JP2000348896A - プラズマ発生方法、プラズマ発生装置及びプラズマ反応によるガス処理方法 - Google Patents

プラズマ発生方法、プラズマ発生装置及びプラズマ反応によるガス処理方法

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JP2000348896A
JP2000348896A JP2000015675A JP2000015675A JP2000348896A JP 2000348896 A JP2000348896 A JP 2000348896A JP 2000015675 A JP2000015675 A JP 2000015675A JP 2000015675 A JP2000015675 A JP 2000015675A JP 2000348896 A JP2000348896 A JP 2000348896A
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plasma
gas
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inorganic dielectric
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Ikuo Nakajima
生朗 中嶋
Toshimoto Nishiguchi
敏司 西口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大気圧下において、安定かつ均一なグロー放
電を極めて小さい印加電圧で発生させる。 【解決手段】 交流電源に接続される電極4と接地電極
5とからなる電極対を有するプラズマ発生装置におい
て、前記電極対の間にチタン酸バリウムを有する無機誘
電体8が充填されており、前記電極対の間に交流電界を
印加することにより大気圧下でグロー放電を発生させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマ発生装置
及びプラズマ発生方法に関し、さらに詳しくは、大気圧
下で空気中においても安定かつ均一なグロー放電を発生
することができるプラズマ発生装置及びそれを用いたプ
ラズマ発生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大気圧下において放電を発生させる方法
は数多く開発されており、その放電方法は、無声放電、
沿面放電、パルスコロナ放電等に大別される。無声放電
は、オゾン発生器として知られいる。沿面放電は、セラ
ミックス等の無機物表面とその内部に電極を形成し、そ
の電極間に交流電界を印加することによりセラミックス
の表面に放電を発生させるものである。パルスコロナ放
電は、電極におけるプラズマの立ち上がり時間が10n
secから50nsecと速く、半値幅50nsecか
ら500nsecの極短パルス高電圧を印加することに
よりストリーマコロナを電極空間に発生させるものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の放電装置及び放電方法には、以下のような問題
が生ずる場合があった。
【0004】無声放電は、放電装置の電極間距離が数m
m程度と非常に狭いことから、大量のガス中において安
定した放電を得るためには多くの反応器を用意する必要
がある場合があった。
【0005】また、沿面放電は、その放電が極めて部分
的である。
【0006】また、パルスコロナ放電は、その放電装置
に使用される電源、電極等が高価である。
【0007】また、放電装置の電極の工夫により大気圧
下において安定したグロー放電を発生させる方法も提案
されているが、ヘリウムあるいはアルゴンといった高価
なガスを必要としたり、大気圧下におけるグロー放電の
安定な放電部分が狭かった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みてなされたものである。
【0009】すなわち、本発明は、安定したプラズマ放
電を安価に発生することのできる装置又は方法、さらに
はプラズマ反応によるガス処理方法を提供することを目
的としている。また、ヘリウムあるいはアルゴンといっ
た高価なガスを用いることなく、大気圧下において安定
したプラズマ放電を発生することのできる装置又は方
法、さらには分解困難な有機化合物等を安価かつ容易に
分解できるプラズマ反応によるガス処理方法を提供する
ことを目的としている。
【0010】このため、本発明のプラズマ発生装置は、
交流電源に接続される電極と接地電極とからなる電極対
の間に、チタン酸バリウムを主成分とする無機誘電体が
充填されていることを特徴とする。
【0011】また、本発明のプラズマ発生装置は、交流
