JP2000353988A - エコーキャンセラーシステム - Google Patents
エコーキャンセラーシステムInfo
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- JP2000353988A JP2000353988A JP16524799A JP16524799A JP2000353988A JP 2000353988 A JP2000353988 A JP 2000353988A JP 16524799 A JP16524799 A JP 16524799A JP 16524799 A JP16524799 A JP 16524799A JP 2000353988 A JP2000353988 A JP 2000353988A
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- JP
- Japan
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- transmission
- echo canceller
- resistor
- amplifier
- receiving
- Prior art date
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- Telephonic Communication Services (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 汎用性に富んだエコーキャンセラー特性を持
つ、かつ簡単な回路構成から成る、良好な特性を持つエ
コーキャンセラーシステムを得る。 【解決手段】 送信側バランスネット回路104を、第
1の抵抗1、第2の抵抗2と、第3の抵抗3とコンデン
サ4との並列回路と、インダクタ5との直列回路にて構
成し、前記第1の抵抗1と第2の抵抗2との接続点が、
送信側ユニットの受信アンプ105の入力端子に接続し
たエコーキャンセラーシステムであって、先の送信側バ
ランスネット回路104において、第1の抵抗1は抵抗
値を554Ωから566Ωの範囲とし、第2の抵抗2
は、抵抗値を584Ωから596Ωの範囲とし、第3の
抵抗3は抵抗値を19.8kΩから20.2kΩの範囲と
し、コンデンサ4は、容量を2851PFから2909
PFの範囲とし、インダクタ5は、インダクタンスを3
4.7μHから35.4μHの範囲とするエコーキャンセ
ラーシステムとする。
つ、かつ簡単な回路構成から成る、良好な特性を持つエ
コーキャンセラーシステムを得る。 【解決手段】 送信側バランスネット回路104を、第
1の抵抗1、第2の抵抗2と、第3の抵抗3とコンデン
サ4との並列回路と、インダクタ5との直列回路にて構
成し、前記第1の抵抗1と第2の抵抗2との接続点が、
送信側ユニットの受信アンプ105の入力端子に接続し
たエコーキャンセラーシステムであって、先の送信側バ
ランスネット回路104において、第1の抵抗1は抵抗
値を554Ωから566Ωの範囲とし、第2の抵抗2
は、抵抗値を584Ωから596Ωの範囲とし、第3の
抵抗3は抵抗値を19.8kΩから20.2kΩの範囲と
し、コンデンサ4は、容量を2851PFから2909
PFの範囲とし、インダクタ5は、インダクタンスを3
4.7μHから35.4μHの範囲とするエコーキャンセ
ラーシステムとする。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話通信システム
やインターネットや電子メールシステム等に利用される
ADSL方式のデータ通信システム(ADSLは既存電
話線を使ったディジタル伝送方式の略)におけるアナロ
グフロントエンド部分におけるエコーキャンセラーシス
テムに関する。
やインターネットや電子メールシステム等に利用される
ADSL方式のデータ通信システム(ADSLは既存電
話線を使ったディジタル伝送方式の略)におけるアナロ
グフロントエンド部分におけるエコーキャンセラーシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、データ通信システムにおいて、イ
ンターネットや電子メールの急速な普及により、データ
転送レートの向上が求められている。そこで、従来の回
線を使用した通信やISDN通信(ISDNは総合ディ
ジタル通信網の略)よりも更に高速な通信を可能にする
ADSL方式のデータ通信システムが急速に脚光を浴び
つつある。
ンターネットや電子メールの急速な普及により、データ
転送レートの向上が求められている。そこで、従来の回
線を使用した通信やISDN通信(ISDNは総合ディ
ジタル通信網の略)よりも更に高速な通信を可能にする
