JP2000354163A - 画像処理方法 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 誤差拡散処理後の二値画像のエッジ再現性の
向上を図る。 【解決手段】 多値階調の画素に二値化処理を行って二
値画像を生成する画像処理方法であって、注目画素12
0を決定し、注目画素の隣接画素121,122を決定
し、注目画素120と隣接画素121,122との濃度
差を求め、濃度差が所定の設定値よりも大きい場合には
注目画素120をエッジ部とし、注目画素120がエッ
ジ部である場合の二値化処理時の閾値を、隣接画素12
1,122とのエッジ強度が大きいほど低く設定して二
値化処理を行う。
向上を図る。 【解決手段】 多値階調の画素に二値化処理を行って二
値画像を生成する画像処理方法であって、注目画素12
0を決定し、注目画素の隣接画素121,122を決定
し、注目画素120と隣接画素121,122との濃度
差を求め、濃度差が所定の設定値よりも大きい場合には
注目画素120をエッジ部とし、注目画素120がエッ
ジ部である場合の二値化処理時の閾値を、隣接画素12
1,122とのエッジ強度が大きいほど低く設定して二
値化処理を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、スキャ
ナ、複写機、ファクシミリ等に適用され、多値画像情報
を2値画像として再現する画像処理方法に関するもので
ある。
ナ、複写機、ファクシミリ等に適用され、多値画像情報
を2値画像として再現する画像処理方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】多値画像を2値画像に変換する方法の一
つとして、誤差拡散法が広く知られている。
つとして、誤差拡散法が広く知られている。
【0003】図5は従来の誤差拡散法を実行する回路を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【0004】同図において、画像メモリ100から2値
化処理を行う注目画素の多値データDが読み込まれ、γ
補正ROM101に格納されている補正データを参照し
てプリンタ等の出力機器の印字特性に応じた多値データ
へとγ補正される。γ補正された多値データD’は誤差
拡散処理部107の加算器102により、この注目画素
における誤差データEが加算され、F=D’+Eが出力
される。
化処理を行う注目画素の多値データDが読み込まれ、γ
補正ROM101に格納されている補正データを参照し
てプリンタ等の出力機器の印字特性に応じた多値データ
へとγ補正される。γ補正された多値データD’は誤差
拡散処理部107の加算器102により、この注目画素
における誤差データEが加算され、F=D’+Eが出力
される。
【0005】誤差データを付加された注目画素のデータ
Fは、比較器104において2値化閾値Thと比較さ
れ、F≧Thの場合には2値信号B=”1”が出力さ
れ、F<Thの場合には2値信号B=”0”が出力され
る。そして、この出力結果から、2値化処理時の2値化
誤差E’が減算器106によりE’=F−B’として算
出される。
Fは、比較器104において2値化閾値Thと比較さ
れ、F≧Thの場合には2値信号B=”1”が出力さ
れ、F<Thの場合には2値信号B=”0”が出力され
る。そして、この出力結果から、2値化処理時の2値化
誤差E’が減算器106によりE’=F−B’として算
出される。
【0006】ここで、入力データが256階調(0〜2
55)である場合、B’=B×255となる。したがっ
て、例えば、入力多値データがD=230、2値化の閾
値がTh=128である場合、2値化後の出力データは
B=1であり、2値化誤差Eは、E=D−B×255=
230−1×255=−25となる。
55)である場合、B’=B×255となる。したがっ
て、例えば、入力多値データがD=230、2値化の閾
値がTh=128である場合、2値化後の出力データは
B=1であり、2値化誤差Eは、E=D−B×255=
230−1×255=−25となる。
【0007】この2値化誤差Eは重み付け誤差演算器1
05において、所定の誤差マトリクスMxyにより、こ
れ以降処理される画素のデータに対して分配するため
に、誤差メモリ103に格納され、次画素の多値データ
に加算器102で加算され、誤差データの伝播が行われ
る。
05において、所定の誤差マトリクスMxyにより、こ
れ以降処理される画素のデータに対して分配するため
に、誤差メモリ103に格納され、次画素の多値データ
