JP2000348347A - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JP2000348347A
JP2000348347A JP2000053951A JP2000053951A JP2000348347A JP 2000348347 A JP2000348347 A JP 2000348347A JP 2000053951 A JP2000053951 A JP 2000053951A JP 2000053951 A JP2000053951 A JP 2000053951A JP 2000348347 A JP2000348347 A JP 2000348347A
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Hiroshi Koide
博 小出
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    • G11B7/00736—Auxiliary data, e.g. lead-in, lead-out, Power Calibration Area [PCA], Burst Cutting Area [BCA], control information
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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータ、ディスクドライブのいずれで
も欠陥処理ができ、連続してデータの書き込み、再生が
できる光ディスクのフォーマットを提供する。 【解決手段】 情報の書き込みが可能な光ディスクに対
し、欠陥処理選択領域を設けると共に、情報書き込み領
域のアドレスに関する情報を、ウォブルされたガイド溝
Wを用いて記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクに係
り、特に情報の書き込みが可能な光ディスクに関する。
【0002】
【従来の技術】今日、CD(Compact Disc)、あるいはD
VD(Digital Versatile Disc)といった光ディスクにお
いて、情報の書き込みが可能なものが多く実用化されて
いる。書き込み可能な光ディスクでは、情報の書き込み
後すぐに書き込んだ情報を再生し、書き込みが正常にな
されたか否かを判定(ベリファイ)する作業がなされて
いる。そして、判定の作業の結果、情報が書き込まれた
セクタに欠陥があって書き込みが正常になされていない
とき、この情報を他のセクタに書き込むように処理(交
代処理)する。このような一連の処理を、欠陥処理とい
う。
【0003】欠陥処理では、セクタに欠陥があって書き
込まれなかった情報を他のセクタに書き込む。この場
合、欠陥のあるセクタの代替となったセクタ(交代セク
タ)に関する情報が、光ディスク上に記録される。交代
セクタに関する情報の記録は、光ディスクのディスクド
ライブで実行される。ただし、欠陥処理の制御は、ディ
スクドライブ自身が行う場合(以降、ディスクドライブ
で欠陥処理をするという)と、ディスクドライブに接続
されたコンピュータが行う場合(以降、コンピュータで
欠陥処理をするという)とがある。
【0004】ディスクドライブで欠陥処理をする場合に
は、交代セクタの管理記録を記録するための領域(交代
領域)を予め光ディスクに設けておくことと、交代セク
タとなる領域を予め確保しておく必要がある。このた
め、光ディスクの情報が記録できる領域のうち、交代領
域、交代セクタとなる領域の分だけ情報を記録する領域
が少なくなることになる。
【0005】一方、コンピュータで欠陥処理をする場
合、欠陥があった領域のアドレス、そのアドレスに書き
込まれるべきであった情報の交代セクタとなる領域に関
する情報は、コンピュータで管理され、欠陥処理の終了
時にコンピュータ側で決定した領域に書き込まれる。こ
のため、予め交代領域、交代セクタを光ディスク上で確
保しておく必要はなく、光ディスクの記録容量に対する
影響は小さくなる。ただし、コンピュータからディスク
ドライブへのアクセスの回数が増え、ディスクドライブ
で欠陥処理を行うよりも処理速度が低下する。
【0006】ディスクドライブ、コンピュータのいずれ
の側で欠陥処理を行うかは、光ディスクのアプリケーシ
