JP2000354603A - 温熱袋 - Google Patents
温熱袋Info
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Abstract
熱する発熱剤、(B)水及び/又は含水塩、(C)酸及
び(D)炭酸塩を、これらの成分が反応しないように封
入し、使用時に成分(A)〜(D)を当該袋中で混合す
ることにより膨らむ温熱袋。 【効果】 温熱作用と同時に、炭酸ガスが発生して膨ら
むので、携帯用水枕、クッションや、身体の一部に固定
して疲れやむくみを改善するのに用いるのに好適であ
る。
Description
炭酸ガスが発生して膨らむ温熱袋に関する。
するための製品が数多く知られ、例えば温熱クリーム、
温熱シップ等が市販されている。しかし、これらは単に
温熱を与えるだけであり、疲れやむくみに対して十分な
効果は得られない。また、金属粉の酸化熱を利用した化
学カイロ等も知られているが、これも単に温めるだけ
で、疲れやむくみに対する効果は十分でない。
やむくみを改善する効果に優れた温熱袋を提供すること
にある。
水との発熱反応による温熱と同時に、炭酸塩と酸の反応
による炭酸ガスの発生により袋を膨らませ、身体の一部
を圧迫すれば、温熱作用と圧迫開放の相剰効果で、高い
血流改善効果が得られ、疲れやむくみを大きく改善でき
ることを見出した。
(A)水と反応して発熱する発熱剤、(B)水及び/又
は含水塩、(C)酸及び(D)炭酸塩を、これらの成分
が反応しないように封入し、使用時に成分(A)〜
(D)を当該袋中で混合することにより膨らむ温熱袋を
提供するものである。
剤としては、水と反応したときに発熱反応を示すもので
あれば特に制限されず、例えば塩化カルシウム、塩化マ
グネシウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、硫酸
マグネシウム、硫酸アルミニウム等の無機塩類;ゼオラ
イト;エタノール、グリセリン、ポリエチレングリコー
ル等のアルコールなどが挙げられ、特に塩化カルシウ
ム、ゼオライトが好ましい。
は、例えば炭酸ナトリウム10水和物、炭酸ナトリウム
7水和物、硫酸ナトリウム10水和物、リン酸2ナトリ
ウム12水和物等が挙げられる。
酸、クエン酸、酒石酸、アスコルビン酸、リンゴ酸、フ
マル酸、マロン酸等の有機酸;ホウ酸、ケイ酸、リン
酸、リン酸二水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、酸性
ピロリン酸等の無機酸が挙げられる。これらのうち、有
機酸、特にコハク酸、クエン酸が好ましい。
ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、炭
酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸アンモニウム、セ
スキ炭酸ナトリウム等が挙げられ、特に炭酸水素ナトリ
ウムが好ましい。成分(C)に対する成分(D)の割合
は、0.1〜10重量倍が好ましい。また、成分
(C)、(D)の封入量は、これらの反応により発生す
る炭酸ガスと密封する袋の体積の関係から適宜決定され
る。さらに、成分(A)〜(D)を混合した液のpHは酸
性〜弱アルカリ性、特にpH2〜7が好ましい。
(A)発熱剤と(B)水;(C)炭酸塩と(D)酸がそ
れぞれ反応しないよう、すなわち、発熱反応及び炭酸ガ
ス発生反応が起こらないように隔離して袋中に封入され
る。好ましくは、成分(A)と(B)が接触しないよ
う、また成分(B)、(C)及び(D)の3成分が接触
しないように隔離して封入される。従って、例えば成分
(C)又は(D)は成分(B)と一緒にして水溶液とし
て封入することができる。また、成分(B)として、炭
酸塩水和物を用いた場合には、成分(D)を兼ねること
ができ、その際には、成分(A)、(B)及び(C)の
3成分が接触しないように隔離して封入される。例えば
二室に隔離する場合、一室に成分(B)、他室に成分
(A)及び(C)を封入することができる。各成分の封
入量は、目的とする温熱温度、発熱時間、袋の体積等に
応じて適宜決定できるが、成分(B)は反応する水の量
として、成分(A)の0.5重量倍以上、特に2〜10
重量倍であるのが好ましい。また、成分(C)及び
(D)との関係で、1〜300重量倍が好ましい。
ず、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステ
ル、ポリアミド等の合成樹脂フィルムの単層又は多層フ
ィルムや、これらに金属箔をラミネートしたり、金属蒸
着したフィルムなどが挙げられる。また、袋の外側を、
天然繊維、合成繊維の織布、不織布等で被覆して、より
優れた感触を得ることもできる。前記のように封入する
方法としては、例えば外袋と内袋とを構成する二重袋構
造にする方法、隔壁を設けて二室以上に分けて隔離する
方法等が挙げられ、常法により行うことができる。
するフィルムに比べ強度が相対的に弱いものが使用さ
れ、通常の保存状態においては簡単に破けることなく、
使用時に必要な強度を加えたときに破袋する程度の強度
が必要である。また、内袋のシール部がこのような強度
であっても良い。例えば内袋に成分(B)を充填し、外
袋に成分(A)、(C)及び(D)を封入して密封す
