JP2000350100A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP2000350100A
JP2000350100A JP11155961A JP15596199A JP2000350100A JP 2000350100 A JP2000350100 A JP 2000350100A JP 11155961 A JP11155961 A JP 11155961A JP 15596199 A JP15596199 A JP 15596199A JP 2000350100 A JP2000350100 A JP 2000350100A
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義和 三浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水平転送速度を高めることができるCCDなど
の固体撮像装置を提供する。 【解決手段】吸収する光の量に応じた信号電荷を生成す
る複数個の受光セル12が集積された受光面10と、受
光面10から転送された信号電荷を複数の領域毎に分割
して、当該領域の専有する幅を狭めながら所定の方向に
垂直転送する第1転送部11と、第1転送部11から転
送された信号電荷を前記分割された複数の領域毎に所定
の方向に水平転送する第2転送部20と、第2転送部2
0から転送された信号電荷を増幅するアンプ21とを有
する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体撮像装置に関
し、特に電荷結合素子などの固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像装置、例えばCCD(Charge C
oupled device )には、一般にインターライントランス
ファー方式やフレームトランスファー方式などがある。
インターライントランスファー方式のCCDの平面図を
図16(a)に示す。例えば、フォトダイオード構造を
有して光電変換し、生成した信号電荷を所定の方向(図
面上矢印の方向)に垂直転送する受光面10と、受光面
10からの信号電荷を水平転送する水平転送部(水平転
送レジスタ)20と、得られた信号電荷を増幅するアン
プ21とを有する構成である。アンプ21は不図示の信
号処理回路などへ接続されている。上記の受光面10
は、図16(b)に示す単位画素となる受光セル12が
敷きつめられて構成されている。インターライントラン
スファー方式においては、受光セル12は、光電変換に
より信号電荷を生成する受光部(開口部)12aと、受
光部12aで生成した信号電荷を垂直転送する転送部や
配線部を有する遮光部12bとから構成される。
【0003】一方、フレームトランスファー方式のCC
Dの平面図を図17(a)に示す。例えば、フォトダイ
オード構造を有して光電変換し、生成した信号電荷を所
定の方向(図面上矢印の方向)に垂直転送する受光面1
0と、信号電荷を読み出すまでの間一時的に保持する機
能を有する遮光された垂直転送部11と、垂直転送部か
らの信号電荷を水平転送する水平転送部20と、得られ
た信号電荷を増幅するアンプ21とを有する構成であ
る。アンプ21は不図示の信号処理回路などへ接続され
ている。上記の受光面10は、図17(b)に示す単位
画素となる受光セル12が敷きつめられて構成されてい
る。この受光セル12は、転送ゲート部12cと仮想ゲ
ート部(12d,12e,12f)を有する、いわゆる
仮想ゲート方式のCCDの受光セルである。仮想ゲート
部(12d,12e,12f)の一部に、アンチブルー
ミングゲート部12eが形成されている構成である。
【0004】上記のインターライントランスファー方式
あるいはフレームトランスファー方式を用いて、TDI
(time delay integration;時間遅延積算)機能を有す
るCCDが開発されている。コンフォーカル顕微鏡とし
て機能することができる上記のTDIセンサは、例えば
図18(a)の平面図に示す構成を有しており、フォト
ダイオード構造を有して光電変換し、生成した信号電荷
を所定の方向(図面上矢印OPV の方向)に垂直転送す
る受光面10と、受光面10からの信号電荷を水平転送
する水平転送部20と、得られた信号電荷を増幅するア
ンプ21とを有する構成である。アンプ21は不図示の
信号処理回路などへ接続されている。上記の受光面10
においては、単位画素となる受光セル12が1画素の整
数倍毎(図面上は3画素毎)に水平方向に配置され、垂
直方向には1段毎に1画素ずつずらして配置されてい
る。受光面10上の受光セル12を除く領域は垂直転送
路13により構成されており、受光セル12において生
成した信号電荷を図面上矢印OPV の方向に転送する。
垂直転送路13は、例えば受光セル12と同じ構成を有
し、遮光されていることにより転送のみに機能するよう
になっている。従って、上記のTDIセンサの受光面1
0は、上記の従来のインターライントランスファー方式
あるいはフレームトランスファー方式のCCDの受光面
上に、水平方向に1画素の整数倍毎、垂直方向に1段毎
に1画素ずつずらして開口した遮光膜を設けることで構
成することができる。
【0005】上記のTDIセンサの動作について説明す
る。図18(a)に示すように、被写体Aを撮像する場
合には、被写体Aをステージに乗せ、所定の方向に一定
の速度で動かす。このとき、受光面10においては、ス
テージの移動速度に同期して信号電荷の転送を行う。す
なわち、被写体Aが受光面10を横切って移動すると
き、受光セルC1で被写体Aに対する信号電荷が生成
し、得られた信号電荷は矢印OPV の方向に垂直転送さ
れ、受光セルC2に到達するとその部分の信号電荷と加
算される。得られた信号電荷は、次の垂直転送までの間
に矢印OPH の方向に水平転送され、アンプを介して画
像信号として取り出される。以上の動作を繰り返すこと
