JP2000349068A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JP2000349068A
JP2000349068A JP11154750A JP15475099A JP2000349068A JP 2000349068 A JP2000349068 A JP 2000349068A JP 11154750 A JP11154750 A JP 11154750A JP 15475099 A JP15475099 A JP 15475099A JP 2000349068 A JP2000349068 A JP 2000349068A
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Japan
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microwave
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reactor
plasma
microwave introduction
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JP11154750A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Wada
暢弘 和田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器の内面が損耗されることを防止し得るプ
ラズマ処理装置を提供する。 【解決手段】 処理室31の内壁とマイクロ波導入窓4
の間には限定プレート91が介在し、かつ限定プレート
91にはマイクロ波導入窓4を処理室31に露出させる
開口81が形成されている。よってマイクロ波導入窓4
からの漏洩電界は開口81を介して処理室31へと進入
し、処理室31においてプラズマを発生させることがで
きる。しかもこのプラズマは処理室31の内壁から遠ざ
けられるので、処理室31の内壁が損耗されることが防
止される。その上、マイクロ波導入窓4が限定プレート
91と対向する部分には導電性被膜96が被覆されてい
るので、マイクロ波導入窓4と限定プレート91との間
で不要な放電が生じることもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波を用い
て生成したプラズマによって、半導体基板又は液晶ディ
スプレイ用ガラス基板等にエッチング又はアッシング等
の処理を施す装置に関する。
【0002】
【従来の技術】反応ガスに外部からエネルギを与えて生
じるプラズマは、LSI又はLCD等の製造プロセスに
おいて広く用いられている。特に、ドライエッチングプ
ロセスにおいて、プラズマの利用は不可欠の基本技術と
なっている。このプラズマによって処理される基板の寸
法が大きくなるのに伴って、より広い領域にプラズマを
均一に発生させることが要求されている。そのため、本
願出願人は、特開昭62−5600号公報及び特開昭6
2−99481号公報等において次のような装置を提案
している。
【0003】図8は、特開昭62−5600号公報及び
特開昭62−99481号公報に開示した装置と同タイ
プのプラズマ処理装置200を示す側断面図であり、図
9はプラズマ処理装置200の平面図である。
【0004】矩形箱状の反応器31は、その全体がアル
ミニウムで形成されている。反応器31の上部にマイク
ロ波導入窓34が配置してあり、反応器31の上部はマ
イクロ波導入窓34で気密状態に封止されている。この
マイクロ波導入窓34は、耐熱性及びマイクロ波透過性
を有すると共に誘電損失が小さい、石英ガラス又はアル
ミナ等の誘電体で形成されている。
【0005】反応器31には、該反応器31の上部を覆
う長方形箱状のカバー部材40が連結してある。このカ
バー部材40内の天井部分には誘電体線路41が取り付
けてある。誘電体線路41は、フッ素樹脂(例えばテフ
ロン:登録商標)、ポリエチレン樹脂又はポリスチレン
樹脂等の誘電体を、図9に示されるように、平面視にお
いて矩形と三角形とを組み合わせた略五角形の頂点に凸
部を設けた板形状に成形してなる。誘電体線路41の凸
部はカバー部材40の周面に連結した導波管51に内嵌
している。導波管51にはマイクロ波発振器50が連結
