JP2000352017A - 橋梁架設方法 - Google Patents
橋梁架設方法Info
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Abstract
アーチ部材を有してなる鋼製アーチ橋を架設する場合に
おいて、アーチ部材の断面寸法を小さくして鋼材重量を
減少させ、これにより工場での鋼桁製作費および現場で
の鋼桁架設費を削減し、架設工費の削減を図る。 【解決手段】 曲げおよび軸力に抵抗するように構成さ
れたアーチ部材14の併合完了後、該アーチ部材14に
プレストレスPを導入して該アーチ部材14に負の曲げ
モーメントを付与することにより、アーチ部材14の設
計断面力を正の曲げモーメントと負の曲げモーメントと
が同じ値(あるいはこれに近い値)となるよう調整可能
とする。これにより設計断面力の曲げモーメント値を従
来に比して小さい値とし、アーチ部材の断面寸法を小さ
くする。その際、補剛桁部材16の一端部(右端部)近
傍部位に僅かな隙間16bを残しておき、補剛桁部材1
6の併合完了前にプレストレスPを導入することにより
補剛桁部材16の抵抗をなくして、プレストレスPを必
要最小限の値に設定可能とする。
Description
架設方法に関するものである。
アーチ軸に沿って連結し併合してなるアーチ部材を有し
ているが、このアーチ部材は曲げおよび軸力に抵抗する
ように構成されているものが多い。このような鋼製アー
チ橋におけるアーチ部材の設計断面力は、図8に示すよ
うに、アーチ部材2の全長にわたり正の曲げモーメント
M1´が負の曲げモーメントM2´よりも大きな値とな
っている。このため従来、アーチ部材2の断面寸法は、
正の曲げモーメントM1´の発生時における荷重状態で
決定されている。
うにして断面寸法が決定されたアーチ部材においては、
負の曲げモーメントが発生している荷重状態では、断面
応力度が余剰であり不経済な断面寸法となっている。そ
して、この余剰断面応力度の分だけ鋼材重量が大きなも
のとなるので、工場での鋼桁製作費および現場での鋼桁
架設費が余分に必要となってしまうという問題がある。
れたものであって、曲げおよび軸力に抵抗するように構
成されたアーチ部材を有してなる鋼製アーチ橋を架設す
る場合において、架設工費の削減を図ることができる橋
梁架設方法を提供することを目的とするものである。
おいて所定のプレストレス導入を行うことにより、上記
目的達成を図るようにしたものである。
は、曲げおよび軸力に抵抗するように構成されたアーチ
部材を有してなる鋼製アーチ橋の架設方法において、上
記アーチ部材の併合完了後、該アーチ部材にプレストレ
スを導入して該アーチ部材に負の曲げモーメントを付与
する、ことを特徴とするものである。
が曲げおよび軸力に抵抗するように構成されたものであ
れば、その具体的構成は特に限定されるものではなく、
アーチ橋・タイドアーチ橋・ローゼ橋等各種のアーチ形
式が採用可能であり、また上路・中路・下路いずれの架
橋形式であってもよく、さらに静定・不静定いずれの構
造であってもよい。
体的方法は、これによってアーチ部材に負の曲げモーメ
ントを付与することができるものであれば特に限定され
るものではなく、例えば、下部工の形状と耐力、アーチ
支点間の作用点と下部工との隙間、作業性等を考慮し
て、施工状況に合わせて経済的な方法を適宜選択すれば
よい。
係る橋梁架設方法は、曲げおよび軸力に抵抗するように
構成されたアーチ部材の併合完了後、該アーチ部材にプ
レストレスを導入して該アーチ部材に負の曲げモーメン
トを付与するようになっているので、アーチ部材の設計
断面力を正の曲げモーメントと負の曲げモーメントとが
同じ値(あるいはこれに近い値)となるように調整する
ことができる。このため、設計断面力の曲げモーメント
値を従来に比して小さい値にすることができる。そして
これによりアーチ部材の断面寸法を小さくすることがで
きるので、その分だけ鋼材重量を減少させることがで
き、これにより工場での鋼桁製作費および現場での鋼桁
架設費を削減することができる。
び軸力に抵抗するように構成されたアーチ部材を有して
なる鋼製アーチ橋を架設する場合において、架設工費の
削減を図ることができる。
に補剛桁部材を有する構造のものが多いが、このような
鋼製アーチ橋を架設する場合、補剛桁部材の併合が完了
した後ではアーチ部材にプレストレスを導入する際に補
剛桁部材が抵抗するので、大きなプレストレス力が必要
となる。そこで、このような場合には、補剛桁部材の併
合完了前にアーチ部材に対するプレストレス導入を行う
ことが効果的である。
実施の形態について説明する。
明する。
対象となる鋼製アーチ橋10を示す図である。
架設位置の両側の地表面に施工された1対の橋台12の
間に直吊り架設工法で架設されたローゼ橋であって、ア
