JP2000347246A - ファインダ及びカメラ - Google Patents
ファインダ及びカメラInfo
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Landscapes
- Viewfinders (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 セルフポートレート撮影が可能なファインダ
を提供する。 【解決手段】 ファインダ6の対物レンズ群30のレン
ズ32は、物体側に凸の面を有する。この凸の面にハー
フミラー33が形成されている。セルフポートレート用
ファインダとして、物体側から50cmの距離でハーフ
ミラー33上の反射像を観察したときの視野率が撮影画
面の縦方向に対して70%以上85%以下、撮影画面の
横方向に対して単眼で観察した場合に70%以上85%
以下または眼幅を60mmとして両眼で観察した場合に
80%以上100%以下の条件を満たすようにされ、撮
影画面に対して適切な範囲を観察することが可能となっ
ている。
を提供する。 【解決手段】 ファインダ6の対物レンズ群30のレン
ズ32は、物体側に凸の面を有する。この凸の面にハー
フミラー33が形成されている。セルフポートレート用
ファインダとして、物体側から50cmの距離でハーフ
ミラー33上の反射像を観察したときの視野率が撮影画
面の縦方向に対して70%以上85%以下、撮影画面の
横方向に対して単眼で観察した場合に70%以上85%
以下または眼幅を60mmとして両眼で観察した場合に
80%以上100%以下の条件を満たすようにされ、撮
影画面に対して適切な範囲を観察することが可能となっ
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルフポートレー
ト撮影が可能なファインダ及びカメラに関するものであ
る。
ト撮影が可能なファインダ及びカメラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在、写真撮影用のカメラとしては用途
や機能に応じて非常に多くの種類のものが販売されてお
り、最近では、手軽に写真撮影を楽しむことができるよ
うにした使い切り型のカメラとして本出願人によりレン
ズ付きフイルムユニットが販売されている。レンズ付き
フイルムユニットは、撮影レンズやシャッタ装置などの
撮影機構を組み込んだユニット本体に予め未露光の写真
フイルムを内蔵させたもので、購入したその場ですぐに
写真撮影ができ、また撮影後にもそのまま現像取扱い店
に出せばよいという簡便性から、一般に広く利用されて
いる。
や機能に応じて非常に多くの種類のものが販売されてお
り、最近では、手軽に写真撮影を楽しむことができるよ
うにした使い切り型のカメラとして本出願人によりレン
ズ付きフイルムユニットが販売されている。レンズ付き
フイルムユニットは、撮影レンズやシャッタ装置などの
撮影機構を組み込んだユニット本体に予め未露光の写真
フイルムを内蔵させたもので、購入したその場ですぐに
写真撮影ができ、また撮影後にもそのまま現像取扱い店
に出せばよいという簡便性から、一般に広く利用されて
いる。
【0003】また、最近では撮影レンズを撮影者自身の
方に向けて撮影者自身を撮影する、セルフポートレート
撮影を行うユーザーが多くなっている。セルフポートレ
ート撮影を行う場合には、撮影者自身を被写体とするた
め、例えばカメラの前面に凸面状の反射鏡を配置して、
撮影者が撮影者自身を観察できるようにする必要があ
る。
方に向けて撮影者自身を撮影する、セルフポートレート
撮影を行うユーザーが多くなっている。セルフポートレ
ート撮影を行う場合には、撮影者自身を被写体とするた
め、例えばカメラの前面に凸面状の反射鏡を配置して、
撮影者が撮影者自身を観察できるようにする必要があ
る。
【0004】凸面状の反射鏡を配置する手法としては、
反射鏡を備えたアダプタをセルフポートレート撮影の際
にカメラに装着するアダプタ方式、カメラボディの前
面、例えば撮影レンズの周りにアルミ蒸着した反射シー
ルを貼付しておくシール貼付方式、セルフポートレート
撮影の切替え操作に連動してファインダ前面に反射鏡を
移動させる切替え移動方式等が知られている。
反射鏡を備えたアダプタをセルフポートレート撮影の際
にカメラに装着するアダプタ方式、カメラボディの前
面、例えば撮影レンズの周りにアルミ蒸着した反射シー
ルを貼付しておくシール貼付方式、セルフポートレート
撮影の切替え操作に連動してファインダ前面に反射鏡を
移動させる切替え移動方式等が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなアダプタ方式では、アダプタの取り付けが煩わ
しく、またアダプタを紛失する可能性も高い。シール貼
付方式は、低コストで実現できるが、反射面の中央に撮
影レンズを露呈する開口が開いて被写体としての撮影者
を観察しずくなるといった欠点や、反射シールがカメラ
ボディの前面の面形状にしたがって歪んでしまい被写体
(撮影者)を正しく観察できないといった問題がある。
また、このシール貼付方式は、被写体を正しく観察でき
るようにするとカメラのデザインに制約を与えてしま
う。さらに、切替え移動方式では、セルフポートレート
撮影を行わないときに反射鏡を収納しておくスペースが
必要になるため、カメラボディが大型化したり、部品点
数が増えるいった欠点があった。
たようなアダプタ方式では、アダプタの取り付けが煩わ
しく、またアダプタを紛失する可能性も高い。シール貼
付方式は、低コストで実現できるが、反射面の中央に撮
影レンズを露呈する開口が開いて被写体としての撮影者
を観察しずくなるといった欠点や、反射シールがカメラ
ボディの前面の面形状にしたがって歪んでしまい被写体
(撮影者)を正しく観察できないといった問題がある。
また、このシール貼付方式は、被写体を正しく観察でき
るようにするとカメラのデザインに制約を与えてしま
う。さらに、切替え移動方式では、セルフポートレート
撮影を行わないときに反射鏡を収納しておくスペースが
必要になるため、カメラボディが大型化したり、部品点
数が増えるいった欠点があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するためのになさ
れたものであり、低コストで反射像の歪みが少なく、ま
た紛失の可能性がなく、さらにカメラボディの小型化に
有利にしたセルフポートレート用ファインダとして利用
できるファインダ及びこのファインダを備えたカメラを
提供することを目的とする。
れたものであり、低コストで反射像の歪みが少なく、ま
た紛失の可能性がなく、さらにカメラボディの小型化に
有利にしたセルフポートレート用ファインダとして利用
できるファインダ及びこのファインダを備えたカメラを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のファインダでは、物体側に凸の面を
少なくとも1面有する対物レンズ群と、接眼レンズと、
前記凸の面に形成され、物体側に凸面となるハーフミラ
ーとから構成され、セルフポートレート用ファインダと
して前記対物レンズ群の最前面から物体側に50cmの
距離で前記ハーフミラー上の反射像を単眼で観察したと
きに、撮影画面の縦方向及び横方向に対する視野率がそ
れぞれ85%以下となるようにしたものである。また、
請求項2記載のファインダでは、セルフポートレート用
ファインダとして対物レンズ群の最前面から物体側に5
0cmの距離でハーフミラー上の反射像を両眼で観察
し、眼幅を60mmとしたときに、撮影画面の眼幅方向
に対する視野率が100%以下となるようにしたもので
ある。
に、請求項1記載のファインダでは、物体側に凸の面を
少なくとも1面有する対物レンズ群と、接眼レンズと、
前記凸の面に形成され、物体側に凸面となるハーフミラ
ーとから構成され、セルフポートレート用ファインダと
して前記対物レンズ群の最前面から物体側に50cmの
距離で前記ハーフミラー上の反射像を単眼で観察したと
きに、撮影画面の縦方向及び横方向に対する視野率がそ
れぞれ85%以下となるようにしたものである。また、
請求項2記載のファインダでは、セルフポートレート用
ファインダとして対物レンズ群の最前面から物体側に5
0cmの距離でハーフミラー上の反射像を両眼で観察
し、眼幅を60mmとしたときに、撮影画面の眼幅方向
に対する視野率が100%以下となるようにしたもので
ある。
【0008】請求項3記載のファインダでは、ハーフミ
ラーを、400nmから700nmの波長域のいずれか
の単波長の光線の透過率が20%以上75%以下とした
ものであり、請求項4記載のファインダでは、ハーフミ
ラーを、400nmから700nmの波長域のいずれか
の単波長の光線の透過率が35%以上65%以下とした
ものである。また、請求項5記載のファインダでは、フ
ァインダ倍率を0.45倍以上としたものである。
ラーを、400nmから700nmの波長域のいずれか
の単波長の光線の透過率が20%以上75%以下とした
ものであり、請求項4記載のファインダでは、ハーフミ
ラーを、400nmから700nmの波長域のいずれか
の単波長の光線の透過率が35%以上65%以下とした
ものである。また、請求項5記載のファインダでは、フ
ァインダ倍率を0.45倍以上としたものである。
【0009】請求項6記載のカメラでは、上述のファイ
ンダを備えるとともに、セルフポートレートモードに切
り替えられた際に、ハーフミラーよりも物体側でハーフ
ミラーの一部を覆う位置に挿入され、撮影画面の中心と
ハーフミラー上に観察される反射像の範囲の中心とを一
致させるようにしてパララックスを補正する補正マスク
を備えたものである。
ンダを備えるとともに、セルフポートレートモードに切
り替えられた際に、ハーフミラーよりも物体側でハーフ
ミラーの一部を覆う位置に挿入され、撮影画面の中心と
ハーフミラー上に観察される反射像の範囲の中心とを一
致させるようにしてパララックスを補正する補正マスク
を備えたものである。
【0010】また、請求項7記載のカメラでは、上述の
ファインダを備えるとともに、セルフポートレートモー
ドに切り替えられた際に、ハーフミラーよりも背面側に
挿入され、接眼側から入射する外光からハーフミラーを
遮光する遮光板を備えたものである。
ファインダを備えるとともに、セルフポートレートモー
ドに切り替えられた際に、ハーフミラーよりも背面側に
挿入され、接眼側から入射する外光からハーフミラーを
遮光する遮光板を備えたものである。
【0011】本発明では、物体側に凸面を少なくとも1
面有するようにファインダの対物レンズ群を構成し、こ
の対物レンズ群の凸面に、物体側に凸面となるハーフミ
ラーを形成することにより、接眼側よりファインダを観
察することで通常の透視式ファインダとして利用できる
ようにしながら、撮影者自身を被写体として撮影するセ
ルフポートレート撮影時に、ハーフミラー上の撮影者の
反射像を観察してセルフポートレート用ファインダとし
て利用できるようにしている。
