JP2000352066A - コンクリ−ト製マンホ−ル用副管部材 - Google Patents

コンクリ−ト製マンホ−ル用副管部材

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JP2000352066A
JP2000352066A JP11166680A JP16668099A JP2000352066A JP 2000352066 A JP2000352066 A JP 2000352066A JP 11166680 A JP11166680 A JP 11166680A JP 16668099 A JP16668099 A JP 16668099A JP 2000352066 A JP2000352066 A JP 2000352066A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地表勾配の急な所に設置する小形コンクリ−
ト製マンホ−ルの施工費を節約する。 【解決手段】 地表勾配の急な流入管に用いる副管付マ
ンホ−ルは、通常、外副管付マンホ−ルで構成され、こ
の外副管の周りをコンクリ−トで固めているので、コン
クリ−トの養生期間も必要で工事期間も延び、また、そ
の施工費も嵩む。そこで、本件では、内副管3付マンホ
−ル1に構成し、その内副管3に球面自在継手7を介在
させたので、その資材費のみが加算され全体として節約
され、しかも内副管7はマンホ−ルの側壁6に接近で
き、小形マンホ−ル1にとって好都合になった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリ−ト製マ
ンホ−ル用副管部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、地表勾配が急な所に設置された
コンクリ−ト製マンホ−ルでは、その側壁に直接、排水
用流入管を設けて放出すると、いわゆる滝落しとなっ
て、汚物が側壁に飛び散って附着したり、インバ−トや
その周辺に汚物が堆積して、マンホ−ルの機能を失うと
共に、この流入管と流出管との段差が0.6m以上ある
とインバ−ト等底部を洗掘ないし浸食することになる。
【0003】そのため、マンホ−ルの手前または内部に
おいて、塩ビ製の立ち下がり管(布設場所の広狭は勿
論、例えば布設勾配の急な場合の外副管と、勾配のゆる
やかな場合の内副管)、すなわち、一般的には流入管を
穿孔して90°支管を介して接続する構造にするため、
流入管より1サイズ下の口径の副管を設け、前記滝落し
をなくして洗掘等を防ぐと共に、マンホ−ル本体の点検
・掃除にも支障のないようにしている。
【0004】かかる副管付コンクリ−ト製マンホ−ルの
代表例について述べる。図6において、100はマンホ
−ル本体で、その底部にインバ−ト101を形成してお
り、天井部は蓋102で覆われている。
【0005】このマンホ−ル本体100の側壁には、塩
ビ製(合成樹脂製)の排水用流入管103が接続され、
また、インバ−ト101には塩ビ製(合成樹脂)の流出
管104が接続されている。
【0006】そして、この流入管103にはチ−ズ状の
継手(クロス管)105を介して副管106が立ち下が
っている。この副管106は、接着受口カラ−107や
90°エルボ108等から構成され、止金具109によ
ってマンホ−ル本体100の側壁に固定されている。
【0007】また、前記継手105は塩ビ管(合成樹脂
製)であって、流入管側には、その短管部が若干長寸に
なったゴム輪受口110を設け、これと反対下流側には
横向きキャップ111を挿入する挿入口(水平点検掃除
口)を設け、また、上向きには溢流兼点検口(垂直点検
掃除口)112をそれぞれ設けている。
【0008】この横向きキャップ111はマンホ−ル本
体100内の作業を考慮して常時閉塞しているので、こ
れに流入管104の排水の流れによる動圧がかかること
から、複数の蝶ネジ(不図示)で縫い付けて着脱可能に
固定している。
【0009】なお、継手本体105の外面には、補強用
のFRPコ−ティング114や、コンクリ−トとのモル
タルコ−キングを向上させるための砂付加工を施してい
