JP2000352855A - 帯電用磁性粒子分散型複合粒子およびそれを用いた帯電部材、帯電装置、電子写真装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents

帯電用磁性粒子分散型複合粒子およびそれを用いた帯電部材、帯電装置、電子写真装置およびプロセスカートリッジ

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JP2000352855A
JP2000352855A JP16437199A JP16437199A JP2000352855A JP 2000352855 A JP2000352855 A JP 2000352855A JP 16437199 A JP16437199 A JP 16437199A JP 16437199 A JP16437199 A JP 16437199A JP 2000352855 A JP2000352855 A JP 2000352855A
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charging
particles
composite particles
magnetic particle
magnetic
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Shuichi Aida
修一 會田
Marekatsu Mizoe
希克 溝江
Toshio Takamori
俊夫 高森
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続使用時に安定した帯電性を有し、長期使
用に耐える磁性粒子分散型複合粒子が望まれている。 【解決手段】 結着樹脂と該結着樹脂中に分散する磁性
粒子を有する磁性粒子分散型複合粒子であって、磁性粒
子の存在量が、磁性粒子分散型複合粒子中81乃至98
重量%であり、5μm以上の粒径を有する複合粒子の短
軸長さ/長軸長さの標準偏差が0.08以上であり、体
積抵抗値が104 〜109 Ωcmであることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は物体を帯電させる部
材に使用される粒子、またこの帯電部材を利用した帯電
装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジに関す
るもので、複写機、プリンター、ファクシミリなどに適
用される。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては多数の方法が
知られているが、一般には光導電性物質を利用し、種々
の手段により感光体上に電気的潜像を形成し、次いで前
記潜像をトナーで現像を行って可視像とし、必要に応じ
て紙などの転写材にトナー画像を転写した後、熱・圧力
などにより転写材上にトナー画像を定着して複写物を得
るものである。また、転写材上に転写されずに感光体上
に残ったトナー粒子はクリーニング工程により感光体上
より除去される。
【0003】このような電子写真法での感光体帯電手段
としては、いわゆるコロトロン、スコロトロンと呼ばれ
るコロナ放電を利用した帯電方法がある。更に、ローラ
ー、ファーブラシまたはブレードなどの帯電部材を感光
体表面に接触させ、その接触部分近傍の狭い空間に放電
を形成することによりオゾン発生を極力抑さえた帯電方
法が開発され実用化に至っている。
【0004】しかし、コロナ放電を利用した帯電方法に
おいては、コロナ放電特に負または正コロナを生成する
際に多量のオゾンを発生することから、電子写真装置に
オゾン捕獲のためのフィルタを具備する必要性があり、
装置の大型化または、ランニングコストがアップするな
どの問題点があった。
【0005】更に、狭い空間に放電を形成することによ
りオゾン発生を極力抑さえた帯電方法のうち、ブレー
ド、ローラー帯電方式などの感光体と接触させて帯電を
行う方式においては、感光体上へのトナー融着といった
問題が発生し易い傾向にある。
【0006】そのため感光体に近接させて、直接の接触
を避けて用いる方法も検討されている。感光体を帯電さ
せる部材としては、前記のローラーまたはブレードまた
は、ブラシ、細長い導電性板状物に抵抗層を施した部材
などが挙げられるが、その際、近接距離の制御が難しい
という問題点があり実用化に難点があった。
【0007】そのため、比較的感光体への接触負荷の小
さい、磁性粒子を磁石体にて保持したいわゆる磁気ブラ
シを帯電部材として用いる技術が検討されている。
【0008】磁性粒子を用いた帯電方法としては、感光
体との組み合わせにおいて2つの方法が提案されてい
る。
【0009】一つは、感光体表面層に電荷注入層を設
け、電荷注入層への接触を介して、直接に電荷を注入し
感光体を帯電する方法である。もう一つは、通常の感光
体を用いて、磁性粒子と感光体表面の微小空隙の放電を
利用した方法である。
【0010】帯電部材として使用される磁性粒子の開示
としては、特開昭59−133569号公報では鉄粉を
コーティングした粒子をマグネットロールに保持させて
電圧を印加して帯電する方法が開示されている。
【0011】しかしこれらの技術の残っている課題とし
て、連続使用時に安定な帯電性を得ることが難しいとい
う問題点があり、例えば、特開平6−301265に提
案されているように磁気ブラシ中に存在するトナー量を
一定とするようにトナーを補給し、抵抗の安定化を図る
ような構成が提案されている。これら前記の方法は、す
べて、微小空隙における放電現像を利用したものであ
り、放電による生成物により感光体表面がダメージを受
け、劣化あるいは高温高湿下での画像流れを生じ易いと
いう問題点が依然残っていた。
【0012】更に、特開平6−258918号公報にお
いては、108 〜1010Ωcmである30〜100μm
である粒子と108 Ωcm以下である30〜100μm
である粒子を混合して帯電用粒子とすることが、特開平
6−274005号公報においては、5×105 Ωcm
以上の粒子と5×104 以下の粒子を混合し帯電用粒子
として用いることが開示されているなど、導電性の高い
比較的小粒径の粒子と導電性の低い比較的抵抗の高い粒
子の混合という形態の提案がなされている。
【0013】これらは、混合する粒子の粒径、抵抗によ
り良好な帯電性を呈するが、混合粒子の粒径が比較的近
く、抵抗が離れていると、使用中に、抵抗の低い粒子が
感光体表面に集まってくるため、初期において良好な耐
ピンホール性を有していても、使用中にピンホールリー
クを生じる傾向にある。また、粒径が離れている場合、
抵抗の低い粒子の分離傾向を抑えることができるが、特
に、低湿環境において抵抗の低い粒子が漏れ出す傾向が
強いという問題点がある。
【0014】更に、特開平8−6355号公報におい
て、表面が平滑な磁性粒子と表面が凹凸な磁性粒子の混
合が提案されている。これらにおいては、耐久性を伸ば
す効果が記載されているが、更に耐久性の向上が望まれ
ている。
【0015】以上様々な提案が行われているが、実用化
という意味で、本発明者が知り得る限り、上市されてい
る複写機などの電子写真装置に磁気ブラシを感光体帯電
部材として使用された例は皆無である。
【0016】以上のように、感光体帯電部材としての磁
性粒子に関しては、その物性という観点においての好ま
しい物性およびその効果が如何なるものであるかという
検討が不十分であり、帯電用途に用いられる磁性粒子の
好適な構成の開発が望まれている。
【0017】また、電子写真におけるクリーニング工程
は、従来ブレードクリーニング、ファーブラシクリーニ
ング、ローラークリーニング等が用いられていた。いず
れの方法も力学的に転写残余のトナーを掻き落とすか、
またはせき止めて廃トナー容器へと捕集されるものであ
った。よって、このような部材が感光体表面に押し当て
られることに起因する問題が生じていた。例えば、部材
を強く押し当てることにより感光体を摩耗させ感光体が