電源に接続される電極と接地電極とからなる電極対の間
に、誘電率が1000から10000である無機誘電体
が充填されていることを特徴とする。
【0012】また、本発明のプラズマ発生方法は、交流
電源に接続される電極と接地電極とからなる電極対の間
にチタン酸バリウムを主成分とする無機誘電体を充填
し、前記電極対の間にガスを導入し、前記電極対の間に
前記交流電源により交流電界を印加して大気圧下でグロ
ー放電を発生させることを特徴とする。前記ガスは空気
を主成分とすることが好ましく、有機化合物若しくは塩
素系有機化合物を含有していてもよい。
【0013】さらに、本発明のプラズマ発生方法は、交
流電源に接続される電極と接地電極とからなる電極対の
間に誘電率が1000から10000である無機誘電体
を充填し、前記電極対の間にガスを導入し、前記電極対
の間に前記交流電源により交流電界を印加して大気圧下
でグロー放電を発生させることを特徴とする。前記ガス
は空気を主成分とすることが好ましく、有機化合物若し
くは塩素系有機化合物を含有していてもよい。
【0014】また、本発明のプラズマ反応によるガス処
理方法は、交流電源に接続される電極と接地電極とから
なる電極対の間にチタン酸バリウムを主成分とする無機
誘電体を充填し、前記電極対の間に有機化合物を含有す
るガスを導入し、前記電極対の間に前記交流電源により
交流電界を印加して大気圧下でグロー放電を発生させる
ことにより、前記有機化合物を分解することを特徴とす
る。前記ガスは空気を主成分とすることが好ましい。ま
た、前記有機化合物は塩素系有機化合物であってもよ
い。
【0015】さらに、本発明のプラズマ反応によるガス
処理方法は、交流電源に接続される電極と接地電極とか
らなる電極対の間に誘電率が1000から10000で
ある無機誘電体を充填し、前記電極対の間に有機化合物
を含有するガスを導入し、前記電極対の間に前記交流電
源により交流電界を印加して大気圧下でグロー放電を発
生させることにより、前記有機化合物を分解することを
特徴とする。前記ガスは空気を主成分とすることが好ま
しい。また、前記有機化合物は塩素系有機化合物であっ
てもよい。
【0016】上記本発明のプラズマ発生装置、プラズマ
発生方法、若しくはプラズマ反応によるガス処理方法に
おいて、前記無機誘電体は、粒状体であることが好まし
い。
【0017】前記粒状体の形状は、球状、ペレット状、
角状、不安定形状であることが好ましい。
【0018】前記交流電源に接続される電極と接地電極
のいずれか一方が円筒状であることが好ましい。
【0019】上記のように、本発明のプラズマ発生装置
及び発生方法、そしてプラズマ反応によるガス処理方法
は、電極対間に上記無機誘電体を充填することから、大
気圧下においてもグロー放電を発生させることができ
る。
【0020】また、粒状体の無機誘電体を用いることに
より、隣り合う粒状体間に空隙ができ、この空隙が非常
に小さいために酸素、窒素等の放電開放電圧が大きいガ
ス中であっても、極めて小さい印加電力で安定かつ均一
なグロー放電を発生させることができる。ヘリウムやア
ルゴンといった高価なガスは不要である。
【0021】さらに、放電は部分的ではなく、粒状体間
の空隙各々において放電が発生する。また、多数の反応
器を用意する必要がない。さらに、50Hzの商用周波
数の交流電源でも放電を発生させることができることか
ら、安価に装置を構成できる。また、通常のガス処理方
法では分解困難な有機化合物等のガスを、上記プラズマ
反応によって、安価かつ容易に、より安全性の高いそし
て処分の容易な物質に分解することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明を詳細
に説明する。
【0023】図1は、本発明に係るプラズマ発生装置の
一例を示す回路図である。反応器1の電極対10のうち
接地電極5は接地されており、他方の電極11は交流電
源3に接続されている。電流計2は、反応器1内での放
電の発生を確認するために反応器1と交流電源3の間に
接続されている。放電に必要な交流電源3の周波数とし
ては所望の放電を発生させることができれば特に制限は
ないが、例えば、50Hz、60Hzの商用周波数が使
用でき、あるいは、MHzオーダーなどの高周波(例え
ばRF周波数13.56MHz)の範囲でも使用でき
る。
【0024】図2は、本発明に係るプラズマ発生装置を
構成する反応器の一例を示す斜視図である。反応器1の
反応管電極4は、電極対のうちの一方の電極であり、交
流電源(不図示)に接続されている。電極対の他方の電
極である接地電極は反応器1内に設けられ、接地されて
いる。ガスパイプ12はガスを反応器1の内部に導入又
は外部に導出させるためのパイプである。図中の矢印は
ガスの流通経路を示している。
【0025】アウターフランジ6は、反応管電極4とで