ョンや光ディスクの種別に応じて決められる。例えば、
パーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)の用
途で使用されるアプリケーションが書き込まれる光ディ
スクは、高速なアクセスが望まれるためにディスクドラ
イブで欠陥処理される。また、ビデオアプリケーション
のように、より大量のデータを光ディスクに書き込むこ
とが要求され、かつ、比較的データの欠陥による影響が
少ないアプリケーションについては、コンピュータによ
る欠陥処理が適しているといえる。
【0007】また、光ディスクの種別の観点からみる
と、例えば、DVD−RAM(DVD-Random Access Memor
y)は、固定的に交代領域を確保してあって、ディスクド
ライブで欠陥処理されるようになっている。そして、C
D−RW(Compact Disc-Re Writable)は、一般的にコン
ピュータで欠陥処理される。
【0008】このように、書き込み可能な光ディスクに
は、ディスクドライブで欠陥処理されるものと、コンピ
ュータで欠陥処理されるものとがある。そして、ディス
クドライブで欠陥処理される光ディスクとコンピュータ
で欠陥処理される光ディスクとでは、互いに異なるフォ
ーマットでデータが記録される。また、再生専用の光デ
ィスクは、欠陥処理が意識されていない、さらに他の方
式でフォーマットされている。
【0009】さらに、光ディスクのフォーマットには、
他のニーズに応じてさらに多くの種類がある。例えば、
高速アクセスに適したフォーマットとしては、「連続し
たピット列で構成されるアドレス情報エリア(ピットI
D部)」、「書き込まれたマーク列で構成されるデータ
エリア」、「なにもデータが書かれないギャップエリ
ア」を一組として繰り返し光ディスク上に形成するもの
がある。
【0010】また、相変化型の光ディスクを使って、同
じエリアの情報を千回以上も書き換える(オーバライ
ト)ことがある、いわゆるランダム・アクセスに使用さ
れる光ディスクでは、固定長(例えば32KB)のデー
タとデータの間に一定(例えば2KB)の間隔を設けて
いる。これは、光ディスクの寿命を延ばすために、固定
長のデータ位置をランダムにシフト(例えば最大プラス
マイナス64Bの範囲でランダムシフト)できる余裕を
もたせるためである。
【0011】以上のように、現在の光ディスクには、ア
クセスタイム、アプリケーション、欠陥処理の要、不要
といった条件に応じて様々なフォーマットが存在する。
このため、光ディスクの生産側では、複数の種類のフォ
ーマットの光ディスクを生産していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
種類のフォーマットを生産することは、生産側が複数種
類の生産装置を備えることが必要となり、このために光
ディスクの生産コストが高まるという欠点を生じる。ま
た、光ディスクの生産計画や在庫管理も複雑になり、光
ディスクの生産性を高める上でも不利であった。
【0013】一方、光ディスクを購入するユーザ側にと
っては、複数種類の光ディスクの中から使用目的や用途
に適した形式でフォーマットされた光ディスクを選択す
ることが必要とされる。このため、光ディスクの購入に
あたり、フォーマットに関してある程度の知識が要求さ
れるという不便さがあった。
【0014】また、前記したピットID部、データエリ
ア、ギャップエリアを一組としてデータを書き込むフォ
ーマットでは、データエリア間に一定の間隔でピットI
D部が入ることになる。このため、一定間隔ごとにデー
タエリアが分断されることになり、データを連続して記
録し難いという欠点を生じている。
【0015】さらに、書き込み可能な光ディスクには、
使い勝手の観点から、書き込み後には再生専用のディス
クドライブで再生できることが望まれている。しかし、
一定間隔でピットID部が入る方法でフォーマットされ
た光ディスクを再生専用のディスクドライブで再生する
ためには、ディスクドライブ側にピットID部を読み飛
ばすための機能を追加することが必要となる。つまり、
既存の再生専用ディスクドライブでは再生できないこと
になる。
【0016】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、コンピュータ、ディスクドライブのいずれでも
欠陥処理ができる光ディスクのフォーマットを提供する
