JP2000354568A5 - - Google Patents

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JP2000354568A5
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【書類名】 明細書
【発明の名称】 電気掃除機用吸込具並びに電気掃除機
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下面に吸込口を開口させた吸込具本体と、前記吸込口に臨んで回転自在に設けられた回転ブラシと、前記回転ブラシを回転駆動する電動機とを備え、前記吸込具本体の後部には、前記吸込口に連通する吸込通路を有する連結管を配設しているものであって、前記吸込具本体には前記連結管を挟んで第一の収納室と第二の収納室が配設されていて、前記連結管の吸込通路を形成する壁体の外側をカバー体で覆って収容空間を形成し、この収容空間を介して第一および第二の収納室内の部品を導電線で電気的接続する構成としたことを特徴とする電気掃除機用吸込具。
【請求項2】 下面に吸込口を開口させた吸込具本体と、前記吸込口に臨んで回転自在に設けられた回転ブラシと、前記回転ブラシ内に配し、それを回転駆動する電動機を備え、前記吸込具本体の後部には、前記吸込口に連通する吸込通路を有する連結管を配設しているものであって、前記吸込具本体には前記連結管を挟んで第一の収納室と第二の収納室が配設されていて、前記連結管の吸込通路を形成する壁体の外側をカバー体で覆って収容空間を形成し、この収容空間を介して第一および第二の収納室内の部品を導電線で電気的接続する構成としたことを特徴とする電気掃除機用吸込具。
【請求項3】 連結管を吸込具本体に対し上下方向に回動可能に配設した請求項1または2記載の電気掃除機用吸込具。
【請求項4】 連結管の後部に周方向に回動自在な回動管を連結し、前記回動管の吸込通路を形成する壁体の外側をカバー体で覆って導電線の収容空間を形成した請求項3記載の電気掃除機用吸込具。
【請求項5】 収容空間内に導電線のたるみ部を設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気掃除機用吸込具。
【請求項6】 第一の収納室および第二の収納室の少なくともどちらか一方に導電線のたるみ部を設けた請求項1〜5のいずれか1項記載の電気掃除機用吸込具。
【請求項7】 収容空間内に導電線を保持する保持部を設けた請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気掃除機用吸込具。
【請求項8】 連結管の吸込通路を形成する壁体であって回動管との連結部より前方の位置に導電線を保持する保持部を形成した請求項4記載の電気掃除機用吸込具。
【請求項9】 連結管もしくは回動管の接続部には電気接続部を設け、この電気接続部と導電線とを電気接続した請求項1〜8のいずれか1項記載の電気掃除機用吸込具。
【請求項10】 内部に塵埃を集塵する集塵室と電動送風機を備えた電気掃除機本体に、請求項1〜9のいずれか1項に記載の電気掃除機用吸込具と連通するように接続される接続口を備えた電気掃除機。
【請求項11】 内部に塵埃を集塵する集塵室と電動送風機を有する電気掃除機本体と、この電気掃除機本体の接続口に一端が接続され、他端に延長管を接続するホースと、延長管の反ホース側端面部に接続部を接続する請求項9記載の電気掃除機用吸込具を備え、前記ホースおよび延長管には前記掃除機本体側と電気接続する導電線を設けるとともに、延長管の吸込具の接続部には前記吸込具の電気接続部と電気接続する電気接続部を設け、この延長管の電気接続部に延長管の導電線を電気接続した電気掃除機。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸込具本体内の連結管を挟んで位置する電子部品収納室および作動室を有する電気掃除機用吸込具並びにこの電気掃除機用吸込具を用いた電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気掃除機用吸込具は、図6ないし図7に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図に示すように、吸込具本体1に電動機2により駆動される回転ブラシ3を内蔵した電気掃除機用吸込具が知られている。そして、この種の電気掃除機用吸込具では、下ケース4および上ケース5からなる吸込具本体1内に、仕切壁6a、6b、7、8により、下方に開口し回転ブラシ3を内蔵した吸込室9と、これに連通する吸込通路10と、電動機2を内蔵した作動室11と、プリント回路基板12を内蔵した電子部品収納室13とを区画形成している。また、吸込具本体1の後部に、吸込通路10の入口部に位置させて連結管14を上下回動自在に支持するとともに、吸込通路10は連結管14内と連通している。