により、連続画像を撮像することができる。
【0006】従って、図18(b)に示すように、信号
電荷は受光セルに到達するたびにその部分の電荷と加算
される。この電荷転送はステージの動作と連動させてい
るので、常に同じ被写体部分の画像が加算されることに
なる。すなわち、被写体Aの移動速度OPA の速度と、
被写体Aに対する信号電荷A’の垂直転送速度OPV
同期させることにより、被写体Aを多重露光撮像するこ
とを可能にしている。
【0007】上記のTDIセンサは、インターライント
ランスファー方式あるいはフレームトランスファー方式
のCCDのどちらでも構成することができるが、動作と
してはフレームトランスファー方式の方が適している。
インターライントランスファー方式の場合には、受光部
(開口部)から転送路への電荷転送と転送路内での電荷
転送は別のレベルのクロック電圧が必要になるため、駆
動系とタイミングが複雑になる。このため、構造的には
フレームトランスファー方式の方が有利である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
TDIセンサにおいては、受光面における垂直転送を1
回行った後、次の垂直転送を行うまでの間に水平転送を
完了させる必要があるため、水平転送速度が遅い場合に
はTDIセンサ全体の動作速度を制限しなければならな
いという問題があった。例えば、垂直転送を200KH
zで動作させた場合、水平転送を5μ秒の間に完了させ
る必要がある。このとき、水平2000画素のCCD
で、デューティ50%の場合には、800MHzの高速
水平転送が必要となってくる。
【0009】水平転送速度を高めるためには、例えば図
19(a)に示すように、水平転送部20,20’とア
ンプ21,21’の組を複数組(図面上は2組)設ける
方法がある。n組の水平転送部とアンプを設けること
で、水平転送部全体の転送速度をn倍に速くすることが
できる。しかし、この場合には水平転送部の転送セルの
ピッチがn倍に長くなってしまうことになる。例えば、
受光面の構成が水平1000画素、10μmピッチであ
る場合には、図19(a)に示すように2組の水平転送
部とアンプを設けると水平転送部一本あたり500画
素、20μmピッチとなる。10組の水平転送部とアン
プを設けると水平転送部は100μmピッチとなり、1
00μmピッチの転送セルで転送させることは事実上不
可能になる。このように、セル長が長くなるほど高速転
送が困難となってくるので、この方法で大幅に高速化す
ることは難しい。
【0010】また、例えば図19(b)に示すように、
1本の水平転送部20をn分割し、それぞれにアンプ2
1を設けることで、n組の水平転送部とアンプとする方
法が考えられ、この方法によっても水平転送部全体の転
送速度をn倍に速くすることができる。しかしながら、
上記の方法においてはアンプの配置場所がなく、水平転
送部をn組に分割することが困難となっている。
【0011】上記のように水平転送速度を高めること
は、高速駆動をするために、TDIセンサ以外のCCD
などの固体撮像装置としても実現することが望まれてい
る。
【0012】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、本発明の目的は、水平転送速度を高めること
ができるCCDなどの固体撮像装置を提供することであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の固体撮像装置は、吸収する光の量に応じた
信号電荷を生成する複数個の受光セルが集積された受光
面と、前記受光面から転送された信号電荷を複数の領域
毎に分割して、当該領域の専有する幅を狭めながら所定
の方向に垂直転送する第1転送部と、前記第1転送部か
ら転送された信号電荷を前記分割された複数の領域毎に
所定の方向に水平転送する第2転送部と、前記第2転送
部から転送された信号電荷を増幅するアンプとを有す
る。
【0014】上記の本発明の固体撮像装置は、好適に
は、前記受光面においては、前記受光セルが所定の距離
をもって離散して配置されており、前記受光面の前記受
光セルを除く領域に、前記受光セルにおいて生成した信
号電荷を所定の方向に垂直転送する第3転送部が形成さ
れており、前記第1転送部においては、前記第3転送部
から転送された信号電荷を複数の領域毎に分割して、前
記受光面の最も転送下流側の受光セルの幅に相当する距
離を詰めることにより、前記領域の専有する幅を狭めな
がら所定の方向に垂直転送する。
【0015】上記の本発明の固体撮像装置は、好適に
は、前記第1転送部が、第1の方向に転送する第1転送
路と、前記第1の方向と異なる第2の方向に転送する第
2転送路とを有し、前記第1転送路と前記第2転送路の
組み合わせにより前記受光面の最も転送下流側の受光セ
ルの幅に相当する距離を詰めるように配置されている。
【0016】上記の本発明の固体撮像装置は、好適に
は、前記第1転送部が、第1転送セルと、前記第1転送
セルと大きさが異なる第2転送セルとを有し、前記第1
転送セルと前記第2転送セルの組み合わせにより、前記
分割された複数の領域の専有する幅を狭めながら所定の
方向に垂直転送するように配置されている。
【0017】上記の本発明の固体撮像装置は、CCDな
どの固体撮像装置において、受光面と水平転送を行う第
2転送部とを接続する第1転送部が、受光面から転送さ
れた信号電荷を複数の領域毎に分割して、当該領域の専
有する幅を狭めながら所定の方向に垂直転送を行うよう
に配置されている。従って、分割された各第1転送部の
専有する幅を狭めた分、水平転送を行う分割された第2
転送部のそれぞれにアンプを配置する場所を確保でき、
CCDなどの固体撮像装置の水平転送速度を高めること
ができる。
【0018】また、上記の目的を達成するため、本発明
の固体撮像装置は、吸収する光の量に応じた信号電荷を
生成する複数個の受光セルが集積された受光面と、前記