してあり、マイクロ波発振器50が発振したマイクロ波
は、導波管51によって誘電体線路41の凸部に入射さ
れる。
【0006】反応器31の内部は処理室32になってお
り、反応器31の周囲壁を貫通する貫通穴に嵌合させた
ガス導入管35から処理室32内に所要のガスが導入さ
れる。反応器31の底部壁中央には、試料Wを載置する
載置台33が設けてあり、載置台33にはマッチングボ
ックス36を介して数百KHz〜十数MHzのRF電源
37が接続されている。また、反応器31の底部壁には
処理室32の内気を排出する排気口38が開設してあ
る。
【0007】このようなプラズマ処理装置200を用い
て試料Wの表面にエッチング処理を施すには、排気口3
8から排気して処理室32内を所望の圧力まで減圧した
後、ガス導入管35から処理室32内に反応ガスを供給
する。
【0008】次いで、マイクロ波発振器50からマイク
ロ波を発振させ、これを導波管51を介して誘電体線路
41に導入する。前述した如く、誘電体線路41の凸部
の基端側は、平面視が略三角形状のテーパ41aとなっ
ている。よってこの凸部に入射されたマイクロ波はテー
パ部41aに沿ってその幅方向に拡げられ、誘電体線路
41の全体に伝播する。このマイクロ波はカバー部材4
0の導波管51に対向する端面で反射し、入射波と反射
波とが重ね合わされて誘電体線路41に定在波が形成さ
れる。この定在波によって、誘電体線路41の下方に漏
れ電界が形成され、それがマイクロ波導入窓34を透過
して処理室32内へ導入される。このようにして、マイ
クロ波が処理室32内へ伝播する。
【0009】処理室32内へと伝搬したマイクロ波によ
り処理室32内にプラズマが生成され、そのプラズマに
よって試料Wの表面をエッチングする。これによって、
大口径の試料Wを処理すべく反応器31の直径を大きく
しても、その反応器31の全領域へマイクロ波を均一に
導入することができ、大口径の試料Wを比較的均一にプ
ラズマ処理することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のプラズ
マ処理装置200にあっては、反応器31の内周面近傍
で生成されたプラズマによって反応器31の内周面がス
パッタリングされる虞があった。反応器31の内周面が
スパッタリングされた場合、それによってパーティクル
が発生し、該パーティクルによって試料Wが汚染され
る。そこで本発明の第1の目的は、反応器の内面が損耗
されることを防止し得るプラズマ処理装置を提供するこ
とにある。
【0011】また、従来のプラズマ処理装置200で
は、誘電体線路41にマイクロ波を均一に拡がらせるた
めに、マイクロ波導入窓34及び反応器31の縁部から
水平方向へ突出させたテーパ部41aを設けてあり、こ
のテーパ部41aは、誘電体線路41の面積、即ち処理
室32の直径に応じて所定の寸法に定めてある。そのた
め、従来のプラズマ処理装置200を設置する場合、反
応器31の周縁から突出させたテーパ部41aを格納す
るための水平方向のスペースを余分に確保しなければな
らない。
【0012】ところで、試料Wの大口径化に伴って、反
応器31の寸法が更に大きいプラズマ処理装置が要求さ
れている。このとき、装置の設置場所を手当てする必要
がないこと、即ち、可及的に狭いスペースで設置し得る
ことも要求されている。しかしながら、従来の装置にあ
っては、テーパ部41aの寸法は反応器31の直径に応
じて定めるため、前述した両要求を共に満足することが
できないという問題があった。
【0013】そこで本発明の第2の目的は、第1の目的
を達成しつつ、反応器の直径が大きくても、装置全体の
サイズを可及的に小さくできるプラズマ処理装置を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者は、マイクロ波
導入窓を設けてなる容器内へと、マイクロ波導入窓から
漏洩するマイクロ波を導入する際、マイクロ波限定部材
と、これに対向する位置でマイクロ波導入窓に被覆され
る導電性被膜とを設けることにより、容器の内周面近傍
でのプラズマの発生を効果的に抑制できることを知見し
た。
【0015】更に、マイクロ波導入窓に対面してマイク
ロ波を放射するスリットを設けた有端環状又は無端環状
の導波管型アンテナによりマイクロ波を供給し、マイク
ロ波導入窓を介して容器内にマイクロ波を導入する構成
により、即ち、中央部にマイクロ波の供給部がない構成