に加算器102で加算され、誤差データの伝播が行われ
る。
【0008】すなわち、例では入力多値データがD=2
30であるのに対して、2値化閾値Th=128との比
較結果、2値化後の出力データは1であり、256階調
での255となるため、入力多値データDの230に対
して25の誤差が生じる。したがって、入力多値データ
D=230に対する誤差25を2値化誤差とし、この誤
差を、誤差マトリクスを用いて重み付け誤差演算器10
5により未処理の画素の誤差メモリ103へ誤差分配
し、以降の画素での2値化処理に反映させる。
30であるのに対して、2値化閾値Th=128との比
較結果、2値化後の出力データは1であり、256階調
での255となるため、入力多値データDの230に対
して25の誤差が生じる。したがって、入力多値データ
D=230に対する誤差25を2値化誤差とし、この誤
差を、誤差マトリクスを用いて重み付け誤差演算器10
5により未処理の画素の誤差メモリ103へ誤差分配
し、以降の画素での2値化処理に反映させる。
【0009】ここで、従来の誤差拡散法において用いら
れる誤差マトリクスを図6に示す。
れる誤差マトリクスを図6に示す。
【0010】図6において、*で示した画素が現在の注
目画素であり、この画素に対して2値化処理を行うとす
る。
目画素であり、この画素に対して2値化処理を行うとす
る。
【0011】この注目画素を2値化した際に生じる誤差
を、同図に示した重み付け係数(7,1,5,3)で未
処理の次画素に対して誤差を配分する。そして、*で示
された注目画素の2値化処理を行う際は誤差メモリ10
3に格納された誤差配分値を読み出し、この誤差配分値
を用いて画像メモリ100から読み出された次の入力値
に対して補正を行う。
を、同図に示した重み付け係数(7,1,5,3)で未
処理の次画素に対して誤差を配分する。そして、*で示
された注目画素の2値化処理を行う際は誤差メモリ10
3に格納された誤差配分値を読み出し、この誤差配分値
を用いて画像メモリ100から読み出された次の入力値
に対して補正を行う。
【0012】このように、誤差拡散法は、ある画素の2
値化処理の際に生じる2値化誤差を以降に2値化処理す
る画素データに対して分配し、2値化後に画像データと
元の多値画像データとの誤差を最小に押さえようとする
方法である。
値化処理の際に生じる2値化誤差を以降に2値化処理す
る画素データに対して分配し、2値化後に画像データと
元の多値画像データとの誤差を最小に押さえようとする
方法である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このような誤差拡散法
による2値化処理を行った画像においては、誤差を周囲
画素に分配するという性質上、2値化された画像のエッ
ジ部の再現性が問題となる。つまり、注目画素におい
て、周囲の画素の情報が一部付加されるために画像のエ
ッジ部の再現性が低下するのである。
による2値化処理を行った画像においては、誤差を周囲
画素に分配するという性質上、2値化された画像のエッ
ジ部の再現性が問題となる。つまり、注目画素におい
て、周囲の画素の情報が一部付加されるために画像のエ
ッジ部の再現性が低下するのである。
【0014】この課題についての従来のアプローチとし
て、元の多値データに対してハイパスフィルタ等による
エッジ強調処理を施し、エッジの保存性を向上するとい
った方法が用いられている。
て、元の多値データに対してハイパスフィルタ等による
エッジ強調処理を施し、エッジの保存性を向上するとい
った方法が用いられている。
【0015】しかしながら、これによれば、画像全体に
フィルタ処理が影響して画質が劣化するといった新たな
問題が発生するので、根本的な解決には至ってない。
フィルタ処理が影響して画質が劣化するといった新たな
問題が発生するので、根本的な解決には至ってない。
【0016】そこで、本発明は、誤差拡散処理後の2値
画像のエッジ再現性の向上を図ることのできる画像処理
方法を提供することを目的とする。
画像のエッジ再現性の向上を図ることのできる画像処理
方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の画像処理方法は、多値階調の画素に2値化
処理を行って2値画像を生成する画像処理方法であっ
て、注目画素を決定し、注目画素の隣接画素を決定し、
注目画素と隣接画素との濃度差を求め、濃度差が所定の
設定値よりも大きい場合には注目画素をエッジ部とし、
注目画素がエッジ部である場合の2値化処理時の閾値
を、隣接画素とのエッジ強度が大きいほど低く設定して