ことにより、光ディスクの生産性や購入時の簡便性を高
めることを目的とするものである。また、高速なアクセ
スが可能であって、かつ、データが途中で途切れること
なく連続して記録、再生できる光ディスクのフォーマッ
トを提供することを目的とするものである。そして、こ
のような光ディスクに記録された情報を再生専用のディ
スクドライブで再生することができるようにすることを
目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】以上説明した課題は、以
下の手段によって解決される。すなわち、請求項1記載
の発明は、情報の書き込みが可能な光ディスクであっ
て、前記情報の書き込みにあたり、欠陥処理を実行する
か否かを示す情報、あるいは、欠陥処理をディスクドラ
イブで実行するか、またはコンピュータで実行するかを
示す情報が書き込まれた領域である欠陥処理選択領域を
備えることを特徴とするものである。
【0018】このように構成することにより、ディスク
ドライブ、コンピュータのいずれを使って欠陥処理をす
る場合にも使用可能な光ディスクを提供することができ
る。
【0019】また、請求項2記載の発明は、さらに、ウ
ォブルされたガイド溝、あるいは前記ガイド溝間に形成
されたプリピットを備え、少なくとも前記光ディスクの
情報書き込み領域のアドレスに関する情報が、前記ガイ
ド溝あるいは前記プリピットを用いて記録されることを
特徴とするものである。
【0020】このように構成することにより、ウォブル
されたガイド溝、あるいはガイド溝間に形成されたプリ
ピットに光ディスクの情報書き込み領域のアドレスに関
する情報に基づき、光ディスクに対して高速にアクセス
することが可能になる。また、光ディスクの再生中、デ
ータが記録されたエリア(データエリア)がアドレスに
関するデータが記録されたエリア(アドレスエリア)に
よって分断されることがなくなる。このため、光ディス
クに連続してデータを書き込み、再生することができ
る。そして、光ディスクを再生専用のディスクドライブ
で再生した場合にも、ディスクドライブがアドレスに関
するデータを読み飛ばす必要がない。
【0021】請求項3記載の発明は、前記欠陥処理選択
領域に書き込まれる情報が、光ディスクの製造時に書き
込まれるか、または、ユーザの選択、コンピュータ上で
動作するアプリケーションシステム、オペレーティング
システム、ドライバーソフトのいずれかの選択によりデ
ィスクドライブで書き込まれることを特徴とするもので
ある。
【0022】このように構成することにより、光ディス
クに対して最初に情報を記録する際にディスクドライ
ブ、コンピュータのいずれで欠陥処理を行うのか選択で
きる。このため、光ディスクに対して最初に情報を記録
するのが製造側であっても、ユーザ側であっても、ディ
スクドライブ、コンピュータで共通のフォーマットの光
ディスクを使用して欠陥処理をすることができる。
【0023】請求項4記載の発明は、書き込み可能な光
ディスクに書き込まれる情報のうち、再生専用の光ディ
スクで定義されていない情報は、書き込み可能な光ディ
スクと再生専用の光ディスクとで共通の情報が書き込ま
れる領域以外の領域に書き込まれる、あるいは再生専用
のディスクドライブに認識されない領域に書き込まれる
ことを特徴とするものである。
【0024】このように構成することにより、書き込ん
だ情報を再生専用のディスクドライブで再生した場合、
ディスクドライブが書き込み可能な光ディスク特有の情
報を認識することを防ぐことができる。
【0025】請求項5に記載の発明は、前記書き込み可
能な光ディスクが、CLV(ConstantLinear Velocit
y)方式でフォーマットされることを特徴とするもので
ある。
【0026】このように構成することにより、各種長さ
の固定フォーマットやシームレスにデータを記録するフ
ォーマットに対し、他の方式のフォーマットを使用する
よりも簡単に対応することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて説明する。本実施の形態の光ディスクは、情報の書
き込みが可能な光ディスクであって、情報の書き込みに
あたり、欠陥処理を実行するか否かを示す情報、あるい
は、欠陥処理をディスクドライブで実行するか、または
コンピュータで実行するかを示す情報が書き込まれた領
域である欠陥処理選択領域を備えるようにフォーマット