であっても、容器内にプラズマを均一に発生できること
を知見した。
【0016】これらの知見により、本発明はなされたも
ので、その第1の発明は、試料が収納された反応器へマ
イクロ波導入窓を介してマイクロ波を導入し、該マイク
ロ波により前記反応器内においてプラズマを生成し、前
記試料にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置であっ
て、前記マイクロ波導入窓に近接して導電性部材が設け
られており、かつ、前記マイクロ波導入窓の前記導電性
部材と対面する部分が導電性被膜で被覆されていること
を特徴とする。
【0017】また第2の発明は第1の発明であって、し
かも前記反応器の内壁と前記マイクロ波導入窓との間に
前記導電性部材が介在することを特徴とする。
【0018】また第3の発明は第2の発明であって、し
かも前記導電性部材の前記反応器の内壁とは反対側の端
が、前記導電性被膜が被覆された前記マイクロ波導入窓
で覆われることを特徴とする。
【0019】望ましくは前記導電性部材はマイクロ波限
定部材であって、前記マイクロ波導入窓の前記マイクロ
波限定部材と対面する部分が前記導電性被膜で被覆され
ている。
【0020】あるいは望ましくは前記導電性部材は対向
電極であって、前記マイクロ波導入窓の前記対向電極と
対面する部分が前記導電性被膜で被覆されている。
【0021】あるいは更に望ましくは前記導電性被膜が
SiC,Si,CおよびAlのいずれか一種または複数
で形成されている。
【0022】
【作用】マイクロ波導入窓に被覆された導電性被膜は、
マイクロ波導入窓と、これに対向する導電性部材との間
の放電を抑止する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。
【0024】実施の形態1:図1は、本発明の実施の形
態1にかかるプラズマ処理装置101の構造を示す側断
面図である。プラズマ処理装置101は、図8に示され
た従来のプラズマ処理装置200と比較して、以下の2
点で特徴的に異なっている以外は、同様の構成を採って
いる。第1に、断面において間欠的に現れる開口81を
有した導電性の限定プレート91が、マイクロ波導入窓
34の内面に近接して反応器31に内嵌されている点で
ある。第2に、導電性の限定プレート91と対向する側
において、開口81を覆い尽くすことなくマイクロ波導
入窓34に導電型性被膜96がコーテイングされている
点である。かかるコーティングは、例えば0.02μm
のCrを下地とし、この上に2μmのAlを積層するこ
とで実現できる。Al以外にも、SiC,Si,Cおよ
びAlのいずれか一種または複数で実現することができ
る。
【0025】プラズマ処理装置101において、誘電体
線路41の下方に放射された電界はマイクロ波導入窓3
4を透過して処理室32内に導入され、処理室32内に
プラズマが生成される。しかし限定プレート91を反応
器31を介して電気的に接地することにより、マイクロ
波が処理室2内に導入する位置を選択的に限定する機能
を果たしており、プラズマが生成する位置を制御するこ
とができる。つまり限定プレート91は、高周波が印加
される載置台33の対向電極として作用して、試料W上
に導かれるプラズマの指向性を向上させることができ
る。また、開口81を反応器31の内周面から隔離させ
ることができ、該プラズマによって反応器31の内周面
が損耗することが防止される。従って、プラズマによっ
て載置台3上の試料Wの表面のエッチングを、指向性良
く、また反応器31の内周面を損耗させることなく、行
うことができる。
【0026】図2は図1における範囲P近傍を拡大して
示す断面図である。微視的にみれば、限定プレート91
とマイクロ波導入窓34とは必ずしも密着できない場合
もあり得る。そしてそのような場合にはマイクロ波導入
窓34から漏洩するマイクロ波の強電界に基づいて、両
者の間隙89において電位差が生じ、不要な放電が生じ
る可能性がある。かかる不要な放電は悪影響、例えばシ
リコン酸化膜のエッチングにおけるエッチングレートの
低下や、フォトレジストに対する選択比の低下を招来す
る。しかし、マイクロ波導入窓34の限定プレート91
と対向する側には、限定プレート91と対向して導電型
性被膜96が被覆されているので、限定プレート91と
マイクロ波導入窓34との間に、たとえ間隙89が存在