【0004】
また、吸込室9と吸込通路10との連通部には、下ケース4側で吸込通路10の両側の仕切壁7,8から上方へ立ち上がって吸込通路10を横断する架橋部15を設け、この架橋部15の上方に形成され上方へ開口するとともに左右方向へ抜ける凹溝16に、電子部品収納室13から作動室11へのリード線17を這わせた構造になっている。また、組立後には、凹溝16の開口部が上ケース5に形成された閉塞部18により閉塞される構造になっている。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】
このような従来の構成では、吸込室9と吸込通路10との連通部において図7に矢印で示すようにやや上向きに吸込風が流れることにより、連通部の上側に大きく突出した架橋部15が、ちょうど最も強い風の流れの先に位置することになるため、風路抵抗を増大させるとともに、乱流による騒音や風切音などの騒音が大きくなるという問題がある。
【0006】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、吸込室と吸込通路との連通部に突出した架橋部を構成することなく、連結管内の吸込通路を形成する壁体の外側空間を有効利用して、電子部品収納室から作動室への導電線の組み付けを行い、乱流や風切音などの騒音を低減し、静音化することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、下面に吸込口を開口させた吸込具本体と、前記吸込口に臨んで回転自在に設けられた回転ブラシと、前記回転ブラシを回転駆動する電動機とを備え、前記吸込具本体の後部には、前記吸込口に連通する吸込通路を有する連結管を配設しているものであって、前記吸込具本体には前記連結管を挟んで第一の収納室と第二の収納室が配設されていて、前記連結管の吸込通路を形成する壁体の外側をカバー体で覆って収容空間を形成し、この収容空間を介して第一および第二の収納室内の部品を導電線で電気的接続するように構成した電気掃除機用吸込具である。
【0008】
これにより、吸込室と吸込通路との連通部に突出した架橋部を設けずとも、収容室間を介して連結管の両側の各収納室を電気的に接続することができ、乱流による騒音や風切音などの騒音を低減し、静音化することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、下面に吸込口を開口させた吸込具本体と、前記吸込口に臨んで回転自在に設けられた回転ブラシと、前記回転ブラシを回転駆動する電動機とを備え、前記吸込具本体の後部には、前記吸込口に連通する吸込通路を有する連結管を配設しているものであって、前記吸込具本体には前記連結体を挟んで第一の収納室と第二の収納室が配設されていて、前記連結管の吸込通路を形成する壁体の外側をカバー体で覆って収容空間を形成し、この収容空間を介して第一および第二の収納室内の部品を導電線で電気的接続する構成としたことを特徴とする電気掃除機用吸込具であり、吸込室と吸込通路との連通部に突出した架橋部を設けずとも、収容空間を介して連結管の両側の各収納室を電気的に接続することができ、乱流による騒音や風切音などの騒音を低減し、静音化することができる。
【0010】
請求項2記載の発明は、下面に吸込口を開口させた吸込具本体と、前記吸込口に臨んで回転自在に設けられた回転ブラシと、前記回転ブラシ内に配し、それを回転駆動する電動機を備え、前記吸込具本体の後部には、前記吸込口に連通する吸込通路を有する連結管を配設しているものであって、前記吸込具本体には前記連結管を挟んで第一の収納室と第二の収納室が配設されていて、前記連結管の吸込通路を形成する壁体の外側をカバー体で覆って収容空間を形成し、この収容空間を介して第一および第二の収納室内の部品を導電線で電気的接続する構成としたことを特徴とする電気掃除機用吸込具であり、吸込室と吸込通路との連通部に突出した架橋部を設けずとも、収容空間を介して連結管の両側の各収納室を電気的に接続することができ、乱流による騒音や風切音などの騒音を低減し、静音化することができる。また、回転ブラシ内に電動機を内蔵することにより、電動機を吸込具本体の回転ブラシ以外の位置に配設する必要がなく、吸込具本体の小型が実現できる。回転ブラシ内に電動機を内蔵させるものでは、電動機の外径により回転ブラシの外径が決定されるので、電動機を小型化すれば回転ブラシの外径も小さくできる。