ADSL方式のデータ通信システムが急速に脚光を浴び
つつある。
【0003】しかし、ADSL方式のデータ通信システ
ムは、従来の電話回線通信と同様の全二重通信方式を採
用しているために、上りのデータ信号と下りのデータ信
号が絶え間なく双方向に伝送されている。ADSL方式
の通信システムでは、これにより、データ転送レートが
高速となり、送受信のデータ周波数が高いために、双方
向通信では、上りのデータ信号が下りのデータ信号に干
渉したり、あるいは、下りのデータ信号が上りのデータ
信号に干渉することがあった。
ムは、従来の電話回線通信と同様の全二重通信方式を採
用しているために、上りのデータ信号と下りのデータ信
号が絶え間なく双方向に伝送されている。ADSL方式
の通信システムでは、これにより、データ転送レートが
高速となり、送受信のデータ周波数が高いために、双方
向通信では、上りのデータ信号が下りのデータ信号に干
渉したり、あるいは、下りのデータ信号が上りのデータ
信号に干渉することがあった。
【0004】相互の信号が干渉し合った場合、波形的に
は、エコーが掛かったような状態になり、音声伝送の場
合は、うねりのような音が聞こえ、データ伝送の場合
は、正確なデータ伝送ができなくなる。これを防止し、
高速に、且つ、正確なデータ伝送を行うためのシステム
が、エコーキャンセラーシステムである。
は、エコーが掛かったような状態になり、音声伝送の場
合は、うねりのような音が聞こえ、データ伝送の場合
は、正確なデータ伝送ができなくなる。これを防止し、
高速に、且つ、正確なデータ伝送を行うためのシステム
が、エコーキャンセラーシステムである。
【0005】従来のエコーキャンセラーシステムは、バ
ランスネット回路と呼ばれる抵抗、コンデンサ、インダ
クタから構成されるインピーダンス補正回路と出力抵
抗、送信用アンプ、受信用アンプを併用したものが主流
であった。
ランスネット回路と呼ばれる抵抗、コンデンサ、インダ
クタから構成されるインピーダンス補正回路と出力抵
抗、送信用アンプ、受信用アンプを併用したものが主流
であった。
【0006】図3に、ANSI規格(米国規格協会の規
格)にて規定されているエコーキャンセラーシステムの
スペックを示す。エコーキャンセラーレベルのスペック
範囲は、図中のラインの下側の範囲である。
格)にて規定されているエコーキャンセラーシステムの
スペックを示す。エコーキャンセラーレベルのスペック
範囲は、図中のラインの下側の範囲である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のエコーキャンセ
ラーシステムにおいては、図3に示したANSI規格に
て規定されているエコーキャンセラーレベルの要求特性
を満足できないという問題点があった。
ラーシステムにおいては、図3に示したANSI規格に
て規定されているエコーキャンセラーレベルの要求特性
を満足できないという問題点があった。
【0008】図4は、従来のエコーキャンセラーシステ
ムでの、エコーキャンセラーレベルの特性である。これ
より、従来のエコーキャンセラーシステムでは、1MH
zの帯域における減衰率が−17dBであって、スペッ
クの−30dB(図3参照)に対して13dBの差があ
った。そのため、送信信号と受信信号の干渉度合いが大
きくなっていた。
ムでの、エコーキャンセラーレベルの特性である。これ
より、従来のエコーキャンセラーシステムでは、1MH
zの帯域における減衰率が−17dBであって、スペッ
クの−30dB(図3参照)に対して13dBの差があ
った。そのため、送信信号と受信信号の干渉度合いが大
きくなっていた。
【0009】ここで、従来のエコーキャンセラー回路に
おける送信側での受信アンプの入力値(+端子、−端
子)と出力値を図6に記載する。なお、受信アンプは、
+端子と−端子に印加された電圧の差分を増幅する差動
増幅アンプである。
おける送信側での受信アンプの入力値(+端子、−端
子)と出力値を図6に記載する。なお、受信アンプは、
+端子と−端子に印加された電圧の差分を増幅する差動
増幅アンプである。
【0010】しかし、従来は、10kHz近傍における
受信アンプの出力に注目して回路定数の設定がなされて
いるため、図6による特性においては、50kHzから
100kHzにかけて、受信アンプの+端子と−端子の
電位差がほとんど無くなり、受信アンプから出力される
電圧は、かなり減少する。しかし、120kHz近辺か
らは、また+端子と−端子の電位差が広がり始める。
これにより、受信側アンプから出力される高域の信号
は、3.2V近辺を維持し、このために、高域のエコー
抑圧量を減衰できなかった。
受信アンプの出力に注目して回路定数の設定がなされて
