JP2000348559A - 樹脂ケースの製造方法とこれにより製造した樹脂ケースおよびこの樹脂ケースを用いたプッシュオンスイッチ - Google Patents

樹脂ケースの製造方法とこれにより製造した樹脂ケースおよびこの樹脂ケースを用いたプッシュオンスイッチ

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JP2000348559A
JP2000348559A JP11157903A JP15790399A JP2000348559A JP 2000348559 A JP2000348559 A JP 2000348559A JP 11157903 A JP11157903 A JP 11157903A JP 15790399 A JP15790399 A JP 15790399A JP 2000348559 A JP2000348559 A JP 2000348559A
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久 渡邉
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泰典 岸本
Naoyuki Yayama
直行 矢山
Hiroshi Matsui
博 松井
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚さが薄い内底面にインサート成形加工によ
り接点を固定する際に、接点を位置決めするための製品
押え部の跡に、接点の面が露出しないものを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 成形金型36の上型37と下型38の対
応位置に設けた製品押え部26A,27Aの間に、金属
材料製接点部材39を挟み込んで第一次インサート成形
加工を行ない、表面に接点が露出した平板状の接点基板
21を形成し、次にこの接点基板21を成形金型36に
挟み込んで同一の樹脂を用いて第二次インサート成形加
工を行ない、内底面に接点22,23,24が露出した
樹脂ケース31を形成すると共に、第一次インサート成
形加工時の底面外側の製品押え部26Aによる窪み部2
1Aを含む底面に上記の樹脂を充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器の信
号入力用に使用される小型で薄型のプッシュオンスイッ
チ等の樹脂ケースの製造方法とこれにより製造した樹脂
ケースおよびこの樹脂ケースを用いたプッシュオンスイ
ッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化・軽量化が進展
するにつれて、これに使用される電子部品に対しても小
型化・薄型化が強く要望され、低背・薄型の面実装タイ
プの電子部品を使用することが多くなっている。
【0003】このような電子部品のうち、スイッチ等の
接点付きの樹脂ケースを使用する電子部品においては、
小型化するために、端子と一体に形成された接点をイン
サート成形加工により内底面に固定した樹脂ケースを使
用することが多い。
【0004】そして、このようなインサート成形加工に
より接点を内底面に固定した樹脂ケースの底面外側に
は、成形加工時に接点を位置決めするための製品押え部
の跡に接点の裏面が露出するので、電子部品を電子機器
に装着するため、樹脂ケースの底面を電子機器の配線基
板上に載せて半田付けする際に、この製品押え部の跡か
ら半田フラックスが樹脂ケース内の接点部に侵入して接
触不良の原因となることがある。
【0005】このため、特公平2−54770号公報で
ある「インサート製品の製造装置」に記載されたような
製造装置が用いられており、その構成について、図17
〜図20のインサート成形部品の製造装置の動作を示す
断面図を用いて説明する。
【0006】図17は成形金型の上型1と下型2が開い
た成形前の状態である。
【0007】同図において、下型2に対して上型1は開
閉可動に配置され、上型1の成形用キャビティ1Aの中
央にはスプリング付可動インサート品押えピン4がスプ
リング6により突出するように配置され、この上型1の
上面にはスプリング付可動インサート品押えピン4の頭
部に当接する押圧重り7が配置されている。
【0008】そして、この押圧重り7は上型1を上下に
貫通するように組込まれたリターンピン8の上端に結合
され、さらに押圧重り7の上面には押圧重り7を下方に
付勢するスプリング9が設けられ、この押圧重り7の側
方にはその動き量を確保するスペーサ10が設けられて
いる。
【0009】このような構成において、図18に示すよ
うに、下型2の成形用キャビテイ2A内にインサート品
3をセットし、上型1と下型2を閉じてスプリング付可
動インサート品押えピン4でインサート品3を下型2に
押し付けて保持固定する。
【0010】この時、押圧重り7はリターンピン8の下
端が下型2に当たって下動することができないため上型
1の下動には追随せず上動しており、スプリング付可動
インサート品押えピン4の上端はフリーの状態となる。
【0011】この後、図19に示すように、成形機より
高圧にて上型1と下型2の成形用キャビティ1A,2A
に溶融樹脂5が充填され、樹脂圧によりスプリング付可
動インサート品押えピン4が上型1の方にスプリング6
の弾性力に抗して押し出され、インサート品3とスプリ
ング付可動インサート品押えピン4の先端の間にできる
隙間にも溶融樹脂が充填される。
【0012】そして、溶融樹脂の冷却固化後に、図20
に示すように、上型1と下型2を開いてインサート成形
部品11を取り出すと共に、装置の開閉を利用して押圧
重り7にてスプリング付可動インサート品押えピン4を
下方に押すことにより、スプリング付可動インサート品