面有するようにファインダの対物レンズ群を構成し、こ
の対物レンズ群の凸面に、物体側に凸面となるハーフミ
ラーを形成することにより、接眼側よりファインダを観
察することで通常の透視式ファインダとして利用できる
ようにしながら、撮影者自身を被写体として撮影するセ
ルフポートレート撮影時に、ハーフミラー上の撮影者の
反射像を観察してセルフポートレート用ファインダとし
て利用できるようにしている。
【0012】また、物体側に50cmの距離からハーフ
ミラー上の反射像を単眼で観察したときの撮影画面の縦
方向及び横方向に対する視野率がそれぞれ85%以下と
なるようにすることによって、セルフポートレート撮影
時におけるパララックスの影響を考慮した適切な反射像
の範囲を観察することが可能となる。さらに、眼幅を6
0mmとして両眼で観察した場合に、眼幅方向に対する
視野率が100%以下という条件を満たすことで、両眼
で観察した場合でも適切な反射像の範囲を観察すること
が可能となる。
ミラー上の反射像を単眼で観察したときの撮影画面の縦
方向及び横方向に対する視野率がそれぞれ85%以下と
なるようにすることによって、セルフポートレート撮影
時におけるパララックスの影響を考慮した適切な反射像
の範囲を観察することが可能となる。さらに、眼幅を6
0mmとして両眼で観察した場合に、眼幅方向に対する
視野率が100%以下という条件を満たすことで、両眼
で観察した場合でも適切な反射像の範囲を観察すること
が可能となる。
【0013】なお、カメラを正立した姿勢、例えばレリ
ーズボタンがカメラの上面に設けられている場合には、
この上面を上方に向けて自然にレリーズボタンに指がか
かるようにして保持された姿勢のときの垂直方向が撮影
画面の縦方向であり、水平方向が横方向である。
ーズボタンがカメラの上面に設けられている場合には、
この上面を上方に向けて自然にレリーズボタンに指がか
かるようにして保持された姿勢のときの垂直方向が撮影
画面の縦方向であり、水平方向が横方向である。
【0014】ファインダの視野率は、周知のように撮影
画面サイズに対してファインダで観察される範囲の比率
を表したものであり、視野率が100%を超える場合に
は、撮影者が観察した範囲の一部が撮影されないといっ
た問題が生じる。接眼窓からファインダを覗いた通常の
撮影時と同様に、セルフポートレート撮影を行う場合に
おいても、視野率が100%に近いことが望ましい。し
かしながら、接眼窓からファインダを覗く場合と異な
り、ハーフミラー上の反射像を観察する場合において
は、ファインダと撮影者との位置関係が固定されないの
で、パララックスの発生量を設計上「0%」とした場合
であってもファインダと撮影者(被写体)との位置関係
によってパララックスの発生は避けられない。具体的に
は、撮影者がハーフミラー上の反射像を観察してセルフ
ポートレート撮影する際には、ファインダの前面から撮
影者までの距離、ファインダの光軸上に対する観察する
撮影者の目の位置のズレ量によって、パララックスの発
生量が変動する。
画面サイズに対してファインダで観察される範囲の比率
を表したものであり、視野率が100%を超える場合に
は、撮影者が観察した範囲の一部が撮影されないといっ
た問題が生じる。接眼窓からファインダを覗いた通常の
撮影時と同様に、セルフポートレート撮影を行う場合に
おいても、視野率が100%に近いことが望ましい。し
かしながら、接眼窓からファインダを覗く場合と異な
り、ハーフミラー上の反射像を観察する場合において
は、ファインダと撮影者との位置関係が固定されないの
で、パララックスの発生量を設計上「0%」とした場合
であってもファインダと撮影者(被写体)との位置関係
によってパララックスの発生は避けられない。具体的に
は、撮影者がハーフミラー上の反射像を観察してセルフ
ポートレート撮影する際には、ファインダの前面から撮
影者までの距離、ファインダの光軸上に対する観察する
撮影者の目の位置のズレ量によって、パララックスの発
生量が変動する。
【0015】視野率を必要以上に小さくすることは撮影
に困難が生じ、また撮影された被写体(撮影者)像が小
さくなるが、視野率を低くしている場合には、パララッ
クスの大きさが多少変動しても、ハーフミラー上で観察
された範囲を確実に例えば写真フィルム上の撮影コマの
画面内に収めることができ、必要であればプリント作成
時にトリミング等を行うことで、観察された範囲だけを
プリント写真とすることも可能である。しかし、視野率
を高くしている場合には、ハーフミラー上で観察された
範囲の一部が撮影コマの画面内に収まらないといった問
題が発生する可能性が高くなり、ハーフミラー上で観察
された範囲の一部が撮影されていないという取り返しの
つかない事態を発生させる恐れがある。
に困難が生じ、また撮影された被写体(撮影者)像が小
さくなるが、視野率を低くしている場合には、パララッ
クスの大きさが多少変動しても、ハーフミラー上で観察
された範囲を確実に例えば写真フィルム上の撮影コマの
画面内に収めることができ、必要であればプリント作成
時にトリミング等を行うことで、観察された範囲だけを
プリント写真とすることも可能である。しかし、視野率
を高くしている場合には、ハーフミラー上で観察された
範囲の一部が撮影コマの画面内に収まらないといった問
題が発生する可能性が高くなり、ハーフミラー上で観察
された範囲の一部が撮影されていないという取り返しの
つかない事態を発生させる恐れがある。
【0016】このような理由から、確実に撮影範囲内に
含まれる被写体(撮影者)の反射像だけがハーフミラー
上に観察されるようにするために、セルフポートレート
用ファインダとして利用する場合の視野率を上記のよう
に設定している。なお、両眼でハーフミラー上の反射像
を観察する場合には、観察される範囲が単眼のときと比
べて、眼幅方向に多少広くなるが、このような場合でも
視野率が100%を超えないようにしなけらばならな
い。
含まれる被写体(撮影者)の反射像だけがハーフミラー
上に観察されるようにするために、セルフポートレート
用ファインダとして利用する場合の視野率を上記のよう
に設定している。なお、両眼でハーフミラー上の反射像
を観察する場合には、観察される範囲が単眼のときと比
べて、眼幅方向に多少広くなるが、このような場合でも
視野率が100%を超えないようにしなけらばならな
い。
【0017】ハーフミラーは、可視光線の波長域内の4
00nmから700nmのいずれかの単波長の光線の透
過率が20%以上75%以下となるようにすることで、
接眼レンズを通して観察される被写体像の明るさとハー
フミラー上に観察される反射像の明るさとを良好にバラ
ンスさせることができる。透過率が上記範囲の上限を超
えると、ハーフミラー上の反射像が暗くなって、セルフ
ポートレート撮影時に撮影者が物体側からハーフミラー
上の反射像を観察するのが困難になる。逆に透過率が上
記範囲の下限を下回ると、接眼レンズを通して観察され
る被写体像が暗くなって、この被写体像の観察が困難に
なる。また、400nmから700nmのいずれかの単
波長の光線のハーフミラーの透過率を35%以上65%
以下とすれば、より良好にバランスさせることができ
る。
00nmから700nmのいずれかの単波長の光線の透
過率が20%以上75%以下となるようにすることで、
接眼レンズを通して観察される被写体像の明るさとハー
フミラー上に観察される反射像の明るさとを良好にバラ
ンスさせることができる。透過率が上記範囲の上限を超
えると、ハーフミラー上の反射像が暗くなって、セルフ
ポートレート撮影時に撮影者が物体側からハーフミラー
上の反射像を観察するのが困難になる。逆に透過率が上
記範囲の下限を下回ると、接眼レンズを通して観察され
る被写体像が暗くなって、この被写体像の観察が困難に
なる。また、400nmから700nmのいずれかの単
波長の光線のハーフミラーの透過率を35%以上65%
以下とすれば、より良好にバランスさせることができ
る。
【0018】透視式ファインダとしてのファインダ視野
範囲を対物レンズ群の近傍に設けた視野枠で画定する場
合に、ファインダ倍率が高いほど対物レンズ群を構成す
るレンズの開口径が大きくなる。すなわち、ハーフミラ
ーのサイズを大きくすることが可能になる。物体側より
ハーフミラー上の反射像を観察する場合の視野率を一定
としたときに、ハーフミラーのサイズが大きくなれば反
射像を大きく観察することが可能になって、フレーミン
グが行いやすくなる。
範囲を対物レンズ群の近傍に設けた視野枠で画定する場
合に、ファインダ倍率が高いほど対物レンズ群を構成す
るレンズの開口径が大きくなる。すなわち、ハーフミラ
ーのサイズを大きくすることが可能になる。物体側より
ハーフミラー上の反射像を観察する場合の視野率を一定
としたときに、ハーフミラーのサイズが大きくなれば反
射像を大きく観察することが可能になって、フレーミン
グが行いやすくなる。
【0019】また、標準撮影画角を有する撮影レンズの
透視式ファインダとしては、通常ファインダ倍率が
「1」以下に設定されるが、このときファインダ倍率が
「1」に近づくほど対物レンズ群のレンズ及び接眼レン
ズのパワーが弱くなるので、レンズ面の曲率半径の選択
の自由度が高くなる。すなわち、これはファインダ倍率
が高いほど透視式ファインダとしての性能を犠牲にする
ことなく、ハーフミラーの曲率半径を自由に選択するこ
とを可能にする。そして、この曲率半径の自由度によ
り、透視式ファインダとして利用する場合とセルフポー
トレート用ファインダとして利用する場合との各視野率
の調節が容易になり、目標とする視野率にすることがで
きる。
透視式ファインダとしては、通常ファインダ倍率が
「1」以下に設定されるが、このときファインダ倍率が
「1」に近づくほど対物レンズ群のレンズ及び接眼レン
ズのパワーが弱くなるので、レンズ面の曲率半径の選択
の自由度が高くなる。すなわち、これはファインダ倍率
が高いほど透視式ファインダとしての性能を犠牲にする
ことなく、ハーフミラーの曲率半径を自由に選択するこ
とを可能にする。そして、この曲率半径の自由度によ
り、透視式ファインダとして利用する場合とセルフポー
トレート用ファインダとして利用する場合との各視野率
の調節が容易になり、目標とする視野率にすることがで
きる。
【0020】具体的には、ハーフミラーを平面に近づけ
ることでセルフポートレート用ファインダとしての視野
率を小さくしたり、ハーフミラーの曲率半径を小さくす
ることでセルフポートレート用ファインダとしての視野
率を大きくするといった調節が容易に行うことができ
る。もちろん、透視式ファインダ及びセルフポートレー
ト用ファインダとして利用する場合の視野範囲を対物レ
ンズ群の近傍に設けた同一の視野枠で画定する場合で
も、各視野率の調節が容易となる。このような理由か
ら、ファインダ倍率は、極力高く設定するのがよく、
0.45倍以上とするのが好ましい。
ることでセルフポートレート用ファインダとしての視野
率を小さくしたり、ハーフミラーの曲率半径を小さくす
ることでセルフポートレート用ファインダとしての視野
率を大きくするといった調節が容易に行うことができ
