JP2000353337A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JP2000353337A
JP2000353337A JP2000042599A JP2000042599A JP2000353337A JP 2000353337 A JP2000353337 A JP 2000353337A JP 2000042599 A JP2000042599 A JP 2000042599A JP 2000042599 A JP2000042599 A JP 2000042599A JP 2000353337 A JP2000353337 A JP 2000353337A
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diffracted
polarization
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JP2000042599A
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Hideaki Hirai
秀明 平井
Hiroshi Akiyama
洋 秋山
Shigeru Ouchida
茂 大内田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォーカス誤差信号やトラッキング誤差信号
におけるオフセットの発生を防止した高精度のサーボ制
御を行うことができる光ピックアップ装置を得る。 【解決手段】 光束分離手段6を受光素子7の手前に配
設し、光源2から出射されるレーザ光の光束とは異なる
偏光成分を有する光情報記録媒体dで反射された反射光
のみを受光素子7に入射させる。これにより、光源2か
ら出射されるレーザ光が偏光ホログラム素子8で反射さ
れることにより発生するフレアの受光素子7への入射を
抑制することが可能になり、フォーカス誤差信号やトラ
ッキング誤差信号におけるオフセットの発生を防止した
高精度のサーボ制御を行うことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光情報記録媒体に
対して情報を光学的に記録・再生等する光ピックアップ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光情報記録媒体に対して情報を光
学的に記録・再生等する光ピックアップ装置において
は、光情報記録媒体の記録面で反射された信号光を受光
検出部(受光素子)へと導光(ビームスプリット)する
ために各種の光学部品を用いている。この光学部品とし
ては、プリズム式ビームスプリッタや無偏光型ホログラ
ム素子が用いられていることが多くなっていた。これら
のプリズム式ビームスプリッタと無偏光型ホログラム素
子とでは、プリズム式ビームスプリッタが高価であるた
め、無偏光型ホログラム素子が用いられる場合が多くな
っていた。
【0003】しかしながら、無偏光型ホログラム素子
は、部品の小型化の面で優れている反面、半導体レーザ
等の光源から出射された光量に対する光情報記録媒体に
到達する光量の割合(利用効率)が小さく、往復での利
用効率(往復効率)も7%程度が限界であった。
【0004】そこで、無偏光型ホログラム素子に代えて
偏光ホログラム素子を光ピックアップ装置に用いる提案
が、特開平9−102138号公報においてされてい
る。ここで、図13は従来の偏光ホログラム素子の一例
を示す縦断側面図である。図13に示すように、この偏
光ホログラム素子100は、表面に矩形状の断面を有す
る凹凸形状の溝部(深さ1.2μm,ピッチ9μm)1
02を備えたガラス基板(屈折率1.54)101と、
表面に配向膜のポリイミド膜104を備えたガラス基板
103と、これらガラス基板101とガラス基板103
との間に注入されてエポキシ樹脂105でシールされた
液晶106とによって構成されている。また、この偏光
ホログラム素子100にはλ/4フィルム107とフォ
トポリマー108とガラス基板109とが積層されてお
り、回折素子110が形成されている。これにより、光
ピックアップ装置の小型化や部品組付けの簡素化が図ら
れている。
【0005】このような偏光ホログラム素子100を光
ピックアップ装置に用い、偏光ホログラム素子100に
波長678nmのP波をガラス基板101側から入射さ
せた場合には、P波の透過率は約97%であった。ま
た、λ/4フィルム107によってS波に変化した光情
報記録媒体からの反射光を偏光ホログラム素子100に
入射させた場合には、+1次回折光の回折効率は33%
で、−1次回折光の回折効率は33%であった。この結
果、往路の利用効率(往路効率)は約97%、往復効率
は約33%であった。つまり、偏光ホログラム素子を用
いた場合には、無偏光型ホログラム素子を用いた場合に
比べて、往復効率が向上することが解かる。
【0006】また、図14は従来の偏光ホログラム素子
の別の一例を示す縦断側面図である。図14に示すよう
に、この偏光ホログラム素子200は、ガラス基板20
1に形成された凹凸形状の溝部202内に注入された偏
光ホログラム203をガラス基板204で覆うことによ
り形成されている。また、この偏光ホログラム素子20
0には、λ/4フィルム205とガラス基板206とが
積層されており、回折素子207が形成されている。ま
た、この回折素子207の両面には、反射防止膜208
が施されている。
【0007】次に、この回折素子207を光ピックアッ
プ装置に用いた場合について説明する。ここで、図15
は従来の光ピックアップ装置の一例を示す縦断側面図で
ある。図15に示すように、光ピックアップ装置209
は、半導体レーザ210、回折素子207、コリメート
レンズ211、対物レンズ212、受光素子213によ
り構成されている。なお、半導体レーザ210と回折素
子207とは、半導体レーザ210から出射されたレー
ザ光のレーザ波面の偏波方向を回折素子207の偏光ホ
ログラム203で回折されない偏波方向にするように配
設されている。つまり、半導体レーザ210から出射さ
れたレーザ光は、偏光ホログラム203を通過する際に
は何ら影響を受けないことになる。
【0008】このような構成において、半導体レーザ2
10が出射したレーザ光の光束を回折素子207の偏光
ホログラム素子200側に入射させる。回折素子207
に入射した光束は、回折素子207の偏光ホログラム素
子200を透過してλ/4フィルム205に入射する。
λ/4フィルム205に入射した光束は、円偏光に変換
され、コリメートレンズ211に入射する。コリメート
レンズ211に入射した光束は平行光に変換された後に
対物レンズ212で集光され、光情報記録媒体d上に光
スポットとして照射される。その後、光情報記録媒体d
で反射された反射光束は、対物レンズ212、コリメー
トレンズ211を透過して、再び回折素子207に入射
する。回折素子207に再び入射した光束は、λ/4フ
ィルム205において偏光方向を90度回転させられる
ことになる。したがって、このλ/4フィルム205を
通過した光束が偏光ホログラム素子200に入射した場
合、偏光方向を90度回転させられていることから、光
束は偏光ホログラム素子200において回折されて受光
素子213に入射することになる。受光素子213にお
いては、入射した光束の受光信号に基づいてトラッキン
グ信号、フォーカス信号及び情報信号を検出する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した回
折素子207は、その両面に反射防止膜208を施すこ
とにより光の反射を防止しているが、完全に無反射とす
ることは不可能である。特に、偏光ホログラム203が
注入された溝部202において反射防止膜208のコー
トが不十分となるので、反射が残る。したがって、回折
素子207は、本来透過型であるべきところ、反射型と
しても機能してしまうことになる。このように回折素子
207で反射されることにより受光素子213に入射し
てしまう光は、不要光であって、“フレア”と称され
る。ここで、図16は、フレアの発生状態を示す模式図
である。図16に示すように、半導体レーザ210から
出射されてCを中心とするレーザ光の光束L1(実線で
示す)の一部は、回折素子207において正反射されて