されている。また、本実施の形態の光ディスクは、ウォ
ブルされたガイド溝、あるいはガイド溝間に形成された
プリピット(ランドプリピット)を備え、少なくとも光
ディスク上の情報が書き込まれる領域(情報書き込み領
域)のアドレスに関する情報を、ガイド溝あるいはラン
ドプリピットを用いて記録する。なお、ここでは、ガイ
ド溝、ランドプリピットを用いてアドレスに関する情報
を記録する構成について先に述べ、続いて欠陥処理選択
領域について述べるものとする。
【0028】図1(a)、(b)は、ガイド溝を用いて
書き込みに必要な情報を記録する実施の形態について説
明するための図である。図示した構成は、データの書き
込みが可能な光ディスク、CD−R(Compact Disc-Rec
ordable)あるいはCD−RW(Compact Disc-ReWritab
le)でも使われている構成である。図1(a)は、ガイ
ド溝が渦巻き状に形成されていることを示し、(b)
は、(a)中に示した円で囲まれた部分を拡大してい
る。図1(b)に示した光ディスクのグルーブGによっ
て形成されるガイド溝Wは、光ディスクの径方向に微少
量(±0.03μm程度)蛇行している。この蛇行は、
ウォブルと呼ばれるもので、ウォブルの蛇行状態を検出
して得られた信号がウォブル信号である。
【0029】ウォブル信号は、光ディスクに関して予め
設定された情報を表す信号である。本実施の形態では、
ウォブル信号が、アドレス信号(ID信号)や、レーザ
光を用いて光ディスクにデータを記録する際の最適な記
録条件、つまり、最適記録パルスストラティジー、最適
レーザパワー、メディア属性(光ディスクの種別)など
を表すようにガイド溝のウォブルを変調している。な
お、図1に示した光ディスクがCD−RWであれば、図
1(b)の上部の一層には、記録層として相変化型の記
録膜がある。相変化型の記録膜としては、例えば4元系
の銀・インジウム・アンチモン・テルル材料を用いて構
成される記録膜がある。
【0030】図2は、ランドプリピットを用いて書き込
みに必要な情報を記録する実施の形態について説明する
ための図である。図2に示した構成は、DVD−R(DV
D-Recordable)、あるいはDVD−RW(DVD-ReWritab
le)で採用されている基本フォーマットを利用して本発
明の光ディスクを構成した例である。図2に示した構成
は、ウォブルされたグルーブ(ガイド溝)Gと、グルー
ブG間にあるランド部Lに形成されたランドプリピット
Pとを備えている。
【0031】図2に示したグルーブGのウォブルは、一
定の周期で蛇行しており、モータの制御信号、あるいは
基本記録クロックの生成等に使われるウォブル信号を生
成する。一方、図2中、ランドプリピットPは、グルー
ブGの下側(光ディスクの外周側に相当)に連続して形
成され、グルーブGのアドレス情報(ID情報)、光デ
ィスクに記録する際の最適記録パルスストラティジー、
最適レーザパワー、メディア属性などを光ディスクに記
録している。
【0032】図3(a)、(b)は、上記した図1、図
2との比較のため、本発明が適用できない光ディスクの
フォーマットを示した図である。図3(a)は、ガイド
溝が渦巻き状に形成されていることを示し、(b)は、
(a)中に示した円で囲まれた部分を拡大し、光ディス
クの記録膜表面を示している。
【0033】図3(b)に示した記録膜表面には、ユー
ザがデータを記録するのに使用されるユーザデータエリ
アBと、ユーザデータエリアBのアドレスに関する情報
が記録されたアドレス情報エリア(IDエリア)Aとが
ある。ユーザデータエリアBにはガイド溝が形成されて
いて、ガイド溝(トラック)によってランドLとグルー
ブGとが生じている。
【0034】トラックの一周は、複数のセクタに分割さ
れている。各セクタはアドレス情報エリアAとユーザデ
ータエリアBで構成され、アドレス情報エリアAは、各
セクタの先頭にある。アドレス情報エリアAには、アド
レス信号や同期信号が予めプリピットPの形で記録され
ている。一方、ユーザデータエリアBでは、ランドL、
グルーブGの両方に記録マークMが記録されている。
【0035】図3に示したフォーマットは、トラックの
一周のうちにアドレス情報エリアAが固定的に存在する
ので、光ディスクに記録できる情報量が減るとともに、
連続的(シームレス)にデータを再生することができな
い。また、固定的にアドレス情報エリアAが定義されて
