JP2000354078A - 上りへの高速モデム通信 - Google Patents
上りへの高速モデム通信Info
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L25/00—Baseband systems
- H04L25/02—Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
- H04L25/03—Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
- H04L25/03006—Arrangements for removing intersymbol interference
- H04L25/03343—Arrangements at the transmitter end
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- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L25/00—Baseband systems
- H04L25/38—Synchronous or start-stop systems, e.g. for Baudot code
- H04L25/40—Transmitting circuits; Receiving circuits
- H04L25/49—Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems
- H04L25/4917—Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems using multilevel codes
- H04L25/4927—Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems using multilevel codes using levels matched to the quantisation levels of the channel
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- Analogue/Digital Conversion (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インタネットサービスプロバイダ(ISP)
へ、電話局内のコーデックを経て高速通信しうるクライ
アント側モデムを開示する。 【解決手段】 上りのISP10へ、電話局CO内のコ
ーデック2を経て高速通信しうるクライアント側モデム
20のビットマッピング機能22は、ディジタル信号
を、それぞれの記号がA/D変換器6のスライシングレ
ベルの数により定められる最大値よりも少ないビットを
有する前記記号にマップする。前置等化フィルタ機能2
6は、近似的逆チャネル応答フィルタを、マップトディ
ジタルデータに適用し、平均送信電力の最大値を考慮し
て、アナログ加入者ループにおける送信データ速度を最
大化する。この結果、コーデック2が受けるアナログ信
号は、量子化雑音が少なくなり、従って上りへのより高
いデータ速度のディジタル形式に変換される。送信スペ
クトル整形24は、上りへの速度をさらに増加させる。
へ、電話局内のコーデックを経て高速通信しうるクライ
アント側モデムを開示する。 【解決手段】 上りのISP10へ、電話局CO内のコ
ーデック2を経て高速通信しうるクライアント側モデム
20のビットマッピング機能22は、ディジタル信号
を、それぞれの記号がA/D変換器6のスライシングレ
ベルの数により定められる最大値よりも少ないビットを
有する前記記号にマップする。前置等化フィルタ機能2
6は、近似的逆チャネル応答フィルタを、マップトディ
ジタルデータに適用し、平均送信電力の最大値を考慮し
て、アナログ加入者ループにおける送信データ速度を最
大化する。この結果、コーデック2が受けるアナログ信
号は、量子化雑音が少なくなり、従って上りへのより高
いデータ速度のディジタル形式に変換される。送信スペ
クトル整形24は、上りへの速度をさらに増加させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気通信の分野に
関し、特に、クライアントモデムから電話局(tele
phone network central off
ice)への、従来のアナログ電話線を経ての、改善さ
れた上りへの通信に関する。
関し、特に、クライアントモデムから電話局(tele
phone network central off
ice)への、従来のアナログ電話線を経ての、改善さ
れた上りへの通信に関する。
【0002】
【従来の技術】ビジネスおよび消費者の双方による最近
のインタネット使用の爆発的増加により、パーソナルコ
ンピュータユーザとインタネットサービスプロバイダ
(IPS)との間の、例えば、米国における公衆電話交
換網(PSTN)のような従来の電話網を経てのダイア
ルアップモデム通信の使用が広く普及した。近年、撚り
対線(twisted−pair wires)により
大部分が実現されている現存の電話網を経て行われうる
通信のデータ速度を大幅に増加させる重要な進歩が行わ
れた。これらの重要な進歩はまた、そのような高データ
速度通信のために必要なコストと、通信サービスを提供
するコストとを、大幅に低下させた。
のインタネット使用の爆発的増加により、パーソナルコ
ンピュータユーザとインタネットサービスプロバイダ
(IPS)との間の、例えば、米国における公衆電話交
換網(PSTN)のような従来の電話網を経てのダイア
ルアップモデム通信の使用が広く普及した。近年、撚り
対線(twisted−pair wires)により
大部分が実現されている現存の電話網を経て行われうる
通信のデータ速度を大幅に増加させる重要な進歩が行わ
れた。これらの重要な進歩はまた、そのような高データ
速度通信のために必要なコストと、通信サービスを提供
するコストとを、大幅に低下させた。
【0003】これらの進歩はまた、大量の音声およびデ
ータトラヒックを搬送する電話網の能力をも改善した。
1つのそのような進歩は、一般に光ケーブル(fibe
r−optic cable)により行われる、さまざ
まな「電話局」間の電話網を経てのディジタル通信の出
現である。そのようなディジタル通信を実現する1つの
公知の技術は、ここで説明するように、電話局において
コーダ/デコーダ機能(「コーデック」)を用いる。
ータトラヒックを搬送する電話網の能力をも改善した。
1つのそのような進歩は、一般に光ケーブル(fibe
r−optic cable)により行われる、さまざ
まな「電話局」間の電話網を経てのディジタル通信の出
現である。そのようなディジタル通信を実現する1つの
公知の技術は、ここで説明するように、電話局において
コーダ/デコーダ機能(「コーデック」)を用いる。
【0004】図1は、従来の電話網を経ての、1対の電
話機Uの間の通信の簡単な例を示す。この例において
は、電話機U1およびU2は互いに遠隔の位置にあり、電
話機U 1は電話局CO1に関連し、電話機U2は電話局C
O2に関連している。本技術分野において公知のよう
に、「電話局(central office)」とい
う用語は、交換その他の電話網の管理機能を行う地域電
話会社の場所の呼称である。この従来の例における電話
機U1と電話機U2との間の通信は、U1、U2およびそれ
らそれぞれの電話局CO1、CO2の間のアナログ接続に
より行われ、電話機Uと電話局COとの間のアナログ通
信システムは、「加入者ループ」と呼ばれる。コーデッ
ク21、22は、電話局CO1、CO2のそれぞれの中に備
えられ、それらそれぞれの電話機U1、U2から受信した
アナログ信号を、PSTN4を経ての通信のためのディ
ジタル信号へ変換し、またその逆を行う。図1に示され
ているように、それぞれのコーデック2は、その関連の
電話機Uからのアナログ信号を、PSTN4を経て送ら
れるべきディジタル信号へ変換するアナログディジタル
変換器(A/D)を含み、逆に、それぞれのコーデック
2はまた、その関連のPSTN4から受信したディジタ
ル信号を、その関連の電話機Uへ伝達されるアナログ信
号へ変換するディジタルアナログ変換器(D/A)7を
も含む。PSTN4を経てのディジタル通信は、DS
0、SONET、などのような従来の規格により、光フ
ァイバ機構、または他の高速通信トランクにより行われ
うる。アナログ音声信号のディジタルビットストリーム
への変換の結果、PSTN4により搬送される電話トラ
ヒックの量は、極めて大きくなりうる。
話機Uの間の通信の簡単な例を示す。この例において
は、電話機U1およびU2は互いに遠隔の位置にあり、電
話機U 1は電話局CO1に関連し、電話機U2は電話局C
O2に関連している。本技術分野において公知のよう
に、「電話局(central office)」とい
う用語は、交換その他の電話網の管理機能を行う地域電
話会社の場所の呼称である。この従来の例における電話
機U1と電話機U2との間の通信は、U1、U2およびそれ
らそれぞれの電話局CO1、CO2の間のアナログ接続に
より行われ、電話機Uと電話局COとの間のアナログ通
信システムは、「加入者ループ」と呼ばれる。コーデッ
ク21、22は、電話局CO1、CO2のそれぞれの中に備
えられ、それらそれぞれの電話機U1、U2から受信した
アナログ信号を、PSTN4を経ての通信のためのディ
ジタル信号へ変換し、またその逆を行う。図1に示され
ているように、それぞれのコーデック2は、その関連の
電話機Uからのアナログ信号を、PSTN4を経て送ら
れるべきディジタル信号へ変換するアナログディジタル
変換器(A/D)を含み、逆に、それぞれのコーデック
2はまた、その関連のPSTN4から受信したディジタ
ル信号を、その関連の電話機Uへ伝達されるアナログ信
号へ変換するディジタルアナログ変換器(D/A)7を
も含む。PSTN4を経てのディジタル通信は、DS
0、SONET、などのような従来の規格により、光フ
ァイバ機構、または他の高速通信トランクにより行われ
うる。アナログ音声信号のディジタルビットストリーム
への変換の結果、PSTN4により搬送される電話トラ
ヒックの量は、極めて大きくなりうる。
【0005】コーデック2のそれぞれは、上述のように
A/D6を含む。従来の構成によれば、それぞれのA/
D6は、入来アナログ信号を、サンプリングによりディ
ジタル値のストリームへ変換する。一般に、A/D6の
サンプリング速度は8kHzである。A/D変換におい
て基本的なことは、アナログ信号のそれぞれのサンプル
が、その振幅に最も近い近似であるディジタル値に変換
されることである。現代の音声電話網においては、A/
D6により行われる変換は、一般にアナログ値からディ
ジタル値への線形マッピングではなく、μ規則推定(μ
−law estimation)に従い、それにより
比較的に正確なダイナミックレンジを有する快い音声信
号を発生する。いずれにせよ、A/D変換に必然的に存
在する近似から生じるエラーは、サンプリングされたア
ナログ信号の真の振幅と、そのディジタル近似と、の間
の差であり、そのようなエラーは、通常「量子化エラ
ー」と呼ばれる。量子化エラーの量、すなわち逆にいえ
ば変換の精度は、ディジタル値を表すために用いられる
ビットの数に直接依存する。音声通信のための現在の規
格は、それぞれのアナログサンプルの振幅が256個の
可能な値に割当てられるように、電話局における8ビッ
トのアナログディジタル変換を必要とする。そのような
ものとしての量子化エラーは、殊に高データ速度におい
て重要となりうる。
A/D6を含む。従来の構成によれば、それぞれのA/
D6は、入来アナログ信号を、サンプリングによりディ
ジタル値のストリームへ変換する。一般に、A/D6の
サンプリング速度は8kHzである。A/D変換におい
て基本的なことは、アナログ信号のそれぞれのサンプル
が、その振幅に最も近い近似であるディジタル値に変換
されることである。現代の音声電話網においては、A/
D6により行われる変換は、一般にアナログ値からディ
ジタル値への線形マッピングではなく、μ規則推定(μ
−law estimation)に従い、それにより
比較的に正確なダイナミックレンジを有する快い音声信
号を発生する。いずれにせよ、A/D変換に必然的に存
在する近似から生じるエラーは、サンプリングされたア
ナログ信号の真の振幅と、そのディジタル近似と、の間
の差であり、そのようなエラーは、通常「量子化エラ
ー」と呼ばれる。量子化エラーの量、すなわち逆にいえ
ば変換の精度は、ディジタル値を表すために用いられる
ビットの数に直接依存する。音声通信のための現在の規
格は、それぞれのアナログサンプルの振幅が256個の
可能な値に割当てられるように、電話局における8ビッ
トのアナログディジタル変換を必要とする。そのような
ものとしての量子化エラーは、殊に高データ速度におい
て重要となりうる。
【0006】上述のように、コンピュータ装置の間のモ
デム通信は、殊にビジネスおよび個人によるインタネッ
トの広範な使用により、今日広く一般に普及している。
本技術分野において基本的なことは、(「変調器/復調
器」の短縮形である)モデムは、データ通信が、音声通
信のために用いられる同じ電話網を経て容易に行われう
るように、コンピュータから電話網を経て伝達されるべ
き信号を、ディジタルビットストリームから音声帯域内
のアナログ信号へ(またその逆に)変換する装置である
ことである。図1は、例えば電話機U1が接続されてい
る同じ場所において電話網に接続された、モデムM1を
有する典型的な家庭用コンピュータC1を示す。図1に
示されているように、コンピュータC1とモデムM1との
間ではもちろんディジタル通信が行われるが、モデムM
1と電話局CO1との間の通信は、電話機U1と電話局C
O1との間の音声通信と同様にアナログ形式のものであ
る。ディジタルデータとして開始されるコンピュータC
1およびPSTN4からの通信は、そのようにしてモデ
ムM1によりアナログ信号へ変換され、また電話局CO1
においてA/D61によりディジタル形式へ変換し返さ
れる。
デム通信は、殊にビジネスおよび個人によるインタネッ
トの広範な使用により、今日広く一般に普及している。
本技術分野において基本的なことは、(「変調器/復調
器」の短縮形である)モデムは、データ通信が、音声通
信のために用いられる同じ電話網を経て容易に行われう
るように、コンピュータから電話網を経て伝達されるべ
き信号を、ディジタルビットストリームから音声帯域内
のアナログ信号へ(またその逆に)変換する装置である
ことである。図1は、例えば電話機U1が接続されてい
る同じ場所において電話網に接続された、モデムM1を
有する典型的な家庭用コンピュータC1を示す。図1に
示されているように、コンピュータC1とモデムM1との
間ではもちろんディジタル通信が行われるが、モデムM
1と電話局CO1との間の通信は、電話機U1と電話局C
O1との間の音声通信と同様にアナログ形式のものであ
る。ディジタルデータとして開始されるコンピュータC
1およびPSTN4からの通信は、そのようにしてモデ
ムM1によりアナログ信号へ変換され、また電話局CO1
においてA/D61によりディジタル形式へ変換し返さ
れる。
【0007】図1の構成において、コーデック21は必
然的に、コンピュータC1からPSTN4へのディジタ
ルデータの通信内へエラーを挿入する。このエラーは、
A/D61の量子化エラーに直接よるものである。A/
D61により行われる近似により、そのディジタル出力
は、アナログ領域への変換のためにコンピュータC1か
らモデムM1へ与えられる対応するディジタル値に必ず
しも一致しない。電話局のコーデックにおけるこの量子
化エラーの存在は、殊に米連邦通信委員会(FCC)規
則が電話通信の最大電力を制限することを考慮すると、
現在、モデムの通信が現代の電話網を経て行われうるデ
ータ速度の制限要因となっている。
然的に、コンピュータC1からPSTN4へのディジタ
ルデータの通信内へエラーを挿入する。このエラーは、
A/D61の量子化エラーに直接よるものである。A/
D61により行われる近似により、そのディジタル出力
は、アナログ領域への変換のためにコンピュータC1か
らモデムM1へ与えられる対応するディジタル値に必ず
しも一致しない。電話局のコーデックにおけるこの量子
化エラーの存在は、殊に米連邦通信委員会(FCC)規
則が電話通信の最大電力を制限することを考慮すると、
現在、モデムの通信が現代の電話網を経て行われうるデ
ータ速度の制限要因となっている。
【0008】さらなる背景として、33.6kbpsま
でのデータ速度でのモデム通信に対するV.34規格
は、送信モデムにおいてプレコーダを用いている。この
規格により用いられる変調は、直交振幅変調(QAM)
である。このプレコーダは、通信チャネルのために判定
帰還等化において得られる帰還係数を与えることを意図
するものであり、チャネルひずみを部分的に補償し、そ
のひずみの残部は受信モデムにおいて線形等化器により
補償される。
でのデータ速度でのモデム通信に対するV.34規格
は、送信モデムにおいてプレコーダを用いている。この
規格により用いられる変調は、直交振幅変調(QAM)
である。このプレコーダは、通信チャネルのために判定
帰還等化において得られる帰還係数を与えることを意図
するものであり、チャネルひずみを部分的に補償し、そ
のひずみの残部は受信モデムにおいて線形等化器により
補償される。
【0009】最近、大部分のモデム通信は、遠隔コンピ
ュータとインタネットサービスプロバイダ(ISP)と
の間のものであることが観察されている。この点に関
し、電話会社は、PSTNとISPとの間のディジタル
通信を、この通信が電話局を通して行われるか否かにか
かわらず行う。図2には、単一の遠隔コンピュータC1
のためのこの従来の構成の例が示されている。この例に
おいては、コンピュータC1は前述のようにモデムM1と
ディジタル形式で通信し、一方モデムM1は電話局CO1
とアナログ信号を用いて通信する。電話局CO1は、前
述のようにコーデック21を含み、A/D61はモデムM
1からのアナログ信号を、PSTN4を経ての通信のた
めのディジタル信号へ変換する。コーデック21はま
た、ディジタルトラヒックを、モデムM1へ伝達するた
めのアナログ信号へ変換するA/D71を含む。しか
し、図2に示されているように、ISP10は、(恐ら
くは、図2に示されていない電話局を経て)PSTN4
とディジタル形式で通信し、それゆえPSTN4からの
信号のアナログディジタル変換を必要としない。
ュータとインタネットサービスプロバイダ(ISP)と
の間のものであることが観察されている。この点に関
し、電話会社は、PSTNとISPとの間のディジタル
通信を、この通信が電話局を通して行われるか否かにか
かわらず行う。図2には、単一の遠隔コンピュータC1
のためのこの従来の構成の例が示されている。この例に
おいては、コンピュータC1は前述のようにモデムM1と
ディジタル形式で通信し、一方モデムM1は電話局CO1
とアナログ信号を用いて通信する。電話局CO1は、前
述のようにコーデック21を含み、A/D61はモデムM
1からのアナログ信号を、PSTN4を経ての通信のた
めのディジタル信号へ変換する。コーデック21はま
た、ディジタルトラヒックを、モデムM1へ伝達するた
めのアナログ信号へ変換するA/D71を含む。しか
し、図2に示されているように、ISP10は、(恐ら
くは、図2に示されていない電話局を経て)PSTN4
とディジタル形式で通信し、それゆえPSTN4からの
信号のアナログディジタル変換を必要としない。
【0010】図2の従来の構成において、ISP10か
らコンピュータC1へ伝達されるデータは、電話網を経
て伝達されるために、電話局のコーデックによりアナロ
グからディジタルへ変換されることはない。そのような
「下りへの」データのアナログからディジタルへの変換
はモデムM1におけるもののみである。しかし、この変
換は、電話局のコーデックが従うような音声通信規格
(例えば、8kHzのサンプリング速度、8ビットのμ
規則変換)には従わない。その結果、量子化エラーは、
これらの下りへの通信におけるデータ速度制限要因とは
ならない。これとは対照的に、コンピュータC1からI
SP10への上りへの通信は、電話局CO1のコーデッ
ク21内のA/D61により、アナログからディジタルへ
変換される。この変換は、上述のようにかなりの量子化
エラーを含みえて、これは、そのような上りへの通信の
最大データ速度を制限する。
らコンピュータC1へ伝達されるデータは、電話網を経
て伝達されるために、電話局のコーデックによりアナロ
グからディジタルへ変換されることはない。そのような
「下りへの」データのアナログからディジタルへの変換
はモデムM1におけるもののみである。しかし、この変
換は、電話局のコーデックが従うような音声通信規格
(例えば、8kHzのサンプリング速度、8ビットのμ
規則変換)には従わない。その結果、量子化エラーは、
これらの下りへの通信におけるデータ速度制限要因とは
ならない。これとは対照的に、コンピュータC1からI
SP10への上りへの通信は、電話局CO1のコーデッ
ク21内のA/D61により、アナログからディジタルへ
変換される。この変換は、上述のようにかなりの量子化
エラーを含みえて、これは、そのような上りへの通信の
最大データ速度を制限する。
【0011】最近のモデム通信規格は、上りおよび下り
へのモデム通信の間の差を認識している。現在のV9.