2値化処理を行うものである。
に、本発明の画像処理方法は、多値階調の画素に2値化
処理を行って2値画像を生成する画像処理方法であっ
て、注目画素を決定し、注目画素の隣接画素を決定し、
注目画素と隣接画素との濃度差を求め、濃度差が所定の
設定値よりも大きい場合には注目画素をエッジ部とし、
注目画素がエッジ部である場合の2値化処理時の閾値
を、隣接画素とのエッジ強度が大きいほど低く設定して
2値化処理を行うものである。
【0018】これにより、注目画素における隣接画素と
のエッジ強度が大きい場合には2値化閾値が低く設定さ
れてドットの発生確率が高くなり、逆の場合には2値化
閾値が高く設定されてドットの発生確率が低くなるの
で、誤差拡散処理後の2値画像のエッジ再現性の向上を
図ることが可能になる。
のエッジ強度が大きい場合には2値化閾値が低く設定さ
れてドットの発生確率が高くなり、逆の場合には2値化
閾値が高く設定されてドットの発生確率が低くなるの
で、誤差拡散処理後の2値画像のエッジ再現性の向上を
図ることが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、多値階調の画素に2値化処理を行って2値画像を生
成する画像処理方法であって、注目画素を決定し、注目
画素の隣接画素を決定し、注目画素と隣接画素との濃度
差を求め、濃度差が所定の設定値よりも大きい場合には
注目画素をエッジ部とし、注目画素がエッジ部である場
合の2値化処理時の閾値を、隣接画素とのエッジ強度が
大きいほど低く設定して2値化処理を行う画像処理方法
であり、誤差拡散処理後の2値画像のエッジ再現性の向
上を図ることが可能になるという作用を有する。
は、多値階調の画素に2値化処理を行って2値画像を生
成する画像処理方法であって、注目画素を決定し、注目
画素の隣接画素を決定し、注目画素と隣接画素との濃度
差を求め、濃度差が所定の設定値よりも大きい場合には
注目画素をエッジ部とし、注目画素がエッジ部である場
合の2値化処理時の閾値を、隣接画素とのエッジ強度が
大きいほど低く設定して2値化処理を行う画像処理方法
であり、誤差拡散処理後の2値画像のエッジ再現性の向
上を図ることが可能になるという作用を有する。
【0020】以下、本発明の実施の形態について説明す
る。
る。
【0021】図1は本発明の一実施の形態である画像処
理方法を実行するための回路を示すブロック図、図2は
本発明の一実施の形態である画像処理方法においてエッ
ジ部として検出される画素を示す説明図、図3は本発明
の一実施の形態である画像処理方法における2値化処理
での閾値の設定を示す説明図、図4は本発明の一実施の
形態である画像処理方法による処理手順を示すフローチ
ャートである。
理方法を実行するための回路を示すブロック図、図2は
本発明の一実施の形態である画像処理方法においてエッ
ジ部として検出される画素を示す説明図、図3は本発明
の一実施の形態である画像処理方法における2値化処理
での閾値の設定を示す説明図、図4は本発明の一実施の
形態である画像処理方法による処理手順を示すフローチ
ャートである。
【0022】図示するように、画像メモリ100から2
値化処理を行う注目画素の多値データDが読み込まれ、
γ補正ROM101に格納されている補正データを参照
してプリンタ等の出力デバイスの印字特性に応じた多値
データへとγ補正される。γ補正された多値データは、
注目画素の隣接するエッジ部分を検出する隣接エッジ検
出手段108によりエッジ検出処理が行われた後、誤差
拡散処理部107の閾値決定手段109で閾値が決定さ
れる。また、加算機102により注目画素における誤差
データが加算される。
値化処理を行う注目画素の多値データDが読み込まれ、
γ補正ROM101に格納されている補正データを参照
してプリンタ等の出力デバイスの印字特性に応じた多値
データへとγ補正される。γ補正された多値データは、
注目画素の隣接するエッジ部分を検出する隣接エッジ検
出手段108によりエッジ検出処理が行われた後、誤差
拡散処理部107の閾値決定手段109で閾値が決定さ
れる。また、加算機102により注目画素における誤差
データが加算される。
【0023】誤差データを付加された注目画素のデータ
は、閾値決定手段109で決定された閾値と比較器10
4において比較され、所定の2値信号が出力される。そ
して、この出力結果から2値化処理時の2値化誤差が減
算器106により算出される。
は、閾値決定手段109で決定された閾値と比較器10
4において比較され、所定の2値信号が出力される。そ