る。もちろん、透視式ファインダ及びセルフポートレー
ト用ファインダとして利用する場合の視野範囲を対物レ
ンズ群の近傍に設けた同一の視野枠で画定する場合で
も、各視野率の調節が容易となる。このような理由か
ら、ファインダ倍率は、極力高く設定するのがよく、
0.45倍以上とするのが好ましい。
【0021】セルフポートレートモードに切り替えたと
きに、ハーフミラーよりも物体側でハーフミラーの一部
を覆う位置に補正マスクを挿入することで、撮影画面の
中心とハーフミラー上で観察される反射像の範囲の中心
とを一致させるようにして、パララックスを補正するこ
とが可能である。ファインダを透視式ファインダとして
利用し、撮影距離が短い近接撮影を行う際のパララック
スと、この近接撮影と同じ撮影距離でセルフポートレー
ト撮影を行う際に、撮影者(被写体)の目をファインダ
の光軸上に置いたときに発生するパララックスとは等価
な関係になる。したがって、補正マスクをハーフミラー
よりも物体側に挿入してパララックス補正を行うように
すれば、この補正マスクを透視式ファインダとして利用
する場合のパララックス補正用の補正マスクとしても利
用できる。
きに、ハーフミラーよりも物体側でハーフミラーの一部
を覆う位置に補正マスクを挿入することで、撮影画面の
中心とハーフミラー上で観察される反射像の範囲の中心
とを一致させるようにして、パララックスを補正するこ
とが可能である。ファインダを透視式ファインダとして
利用し、撮影距離が短い近接撮影を行う際のパララック
スと、この近接撮影と同じ撮影距離でセルフポートレー
ト撮影を行う際に、撮影者(被写体)の目をファインダ
の光軸上に置いたときに発生するパララックスとは等価
な関係になる。したがって、補正マスクをハーフミラー
よりも物体側に挿入してパララックス補正を行うように
すれば、この補正マスクを透視式ファインダとして利用
する場合のパララックス補正用の補正マスクとしても利
用できる。
【0022】また、セルフポートレートモードに切り替
えたときに、遮光板をハーフミラーの背面側に挿入する
ことにより、接眼側から入射する外光がハーフミラーに
入射して物体側に透過するのを防ぐことができるため、
反射像の見易さが向上される。遮光板を挿入する位置
は、接眼側からの外光がハーフミラーに入射しないよう
にする位置であればよく、ハーフミラーが形成されたレ
ンズの後方や接眼レンズの前面,あるいは接眼レンズと
これを露呈する接眼側窓との間でもよい。
えたときに、遮光板をハーフミラーの背面側に挿入する
ことにより、接眼側から入射する外光がハーフミラーに
入射して物体側に透過するのを防ぐことができるため、
反射像の見易さが向上される。遮光板を挿入する位置
は、接眼側からの外光がハーフミラーに入射しないよう
にする位置であればよく、ハーフミラーが形成されたレ
ンズの後方や接眼レンズの前面,あるいは接眼レンズと
これを露呈する接眼側窓との間でもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】図2は、本発明を実施したレンズ
付きフイルムユニットの外観を示すものである。このレ
ンズ付きフイルムユニットは、フイルムカートリッジが
製造時に装填された使い切り型のカメラであって、例え
ば3mの撮影距離の被写体にピントが合致するようにさ
れて、ほぼ1mから無限遠までの範囲にピントが合うよ
うにされた通常撮影モードと、50cmの撮影距離の被
写体にピントが合致するようにされて、50cm前後で
ピントが合うようにされた近接撮影モードと、ピントが
合う範囲は近接撮影モードと同じであるが、レンズ付き
フイルムユニットの前面側から撮影者自身を被写体とし
てセルフポートレート撮影するためのセルフ撮影モード
(セルフポートレートモード)とに撮影モードを切り替
えることができるようにされている。
付きフイルムユニットの外観を示すものである。このレ
ンズ付きフイルムユニットは、フイルムカートリッジが
製造時に装填された使い切り型のカメラであって、例え
ば3mの撮影距離の被写体にピントが合致するようにさ
れて、ほぼ1mから無限遠までの範囲にピントが合うよ
うにされた通常撮影モードと、50cmの撮影距離の被
写体にピントが合致するようにされて、50cm前後で
ピントが合うようにされた近接撮影モードと、ピントが
合う範囲は近接撮影モードと同じであるが、レンズ付き
フイルムユニットの前面側から撮影者自身を被写体とし
てセルフポートレート撮影するためのセルフ撮影モード
(セルフポートレートモード)とに撮影モードを切り替
えることができるようにされている。
【0024】レンズ付きフイルムユニットは、各種撮影
機構が組み込まれたユニット本体3と、このユニット本
体3を部分的に覆う外装紙4とからなる。ユニット本体
3の前面には、鏡胴5,ファインダ6の対物側窓6a,
ストロボ発光部7,ストロボ発光の有無を切り換えるた
めのストロボ操作部材8,撮影モードを切り替えるため
のモード切替えレバー9が設けられている。鏡胴5には
撮影レンズ10が保持されている。
機構が組み込まれたユニット本体3と、このユニット本
体3を部分的に覆う外装紙4とからなる。ユニット本体
3の前面には、鏡胴5,ファインダ6の対物側窓6a,
ストロボ発光部7,ストロボ発光の有無を切り換えるた
めのストロボ操作部材8,撮影モードを切り替えるため
のモード切替えレバー9が設けられている。鏡胴5には
撮影レンズ10が保持されている。
【0025】また、ユニット本体3の上面にはレリーズ
ボタン11,残り撮影可能枚数を表示するカウンタ窓1
2,ストロボ充電の完了を表示する表示用ライトガイド
13が突出される開口14が設けられている。さらに、
背面側には、1コマの撮影ごとに回転操作される巻上げ
ノブ15が露呈され、対物側窓6aに対面する位置に接
眼側窓6b(図1参照)が設けられている。
ボタン11,残り撮影可能枚数を表示するカウンタ窓1
2,ストロボ充電の完了を表示する表示用ライトガイド
13が突出される開口14が設けられている。さらに、
背面側には、1コマの撮影ごとに回転操作される巻上げ
ノブ15が露呈され、対物側窓6aに対面する位置に接
眼側窓6b(図1参照)が設けられている。
【0026】撮影レンズ10は、撮影距離がほぼ1mか
ら無限遠までの範囲にピントが合うようにされた通常撮
影位置と、この通常撮影位置から光軸10aに沿って前
方に繰り出され、撮影距離が50cm前後でピントが合
うようにされた近接撮影位置との間で鏡胴5とともにス
ライド自在とされている。モード切替えレバー9は、通
常撮影モード,近接撮影モード,セルフ撮影モードに対
応した通常位置,近接位置,セルフ位置にスライド可能
となっている。外装紙4には、モード切替えレバー9の
通常位置,近接位置,セルフ位置に対応して「通常」,
「近接」,「セルフ」の案内が記されている。
ら無限遠までの範囲にピントが合うようにされた通常撮
影位置と、この通常撮影位置から光軸10aに沿って前
方に繰り出され、撮影距離が50cm前後でピントが合
うようにされた近接撮影位置との間で鏡胴5とともにス
ライド自在とされている。モード切替えレバー9は、通
常撮影モード,近接撮影モード,セルフ撮影モードに対
応した通常位置,近接位置,セルフ位置にスライド可能
となっている。外装紙4には、モード切替えレバー9の
通常位置,近接位置,セルフ位置に対応して「通常」,
「近接」,「セルフ」の案内が記されている。
【0027】このレンズ付きフイルムユニットでは、フ
ァインダ6は撮影レンズ10のほぼ真上に配されてお
り、撮影レンズ10の光軸10aとファインダ6の光軸
16は、ユニット本体3の左右方向のズレがほとんど
「0」であるが、上下方向には大きく離れている。した
がって、撮影距離が短い場合には、上下方向でのパララ
ックスが大きくなる。このため、詳細を後述するように
して近接撮影モード及びセルフ撮影モードで撮影する場
合には、パララックス補正用の補正マスク18でパララ
ックスの補正を行う。
ァインダ6は撮影レンズ10のほぼ真上に配されてお
り、撮影レンズ10の光軸10aとファインダ6の光軸
16は、ユニット本体3の左右方向のズレがほとんど
「0」であるが、上下方向には大きく離れている。した
がって、撮影距離が短い場合には、上下方向でのパララ
ックスが大きくなる。このため、詳細を後述するように
して近接撮影モード及びセルフ撮影モードで撮影する場
合には、パララックス補正用の補正マスク18でパララ
ックスの補正を行う。
【0028】図1は、レンズ付きフイルムユニットの要
部構成を概略的に示すものである。ユニット本体3に
は、フイルムカートリッジ20が製造時に装填されてい
る。フイルムカートリッジ20は、現在市販されている
Advanced Photo SystemのIX240型式のものが用い
られており、カートリッジシェル21と写真フイルム2
2とから構成されている。従来のレンズ付きフイルムユ
ニットと同様に、写真フイルム22は、カートリッジシ
ェル21から引き出されてロール状にされた状態でユニ
ット本体3のフイルム室に装填され、カートリッジシェ
ル21はカートリッジ室に装填されている。
部構成を概略的に示すものである。ユニット本体3に
は、フイルムカートリッジ20が製造時に装填されてい
る。フイルムカートリッジ20は、現在市販されている
Advanced Photo SystemのIX240型式のものが用い
られており、カートリッジシェル21と写真フイルム2
2とから構成されている。従来のレンズ付きフイルムユ
ニットと同様に、写真フイルム22は、カートリッジシ
ェル21から引き出されてロール状にされた状態でユニ
ット本体3のフイルム室に装填され、カートリッジシェ
ル21はカートリッジ室に装填されている。
【0029】カートリッジシェル21に回動自在に内蔵
されたスプール23には、写真フイルム22の一端が係
止されている。巻上げノブ15は、カートリッジ室の上
部に回転自在に配され、その下部に設けられた駆動軸1
5aがスプール23の端部と係合している。この巻上げ
ノブ15の回転操作によって、写真フイルム22の撮影
済の部分がカートリッジシェル15内に巻き上げられ、
これとともに未露光の部分が撮影レンズ10の背後にセ
ットされる。
されたスプール23には、写真フイルム22の一端が係
止されている。巻上げノブ15は、カートリッジ室の上
部に回転自在に配され、その下部に設けられた駆動軸1
5aがスプール23の端部と係合している。この巻上げ
ノブ15の回転操作によって、写真フイルム22の撮影
済の部分がカートリッジシェル15内に巻き上げられ、
これとともに未露光の部分が撮影レンズ10の背後にセ
ットされる。
【0030】撮影レンズ10と写真フイルム22との間
には、撮影光路を光密に遮光する暗箱(図示省略)が設
けられている。この暗箱の前面には撮影光を暗箱内に入
射させるシャッタ開口25が、背面には写真フイルム2
2上の撮影コマのサイズを画定するアパーチャ26がそ
れぞれ形成されている。撮影コマは、例えばIX240
型式の標準プリントサイズ(Hサイズ:89×158m
m)と同じアスペクト比の標準画面サイズである16.