る;内袋に成分(B)と(C)又は(D)を充填し、外
袋に成分(A)と(C)又は(D)を封入して密封する
方法などにより、二重袋構造の温熱袋が得られる。
成するフィルム等は他の部分のフィルム等に比べ強度が
相対的に弱いものが使用され、二重袋構造の場合の内袋
と同様の強度が必要である。二室に隔離するには、一室
に成分(B)を、他室に成分(A)、(C)及び(D)
を密封する;一室に成分(B)と(C)又は(D)を、
他室に成分(A)と(C)又は(D)を密封する方法に
より、温熱袋が得られる。三室以上に隔離するには、例
えば第一室に成分(B)を、第二室に成分(A)及び
(D)を、第三室に成分(C)を密封する;成分(A)
〜(D)をそれぞれ一室に密封する方法等が挙げられ
る。
をたたく、押圧する、折曲げる、引張る等により破袋
し、当該密封した袋中で(A)〜(D)の4成分を混合
する。これにより、成分(A)と(B)が反応して、温
熱作用が得られると同時に、成分(C)と(D)の反応
により炭酸ガスが発生して、袋が膨らむ。
も片面、例えば身体の一部に固定して使用する場合等に
皮膚に直接又は衣類等を介して間接的に接する面に、薬
剤層を設けることができる。薬剤としては、例えば酸性
ムコポリサッカライド、カミツレ、セイヨウトチノキ、
イチョウ、ハマメリスエキス、ビタミンE、ニコチン酸
誘導体、アルカロイド化合物等の血行促進剤;セイヨウ
トチンキ、フラボン誘導体、ナフタリンスルホン酸誘導
体、アントシアニジン、ビタミンP、きんせんか、コン
コリット酸、シラノール、テルミナリア、ビスナガ、マ
ユス等のむくみ改善剤;アミノフィリン、茶エキス、カ
フェイン、キサンチン誘導体、イノシット、デキストラ
ン硫酸誘導体、セイヨウトチノキ、エスシン、アントシ
アニジン、有機ヨウ素化合物、オトギリ草、シモツケ
草、スギナ、マンネンロウ、朝鮮人参、セイヨウキヅ
タ、チオムカーゼ、ヒアルウロニダーゼ等のスリム化
剤;インドメタシン、dl−カンフル、ケトプロフェ
ン、トウガラシエキス、ピロキシカム、フェルビナッ
ク、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール等の鎮痛
剤;ラベンダー、ローズマリー、シトロン、ジェニパ
ー、ペパーミント、ユーカリ、ベルガモット、イランイ
ラン、ローズウッド、オレンジ等の香料などが挙げら
れ、1種以上を用いることができる。また、薬剤を含有
する層を袋の外側に設けるには、例えば上述の薬剤を含
むパップ、プラスター剤等の薬剤層をあらかじめ作成
し、ヒートシール、接着剤等の手段により袋に付設した
り、あるいは直接温熱袋に薬効剤を含浸させることによ
り、行うことができる。
剤を封入した袋又は室を連結することにより、多段階に
温熱効果を得ることができる。すなわち、図1におい
て、まず、室(1)と(2)の間のシール部aを破り、
成分(A)〜(D)を混合して発熱反応及び炭酸ガス発
生反応を行う。この反応が終了した後、シール部bを破
り、当該混合液を、室(3)に封入しておいた成分
(B)以外の成分、特に成分(A)と混合して、発熱
(及び炭酸ガス発生)反応を行う。更に、同様のシール
部により隔離した複数の室に成分(B)以外の成分を封
入して、このような操作をくり返せば、2回以上の多段
階に発熱反応を行うことができ、長時間にわたり温熱効
果が得られる。
膨らむことから、携帯用水枕、クッション等として利用
できる。また、この温熱袋に、腕、足、肩等の身体の一
部に固定するための手段、例えば面ファスナー、バン
ド、テープ等を設け、身体の一部に固定して使用するこ
ともできる。これらの固定手段を温熱袋に取り付ける方
法は特に制限されず、例えばヒートシール、テープ、の
り、接着剤、ホットメルト、縫合等により取り付けるこ
とができる。身体の一部に固定して使用するには、例え
ば土踏まずやふくらはぎ等に巻くようにして固定した
後、内袋又は隔壁を破袋して4成分を混合することによ
り、当該部位を温めると同時に圧迫でき、一定時間経過
後、固定手段をはずすことにより、圧迫が解除されその
結果、開放効果が得られる。この温熱作用と圧迫開放の
相剰効果で、高い血流改善効果が得られ、足の疲れやむ
くみを十分に改善できる。
炭酸ガスが発生して膨らむ。携帯用水枕、クッション
や、身体の一部に固定して疲れやむくみを改善するのに
用いるのに好適である。特に身体の一部に固定して使用
する場合には、身体各部に対する温熱作用に、圧迫開放
作用を併用し、血流促進・改善効果を向上し、その結果
疲れやむくみを改善することができる。ここで言う圧迫
作用とは、人体外部から圧力を加える作用をいう。これ
によって、老廃物を含んだ体液の再吸収を促進する効果
がある。開放作用とは、圧迫作用を解除したときの作用
であり、圧力を解除することにより、新鮮血流を組織に
供給することができる。
チレン/ポリプロピレンのフィルムからなる二重袋で、
内袋に成分(B)及び(C)として、15重量%コハク
酸水溶液100g、外袋に成分(A)及び(D)とし
て、ゼオライト100g及び炭酸水素ナトリウム3gが
密封されている。内袋のシールは弱いシールで、使用時
にこのシール部に外部から衝撃を与えて内袋をやぶり、
両袋の成分を混合する。混合液はpH3.9であった。温
熱袋は、温熱作用を示すと同時に、袋中で炭酸ガスが発
