JP2000350199A - 映像符号化装置 - Google Patents

映像符号化装置

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JP2000350199A
JP2000350199A JP15521399A JP15521399A JP2000350199A JP 2000350199 A JP2000350199 A JP 2000350199A JP 15521399 A JP15521399 A JP 15521399A JP 15521399 A JP15521399 A JP 15521399A JP 2000350199 A JP2000350199 A JP 2000350199A
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video
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JP15521399A
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Takashi Mizuta
貴士 水田
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信側での再生映像がコマ落ちすることな
く、より短い処理遅延時間内で映像信号を高能率符号化
処理することが可能な映像符号化装置を提供する。 【解決手段】 タイミング制御部104は、符号化開始
信号(SS)とデータ蓄積量情報(FD)とに基づいて、予め定
めた初期蓄積量がデータ記憶部102内に蓄積された時
点のタイミングで、データ読み出し開始信号(RS)をデー
タ読み出し部105に出力する。従って、データ記憶部
102内のデータ蓄積量は、ゼロになることなく常にゼ
ロを越える有限のオフセット値を持つ。同時に、映像符
号化部101は、データ蓄積量情報(FD)を帰還入力して
一定の平均ビットレートで符号化処理を行うので、デー
タ記憶部102には常に必要最小限のデータ蓄積量の映
像符号化データ(ED)が蓄えられる。よって、受信側での
再生映像がコマ落ちすることなく、より短い処理遅延時
間内で映像信号を高能率符号化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像符号化装置に
関し、より特定的には、映像信号をより短い処理遅延時
間内で(低遅延で)高能率符号化処理によってデータ圧
縮する映像符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像符号化装置は、映像情報をよ
り少ない所要帯域のデジタルデータに変換する装置とし
て、通信メディア、蓄積メディア、あるいはそれらの融
合体のマルチメディア等への利用が盛んに検討されてい
る。以下、この従来の映像符号化装置の構成について説
明する。
【0003】図7は、従来の映像符号化装置の構成を示
すブロック図である。図7において、従来の映像符号化
装置は、映像符号化部701と、データ記憶部702
と、データ蓄積量計測部703と、データ読み出し部7
05とを備えている。
【0004】映像符号化部701は、データ蓄積量計測
部703から帰還される(自己の出力したデータ量を表
す)データ蓄積量情報(FD)に基づいて、入力する映
像信号(VS)を一定の平均ビットレートで符号化処理
によりデータ圧縮し、映像符号化データ(ED)として
出力する。データ記憶部702は、バッファメモリ等で
構成され、映像符号化部701から出力される映像符号
化データ(ED)を蓄積すると共に、蓄積量を転送カウ
ントデータ(CD)としてデータ蓄積量計測部703に
出力する。データ蓄積量計測部703は、転送カウント
データ(CD)を用いて、データ記憶部702に蓄積さ
れている映像符号化データ(ED)のデータ蓄積量を計
測して、データ蓄積量情報(FD)を映像符号化部70
1に出力する。一方、データ蓄積量計測部703は、計
測したデータ記憶部702のデータ蓄積量がゼロになっ
た場合(データ蓄積量よりもデータ読み出し部705に
よって読み出されるデータ量が上回る場合)に、データ
読み出し部705へコマ落とし指令信号(SKP)を出
力する。データ読み出し部705は、映像符号化部70
1がデータ記憶部702に映像符号化データ(ED)を
蓄積し始めると、直ちにデータ記憶部702から蓄積さ
れた映像符号化データ(ED)を読み出して、映像符号
化ストリーム(ES)として出力する。また、この読み