反射光束R(一点鎖線で示す)になる。この反射光の光
束Rの一部が、受光素子213に入射してしまうことに
なる。また、偏光ホログラム203が反射回折素子とし
て機能すると、回折素子207に対して線対称な位置に
ある仮想の光源であるコリメートレンズ211から発せ
られた光がCを中心とする一点鎖線L2の光束として進
んだ後に回折素子207の偏光ホログラム203で回折
されたかのように進む。したがって、0次回折光は、反
射光束Rと同じになる。一方、この偏光ホログラム20
3で回折された1次回折光である回折光束D(二点鎖線
で示す)は、回折光D1を中心とする発散光である。こ
の回折光束Dの一部が受光素子213に入射してしまう
ことになる。
【0010】このように反射光束Rの一部と回折光束D
の一部とが受光素子213に入射してしまった場合に
は、反射光束Rや回折光束Dにおいては半導体レーザ2
10の光強度分布や回折素子207の取り付け角度等の
公差の影響で非等方的な強度分布を有していることか
ら、受光素子213の有する複数の受光部に対する入射
光量がそれぞれ異なってしまうことになる。このため、
フォーカス誤差信号やトラッキング誤差信号にオフセッ
トを生じさせてしまう。つまり、反射光束Rの一部と回
折光束Dの一部とが、オフセットを発生させるフレアで
ある。
【0011】特に、DVD等の二層型光情報記録媒体や
CD−RW等の相変化型光情報記録媒体の反射率はCD
−ROM等の一層型光情報記録媒体の反射率に比べて低
いことにより、再生あるいは記録時の信号光量の絶対値
が小さくなるので、DVD等の二層型光情報記録媒体や
CD−RW等の相変化型光情報記録媒体はフレアの影響
を受けやすい。また、通常記録時には出射パワーを再生
時より大きくするが、フレアは半導体レーザの出射パワ
ーに比例して変化することにより、出射パワーによって
信号のオフセット量が変化してしまい正常なサーボ信号
が得られなくなるという問題がある。さらに、低反射率
の光情報記録媒体と高反射率の光情報記録媒体との両方
を記録・再生するシステムで使用する光ピックアップ装
置では、再生信号レベルを一定にするために、低反射率
の光情報記録媒体の再生時に出射パワーを大きくしなけ
ればならないので、このような場合にもオフセット量が
変化することになる。
【0012】本発明の目的は、フォーカス誤差信号やト
ラッキング誤差信号におけるオフセットの発生を防止し
た高精度のサーボ制御を行うことができる光ピックアッ
プ装置を得ることである。
【0013】本発明の目的は、光源の光量制御を正確に
することができる光ピックアップ装置を得ることであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
レーザ光を出射する光源と、この光源のレーザ出射方向
下流に設けられる1/4波長板と、この1/4波長板を
通過したレーザ光を光情報記録媒体に対してスポット照
射する集光光学系と、前記光源と前記1/4波長板との
間の光路に配置され、前記光源から出射されるレーザ光
の光束とは異なる偏光成分を有する光のみを回折する偏
光ホログラム素子と、この偏光ホログラム素子によって
回折された回折光を受光する受光素子と、この受光素子
と前記偏光ホログラム素子との間の光路に配置され、前
記光源から出射されるレーザ光の光束と同一の偏光成分
を有する光束の前記受光素子への入射を排除する光束分
離手段と、を備える。
【0015】したがって、光源から出射されたレーザ光
は、偏光ホログラム素子と1/4波長板とを透過した後
に光情報記録媒体で反射されて再び1/4波長板に入射
して偏光方向を90度回転させられる。また、偏光方向
を90度回転させられた反射光は、光源から出射される
レーザ光の光束とは異なる偏光成分を有することにな
り、再び偏光ホログラム素子に入射した場合には回折さ
れるが、光束分離手段によって受光素子への入射を排除
されることはない。これにより、受光素子には光源から
出射されるレーザ光の光束と同一の偏光成分を有する光
は入射することはなくなり、光源から出射されるレーザ
光の光束とは異なる偏光成分を有する光情報記録媒体で
反射された反射光のみが入射される。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
ピックアップ装置において、前記1/4波長板と前記偏
光ホログラム素子とは、回折素子として一体に積層され
ている。
【0017】したがって、装置の小型化や部品組付けの
簡素化を図ることが可能になる。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の光ピックアップ装置において、前記1/4波長板
と前記集光光学系との間に設けられ、前記光源から出射
されて前記1/4波長板を通過したレーザ光の内、前記
光情報記録媒体に光スポットとして照射されないレーザ
光を反射回折するとともにその反射回折光を再度前記1
/4波長板を通過させるように領域形成された反射回折
素子と、前記受光素子に内蔵されるモニタ用受光素子
と、を備える。
【0019】したがって、光源から出射されたレーザ光
の内、光情報記録媒体に光スポットとして照射されない
レーザ光は、偏光ホログラム素子と1/4波長板とを透
過した後に1/4波長板と集光光学系との間に設けられ
た反射回折素子によって反射された後に再び1/4波長
板に入射して偏光方向を90度回転させられる。また、
偏光方向を90度回転させられた反射光は、光源から出
射されるレーザ光の光束とは異なる偏光成分を有するこ
とになり、光束分離手段によって受光素子への入射を排
除されることはない。これにより、反射回折素子におい
て反射された反射光は、光情報記録媒体で反射された反
射光と同様に受光素子に入射し、この受光素子に内蔵さ
れるモニタ用受光素子によってモニタされるので、モニ
タ用前方出射光として十分な光量が確保され、正確な光
源の光量制御が可能になる。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の光ピックアップ装置において、前記光源と前記偏
光ホログラム素子との間に設けられ、前記光源から出射
されたレーザ光の内、前記光情報記録媒体に光スポット
として照射されないレーザ光を反射回折するとともにそ
の反射回折光は前記偏光ホログラム素子を通過しないよ
うに領域形成された反射回折素子と、前記受光素子とは
別個に設けられ、前記光束分離手段により前記受光素子
への入射を排除された光を受光するモニタ用受光素子
と、を備える。
【0021】したがって、光源から出射されたレーザ光
の内、光情報記録媒体に光スポットとして照射されない
レーザ光は、光源と偏光ホログラム素子との間に設けら
れた反射回折素子によって反射される。また、反射回折
素子によって反射された反射光は、光源から出射される
レーザ光の光束とは同一の偏光成分を有することにな
り、光束分離手段によって受光素子への入射を排除さ
れ、受光素子とは別個に設けられたモニタ用受光素子に
おいて受光される。これにより、反射回折素子において
反射された反射光は、受光素子とは別個に設けられるモ
ニタ用受光素子によってモニタされるので、モニタ用前
方出射光として十分な光量が確保され、正確な光源の光
量制御が可能になる。
【0022】請求項5記載の発明は、請求項1ないし3
のいずれか一記載の光ピックアップ装置において、前記
光束分離手段は、前記偏光ホログラム素子によって回折
された回折光のみを透過して前記受光素子に入射させる
偏光フィルタである。
【0023】したがって、偏光ホログラム素子によって
回折された回折光のみを透過して受光素子に入射させる
偏光フィルタが光束分離手段として適用されることによ
り、フレアの受光素子への入射を確実に抑制することが
可能になる。
【0024】請求項6記載の発明は、請求項1ないし3
のいずれか一記載の光ピックアップ装置において、前記
光束分離手段は、前記光源から出射されるレーザ光を反
射または透過して前記偏光ホログラム素子に入射させ、
前記偏光ホログラム素子によって回折された回折光を透
過または反射して前記受光素子に入射させる全反射プリ
ズムである。
【0025】したがって、光源から出射されるレーザ光
を反射または透過して偏光ホログラム素子に入射させ、
偏光ホログラム素子によって回折された回折光を透過ま
たは反射して受光素子に入射させる全反射プリズムが光
束分離手段として適用されることにより、フレアの受光