して、この出力結果から2値化処理時の2値化誤差が減
算器106により算出される。
【0024】この2値化誤差は重み付け誤差検算器10
5において、所定の誤差マトリクスMxyにより、これ
以降処理される画素のデータに対して分配するために誤
差メモリ103に格納され、次画素の多値データに加算
機102で加算され、誤差データの伝播が行われる。
5において、所定の誤差マトリクスMxyにより、これ
以降処理される画素のデータに対して分配するために誤
差メモリ103に格納され、次画素の多値データに加算
機102で加算され、誤差データの伝播が行われる。
【0025】ここで、隣接エッジ検出手段108は、注
目画素における2値化処理の際に、この注目画素がエッ
ジ部分かどうかを検出するためのもので、注目画素と左
右隣接画素での多値データを基に注目画素がエッジ部か
どうかの情報を出力する。なお、エッジ部の検出手順に
ついては後述する。
目画素における2値化処理の際に、この注目画素がエッ
ジ部分かどうかを検出するためのもので、注目画素と左
右隣接画素での多値データを基に注目画素がエッジ部か
どうかの情報を出力する。なお、エッジ部の検出手順に
ついては後述する。
【0026】また、閾値決定手段109は、注目画素に
おいて隣接エッジ検出手段108により注目画素がエッ
ジ部として検出された場合に、この注目画素におけるエ
ッジ再現性を向上させるために、エッジ強度に応じて2
値化のための閾値を設定する。
おいて隣接エッジ検出手段108により注目画素がエッ
ジ部として検出された場合に、この注目画素におけるエ
ッジ再現性を向上させるために、エッジ強度に応じて2
値化のための閾値を設定する。
【0027】次に、エッジの検出および保存について図
2を用いて説明する。
2を用いて説明する。
【0028】図2において2値化処理を行う多値データ
の画像が示されており、この多値データは256階調
(0〜255)のデータにより表されている。そして、
この図における各画素の濃度は、注目画素120および
隣接画素121が濃度0、隣接画素122が濃度128
とする。
の画像が示されており、この多値データは256階調
(0〜255)のデータにより表されている。そして、
この図における各画素の濃度は、注目画素120および
隣接画素121が濃度0、隣接画素122が濃度128
とする。
【0029】ここで、左右隣接画素がエッジ部として検
出されるべき画素は注目画素120であり、この画素に
おける2値化後の画像では、ドットを発生せずに、隣接
画素122が位置するエッジ部を保存すべき画素であ
る。また隣接画素121、隣接画素122は注目画素1
20に隣接する左右の画素であり、エッジの検出処理の
際に、注目画素120の左右画素として濃度差を算出す
るために濃度が参照される。
出されるべき画素は注目画素120であり、この画素に
おける2値化後の画像では、ドットを発生せずに、隣接
画素122が位置するエッジ部を保存すべき画素であ
る。また隣接画素121、隣接画素122は注目画素1
20に隣接する左右の画素であり、エッジの検出処理の
際に、注目画素120の左右画素として濃度差を算出す
るために濃度が参照される。
【0030】次に、注目画素を120とし、この注目画
素に隣接するエッジ部があるかどうかの検出について説
明する。ここで、注目画素120の濃度データをD1、
隣接画素121の濃度データをD2、隣接画素122の
濃度データをD3、注目画素120での左右の隣接画素
である隣接画素121および隣接画素122の濃度差を
各DL、DRとすると、注目画素120における左隣接
画素121との濃度差、右隣接画素122との濃度差は
それぞれ、 DL=|D1−D2| DR=|D1−D3| となる。そして、この値がある一定の値Sを超えた場
合、注目画素120をエッジ部として検出する。つま
り、DL>SまたはDR>Sの何れかが成立した場合、
この注目画素をエッジ部とする。
素に隣接するエッジ部があるかどうかの検出について説
明する。ここで、注目画素120の濃度データをD1、
隣接画素121の濃度データをD2、隣接画素122の
濃度データをD3、注目画素120での左右の隣接画素
である隣接画素121および隣接画素122の濃度差を
各DL、DRとすると、注目画素120における左隣接
画素121との濃度差、右隣接画素122との濃度差は
それぞれ、 DL=|D1−D2| DR=|D1−D3| となる。そして、この値がある一定の値Sを超えた場
合、注目画素120をエッジ部として検出する。つま
り、DL>SまたはDR>Sの何れかが成立した場合、
この注目画素をエッジ部とする。
