JP2000350306A - 回生協調ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

回生協調ブレーキ液圧制御装置

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JP2000350306A
JP2000350306A JP15733699A JP15733699A JP2000350306A JP 2000350306 A JP2000350306 A JP 2000350306A JP 15733699 A JP15733699 A JP 15733699A JP 15733699 A JP15733699 A JP 15733699A JP 2000350306 A JP2000350306 A JP 2000350306A
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valve
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Katsu Konishi
克 小西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 横滑り防止装置をベースとして部品の共用化
が図れる非常に安価な機構にて回生協調に必要な機能を
備えた回生協調ブレーキ液圧制御装置を提供すること。 【解決手段】 マスタシリンダ3とABSアクチュエー
タ7とを主連通路MRと副連通路SRの2つの油路によ
り連通し、主連通路MRには、主連通路切換バルブMC
Sを設け、副連通路SRには、上流のマスタシリンダ3
側より順に副連通路切換バルブBS、吸収シリンダS
S、電磁制御型液圧制御バルブDSを設けることで回生
協調部6を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンと電動モ
ータを併用するハイブリッド車両や電動モータを原動機
とする電動車両に適用され、モータ回生制動に協調させ
てホイールシリンダへのブレーキ液圧を減圧制御する回
生協調ブレーキ液圧制御装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、回生協調ブレーキ液圧制御装置と
しては、例えば、特開平10−014008号公報に記
載のものが知られている。
【0003】この公報には、回生協調制動時にマスタシ
リンダとホイールシリンダの連通を遮断する回生切換バ
ルブと、回生協調制動時に回生制動力分だけ減圧したホ
イールシリンダへのブレーキ液圧を作り出す液圧制御バ
ルブと、回生協調制動による減圧時に消費液量が減少し
た分だけマスタシリンダからのブレーキ液を吸収する吸
収シリンダと、回生協調制動から通常の制動への復帰時
にホイールシリンダへのブレーキ液量を復元して増圧す
る増圧シリンダとを有する回生協調ブレーキ液圧制御装
置が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の回生協調ブレーキ液圧制御装置にあっては、マスタ
シリンダとホイールシリンダの連通が遮断される回生協
調制動時、操作者に違和感を与えないようにマスタシリ
ンダからのブレーキ液を吸収する吸収シリンダが設けら
れているが、液圧調整が不要である通常制動時の場合、
この吸収シリンダが作動すると逆に違和感を与えること
になるため、吸収シリンダの作動/非作動を電気的に切
り換える手段が必要になり、装置が複雑かつ高価になる
という問題があった。
【0005】また、回生制動力が消失した場合、速やか
にホイールシリンダ圧をマスタシリンダ圧レベルまで上
昇させないと、車両の減速度が低下してしまうため、ホ
イールシリンダ圧のみを増圧する増圧機構(増圧シリン
ダ)が必要となり、装置が複雑かつ高価になるという問
題があった。
【0006】さらに、このような回生協調ブレーキ液圧
制御装置は、特別な車両に装着が限定されるため、生産
数量が少なく、図4に示すように、回生協調アクチュエ
ータとして専用の構成を採ると、非常に高価となってし
まうという問題があった。
【0007】本発明が解決しようとする課題は、横滑り