反応器1を形成し、反応管電極4からのガスの漏れがな
いように反応管電極4に密着される。アウターフランジ
6の中心部にはガスパイプ12が通るような孔が形成さ
れている。
【0026】反応管電極4は導電体若しくは反応器1の
内面側に導電体を有するものであり、その材料としては
SUS、銅、真鍮、鉄、アルミニウム、タングステン、
ニッケル等が好適である。また、アウターフランジ6は
絶縁体であり、その材料としてはナイロン、塩化ビニ
ル、テフロン、ポリエチレン、PET、ポリイミド、ポ
リサルフォン、エポキシ等の有機物やガラス、セラミッ
クス等の無機物が好適である。
【0027】図3は、図2に示される反応器のX−X'
における概略断面図である。インナーフランジ7は、反
応器1の中に配置されている。インナーフランジ7の中
心部にはガスパイプ12が通るような孔が形成されてい
る。インナーフランジ7は絶縁体であり、その材料とし
てはナイロン、塩化ビニル、テフロン、ポリエチレン、
PET、ポリイミド、ポリサルフォン、エポキシ等の有
機物やガラス、セラミックス等の無機物が好適である。
【0028】無機誘電体8は粒状体が好適であり、2つ
のインナーフランジ7と反応管電極4と接地電極5の間
に充填されている。無機誘電体8は密に充填されること
が好ましい。密に充填することにより、放電の安定化を
図ることができる。無機誘電体8としては誘電率100
0から10000の無機誘電体が好適であり、チタン酸
バリウムを主成分とする無機誘電体がより好ましい。チ
タン酸バリウムを主成分とする無機誘電体としては、チ
タン酸バリウム、又はチタン酸バリウムBaTiO3に
TiO2,SiO2,Al2O3,Bi2O3等といった成分
のいずれか若しくはこれらの成分の組み合せを添加した
ものがあげられる。無機誘電体8の大きさは用途により
異なるが、粒状体の重心を通る軸線の長さが0.1mm
から数十mm程度の範囲の大きさのものが好適であり、
0.1mmから50mm程度の範囲の大きさのものがよ
り好ましい。また、その形状は球状、ペレット状、角
状、不安定形状のいずれでもよい。
【0029】反応管電極4と接地電極5の間に交流電界
を印加した際に生じる現像のメカニズムは定かではない
が、本発明らは各無機誘電体8間で分極が起こり、ns
ecオーダーのパルス状マイクロディスチャージが発生
すると推定している。このマイクロディスチャージによ
り隣り合う粒状体の無機誘電体8により形成される空隙
に存在するガスがプラズマ化すると考えられる。また、
この空隙は非常に小さいため、酸素、窒素等の放電開始
電圧が大きいガス中においても、極めて小さい印加電力
で安定かつ均一なグロー放電を大気圧下で発生させるこ
とができる。
【0030】無機誘電体8と接触する部分のインナーフ
ランジ7には、ガスが流通できるように1mmから2m
m程度の孔が多数形成されている。
【0031】接地電極5は導電体であり、その材料とし
てはSUS、銅、真鍮、鉄、アルミニウム、タングステ
ン、ニッケル等が好適である。接地電極5の両端にガス
パイプ12が溶接等の方法により接続されている。ガス
パイプ12の材料としては導電体及び絶縁体を用いるこ
とができ、特にSUS、銅、真鍮、鉄、アルミニウム、
タングステン、ニッケル等の導電体を用いた場合には、
接地電極5とガスパイプ12は導通することから、接地
電極5とガスパイプ12とを一体化することができる。
この場合は、ガスパイプ12を接地することにより接地
電極5を接地することができる。
【0032】なお、接地電極5に交流電源を接続し、反
応管電極4を接地してもよい。これにより交流電源とし
て高周波を用いる場合には、接地された反応管電極4に
より電磁波の漏れを防止することができる。この際、ガ
スパイプ12としては、電磁波の漏れの防止のため、絶
縁体が好適である。
【0033】ガスパイプ12のうち、アウターフランジ
6とインナーフランジ7の間の部分には、ガスの経路と
して1mmから2mm程度の孔が形成されている。
【0034】ガスは一方のガスパイプ12を通って反応
器1内に流入する。次に、ガスパイプ12の孔及びイン
ナーフランジ7の孔を通って無機誘電体8が充填された
部分に流入する。そして、無機誘電体8を通過して他方
のインナーフランジ7の孔及び他方のガスパイプ12の
孔を通って、反応器1から流出する。
【0035】ガスが隣り合う無機誘電体8により形成さ
れる空間部分に滞留している間に、反応管電極4と接地
電極5の間に交流電界が印加されると、該空間部分でグ
ロー放電が生起される。ここで生起されたグロー放電に
よってガスに含まれる有機化合物等を分解することがで
き、例えば排ガス処理等を行うことができる。なお、有
機化合物は塩素系有機化合物であってもよい。
【0036】図4は、図1に示される反応器のY−Y'