したとしても、間隙89において不要な放電が生じるこ
とも防止できる。
【0027】図3は、限定プレート91の形状を例示す
る平面図である。限定プレート91が内嵌される反応器
31は、破線でその外壁の位置が示されている。白矢印
は誘電体線路41中を伝搬するマイクロ波の伝搬方向を
示している。このように、誘電体線路41中を伝搬する
マイクロ波の伝搬方向とほぼ直交する方向に延在する開
口81を、上記方向に沿って複数並べることができる。
【0028】もちろん、マイクロ波発振器50による発
振と同時的にマッチングボックス36を介して高周波電
源37から載置台33に高周波を印加してもよい。載置
台33に高周波を印加することにより、プラズマ中のイ
オンを制御しつつ載置台33上の試料Wの表面をエッチ
ングすることができる。
【0029】本実施の形態では限定プレート91を反応
室31へ内嵌した態様を例示したが、限定プレート91
の寸法が反応室31の内寸よりも大きく、その縁部が反
応器31とマイクロ波導入窓34との間で挟持される態
様も可能である。
【0030】実施の形態2:図4は本発明の実施の形態
2に係るプラズマ処理装置102の構造を示す側断面図
であり、図5は図4に示したプラズマ処理装置102の
平面図である。有底円筒形状の反応器1は、その全体が
導電性の金属で形成されており、該反応器1は電気的に
接地してある。反応器1の上部の開口はマイクロ波導入
窓4で気密状態に封止されている。このマイクロ波導入
窓4は、耐熱性及びマイクロ波透過性を有すると共に誘
電損失が小さい、石英ガラス又はアルミナ等の誘電体で
形成されている。
【0031】前述したマイクロ波導入窓4には、導電性
金属を円形蓋状に成形してなるカバー部材10が外嵌し
てあり、該カバー部材10は反応器1上に固定してあ
る。カバー部材10の上面には、反応器1内へマイクロ
波を導入するためのアンテナ11が固定してある。アン
テナ11は、断面視がコ字状の部材を無端環状に成形し
てなる環状導波管型アンテナ部11aを、その開口をカ
バー部材10に対向させて、反応器1の中心軸(図示せ
ず)と同心円状に、かつ反応器1の内周面より内側に設
けてあり、カバー部材10の環状導波管型アンテナ部1
1aに対向する部分には複数のスリット15が開設して
ある。即ち、本実施の形態では、環状導波管型アンテナ
部11aと、複数のスリット15が開設してあるカバー
部材10の環状導波管型アンテナ部11aに対向する部
分とから、環状導波管型アンテナが構成されている。
【0032】環状導波管型アンテナ部11aの外周面に
設けた開口の周囲には該環状導波管型アンテナ部11a
へマイクロ波を導入するための導入部11bが、環状導
波管型アンテナ部11aの直径方向になるように連結し
てある。この導入部11b及び環状導波管型アンテナ部
11a内には、フッ素樹脂(例えばテフロン:登録商
標)、ポリエチレン樹脂又はポリスチレン樹脂等(好ま
しくはテフロン)の誘電体14が内嵌してある。
【0033】導入部11bにはマイクロ波発振器30か
ら延設した導波管29が連結してあり、マイクロ波発振
器30が発振したマイクロ波は、導波管29を経てアン
テナ11の導入部11bに入射される。この入射波は、
導入部11bから環状導波管型アンテナ部11aへ導入
される。環状導波管型アンテナ部11aへ導入されたマ
イクロ波は、環状導波管型アンテナ部11aを互いに逆
方向へ進行する進行波として、該環状導波管型アンテナ
部11a内の誘電体14中を伝播し、両進行波は、重ね
合わされて環状導波管型アンテナ部11aに定在波が生
成される。この定在波によって、環状導波管型アンテナ
部11aの内面に、所定の間隔で極大値を示す壁面電流
が通流する。
【0034】このとき、誘電率εrが、2.1のテフロ
ン(登録商標)が装入してある環状導波管型アンテナ部
11a内を伝播するマイクロ波のモードを基本伝播モー
ドである矩形TE10にするには、マイクロ波の周波数
2.45GHzに応じて、環状導波管型アンテナ部11
aの寸法を、高さ27mm,幅66.2mmにすればよ
い。このモードのマイクロ波は、エネルギを殆ど損失す
ることなく環状導波管型アンテナ部11a内の誘電体1
4を伝播する。
【0035】また、直径が380mmのマイクロ波導入
窓4を用い、環状導波管型アンテナ部11aにεr=
2.1のテフロン(登録商標)を内嵌した場合、環状導
波管型アンテナ部11aの中心から環状導波管型アンテ