出し処理において、データ読み出し部705は、データ
蓄積量計測部703が出力するコマ落とし指令信号(S
KP)を受けた場合には、1枚以上の画面分の映像符号
化データ(ED)を廃棄することにより、データ記憶部
702で消費される蓄積時間を削減して映像符号化に要
する処理時間を短縮すると共に、データ記憶部702の
データ蓄積量がゼロになっても、符号化する映像のコマ
を落として映像符号化処理を強制的に続行させる。
【0005】図8に、図7の従来の映像符号化装置の動
作を説明するためのデータ記憶部702におけるデータ
転送タイミングの一例を示す図である。なお、図8に示
すデータ蓄積量(BF)は、データ記憶部702内のデ
ータ蓄積量を時系列で表現したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、上記従来の映像符号化装置では、映像符号化
部701がデータ記憶部702に映像符号化データ(E
D)を蓄積し始めると、データ読み出し部705が、処
理遅延時間を削減する目的で、直ちにデータ記憶部70
2から映像符号化データ(ED)を読み出して装置外部
へ出力する。このため、上記従来の映像符号化装置で
は、データ記憶部702のデータ蓄積量がゼロになった
場合の対応として、データ読み出し部705が、データ
蓄積量計測部703が出力するコマ落とし指令信号(S
KP)の合図に従って、1枚以上の画面分の映像符号化
データ(ED)を廃棄する処理を行うようにしている。
ところが、この1枚以上の画面分の映像符号化データ
(ED)を廃棄する処理を行ってしまうと、受信側での
再生映像が連続的ではなくなり、一部コマ落ちして不連
続な再生映像になるという問題点があった。
【0007】また、上記従来の映像符号化装置では、デ
ータ蓄積量計測部703は、データ記憶部702への映
像符号化データ(ED)のデータ蓄積量が映像1枚分に
も満たない量に基づいて、データ蓄積量情報(FD)を
求めることを行っているため、このデータ蓄積量情報
(FD)は、映像符号化部701における平均ビットレ
ート算出の適切な手がかりとならず、常に低めのビット
レートで符号化せざるを得なくなる。このため、受信側
での再生映像の画質が劣化するという問題点があった。
【0008】さらに、上記従来の映像符号化装置では、
映像符号化に要する処理遅延時間を短縮することのみが
目的であるので、映像番組毎に高画質モードと低遅延モ
ード(通常画質モード)というように、映像番組の内容
に応じて逐次画質モードを選択することができないとい
う問題点もあった。
【0009】それ故に、本発明の目的は、画質劣化の防
止を実現し、かつ、受信側での再生映像がコマ落ちする
ことなく、より短い処理遅延時間内で映像信号を高能率
符号化処理することが可能な映像符号化装置を提供する
ことである。また、本発明の他の目的は、映像番組の内
容に応じて、映像番組毎に高画質モードと低遅延モード
というように、画質モードを選択して運用することので
きる映像符号化装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、映像信号を符号化処理によってデータ圧縮する
映像符号化装置であって、データ蓄積量計測手段から帰
還入力する自己の出力したコード量に対応するデータ蓄
積量情報に基づいて、入力する映像信号を一定の平均ビ
ットレートで符号化した映像符号化データを出力すると
共に、最初の当該映像符号化データを出力するタイミン
グで符号化開始信号を出力する映像符号化手段と、映像
符号化データを一時的に蓄積するデータ記憶手段と、デ
ータ記憶手段に蓄積されている映像符号化データの蓄積
量を計測して、データ蓄積量情報として出力するデータ
蓄積量計測手段と、映像符号化手段が最初の映像符号化
データをデータ記憶手段に蓄積し始めてから予め定めた
初期蓄積量に達したことを、符号化開始信号とデータ蓄
積量情報とに基づいて検出し、当該検出の結果をデータ
読み出し開始信号として出力するタイミング制御手段
と、データ読み出し開始信号の合図に従って、データ記
憶手段から蓄積されている映像符号化データを読み出し
て出力するデータ読み出し手段とを備える。
【0011】上記のように、第1の発明によれば、デー
タ記憶手段における映像符号化データの蓄積量が、予め
定めた初期蓄積量に達してから、データ記憶手段からの
データ読み出し処理を開始する。従って、初期蓄積量を
予め操作しておくことで、データ記憶手段で消費される
処理遅延時間を任意の長さに操作することができる。す
なわち、受信側での再生画質と処理遅延時間との関係と