防止装置をベースとして部品の共用化が図れる非常に安
価な機構にて回生協調に必要な機能を備えた回生協調ブ
レーキ液圧制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決手段は、
下記の通りである。
【0009】請求項1記載の発明では、ペダル踏力に応
じたマスタシリンダ圧を発生するマスタシリンダと、導
かれるホイールシリンダ圧に応じた制動力を各車輪に付
与するホイールシリンダと、前記マスタシリンダとホイ
ールシリンダとの間に配置された回生協調部及びABS
アクチュエータとを備え、回生協調制動時、液圧制動力
と回生制動力とを合算したトータル制動力が、ブレーキ
操作により得られるべき制動力に一致するように、前記
回生協調部及びABSアクチュエータを介してホイール
シリンダへ供給されるブレーキ液圧を減圧制御する回生
協調ブレーキ液圧制御装置において、前記マスタシリン
ダとABSアクチュエータのポンプ吐出側油路とを接続
する主連通路の途中に設けられ、回生協調制動時に連通
を遮断する主連通路切換バルブと、前記マスタシリンダ
とABSアクチュエータのポンプ吸入側油路とを接続す
る副連通路の上流位置に設けられ、回生協調制動での減
圧時に開き増圧時に閉じる副連通路切換バルブと、前記
副連通路切換バルブより下流位置の副連通路に設けら
れ、回生協調制動による減圧時に消費液量が減少した分
だけマスタシリンダからのブレーキ液を吸収する吸収シ
リンダと、前記吸収シリンダより下流位置の副連通路に
設けられ、ABSアクチュエータのポンプを停止したま
まの減圧時に規定圧までマスタシリンダとホイールシリ
ンダ間を遮断し、これらの間の差圧が規定圧に達したと
ころで差圧を保持したまま連通する減圧制御を行い、A
BSアクチュエータのポンプを駆動する回生協調制動で
の増圧時に開く液圧制御バルブと、を有する回生協調部
としたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
回生協調ブレーキ液圧制御装置において、前記液圧制御
バルブを、電磁力により規定圧を可変に制御する電磁制
御型液圧制御バルブとしたことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
回生協調ブレーキ液圧制御装置において、前記液圧制御
バルブを、規定圧を固定値とするリリーフバルブとプロ
ポーショニングバルブとの組み合わせバルブとしたこと
を特徴とする。
【0012】
【発明の作用および効果】請求項1記載の発明にあって
は、通常制動時、主連通路切換バルブを開き、副連通路
切換バルブを閉じる。すると、マスタシリンダからの液
圧は、主連通路を経過してABSアクチュエータのポン
プ吐出側油路に導かれ、マスタシリンダ圧がそのままホ
イールシリンダに供給される通常の液圧伝達となる。
【0013】回生協調制動時は、逆に、主連通路切換バ
ルブを閉じ、副連通路切換バルブを開く。すると、副連
通路に配置された吸収シリンダと液圧制御バルブがマス
タシリンダと連通する。液圧制御バルブは、規定圧まで
マスタシリンダとホイールシリンダとの間を遮断し、こ
れらの間の差圧が規定圧に達したところで差圧を保持し
たまま連通し減圧する。また、液圧制御バルブが遮断状
態である間は吸収シリンダが通常制動時と同様の液圧液
量特性となるように液量を吸収する。回生制動力が消失
した場合、液圧制御バルブにて減圧されたホイールシリ
ンダ圧を、その時点でのマスタシリンダ圧まで速やかに
増圧する必要がある。この増圧は、副連通路切換バルブ
を一時的に閉とし、副連通路の延長位置に設けられたA
BSアクチュエータのポンプを駆動させると、ABSポ
ンプは、吸収シリンダに貯蔵された液を、開かれた液圧
制御バルブを介して吸引/加圧し、ホイールシリンダ圧
を増圧させる。そして、ホイールシリンダ圧がマスタシ
リンダ圧と同等になったところで主連通路切換バルブを
開き、通常の制動状態に復帰する。
【0014】このように、横滑り防止装置と同様に、マ
スタシリンダとホイールシリンダの連通路を主連通路と
副連通路により複線化し、通常制動時の主連通路とそれ