短命化することが挙げられていた。かたや、装置面から
みると、かかるクリーニング装置を具備するために装置
が必然的に大きくなり装置のコンパクト化を目指すとき
のネックになっていた。
【0018】以上の理由により、装置小型化、エコロジ
ーの観点より、トナーの有効活用と言う意味で廃トナー
のでないシステムが望まれていた。
【0019】それは、現像同時クリーニングまたは、ク
リーナレスと呼ばれる技術で、現像手段が実質的なクリ
−ニング手段であるシステム、即ち、転写位置と帯電位
置の間および帯電位置と現像位置の間に、転写後の感光
体上に残留したトナーを回収し、貯蔵するクリ−ニング
手段を有さずに、現像手段によりクリーニングを行うシ
ステムである。例えば、特開昭59−133573、特
開昭62−203182、特開昭63−133179、
特開昭64−20587、特開平2−51168、特開
平2−302772、特開平5−2287、特開平5−
2289、特開平5−53482、特開平5−6138
3等がある。これらの公知の技術は、コロナ、あるいは
ブラシ、ローラーを用いており、放電生成物による感光
体表面の汚染、帯電不均一性等すべてを満足するには至
っていない。
【0020】そのため、比較的感光体への接触負荷の小
さい、磁性粒子を磁石体にて保持したいわゆる磁気ブラ
シを帯電部材として用いるクリーナレス技術が検討され
ている。
【0021】例えば、特開平4−21873号公報にお
いては、放電限界値を越えるようなピーク値を有する交
流電圧を印加した磁気ブラシを用いてクリーニング装置
を不要とするような画像形成装置が提案されている。更
に特開平6−118855号公報において、独立のクリ
ーニング装置のない磁気ブラシ帯電クリーニング装置を
搭載した画像形成装置が提案されており、使用される磁
性粒子の例示としては、鉄、クロム、ニッケル、コバル
ト等の金属あるいはそれらの合金または化合物、四三酸
化鉄、γ−酸化第2鉄、二酸化クロム、酸化マンガン、
フェライト、マンガン−銅系合金およびこれらをスチレ
ン系樹脂、ビニル系樹脂、エチレン系樹脂、ロジン変性
樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹
脂、ポリエステル樹脂で被覆したものあるいは、磁性体
微粒子を分散して含有した樹脂で得られた粒子等の開示
がある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかし、帯電用磁性粒
子の好ましい形態などについては開示されておらずクリ
ーナレス方法に好適な磁性粒子という観点では技術的課
題を残していた。
【0023】このように、帯電部材として好適構成をも
つ帯電用磁性粒子が望まれていた。更に、連続使用時に
安定した帯電性を有し、長期使用に耐え得る帯電装置、
電子写真装置、プロセスカートリッジが望まれている。
【0024】また、クリーナレス画像形成方法において
も、帯電性が安定でかつ転写残りのトナーを好適に処理
する電子写真装置が望まれていた。
【0025】本発明の目的は、従来よりも耐久性に優れ
る帯電用粒子、ならびにこの帯電用粒子を用いた帯電装
置、電子写真装置、プロセスカートリッジを提供するこ
とにある。
【0026】本発明の他の目的は、感光体削れの少ない
電子写真装置、プロセスカートリッジを提供することに
ある。
【0027】本発明の更に他の目的は、帯電磁気ブラシ
を用いたクリーナレスシステムを搭載し長期にわたり安
定した帯電装置および電子写真装置を提供することにあ
る。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、結着樹脂とこの結着樹脂中に分散する磁
性粒子を有する磁性粒子分散型複合粒子であって、磁性
粒子の存在量が、磁性粒子分散型複合粒子中81乃至9
8重量%であり、5μm以上の粒径を有する前記磁性粒
子分散型複合粒子の短軸長さ/長軸長さの標準偏差が
0.08以上であり、体積抵抗値が104 〜109 Ωc
mであることを特徴とする。
【0029】本発明によれば、連続使用時に安定した帯
電性を有し、環境依存性が少なく、特にクリーナレスシ
ステムにおいて、長期にわたり帯電性の安定な帯電装
置、電子写真装置、プロセスカートリッジが得られる。
【0030】また、被帯電体への負荷が少なく、システ
ム全体の高耐久性を備えた電子写真装置、プロセスカー
トリッジの実現が可能である。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0032】従来の技術として上に記載した通り、帯電
用磁性粒子としては、様々な粒子の可能性が想定され
る。しかし、本発明者らが検討した結果によると、従来
例にあるような磁性粒子では、感光体帯電用途の磁性粒
子としては、不十分な面が多々あり、その状況を鑑み鋭
意検討の結果、好ましい形態の一つを見出して本発明に
至ったものである。
【0033】本発明において使用される磁性粒子は、結
着樹脂と結着樹脂中に分散する磁性粒子を有する磁性粒
子分散型複合粒子であって、磁性粒子の存在量が、磁性
粒子分散型複合粒子中81乃至98重量%であり、5μ
m以上の粒径を有する前記磁性粒子分散型複合粒子の短
軸長さ/長軸長さの標準偏差が0.08以上であり、体
積抵抗値が104 〜109 Ωcmである。
【0034】かかる構成が、従来例よりも耐久性および
画質において顕著な効果をもたらす。耐久性の悪化する
原因は、帯電部材へ混入するトナーあるいはトナー成分
また、紙粉などの異物により磁性粒子表面が汚染され、
帯電部材抵抗値が上昇し、感光体表面を十分に帯電でき
なくなることであった。
【0035】特に、湿度の低い環境にて、長期にわたり
感光体を十分に帯電できないこと、つまり、十分な耐久
性がないのが現状である。
【0036】この問題点に起因する画像への影響として
は、反転現像法を用いた場合の耐久画像を例にとると、
初期問題のない画像が、耐久を進めていくと、まず、感
光体周期で、ゴースト画像を生じる。このときの感光体
帯電電位は、初期と同等である。更に耐久を進めると、
地カブリを生じる。このときの感光体電位は、初期より
も劣化しており、カブリのない画像を得るための十分な
電位が得られない状態である。
【0037】画像問題が生じるメカニズムとしては、ゴ
ースト画像については、 A.感光体露光部と非露光部の帯電電位の差が大きい。 B.感光体露光部上にクリーニングしきれないトナー成
分が残存し、粒子と感光体表面の接触性を阻害し帯電電
位のむらを生じる。 である。
【0038】これらは、従来の方法によって感光体電位
を測定する限り、画像性との相関は得られず、粒子を用
いた接触帯電方法に特有の問題点である。
【0039】更に、画像形成装置より、クリーニング装
置を除き、いわゆるクリーナレス画像形成装置としたと
きに、特に、転写残トナーの存在する部分と感光体の露
光部分が一致するために、ゴースト画像について特に厳
しい条件にある。
【0040】そこで、クリーナレス画像形成装置を例に
とって、本発明の作用効果を説明すると、本発明の粒子
を用いることにより 1.帯電粒子と感光体表面との接触性が向上し、転写残
りのトナー成分があっても感光体を十分に帯電すること
ができる。
【0041】2.帯電粒子同士の表面クリーニング効果
があり、長期使用によっても、粒子表面への異物堆積が
抑制され効果の持続性が大きい。という作用効果が得ら
れる。
【0042】この結果、湿度の低い環境下において、感
光体上に接触性を阻害する成分が多重に存在する場合で
も、長期にわたり、安定した画像を形成することが可能
となった。
【0043】5μm以上の粒子の短軸長さ/長軸長さの
標準偏差が、0.08よりも小さいと、形状のばらつき
が少なすぎて、お互いの表面クリーニング効果が十分で
はない。形状のばらつきによって、帯電粒子同士の負荷
に対して、ある形状の磁性粒子に対して、クリーニング
に好適な形状が存在し、負荷が集中し表面クリーニング
効果を生じるものと考得られる。また、帯電粒子の5〜
20μm部分の短軸長さ/長軸長さの標準偏差が、0.