る。
【0010】ところが、かかる副管付コンクリ−ト製マ
ンホ−ルには、1)横向きキャップ111の内側の付近
に汚物が残り、それが堆積し、ひいては副管106を閉
塞する、2)横向きキャップ111は複数の蝶ネジで固
着しているので、取外した蝶ネジが紛失することもあ
り、また、その取外しも面倒になる、という問題点があ
った。
【0011】ところで、本出願人はこの種、副管付コン
クリ−ト製マンホ−ルについて多数の提案(例えば特開
平9−60784号公報、特開平9−196274号公
報、特開平10−61865号公報、特開平10−25
2129号公報参照)を行い、商品化しているが、前記
問題点の解決についても、次のような提案を行い権利化
している(特許第2886482号公報参照)。
【0012】すなわち、図7に示すように水平状流入管
80と垂直状副管81とを90°大曲りエルボ82で接
続し、この90°大曲りエルボ82の外曲壁83を、前
記流入管80と略同一軸線で、かつ、その反対下流側に
着脱自在に固定したプラグ84の嵌合部88、つまり先
端面で形成した副管付コンクリ−ト製マンホ−ルを提案
した。
【0013】したがって、かかる合成樹脂製のプラグ付
クロス管(プラグ付の十字状管継手ともいう)により、
流入管80と副管81とを特にその90°大曲りエルボ
82で接続したので、その接続部において、排水が円滑
に流れて固形物の残留がなく、ひいては副管81の管詰
りを防止し、また、副管81への掃除具の挿入も容易に
できる。
【0014】しかも、90°大曲りエルボ82の外曲壁
83の殆ど全部をプラグ84の先端面で構成したので、
プラグ84の取外し時のみ、オ−バ−ホ−ル的な掃除が
できることから、従来例の問題を解決すると共に、新た
な有益な効果を発揮している。
【0015】なお、かかるプラグ付クロス管をもつ副管
について更に述べる。この90°大曲りエルボ82の内
曲壁85は継手本体86で構成されており、この継手本
体86を水平状に延長した延長部にプラグ挿入口(水平
点検掃除口)87を設け、このプラグ挿入口87にプラ
グ84を挿入している。
【0016】また、このプラグ84の嵌合部88の外端
にはフランジ89が一体形成され、また、継手本体86
のプラグ挿入口87の開口端にはフランジ90が形成さ
れ、両フランジ89,90は、複数のボルト・ナットに
より、または、継手本体86のプラグ挿入口87とプラ
グ84の嵌合部88とをバョネット結合(差込継手)機
構で着脱自在に固着している。
【0017】また、継手本体86には、上向きにリング
91を嵌着したキャップ挿入口(垂直点検掃除口)92
が設けられ、このキャップ挿入口92に、ツマミ93を
有するキャップ94が着脱自在に挿入されている。勿
論、このキャップ94を挿入しなくてもよい。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
提案のプラグ付クロス管をもつ副管では、その後、次の
ような不充分な点が判明した。
【0019】本来、コンクリ−ト製マンホ−ルに副管を
付設すると、この副管では排水の流れの直進性が阻害さ
れることから、掃流力ないし流下能力の低下をきたし、
管詰りが多発しがちとなる。そのため、この副管には必
ず掃除口が設けられ掃除を容易にしている。
【0020】一方、下水には多種多様な病原菌が含まれ
ることから、この清掃作業にはゴム手袋やゴム長靴等を
着用することが義務付けられており、素手で行うことを
禁止しているので、前記のプラグ84がキャップ94の
着脱が面倒となることは歪めない。
【0021】そこで本発明は、前記の特許第28864
82号公報で示すプラグ付クロス管において判明した清
掃作業に尚面倒な点を解消することを目的とし、併せ
て、例えば急な地表勾配に埋設されるコンクリ−ト製マ
ンホ−ルのアタッチメントに好個とすることを目的とし
た。
【0022】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は1)布設勾配の急な流入管と、小形コンク
リ−ト製マンホ−ルの内部に設けられた副管とを、合成
樹脂製のプラグ付クロス管で接続し、前記流入管に可変