における概略断面図である。図4に示されるようにその
構成は円筒の中心部から外側に接地電極5、無機誘電体
8、反応管電極4の順となっている。
【0037】
【実施例】以下、実施例を示すことにより本発明をさら
に詳しく説明するが、本発明は以下の実施例によって限
定されるものではない。
【0038】(実施例1)図1から図4を用いて説明し
たプラズマ発生装置において、SUS製の内径80mm
φ、長さ300mmの反応管電極4、SUS製の外径4
0mmφの接地電極5、SUS製のガスパイプ12、テ
フロン製のアウターフランジ6、テフロン製のインナー
フランジ7を使用した。無機誘電体8としては、誘電率
5000で直径2mmφの粒状体のチタン酸バリウムペ
レットを使用し、約200gを充填した。ガスとしては
乾燥空気を用い、500ml/分の流量で流通させた。
反応管電極4と接地電極5の間に50Hz、4kVの交
流電界を印加すると放電が起こり、電流計2は50mA
を示した。本実施例により、空気のような放電開始電圧
の大きいガス中においてもプラズマが発生したことが分
かった。
【0039】(比較例1)無機誘電体8を反応器1に充
填しないこと以外は実施例1と同様にして交流電界を印
加したが、電流計2には電流が流れず、放電は起こらな
かった。
【0040】(比較例2)無機誘電体8として、誘電率
10で直径2mmφの粒状体の酸化アルミニウム(Al2O
3)ペレットを用いる以外は実施例1と同様にして、交
流電界を印加したが、電流計2には電流が流れず、放電
は起こらなかった。
【0041】(実施例2)無機誘電体8として誘電率1
0000のチタン酸バリウムを用いる以外は実施例1と
同様にして交流電界を印加したところ、放電が起こり、
電流計2は150mAを示した。
【0042】(実施例3)無機誘電体8として誘電率1
000のチタン酸バリウムを用いる以外は実施例1と同
様にして交流電界を印加したところ、放電が起こり、電
流計2は30mAを示した。
【0043】(実施例4)無機誘電体8として誘電率3
000のチタン酸バリウムを用いる以外は実施例1と同
様にして交流電界を印加したところ、放電が起こり、電
流計2は40mAを示した。
【0044】実施例1から実施例4及び比較例1及び比
較例2の結果を表1にまとめる。
【0045】実施例1から実施例4においては、いずれ
も無機誘電体8としてチタン酸バリウムを用いており、
いずれの場合も放電が確認された。しかし、比較例1に
おいては、無機誘電体8を反応器1に充填しておらず、
放電は起こらなかった。また、比較例2においては、無
機誘電体8として誘電率10の酸化アルミニウムを用い
ており、放電は起こらなかった。
【0046】(実施例5)無機誘電体8として誘電率1
000、3000、5000、10000のチタン酸バ
リウムを用いて、印加電圧を2kVから8kVの範囲で
印加し、実施例1と同様に放電を生起させた。本実施例
により得られた誘電率、印加電圧及び電流計の示した電
流値の関係を表2及び図5に示す。図5より、誘電率が
大きいほど、同じ印加電圧に対して流れる電流が増大す
る傾向があることが分かった。このことから、誘電率が
大きいほど、同じ印加電圧に対してエネルギーの高いプ
ラズマが生起されているものと考えられる。特に、誘電
率5000以上においては、同じ印加電圧に対して流れ
る電流の増大の割合が大きくなった。
【0047】(実施例6)ガスとしてメタノール300
mg/lを含有する空気を、5リットル/分の流量で反
応器1に流通させる以外は実施例1と同様にして交流電
界を印加したところ、放電が起こり、プラズマが発生し
た。反応器1の出口から流出するガスの種類及び濃度を
ガスクロマトグラフ質量分析計により測定したところ、
メタノールの濃度が5mg/lに減少していた。メタノ
ール以外には、酸素、窒素、二酸化炭素がそれぞれ検出
された。本実施例により、プラズマの発生によってメタ
ノールが分解されたことが分かった。
【0048】(実施例7)ガスとしてジクロロメタン5
0mg/lを含有する空気を、1リットル/分の流量で
反応器1に流通させる以外は実施例1と同様にして交流
電界を印加したところ、放電が起こり、プラズマが発生
した。反応器1の出口から流出するガスの種類及び濃度
をガスクロマトグラフ質量分析計により測定したとこ
ろ、ジクロロメタンは検出されず、塩化水素、酸素、窒
素、二酸化炭素がそれぞれ検出された。本実施例によ
り、プラズマの発生によってジクロロメタンが分解され
たことが分かった。
【0049】(実施例8)ガスとしてテトラクロロエチ
レン50mg/lを含有する空気を、1リットル/分の
流量で反応器1に流通させる以外は実施例1と同様にし
て交流電界を印加したところ、放電が起こり、プラズマ
が発生した。反応器1の出口から流出するガスの種類及
び濃度をガスクロマトグラフ質量分析計により測定した