素子への入射を確実に抑制することが可能になる。
【0026】請求項7記載の発明は、請求項1ないし3
のいずれか一記載の光ピックアップ装置において、前記
光束分離手段は、前記偏光ホログラム素子によって回折
された回折光を透過または反射して前記受光素子に入射
させる全反射プリズムである。
【0027】したがって、偏光ホログラム素子によって
回折された回折光を透過または反射して受光素子に入射
させる全反射プリズムが光束分離手段として適用される
ことにより、フレアの受光素子への入射を確実に抑制す
ることが可能になる。
【0028】請求項8記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれか一記載の光ピックアップ装置において、前記
光束分離手段は、前記光源から出射されるレーザ光を反
射または透過して前記偏光ホログラム素子に入射させ、
前記偏光ホログラム素子によって回折された回折光を透
過または反射して前記受光素子に入射させる偏光ビーム
スプリッタである。
【0029】したがって、光源から出射されるレーザ光
を反射または透過して偏光ホログラム素子に入射させ、
偏光ホログラム素子によって回折された回折光を透過ま
たは反射して受光素子に入射させる偏光ビームスプリッ
タが光束分離手段として適用されることにより、フレア
の受光素子への入射を確実に抑制することが可能にな
る。
【0030】請求項9記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれか一記載の光ピックアップ装置において、前記
光束分離手段は、前記偏光ホログラム素子によって回折
された回折光を透過または反射して前記受光素子に入射
させる偏光ビームスプリッタである。
【0031】したがって、偏光ホログラム素子によって
回折された回折光を透過または反射して受光素子に入射
させる偏光ビームスプリッタが光束分離手段として適用
されることにより、フレアの受光素子への入射を確実に
抑制することが可能になる。
【0032】請求項10記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれか一記載の光ピックアップ装置において、前
記光束分離手段は、前記偏光ホログラム素子によって回
折された回折光を透過して前記受光素子に入射させる第
二の偏光ホログラム素子である。
【0033】したがって、偏光ホログラム素子によって
回折された回折光を透過して受光素子に入射させる第二
の偏光ホログラム素子が光束分離手段として適用される
ことにより、フレアの受光素子への入射を確実に抑制す
ることが可能になる。
【0034】請求項11記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれか一記載の光ピックアップ装置において、前
記光束分離手段は、前記偏光ホログラム素子によって回
折された回折光を回折して前記受光素子に入射させる第
三の偏光ホログラム素子である。
【0035】したがって、偏光ホログラム素子によって
回折された回折光を回折して受光素子に入射させる第三
の偏光ホログラム素子が光束分離手段として適用される
ことにより、フレアの受光素子への入射を確実に抑制す
ることが可能になる。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
及び図2に基づいて説明する。ここで、図1は光ピック
アップ装置1を概略的に示す縦断側面図である。図1に
示すように、光ピックアップ装置1は、レーザ光を出射
する光源である半導体レーザ2と、回折素子3と、レー
ザ光を略平行光にするコリメートレンズ4とレーザ光を
光情報記録媒体dに光スポットとして照射する対物レン
ズ5とにより構成される集光光学系と、所定の偏波方向
の光を透過させる偏光フィルタ6と、モニタ用受光素子
(図示せず)を併せて備えた受光素子7とにより構成さ
れている。
【0037】次に、回折素子3について詳細に説明す
る。ここで、図2は回折素子3を概略的に示す縦断側面
図である。図2に示すように、回折素子3は、偏光ホロ
グラム素子8を有しており、この偏光ホログラム素子8
には、1/4波長板として機能するλ/4フィルム9と
ガラス基板10とが積層されている。また、偏光ホログ
ラム素子8は、ガラス基板11に形成された凹凸形状の
溝部12内に注入された偏光ホログラム13をガラス基
板14で覆うことにより形成されている。つまり、回折
素子3は、半導体レーザ2側から順に、偏光ホログラム
素子8、λ/4フィルム9、ガラス基板10を積層させ
て構成されている。さらに、この回折素子3の上下方向
(レーザ光の進行方向)両面には、反射防止膜15が施
されている。
【0038】このような回折素子3と半導体レーザ2と
は、半導体レーザ2から出射されたレーザ光のレーザ波
面の偏波方向を偏光ホログラム素子8の偏光ホログラム
13で回折されない偏波方向にするように配設されてい
る。つまり、半導体レーザ2から出射されたレーザ光
は、偏光ホログラム13を通過する際には何ら影響を受
けないことになる。
【0039】このような構成において、半導体レーザ2
が出射したレーザ光の光束を回折素子3の偏光ホログラ
ム素子8側に入射させる。回折素子3に入射した光束
は、回折素子3の偏光ホログラム素子8を透過してλ/
4フィルム9に入射する。λ/4フィルム9に入射した
光束は、円偏光に変換され、コリメートレンズ4に入射
する。コリメートレンズ4に入射した光束は、平行光に
変換された後に対物レンズ5で集光され、光情報記録媒
体d上に光スポットとして照射される。その後、光情報
記録媒体dで反射された反射光は、対物レンズ5、コリ
メートレンズ4を透過して、再び回折素子3に入射す
る。回折素子3に再び入射した光束は、λ/4フィルム
9において偏光方向を90度回転させられることにな
る。したがって、このλ/4フィルム9を通過した光束
が偏光ホログラム素子8に入射した場合、偏光方向を9
0度回転させられていることから、光束は偏光ホログラ
ム素子8において回折され、偏光フィルタ6に入射する
ことになる。ここで、偏光フィルタ6は、光情報記録媒
体dで反射された反射光の光束の偏光方向を90度回転
させた光に平行な偏波方向の光の光束のみを透過させる
ように形成されている。つまり、偏光フィルタ6は、偏
光ホログラム素子8において回折された光のみを透過さ
せて受光素子7に入射させることにより、光束分離手段
として機能することになる。したがって、偏光ホログラ
ム素子8における回折光に直交する偏波方向の光につい
ては、受光素子7への入射が抑制されることになる。回
折光が入射した受光素子7においては、入射した回折光
の有する信号に基づいてトラッキング信号、フォーカス
信号及び情報信号を検出する。
【0040】ここに、回折素子3と受光素子7との間の
光路に回折光に平行な偏波方向の光の光束のみを透過さ
せる偏光フィルタ6を設けたことにより、フレアである
回折光に直交する偏波方向の光(半導体レーザ2から出
射されたレーザ光が回折素子3の偏光ホログラム素子8
側において正反射された反射光)が受光素子7へ入射す
る比率を低減させることが可能になっている。これによ
り、フォーカス誤差信号やトラッキング誤差信号におけ
るオフセットの発生を防止した高精度のサーボ制御が確
実に実行される。
【0041】次に、本発明の第二の実施の形態を図3及
び図4に基づいて説明する。なお、本発明の第一の実施
の形態で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示
し、説明も省略する。ここで、図3は光ピックアップ装
置20を概略的に示す縦断側面図である。図3に示すよ
うに、本実施の形態の光ピックアップ装置20では、第
一の実施の形態の光ピックアップ装置1に設けた偏光フ
ィルタ6に代えて全反射プリズム21を設けたものであ
る。
【0042】全反射プリズム21は、半導体レーザ2と
回折素子3との間の光路に配置されるとともに、回折素
子3と受光素子7との間の光路に配置され、半導体レー
ザ2から出射されたレーザ光を全反射面において反射し
て回折素子3に入射させ、回折素子3の偏光ホログラム
素子8での回折光を透過して受光素子7に入射させるこ
とにより、半導体レーザ2から出射されたレーザ光の光
束と回折素子3の偏光ホログラム素子8における回折光
の光束とを分離するものである。