7×30.2mmにアパーチャ26で画定される。シャ
ッタ開口25と撮影レンズ10との間には、開口絞り2
7と揺動自在なシャッタ羽根28とが配されている。シ
ャッタ羽根28は、図示しないバネでシャッタ開口25
を閉鎖する方向に付勢されている。
には、撮影光路を光密に遮光する暗箱(図示省略)が設
けられている。この暗箱の前面には撮影光を暗箱内に入
射させるシャッタ開口25が、背面には写真フイルム2
2上の撮影コマのサイズを画定するアパーチャ26がそ
れぞれ形成されている。撮影コマは、例えばIX240
型式の標準プリントサイズ(Hサイズ:89×158m
m)と同じアスペクト比の標準画面サイズである16.
7×30.2mmにアパーチャ26で画定される。シャ
ッタ開口25と撮影レンズ10との間には、開口絞り2
7と揺動自在なシャッタ羽根28とが配されている。シ
ャッタ羽根28は、図示しないバネでシャッタ開口25
を閉鎖する方向に付勢されている。
【0031】レリーズボタン11が押圧操作されると、
シャッタ羽根28は、バネの付勢に抗してシャッタ開口
25を開く方向に回動され、シャッタ開口25を全開し
た後にバネによってシャッタ開口25を閉じる方向に回
動される。このシャッタ羽根28の1往復の揺動によ
り、シャッタ開口25が開閉されて撮影が行われる。こ
のシャッタ開口25の開閉の間に、撮影レンズ10を透
過して開口絞り27から射出された撮影光は、シャッタ
開口25から暗箱内に入射し、アパーチャ26内に露呈
された写真フイルム22の部分に露光を与える。
シャッタ羽根28は、バネの付勢に抗してシャッタ開口
25を開く方向に回動され、シャッタ開口25を全開し
た後にバネによってシャッタ開口25を閉じる方向に回
動される。このシャッタ羽根28の1往復の揺動によ
り、シャッタ開口25が開閉されて撮影が行われる。こ
のシャッタ開口25の開閉の間に、撮影レンズ10を透
過して開口絞り27から射出された撮影光は、シャッタ
開口25から暗箱内に入射し、アパーチャ26内に露呈
された写真フイルム22の部分に露光を与える。
【0032】撮影レンズ10は、モード切替えレバー9
の操作に連動して、レンズ移動機構29によって鏡胴5
が光軸10a方向に沿って移動されることにより通常撮
影位置と、近接撮影位置とにスライドされる。
の操作に連動して、レンズ移動機構29によって鏡胴5
が光軸10a方向に沿って移動されることにより通常撮
影位置と、近接撮影位置とにスライドされる。
【0033】ファインダ6は、対物レンズ群30と、接
眼レンズ31とから構成されている。対物レンズ群30
は、物体側に凸の面を有する1枚のレンズ32からな
り、このレンズ32で形成された物体(被写体)の虚像
を凸の接眼レンズ31で拡大して観察する逆ガリレオ式
となっている。また、レンズ32の物体側に凸の面に
は、ハーフミラー(半透鏡)33が形成されている。こ
のハーフミラー33は、レンズ32の物体側に凸の面に
形成されることにより、物体側から見た場合には第1面
31aとほぼ同じ曲率半径を持つ凸面となる。
眼レンズ31とから構成されている。対物レンズ群30
は、物体側に凸の面を有する1枚のレンズ32からな
り、このレンズ32で形成された物体(被写体)の虚像
を凸の接眼レンズ31で拡大して観察する逆ガリレオ式
となっている。また、レンズ32の物体側に凸の面に
は、ハーフミラー(半透鏡)33が形成されている。こ
のハーフミラー33は、レンズ32の物体側に凸の面に
形成されることにより、物体側から見た場合には第1面
31aとほぼ同じ曲率半径を持つ凸面となる。
【0034】このファインダ6は、接眼側窓6bから覗
くことにより通常撮影モード及び近接撮影モードでの透
視式ファインダとして機能し、またハーフミラー33上
の撮影者自身の反射像を観察することによりセルフ撮影
モードでのセルフポートレート用ファインダとして機能
する。なお、以下では、説明の便宜上、接眼側窓6bか
ら覗いて観察される視野範囲をファインダ視野範囲と称
し、ハーフミラー33上で観察される反射像の範囲を反
射視野範囲と称して説明する。
くことにより通常撮影モード及び近接撮影モードでの透
視式ファインダとして機能し、またハーフミラー33上
の撮影者自身の反射像を観察することによりセルフ撮影
モードでのセルフポートレート用ファインダとして機能
する。なお、以下では、説明の便宜上、接眼側窓6bか
ら覗いて観察される視野範囲をファインダ視野範囲と称
し、ハーフミラー33上で観察される反射像の範囲を反
射視野範囲と称して説明する。
【0035】ハーフミラー33は、例えばアルミ等の金
属をレンズ32の第1面に蒸着することによって形成さ
れる。ファインダ6を透視式ファインダとして用いた場
合の被写体像の明るさと、セルフポートレート用ファイ
ンダとして用いた場合の反射像の明るさを良好にバラン
スさせるために、ハーフミラー33は、400nmから
700nmの範囲のいずれかの単波長の光線の透過率が
20%以上75%以下となるようにされている。ハーフ
ミラー33の透過率を高く設定すれば透視式ファインダ
として用いた場合の被写体像の明るさを明るく観察する
ことができ、低く設定すればセルフポートレート用ファ
インダとして用いた場合の反射像を明るく観察すること
ができる。なお、ハーフミラー33の透過率は、望まし
くは35%以上65%以下とするのがよい。
属をレンズ32の第1面に蒸着することによって形成さ
れる。ファインダ6を透視式ファインダとして用いた場
合の被写体像の明るさと、セルフポートレート用ファイ
ンダとして用いた場合の反射像の明るさを良好にバラン
スさせるために、ハーフミラー33は、400nmから
700nmの範囲のいずれかの単波長の光線の透過率が
20%以上75%以下となるようにされている。ハーフ
ミラー33の透過率を高く設定すれば透視式ファインダ
として用いた場合の被写体像の明るさを明るく観察する
ことができ、低く設定すればセルフポートレート用ファ
インダとして用いた場合の反射像を明るく観察すること
ができる。なお、ハーフミラー33の透過率は、望まし
くは35%以上65%以下とするのがよい。
【0036】さらに、従来のアルバタ式ファインダに用
いられるハーフミラーと同様にハーフミラー33を各種
の金属を多層に形成した多層膜として、例えば図3に示
される分光特性とするのがより好ましい。この図3に示
される分光特性の場合、短波長側の透過率が高くなるの
で、透過像は青色の傾向が強くなるが認識率を高めるこ
とができる。逆に、反射像は、黄色から赤色の傾向が強
くなるが、それらの波長域の色で観察することで認識率
を高めることができる。
いられるハーフミラーと同様にハーフミラー33を各種
の金属を多層に形成した多層膜として、例えば図3に示
される分光特性とするのがより好ましい。この図3に示
される分光特性の場合、短波長側の透過率が高くなるの
で、透過像は青色の傾向が強くなるが認識率を高めるこ
とができる。逆に、反射像は、黄色から赤色の傾向が強
くなるが、それらの波長域の色で観察することで認識率
を高めることができる。
【0037】なお、分光特性は、図3に示されるものに
限るものではなく、例えば長波長側の透過率を高くし、
短波長側の反射率を高くするようにしてもよい。また、
このようにした場合に、ハーフミラー33は、明らかに
着色して見えるため、レンズ付きフイルムユニットのデ
ザイン、配色に応じて反射率を高くする波長域を選択し
てもよい。
限るものではなく、例えば長波長側の透過率を高くし、
短波長側の反射率を高くするようにしてもよい。また、
このようにした場合に、ハーフミラー33は、明らかに
着色して見えるため、レンズ付きフイルムユニットのデ
ザイン、配色に応じて反射率を高くする波長域を選択し
てもよい。
【0038】アルミ蒸着でハーフミラー33を形成する
場合には、製造コストを低くすることができるといった
利点がある。一方、ハーフミラー33を多層膜とした場
合には、アルミ蒸着のものに比べてハーフミラー内部で
の光の吸収が少ない分、反射像の明るさが同じであって
も透過像が明るくなるといった利点がある。
場合には、製造コストを低くすることができるといった
利点がある。一方、ハーフミラー33を多層膜とした場
合には、アルミ蒸着のものに比べてハーフミラー内部で
の光の吸収が少ない分、反射像の明るさが同じであって
も透過像が明るくなるといった利点がある。
【0039】この実施形態では、対物レンズ群30を1
枚のレンズで構成しているが、少なくとも物体側に凸の
面を有するレンズを有するようにして複数枚のレンズで
対物レンズ群30を構成してもよい。また、物体側に凸
の面が複数ある場合には、ハーフミラー上の反射像を観
察したときに所定の視野率を得られるレンズ面であれ
ば、任意の面にハーフミラーを形成することができる。
その際に、最前面以外のレンズ面にハーフミラーを形成
すれば、ハーフミラーの汚れの付着や傷の発生を防止す
ることができる。さらに、ノンパワーのメニスカスレン
ズを対物レンズ群30に加えて、これにハーフミラーを
形成してもよい。
枚のレンズで構成しているが、少なくとも物体側に凸の
面を有するレンズを有するようにして複数枚のレンズで
対物レンズ群30を構成してもよい。また、物体側に凸
の面が複数ある場合には、ハーフミラー上の反射像を観
察したときに所定の視野率を得られるレンズ面であれ
ば、任意の面にハーフミラーを形成することができる。
その際に、最前面以外のレンズ面にハーフミラーを形成
すれば、ハーフミラーの汚れの付着や傷の発生を防止す
ることができる。さらに、ノンパワーのメニスカスレン
ズを対物レンズ群30に加えて、これにハーフミラーを
形成してもよい。
【0040】レンズ32の前面には対物側窓6aが配さ
れている。この対物側窓6aは、アパーチャ26と同じ
アスペクト比の長方形の開口を有している。この対物側
窓6aによってファインダ6を覗いて観察される被写体
の範囲、すなわちファインダ視野範囲が長方形に画定さ
れる。
れている。この対物側窓6aは、アパーチャ26と同じ
アスペクト比の長方形の開口を有している。この対物側
窓6aによってファインダ6を覗いて観察される被写体
の範囲、すなわちファインダ視野範囲が長方形に画定さ
れる。
【0041】補正用マスク18は、ハーフミラー33よ
りも物体側でハフミラー33の前面に挿脱自在とされて
おり、ハーフミラー33の上部を覆い隠した補正位置
と、ハーフミラー33の前面から退避した退避位置とに
マスク移動機構35によってスライドされる。また、遮
光板36は、接眼レンズ31とレンズ32との間に入り
込んだ遮光位置と、これらの間から退避した退避位置と
に遮光板移動機構37によってスライドされる。
りも物体側でハフミラー33の前面に挿脱自在とされて
おり、ハーフミラー33の上部を覆い隠した補正位置
と、ハーフミラー33の前面から退避した退避位置とに
マスク移動機構35によってスライドされる。また、遮
光板36は、接眼レンズ31とレンズ32との間に入り
込んだ遮光位置と、これらの間から退避した退避位置と
に遮光板移動機構37によってスライドされる。