08以上とするとそれより大きい粒子の表面クリーニン
グ効果が大きく好ましい構成であり、0.10以上であ
ると更にクリーニング性が向上する。
【0044】ここで、短軸長さ/長軸長さの標準偏差の
測定法を記す。日立製作所製FE−SEM(S−80
0)を用い、500倍に拡大した粒子像を無作為に10
0個抽出し、その画像情報を元に、例えば、Image
Analyzer V10(東洋紡績株式会社製)に
より、画像解析した結果の統計処理を行う。
【0045】解析の詳細は、まず、電子顕微鏡写真よ
り、実体顕微鏡を経由した画像信号を解析装置に入力
し、画像情報を2値化する。次いで、2値化された画像
情報を元に以下のような解析を行う。
【0046】詳しくは、Image Analyzer
V10(東洋紡績株式会社製)の説明書に詳しく記載
があるが、簡潔に方法を説明すれば、対象物の形状を楕
円に置き換える手続きを経て、その楕円の長軸と短軸の
長さの比をとるということである。その手続きは、以下
のようである。
【0047】複合粒子の、2値化された形状に対して、
座標(u,v)における微小面積Δs=Δu・Δvの比
重を1とした場合、原点(X,Y)に対して、粒子の2
値化された形状の重心を通り、水平軸および垂直軸につ
いての2次モーメント(水平軸についての2次モーメン
トMx、垂直軸についての2次モーメントMy)は、各
々 Mx=ΣΣ(u−X)2 My=ΣΣ(v−Y)2 で表され、慣性相乗モーメントMxyは、 Mxy=ΣΣ(u−X)・(v−Y) であり、以下の式をみたす角度θは、2つの解を持つ。 更に、水平軸と角度θをなす軸方向の慣性モーメント
は、Mθは、 Mθ=Mx・(cosθ)2 +My・(sinθ)2
Mxy・sin2θ で表され、前記θの2つの解を代入し、計算された、M
θのうち小さい方が主軸となる。
【0048】更に、任意の軸上に、(1/Mθ)0.5
相当する点をプロットするとこれらは、楕円を作り、こ
の主軸が、慣性主軸と一致するとすれば、Mθの小さな
値をとる方向をA、大きな方をBとすると以下の楕円と
なる。
【0049】A・x2 + B・y2 =1 本発明における短軸長さ/長軸長さは、以上の楕円に対
して、 短軸長さ/長軸長さ=(A/B)0.5 にて表されたものである。
【0050】また、5μm以上の粒径を有する複合粒子
および5μm〜20μmの粒径を有する複合粒子の標準
偏差は、前記電子顕微鏡写真において、粒子の最大弦長
が、5μm以上および5μm〜20μmであるものにつ
いて解析を行う。
【0051】帯電用粒子の平均粒径および分布はレーザ
ー回折式粒度分布測定装置HELOS(日本電子製)を
用いて、0.5μm〜350μmの範囲を32対数分割
して測定し、体積50%メジアン径をもって平均粒径と
した。
【0052】本発明では、帯電用複合粒子の平均粒径
は、10〜200μmの範囲が好ましく用いられる、1
0μmよりも小さいと粒子が漏れ易く、また、磁気ブラ
シとしたときの磁性粒子の搬送性に劣る。
【0053】注入帯電方法に用いる場合は、40μmを
超えると本発明における注入帯電方法の帯電一様性が劣
化する傾向にある。更に好ましくは、15〜30μmで
ある。
【0054】本発明に用いられる、磁性粒子分散型複合
粒子を構成する磁性粒子としては、マグネタイトおよび
フェライト粒子が好ましく用いられる。フェライトの組
成としては、銅、亜鉛、マンガン、マグネシウム、鉄、
リチウム、ストロンチウム、バリウム等の金属元素を含
むものが好適に使用される。
【0055】本発明における磁性粒子分散型複合粒子の
好ましい製造方法としては、20μm〜20mmの磁性
粒子分散型複合粒子を粉砕する方法が挙げられる。
【0056】また、形状分布を制御しつつ粉砕した後
に、適宜分級を行い、そのまま使用することができ、ま
た、必要に応じて、その他の粒子と混合して用いること
が可能である。
【0057】従来例としては、マグネタイトと樹脂を混
練粉砕した磁性粒子を使用するとの開示もあるが、樹脂
成分を多量に含むため帯電部材からの磁性粒子漏れが多
い傾向にある。更に、樹脂磁性粒子においては、表面に
樹脂の存在比率が高く、その導通路である磁性粒子の存
在比率が少ない。この事実より、異物による表面汚染に
よって抵抗が上昇し易くなっており、十分な耐久性向上
の効果が得られない傾向にある。
【0058】このため、本発明においては、磁性粒子分
散型複合粒子中の磁性粒子の存在量が、81乃至98重
量%とし、異物による表面汚染による機能低下を防止し
ている。通常このような割合で、樹脂中に磁性粒子を分
散させるのには困難を極めるため、次に挙げるような製
造方法にて製造された複合粒子の形状を制御するのが好
ましい。
【0059】本発明における好ましい例としては、結着
樹脂を形成するモノマーと磁性粒子を混合して、モノマ
ーを重合する方法が挙げられる。モノマーの例として
は、フェノール類とアルデヒド類が挙げられ、水性媒体
中において、懸濁重合が可能である。好ましいフェノー
ル類として、m−クレゾール、p−tert−ブチルフ
ェノール、o−プロピルフェノール、レゾールシノール
およびビスフェノールAなどのアルキルフェノール類が
挙げられる。
【0060】また、複合粒子の強度をアップするために
架橋成分を含有させることも性能向上の観点で好まし
い。
【0061】また、本発明に用いられる帯電用磁性粒子
は、その体積抵抗が、1×104 Ωcm以上1×109
Ωcm以下であることが好ましい。1×104 Ωcmよ
り低いと、ピンホールリークを起こす傾向にあり、1×
109 Ωcmを越えると、感光体の帯電が不十分とな
る。
【0062】粒子漏れという意味では、帯電用複合粒子
の抵抗値は、1×106 Ωcm以上が更に好ましく用い
られる。
【0063】複合粒子の体積抵抗の測定方法は、図1に
示すセルAに磁性粒子を充填し、複合粒子に接するよう
電極12および13を配し、電極間に電圧を印加し、そ
のとき流れる電流を測定することで得た。測定条件は、
23℃、65%の環境で充填複合粒子と電極との接触面
積2cm2 、厚み1mm、上部電極に10kg、印加電
圧100Vである。13はガイドリング、14は電流
計、15は電圧計、16は定電圧装置、17は測定サン
プル、18は絶縁物である。
【0064】更に、本発明の好ましい抵抗分布は、比較
的粒径の小さい粒子と、比較的粒径の大きな粒子の抵抗
差が小さいことである。
【0065】好ましくは、帯電用磁性粒子分散型複合粒
子の5μm〜20μm部分の粒子の体積抵抗値をRa、
複合粒子の20μmを越える部分の体積抵抗値を、Rb
としたときに、 0.5 ≦ Ra/Rb ≦ 5.0 であり、更に好ましくは、 1.0 ≦ Ra/Rb ≦ 5.0 である。
【0066】帯電用磁性粒子分散型複合粒子の5μm〜
20μm部分の粒子の体積抵抗値の測定にあたっては、
以下のように分離する。目開き5μmおよび20μmの
ふるいを準備する。これらのふるいは、Φ75mm×H
20mmのサイズであり、これらの5μmあるいは20
μmの目開きとする方法は、必要に応じ鍍金等により、
ふるいの線径を太らせるなどして調整する。上から目開
き、25μm、20μm、5μmの順にふるいを重ね、
目開き25μmのふるい上に複合粒子を0.5gのせ十
分振動を与え、20μmパス5μmオンの複合粒子を採
取する。更に、5μmのふるい上に残ったものを更に、
200mmAqの差圧により5μmパスの粒子を除去す
る。測定は、このサンプルを使用する。20μmを越え
るもののサンプルは、上記ふるいのうち、20μmおよ
び25μm上の磁性粒子を混合し、サンプルとする。
【0067】比較的粒径の小さい粒子の抵抗値が、比較
的粒径の大きな粒子の抵抗値の1/10より低いような
場合、帯電部材に振動電圧を印加した場合、特に低湿環
境下において、比較的粒径が小さく、抵抗の低い粒子が
帯電部材より脱落する傾向が強いからである。特に、ク
リーナレス画像形成方法の場合、脱落傾向が更に強い。
【0068】更に、比較的粒径が近く、抵抗値が1桁以
上異なるような粒子を混合して用いると、使用中に、抵
抗の低い粒子が感光体表面側に偏り、低抵抗粒子の偏り
により、ピンホールリークを生じる傾向にある。
【0069】本発明を更に効果的にするため、本発明の
複合粒子は、炭素原子が6個以上直鎖状に連なる構成を
含むカップリング剤にて処理されていることが好まし
い。
【0070】帯電用複合粒子は、感光体ときつく摺擦さ
れるため、特に有機感光体に対しては、その削れにおい
て厳しい条件にある。本発明の構成を含むことによる効
果としては、長鎖アルキル基による潤滑性の付与が行わ
れ、感光体ダメージに対して効果を有するとともに帯電
用複合粒子表面の汚染に関しても効果がある。特に感光
体表面層が、有機化合物にて構成されている場合に顕著
な効果を有する。
【0071】この観点からアルキル基は、炭素数6個以
上好ましくは8個以上連なることが必要であり、30個
以下であることが好ましい。炭素数が6個未満であると
上記効果が得られにくく、炭素数が30個を超えると、
溶剤に不溶となる傾向にあり、複合粒子表面に均一に処
理することが難しくなり、更に、処理された帯電用複合
粒子の流動性が極めて悪化し、帯電性が不均一となる傾
向にある。
【0072】また、カップリング剤の存在量としては、
カップリング剤をも含んだ帯電用複合粒子に対し0.0
001質量%以上0.5質量%以下が好ましい。0.0
001質量%より少ないとカップリング剤の効果が得ら
れにくく、0.5質量%を越えると帯電用複合粒子の流
動性が悪化し、帯電が不均一になり易い。更に好ましく
は、0.001質量%以上0.2質量%以下の量であ
る。
【0073】本発明においては、基本的に帯電用磁性粒
子の表面は、カップリング剤のみにて構成されることが
好ましいが、微量の樹脂成分をコートすることも可能で
ある。この場合、カップリング剤の量に対して、同等程
度の量が好ましい。
【0074】また、樹脂をコーティングした帯電用磁性
粒子との併用も可能である。その場合の混合比率は、帯
電器中複合粒子質量にて50質量%以下が好ましい。5
0質量%を越えると本発明の効果が薄れるからである。
【0075】本発明に用いられるカップリング剤として
は、疎水基部分に、炭素原子が6個以上直鎖状に連なる
構成を含むものであれば、チタン、アルミニウム、珪
素、ジルコニウムなど中心元素を特には選ばない。
【0076】本発明におけるカップリング剤とは、同一
分子内に加水分解可能な基と疎水基を有し、珪素、アル
ミニウム、チタン、ジルコニウムなどの中心元素に結合
している化合物を示す。
【0077】加水分解基としては、例えば、比較的親水
性の高い、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブ
トキシ基などのアルコキシ基などが用いられる。その
他、アクリロキシ基、メタクリロキシ基、これらの変性
体およびハロゲンなども用いられる。
【0078】また、疎水基としては、その構造中に炭素
原子が6個以上直鎖状に連なる構成を含むものであれば
よく、中心元素との結合形態においては、カルボン酸エ
ステル、アルコキシ、スルホン酸エステル、燐酸エステ
ルを介して、あるいはダイレクトに結合していてもよ
い。更にその構造中に、エーテル結合、エポキシ基、ア
ミノ基、などの官能基を含んでもよい。
【0079】本発明において使用できる化合物の具体例
を一部挙げると、
【0080】
【化1】
【0081】
【化2】
【0082】更に、本発明の帯電用複合粒子は、カップ
リング剤を表面に存在させる場合、その存在量が、0.