【0043】このような全反射プリズム21は、以下に
示すような特性を有している。ここで、図4は全反射プ
リズム21の反射率と入射角との関係を示すグラフであ
る。図4に示すように、P偏光(全反射プリズム21に
入射した光の振動方向が全反射プリズム21の法線方向
を含む平面内に含まれる直線偏光)とS偏光(全反射プ
リズム21に入射した光の振動方向が全反射プリズム2
1の法線方向を含む面に垂直な直線偏光)とでは、入射
角による反射強度が異なる。S偏光は、入射角が大きく
なるにつれて反射率も増加する。これに対し、P偏光
は、入射角が大きくなるにつれて反射率が一時的に減少
し、入射角が56度付近になったところ(Brewster角)
で反射率が“0”になる。その後、入射角が大きくなる
につれて反射率も増加する。したがって、偏光ホログラ
ム素子8の偏光ホログラム13による回折角を所定の角
度にすることにより、偏光ホログラム素子8において回
折された光(P偏光方向の光)を透過し、半導体レーザ
2から出射されたレーザ光が回折素子3の偏光ホログラ
ム素子8側において正反射された反射光(S偏光方向の
光)を反射させることが可能になる。本実施の形態にお
いては、偏光ホログラム素子8において回折された光の
全反射プリズム21への入射角がφ(図4参照)になる
ように偏光ホログラム素子8の偏光ホログラム13によ
る回折角が設定されている。
【0044】このような構成において、半導体レーザ2
が出射したレーザ光の光束を全反射プリズム21に入射
させる。全反射プリズム21は、入射されたレーザ光を
全反射面において回折素子3の方向に全反射し、そのレ
ーザ光を回折素子3の偏光ホログラム素子8側に入射さ
せる。回折素子3に入射した光束は、回折素子3の偏光
ホログラム素子8を透過してλ/4フィルム9に入射す
る。λ/4フィルム9に入射した光束は、円偏光に変換
され、コリメートレンズ4に入射する。コリメートレン
ズ4に入射した光束は、平行光に変換された後に対物レ
ンズ5で集光され、光情報記録媒体d上に光スポットと
して照射される。その後、光情報記録媒体dで反射され
た反射光は、対物レンズ5、コリメートレンズ4を透過
して、再び回折素子3に入射する。回折素子3に再び入
射した光束は、λ/4フィルム9において偏光方向を9
0度回転させられることになる。したがって、このλ/
4フィルム9を通過した光束が偏光ホログラム素子8に
入射した場合、偏光方向を90度回転させられているこ
とから、光束は偏光ホログラム素子8において回折さ
れ、全反射プリズム21に入射することになる。ここ
で、全反射プリズム21は、偏光ホログラム素子8にお
いて回折された光(P偏光方向の光)を透過し、半導体
レーザ2から出射されたレーザ光が回折素子3の偏光ホ
ログラム素子8側において正反射された反射光(S偏光
方向の光)を反射させるように形成されている。つま
り、全反射プリズム21は、偏光ホログラム素子8にお
いて回折された光の光束のみを透過させ、受光素子7に
入射させることにより、光束分離手段として機能するこ
とになる。したがって、偏光ホログラム素子8における
回折光に直交する偏波方向の光については、受光素子7
への入射が抑制されることになる。回折光が入射した受
光素子7においては、入射した回折光の有する信号に基
づいてトラッキング信号、フォーカス信号及び情報信号
を検出する。
【0045】ここに、半導体レーザ2と回折素子3との
間の光路と回折素子3と受光素子7との間の光路とに、
半導体レーザ2から出射されたレーザ光の光束と回折素
子3の偏光ホログラム素子8における回折光の光束とを
分離する全反射プリズム21を設けたことにより、フレ
アである回折光に直交する偏波方向の光(半導体レーザ
2から出射されたレーザ光が回折素子3の偏光ホログラ
ム素子8側において正反射された反射光)が受光素子7
へ入射する比率を低減させることが可能になっている。
これにより、フォーカス誤差信号やトラッキング誤差信
号におけるオフセットの発生を防止した高精度のサーボ
制御が確実に実行される。
【0046】次に、本発明の第三の実施の形態を図5に
基づいて説明する。なお、前述した各実施の形態で示し
た部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略
する。ここで、図5は光ピックアップ装置30を概略的
に示す縦断側面図である。図5に示すように、本実施の
形態の光ピックアップ装置30では、第一の実施の形態
の光ピックアップ装置1の偏光フィルタ6に代えて全反
射プリズム21を設けた点で第二の実施の形態の光ピッ
クアップ装置20と同じであるが、全反射プリズム21
を半導体レーザ2と回折素子3との間の光路には配置せ
ず、回折素子3と受光素子7との間の光路にのみ配置し
た点で第二の実施の形態の光ピックアップ装置20とは
異なるものである。
【0047】このような構成において、半導体レーザ2
が出射したレーザ光の光束を回折素子3の偏光ホログラ
ム素子8側に入射させる。回折素子3に入射した光束
は、回折素子3の偏光ホログラム素子8を透過してλ/
4フィルム9に入射する。λ/4フィルム9に入射した
光束は、円偏光に変換され、コリメートレンズ4に入射
する。コリメートレンズ4に入射した光束は、平行光に
変換された後に対物レンズ5で集光され、光情報記録媒
体d上に光スポットとして照射される。その後、光情報
記録媒体dで反射された反射光は、対物レンズ5、コリ
メートレンズ4を透過して、再び回折素子3に入射す
る。回折素子3に再び入射した光束は、λ/4フィルム
9において偏光方向を90度回転させられることにな
る。したがって、このλ/4フィルム9を通過した光束
が偏光ホログラム素子8に入射した場合、偏光方向を9
0度回転させられていることから、光束は偏光ホログラ
ム素子8において回折され、全反射プリズム21に入射
することになる。ここで、全反射プリズム21は、偏光
ホログラム素子8において回折された光(P偏光方向の
光)を透過し、半導体レーザ2から出射されたレーザ光
が回折素子3の偏光ホログラム素子8側において正反射
された反射光(S偏光方向の光)を反射させるように形
成されている。つまり、全反射プリズム21は、偏光ホ
ログラム素子8において回折された光のみを透過させ、
受光素子7に入射させることにより、光束分離手段とし
て機能することになる。したがって、偏光ホログラム素
子8における回折光に直交する偏波方向の光について
は、受光素子7への入射が抑制されることになる。回折
光が入射した受光素子7においては、入射した回折光の
有する信号に基づいてトラッキング信号、フォーカス信
号及び情報信号を検出する。
【0048】ここに、回折素子3と受光素子7との間の
光路に、半導体レーザ2から出射されたレーザ光の光束
と回折素子3の偏光ホログラム素子8における回折光の
光束とを分離する全反射プリズム21を設けたことによ
り、フレアである回折光に直交する偏波方向の光(半導
体レーザ2から出射されたレーザ光が回折素子3の偏光
ホログラム素子8側において正反射された反射光)が受
光素子7へ入射する比率を低減させることが可能になっ
ている。これにより、フォーカス誤差信号やトラッキン
グ誤差信号におけるオフセットの発生を防止した高精度
のサーボ制御が確実に実行される。
【0049】次に、本発明の第四の実施の形態を図6に
基づいて説明する。なお、前述した各実施の形態で示し
た部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略
する。ここで、図6は光ピックアップ装置40を概略的
に示す縦断側面図である。図6に示すように、本実施の
形態の光ピックアップ装置40と第二の実施の形態の光
ピックアップ装置20とでは、全反射プリズム21に代
えて偏光ビームスプリッタ41を設けた点で異なるもの
である。
【0050】偏光ビームスプリッタ41は、半導体レー
ザ2と回折素子3との間の光路に配置されるとともに、
回折素子3と受光素子7との間の光路に配置され、半導
体レーザ2から出射されたレーザ光を偏光面で反射して
回折素子3に入射させ、回折素子3の偏光ホログラム素
子8での回折光を透過して受光素子7に入射させること
により、半導体レーザ2から出射されたレーザ光の光束
と回折素子3の偏光ホログラム素子8における回折光の
光束とを分離するものである。
【0051】このような偏光ビームスプリッタ41は、