0勧告によれば、下りへ(ISPからクライアントへ)
の通信は、いまではディジタル信号のパルス符号変調
(PCM)を用い、56kbpsほどの高さまでのデー
タ速度で、従来の電話網配線を経て行われうる。しか
し、電話局のA/D変換により生じる、上りへ(クライ
アントからISPへ)の経路における量子化雑音は、現
在、上りへのデータ速度を33.6kbpsに制限して
いる。
へのモデム通信の間の差を認識している。現在のV9.
0勧告によれば、下りへ(ISPからクライアントへ)
の通信は、いまではディジタル信号のパルス符号変調
(PCM)を用い、56kbpsほどの高さまでのデー
タ速度で、従来の電話網配線を経て行われうる。しか
し、電話局のA/D変換により生じる、上りへ(クライ
アントからISPへ)の経路における量子化雑音は、現
在、上りへのデータ速度を33.6kbpsに制限して
いる。
【0012】さらなる背景として、米国特許第5,52
8,625号は、電話局コーデックのA/D変換からの
量子化雑音の効果を制限し、それによって、より高いデ
ータ速度の上りへの通信を可能にする技術を説明してい
る。そこに注意されているように、量子化ひずみ、また
は量子化雑音の効果は、μ規則の量子化レベル自体を、
モデムにおける多重通信脚(multiple com
munications legs)のそれぞれのディ
ジタルチャネルシンボル「アルファベット」として用い
ることにより減少せしめられうる。通信脚のそれぞれ
は、加入者ループの応答を前置補償するために別個に等
化される。その結果、モデムにより行われるディジタル
アナログ変調は、チャネルひずみを前置補償された、電
話局コーデック内のA/D変換器のμ規則量子化レベル
に効果的に存在するアナログ信号を発生する。
8,625号は、電話局コーデックのA/D変換からの
量子化雑音の効果を制限し、それによって、より高いデ
ータ速度の上りへの通信を可能にする技術を説明してい
る。そこに注意されているように、量子化ひずみ、また
は量子化雑音の効果は、μ規則の量子化レベル自体を、
モデムにおける多重通信脚(multiple com
munications legs)のそれぞれのディ
ジタルチャネルシンボル「アルファベット」として用い
ることにより減少せしめられうる。通信脚のそれぞれ
は、加入者ループの応答を前置補償するために別個に等
化される。その結果、モデムにより行われるディジタル
アナログ変調は、チャネルひずみを前置補償された、電
話局コーデック内のA/D変換器のμ規則量子化レベル
に効果的に存在するアナログ信号を発生する。
【0013】モデム通信におけるもう1つの問題は、従
来のコーデック内の帯域フィルタの、最適より小さい帯
域幅である。従来のコーデック内のA/D変換器は、8
kHzでサンプリングするが、加入者ループは一般にコ
ーデックの帯域フィルタにより、周波数応答を用いうる
帯域を約3.3kHzの範囲に制限される。このため、
(量子化エラーがないと仮定しての)実効最大記号速度
は、約6kHzに減少せしめられ、これは、8ビットエ
ンコーディングにおけるデータ速度を、48kbpsに
制限する。
来のコーデック内の帯域フィルタの、最適より小さい帯
域幅である。従来のコーデック内のA/D変換器は、8
kHzでサンプリングするが、加入者ループは一般にコ
ーデックの帯域フィルタにより、周波数応答を用いうる
帯域を約3.3kHzの範囲に制限される。このため、
(量子化エラーがないと仮定しての)実効最大記号速度
は、約6kHzに減少せしめられ、これは、8ビットエ
ンコーディングにおけるデータ速度を、48kbpsに
制限する。
【0014】上述の米国特許第5,528,625号
は、量子化雑音を消去するための、多重送信脚のそれぞ
れの分離等化を説明している。要するに、多重送信およ
び受信フィルタが定められ、そのようなチャネルの数
は、8記号フレームにより送信されるべき有効な独立し
たパルス符号変調(PCM)記号の数に対応する。加入
者ループの帯域制限から生じる制限により、8つの記号
のたかだか6つが有効データを搬送し、従って、6つの
送信および受信フィルタが定められる。このアプローチ
は、従来のモデムのデータ速度の改善において価値を有
するように見えるが、その実施は比較的に複雑であり、
従ってきわめて多くの経費を要するものと思われる。
は、量子化雑音を消去するための、多重送信脚のそれぞ
れの分離等化を説明している。要するに、多重送信およ
び受信フィルタが定められ、そのようなチャネルの数
は、8記号フレームにより送信されるべき有効な独立し
たパルス符号変調(PCM)記号の数に対応する。加入
者ループの帯域制限から生じる制限により、8つの記号
のたかだか6つが有効データを搬送し、従って、6つの
送信および受信フィルタが定められる。このアプローチ
は、従来のモデムのデータ速度の改善において価値を有
するように見えるが、その実施は比較的に複雑であり、
従ってきわめて多くの経費を要するものと思われる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、改
善されたデータ速度の上りへの通信を行うモデムおよび
その動作方法を提供することを目的とする。本発明のも
う1つの目的は、従来の撚り対電話網によりそのような
改善されたデータ速度を実現しうる、そのようなモデム
および方法を提供することである。
善されたデータ速度の上りへの通信を行うモデムおよび
その動作方法を提供することを目的とする。本発明のも
う1つの目的は、従来の撚り対電話網によりそのような
改善されたデータ速度を実現しうる、そのようなモデム
および方法を提供することである。
【0016】本発明のもう1つの目的は、比較的に低い
コストで実現されうる、そのようなモデムおよび方法を
提供することである。本発明のもう1つの目的は、計算
的に効率的に実現されうる、そのようなモデムおよび方
法を提供することである。
コストで実現されうる、そのようなモデムおよび方法を
提供することである。本発明のもう1つの目的は、計算
的に効率的に実現されうる、そのようなモデムおよび方
法を提供することである。
【0017】本発明のさらにもう1つの目的は、既存の
通信規格に必要とされる変更が最小である、そのような
モデムおよび方法を提供することである。本発明の他の
目的および利点は、当業者にとっては、以下の記述を図
面と共に参照することにより明らかとなろう。
通信規格に必要とされる変更が最小である、そのような
モデムおよび方法を提供することである。本発明の他の
目的および利点は、当業者にとっては、以下の記述を図
面と共に参照することにより明らかとなろう。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、クライアント
側のモデムによるデータの送信における前置等化器の配
置により実行される。接続プロトコルの一部として、ク
ライアントモデムは、訓練シーケンスを送信し、それは
電話局のディジタルモデムにより受信される。そのディ
ジタルモデムは、好ましくは、最大平均音声帯域電力限
度を考慮するエラー最小化により、訓練シーケンスへの
チャネル効果に基づいて、前置等化器の係数を決定す
る。これらの係数はクライアントモデムへ送られ、この
モデムはそれらの係数を、ディジタル前置等化器のフィ
ルタ機能に挿入する。
側のモデムによるデータの送信における前置等化器の配
置により実行される。接続プロトコルの一部として、ク
ライアントモデムは、訓練シーケンスを送信し、それは
電話局のディジタルモデムにより受信される。そのディ
ジタルモデムは、好ましくは、最大平均音声帯域電力限
度を考慮するエラー最小化により、訓練シーケンスへの
チャネル効果に基づいて、前置等化器の係数を決定す
る。これらの係数はクライアントモデムへ送られ、この
モデムはそれらの係数を、ディジタル前置等化器のフィ
ルタ機能に挿入する。
【0019】
【発明の実施の形態】ここで図3を参照しつつ、本発明
の実施例によるモデム20の構成を、例により説明す
る。以下の説明から明らかになるように、本発明は、さ
まざまな構成のモデム、特にディジタル信号の処理のた
めのディジタル信号プロセッサ(DSP)のようなプロ
グラム可能な論理装置を用いるモデムとして具体化され
うる。それゆえ、本明細書を参照する当業者が、本発明
を、特定のアプリケーションのための特定の環境および
設計パラメータに基づいて、さまざまな構成のモデム回
路内に容易に具体化しうるように考慮される。従って、
図3に示され、かつ以下に説明されているモデム20の
構成は、例としてのみ提示されるものであるように考慮
されている。この点に関し、図3のモデム20内のさま
ざまな集積回路間の境界は代表的なものであり、もっと
多い、またはもっと少ない機能が、図3に示されている
集積回路の1つまたはそれ以上の中に含まれうることを
理解すべきである。
の実施例によるモデム20の構成を、例により説明す
る。以下の説明から明らかになるように、本発明は、さ
まざまな構成のモデム、特にディジタル信号の処理のた
めのディジタル信号プロセッサ(DSP)のようなプロ
グラム可能な論理装置を用いるモデムとして具体化され
うる。それゆえ、本明細書を参照する当業者が、本発明
を、特定のアプリケーションのための特定の環境および
設計パラメータに基づいて、さまざまな構成のモデム回
路内に容易に具体化しうるように考慮される。従って、
図3に示され、かつ以下に説明されているモデム20の
構成は、例としてのみ提示されるものであるように考慮
されている。この点に関し、図3のモデム20内のさま
ざまな集積回路間の境界は代表的なものであり、もっと
多い、またはもっと少ない機能が、図3に示されている
集積回路の1つまたはそれ以上の中に含まれうることを
理解すべきである。
【0020】図3のモデム20は、少なくとも国際電気
通信連合(ITU−T)により公布されたV.90勧告
のような、高速動作が可能であるように考慮される。こ
の点に関し、モデム20の一般的構成は、モデム20を
ホストコンピュータCのバスまたは直列ポートに対して
インタフェースする専用集積回路(ASIC)として典
型的に実現される、入出力インタフェース回路12を含
む。
通信連合(ITU−T)により公布されたV.90勧告
のような、高速動作が可能であるように考慮される。こ
の点に関し、モデム20の一般的構成は、モデム20を
ホストコンピュータCのバスまたは直列ポートに対して
インタフェースする専用集積回路(ASIC)として典
型的に実現される、入出力インタフェース回路12を含
む。
【0021】入出力インタフェース回路12は、ディジ
タル信号プロセッサ(DSP)集積回路14と双方向通
信を行う。DSP14は、テキサスインスツルメンツ社
から入手できるTMS320C6xディジタル信号プロ
セッサファミリーを例とする、比較的高い計算能力のも
のとする。DSP14は、読取り専用メモリ(ROM)
17内に記憶され、そこから検索されうるプログラム命
令の制御のもと、以下に説明するように、高速フーリエ
変換(FFT)および逆FFT、ディジタルフィルタ、
プレエンファシス機能、のようなディジタル信号処理機
能、および他の信号処理動作を行う。スタティックラン
ダムアクセスメモリ(RAM)15もまたDSP14に
接続され、データテーブル、タイムクリティカルプログ
ラムコード、などを記憶する。さらに、DSP14自体
も、好ましくは、DSP14の信号処理機能において用
いられる中間データおよび中間結果の一時記憶用のある
量の読書きメモリを含む。DSP14は同期装置であ
り、図3に示されているように、外部水晶発振器に基づ
くクロック回路に従って動作する。
タル信号プロセッサ(DSP)集積回路14と双方向通
信を行う。DSP14は、テキサスインスツルメンツ社
から入手できるTMS320C6xディジタル信号プロ
セッサファミリーを例とする、比較的高い計算能力のも
のとする。DSP14は、読取り専用メモリ(ROM)
17内に記憶され、そこから検索されうるプログラム命
令の制御のもと、以下に説明するように、高速フーリエ
変換(FFT)および逆FFT、ディジタルフィルタ、
プレエンファシス機能、のようなディジタル信号処理機
能、および他の信号処理動作を行う。スタティックラン
ダムアクセスメモリ(RAM)15もまたDSP14に
接続され、データテーブル、タイムクリティカルプログ
ラムコード、などを記憶する。さらに、DSP14自体
も、好ましくは、DSP14の信号処理機能において用
いられる中間データおよび中間結果の一時記憶用のある
量の読書きメモリを含む。DSP14は同期装置であ
り、図3に示されているように、外部水晶発振器に基づ
くクロック回路に従って動作する。
【0022】DSP14は、アナログフロントエンド
(AFE)装置16と、またデータアクセス装置(da
te access arrangement:DA
A)回路18と、通信する。AFE16は、混合信号
(すなわち、ディジタル動作およびアナログ動作の双方
を含む)集積回路であり、送信および受信のインタフェ
ース機能の双方のための、高電圧に係わるもの以外のデ
ータ通信に必要な全てのループインタフェース成分を提
供する。これらの機能には、ある量のフィルタリング、
エンコーディング、およびデコーディング、などが含ま
れる。AFE16の出力はスピーカポートSに結合し、
またその入力はマイクロホンポートMに結合し、マルチ
メディアモデム機能において用いられるオーディオ信号