いるフォーマットは、もともとシームレスにデータを記
録することを意図するものではない。このため、交代セ
クタ、あるいは交代領域といった欠陥処理のための領域
が定義されることになる。したがって、図3に示した方
式でフォーマットされた書き込み可能な光ディスクは、
既存の再生専用のディスクドライブで読むことができな
い。
【0036】上記した図3の光ディスクに対し、図1、
図2に示した構成の光ディスクは、目標位置にアクセス
するために使われるアドレス情報がグルーブあるいはプ
リピットにある。このため、ユーザデータ中にアドレス
情報が周期的に入ることがなく、ユーザデータを連続的
(シームレス)に記録できる。
【0037】つぎに、本実施の形態の欠陥処理選択領域
について説明する。本実施の形態の光ディスクには、光
ディスクの欠陥処理をディスクドライブ、またはコンピ
ュータのいずれで行うかを示す情報が書き込まれた欠陥
処理選択領域が設けられている。この欠陥処理選択領域
は、光ディスク上のいずれかのセクタにあって、欠陥処
理に関する情報は光ディスクの出荷時に生産者側で記録
するものであっても、また、購入後にユーザの選択に応
じてディスクドライブによって書き込まれるものであっ
ても、さらに、コンピュータ上で動作するアプリケーシ
ョンシステム、オペレーティングシステム、ドライバー
ソフトのいずれかの選択によって書き込まれるものであ
っても良い。なお、欠陥処理をディスクドライブ、コン
ピュータのいずれで行うかは、例えば、欠陥処理選択領
域に1、または0を書き込むだけで識別することが可能
である。
【0038】ところで、例えば、CD−R、CD−R
W、DVD−Rといったデータの書き込みが可能な光デ
ィスクには、使い勝手の点から、再生専用のディスクド
ライブで再生できることが望まれている。このため、本
実施の形態では、書き込みが可能な光ディスクのうちの
再生専用の光ディスクで定義されていない情報を、書き
込み可能な光ディスクと再生専用の光ディスクとで共通
の情報が書き込まれる領域以外の領域に書き込む、ある
いは再生専用のディスクドライブに認識されない領域に
書き込むものとした。
【0039】以下、この内容をより具体的に説明する。
図4は、光ディスクの半径方向の位置と記録される情報
の種別との関係を例示する図である。例えばCDのよう
な再生専用の光ディスクでは、光ディスクの全領域(イ
ンフォメーションエリア)中にリード・イン・エリア、
データ書き込みエリア、リード・アウト・エリアがあ
る。リード・イン・エリアは、光ディスクに記録されて
いる各情報ブロックの先頭アドレスを示すTOC(Tabl
e of Contents)の情報などを含むエリアである。ま
た、データ書き込みエリアは、ユーザデータを記録する
エリアで、リード・アウト・エリアは、光ディスクをC
D−ROM装置によって扱えるようにするためのデータ
が書き込まれるエリアである。
【0040】一方、書き込みが可能な光ディスクには、
再生専用の光ディスクにあるリード・イン・エリア、デ
ータ書き込みエリア、リード・アウト・エリアの他、さ
らにPCA(Power Calibration Area)、PMA(Prog
ram Memory Area)といったデータを書き込むためのエ
リアがある。PCAは、書き込みレーザのパワーを更正
する試し書き領域である。また、PMAは、追記可能な
光ディスクにあって、追記作業が完了するまで過渡的な
TOCを書き込んでおくエリアである。
【0041】本実施の形態では、PCA、PMAといっ
た書き込みが可能な光ディスクにだけあるエリアを、再
生専用の光ディスクにもあるエリアの外部に配置するも
のとした。このために、本実施の形態の書き込み可能な
光ディスクは、再生専用のディスクドライブでも再生す
ることができる。図4に示した例では、PCA、PMA
のエリアを、リード・イン・エリア、データ書き込みエ
リア、リード・アウト・エリアよりも光ディスクの内側
に設けている。
【0042】また、DVD−RW、DVD−Rといった
光ディスクについても、書き込み可能な光ディスクにだ
け存在するエリアをDVD−ROMと共通のエリアの外
部に配置するようにフォーマットし、再生専用のディス
クドライブでも再生することができる。
【0043】また、本実施の形態の欠陥処理選択領域
は、図4に示したリード・イン・エリア、データ書き込
みエリア、リード・アウト・エリア以外のエリアに設け
