JP2000351203A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2000351203A
JP2000351203A JP16436899A JP16436899A JP2000351203A JP 2000351203 A JP2000351203 A JP 2000351203A JP 16436899 A JP16436899 A JP 16436899A JP 16436899 A JP16436899 A JP 16436899A JP 2000351203 A JP2000351203 A JP 2000351203A
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port forming
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JP16436899A
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Jiro Moriyama
次郎 森山
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクミストが、記録媒体における記録画像
等が形成された記録済み領域の周囲に付着することを抑
制することができること。 【解決手段】 記録ヘッド部44の下方に搬送されつつ
印刷される用紙20が、湾曲状のプラテン部材26によ
り案内支持されて搬送されるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体の所定の
部位に対し不所望な汚損を抑制することができるインク
ジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置においては、一
般に、記録媒体は、例えば、図11に示されるように、
概ね閉空間とされる筐体内に配される記録部における記
録ヘッドのインク吐出口形成面に対向して配されてい
る。
【0003】図11において、記録部は、記録ヘッド1
4Aを有するインクカートリッジ14と、インクカート
リッジ14が選択的に装着されるキャリッジ部材10と
を含んで構成されている。
【0004】キャリッジ部材10は、所定の間隔をもっ
て互いに平行に紙面に対して垂直方向に延びるガイドシ
ャフト12Aおよび12Bが挿入されることにより、紙
面に垂直方向に往復動可能とされる。キャリッジ部材1
0は、図示が省略される駆動モータからの回動力が伝達
される搬送ベルトに連結されている。これにより、その
駆動モータが作動状態とされるとき、キャリッジ部材1
0は搬送ベルトを介して往復動せしめられる。
【0005】インクカートリッジ14は、所定のインク
が貯留されるインクタンク部とインクタンク部からのイ
ンクが供給される記録ヘッド14Aとを含んで構成され
ている。記録ヘッド14Aは、例えば、図示が省略され
る制御部からの駆動制御信号により駆動される電気変換
素子としてのヒータを各インク吐出口に対応して有して
いる。その下端面には、インクをそれぞれ選択的に吐出
する複数のインク吐出口が配列形成されるインク吐出口
形成面14aが形成されている。このようなインク吐出
口の数量は、高速記録の要望に応じて増大する傾向にあ
り、また、その駆動制御信号の駆動周波数も高くなる傾
向にある。
【0006】記録ヘッド14Aのインク吐出口形成面1
4aの下方には、所定のタイミングで断続的に搬送され
る記録媒体2の記録面が相対向して配されている。記録
媒体2は、その上流側および下流側にそれぞれ相対向配
置される搬送ローラユニット4Aおよび4B、搬送ロー
ラユニット6Aおよび6Bにより挟持されて搬送され
る。また、記録ヘッド14Aのインク吐出口形成面14
aの下方には、記録媒体2の記録面を下方側から平坦に
維持するプラテン部材8が配されている。
【0007】このような構成において、記録ヘッド14
Aが、記録されるべき画像をあらわすデータに応じた駆
動制御信号に基づいて制御され、例えば、図12の
(A)に示されるように、その各インク吐出口からイン
ク滴IDを記録媒体2の記録面に対してそれぞれ吐出
し、記録動作を行うものとされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように記録ヘッ
ド14Aにより記録動作が行われる場合、図12の
(A)に示されるように、主要なインク滴IDととも
に、インク滴IDに比して小なる小滴IMが飛翔され
る。このような小滴IMは、サテライトと称され浮遊す
るインクミストの原因とされる。また、インクミストの