を駆動し、また受取る。さらに、AFE16は、地域電
話線に対してモデム20を双方向的にインタフェースす
る責任を有する集積回路であるDAA18に双方向的に
接続されている。DAA18は、保護部品、呼び出し音
検出、および地域電話線へのデータを駆動し、かつ地域
電話線からのデータを受取るための高速線路駆動器、受
信機を完全二重化様式で含む。DAA18は、地域電話
線とAFE16との間の双方向への通信を行う。さら
に、DAA18は、呼び出し信号をDSP14へ供給
し、またDSP14を経てホストコンピュータの制御下
にあるモデム20により地域電話線上へ供給されるべ
き、フックおよび音声の状態に関連するDSP14から
のリレー制御信号を受ける。
(AFE)装置16と、またデータアクセス装置(da
te access arrangement:DA
A)回路18と、通信する。AFE16は、混合信号
(すなわち、ディジタル動作およびアナログ動作の双方
を含む)集積回路であり、送信および受信のインタフェ
ース機能の双方のための、高電圧に係わるもの以外のデ
ータ通信に必要な全てのループインタフェース成分を提
供する。これらの機能には、ある量のフィルタリング、
エンコーディング、およびデコーディング、などが含ま
れる。AFE16の出力はスピーカポートSに結合し、
またその入力はマイクロホンポートMに結合し、マルチ
メディアモデム機能において用いられるオーディオ信号
を駆動し、また受取る。さらに、AFE16は、地域電
話線に対してモデム20を双方向的にインタフェースす
る責任を有する集積回路であるDAA18に双方向的に
接続されている。DAA18は、保護部品、呼び出し音
検出、および地域電話線へのデータを駆動し、かつ地域
電話線からのデータを受取るための高速線路駆動器、受
信機を完全二重化様式で含む。DAA18は、地域電話
線とAFE16との間の双方向への通信を行う。さら
に、DAA18は、呼び出し信号をDSP14へ供給
し、またDSP14を経てホストコンピュータの制御下
にあるモデム20により地域電話線上へ供給されるべ
き、フックおよび音声の状態に関連するDSP14から
のリレー制御信号を受ける。
【0023】本発明の実施例によれば、DSP14は、
ホストコンピュータCから地域電話線へデータの上りへ
の高速通信を行うために、特に、公衆電話交換網(PS
TN)内の、モデム20に関連する電話局とディジタル
通信を行うインタネットサービスプロバイダへの、その
ような上りへの通信の送信において、ROM17内に記
憶されているプログラム命令を実行することにより、あ
る機能を行う。本発明の実施例により用いられるこれら
の機能を以下に説明する。
ホストコンピュータCから地域電話線へデータの上りへ
の高速通信を行うために、特に、公衆電話交換網(PS
TN)内の、モデム20に関連する電話局とディジタル
通信を行うインタネットサービスプロバイダへの、その
ような上りへの通信の送信において、ROM17内に記
憶されているプログラム命令を実行することにより、あ
る機能を行う。本発明の実施例により用いられるこれら
の機能を以下に説明する。
【0024】ここで図4を参照しつつ、本発明の実施例
による通常の上りへの通信において、関連する電話局C
Oのコーデック2と、インタネットサービスプロバイダ
(ISP)10のディジタルモデム10’とに組合わさ
れた、モデム20により行われるある機能上の動作を説
明する。図4に示されているように、モデム20は、ア
ナログ加入者ループASLを経て電話局COのコーデッ
ク2と通信し、コーデック2は、ディジタルトランクD
Tを経てISP10のディジタルモデム10’と通信す
る。
による通常の上りへの通信において、関連する電話局C
Oのコーデック2と、インタネットサービスプロバイダ
(ISP)10のディジタルモデム10’とに組合わさ
れた、モデム20により行われるある機能上の動作を説
明する。図4に示されているように、モデム20は、ア
ナログ加入者ループASLを経て電話局COのコーデッ
ク2と通信し、コーデック2は、ディジタルトランクD
Tを経てISP10のディジタルモデム10’と通信す
る。
【0025】図4の状態においては、モデム20および
ディジタルモデム10’の訓練は、以下に説明されるよ
うにして既に行われている。この簡単な説明は、本発明
の実施例による訓練プロセスの目的の理解を読者に与え
るために、ここに提示される。さらに、特にモデム20
に関して図4に示されている機能は、必ずしも特定の集
積回路に割当てられず、代わりに、それらそれぞれの装
置により行われる機能に関連している。しかし、ディジ
タル信号に適用されるモデム20のそれらの機能は、図
3に示されているモデム20のDSP14により実行さ
れるように考慮されている。
ディジタルモデム10’の訓練は、以下に説明されるよ
うにして既に行われている。この簡単な説明は、本発明
の実施例による訓練プロセスの目的の理解を読者に与え
るために、ここに提示される。さらに、特にモデム20
に関して図4に示されている機能は、必ずしも特定の集
積回路に割当てられず、代わりに、それらそれぞれの装
置により行われる機能に関連している。しかし、ディジ
タル信号に適用されるモデム20のそれらの機能は、図
3に示されているモデム20のDSP14により実行さ
れるように考慮されている。
【0026】図4に示されているように、モデム20
は、一般にホストコンピュータCからの入力ビットスト
リームを受け、このビットストリームは、現在のモデム
接続を経、関連する電話局COを経て、ISP10へ伝
達される。モデム20内においては、まずビットマッピ
ング機能22が(DSP14により)適用され、入力ビ
ットストリームのそれぞれのシンボルが、パルス符号変
調(PCM)の信号配置(constellatio
n)内へマッピングされる。本技術分野において公知の
ように、PCM信号は、アナログレベルのそれぞれが、
指定された数のディジタルワードの1つに対応する、前
記アナログレベルのシーケンスに対応する。例えば、8
ビット信号のPCM変調は、256個の可能なレベルを
有するアナログ信号を生じ、それぞれのレベルは、8ビ
ットワードの256個の可能な値の1つに対応する。本
発明の実施例によれば、使用可能なアナログ信号レベル
は、電話局のラインカード上のコーデックにおいて行わ
れるアナログディジタル変換のスライシングレベルに対
応するように選択される。ビットマッピング機能22
は、このようにして、入来ディジタルデータを、コーデ
ックにおけるA/D変換のアナログスライシングレベル
に正確に対応する値を有するディジタルワードにマッピ
ングする。
は、一般にホストコンピュータCからの入力ビットスト
リームを受け、このビットストリームは、現在のモデム
接続を経、関連する電話局COを経て、ISP10へ伝
達される。モデム20内においては、まずビットマッピ
ング機能22が(DSP14により)適用され、入力ビ
ットストリームのそれぞれのシンボルが、パルス符号変
調(PCM)の信号配置(constellatio
n)内へマッピングされる。本技術分野において公知の
ように、PCM信号は、アナログレベルのそれぞれが、
指定された数のディジタルワードの1つに対応する、前
記アナログレベルのシーケンスに対応する。例えば、8
ビット信号のPCM変調は、256個の可能なレベルを
有するアナログ信号を生じ、それぞれのレベルは、8ビ
ットワードの256個の可能な値の1つに対応する。本
発明の実施例によれば、使用可能なアナログ信号レベル
は、電話局のラインカード上のコーデックにおいて行わ
れるアナログディジタル変換のスライシングレベルに対
応するように選択される。ビットマッピング機能22
は、このようにして、入来ディジタルデータを、コーデ
ックにおけるA/D変換のアナログスライシングレベル
に正確に対応する値を有するディジタルワードにマッピ
ングする。
【0027】以下にさらに詳述されるように、ビットマ
ッピング機能22により用いられる実際の信号配置(コ
ンスタレーション)は、アナログ加入者ループの応答
(すなわち、雑音レベルおよびチャネルひずみ)と、モ
デム20とISP10との間のディジタルトランクDT
内におけるディジタル損傷とに基づき、規制が許容する
最大音声帯域電力を考慮して定められる。ビットマッピ
ング機能22により行われるビットマッピングは、この
ようにして、送信のそれぞれのシンボルにより搬送され
うるビットの数を効果的に決定する。例えば、もしチャ
ネルが極度の雑音を有するならば、それぞれのシンボル
は、比較的少数のビットに対応し(すなわち、A/Dに
おけるスライシングレベル間に大きいギャップを用
い)、逆に、比較的クリーンなチャネルは、7ビット毎
シンボルほどの多さまで許容する。8ビットPCMの場
合に、ビットマッピング機能22により8ビット毎シン
ボルより少ないビットがマッピングされる時は、256
個の可能なレベルの部分集合のみが用いられる。シンボ
ル当りのビットの数は、このようにして、PCM送信に
おいて用いられるアナログレベルの数を決定する。例え
ば、もし8ビットPCMスキームにおいて、それぞれの
シンボルのために6ビットのみが送信されるべきであれ
ば、選択される信号配置は、256個の可能なレベルか
らの、26すなわち64個のレベルのみのアナログレベ
ルを与える。ビットマッピング機能22は、入力ビット
ストリームの、アナログレベルの所望の信号配置へのこ
のマッピングを行う。
ッピング機能22により用いられる実際の信号配置(コ
ンスタレーション)は、アナログ加入者ループの応答
(すなわち、雑音レベルおよびチャネルひずみ)と、モ
デム20とISP10との間のディジタルトランクDT
内におけるディジタル損傷とに基づき、規制が許容する
最大音声帯域電力を考慮して定められる。ビットマッピ
ング機能22により行われるビットマッピングは、この
ようにして、送信のそれぞれのシンボルにより搬送され
うるビットの数を効果的に決定する。例えば、もしチャ
ネルが極度の雑音を有するならば、それぞれのシンボル
は、比較的少数のビットに対応し(すなわち、A/Dに
おけるスライシングレベル間に大きいギャップを用
い)、逆に、比較的クリーンなチャネルは、7ビット毎
シンボルほどの多さまで許容する。8ビットPCMの場
合に、ビットマッピング機能22により8ビット毎シン
ボルより少ないビットがマッピングされる時は、256
個の可能なレベルの部分集合のみが用いられる。シンボ
ル当りのビットの数は、このようにして、PCM送信に
おいて用いられるアナログレベルの数を決定する。例え
ば、もし8ビットPCMスキームにおいて、それぞれの
シンボルのために6ビットのみが送信されるべきであれ
ば、選択される信号配置は、256個の可能なレベルか
らの、26すなわち64個のレベルのみのアナログレベ
ルを与える。ビットマッピング機能22は、入力ビット
ストリームの、アナログレベルの所望の信号配置へのこ
のマッピングを行う。
【0028】モデム20は、ビットマッピング機能22
に続いて、次にスペクトル整形機能24を、マッピング
した(mapped)ディジタルビットストリームへ適
用する。本技術分野において公知のように、モデム20
のようなモデムと、電話局と、これらの間のアナログ加
入者ループASLと、を含む通信チャネルの応答は、理
想的なものではない。図5aには、加入者ループの応答
と、送信および受信のフィルタの応答と、を含むそのよ
うな通信チャネルの典型的なインパルス応答が示されて
いる。図5bは、このチャネルの対応する周波数応答を
示す。スペクトル整形は、ディジタルフィルタ技術に関
連し、それによれば、送信信号は、適切な平均電力指定
内に留まりつつ、チャネル応答に応じて、送信データ速
度を最大化するように整形される。図5cは、周波数領
域内における、典型的なスペクトル整形フィルタの例を
示す。スペクトル整形の技術は、ITUのV.90勧告
により下りへのPCM通信に対し適用されるものとし
て、本技術分野において公知である。本発明の実施例に
よれば、スペクトル整形機能24は、ITUの勧告V.
90により指定された畳み込みスペクトル整形(con
volutionalspectral shapin
g:CSS)を、この動作に対応するディジタル処理プ
ログラムルーチンを実行するDSP14により適用す
る。所望に応じて、他のもっと強力なスペクトル整形技
術を、スペクトル整形機能24において適用することも
考えられる。
に続いて、次にスペクトル整形機能24を、マッピング
した(mapped)ディジタルビットストリームへ適
用する。本技術分野において公知のように、モデム20
のようなモデムと、電話局と、これらの間のアナログ加
入者ループASLと、を含む通信チャネルの応答は、理
想的なものではない。図5aには、加入者ループの応答
と、送信および受信のフィルタの応答と、を含むそのよ
うな通信チャネルの典型的なインパルス応答が示されて
いる。図5bは、このチャネルの対応する周波数応答を
示す。スペクトル整形は、ディジタルフィルタ技術に関
連し、それによれば、送信信号は、適切な平均電力指定
内に留まりつつ、チャネル応答に応じて、送信データ速
度を最大化するように整形される。図5cは、周波数領
域内における、典型的なスペクトル整形フィルタの例を
示す。スペクトル整形の技術は、ITUのV.90勧告
により下りへのPCM通信に対し適用されるものとし
て、本技術分野において公知である。本発明の実施例に
よれば、スペクトル整形機能24は、ITUの勧告V.