いるため、図6による特性においては、50kHzから
100kHzにかけて、受信アンプの+端子と−端子の
電位差がほとんど無くなり、受信アンプから出力される
電圧は、かなり減少する。しかし、120kHz近辺か
らは、また+端子と−端子の電位差が広がり始める。
これにより、受信側アンプから出力される高域の信号
は、3.2V近辺を維持し、このために、高域のエコー
抑圧量を減衰できなかった。
【0011】従って、本発明は、 汎用性に富んだエコ
ーキャンセラー特性を持った、簡単な回路構成から成
る、良好な特性を持つエコーキャンセラーシステムを提
供することにある。
ーキャンセラー特性を持った、簡単な回路構成から成
る、良好な特性を持つエコーキャンセラーシステムを提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のエコーキャンセ
ラーシステムでは、送信側バランスネット回路の回路方
式と、その回路定数の見直しをはかり、最適化したエコ
ーキャンセラーシステムを提供するものである。本発明
では、1MHzでのエコーキャンセラーレベルに注目
し、送信側受信アンプの出力を適性にすることにより、
ANSIで規定されるエコーキャンセラーレベルを達成
するものである。ここで、−30dB(at1MHz)
を達成するための条件は、受信アンプの出力が0.69
V以下となることである。エコーキャンセラースペック
の−30dB(at1MHz)を達成するための条件で
ある送信側受信アンプの出力を0.69V以下(at1
MHz)にするための送信側出力抵抗の値とバランスネ
ット回路の定数を提供するものである。
ラーシステムでは、送信側バランスネット回路の回路方
式と、その回路定数の見直しをはかり、最適化したエコ
ーキャンセラーシステムを提供するものである。本発明
では、1MHzでのエコーキャンセラーレベルに注目
し、送信側受信アンプの出力を適性にすることにより、
ANSIで規定されるエコーキャンセラーレベルを達成
するものである。ここで、−30dB(at1MHz)
を達成するための条件は、受信アンプの出力が0.69
V以下となることである。エコーキャンセラースペック
の−30dB(at1MHz)を達成するための条件で
ある送信側受信アンプの出力を0.69V以下(at1
MHz)にするための送信側出力抵抗の値とバランスネ
ット回路の定数を提供するものである。
【0013】そこで、本発明では、受信アンプの出力を
1MHz近辺にて0.69V以下とするべく、まず、バ
ランスネット定数を可変し、各種実験を行って、回路定
数を決定した。
1MHz近辺にて0.69V以下とするべく、まず、バ
ランスネット定数を可変し、各種実験を行って、回路定
数を決定した。
【0014】まず、送信側バランスネット回路のインダ
クタのインダクタンスを増加させた。これによって、イ
ンピーダンスのピークが高域にシフトし、減衰率が向上
した。
クタのインダクタンスを増加させた。これによって、イ
ンピーダンスのピークが高域にシフトし、減衰率が向上
した。
【0015】次に、同様に、送信側バランスネット回路
のコンデンサの容量を増加させた。これにより、更にイ
ンピーダンスカーブが、かなり高域依りに改善され、減
衰率は向上する。
のコンデンサの容量を増加させた。これにより、更にイ
ンピーダンスカーブが、かなり高域依りに改善され、減
衰率は向上する。
【0016】実験結果によると、送信側バランスネット
回路の値を以下のように設定することにより、最適値が
得られることが判別した。
回路の値を以下のように設定することにより、最適値が
得られることが判別した。
【0017】即ち、第1の抵抗を554Ω以上、566
Ω以下とし、第2の抵抗を584Ω以上、596Ω以下
とし、第3の抵抗を19.8kΩ以上、20.2kΩ以下
とし、コンデンサを容量2851pF以上、2909p
F以下とし、インダクタをインダクタンス34.7μH
以上、35.4μH以下とするものである。但し、容量
の値とインダクタンスの値をあまり上げすぎると、高域
で共振を起こしてしまうので、注意が必要である。
Ω以下とし、第2の抵抗を584Ω以上、596Ω以下
とし、第3の抵抗を19.8kΩ以上、20.2kΩ以下
とし、コンデンサを容量2851pF以上、2909p
F以下とし、インダクタをインダクタンス34.7μH
以上、35.4μH以下とするものである。但し、容量
の値とインダクタンスの値をあまり上げすぎると、高域
で共振を起こしてしまうので、注意が必要である。
【0018】この改善により、インピーダンスカーブ
は、高域にシフトして、1MHz近辺の減衰率は向上し
た。しかし、高域の減衰率は向上しても、全体の特性に
おける相対的な減衰率は、それほど大きくはならない。