生して膨らみ、簡便に、温熱枕・クッションが得られ
た。
一例を示す。すなわち、ポリエチレン/ポリプロピレン
のフィルムからなる二重袋で、内袋に成分(B)及び
(D)として、1重量%炭酸水素ナトリウム水溶液40
g、外袋に成分(A)及び(C)として、ゼオライト1
2.5g及びコハク酸0.4gが密封され、さらに両端
に面ファスナーのオス・メスがそれぞれ設けられてい
る。内袋のシールは弱いシールで、使用時にこのシール
部に外部から衝撃を与えて内袋をやぶり、両袋の成分を
混合する。混合液はpH5.6であった。混合後すぐに、
土踏まずに固定すると、土踏まずが温められるとともに
圧迫され、足の疲れを緩和する効果に優れていた。
後に、サンプル装着前と後の血流量を測定した。すなわ
ち、温度;20℃、湿度;40RH%にコントロールさ
れた部屋で、仰臥位で30分間馴化した。馴化後、定常
状態の足の母指球の血流量を血流計(PERIFLUX
PERIMED)で5分間測定し、その平均を定常状
態の血流量とした。その後、土踏まずに実施例2の温熱
袋の両室の成分を混合して固定し、5分間装着した後に
温熱袋を取り外した。取り外した後の血流量を5分間測
定しその平均を装着後の血流量とした。比較品として温
熱作用のみの袋(実施例2において、炭酸水素ナトリウ
ムを除いた以外は同じ袋)を作成し、同様に評価した。
次式に従い血流量変化率を求めた。
は20.3%であったのに対して、本発明の温熱袋の場
合は、57.2%であり、高い血流促進効果が認められ
た。
した後に、実施例2の温熱袋を15分間土踏まずに使用
し、使用後の足疲れ改善度及びむくみ改善度に関し、以
下の5段階で評価した。比較品として、試験例1の比較
品と同様のものを同時に評価した。その結果、本発明品
は、足疲れ・むくみに関し高い改善効果があることが判
明した。
一例を示す断面図である。
である。
の一例を示す平面図及び断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 密封した袋中に、(A)水と反応して発
熱する発熱剤、(B)水及び/又は含水塩、(C)酸及
び(D)炭酸塩を、これらの成分が反応しないように封
入し、使用時に成分(A)〜(D)を当該袋中で混合す
ることにより膨らむ温熱袋。 - 【請求項2】 成分(A)〜(D)の混合液のpHが酸性
である請求項1記載の温熱袋。 - 【請求項3】 身体に固定するための手段を有する請求
項1又は2記載の温熱袋。 - 【請求項4】 袋の外側の少なくとも片面に、薬剤層を
有する請求項1〜3のいずれか1項記載の温熱袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16940399A JP4136198B2 (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 温熱袋 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP16940399A JP4136198B2 (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 温熱袋 |
Publications (2)
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|---|---|
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16940399A Expired - Fee Related JP4136198B2 (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 温熱袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014117547A (ja) * | 2012-12-19 | 2014-06-30 | Kao Corp | むくみ改善器具 |
| JP2016500542A (ja) * | 2012-10-29 | 2016-01-14 | フォエバー ヤング インターナショナル、 インク. | 温度可変ブランケット |
| JP2018529033A (ja) * | 2015-09-16 | 2018-10-04 | ジーエムケイ カンパニー リミテッド | 陰イオンが放射されるシリコーンパッチが付着した衣類およびその製造方法 |
-
1999
- 1999-06-16 JP JP16940399A patent/JP4136198B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US11752031B2 (en) | 2012-10-29 | 2023-09-12 | Forever Young International, Inc. | Temperature changing blankets |
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|---|---|
| JP4136198B2 (ja) | 2008-08-20 |
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