いう相反する二つのパラメータを鑑みながら、より短い
処理遅延時間を設定することができる。また、映像符号
化手段に帰還するデータ蓄積量情報によって出力データ
レートを制御するので、任意の初期蓄積量を選択しても
データ記憶手段がアンダーフローやオーバーフロー等の
破綻を起こさないので、受信側での再生映像がコマ落ち
することなく、より短い処理遅延時間内で映像信号を高
能率符号化することができる。
【0012】第2の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、映像符号化手段は、タイミング制御手段から
初期蓄積量に関する情報を取得し、映像符号化データ内
の一部のデータフィールドに当該初期蓄積量に関する情
報を埋め込んで出力することを特徴とする。
【0013】上記のように、第2の発明によれば、第1
の発明において、映像符号化処理の際に、予め定めた初
期蓄積量に関する情報を映像符号化データ内に埋め込ん
で受信側へ送出する。これにより、受信側において、送
信側と同一の受信データ記憶手段の動作点、すなわち、
受信開始時における受信データ記憶手段への初期蓄積量
を規定することができ、その結果、再生画質維持に必要
な映像符号化データ量を確保しつつ、受信データ記憶手
段での処理遅延時間を最小限に留めることが可能とな
る。よって、受信機での再生画質を劣化させることな
く、より短い処理遅延時間内で映像信号を高能率符号化
および再生復号化することができる。
【0014】第3の発明は、第2の発明に従属する発明
であって、運行する映像番組に関する初期蓄積量の情報
を出力する番組運行手段をさらに備え、タイミング制御
手段は、番組運行手段から初期蓄積量を取得できること
を特徴とする。
【0015】上記のように、第3の発明によれば、第2
の発明において、タイミング制御手段に予め定めておく
初期蓄積量の情報を、番組運行手段から伝送することが
できるので、処理遅延時間の外部制御を行うことができ
る。
【0016】第4の発明は、第3の発明に従属する発明
であって、番組運行手段は、映像番組毎に初期蓄積量を
変更して出力することを特徴とする。
【0017】上記のように、第4の発明によれば、第3
の発明において、映像番組毎の単位で、処理遅延時間の
外部制御を行うことができる。これにより、映像番組の
内容に応じて映像番組毎に高画質モードと低遅延モード
(通常画質モード)というように、画質モードを選択し
て運用することがさらに可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態に係る映像符号化装置の構成を示す
ブロック図である。図1において、第1の実施形態に係
る映像符号化装置は、映像符号化部101と、データ記
憶部102と、データ蓄積量計測部103と、タイミン
グ制御部104と、データ読み出し部105とを備え
る。
【0019】映像符号化部101は、入力する映像信号
(VS)を高能率符号化処理によりデータ圧縮し、映像
符号化データ(ED)としてデータ記憶部102へ出力
する。ここで、映像符号化部101は、自己の出力した
データ量を表すデータ蓄積量情報(FD)をデータ蓄積
量計測部103から帰還入力して、出力データレートが
一定の平均ビットレートになるように制御する。具体的
には、この映像符号化部101は、MPEG(Moving P
icture Experts Group)等のITU−TのH勧告で規定
されるような映像符号化方式を満たすエンコーダ等であ
る。さらに、映像符号化部101は、最初の映像符号化
データ(ED)を出力するタイミングで、符号化開始信
号(SS)をタイミング制御部104へ出力する。デー
タ記憶部102は、映像符号化部101が出力した映像
符号化データ(ED)を書き込みデータとし、読み出し
データとして読み出し映像符号化データ(RD)を出力
する、例えばFIFOメモリである。データ記憶部10
2は、書き込みデータおよび読み出しデータのそれぞれ
の転送数をカウントし、それぞれのカウント結果を転送
カウントデータ(CD)としてデータ蓄積量計測部10
3へ出力する。
【0020】データ蓄積量計測部103は、データ記憶
部102から出力される転送カウントデータ(CD)を
入力し、データ記憶部102に書き込まれたデータ量と
読み出されたデータ量との差分を計算して、データ蓄積
量情報(FD)として映像符号化部101およびタイミ
ング制御部104へ出力する。タイミング制御部104
は、映像符号化部101が出力する符号化開始信号(S
S)と、データ蓄積量計測部103が出力するデータ蓄