は、高域にシフトして、1MHz近辺の減衰率は向上し
た。しかし、高域の減衰率は向上しても、全体の特性に
おける相対的な減衰率は、それほど大きくはならない。
【0019】なぜなら、出力抵抗よって受信側のOPア
ンプに加わる電圧が規定されているために、インピーダ
ンスカーブを変化させても、与える電荷を変化させない
限り、出力値は、さほど変わらないからである。
ンプに加わる電圧が規定されているために、インピーダ
ンスカーブを変化させても、与える電荷を変化させない
限り、出力値は、さほど変わらないからである。
【0020】受信側OPアンプのゲイン設定を小さく
し、アンプの出力を小さくしてしまえば良いが、相手側
から送信信号を受けるのは、この受信アンプなので、ア
ンプのゲインを小さくしてエコーキャンセラーの減衰率
を稼ぐことはできない。このため、受信側アンプのレベ
ルを可変するには、出力抵抗の値を可変するのが一番良
い。
し、アンプの出力を小さくしてしまえば良いが、相手側
から送信信号を受けるのは、この受信アンプなので、ア
ンプのゲインを小さくしてエコーキャンセラーの減衰率
を稼ぐことはできない。このため、受信側アンプのレベ
ルを可変するには、出力抵抗の値を可変するのが一番良
い。
【0021】しかし、あまり低い値だと、相手方の信号
を受けるときに、受信アンプに電荷を与えることができ
ない。また、あまり高い値だと、相手方に信号を送信す
るときにの伝送ロスが大きくなる。この値を設定するに
は、以下の式が用いられる。
を受けるときに、受信アンプに電荷を与えることができ
ない。また、あまり高い値だと、相手方に信号を送信す
るときにの伝送ロスが大きくなる。この値を設定するに
は、以下の式が用いられる。
【0022】Rout=1/2(100Ω/m2−r1−
r2/m2)、r1:トランスのドライバ側巻線抵抗、
r2:トランスのライン側巻線抵抗、m:トランスの巻
数比。
r2/m2)、r1:トランスのドライバ側巻線抵抗、
r2:トランスのライン側巻線抵抗、m:トランスの巻
数比。
【0023】この計算によると、Routは25Ω近辺に
するのが良い。前記バランスネット回路の回路定数の改
善を出力抵抗に加味させると、送信側出力抵抗は26Ω
が良いとの結論を得ることができた。
するのが良い。前記バランスネット回路の回路定数の改
善を出力抵抗に加味させると、送信側出力抵抗は26Ω
が良いとの結論を得ることができた。
【0024】なお、先に述べた送信側受信アンプの出力
を0.69V以下(at1MHz)にするための条件設
定について、以下、説明を加える。
を0.69V以下(at1MHz)にするための条件設
定について、以下、説明を加える。
【0025】エコーキャンセラーレベル算出式 (エコーキャンセラーレヘ゛ル)=20×log10(受信アンプ出
力/送信アンプ出力)
力/送信アンプ出力)
【0026】よって、エコーキャンセラーレベルを−3
0dB以下にする場合、送信アンプの出力は、22.1
Vとなるために、数1となる。この計算式の結果を図5
に示す。
0dB以下にする場合、送信アンプの出力は、22.1
Vとなるために、数1となる。この計算式の結果を図5
に示す。
【0027】
【数1】
【0028】即ち、本発明は、データを伝送に適した形
態に処理して送出する送信ユニットと、この送信ユニッ
トから送出された信号を受信して、所定の処理によって
周波数1MHzのエコーキャンセラーレベルが−30d
B以下を実現する受信ユニットとで構成されるデータ伝
送送受信システムにおけるエコーキャンセラーシステム
であって、前記送信ユニットは、送信アンプと出力抵抗
と、巻線比が1対1のトランスと、送信側バランスネッ
ト回路と受信アンプとで構成され、前記受信ユニット
は、送信アンプと出力抵抗と、巻線比が1対1.5のト
ランスと、受信側バランスネット回路と受信アンプとで
構成されていて、前記送信ユニット中の送信側出力抵抗
の値を、25Ωから26Ωの範囲とするエコーキャンセ
ラーシステムである。
態に処理して送出する送信ユニットと、この送信ユニッ
トから送出された信号を受信して、所定の処理によって
周波数1MHzのエコーキャンセラーレベルが−30d
B以下を実現する受信ユニットとで構成されるデータ伝
送送受信システムにおけるエコーキャンセラーシステム
であって、前記送信ユニットは、送信アンプと出力抵抗
と、巻線比が1対1のトランスと、送信側バランスネッ
ト回路と受信アンプとで構成され、前記受信ユニット
は、送信アンプと出力抵抗と、巻線比が1対1.5のト
ランスと、受信側バランスネット回路と受信アンプとで
構成されていて、前記送信ユニット中の送信側出力抵抗
の値を、25Ωから26Ωの範囲とするエコーキャンセ
ラーシステムである。
【0029】また、本発明は、前記送信側バランスネッ