【0042】このレンズ付きフイルムユニットでは、補
正マスク18が対物側窓6aよりも前方で挿脱される
が、この補正マスク18は、近接撮影モード時及びセル
フ撮影モード時にファインダ視野範囲と反射視野範囲と
を規制して、実際の撮影画面の中心と各視野範囲との中
心を一致させるようにしてパララックスの補正を行うも
のであるから、ハーフミラー33よりも物体側の位置で
あればその他の位置でもよい。この例の場合には、レン
ズ32と対物側窓6aの間で補正マスク18を挿脱する
ようにしてもよい。
正マスク18が対物側窓6aよりも前方で挿脱される
が、この補正マスク18は、近接撮影モード時及びセル
フ撮影モード時にファインダ視野範囲と反射視野範囲と
を規制して、実際の撮影画面の中心と各視野範囲との中
心を一致させるようにしてパララックスの補正を行うも
のであるから、ハーフミラー33よりも物体側の位置で
あればその他の位置でもよい。この例の場合には、レン
ズ32と対物側窓6aの間で補正マスク18を挿脱する
ようにしてもよい。
【0043】連動機構38は、モード切替えレバー9の
操作に連動させてレンズ移動機構29,マスク移動機構
35,遮光板移動機構37を介して鏡胴5,補正用マス
ク18,遮光板36を駆動する。モード切替えレバー9
が通常位置にスライドされたときには、連動機構38
は、レンズ移動機構29を介して鏡胴5を移動させて撮
影レンズ10を通常撮影位置に移動するとともに、マス
ク移動機構35,遮光板移動機構37を介して補正用マ
スク18,遮光板36をそれぞれ退避位置に移動する。
また、モード切替えレバー9が近接位置にスライドされ
たときには、撮影レンズ10を近接撮影位置に、補正用
マスク18を補正位置に、遮光板36を退避位置に移動
する。さらに、モード切替えレバー9がセルフ位置にス
ライドされたときには、撮影レンズ10を近接撮影位置
に、補正用マスク18を補正位置に、遮光板36を遮光
位置に移動する。
操作に連動させてレンズ移動機構29,マスク移動機構
35,遮光板移動機構37を介して鏡胴5,補正用マス
ク18,遮光板36を駆動する。モード切替えレバー9
が通常位置にスライドされたときには、連動機構38
は、レンズ移動機構29を介して鏡胴5を移動させて撮
影レンズ10を通常撮影位置に移動するとともに、マス
ク移動機構35,遮光板移動機構37を介して補正用マ
スク18,遮光板36をそれぞれ退避位置に移動する。
また、モード切替えレバー9が近接位置にスライドされ
たときには、撮影レンズ10を近接撮影位置に、補正用
マスク18を補正位置に、遮光板36を退避位置に移動
する。さらに、モード切替えレバー9がセルフ位置にス
ライドされたときには、撮影レンズ10を近接撮影位置
に、補正用マスク18を補正位置に、遮光板36を遮光
位置に移動する。
【0044】図4に模式的に示すように、符号40で示
す被写体までの撮影距離Lが50cm程度と短い場合に
は、撮影レンズ10の光軸10aと、ファインダ6の光
軸16が上下方向に離れているために、これに起因する
パララックスの影響を無視できなくなる。すなわち、対
物側窓6aだけによってファインダ視野範囲を画定した
状態では、ファインダ視野範囲の中心と光軸16とが一
致しており、被写体40の位置での光軸16と撮影レン
ズ10の光軸10aの上下方向へのズレが大きいので撮
影画面の中心とファインダ視野範囲の中心が一致しなく
なる。
す被写体までの撮影距離Lが50cm程度と短い場合に
は、撮影レンズ10の光軸10aと、ファインダ6の光
軸16が上下方向に離れているために、これに起因する
パララックスの影響を無視できなくなる。すなわち、対
物側窓6aだけによってファインダ視野範囲を画定した
状態では、ファインダ視野範囲の中心と光軸16とが一
致しており、被写体40の位置での光軸16と撮影レン
ズ10の光軸10aの上下方向へのズレが大きいので撮
影画面の中心とファインダ視野範囲の中心が一致しなく
なる。
【0045】このため、近接撮影を行う場合には、補正
マスク18をレンズ32の前面に挿入して、対物側窓6
aで画定されている本来のファインダ視野範囲の上方を
マスクし、符号41で示される補正されたファインダ視
野範囲の中心を撮影画面の中心に一致させている。これ
により、近接撮影を行う場合に撮影画面の中心が撮影者
に分かるようにしている。
マスク18をレンズ32の前面に挿入して、対物側窓6
aで画定されている本来のファインダ視野範囲の上方を
マスクし、符号41で示される補正されたファインダ視
野範囲の中心を撮影画面の中心に一致させている。これ
により、近接撮影を行う場合に撮影画面の中心が撮影者
に分かるようにしている。
【0046】また、近接撮影と同じ撮影距離で撮影者自
身を撮影するセルフポートレート撮影を行う場合に、撮
影者の目を光軸16上において、ハーフミラー33上の
反射像を観察したときの、対物側窓6aで画定される反
射視野範囲の中心と撮影レンズ10の光軸10aとのズ
レ、すなわちセルフ撮影ポートレート時のパララックス
は、図4からも分かるように近接撮影時のパララックス
と等価の関係である。したがって、近接撮影モード時と
同様にセルフ撮影モード時に補正マスク18を補正位置
に移動して反射視野範囲の上部をマスクすることによ
り、マスクされた反射視野範囲の中心は、符号41に示
されるものとなり、撮影画面の中心と一致する。これに
より、セルフ撮影を行う場合にも撮影画面の中心が撮影
者に分かる。
身を撮影するセルフポートレート撮影を行う場合に、撮
影者の目を光軸16上において、ハーフミラー33上の
反射像を観察したときの、対物側窓6aで画定される反
射視野範囲の中心と撮影レンズ10の光軸10aとのズ
レ、すなわちセルフ撮影ポートレート時のパララックス
は、図4からも分かるように近接撮影時のパララックス
と等価の関係である。したがって、近接撮影モード時と
同様にセルフ撮影モード時に補正マスク18を補正位置
に移動して反射視野範囲の上部をマスクすることによ
り、マスクされた反射視野範囲の中心は、符号41に示
されるものとなり、撮影画面の中心と一致する。これに
より、セルフ撮影を行う場合にも撮影画面の中心が撮影
者に分かる。
【0047】このように、補正マスク18をハーフミラ
ー33よりも物体側で挿脱することによって、この補正
マスク18を近接撮影及びセルフポートレーと撮影に共
通に用いることができる。
ー33よりも物体側で挿脱することによって、この補正
マスク18を近接撮影及びセルフポートレーと撮影に共
通に用いることができる。
【0048】遮光板36は、セルフポートレート撮影時
に接眼側窓6bから入射した外光をハーフミラー33の
手前でカットすることにより、この外光がハーフミラー
33を透過して物体側、すなわち撮影者側に射出されな
いようにしている。これにより、ハーフミラー33上の
反射像を見易くしている。遮光板36の挿入位置は、ハ
ーフミラー33の背面側、すなわち接眼側窓6bとハー
フミラー33との間であればどの位置でもよく、接眼側
窓6bを外側から塞ぐようにしてもよい。
に接眼側窓6bから入射した外光をハーフミラー33の
手前でカットすることにより、この外光がハーフミラー
33を透過して物体側、すなわち撮影者側に射出されな
いようにしている。これにより、ハーフミラー33上の
反射像を見易くしている。遮光板36の挿入位置は、ハ
ーフミラー33の背面側、すなわち接眼側窓6bとハー
フミラー33との間であればどの位置でもよく、接眼側
窓6bを外側から塞ぐようにしてもよい。
【0049】ハーフミラー33をセルフポートレート用
ファインダとして利用する場合の視野率は、ファインダ
6の前面から50cmの距離から反射像を単眼で観察し
たときに、撮影画面の縦方向に対して85%以下、撮影
画面の横方向に対して85%以下となるようにされてい
る。また、眼幅を60mmとして両眼で観察した場合に
その眼幅方向で100%以下となるようにされている。
この視野率は、アパーチャ26で画定された撮影コマ内
に実際に写し込まれる範囲を撮影画面とし、この撮影画
面を基準にして決められている。なお、撮影画面の横方
向,縦方向に対する視野率は、補正マスク18を補正位
置にした状態での値である。また、Advanced Photo Sy
stemでは、撮影コマを標準画面サイズで露光しながら、
撮影時にアスペクト比の異なるCサイズ(89×127
mm)のプリント写真等を指定することができる。この
ため、視野率を実際にプリント写真とされる撮影画面に
対するものとして決めてもよい。
ファインダとして利用する場合の視野率は、ファインダ
6の前面から50cmの距離から反射像を単眼で観察し
たときに、撮影画面の縦方向に対して85%以下、撮影
画面の横方向に対して85%以下となるようにされてい
る。また、眼幅を60mmとして両眼で観察した場合に
その眼幅方向で100%以下となるようにされている。
この視野率は、アパーチャ26で画定された撮影コマ内
に実際に写し込まれる範囲を撮影画面とし、この撮影画
面を基準にして決められている。なお、撮影画面の横方
向,縦方向に対する視野率は、補正マスク18を補正位
置にした状態での値である。また、Advanced Photo Sy
stemでは、撮影コマを標準画面サイズで露光しながら、
撮影時にアスペクト比の異なるCサイズ(89×127
mm)のプリント写真等を指定することができる。この
ため、視野率を実際にプリント写真とされる撮影画面に
対するものとして決めてもよい。
【0050】セルフポートレート用ファインダとして利
用する場合の視野率は、ハーフミラー33の曲率半径に
よって変化し、ハーフミラー33の曲率半径は、それが
形成されるレンズ面の曲率半径とほぼ等しくなるから、
レンズ32の物体側のレンズ面の曲率半径を調節するこ
とでセルフポートレート用ファインダとしての視野率を
調節することができる。
用する場合の視野率は、ハーフミラー33の曲率半径に
よって変化し、ハーフミラー33の曲率半径は、それが
形成されるレンズ面の曲率半径とほぼ等しくなるから、
レンズ32の物体側のレンズ面の曲率半径を調節するこ
とでセルフポートレート用ファインダとしての視野率を
調節することができる。
【0051】この調節の際に、透視式ファインダとして
のファインダ倍率が高いほど、対物レンズ群30,接眼
レンズ31のパワーが弱くなって、対物レンズ群30、
この例の場合にはレンズ32の物体側のレンズ面の曲率
半径の選択の自由度が増大する。したがって、ファイン
ダ倍率が高いほどセルフポートレート用ファインダとし
ての視野率が調節しやすくなる。また、対物レンズ群3
1の近傍でファインダ視野範囲を画定する場合に、ファ
インダ倍率が高いほど対物レンズ群30(レンズ32)
の径が大きくなり、これにともなってハーフミラーのサ
イズを大きくすることができるので、反射像を大きく観
察することが可能となり、フレーミングを行い易くする
ことができる。このような理由から、ファインダ6のフ
ァインダ倍率は極力高くされ、0.45倍以上となるよ
うにされている。
のファインダ倍率が高いほど、対物レンズ群30,接眼