一方、回転ブラシを十分なトルクで駆動しようとすると、電動機の外径を小さくするのには限界があり、トルクをかせぎだすために電動機の回転を減速装置で減速するようにしてもやはり電動機の外径を小さくするのに限界があり、したがって、回転ブラシの外径が通常の回転ブラシ(回転ブラシ内に電動機を内蔵していない)より大きくなり、そのため、吸込具本体の大きさを抑える上では、回転ブラシを収容する吸込室と吸込通路との連通部を絞り込む必要がある。このような絞り込みを連通部に設けるものでは、連通部に突出した架橋部を設けると乱流がより発生し、騒音を発生するものであるが、連結管の吸込通路を形成する壁体の外側をカバー体で覆って収容空間を形成することで、上記の問題も解消できる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、連結管を吸込具本体に対し上下方向に回動可能に配設したもの、すなわち、連結管を吸込具本体に回動自在に取り付ける構成であっても、導線で第一および第二の収納室内の部品を電気的接続できる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、上記請求項3に記載の発明において、連結管の後部に周方向に回動自在な回動管を連結し、前記回動管の吸込通路を形成する壁体の外側をカバー体で覆って導電線の収容空間を形成した電気掃除機用吸込具であり、吸込室と吸込通路との連通部に突出した架橋部を設けずとも、収容空間を介して連結管の両側の各収納室を電気的に接続することができ、乱流による騒音や風切音などの騒音を低減し、静音化することができる。
【0013】
請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、収容空間内に導電線のたるみ部を設けた電気掃除機用吸込具であり、吸込室と吸込通路との連通部に突出した架橋部を設けずとも、収容空間を介して連結管の両側の各収納室を電気的に接続することができ、乱流による騒音や風切音などの騒音を低減し、静音化することができる。
【0014】
請求項6に記載の発明は、上記請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明において、第一の収納室および第二の収納室の少なくともどちらか一方に導電線のたるみ部を設けた電気掃除機用吸込具であり、吸込室と吸込通路との連通部に突出した架橋部を設けずとも、収容空間を介して連結管の両側の各収納室を電気的に接続することができ、乱流による騒音や風切音などの騒音を低減し、静音化することができる。
【0015】
請求項7に記載の発明は、上記請求項1〜6のいずれか1項に記載の発明において、収容空間内に導電線を保持する保持部を設けた電気掃除機用吸込具であり、吸込室と吸込通路との連通部に突出した架橋部を設けずとも、収容空間を介して連結管の両側の各収納室を電気的に接続することができ、乱流による騒音や風切音などの騒音を低減し、静音化することができる。
【0016】
請求項8に記載の発明は、上記請求項4に記載の発明において、連結管の吸込通路を形成する壁体であって回動管との連結部より前方の位置に導電線を保持する保持部を形成した電気掃除機用吸込具であり、吸込室と吸込通路との連通部に突出した架橋部を設けずとも、収容空間を介して連結管の両側の各収納室を電気的に接続することができ、乱流による騒音や風切音などの騒音を低減し、静音化することができる。
【0017】
請求項9に記載の発明は、上記請求項1〜8のいずれか1項に記載の発明において、連結管もしくは回動管に設けた接続部には電気接続部を設け、この電気接続部と導電線とを電気接続した電気掃除機用吸込具であり、吸込室と吸込通路との連通部に突出した架橋部を設けずとも、収容空間を介して連結管の両側の各収納室を電気的に接続することができ、乱流による騒音や風切音などの騒音を低減し、静音化することができる。
【0018】
請求項10に記載の発明は、内部に塵埃を集塵する集塵室と電動送風機を備えた電気掃除機本体に、請求項1〜9のいずれか1項に記載の電気掃除機用吸込具と連通するように接続される接続口を備えた電気掃除機であり、吸込風により発生する乱流による騒音や風切音などの騒音を低減して、電気掃除機の騒音を低減することができ、静音化することができる。
【0019】
請求項11に記載の発明は、内部に塵埃を集塵する集塵室と電動送風機を有する電気掃除機本体と、この電気掃除機本体の接続口に一端が接続され、他端に延長管を接続するホースと、延長管の反ホース側端面部に接続部を接続する請求項9記載の電気掃除機用吸込具を備え、前記ホースおよび延長管には前記掃除機本体側と電気接続する導電線を設けるとともに、延長管の吸込具の接続部には前記吸込具の電気接続部と電気接続する電気接続部を設け、この延長管の電気接続部に延長管の導電線を電気接続した電気掃除機であり、吸込室と吸込通路との連通部に突出した架橋部を設けずとも、収容空間を介して連結管の両側の各収納室を電気的に接続することができ、乱流による騒音や風切音などの騒音を低減し、静音化することができる。