90により指定された畳み込みスペクトル整形(con
volutionalspectral shapin
g:CSS)を、この動作に対応するディジタル処理プ
ログラムルーチンを実行するDSP14により適用す
る。所望に応じて、他のもっと強力なスペクトル整形技
術を、スペクトル整形機能24において適用することも
考えられる。
【0029】図4を再び参照すると、機能24のスペク
トル整形を受けた出力は、次に、前置等化フィルタ機能
26により処理される。前置等化フィルタ機能26は、
モデム20内のDSP14により行われるディジタルフ
ィルタ動作である。以下に説明される本発明の実施例に
おいては、線形前置等化フィルタ機能26の係数を発生
するための手順が説明される。あるいは、前置等化フィ
ルタ機能26は、無限インパルス応答(IIR)フィル
タとして実現することもでき、その場合は、係数を、デ
ィジタルモデム10’における判定帰還形等化器を訓練
することにより決定しうる。IIRの構成は、一般に実
現が容易で、かつ線形の構成よりも改善された動作速度
を与えるように考慮されている。いずれの場合において
も、訓練のための同じ一般的手順が一般に適用される。
前置等化フィルタ機能26の係数は、加入者ループの通
信チャネルの分散を補償するように選択される。そのわ
けは、そのようなチャネル分散は、関連する電話局のコ
ーデック2内のA/D6のスライシングレベルに対する
ディジタル配置(constellation)の対応
に影響するからである。以下に説明するように、これら
の係数は、モデム20およびディジタルモデム10’の
訓練において、アナログ加入者ループに対し米連邦通信
委員会が課している国内電力規制を考慮して定められ
る。
トル整形を受けた出力は、次に、前置等化フィルタ機能
26により処理される。前置等化フィルタ機能26は、
モデム20内のDSP14により行われるディジタルフ
ィルタ動作である。以下に説明される本発明の実施例に
おいては、線形前置等化フィルタ機能26の係数を発生
するための手順が説明される。あるいは、前置等化フィ
ルタ機能26は、無限インパルス応答(IIR)フィル
タとして実現することもでき、その場合は、係数を、デ
ィジタルモデム10’における判定帰還形等化器を訓練
することにより決定しうる。IIRの構成は、一般に実
現が容易で、かつ線形の構成よりも改善された動作速度
を与えるように考慮されている。いずれの場合において
も、訓練のための同じ一般的手順が一般に適用される。
前置等化フィルタ機能26の係数は、加入者ループの通
信チャネルの分散を補償するように選択される。そのわ
けは、そのようなチャネル分散は、関連する電話局のコ
ーデック2内のA/D6のスライシングレベルに対する
ディジタル配置(constellation)の対応
に影響するからである。以下に説明するように、これら
の係数は、モデム20およびディジタルモデム10’の
訓練において、アナログ加入者ループに対し米連邦通信
委員会が課している国内電力規制を考慮して定められ
る。
【0030】ここで、図6aを参照しつつ、本発明の動
作の理論を詳述する。図6aは、スペクトル整形機能2
4からの、スペクトル整形されビットマップトシンボル
xiを受ける、前置等化器機能26を示す。前置等化器
機能26は、シンボルxiに対し線形関数cを適用し、
前置等化された記号シーケンスziを発生させるものと
して考えられ、このシーケンスは、(加入者ループAS
Lに加えて、任意のアナログ送信および受信フィルタを
含む)通信チャネルASLへ印加される。チャネルAS
Lは、ディジタルフィルタfとしてモデル化される。雑
音niが加わったチャネルASLの出力は
作の理論を詳述する。図6aは、スペクトル整形機能2
4からの、スペクトル整形されビットマップトシンボル
xiを受ける、前置等化器機能26を示す。前置等化器
機能26は、シンボルxiに対し線形関数cを適用し、
前置等化された記号シーケンスziを発生させるものと
して考えられ、このシーケンスは、(加入者ループAS
Lに加えて、任意のアナログ送信および受信フィルタを
含む)通信チャネルASLへ印加される。チャネルAS
Lは、ディジタルフィルタfとしてモデル化される。雑
音niが加わったチャネルASLの出力は
【外1】 となり、これはコーデック2内のA/D6により受取ら
れる。このようにして、前置等化器機能26の目的は、
出力信号
れる。このようにして、前置等化器機能26の目的は、
出力信号
【外2】 が、スペクトル整形を受けた記号xiの入力に極めて似
ているように線形関数cを適用することである。もしこ
れが実現されれば、信号
ているように線形関数cを適用することである。もしこ
れが実現されれば、信号
【外3】 により表されるアナログレベルは、A/D6のスライシ
ングレベルに極めてよく一致し、量子化雑音を最小化
し、従って、高いデータ速度の上りへの通信を可能にす
る。前置等化器機能26の線形関数cが次のベクトルに
対応するものとする。
ングレベルに極めてよく一致し、量子化雑音を最小化
し、従って、高いデータ速度の上りへの通信を可能にす
る。前置等化器機能26の線形関数cが次のベクトルに
対応するものとする。
【0031】
【数1】 すると、前置等化器機能26の出力における出力系列z
iは、次のように表される。
iは、次のように表される。
【0032】
【数2】 この表記法によれば、チャネルASLにおいて実現され
るフィルタ機能fは、次のように表される。
るフィルタ機能fは、次のように表される。
【0033】
【数3】
【0034】本発明の実施例によれば、前置等化機能2
6の線形フィルタcにおける係数c iは、入力ビットス
トリームxiと、電話局のA/D6に印加される出力信
号
6の線形フィルタcにおける係数c iは、入力ビットス
トリームxiと、電話局のA/D6に印加される出力信
号
【外4】 と、の間の平均2乗エラーを最小化するように選択され
るべきである。さらに、チャネルASLを経て送信され
る信号ziの平均電力は、指定された最大平均送信電力
ETより低く維持されるべきである。本発明の実施例に
よれば、入力電力
るべきである。さらに、チャネルASLを経て送信され
る信号ziの平均電力は、指定された最大平均送信電力
ETより低く維持されるべきである。本発明の実施例に
よれば、入力電力
【外5】 は、最初に固定値
【外6】 にセットされ、後にこの電力値
【外7】 は、固定パフォーマンスレベル(またはビット誤り率)
に従い、送信データ速度を最大化するために変化せしめ
られる。この最小化は、本発明の実施例によれば、次の
式によるラグランジュ乗数の方法を用いて行われる。
に従い、送信データ速度を最大化するために変化せしめ
られる。この最小化は、本発明の実施例によれば、次の
式によるラグランジュ乗数の方法を用いて行われる。
【0035】
【数4】
【0036】この式は、和の第1項の送信信号と入力信
号とのエラーと、第2項の最大平均電力限度と、の最小
化を取り入れている。この式の最小化は、定数項をマト
リックス形式に書き換えることにより、また、チャネル
係数fiに関してではなく、前置等化器の線形関数係数
ciのみの関数として行われうる。図6aのシステムに
おいて、前置等化器機能26と、チャネルASLのフィ
ルタ機能と、の順序を交換しても、両フィルタが線形で
あるので、出力信号
号とのエラーと、第2項の最大平均電力限度と、の最小
化を取り入れている。この式の最小化は、定数項をマト
リックス形式に書き換えることにより、また、チャネル
係数fiに関してではなく、前置等化器の線形関数係数
ciのみの関数として行われうる。図6aのシステムに
おいて、前置等化器機能26と、チャネルASLのフィ
ルタ機能と、の順序を交換しても、両フィルタが線形で
あるので、出力信号
【外8】 は影響されないことが観察されるので、前記最小化は本
発明により行われうる。図6bは、この説明における用
語を定義する目的での、機能のこの交換を示す。図6b
に示されているように、中間ベクトルyは、入力ベクト
ルxに対しチャネルASLのフィルタ機能fを適用した
ものに対応し、出力信号
発明により行われうる。図6bは、この説明における用
語を定義する目的での、機能のこの交換を示す。図6b
に示されているように、中間ベクトルyは、入力ベクト
ルxに対しチャネルASLのフィルタ機能fを適用した
ものに対応し、出力信号
【外9】 は、中間信号系列yiに対し前置等化線形フィルタ関数
cを適用し、これに雑音niの効果を加えたものに対応
する。要するに、以下のようになる。
cを適用し、これに雑音niの効果を加えたものに対応
する。要するに、以下のようになる。
【0037】
【数5】 または、マトリックス形式では、
【数6】 ただし、
【数7】 および
【数8】 図6bに示されている交換アプローチを用いると、入力
系列xiと出力信号
系列xiと出力信号
【外10】 との間の平均2乗エラーは、次のようになる。
【0038】
【数9】 ただし、
【外11】 は、雑音の電力レベル
【外12】 に対応する。自己相関Ryyは、以下のように定められ
る。
る。
【0039】
【数10】 この式において、Rxxは、xの自己相関マトリックスで
あり、これは、スペクトル整形機能24により適用され
るスペクトル整形技術に依存する。平均2乗エラーMS
Eの前の式において、項r yxは、以下のものを意味す
る。
あり、これは、スペクトル整形機能24により適用され
るスペクトル整形技術に依存する。平均2乗エラーMS
Eの前の式において、項r yxは、以下のものを意味す
る。
【0040】
【数11】 ただし、〔Rxx〕col=K+L+1は、自己相関マトリックス
Rxxの(K+L+1)番目の列である。
Rxxの(K+L+1)番目の列である。
【0041】最小化される前記の式J(c,λ)におい
て、平均電力
て、平均電力
【外13】 は、前置等化器の線形フィルタ関数cにより以下のよう
に表される。
に表される。
【0042】
【数12】 以上に基づき、最小化された式J(c,λ)は、以下の
ように表される。
ように表される。
【0043】
【数13】 微分して導関数を0と置くことにより極値について解く
と、次の式が得られる。
と、次の式が得られる。
【数14】
【0044】この解はラグランジュ乗数λに関し、前置
等化器の線形フィルタ関数cについての1次方程式の組
をなす。乗数λは、次の平均電力制約の方程式から決定
されうる。
等化器の線形フィルタ関数cについての1次方程式の組
をなす。乗数λは、次の平均電力制約の方程式から決定
されうる。
【0045】
【数15】
【0046】フィルタ関数cについての1次方程式の組
を、ラグランジュ乗数λの決定と共に解くこれらのステ
ップは、DSP14のようなディジタル信号プロセッサ
を用いて、数値的に容易に行われうる。そのような数値
演算の例を、ここで詳細に説明する。
を、ラグランジュ乗数λの決定と共に解くこれらのステ
ップは、DSP14のようなディジタル信号プロセッサ
を用いて、数値的に容易に行われうる。そのような数値
演算の例を、ここで詳細に説明する。
【0047】この1次方程式の組の数値解の理解におい
ては、スペクトル的に平坦な入力の場合、すなわち、ス
ペクトル整形が適用されない(スペクトル整形機能24
が存在しない)場合をまず考察すると有益である。この
場合には、入力信号xの自己相関マトリックスRxxは単
位マトリックスIとなる。エラー導関数の解(Ryy+λ
Rxx)c=r yxは、その場合次のように簡単化される。
ては、スペクトル的に平坦な入力の場合、すなわち、ス
ペクトル整形が適用されない(スペクトル整形機能24
が存在しない)場合をまず考察すると有益である。この
場合には、入力信号xの自己相関マトリックスRxxは単
位マトリックスIとなる。エラー導関数の解(Ryy+λ
Rxx)c=r yxは、その場合次のように簡単化される。
【0048】
【数16】 また、最大電力方程式は、次のように簡単化される。
【数17】
【0049】自己相関マトリックスRyyは、Ryy=US
UTの形に表される。ただし、Uはユニタリマトリック
スであり、Sは全て正のエントリ(特異値分解)を有す
る対角マトリックスである。エラー導関数の解の方程式
(Ryy+λI)c=r yxは、以下のようになる。
UTの形に表される。ただし、Uはユニタリマトリック
スであり、Sは全て正のエントリ(特異値分解)を有す
る対角マトリックスである。エラー導関数の解の方程式
(Ryy+λI)c=r yxは、以下のようになる。
【0050】
【数18】 または、
【数19】 または、前置等化線形関数cについて解いて、
【数20】
【0051】Sは対角マトリックスである(λIも、も
ちろんそうである)ので、逆(S+λI)-1は容易に得
られる。本発明に関連して、cの2−ノルムであるc T
cはλに反比例することが観察されており、その結果、
平均電力限度方程式c T c=ETを満足するλの値を数値
的に求めることは容易であり、(マトリックスSは、次
元(2K+1)2のものであるので)最適のλは実数行
の(2K+2)個の部分((2K+2)section
s of the real number lin
e)から選択されなければならないことがわかる。
ちろんそうである)ので、逆(S+λI)-1は容易に得
られる。本発明に関連して、cの2−ノルムであるc T
cはλに反比例することが観察されており、その結果、
平均電力限度方程式c T c=ETを満足するλの値を数値
的に求めることは容易であり、(マトリックスSは、次
元(2K+1)2のものであるので)最適のλは実数行
の(2K+2)個の部分((2K+2)section
s of the real number lin
e)から選択されなければならないことがわかる。
【0052】しかし、上述のように、モデム20からの
信号の送信にスペクトル整形機能24を含める方が、チ
ャネル応答への入力信号のスペクトルを前置整形するた
めに遥かに好ましい。この場合には、自己相関マトリッ
クスRxxは単位マトリックスIに等しくない。以下に説
明するように、本発明によれば、関数J(c,λ)の微
分により解かれるべき1次方程式の組も、同様にして簡
単化されることがわかった。
信号の送信にスペクトル整形機能24を含める方が、チ
ャネル応答への入力信号のスペクトルを前置整形するた
めに遥かに好ましい。この場合には、自己相関マトリッ
クスRxxは単位マトリックスIに等しくない。以下に説
明するように、本発明によれば、関数J(c,λ)の微
分により解かれるべき1次方程式の組も、同様にして簡
単化されることがわかった。
【0053】マトリックスRxxは、自己相関マトリック
スであるので、コレスキー分解により表すことができ、
すなわちRxx=GGTであり、ただしGは、正の対角エ
ントリを有する下部三角マトリックスである。前記エラ
ー項の方程式(Ryy+λRxx)c=r yxについては、容
易に次のように決定しうる。
スであるので、コレスキー分解により表すことができ、
すなわちRxx=GGTであり、ただしGは、正の対角エ
ントリを有する下部三角マトリックスである。前記エラ
ー項の方程式(Ryy+λRxx)c=r yxについては、容
易に次のように決定しうる。
【0054】
【数21】 この式を、b=GT cおよびa=G-1 r yxを用いて簡単
化すると、次の式が得られる。
化すると、次の式が得られる。
【数22】 ET=c TRxx cのこのスペクトル整形された場合におけ
る、平均電力制約の関係は、次のように書き換えられ
る。
る、平均電力制約の関係は、次のように書き換えられ
る。
【数23】 これら2つの方程式は、スペクトルが平坦な場合の以下
の式と同じ形のものである。
の式と同じ形のものである。
【数24】 および
【数25】 従って、特異値分解によって解くのに適している。
【0055】以下の説明から明らかになるように、本発
明の実施例による訓練シーケンスは、ISP10のディ
ジタルモデム10’において測定される、自己相関マト
リックスRyyおよび相互相関ベクトルr yxの推定を与え
る。さらに、ディジタルモデム10’は、スペクトル整
形機能24のスペクトル整形パラメータを知り、自己相
関マトリックスRxxはそれらから発生せしめられうる。
さらに、訓練シーケンスは、ネットワークコーデックに
おけるA/D変換のサンプリングレベルおよびサンプリ
ング回数の信頼性のある推定を得るために用いられう
る。そのわけは、これらの量を知ることは、量子化エラ
ーを最小化するために必要とされるからである。
明の実施例による訓練シーケンスは、ISP10のディ
ジタルモデム10’において測定される、自己相関マト
リックスRyyおよび相互相関ベクトルr yxの推定を与え
る。さらに、ディジタルモデム10’は、スペクトル整
形機能24のスペクトル整形パラメータを知り、自己相
関マトリックスRxxはそれらから発生せしめられうる。
さらに、訓練シーケンスは、ネットワークコーデックに
おけるA/D変換のサンプリングレベルおよびサンプリ
ング回数の信頼性のある推定を得るために用いられう
る。そのわけは、これらの量を知ることは、量子化エラ