受光面から転送された信号電荷を複数の領域毎に分割し
て、当該領域の水平方向の一方の端部から他方の端部に
向かって垂直方向の転送距離が単調に変化するように所
定の方向に垂直転送する第1転送部と、前記第1転送部
から転送された信号電荷を前記分割された複数の領域毎
に所定の方向に水平転送する第2転送部と、前記第2転
送部から転送された信号電荷を増幅するアンプとを有す
る。
【0019】上記の本発明の固体撮像装置は、好適に
は、前記第1転送部が、第1転送セルと、前記第1転送
セルと大きさが異なる第2転送セルとを有し、前記第1
転送セルと前記第2転送セルの組み合わせにより、前記
分割された複数の領域の水平方向の一方の端部から他方
の端部に向かって垂直方向の転送距離が単調に変化する
ように所定の方向に垂直転送するように配置されてい
る。
【0020】上記の本発明の固体撮像装置は、CCDな
どの固体撮像装置において、受光面と水平転送を行う第
2転送部とを接続する第1転送部が、受光面から転送さ
れた信号電荷を複数の領域毎に分割して、当該領域の水
平方向の一方の端部から他方の端部に向かって垂直方向
の転送距離が単調に変化するように所定の方向に垂直転
送を行うように配置されている。従って、水平転送を行
う第2転送部の転送方向は、第1転送部の垂直転送方向
と直交する方向からずれた方向とすることができ、これ
により水平転送を行う分割された第3転送部のそれぞれ
にアンプを配置する場所を確保でき、CCDなどの固体
撮像装置の水平転送速度を高めることができる。
【0021】また、上記の目的を達成するため、本発明
の固体撮像装置は、吸収する光の量に応じた信号電荷を
生成する複数個の受光セルが集積された受光面と、前記
受光面から転送された信号電荷を複数の領域毎に分割し
て、各領域毎に転送方向を屈曲しながら所定の方向に水
平転送する転送部と、前記転送部から転送された信号電
荷を増幅するアンプとを有する。
【0022】上記の本発明の固体撮像装置は、好適に
は、前記転送部が、転送方向を屈曲する転送セルを有す
る。
【0023】上記の本発明の固体撮像装置は、CCDな
どの固体撮像装置において、受光面と水平転送を行う転
送部が、受光面から転送された信号電荷を複数の領域毎
に分割して、各領域毎に転送方向を屈曲しながら所定の
方向に水平転送を行うように配置されている。従って、
水平転送を行う転送部の屈曲した部分の先端部にアンプ
を配置する場所を確保でき、CCDなどの固体撮像装置
の水平転送速度を高めることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。
【0025】第1実施形態 図1は、本実施形態に係るTDI(time delay integra
tion)センサとして機能する固体撮像装置(CCD(Ch
arge Coupled device ))の平面図である。フォトダイ
オード構造を有して光電変換し、生成した信号電荷を所
定の方向(図面上矢印OPV の方向)に垂直転送する受
光面10と、受光面10からの信号電荷を垂直転送する
垂直転送部11と、垂直転送部11からの信号電荷を水
平転送する水平転送部20と、得られた信号電荷を増幅
するアンプ21とを有する構成である。アンプ21は不
図示の信号処理回路などへ接続されている。本実施形態
においては、垂直転送部11が、受光面から転送された
信号電荷を複数の領域毎に分割しており、当該領域の専
有する幅を狭めながら所定の方向に垂直転送を行うよう
に配置されており、各領域毎に分割された垂直転送部1
1に水平転送部20とアンプ21をそれぞれ複数個設け
て、水平転送速度を高めることが可能となっている。上
記の受光面10においては、単位画素となる受光セル1
2が水平方向に2個、垂直方向に2個並べられた4個を
1組として、1画素の整数倍毎(図面上は4画素毎)に
水平方向に配置され、垂直方向には所定の行数(例えば
10行)離間した位置に1画素ずつずらして配置されて
いる。受光面10上の受光セル12を除く領域は垂直転
送路13により構成されており、受光面10全体とし
て、受光セル12において生成した信号電荷を図面上矢
印OPV の方向に転送する。
【0026】上記のCCDの受光セル12および垂直転
送路13の一部を拡大した平面図を図2に示す。受光セ
ル12は、チャネルストップ14により分離された4個
を1組として、垂直方向には所定の行数(例えば10
行)離間した位置に1画素ずつずらして配置されてい
る。このように、転送方向下流の受光セル組をすぐ上流
の受光セル組に対して受光セル1個分ずつずらす配置が
繰り返される。従って、図中の4つの受光セルC1,C
2,C3,C4は水平方向に対して同一の位置となり、
それぞれが被写体の同一部分を撮像する。
【0027】垂直転送路13は、第1相13a、第2相
13bおよび第3相13cの3相から1つの転送セルが
形成されており、この転送セルが矢印OPV と略同一の
方向へ繰り返し並べられている。垂直転送路13には、
さらに矢印OPV の方向と異なる斜めの方向に延伸する
斜伸垂直転送路13’が形成されており、第1相13
a’、第2相13b’および第3相13c’の3相から
形成される転送セルが矢印OPV に対して斜めに繰り返
し並べられている。
【0028】上記のCCDのレイアウトにおいては、受
光セル12領域を100%の仮想ゲート領域として設計
するために、垂直転送路13中に矢印OPV の方向と異
なる斜めの方向に延伸する斜伸垂直転送路13’が必要
となっている。受光セル12サイズをXμmとし、n列
毎に受光セル12を設けるレイアウトの場合には、垂直
転送部のゲートピッチは(n列−2画素)X/n列とな
る。例えば、X=8μmとし、n列毎に受光セル12を
設ける場合、垂直転送部のゲートピッチは6.4μmと
なる。また、コンフォーカル顕微鏡用途のために、4個
の受光セルを1組とする受光セル組が垂直方向には所定
の行数(例えば10行)離間した位置に1画素ずつずら
して配置されている。垂直転送路13は、同一列の受光