ト回路が、第1の抵抗と、第2の抵抗と、第3の抵抗と
コンデンサとの並列回路と、インダクタとの直列回路に
て構成されていて、前記直列回路の第1の抵抗側の端部
は、前記送信側出力抵抗と送信アンプ間のラインに接続
され、インダクタ側の端部は、アースに接続され、さら
に、前記第1の抵抗と第2の抵抗との接続点が、送信側
ユニットの受信アンプの入力端子に接続されているエコ
ーキャンセラーシステムである。
ト回路が、第1の抵抗と、第2の抵抗と、第3の抵抗と
コンデンサとの並列回路と、インダクタとの直列回路に
て構成されていて、前記直列回路の第1の抵抗側の端部
は、前記送信側出力抵抗と送信アンプ間のラインに接続
され、インダクタ側の端部は、アースに接続され、さら
に、前記第1の抵抗と第2の抵抗との接続点が、送信側
ユニットの受信アンプの入力端子に接続されているエコ
ーキャンセラーシステムである。
【0030】また、本発明は、前記送信側バランスネッ
ト回路において、第1の抵抗は抵抗値を554Ωから5
66Ωの範囲とし、第2の抵抗は、抵抗値を584Ωか
ら596Ωの範囲とし、第3の抵抗は抵抗値を19.8
kΩから20.2kΩの範囲とし、コンデンサは、容量
を2851PFから2909PFの範囲とし、インダク
タは、インダクタンスを34.7μHから35.4μHの
範囲とするエコーキャンセラーシステムである。
ト回路において、第1の抵抗は抵抗値を554Ωから5
66Ωの範囲とし、第2の抵抗は、抵抗値を584Ωか
ら596Ωの範囲とし、第3の抵抗は抵抗値を19.8
kΩから20.2kΩの範囲とし、コンデンサは、容量
を2851PFから2909PFの範囲とし、インダク
タは、インダクタンスを34.7μHから35.4μHの
範囲とするエコーキャンセラーシステムである。
【0031】
【実施例】本発明のエコーキャンセラーシステムを、以
下、実施例を用いて説明する。
下、実施例を用いて説明する。
【0032】本発明の実施例のエコーキャンセラーシス
テムを図1に、図1のエコーキャンセラシステムの中
の、送信側バランスネット回路を図2に示す。
テムを図1に、図1のエコーキャンセラシステムの中
の、送信側バランスネット回路を図2に示す。
【0033】本発明では、送信側バランスネット回路の
回路方式を定め、かつ、その回路定数を決定して、送信
側の受信アンプ105の出力を1MHz近辺にて0.6
9V以下とすることを実現した。
回路方式を定め、かつ、その回路定数を決定して、送信
側の受信アンプ105の出力を1MHz近辺にて0.6
9V以下とすることを実現した。
【0034】送信側バランスネット回路104の回路方
式は、図2に示すごとくであり、第1の抵抗1と、第2
の抵抗2と、第3の抵抗3とコンデンサ4との並列回路
と、インダクタ5との直列回路にて構成されていて、前
記第1の抵抗1と第2の抵抗2との接続点が、受信アン
プ105の入力端子に接続される回路方式を採用した。
式は、図2に示すごとくであり、第1の抵抗1と、第2
の抵抗2と、第3の抵抗3とコンデンサ4との並列回路
と、インダクタ5との直列回路にて構成されていて、前
記第1の抵抗1と第2の抵抗2との接続点が、受信アン
プ105の入力端子に接続される回路方式を採用した。
【0035】次に、送信側バランスネット回路104の
各回路定数については、以下の手順にて決定した。
各回路定数については、以下の手順にて決定した。
【0036】まず、送信側バランスネット回路104の
インダクタ5について、インダクタンスを増加させた。
これによって、インピーダンスのピークが高域にシフト
し減衰率が向上した。
インダクタ5について、インダクタンスを増加させた。
これによって、インピーダンスのピークが高域にシフト
し減衰率が向上した。
【0037】次に、同様に、送信側バランスネット回路
104のキャパシタンス4について、容量を増加させ
た。これにより、更にインピーダンスカーブが、かなり
高域依りに改善され、減衰率は向上した。
104のキャパシタンス4について、容量を増加させ
た。これにより、更にインピーダンスカーブが、かなり
高域依りに改善され、減衰率は向上した。
【0038】実験結果によると、送信側バランスネット
回路104の値を以下のように決定することにより、エ
コーキャンセラーシステムとして、図3のスペックを満
足することが判別した。表1に、回路定数の範囲を示
す。
回路104の値を以下のように決定することにより、エ
コーキャンセラーシステムとして、図3のスペックを満
足することが判別した。表1に、回路定数の範囲を示
す。
【0039】
【表1】
【0040】ここで、第1の抵抗R1を、554Ω以下
とすると、受信アンプ105のバイアス電圧が上がり過
ぎ、566Ω以上とすると、受信アンプ105のバイア