角度が大幅に調整できる継手を介するか、または、前記
副管に球面自在継手を介するかして、前記副管を小形マ
ンホ−ルの側壁に接近させることにより、外副管による
工事費を節約したことを特徴とするコンクリ−ト製マン
ホ−ル用副管部材にあり、また、2)流入管と、コンク
リ−ト製マンホ−ルの内部に設けられた、前記流入管よ
り小径の副管とを接続する合成樹脂製のプラグ付クロス
管であって、該プラグ付クロス管を、90°大曲りエル
ボ状形体の継手本体と、該継手本体に前記流入管の反対
下流側で着脱自在に装着され、かつ、その先端面が前記
90°エルボ状形体の外曲壁の一部または全部を担持し
たプラグと、から構成し、前記先端面を逆L字状の底を
もつ溝に形成して、小径の副管への流れを円滑にするこ
とを特徴とするコンクリ−ト製マンホ−ル用副管部材に
あり、また、3)流入管と、コンクリ−ト製マンホ−ル
の内部に設けられた副管とを接続する合成樹脂製のプラ
グ付クロス管であって、該プラグ付クロス管を、90°
大曲りエルボ状形体の継手本体と、該継手本体に前記流
入管の反対下流側で着脱自在に装着され、かつ、その先
端面が前記90°エルボ状形体の外曲壁の一部または全
部を担持したプラグと、から構成し、前記継手本体を、
前記流入管を接続する第1の接続部と、前記副管を接続
する第2の接続部と、前記第1の接続部の反対下流側に
形成され、かつ、前記プラグにより常時閉塞された水平
点検掃除口と、前記継手本体に設けられ、かつ、前記第
2の接続部の管軸上方でプラグ嵌合部で一部開き状に常
時開口している垂直点検掃除口と、から構成し、前記プ
ラグを閉塞した状態で垂直点検掃除口から排水のオ−バ
−フロを行わせると共に、プラグ付クロス管をコンパク
トに構成したことを特徴とするコンクリ−ト製マンホ−
ル用副管部材にあり、また、4)流入管と、コンクリ−
ト製マンホ−ルの内部に設けられた副管とを合成樹脂製
のプラグ付クロス管で接続し、該プラグ付クロス管を、
90°大曲りエルボ状形体の継手本体と、前記流入管の
反対下流側で着脱自在に固着され、かつ、その嵌合部が
90°エルボ状形体の外曲壁の一部または全部を担持し
たプラグと、から構成したコンクリ−ト製マンホ−ル用
副管部材において、前記継手本体にプラグを固着する機
構を、該継手本体に設けた固定側係合子と、プラグに設
けた移動側係合子とからなるバョネット結合機構とし、
該バョネット結合機構にフ−ルプル−フ装置を設けて、
該プラグのセット位置を確実に正姿勢にしたことを特徴
とするコンクリ−ト製マンホ−ル用副管部材を要旨とす
るものである。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明を、添付図面に示す実施の
形態例により詳細に述べる。図1は本発明の第1の実施
の形態例の概略図、図2(A)は図1の要部拡大図、図
2(B)は図1の他の一部の詳細断面図、図3(C)は
図2(A)の更に要部拡大図、図3(D)は(C)の斜
視図、図4は図1の更に他の要部の詳細斜視図、図5は
本発明の第2の実施の形態例の概略図であって、図6お
よび図7で示す従来例と共通する部分は省略する。
【0024】本発明の第1の実施の形態例の、例えば1
号マンホ−ル(内径90cm)といわれる小形コンクリ
−ト製マンホ−ル1に用いる合成樹脂製のプラグ付クロ
ス管2をもつ副管3は、その塩ビ製流入管4の口径が1
00〜300mmφで、布設勾配が88‰〜268‰
の、いわゆる急勾配のものに適用される。
【0025】したがって、本来、地表勾配の急な所であ
るので、外副管付マンホ−ルとし、その外副管の周囲を
コンクリ−ト打ちを行い、その工費を必要とすべきとこ
ろ、本実施の形態例では、後記の球面自在継手7や「V
型自在継手」を特に介在させて内副管付コンクリ−ト製
マンホ−ルに構成して、高価な前記工費より安価な継手
を用いて全体として節約し、かつ、狭小な場所でも施工
できるようにしたものである。
【0026】更に、コンクリ−ト打ちによる養生期間も
必要でなく、施工期間が短縮できるものである。
【0027】この流入管4は、図1に示すようにマンホ
−ル本体5の側壁6に設けたプラグ付クロス管2に接続