5質量%好ましくは0.2質量%以下であるから、抵抗
値的には、表面に存在させない複合粒子とほぼ同等の抵
抗値が得られるため、導電性粒子分散樹脂を用いる場合
などに比べて製造上の安定性、品質の安定性が高い。
【0083】更に、カップリング剤の反応率が、80%
以上であることが好ましく、更に好ましくは、85%以
上である。本発明においては、比較的長いアルキル基を
有するカップリング剤を用いるため、未反応物の割合が
多いと、流動性の悪化につながるからである。また、使
用する感光体表面が、実質的に非架橋樹脂である場合、
未反応の処理剤が、感光体表面に浸透し、くもりやわれ
を生じる場合がある。この理由により、磁性粒子表面と
反応できるカップリング剤を用いるのが好ましい。
【0084】また、カップリング剤の反応率の測定方法
としては、使用するカップリング剤を溶解可能な溶媒を
選択し、洗浄前後の存在率を測定すればよい。
【0085】例えば、処理された複合粒子の100倍量
の溶媒に浸し、溶媒中のカップリング剤成分を、クロマ
トグラフィーで定量する手段、また、洗浄後の複合粒子
表面に残るカップリング剤成分を、ESCA、CHN、
TGA等の方法で定量し、洗浄前後の存在量を定量する
手段などが可能である。
【0086】本発明の帯電装置、電子写真装置、におい
ては、注入帯電方法が好ましく使用できる。
【0087】注入帯電方法としては、電子写真感光体が
支持体より最も離れて電荷注入層を有するような感光体
を用いることにより、帯電部材に直流帯電のみを印加し
たときの印加電圧の80%以上更に90%以上の帯電電
位を得ることができるという効果を得ることができる。
従って、パッシェンの法則により解釈される帯電方法に
対して、更にオゾンレス帯電方法を実現することができ
る。
【0088】電荷注入層は、十分な帯電性と画像流れを
起こさない条件を満足するために、体積抵抗値が1×1
8 Ωcm〜1×1015Ωcmの範囲であることが好ま
しい。より好ましくは、画像流れなどの点から体積抵抗
値が1×1010Ωcm〜1×1015Ωcm、更に環境変
動等も考慮すると体積抵抗値が1×1012Ωcm〜1×
1015Ωcmのものを用いるのが好ましい。1×108
Ωcmより小さい体積抵抗値では静電潜像を保持でき
ず、特に高温高湿環境下において画像流れを発生し、1
×1015Ωcmより大きい抵抗値であると帯電部材から
の電荷を十分受け取ることができず、帯電不良を生じる
傾向にある。
【0089】更に、本発明の帯電装置および電子写真装
置において感光体帯電部材に印加する電圧としては、振
動電圧を印加することが好ましい。振動電圧を印加する
ことによる効果は、機械的な精度等の外乱に対して安定
した帯電を得ることができることが挙げられる。
【0090】注入帯電法において、振動電圧を印加する
場合、前記のような利点が得られるが、反面、その印加
振動電圧にたいしては、制限があり、100Hz〜10
kHz程度の周波数が好ましく、そのピーク間電圧は、
1000V以下であることが好ましい。注入帯電法にお
いては、印加電圧に対して、感光体電位が追随するた
め、ピーク間電圧が大きすぎると、感光体帯電面の電位
が波打ってしまうため、カブリまたは反転カブリを生じ
ることがあるからである。
【0091】また、振動電圧については、その効果のあ
るピーク間電圧は、100V以上、好ましくは、300
V以上である。波形は、サイン波、矩形波、鋸波などが
使用できる。
【0092】電荷注入層としては、絶縁性の結着樹脂に
光透過性でかつ導電性の粒子を適量分散させて中抵抗と
した材料で構成することが可能であり、上記抵抗を有す
る無機層を形成することも有効な手段である。このよう
な機能層表面を設けることによって、帯電部材より注入
された電荷を保持する役割を果たし、更に、露光時には
この電荷を感光体支持体に逃がす役割を果たし残留電位
を低減させる。
【0093】ここで、感光体の表面層の体積抵抗は、表
面に金を蒸着させたポリエチレンテレフタレート(PE
T)上に表面層と同様の層(3μm)を作成し、これを
体積抵抗測定装置(ヒューレットパッカード社製414
0B pAMATER)にて温度23℃、相対湿度65
%の環境で100Vの電圧を印加し測定した。
【0094】導電性粒子の粒径は、透光性の観点から
0.3μm以下が好ましく、最適には、0.1μm以下
である。結着樹脂100質量部に対して2〜250質量
部好ましくは2〜190重量部である。2質量部よりも
少ないと好ましい体積抵抗値が得られにくく、250質
量部を越えると膜強度が低下する傾向があり、電荷注入
層が削れ易くなる傾向にある。電荷注入層の膜厚は、好
ましくは、0.1〜10μm、最適には、1〜7μmで
ある。
【0095】また、好ましくは、前記電荷注入層に滑材
粉末が含有される。期待される効果としては、帯電時に
感光体と帯電部材の摩擦が低減され帯電に関与するニッ
プが拡大され帯電特性が向上することが挙げられる。ま
た、感光体表面の離型性が向上するため、磁性粒子が付
着しにくくなる。特に滑材粒子としては、臨海表面張力
の低い、フッ素樹脂、シリコーン樹脂または、ポリオレ
フィン樹脂を用いるのが好ましい。特に好ましくは、4
フッ化ポリエチレン樹脂が用いられる。
【0096】この場合、滑材粉末の添加量は、好ましく
は、結着樹脂100質量部に対して、2〜50重量部、
より好ましくは、5〜40質量部である。2質量部より
少ないと、滑材粉末の量が十分でないため、感光体帯電
性の向上効果が十分でなくクリーナレス装置という観点
からは、転写残トナーが増える傾向にある。また、50
質量部を越えると、画像の分解能、感光体の感度が低下
する傾向にある。
【0097】また、表面層に無機層を被覆する際は、そ
の下層の感光層は、アモルファスシリコンであることが
好ましく、グロー放電等によってシリンダー上に阻止
層、感光層および電荷注入層を順次形成することが好ま
しい。
【0098】感光層としては、従来公知のものが使用で
きる。例えば、有機材料であれば、フタロシアニン顔
料、アゾ顔料等が挙げられる。
【0099】更に、表面保護層と感光層の間に中間層を
設けることもできる。このような中間層は、保護層と感
光層の接着性を高め、あるいは電荷のバリアー層として
機能させることを目的とする。中間層としては、例え
ば、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂
など市販の樹脂材料が使用可能である。
【0100】前記感光体用の導電性基体としては、アル
ミニウム、ニッケル、ステンレス、スチール等に金属、
導電性膜を有するプラスチックあるいは硝子、導電化し
た紙等を用いることができる。
【0101】本発明の別の効果として、印加電圧が振動
電圧を重畳した直流電圧である場合、振動電界に起因す
る振動音が軽減されることである。形状のばらつきによ
り、振動が吸収されることによると考えられる。更に、
感光体の導電性基体の厚みが、0.5mm以上3.0m
m以下の場合にその効果が顕著である。0.5mmより
小であると振動音が大きくなり易く、また寸法安定性に
乏しく3mmを越えると、回転トルクが増加し、また材
料費のアップなどコスト面で不利である。
【0102】使用されるトナーと帯電部材の磁性粒子間
の摩擦帯電性においても好ましい範囲があり、帯電部材
磁性粒子100に対して、使用されるトナー7の割合に
て、測定されるトナーのトリボ値が、感光体の帯電極性
と同じであり、その絶対値が1〜90mC/kg好まし
くは、5〜80mC/kg、更に好ましくは、10〜4
0mC/kgであるとトナーの取り込み、掃き出し、感
光体の帯電の特性に対し良好である。
【0103】好ましい測定方法は以下の通りである。ま
ず、温度23℃、相対湿度60%環境下、測定する磁性
粒子40gにトナー200mgを加えた混合物を50〜
100ml容量のポリエチレン製の瓶に入れ150回手
で震盪する。使用するトナーと帯電用磁性粒子の混合物
を帯電部材用磁性粒子として装填する。次いで、使用す
る感光体と同寸法の金属ドラムを装填しトナー帯電極性
と同極性の直流バイアスを帯電部分に印加し、感光体を
帯電するときの条件で駆動させ、金属ドラム上に帯電部
材より移行したトナーの帯電量を測定する。
【0104】本発明の電子写真装置においては、感光体
に接触する帯電部材として複合粒子により形成された磁
気ブラシを用いた場合、その構成としては、磁性粒子保
持部材として、マグネットロール、または、内部にマグ
ネットロールを持つ導電性スリーブの表面に複合粒子を
均一にコーティングしたものが用いられるが、特にマグ