積量情報(FD)とを入力し、最初の映像符号化データ
(ED)をデータ記憶部102に蓄積し始めてから予め
定めた初期蓄積量nに達したことを検出する。すなわ
ち、タイミング制御部104は、符号化開始信号(S
S)の合図で上記検出を開始し、データ蓄積量情報(F
D)が初期蓄積量nに達したならば、直ちにデータ読み
出し開始信号(RS)をデータ読み出し部105へ出力
する。データ読み出し部105は、タイミング制御部1
04が出力するデータ読み出し開始信号(RS)を入力
し、このデータ読み出し開始信号(RS)の合図に従っ
てデータ記憶部102から読み出し映像符号化データ
(RD)を読み出して、一連の映像符号化ストリーム
(ES)を構築して出力する。
【0021】図2は、図1の映像符号化装置の動作を説
明するためのデータ記憶部102におけるデータ転送タ
イミングの一例を示す図である。なお、図2(a)に示
すデータ蓄積量(BF)は、データ記憶部102内のデ
ータ蓄積量を時系列で表現したものである。また、図2
では、各信号の論理レベル“0”がローレベルに、論理
レベル“1”がハイレベルに対応したものを一例に挙げ
て記載しているが、この論理関係は逆であっても良い。
すなわち、第1の実施形態に係る映像符号化装置は、負
論理で動作するように構成しても良い。以下、この図2
を参照して、第1の実施形態に係る映像符号化装置の動
作を説明する。
【0022】映像符号化部101は、入力する映像信号
(VS)を高能率符号化処理し、映像符号化データ(E
D)としてデータ記憶部102に蓄積してゆく。また、
映像符号化部101は、高能率符号化処理の開始と同時
に論理レベル“1”の符号化開始信号(SS)(図2
(b))を出力する(図2のA点)。この時点では、デ
ータ記憶部102からのデータ読み出しがまだ行われな
いので、データ蓄積量(BF)は直線的に増加してゆく
(図2のB期間)。データ蓄積量計測部103は、転送
カウントデータ(CD)によって、常にデータ記憶部1
02内のデータ蓄積量(BF)を計測しており、その計
測結果をデータ蓄積量情報(FD)(図2(c))とし
て出力する。一方、タイミング制御部104は、符号化
開始信号(SS)が論理レベル“1”になったことによ
り、データ蓄積量情報(FD)の監視を開始する。そし
て、タイミング制御部104は、データ蓄積量情報(F
D)が予め定めた初期蓄積量nに達したことを検出する
と、直ちに論理レベル“1”のデータ読み出し開始信号
(RS)(図2(d))を出力する(図2のC点)。デ
ータ読み出し部105は、データ読み出し開始信号(R
S)の論理レベルが“1”になると、データ記憶部10
2から読み出し映像符号化データ(RD)を読み出し
て、一連の映像符号化ストリーム(ES)として出力す
るので、データ蓄積量(BF)は減少に転じる。従っ
て、その減少を反映して、データ蓄積量情報(FD)も
減少する。
【0023】そして、映像符号化部101は、上述した
ようにデータ蓄積量情報(FD)を帰還して出力データ
レートが一定の平均ビットレートになるよう制御がかか
るようにしているので、一連の時系列的なデータ蓄積量
(BF)の増減を加味しながら、データ記憶部102が
アンダーフローやオーバーフローを起こさないように、
以後出力データレートを制御する(図2のD期間)。こ
のため、データ記憶部102内のデータ蓄積量(BF)
は、常にゼロを越える有限のオフセット値を持つことに
なる。言い換えれば、データ記憶部102内には、常に
必要最小限のデータ蓄積量(BF)の映像符号化データ
(ED)が蓄えられることとなる。
【0024】以上のように、本発明の第1の実施形態に
係る映像符号化装置によれば、データ記憶部102にお
けるデータ蓄積量(BF)が、予め定めた初期蓄積量n
に達してから、データ記憶部102からのデータ読み出
し処理を開始する。従って、初期蓄積量nを予め操作し
ておくことで、データ記憶部102で消費される処理遅
延時間を任意の長さに操作することができる。すなわ
ち、受信側での再生画質と処理遅延時間との関係という
相反する二つのパラメータを鑑みながら、より短い処理
遅延時間を設定することができる。また、映像符号化部
101に帰還するデータ蓄積量情報(FD)によって出
力データレートを制御するので、任意の初期蓄積量nを
選択してもデータ記憶部102がアンダーフローやオー
バーフロー等の破綻を起こさないので、受信側での再生
映像がコマ落ちすることなく、より短い処理遅延時間内
で映像信号を高能率符号化することができる。
【0025】(第2の実施形態)図3は、本発明の第2