ナ部11aの幅方向の中央までの寸法を、141mmに
すれば良い。この場合、環状導波管型アンテナ部11a
の幅方向の中央を結ぶ円Cの周方向の長さ(略886m
m)は、該環状導波管型アンテナ部11a内を伝播する
マイクロ波の波長(略110mm)の略整数倍である。
そのため、マイクロ波は環状導波管型アンテナ部11a
内で共振して、前述した定在波は、その腹の位置で高電
圧・低電流、節の位置で低電圧・高電流となり、アンテ
ナのQ値が向上する。
【0036】複数のスリット15は、複数の強電界強度
の領域(腹)の間の略中央(節)に位置しており、各ス
リット15から放射されたマイクロ波はマイクロ波導入
窓4を透過して反応器1内へ導入される。各スリット1
5は、カバー部材10に略放射状に設けてあるため、マ
イクロ波は反応器1内の全領域に均一に導入される。一
方、図4に示したように、アンテナ11は反応器1の直
径と同じ直径のカバー部材10上に、該カバー部材10
の周縁から突出することなく設けてあるため、反応器1
の直径が大きくても、プラズマ処理装置のサイズが可及
的に小さく、従って小さなスペースに設置することがで
きる。
【0037】反応器1の底部壁中央には、試料Wを載置
する載置台3が設けてあり、載置台3にはマッチングボ
ックス6を介して高周波電源7が接続されている。反応
器1の周囲壁には該周囲壁を貫通する貫通孔が開設して
あり、該貫通孔には、処理室2内へ反応ガスを導入する
ガス導入管5が嵌合してある。また、処理室2の底部壁
には処理室2の内気を排出する排気口8が開設してあ
る。
【0038】マイクロ波導入窓4の内面に対向させて、
マイクロ波が処理室2内に導入する導入領域を処理室2
の中央部に限定する限定プレート92が、マイクロ波導
入窓4に近接して配設されている。限定プレート92は
導電性を有する板を環状に成形してなり、限定プレート
92の外周縁部が反応器1の上端とマイクロ波導入窓4
の外周縁部との間に挟持固定されている。限定プレート
92はその中央において、反応室1内へとマイクロ波導
入窓4を露出させる開口82の周囲を囲んでいる。限定
プレート92の内周縁部は、前述した複数のスリット1
5の環状導波管型アンテナ部11aの外周面側の端部近
傍の適宜位置に対向させてある。また、限定プレート9
2は電気的に接地してある。もちろん、実施の形態1と
同様にして、限定プレート92が反応室1内に内嵌した
態様を採ることもできる。
【0039】一方、マイクロ波導入窓4の、限定プレー
ト92に対向する側において、限定プレート92に対向
して導電性被覆97が被覆されている。範囲P’を拡大
すれば、図2に拡大して示された範囲Pにおいて、符号
34,81,91,96をそれぞれ符号4,82、9
2,97に置換して得られる図面で表される。
【0040】このようなプラズマ処理装置102を用い
て試料Wの表面にエッチング処理を施すには、排気口8
から排気して処理室2内を所望の圧力まで減圧した後、
ガス導入管5から処理室2内に反応ガスを供給する。次
いで、マイクロ波発振器30から2.45GHzのマイ
クロ波を発振させ、それを導波管31を経てアンテナ1
1に導入し、環状導波管型アンテナ部11aに定在波を
形成させる。環状導波管型アンテナ部11aの複数のス
リット15から放射された電界は、マイクロ波導入窓4
を透過して反応器1内へ導入され、処理室2内にプラズ
マが生成される。このプラズマによって載置台3上の試
料Wの表面がエッチングされる。
【0041】また、マイクロ波発振器30による発振と
同時的にマッチングボックス6を介して高周波電源7か
ら載置台3に高周波を印加してもよい。載置台3に高周
波を印加することにより、プラズマ中のイオンを制御し
つつ載置台3上の試料Wの表面をエッチングすることが
できる。
【0042】このとき、電気的に接地してある環状の限
定プレート92がマイクロ波導入窓4に近接して配設さ
れているため、マイクロ波は限定プレート92の開口8
2内に導入され、そこでプラズマが生成される。これに
よって、プラズマが生成する位置を反応器1の内周面か
ら隔離させることができ、該プラズマによって反応器1
の内周面が損耗することが防止される。一方、電気的に
接地した限定プレート92が、高周波が印加される載置
台3の対向電極として作用して、試料W上に導かれるプ
ラズマの指向性を向上させることができる。しかも、実
施の形態1で述べたのと同様にして、たとえマイクロ波