誘電体多層膜に斜入射した光が偏光成分により特性の分
離(P偏光とS偏光との分離)を起こすことを利用した
素子であり、多層膜中で界面への入射角がBrewster角に
なる条件を満たすようにすると、S偏光成分の反射率が
上がり、P偏光成分では反射率が“0”になる。すなわ
ち、本実施の形態の光ピックアップ装置40の偏光ビー
ムスプリッタ41では、偏光ホログラム素子8において
回折された光(P偏光方向の光)を透過し、半導体レー
ザ2から出射されたレーザ光が回折素子3の偏光ホログ
ラム素子8側において正反射された反射光(S偏光方向
の光)を反射させることが可能になる。
【0052】このような構成において、半導体レーザ2
が出射したレーザ光の光束を偏光ビームスプリッタ41
に入射させる。偏光ビームスプリッタ41は、入射され
たレーザ光の光束を偏光面で回折素子3の方向に全反射
し、そのレーザ光を回折素子3の偏光ホログラム素子8
側に入射させる。回折素子3に入射した光束は、回折素
子3の偏光ホログラム素子8を透過してλ/4フィルム
9に入射する。λ/4フィルム9に入射した光束は、円
偏光に変換され、コリメートレンズ4に入射する。コリ
メートレンズ4に入射した光束は、平行光に変換された
後に対物レンズ5で集光され、光情報記録媒体d上に光
スポットとして照射される。その後、光情報記録媒体d
で反射された反射光は、対物レンズ5、コリメートレン
ズ4を透過して、再び回折素子3に入射する。回折素子
3に再び入射した光束は、λ/4フィルム9において偏
光方向を90度回転させられることになる。したがっ
て、このλ/4フィルム9を通過した光束が偏光ホログ
ラム素子8に入射した場合、偏光方向を90度回転させ
られていることから、光束は偏光ホログラム素子8にお
いて回折され、偏光ビームスプリッタ41に入射するこ
とになる。ここで、偏光ビームスプリッタ41は、偏光
ホログラム素子8において回折された光(P偏光方向の
光)を透過し、半導体レーザ2から出射されたレーザ光
が回折素子3の偏光ホログラム素子8側において正反射
された反射光(S偏光方向の光)を反射させるように形
成されている。つまり、偏光ビームスプリッタ41は、
偏光ホログラム素子8において回折された光のみを透過
させ、受光素子7に入射させることにより、光束分離手
段として機能することになる。したがって、偏光ホログ
ラム素子8における回折光に直交する偏波方向の光につ
いては、受光素子7への入射が抑制されることになる。
回折光が入射した受光素子7においては、入射した回折
光の有する信号に基づいてトラッキング信号、フォーカ
ス信号及び情報信号を検出する。
【0053】ここに、半導体レーザ2と回折素子3との
間の光路と回折素子3と受光素子7との間の光路とに、
半導体レーザ2から出射されたレーザ光の光束と回折素
子3の偏光ホログラム素子8における回折光の光束とを
分離する偏光ビームスプリッタ41を設けたことによ
り、フレアである回折光に直交する偏波方向の光(半導
体レーザ2から出射されたレーザ光が回折素子3の偏光
ホログラム素子8側において正反射された反射光)が受
光素子7へ入射する比率を低減させることが可能になっ
ている。これにより、フォーカス誤差信号やトラッキン
グ誤差信号におけるオフセットの発生を防止した高精度
のサーボ制御が確実に実行される。
【0054】次に、本発明の第五の実施の形態を図7に
基づいて説明する。なお、前述した各実施の形態で示し
た部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略
する。ここで、図7は光ピックアップ装置50を概略的
に示す縦断側面図である。図7に示すように、本実施の
形態の光ピックアップ装置50では、第二の実施の形態
の光ピックアップ装置20の偏光フィルタ6に代えて偏
光ビームスプリッタ41を設けた点で第四の実施の形態
の光ピックアップ装置40と同じであるが、偏光ビーム
スプリッタ41を半導体レーザ2と回折素子3との間の
光路には配置せず、回折素子3と受光素子7との間の光
路にのみ配置した点で第四の実施の形態の光ピックアッ
プ装置40とは異なるものである。
【0055】このような構成において、半導体レーザ2
が出射したレーザ光の光束を回折素子3の偏光ホログラ
ム素子8側に入射させる。回折素子3に入射した光束
は、回折素子3の偏光ホログラム素子8を透過してλ/
4フィルム9に入射する。λ/4フィルム9に入射した
光束は、円偏光に変換され、コリメートレンズ4に入射
する。コリメートレンズ4に入射した光束は、平行光に
変換された後に対物レンズ5で集光され、光情報記録媒
体d上に光スポットとして照射される。その後、光情報
記録媒体dで反射された反射光は、対物レンズ5、コリ
メートレンズ4を透過して、再び回折素子3に入射す
る。回折素子3に再び入射した光束は、λ/4フィルム
9において偏光方向を90度回転させられることにな
る。したがって、このλ/4フィルム9を通過した光束
が偏光ホログラム素子8に入射した場合、偏光方向を9
0度回転させられていることから、光束は偏光ホログラ
ム素子8において回折され、偏光ビームスプリッタ41
に入射することになる。ここで、偏光ビームスプリッタ
41は、偏光ホログラム素子8において回折された光
(P偏光方向の光)を透過し、半導体レーザ2から出射
されたレーザ光が回折素子3の偏光ホログラム素子8側
において正反射された反射光(S偏光方向の光)を反射
させるように形成されている。つまり、偏光ビームスプ
リッタ41は、偏光ホログラム素子8において回折され
た光のみを透過させ、受光素子7に入射させることによ
り、光束分離手段として機能することになる。したがっ
て、偏光ホログラム素子8における回折光に直交する偏
波方向の光については、受光素子7への入射が抑制され
ることになる。回折光が入射した受光素子7において
は、入射した回折光の有する信号に基づいてトラッキン
グ信号、フォーカス信号及び情報信号を検出する。
【0056】ここに、回折素子3と受光素子7との間の
光路に、半導体レーザ2から出射されたレーザ光の光束
と回折素子3の偏光ホログラム素子8における回折光の
光束とを分離する偏光ビームスプリッタ41を設けたこ
とにより、フレアである回折光に直交する偏波方向の光
(半導体レーザ2から出射されたレーザ光が回折素子3
の偏光ホログラム素子8側において正反射された反射
光)が受光素子7へ入射する比率を低減させることが可
能になっている。これにより、フォーカス誤差信号やト
ラッキング誤差信号におけるオフセットの発生を防止し
た高精度のサーボ制御が確実に実行される。
【0057】次に、本発明の第六の実施の形態を図8に
基づいて説明する。なお、前述した各実施の形態で示し
た部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略
する。ここで、図8は光ピックアップ装置60を概略的
に示す縦断側面図である。図8に示すように、本実施の
形態の光ピックアップ装置60では、第一の実施の形態
の光ピックアップ装置1に設けた偏光フィルタ6に代え
て第二の偏光ホログラム素子である偏光ホログラム素子
61を設けたものである。
【0058】偏光ホログラム素子61は、光情報記録媒
体dで反射された反射光の光束の偏光方向を90度回転
させた光に平行な偏波方向の光を回折しない構成とされ
ている。したがって、受光素子7は、偏光ホログラム素
子61を透過した光を受光可能な位置に配置されること
になる。
【0059】このような構成において、半導体レーザ2
が出射したレーザ光の光束を回折素子3の偏光ホログラ
ム素子8側に入射させる。回折素子3に入射した光束
は、回折素子3の偏光ホログラム素子8を透過してλ/
4フィルム9に入射する。λ/4フィルム9に入射した
光束は、円偏光に変換され、コリメートレンズ4に入射
する。コリメートレンズ4に入射した光束は、平行光に
変換された後に対物レンズ5で集光され、光情報記録媒
体d上に光スポットとして照射される。その後、光情報
記録媒体dで反射された反射光は、対物レンズ5、コリ
メートレンズ4を透過して、再び回折素子3に入射す
る。回折素子3に再び入射した光束は、λ/4フィルム
9において偏光方向を90度回転させられることにな
る。したがって、このλ/4フィルム9を通過した光束
が偏光ホログラム素子8に入射した場合、偏光方向を9
0度回転させられていることから、光束は偏光ホログラ