レンズ31のパワーが弱くなって、対物レンズ群30、
この例の場合にはレンズ32の物体側のレンズ面の曲率
半径の選択の自由度が増大する。したがって、ファイン
ダ倍率が高いほどセルフポートレート用ファインダとし
ての視野率が調節しやすくなる。また、対物レンズ群3
1の近傍でファインダ視野範囲を画定する場合に、ファ
インダ倍率が高いほど対物レンズ群30(レンズ32)
の径が大きくなり、これにともなってハーフミラーのサ
イズを大きくすることができるので、反射像を大きく観
察することが可能となり、フレーミングを行い易くする
ことができる。このような理由から、ファインダ6のフ
ァインダ倍率は極力高くされ、0.45倍以上となるよ
うにされている。
【0052】次に上記構成の作用について説明する。ほ
ぼ1mから無限遠までの範囲の被写体を撮影する場合に
は、モード切替えレバー9を通常位置にセットする。す
ると、このモード切替えレバー9の操作が連動機構38
から各移動機構29,35,37に伝えられる。レンズ
移動機構29は、鏡胴5を移動して撮影レンズ10を通
常撮影位置にセットする。また、マスク移動機構35は
補正マスク18を、遮光板移動機構37は遮光板36を
それぞれ退避位置に移動する。さらに、撮影者は、必要
に応じてストロボ操作部材8を操作して、ストロボ発光
の有無を選択する。
ぼ1mから無限遠までの範囲の被写体を撮影する場合に
は、モード切替えレバー9を通常位置にセットする。す
ると、このモード切替えレバー9の操作が連動機構38
から各移動機構29,35,37に伝えられる。レンズ
移動機構29は、鏡胴5を移動して撮影レンズ10を通
常撮影位置にセットする。また、マスク移動機構35は
補正マスク18を、遮光板移動機構37は遮光板36を
それぞれ退避位置に移動する。さらに、撮影者は、必要
に応じてストロボ操作部材8を操作して、ストロボ発光
の有無を選択する。
【0053】この後、撮影者は、レンズ付きフイルムユ
ニットの背面側より接眼側窓6bからファインダ6を覗
いてフレーミングを行う。このときにファインダ6は、
対物側窓6aによってファインダ視野範囲が画定されて
いる。したがって、図5に一例を示すように、ファイン
ダ視野範囲50内では、例えば実際の撮影画面51より
も若干狭い範囲を観察することができる。また、撮影距
離が比較的に長いので撮影画面51の中心とファインダ
視野範囲50の中心とはほぼ一致している。
ニットの背面側より接眼側窓6bからファインダ6を覗
いてフレーミングを行う。このときにファインダ6は、
対物側窓6aによってファインダ視野範囲が画定されて
いる。したがって、図5に一例を示すように、ファイン
ダ視野範囲50内では、例えば実際の撮影画面51より
も若干狭い範囲を観察することができる。また、撮影距
離が比較的に長いので撮影画面51の中心とファインダ
視野範囲50の中心とはほぼ一致している。
【0054】フレーミングを行った後に、レリーズボタ
ン11を押圧操作して撮影を行う。レリーズボタン11
を押圧すると、従来のレンズ付きフイルムユニットと同
様にして、シャッタ羽根28によるシャッタ開口25の
開閉が行われて、写真フイルム22に露光が与えられ、
ファインダ視野範囲50よりも僅かに広い範囲の被写体
像が写し込まれる。
ン11を押圧操作して撮影を行う。レリーズボタン11
を押圧すると、従来のレンズ付きフイルムユニットと同
様にして、シャッタ羽根28によるシャッタ開口25の
開閉が行われて、写真フイルム22に露光が与えられ、
ファインダ視野範囲50よりも僅かに広い範囲の被写体
像が写し込まれる。
【0055】また、草花等を接近して撮影する場合に
は、モード切替えレバー9を近接位置にセットする。こ
のモード切替えレバー9の操作により、鏡胴5が移動さ
れて撮影レンズ10が近接撮影位置にセットされ、補正
マスク18は、マスク移動機構35によって補正位置に
移動される。また、遮光板36は、退避位置にセットさ
れる。撮影者は、撮影距離が50cmとなるようにし
て、被写体とレンズ付きフイルムユニットとの間隔を調
節し、接眼側窓6bからファインダ6を覗いてフレーミ
ングを行ってから、レリーズボタン11を押圧操作す
る。
は、モード切替えレバー9を近接位置にセットする。こ
のモード切替えレバー9の操作により、鏡胴5が移動さ
れて撮影レンズ10が近接撮影位置にセットされ、補正
マスク18は、マスク移動機構35によって補正位置に
移動される。また、遮光板36は、退避位置にセットさ
れる。撮影者は、撮影距離が50cmとなるようにし
て、被写体とレンズ付きフイルムユニットとの間隔を調
節し、接眼側窓6bからファインダ6を覗いてフレーミ
ングを行ってから、レリーズボタン11を押圧操作す
る。
【0056】このときのファインダ視野範囲は、対物側
窓6a及び補正マスク18によって画定されている。図
6に一例を示すように、パララックスの影響で対物側窓
6aによって画定されているファインダ視野範囲50
は、実際の撮影画面52に対して上方にずれ、その中心
も撮影画面52の中心に対して上方にずれた状態にな
る。しかしながら、補正マスク18でファインダ視野範
囲50の上部がマスクされることによって、実際にファ
インダ6を通して観察されるファインダ視野範囲53の
中心が下方に変位して、このファインダ視野範囲53の
中心が撮影画面52の中心と一致する。したがって、撮
影者は、この規制後のファインダ視野範囲53内で被写
体像を観察し、撮影画面の中心と所望とする被写体の中
心とを一致させて撮影を行うことができる。
窓6a及び補正マスク18によって画定されている。図
6に一例を示すように、パララックスの影響で対物側窓
6aによって画定されているファインダ視野範囲50
は、実際の撮影画面52に対して上方にずれ、その中心
も撮影画面52の中心に対して上方にずれた状態にな
る。しかしながら、補正マスク18でファインダ視野範
囲50の上部がマスクされることによって、実際にファ
インダ6を通して観察されるファインダ視野範囲53の
中心が下方に変位して、このファインダ視野範囲53の
中心が撮影画面52の中心と一致する。したがって、撮
影者は、この規制後のファインダ視野範囲53内で被写
体像を観察し、撮影画面の中心と所望とする被写体の中
心とを一致させて撮影を行うことができる。
【0057】さらに、撮影者が自らを被写体としてセル
フポートレート撮影を行うときには、モード切替えレバ
ー9をセルフ位置にセットする。モード切替えレバー9
をセルフ位置にセットすると、撮影レンズ10が近接撮
影位置に、補正マスク18が補正位置にそれぞれセット
されるのは近接撮影モードと同じであるが、このセルフ
撮影モードでは遮光板移動機構37によって遮光板36
が遮光位置に移動される。
フポートレート撮影を行うときには、モード切替えレバ
ー9をセルフ位置にセットする。モード切替えレバー9
をセルフ位置にセットすると、撮影レンズ10が近接撮
影位置に、補正マスク18が補正位置にそれぞれセット
されるのは近接撮影モードと同じであるが、このセルフ
撮影モードでは遮光板移動機構37によって遮光板36
が遮光位置に移動される。
【0058】撮影者は、撮影レンズ10を撮影者自身に
向けて構え、ハーフミラー33上の反射像を観察しなが
らフレーミングする。このときに、接眼側窓6bから入
射する外光が遮光板36によってカットされているか
ら、この外光がハーフミラー33を透過して撮影者に観
察されることがないので、撮影者は反射像を良好に観察
することができる。
向けて構え、ハーフミラー33上の反射像を観察しなが
らフレーミングする。このときに、接眼側窓6bから入
射する外光が遮光板36によってカットされているか
ら、この外光がハーフミラー33を透過して撮影者に観
察されることがないので、撮影者は反射像を良好に観察
することができる。
【0059】また、図7にハーフミラー33上の反射像
と撮影画面との関係の一例を示すように、ハーフミラー
33は、物体側で上部が補正マスク18で隠されている
から撮影者は、補正マスク18でマスクされた反射視野
範囲54内の反射像を観察してフレーミングを行うこと
になる。したがって、近接撮影モードと同様に撮影画面
55の中心と反射視野範囲54の中心とが一致した状態
でフレーミングを行うことができる。
と撮影画面との関係の一例を示すように、ハーフミラー
33は、物体側で上部が補正マスク18で隠されている
から撮影者は、補正マスク18でマスクされた反射視野
範囲54内の反射像を観察してフレーミングを行うこと
になる。したがって、近接撮影モードと同様に撮影画面
55の中心と反射視野範囲54の中心とが一致した状態
でフレーミングを行うことができる。
【0060】この後レリーズボタン11を押圧すると、
撮影者の像が写真フイルム22に露光される。もちろ
ん、ハーフミラー33の曲率半径が調節されて、このと
きの視野率が上記のような範囲となるようにしてあるか
ら、ハーフミラー33上に観察されていた像が、写真フ
イルム22に露光されないといったことはない。
撮影者の像が写真フイルム22に露光される。もちろ
ん、ハーフミラー33の曲率半径が調節されて、このと
きの視野率が上記のような範囲となるようにしてあるか
ら、ハーフミラー33上に観察されていた像が、写真フ
イルム22に露光されないといったことはない。
【0061】なお、近接撮影モード時及びセルフ撮影モ
ード時において、ストロボ光を通常撮影モード時のもの
よりも弱く発光するようにすれば、近接撮影及びセルフ
ポートレート撮影でも良好なストロボ撮影が行える。ま
た、上記のレンズ付きフイルムユニットでは、ファイン
ダが撮影レンズのほぼ真上に配されているため、上下方
向に対してだけ視野範囲を狭くするようにして補正マス
クを挿入しているが、撮影レンズの光軸に対してファイ
ンダの光軸が左右方向へのズレ量が無視できない大きさ
の場合には、視野範囲の左右方向を狭くするように補正
マスクを挿入してパララックス補正を行えばよい。
ード時において、ストロボ光を通常撮影モード時のもの
よりも弱く発光するようにすれば、近接撮影及びセルフ
ポートレート撮影でも良好なストロボ撮影が行える。ま
た、上記のレンズ付きフイルムユニットでは、ファイン
ダが撮影レンズのほぼ真上に配されているため、上下方
向に対してだけ視野範囲を狭くするようにして補正マス
クを挿入しているが、撮影レンズの光軸に対してファイ
ンダの光軸が左右方向へのズレ量が無視できない大きさ
の場合には、視野範囲の左右方向を狭くするように補正
マスクを挿入してパララックス補正を行えばよい。
【0062】
【実施例】次に第1,第2実施例について説明する。な
お、第1,第2実施例では、上記説明と共通な部材には
共通の符号を付して説明する。
お、第1,第2実施例では、上記説明と共通な部材には
共通の符号を付して説明する。
【0063】[第1実施例]図8は、ファインダの構成
の第1実施例を示すものである。この第1実施例では、
対物レンズ群30が1枚のレンズ32で構成され、ハー
フミラー33がレンズ32の物体側の面(第1面)に形
成されている。ファインダ6のファインダ倍率は「0.