以外の副連通路とを分離し、これらの連通路は、状況に
よりどちらか片方のみを連通させる主連通路切換バルブ
と副連通路切換バルブを有している。これら切換バルブ
は横滑り防止装置にて使用している切換弁と同一品であ
り、共用化が可能である。
【0015】また、吸収シリンダは液圧制御バルブが遮
断状態にある間のみの吸収を目的とするものであるた
め、吸収量が少なく、万一、通常制動時に誤作動しても
ブレーキフィーリングにわずか違和感を生じる程度であ
り、影響は少ない。このため、従来装置のように専用の
切換弁を設けて吸収シリンダの作動/非作動を切り換え
る必要が無く、副連通路切換バルブによりこの機能を兼
用することが可能である。
【0016】さらに、増圧機能は、ABSアクチュエー
タのポンプを利用しているため、別途にホイールシリン
ダ圧のみを増圧する増圧機構を付加する必要がない。
【0017】よって、横滑り防止装置をベースとして部
品の共用化が図れる非常に安価な機構にて回生協調に必
要な機能を備えた回生協調ブレーキ液圧制御装置を提供
することができる。
【0018】請求項2記載の発明にあっては、液圧制御
バルブを、電磁力により規定圧を可変に制御する電磁制
御型液圧制御バルブとしたため、可能回生制動力の大き
さに対応した減圧制御ができ、効果的なモータ回生を実
行することができる。
【0019】請求項3記載の発明にあっては、液圧制御
バルブを、規定圧を固定値とするリリーフバルブとプロ
ポーショニングバルブとの組み合わせバルブとしたた
め、電磁弁を減らした分、さらにコスト的に有利とな
る。
【0020】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)実施の形態1は
請求項1、請求項2に記載の発明に対応する回生協調ブ
レーキ液圧制御装置である。
【0021】図1は実施の形態1の回生協調ブレーキ液
圧制御装置が適用された回生協調ブレーキシステム図で
あり、この回生協調ブレーキシステムは、従来の液圧の
みによるブレーキに対し、モータ回生制動と協調するブ
レーキ液圧制御により、燃費の向上を図ることを目的と
するシステムである。
【0022】図1において、1はブレーキペダル、2は
負圧ブースタ、3はマスタシリンダ、4はブレーキ液リ
ザーバ、5はエンジン、6は回生協調部、7はABSア
クチュエータ、8FR,8RL,8RR,8FLはホイールシリ
ンダ、9はペダルスイッチ、10はプライマリマスタシ
リンダ圧センサ、11はプライマリホイールシリンダ圧
センサ、12はセカンダリマスタシリンダ圧センサ、1
3はセカンダリホイールシリンダ圧センサである。
【0023】前記マスタシリンダ3は、ブレーキペダル
1へのペダル踏力を負圧ブースタ2により高め、ペダル
踏力に応じたマスタシリンダ圧を発生する。
【0024】前記各ホイールシリンダ8FR,8RL,8R
R,8FLは、マスタシリンダ3から回生協調部6及びA
BSアクチュエータ7を介して導かれるホイールシリン
ダ圧に応じた制動力を各車輪に付与する。
【0025】前記回生協調部6は、マスタシリンダ3と
ABSアクチュエータ7との間に配置され、回生協調制
動時、回生により得られる制動力と各ホイールシリンダ
8FR,8RL,8RR,8FLへのブレーキ液圧による制動力
との合計がマスタシリンダ圧による必要制動力に一致す
るように、マスタシリンダ圧を減圧制御する。
【0026】前記ABSアクチュエータ7は、回生協調
部6と各ホイールシリンダ8FR,8RL,8RR,8FLとの
間に配置され、制動ロックが発生するような低μ路制動
時や急制動時等において、制動ロックを抑制するように
各ホイールシリンダ8FR,8RL,8RR,8FLのブレーキ
液圧を制御する。
【0027】回生協調部6において、MCSは主連通路
切換バルブ、BSは副連通路切換バルブ、SSは吸収シ
リンダ、DSは電磁制御型液圧制御バルブ、CHはチェ
ックバルブ、MRは主連通路、SRは副連通路、RRは
帰還バイパス路であり、ABSアクチュエータ7におい
て、30FR,30RL,30RR、30FLは増圧制御バル
ブ、31FR,31RL,31RR、31FLは減圧制御バル
ブ、32はリザーバ、33はポンプ、34はポンプ吐出