の実施形態に係る映像符号化装置の構成を示すブロック
図である。図3において、第2の実施形態に係る映像符
号化装置は、映像符号化部301と、データ記憶部10
2と、データ蓄積量計測部103と、タイミング制御部
304と、データ読み出し部105とを備える。
【0026】図3に示すように、第2の実施形態に係る
映像符号化装置は、上記第1の実施形態に係る映像符号
化装置の映像符号化部101を映像符号化部301に、
タイミング制御部104をタイミング制御部304に代
えた構成である。なお、第2の実施形態に係る映像符号
化装置の他の構成は、上記第1の実施形態に係る映像符
号化装置と同様であるため、当該他の構成部分について
は同一の参照番号を付して説明を省略する。
【0027】タイミング制御部304は、映像符号化処
理に先立ち、まず予め定めた初期蓄積量nを初期蓄積量
情報(PD)として映像符号化部301へ与える。次
に、タイミング制御部304は、上記タイミング制御部
104と同様に、映像符号化部301が出力する符号化
開始信号(SS)と、データ蓄積量計測部103が出力
するデータ蓄積量情報(FD)とを入力し、最初の映像
符号化データ(ED)をデータ記憶部102に蓄積し始
めてから予め定めた初期蓄積量nに達したことを検出す
る。すなわち、タイミング制御部304は、符号化開始
信号(SS)の合図で上記検出を開始し、データ蓄積量
情報(FD)が初期蓄積量nに達したならば、直ちにデ
ータ読み出し開始信号(RS)をデータ読み出し部10
5へ出力する。
【0028】映像符号化部301は、上記映像符号化部
101と同様に、入力する映像信号(VS)を高能率符
号化処理によりデータ圧縮し、映像符号化データ(E
D)としてデータ記憶部102へ出力する。この際、映
像符号化部301は、タイミング制御部304から与え
られる初期蓄積量情報(PD)を、映像符号化データ
(ED)内の一部のデータフィールドに埋め込んで出力
する。そして、映像符号化部301は、上記映像符号化
部101と同様に、自己の出力したデータ量を表すデー
タ蓄積量情報(FD)をデータ蓄積量計測部103から
帰還入力して、出力データレートが一定の平均ビットレ
ートになるように制御する。さらに、映像符号化部30
1は、最初の映像符号化データ(ED)を出力するタイ
ミングで、符号化開始信号(SS)をタイミング制御部
304へ出力する。
【0029】図4に、図3の映像符号化部301におい
て、一部のデータフィールドに初期蓄積量情報(PD)
が埋め込まれた映像符号化データ(ED)のデータフォ
ーマットの一例を示す。図4において、映像符号化デー
タ(ED)は、ヘッダ401と初期蓄積量情報402と
制御情報403と映像符号化データペイロード404と
から構成される。ヘッダ401は、映像符号化データ
(ED)の先頭にあり、受信機がデータ列の先頭を認識
し、データの取り込みタイミングを獲得する目的で設け
られている。初期蓄積量情報402は、映像符号化部3
01によって初期蓄積量情報(PD)が埋め込まれる部
分である。制御情報403は、映像符号化データペイロ
ード404を復号する際に必要なパラメータ類からなる
情報フィールドである。映像符号化データペイロード4
04は、符号化された映像の本体である。
【0030】このように、第2の実施形態に係る映像符
号化装置(すなわち、送信側)で、初期蓄積量情報40
2を映像符号化データ(ED)内に予め埋め込んでおく
ことによって、受信側では、次のような処理を行うこと
が可能となる。受信側は、映像符号化データ(ED)の
ヘッダ401を検出してデータの取り込みタイミングを
獲得し、ヘッダ401に続く初期蓄積量情報402を取
得する。そして、受信側は、上述した送信側と同様に、
初期蓄積量情報402の値で規定された初期蓄積量nに
達するまで自己の受信データ記憶部に映像符号化データ
(ED)を蓄積し、初期蓄積量nに達したら、直ちに受
信データ記憶部から映像符号化データ(ED)を読み出
して復号化処理を開始する。
【0031】以上のように、本発明の第2の実施形態に
係る映像符号化装置によれば、上記第1の実施形態での
処理に加え、映像符号化処理の際に、予め定めた初期蓄
積量情報(PD)を映像符号化データ(ED)内に埋め
込んで受信側へ送出する。これにより、受信側におい
て、送信側と同一の受信データ記憶部の動作点、すなわ
ち、受信開始時における受信データ記憶部への初期蓄積
量nを規定することができ、その結果、再生画質維持に
必要な映像符号化データ量を確保しつつ、受信データ記
憶部での処理遅延時間を最小限に留めることが可能とな