ーを最小化するために必要とされるからである。
【0056】図4を再び参照すると、モデム20内の前
置等化フィルタ機能26からのディジタル信号出力は、
次にディジタルアナログ変換器(DAC)28へ印加さ
れる。DAC28は、前置等化フィルタ機能26から印
加されたディジタル信号に基づいてアナログ信号を供給
し、このアナログ信号は、パルス符号変調(PCM)信
号に効果的に変調されている。このアナログ信号は、次
にアナログ加入者ループASLへ駆動され、アナログ加
入者ループASLにはコーデック2が接続されている。
置等化フィルタ機能26からのディジタル信号出力は、
次にディジタルアナログ変換器(DAC)28へ印加さ
れる。DAC28は、前置等化フィルタ機能26から印
加されたディジタル信号に基づいてアナログ信号を供給
し、このアナログ信号は、パルス符号変調(PCM)信
号に効果的に変調されている。このアナログ信号は、次
にアナログ加入者ループASLへ駆動され、アナログ加
入者ループASLにはコーデック2が接続されている。
【0057】コーデック2、またはさらに詳しくいうと
電話局COにあるコーデック2を含むラインカードは、
本技術分野において従来から行われているようにエイリ
アス除去フィルタ30を含み、これにA/D機能6が続
き、この機能はPCMアナログレベルをディジタルワー
ドの系列に変換する。本技術分野において公知のよう
に、また上述のように、A/D機能6は、例えば8kH
zの周波数で、入来PCM変調信号をサンプリングし、
それぞれのサンプリングされた振幅を、あらかじめ選択
されたスライシングレベルと比較し、サンプリングされ
たアナログ振幅に最も近いスライシングレベルに対応す
るディジタル出力を発生する。これらのディジタルワー
ドは、図4に示されているように、ディジタルトランク
DTを経て、ISP10のディジタルモデム10’へ伝
達される。
電話局COにあるコーデック2を含むラインカードは、
本技術分野において従来から行われているようにエイリ
アス除去フィルタ30を含み、これにA/D機能6が続
き、この機能はPCMアナログレベルをディジタルワー
ドの系列に変換する。本技術分野において公知のよう
に、また上述のように、A/D機能6は、例えば8kH
zの周波数で、入来PCM変調信号をサンプリングし、
それぞれのサンプリングされた振幅を、あらかじめ選択
されたスライシングレベルと比較し、サンプリングされ
たアナログ振幅に最も近いスライシングレベルに対応す
るディジタル出力を発生する。これらのディジタルワー
ドは、図4に示されているように、ディジタルトランク
DTを経て、ISP10のディジタルモデム10’へ伝
達される。
【0058】ディジタルモデム10’内には、逆スペク
トル整形機能34が配置され、これは、モデム20内の
スペクトル整形機能24の効果を補償するディジタル機
能である。ディジタルモデム10’は、さらに逆ビット
マッピング機能36を含み、これは、モデム20内のビ
ットマッピング機能22の動作の逆を行い、それにより
ディジタル信号の正しい配列を回復する。逆スペクトル
整形機能34および逆ビットマッピング機能36の動作
は、テキサスインスツルメンツ社から入手しうるTMS
320c6xクラスのDSPの能力に対応する能力を有
するDSPのような、ディジタル信号処理回路により、
容易に行われうるディジタル動作である。その結果、逆
ビットマッピング機能36の出力は、モデム20へ供給
された入力ビットストリームの忠実な再生を与える。
トル整形機能34が配置され、これは、モデム20内の
スペクトル整形機能24の効果を補償するディジタル機
能である。ディジタルモデム10’は、さらに逆ビット
マッピング機能36を含み、これは、モデム20内のビ
ットマッピング機能22の動作の逆を行い、それにより
ディジタル信号の正しい配列を回復する。逆スペクトル
整形機能34および逆ビットマッピング機能36の動作
は、テキサスインスツルメンツ社から入手しうるTMS
320c6xクラスのDSPの能力に対応する能力を有
するDSPのような、ディジタル信号処理回路により、
容易に行われうるディジタル動作である。その結果、逆
ビットマッピング機能36の出力は、モデム20へ供給
された入力ビットストリームの忠実な再生を与える。
【0059】次に図7および図8を参照しつつ、特に図
4に示されている前置等化ディジタルフィルタ機能26
により用いられる係数の整定において、モデム20を訓
練する方法を詳細に説明する。
4に示されている前置等化ディジタルフィルタ機能26
により用いられる係数の整定において、モデム20を訓
練する方法を詳細に説明する。
【0060】図7は、本発明の実施例によるモデム訓練
動作の実行(これは、図8に関連して後述される)にお
ける、モデム20、電話局CO、およびISPのディジ
タルモデム10’、の機能配置を示す。図7に示されて
いるように、モデム20は、訓練シーケンスを発生し、
アナログ加入者ループASLへ印加する機能を含む。モ
デム20が発生する訓練シーケンスは、v.90により
モデム接続の確立に用いられうる従来のモデム訓練シー
ケンスに対応したものでありうる。一般に、そのような
訓練シーケンスは、擬似ランダムシーケンスの発生に対
応する。もちろん、ディジタルモデム10’もまた、こ
の訓練シーケンスを知っていなければならないので、こ
の訓練シーケンスは純粋にランダムではありえず、ラン
ダムネスの外観を与える予測可能シーケンスである。図
7が示しているように、ビットマッピング機能22、ス
ペクトル整形機能24、および前置等化フィルタ機能2
6は、送信機能38に関するモデム20により行われな
いが、アナログ加入者ループASLを経ての前記シーケ
ンスの通信に必要なそのような変調およびエンコーディ
ング機能(図示せず)は、もちろん行われる。
動作の実行(これは、図8に関連して後述される)にお
ける、モデム20、電話局CO、およびISPのディジ
タルモデム10’、の機能配置を示す。図7に示されて
いるように、モデム20は、訓練シーケンスを発生し、
アナログ加入者ループASLへ印加する機能を含む。モ
デム20が発生する訓練シーケンスは、v.90により
モデム接続の確立に用いられうる従来のモデム訓練シー
ケンスに対応したものでありうる。一般に、そのような
訓練シーケンスは、擬似ランダムシーケンスの発生に対
応する。もちろん、ディジタルモデム10’もまた、こ
の訓練シーケンスを知っていなければならないので、こ
の訓練シーケンスは純粋にランダムではありえず、ラン
ダムネスの外観を与える予測可能シーケンスである。図
7が示しているように、ビットマッピング機能22、ス
ペクトル整形機能24、および前置等化フィルタ機能2
6は、送信機能38に関するモデム20により行われな
いが、アナログ加入者ループASLを経ての前記シーケ
ンスの通信に必要なそのような変調およびエンコーディ
ング機能(図示せず)は、もちろん行われる。
【0061】電話局COのコーデック2は、図4に示し
た通常通信の場合におけるように、エイリアス除去フィ
ルタ30およびA/D6を含む。コーデック2は、前と
同様に、ディジタルトランクDTを経て、ISP10の
ディジタルモデム10’と通信する。
た通常通信の場合におけるように、エイリアス除去フィ
ルタ30およびA/D6を含む。コーデック2は、前と
同様に、ディジタルトランクDTを経て、ISP10の
ディジタルモデム10’と通信する。
【0062】本発明の実施例による訓練動作において、
ディジタルモデム10’は、適応等化器プロセス40を
行い、これは、モデム20内の事前等化機能26の係数
を計算するための、ある相関ベクトルの推定を含む。あ
るいは、制約されたLMS形アルゴリズムを用いて適応
等化器機能40の動作を調整し、それにより動的等化を
行うことができる。いずれの場合においても、図8に示
されている訓練動作においては、ディジタルモデム1
0’は、逆スペクトル整形機能34および逆ビットマッ
ピング機能26(図4)を含まない。
ディジタルモデム10’は、適応等化器プロセス40を
行い、これは、モデム20内の事前等化機能26の係数
を計算するための、ある相関ベクトルの推定を含む。あ
るいは、制約されたLMS形アルゴリズムを用いて適応
等化器機能40の動作を調整し、それにより動的等化を
行うことができる。いずれの場合においても、図8に示
されている訓練動作においては、ディジタルモデム1
0’は、逆スペクトル整形機能34および逆ビットマッ
ピング機能26(図4)を含まない。
【0063】ここで図8を参照しつつ、本発明の実施例
によるモデム20の訓練における、ディジタルモデム1
0’と関連してのモデム20の動作の方法を説明する。
図8に示されているように、クライアントモデム20お
よびディジタルモデム10’はそれぞれ、動作の流れに
従って、しかし相互に協働して動作する。図8に示され
ているように、この方法は、モデム20が、ISP10
との接続と、この接続を行うプロトコルと、を確立する
プロセス44を行うことにより開始される。一般に、プ
ロセス44は、電話局COを経てのモデム20とISP
10との間の接続を行う、ダイアルアップ動作または他
のログオンプロセスを含む。ディジタルモデム10’も
同様に、その接続およびプロトコルの確立機能60を、
この点に関しモデム20により送信された信号と協働し
て行う。プロセス44、60は、所望の接続が、図4に
機能的に示されている本発明の実施例に対応するタイプ
のものであることを、モデム20がプロセス44、60
中のある段階で表示することを除けば、従来の技術によ
り行われる。この表示に応答して、ディジタルモデム1
0’はプロセス62を行い、それにより、適応等化器機
能40はイネーブルされるので、以下に説明するよう
に、前置等化係数が定められうる。
によるモデム20の訓練における、ディジタルモデム1
0’と関連してのモデム20の動作の方法を説明する。
図8に示されているように、クライアントモデム20お
よびディジタルモデム10’はそれぞれ、動作の流れに
従って、しかし相互に協働して動作する。図8に示され
ているように、この方法は、モデム20が、ISP10
との接続と、この接続を行うプロトコルと、を確立する
プロセス44を行うことにより開始される。一般に、プ
ロセス44は、電話局COを経てのモデム20とISP
10との間の接続を行う、ダイアルアップ動作または他
のログオンプロセスを含む。ディジタルモデム10’も
同様に、その接続およびプロトコルの確立機能60を、
この点に関しモデム20により送信された信号と協働し
て行う。プロセス44、60は、所望の接続が、図4に
機能的に示されている本発明の実施例に対応するタイプ
のものであることを、モデム20がプロセス44、60
中のある段階で表示することを除けば、従来の技術によ
り行われる。この表示に応答して、ディジタルモデム1
0’はプロセス62を行い、それにより、適応等化器機
能40はイネーブルされるので、以下に説明するよう
に、前置等化係数が定められうる。
【0064】プロセス46においては、モデム20内の
訓練シーケンス送信機能38が、アナログ加入者ループ
ASLを経、電話局COのコーデック2を経て、訓練シ
ーケンスを(PCM変調様式で)送信する。上述のよう
に、この訓練シーケンスは、チャネル特性の正確な推定
が行われるように、好ましくは、チャネル帯域幅を超え
た周波数を有する擬似ランダムシーケンスとする。この
訓練シーケンスは、コーデック2内のA/D6によるア
ナログディジタル変換の後に、ディジタルモデム10’
内の適応等化器40により受信される。適応等化器40
は、本発明の実施例に関して以下に説明するように、訓
練シーケンスの知識に基づき、本質的に、この信号のた
めの周波数等化関数を計算する。
訓練シーケンス送信機能38が、アナログ加入者ループ
ASLを経、電話局COのコーデック2を経て、訓練シ
ーケンスを(PCM変調様式で)送信する。上述のよう
に、この訓練シーケンスは、チャネル特性の正確な推定
が行われるように、好ましくは、チャネル帯域幅を超え
た周波数を有する擬似ランダムシーケンスとする。この
訓練シーケンスは、コーデック2内のA/D6によるア
ナログディジタル変換の後に、ディジタルモデム10’
内の適応等化器40により受信される。適応等化器40
は、本発明の実施例に関して以下に説明するように、訓
練シーケンスの知識に基づき、本質的に、この信号のた
めの周波数等化関数を計算する。
【0065】さらに詳述すると、適応等化器機能40は
図8のプロセス66に対応し、このプロセスでは、ディ
ジタルモデム10’が、適応等化器機能40の等化係数
をセットする。図6bに示されているように、前置等化
フィルタが(図7および図8の訓練動作の場合における
ように)送信に含まれていない場合は、等化係数は線形
フィルタ関数cに対応し、これは、訓練シーケンスの後
の通常の通信において、図4のモデム20内の前置等化
機能26のために次に用いられるフィルタ関数と同じも
のである。このようにして、プロセス66における等化
係数の決定においては、前置等化フィルタ関数cの係数
が決定される。次に、図9を参照しつつ、プロセス66
を行う際のディジタルモデム10’の動作を、スペクト
ル整形が適用される本発明の実施例に関し詳述する。
図8のプロセス66に対応し、このプロセスでは、ディ
ジタルモデム10’が、適応等化器機能40の等化係数
をセットする。図6bに示されているように、前置等化
フィルタが(図7および図8の訓練動作の場合における
ように)送信に含まれていない場合は、等化係数は線形
フィルタ関数cに対応し、これは、訓練シーケンスの後
の通常の通信において、図4のモデム20内の前置等化
機能26のために次に用いられるフィルタ関数と同じも
のである。このようにして、プロセス66における等化
係数の決定においては、前置等化フィルタ関数cの係数
が決定される。次に、図9を参照しつつ、プロセス66
を行う際のディジタルモデム10’の動作を、スペクト
ル整形が適用される本発明の実施例に関し詳述する。
【0066】さらに、プロセス66は、以下に説明する
ように、加入者ループASLにおいて使用可能な最適ビ
ットレートを決定するために用いられうる。一般に、ビ
ット誤り率(例えば、10-5または10-6)は、適切な
通信規格により指定され、そのようなわけで、通信リン
クの訓練においては、指定された誤り率内においてデー
タ速度を最大化することが所望される。本発明のこの実
施例においては、プロセス66は、前置等化フィルタ機
能26の双方の係数cを反復法により確立し、また指定
された誤り率内における最大ビットレートを決定し、そ
れらから、送信コンスタレーションが決定されうる。
ように、加入者ループASLにおいて使用可能な最適ビ
ットレートを決定するために用いられうる。一般に、ビ
ット誤り率(例えば、10-5または10-6)は、適切な
通信規格により指定され、そのようなわけで、通信リン
クの訓練においては、指定された誤り率内においてデー
タ速度を最大化することが所望される。本発明のこの実
施例においては、プロセス66は、前置等化フィルタ機
能26の双方の係数cを反復法により確立し、また指定
された誤り率内における最大ビットレートを決定し、そ
れらから、送信コンスタレーションが決定されうる。
【0067】ここで図9を参照すると、プロセス66は
プロセス76から始まり、プロセス76においては、デ
ィジタルモデム10’が、送信において適用されるべき
公知のスペクトル整形特性から、自己相関マトリックス
Rxxを導き出す。ディジタルモデム10’は次に、好ま
しくはディジタル信号プロセッサルーチンの実行によ
り、プロセス78を実行し、自己相関マトリックスRxx
のコレスキー分解を行う。本技術分野において公知のよ
うに、コレスキー分解は、与えられたマトリックスを、
下部三角マトリックスと、その転置マトリックスとの積
に分解する。この場合、コレスキー分解プロセス78
は、自己相関マトリックスRxxに基づき、次のようにマ
トリックスGを導き出す。
プロセス76から始まり、プロセス76においては、デ
ィジタルモデム10’が、送信において適用されるべき
公知のスペクトル整形特性から、自己相関マトリックス
Rxxを導き出す。ディジタルモデム10’は次に、好ま
しくはディジタル信号プロセッサルーチンの実行によ
り、プロセス78を実行し、自己相関マトリックスRxx
のコレスキー分解を行う。本技術分野において公知のよ
うに、コレスキー分解は、与えられたマトリックスを、
下部三角マトリックスと、その転置マトリックスとの積
に分解する。この場合、コレスキー分解プロセス78
は、自己相関マトリックスRxxに基づき、次のようにマ
トリックスGを導き出す。
【0068】
【数26】
【0069】以下に説明するように、下部三角マトリッ
クスGは、フィルタ関数cの解に用いられる。プロセス
76、78は、公知の入力シーケンスに基づきあらかじ
め解かれ、その結果は、ディジタルモデム10’のメモ
リ内に記憶されるか、または初期化中に入力エネルギー
の初期推定
クスGは、フィルタ関数cの解に用いられる。プロセス
76、78は、公知の入力シーケンスに基づきあらかじ