ス電圧が下がり過ぎるものである。
とすると、受信アンプ105のバイアス電圧が上がり過
ぎ、566Ω以上とすると、受信アンプ105のバイア
ス電圧が下がり過ぎるものである。
【0041】第2の抵抗R2を、584Ω以下とする
と、受信アンプ105のバイアス電圧が下がり過ぎ、5
96Ω以上とすると、受信アンプ105のバイアス電圧
が上がり過ぎるものである。
と、受信アンプ105のバイアス電圧が下がり過ぎ、5
96Ω以上とすると、受信アンプ105のバイアス電圧
が上がり過ぎるものである。
【0042】第3の抵抗R3を、19.8kΩ以下とす
ると、高域でのエコーキャンセラーレベルが改善せず、
20.2kΩ以上とすると、同じく、高域でのエコーキ
ャンセラーレベルが改善しない。
ると、高域でのエコーキャンセラーレベルが改善せず、
20.2kΩ以上とすると、同じく、高域でのエコーキ
ャンセラーレベルが改善しない。
【0043】コンデンサ4の容量を、2851pF以下
とすると、高域でのエコーキャンセラレベルが改善せ
ず、2909pF以上とすると、高域にて共振を起こし
てしまう。
とすると、高域でのエコーキャンセラレベルが改善せ
ず、2909pF以上とすると、高域にて共振を起こし
てしまう。
【0044】インダクタ5のインダクタンスを34.7
μH以下とすると、高域でのエコーキャンセラーレベル
が改善せず、35.4μH以上とすると、高域にて共振
を起こしてしまう。
μH以下とすると、高域でのエコーキャンセラーレベル
が改善せず、35.4μH以上とすると、高域にて共振
を起こしてしまう。
【0045】この改善により、インピーダンスカーブ
は、高域にシフトして、1MHz近辺の減衰率は向上し
た。しかし、高域の減衰率は向上しても、全体の特性に
おける相対的な減衰率は、それほど大きくはならない。
何故なら、出力抵抗102によって受信アンプ105に
加わる電圧は規定されているために、インピーダンスカ
ーブを変化させても、与える電圧を変化させない限り、
出力値は、さほど変わらないからである。
は、高域にシフトして、1MHz近辺の減衰率は向上し
た。しかし、高域の減衰率は向上しても、全体の特性に
おける相対的な減衰率は、それほど大きくはならない。
何故なら、出力抵抗102によって受信アンプ105に
加わる電圧は規定されているために、インピーダンスカ
ーブを変化させても、与える電圧を変化させない限り、
出力値は、さほど変わらないからである。
【0046】受信アンプ105の出力電圧を可変するに
は、出力抵抗102の値を可変するのが一番良い。ここ
で、出力抵抗102が、あまり低い値だと、相手方の信
号を受ける時に受信アンプ105に電圧を与えることが
できない。
は、出力抵抗102の値を可変するのが一番良い。ここ
で、出力抵抗102が、あまり低い値だと、相手方の信
号を受ける時に受信アンプ105に電圧を与えることが
できない。
【0047】又、あまり高い値だと、相手方に信号を送
信する時の伝送ロスが大きくなる。この値を設定するに
は、以下の式が用いられる。
信する時の伝送ロスが大きくなる。この値を設定するに
は、以下の式が用いられる。
【0048】Rout=1/2(100Ω/m2−r1−
r2/m2)、r1:トランスのドライバ側巻線抵抗、
r2:トランスのライン側巻線抵抗、m:トランスの巻
数比。
r2/m2)、r1:トランスのドライバ側巻線抵抗、
r2:トランスのライン側巻線抵抗、m:トランスの巻
数比。
【0049】この計算により、出力抵抗102は、25
Ω近辺にするのが良いことがわかった。さらに、前記バ
ランスネット回路の回路定数の改善を出力抵抗に加味さ
せると、送信側出力抵抗102は26Ωが良いとの結論
を得た。
Ω近辺にするのが良いことがわかった。さらに、前記バ
ランスネット回路の回路定数の改善を出力抵抗に加味さ
せると、送信側出力抵抗102は26Ωが良いとの結論
を得た。
【0050】以上の改善を施したバランスネット回路を
用いたエコーキャンセラー回路では、受信アンプ105
の入力値(+端子、−端子)、出力値は図7のようにな
る。
用いたエコーキャンセラー回路では、受信アンプ105
の入力値(+端子、−端子)、出力値は図7のようにな
る。
【0051】受信アンプ105の+端子、−端子に印加
される電圧は、500kHzから1MHzにかけて、ほ
ぼ等しくなる。このため、受信アンプ105から出力さ
れる値は、1MHz近辺にて最小となる。
される電圧は、500kHzから1MHzにかけて、ほ
ぼ等しくなる。このため、受信アンプ105から出力さ
れる値は、1MHz近辺にて最小となる。
【0052】上述した改善により、得られた本発明のエ
コーキャンセラーの測定結果とANSI規格のスペック
を比較すると表2のようになっている。