る。よって、受信機での再生画質を劣化させることな
く、より短い処理遅延時間内で映像信号を高能率符号化
および再生復号化することができる。
【0032】(第3の実施形態)図5は、本発明の第3
の実施形態に係る映像符号化装置の構成を示すブロック
図である。図5において、第3の実施形態に係る映像符
号化装置は、映像符号化部301と、データ記憶部10
2と、データ蓄積量計測部103と、タイミング制御部
504と、データ読み出し部105と、番組運行部50
6とを備える。
【0033】図5に示すように、第3の実施形態に係る
映像符号化装置は、上記第2の実施形態に係る映像符号
化装置のタイミング制御部304をタイミング制御部5
04に代え、番組運行部506をさらに加えた構成であ
る。なお、第3の実施形態に係る映像符号化装置の他の
構成は、上記第1および第2の実施形態に係る映像符号
化装置と同様であるため、当該他の構成部分については
同一の参照番号を付して説明を省略する。
【0034】番組運行部506は、映像符号化処理に先
立ち、運行する映像番組に関する処理遅延時間を規定す
る(すなわち、初期蓄積量nに関する情報の)指定蓄積
量情報(SD)を、タイミング制御部504へ予め出力
する。タイミング制御部504は、番組運行部506が
出力する指定蓄積量情報(SD)を入力し、この指定蓄
積量情報(SD)に基づいて、データ記憶部102にお
ける映像符号化データ(ED)の初期蓄積量nを規定す
る。
【0035】以上のように、本発明の第3の実施形態に
係る映像符号化装置によれば、上記第2の実施形態での
処理に加え、番組運行部506が出力する指定蓄積量情
報(SD)に基づいて、タイミング制御部504におい
て予め定めた初期蓄積量n(初期蓄積量情報(PD))
を決定する。従って、番組運行部506から初期蓄積量
nに関する情報を伝送することで、映像符号化装置に対
する処理遅延時間の外部制御を実現することができる。
【0036】(第4の実施形態)図6は、本発明の第4
の実施形態に係る映像符号化装置の構成を示すブロック
図である。図6において、第4の実施形態に係る映像符
号化装置は、映像符号化部301と、データ記憶部10
2と、データ蓄積量計測部103と、タイミング制御部
504と、データ読み出し部105と、番組運行部60
6と、番組制御データベース607とを備えている。
【0037】図6に示すように、第4の実施形態に係る
映像符号化装置は、上記第3の実施形態に係る映像符号
化装置の番組運行部506を番組運行部606に代え、
番組制御データベース607をさらに加えた構成であ
る。なお、第4の実施形態に係る映像符号化装置の他の
構成は、上記第1〜第3の実施形態に係る映像符号化装
置と同様であるため、当該他の構成部分については同一
の参照番号を付して説明を省略する。
【0038】番組制御データベース607は、運行する
映像番組毎の指定蓄積量情報(SD)をそれぞれ格納し
ている。番組運行部606は、映像番組毎に対応する指
定蓄積量情報(SD)を番組制御データベース607か
ら逐次取得し、タイミング制御部504へ出力する。な
お、番組運行部606がタイミング制御部504へ出力
する指定蓄積量情報(SD)の映像番組と、映像符号化
部301に入力される映像信号(VS)の映像番組と
は、予め時間軸上で双方の同期が取られている。
【0039】以上のように、本発明の第4の実施形態に
係る映像符号化装置によれば、上記第3の実施形態での
処理に加え、番組運行部606が、映像番組毎に予め定
められた指定蓄積量情報(SD)を番組制御データベー
ス607から取得して、タイミング制御部504に出力
する。従って、番組運行部606から映像番組毎の初期
蓄積量nに関する情報を伝送することで、映像符号化装
置に対する映像番組単位での処理遅延時間の外部制御を
実現することができる。これにより、映像番組の内容に
応じて映像番組毎に高画質モードと低遅延モードという
ように、画質モードを選択して運用することが可能とな
る。
【0040】なお、上記第1〜第4の実施形態において
は、データ記憶部102の初期蓄積量nまでの計数を、
実際のデータ数によって計数する場合を説明したが、こ
れ以外にも、映像符号化データ(ED)のビットレート
から算出される初期蓄積量に到達するまでの時間で計数
しても良い。この場合、受信側における受信データ記憶
部の初期蓄積量も同様の時間で規定されることとなる。
また、この場合、映像符号化データ(ED)のビットレ
ートは、データフォーマットの中の制御情報403のデ
ータフィールドの中に埋め込まれて受信側へ伝送され