め解かれ、その結果は、ディジタルモデム10’のメモ
リ内に記憶されるか、または初期化中に入力エネルギー
の初期推定
【外14】 と共にディジタルモデム10’へ伝達される。
【0070】あるいは、モデル化により、たとえもしス
ペクトル整形が実際に用いられるとしても、送信のスペ
クトルは平坦であるという仮定を用いて、プロセス66
を行いうることが観察された。そのようなモデル化は、
この仮定から生じるエラーが許容しうることを示す。も
しそうであれば、プロセス66において必要な計算は著
しく削減される。計算の複雑さのこの削減は、スペクト
ルが平坦な場合には、自己相関マトリックスRxxが単位
マトリックスIに等しくなり、従ってコレスキー分解プ
ロセス78を行う必要がなくなることによる。
ペクトル整形が実際に用いられるとしても、送信のスペ
クトルは平坦であるという仮定を用いて、プロセス66
を行いうることが観察された。そのようなモデル化は、
この仮定から生じるエラーが許容しうることを示す。も
しそうであれば、プロセス66において必要な計算は著
しく削減される。計算の複雑さのこの削減は、スペクト
ルが平坦な場合には、自己相関マトリックスRxxが単位
マトリックスIに等しくなり、従ってコレスキー分解プ
ロセス78を行う必要がなくなることによる。
【0071】再び図9を参照すると、ディジタルモデム
10’は次に、プロセス80を行って、自己相関マトリ
ックスRyyおよび相互相関ベクトルr yxを、受信され、
かつ期待されるシーケンスと比較される、擬似ランダム
訓練シーケンスの測定から推定する。プロセス80にお
いて行われるこれらの推定は、本技術分野においては従
来からのものであり、それゆえ従来技術により行われう
る。
10’は次に、プロセス80を行って、自己相関マトリ
ックスRyyおよび相互相関ベクトルr yxを、受信され、
かつ期待されるシーケンスと比較される、擬似ランダム
訓練シーケンスの測定から推定する。プロセス80にお
いて行われるこれらの推定は、本技術分野においては従
来からのものであり、それゆえ従来技術により行われう
る。
【0072】分解されたマトリックスG(および容易に
決定されるその逆G-1および転置マトリックスGT)と
組合わされた、自己相関マトリックスRyyおよび相互相
関ベクトルr yxは、次にプロセス82においてディジタ
ルモデム10’により用いられ、プロセス82において
は、エラー項が、少なくとも線形関数の係数cを駆動す
るために、λに関して解かれる。動作の理論の説明にお
いて上述したように、このスペクトル整形の場合には、
プロセス82において求められる解は、以下の式の解に
対応する。
決定されるその逆G-1および転置マトリックスGT)と
組合わされた、自己相関マトリックスRyyおよび相互相
関ベクトルr yxは、次にプロセス82においてディジタ
ルモデム10’により用いられ、プロセス82において
は、エラー項が、少なくとも線形関数の係数cを駆動す
るために、λに関して解かれる。動作の理論の説明にお
いて上述したように、このスペクトル整形の場合には、
プロセス82において求められる解は、以下の式の解に
対応する。
【0073】
【数27】 または、b=GT cおよびa=G-1 r yxを用いて書き換
えた、
えた、
【数28】
【0074】スペクトルが平坦な場合に関し上述したよ
うに、このエラー項は、単一値分解技術により容易に解
かれうる。従って、プロセス82の実行は、線形関数の
係数cとλとの間の関係を与える。
うに、このエラー項は、単一値分解技術により容易に解
かれうる。従って、プロセス82の実行は、線形関数の
係数cとλとの間の関係を与える。
【0075】ディジタルモデム10’は次に、プロセス
84、86を行って、指定された最大平均送信電力レベ
ルETに基づき、スカラーλの適正な値を決定する。上
述のように、積c T cは、λと共に単調に減少すること
が観察されている。本発明の実施例によれば、プロセス
84は、複数の選択されたλの値であるλ1、λ2、など
の系列を求めるために、次の最小エラー方程式を評価す
る。
84、86を行って、指定された最大平均送信電力レベ
ルETに基づき、スカラーλの適正な値を決定する。上
述のように、積c T cは、λと共に単調に減少すること
が観察されている。本発明の実施例によれば、プロセス
84は、複数の選択されたλの値であるλ1、λ2、など
の系列を求めるために、次の最小エラー方程式を評価す
る。
【0076】
【数29】
【0077】プロセス84の評価から得られた線形関数
の係数cの組は、次にプロセス86において、次の方程
式により評価される。
の係数cの組は、次にプロセス86において、次の方程
式により評価される。
【0078】
【数30】
【0079】次に、最大平均電力限度ETに最も近い
(しかしこれを超えない)電力値Eを与える特定のλk
の値が、対応する線形関数の係数cの組と同様に、プロ
セス86において選択される。
(しかしこれを超えない)電力値Eを与える特定のλk
の値が、対応する線形関数の係数cの組と同様に、プロ
セス86において選択される。
【0080】あるいは、λおよび線形関数の係数cを決
定するこれらの方程式の解は、λの正しい値を決定する
ために、すなわち、積c T cが最大電力レベルETに等し
い場合のために、プロセス82のエラー項の結果の回帰
により行われうる。
定するこれらの方程式の解は、λの正しい値を決定する
ために、すなわち、積c T cが最大電力レベルETに等し
い場合のために、プロセス82のエラー項の結果の回帰
により行われうる。
【0081】いずれの場合においても、決定された線形
関数の係数cは、次に、加入者ループASLを経て使用
しうる送信ビットレートを決定するために用いられる。
この点に関し、ディジタルモデム10’はプロセス88
を行い、下記の前述の方程式により決定された線形関数
の係数cを用いて、チャネルにおける平均2乗エラー
(MSE)を評価する。
関数の係数cは、次に、加入者ループASLを経て使用
しうる送信ビットレートを決定するために用いられる。
この点に関し、ディジタルモデム10’はプロセス88
を行い、下記の前述の方程式により決定された線形関数
の係数cを用いて、チャネルにおける平均2乗エラー
(MSE)を評価する。
【0082】
【数31】 このMSEの評価においては、入力エネルギーの現在の
推定
推定
【外15】 が、チャネルの雑音エネルギーの測度
【外16】 と共に用いられる。
【0083】プロセス88においてMSEを決定する
と、ディジタルモデム10’は次に、プロセス90にお
いて、指定された誤り率のために、隣接する配置点(c
onstellation points)の間のユー
クリッド距離dminを解く。本技術分野において公知の
ように、変調信号の復調におけるエラーの確率は、信号
内の雑音と、振幅(または、位相および振幅)スペクトル
内の隣接する点の間の近さと、に依存する。PCMの場
合には、ユークリッド距離dminは、単に隣接するスラ
イシングレベルの間の差である。本発明の実施例によれ
ば、プロセス90は、ディジタルモデム10’により、
次のエラー確率P(e)の方程式を評価することによっ
て行われる。
と、ディジタルモデム10’は次に、プロセス90にお
いて、指定された誤り率のために、隣接する配置点(c
onstellation points)の間のユー
クリッド距離dminを解く。本技術分野において公知の
ように、変調信号の復調におけるエラーの確率は、信号
内の雑音と、振幅(または、位相および振幅)スペクトル
内の隣接する点の間の近さと、に依存する。PCMの場
合には、ユークリッド距離dminは、単に隣接するスラ
イシングレベルの間の差である。本発明の実施例によれ
ば、プロセス90は、ディジタルモデム10’により、
次のエラー確率P(e)の方程式を評価することによっ
て行われる。
【0084】
【数32】 ただし、エラー確率P(e)は、指定されたレベル(例
えば、10-5または10 -6)にセットされ、関数Qは次
のように定義される。
えば、10-5または10 -6)にセットされ、関数Qは次
のように定義される。
【数33】 また、
【数34】 である。
【0085】プロセス90においてユークリッド距離d
minが得られると、ディジタルモデム10’は次に、プ
ロセス92を実行して、入力エネルギーの現在の推定
minが得られると、ディジタルモデム10’は次に、プ
ロセス92を実行して、入力エネルギーの現在の推定
【外17】 と、雑音レベルMSEから得られたユークリッド距離d
minと、プロセス90において指定されたビット誤り率
と、のために使用可能なビットレートを得る。次に、デ
ィジタルモデム10’は判断93を行って、推定入力エ
ネルギー
minと、プロセス90において指定されたビット誤り率
と、のために使用可能なビットレートを得る。次に、デ
ィジタルモデム10’は判断93を行って、推定入力エ
ネルギー
【外18】 の追加の反復が解析され続けられるべきかどうかを決定
し、もし解析され続けられるべきであれば(判断93は
YES)、推定入力エネルギー
し、もし解析され続けられるべきであれば(判断93は
YES)、推定入力エネルギー
【外19】 は、(例えば、追加のビットレートを使用しうるかどう
かを決定することにより)プロセス94において所望さ
れるように調整され、プロセス66は、プロセス76か
ら開始して繰返される。
かを決定することにより)プロセス94において所望さ
れるように調整され、プロセス66は、プロセス76か
ら開始して繰返される。
【0086】プロセス66の反復解は、代わりのアプロ
ーチにより能率化されうる。例えば、方程式
ーチにより能率化されうる。例えば、方程式
【数35】 は、σの値が、わずかなレベルの平均2乗エラーMSE
の場合には、ランダムノイズにより支配されることを示
す。この場合は、付加的なMSEは許容されうる。その
わけは、その値が増加しても、σの値にほとんど反映さ
れないからである。従って、プロセス66の反復性は、
単に推定入力エネルギー
の場合には、ランダムノイズにより支配されることを示
す。この場合は、付加的なMSEは許容されうる。その
わけは、その値が増加しても、σの値にほとんど反映さ
れないからである。従って、プロセス66の反復性は、
単に推定入力エネルギー
【外20】 を、プロセス88において決定されたMSEがほぼ雑音
エネルギー
エネルギー
【外21】 に等しくなるまで(換言すれば、MSEがかなりの要素
となるまで)、増加させることにより実現されうる。こ
れは、推定入力エネルギー
となるまで)、増加させることにより実現されうる。こ
れは、推定入力エネルギー
【外22】 のそれぞれの反復において、プロセス90、92を行う
必要をなくす。
必要をなくす。
【0087】入力エネルギー
【外23】 の所望の反復が完了すると(判断93がNOになる
と)、ビットレートがプロセス92の最後の反復から決
定され、プロセス66は完了する。この段階において、
前置等化フィルタ機能26における線形関数の係数c
は、チャネルにおける使用可能なビットレートと同様に
決定される。これらのパラメータは、次にモデム20の
動作を確立するために用いられうる。従って、ディジタ
ルモデム10’は次に、図8のプロセス68において、
これらの等化器係数cをモデム20へ送信する。ディジ
タルモデム10’は次に、その適応等化器機能40をデ
ィスエーブルし、通常の通信を待つ。
と)、ビットレートがプロセス92の最後の反復から決
定され、プロセス66は完了する。この段階において、
前置等化フィルタ機能26における線形関数の係数c
は、チャネルにおける使用可能なビットレートと同様に
決定される。これらのパラメータは、次にモデム20の
動作を確立するために用いられうる。従って、ディジタ
ルモデム10’は次に、図8のプロセス68において、
これらの等化器係数cをモデム20へ送信する。ディジ
タルモデム10’は次に、その適応等化器機能40をデ
ィスエーブルし、通常の通信を待つ。
【0088】図8をさらに参照すると、モデム20は、
プロセス48において、ディジタルモデム10’から等
化係数、または線形フィルタ関数cを受信する。ビット
マッピング機能20(図4)において用いられるべき信
号配置(signal constellation)
の設計は、入力エネルギー
プロセス48において、ディジタルモデム10’から等
化係数、または線形フィルタ関数cを受信する。ビット
マッピング機能20(図4)において用いられるべき信
号配置(signal constellation)
の設計は、入力エネルギー
【外24】 の選択と、プロセス66(図9のプロセス92)におい
て決定された対応する最小距離dminと、に基づく。選
択される信号配置は、それぞれの記号内において送信さ
れるべきビットの数に対応し、それは、本発明の実施例
においては、送信される256個の使用可能なレベル
の、A/Dスライシングレベルの数を決定する。例え
ば、もしプロセス52の信号配置設計が、それぞれの記
号内に6ビットが具備されるべきことを示せば、この信
号配置は、入力ビットストリーム内のそれぞれの6ビッ
トのグループを、64個の可能なアナログPCMレベル
の1つにマッピングするように定められうる。もちろ
ん、訓練中に測定された送信チャネルの雑音およびひず
み特性に依存するプロセス52の結果として、もっと多
くの、またはもっと少ないビットが、シンボル毎に具備
されることもありうる。
て決定された対応する最小距離dminと、に基づく。選
択される信号配置は、それぞれの記号内において送信さ
れるべきビットの数に対応し、それは、本発明の実施例
においては、送信される256個の使用可能なレベル
の、A/Dスライシングレベルの数を決定する。例え
ば、もしプロセス52の信号配置設計が、それぞれの記
号内に6ビットが具備されるべきことを示せば、この信
号配置は、入力ビットストリーム内のそれぞれの6ビッ
トのグループを、64個の可能なアナログPCMレベル
の1つにマッピングするように定められうる。もちろ
ん、訓練中に測定された送信チャネルの雑音およびひず
み特性に依存するプロセス52の結果として、もっと多
くの、またはもっと少ないビットが、シンボル毎に具備
されることもありうる。
【0089】ここで、図10aおよび図10bに関連し
て、プロセス50および52の効果を説明する。図10
aは、チャネルに存在する効果が、帯域制限による周波
数のロールオフのみであると仮定したときの、典型的な
ASLチャネルの周波数特性fを示す。この特性から明
らかなように、ある量のロールオフが高い周波数および
低い周波数に存在する。上述のように、典型的なASL
チャネルは、完全な4kHzの帯域幅を与えず、図10
aから明らかなように、約3.3kHzまでの有用な帯
域幅を与える。この減少した帯域幅は、図8および図9
に関連して上述した訓練プロセス中に測定される。図5
bに関連して上述したように、入力信号のスペクトル整
形は、図10aの帯域制限されたチャネル特性により送
信されるデータの信頼性を高めるために役立ちうる。前
置等化フィルタ機能26のみの適用は、図10bに示さ
れているように、前置等化フィルタ機能26の出力(図
6a参照)に、信号zを発生する。この信号zは、図1
0aに示されているチャネル周波数特性fのロールオフ
に逆らうように、周波数の両端部において比較的高い利
得を有する。
て、プロセス50および52の効果を説明する。図10
aは、チャネルに存在する効果が、帯域制限による周波
数のロールオフのみであると仮定したときの、典型的な
ASLチャネルの周波数特性fを示す。この特性から明
らかなように、ある量のロールオフが高い周波数および
低い周波数に存在する。上述のように、典型的なASL
チャネルは、完全な4kHzの帯域幅を与えず、図10
aから明らかなように、約3.3kHzまでの有用な帯
域幅を与える。この減少した帯域幅は、図8および図9
に関連して上述した訓練プロセス中に測定される。図5
bに関連して上述したように、入力信号のスペクトル整
形は、図10aの帯域制限されたチャネル特性により送
信されるデータの信頼性を高めるために役立ちうる。前
置等化フィルタ機能26のみの適用は、図10bに示さ
れているように、前置等化フィルタ機能26の出力(図
6a参照)に、信号zを発生する。この信号zは、図1
0aに示されているチャネル周波数特性fのロールオフ
に逆らうように、周波数の両端部において比較的高い利
得を有する。
【0090】本発明の実施例によれば、入力信号は上述
のように、スペクトル整形の使用により帯域幅の端部の
振幅を制限される。このスペクトル整形の効果は、低い
周波数および高い周波数における信号の振幅を減少させ
ることである。この減少の効果は、図10bの周波数特
性信号z’により定量的に示されている。しかし、上述
のように、平均送信電力は、あるスレショルドETに、
またはそれ以下に、保たれなければならない。端部の周
波数における電力の減少は、図10bの周波数特性信号
z’’により示されているように、電力の制約をなお満
たしつつ、全周波数にわたってのエネルギー利得の増加