導入窓4と限定プレート92との間に間隙89が存在し
たとしても、不要な放電を防止することができる。
【0043】その上、環状導波管型アンテナ部11aを
採用してこれからマイクロ波導入窓4を透過して処理室
2内にマイクロ波と導入させるので、反応器1の直径が
大きくても、プラズマ処理装置102全体のサイズを可
及的に小さくできる。従って、本実施の形態にかかる発
明は、第1の目的のみならず第2の目的をも達成するこ
とができる。
【0044】なお、本実施の形態では、複数のスリット
15は、環状導波管型アンテナ部11a内を伝播するマ
イクロ波の進行方向に直交するように開設してあるが、
本発明はこれに限らず、前記マイクロ波の進行方向に斜
めに交わるようにスリットを開設してもよく、また、マ
イクロ波の進行方向に開設してもよい。反応器1内に生
成されたプラズマによって、アンテナ11内を伝播する
マイクロ波の波長が変化して、環状導波管型アンテナ部
11aの周壁に通流する電流の極大値を示す位置が変化
する場合があるが、マイクロ波の進行方向に斜めに開設
したスリット又はマイクロ波の進行方向に開設したスリ
ットにあっては、電流の極大値を示す位置の変化をスリ
ットの領域内に取り込むことができる。
【0045】また環状導波管型アンテナ部11a内には
誘電体14を装入せずに空洞になしてもよい。しかし、
環状導波管型アンテナ部11a内に誘電体14を装入し
た場合、環状導波管型アンテナ部11aに入射されたマ
イクロ波は誘電体14によってその波長が1/√(ε
r)倍(εrは誘電体の比誘電率)だけ短くなる。従っ
て同じ直径の環状導波管型アンテナ部11aを用いた場
合、誘電体14が装入してあるときの方が、誘電体14
が装入していないときより、環状導波管型アンテナ部1
1aの壁面に通流する電流が極大になる位置が多く、そ
の分、複数のスリット15を多く開設することができ
る。そのため、処理室2内へマイクロ波をより均一に導
入することができる。
【0046】実施の形態3:図6は本発明の実施の形態
3に係るプラズマ処理装置103の構造を示す側断面図
であり、図7は図6に示した範囲Q近傍を拡大して示す
断面図である。なお、両図中、既述の部分に対応する部
分には同じ番号を付してその説明を省略する。
【0047】プラズマ処理装置103はプラズマ処理装
置102と比較して、マイクロ波導入窓4の処理室2側
の面に環状凸部4aを設けた点と、環状凸部4aの外周
面にも被覆された導電性被膜98を設けた点で特徴的に
異なっている。環状凸部4aは、その外周が限定プレー
ト92の内周端を覆い、その内周が凹部4bを囲んでい
る。ここでは限定プレート92の厚さ寸法と環状凸部4
aの高さが略同寸法に設定されている。また、導電性被
膜98は、限定プレート92の上面と対向するマイクロ
波導入窓4のみならず、環状凸部4aの外周面において
も限定プレート92とマイクロ波導入窓4の間に介在す
る。
【0048】このようなプラズマ処理装置にあっては、
実施の形態2と同様、限定プレート92によって反応器
1の内面の損耗が防止される。一方、限定プレート92
の内周端もマイクロ波導入窓4の環状凸部4aで覆われ
ているため、限定プレート92の内周端もプラズマから
隔離され、プラズマによる損耗が防止される。そのた
め、限定プレート92の損耗に起因するパーティクルの
発生が抑制される。
【0049】しかも、環状凸部4aの外周面と限定プレ
ート92の内周端との間の不要な放電をも防止できる。
従って、本実施の形態にかかる発明も、第1及び第2の
目的の双方を達成することができる。
【0050】
【発明の効果】この第1の発明にかかるプラズマ処理装
置によれば、発生するプラズマの指向性を向上させつ
つ、不要な放電を防止できる。
【0051】この第2の発明にかかるプラズマ処理装置
によれば、処理室の内壁の不要な損耗を防止でき、パー
ティクルの発生が防止され、試料の汚染が回避される。
【0052】この第3の発明にかかるプラズマ処理装置
によれば、導電性部材自身の損耗を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかるプラズマ処理
装置101の構造を示す側断面図である。
【図2】 図1における範囲P近傍を拡大して示す断面
図である。
【図3】 限定プレート91の形状を例示する平面図で
ある。
【図4】 本発明の実施の形態2に係るプラズマ処理装