コーキャンセラーの測定結果とANSI規格のスペック
を比較すると表2のようになっている。
【0053】
【表2】
【0054】ADSL方式の通信システムは、高速デー
タ通信のため、周波数の高い部分のエコーキャンセラー
スペックが、−30dBと、かなり厳しくなっている
が、本発明によるエコーキャンセラー回路を使用すれ
ば、これを達成し、優れた減衰特性を持つデータ伝送シ
ステムを実現することが可能となる。
タ通信のため、周波数の高い部分のエコーキャンセラー
スペックが、−30dBと、かなり厳しくなっている
が、本発明によるエコーキャンセラー回路を使用すれ
ば、これを達成し、優れた減衰特性を持つデータ伝送シ
ステムを実現することが可能となる。
【0055】図8に、上記の結果のグラフを示す。図8
は、図3に示したANSIの規格を満足している。
は、図3に示したANSIの規格を満足している。
【0056】なお、本実施例の応用例として、低域のイ
ンピーダンスを大きく取るための追加バランスネット回
路の併用によって、更に伝送品質は向上する。但し、そ
の場合は、伝送路とのインピーダンスマッチングを充分
に考慮することが重要である。
ンピーダンスを大きく取るための追加バランスネット回
路の併用によって、更に伝送品質は向上する。但し、そ
の場合は、伝送路とのインピーダンスマッチングを充分
に考慮することが重要である。
【0057】以上、説明したように、本発明によるエコ
ーキャンセラーシステムによれば、回路構成や基板を現
状のままで、受信信号に送信信号が重畳されても受信信
号を損なうこと無く、受信信号と送信信号を区分けする
ことができるのである。又、家庭側でも同様で、送信信
号に受信信号が重畳されても送信信号を損なうこと無
く、送信信号と受信信号を区分けすることができるので
ある。
ーキャンセラーシステムによれば、回路構成や基板を現
状のままで、受信信号に送信信号が重畳されても受信信
号を損なうこと無く、受信信号と送信信号を区分けする
ことができるのである。又、家庭側でも同様で、送信信
号に受信信号が重畳されても送信信号を損なうこと無
く、送信信号と受信信号を区分けすることができるので
ある。
【0058】
【発明の効果】以上、本発明によれば、 汎用性に富ん
だエコーキャンセラー特性を持った、簡単な回路構成か
ら成る、良好な特性を持つエコーキャンセラーシステム
を提供できるものである。
だエコーキャンセラー特性を持った、簡単な回路構成か
ら成る、良好な特性を持つエコーキャンセラーシステム
を提供できるものである。
【図1】本発明の実施の形態によるエコーキャンセラー
システムのブロック図。
システムのブロック図。
【図2】本発明の実施の形態によるエコーキャンセラー
システムにおける送信側バランスネット回路を含む周辺
回路図。
システムにおける送信側バランスネット回路を含む周辺
回路図。
【図3】ANSIにて規定されているADSLシステム
におけるエコーキャンセラーのスペックを示す図。
におけるエコーキャンセラーのスペックを示す図。
【図4】現行システムにおけるエコーキャンセラー特性
を示す図。
を示す図。
【図5】計算式により求めた、受信側アンプの出力値を
可変した場合のエコーキャンセラーレベルを示す図。
可変した場合のエコーキャンセラーレベルを示す図。
【図6】現行エコーキャンセラーシステムにおける受信
アンプの入力端子及び出力端子の電圧値を示す図。
アンプの入力端子及び出力端子の電圧値を示す図。
【図7】改善したエコーキャンセラーシステムにおける
受信アンプの入力端子及び出力端子の電圧値を示す図。
受信アンプの入力端子及び出力端子の電圧値を示す図。
【図8】改善したエコーキャンセラーシステムにおける
エコーキャンセラー特性を示す図。
エコーキャンセラー特性を示す図。
1 第1の抵抗 2 第2の抵抗 3 第3の抵抗 4 コンデンサ 5 インダクタ 101 送信アンプ(A) 102 送信側出力抵抗(R4) 103 トランス(巻線比1:1.5) 104 送信側バランスネット回路 105 受信アンプ(A) 106 送信アンプ(B) 107 受信側出力抵抗(R5) 108 トランス(巻線比1:1) 109 受信側バランスネット回路 110 受信アンプ(B)
Claims (4)
- 【請求項1】 データを伝送に適した形態に処理して送
出する送信ユニットと、この送信ユニットから送出され
た信号を受信して、所定の処理によってANSIで規定
されるエコーキャンセラーレベルを実現する受信ユニッ
トとで構成されるデータ伝送送受信システムにおけるエ
コーキャンセラーシステムにおいて、前記送信ユニット
は、送信アンプと送信側出力抵抗と、巻線比が1対1の
トランスと、送信側バランスネット回路と受信アンプと
で構成され、前記受信ユニットは、送信アンプと受信側