を可能にする。
のように、スペクトル整形の使用により帯域幅の端部の
振幅を制限される。このスペクトル整形の効果は、低い
周波数および高い周波数における信号の振幅を減少させ
ることである。この減少の効果は、図10bの周波数特
性信号z’により定量的に示されている。しかし、上述
のように、平均送信電力は、あるスレショルドETに、
またはそれ以下に、保たれなければならない。端部の周
波数における電力の減少は、図10bの周波数特性信号
z’’により示されているように、電力の制約をなお満
たしつつ、全周波数にわたってのエネルギー利得の増加
を可能にする。
【0091】スペクトル整形のこの考察の結果として、
入力信号の全体的電力を増加させることができ、信頼性
のあるデータ送信をなお行いつつ、より高いデータ速度
が得られる。本発明の実施例によれば、特定のモデムア
プリケーションにおいて、スペクトル整形を伴う前置等
化利得と、入力電力との間のトレードオフが最適化され
うるので、ある柔軟性も得られる。いずれの場合におい
ても、図4のスペクトル整形機能24が用いられ且つプ
ロセス50および52において適正な電力利得および信
号配置が計算される本発明の実施例により与えられるS
N比は、従来の技術のそれよりも改善されている。
入力信号の全体的電力を増加させることができ、信頼性
のあるデータ送信をなお行いつつ、より高いデータ速度
が得られる。本発明の実施例によれば、特定のモデムア
プリケーションにおいて、スペクトル整形を伴う前置等
化利得と、入力電力との間のトレードオフが最適化され
うるので、ある柔軟性も得られる。いずれの場合におい
ても、図4のスペクトル整形機能24が用いられ且つプ
ロセス50および52において適正な電力利得および信
号配置が計算される本発明の実施例により与えられるS
N比は、従来の技術のそれよりも改善されている。
【0092】次に、プロセス54においては、モデム2
0は、前置等化フィルタ機能26(図4)の係数を、プ
ロセス66において決定された線形フィルタ特性cにセ
ットする。上述のように、プロセス66は、この特性c
を、最大電力レベルETを考慮して、また恐らくはスペ
クトル整形の効果をも考慮して決定する。本発明の実施
例によれば、前置等化フィルタ機能26はFIRフィル
タとして実現され、FIRフィルタにおいては、線形フ
ィルタ特性cは、このフィルタの係数に直接関係する。
0は、前置等化フィルタ機能26(図4)の係数を、プ
ロセス66において決定された線形フィルタ特性cにセ
ットする。上述のように、プロセス66は、この特性c
を、最大電力レベルETを考慮して、また恐らくはスペ
クトル整形の効果をも考慮して決定する。本発明の実施
例によれば、前置等化フィルタ機能26はFIRフィル
タとして実現され、FIRフィルタにおいては、線形フ
ィルタ特性cは、このフィルタの係数に直接関係する。
【0093】プロセス54の後、プロセス56において
モデム20は、プロセス52において選択されたビット
マッピングをディジタルモデム10’へ送信する。ディ
ジタルモデム10’はこれを受信すると、それに応じ
て、プロセス72において、その逆ビットマッピング係
数をセットする。モデム20およびディジタルモデム1
0’の構成は、それらの間の機能動作が、それらの間の
チャネルの特性を考慮して図4に示されている機能動作
に対応するように、ここで完成する。次に、図8のプロ
セス58、74に示されているように、通常の上りへの
トラヒックが、モデム20からディジタルモデム10’
へ送信されうる。
モデム20は、プロセス52において選択されたビット
マッピングをディジタルモデム10’へ送信する。ディ
ジタルモデム10’はこれを受信すると、それに応じ
て、プロセス72において、その逆ビットマッピング係
数をセットする。モデム20およびディジタルモデム1
0’の構成は、それらの間の機能動作が、それらの間の
チャネルの特性を考慮して図4に示されている機能動作
に対応するように、ここで完成する。次に、図8のプロ
セス58、74に示されているように、通常の上りへの
トラヒックが、モデム20からディジタルモデム10’
へ送信されうる。
【0094】通常の上りへのトラヒックが確立された時
は、チャネル特性を周期的にモニタし、また、受信信号
と、対応する復調データと、の間のエラーに基づき、前
置等化機能の係数を調整することが望ましい。そのよう
なモニタリングおよび係数の調整は、加入者ループを経
ての、ディジタルモデム10’からクライアントモデム
20へのエラーベクトルの通信に伴う、最小2乗平均解
析により行われうる。
は、チャネル特性を周期的にモニタし、また、受信信号
と、対応する復調データと、の間のエラーに基づき、前
置等化機能の係数を調整することが望ましい。そのよう
なモニタリングおよび係数の調整は、加入者ループを経
ての、ディジタルモデム10’からクライアントモデム
20へのエラーベクトルの通信に伴う、最小2乗平均解
析により行われうる。
【0095】本発明の実施例によれば、V.90勧告の
ような従来のモデム規格による上りへのトラヒックの送
信において、著しい利益が得られる。まず、本発明は、
主として、電話局のA/D変換における量子化雑音の効
果を避けることにより、従来の技術により可能であった
上りへのデータ速度よりも改善されたそれを提供する。
これは、変換のスライシングレベルに極めて近いレベル
で電話局のA/D変換器により受信されるPCMレベル
を送信しうる、クライアントモデムにより実現され、信
号はチャネルのひずみ効果がわかるように前置等化され
る。さらに、本発明は、上りへのトラヒックが最適の電
力レベルで送信されうるようにし、従って、送信のSN
比をさらに改善する。その結果、上りへのトラヒックの
データ速度は、増加するように考慮される。この点に関
し、本発明の実施例のシミュレーションは、1001個
のタップを有する前置等化FIRディジタルフィルタを
用い、60dBのSN比と、10-5ないし10-6SER
の程度の誤り率と、において、50.6kbpsの上り
へのビットレートに到達しうることを示した。このよう
なパフォーマンスは、従来の上りへの送信よりもかなり
改善されている。
ような従来のモデム規格による上りへのトラヒックの送
信において、著しい利益が得られる。まず、本発明は、
主として、電話局のA/D変換における量子化雑音の効
果を避けることにより、従来の技術により可能であった
上りへのデータ速度よりも改善されたそれを提供する。
これは、変換のスライシングレベルに極めて近いレベル
で電話局のA/D変換器により受信されるPCMレベル
を送信しうる、クライアントモデムにより実現され、信
号はチャネルのひずみ効果がわかるように前置等化され
る。さらに、本発明は、上りへのトラヒックが最適の電
力レベルで送信されうるようにし、従って、送信のSN
比をさらに改善する。その結果、上りへのトラヒックの
データ速度は、増加するように考慮される。この点に関
し、本発明の実施例のシミュレーションは、1001個
のタップを有する前置等化FIRディジタルフィルタを
用い、60dBのSN比と、10-5ないし10-6SER
の程度の誤り率と、において、50.6kbpsの上り
へのビットレートに到達しうることを示した。このよう
なパフォーマンスは、従来の上りへの送信よりもかなり
改善されている。
【0096】本発明を、その実施例により説明してきた
が、これらの実施例に対してはもちろん改変および代替
物が考えられ、本発明の利点および利益を得るそのよう
な改変および代替物は、本明細書およびその図面を参照
した当業者にとっては明らかであろう。そのような改変
および代替物は、特許請求の範囲により定められる本発
明の範囲内に属するように考慮されている。
が、これらの実施例に対してはもちろん改変および代替
物が考えられ、本発明の利点および利益を得るそのよう
な改変および代替物は、本明細書およびその図面を参照
した当業者にとっては明らかであろう。そのような改変
および代替物は、特許請求の範囲により定められる本発
明の範囲内に属するように考慮されている。
【0097】以上の説明に関し更に以下の項を開示す
る。 (1)電話局へのアナログ通信と、該電話局からインタ
ネットサービスプロバイダへのディジタル通信と、を含
む上りへの通信を、送信チャネルを経て前記インタネッ
トサービスプロバイダへ送信するモデムであって、ホス
トコンピュータに結合するインタフェース機能と、電話
線に結合するアナログ回路と、前記インタフェース機能
からディジタルビットストリームを受取るために前記イ
ンタフェース機能に結合し、かつ前記アナログ回路に結
合したディジタル信号処理回路と、を含み、該ディジタ
ル信号処理回路が、前記受取ったディジタルビットスト
リームを、前記電話局において用いられるアナログディ
ジタル変換のスライシングレベルに対応する信号配置に
マッピングして、マッピングしたディジタルシンボルの
系列を発生する、ビットマップ機能と、前記送信チャネ
ルの応答に対応し且つ最大平均送信電力限度に対応する
前置等化ディジタルフィルタを、前記マッピングしたデ
ィジタルシンボルに適用する前置等化ディジタルフィル
タ機能と、を含む、前記モデム。
る。 (1)電話局へのアナログ通信と、該電話局からインタ
ネットサービスプロバイダへのディジタル通信と、を含
む上りへの通信を、送信チャネルを経て前記インタネッ
トサービスプロバイダへ送信するモデムであって、ホス
トコンピュータに結合するインタフェース機能と、電話
線に結合するアナログ回路と、前記インタフェース機能
からディジタルビットストリームを受取るために前記イ
ンタフェース機能に結合し、かつ前記アナログ回路に結
合したディジタル信号処理回路と、を含み、該ディジタ
ル信号処理回路が、前記受取ったディジタルビットスト
リームを、前記電話局において用いられるアナログディ
ジタル変換のスライシングレベルに対応する信号配置に
マッピングして、マッピングしたディジタルシンボルの
系列を発生する、ビットマップ機能と、前記送信チャネ
ルの応答に対応し且つ最大平均送信電力限度に対応する
前置等化ディジタルフィルタを、前記マッピングしたデ
ィジタルシンボルに適用する前置等化ディジタルフィル
タ機能と、を含む、前記モデム。
【0098】(2)前記プログラム可能ディジタル信号
処理回路が、前記送信チャネルの応答により、前記マッ
ピングしたディジタルシンボルの系列の低い周波数成分
と高い周波数成分とを前置整形するスペクトル整形機
能、をさらに含む、第1項に記載のモデム。
処理回路が、前記送信チャネルの応答により、前記マッ
ピングしたディジタルシンボルの系列の低い周波数成分
と高い周波数成分とを前置整形するスペクトル整形機
能、をさらに含む、第1項に記載のモデム。
【0099】(3)前記ディジタル信号処理回路が、プ
ログラム可能ディジタル信号プロセッサ集積回路を含
む、第2項に記載のモデム。 (4)前記ビットマップ機能、前置等化ディジタルフィ
ルタ機能、およびスペクトル整形機能が、対応するプロ
グラムルーチンを実行する前記ディジタル信号プロセッ
サ集積回路により行われる、第3項に記載のモデム。
ログラム可能ディジタル信号プロセッサ集積回路を含
む、第2項に記載のモデム。 (4)前記ビットマップ機能、前置等化ディジタルフィ
ルタ機能、およびスペクトル整形機能が、対応するプロ
グラムルーチンを実行する前記ディジタル信号プロセッ
サ集積回路により行われる、第3項に記載のモデム。
【0100】(5)前記アナログ回路が、前記フィルタ
されたディジタル信号を、パルス符号変調(PCM)ア
ナログ信号として変調する回路を含む、第1項に記載の
モデム。 (6)前記ビットマップ機能が、前記受取ったディジタ
ルビットストリームを、前記電話局において使用可能な
アナログディジタル変換スライシングレベルの部分集合
に対応する信号配置にマッピングする、第1項に記載の
モデム。
されたディジタル信号を、パルス符号変調(PCM)ア
ナログ信号として変調する回路を含む、第1項に記載の
モデム。 (6)前記ビットマップ機能が、前記受取ったディジタ
ルビットストリームを、前記電話局において使用可能な
アナログディジタル変換スライシングレベルの部分集合
に対応する信号配置にマッピングする、第1項に記載の
モデム。
【0101】(7)ディジタル信号をホストコンピュー
タからインタネットサービスプロバイダへ送信チャネル
を経て通信する方法において、該送信チャネルが、前記
ホストコンピュータに関連するクライアントモデムと電
話局との間にアナログ加入者ループを含み、また、前記
電話局と前記インタネットサービスプロバイダのディジ
タルモデムとの間にディジタルトランクを含み、前記方
法が、ディジタル信号ビットストリームを、アナログデ
ィジタル変換のスライシングレベルに対応する信号配置
により、マッピングしたディジタルシンボルの系列にビ
ットマッピングするステップと、前記マッピングしたデ
ィジタルシンボルの系列に、前記送信チャネルの応答
と、最大平均送信電力限度と、により定められる前置等
化ディジタルフィルタ機能を適用するステップと、前記
フィルタされたマッピングしたディジタルシンボルを、
パルス符号変調(PCM)アナログ信号に変調するステ
ップと、前記PCMアナログ信号を、前記アナログ加入
者ループを経て送信するステップと、前記電話局におい
て、前記アナログディジタル変換スライシングレベルを
用い、前記PCMアナログ信号の、変換ディジタル信号
へのアナログディジタル変換を行うステップと、前記変
換ディジタル信号を前記ディジタルモデムへディジタル
トランクを経て送信するステップと、前記インタネット
サービスプロバイダにおいて、前記マッピングステップ
において用いられた前記信号配置による逆ビットマッピ
ング機能を適用し、前記ディジタル信号ビットストリー
ムを再生するステップと、を含む、前記方法。
タからインタネットサービスプロバイダへ送信チャネル
を経て通信する方法において、該送信チャネルが、前記
ホストコンピュータに関連するクライアントモデムと電
話局との間にアナログ加入者ループを含み、また、前記
電話局と前記インタネットサービスプロバイダのディジ
タルモデムとの間にディジタルトランクを含み、前記方
法が、ディジタル信号ビットストリームを、アナログデ
ィジタル変換のスライシングレベルに対応する信号配置
により、マッピングしたディジタルシンボルの系列にビ
ットマッピングするステップと、前記マッピングしたデ
ィジタルシンボルの系列に、前記送信チャネルの応答
と、最大平均送信電力限度と、により定められる前置等
化ディジタルフィルタ機能を適用するステップと、前記
フィルタされたマッピングしたディジタルシンボルを、
パルス符号変調(PCM)アナログ信号に変調するステ
ップと、前記PCMアナログ信号を、前記アナログ加入
者ループを経て送信するステップと、前記電話局におい
て、前記アナログディジタル変換スライシングレベルを
用い、前記PCMアナログ信号の、変換ディジタル信号
へのアナログディジタル変換を行うステップと、前記変
換ディジタル信号を前記ディジタルモデムへディジタル
トランクを経て送信するステップと、前記インタネット
サービスプロバイダにおいて、前記マッピングステップ
において用いられた前記信号配置による逆ビットマッピ
ング機能を適用し、前記ディジタル信号ビットストリー
ムを再生するステップと、を含む、前記方法。
【0102】(8)前記前置等化器フィルタ機能が、デ
ィジタル信号処理回路により行われるディジタルフィル
タに対応する、第7項に記載の方法。 (9)前記ディジタルフィルタが、前記ディジタルモデ
ムにより受信された信号と既知の送信信号との間のエラ
ーの測度と、送信電力と前記最大平均送信電力限度との
間の差の測度と、の和の最小化により定められる係数の
系列を有する、第8項に記載の方法。
ィジタル信号処理回路により行われるディジタルフィル
タに対応する、第7項に記載の方法。 (9)前記ディジタルフィルタが、前記ディジタルモデ
ムにより受信された信号と既知の送信信号との間のエラ
ーの測度と、送信電力と前記最大平均送信電力限度との
間の差の測度と、の和の最小化により定められる係数の
系列を有する、第8項に記載の方法。
【0103】(10)前置等化ディジタルフィルタ機能
を適用する前記ステップの前に、スペクトル整形機能を
前記マップトディジタル記号に適用して、その低い周波
数成分および高い周波数成分を事前整形するステップ、
をさらに含む、第7項に記載の方法。
を適用する前記ステップの前に、スペクトル整形機能を
前記マップトディジタル記号に適用して、その低い周波
数成分および高い周波数成分を事前整形するステップ、
をさらに含む、第7項に記載の方法。
【0104】(11)前記インタネットサービスプロバ
イダにおいて、逆ビットマッピング機能を適用する前記
ステップの前に、受信された変換ディジタル信号に対し
逆スペクトル整形機能を適用するステップ、をさらに含
む、第10項に記載の方法。
イダにおいて、逆ビットマッピング機能を適用する前記
ステップの前に、受信された変換ディジタル信号に対し
逆スペクトル整形機能を適用するステップ、をさらに含