られる。そして、ディスクドライブで欠陥処理をするよ
うにフォーマットする場合には、交代領域をデータ書き
込み領域の先頭部に設ける。交代領域は、欠陥セクタの
発生に備えて予備的に確保される。
【0044】さらに、本発明のディスクは、以上述べた
構成に限定されるものではない。すなわち、再生専用の
光ディスク上には、書き込みが可能な光ディスクと共通
のエリアであっても、再生専用のディスクドライブでは
再生の対象とならないエリアがある。また、リード・イ
ン・エリア、リード・アウト・エリアには、情報の読み
取りがなされないエリアがある。書き込み可能な光ディ
スクにおいて、再生、読み取りの対象とならないエリア
に相当するエリアに欠陥処理選択領域を設けた場合に
も、この書き込み可能な光ディスクを再生専用のディス
クドライブで再生することができる。
【0045】また、欠陥処理がなされるまで欠陥処理選
択領域にはデータを書き込まず、欠陥処理がなされた時
点で欠陥処理がディスクドライブ、またはコンピュータ
のいずれでなされたかを欠陥処理選択領域に書くように
しても良い。そして、交代領域と交代セクタとは、デー
タ書き込みエリアの後方に設けられる。このようにすれ
ば、何らかの理由で再生専用の光ディスクが欠陥処理選
択領域に書き込まれたデータを読み取った場合にも、デ
ィスクドライブが誤動作する可能性を小さくすることが
できる。
【0046】また、本実施の形態では、書き込み可能な
光ディスクを、CLV(Constant Linear Velocity)方
式でフォーマットするものとした。図5は、CLV方式
について説明するための図である。図示するように、光
ディスクには、その周方向に渦巻き状のグルーブ(ガイ
ド溝)により形成されるトラックが形成されていて、こ
のトラックは、セクタに分割されている(図5
(a))。CLV方式は、光ディスクの回転速度を変え
ることにより(図5(b))、径方向の位置によらずデ
ータの書き込み速度を一定にするものである(図5
(c))。
【0047】CLV方式によれば、光ディスク上の位置
が径方向に変化してもそのセクタのサイズが一定になり
(図5(d))、記録マークMの間隔が光ディスクの径
方向の位置によらず一定となる。このため、CLV方式
は、記録マークMの間隔が内周から外周に向かって大き
くなるCAV(Constant Angular Velocity)方式より
も記録容量を高める点において有利なフォーマットであ
ると言える。また、CLV方式は、光ディスク上におい
て径方向の位置によらずセクタのサイズや記録マークM
の間隔が一定になることから、順次記録されたデータの
アドレス管理(アドレスを求めるための演算)が簡易に
なる。さらに、シームレスなデータ記録、様々な長さの
セクタ、データブロックとデータブロックとの間に間隔
を設ける光ディスクのフォーマットにも対応しやすい方
式といえる。
【0048】以上のようにフォーマットされた本実施の
形態の光ディスクは、以下のように処理される。なお、
以下の処理に使用される光ディスクは、ユーザに購入さ
れた後、欠陥処理選択領域にディスクドライブで欠陥処
理するものか、コンピュータで欠陥処理するものかの情
報が書き込まれるものとする。 本実施の形態の光ディスクであって、欠陥処理選択領域
に情報が書き込まれた光ディスクの場合 (1)先ず、光ディスクが、たとえばパソコンとして構
成されるコンピュータと接続しているディスクドライブ
にセットされる。パソコンは、ディスクドライブに対し
て欠陥処理選択領域に書き込まれた情報を読み取るよう
に指示し、ディスクドライブは、指示に従って情報を読
み取る。情報の内容がパソコンで欠陥処理をすることを
示す場合、パソコンは、アプリケーションからのデータ
記録要求に応じてデータをディスクドライブに転送する
と共に、転送したデータを光ディスク上の所定のアドレ
スへ書き込むようにディスクドライブに対して指示す
る。また、パソコンは、必要に応じてディスクドライブ
が書き込んだデータを読出し、転送したデータと比較
(ベリファイ)する。
【0049】ベリファイの結果、読み出したデータと転
送したデータとが一致した場合、パソコンの一連のデー
タ転送動作は終了する。しかし、データが一致せずエラ
ーが発生した場合、パソコンは、別のアドレスを指定し
て再度ディスクドライブへデータを転送する。そして、
指定したアドレスに書き込むようにディスクドライブに
対して指示し、書き込みの結果をベリファイする。パソ