【0020】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0021】
図5に示すように、吸込具本体19は絨毯などの被掃除面に付着した塵埃を遊離させる回転ブラシ20(図3参照)を内蔵し、後部に延長管21と接続される連結管22を上下方向に回動自在に設けている。掃除機本体23は、内部に塵埃を集塵する集塵室24と電動送風機25を備えており、この掃除機本体23に設けた接続口26に、延長管21に接続したホース27を接続し、吸込具本体19の連結管22を接続口26に連通するように構成している。
【0022】
図1〜4に示すように、吸込具本体19の構成は上面を開口した下ケース28と、この下ケース28の上側に結合され下面を開口した上ケース29とからなっている。そして吸込具本体19内には、下ケース28および上ケース29にそれぞれ形成された仕切壁30〜33により、回転ブラシ20を収容する吸込室34とそれにつながる連通部35と、作動室36および電子部品収納室37とが各々区画形成されている。また、吸込室34は、吸込具本体19の前部に位置していて横長に配設され下面部には吸込口38を形成している。さらに、連通部35は、吸込具本体19の後部でその左右方向ほぼ中央部に位置して設けられている。また、電子部品収納室37は、連通部35の左右方向の一側方に隣接して位置しており、作動室36は、電子部品収納室37とは反対側に位置して連通部35に隣接している。つまり、連通部35に連通する連管22を挟んで電子部品収納室37と作室36とが配設されている。
【0023】
一方、連結管22は、連通部35内に前部が位置する状態で下ケース28および上ケース29により上下方向へ所定範囲回動自在に挟持されている。すなわち、連結管22の前部の左右両側面に突出形成された支軸39が、連通部35の左右両側の側壁である仕切壁30,33に枢着されていて、連結管22の内部は連通部35より連続して吸込通路40が後方へ形成されている。また、41は屈曲した回動管で、前部が連結管22の後部に円周方向へ回動自在に嵌合接続されている。また、回動管41には管カバー42が外周面の上側に取り付けられている。
【0024】
また、回転ブラシ20は、吸込具本体19の下面に設けた吸込口38に臨むように回転自在に配されており、また、その外形を構成する略筒状のブラシホルダー43の外周面には塵埃掻き上げ部を構成する複数のブラシ44を設けている。なお、塵埃掻き上げ部は、ブラシ44の他に、薄板状のブレード、拭き効果のある帯状体(例えば、布製の帯状体)などであってもよい。
【0025】
このブラシホルダー43の内部に、図2に示すように、回転ブラシ20を回転駆動する電動機45、電動機45の回転数を減速する減速装置46、減速装置46の出力をブラシホルダー43に伝達するギヤー47aなどを内蔵している。減速装置46と一体に連結して構成した電動機45は中空軸を有する支持部48に固定している。この支持部48の中空軸は、内径を13mmとして冷却風をスムーズに導入できるように構成している。この支持部48の中空軸は軸受部49の内輪で支持し、軸受け部49の外輪はブラシホルダー43の端部に固定したキャップA50により支持している。
【0026】
ギヤー47aは、ブラシホルダー43の軸方向における略中央部の内面部に形成したギヤー部47bと噛み合って連結させている。ギヤー部47bの外側に冷却風の通路孔52を設けており、この通路孔52は、中空軸から電動機45および減速装置46の外側を通る冷却風通路53に連通するとともに、ブラシホルダー43の外周面に設けた通気孔54に連通している。ブラシホルダー43の他方の端部は、軸55を一体形成したキャップB56が固定され軸受部材57により吸込具本体19へ回転自在に支持されている。
【0027】
さらに、電子部品収納室37内には、プリント回路基板58が配設されている。プリント回路基板58には、電動機45に過電流が流れることを防ぐ正特性サーミスタなどで構成した過電流防止装置が設けられている。
【0028】