セルに合わせるために、その転送方向は、図中の矢印O
V と略同一の方向であるが、正確には同一列の受光セ
ル間(例えば10行)で矢印OPV に対して少しずつず
らして形成されており、その各行でのずらしの量はX/
(n列/2画素)/(m行−2画素)となり、n=m=
10、X=8μmの場合には、0.2μmとなる。
【0029】上記のTDIセンサとしての動作について
説明する。例えば、被写体をステージに乗せ、所定の方
向に一定の速度で動かすとともに、受光面においては、
ステージの移動速度に同期して信号電荷の転送を行う。
すなわち、被写体が受光面10を横切って移動すると
き、受光セルC1で被写体に対する信号電荷が生成し、
得られた信号電荷は受光セルC1の矢印OPV の方向と
直交する一方向側から垂直転送路13に転送され、この
垂直転送路13より矢印OPV の方向に垂直転送され
る。次に、被写体が、受光セルC1と同じ組であり、受
光セルC1に対して垂直方向に隣接する受光セルC2ま
で移動すると、受光セルC2において被写体に対する信
号電荷が生成し、得られた信号電荷は受光セルC2の矢
印OPV の方向と直交する一方向側から垂直転送路13
に転送され、被写体の移動と同期して上記の受光セルC
1から転送されてきた信号電荷と加算される。次に、信
号電荷は斜伸垂直転送路13’によって矢印OPV に対
して斜めに角度を有する方向に転送され、再び矢印OP
V の方向に延伸する垂直転送路13により転送される。
次に、受光セルC1,C2の受光セル組に対して転送方
向にすぐ下流に形成された受光セル組の受光セルC3お
よびC4においてそれぞれ被写体に対する信号電荷が生
成し、得られた信号電荷は受光セルC3,C4の矢印O
V の方向と直交する他方向側から垂直転送路13に転
送され、被写体の移動と同期して上記の受光セルC1,
C2から転送されてきた信号電荷と加算される。上記の
動作が垂直転送部11に到達するまで繰り返され、得ら
れた信号電荷は複数の領域に分割された垂直転送部11
によりさらに垂直転送される。水平転送部20に達した
信号電荷は、分割された各領域毎に次の垂直転送までの
間に水平方向に転送され、アンプ21を介して画像信号
として取り出される。以上の動作を繰り返すことによ
り、連続画像を撮像することができる。
【0030】図3(a)は、図2中の領域Bの拡大図で
ある。チャネルストップ14により分離された受光セル
12に対して、第1相13a、第2相13bおよび第3
相13cの3相から1つの転送セルが形成されている垂
直転送路13が接続して形成されている。ここで、受光
セル12と第2相13bが幅Lをもって接続している。
【0031】図3(b)は図3(a)中のX−X’にお
ける断面図であり、図3(c)は図3(a)中のY−
Y’における断面図である。単結晶シリコンからなるp
型半導体基板30のp型素子分離層32で分離された領
域に、n型の導電性不純物を含有するシリコンからなる
n型半導体層31が形成されており、その上層に例えば
酸化シリコンのゲート絶縁膜40が形成されている。ゲ
ート絶縁膜40の上層には、平面図における第1相13
a領域において、例えばポリシリコンからなる第1ゲー
ト電極41が形成されており、第1ゲート電極を被覆し
て酸化シリコンからなるゲート電極被覆膜42が形成さ
れている。また、平面図における第3相13c領域にお
いて、第2ゲート電極43が形成されている。第1ゲー
ト電極41および第2ゲート電極43の下層のn型半導
体層31中にはn型の導電性不純物の高濃度領域である
第1n型不純物高濃度領域33が形成されている。第1
ゲート電極41が形成されている領域、すなわち第1相
13aが第1ポリウェルPW1となり、第3ゲート電極
43が形成されている領域、すなわち第3相13cが第
2ポリウェルPW2となる。第1および第2ゲート電極
41,43の間隙部である第2相13b領域において、
n型半導体層中31にはp型の導電性不純物を含有する
p型第1反転層35が形成されており、また、受光セル
12領域において、p型第1反転層35よりもp型の導
電性不純物を高濃度に含有するp型第2反転層36が形
成されている。さらに、p型第1反転層35およびp型
第2反転層36の下層の半導体層31中にはn型の導電
性不純物の高濃度領域である第2n型不純物高濃度領域
34が形成されており、仮想ゲート領域を構成する。p
型第1反転層35が形成されている領域、すなわち第2
相13bが仮想ウェルVWとなり、p型第2反転層36
が形成されている領域、すなわち受光セル12領域が仮
想バリアVBとなる。
【0032】上記の構成において、受光セル12領域と
近接する領域に、不図示のドレイン電極を設けることが
好ましく行われる。ドレイン電極は、ブルーミング抑制
と待機時間中に生成する暗電流をクリアする機能を有す
る。
【0033】上記の第1相13a、第2相13bおよび
第3相13cから構成される転送セルにおいては、第1
相13aの上層に形成された第1ゲート電極41に所定
のクロックの電圧P1を印加し、一方第3相13cの上
層に形成された第2ゲート電極43に電圧P1と異なる
クロックの電圧P2を印加する。第2相13bおよび受
光セル12領域上にはゲート電極は形成されていなく、
一定の電圧が印加されたゲートが形成されているとみな
せる仮想ゲート構造となる。
【0034】上記のCCDにおけるPW1、VW、PW
2、およびVBの各部のポテンシャルおよび信号電荷の
転送方法について説明する。図4は、上記のCCDのポ
テンシャル図である。ここで、一方向に連続するポテン
シャルであるPW1、VW、PW2の各部は実線で示
し、VWに接続して形成されているVB(受光セル)の
ポテンシャルを波線で示している。各セルの第1ゲート
電極41と第2ゲート電極43はそれぞれ異なるクロッ
クの電圧パルス(高(High)と低(Low))が与
えられ、これに対応してPW1とPW2はそれぞれPW
LとPWHの2準位をとる。一方で、仮想ゲート領域に