され、このプラグ付クロス管2には、急な地表勾配を吸
収する約30°の範囲で首振りができる球面自在継手7
を介することにより、前記副管3が垂直状で、かつ、狭
い空間の小形マンホ−ルの側壁6に可及的に近接して立
ち下がるように取付けられる。
【0028】そして、この球面自在継手7付副管3に
は、管布設工事で屡々使用され、したがって、量産化さ
れて安価になっている取付管用ゴム輪自在受口片受直管
を転用している。
【0029】この副管3の下端には90°曲管8が接続
され、この90°曲管8はマンホ−ル本体5のインバ−
ト部9に臨んで開口している。また、この副管3は止金
具10により側壁6に固定される。
【0030】ここにおいて、前記プラグ付クロス管2
は、次のような構造になっている。図2(A)および図
3(C),(D)において、このプラグ付クロス管2
は、90°大曲りエルボ状(90°エルボ等も含むも
の)形体の継手本体11と、該継手本体11に流入管4
の反対下流側で着脱自在に固着されたプラグ12と、か
ら構成されている。
【0031】この継手本体11は、布設勾配の急な流入
管4を接続する第1の接続部(例えばTS接合用受口)
13と、該第1の接続部13に接続された90°大曲り
エルボ状形体における内曲壁14と外曲壁15と、これ
らの曲壁に続いて形成され、かつ、略垂直状の副管3の
上端に設けられた球面自在継手7を接続する第2の接続
部(例えばTS接合用受口)16と、前記第1の接続部
13の管軸a上の下流側に形成され、かつ、プラグ12
により常時閉塞されている水平点検掃除口17と、前記
外曲壁15に設けられ、かつ、前記第2の接続部16の
管軸bの上方近傍で常時開口している垂直点検接続口1
8と、から構成されている。
【0032】そして、この垂直点検掃除口18は、水平
点検掃除口17を閉塞しているプラグ12と交叉して、
そのプラグ12の嵌合部19により、その開口部の一部
が閉塞され、残りの開口部により、球面自在継手7や副
管3や90°曲管8および流入管4に対し、ミラ−等の
点検用棒状器具(不図示)を挿入して点検することがで
きると共に、細い塩ビ管等棒掃除具を挿入して副管3等
の管詰りを簡単な作業により掃除できるようにしてい
る。
【0033】したがって、垂直点検掃除口18では満管
流の排水をオ−バフロ−させて、流入管4の滞流をなく
して管詰りを防止し、また、マンホ−ル蓋(102)を
開けさえすれば、たとえ素手によっても点検掃除がで
き、その作業を楽にすることができる。
【0034】また、この継手本体11は、第1の接続部
13が200mmφの接着受口、第2の接続部16が1
50mmφの接着受口、垂直点検掃除口18の外径が1
65mmφで、かつ、第2の接続部16の管軸bより3
5mmだけ第1の接続部13側に片寄って構成している
ことから、例えばアロン化成KK製品の商品名「VU大
曲りY」の継手を若干加工して転用することができる。
【0035】すなわち、この「VU大曲りY」の継手の
上流側受口を切落し、この切断箇所に、同じく商品名
「ワンタッチ開閉密閉式蓋(OCO)」の枠を突合せ溶
接して接続すると共に、このVU大曲りYの継手のスト
レ−ト管体を開口し、その開口部にカラ−体からなる垂
直点検掃除口18を突合せ溶接して形成すると、この継
手本体11が構成できる。
【0036】したがって、既製の安価なVU大曲りYの
継手を利用して若干加工を施せば、この継手本体11が
製造でき、小形コンクリ−ト製マンホ−ルに用い安価な
アタッチメントを提供することができるのである。勿
論、金型を起してこれを射出成形により一発成形しても
よい。
【0037】次に、プラグ12について述べる。図2
(A)、図3(C)および同(D)において、このプラ
グ12は合成樹脂射出成形品であって、その嵌合部19
と、その一端に固着(接着接合)された大径の円板状頭
部20と、から構成され、この頭部20に、前記「ワン
タッチ開閉密閉式蓋(OCO)」を転用し、また、嵌合
部19は特に、次のように構成している。
【0038】すなわち、嵌合部19の先端面21は、本
来、90°大曲りエルボ状形体の外曲壁15の一部を形