一方、作動室36には、図4に示すように、吸込具本体19を空中に持ち上げた時には、回転ブラシ20を回転駆動する電動機45への電源を遮断して回転ブラシ20の回転を停止させる安全装置が構成されている。すなわち、被掃除面を検知する検知レバー59が支持軸59aを支点として回転自在に設けられ、検知レバー59のローラー59bが被掃除面側に接触するとバネ60の付勢力に逆らって矢印A方向に回動する。すると、検知レバー59の支持軸59aと一体に形成された移動体受部61が矢印B方向に回動し、この移動体受部61に保持された球状の移動体62もその方向に移動しスイッチ63をオンさせる。吸込具本体19を持ち上げるとローラー59bが被掃除面から離れ、矢印B方向にバネ60の付勢力で回動し、スイッチ63はオフする。このスイッチ63のオン・オフにより電動機45のオン・オフを行っている。
【0029】
つぎに、電気配線構造について説明する。図1〜3に示すように、回動管41の先端部つまり延長管21の反ホース27側端部と接続する接続部には、端子ピン64が突設されていて、掃除機本体23からの電源と接続される。具体的には延長管21およびホース27内に導電線を設けておき、掃除機本体23からの電源を供給するようにしている。端子ピン64は延長管21の端部に設けた電気接続部に電気接続され、延長管の導電線と電気接続される。この端子ピン64に電気接続される端子ピン64は吸込具の電気接続部であり、端子ピン64のような突出形状でなくてもよく、延長管の電気接続部が端子ピンであればそれを挿入して接触する接触片であってもよく、要は延長管21と吸込具本体19との接続時に電気的接続可能な構成であればよい。
【0030】
リード線A65は、管カバー42と連結管22内部の吸込通路40を形成する壁体との間に構成される収容空間に配され、詳しくは吸込通路40の壁体の外側上面に添わせて連結管22の支軸39近くの開口より導出し、仕切壁30を貫通して電子部品収納室37内に導入される。そして、リード線A65の他端はプリント回路基板58に接続される。一方のリード線B66は、リード線A65と同じく連結管22の吸込通路40の壁体と管カバー42とで形成される収容室を通り連結管22内部に導かれて、連結管22内の吸込通路40を連結管22の他方の支軸39近くの開口より導出し仕切壁33を貫通して作動室36内に導入され他端はスイッチ63に接続される。
【0031】
また、電子部品収納室37内のプリント回路基板58からリード線C67が仕切壁30を貫通して連結管22の支軸39近くの開口より吸込通路40の壁体と管カバー42より前方に設けた保護カバー68とにより形成される収容空間に導入され連結管22の他方の開口より仕切壁33を貫通して作動室36内に導入され他端はスイッチ63に接続されている。
【0032】
連結管22内の吸込通路40を形成する壁体の外方には保護カバー68が形成されていて、リード線A65、リード線B66、リード線C67は吸込具本体19の外方からの衝撃、傷つけなどから保護している。また、連結管22内の吸込通路40を形成する壁体と保護カバー68の間には、保持部の一種である規制リブ69が設けられており、配線されたリード線B66、あるいはリード線C67が回動管41の端部が当接して傷つきが発生するのを防止するために保持固定している。さらに、リード線B66、あるいはリード線C67には、連結管22が上下方向に回動した際また回動管41が回動した際に、引張力、切断力などの応力が加わる事がないように、連結管22の上下方向の回動寸法より大なるように設定した、たるみ部を吸込通路40の壁体と保護カバー68および管カバー42で形成される収容空間に設ける、あるいは、電子部品収納室37あるいは作動室36の少なくともどちらか一方に設けている。
【0033】
電動機45への配線は、電子部品収納室37内のプリント回路基板58からリード線D70が仕切壁30内を通って、回転ブラシ20の端部に構成された中空軸48の内部に導かれて、電動機45に設けた制御基板71に接続されている。なお、制御基板71には商用電源を整流する整流器、雑音防止器などが実装されている。
【0034】
上記構成において動作、作用を説明する。
【0035】
最初に、組立方法の概略を説明する。まず、下ケ−ス28内の所定の各位置に、下ケ−ス28の上面開口を介して、連通管22、回転ブラシ20、プリント回路基58、検知レバー59、移動体受61、移動体62、スイッチ63などの各部品を上方から組み付ける。これとともに、同様に下ケース28の下面開口を介して、リード線A65、リード線B66、リード線C67、リード線D70の配線を行う。
【0036】
その際、特に電子部品収納室37内のプリント回路基58と作動室36内のスイッチ63とを接続するリード線C67は、仕切壁30を貫通して連結管22の吸込通路40を形成する壁体の外部上面に沿わせて連結管22の他方の支軸39近くの開口より仕切壁33を貫通し、リード線C67は、連結管22の吸込通路40を形成する壁体と保護壁68の間に設けた規制リブ69により、保持される。
【0037】