原因としては、図12の(B)に示されるように、記録
媒体2の記録面に着弾された各インクID’の一部が矢
印の示す方向に跳ね返り飛散して小滴IM’となり、そ
れがインクミストとなる場合がある。さらに、図12の
(C)に示されるように、記録ヘッド14Aのインク吐
出口形成面14aから複数のインク色のインクが順次、
記録媒体2の記録面に対して吐出される場合、記録面に
既に着弾され形成されたインクCIに続いて異なるイン
ク色の各インク滴MIDが着弾されるとき、各インク滴
MIDの一部が、矢印の示す方向に飛散して小滴CIM
となり、それがインクミストとなる場合がある。このよ
うなインクミストは、上述のインク吐出口の数量の増
大、および、駆動周波数が高くなるにつれて多くなる。
【0009】上述のように記録ヘッド14A近傍に浮遊
する小滴IM’などを含むインクミスト群の一部は、記
録ヘッド14Aの下方の位置から離れて徐々に図13に
示される矢印の示す方向に沿って記録面における記録領
域を取り囲む周縁部に移動せしめられる。
【0010】例えば、所定の規格サイズの記録媒体2の
場合、インクミストが、図14に示されるように、記録
面における画像、文字等が形成された領域2Rから離れ
た領域、例えば、二点鎖線2Aおよび2Bにより挟まれ
て領域2Rを取り囲む領域にまで付着するときがある。
このような場合、特に記録媒体2の記録面が白色である
場合、そのインクミストが領域2Rに付着したときに比
べてそのインクミストの付着が目立つこととなる。この
ようなインクミストは、記録解像度が360dpi未満
である場合は、さほど問題とはならないが、しかし、例
えば、記録解像度が360dpi以上、インク吐出口数
が1列に128個、駆動周波数が6kHzという条件に
おいて、記録動作が行われる場合、インクミストが増大
するので上述の二点鎖線2Aおよび2Bにより挟まれて
領域2Rを取り囲む領域に付着するインクミストが問題
となる。
【0011】以上の問題点を考慮し、本発明は、記録媒
体の所定の部位に対し不所望な汚損を抑制することがで
きるインクジェット記録装置であって、インクミスト
が、記録媒体における記録画像等が形成された記録済み
領域の周囲に付着することを抑制することができるイン
クジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るインクジェット記録装置は、記録媒
体の記録面に対して記録に用いられる液体を吐出する液
体吐出口が形成される液体吐出口形成面を有する記録部
と、記録媒体の記録面と液体吐出口形成面の略中央部と
の相互間距離が、記録媒体の記録面と液体吐出口形成面
の略中央部以外との相互間距離に比して大となるように
記録媒体を湾曲させて搬送する搬送部と、記録部におけ
る液体吐出口形成面の液体吐出口からの液体の吐出タイ
ミングを、記録媒体の記録面と液体吐出口形成面との相
互間距離に応じた着弾位置の偏りが所定以内となるよう
に補正すべく、補正吐出タイミング信号を形成し送出す
る吐出タイミング補正部と、吐出タイミング補正部から
の補正吐出タイミング信号、および、記録媒体の記録面
に形成される画像をあらわす画像データに基づき記録部
の記録動作を制御する記録動作制御部とを備えて構成さ
れる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るインクジェ
ット記録装置の第1実施例の要部を概略的に示す。
【0014】図1において、インクジェット記録装置に
おける記録部は、記録ヘッド部44を有するインクカー
トリッジ40と、インクカートリッジ40が選択的に装
着されるキャリッジ部材36とを含んで構成されてい
る。
【0015】キャリッジ部材36は、所定の間隔をもっ
て互いに平行に紙面に対して垂直方向に延びるガイドシ
ャフト38Aおよび38Bがその透孔36aおよび36
bにそれぞれ挿入されることにより、紙面に対して垂直
方向に往復動可能に支持されている。キャリッジ部材3
6は、後述するキャリッジ用モータ70からの回動力が
伝達される搬送ベルト(図1においては図示が省略され
ている)に連結されている。搬送ベルトは、本装置の筐
体内に相対向して回動可能に設けられる一対のプーリに
巻装されている。一対のプーリのうちの一方は、後述す
るキャリッジ用モータ70の出力軸に連結されている。
これにより、そのキャリッジ用モータ70が作動状態と
されるとき、キャリッジ部材36は、所定の距離、往復
動せしめられる。
【0016】キャリッジ部材36の被装着部に配される
インクカートリッジ40は、所定のインク、例えば、ブ
ラックインクが貯留されるインクタンク部42とインク