側油路、35はポンプ吸入側油路である。
【0028】前記主連通路切換バルブMCSは、マスタ
シリンダ3とABSアクチュエータ7のポンプ吐出側油
路34とを接続する主連通路MRの途中に設けられ、回
生協調制動時に連通を遮断する。
【0029】前記副連通路切換バルブBSは、マスタシ
リンダ3とABSアクチュエータ7のポンプ吸入側油路
35とを接続する副連通路SRの上流位置に設けられ、
回生協調制動での減圧時に開き増圧時に閉じる。
【0030】前記吸収シリンダSSは、前記副連通路切
換バルブBSより下流位置の副連通路SRに設けられ、
回生協調制動による減圧時に消費液量が減少した分だけ
マスタシリンダ3からのブレーキ液を吸収する。
【0031】前記電磁制御型液圧制御バルブDSは、前
記吸収シリンダSSより下流位置の副連通路に設けら
れ、ABSアクチュエータ7のポンプ33を停止したま
まの減圧時に規定圧までマスタシリンダ3とホイールシ
リンダ8FR,8RL,8RR,8FL間を遮断し、これらの間
の差圧が規定圧に達したところで差圧を保持したまま連
通する減圧制御を行い、ABSアクチュエータ7のポン
プ33を駆動する回生協調制動での増圧時に開く。この
電磁制御型液圧制御バルブDSは、電磁力により規定圧
が可変に制御される。
【0032】図2は電磁制御型液圧制御バルブDSを示
す断面図で、プランジャ40、アーマチュア41、スプ
リング42、シート43、コイル44を有して構成され
ている。
【0033】非作動時:コイル44に通電されておら
ず、スプリング42によりアーマチュア41が図右方向
に規制されているので、プランジャ40とシート43と
の間は開放されており、マスタシリンダ3とホイールシ
リンダ8FR,8RL,8RR,8RL間は連通している。
【0034】作動時:コイル44に目標リリーフ圧(規
定圧)に対応した電流を流すと、アーマチュア41は電
流に対応した推力で図左方向に押す。この結果、プラン
ジャ40とシート43との間で液圧を遮断するが、マス
タシリンダ3からの液圧がコイル推力に打ち勝つとプラ
ンジャ40が図右方向へ移動し、マスタシリンダ3とホ
イールシリンダ8FR,8RL,8RR,8RLとの間に差圧を
つけて連通する。
【0035】次に、作用効果を説明する。
【0036】[通常ブレーキ時]回生協調制動条件を満
足しない通常ブレーキ時や電気失陥によるフェールセー
フ時等においては、回生協調部6の各ソレノイドバルブ
MCS,BS,DSは図1に示すソレノイドOFF位
置、つまり、主連通路切換バルブMCSを開き、副連通
路切換バルブBSを閉じる。
【0037】よって、ブレーキペダル1を踏み込むブレ
ーキ操作を行なうと、マスタシリンダ3で発生したブレ
ーキ液圧は、主連通路MR(主連通路切換バルブMC
S)→ABSアクチュエータ7を経過してそのままホイ
ールシリンダ8FR,8RL,8RR,8FLに導かれ、各車輪
にマスタシリンダ圧による制動力が与えられる。
【0038】また、ブレーキペダル1から足を離しての
ブレーキ解放時には、ホイールシリンダ8FR,8RL,8
RR,8FLの液圧が、ABSアクチュエータ7→主連通路
MR(主連通路切換バルブMCS)+帰還バイパス路R
R(チェックバルブCH)を経過してマスタシリンダ3
に戻され、各車輪に付与されていたホイールシリンダ圧
が減圧される。
【0039】[回生協調時]回生協調制動時は、逆に、
主連通路切換バルブMCSを閉じ、副連通路切換バルブ
BSを開く。すると、副連通路SRに配置された吸収シ
リンダSSと電磁制御型液圧制御バルブDSがマスタシ
リンダ3と連通する。電磁制御型液圧制御バルブDS
は、規定圧までマスタシリンダ3とホイールシリンダ8
FR,8RL,8RR,8FLとの間を遮断し、これらの間の差
圧が規定圧に達したところで差圧を保持したまま連通し
減圧する。
【0040】また、電磁制御型液圧制御バルブDSが遮
断状態である間は吸収シリンダSSが通常制動時と同様
の液圧液量特性となるように液量を吸収する。
【0041】回生制動力が消失した場合、電磁制御型液
圧制御バルブDSにて減圧されたホイールシリンダ圧
を、その時点でのマスタシリンダ圧まで速やかに増圧す