ネットロールを持つ導電性スリーブの表面に磁性粒子を
均一にコーティングしたものが好適に用いられる。
【0105】帯電用磁性粒子保持部材と感光体の最近接
ギャップは、0.3mm〜2.0mmが好ましく用いら
れる。0.3mmより近くなると印加電圧によっては、
帯電用磁性粒子保持部材の導電性部分と感光体間にリー
クを生じ、感光体にダメージを与えることがある。
【0106】帯電用磁気ブラシは、感光体の移動方向に
たいして、その接触部分において順、逆の移動方向をと
わないが、転写残りのトナーの取り込み性の観点からは
逆方向に移動するのが好ましい。
【0107】帯電用磁性粒子保持部材に保持される帯電
用磁性粒子の量は、好ましくは、50〜500mg/c
2 、更に好ましくは70〜210mg/cm2 で安定
した帯電性を得ることができる。
【0108】また、帯電器内に余分の帯電用磁性粒子を
保持し、循環等させてもよい。画像露光手段としては、
レーザー、LED等公知の手段を用いることができる。
【0109】また、本電子写真装置においては、クリー
ナレス画像形成方法において好ましい工程を加えること
ができる。本発明の電子写真装置において転写工程後、
且つ帯電工程前に感光体電位制御部材を有することで、
電子写真装置として更に安定性が向上する。
【0110】感光体電位制御部材としては、光を発し感
光電位を制御する部材、接触または近接して配置された
導電性のローラー、ブレード、ファーブラシが用いられ
る。それらのうちでも、特にローラー、ファーブラシが
好ましく用いられる。また、これらに電圧を印加して感
光体電位制御を行う場合は、感光体帯電工程と逆極性に
制御することが好ましい。その理由は、感光体帯電工程
前に感光体電位を低い方に揃え、前形成画像の履歴を消
して帯電均一性の助けとするためである。
【0111】現像手段としては、特に選ばないが、クリ
ーニング手段を有しない画像形成装置の場合、反転現像
が好ましく、また、現像剤と感光体が接触するような構
成が好ましい。例えば、接触2成分現像法、接触1成分
法等が好適な現像方法としてあげられる。現像剤と転写
残りトナーが感光体上にて接触している場合、静電気的
力に、摺擦力が加えり、効果的に転写残りのトナーを現
像手段にて回収できる傾向にあるからである。現像に印
加されるバイアスについては、その直流成分は、黒字部
(像露光部分)と白地部の電位の間に来ることが好まし
い。
【0112】更に転写手段としては、コロナ、ローラ
ー、ベルトなど公知の方法が用いられる。
【0113】更に、転写残りトナーを回収した帯電器か
ら、感光体表面を利用して、現像部分に搬送し回収再利
用するに際しては、感光体帯電バイアスを変更すること
なくしても、実現可能であるが、実用上、転写紙ジャム
時あるいは画像比率の高い画像を連続してとるなどした
場合、過剰量のトナー帯電器に混入する場合が考えられ
る。
【0114】この場合、画像形成の動作中、感光体上に
画像を形成しない部分を利用して、帯電器から現像機へ
とトナーを移動させることが可能である。その画像形成
部分とは、前回転時、後回転時、転写紙間などである。
その場合、トナーが帯電器より感光体に移り易いような
帯電バイアスに変更することも好ましく用いられる。帯
電器から出易いバイアスとしては、交流成分をピークピ
ーク間電圧小さ目にするあるいは直流成分とする。ある
いは、ピークピーク間電圧を同じにして、波形を変更し
て交流実効値をさげる方法などが挙げられる。
【0115】更に、本発明において、帯電器部分の寿
命、およびマグネット内包非磁性スリーブを用いること
を考慮すると、そのコスト面の要請により、トナーを更
に追加できるような構成とすることが好ましい。その場
合、帯電用磁性粒子としても、必要最低限の量よりも多
量に帯電部分に存在させ、循環させることによる耐久性
を更に伸ばす構成が好ましい。
【0116】循環させる手段としては、機械的に攪拌す
るか、あるいは、磁性粒子を循環できるような磁極構成
あるいは、磁性粒子を格納する容器内で、磁性粒子を移
動させるような部材を設けることが好ましい。例えば、
磁気ブラシ背後に、攪拌するスクリュウ部材、または、
反発極を設け磁性粒子をはがしながら再コートするよう
な構成、磁性粒子の流れを阻害するような邪魔部材など
を設けることが挙げられる。
【0117】更に、本帯電部材を元にした、プロセスカ
ートリッジを作成することもできる。
【0118】以下、本発明を実施例によって説明する
が、これによって本発明が限定されるものではない。
【0119】まず本発明に使用される部材の構成、材
質、製造方法等を例示する。
【0120】[帯電用磁性粒子製造例1]水媒体中にフ
ェノールモノマー50重量部、ホルムアルデヒドモノマ
ー50重量部を混合分散した後に、チタンカップリング
剤にて疎水化された、マグネタイト粒子950重量部を
均一に分散させ、アンモニアを添加しつつモノマーを重
合し、平均粒径50μmの磁性粒子分散型複合粒子を得
た。
【0121】特性を表1にまとめる。
【0122】[帯電用磁性粒子製造例2]水媒体中にフ
ェノールモノマー50重量部、ホルムアルデヒドモノマ
ー50重量部を混合分散した後に、チタンカップリング
剤にて疎水化された、マグネタイト粒子950重量部を
均一に分散させ、アンモニアを添加しつつモノマーを重
合し、平均粒径27μmの磁性粒子分散型複合粒子を得
た。
【0123】特性を表1にまとめる。
【0124】[帯電用磁性粒子製造例3]スチレン樹脂
40重量部に、マグネタイト60重量部を加え、溶融混
練、冷却粉砕分級し、平均径25μmの磁性粒子を得
た。
【0125】特性を表1にまとめる。
【0126】[帯電用磁性粒子製造例4]スチレン樹脂
30重量部に、導電性カーボンブラック5重量部、マグ
ネタイト40重量部を加え、溶融混練、冷却粉砕分級
し、平均径10μmの磁性粒子を得た。
【0127】特性を表1にまとめる。
【0128】[帯電用磁性粒子製造例5][帯電用磁性粒
子製造例1]で得られた、粒子を気流式ジェットミル、
形状をチェックしながら粉砕し、分級し、磁性粒子分散
型複合粒子を得た。
【0129】特性を表1にまとめる。
【0130】[帯電用磁性粒子製造例6]帯電用磁性粒
子製造例1]で得られた、粒子を気流式ジェットミル、
形状をチェックしながら粉砕し、分級し、磁性粒子分散
型複合粒子を得た。
【0131】特性を表1にまとめる。
【0132】[帯電用磁性粒子製造例7]スチレン樹脂
15重量部に、トルエン15重量部、マグネタイト85
重量部を加え、溶融混練、脱溶剤、冷却粉砕分級し、平
均径25μmの磁性粒子を得た。
【0133】特性を表1にまとめる。
【0134】[帯電用磁性粒子製造例8]スチレン樹脂
1重量部に、マグネタイト99重量部を加え、溶融混練
を試みたものの粒子化ができなかった。
【0135】[帯電用磁性粒子製造例9]帯電用磁性粒
子製造例2]で得られた粒子と[帯電用磁性粒子製造例
5]で得られた粒子を重量で1:1に混合した。
【0136】特性を表1にまとめる。
【0137】[帯電用磁性粒子製造例10][帯電用磁性
粒子製造例2]で得られた粒子と[帯電用磁性粒子製造
例5]で得られた粒子を重量で8:2に混合した。
【0138】特性を表1にまとめる。
【0139】[帯電用磁性粒子製造例11][帯電用磁性
粒子製造例2]で得られた粒子と[帯電用磁性粒子製造
例5]で得られた粒子を重量で9:1に混合した。
【0140】特性を表1にまとめる。
【0141】[帯電用磁性粒子製造例12][帯電用磁性
粒子製造例3]で得られた粒子と[帯電用磁性粒子製造
例4]で得られた粒子を重量で1:1に混合した。
【0142】特性を表1にまとめる。
【0143】[帯電用磁性粒子製造例13]チタンカッ
プリング剤、イソプロポキシトリイソステアロイルチタ
ネート0.1重量部およびトルエン20重量部に溶解し
た溶液に[帯電用磁性粒子製造例5]にて製造した磁性
粒子100質量部を加え、攪拌しながら70℃に保ち、
溶媒を蒸発した後に、200℃のオーブンに入れ、キュ
アリングを行った。特性については表1に一括してあげ
た。
【0144】[帯電用磁性粒子製造例14]シランカッ
プリング剤、ドデシルトリメトキシシラン0.1重量部
およびエタノール25重量部に溶解した溶液に[帯電用
磁性粒子製造例5]にて製造した磁性粒子100質量部
を加え、攪拌しながら50℃に保ち、溶媒を蒸発した後
に、100℃のオーブンに入れ、キュアリングを行っ
た。特性については表1に一括してあげた。
【0145】
【表1】
【0146】[感光体製造例1]φ30mm、厚み0.