タンク部42からのインクが供給される記録ヘッド部4
4とを含んで構成されている。記録ヘッド部44は、図
2に示されるように、例えば、バブルジェット式とさ
れ、薄板状の基板50と、基板50に相対向して配され
る天板部材48とを含んで構成されている。
【0017】例えば、シリコンなどで作られる基板50
の内側の表面と天板部材48との間には、インク流路4
4bi(i=1〜128)が、キャリッジ部材36の移
動方向に略直交する方向に沿って形成されている。隣接
する各インク流路44biは、天板部材48の対向する
面に形成される各隔壁部材により隔絶されている。
【0018】各インク流路44biの一方の端部には、
インク吐出口44ai(i=1〜128)が形成され、
各インク流路44biの他方の端部には、各インク流路
44biが合流される共通液室46が形成されている。
従って、キャリッジ部材36の移動方向に略直交する方
向に沿って形成される複数のインク吐出口44aiを有
するインク吐出口形成面44aが平坦に形成されてい
る。
【0019】インク吐出口44aiにおける平均の相互
間距離は、例えば、解像度360dpiを得るために約
70(μm)とされ、インク吐出口44aiにおける相
互間距離は、中央からそれぞれ両端部に近づくにつれて
70(μm)よりも小なる値に設定されている。基板5
0における各インク流路44biに対向する面には、そ
れぞれ、電気熱変換体としてのヒータ50ai(i=1
〜128)が形成されている。各ヒータ50aiは、保
護膜50bにより覆われている。各ヒータ50aiは、
基板50の表面に成膜技術により形成される電極配線網
により、記録ヘッド部44の入出力端子部に電気的に接
続されている。
【0020】共通液室46は、図3に示されるように、
インク供給パイプ46aを介してインクタンク部42内
に連通している。インクタンク部42内は、所定の負圧
に維持されている。
【0021】また、インクジェット記録装置における用
紙搬送経路には、図1に示されるように、記録されるべ
き記録媒体としての用紙20が積載されて収容される給
紙部32と、給紙部32から送り出される用紙20を記
録ヘッド部44の記録動作に応じて協働して挟持しつつ
断続的に搬送する給紙ローラユニット24Aおよび24
Bと、記録された用紙を協働して挟持しつつ排紙部34
に排出する排紙ローラユニット22Aおよび22Bと、
給紙ローラユニット24Aおよび24Bと排紙ローラユ
ニット22Aおよび22Bとの間であって、記録ヘッド
部44の下方に配され、搬送される用紙20を湾曲させ
て案内するプラテン部材26が配されている。
【0022】給紙部32には、積載される用紙20にお
ける最上端の用紙20を1枚づつ順次、送り出すピック
アップローラ28が設けられている。断面が半月状のピ
ックアップローラ28は、図示が省略される駆動モータ
の出力軸に連結される回転軸30に固定されている。
【0023】給紙ローラユニット24Aおよび24Bの
うち一方には、用紙搬送用モータ72の出力軸が連結さ
れている。また、排紙ローラユニット22Aおよび22
Bは、例えば、図示が省略されるベルト群を介して給紙
ローラユニット24Aおよび24Bの回転に連動するも
のとされる。給紙ローラユニット24Aには、後述する
制御ユニット64により制御される用紙搬送用モータ7
2の出力軸が連結されている。
【0024】プラテン部材26は、例えば、金属製の薄
板材料で下方に向かって湾曲状(凹状)、即ち、キャリ
ッジ部材36および記録ヘッド部44のインク吐出口形
成面44aを包囲するように所定の曲率半径の円弧の一
部として形成されている。
【0025】また、プラテン部材26は、インク吐出口
形成面44aの中央部における相対距離が、記録ヘッド
部44のインク吐出口形成面44aにおける両端部との
相対距離に比して大となるように凹状に形成されてい
る。その際、記録ヘッド部44のインク吐出口形成面4
4aに対向するプラテン部材26の湾曲面に対する各法
線の一端は、インク吐出口形成面44aの下方近傍に集
まることとなる。即ち、その湾曲面の曲率中心は、記録
ヘッド部44側に位置することとなる。
【0026】なお、プラテン部材26の形状は、円弧の
一部に限られることなく、用紙20が搬送可能であり、
急激な変化を伴わない形状である楕円形状の一部、また
は、放物線の一部となる形状であっても良い。
【0027】従って、用紙搬送用モータ72が作動状態
とされるとき、ピックアップローラ28により1枚づつ
送り出される用紙20が、給紙ローラユニット24Aお
よび24Bにより断続的に搬送されるとともに、プラテ