ところ、テトラクロロエチレンは検出されず、塩化水
素、酸素、窒素、二酸化炭素がそれぞれ検出された。本
実施例により、プラズマの発生によってテトラクロロエ
チレンが分解されたことが分かった。
【0050】実施例6、7、8において、通常の方法で
は分解が困難、若しくは分解コストが高いような有機化
合物を、安価かつ確実に、酸素、窒素等の処分が容易な
そしてより安全性の高い物質へと分解することができ
た。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
大気圧下において安定かつ均一のグロー放電を極めて小
さい印加電圧で安価に発生させることが可能である。ま
た、空気を主成分とするガス中においても放電の発生が
可能である。さらに、空気中に含有される有機溶剤や塩
素系有機溶剤を安価かつ容易に酸素、窒素、塩化水素等
の処分容易な物質へと分解することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラズマ発生装置の一例を示す回
路図である。
【図2】本発明に係るプラズマ発生装置を構成する反応
器の一例を示す斜視図である。
【図3】図1に示される反応器のX−X'における概略
断面図である。
【図4】図1に示される反応器のY−Y'における概略
断面図である。
【図5】誘電率による電流・電圧特性を示す図である。
【符号の説明】
1 反応器 2 電流計 3 交流電源 4 反応管電極 5 接地電極 6 アウターフランジ 7 インナーフランジ 8 無機誘電体 9 孔 10 電極対 11 電極 12 ガスパイプ

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源に接続される電極と接地電極と
    からなる電極対を有するプラズマ発生装置において、前
    記電極対の間にチタン酸バリウムを主成分とする無機誘
    電体が充填されていることを特徴とするプラズマ発生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記無機誘電体の誘電率が1000から
    10000であることを特徴とする請求項1に記載のプ
    ラズマ発生装置。
  3. 【請求項3】 前記無機誘電体が粒状体であることを特
    徴とする請求項1又は2に記載のプラズマ発生装置。
  4. 【請求項4】 前記粒状体の形状が球状、ペレット状、
    角状、不安定形状であることを特徴とする請求項3に記
    載のプラズマ発生装置。
  5. 【請求項5】 前記交流電源に接続される電極と接地電
    極のいずれか一方が円筒状であることを特徴とする請求
    項1乃至4に記載のプラズマ発生装置。
  6. 【請求項6】 交流電源に接続される電極と接地電極と
    からなる電極対を有するプラズマ発生装置において、前
    記電極対の間に誘電率が1000から10000である
    無機誘電体が充填されていることを特徴とするプラズマ
    発生装置。
  7. 【請求項7】 前記無機誘電体が粒状体であることを特
    徴とする請求項6に記載のプラズマ発生装置。
  8. 【請求項8】 前記粒状体の形状が球状、ペレット状、
    角状、不安定形状であることを特徴とする請求項7に記
    載のプラズマ発生装置。
  9. 【請求項9】 前記交流電源に接続される電極と接地電
    極のいずれか一方が円筒状であることを特徴とする請求
    項6乃至8に記載のプラズマ発生装置。
  10. 【請求項10】 交流電源に接続される電極と接地電極
    とからなる電極対の間にチタン酸バリウムを主成分とす
    る無機誘電体を充填し、前記電極対の間にガスを導入
    し、前記電極対の間に前記交流電源により交流電界を印
    加して大気圧下でグロー放電を発生させることを特徴と
    するプラズマ発生方法。
  11. 【請求項11】 前記ガスが空気を主成分とすることを
    特徴とする請求項10に記載のプラズマ発生方法。
  12. 【請求項12】 前記ガスが有機化合物を含有すること
    を特徴とする請求項10又は11に記載のプラズマ発生
    方法。
  13. 【請求項13】 前記ガスが塩素系有機化合物を含有す
    ることを特徴とする請求項10又は11に記載のプラズ
    マ発生方法。
  14. 【請求項14】 前記無機誘電体の誘電率が1000か
    ら10000であることを特徴とする請求項10乃至1
    3に記載のプラズマ発生方法。
  15. 【請求項15】 前記無機誘電体が粒状体であることを
    特徴とする請求項10乃至14に記載のプラズマ発生方
    法。
  16. 【請求項16】 前記粒状体の形状が球状、ペレット
    状、角状、不安定形状であることを特徴とする請求項1