押えピン4を元の位置に戻すものである。
【0013】このようにして、インサート成形部品11
の上型1側に、製品押え部であるスプリング付可動イン
サート品押えピン4の跡が窪みとして残ることはあって
も、この部分にインサート品3が露出しないインサート
成形部品11を得ることができるものである。
【0014】そして、このような製造装置を使用するこ
とにより、スイッチ等の電子部品の接点付きの樹脂ケー
スは、その底面外側の製品押え部であるスプリング付可
動インサート品押えピン4の跡に、インサート品3とし
ての接点が露出しないインササート成形部品11として
加工されていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな製造装置を使用して、スイッチ等の電子部品の接点
付きの樹脂ケースをインサート成形加工するためには、
樹脂ケース内底面の接点の外側すなわちインサート成形
部品11のインサート品3の外側である上型1側の樹脂
部分に、製品押え部としてのスプリング付可動インサー
ト品押えピン4が動いて、それにより生じるインサート
品3との隙間に溶融樹脂を充填するための所定の寸法が
必要であるが、近年の低背・薄型化されたスイッチ等の
電子部品用の樹脂ケースは底面の厚さも薄くなり、接点
の外側の樹脂部分にこの所定の寸法を確保することが難
しいという課題があった。
【0016】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、底面の厚さが薄い樹脂ケースの内底面に
インサート成形加工により接点を固定する際に、接点を
位置決めするための底面外側の製品押え部の跡に、接点
の裏面が露出しない樹脂ケースの製造方法とこれにより
製造した樹脂ケースおよびこの樹脂ケースを用いたプッ
シュオンスイッチを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、成形金型の上型と下型の対応位置に設けた
第一および第二製品押え部の間に、金属材料製接点部材
の接点となる部分を挟み込み、所定の樹脂を用いて第一
次インサート成形加工を行ない、上面に接点が露出した
平板状の接点基板を形成し、次にこの接点基板を成形金
型に挟み込んで第一次インサート成形加工と同一の樹脂
を用いて第二次インサート成形加工を行ない、内底面に
接点を露出させて接点基板の周囲上部に周囲壁を形成す
ると共に、第一次インサート成形加工時の底面外側の製
品押え部による窪み部を含む底面に上記の樹脂を充填す
るものである。
【0018】これにより、底面の厚さが薄い樹脂ケース
の内底面にインサート成形加工により接点を固定する際
に、接点を位置決めするための底面外側の製品押え部の
跡に、接点の裏面が露出しない樹脂ケースの製造方法を
得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、成形金型の上型に設けた第一製品押え部と下型の対
応位置に設けた第二製品押え部の間に、端子を一体に備
えた金属材料製接点部材の接点となる面とその反対面を
挟み込み、所定の樹脂を用いて第一次インサート成形加
工を行ない、少なくとも上面または下面に接点が露出
し、外周に端子が突出した平板状の接点基板を形成し、
次にこの接点基板を成形金型の上型と下型の間に挟み込
んで上記の第一次インサート成形加工と同一の樹脂を用
いて第二次インサート成形加工を行ない、内底面に上記
接点が露出し外周に上記端子が突出するように、上記接
点基板の接点露出側の周囲に周囲壁を形成すると共に、
第一次インサート成形加工時の底面外側の製品押え部に
よる窪み部を含む底面に上記の樹脂を充填する樹脂ケー
スの製造方法としたものであり、底面の厚さが薄い樹脂
ケースの内底面にインサート成形加工により接点を固定
する際に、接点を位置決めするための底面外側の製品押
え部の跡に、接点の裏面が露出しない樹脂ケースの製造
方法を得ることができるという作用を有する。
【0020】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、接点となる部分の側部に樹脂内に埋め込
まれる折曲げ部を設けた金属材料製接点部材を用いるも
のであり、請求項1に記載の発明による作用に加えて、
第一次インサート成形加工により接点基板に固定される
金属材料製接点部材の接点となる部分が、接点基板に対
して強固に固定され、第二次インサート成形加工時等に
おいて、接点が浮き上がったり歪んだりすることがない
という作用を有する。
【0021】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明において、第一次インサート成形加工と、
この成形加工により形成される樹脂ランナーおよびスプ
ールの切離し加工、および第二次インサート成形加工を
一つの成形金型で行なうようにしたものであり、第一次
インサート成形加工と第二次インサート成形加工を連続
して効率的に行なうことのできる樹脂ケースの製造方法
を実現できるという作用を有する。
【0022】請求項4に記載の発明は、請求項3記載の
発明において、第一次インサート成形加工と第二次イン
サート成形加工に対し、溶融樹脂射出装置に連結された
ホットランナー部を共通とし、第一次インサート成形加
工用と第二次インサート成形加工用のスプール部に溶融
樹脂を供給するホットランナーノズルを違えることによ
り、第一次インサート成形加工と第二次インサート成形
加工間の樹脂流動のバランス調整を行なうようにしたも
のであり、請求項3に記載の発明による作用に加えて、
成形金型および射出成形機の構造をシンプルにすること
ができて、成形金型の製作費用が安価になると共に、成
形加工時の樹脂ランナーおよびスプールの処理も容易で
成形加工費用も安価になるという作用を有する。