ン部材26に案内された後、記録された用紙が排紙ロー
ラユニット22Aおよび22Bにより排紙部34に排出
されることとなる。
【0028】本発明に係るインクジェット記録装置の第
1実施例、および、後述する他の例においては、かかる
構成に加えて、図5に示されるように、制御ユニット6
4が備えられている。
【0029】図5において、制御ユニット64には、ホ
ストコンピュータ60からの記録されるべき画像をあら
わす画像データおよび制御データを含むデータ群DQが
一走査分または数走査分ごとに通信部62を通じて供給
される。通信部62は、ホストコンピュータ60からの
データ群DQが供給されるとき、受信状態とされ、ま
た、通信部62は、制御ユニット64からの各制御部の
動作状態、メモリ部の記憶容量をあらわすデータ、およ
び、転送確認データが供給されるとき、そのデータをホ
ストコンピュータ60に送信する送信状態とされる。ま
た、制御ユニット64には、図示が省略されるが、記録
ヘッドの温度を検出する温度センサからの検出信号、記
録動作の開始または停止等を指示する表示操作部からの
指令信号群が供給される。
【0030】制御ユニット64は、通信部62から供給
されるデータ群DQ、および、各制御部を制御するため
の動作プログラムデータ等が記憶されるメモリ部64M
を有している。
【0031】制御ユニット64は、記録ヘッド部44の
記録動作に応じて用紙20を搬送するに当たり、用紙搬
送用モータ72を作動状態とすべく、供給される記録動
作開始指令信号に基づいて制御信号Cppを形成し、そ
れを搬送制御部66に供給する。搬送制御部66は、用
紙搬送用モータ72を所定の方向に所定角度、回転させ
るべく、制御信号Cppに基づいて駆動制御信号を形成
しそれを用紙搬送用モータ72に供給する。また、制御
ユニット64は、供給される記録動作開始指令信号に基
づいてキャリッジ用モータ70を作動状態とすべく、制
御信号Cpcを形成し、それを搬送制御部66に供給す
る。搬送制御部66は、キャリッジ部材36を所定距
離、往復動させるべく、駆動制御信号を形成しそれをキ
ャリッジ用モータ70に供給する。
【0032】これにより、記録ヘッド部44が装着され
たキャリッジ部材36がガイドシャフト12Aおよび1
2Bにより案内支持されつつ往復動されるとともに、用
紙20が1枚づつ断続的に記録ヘッド部44の下方に搬
送されることとなる。
【0033】制御ユニット64は、記録ヘッド部44の
記録動作制御を行うにあたり、メモリ部64Mから所定
のタイミングで読み出された画像データDGを画像処理
部68に供給する。その際、制御ユニット64は、画像
処理部68にイネーブル信号等を含む制御信号群Crを
供給する。
【0034】画像処理部68は、供給される画像データ
DGに基づいて所定の処理、例えば、濃度変換処理、ニ
値化処理、および、記録ヘッド部44のインク吐出口配
列に応じたレジ調整処理等を行い、記録動作制御データ
群を得る。その記録動作制御データ群は、記録動作制御
部78に供給される。
【0035】記録動作制御部78には、画像処理部68
からの記録動作制御データ群と、吐出タイミング信号補
正部76からの各補正吐出タイミング信号SEO〜SE
Nとが供給される。
【0036】吐出タイミング信号補正部76には、例え
ば、キャリッジ部材36の移動経路に沿って配されるス
ケール部と、キャリッジ部材36に設けられそのスケー
ル部のスリットをキャリッジ部材36の移動に同期して
読み取り、検出出力信号を送出する光学式センサとを含
んでなるエンコーダ部74からの検出出力信号Seが供
給される。
【0037】吐出タイミング信号補正部76には、図6
のAに示されるような、矩形波の検出出力信号Seが供
給される。吐出タイミング信号補正部76は、検出出力
信号Seの立上り時点を所定の期間遅延させた吐出タイ
ミング信号SE1〜SENをそれぞれ形成する複数の遅
延回路部76di(i=1〜n、nは整数)を各インク
吐出口に対応してそれぞれ備えている。
【0038】遅延回路部76d1は、例えば、図6のC
に示されるような、検出出力信号Seの立上り時点to
に対して1/10周期の期間遅延した時点t1に立上る
吐出タイミング信号SE1を形成しそれを送出する。
【0039】遅延回路部76d2は、例えば、図6のD
に示されるような、検出出力信号Seの立上り時点to
に対して2/10周期の期間遅延した時点t2に立上る
吐出タイミング信号SE2を形成しそれを送出する。
【0040】遅延回路部76d3は、例えば、図6のE
に示されるような、検出出力信号Seの立上り時点to
に対して5/10周期の期間遅延した時点t3に立上る