る。また、上記第1〜第4の実施形態においては、デー
タ記憶部102とデータ蓄積量計測部103とを個別の
構成として説明したが、それらが一体化した機能ブロッ
クとして構成に用いても、同様に実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る映像符号化装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の映像符号化装置の動作を説明するための
データ記憶部102におけるデータ転送タイミングの一
例を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る映像符号化装置
の構成を示すブロック図である。
【図4】図3の映像符号化部301において、一部のデ
ータフィールドに初期蓄積量情報(PD)が埋め込まれ
た映像符号化データ(ED)のデータフォーマットの一
例を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る映像符号化装置
の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第4の実施形態に係る映像符号化装置
の構成を示すブロック図である。
【図7】従来の映像符号化装置の構成を示すブロック図
である。
【図8】図7の従来の映像符号化装置の動作を説明する
ためのデータ記憶部702におけるデータ転送タイミン
グの一例を示す図である。
【符号の説明】 101,301,701…映像符号化部 102,702…データ記憶部 103,703…データ蓄積量計測部 104,304,504…タイミング制御部 105,705…データ読み出し部 506,606…番組運行部 607…番組制御データベース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号を符号化処理によってデータ圧
    縮する映像符号化装置であって、 データ蓄積量計測手段から帰還入力する自己の出力した
    コード量に対応するデータ蓄積量情報に基づいて、入力
    する映像信号を一定の平均ビットレートで符号化した映
    像符号化データを出力すると共に、最初の当該映像符号
    化データを出力するタイミングで符号化開始信号を出力
    する映像符号化手段と、 前記映像符号化データを一時的に蓄積するデータ記憶手
    段と、 前記データ記憶手段に蓄積されている前記映像符号化デ
    ータの蓄積量を計測して、前記データ蓄積量情報として
    出力する前記データ蓄積量計測手段と、 前記映像符号化手段が最初の前記映像符号化データを前
    記データ記憶手段に蓄積し始めてから予め定めた初期蓄
    積量に達したことを、前記符号化開始信号と前記データ
    蓄積量情報とに基づいて検出し、当該検出の結果をデー
    タ読み出し開始信号として出力するタイミング制御手段
    と、 前記データ読み出し開始信号の合図に従って、前記デー
    タ記憶手段から蓄積されている前記映像符号化データを
    読み出して出力するデータ読み出し手段とを備える、映
    像符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記映像符号化手段は、前記タイミング
    制御手段から前記初期蓄積量に関する情報を取得し、前
    記映像符号化データ内の一部のデータフィールドに当該
    初期蓄積量に関する情報を埋め込んで出力することを特
    徴とする、請求項1に記載の映像符号化装置。
  3. 【請求項3】 運行する映像番組に関する前記初期蓄積
    量の情報を出力する番組運行手段をさらに備え、 前記タイミング制御手段は、前記番組運行手段から前記
    初期蓄積量を取得できることを特徴とする、請求項2に
    記載の映像符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記番組運行手段は、映像番組毎に前記
    初期蓄積量を変更して出力することを特徴とする、請求
    項3に記載の映像符号化装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005129217A (ja) * 2003-10-23 2005-05-19 Thomson Licensing Sa データを記録し且つ記録データを回復するための方法及び装置

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