る必要がある。この増圧は、副連通路切換バルブBSを
一時的に閉とし、副連通路SRの延長位置に設けられた
ABSアクチュエータ7のポンプ33を駆動させると、
ABSポンプ33は、吸収シリンダSSに貯蔵された液
を、開かれた電磁制御型液圧制御バルブDSを介して吸
引/加圧し、ホイールシリンダ圧を増圧させる。そし
て、ホイールシリンダ圧がマスタシリンダ圧と同等にな
ったところで主連通路切換バルブMCSを開き、通常の
制動状態に復帰する。
【0042】ここで、上記増圧制御は、主連通路切換バ
ルブMCSの前後に設けられた圧力センサによりマスタ
シリンダ圧とホイールシリンダ圧が検出され、これらの
検出値が同等となるまで継続させ、これらの検出値がほ
ぼ同等となった時点で主連通路切換バルブMCSを開
き、通常の制動状態に復帰する。
【0043】また、上記増圧時には一時的にマスタシリ
ンダ3とホイールシリンダ8FR,8RL,8RR,8FLが遮
断されることになる。この際、操作者がペダル操作を
し、発生液圧を変化させた場合、マスタシリンダ圧セン
サ10,12による検出値が変化するため、ペダル踏み
込み操作時にはこの検出値とホイールシリンダ圧センサ
11,13の検出値がほぼ同等になるようにポンプ33
による増圧制御を行い、ペダル戻し操作時には、ABS
アクチュエータ7の減圧制御バルブ31FR,31RL,3
1RR,31FLを用いて減圧調整を行う。
【0044】このように、本実施の形態1では、図5に
示すような横滑り防止装置(特開平10−278765
号公報等)と同様に、マスタシリンダ3とホイールシリ
ンダ8FR,8RL,8RR,8FLの連通路を主連通路MRと
副連通路SRにより複線化し、通常制動時の主連通路M
Rとそれ以外の副連通路SRとを分離し、これらの連通
路MR,SRは、状況によりどちらか片方のみを連通さ
せる主連通路切換バルブMCSと副連通路切換バルブB
Sを有している。これら切換バルブMCS,BSは図5
の横滑り防止装置にて使用している切換弁と同一品であ
り、共用化が可能である。
【0045】また、吸収シリンダSSは電磁制御型液圧
制御バルブDSが遮断状態にある間のみの吸収を目的と
するものであるため、吸収量が少なく、万一、通常制動
時に誤作動してもブレーキフィーリングにわずか違和感
を生じる程度であり、影響は少ない。このため、従来装
置のように専用の切換弁を設けて吸収シリンダSSの作
動/非作動を切り換える必要が無く、副連通路切換バル
ブBSによりこの機能を兼用することが可能である。
【0046】さらに、増圧機能は、ABSアクチュエー
タ7のポンプ33を利用しているため、別途にホイール
シリンダ圧のみを増圧する増圧機構を付加する必要がな
い。
【0047】よって、横滑り防止装置をベースとして部
品の共用化が図れる非常に安価な機構にて回生協調に必
要な機能を備えた回生協調ブレーキ液圧制御装置を提供
することができる。
【0048】加えて、液圧制御バルブを、電磁力により
規定圧を可変に制御する電磁制御型液圧制御バルブDS
としたため、可能回生制動力の大きさに対応した減圧制
御ができ、効果的なモータ回生を実行することができ
る。
【0049】(実施の形態2)実施の形態2は請求項
1、請求項3に記載の発明に対応する回生協調ブレーキ
液圧制御装置である。
【0050】図3は実施の形態2の回生協調ブレーキ液
圧制御装置が適用された回生協調ブレーキシステム図で
あり、液圧制御バルブとして、実施の形態1の電磁制御
型液圧制御バルブDSに代え、規定圧を固定値とするリ
リーフバルブRV(差圧弁)とプロポーショニングバル
ブPV(比例減圧弁)との組み合わせバルブとした点で
異なる。尚、他の構成は実施の形態1の図1と同様であ
るので、対応する構成に同一符号を附して説明を省略す
る。
【0051】よって、実施の形態2では、2つの機械的
なバルブRV,PVにより規定圧が固定の減圧特性とな
るが、電磁弁を減らした分、実施の形態1に比べてさら
にコスト的に有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の回生協調ブレーキ液圧制御装置
を示す全体システム図である。
