螺設されているとと
もに、両側部に端縁からねじ孔41aの方向に向けて切
り込まれて形成した長溝41bを有しており、蝶ねじ4
3を、この長溝41bを通して介設板44のねじ孔44
bに螺着し締結することにより、架橋部材41が介設板
44を介して第1および第2挟持部材31,32間に架
橋された状態になるようにしている。また、長溝41b
を介して蝶ねじ43が介設板44に螺着されるため、第
1および第2挟持部材31,32間の距離をめがねレン
ズLの寸法に対応させることができる。
【0028】上記押圧ねじ42は、合成樹脂製のものが
採用され、架橋部材41が一対の挟持部材31,32間
に架橋された状態でねじ孔41aにねじ込むことによっ
て、下端部が弾性体22上に載置されているめがねレン
ズLの中央部上面に当止するように長さ寸法が設定され
ている。押圧ねじ42を合成樹脂製にすることによりそ
の先端がめがねレンズLに当たってもめがねレンズLは
損傷しない。なお、押圧ねじ42として金属製のものを
採用する場合は、その先端面を滑らかな半球状にした
り、ゴムや合成樹脂でコーティングすることが好まし
い。
【0029】そして、本実施形態においては、基台2の
レンズ載置面20には、幅方向で一対のゴムや軟性合成
樹脂からなるかまぼこ状の弾性体22が互いに平行に貼
設され、めがねレンズLをこの弾性体22上に載置する
ようにしている。
【0030】上記のような構成のレンズ加工用治具1に
よれば、図2に示すように、架橋部材41を外した状態
で組み立てられたレンズ加工用治具1の弾性体22の上
にめがねレンズLを載置した状態で、まず、摘み38b
を回して押圧ボルト38を前進させ、第2挟持部材32
を第1挟持部材31の方向に押圧する。
【0031】そうするとめがねレンズLは、弾性体22
上で第1および第2挟持部材31,32の各一対の円柱
体35間に挟持された状態になる。この状態で架橋部材
41を各挟持部材31,32の介設板44間に差し渡
し、蝶ねじ43を架橋部材41の長溝41bを通して介
設板44のねじ孔44bに螺着し締結する。こうするこ
とによって、図3に示すように、めがねレンズLがレン
ズ加工用治具1に装着される。
【0032】そして、めがねレンズLは、レンズ加工用
治具1に装着された状態で支持部材に支持されながらボ
ール盤に供され、かかる支持部材に支持されためがねレ
ンズLに穿孔加工が施される。図4は、支持部材の一実
施形態を示す斜視図であり、(イ)は分解斜視図、
(ロ)は組立て斜視図である。図4に示すように、支持
部材5は、ボール盤の加工ベッド上に固定される固定板
51と、この固定板51上に一方向に移動可能に積層さ
れる可動板52とからなっている。本実施形態において
は、これら固定板51および可動板52は、厚み寸法が
同一に設定されている。
【0033】上記固定板51の前後方向(Y−Y方向)
の中央部には、幅方向の全長に亘って凹設された角溝状
のガイド凹部53が設けられている。このガイド凹部5
3は、溝幅寸法(Y−Y方向の寸法)が、可動板52の
前後寸法より僅かに大きく寸法設定され、これによって
可動板52をガイド凹部53に嵌め込んだ状態で、可動
板52を幅方向(X−X方向)に正逆移動させ得るよう
になっている。かかるガイド凹部53は、溝深さ寸法が
固定板51の厚み寸法の1/2未満に設定されている。
【0034】上記可動板52の幅方向中央部には、前後
方向の全長に亘って凹設された角溝状の治具支持溝54
が設けられている。この治具支持溝54は、溝幅寸法
(X−X方向の寸法)が、レンズ加工用治具1の基台2
の幅寸法より僅かに大きく寸法設定され、これによって
基台2を治具支持溝54に嵌め込んだ状態で、レンズ加
工用治具1を前後方向に正逆移動させ得るようになって
いる。
【0035】かかる支持部材5の構成によれば、可動板
52を固定板51のガイド凹部53に嵌め込んで両者を
積層し、図4の(ロ)に示す状態にしてから可動板52
の治具支持溝54に基台2を嵌め込むことによって、レ
ンズ加工用治具1が支持部材5に装着された状態にな
る。そして、この状態においては、レンズ加工用治具1
を治具支持溝54に沿って前後に移動させることができ
るとともに、可動板52をガイド凹部53に沿って幅方
向に移動させることによりレンズ加工用治具1を幅方向
に移動させることができ、従って、レンズ加工用治具1
は仮想の垂直軸回りの回動が規制された状態で(すなわ