ム素子8において回折され、偏光ホログラム素子61に
入射することになる。ここで、偏光ホログラム素子61
は、光情報記録媒体dで反射された反射光束の偏光方向
を90度回転させた光に平行な偏波方向の光のみを透過
させるように形成されている。つまり、偏光ホログラム
素子61は、偏光ホログラム素子8において回折された
光のみを透過させ、受光素子7に入射させることによ
り、光束分離手段として機能することになる。したがっ
て、偏光ホログラム素子8における回折光に直交する偏
波方向の光については、受光素子7への入射が抑制され
ることになる。回折光が入射した受光素子7において
は、入射した回折光の有する信号に基づいてトラッキン
グ信号、フォーカス信号及び情報信号を検出する。
【0060】ここに、回折素子3と受光素子7との間の
光路に回折光に平行な偏波方向の光のみを透過させる偏
光ホログラム素子61を設けたことにより、フレアであ
る回折光に直交する偏波方向の光(半導体レーザ2から
出射されたレーザ光が回折素子3の偏光ホログラム素子
8側において正反射された反射光)が受光素子7へ入射
する比率を低減させることが可能になっている。これに
より、フォーカス誤差信号やトラッキング誤差信号にお
けるオフセットの発生を防止した高精度のサーボ制御が
確実に実行される。
【0061】次に、本発明の第七の実施の形態を図9に
基づいて説明する。なお、前述した各実施の形態で示し
た部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略
する。ここで、図9は光ピックアップ装置70を概略的
に示す縦断側面図である。図9に示すように、本実施の
形態の光ピックアップ装置70では、第六の実施の形態
の光ピックアップ装置60に設けた偏光ホログラム素子
61に代えて第三の偏光ホログラム素子である偏光ホロ
グラム素子71を設けたものである。
【0062】偏光ホログラム素子71は、光情報記録媒
体dで反射された反射光の光束の偏光方向を90度回転
させた光に平行な偏波方向の光を回折する構成とされて
いる。したがって、受光素子7は、偏光ホログラム素子
71によって回折された光を受光可能な位置に配置され
ることになる。
【0063】このような構成において、半導体レーザ2
が出射したレーザ光の光束を回折素子3の偏光ホログラ
ム素子8側に入射させる。回折素子3に入射した光束
は、回折素子3の偏光ホログラム素子8を透過してλ/
4フィルム9に入射する。λ/4フィルム9に入射した
光束は、円偏光に変換され、コリメートレンズ4に入射
する。コリメートレンズ4に入射した光束は、平行光に
変換された後に対物レンズ5で集光され、光情報記録媒
体d上に光スポットとして照射される。その後、光情報
記録媒体dで反射された反射光は、対物レンズ5、コリ
メートレンズ4を透過して、再び回折素子3に入射す
る。回折素子3に再び入射した光束は、λ/4フィルム
9において偏光方向を90度回転させられることにな
る。したがって、このλ/4フィルム9を通過した光束
が偏光ホログラム素子8に入射した場合、偏光方向を9
0度回転させられていることから、光束は偏光ホログラ
ム素子8において回折され、偏光ホログラム素子71に
入射することになる。ここで、偏光ホログラム素子71
は、光情報記録媒体dで反射された反射光束の偏光方向
を90度回転させた光に平行な偏波方向の光のみを回折
するように形成されている。つまり、偏光ホログラム素
子71は、偏光ホログラム素子8において回折された光
のみを回折し、受光素子7に入射させることにより、光
束分離手段として機能することになる。したがって、偏
光ホログラム素子8における回折光に直交する偏波方向
の光については、受光素子7への入射が抑制されること
になる。回折光が入射した受光素子7においては、入射
した回折光の有する信号に基づいてトラッキング信号、
フォーカス信号及び情報信号を検出する。
【0064】ここに、回折素子3と受光素子7との間の
光路に回折光に平行な偏波方向の光のみを回折する偏光
ホログラム素子71を設けたことにより、フレアである
回折光に直交する偏波方向の光(半導体レーザ2から出
射されたレーザ光が回折素子3の偏光ホログラム素子8
側において正反射された反射光)が受光素子7へ入射す
る比率を低減させることが可能になっている。これによ
り、フォーカス誤差信号やトラッキング誤差信号におけ
るオフセットの発生を防止した高精度のサーボ制御が確
実に実行される。
【0065】次に、本発明の第八の実施の形態を図10
に基づいて説明する。なお、前述した各実施の形態で示
した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省
略する。ここで、図10は回折素子80を概略的に示す
縦断側面図である。図10に示すように、本実施の形態
の回折素子80は、回折素子3と比較して回折素子3の
ガラス基板10側に反射型ホログラム領域81が更に設
けられたものであり、前述した各実施の形態の光ピック
アップ装置1,20,30,40,50,60,70に
設けられた回折素子3に代えて設けられるものである。
【0066】回折素子80について詳細に説明する。図
10に示すように、回折素子80には、前述した回折素
子3のガラス基板10側に反射型ホログラム領域81が
設けられている。この反射型ホログラム領域81には、
開口部82が形成されている。この開口部82は、回折
素子80に入射した半導体レーザ2からのレーザ光の光
束の内、光情報記録媒体dに光スポットとして照射され
る光束を通過させるために形成されている。つまり、反
射型ホログラム領域81は、回折素子80に入射した半
導体レーザ2からのレーザ光の光束の内、光情報記録媒
体dに光スポットとして照射されない光束を反射する反
射回折素子として機能することになる。
【0067】このような構成において、半導体レーザ2
が出射したレーザ光の光束を回折素子80の偏光ホログ
ラム素子8側に入射させる。回折素子80に入射した光
束は、回折素子80の偏光ホログラム素子8を透過して
λ/4フィルム9に入射する。λ/4フィルム9におい
て円偏光に変換された光束は、反射型ホログラム領域8
1へと進行する。
【0068】反射型ホログラム領域81の開口部82の
部分に進行した光束は、そのまま開口部82を通過し、
光情報記録媒体dへと進行する。一方、反射型ホログラ
ム領域81の開口部82以外の部分に進行した光束は、
反射型ホログラム領域81において反射され、再びλ/
4フィルム9に入射する。λ/4フィルム9に再び入射
した反射光の光束は、λ/4フィルム9において偏光方
向を90度回転させられることになる。したがって、こ
のλ/4フィルム9を通過した反射光束が偏光ホログラ
ム素子8に入射した場合、偏光方向を90度回転させら
れていることから、光束分離手段で排除されることはな
い。したがって、反射型ホログラム領域81において反
射された反射光の光束は、光情報記録媒体dで反射され
た反射光の光束と同様に、受光素子7に入射することに
より、モニタ用受光素子によってモニタされて半導体レ
ーザ2の光量制御に用いられる。
【0069】ここに、回折素子3のガラス基板10側に
反射型ホログラム領域81を設け、半導体レーザ2から
出射されたレーザ光の光束の内、光情報記録媒体dに光
スポットとして照射されない光束を反射し、受光素子7
に内蔵されるモニタ用受光素子でモニタすることによ
り、モニタ用前方出射光として十分な光量が確保され、
正確な半導体レーザ2の光量制御が可能になる。
【0070】次に、本発明の第九の実施の形態を図11
及び図12に基づいて説明する。なお、前述した各実施
の形態で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示
し、説明も省略する。ここで、図11は回折素子90を
概略的に示す縦断側面図である。図11に示すように、
本発明の第八の実施の形態の回折素子80が回折素子3
のガラス基板10側に反射型ホログラム領域81を設け
ているのに対し、本実施の形態の回折素子90は、回折
素子3の偏光ホログラム素子8側に反射型ホログラム領
域81を設けている点で異なっている。本実施の形態の
回折素子90は、前述した各実施の形態の光ピックアッ
プ装置40,50,60,70に設けられた回折素子3
に代えて設けられるものである。