ーチ部材14と、このアーチ部材14の両端部を連結す
る補剛桁部材16と、これらアーチ部材14および補剛
桁部材16を連結する複数の鉛直部材18と、補剛桁部
材16の両端部を両橋台12の支点隅角部12aに支持
せしめる1対の支承部20とを備えてなっている。な
お、図1は、補剛桁部材16の併合が完了した直後にお
けるアーチ橋10の様子を示している。
の一端部(右端部)近傍部位には併合継ぎ手22が取り
付けられている。補剛桁部材16の併合は、この併合継
ぎ手22が補剛桁部材16に取り付けられることによっ
て完了するようになっている。
である。
位置の両側に1対の鉄塔102を建て、これら両鉄塔1
02間に、所定間隔で複数のハンガロープ104および
受梁106が吊り下げられたメインケーブル108と、
キャリア110が移動可能に取り付けられたトラックケ
ーブル112とを張り渡すとともに、各鉄塔102の背
後に調整設備114に連結されたバックステイケーブル
116を張設する。
用の鋼桁16aを吊り下げて所定位置まで移動させ、該
鋼桁16aを受梁106上に順次載置して互いに連結す
ることにより補剛桁部材16を架設する。ただし、補剛
桁部材16の一端部(右端部)近傍部位には、鋼桁16
aを連結せずに僅かな隙間16bを残すようにし、これ
により補剛桁部材16を併合未完了の状態に維持する。
部材16上に複数の鉛直部材18を所定間隔をおいて架
設した後、キャリア110にアーチ部材14用の鋼桁1
4aを吊り下げて所定位置まで移動させ、該鋼桁14a
をアーチ軸に沿って順次連結して併合することによりア
ーチ部材14を架設する。
了したアーチ部材14の一端部(右端部)と橋台12の
支点隅角部12aの鉛直壁との間に油圧ジャッキ118
を介装するとともに、アーチ部材14の他端部(左端
部)と橋台12の支点隅角部12aの鉛直壁との間に水
平反力架台120を介装する。そしてこの状態で油圧ジ
ャッキ118を駆動してアーチ部材14に図示矢印方向
のプレストレスPを導入する。
点間隔が狭まるので、アーチ部材14には該アーチ部材
14を図3に破線で示すように撓み変形させるような負
の曲げモーメントが付与される。このプレストレスPの
導入時点では、補剛桁部材16の一端部近傍部位には僅
かな隙間16bがまだ残されているので、プレストレス
Pの導入の際に補剛桁部材16が抵抗することはない。
に示すように、補剛桁部材16における隙間16bの両
側近傍部位には予め複数のボルト挿通孔16cを形成し
ておく。そして、アーチ部材14にプレストレスPを導
入した後、複数のボルト挿通孔22aが形成された併合
継ぎ手22を補剛桁部材16に対してその隙間16bを
跨ぐようにして当接させ、同図(b)に示すように、各
ボルト挿通孔22a、16cに各々ボルト24を挿通さ
せてナットでこれを締付固定することにより、補剛桁部
材16の併合を完了させる。
ャッキ118および水平反力架台120を撤去する。そ
して、アーチ橋10の重量の支持をメインケーブル10
8からアーチ橋10の支承部20に移し換え、その後、
メインケーブル108やトラックケーブル112等の直
吊り設備を解体撤去する。
効果を示す図である。
にプレストレスPを導入することにより、同図(b)に
示すように、アーチ部材14には負の曲げモーメントM
pが付与されるので、同図(c)に示すように、アーチ
部材14の設計断面力を正の曲げモーメントM1と負の
曲げモーメントM2とが同じ値(あるいはこれに近い
値)となるように調整することができる。
を従来の値(正の曲げモーメントM1´)に比して小さ
い値にすることができる。そしてこれによりアーチ部材
14の断面寸法を小さくすることができるので、その分
だけ鋼材重量を減少させることができ、これにより工場
での鋼桁製作費および現場での鋼桁架設費を削減するこ
とができる。
よび軸力に抵抗するように構成されたアーチ部材14を
有してなる鋼製アーチ橋10を架設する場合において、
架設工費の削減を図ることができる。
材16の併合完了前にアーチ部材14に対するプレスト
レス導入が行われるようになっているので、プレストレ
スPを導入する際に補剛桁部材16が抵抗することはな
く、このためプレストレスPを必要最小限の値に設定す
ることができる。
ャッキ118を用いてアーチ部材14にプレストレスP
を導入するようにしたが、これ以外の方法でプレストレ
ス導入を行うことも可能である。
部材16における隙間16bの両側部位に複数対のアン
カブラケット122を設置し、各対のアンカブラケット
122に緊張ケーブル124を張り渡して各緊張ケーブ
ル124に所定の張力を付与することにより、アーチ部
材14にプレストレスPを導入するようにしてもよい。
このようにした場合においても、プレストレスPを導入
した状態で、併合継ぎ手22を取り付けて補剛桁部材1
6の併合を完了させ、その後、同図(b)に示すよう