吐出タイミング信号SE3を形成しそれを送出する。
【0041】このような検出出力信号Seと同一とされ
る吐出タイミング信号SEOは、例えば、記録へッド部
44のインク吐出口形成面44aにおける略中央部分の
領域Aに形成される複数のインク吐出口のインク吐出タ
イミングに利用され、吐出タイミング信号SE1は、そ
の略中央部分の複数のインク吐出口に対して両端部側に
隣接した領域Bに配される複数のインク吐出口のインク
吐出タイミングに利用される。
【0042】また、吐出タイミング信号SE2は、例え
ば、領域Bに対して両端部側にさらに隣接した領域Cに
形成される複数のインク吐出口のインク吐出タイミング
に利用される。さらに、吐出タイミング信号SE3は、
例えば、領域Cに対して両端部側に隣接する領域Dに形
成される複数のインク吐出口のインク吐出タイミングに
利用される。
【0043】従って、各インク吐出口からのインク吐出
のタイミングが、インク吐出口形成面から搬送される用
紙20の記録面までの相互間距離に応じて補正されるこ
ととなる。
【0044】記録動作制御部78は、吐出タイミング信
号補正部76からの吐出タイミング信号SEO〜SEN
と、画像処理部68からの記録動作制御データ群とに基
づいて記録ヘッド部44に記録動作を行わせるべく、記
録動作制御パルス信号群を形成しそれらを記録ヘッド部
44に供給する。
【0045】記録ヘッド部44が、図4に示されるよう
に、紙面に対して略垂直方向に往復動せしめられるとと
もに、用紙20の記録面20Rに対して記録動作を行う
場合、記録面20Rに到達したインクの一部の跳ね返り
等によりインク吐出時形成されるインクミストは、記録
面20Rが湾曲しているので記録ヘッド部44の下方の
所定位置近傍に、図4の矢印の示す方向に向かって比較
的多く集合され浮遊することとなる。従って、記録面2
0Rにおける画像が形成された領域以外の部分にインク
ミストが付着することが抑制されることとなる。
【0046】図7は、本発明に係るインクジェット記録
装置の第2実施例の要部を概略的に示す。
【0047】図7に示される例においては、図1に示さ
れる例ではプラテン部材26が湾曲状に形成されている
が、その代わりに、相対向する斜面部80Aおよび80
Bと、斜面部80Aおよび80Bを相互に連結する平坦
面部80Fとからなるプラテン部材80が記録ヘッド部
82の下方に設けられている。
【0048】なお、本例においても装置において記録ヘ
ッド部82およびプラテン部材80以外の構成要素は、
上述の例と同様に備えているが、その重複説明を省略す
る。
【0049】インクカートリッジの一部をなす記録ヘッ
ド部82は、キャリッジ部材36に選択的に着脱可能と
される。記録ヘッド部82は、上述の記録ヘッド部44
と同様にバブルジェット式とされ、ブラックインクのみ
を吐出する。また、記録ヘッド部82のインク吐出口形
成面82aに設けられる複数のインク吐出口は、用紙2
0の搬送方向に沿って配列形成されている。インク吐出
口形成面82aにおける領域Aにおける複数のインク吐
出口の相互間距離は、例えば、約70.5(μm)に設
定され、インク吐出口形成面82aにおける領域A以外
の両側部分は、例えば、約61.1(μm)に設定され
ている。このようにインク吐出口形成面82aにおける
領域A以外の両側部分のインク吐出口の相互間距離が、
領域Aのインク吐出口の相互間距離に比して小とされる
のは、用紙20が記録された後、搬送方向に沿って伸ば
されたとき、領域Aに対応する複数のインク吐出口から
のインクにより形成された部分と領域A以外の部分に対
応する複数のインク吐出口からのインクにより形成され
た部分とが、等間隔で均一に記録されるようにするため
である。
【0050】記録ヘッド部82の下方に配されるプラテ
ン部材80は、例えば、薄鋼板で作られている。プラテ
ン部材80の平坦面部80Fは、記録ヘッド部82の領
域Aに対向して形成されている。また、斜面部80Aお
よび80Bは、それぞれ、平坦面部80Fを含む平面に
対して例えば、約30度の角度で交差している。
【0051】従って、斜面部80Aおよび80Bとイン
ク吐出口形成面82aとの相互間距離は、平坦面部80
Fとインク吐出口形成面82aとの相互間距離に比して
小なるものとされる。また、インク吐出口形成面82a
に対向する斜面部80Aおよび80Bに対するそれぞれ
の法線の一端は、インク吐出口形成面82aの下方近傍
に集まることとなる。
【0052】かかる構成のもとで、用紙20が図7の矢
印に示される方向に沿ってプラテン部材80に案内され
て搬送され、また、記録ヘッド82が用紙20に対して
記録動作を行う場合、インク吐出口形成面82aにおけ