次に、スイッチ63に接続されているリード線B66について述べる。リード線B66の端部には端子ピン64が設けられ、端子ピン64は回動管41の先端部に突設されるように設けられており、掃除機本体23からの電源と接続される。それからリード線B66は、連結管22の吸込通路40を形成する壁体の外側上面に沿わせて連結管22の支軸39近くの開口より仕切壁33を貫通して作動室36内に導入され、他端はスイッチ63に接続され、配線される。一方のリード線A65は、リード線B66と同じく連結管22内部に導かれて、連結管22の吸込通路40を形成する壁体の外側上面に沿わせて連結管22の他方の支軸39近くの開口より仕切壁30を貫通して電子部品収納室37内に導入される。そして、リード線A65の他端はプリント回路基板58に接続される。この状態で、リード線A65、リード線B66が通っている回動管41の面が管カバー42により覆われる。次に下ケース28の上に上ケース29を結合してネジなどにより固定する。
【0038】
このように、各リード線を配設する際に、連結管22および回動管41、管カバー42の内部で配線の処理がされるために吸込室34と吸込通路40との連通部35に突出した架橋部を無くすことができ、連通部35を上ケース29および下ケース28の内壁面によって構成することが出来るため、吸込通路40を滑らかに接続することが出来るので、掃除機本体23により発生した吸引風は、架橋部などの凸部が無くなった連通部35を通過することで吸込室34から吸込通路40を整流されて通過するために、乱流の発生を低減して風切り音が減少して騒音を下げるために低騒音化をすることができる。
【0039】
また、連結管22は上ケース29および下ケース28により上下方向へ所定範囲の回動自在になっており、また回動管41も連結管22の周方向に所定範囲で回動自在になっておりリード線A65、リード線B66、およびリード線C67に設けた、たるみ部により各リード線に回動時に働く引張力、切断力が加わることがないようになっている。なお、回動管41を設けないものの場合には、リード線A65、リード線B66に設けた、たるみ部のたるみ量を少なくできる。
【0040】
なお、本実施例では第一の収納室を電子部品収納室37とし、第二の収納室を作動室36とした例を示したが、例えば第二の収納室に従来のように電動機を設けて回転ブラシをベルト駆動する様にしたものであってもよく、要は第一の収容室と第二の収容室に導電線を介して電気接続を行う必要性のある部品を各々配したものであれば適用できる。連結管22を挟んで第一および第二の収納室を設けているのは、吸込具本体に部品を収納する場合に左右のバランス等を考慮する必要性があるためであり、例えば吸込具本体を持ち上げた場合等に左右のいずれかに吸込具本体が傾き、掃除作業性を低下させないようにするためのものである。
【0041】
【発明の効果】
本発明の電気掃除機用吸込具によれば、下面に吸込口を開口させた吸込口本体と、前記吸込具本体に臨んで回転自在に設けた回転ブラシと、前記回転ブラシを回転駆動する電動機とを備え、前記吸込具本体の後部には、前記吸込口に連通する吸込通路を有する連結管が、前記吸込具本体に対して上下方向に回動可能に配設されているものであって、前記吸込具本体には前記連結体を挟んで第一の収納室と第二の収納室が配設されていて、前記連結管の吸込通路を形成する壁体の外側をカバー体で覆って収容空間を形成し、この収容空間を介して第一および第二の収納室内の部品を導電線で電気的接続する構成としたことを特徴とする電気掃除機用吸込具であり、吸込室と吸込通路との連通部に突出した架橋部を設けずとも、収容空間を介して連結管の両側の各収納室を電気的に接続することができ、乱流による騒音や風切音などの騒音を低減し、静音化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の実施例を示す電気掃除機用吸込具の要部分解斜視図
【図2】
同電気掃除機用吸込具の上ケースを外した平面図
【図3】
同電気掃除機用吸込具の一部破断側面図
【図4】
同電気掃除機用吸込具の作動室の断面図
【図5】
同電気掃除機の全体斜視図
【図6】
従来の電気掃除機用吸込具の要部斜視図
【図7】
同電気掃除機用吸込具の中央縦断面図
【符号の説明】
19 吸込具本体
20 回転ブラシ
22 連結管
36 作動室(第二の収納室)
37 電子部品収納室(第一の収納室)
41 回動管
42 管カバー(カバー体)
45 電動機
64 端子ピン(電気接続部)
65 リード線A(導電線)
66 リード線B(導電線)
67 リード線C(導電線)
68 保護カバー(カバー体)
69 規制リブ(保持部)
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