に、アンカブラケット122および緊張ケーブル124
を撤去するようによればよい。
明する。
示す架設工程図である。
る橋梁架設方法の対象となるアーチ橋30は、上路形式
の2ヒンジアーチ橋であって、橋梁架設位置の両側の地
表面に施工された1対の基礎32Aの間に斜吊り架設工
法で架設されたアーチ部材34と、1対の基礎32Aの
両側に施工された1対の橋台32B間に架設された補剛
桁部材36と、これらアーチ部材34および補剛桁部材
36を連結する複数の鉛直部材38と、アーチ部材34
の両端部を両基礎32Aに支持せしめる1対の支承部4
0とを備えてなっている。なお、図7は、補剛桁部材3
6の併合が完了した直後におけるアーチ橋30の様子を
示している。
は、まず、同図(a)に示すように、橋梁架設位置の両
側に1対の鉄塔302を建て、これら両鉄塔302間に
キャリア304が移動可能に取り付けられたトラックケ
ーブル306を張り渡すとともに、各鉄塔302の背後
にバックステイケーブル308を張設する。
間中央へ向かって、鋼桁34aの張出し架設と斜吊りケ
ーブル310の取付けとを繰り返し、最後の鋼桁34a
をキャリア304でアーチ支点間中央まで移動させてア
ーチ部材34を併合する。
材34の両端部間にタイドケーブル312を張り渡し、
このタイドケーブル312に張力を付与することにより
アーチ部材34に図示矢印方向のプレストレスPを導入
し、該アーチ部材34に負の曲げモーメントを付与す
る。そして、このプレストレスPが導入されている状態
で、アーチ部材34の両支承部40と各基礎32Aとの
連結位置を確定させ、その後タイドケーブル312を撤
去する。
材34上に複数の鉛直部材38を所定間隔をおいて架設
した後、補剛桁部材36を架設する。そして、アーチ橋
30の重量の支持を斜吊りケーブル310からアーチ橋
30の支承部40に移し換え、その後、斜吊りケーブル
310やトラックケーブル306等の直吊り設備を解体
撤去する。
併合完了後、該アーチ部材34にプレストレスPを導入
してこれに負の曲げモーメントを付与するようになって
いるので、アーチ部材34の設計断面力を正の曲げモー
メントと負の曲げモーメントとが同じ値(あるいはこれ
に近い値)となるように調整することができる。
実施形態と同様、曲げおよび軸力に抵抗するように構成
されたアーチ部材34を有してなる鋼製アーチ橋30を
架設する場合において、架設工費の削減を図ることがで
きる。
材34の併合直後にプレストレスPを導入し、その後、
鉛直部材38および補剛桁部材36の架設を行うように
なっているので、プレストレスPを導入する際に補剛桁
部材36が抵抗することはなく、このためプレストレス
Pを必要最小限の値に設定することができる。
対象となる鋼製アーチ橋を示す図
程図
形の様子を示す図
図(b)
示す架設工程図
メント P プレストレス
Claims (2)
- 【請求項1】 曲げおよび軸力に抵抗するように構成さ
れたアーチ部材を有してなる鋼製アーチ橋の架設方法に
おいて、 上記アーチ部材の併合完了後、該アーチ部材にプレスト
レスを導入して該アーチ部材に負の曲げモーメントを付
与する、ことを特徴とする橋梁架設方法。 - 【請求項2】 上記鋼製アーチ橋が補剛桁部材を有して
なり、 上記プレストレスの導入が上記補剛桁部材の併合完了前
に行われる、ことを特徴とする請求項1記載の橋梁架設
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16314399A JP2000352017A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 橋梁架設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16314399A JP2000352017A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 橋梁架設方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000352017A true JP2000352017A (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=15768043
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16314399A Pending JP2000352017A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 橋梁架設方法 |
Country Status (1)
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