る各インク吐出口からのインクが用紙20の記録面に到
達した後、その一部が跳ね返る等によりインク吐出時形
成されるインクミストは、インク吐出口形成面82aに
対向する用紙20の記録面20Rの上流側および下流側
が傾斜しているので記録ヘッド部82の下方の所定位置
近傍に、比較的多く集合され浮遊することとなる。従っ
て、その記録面における画像が形成される領域以外の部
分にインクミストが付着することが抑制されることとな
る。
【0053】上述の第1および第2実施例においては、
記録ヘッド44および82は、ブラックインクのみを吐
出するものとされるが、かかる例に限られることなく、
記録ヘッド部82が、例えば、図8に示されるような、
複数の異なるインク色をそれぞれ吐出するインク吐出口
を有するものとされてもよい。
【0054】図8に示される記録ヘッド部82’は、図
8の矢印Cの示す方向に、即ち、用紙20の搬送方向に
対して略直交する方向に往復動せしめられる。そのイン
ク吐出口形成面82’aの左側には、図8に示されるよ
うに、矢印Cの示す方向に略直交する方向に一直線上
に、ブラックインクをそれぞれ、吐出するインク吐出口
列84が設けられている。インク吐出口列84は、所定
の相互平均間隔、例えば、約40(μm)の間隔で30
4個配列されている。また、インク吐出口形成面82a
の右側には、それぞれ、シアン、マゼンタ、および、イ
エローインクを吐出するインク吐出口列86、88、お
よび、90が一直線上に設けられている。
【0055】インク吐出口列86、88、および、90
は、それぞれ、所定の相互平均間隔、例えば、約40
(μm)の間隔で80個配列されている。
【0056】なお、記録ヘッド部82’に結合されるイ
ンクタンクは、図示されていないが、その内部に、各イ
ンク吐出口列に対応して仕切られた小部屋をそれぞれ有
している。各小部屋は、それぞれのインク色のインクを
貯留している。
【0057】図9は、本発明に係るインクジェット記録
装置の第3実施例の要部を概略的に示す。
【0058】図1に示される例では、記録ヘッド部44
のインク吐出口形成面44aは、平坦面とされるが、図
9においては、記録ヘッド部92のインク吐出口形成面
92aが、用紙20の全記録面とインク吐出口形成面9
2aとの相互間隔が均一となるように下方の記録面に向
けて凸状に湾曲している。
【0059】なお、図9において、図1に示される例に
おいて同一とされる構成要素については、同一の符号を
付して示し、その重複説明を省略する。また、図5に示
されるような、制御ユニット64も同様に備えている。
【0060】記録ヘッド部92は、上述の例と同様にバ
ブルジェット式とされ、用紙20の記録面に対向してイ
ンク吐出口形成面92aを有している。インク吐出口形
成面92aは、所定の曲率半径を有し、湾曲されて搬送
される用紙20の記録面に所定の間隔で平行に形成され
ている。
【0061】インク吐出口形成面92aには、図10に
示されるように、各インク吐出口列が、それぞれ、図1
0の矢印Cの示す方向、即ち、記録ヘッド部92の移動
方向に対して略直交する方向に沿って形成されている。
【0062】インク吐出口形成面92aにおける左端に
形成されるインク吐出口列100は、ブラックインクを
吐出するものとされ、2列のインク吐出口列からなる。
インク吐出口列100の右隣に形成されるインク吐出口
列98は、シアンインクを吐出するものとされ、2列の
インク吐出口列からなる。また、インク吐出口列98の
右隣に形成されるインク吐出口列96は、マゼンタイン
クを吐出するものとされ、2列のインク吐出口列からな
る。さらに、インク吐出口列96の右隣に形成されるイ
ンク吐出口列94は、イエローインクを吐出するものと
され、2列のインク吐出口列からなる。いずれの各イン
ク吐出口列も、互いに平行に配されている。
【0063】各インク吐出口列100〜94において、
一方のインク吐出口列は、他方のインク吐出口列に対し
て図10の矢印Cの示す方向に略直交する方向に所定量
偏倚している。隣接するインク吐出口の相互間隔Pは、
例えば、約70(μm)に設定されている。また、各イ
ンク吐出口列100〜94におけるインク吐出口の数量
は、それぞれ、例えば、合計32個とされる。
【0064】このような記録ヘッド部92の構成におい
ては、上述の例と同様に、記録面20Rが湾曲している
ので記録ヘッド部44の下方の所定位置近傍に、跳ね返
って形成されたインクミストは、比較的多く集合され浮
遊することとなる。従って、記録面20Rにおける画像
が形成された領域以外の部分にインクミストが付着する
ことが抑制されることとなる。