【0031】なお、本実施の形態においては、注目画素
に隣接する左右の画素を注目画素としているが、左右の
みならず上下、あるいは隣接する全ての画素、さらには
その周囲の画素の濃度を参照することで、エッジ検出精
度の向上、エッジ方向に応じた制御が可能となり、エッ
ジ再現性を一層向上させることができる。
に隣接する左右の画素を注目画素としているが、左右の
みならず上下、あるいは隣接する全ての画素、さらには
その周囲の画素の濃度を参照することで、エッジ検出精
度の向上、エッジ方向に応じた制御が可能となり、エッ
ジ再現性を一層向上させることができる。
【0032】次に、注目画素において隣接する左右のエ
ッジを検出した場合のドット発生制御について説明す
る。
ッジを検出した場合のドット発生制御について説明す
る。
【0033】左右何れかに隣接するエッジが検出された
画素においては、エッジの保存処理を行うために、注目
画素濃度と隣接左右画素濃度との濃度差に応じてドット
の発生を制御することで、この画素に隣接するエッジ部
でのエッジ再現性が向上する。そして、ドットの発生を
制御するのは、左右に隣接するエッジが検出された画素
での2値化処理時の閾値を変化させてドットの発生率を
下げることで可能である。
画素においては、エッジの保存処理を行うために、注目
画素濃度と隣接左右画素濃度との濃度差に応じてドット
の発生を制御することで、この画素に隣接するエッジ部
でのエッジ再現性が向上する。そして、ドットの発生を
制御するのは、左右に隣接するエッジが検出された画素
での2値化処理時の閾値を変化させてドットの発生率を
下げることで可能である。
【0034】このような処理について図3を用いて説明
する。ここで、図3は、誤差拡散処理時における画像デ
ータの濃度と閾値の設定によるドットのON/OFFの
関係を示したものである。
する。ここで、図3は、誤差拡散処理時における画像デ
ータの濃度と閾値の設定によるドットのON/OFFの
関係を示したものである。
【0035】一般に、従来の誤差拡散による2値化の際
の2値化閾値は、図3(a)に示すように、256階調
の入力濃度に対して中間の128程度に設定してこれを
固定している。しかしながら、本実施の形態では、図3
(b)に示すように、左右に隣接するエッジが検出され
た画素での2値化閾値を上げることでドットOFF領域
を広げてこの画素においてドットを発生しにくくし、エ
ッジ隣接画素でのドット発生を少なくしてエッジ部での
エッジ再現性を向上させている。
の2値化閾値は、図3(a)に示すように、256階調
の入力濃度に対して中間の128程度に設定してこれを
固定している。しかしながら、本実施の形態では、図3
(b)に示すように、左右に隣接するエッジが検出され
た画素での2値化閾値を上げることでドットOFF領域
を広げてこの画素においてドットを発生しにくくし、エ
ッジ隣接画素でのドット発生を少なくしてエッジ部での
エッジ再現性を向上させている。
【0036】また、図3(c)に示すように、逆に左右
に隣接するエッジが検出された画像での2値化閾値を下
げることでドットON領域を広げ、この画素においてド
ットを発生しやすくする。
に隣接するエッジが検出された画像での2値化閾値を下
げることでドットON領域を広げ、この画素においてド
ットを発生しやすくする。
【0037】このように、エッジ部として検出された注
目画素において左右の画素とのエッジ強度に応じて閾値
を変動させることで、より忠実なエッジ再現が可能にな
る。
目画素において左右の画素とのエッジ強度に応じて閾値
を変動させることで、より忠実なエッジ再現が可能にな
る。
【0038】つまり、エッジ部として検出された注目画
素の濃度と左右隣接画素の濃度との濃度差をD、閾値の
変動量を設定する定数をN、この注目画素における2値
化閾値をThとすると、Th=128−D/Nとして閾
値を設定する。
素の濃度と左右隣接画素の濃度との濃度差をD、閾値の
変動量を設定する定数をN、この注目画素における2値
化閾値をThとすると、Th=128−D/Nとして閾
値を設定する。
【0039】これにより、エッジ強度が大きい画素にお
いては、2値化閾値Thが低く設定されて注目画素にお
けるドットの発生確率が高くなる。また、エッジ強度が
小さい画素においては、2値化閾値Thが高く設定され
るためにドットの発生確率が下がり、結果としてドット
が発生しにくくなる。なお、エッジ部と判定されなかっ
た画素については、Th=128の固定閾値により2値
化処理を行う。
いては、2値化閾値Thが低く設定されて注目画素にお