おいては、p型第1反転層35およびp型第2反転層3
6により隣接するゲート電極の影響を受けず、一定電位
となる。信号電荷の転送は、まず図4(a)に示すよう
に、PW1,PW2=PWLとすると、VWが最も低い
準位となり、VB(受光セル)で生成した信号電子がV
Wに転送される。次に、図4(b)に示すように、PW
1=PWL、PW2=PWHとすると、VWから最低準
位となるPW2に信号電荷が転送される。次に、図4
(c)に示すように、PW1,PW2=PWHとする
と、隣接する転送セルのPW1がPW2と同じ最低準位
となり、信号電荷が隣接する転送セルのPW1にも転送
される。次に、図4(d)に示すように、PW1=PW
H、PW2=PWLとすると、PW2から最低準位とな
る隣接する転送セルのPW1に信号電荷が転送される。
この時点で信号電荷は全て隣接する転送セルに転送され
ており、以降は隣接する転送セル内での転送となる。次
に、図4(e)に示すように、PW1,PW2=PWL
とすると、PW1から最低準位となるVWに信号電荷が
転送される。以上のステップを繰り返すことにより、1
つの転送セルから隣接する転送セルへと信号電荷が転送
される。また、上記の各時点で受光セルにおいて新たに
生成する信号電荷は直ちにVWに転送され、VWよりも
低いポテンシャルがある場合には速やかにより低い準位
へと転送され、先に転送されている信号電荷と加算され
る。上記の転送方法は、受光セルと垂直転送部の配置か
らはインターライントランスファー方式のようである
が、実際の電荷転送動作はフレームトランスファー方式
と同様に動作できる。PW1、VW、PW2、およびV
Bの各部のポテンシャルの設計は、従来より知られてい
る仮想ゲート構造のCCDと同様とすることができる。
【0035】上記の垂直転送部11近傍領域の拡大図を
図5に示す。受光面10には4個を1組とする受光セル
が所定の距離を離間して配置されており、その間隙部に
垂直転送路13が敷きつめられて形成されている。受光
面10の最も転送下流側においても、4個を1組とする
受光セル12が配置されている。上記の受光面10の垂
直転送路13に接続して、例えば30個程度の転送セル
から構成される垂直転送部11が形成されている。垂直
転送部11全体では、信号電荷を所定の方向(図面上矢
印OPV の方向)に転送されるが、垂直転送部11は矢
印OPV の方向に転送する第1転送路Tv と、矢印OP
V に対して斜めの方向に転送する第2転送路Ta とから
構成されており、第1転送路Tv と第2転送路Ta の組
み合わせにより、受光面10の最も転送下流側の受光セ
ル12の幅に相当する距離を詰めるように配置され、こ
れにより、垂直転送部11の分割された複数の各領域の
専有する幅を狭めながら、所定の方向に垂直転送を行う
ことが可能となっている。受光面10の最も転送下流側
の受光セル12の直下部分である転送に寄与しない領域
においては、チャネルストップ14あるいはフィールド
酸化膜などが形成されている。上記の垂直転送部11に
接続して、水平転送部20が形成されており、さらに水
平転送部20の転送先にアンプ21が設けられている。
【0036】図5において矢印OPV の方向に転送する
第1転送路Tv と矢印OPV に対して斜めの方向に転送
する第2転送路Ta が近接して形成されている領域Dの
拡大図を図6に示す。矢印OPV の方向に転送する第1
転送路Tv は、通常の転送セル11aが矢印OPV の方
向に並べられて構成されている。一方、矢印OPV に対
して斜めの方向に転送する第2転送路Ta は、転送セル
11aが例えば1セルごとに1セル長の1割程度の距離
をずらすように並べられて構成されている。
【0037】上記の構造において、受光セル12から垂
直方向に直接信号電荷の転送はなされないので、受光面
10の直下に水平転送部20が形成された場合には、例
えば8μmのセルを用いて10セル毎の受光セル配列構
成とした場合、80μm分のセル毎に16μm分の信号
電荷がなくなることになる。このように、一定の数のセ
ル毎に信号電荷がないことになり、画像信号として不都
合を生じる。しかしながら、本実施形態においては、受
光面10と水平転送部20の間に、受光面10の最も転
送下流側の受光セルの幅に相当する距離を詰めながら所
定の方向に垂直転送する垂直転送部11が形成されてい
るので、水平転送部20から取り出される信号電荷に上
記のような不都合を生じることはない。
【0038】本実施形態のCCDによれば、垂直転送部
11において受光面10の最も転送下流側の受光セルの
幅に相当する距離を詰めながら所定の方向に垂直転送し
ているので、水平転送を行う分割された水平転送部20
のそれぞれにアンプ21を配置する場所を確保でき、C
CDなどの固体撮像装置の水平転送速度を高めることが
できる。
【0039】本実施形態において、第1転送路Tv と第
2転送路Ta の組み合わせ方に限定はない。例えば図7
に示すように、まず第1転送路Tv によって矢印OPV
の方向に転送し、次に第2転送路Ta によって矢印OP
V の方向に対して斜めに転送し、再び第1転送路Tv
よって矢印OPV の方向に転送する構成とすることも可
能である。
【0040】第2実施形態 図8は、本実施形態に係る固体撮像装置(CCD)の平
面図である。本実施形態に係るCCDは、第1実施形態
と異なり、TDIセンサには限定されず、通常のフレー
ムトランスファー方式のCCDとして構成することがで
きる。
【0041】フォトダイオード構造を有して光電変換
し、生成した信号電荷を所定の方向(図面上矢印OPV
の方向)に垂直転送する受光面10と、受光面10から
の信号電荷を垂直転送する垂直転送部11と、垂直転送
部11からの信号電荷を水平転送する水平転送部20
と、得られた信号電荷を増幅するアンプ21とを有する
構成である。アンプ21は不図示の信号処理回路などへ
接続されている。上記の受光面10においては、例えば
転送機能を有する単位画素となる受光セルが敷きつめら