74倍」となっており、「0.45倍」以上というファ
インダ倍率の条件を満たしている。この第1実施例のレ
ンズデータを次の表1に示す。なお。面番号は、物体側
から順番に付した対物レンズ群30のレンズ32,接眼
レンズ31の各レンズ面に付した番号であり、間隔は次
の面との間のレンズ厚みあるいは空気間隔を表している
(単位はmm)。
の第1実施例を示すものである。この第1実施例では、
対物レンズ群30が1枚のレンズ32で構成され、ハー
フミラー33がレンズ32の物体側の面(第1面)に形
成されている。ファインダ6のファインダ倍率は「0.
74倍」となっており、「0.45倍」以上というファ
インダ倍率の条件を満たしている。この第1実施例のレ
ンズデータを次の表1に示す。なお。面番号は、物体側
から順番に付した対物レンズ群30のレンズ32,接眼
レンズ31の各レンズ面に付した番号であり、間隔は次
の面との間のレンズ厚みあるいは空気間隔を表している
(単位はmm)。
【0064】
【表1】
【0065】上記表1中で(*)で示されるレンズ面
は、次の条件式を満たすように形成された非球面であ
る。式中のcは曲率半径の逆数であり、hは光軸からの
光線の高さを表している。各非球面係数は表2に示す。 条件式:Z=ch2 /[1+√{1−(1+k)c2 h
2 }]+Ah4 +Bh6 +Ch8 +Dh10
は、次の条件式を満たすように形成された非球面であ
る。式中のcは曲率半径の逆数であり、hは光軸からの
光線の高さを表している。各非球面係数は表2に示す。 条件式:Z=ch2 /[1+√{1−(1+k)c2 h
2 }]+Ah4 +Bh6 +Ch8 +Dh10
【0066】
【表2】
【0067】次の表3に、接眼側窓6bから覗いたとき
のファインダ視野範囲のサイズ,視野率、レンズ32の
前面よりハーフミラー33上の反射像を観察したときの
反射視野範囲のサイズ,視野率をそれぞれ示す。表3中
の各サイズの単位は「mm」である。ファインダ視野範
囲,反射視野範囲の各サイズは、ファインダ6のレンズ
32の前面より50cm離れた位置におけるものであ
る。また、反射視野範囲のサイズ及び視野率は、レンズ
32の前面より50cmの距離からハーフミラー33上
の反射像を観察したときのものである。さらに、撮影レ
ンズ10の光軸10aに対するファインダ6の光軸16
のズレ量を、縦方向に20mm,横方向に5.6mmと
し、補正用マスク18をハーフミラー33の前面と0.
3mmの間隔をあけて配している。なお、眼幅方向の視
野率については、撮影画面の横方向(長手方向)に眼幅
方向を一致させたものとして横方向の欄に記載してい
る。
のファインダ視野範囲のサイズ,視野率、レンズ32の
前面よりハーフミラー33上の反射像を観察したときの
反射視野範囲のサイズ,視野率をそれぞれ示す。表3中
の各サイズの単位は「mm」である。ファインダ視野範
囲,反射視野範囲の各サイズは、ファインダ6のレンズ
32の前面より50cm離れた位置におけるものであ
る。また、反射視野範囲のサイズ及び視野率は、レンズ
32の前面より50cmの距離からハーフミラー33上
の反射像を観察したときのものである。さらに、撮影レ
ンズ10の光軸10aに対するファインダ6の光軸16
のズレ量を、縦方向に20mm,横方向に5.6mmと
し、補正用マスク18をハーフミラー33の前面と0.
3mmの間隔をあけて配している。なお、眼幅方向の視
野率については、撮影画面の横方向(長手方向)に眼幅
方向を一致させたものとして横方向の欄に記載してい
る。
【0068】
【表3】
【0069】上記表3からわかるように、この第1実施
例では、50cmの距離からハーフミラー33上の反射
像を単眼で観察して、ファインダ6をセルフポートレー
ト用として利用するときの視野率は、撮影画面の縦方向
については69.90%,横方向については78.30
%であり、両眼で観察したときの横方向(眼幅方向)の
視野率が90.35%となっており、前述した視野率の
条件を満たしている。
例では、50cmの距離からハーフミラー33上の反射
像を単眼で観察して、ファインダ6をセルフポートレー
ト用として利用するときの視野率は、撮影画面の縦方向
については69.90%,横方向については78.30
%であり、両眼で観察したときの横方向(眼幅方向)の
視野率が90.35%となっており、前述した視野率の
条件を満たしている。
【0070】ハーフミラー33は、レンズ32の対物側
の面にアルミ蒸着し、このアルミ蒸着層の表面に保護コ
ートを形成したものとした。このハーフミラー33の透
過率を反射率とともに図9に示す。なお、反射率は、測
定条件にばらつきが見られたので代表的なものを描いて
ある。図9から分かるように、この実施例1のハーフミ
ラー33は、約430nmから短波長域の各波長で透過
率20%以上であり、最大で約400nmの透過率が3
2%程度である。したがって、400nmから700n
mの波長域のいずれかの単波長の光線の透過率が20%
以上75%以下という条件を満たしている。
の面にアルミ蒸着し、このアルミ蒸着層の表面に保護コ
ートを形成したものとした。このハーフミラー33の透
過率を反射率とともに図9に示す。なお、反射率は、測
定条件にばらつきが見られたので代表的なものを描いて
ある。図9から分かるように、この実施例1のハーフミ
ラー33は、約430nmから短波長域の各波長で透過
率20%以上であり、最大で約400nmの透過率が3
2%程度である。したがって、400nmから700n
mの波長域のいずれかの単波長の光線の透過率が20%
以上75%以下という条件を満たしている。
【0071】[第2実施例]図10は、ファインダの構
成の第2実施例を示すものである。この第2実施例にお
ける対物レンズ群30は、2枚のレンズ32a,32b
とから構成されており、この第2実施例では、ハーフミ
ラー33は第3面、すなわちレンズ32bの物体側のレ
ンズ面に形成されている。このファインダ6のファイン
ダ倍率は「0.55倍」となっており、ファインダ倍率
の条件を満たしている。
成の第2実施例を示すものである。この第2実施例にお
ける対物レンズ群30は、2枚のレンズ32a,32b
とから構成されており、この第2実施例では、ハーフミ
ラー33は第3面、すなわちレンズ32bの物体側のレ
ンズ面に形成されている。このファインダ6のファイン
ダ倍率は「0.55倍」となっており、ファインダ倍率
の条件を満たしている。
【0072】この第2実施例のレンズデータを次の表4
に示す。なお。面番号は、物体側から順番に付した対物
レンズ群30のレンズ32a,32b,接眼レンズ31
の各レンズ面に付した番号であり、間隔は次の面との間
のレンズ厚みあるいは空気間隔を表している(単位はm
m)。
に示す。なお。面番号は、物体側から順番に付した対物
レンズ群30のレンズ32a,32b,接眼レンズ31
の各レンズ面に付した番号であり、間隔は次の面との間
のレンズ厚みあるいは空気間隔を表している(単位はm
m)。
【0073】
【表4】
【0074】上記表4中で(*)で示されるレンズ面
は、次の条件式を満たすように形成された非球面であ
る。式中のcは曲率半径の逆数であり、hは光軸からの
光線の高さを表している。各非球面係数は表5に示す。 条件式:Z=ch2 /[1+√{1−(1+k)c2 h
2 }]+Ah4 +Bh6 +Ch8 +Dh10
は、次の条件式を満たすように形成された非球面であ
る。式中のcは曲率半径の逆数であり、hは光軸からの
光線の高さを表している。各非球面係数は表5に示す。 条件式:Z=ch2 /[1+√{1−(1+k)c2 h
2 }]+Ah4 +Bh6 +Ch8 +Dh10
【0075】
【表5】
【0076】次の表6に、接眼側窓6bから覗いたとき
のファインダ視野範囲のサイズ,視野率、レンズ32a
の前面よりハーフミラー33上の反射像を観察したとき
の反射視野範囲のサイズ,視野率をそれぞれ示す。表6
中の各サイズの単位は「mm」である。実施例1と同様
に、ファインダ視野範囲,反射視野範囲の各サイズは、
ファインダ6のレンズ32aの前面より50cm離れた
位置におけるものであり、反射視野範囲のサイズ及び視
野率は、レンズ32の前面より50cmの距離からハー
フミラー33上の反射像を観察したときのものである。
また、撮影レンズ10の光軸10aに対するファインダ
6の光軸16のズレ量は、縦方向に20mm,横方向に
5.6mmであり、補正用マスク18をハーフミラー3
3の前面と0.3mmの間隔をあけて配している。な
お、眼幅方向の視野率については、撮影画面の横方向
(長手方向)に眼幅方向を一致させたものとして横方向
の欄に記載している。
のファインダ視野範囲のサイズ,視野率、レンズ32a
の前面よりハーフミラー33上の反射像を観察したとき
の反射視野範囲のサイズ,視野率をそれぞれ示す。表6
中の各サイズの単位は「mm」である。実施例1と同様
に、ファインダ視野範囲,反射視野範囲の各サイズは、
ファインダ6のレンズ32aの前面より50cm離れた
位置におけるものであり、反射視野範囲のサイズ及び視
野率は、レンズ32の前面より50cmの距離からハー
フミラー33上の反射像を観察したときのものである。
また、撮影レンズ10の光軸10aに対するファインダ
6の光軸16のズレ量は、縦方向に20mm,横方向に
5.6mmであり、補正用マスク18をハーフミラー3
3の前面と0.3mmの間隔をあけて配している。な
お、眼幅方向の視野率については、撮影画面の横方向
(長手方向)に眼幅方向を一致させたものとして横方向
の欄に記載している。
【0077】
【表6】
【0078】上記表6からわかるように、ファインダ6
をセルフポートレート用として利用するときの視野率
は、撮影画面の縦方向については75.53%,横方向
については80.33であり、両眼で観察したときの横
方向(眼幅方向)の視野率が90.69%となってお
り、前述した視野率の条件を満たしている。また、ハー
フミラー33は、実施例1と同様にして形成され、その
透過率も同じであり、透過率の条件を満たしている。
をセルフポートレート用として利用するときの視野率
は、撮影画面の縦方向については75.53%,横方向
については80.33であり、両眼で観察したときの横
方向(眼幅方向)の視野率が90.69%となってお
り、前述した視野率の条件を満たしている。また、ハー
フミラー33は、実施例1と同様にして形成され、その
透過率も同じであり、透過率の条件を満たしている。
【0079】なお、上記説明では、レンズ付きフイルム
ユニットについて説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、コンパクトカメラ等の各種カメラにも
利用できる。また、逆ガリレオ式ファインダの他の各種
型式のファインダにも利用することができる。さらに、
セルフポートレート用のハーフミラーをアルバタファイ
ンダのレチクル用ハーフミラーとして兼用することも可
能である。
ユニットについて説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、コンパクトカメラ等の各種カメラにも