【0023】請求項5に記載の発明は、成形金型の上型
に設けた第一製品押え部と下型の対応位置に設けた第二
製品押え部の間に、端子を一体に備えた金属材料製接点
部材の接点となる面とその反対面を挟み込み、所定の樹
脂を用いて第一次インサート成形加工を行なって平板状
の接点基板を形成し、次にこの接点基板を成形金型の上
型と下型の間に挟み込み、上記の第一次インサート成形
加工と同一の樹脂を用いて第二次インサート成形加工を
行ない、上記接点基板の周囲上部に周囲壁を形成すると
共に、第一次インサート成形加工時の底面外側の製品押
え部による窪み部を含む底面に上記の樹脂を充填するこ
とにより上面開放で箱形に構成され、内底面に中央固定
接点およびこれを挟んで対称な二ヶ所の導通した外側固
定接点が露出すると共に、外周に端子が突出した樹脂ケ
ースとしたものであり、上面開放の箱形で底面の厚さが
薄く、内底面に中央固定接点およびこれを挟んで対称な
二ヶ所の導通した外側固定接点がインサート成形加工に
より固定されると共に、インサート成形加工時に各固定
接点を位置決めするための底面外側の製品押え部の跡
に、各固定接点の裏面が露出せず、さらに外周に端子が
突出した樹脂ケースを得ることができるという作用を有
する。
【0024】請求項6に記載の発明は、金属材料製接点
部材の接点に対する第一次インサート成形加工により形
成された平板状の接点基板と、この接点基板の接点露出
側の周囲に形成した周囲壁および第一次インサート成形
加工時に生じた底面外側の窪み部を含んで樹脂充填され
た底面部からなり、上面解放で箱形に構成され、内底面
に中央固定接点およびこれを挟んで対称な二ヶ所の導通
した外側固定接点が露出し、外周に端子が突出した樹脂
ケース内に、弾性金属薄板製の円形ドーム状可動接点
を、外周下端が外側固定接点上に載り、頂点部下面が中
央固定接点と所定の間隔をあけて対峙するように収容
し、上記樹脂ケースの周囲壁上端面を、下面に粘着層を
有する可撓性の樹脂フィルムで覆ったプッシュオンスイ
ッチとしたものであり、樹脂ケースの内底面に端子と一
体に形成された接点がインサート成形固定されると共
に、底面外側に接点の裏面が露出せず。さらに樹脂ケー
ス上面の可撓性の絶縁フィルムの中央を押圧することに
より節度感を伴って動作し、しかも防塵性能の優れた低
背・薄型のプッシュオンスイッチを得ることができると
いう作用を有する。
【0025】請求項7に記載の発明は、請求項6記載の
発明において、樹脂ケースの周囲壁上端の一部に、上記
樹脂ケースの内外部間の通気用として、可撓性の樹脂フ
ィルムの粘着層が接着されない浅い窪みを設けたもので
あり、請求項6に記載の発明による作用に加えて、プッ
シュオンスイッチを電子機器の配線基板に半田付け装着
する際の熱により膨張した、樹脂フィルムで覆われた樹
脂ケース内の空気をこの窪みから逃がすことにより、樹
脂フィルムが剥がれることを防止できると共に、プッシ
ュオンスイッチを押圧操作して可撓性の樹脂フィルムを
撓ませる際に、この窪みから空気が流通することによっ
て、弾性金属薄板製の円形ドーム状可動接点の反転動作
に伴う節度感が明確になるという作用を有する。
【0026】請求項8に記載の発明は、請求項6または
7記載の発明において、樹脂ケースの周囲壁上に中央孔
付きで下面に凹部を有する蓋板を装着し、この蓋板の凹
部内に、下部の駆動用突起が樹脂フィルム上に載り、上
部の押圧用突部が上記蓋板の中央孔から上方に突出する
ように押釦を収容したものであり、蓋板の中央孔から上
方に突出した押釦上部の押圧用突部を押圧することによ
り、押釦下部の駆動用突起が樹脂ケース上端面の可撓性
の絶縁フィルムの中央を確実に押して、安定した動作を
するプッシュオンスイッチを実現できるという作用を有
する。
【0027】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0028】(実施の形態1)本発明の第1の実施の形
態による樹脂ケースの製造方法について、プッシュオン
スイッチ用の樹脂ケースを例として説明する。
【0029】本実施の形態によるプッシュオンスイッチ
用の樹脂ケースには端子を一体に備えた固定接点がイン
サート成形固定されているが、このような樹脂ケースを
形成するために、固定接点となる連続した金属材料製接
点部材を樹脂製の接点基板に第一次インサート成形加工
した状態である、接点基板を備えた金属材料製接点部材
を、図1(a)上面図、同(b)正面断面図、同(c)
下面図に示す。
【0030】なお、各図面は、インサート成形加工時に
金属材料製接点部材を成形金型に挟み込む場合に金属材
料製接点部材の位置決めが容易である向き、すなわち固
定接点となる側を下面側として示しているが、これは金
属材料製接点部材の形状や成形金型の構造によって、固
定接点となる側を上面側として、逆向きにしてもよいこ
とは勿論である。
【0031】同図に示すように、接点基板21の下面に
は中央固定接点22とこれを挟んで対称位置に二つの外
側固定接点23,24が下方に突出し、それぞれの固定
接点の周囲である中央接点部22Aと外側接点部23
A,24Aが露出すると共に周囲を樹脂(断面を小さな
ドットのハッチングで示す)で囲われ、上面には各固定
接点22,23,24の裏面凹部22B,23B,24
Bの周囲が帯状の窪み部21Aを形成し、その両側部が
帯状の樹脂部21B,21Cで覆われると共に、各接点
部22A,23A,24Aに連結された接続部22C,
23C,24Cを介して端子となる連結部22D,23
D,24Dに連結されている。
【0032】この接点基板21は、プッシュオンスイッ
チの各固定接点22,23,24を正確な位置関係に保
つためのものであり、次に、その形成方法である第一次
インサート成形加工の方法について、図2〜図4を用い
て説明する。