れて配置されており、受光面10全体として、受光セル
において生成した信号電荷を図面上矢印OPV の方向に
転送する。
【0042】上記の受光面10に接続して、例えば30
個程度の転送セルから構成される垂直転送部11が形成
されている。垂直転送部11全体では、信号電荷を所定
の方向(図面上矢印OPV の方向)に転送されるが、垂
直転送部11は矢印OPV の方向に転送する第1転送路
v と、矢印OPV に対して斜めの方向に転送する第2
転送路Ta とから構成されており、第1転送路Tv と第
2転送路Ta の組み合わせにより、垂直転送部11が、
複数に分割された各領域の専有する幅を狭めながら、所
定の方向に垂直転送を行うように配置されている。上記
の複数の領域毎に分割毎に分割された垂直転送部11に
接続して、水平転送部20とアンプ21がそれぞれ複数
個設けられている。
【0043】図8において矢印OPV の方向に転送する
第1転送路Tv と矢印OPV に対して斜めの方向に転送
する第2転送路Ta から構成される垂直転送部11の拡
大図を図9に示す。説明を簡単にするために、図面上転
送セルの個数を9個と少なくして簡略化している。矢印
OPV の方向に転送する第1転送路Tv は、通常の幅を
有する転送セル11aが矢印OPV の方向に並べられて
構成されている。一方、矢印OPV に対して斜めの方向
に転送する第2転送路Ta は、通常の転送セル11aよ
りも幅の狭められた転送セル11bが並べられて構成さ
れている。
【0044】本実施形態のCCDによれば、垂直転送部
11が複数に分割された各領域の専有する幅を狭めなが
ら、所定の方向に垂直転送を行うので、水平転送を行う
分割された水平転送部20のそれぞれにアンプ21を配
置する場所を確保でき、CCDなどの固体撮像装置の水
平転送速度を高めることができる。
【0045】本実施形態において、第1転送路Tv と第
2転送路Ta の転送セルの大きさを入れ替えることも可
能である。図10に示すように、矢印OPV に対して斜
めの方向に転送する第2転送路T a を通常の幅を有する
転送セル11aにより構成し、矢印OPV の方向に転送
する第1転送路Tv を通常の転送セル11aよりも幅の
狭められた転送セル11bにより構成することができ
る。
【0046】本実施形態のCCDは、TDIセンサとし
て機能するCCDに適用することが可能である。この場
合、上記の受光面においては、第1実施形態のように、
受光セルが例えば4個を1組として所定の距離を離間し
て配置されており、受光面の最も転送下流側において
も、受光セル組が配置されている。ここで、受光セルか
ら垂直方向に直接信号電荷の転送はなされないので、第
1実施形態と同様にして、受光面の最も転送下流側の受
光セルの幅に相当する距離を詰めながら、さらに幅の異
なる転送セルを用いて、複数に分割された各領域の専有
する幅を狭めるように垂直転送部を配置することが好ま
しい。
【0047】第3実施形態 図11は、本実施形態に係る固体撮像装置(CCD)の
平面図である。本実施形態に係るCCDは、第1実施形
態と異なり、TDIセンサには限定されず、通常のフレ
ームトランスファー方式のCCDとして構成することが
できる。
【0048】フォトダイオード構造を有して光電変換
し、生成した信号電荷を所定の方向(図面上矢印OPV
の方向)に垂直転送する受光面10と、受光面10から
の信号電荷を垂直転送する垂直転送部11と、垂直転送
部11からの信号電荷を水平転送する水平転送部20
と、得られた信号電荷を増幅するアンプ21とを有する
構成である。アンプ21は不図示の信号処理回路などへ
接続されている。上記の受光面10においては、例えば
転送機能を有する単位画素となる受光セルが敷きつめら
れて配置されており、受光面10全体として、受光セル
において生成した信号電荷を図面上矢印OPV の方向に
転送する。
【0049】上記の受光面10に接続して、例えば30
個程度の転送セルから構成される垂直転送部11が形成
されている。垂直転送部11は、受光面10から転送さ
れた信号電荷を複数の領域毎に分割して、当該領域の水
平方向の一方の端部から他方の端部に向かって垂直方向
の転送距離が単調に変化するように所定の方向に垂直転
送を行う。上記の複数の領域毎に分割毎に分割された垂
直転送部11に接続して、水平転送部20とアンプ21
がそれぞれ複数個設けられている。
【0050】図11において、複数の領域毎に分割し
て、各領域毎に水平方向の一方の端部から他方の端部に
向かって垂直方向の転送距離が単調に変化するように配
置された垂直転送部11の拡大図を図12に示す。説明
を簡単にするために、図面上転送セルの個数を7個と少
なくして簡略化している。矢印OPV の方向に転送する
垂直転送部11は、通常のセルサイズを有する転送セル
11aと、転送セル11aよりも転送方向にセルサイズ
を拡大された転送セル11bが組み合わせて構成されて
いる。ここで、垂直転送部11の各領域毎に水平方向の
一方の端部における転送セルは全て通常のセルサイズを
有する転送セル11aを用いて構成され、他方の端部に
向けて、転送セル11aを1個ずつ転送方向にセルサイ
ズを拡大された転送セル11bに置換していくことによ
り、水平方向の一方の端部から他方の端部に向けて垂直
方向の転送距離が単調に変化するように配置されてい
る。
【0051】上記の通常のセルサイズを有する転送セル
11aと、転送方向にセルサイズを拡大された転送セル
11bの拡大図を図13に示す。転送セル11aは、例
えばポリバリアPB(LPB)、ポリウェルPW
(LPW)、仮想バリアVB(LVB)、仮想ウェルVW
(LVW)の各相から構成されている。上記の括弧内は、
転送方向の幅を示している。これらの4相合計で、例え
ば8μmのセルサイズとなっている。転送セル11b
は、例えばポリバリアPB(LPB)、ポリウェルPW
(LPW’)、仮想バリアVB(LVB)、仮想ウェルVW