【0065】また、記録ヘッド部92のインク吐出口形
成面92aが、用紙20の全記録面とインク吐出口形成
面92aとの相互間隔が均一となるように下方の記録面
に向けて凸状に湾曲しているので、図5に示されるよう
な吐出タイミング信号補正部76を備える必要がなく、
直接的に、エンコーダ部74からの検出出力信号Seに
基づいて記録動作制御部78は、駆動制御パルス信号を
形成することが可能となる。
【0066】なお、上述の例においては、用紙20の記
録面20Rは、プラテン部材が利用されて湾曲されてい
るが、必ずしもこのようにされる必要はなく、例えば、
プラテン部材を用いることなく、用紙20の剛性のみを
利用して記録面20Rを湾曲させつつ搬送するように構
成されてもよい。
【0067】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るインクジェット記録装置によれば、記録媒体の記
録面と液体吐出口形成面の略中央部との相互間距離が、
記録媒体の記録面と液体吐出口形成面の略中央部以外と
の相互間距離に比して大となるように記録媒体が湾曲さ
れて搬送されるもとで、記録部により記録動作が行われ
る場合、記録媒体の記録面から跳ね返った液滴が液体吐
出口形成面の略中央部の下方近傍に浮遊することとなる
のでインクミストが、記録媒体における記録画像等が形
成された記録済み領域の周囲に付着することを抑制する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置の第1実
施例の要部の構成を概略的に示す断面図である。
【図2】図1に示される例における記録ヘッドの内部構
成を示す断面図である。
【図3】図1に示される例におけるインクカートリッジ
を概略的に示す側面図である。
【図4】図1に示される例における動作説明に供される
図である。
【図5】第1〜第3実施例に備えられる制御ブロックの
構成を示すブロック図である。
【図6】図1に示される例に用いられる吐出タイミング
信号の波形図である。
【図7】本発明に係るインクジェット記録装置の第2実
施例の要部の構成を概略的に示す断面図である。
【図8】本発明に係るインクジェット記録装置の一例に
用いられる記録ヘッド部のインク吐出口形成面を示す平
面図である。
【図9】本発明に係るインクジェット記録装置の第3実
施例の要部の構成を概略的に示す断面図である。
【図10】図9に示される例における記録ヘッド部のイ
ンク吐出口形成面を示す平面図である。
【図11】従来の装置における要部の構成を概略的に示
す断面図である。
【図12】(A),(B),(C)は、それぞれ、従来
の装置における動作説明に供される図である。
【図13】従来の装置における動作説明に供される図で
ある。
【図14】従来の装置における動作説明に供される図で
ある。
【符号の説明】
20 用紙 22A,22B 排紙ローラユニット 24A,24B 給紙ローラユニット 26、80 プラテン部材 36 キャリッジ部材 44、82、92 記録ヘッド部 44a,82a,92a インク吐出口形成面 64 制御ユニット 72 用紙搬送用モータ 76 吐出タイミング補正部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の記録面に対して記録に用いら
    れる液体を吐出する液体吐出口が形成される液体吐出口
    形成面を有する記録部と、 前記記録媒体の記録面と前記液体吐出口形成面の略中央
    部との相互間距離が、前記記録媒体の記録面と前記液体
    吐出口形成面の該略中央部以外との相互間距離に比して
    大となるように該記録媒体を湾曲させて搬送する搬送部
    と、 前記記録部における液体吐出口形成面の液体吐出口から
    の液体の吐出タイミングを、前記記録媒体の記録面と前
    記液体吐出口形成面との相互間距離に応じた着弾位置の
    偏りが所定以内となるように補正すべく、補正吐出タイ
    ミング信号を形成し送出する吐出タイミング補正部と、 前記吐出タイミング補正部からの補正吐出タイミング信
    号、および、前記記録媒体の記録面に形成される画像を
    あらわす画像データに基づき前記記録部の記録動作を制
    御する記録動作制御部と、を具備して構成されるインク
    ジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送部により湾曲されて搬送される
    前記記録媒体の記録面の曲率中心は、前記記録部側に位
    置していることを特徴とする請求項1記載のインクジェ