【0033】図2(a)は金属板をプレス加工して形成
された金属材料製接点部材の上面図、同(b)は図2
(a)のK−K線における断面図、同(c)は図2
(a)のL−L線における断面図であり、同図に示すよ
うに、突出した中央固定接点22(図2(a)には裏面
凹部22Bを示す)が設けられた中央接点部22Aと、
外側固定接点23,24(図2(a)には裏面凹部23
B,24Bを示す)が設けられた外側接点部23A,2
4Aは、それぞれの根元で折り曲げられて各接続部22
Cと23C,24Cおよび連結部22Dと23D,24
Dに対して段差が設けられている。
【0034】なお、各接続部22Cと23C,24Cが
各連結部22D,23D,24Dに繋がる部分に設けら
れた四ヶ所の折曲げ部21Dは、後述の第二次インサー
ト成形加工時に樹脂の中に埋め込まれて、各連結部22
D,23D,24Dが樹脂から浮き上がることを防止す
るためのものである。
【0035】そして、このような金属材料製接点部材を
成形金型の上型と下型の間に挟み込み、所定の樹脂を用
いて第一次インサート成形加工を行なう場合の樹脂注入
時の部分断面の平面図が図3であり、図3のM−M線に
おける断面図が図4(a)、図3のN−N線における断
面図が図4(b)である。
【0036】同図において、成形金型25の上型26の
第一製品押え部26A(図3に点線で囲む斜線部分)と
下型27の対応位置に設けられた第二製品押え部27A
(図3に二点鎖線で囲む斜線部分)の間には、上記の金
属材料製接点部材の中央固定接点22と外側固定接点2
3,24(図3にはそれぞれの裏面凹部22Bと23
B,24Bを示す)が設けられた中央接点部22Aと外
側接点部23A,24Aが挟み込まれ、この状態で溶融
した所定の樹脂が金型内に注入されることにより第一次
インサート成形加工が行なわれて前述の図1に示した接
点基板21が形成される。
【0037】なお、各接点部22A,23A,24Aの
先端に設けられ、樹脂内に埋め込まれた小さな折曲げ部
22E,23E,24Eは各接点部22Aと23A,2
4Aが接点基板21の樹脂から浮き上がることを防止す
るためのものである。
【0038】この後、図1に示した接点基板21を備え
た金属材料製接点部材を成形金型28の上型29と下型
30の間に挟み込んで、第一次インサート成形加工と同
一の樹脂を用いて第二次インサート成形加工を行なう場
合の樹脂注入時の部分断面の平面図が図5であり、図5
のP−P線における断面図が図6(a)、Q−Q線にお
ける断面図が図6(b)である。
【0039】同図において、成形金型28の下面がフラ
ットな上型29と上面に窪み部を有する下型30の間に
は、上記接点基板21の中央接点部22Aおよび外側接
点部23A,24Aとその裏面の帯状の樹脂部21B,
21Cが挟み込まれており、この状態で、第一次インサ
ート成形加工と同一の樹脂(第一次インサート成形加工
時の樹脂と同一であるが、成形加工の過程を区分するた
め断面を大きなドットのハッチングで表わす)が金型内
に注入されることにより第二次インサート成形加工が行
なわれる。
【0040】この結果、下方に中央固定接点22と二つ
の外側固定接点23,24が露出して、外周に端子とな
る連結部22D,23D,24Dが突出し、接点基板2
1の接点露出側である下面側の周囲に周囲壁31Aが形
成されると共に、各固定接点22,23,24の裏面凹
部22B,23B,24Bの露出部を含む第一次インサ
ート成形加工時の第一製品押え部26Aによる帯状の窪
み部21Aに樹脂が充填されて、図7(a)の上面図お
よび同(b)の正面断面図に示すような箱形の樹脂ケー
ス31が連結部22D,23D,24Dにより連結され
た形にすることができる。
【0041】なお、図7(a)および(b)は、プッシ
ュオンスイッチ用の箱形の樹脂ケースとしてのイメージ
が明確となるように、上記の図1〜図6とは異なる向
き、すなわち樹脂ケース31の開口部を上方に向けて固
定接点22,23,24が上面側となるようにあらわし
ている。
【0042】ここで、第一次インサート成形加工時に成
形金型25内に注入されて接点基板21を形成する樹脂
と、第二次インサート成形加工時に成形金型28内に注
入されて周囲壁31A等を形成する樹脂とは、その接合
面で両者が融合し合うことはないが、同一の樹脂を使用
するので両者はよく密着している。
【0043】また、前述の各接点部22A,23A,2
4Aの接続部22C,23C,24Cが各連結部22
D,23D,24Dに繋がる部分に設けられた四ヶ所の
折曲げ部21Dが、第二次インサート成形加工時の樹脂
内に埋め込まれることによっても、第一次インサート成
形加工時の樹脂と第二次インサート成形加工時の樹脂は
強固に結合されている。
【0044】この後、図7に示す状態から、連結部22
D,23D,24Dを所定の位置で切断して所定の形状
に折り曲げることにより、プッシュオンスイッチ用の個
別の樹脂ケース31として完成する。
【0045】以上のようにして形成された樹脂ケース3
1は、第一次インサート成形加工時に形成された接点基
板21の帯状の樹脂部21B,21Cを成形金型28の
上型29と下型30の間に挟み込んで第二次インサート
成形加工を行なうことにより、第一次インサート成形加
工時に金属材料製接点部材を挟み込んだ跡である各固定
接点22,23,24の裏面凹部22B,23B,24
Bの周囲の帯状の窪み部21Aを第一次インサート成形
加工と同じ樹脂を充填することにより埋めるものであ
る。
【0046】したがって、本実施の形態によれば、底面
の厚さが薄く、端子と一体に形成された接点を内底面に
インサート成形加工により固定する際の接点を位置決め
するための底面外側の製品押え部の跡に、接点の裏面が
露出しない樹脂ケースを得ることができるものである。