成するものであるが、本実施の形態例の嵌合部19の先
端面21は、この外曲壁15の一部を基本にして、水平
点検掃除口17との嵌合面積を拡大するため、排水の流
れの両側に突出部22,22を設け、この突出部22,
22による凹部と、前記外曲壁15の一部とを滑らかな
曲面で連ねている。
【0039】したがって、嵌合部19の先端面21は、
90°大曲りエルボ状形体の外曲壁15の一部と、その
凹部との組合せで構成され、排水の流れがその先端面2
1の両側から中央に案内され、かつ、流入管4より1サ
イズ下の副管3方向へ絞られて案内される。
【0040】すなわち、プラグ12の嵌合部19の先端
面21には逆L字底状の底をもつ下向き溝を形成してい
る。
【0041】また、円板状頭部20の外面にはコ字状取
手23を設け、プラグ12を水平点検掃除口17に対し
位置決めすると共に、着脱開閉自在とするときの把持部
としている。
【0042】この円板状頭220の内側における嵌合部
19にはゴム輪24を嵌着し、水平点検掃除口17との
シ−ルをしている。
【0043】また、水平点検掃除口17にプラグ12を
固着するために、次のようなバョネット結合機構を用い
ている。
【0044】すなわち、図3(C),(D)および図4
において、このバョネット結合機構は、プラグ12の嵌
合部19の外面に設けた複数の移動側係合差込片25,
25…と、水平点検掃除口17の内面に設けた前記移動
側係合差込片25の数に対応した数の固定側係合案内片
26,26…とから構成され、プラグ12を水平点検掃
除口17に内嵌してこれらの移動側係合差込片25を固
定側係合案内片26の案内用段部に当接させて回転する
と、当接したままで隣接の固定側係合案内片26に係合
して両者で挟まれ固定される。
【0045】そして、このプラグ12の回転にはその先
端面21の向きを正姿勢に規制するため、適当なフ−ル
プ−ルフ(foolproof、誤作業防止)装置を設
けている。
【0046】勿論、前記移動側係合案内片をプラグ12
側に、固定側係合差込片を水平点検掃除口17側に設け
てもよい。
【0047】要するに、プラグ12に移動側係合子を、
水平点検掃除口17に固定側係合子をそれぞれ設ければ
よい。
【0048】次に、このバョネット結合機構の1例につ
いて述べる。移動側係合差込片25の1つは、図3に示
すように、嵌合部19と一体射出成形されたもので、こ
れには平面視での長方形突起に切欠段部を設けて細身2
7を形成している。
【0049】固定側係合案内片26の1つは、図4に示
すように、水平点検掃除口17と一体射出成形されたも
ので、水平点検掃除口17の開口側に前記案内段である
3段の第1、第2および第3の段部28,29,30を
設けたもので、第3の段部30と、隣設の固定側係合案
内片26の第1の段部28の裏面との間隙31に、前記
移動側係合差込片25の細身27を嵌入して、両者で挟
んで固定するようになっている。
【0050】したがって、プラグ12を時計方向に押し
ながら回転させると固定され、反時計方向に回転させて
も、この間隙31には長方形体突起状移動側係合差込片
25が嵌入できないようになっていて、作業を容易にし
ている。
【0051】勿論、固定されたプラグ12を開放(取外
す)には、プラグ12を反時計方向に回転させる。
【0052】なお、前記フ−ルプ−ルフ装置は図示して
いないが、これには各種のものが考えられる。例えば、
水平点検掃除口17の管頂側の1対の固定側係合案内片
26の間隔を大にして、かつ、プラグ12の先端面21
の90°大曲りエルボ状形体の外曲壁15側近傍の移動
側係合差込片25の代りに、長寸の円弧でできた円弧状
片を用いて前記間隔大の部分にしか当接できないように
すると、常に、プラグ12の先端面21の外曲壁15が
水平点検掃除口17の管頂に位置し、セットされて固定
されたプラグ12の位置は正姿勢となって、小径の副管
3への排水が漏斗状に絞られて案内される。
【0053】以上要するに、布設勾配の急な流入管4
と、90°エルボ状形体の外曲壁のプラグ12と、副管
3の球面自在継手7とが排水を円滑に誘導して、流れの
直進性阻害をカバ−している。つまり、この3部品のみ