ち姿勢設定された状態で)二次面上を任意の位置に移動
させることが可能になる。
【0036】図5は、支持部材5がボール盤6に固定さ
れた状態を示す斜視図である。この図に示すように、上
記支持部材5は、固定板51がボール盤6の加工ベッド
61上にねじ止め等で固定されることによってボール盤
6に装着された状態になっている。
【0037】そして、めがねレンズLに穿孔するとき
は、めがねレンズLの装着されたレンズ加工用治具1の
基台2を可動板52の治具支持溝54に嵌め込み、この
状態でレンズ加工用治具1を前後左右に移動させてドリ
ル62の先端が予め設定されているめがねレンズLの穿
孔位置に対向するように位置決めする。ついで、操作レ
バー63を操作して高速回転しているドリル62を下降
させることにより、めがねレンズLに穿孔加工が施され
る。
【0038】なお、ボール盤6でめがねレンズLに穿孔
加工を施すに際し、予め左右のめがねレンズLを、表同
士あるいは裏同士が当接するように積層してレンズ加工
用治具1に装着してもよい。こうすることで、左右のめ
がねレンズLの穿孔位置が位置ずれすることなく揃った
状態になる。
【0039】また、同一サイズのめがねレンズLの複数
枚に穿孔加工を施す場合には、複数枚のレンズを、表裏
が当接し合うように積層してレンズ加工用治具1に装着
することにより、複数のめがねレンズL間でばらつきが
ないように各めがねレンズLに孔を開けることができ
る。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、基台のレ
ンズ載置面上にめがねレンズを載置した状態で、まず横
方向固定構造によってめがねレンズを基台上に固定し、
引き続き縦方向押圧構造によってめがねレンズの略中央
部を押圧することにより、めがねレンズは水平方向およ
び垂直方向の双方で三次元的に固定された状態になるた
め、このめがねレンズの固定された基台を、ボール盤等
の穿孔機械の加工台上に載置して穿孔加工を施すること
により、めがねレンズを直接手で支えながら行う場合に
比べて、格段に安定した状態で穿孔位置の位置決めや穿
孔加工を行うことができる。
【0041】請求項2記載の発明によれば、基台のレン
ズ載置面にめがねレンズを受ける弾性体を付設したた
め、めがねレンズが基台上で弾性体に支持されることに
より、縦方向の押圧力が過度になっても弾性体に吸収さ
れ、めがねレンズの破損を防止した上で確実なレンズの
固定を行うことができる。また、穿孔機械のドリル先端
を弾性体に対向させることにより、めがねレンズを穿孔
した後のドリル先端が基台の載置面に到達することなく
弾性体に受けさせるようにすることができ、これによっ
て基台をドリル先端で傷付ける不都合を回避することが
できる。
【0042】請求項3記載の発明によれば、めがねレン
ズを第1挟持部材に沿わせた状態で基台の載置面上に載
置し、引き続き第1押圧手段によって第2挟持部材を移
動させてめがねレンズを挟み込むことにより、めがねレ
ンズを基台上で水平方向への移動が規制された状態にす
ることができる。ついで、架橋部材の第2押圧手段を操
作してめがねレンズの略中央部を下方に向けて押圧する
ことにより、めがねレンズを垂直方向に対しても固定し
た状態にすることができる。
【0043】このように、第1および第2挟持部材並び
に第1押圧手段を用いてめがねレンズの水平方向の移動
を阻止するとともに、架橋部材および第2押圧手段を用
いて垂直方向に対する移動をも阻止する構成とすること
により、加工用治具の構造を簡単なものとした上で、め
がねレンズを容易に、かつ、確実に固定することができ
る。
【0044】請求項4記載の発明によれば、架橋部材
は、長孔にねじが挿通されることによって各挟持部材間
に架橋されるようにしたため、めがねレンズのサイズに
よって第1および第2挟持部材間のレンズ挟持距離が変
わっても、その変化に追随して両挟持部材間に架橋部材
を固定することができ、レンズ加工用治具の汎用性を向
上させることができる。
【0045】請求項5記載の発明によれば、レンズ加工
用治具は、可動板の治具支持溝に嵌め込まれた状態で治
具支持溝の延びる方向に摺接状態で正逆移動し得るとと
もに、可動板自体もガイド凹部に案内されつつ治具支持
溝に直交する方向に摺接状態で正逆移動することができ
るため、レンズ加工用治具を二次面内で自在に移動させ