(LVW’)の各相から構成されている。上記の括弧内
は、転送方向の幅を示している。すなわち、ポリバリア
PBと仮想バリアVBの幅は転送セル11aの場合と同
じで、ポリウェルPWと仮想ウェルVWのい幅がそれぞ
れ例えば0.4μmずつ転送方向に拡大され、これらの
4相合計で、転送セル11aよりも1割程度転送方向に
拡大されたセルサイズとなっている。
【0052】本実施形態のCCDによれば、垂直転送部
11が、複数に分割された各領域において、水平方向の
一方の端部から他方の端部に向けて垂直方向の転送距離
が単調に変化するように配置されて、所定の方向に垂直
転送を行うので、水平転送を行う分割された水平転送部
20のそれぞれにアンプ21を配置する場所を確保で
き、CCDなどの固体撮像装置の水平転送速度を高める
ことができる。
【0053】本実施形態において、例えばTDIセンサ
として機能するCCDに適用する場合、例えば図14に
示す構成により実現することができる。受光面10にお
いては、第1実施形態のように、受光セルが例えば4個
を1組として所定の距離を離間して配置されており、受
光面の最も転送下流側においても、受光セル組が配置さ
れている。受光セル12の間隙部に垂直転送路13が敷
きつめられている。ここで、受光セルから垂直方向に直
接信号電荷の転送はなされないので、水平転送により信
号を読みだしたときに一定の数のセル毎に信号電荷がな
くなることを防止するため、受光面10と上記の垂直転
送部11の間に、受光面の最も転送下流側の受光セルの
幅に相当する距離を補正する副垂直転送部11’を設け
ることが好ましい。上記の副垂直転送部11’において
は、幅の異なる転送セル11a’,11b’の組み合わ
せにより、受光面の最も転送下流側の受光セルの幅に相
当する距離を補正して水平転送により信号を読みだした
ときに一定の数のセル毎に信号電荷がなくならないよう
にすることができる。上記の副垂直転送部11’に対し
て、本実施形態に係る複数の領域毎に分割されて水平方
向の一方の端部から他方の端部に向けて垂直方向の転送
距離が単調に変化するように配置された垂直転送部11
が接続し、水平転送部20とアンプ21がそれぞれ複数
個設けられている。
【0054】第4実施形態 図15(a)は、本実施形態に係る固体撮像装置(CC
D)の平面図である。本実施形態に係るCCDは、第1
実施形態と異なり、TDIセンサには限定されず、通常
のフレームトランスファー方式のCCDとして構成する
ことができる。
【0055】フォトダイオード構造を有して光電変換
し、生成した信号電荷を所定の方向(図面上矢印OPV
の方向)に垂直転送する受光面10と、受光面10から
の信号電荷を垂直転送する垂直転送部11と、垂直転送
部11からの信号電荷を水平転送する水平転送部20
と、得られた信号電荷を増幅するアンプ21とを有する
構成である。アンプ21は不図示の信号処理回路などへ
接続されている。上記の受光面10においては、例えば
転送機能を有する単位画素となる受光セルが敷きつめら
れて配置されており、受光面10全体として、受光セル
において生成した信号電荷を図面上矢印OPV の方向に
転送する。
【0056】上記の受光面10に接続して、複数の領域
毎に分割して、各領域毎に転送方向を屈曲部Cにおいて
屈曲しながら所定の方向に水平転送する水平転送部20
が設けられている。各領域に分割された水平転送部20
の先端部にアンプ21がそれぞれ設けられている。
【0057】図15(b)は、上記の水平転送部20に
おける屈曲部C近傍領域を拡大した図である。転送ゲー
トGとウェルWが矢印OPH の方向に繰り返し並べられ
ているが、屈曲部Cに配置されたウェルWにおいては、
信号電荷の転送方向が90°屈曲する。以降は、再び転
送ゲートGとウェルWが矢印OPH と直交する方向であ
る矢印OPV の方向に繰り返し並べられる。上記の屈曲
部Cに配置されたウェルWにおいては、円滑に信号電荷
を転送するために、水平方向の幅LH と垂直方向の幅L
V をできるだけ近い値に設定することが好ましい。
【0058】本実施形態のCCDによれば、水平転送部
が複数の領域毎に分割して、各領域毎に転送方向を屈曲
部Cにおいて屈曲しながら所定の方向転送するように配
置されており、これにより分割された水平転送部20の
それぞれにアンプ21を配置する場所を確保でき、CC
Dなどの固体撮像装置の水平転送速度を高めることがで
きる。
【0059】本発明は、上記の実施形態に限定されな
い。例えば、複数の幅や長さを有する転送セルを用いる
場合、その幅や長さの差は設計に応じて選択することが
できる。また、受光セル組の一組を構成する受光セルの
個数や、垂直転送部に対する配置は適宜選択することが
できる。さらに、垂直転送部を構成する転送セルの相数
などの必要に応じて選択することが可能である。その
他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を行う
ことができる。
【0060】
【発明の効果】本発明の固体撮像装置によれば、水平転
送速度を高めることができるCCDなどの固体撮像装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施形態に係るCCDの平
面図である。
【図2】図2は第1実施形態に係るCCDの受光セルお
よび垂直転送路の一部を拡大した平面図である。
【図3】図3(a)は図2中の領域Bの拡大平面図、
(b)は(a)中のX−X’における断面図、(c)は
(a)中のY−Y’における断面図である。
【図4】図4は第1実施形態に係るCCDの信号電荷の
転送を説明するためのポテンシャル図である。
【図5】図5は垂直転送部の構成を示す平面図である。
【図6】図6は垂直転送部の詳細な構成を示す拡大平面
図である。
【図7】図7は垂直転送部の別の構成を示す平面図であ
る。
【図8】図8は本発明の第2実施形態に係るCCDの平
面図である。
【図9】図9は第2実施形態に係るCCDの垂直転送部