    5に記載のプラズマ発生方法。
  17. 【請求項17】 前記交流電源に接続される電極と接地
    電極のいずれか一方が円筒状であることを特徴とする請
    求項10乃至16に記載のプラズマ発生方法。
  18. 【請求項18】 交流電源に接続される電極と接地電極
    とからなる電極対の間に誘電率が1000から1000
    0である無機誘電体を充填し、前記電極対の間にガスを
    導入し、前記電極対の間に前記交流電源により交流電界
    を印加して大気圧下でグロー放電を発生させることを特
    徴とするプラズマ発生方法。
  19. 【請求項19】 前記ガスが空気を主成分とすることを
    特徴とする請求項18に記載のプラズマ発生方法。
  20. 【請求項20】 前記ガスが有機化合物を含有すること
    を特徴とする請求項18又は19に記載のプラズマ発生
    方法。
  21. 【請求項21】 前記ガスが塩素系有機化合物を含有す
    ることを特徴とする請求項18又は19に記載のプラズ
    マ発生方法。
  22. 【請求項22】 前記無機誘電体が粒状体であることを
    特徴とする請求項18乃至21に記載のプラズマ発生方
    法。
  23. 【請求項23】 前記粒状体の形状が球状、ペレット
    状、角状、不安定形状であることを特徴とする請求項2
    2に記載のプラズマ発生方法。
  24. 【請求項24】 前記交流電源に接続される電極と接地
    電極のいずれか一方が円筒状であることを特徴とする請
    求項18乃至23に記載のプラズマ発生方法。
  25. 【請求項25】 交流電源に接続される電極と接地電極
    とからなる電極対の間にチタン酸バリウムを主成分とす
    る無機誘電体を充填し、前記電極対の間に有機化合物を
    含有するガスを導入し、前記電極対の間に前記交流電源
    により交流電界を印加して大気圧下でグロー放電を発生
    させることにより、前記有機化合物を分解することを特
    徴とするプラズマ反応によるガス処理方法。
  26. 【請求項26】 前記ガスが空気を主成分とすることを
    特徴とする請求項25に記載のプラズマ反応によるガス
    処理方法。
  27. 【請求項27】 前記有機化合物が塩素系有機化合物で
    あることを特徴とする請求項25又は26に記載のプラ
    ズマ反応によるガス処理方法。
  28. 【請求項28】 前記無機誘電体の誘電率が1000か
    ら10000であることを特徴とする請求項25乃至2
    7に記載のプラズマ反応によるガス処理方法。
  29. 【請求項29】 前記無機誘電体が粒状体であることを
    特徴とする請求項25乃至28に記載のプラズマ反応に
    よるガス処理方法。
  30. 【請求項30】 前記粒状体の形状が球状、ペレット
    状、角状、不安定形状であることを特徴とする請求項2
    9に記載のプラズマ反応によるガス処理方法。
  31. 【請求項31】 前記交流電源に接続される電極と接地
    電極のいずれか一方が円筒状であることを特徴とする請
    求項25乃至30に記載のプラズマ反応によるガス処理
    方法。
  32. 【請求項32】 交流電源に接続される電極と接地電極
    とからなる電極対の間に誘電率が1000から1000
    0である無機誘電体を充填し、前記電極対の間に有機化
    合物を含有するガスを導入し、前記電極対の間に前記交
    流電源により交流電界を印加して大気圧下でグロー放電
    を発生させることにより、前記有機化合物を分解するこ
    とを特徴とするプラズマ反応によるガス処理方法。
  33. 【請求項33】 前記ガスが空気を主成分とすることを
    特徴とする請求項32に記載のプラズマ反応によるガス
    処理方法。
  34. 【請求項34】 前記有機化合物が塩素系有機化合物で
    あることを特徴とする請求項32又は33に記載のプラ
    ズマ反応によるガス処理方法。
  35. 【請求項35】 前記無機誘電体が粒状体であることを
    特徴とする請求項32乃至34に記載のプラズマ反応に
    よるガス処理方法。
  36. 【請求項36】 前記粒状体の形状が球状、ペレット
    状、角状、不安定形状であることを特徴とする請求項3
    5に記載のプラズマ反応によるガス処理方法。
  37. 【請求項37】 前記交流電源に接続される電極と接地
    電極のいずれか一方が円筒状であることを特徴とする請
    求項32乃至36に記載のプラズマ反応によるガス処理
    方法。
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