けるドットの発生確率が高くなる。また、エッジ強度が
小さい画素においては、2値化閾値Thが高く設定され
るためにドットの発生確率が下がり、結果としてドット
が発生しにくくなる。なお、エッジ部と判定されなかっ
た画素については、Th=128の固定閾値により2値
化処理を行う。
【0040】本実施の形態においては、閾値Thを上述
の算出式により制御しているが、このような線形特性を
有するものでなく、非線形特性を有する算出式を用いて
閾値Thを制御することで、より忠実なエッジ再現を行
うことができる。
の算出式により制御しているが、このような線形特性を
有するものでなく、非線形特性を有する算出式を用いて
閾値Thを制御することで、より忠実なエッジ再現を行
うことができる。
【0041】また、算出式を用いることなく、注目画素
の濃度と隣接画素の濃度との濃度差Dの値に対応した閾
値を保持するテーブルを用意し、このテーブルを参照す
ることで閾値の設定を行うようにしても、より細かな閾
値設定が可能になる。
の濃度と隣接画素の濃度との濃度差Dの値に対応した閾
値を保持するテーブルを用意し、このテーブルを参照す
ることで閾値の設定を行うようにしても、より細かな閾
値設定が可能になる。
【0042】このような2値化処理について、図4のフ
ローチャートを参照しつつ説明する。
ローチャートを参照しつつ説明する。
【0043】図4において、先ず、2値化処理を行う画
像の多値データの1ライン分を画像メモリ100に格納
し(ステップs200)、次にこのラインの画素に対し
て分配される誤差データを誤差メモリ103に格納する
(ステップs210)。そして、1ライン分のデータか
ら2値化を行う画素の濃度データD1を読み出し、この
画素での重み付け誤差を加算し、注目画素データを取得
するとともに、γ補正ROM101からこの画素データ
に対応する補正データへ変換を行う(ステップs22
0)。
像の多値データの1ライン分を画像メモリ100に格納
し(ステップs200)、次にこのラインの画素に対し
て分配される誤差データを誤差メモリ103に格納する
(ステップs210)。そして、1ライン分のデータか
ら2値化を行う画素の濃度データD1を読み出し、この
画素での重み付け誤差を加算し、注目画素データを取得
するとともに、γ補正ROM101からこの画素データ
に対応する補正データへ変換を行う(ステップs22
0)。
【0044】次に、隣接エッジ検出手段108におい
て、注目画素に隣接する左右の画素での濃度データD
2,D3を画像メモリ100より取得し(ステップs2
30)、注目画素の濃度データD1と左右画素の濃度デ
ータD2,D3との濃度差であるDL=|D1−D2|
およびDR=|D1−D3|を算出する(ステップs2
40)。
て、注目画素に隣接する左右の画素での濃度データD
2,D3を画像メモリ100より取得し(ステップs2
30)、注目画素の濃度データD1と左右画素の濃度デ
ータD2,D3との濃度差であるDL=|D1−D2|
およびDR=|D1−D3|を算出する(ステップs2
40)。
【0045】そして、得られた濃度差DL,DRと設定
値Sとを比較し(ステップs250)、濃度差DLと濃
度差DRの何れかが設定値Sより大であった場合には、
閾値決定手段109でこの画素をエッジに隣接する画素
として検出し、閾値をエッジ強度に応じて前述の閾値T
h=128−D/Nとして設定する(ステップs27
0)。一方、濃度差DLおよび濃度差DRの何れもが設
定値Sより小であった場合には、この画素をエッジに隣
接しない画素として閾値を128のままにする(ステッ
プs260)。
値Sとを比較し(ステップs250)、濃度差DLと濃
度差DRの何れかが設定値Sより大であった場合には、
閾値決定手段109でこの画素をエッジに隣接する画素
として検出し、閾値をエッジ強度に応じて前述の閾値T
h=128−D/Nとして設定する(ステップs27
0)。一方、濃度差DLおよび濃度差DRの何れもが設
定値Sより小であった場合には、この画素をエッジに隣
接しない画素として閾値を128のままにする(ステッ
プs260)。
【0046】このようにして閾値を設定した後、この注
目画素における誤差拡散による2値化処理を行い(ステ
ップs280)、この画素での処理を終了する。
目画素における誤差拡散による2値化処理を行い(ステ
ップs280)、この画素での処理を終了する。
【0047】そして、現在のライン全ての画素に対して
前述の処理が終了したかを判定する(ステップs29
0)。終了していなければ、次の画素へ進んで(ステッ
プs310)ステップs220からステップs280を