コンは、データが正しく書き込まれるまで以上の動作を
繰り返す。
【0050】また、パソコンは、光ディスク上の欠陥が
あったアドレスと、このアドレスで指定されるセクタの
交代セクタに関する情報を管理する。パソコンは、欠陥
処理の終了後、ディスク上に交代領域を決定し、管理し
ていた情報を記録する。この記録の際にも、ベリファイ
処理が行われる。
【0051】(2)一方、ディスクドライブが読み取っ
た情報の内容がディスクドライブで欠陥処理をすること
を示す場合、パソコンは、欠陥処理がディスクドライブ
で行われるように制御を切り替える。ディスクドライブ
は、書き込むべき領域に欠陥があると、このデータを交
代セクタに書き込み、交代セクタの管理記録を交代領域
に記録する。
【0052】またディスクドライブは、書き込んだデー
タを読出し、データが正しく記録されているか否かベリ
ファイする。ベリファイの結果、データが正しく記録さ
れていなかった場合には、転送されたデータを交代セク
タ領域に書き込み、交代セクタを管理する交代領域に
は、欠陥アドレスと交代セクタのアドレスを書き込む。
以上の処理により、ディスクドライブは、パソコンから
再生要求を受けたとき、交代セクタに書き込まれたデー
タを読み出してパソコンに送ることができる。
【0053】本実施の形態の光ディスクであって、欠陥
処理選択領域に情報が書き込まれていない光ディスク
(バージンディスク)の場合 バージンディスクは、一般的に光ディスクのアプリケー
ションによって欠陥処理がディスクドライブで行われる
か、またはコンピュータで行われるかが決まっている。
したがって、パソコンは、セットされた光ディスクのア
プリケーションを判断し、判断の結果をディスクドライ
ブに送る。ディスクドライブは、パソコンの指示を受
け、欠陥処理選択領域にディスクドライブ、コンピュー
タのいずれで欠陥処理を行うかを識別する情報を書き込
む。パソコンは、欠陥処理選択領域に書き込まれた情報
に応じ、前記した(1)あるいは(2)に記載した動作
を実行する。
【0054】以上述べた本実施の形態によれば、光ディ
スクの生産側は、複数の用途に使用される光ディスクに
対して一つのフォーマットで対応でき、光ディスクの生
産に係る設備の種別を少なくすることができる。また、
在庫管理や生産計画が簡易にできるようになり、光ディ
スクの生産効率を高めることができる。
【0055】また、ユーザ側では、光ディスクを購入し
た後、情報を記録する容量を多く確保したいものに対し
ては欠陥処理をコンピュータで行い、処理を高速に行う
必要があるものに対してはディスクドライブで欠陥処理
を行うというように選択することができるようになる。
したがって、欠陥処理の機能によらず一種類の光ディス
クを購入すれば良くなって簡便に光ディスクを購入する
ことができるようになる。
【0056】また、本実施の形態によれば、アドレスに
関する情報がガイド溝のウォブル、あるいはランドピッ
トで記録されているため、データエリアがアドレスエリ
アによって分断されることがない。したがって、データ
を連続的に書き込むことができ、また、再生することが
できる。
【0057】さらに、本実施の形態は、アドレスに関す
る情報が周期的に再生されることがなく、このためにデ
ィスクドライブがアドレスデータを読み飛ばす必要もな
い。したがって、本実施の形態の書き込み可能な光ディ
スクは、既存の再生専用のディスクドライブによって再
生することができる。
【0058】なお、本発明は、以上述べた実施の形態に
限定されるものではない。例えば、本実施の形態では、
光ディスクをCD−R、CD−RW、あるいはDVD−
Rの構成としている。しかし、本発明は、他の構成の書
換型光ディスクにも適用することが可能であって、例え
ば、WORM(Write Once Read Many)型の光ディスク
に適用しても以上述べた実施の形態と同様の効果を得る
ことができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明した本発明は、以下の効果を奏
する。すなわち、請求項1記載の発明は、ディスクドラ
イブ、コンピュータのいずれを使って欠陥処理をする場
合にも使用可能な光ディスクのフォーマットを提供する
ことができる。このため、光ディスクの生産性や購入時
の簡便性を高めることができる。
【0060】請求項2記載の発明は、高速なアクセスが