【0047】(実施の形態2)図8は本発明の第2の実
施の形態による2プッシュオンスイッチ用の樹脂ケース
の製造方法に使用する射出成形機の部分断面の正面図で
あり、同図において、32は溶融樹脂射出装置で、この
先端に装着されたノズル33から射出された溶融樹脂が
ホットランナーマニホールド部34内のホットランナー
用流路35を通り、成形金型36内に導かれて、成形金
型36の上型37と下型38の間に挟み込まれた連続し
た金属材料製接点部材39をインサート成形加工するよ
うになっている。
【0048】そして、インサート成形加工を行なうため
の要部である成形金型部の拡大正面断面図である図9に
も示すように、上型37と下型38から成る成形金型3
6には、第一次インサート成形加工部40と、第一次イ
ンサート成形加工により形成される樹脂ランナーおよび
スプールを切離し加工するランナーカット部41およ
び、第二次インサート成形加工部42が設けられてお
り、ホットランナーマニホールド部34の共通のホット
ランナー用流路35から分岐した二つのホットランナー
ノズル43と44により、第一次インサート成形加工部
40用と第二次インサート成形加工部42用のスプール
部45と46に溶融樹脂を供給するようになっている。
【0049】なお、ホットランナーマニホールド部34
のホットランナー用流路35および二つのホットランナ
ーノズル43,44の周囲には、これらの中を通る溶融
樹脂を所定の温度に保つためのヒーター部47が設けら
れている。
【0050】そして、このような成形金型36の上型3
7と下型38の間に、連続した金属材料製接点部材39
を挟み込んで、第一次インサート成形加工と樹脂ランナ
ーの切離しおよび第二次インサート成形加工を順次行な
うのであるが、その場合の各加工工程後の状態を示す金
属材料製接点部材の上面図が図10である。
【0051】同図に示すように、金属板をプレス加工し
て形成された加工前状態39Aの連続した帯状の金属材
料製接点部材39二本を平行して、それぞれ二つずつの
中央固定接点22および外側固定接点23,24となる
部分が第一次インサート成形加工部40の所定の位置に
あるように、成形金型36の上型37と下型38の間に
挟み込み、上記の溶融樹脂射出装置32のノズル33か
ら射出された溶融樹脂をホットランナー用流路35およ
び第一次インサート成形加工部40のホットランナーノ
ズル43を通してスプール部45に注入することによ
り、まず、下面側に上記の各固定接点(図示せず)が露
出した四つの平板状の接点基板21が、各金属材料製接
点部材39毎に二つずつ、上方に伸びた樹脂スプール4
8を中心として四つの樹脂ランナー49で連結された接
点基板成形状態39Bとなるように、第一次インサート
成形加工を行なう。
【0052】なお、この溶融樹脂をホットランナー用流
路35および第一次インサート成形加工部40のホット
ランナーノズル43を通してスプール部45に注入する
際には、第二次インサート成形加工部42のホットラン
ナーノズル44を通してスプール部46にも溶融樹脂が
注入されるが、第二次インサート成形加工部42での加
工については、後で説明する。
【0053】次に、図11の射出成形機の金型開き状態
を示す部分断面の正面図に示すように、駆動装置によ
り、成形金型部の上型37およびホットランナーマニホ
ールド部34から上部の溶融樹脂射出装置32を含む部
分を上方に動かすことによって、成形金型36の上型3
7と下型38の間を所定の寸法だけ開き、この状態にお
いて、上記の樹脂スプール48を中心とする四つの樹脂
ランナー49で連結された二本の金属材料製接点部材3
9を同時に、図11に矢印で示すように、左方向へ所定
のピッチ分だけ送ることにより、二本の金属材料製接点
部材39の次の加工前状態の四つの中央固定接点22お
よび外側固定接点23,24となる部分が第一次インサ
ート成形加工部40の所定の位置に来るようにすると共
に、図12(a)の金型を開いた状態におけるランナー
カット部の拡大部分断面図に示すように、二本の金属材
料製接点部材39の接点基板成形状態39Bの第一次イ
ンサート成形加工による、樹脂スプール48を中心とす
る四つの樹脂ランナー49の各接点基板21との連結部
49Aを、ランナーカット部41の下型38の貫通孔5
0の縁の固定切断刃となる位置にそれぞれ合致させる。
【0054】なお、ランナーカット部41は四つの樹脂
ランナー49のそれぞれに対応して四ヶ所設けられてい
るが、図12は簡略化して一つだけを示している。
【0055】そして、この状態において、駆動装置によ
り成形金型36の上型37を下方に動かして開いていた
上型37と下型38の間を閉じることにより、図12
(b)に示すように、ランナーカット部41の上型37
に保持された押え部51が下がって押えばね52の圧力
で接点基板21を下型38に押し付け、さらに上型37
が下がることによって、上型37に固定された可動切断
刃53と下型38の固定切断刃により四つの樹脂ランナ
ー49の接点基板21との連結部49Aが総て切断さ
れ、樹脂スプール48に繋がれた四つの樹脂ランナー4
9が各接点基板21すなわち二本の金属材料製接点部材
39から切り離されて、貫通孔50を通って下方に排出
され、二本の金属材料製接点部材39には、それぞれ下
面に固定接点を保持した二つずつの接点基板21が残る
接点基板保持状態39Cとなる。
【0056】この後、金型36を閉じた状態で、溶融樹
脂を第一次インサート成形加工部40のホットランナー
ノズル43を通してスプール部45に注入することによ
って、二本の金属材料製接点部材39の加工前状態39
Aの部分が新たに、四つの平板状の接点基板21が二本
の金属材料製接点部材39毎に二つずつ四つの樹脂ラン
ナー49で連結された接点基板成形状態39Bとなる。
【0057】なお、この第一次インサート成形加工部4