    ット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記液体吐出口形成面は、略平坦面であ
    ることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録
    装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送部は、前記液体吐出口形成面の
    略中央部の下方に配され、前記記録媒体が摺接される所
    定の湾曲面を有し前記記録媒体を案内支持するプラテン
    部材と、 前記プラテン部材に隣接して配され前記記録媒体を保持
    して移送する移送手段と、を含んでなることを特徴とす
    る請求項1記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体の搬送方向に沿って複数の
    液体吐出口が形成される前記液体吐出口形成面の略中央
    部における該液体吐出口の相互間距離は、該液体吐出口
    形成面における搬送方向に沿った両端部近傍における該
    液体吐出口の相互間距離に比して大とされることを特徴
    とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送部は、前記液体吐出口形成面の
    下方に配され、前記記録媒体が摺接される平坦面部、お
    よび、該平坦面部に連なり該液体吐出口形成面の延長線
    と交差する斜面部を有し前記記録媒体を案内支持するプ
    ラテン部材と、 前記プラテン部材に隣接して配され前記記録媒体を保持
    して移送する移送手段と、を含んでなることを特徴とす
    る請求項1記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 記録媒体の記録面に対して記録に用いら
    れる液体を吐出する液体吐出口が形成される湾曲状の液
    体吐出口形成面を有する記録部と、 前記記録媒体の全記録面と前記液体吐出口形成面との相
    互間距離が、均一となるように該記録媒体を湾曲させて
    搬送する搬送部と、 前記記録媒体の記録面に形成される画像をあらわす画像
    データに基づき前記記録部の記録動作を制御する記録動
    作制御部と、を具備して構成されるインクジェット記録
    装置。
  8. 【請求項8】 前記搬送部は、前記液体吐出口形成面の
    略中央部の下方に配され、前記記録媒体が摺接される所
    定の湾曲面を有し前記記録媒体を案内支持するプラテン
    部材と、 前記プラテン部材に隣接して配され前記記録媒体を保持
    して移送する移送手段と、を含んでなることを特徴とす
    る請求項7記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記搬送部により湾曲されて搬送される
    前記記録媒体の記録面の曲率中心は、前記記録部側に位
    置していることを特徴とする請求項7記載のインクジェ
    ット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録部は、液体を加熱し前記液体
    吐出口を介して吐出させる電気熱変換体を有することを
    特徴とする請求項1または請求項7記載のインクジェッ
    ト記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007105900A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Noritsu Koki Co Ltd インクジェットプリンタ
US7322690B2 (en) 2001-10-17 2008-01-29 Seiko Epson Corporation Fixed material transportation apparatus, liquid fixing apparatus having transporatation apparatus and sucking unit of fixed material in liquid fixing apparatus
US8419180B2 (en) 2001-10-17 2013-04-16 Seiko Epson Corporation Fixed material transportation apparatus and liquid fixing apparatus

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