75mmのアルミニウムシリンダー上に機能層を4層設
ける。
【0147】第1層は下引き層であり、アルミニウムド
ラムの欠陥等をならすため、またレーザー露光の反射に
よるモアレの発生を防止するために設けられている厚さ
約20μmの導電層である。
【0148】第2層は正電荷注入防止層であり、アルミ
ニウム基体から注入された正電荷が露光体表面に帯電さ
れた負電荷を打ち消すのを防止する役割を果たし、アミ
ラン樹脂とメトキシメチル化ナイロンによって106 Ω
cm程度に抵抗調整された厚さ約1μmの中抵抗層であ
る。
【0149】第3層は電荷発生層であり、チタニルフタ
ロシアニン系の顔料を樹脂に分散した厚さ約0.3μm
の層であり、レーザー露光を受けることによって正負の
電荷対を発生する。
【0150】第4層は電荷輸送層であり、ポリカーボネ
ート樹脂にヒドラゾンを分散したものであり、P型半導
体である。従って、感光体表面に帯電された負電荷はこ
の層を移動することはできず、電荷発生層で発生した正
電荷のみを感光体表面に輸送することができる。厚さ1
5μmとした。
【0151】感光体表面抵抗は、電荷輸送層単体の場
合、3×1015Ωcmであった。
【0152】第5層に電荷注入層を形成する。電荷注入
層は、光硬化性のアクリル樹脂にSnO2 超微粒子を分
散したものである。具体的には、アンチモンをドーピン
グし、低抵抗化した粒径約0.03μmのSnO2 粒子
を樹脂100質量部に対して150質量部、更に、4フ
ッ化エチレン樹脂粒子を20質量部、分散剤を1.2質
量部分散したものである。膜厚2.5μm。これによっ
て、感光体表面抵抗は、2×1013Ωcmである。
【0153】[感光体製造例2]φ30mm、厚み1.
0mmのアルミニウムシリンダーを用いたことを除いて
[感光体製造例1]と同様に感光体を製造した。
【0154】[感光体製造例3]φ30mm、厚み2.
5mmのアルミニウムシリンダーを用いたことを除いて
[感光体製造例1]と同様に感光体を製造した。
【0155】[感光体製造例4]φ30mm、厚み4.
0mmのアルミニウムシリンダーを用いたことを除いて
[感光体製造例1]と同様に感光体を製造した。
【0156】 [現像剤製造例1] スチレンアクリル樹脂 100重量部 含金属アゾ染料 2重量部 低分子量ポリプロピレン 2重量部 カーボンブラック 5重量部 上記材料を乾式混合した後に、150℃に設定した2軸
混練押出機にて混練した。得られた混練物を冷却し、気
流式粉砕機により微粉砕した後に風力分級して粒度分布
の調整されたトナー組成物を得た。このトナー組成物
に、疎水化処理された酸化チタン0.5wt%および疎
水化されたシリカ1.0wt%を外添して、重量平均粒
径7.4μmのトナーを作成した。
【0157】また、平均径50μmのニッケル亜鉛フェ
ライトに、シリコーン樹脂をコートしたものを、100
重量部に対し、トナーを6重量部を混合し現像剤とし
た。
【0158】[現像剤製造例2]スチレン89重量部、
n−ブチルアクリレート11重量部、ジビニルベンゼン
0.2重量部、低分子量ポリプロピレン2質量部、カー
ボンブラック4重量部、含金属アゾ染料1.2重量部、
アゾ系開始剤3重量部を分散混合し、上記溶液を燐酸カ
ルシウム4重量部を分散した純水500重量部に加えホ
モミキサーにより分散し、70℃で、8時間重合し得ら
れた重合体をろ過し、洗浄を行った後に、乾燥分級し、
トナー組成物を得た。
【0159】上記トナー組成物に、疎水化処理された酸
化チタン0.4wt%および疎水化されたシリカ1.0
wt%を外添し、重量平均径6.4μmのトナーを作成
した。
【0160】得られたトナーは、重合法により形成され
ており、電子顕微鏡にて観察したところ、真球状を示し
ている。
【0161】また、平均径50μmのニッケル亜鉛フェ
ライトに、シリコーン樹脂をコートしたものを、100
質量部に対し、トナーを6質量部を混合し現像剤とし
た。
【0162】次いで本発明の実施例および比較例におい
て使用される評価用機械および方法、および実施例およ
び比較例を用い本発明を説明する。
【0163】[デジタル複写機1]電子写真装置として
レーザービームを用いたデジタル複写機(キヤノン製:
GP55)を用意した。装置の概略は、感光体の帯電手
段としてコロナ帯電器を備え、現像手段として1成分ジ
ャンピング現像方法を採用した1成分現像器を備え、転
写手段としてコロナ帯電器、ブレードクリーニング手
段、帯電前露光手段を備える。また、感光体帯電器およ
びクリーニング手段、感光体は一体型のユニット(プロ
セスカートリッジ)となっている。プロセススピード1
50mm/sである。デジタル複写機を以下のように改
造を施した。
【0164】まず、プロセススピードを200mm/s
と改造を施した。
【0165】現像成分を1成分ジャンピング現像から、
2成分現像剤を使用可能に改造を施した。更に、帯電部
分にマグネットローラーを内包した16Φ導電性非磁性
スリーブを配し、帯電用磁気ブラシを形成する。更にコ
ロナ帯電器を用いた転写手段をローラー転写方式に変更
し、帯電前露光手段を取り除いた。
【0166】帯電部分の導電性スリーブと感光体とのギ
ャップは、0.5mmと設定した。
【0167】また、現像バイアスは、−500Vの直流
成分に1000Vpp/3kHzの矩形波を重畳する。
【0168】更に、クリーニングブレードを取り去り、
クリーナレス複写装置とした。図2に概略図を示す。
【0169】
【実施例】(実施例1)[デジタル複写機1]を用い、
磁性粒子のコーティング密度が130mg/cm2 とな
るように帯電器に密着し、感光体を装着する。
【0170】180mg/cm2 となるように装着する
ためには、最低限約20gの量を必要とする。
【0171】磁気ブラシ帯電器を、感光体との接触部に
おいて逆方向に回転させる。このときの、帯電器回転周
速240mm/sとする。
【0172】評価モードは、まず、帯電部材に印加する
バイアスは、印加電圧−700Vの直流電圧および1k
Hz、700Vppの矩形波振動電圧を印加し、15℃
/相対湿度10%の条件下で、現像バイアスは、−50
0Vの直流成分に1000Vpp/3kHzの矩形波を
重畳し、図7の画像をコピーし、画像を評価する。
【0173】また、耐久試験は以下のように行う。画像
比率15%画像を回転周速300mm/sの条件下50
枚間歇モードで、200サイクルつまり、10000枚
コピーし、初期と同様の評価を行う。この際、非画像形
成部については、連続通紙時、最初の一枚目の画像が形
成され得る以前の帯電時(前回転時)および画像形成間
(紙間)および500枚目の画像形成終了の後の感光体
帯電時(後回転)については、−700Vの直流電圧お
よび1kHz、500Vppの矩形波交流成分を印加
し、感光体を帯電させつつ、帯電磁気ブラシ中に混入す
るトナーを感光体上に移動させ、現像部分にて回収す
る。
【0174】[磁性粒子製造例5]、[現像剤製造例2]
および[感光体製造例1]を用い上記評価を行う。耐久
中、帯電部材に印加するバイアス電圧により、帯電用磁
性粒子と感光体が干渉することにより発生する音につい
ては、ほとんど気にならないレベルである。
【0175】結果、帯電器回転周速240mm/sにお
いて、実質的にカブリのない画像であり、良好な結果を
得た。更に耐久を進め、3万枚とき感光体削れに起因す
るカブリを生じたが、感光体を交換することで、カブリ
が良好となった。
【0176】更に、10000枚毎に帯電用複合粒子を
サンプリングし、汚染量を見積もる。汚染量の見積り方
法は、使用前の該粒子の電子顕微鏡写真(500倍)
と、該サンプリングされた使用中の帯電用磁性粒子の電
子顕微鏡写真(500倍)を比較し、 ○ :粒子表面の1/10以下に、堆積物が認められるレベ
ル ○△:粒子表面の1/10を越え、1/3以下に、堆積物が認
められるレベル △ :粒子表面の1/3を越え、1/2以下に、堆積物が認め
られるレベル △×:粒子表面の1/2を越え、2/3以下に、堆積物が認め
られるレベル × :粒子表面の2/3を越え、堆積物が認められるレベ
ル と判定する。
【0177】表2に結果をまとめて挙げる。また、[磁
性粒子製造例7]と[現像剤製造例5]において使用さ
れたトナーの摩擦帯電性を確認したところ、本実施例の
感光体の帯電極性と同じ極性であるマイナスであった。
【0178】(実施例2〜7)表2のような組み合わせ
にて実施例1と同様の評価を行った。表2に結果をまと
めて挙げる。30000枚までに、感光体削れに起因す
るカブリを生じており、感光体を交換して、画像性を評
価している。
【0179】実施例7において、30000枚ときやや
カブリを生じた以外は、画像性はほぼ同等である。
【0180】各実施例の耐久中、帯電部材に印加するバ
イアス電圧により、帯電用磁性粒子と感光体が干渉する
ことにより発生する音については、ほとんど気にならな
いレベルである。
【0181】実施例2〜実施例7において使用されたま
た、磁性粒子と[現像剤製造例1]および[現像剤製造例
2]において使用されたトナーの摩擦帯電性を確認した
ところ、本実施例の感光体の帯電極性と同じ極性である
マイナスであった。