0のホットランナーノズル43を通してスプール部45
に溶融樹脂を注入する際にも、第二次インサート成形加
工部42のホットランナーノズル44を通してスプール
部46に溶融樹脂を注入されるが、第二次インサート成
形加工部42での加工については、後で説明する。
【0058】そして、再び成形金型36の上型37と下
型38の間を所定の寸法だけ開いて、二本の金属材料製
接点部材39を図11の左方向へ所定ピッチ分だけ送る
ことにより、新たな接点基板成形状態39Bの部分がラ
ンナーカット部41の位置に来て、加工前状態39Aの
部分が第一次インサート成形加工部40の位置に来ると
共に、上記の接点基板保持状態39Cの部分が第二次イ
ンサート成形加工部42の所定の位置に来る。
【0059】この状態において再度、成形金型36の上
型37と下型38の間を閉じることによって、ランナー
カット部41では四つの樹脂ランナー49が接点基板2
1との連結部49Aで切断され、更に金型を閉じた状態
で、溶融樹脂をホットランナー用流路35およびホット
ランナーノズル43,44を通してスプール部45,4
6に注入することにより、第一次インサート成形加工部
40では加工前状態39Aの金属材料製接点部材39が
接点基板成形状態39Bとなり、第二次インサート成形
加工部42では接点基板保持状態39Cの二本の金属材
料製接点部材39が、内底面に固定接点(図示せず)が
露出した箱形の樹脂ケース31が各金属材料製接点部材
39毎に二つずつ、上方に伸びる樹脂スプール54を中
心として四つの樹脂ランナー55で連結された、樹脂ケ
ース成形状態39Dとなる。
【0060】なお、この時、第一次インサート成形加工
部40のホットランナーノズル43を通してスプール部
45に注入される溶融樹脂と、第二次インサート成形加
工部42のホットランナーノズル44を通してスプール
部46に注入される溶融樹脂の樹脂流動のバランス調整
は、ホットランナーノズル43および44を所定の温度
に保つヒーター部47の条件を変えること、およびホッ
トランナーノズル43と44の樹脂出口となるノズルチ
ップの径を違えることにより行われる。
【0061】このように、成形金型36の上型37と下
型38の間を開いて二本の金属材料製接点部材39を所
定ピッチ分だけ送り、上型37と下型38の間を通じて
溶融樹脂を成形金型36内に注入する工程を繰り返すこ
とによって、連続した二本の金属材料製接点部材39に
対して、第一次インサート成形加工、樹脂ランナーおよ
びスプールの切り離し加工、第二次インサート成形加工
を順次行うことができる。
【0062】これにより、二本の帯状の金属材料製接点
部材39に連続して箱状の樹脂ケース31が形成され、
各金属材料製接点部材39毎に二つずつ、上方に伸びた
樹脂スプール54を中心とした四つの樹脂ランナー55
で連結された樹脂ケース成形状態39Dとなる。
【0063】この後、二本の金属材料製接点部材39の
樹脂ケース成形状態39Dとなった部分の、各樹脂ラン
ナー55の樹脂ケース31との連結部55Aを専用の切
断機で切り離すことによって二本の金属材料製接点部材
39は分離され、図10の左端および前述の実施の形態
1の図7に示すように、プッシュオンスイッチ用の箱形
の樹脂ケース31が金属板製の連結部22D,23D,
24Dにより連結された形とすることができる。
【0064】以上のように本実施の形態によれば、平板
状の接点基板を成形する第一次インサート成形加工と内
底面に固定接点が露出した箱形の樹脂ケースを形成する
第二次インサート成形加工を連続して効率的に行うこと
ができ、しかも成形金型および射出成形機の構造がシン
プルで、成形金型の製作費用が安価になると共に、成形
加工時の樹脂ランナーおよびスプールの処理も容易で成
形加工費用も安価になるものである。
【0065】(実施の形態3)図13は本発明の第3の
実施の形態によるプッシュオンスイッチの正面断面図、
図14は同分解斜視図である。
【0066】同図において、56は前記の実施の形態1
において説明した樹脂ケースの製造方法により造られた
個別の樹脂ケース31と同じであるが、前述のように、
その第一次インサート成形加工と第二次インサート成形
加工の樹脂は同一の樹脂であり、一体となって樹脂ケー
スを形成しているので、図13およびこれ以降の説明に
使用する図面においては、樹脂ケース56の樹脂部を一
体として断面を斜線のハッチングにより表わすものとす
る。
【0067】また、樹脂ケース56の周囲壁56Aの上
端面の一部には、その内外部間に亘る浅い窪み56Bが
設けられている。
【0068】そして、この樹脂ケース56の内底面の二
ヶ所の外側接点部23A,24Aの外側固定接点23,
24上に外周下端が載り、頂点部下面が中央接点部22
Aの中央固定接点22と所定の間隔をあけて対峙するよ
うに、弾性金属薄板製の円形ドーム状可動接点57を樹
脂ケース56内に収容し、下面に粘着層を有する可撓性
の樹脂フィルム58で樹脂ケース56の周囲壁56Aの
上端面を覆うことによって、本実施の形態によるプッシ
ュオンスイッチは形成されている。
【0069】そして、このプッシュオンスイッチの動作
は、図15の動作状態を示す正面断面図のように、使用
電子機器の操作ボタン59で樹脂フィルム58の中央を
押して下方に撓め、円形ドーム状可動接点57の中央部
を下方に押し込むことによって、円形ドーム状可動接点
57が節度感を伴って反転動作し、その中央部下面が中
央固定接点22に当たり、外側固定接点23,24と中
央固定接点22との間すなわち外側接続端子23E,2
4Eと中央接続端子22E(図14参照)の間が導通さ
れるものであり、この後、樹脂フィルム58の中央を押
す力を除くと、円形ドーム状可動接点57の弾性復元力
によって元の図13の状態に復帰し、外側接続端子23