からなる構成が、勾配や90°外曲壁や角度修正の角度
について好コンビを形成している。
【0054】次に、本発明の第2の実施の形態例のコン
クリ−ト製マンホ−ル1に用いるプラグ付クロス管2付
の副管3Aについて述べる。
【0055】前記第1の実施の形態例のものと相違する
点(共通点は説明を省略)は、球面自在継手7の代り
に、いわゆる取付管用ゴム輪受口32を用いている。こ
の取付管用ゴム輪受口32は安価であるが、首振り角度
が約5°であるため、流入管4の布設勾配は通常のもの
ないし若干急なものに好都合に適用されて、副管3を側
壁6に可及的に近接して取付けるようにしている。
【0056】勿論、流入管4の布設勾配が前記のように
急な場合には、プラグ付クロス管3の上流側に、可変角
度が0〜30°の範囲で調節できる管継手、すなわち、
アロン化成KK製「V型自在継手」(不図示)を介在さ
せてもよい。
【0057】次に、前記止金具10について述べる。図
2(B)において、コンクリ−ト製の側壁6に穿設した
小孔に、打込みアンカ−33を叩き込むと、アンカ−シ
ャンクの先端が拡がり、打込みアンカ−33は側壁6に
固定される。
【0058】この打込みアンカ−33に、副管3を囲繞
して締付けたステンレス振止めバンド34の基部をボル
ト34で縫付け固定する。
【0059】したがって、この止金具10によると、完
成されたコンクリ−ト製マンホ−ルの側壁6の任意の位
置で、副管3の垂下状態に応じて副管3を確実に固定す
ることができる。
【0060】また、前記プラグ12の嵌合部19に、垂
直点検掃除口18と上方から目視可能に連通する開口部
を形成して、その先端面21を短縮しなくてもよいし、
また、このプラグ12の上面を水平状に切欠いて半月状
に形成してもよく、この場合も本明細書では水平点検掃
除口17を常時閉塞したものと称する。
【0061】
【発明の効果】本発明の請求項1によると、手作業であ
る外副管付マンホ−ルの外副管用工事費を、量産化され
て安価な球面自在継手等の資材費で代替したので、全体
として工費が特段に節約され安価な施工ができるばかり
か、施工期間を短縮し、施工面積も狭くすることができ
る。
【0062】請求項2によると、小径の内副管へ流れを
誘導して急とし、それだけ、プラグ付クロス管に固形物
の残留付着を防止することができる。
【0063】請求項3によると、90°大曲りエルボ状
形体の外曲壁を担持するプラグを用い、しかも、プラグ
付クロス管をコンパクトに構成しながら、ひいては、マ
ンホ−ル内の空間を大にしながら、垂直点検掃除口を常
時、1部開きにしたので、マンホ−ルの蓋さえ開くと、
副管の管詰りやその点検に対し、簡単な点検掃除がで
き、地下に埋設したマンホ−ル用副管部材の信頼性を向
上させることができる。
【0064】請求項4によれば、バョネット結合機構を
用いたので、マンホ−ル内の保守点検作業が楽になるの
は勿論、フ−ルプル−フ装置によりプラグをセットした
姿勢が正姿勢となって副管への排水を絞り、流れを円滑
にして、地下に埋設したマンホ−ル用副管部材の信頼性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例の概略図である。
【図2】(A)は図1の要部拡大図、(B)は図1の他
の一部の詳細断面図図1の平面図である。
【図3】(C)は図2(A)の更に要部拡大図、(D)
は(C)の斜視図図1の側面図である。
【図4】図1の更に他の要部の詳細斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態例の概略図である。
【図6】従来例である。
【図7】他の従来例である。
【符号の説明】
1…マンホ−ル、2…プラグ付クロス管、3…副管、4
…流入管、12…プラグ、15…外曲壁、17…水平点
検掃除口、18…垂直点検掃除口、21…先端面、25
…移動側係合差込片、26…固定側係合案内片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布設勾配の急な流入管と、小形コンクリ
    −ト製マンホ−ルの内部に設けられた副管とを、合成樹