【0182】(実施例7,8)表2のような組み合わせ
にて実施例1と同様の評価を行った。表2に結果をまと
めて挙げる。各実施例の耐久中、帯電部材に印加するバ
イアス電圧により、帯電用磁性粒子と感光体が干渉する
ことにより発生する音については、ほとんど気にならな
いレベルである。
【0183】また、感光体については、30000枚時
点においても感光体削れに起因するカブリがなかった。
【0184】実施例7および実施例8において使用され
たまた、磁性粒子と[現像剤製造例2]において使用さ
れたトナーの摩擦帯電性を確認したところ、本実施例の
感光体の帯電極性と同じ極性であるマイナスであった。
【0185】(比較例1〜3)表3の組み合わせにて、
実施例と同様の評価を行った。表2に結果をまとめて挙
げる。但し、比較例1と比較例2については、画像形成
中、帯電部材に印加するバイアス電圧により、帯電用磁
性粒子と感光体が干渉することにより発生する音につい
てやや気になるレベルであったため、気にならないレベ
ルまで低めるために、アルミニウムシリンダーの厚みが
3.5mmである[感光体製造例4]を使用した。
【0186】
【表2】
【0187】比較例1において、カブリについては、初
期は良好であるが、20000枚程度において、ややカ
ブリの目立つ画像となり、汚染量も0.95%と多めで
あった。使用した磁性粒子の短軸長さ/長軸長さの標準
偏差が、小さいことに起因する。
【0188】比較例2においては、初期は問題のないレ
ベルであったが、5〜20μmの部分の粒子の抵抗値が
やや低のために、磁性粒子が徐々に漏れ、また、低抵抗
粒子の偏りに起因すると考えられる、耐久中のリーク画
像を生じた。磁性粒子の短軸長さ/長軸長さの標準偏差
が0.1ではあるが、5〜20μmの領域の抵抗値が低
いことに起因して、帯電用磁性粒子と感光体が干渉する
ことにより発生する音が気になるレベルであったと考え
られる。
【0189】比較例3においては、初期は問題のないレ
ベルであったが、10000枚ときカブリ画像を生じ
た。使用した複合粒子中の磁性粒子の量が少ないため感
光体の帯電性が劣っていると思われる。
【0190】
【発明の効果】以上、本発明によれば、長期にわたり安
定した、画像を得ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の帯電用磁性粒子分散型複合粒子の体積
抵抗測定方法を概略的に示す説明図。
【図2】本発明にもとづく電子写真方式のデジタル複写
機の構成を概略的に示す縦断面図。
【符号の説明】
A 測定セル 11,12 電極 13 ガイドリング 14 電流計 15 電圧計 16 定電圧装置 17 測定サンプル 18 絶縁物 201 画像定着器 202 帯電器 203 帯電用磁性粒子 204 磁石を内包する導電性スリーブ 205 感光体 206 像露光 207 現像スリーブ 208 現像器 209,210 攪拌スクリュウ 211 現像剤 212 紙搬送ガイド 213 転写紙 214 転写ローラー 215 紙搬送ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高森 俊夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H003 BB11 CC04 EE11 2H068 AA01 AA03 AA04 AA54 BB06 BB31 BB59 CA37 FA27

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結着樹脂と該結着樹脂中に分散する磁性
    粒子を有する磁性粒子分散型複合粒子であって、前記磁
    性粒子の存在量が、前記磁性粒子分散型複合粒子中81
    乃至98重量%であり、5μm以上の粒径を有する前記
    磁性粒子分散型複合粒子の短軸長さ/長軸長さの標準偏
    差が0.08以上であり、体積抵抗値が104 〜109
    Ωcmであることを特徴とする帯電用磁性粒子分散型複
    合粒子。
  2. 【請求項2】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子の5
    μm〜20μm部分の粒子の短軸長さ/長軸長さの標準
    偏差が、0.08以上である請求項1に記載の帯電用磁
    性粒子分散型複合粒子。
  3. 【請求項3】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子の5
    μm〜20μm部分の粒子の短軸長さ/長軸長さの標準
    偏差が、0.10以上である請求項1に記載の帯電用磁
    性粒子分散型複合粒子。
  4. 【請求項4】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子の5
    μm〜20μm部分の粒子の体積抵抗値をRa、前記複
    合粒子の20μmを越える部分の体積抵抗値を、Rbと
    したときに、 0.5 ≦ Ra/Rb ≦ 5.0 である請求項1〜3のいずれか1項に記載の帯電用磁性
    粒子分散型複合粒子。
  5. 【請求項5】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子の5
    μm〜20μm部分の粒子の体積抵抗値をRa、前記複
    合粒子の20μmを越える部分の体積抵抗値をRbとし
    たときに、 1.0 ≦ Ra/Rb ≦ 5.0 である請求項4に記載の帯電用磁性粒子分散型複合粒
    子。
  6. 【請求項6】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子は、
    結着樹脂と前記結着樹脂中に分散する磁性粒子を有する
    磁性粒子分散型複合粒子を粉砕して製造されたものであ
    る請求項1〜5のいずれか1項に記載の帯電用磁性粒子
    分散型複合粒子。
  7. 【請求項7】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子は、
    その表面をC6 以上の炭素数を有する直鎖状のアルキル
    基を有するカップリング剤を有する請求項1〜6のいず
    れか1項に記載の帯電用磁性粒子分散型複合粒子。
  8. 【請求項8】 電圧が印加される導電性部分を有する磁
    石体に、結着樹脂と前記結着樹脂中に分散する磁性粒子
    を有する磁性粒子分散型複合粒子であって、前記磁性粒
    子の存在量が、前記磁性粒子分散型複合粒子中81乃至
    98重量%であり、5μm以上の粒径を有する前記磁性
    粒子分散型複合粒子の短軸長さ/長軸長さの標準偏差が
    0.08以上であり、体積抵抗値が104 〜109 Ωc
    mである磁性粒子分散型複合粒子を担持していることを
    特徴とする帯電部材。
  9. 【請求項9】 前記電圧が印加される導電性部分を有す
    る磁石体が、磁石体を内包する導電性スリーブである請
    求項8に記載の帯電部材。
  10. 【請求項10】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子の
    5μm〜20μm部分の粒子の短軸長さ/長軸長さの標
    準偏差が、0.08以上である請求項8〜9のいずれか
    1項に記載の帯電部材。
  11. 【請求項11】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子の
    5μm〜20μm部分の粒子の短軸長さ/長軸長さの標
    準偏差が、0.10以上である請求項8〜9のいずれか
    1項に記載の帯電部材。
  12. 【請求項12】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子の
    5μm〜20μm部分の粒子の体積抵抗値をRa、前記
    複合粒子の20μmを越える部分の体積抵抗値を、Rb
    としたときに、 0.5 ≦ Ra/Rb ≦ 5.0 である請求項8〜11のいずれか1項に記載の帯電部
    材。
  13. 【請求項13】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子の
    5μm〜20μm部分の粒子の体積抵抗値をRa、前記
    複合粒子の20μmを越える部分の体積抵抗値を、Rb
    としたときに、 1.0 ≦ Ra/Rb ≦ 5.0 である請求項12に記載の帯電部材。
  14. 【請求項14】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子
    は、結着樹脂と前記結着樹脂中に分散する磁性粒子を有
    する磁性粒子分散型複合粒子を粉砕して製造されたもの
    である請求項8〜13のいずれか1項に記載の帯電部
    材。
  15. 【請求項15】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子
    は、その表面をC6 以上の炭素数を有する直鎖状のアル