E,24Eと中央接続端子22Eの間は再びオープン状
態となるものである。
【0070】そして、このプッシュオンスイッチを押圧
操作して動作させる際に、可撓性の樹脂フィルム58を
押して下方に撓めることにより、樹脂フィルム58で覆
われた樹脂ケース56内の体積が小さくなるが、この
時、樹脂ケース56内の空気が周囲壁56A上端の浅い
窪み56Bを通して流通するので、円形ドーム状可動接
点57の反転動作に伴う節度感は明確である。
【0071】また、本実施の形態によるプッシュオンス
イッチを使用電子機器の配線基板60に装着する際にお
いても、半田付けによる熱により膨張した樹脂ケース5
6内の空気を上記の周囲壁56Aの上端の浅い窪み56
Bから逃がすことによって、樹脂フィルム58が剥がれ
ることも防止できるものである。
【0072】さらに、実施の形態1において説明したよ
うに、樹脂ケース56の中央接続端子22Eおよび外側
接続端子23E,24Eと一体に形成された中央接点部
22Aおよび外側接点部23A,24Aをインサート成
形加工により固定する際の接点部を位置決めするための
底面外側の製品押え部の跡に、中央接点部22Aおよび
外側接点部23A,24Aの裏面が露出していないの
で、配線基板60に装着する際に、半田フラックスが樹
脂ケース56の接点部に侵入することもないものであ
る。
【0073】そして、図16の正面断面図に示すプッシ
ュオンスイッチは、図13に示した本実施の形態による
プッシュオンスイッチの樹脂ケース56の周囲壁56A
の上に、中央孔61A付きで下面に凹部61Bを有する
蓋板61を装着し、この凹部61B内に、下端の駆動用
突起62Aが樹脂フィルム58の上に載り、上部の押圧
用突部62Bが上記蓋板61の中央孔61Aから上方に
突出する押ボタン62を収容したものであり、押ボタン
62上部の押圧用突部62Bを押圧することによって、
下部の駆動用突起62Aが樹脂ケース56上端面の可撓
性の樹脂フィルム58の中央すなわち円形ドーム状可動
接点57の中央部を確実に押して、より安定した動作を
させることができるものである。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、底面の厚
さが薄い樹脂ケースの内底面にインサート成形加工によ
り接点を固定する際に、接点を位置決めするための底面
外側の製品押え部の跡に、接点の裏面が露出しない樹脂
ケースの製造方法とこれにより製造した樹脂ケースおよ
びこの樹脂ケースを用いたプッシュオンスイッチを得る
ことができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1の実施の形態によるプッシ
ュオンスイッチ用の樹脂ケースの製造方法における第一
次インサート成形加工後の接点基板を備えた金属材料製
接点部材の上面図 (b)同正面断面図 (c)同下面図
【図2】(a)同金属材料製接点部材の上面図 (b)図2(a)のK−K線における断面図 (c)図2(a)のL−L線における断面図
【図3】同第一次インサート成形加工における樹脂中入
時の部分断面の平面図
【図4】(a)図3のM−M線における断面図 (b)図3のN−N線における断面図
【図5】同第二次インサート成形加工における樹脂中入
時の部分断面の平面図
【図6】(a)図5のP−P線における断面図 (b)図5のQ−Q線における断面図
【図7】(a)連結部により連結された樹脂ケースの上
面図 (b)同正面断面図
【図8】本発明の第2の実施の形態によるプッシュオン
スイッチ用の樹脂ケースの製造方法に使用する射出成形
機の部分断面の正面図
【図9】同要部である成形金型部の拡大正面断面図
【図10】同各加工工程後の状態を示す金属材料製接点
部材の上面図
【図11】同射出成形機の金型開き状態を示す部分断面
の正面図
【図12】同成形金型のランナーカット部の拡大部分断
面図 (a)金型を開いた状態を示す図 (b)金型を閉じた状態を示す図
【図13】本発明の第3の実施の形態によるプッシュオ
ンスイッチの正面断面図
【図14】同分解斜視図
【図15】同動作状態を示す正面断面図
【図16】同他の構成のプッシュオンスイッチの正面断
面図
【図17】従来のインサート成形部品の製造装置の成形
金型が開いた成形前の状態の断面図
【図18】同成形金型を閉じた状態の断面図
【図19】同成形金型のキャビティに溶融樹脂を充填し
た状態の断面図
【図20】同溶融樹脂の冷却後に成形金型を開いた状態
の断面図
【符号の説明】
21 接点基板 21A 窪み部 21B,21C 樹脂部 21D,22E,23E,24E 折曲げ部 22 中央固定接点 22A 中央接点部 22B,23B,24B 裏面凹部 22C,23C,24C 接続部 22D,23D,24D 連結部 22E 中央接続端子 23,24 外側固定接点 23A,24A 外側接点部 23E,24E 外側接続端子 25,28,36 成形金型 26,29,37 上型 26A 第一製品押え部 27,30,38 下型 27A 第二製品押え部 31,56 樹脂ケース 31A,56A 周囲壁 32 溶融樹脂射出装置 33 ノズル 34 ホットランナーマニホールド部 35 ホットランナー用流路 39 金属材料製接点部材 39A 加工前状態 39B 接点基板成形状態 39C 接点基板保持状態 39D 樹脂ケース成形状態 40 第一次インサート成形加工部 41 ランナーカット部 42 第二次インサート成形加工部 43,44 ホットランナーノズル 45,46 スプール部 47 ヒーター部 48,54 樹脂スプール 49,55 樹脂ランナー 49A,55A 連結部 50 貫通孔 51 押え部 52 押えばね 53 可動切断刃 56B 窪み 57 円形ドーム状可動接点 58 樹脂フィルム 59 操作ボタン 60 配線基板 61 蓋板 61A 中央孔 61B 凹部 62 押ボタン 62A 駆動用突起 62B 押圧用突部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29L 31:00 (72)発明者 矢山 直行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松井 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4F202 AH33 AH42 AM32 CA11 CB12 CK03 CQ01 CQ05 4F206 AH33 AH42 AM32 JA07 JB12 JF05 JN12 JQ81 JW23 5G023 AA01 AA12 BA11 CA04 CA41