【図2】実施の形態1の回生協調ブレーキ液圧制御装置
で用いられる電磁制御型液圧制御バルブを示す断面図で
ある。
【図3】実施の形態2の回生協調ブレーキ液圧制御装置
を示す全体システム図である。
【図4】従来の回生協調時の回生協調ブレーキ液圧制御
装置を示す液圧回路図である。
【図5】従来の横滑り防止装置を示す液圧回路図であ
る。
【符号の説明】
1 ブレーキペダル 2 負圧ブースタ 3 マスタシリンダ 4 ブレーキ液リザーバ 5 エンジン 6 回生協調部 7 ABSアクチュエータ 8FR,8RL,8RR,8FL ホイールシリンダ MCS 主連通路切換バルブ BS 副連通路切換バルブ SS 吸収シリンダ DS 電磁制御型液圧制御バルブ CH チェックバルブ MR 主連通路 SR 副連通路 33 ポンプ RV リリーフバルブ PV プロポーショニングバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D045 BB25 CC01 EE05 EE21 FF42 GG00 GG01 3D046 AA09 BB12 BB28 CC02 CC06 HH02 HH16 LL00 LL02 LL23 LL25 LL30 LL50 MM15 5H115 PA10 PC06 PG04 QE10 QE14 QI04 QI07 QI15 TO23

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペダル踏力に応じたマスタシリンダ圧を
    発生するマスタシリンダと、 導かれるホイールシリンダ圧に応じた制動力を各車輪に
    付与するホイールシリンダと、 前記マスタシリンダとホイールシリンダとの間に配置さ
    れた回生協調部及びABSアクチュエータとを備え、 回生協調制動時、液圧制動力と回生制動力とを合算した
    トータル制動力が、ブレーキ操作により得られるべき制
    動力に一致するように、前記回生協調部及びABSアク
    チュエータを介してホイールシリンダへ供給されるブレ
    ーキ液圧を減圧制御する回生協調ブレーキ液圧制御装置
    において、 前記マスタシリンダとABSアクチュエータのポンプ吐
    出側油路とを接続する主連通路の途中に設けられ、回生
    協調制動時に連通を遮断する主連通路切換バルブと、 前記マスタシリンダとABSアクチュエータのポンプ吸
    入側油路とを接続する副連通路の上流位置に設けられ、
    回生協調制動での減圧時に開き増圧時に閉じる副連通路
    切換バルブと、 前記副連通路切換バルブより下流位置の副連通路に設け
    られ、回生協調制動による減圧時に消費液量が減少した
    分だけマスタシリンダからのブレーキ液を吸収する吸収
    シリンダと、 前記吸収シリンダより下流位置の副連通路に設けられ、
    ABSアクチュエータのポンプを停止したままの減圧時
    に規定圧までマスタシリンダとホイールシリンダ間を遮
    断し、これらの間の差圧が規定圧に達したところで差圧
    を保持したまま連通する減圧制御を行い、ABSアクチ
    ュエータのポンプを駆動する回生協調制動での増圧時に
    開く液圧制御バルブと、 を有する回生協調部としたことを特徴とする回生協調ブ
    レーキ液圧制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回生協調ブレーキ液圧制
    御装置において、 前記液圧制御バルブを、電磁力により規定圧を可変に制
    御する電磁制御型液圧制御バルブとしたことを特徴とす
    る回生協調ブレーキ液圧制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の回生協調ブレーキ液圧制
    御装置において、 前記液圧制御バルブを、規定圧を固定値とするリリーフ
    バルブとプロポーショニングバルブとの組み合わせバル
    ブとしたことを特徴とする回生協調ブレーキ液圧制御装
    置。
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