【0071】回折素子90について詳細に説明する。図
11に示すように、回折素子90には、前述した回折素
子3の偏光ホログラム素子8側に反射型ホログラム領域
81が設けられている。この反射型ホログラム領域81
には、開口部82が形成されている。この開口部82
は、回折素子90に入射する半導体レーザ2からのレー
ザ光の光束の内、光情報記録媒体dに光スポットとして
照射される光束を通過させるために形成されている。つ
まり、反射型ホログラム領域81は、回折素子90に入
射した半導体レーザ2からのレーザ光の光束の内、光情
報記録媒体dに光スポットとして照射されない光束を反
射する反射回折素子として機能することになる。
【0072】続いて、回折素子90を備えた光ピックア
ップ装置の一例である光ピックアップ装置91を図12
を参照して説明する。図12に示すように、光ピックア
ップ装置91は、第五の実施の形態の光ピックアップ装
置50に設けた回折素子3に代えて回折素子90を設け
るとともに、受光素子7に代えて受光素子92とモニタ
用受光素子93とを設けたものである。このような構成
において、半導体レーザ2が出射したレーザ光の光束を
回折素子90の偏光ホログラム素子8側に入射させる。
回折素子90の反射型ホログラム領域81の開口部82
の部分に進行した光束は、そのまま開口部82を通過
し、偏光ホログラム素子8を透過してλ/4フィルム9
に入射する。λ/4フィルム9に入射した光束は、円偏
光に変換され、光情報記録媒体dへと進行する。一方、
反射型ホログラム領域81の開口部82以外の部分に進
行した光束は、反射型ホログラム領域81において回折
素子90の影響を何ら受けることなく反射される。
【0073】この光ピックアップ装置91によれば、光
情報記録媒体dで反射された反射光の光束はP偏光方向
の光であることにより偏光ビームスプリッタ41をその
まま透過して受光素子92に受光され、トラッキング信
号、フォーカス信号及び情報信号の検出がなされるが、
反射型ホログラム領域81において反射された反射光の
光束はS偏光方向の光であることにより偏光ビームスプ
リッタ41において反射されてモニタ用受光素子93に
受光されて半導体レーザ2の光量制御に用いられる。こ
の場合、反射型ホログラム領域81において反射された
反射光の光束は、フレアとともにモニタ用受光素子93
に受光されることになるが、モニタ用受光素子93は半
導体レーザ2の出射光量をモニタするものであるため、
フレアを受光しても何ら問題はない。
【0074】ここに、回折素子3の偏光ホログラム素子
8側に反射型ホログラム領域81を設け、半導体レーザ
2から出射されたレーザ光の光束の内、光情報記録媒体
dに光スポットとして照射されない光束を反射し、か
つ、受光素子92とは別個に設けられたモニタ用受光素
子93でモニタすることにより、モニタ用前方出射光と
して十分な光量が確保され、正確な半導体レーザ2の光
量制御が可能になる。
【0075】なお、本実施の形態の光ピックアップ装置
91として、第五の実施の形態の光ピックアップ装置5
0に設けた回折素子3に代えて回折素子90を設けたも
のを適用したが、これに限るものではなく、受光素子の
上流に偏光選択性を有する光学素子を備えるものであれ
ば良く、第四の実施の形態の光ピックアップ装置40、
第六の実施の形態の光ピックアップ装置60、第七の実
施の形態の光ピックアップ装置70に設けた回折素子3
に代えて回折素子90を設け、所定の位置にモニタ用受
光素子93を配設すれば良い。
【0076】なお、各実施の形態においては、偏光ホロ
グラム素子8とλ/4フィルム9とを積層した回折素子
3を用いたが、これに限るものではなく、偏光ホログラ
ムと1/4波長板とを別々に設けても良い。
【0077】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、光源から
出射されたレーザ光を偏光ホログラム素子と1/4波長
板とを透過させた後に光情報記録媒体で反射させ、再び
1/4波長板に入射させて偏光方向を90度回転させ、
反射光を光源から出射されるレーザ光の光束とは異なる
偏光成分を有するものとし、その反射光を偏光ホログラ
ム素子において回折した後に光束分離手段による受光素
子への入射を排除しないようにしたことにより、受光素
子に光源から出射されるレーザ光の光束と同一の偏光成
分を有する光を入射させることはなくなり、光源から出
射されるレーザ光の光束とは異なる偏光成分を有する光
情報記録媒体で反射された反射光のみを受光素子に入射
させることになるので、例えば偏光ホログラム素子で光
源から出射されるレーザ光が反射されることにより発生
するフレアの受光素子への入射を抑制することができ、
フォーカス誤差信号やトラッキング誤差信号におけるオ
フセットの発生を防止した高精度のサーボ制御を行うこ
とができる。
【0078】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の光ピックアップ装置において、1/4波長板と偏光
ホログラム素子とを一体に積層して回折素子とすること
により、装置の小型化や部品組付けの簡素化を図ること
ができる。
【0079】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の光ピックアップ装置において、光源から出
射されたレーザ光の内、光情報記録媒体に光スポットと
して照射されないレーザ光を偏光ホログラム素子と1/
4波長板とを透過した後に1/4波長板と集光光学系と
の間に設けられた反射回折素子によって反射した後に再
び1/4波長板に入射させて偏光方向を90度回転さ
せ、反射光を光源から出射されるレーザ光の光束とは異
なる偏光成分を有するものとし、光束分離手段による受
光素子への入射を排除しないようにしたことにより、反
射回折素子において反射された反射光を受光素子に内蔵
されるモニタ用受光素子によってモニタすることができ
るので、モニタ用前方出射光として十分な光量を確保で
き、光源の光量制御を正確にすることができる。
【0080】請求項4記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の光ピックアップ装置において、光源から出
射されたレーザ光の内、光情報記録媒体に光スポットと
して照射されないレーザ光を光源と偏光ホログラム素子
との間に設けられた反射回折素子によって反射し、反射
光を光源から出射されるレーザ光の光束とは同一の偏光
成分を有するものとし、光束分離手段によって受光素子
への入射を排除し、受光素子とは別個に設けられたモニ
タ用受光素子において受光することにより、反射回折素
子において反射された反射光を受光素子とは別個に設け
られるモニタ用受光素子によってモニタすることができ
るので、モニタ用前方出射光として十分な光量を確保で
き、光源の光量制御を正確にすることができる。
【0081】請求項5記載の発明によれば、請求項1な
いし3のいずれか一記載の光ピックアップ装置におい
て、偏光ホログラム素子によって回折された回折光のみ
を透過して受光素子に入射させる偏光フィルタを光束分
離手段として適用することにより、フレアの受光素子へ
の入射を確実に抑制することができる。
【0082】請求項6記載の発明によれば、請求項1な
いし3のいずれか一記載の光ピックアップ装置におい
て、光源から出射されるレーザ光を反射または透過して
偏光ホログラム素子に入射させ、偏光ホログラム素子に
よって回折された回折光を透過または反射して受光素子
に入射させる全反射プリズムを光束分離手段として適用
することにより、フレアの受光素子への入射を確実に抑
制することができる。
【0083】請求項7記載の発明によれば、請求項1な
いし3のいずれか一記載の光ピックアップ装置におい
て、偏光ホログラム素子によって回折された回折光を透
過または反射して受光素子に入射させる全反射プリズム
を光束分離手段として適用することにより、フレアの受
光素子への入射を確実に抑制することができる。
【0084】請求項8記載の発明によれば、請求項1な
いし4のいずれか一記載の光ピックアップ装置におい
て、光源から出射されるレーザ光を反射または透過して
偏光ホログラム素子に入射させ、偏光ホログラム素子に
よって回折された回折光を透過または反射して受光素子
に入射させる偏光ビームスプリッタを光束分離手段とし
て適用することにより、フレアの受光素子への入射を確