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形金型の上型に設けた第一製品押え部
    と下型の対応位置に設けた第二製品押え部の間に、端子
    を一体に備えた金属材料製接点部材の接点となる面とそ
    の反対面を挟み込み、所定の樹脂を用いて第一次インサ
    ート成形加工を行ない、少なくとも上面または下面に接
    点が露出し、外周に端子が突出した平板状の接点基板を
    形成し、次にこの接点基板を成形金型の上型と下型の間
    に挟み込んで上記の第一次インサート成形加工と同一の
    樹脂を用いて第二次インサート成形加工を行ない、内底
    面に上記接点が露出し外周に上記端子が突出するよう
    に、上記接点基板の接点露出側の周囲に周囲壁を形成す
    ると共に、第一次インサート成形加工時の底面外側の製
    品押え部による窪み部を含む底面に上記の樹脂を充填す
    る樹脂ケースの製造方法。
  2. 【請求項2】 接点となる部分の側部に樹脂内に埋め込
    まれる折曲げ部を設けた金属材料製接点部材を用いる請
    求項1記載の樹脂ケースの製造方法。
  3. 【請求項3】 第一次インサート成形加工と、この成形
    加工により形成される樹脂ランナーおよびスプールの切
    離し加工、および第二次インサート成形加工を一つの成
    形金型で行なう請求項1または2記載の樹脂ケースの製
    造方法。
  4. 【請求項4】 第一次インサート成形加工と第二次イン
    サート成形加工に対し、溶融樹脂射出装置に連結された
    ホットランナー部を共通とし、第一次インサート成形加
    工用と第二次インサート成形加工用のスプール部に溶融
    樹脂を供給するホットランナーノズルを違えることによ
    り、第一次インサート成形加工と第二次インサート成形
    加工間の樹脂流動のバランス調整を行なう請求項3記載
    の樹脂ケースの製造方法。
  5. 【請求項5】 成形金型の上型に設けた第一製品押え部
    と下型の対応位置に設けた第二製品押え部の間に、端子
    を一体に備えた金属材料製接点部材の接点となる面とそ
    の反対面を挟み込み、所定の樹脂を用いて第一次インサ
    ート成形加工を行なって平板状の接点基板を形成し、次
    にこの接点基板を成形金型の上型と下型の間に挟み込
    み、上記の第一次インサート成形加工と同一の樹脂を用
    いて第二次インサート成形加工を行ない、上記接点基板
    の接点露出側の周囲に周囲壁を形成すると共に、第一次
    インサート成形加工時の底面外側の製品押え部による窪
    み部を含む底面に上記の樹脂を充填することにより上面
    開放で箱形に構成され、内底面に中央固定接点およびこ
    れを挟んで対称な二ヶ所の導通した外側固定接点が露出
    すると共に、外周に端子が突出した樹脂ケース。
  6. 【請求項6】 金属材料製接点部材の接点に対する第一
    次インサート成形加工により形成された平板状の接点基
    板と、この接点基板の接点露出側の周囲に形成した周囲
    壁および第一次インサート成形加工時に生じた底面外側
    の窪み部を含んで樹脂充填された底面部からなり、上面
    解放で箱形に構成され、内底面に中央固定接点およびこ
    れを挟んで対称な二ヶ所の導通した外側固定接点が露出
    し、外周に端子が突出した樹脂ケース内に、弾性金属薄
    板製の円形ドーム状可動接点を、外周下端が外側固定接
    点上に載り、頂点部下面が中央固定接点と所定の間隔を
    あけて対峙するように収容し、上記樹脂ケースの周囲壁
    上端面を、下面に粘着層を有する可撓性の樹脂フィルム
    で覆ったプッシュオンスイッチ。
  7. 【請求項7】 樹脂ケースの周囲壁上端の一部に、上記
    樹脂ケースの内外部間の通気用として、可撓性の樹脂フ
    ィルムの粘着層が接着されない浅い窪みを設けた請求項
    6記載のプッシュオンスイッチ。
  8. 【請求項8】 樹脂ケースの周囲壁上に中央孔付きで下
    面に凹部を有する蓋板を装着し、この蓋板の凹部内に、
    下部の駆動用突起が樹脂フィルム上に載り、上部の押圧
    用突部が上記蓋板の中央孔から上方に突出するように押
    釦を収容した請求項6または7記載のプッシュオンスイ
    ッチ。
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KR101988842B1 (ko) * 2018-10-23 2019-06-12 최창형 사출 프레스 복합 성형장치
CN114503234A (zh) * 2019-10-03 2022-05-13 阿尔卑斯阿尔派株式会社 开关装置及制造方法

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