置102の構造を示す側断面図である。
【図5】 プラズマ処理装置102の平面図である。
【図6】 本発明の実施の形態3に係るプラズマ処理装
置103の構造を示す側断面図である。
【図7】 図6における範囲Q近傍を拡大して示す断面
図である。
【図8】 従来のプラズマ処理装置200の構造を示す
側断面図である。
【図9】 プラズマ処理装置200の平面図である。
【符号の説明】
1,31 処理室、4,34 マイクロ波導入窓、9
1,92 限定プレート、96〜98 導電性被膜、1
01〜103 プラズマ処理装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K057 DA11 DA16 DA19 DD03 DD08 DK03 DM06 DM09 DM29 DN02 DN03 5F004 AA14 AA16 BA20 BB13 BB14 BB29 BD01 CA06 5F045 BB14 DP04 DQ05 EB03 EB13 EC05 EH02 EH03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料が収納された反応器へマイクロ波導
    入窓を介してマイクロ波を導入し、該マイクロ波により
    前記反応器内においてプラズマを生成し、前記試料にプ
    ラズマ処理を施すプラズマ処理装置であって、 前記マイクロ波導入窓に近接して導電性部材が設けられ
    ており、かつ、前記マイクロ波導入窓の前記導電性部材
    と対面する部分が導電性被膜で被覆されていることを特
    徴とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記反応器の内壁と前記マイクロ波導入
    窓との間に前記導電性部材が介在することを特徴とす
    る、請求項1記載のプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記導電性部材の前記反応器の内壁とは
    反対側の端が、前記導電性被膜が被覆された前記マイク
    ロ波導入窓で覆われることを特徴とする、請求項2記載
    のプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記導電性部材はマイクロ波限定部材で
    あって、前記マイクロ波導入窓の前記マイクロ波限定部
    材と対面する部分が前記導電性被膜で被覆されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の
    プラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記導電性部材は対向電極であって、前
    記マイクロ波導入窓の前記対向電極と対面する部分が前
    記導電性被膜で被覆されていることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれか一つに記載のプラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記導電性被膜がSiC,Si,Cおよ
    びAlのいずれか一種または複数で形成されていること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載のプ
    ラズマ処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007250569A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Tokyo Electron Ltd プラズマ処理装置およびプラズマに曝される部材
WO2011122422A1 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置、および誘電体窓

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JP2007250569A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Tokyo Electron Ltd プラズマ処理装置およびプラズマに曝される部材
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