実に抑制することができる。
【0085】請求項9記載の発明によれば、請求項1な
いし4のいずれか一記載の光ピックアップ装置におい
て、偏光ホログラム素子によって回折された回折光を透
過または反射して受光素子に入射させる偏光ビームスプ
リッタを光束分離手段として適用することにより、フレ
アの受光素子への入射を確実に抑制することができる。
【0086】請求項10記載の発明によれば、請求項1
ないし4のいずれか一記載の光ピックアップ装置におい
て、偏光ホログラム素子によって回折された回折光を透
過して受光素子に入射させる第二の偏光ホログラム素子
を光束分離手段として適用することにより、フレアの受
光素子への入射を確実に抑制することができる。
【0087】請求項11記載の発明によれば、請求項1
ないし4のいずれか一記載の光ピックアップ装置におい
て、偏光ホログラム素子によって回折された回折光を回
折して受光素子に入射させる第三の偏光ホログラム素子
を光束分離手段として適用することにより、フレアの受
光素子への入射を確実に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の光ピックアップ装
置を概略的に示す縦断側面図である。
【図2】回折素子を概略的に示す縦断側面図である。
【図3】本発明の第二の実施の形態の光ピックアップ装
置を概略的に示す縦断側面図である。
【図4】全反射プリズムの反射率と入射角との関係を示
すグラフである。
【図5】本発明の第三の実施の形態の光ピックアップ装
置を概略的に示す縦断側面図である。
【図6】本発明の第四の実施の形態の光ピックアップ装
置を概略的に示す縦断側面図である。
【図7】本発明の第五の実施の形態の光ピックアップ装
置を概略的に示す縦断側面図である。
【図8】本発明の第六の実施の形態の光ピックアップ装
置を概略的に示す縦断側面図である。
【図9】本発明の第七の実施の形態の光ピックアップ装
置を概略的に示す縦断側面図である。
【図10】本発明の第八の実施の形態の回折素子を概略
的に示す縦断側面図である。
【図11】本発明の第九の実施の形態の回折素子を概略
的に示す縦断側面図である。
【図12】光ピックアップ装置を概略的に示す縦断側面
図である。
【図13】従来の偏光ホログラム素子の一例を示す縦断
側面図である。
【図14】従来の偏光ホログラム素子の別の一例を示す
縦断側面図である。
【図15】従来の光ピックアップ装置の一例を示す縦断
側面図である。
【図16】フレアの発生状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1,20,30,40,50,60,70,91 光
ピックアップ装置 2 光
源 3,80,90 回
折素子 4,5 集
光光学系 6,21,41,61,71 光
束分離手段 7,92 受
光素子 8 偏
光ホログラム素子 9 1
/4波長板 81 反
射回折素子 93 モ
ニタ用受光素子 d 光
情報記録媒体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を出射する光源と、 この光源のレーザ出射方向下流に設けられる1/4波長
    板と、 この1/4波長板を通過したレーザ光を光情報記録媒体
    に対してスポット照射する集光光学系と、 前記光源と前記1/4波長板との間の光路に配置され、
    前記光源から出射されるレーザ光の光束とは異なる偏光
    成分を有する光のみを回折する偏光ホログラム素子と、 この偏光ホログラム素子によって回折された回折光を受
    光する受光素子と、 この受光素子と前記偏光ホログラム素子との間の光路に
    配置され、前記光源から出射されるレーザ光の光束と同
    一の偏光成分を有する光束の前記受光素子への入射を排
    除する光束分離手段と、を備える光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 前記1/4波長板と前記偏光ホログラム
    素子とは、回折素子として一体に積層されている請求項
    1記載の光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 前記1/4波長板と前記集光光学系との
    間に設けられ、前記光源から出射されて前記1/4波長
    板を通過したレーザ光の内、前記光情報記録媒体に光ス
    ポットとして照射されないレーザ光を反射回折するとと
    もにその反射回折光を再度前記1/4波長板を通過させ
    るように領域形成された反射回折素子と、 前記受光素子に内蔵されるモニタ用受光素子と、を備え
    る請求項1または2記載の光ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】 前記光源と前記偏光ホログラム素子との
    間に設けられ、前記光源から出射されたレーザ光の内、
    前記光情報記録媒体に光スポットとして照射されないレ
    ーザ光を反射回折するとともにその反射回折光は前記偏
    光ホログラム素子を通過しないように領域形成された反
    射回折素子と、 前記受光素子とは別個に設けられ、前記光束分離手段に
    より前記受光素子への入射を排除された光を受光するモ
    ニタ用受光素子と、を備える請求項1または2記載の光
    ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 前記光束分離手段は、前記偏光ホログラ
    ム素子によって回折された回折光のみを透過して前記受
    光素子に入射させる偏光フィルタである請求項1ないし
    3のいずれか一記載の光ピックアップ装置。
  6. 【請求項6】 前記光束分離手段は、前記光源から出射
    されるレーザ光を反射または透過して前記偏光ホログラ
    ム素子に入射させ、前記偏光ホログラム素子によって回
    折された回折光を透過または反射して前記受光素子に入
    射させる全反射プリズムである請求項1ないし3のいず
    れか一記載の光ピックアップ装置。
  7. 【請求項7】 前記光束分離手段は、前記偏光ホログラ
    ム素子によって回折された回折光を透過または反射して
    前記受光素子に入射させる全反射プリズムである請求項
    1ないし3のいずれか一記載の光ピックアップ装置。
  8. 【請求項8】 前記光束分離手段は、前記光源から出射
    されるレーザ光を反射または透過して前記偏光ホログラ
    ム素子に入射させ、前記偏光ホログラム素子によって回
    折された回折光を透過または反射して前記受光素子に入
    射させる偏光ビームスプリッタである請求項1ないし4
    のいずれか一記載の光ピックアップ装置。
  9. 【請求項9】 前記光束分離手段は、前記偏光ホログラ
    ム素子によって回折された回折光を透過または反射して
    前記受光素子に入射させる偏光ビームスプリッタである
    請求項1ないし4のいずれか一記載の光ピックアップ装
    置。
  10. 【請求項10】 前記光束分離手段は、前記偏光ホログ
    ラム素子によって回折された回折光を透過して前記受光
    素子に入射させる第二の偏光ホログラム素子である請求
    項1ないし4のいずれか一記載の光ピックアップ装置。
  11. 【請求項11】 前記光束分離手段は、前記偏光ホログ
    ラム素子によって回折された回折光を回折して前記受光
    素子に入射させる第三の偏光ホログラム素子である請求
    項1ないし4のいずれか一記載の光ピックアップ装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003016683A (ja) * 2001-06-29 2003-01-17 Ricoh Co Ltd 光ピックアップ装置及び積層光学素子の作成方法及び光ディスクドライブ装置
CN100407308C (zh) * 2005-06-07 2008-07-30 三星电子株式会社 光学记录/再现装置
JP2011065699A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 光ピックアップ装置および光ディスク装置

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