    キル基を有するカップリング剤を有する請求項8〜14
    のいずれか1項に記載の帯電部材。
  16. 【請求項16】 電圧が印加された帯電部材を像担持体
    に接触して前記像担持体を帯電する帯電装置において、
    前記帯電部材が電圧が印加される導電性部分を有する磁
    石体と、結着樹脂と前記結着樹脂中に分散する磁性粒子
    を有する磁性粒子分散型複合粒子であって、前記磁性粒
    子の存在量が、前記磁性粒子分散型複合粒子中81乃至
    98重量%であり、5μm以上の粒径を有する前記磁性
    粒子分散型複合粒子の短軸長さ/長軸長さの標準偏差が
    0.08以上であり、体積抵抗値が104 〜109 Ωc
    mである磁性粒子分散型複合粒子を有することを特徴と
    する帯電装置。
  17. 【請求項17】 前記電圧が印加される導電性部分を有
    する磁石体が、磁石体を内包する導電性スリーブである
    請求項16に記載の帯電装置。
  18. 【請求項18】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子の
    5μm〜20μm部分の粒子の短軸長さ/長軸長さの標
    準偏差が、0.08以上である請求項16〜17のいず
    れか1項に記載の帯電装置。
  19. 【請求項19】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子の
    5μm〜20μm部分の粒子の短軸長さ/長軸長さの標
    準偏差が、0.10以上である請求項16〜17のいず
    れか1項に記載の帯電装置。
  20. 【請求項20】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子の
    5μm〜20μm部分の粒子の体積抵抗値をRa、前記
    複合粒子の20μmを越える部分の体積抵抗値を、Rb
    としたときに、 0.5 ≦ Ra/Rb ≦ 5.0 である請求項16〜19のいずれか1項に記載の帯電装
    置。
  21. 【請求項21】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子の
    5μm〜20μm部分の粒子の体積抵抗値をRa、前記
    複合粒子の20μmを越える部分の体積抵抗値を、Rb
    としたときに、 1.0 ≦ Ra/Rb ≦ 5.0 である請求項20に記載の帯電装置。
  22. 【請求項22】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子
    は、結着樹脂と前記結着樹脂中に分散する磁性粒子を有
    する磁性粒子分散型複合粒子を粉砕して製造されたもの
    である請求項16〜21のいずれか1項に記載の帯電装
    置。
  23. 【請求項23】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子
    は、その表面をC6 以上の炭素数を有する直鎖状のアル
    キル基を有するカップリング剤を有する請求項16〜2
    2のいずれか1項に記載の帯電装置。
  24. 【請求項24】 前記印加電圧が、振動電圧を重畳した
    直流電圧である請求項16〜23のいずれか1項に記載
    の帯電装置。
  25. 【請求項25】 前記振動電圧のピーク間電圧が100
    0V以下である請求項16〜24のいずれか1項に記載
    の帯電装置。
  26. 【請求項26】 前記像担持体が、導電性基体と感光層
    を有し、前記導電性基体から最も離れた層が電荷注入層
    であり、前記電荷注入層の体積抵抗率が、1×108
    1×1015Ωcmである請求項16〜25のいずれか1
    項に記載の帯電装置。
  27. 【請求項27】 前記像担持体が、導電性円筒形状の基
    体上に感光層を形成した感光体であり、前記導電性基体
    の厚みが、0.5mm以上3.0mm以下である請求項
    16〜26のいずれか1項に記載の帯電装置。
  28. 【請求項28】 電圧が印加され、磁性粒子を担持した
    磁石体を感光体に接触させて帯電し、像露光によって静
    電潜像を形成し、この静電潜像をトナーにて可視化する
    現像器を有し、これを転写材に転写する転写部材を有す
    る電子写真装置において、前記磁性粒子が、結着樹脂と
    前記結着樹脂中に分散する磁性粒子を有する磁性粒子分
    散型複合粒子であって、前記磁性粒子の存在量が、前記
    磁性粒子分散型複合粒子中81乃至98重量%であり、
    5μm以上の粒径を有する前記磁性粒子分散型複合粒子
    の短軸長さ/長軸長さの標準偏差が0.08以上であ
    り、体積抵抗値が104 〜109 Ωcmであることを特
    徴とする電子写真装置。
  29. 【請求項29】 前記電圧が印加される導電性部分を有
    する磁石体が、磁石体を内包する導電性スリーブである
    請求項28に記載の電子写真装置。
  30. 【請求項30】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子の
    5μm〜20μm部分の粒子の短軸長さ/長軸長さの標
    準偏差が、0.08以上である請求項28〜30のいず
    れか1項に記載の電子写真装置。
  31. 【請求項31】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子の
    5μm〜20μm部分の粒子の短軸長さ/長軸長さの標
    準偏差が、0.10以上である請求項28〜30のいず
    れか1項に記載の電子写真装置。
  32. 【請求項32】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子の
    5μm〜20μm部分の粒子の体積抵抗値をRa、前記
    複合粒子の20μmを越える部分の体積抵抗値を、Rb
    としたときに、 0.5 ≦ Ra/Rb ≦ 5.0 である請求項28〜31のいずれか1項に記載の電子写
    真装置。
  33. 【請求項33】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子の
    5μm〜20μm部分の粒子の体積抵抗値をRa、前記
    複合粒子の20μmを越える部分の体積抵抗値を、Rb
    としたときに、 1.0 ≦ Ra/Rb ≦ 5.0 である請求項32に記載の電子写真装置。
  34. 【請求項34】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子
    は、結着樹脂と前記結着樹脂中に分散する磁性粒子を有
    する磁性粒子分散型複合粒子を粉砕して製造されたもの
    である請求項28〜33のいずれか1項に記載の電子写
    真装置。
  35. 【請求項35】 前記帯電用磁性粒子分散型複合粒子
    は、その表面をC6 以上の炭素数を有する直鎖状のアル
    キル基を有するカップリング剤を有する請求項28〜3
    4のいずれか1項に記載の電子写真装置。
  36. 【請求項36】 前記印加電圧が、振動電圧を重畳した
    直流電圧である請求項28〜35のいずれか1項に記載
    の電子写真装置。
  37. 【請求項37】 前記振動電圧のピーク間電圧が100
    0V以下である請求項28〜36のいずれか1項に記載
    の電子写真装置。
  38. 【請求項38】 前記像担持体が、導電性基体と感光層
    を有し、前記導電性基体から最も離れた層が電荷注入層
    であり、前記電荷注入層の体積抵抗率が、1×108
    1×1015Ωcmである請求項38〜50のいずれか1
    項に記載の電子写真装置。
  39. 【請求項39】 前記像担持体が、導電性円筒形状の基
    体上に感光層を形成した感光体であり、前記導電性基体
    の厚みが、0.5mm以上3.0mm以下である請求項
    36〜38のいずれか1項に記載の電子写真装置。
  40. 【請求項40】 前記電子写真装置は、独立したクリー
    ニング機構を有さず、転写後の感光体上に残余するトナ
    ーを現像工程により回収する請求項28〜39のいずれ
    か1項に記載の電子写真装置。
  41. 【請求項41】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の
    帯電用磁性粒子を有する帯電手段、現像手段、クリーニ
    ング手段、感光体からなる群より選ばれる少なくとも2
    つ以上を一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在で
    あることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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