利用できる。また、逆ガリレオ式ファインダの他の各種
型式のファインダにも利用することができる。さらに、
セルフポートレート用のハーフミラーをアルバタファイ
ンダのレチクル用ハーフミラーとして兼用することも可
能である。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ファインダの対物レンズ群を物体側に凸面を少なくとも
1面有するように構成し、この凸面にハーフミラーを形
成し、このハーフミラー上で観察される反射像の範囲が
所定の視野率となるようにしたから、通常の撮影に利用
できるのはいうまでもなく、アダプタ等を用意すること
なくセルフポートレート撮影を行うことができる。ま
た、ハーフミラーが対物レンズ群のレンズ面に形成され
ているため、紛失することがなく、また収納スペースが
不要にすることができるとともに、カメラのボディ形状
への制約もない。
ファインダの対物レンズ群を物体側に凸面を少なくとも
1面有するように構成し、この凸面にハーフミラーを形
成し、このハーフミラー上で観察される反射像の範囲が
所定の視野率となるようにしたから、通常の撮影に利用
できるのはいうまでもなく、アダプタ等を用意すること
なくセルフポートレート撮影を行うことができる。ま
た、ハーフミラーが対物レンズ群のレンズ面に形成され
ているため、紛失することがなく、また収納スペースが
不要にすることができるとともに、カメラのボディ形状
への制約もない。
【0081】また、セルフポートレートモードに切り替
えられた際に、ハーフミラーよりも物体側でハーフミラ
ーの一部を覆うようにして補正マスクを挿入することに
より、パララックスを補正することができ、この補正マ
スクは近接撮影における補正マスクとしても利用でき
る。さらに、ハーフミラーよりも背面側に遮光板を挿入
して、接眼側から入射する外光をカットすることによ
り、ハーフミラー上の反射像を見易くすることができ
る。
えられた際に、ハーフミラーよりも物体側でハーフミラ
ーの一部を覆うようにして補正マスクを挿入することに
より、パララックスを補正することができ、この補正マ
スクは近接撮影における補正マスクとしても利用でき
る。さらに、ハーフミラーよりも背面側に遮光板を挿入
して、接眼側から入射する外光をカットすることによ
り、ハーフミラー上の反射像を見易くすることができ
る。
【図1】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
の構成を概略的に示す斜視図である。
の構成を概略的に示す斜視図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視
図である。
図である。
【図3】ハーフミラーの透過率の一例を示すグラフであ
る。
る。
【図4】近接撮影時のパララックス補正を説明した説明
図である。
図である。
【図5】通常撮影モードにおけるファインダ視野範囲と
撮影画面と関係を示す説明図である。
撮影画面と関係を示す説明図である。
【図6】近接撮影モードにおけるファインダ視野範囲と
撮影画面と関係を示す説明図である。
撮影画面と関係を示す説明図である。
【図7】セルフ撮影モードにおけるハーフミラー上の反
射像と撮影画面と関係を示す説明図である。
射像と撮影画面と関係を示す説明図である。
【図8】本発明のファインダの第1実施例を示す光路図
である。
である。
【図9】第1実施例のハーフミラーの透過率を示すグラ
フである。
フである。
【図10】本発明のファインダの第2実施例を示す光路
図である。
図である。
6 ファインダ 6a 対物側窓 9 モード切替えレバー 10 撮影レンズ 18 補正マスク 22 写真フイルム 30 対物レンズ群 31 接眼レンズ 33 ハーフミラー 36 遮光板
フロントページの続き (72)発明者 栗山 隆之 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2H018 AA02 BA06 2H101 AA01 BB14
Claims (7)
- 【請求項1】 物体側に凸の面を少なくとも1面有する
対物レンズ群と、接眼レンズと、前記凸の面に形成さ
れ、物体側に凸面となるハーフミラーとから構成され、
セルフポートレート用ファインダとして前記対物レンズ
群の最前面から物体側に50cmの距離で前記ハーフミ
ラー上の反射像を単眼で観察したときに、撮影画面の縦
方向及び横方向に対する視野率がそれぞれ85%以下と
されていることを特徴とするファインダ。 - 【請求項2】 セルフポートレート用ファインダとして
前記対物レンズ群の最前面から物体側に50cmの距離
で前記ハーフミラー上の反射像を両眼で観察し、眼幅を
60mmとしたときに撮影画面の眼幅方向に対する視野
率が100%以下とされていること特徴とする請求項1
記載のファインダ。 - 【請求項3】 前記ハーフミラーは、400nmから7
00nmの波長域のいずれかの単波長の光線の透過率が
20%以上75%以下であることを特徴とする請求項1
または2記載のファインダ。 - 【請求項4】 前記ハーフミラーは、400nmから7
00nmの波長域のいずれかの単波長の光線の透過率が
35%以上65%以下であることを特徴とする請求項1
または2記載のファインダ。 - 【請求項5】 ファインダ倍率が0.45倍以上である
こと特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載
のファインダ。 - 【請求項6】 撮影者が撮影者自身を被写体として近接
撮影を行うセルフポートレートモードに切り替え可能な
カメラにおいて、前記請求項1ないし5のいずれか1項
に記載のファインダを備えるとともに、前記セルフポー
トレートモードに切り替えられた際に、前記ハーフミラ
ーよりも物体側でハーフミラーの一部を覆う位置に挿入
され、撮影画面の中心とハーフミラー上に観察される反
射像の範囲の中心とを一致させるようにしてパララック
スを補正する補正マスクを備えたこと特徴とするカメ
ラ。 - 【請求項7】 撮影者が撮影者自身を被写体として近接
撮影を行うセルフポートレートモードに切り替え可能な
カメラにおいて、 前記請求項1ないし5のいずれか1項に記載のファイン
ダを備えるとともに、前記セルフポートレートモードに
切り替えられた際に、前記ハーフミラーよりも背面側に
挿入され、接眼側から入射する外光からハーフミラーを
遮光する遮光板を備えたこと特徴とするカメラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11158724A JP2000347246A (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | ファインダ及びカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11158724A JP2000347246A (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | ファインダ及びカメラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000347246A true JP2000347246A (ja) | 2000-12-15 |
Family
ID=15677963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11158724A Pending JP2000347246A (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | ファインダ及びカメラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000347246A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003107567A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Ricoh Co Ltd | 撮像装置、ストロボ制御方法、およびその方法をコンピュータが実行するためのプログラム |
| US7973853B2 (en) | 2001-09-18 | 2011-07-05 | Ricoh Company, Limited | Image pickup device, automatic focusing method, automatic exposure method calculating an exposure based on a detected face |
| CN106020810A (zh) * | 2016-05-13 | 2016-10-12 | 乐视控股(北京)有限公司 | 显示栏目自适应切换方法及装置 |
-
1999
- 1999-06-04 JP JP11158724A patent/JP2000347246A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7973853B2 (en) | 2001-09-18 | 2011-07-05 | Ricoh Company, Limited | Image pickup device, automatic focusing method, automatic exposure method calculating an exposure based on a detected face |
| US7978261B2 (en) | 2001-09-18 | 2011-07-12 | Ricoh Company, Limited | Image pickup device, automatic focusing method, automatic exposure method, electronic flash control method and computer program |
| US8421899B2 (en) | 2001-09-18 | 2013-04-16 | Ricoh Company, Limited | Image pickup device, automatic focusing method, automatic exposure method, electronic flash control method and computer program |
| JP2003107567A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Ricoh Co Ltd | 撮像装置、ストロボ制御方法、およびその方法をコンピュータが実行するためのプログラム |
| CN106020810A (zh) * | 2016-05-13 | 2016-10-12 | 乐视控股(北京)有限公司 | 显示栏目自适应切换方法及装置 |
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