の詳細な構成を示す拡大平面図である。
【図10】図10は第2実施形態に係るCCDの垂直転
送部の詳細な別の構成を示す拡大平面図である。
【図11】図11は本発明の第3実施形態に係るCCD
の平面図である。
【図12】図12は第3実施形態に係るCCDの垂直転
送部の詳細な構成を示す拡大平面図である。
【図13】図13は第3実施形態に係るCCDの垂直転
送部に用いる転送セルの平面図である。
【図14】図14は第2実施形態に係るCCDの垂直転
送部の詳細な別の構成を示す拡大平面図である。
【図15】図15(a)は本発明の第3実施形態に係る
CCDの平面図であり、(b)は水平転送部の詳細な構
成を示す拡大平面図である。
【図16】図16(a)は第1従来例に係るCCDの平
面図、(b)は受光セルの平面図である。
【図17】図17(a)は第2従来例に係るCCDの平
面図、(b)は受光セルの平面図である。
【図18】図18(a)は第3従来例に係るCCDの平
面図、(b)は動作を説明するための模式図である。
【図19】図19(a)は第4従来例に係るCCDの平
面図、(b)は第5従来例に係るCCDの平面図であ
る。
【符号の説明】
10…受光面、11…垂直転送部、12…受光セル、1
3…垂直転送部、13’…斜伸垂直転送部、14…チャ
ネルストップ、20…水平転送部、21…アンプ、30
…p型半導体基板、31…n型半導体層、32…p型素
子分離層、33…第1n型不純物高濃度領域、34…第
2n型不純物高濃度領域、35…p型第1反転層、36
…p型第2反転層、40…ゲート絶縁膜、41…第1ゲ
ート電極、42…ゲート電極被覆膜、43…第2ゲート
電極、A…被写体、C1〜C4…受光セル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA10 AB01 BA10 BA12 CA04 DA03 DA16 DA32 DB01 DB07 FA02 FA06 FA26 FA28 FA44 FA50 5C024 AA01 CA16 FA01 FA11 GA11 JA10 JA21

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸収する光の量に応じた信号電荷を生成す
    る複数個の受光セルが集積された受光面と、 前記受光面から転送された信号電荷を複数の領域毎に分
    割して、当該領域の専有する幅を狭めながら所定の方向
    に垂直転送する第1転送部と、 前記第1転送部から転送された信号電荷を前記分割され
    た複数の領域毎に所定の方向に水平転送する第2転送部
    と、 前記第2転送部から転送された信号電荷を増幅するアン
    プとを有する固体撮像装置。
  2. 【請求項2】前記受光面においては、前記受光セルが所
    定の距離をもって離散して配置されており、 前記受光面の前記受光セルを除く領域に、前記受光セル
    において生成した信号電荷を所定の方向に垂直転送する
    第3転送部が形成されており、 前記第1転送部においては、前記第3転送部から転送さ
    れた信号電荷を複数の領域毎に分割して、前記受光面の
    最も転送下流側の受光セルの幅に相当する距離を詰める
    ことにより、前記領域の専有する幅を狭めながら所定の
    方向に垂直転送する請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】前記第1転送部が、第1の方向に転送する
    第1転送路と、前記第1の方向と異なる第2の方向に転
    送する第2転送路とを有し、 前記第1転送路と前記第2転送路の組み合わせにより前
    記受光面の最も転送下流側の受光セルの幅に相当する距
    離を詰めるように配置されている請求項2記載の固体撮
    像装置。
  4. 【請求項4】前記第1転送部が、第1転送セルと、前記
    第1転送セルと大きさが異なる第2転送セルとを有し、 前記第1転送セルと前記第2転送セルの組み合わせによ
    り、前記分割された複数の領域の専有する幅を狭めなが
    ら所定の方向に垂直転送するように配置されている請求
    項1記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】吸収する光の量に応じた信号電荷を生成す
    る複数個の受光セルが集積された受光面と、 前記受光面から転送された信号電荷を複数の領域毎に分
    割して、当該領域の水平方向の一方の端部から他方の端
    部に向かって垂直方向の転送距離が単調に変化するよう
    に所定の方向に垂直転送する第1転送部と、 前記第1転送部から転送された信号電荷を前記分割され
    た複数の領域毎に所定の方向に水平転送する第2転送部
    と、 前記第2転送部から転送された信号電荷を増幅するアン
    プとを有する固体撮像装置。
  6. 【請求項6】前記第1転送部が、第1転送セルと、前記
    第1転送セルと大きさが異なる第2転送セルとを有し、 前記第1転送セルと前記第2転送セルの組み合わせによ
    り、前記分割された複数の領域の水平方向の一方の端部
    から他方の端部に向かって垂直方向の転送距離が単調に
    変化するように所定の方向に垂直転送するように配置さ
    れている請求項5記載の固体撮像装置。
  7. 【請求項7】吸収する光の量に応じた信号電荷を生成す
    る複数個の受光セルが集積された受光面と、 前記受光面から転送された信号電荷を複数の領域毎に分
    割して、各領域毎に転送方向を屈曲しながら所定の方向
    に水平転送する転送部と、 前記転送部から転送された信号電荷を増幅するアンプと
    を有する固体撮像装置。
  8. 【請求項8】前記転送部が、転送方向を屈曲する転送セ
    ルを有する請求項7記載の固体撮像装置。
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