出力抵抗と、巻線比が1対1.5のトランスと、受信側
バランスネット回路と受信アンプとで構成されていて、
周波数1MHzでの前記送信側受信アンプの出力が、A
NSIで規定される周波数1MHzのエコーキャンセラ
ーレベル以下に対応するように前記送信ユニット中の送
信側出力抵抗を設定したことを特徴とするエコーキャン
セラーシステム。 - 【請求項2】 データを伝送に適した形態に処理して送
出する送信ユニットと、この送信ユニットから送出され
た信号を受信して、所定の処理によって周波数1MHz
のエコーキャンセラーレベルが−30dB以下を実現す
る受信ユニットとで構成されるデータ伝送送受信システ
ムにおけるエコーキャンセラーシステムにおいて、前記
送信ユニットは、送信アンプと出力抵抗と、巻線比が1
対1のトランスと、送信側バランスネット回路と受信ア
ンプとで構成され、前記受信ユニットは、送信アンプと
出力抵抗と、巻線比が1対1.5のトランスと、受信側
バランスネット回路と受信アンプとで構成されていて、
前記送信ユニット中の送信側出力抵抗の値を、25Ωか
ら26Ωの範囲とすることを特徴とする請求項1記載の
エコーキャンセラーシステム。 - 【請求項3】 前記送信側バランスネット回路は、第1
の抵抗と、第2の抵抗と、第3の抵抗とコンデンサとの
並列回路と、インダクタとの直列回路にて構成されてい
て、前記直列回路の第1の抵抗側の端部は、前記送信側
出力抵抗と送信アンプ間のラインに接続され、インダク
タ側の端部は、アースに接続され、さらに、前記第1の
抵抗と第2の抵抗との接続点が、送信側ユニットの受信
アンプの入力端子に接続されていることを特徴とする請
求項2記載のエコーキャンセラーシステム。 - 【請求項4】 請求項2または3記載の送信側バランス
ネット回路において、第1の抵抗は抵抗値を554Ωか
ら566Ωの範囲とし、第2の抵抗は、抵抗値を584
Ωから596Ωの範囲とし、第3の抵抗は抵抗値を1
9.8kΩから20.2kΩの範囲とし、コンデンサは、
容量を2851PFから2909PFの範囲とし、イン
ダクタはインダクタンスを34.7μHから35.4μH
の範囲とすることを特徴とするエコーキャンセラーシス
テム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16524799A JP2000353988A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | エコーキャンセラーシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16524799A JP2000353988A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | エコーキャンセラーシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000353988A true JP2000353988A (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=15808683
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16524799A Pending JP2000353988A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | エコーキャンセラーシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000353988A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007502043A (ja) * | 2003-08-08 | 2007-02-01 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 単一の誘導性結合を介した単方向電力転送および双方向データ転送 |
-
1999
- 1999-06-11 JP JP16524799A patent/JP2000353988A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007502043A (ja) * | 2003-08-08 | 2007-02-01 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 単一の誘導性結合を介した単方向電力転送および双方向データ転送 |
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