ることができ、これによって任意の位置に位置設定する
ことができる。
【0046】従って、かかる支持部材の固定板を、穿孔
機械の加工ベッドに固定することにより、レンズ加工用
治具に装着されためがねレンズを、加工ベッド上の所定
の位置に移動させることが可能になり、めがねレンズの
位置決めを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るめがねレンズ加工用治具の一実施
形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示すレンズ加工用治具の組立て斜視図で
あり、めがねレンズが装着されていない状態を示してい
る。
【図3】図1に示すレンズ加工用治具の組立て斜視図で
あり、めがねレンズが装着された状態を示している。
【図4】支持部材の一実施形態を示す図であり、(イ)
は分解斜視図、(ロ)は組立て斜視図である。
【図5】支持部材がボール盤に固定された状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 レンズ加工用治具 2 基台 20 レンズ載置面 21 ねじ孔 22 弾性体 3 横方向固定構造 31 第1挟持部材 32 第2挟持部材 33 第1押圧手段 34 切込み凹部 35 円柱体 36 ガイドロッド 37 止め金具 38 押圧ボルト 4 縦方向押圧構造 41 架橋部材 42 押圧ねじ 43 蝶ねじ 44 介設板 5 支持部材 51 固定板 52 可動板 53 ガイド凹部 54 治具支持溝 6 ボール盤 61 加工ベッド 62 ドリル 63 操作レバー L めがねレンズ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 めがねレンズに穿孔加工を施すに際し用
    いられるめがねレンズ加工用治具であって、めがねレン
    ズを載置する基台と、この基台のレンズ載置面に載置さ
    れためがねレンズを横から挟持して固定する横方向固定
    構造と、この横方向固定構造によって固定されためがね
    レンズの略中央部を縦方向に押圧する縦方向押圧構造と
    を備えたことを特徴とするめがねレンズ加工用治具。
  2. 【請求項2】 上記基台のレンズ載置面には、載置され
    ためがねレンズを受ける弾性体が付設されていることを
    特徴とする請求項1記載のめがねレンズ加工用治具。
  3. 【請求項3】 上記横方向固定構造は、めがねレンズを
    挟持するために上記基台にレンズ載置面を挟んで対向配
    置された第1挟持部材と第2挟持部材とを有し、第1挟
    持部材は、基台と一体に設けられている一方、第2挟持
    部材は第1挟持部材に向かって正逆移動可能に設けら
    れ、上記第2挟持部材を第1挟持部材の方向に押圧する
    第1押圧手段が設けられ、上記縦方向押圧構造は、上記
    第1および第2挟持部材間に架橋される架橋部材と、こ
    の架橋部材の中央部に設けられてめがねレンズを押圧す
    る第2押圧手段とからなっていることを特徴とする請求
    項1または2記載のめがねレンズ加工用治具。
  4. 【請求項4】 上記架橋部材は、両端部が二股状に形成
    されることによって形成された長溝を有し、これらの長
    溝に挿通されたねじの締結によって第1および第2挟持
    部材間に架橋されていることを特徴とする請求項3記載
    のめがねレンズ加工用治具。
  5. 【請求項5】 めがねレンズに穿孔加工を施すに際して
    請求項1乃至4のいずれかに記載のレンズ加工用治具を
    支持する支持部材であって、穿孔機械の加工ベッドに固
    定される固定板と、この固定板に積層される可動板とか
    らなり、上記固定板は、幅方向の全長に亘って凹設され
    たガイド凹部を有し、上記可動板は、幅方向に摺動可能
    に上記ガイド凹部に嵌め込まれ得るように前後寸法が設
    定されているとともに、前後方向に延びる治具支持溝を
    有し、上記治具支持溝は、上記基台を摺接状態で嵌め込
    み得るように溝幅寸法が設定されていることを特徴とす
    るめがレンズ加工用治具の支持部材。
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