実行する。また、終了していれば、全ラインに対しての
処理を終了したかの判定を行い(ステップs300)、
全ラインの処理が終了していなければ次のラインへ進ん
で(ステップs320)全処理を終えるまで以上の処理
を繰り返す。
前述の処理が終了したかを判定する(ステップs29
0)。終了していなければ、次の画素へ進んで(ステッ
プs310)ステップs220からステップs280を
実行する。また、終了していれば、全ラインに対しての
処理を終了したかの判定を行い(ステップs300)、
全ラインの処理が終了していなければ次のラインへ進ん
で(ステップs320)全処理を終えるまで以上の処理
を繰り返す。
【0048】このように、本実施の形態によれば、注目
画素と隣接画素との濃度差を求め、濃度差が所定の設定
値よりも大きい場合には注目画素をエッジ部とし、注目
画素がエッジ部である場合の2値化処理時の閾値を、隣
接画素とのエッジ強度が大きいほど低く設定して2値化
処理を行うようにしているので、注目画素における隣接
画素とのエッジ強度が大きい場合には2値化閾値が低く
設定されてドットの発生確率が高くなり、逆の場合には
2値化閾値が高く設定されてドットの発生確率が低くな
る。これにより、誤差拡散処理後の2値画像のエッジ再
現性の向上を図ることが可能になる。
画素と隣接画素との濃度差を求め、濃度差が所定の設定
値よりも大きい場合には注目画素をエッジ部とし、注目
画素がエッジ部である場合の2値化処理時の閾値を、隣
接画素とのエッジ強度が大きいほど低く設定して2値化
処理を行うようにしているので、注目画素における隣接
画素とのエッジ強度が大きい場合には2値化閾値が低く
設定されてドットの発生確率が高くなり、逆の場合には
2値化閾値が高く設定されてドットの発生確率が低くな
る。これにより、誤差拡散処理後の2値画像のエッジ再
現性の向上を図ることが可能になる。
【0049】なお、本実施の形態において用いられた閾
値の値は取り得る数値の一例として示されたものであ
り、これらの数値に拘束されるものではない。
値の値は取り得る数値の一例として示されたものであ
り、これらの数値に拘束されるものではない。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、注目画
素における隣接画素とのエッジ強度が大きい場合には2
値化閾値が低く設定されてドットの発生確率が高くな
り、逆の場合には2値化閾値が高く設定されてドットの
発生確率が低くなるので、誤差拡散処理後の2値画像の
エッジ再現性の向上を図ることが可能になるという有効
な効果が得られる。
素における隣接画素とのエッジ強度が大きい場合には2
値化閾値が低く設定されてドットの発生確率が高くな
り、逆の場合には2値化閾値が高く設定されてドットの
発生確率が低くなるので、誤差拡散処理後の2値画像の
エッジ再現性の向上を図ることが可能になるという有効
な効果が得られる。
【図1】本発明の一実施の形態である画像処理方法を実
行するための回路を示すブロック図
行するための回路を示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態である画像処理方法にお
いてエッジ部として検出される画素を示す説明図
いてエッジ部として検出される画素を示す説明図
【図3】本発明の一実施の形態である画像処理方法にお
ける2値化処理での閾値の設定を示す説明図
ける2値化処理での閾値の設定を示す説明図
【図4】本発明の一実施の形態である画像処理方法によ
る処理手順を示すフローチャート
る処理手順を示すフローチャート
【図5】従来の誤差拡散法を実行する回路を示すブロッ
ク図
ク図
【図6】従来の誤差拡散法において用いられる誤差マト
リクスを示す説明図
リクスを示す説明図
100 画像メモリ 101 γ補正ROM 102 加算器 103 誤差メモリ 104 比較器 105 重み付け誤差演算器 106 加算器 107 誤差拡散手段 108 隣接エッジ検出手段 109 閾値決定手段 120 注目画素 121 隣接画素 122 隣接画素
Claims (1)
- 【請求項1】多値階調の画素に2値化処理を行って2値
画像を生成する画像処理方法であって、 注目画素を決定し、 前記注目画素の隣接画素を決定し、 前記注目画素と前記隣接画素との濃度差を求め、 前記濃度差が所定の設定値よりも大きい場合には前記注
目画素をエッジ部とし、 前記注目画素がエッジ部である場合の2値化処理時の閾
値を、前記隣接画素とのエッジ強度が大きいほど低く設
定して2値化処理を行うことを特徴とする画像処理方