    脂製のプラグ付クロス管で接続し、前記流入管に可変角
    度が大幅に調整できる継手を介するか、または、前記副
    管に球面自在継手を介するかして、前記副管を小形マン
    ホ−ルの側壁に接近させることにより、外副管による工
    事費を節約したことを特徴とするコンクリ−ト製マンホ
    −ル用副管部材。
  2. 【請求項2】 流入管と、コンクリ−ト製マンホ−ルの
    内部に設けられた、前記流入管より小径の副管とを接続
    する合成樹脂製のプラグ付クロス管であって、 該プラグ付クロス管を、90°大曲りエルボ状形体の継
    手本体と、該継手本体に前記流入管の反対下流側で着脱
    自在に装着され、かつ、その先端面が前記90°エルボ
    状形体の外曲壁の一部または全部を担持したプラグと、
    から構成し、 前記先端面を逆L字状の底をもつ溝に形成して、小径の
    副管への流れを円滑にすることを特徴とするコンクリ−
    ト製マンホ−ル用副管部材。
  3. 【請求項3】 流入管と、コンクリ−ト製マンホ−ルの
    内部に設けられた副管とを接続する合成樹脂製のプラグ
    付クロス管であって、 該プラグ付クロス管を、90°大曲りエルボ状形体の継
    手本体と、該継手本体に前記流入管の反対下流側で着脱
    自在に装着され、かつ、その先端面が前記90°エルボ
    状形体の外曲壁の一部または全部を担持したプラグと、
    から構成し、 前記継手本体を、前記流入管を接続する第1の接続部
    と、前記副管を接続する第2の接続部と、前記第1の接
    続部の反対下流側に形成され、かつ、前記プラグにより
    常時閉塞された水平点検掃除口と、前記継手本体に設け
    られ、かつ、前記第2の接続部の管軸上方でプラグ嵌合
    部で一部開き状に常時開口している垂直点検掃除口と、
    から構成し、 前記プラグを閉塞した状態で垂直点検掃除口から排水の
    オ−バ−フロを行わせると共に、プラグ付クロス管をコ
    ンパクトに構成したことを特徴とするコンクリ−ト製マ
    ンホ−ル用副管部材。
  4. 【請求項4】 流入管と、コンクリ−ト製マンホ−ルの
    内部に設けられた副管とを合成樹脂製のプラグ付クロス
    管で接続し、 該プラグ付クロス管を、90°大曲りエルボ状形体の継
    手本体と、前記流入管の反対下流側で着脱自在に固着さ
    れ、かつ、その嵌合部が90°エルボ状形体の外曲壁の
    一部または全部を担持したプラグと、から構成したコン
    クリ−ト製マンホ−ル用副管部材において、 前記継手本体にプラグを固着する機構を、該継手本体に
    設けた固定側係合子と、プラグに設けた移動側係合子と
    からなるバョネット結合機構とし、該バョネット結合機
    構にフ−ルプル−フ装置を設けて、該プラグのセット位
    置を確実に正姿勢にしたことを特徴とするコンクリ−ト
    製マンホ−ル用副管部材。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006083622A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Chubu Bika Kigyo Kk マンホール及びそのマンホールにて使用する遮水板
KR100733608B1 (ko) 2007-03-12 2007-06-28 주식회사 도담이앤씨 하수암거 부착식 우오수 분리장치
JP2008116054A (ja) * 2007-12-14 2008-05-22 Mirai Ind Co Ltd 配管カバー装置
JP2016030905A (ja) * 2014-07-28 2016-03-07 アロン化成株式会社 排水管用の閉塞プラグ
JP2017115350A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 アロン化成株式会社 排水配管構造、及び該排水配管構造に用いられる継手

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