む、第10項に記載の方法。
【0105】(12)前記ビットマッピングステップ
が、前記ディジタル信号ビットストリームを、アナログ
ディジタル変換を行う前記ステップにおいて用いられる
前記アナログディジタル変換スライシングレベルの部分
集合にマッピングする、第7項に記載の方法。 (13)前記前置等化フィルタ機能を訓練するステッ
プ、をさらに含む、第7項に記載の方法。
が、前記ディジタル信号ビットストリームを、アナログ
ディジタル変換を行う前記ステップにおいて用いられる
前記アナログディジタル変換スライシングレベルの部分
集合にマッピングする、第7項に記載の方法。 (13)前記前置等化フィルタ機能を訓練するステッ
プ、をさらに含む、第7項に記載の方法。
【0106】(14)前記訓練ステップが、前記ディジ
タルモデムの適応等化器機能をイネーブルするステップ
と、所定の訓練シーケンスを、前記クライアントモデム
から前記ディジタルモデムへ送信するステップと、前記
ディジタルモデムにおける前記所定の訓練シーケンスの
受信に応答して、該受信訓練シーケンスと前記所定の訓
練シーケンスとの間のエラーの測度と、送信電力と前記
最大平均送信電力限度との間の差の測度と、の和の最小
化に対応する前記適応等化器機能の係数を決定するステ
ップと、前記適応等化器機能の前記係数を前記クライア
ントモデムへ通信するステップと、を含む、第13項に
記載の方法。
タルモデムの適応等化器機能をイネーブルするステップ
と、所定の訓練シーケンスを、前記クライアントモデム
から前記ディジタルモデムへ送信するステップと、前記
ディジタルモデムにおける前記所定の訓練シーケンスの
受信に応答して、該受信訓練シーケンスと前記所定の訓
練シーケンスとの間のエラーの測度と、送信電力と前記
最大平均送信電力限度との間の差の測度と、の和の最小
化に対応する前記適応等化器機能の係数を決定するステ
ップと、前記適応等化器機能の前記係数を前記クライア
ントモデムへ通信するステップと、を含む、第13項に
記載の方法。
【0107】(15)前記適応等化器機能の係数を決定
する前記ステップが、前記受信訓練シーケンスの自己相
関マトリックスを推定するステップと、前記受信訓練シ
ーケンスと前記所定の訓練シーケンスとの、相互相関ベ
クトルを推定するステップと、前記適応等化器機能の前
記係数と電力スカラーとの間の関係を得るために、エラ
ー方程式およびエネルギー制約方程式を、前記推定され
た自己相関マトリックスおよび相互相関ベクトルを用い
て解くステップと、指定されたパフォーマンスレベルに
おける最大送信ビットレートに対応する前記電力スカラ
ーの値を反復法により決定するステップと、前記得られ
た関係から、前記最大送信ビットレートに対応する前記
電力スカラーの前記値に対する前記適応等化器機能の前
記係数を確認するステップと、を含む、第14項に記載
の方法。
する前記ステップが、前記受信訓練シーケンスの自己相
関マトリックスを推定するステップと、前記受信訓練シ
ーケンスと前記所定の訓練シーケンスとの、相互相関ベ
クトルを推定するステップと、前記適応等化器機能の前
記係数と電力スカラーとの間の関係を得るために、エラ
ー方程式およびエネルギー制約方程式を、前記推定され
た自己相関マトリックスおよび相互相関ベクトルを用い
て解くステップと、指定されたパフォーマンスレベルに
おける最大送信ビットレートに対応する前記電力スカラ
ーの値を反復法により決定するステップと、前記得られ
た関係から、前記最大送信ビットレートに対応する前記
電力スカラーの前記値に対する前記適応等化器機能の前
記係数を確認するステップと、を含む、第14項に記載
の方法。
【0108】(16)前記解くステップの前に、スペク
トル整形機能に対応する入力自己相関マトリックスを得
るステップと、前記入力自己相関マトリックスのコレス
キー分解を行うステップと、をさらに含み、前記解くス
テップが、前記コレスキー分解ステップの結果を用いて
行われる、第15項に記載の方法。
トル整形機能に対応する入力自己相関マトリックスを得
るステップと、前記入力自己相関マトリックスのコレス
キー分解を行うステップと、をさらに含み、前記解くス
テップが、前記コレスキー分解ステップの結果を用いて
行われる、第15項に記載の方法。
【0109】(17)インタネットサービスプロバイダ
(ISP)10への、電話局(CO)内のコーデック2
を経ての、改善されたデータ速度の上りへの通信の能力
を有する、クライアント側モデム20を開示する。開示
されているモデム20は、上りへの通信において、ディ
ジタルワードが、電話局のコーデック2内のアナログデ
ィジタル変換回路(A/D)6のスライシングレベルに
マッピングされるように、ディジタルデータに対しビッ
トマッピング機能22を行うディジタル信号プロセッサ
(DSP)14を含む。さらに、ビットマッピング機能
22は、好ましくは、ディジタル信号を、それぞれの記
号がA/D6のスライシングレベルの数により定められ
る最大値よりも少ないビットを有する前記記号にマッピ
ングする。前置等化フィルタ機能26は、(訓練プロセ
ス中に測定された)近似的逆チャネル応答フィルタを、
マッピングしたディジタルデータに適用し、平均送信電
力の最大値指定の考慮のもとに、分散性アナログ加入者
ループ(ASL)における送信データ速度を最大化す
る。この補償の結果として、コーデック2により受信さ
れるアナログ信号は、量子化雑音が低レベルであり、従
って上りへのより高いデータ速度を可能にするディジタ
ル形式に変換される。また、チャネル特性による、DS
P14における送信スペクトル整形24は、上りへの速
度をさらに増加させるために用いられうる。
(ISP)10への、電話局(CO)内のコーデック2
を経ての、改善されたデータ速度の上りへの通信の能力
を有する、クライアント側モデム20を開示する。開示
されているモデム20は、上りへの通信において、ディ
ジタルワードが、電話局のコーデック2内のアナログデ
ィジタル変換回路(A/D)6のスライシングレベルに
マッピングされるように、ディジタルデータに対しビッ
トマッピング機能22を行うディジタル信号プロセッサ
(DSP)14を含む。さらに、ビットマッピング機能
22は、好ましくは、ディジタル信号を、それぞれの記
号がA/D6のスライシングレベルの数により定められ
る最大値よりも少ないビットを有する前記記号にマッピ
ングする。前置等化フィルタ機能26は、(訓練プロセ
ス中に測定された)近似的逆チャネル応答フィルタを、
マッピングしたディジタルデータに適用し、平均送信電
力の最大値指定の考慮のもとに、分散性アナログ加入者
ループ(ASL)における送信データ速度を最大化す
る。この補償の結果として、コーデック2により受信さ
れるアナログ信号は、量子化雑音が低レベルであり、従
って上りへのより高いデータ速度を可能にするディジタ
ル形式に変換される。また、チャネル特性による、DS
P14における送信スペクトル整形24は、上りへの速
度をさらに増加させるために用いられうる。
【図1】最新の公衆電話交換網を経てディジタル通信を
行う電話機およびモデムの、従来の接続のブロック形式
での電気的ダイアグラムである。
行う電話機およびモデムの、従来の接続のブロック形式
での電気的ダイアグラムである。
【図2】最新の公衆電話交換網を経ての、コンピュータ
およびモデムのインタネットサービスプロバイダへの従
来の接続の、ブロック形式での電気的ダイアグラムであ
る。
およびモデムのインタネットサービスプロバイダへの従
来の接続の、ブロック形式での電気的ダイアグラムであ
る。
【図3】本発明の実施例により構成されたクライアント
モデムの、ブロック形式での電気的ダイアグラムであ
る。
モデムの、ブロック形式での電気的ダイアグラムであ
る。
【図4】本発明により構成されたクライアントモデム
と、電話局のコーデックと、インタネットサービスプロ
バイダにありうるようなディジタルモデムと、の組合せ
により、通常の上りへの通信において行われる機能を示
す機能図である。
と、電話局のコーデックと、インタネットサービスプロ
バイダにありうるようなディジタルモデムと、の組合せ
により、通常の上りへの通信において行われる機能を示
す機能図である。
【図5】aおよびbは、モデムと電話局との間の典型的
な加入者ループチャネルの、インパルス応答および周波
数応答のそれぞれを示すプロットであり、cは、本発明
の実施例により上りへの通信において用いられる、スペ
クトル整形フィルタの典型的な周波数応答を示すプロッ
トである。
な加入者ループチャネルの、インパルス応答および周波
数応答のそれぞれを示すプロットであり、cは、本発明
の実施例により上りへの通信において用いられる、スペ
クトル整形フィルタの典型的な周波数応答を示すプロッ
トである。
【図6】aおよびbは、本発明の実施例による前置等化
の動作の名称および理論を示すブロック図である。
の動作の名称および理論を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施例により図4の訓練シーケンスを
行う場合に、クライアントモデムと、電話局のコーデッ
クと、ディジタルモデムと、の組合せにより行われる機
能を示す機能図である。
行う場合に、クライアントモデムと、電話局のコーデッ
クと、ディジタルモデムと、の組合せにより行われる機
能を示す機能図である。
【図8】本発明の実施例によるクライアントモデムとデ
ィジタルモデムとの間のモデム接続の訓練における、本
発明の実施例の動作を示すフローダイアグラムである。
ィジタルモデムとの間のモデム接続の訓練における、本
発明の実施例の動作を示すフローダイアグラムである。
【図9】本発明の実施例によるクライアントモデムとデ
ィジタルモデムとの間のモデム接続の訓練において行わ
れる、前置等化器の係数を決定するプロセスの動作を示
すフローダイアグラムである。
ィジタルモデムとの間のモデム接続の訓練において行わ
れる、前置等化器の係数を決定するプロセスの動作を示
すフローダイアグラムである。
【図10】aは、典型的チャネルの周波数特性であり、
bは、本発明の実施例による前置等化フィルタ機能の出
力の周波数特性である。
bは、本発明の実施例による前置等化フィルタ機能の出
力の周波数特性である。
2 コーデック 6 A/D機能 10 インタネットサービスプロバイダ(ISP) 10’ ディジタルモデム 12 入出力インタフェース回路 14 ディジタル信号プロセッサ(DSP) 16 アナログフロントエンド(AFE)装置 18 データアクセス(DAA)装置 20 モデム 22 ビットマッピング機能 26 前置等化フィルタ機能 ASL アナログ加入者ループ CO 電話局 DT ディジタルトランク
Claims (2)
- 【請求項1】 電話局へのアナログ通信と、該電話局か
らインタネットサービスプロバイダへのディジタル通信
と、を含む上りへの通信を、送信チャネルを経て前記イ
ンタネットサービスプロバイダへ送信するモデムであっ
て、 ホストコンピュータに結合するインタフェース機能と、 電話線に結合するアナログ回路と、 前記インタフェース機能からディジタルビットストリー
ムを受取るために前記インタフェース機能に結合し、か
つ前記アナログ回路に結合したディジタル信号処理回路
と、を含み、該ディジタル信号処理回路が、 前記受取ったディジタルビットストリームを、前記電話
局において用いられるアナログディジタル変換のスライ
シングレベルに対応する信号配置にマッピングして、マ
ッピングしたディジタルシンボルの系列を発生する、ビ
ットマップ機能と、 前記送信チャネルの応答に対応し且つ最大平均送信電力
限度に対応する前置等化ディジタルフィルタを、前記マ
ッピングしたトディジタルシンボルに適用する前置等化
ディジタルフィルタ機能と、を含む、前記モデム。 - 【請求項2】 ディジタル信号をホストコンピュータか
らインタネットサービスプロバイダへ送信チャネルを経
て通信する方法において、該送信チャネルが、前記ホス
トコンピュータに関連するクライアントモデムと電話局
との間にアナログ加入者ループを含み、また、前記電話
局と前記インタネットサービスプロバイダのディジタル
モデムとの間にディジタルトランクを含み、前記方法
が、 ディジタル信号ビットストリームを、アナログディジタ
ル変換のスライシングレベルに対応する信号配置によ
り、マッピングしたディジタルシンボルの系列にビット
マッピングするステップと、 前記マッピングしたディジタルシンボルの系列に、前記
送信チャネルの応答と、最大平均送信電力限度と、によ
り定められる前置等化ディジタルフィルタ機能を適用す
るステップと、 前記フィルタされたマップピングしたディジタルシンボ
ルを、パルス符号変調(PCM)アナログ信号に変調す
るステップと、 前記PCMアナログ信号を、前記アナログ加入者ループ
を経て送信するステップと、 前記電話局において、前記アナログディジタル変換スラ
イシングレベルを用い、前記PCMアナログ信号の、変
換ディジタル信号へのアナログディジタル変換を行うス
テップと、 前記変換ディジタル信号を前記ディジタルモデムへディ
ジタルトランクを経て送信するステップと、 前記インタネットサービスプロバイダにおいて、前記マ
ッピングステップにおいて用いられた前記信号配置によ
る逆ビットマッピング機能を適用し、前記ディジタル信
号ビットストリームを再生するステップと、を含む、前
記方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US301712 | 1999-04-29 | ||
| US09/301,712 US6516025B1 (en) | 1999-04-29 | 1999-04-29 | High-speed upstream modem communication |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000354078A true JP2000354078A (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=23164548
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000130861A Pending JP2000354078A (ja) | 1999-04-29 | 2000-04-28 | 上りへの高速モデム通信 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6516025B1 (ja) |
| EP (1) | EP1049300B1 (ja) |
| JP (1) | JP2000354078A (ja) |
| CN (1) | CN1150729C (ja) |
| DE (1) | DE60042769D1 (ja) |
| TW (1) | TW476206B (ja) |
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| DE10042203A1 (de) * | 2000-08-28 | 2002-03-14 | Siemens Ag | Verfahren sowie Vorrichtung zur Vorentzerrung von Funkkanälen |
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| AU2002217194A1 (en) * | 2001-12-13 | 2003-06-23 | Vdsl Systems Oy | Equalization filter for digital subscriber wide bandwidth reception |
| DE10214908A1 (de) * | 2002-04-04 | 2003-11-13 | Infineon Technologies Ag | Einrichtung und Verfahren zur geregelten Skalierung und Quantisierung von Soft-Output-Werten eines Entzerrers |
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| EP1748357A1 (en) * | 2005-07-27 | 2007-01-31 | Agilent Technologies, Inc. | Noise signal generation by mapping random words |
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| US8891701B1 (en) | 2014-06-06 | 2014-11-18 | MagnaCom Ltd. | Nonlinearity compensation for reception of OFDM signals |
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