法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11163286A JP2000354163A (ja) | 1999-06-10 | 1999-06-10 | 画像処理方法 |
| US09/580,524 US6842267B1 (en) | 1999-06-10 | 2000-05-30 | Image processing method |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11163286A JP2000354163A (ja) | 1999-06-10 | 1999-06-10 | 画像処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000354163A true JP2000354163A (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=15770943
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11163286A Pending JP2000354163A (ja) | 1999-06-10 | 1999-06-10 | 画像処理方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6842267B1 (ja) |
| JP (1) | JP2000354163A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100658353B1 (ko) | 2005-04-08 | 2006-12-15 | 엘지전자 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널의 화상처리 장치 및 화상처리방법 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003046783A (ja) * | 2001-08-02 | 2003-02-14 | Fujitsu Ltd | スムージング方法及びスムージング回路 |
| KR100438720B1 (ko) * | 2002-04-09 | 2004-07-05 | 삼성전자주식회사 | 영상의 휘도 레벨 변환 방법 및 장치 |
| US9063048B2 (en) * | 2012-07-12 | 2015-06-23 | Mitutoyo Corporation | Hardness tester and program |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH065881B2 (ja) | 1987-01-23 | 1994-01-19 | 松下電送株式会社 | 二値化処理装置 |
| US5216753A (en) * | 1990-03-29 | 1993-06-01 | Eastman Kodak Company | Halftone compression with sharpness preservation |
| US5778105A (en) * | 1994-01-14 | 1998-07-07 | R.R. Donnelley & Sons Company | Method of and apparatus for removing artifacts from a reproduction |
-
1999
- 1999-06-10 JP JP11163286A patent/JP2000354163A/ja active Pending
-
2000
- 2000-05-30 US US09/580,524 patent/US6842267B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100658353B1 (ko) | 2005-04-08 | 2006-12-15 | 엘지전자 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널의 화상처리 장치 및 화상처리방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6842267B1 (en) | 2005-01-11 |
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