可能であって、かつ、データが途中で途切れることなく
連続して記録、再生できる光ディスクのフォーマットを
提供することができる。また、アドレスに関するデータ
を読み飛ばす機能を追加する必要がなく、既存の再生専
用のディスクドライブで書き込み可能な光ディスクを再
生することができる。
【0061】請求項3記載の発明は、ディスクドライ
ブ、コンピュータで共通のフォーマットの光ディスクを
使用して欠陥処理をすることができ、光ディスクの生産
性や購入時の簡便性を高めることができる。
【0062】請求項4記載の発明は、書き込み光ディス
クに特有の情報の有無によらず、書き込み可能な光ディ
スクを既存の再生専用のディスクドライブで書き込み可
能な光ディスクを再生することができる。
【0063】請求項5に記載の発明は、固定長データの
間隔ごとに一定量の遊び容量を持たせたい用途に対して
のフォーマットに対しても対応でき、いっそう多くのニ
ーズに対応できる光ディスクフォーマットを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を説明するための
図であって、(a)は上面図、(b)は、(a)中の楕
円で示した部分を拡大した図である。
【図2】本発明の一実施の形態の他の構成例を説明する
ための図である。
【図3】図1、図2に示した構成との比較例を示した図
である。
【図4】本発明の一実施の形態の光ディスクの半径方向
の位置と記録される情報の種別との関係を例示するもの
である。
【図5】CLVフォーマットを説明するための図であ
る。
【図6】固定長のデータブロックの間に一定間隔のデー
タの遊びを設けたデータ構成を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
A アドレス情報エリア B ユーザデータエリア M 記録マーク R ランド G グルーブ P プリピット W ウォブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 572 G11B 20/18 572F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の書き込みが可能な光ディスクであ
    って、 前記情報の書き込みにあたり、欠陥処理を実行するか否
    かを示す情報、あるいは、欠陥処理をディスクドライブ
    で実行するか、またはコンピュータで実行するかを示す
    情報が書き込まれた領域である欠陥処理選択領域を備え
    ることを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 さらに、ウォブルされたガイド溝、ある
    いは前記ガイド溝間に形成されたプリピットを備え、 少なくとも前記光ディスクの情報書き込み領域のアドレ
    スに関する情報が、前記ガイド溝あるいは前記プリピッ
    トを用いて記録されることを特徴とする請求項1に記載
    の光ディスク。
  3. 【請求項3】 前記欠陥処理選択領域に書き込まれる情
    報は、光ディスクの製造時に書き込まれるか、または、
    ユーザの選択、コンピュータ上で動作するアプリケーシ
    ョンシステム、オペレーティングシステム、ドライバー
    ソフトのいずれかの選択によりディスクドライブで書き
    込まれることを特徴とする請求項1または2に記載の光
    ディスク。
  4. 【請求項4】 書き込み可能な光ディスクに書き込まれ
    る情報のうち、再生専用の光ディスクで定義されていな
    い情報は、書き込み可能な光ディスクと再生専用の光デ
    ィスクとで共通の情報が書き込まれる領域以外の領域に
    書き込まれる、あるいは再生専用のディスクドライブに
    認識されない領域に書き込まれることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか一つに記載の光ディスク。
  5. 【請求項5】 前記書き込み可能な光ディスクは、CL
    V(Constant Linear Velocity)方式でフォーマットさ
    れることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記
    載の光ディスク。
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