JP2000354625A - 持続的胸腔ドレナージ用吸引バッグ - Google Patents
持続的胸腔ドレナージ用吸引バッグInfo
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- JP2000354625A JP2000354625A JP11169732A JP16973299A JP2000354625A JP 2000354625 A JP2000354625 A JP 2000354625A JP 11169732 A JP11169732 A JP 11169732A JP 16973299 A JP16973299 A JP 16973299A JP 2000354625 A JP2000354625 A JP 2000354625A
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Landscapes
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- External Artificial Organs (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 水封部の無菌水の逆流を防止できる持続的胸
腔ドレナージ用吸引バッグを提供する。 【解決手段】 排液を貯留するために並列的に互いに連
結された第1貯留槽11ないし最終貯留槽14を含む複
数の並置状貯留槽と、最終貯留槽の上部に連結管19を
介して連通するウォーターシール槽15とを設ける。連
結管は、最終貯留槽の上部とウォーターシール槽の下部
とを連結する。第1貯留槽の上部に形成され患者の排液
を流入させる排液口23と、ウォーターシール槽の上部
に形成され、持続的胸腔ドレナージへ連なるチューブを
接続する吸引口24とを設ける。連結管の上部に拡張し
た水溜室20を設け、さらに水溜室の上面に半球状等の
上面に突出する逆流防止ドーム21を一体に形成する。
腔ドレナージ用吸引バッグを提供する。 【解決手段】 排液を貯留するために並列的に互いに連
結された第1貯留槽11ないし最終貯留槽14を含む複
数の並置状貯留槽と、最終貯留槽の上部に連結管19を
介して連通するウォーターシール槽15とを設ける。連
結管は、最終貯留槽の上部とウォーターシール槽の下部
とを連結する。第1貯留槽の上部に形成され患者の排液
を流入させる排液口23と、ウォーターシール槽の上部
に形成され、持続的胸腔ドレナージへ連なるチューブを
接続する吸引口24とを設ける。連結管の上部に拡張し
た水溜室20を設け、さらに水溜室の上面に半球状等の
上面に突出する逆流防止ドーム21を一体に形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は持続的胸腔ドレナー
ジを使用して、手術後創部からの排出液を吸引して貯留
するための持続的胸腔ドレナージ用吸引バッグに関す
る。
ジを使用して、手術後創部からの排出液を吸引して貯留
するための持続的胸腔ドレナージ用吸引バッグに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の持続的胸腔ドレナージ用吸引バッ
グは、図6に示されるように、プラスチックなどの樹脂
によってほぼ直方体状に一体に形成されており、図中左
側から順に第1貯留槽R1、第2貯留槽R2、第3貯留
槽R3およびウォーターシール槽Wが並列的に一体形成
されている。第1貯留槽R1と第2貯留槽R2とは、上
部が連絡孔2によって連結され、第2貯留槽R2と第3
貯留槽R3とは連絡孔3によって連結されている。ま
た、第3貯留槽R3の上部とウォーターシール槽Wの底
部とは連結管4によって連結されている。そして、第1
貯留槽R1の上部には、患者からの排液が流入する排液
口5が有り、ウォーターシール槽Wの上部には、図示し
ない持続的胸腔ドレナージに接続される吸引口6があ
る。排液口5には排液コネクタ7が取り付けられ、吸引
口6には吸引口コネクタ8が取り付けられている。
グは、図6に示されるように、プラスチックなどの樹脂
によってほぼ直方体状に一体に形成されており、図中左
側から順に第1貯留槽R1、第2貯留槽R2、第3貯留
槽R3およびウォーターシール槽Wが並列的に一体形成
されている。第1貯留槽R1と第2貯留槽R2とは、上
部が連絡孔2によって連結され、第2貯留槽R2と第3
貯留槽R3とは連絡孔3によって連結されている。ま
た、第3貯留槽R3の上部とウォーターシール槽Wの底
部とは連結管4によって連結されている。そして、第1
貯留槽R1の上部には、患者からの排液が流入する排液
口5が有り、ウォーターシール槽Wの上部には、図示し
ない持続的胸腔ドレナージに接続される吸引口6があ
る。排液口5には排液コネクタ7が取り付けられ、吸引
口6には吸引口コネクタ8が取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の持続的胸腔ドレナージ用吸引バッグは、第3貯留槽
R3の上部とウォーターシール槽Wの底部とが連結管4
によって連結されているだけであり、吸引口コネクタ8
を急に抜いたときには、ウォーターシール槽W内の上部
より陽圧(大気圧)が作用し、水封部Sの無菌水が連結
管4の上部を経て第3貯留槽(最終貯留槽)R3内に逆
流し、無菌水がなくなり、患者胸腔内に陽圧がかかると
いう問題があった。同様な現象は患者が咳き込んで患者
側に陰圧が発生した場合にも発生する。
来の持続的胸腔ドレナージ用吸引バッグは、第3貯留槽
R3の上部とウォーターシール槽Wの底部とが連結管4
によって連結されているだけであり、吸引口コネクタ8
を急に抜いたときには、ウォーターシール槽W内の上部
より陽圧(大気圧)が作用し、水封部Sの無菌水が連結
管4の上部を経て第3貯留槽(最終貯留槽)R3内に逆
流し、無菌水がなくなり、患者胸腔内に陽圧がかかると
いう問題があった。同様な現象は患者が咳き込んで患者
側に陰圧が発生した場合にも発生する。
【0004】一方、第3貯留槽R3の上部とウォーター
シール槽Wの底部を連結する連結管4の断面形状は通常
円形である。そのために、成形品である吸引バッグの表
面にシールもしくはシルク印刷で目盛りを印字すること
は容易ではなく、したがって従来の吸引バッグでは連結
管4を透視することによってその内部の無菌水水位を正
確に測定することができなかった。
シール槽Wの底部を連結する連結管4の断面形状は通常
円形である。そのために、成形品である吸引バッグの表
面にシールもしくはシルク印刷で目盛りを印字すること
は容易ではなく、したがって従来の吸引バッグでは連結
管4を透視することによってその内部の無菌水水位を正
確に測定することができなかった。
【0005】また、持続的胸腔ドレナージ用吸引バッグ
はその内部に排液が一杯になった場合、1リットル容器
であれば、最低1kg以上、2リットル容器であれば、最
低2kg以上の重量になる。そのため、持続的胸腔ドレナ
ージ本体から吸引バッグを取り外して使用する場合、患
者は抱えるように持ち運ばなければならず、不便であっ
た。
はその内部に排液が一杯になった場合、1リットル容器
であれば、最低1kg以上、2リットル容器であれば、最
低2kg以上の重量になる。そのため、持続的胸腔ドレナ
ージ本体から吸引バッグを取り外して使用する場合、患
者は抱えるように持ち運ばなければならず、不便であっ
た。
【0006】さらに、ウォーターシール槽Wに注入され
た無菌水は、無色透明であり、持続的胸腔ドレナージ用
吸引バッグも透明であるので、ウォーターシール槽Wの
目盛りが読みにくいという問題があった。
た無菌水は、無色透明であり、持続的胸腔ドレナージ用
吸引バッグも透明であるので、ウォーターシール槽Wの
目盛りが読みにくいという問題があった。
【0007】そこで、本発明の課題は、吸引口コネクタ
を急に抜いたときであっても、水封部の無菌水が最終貯
留槽に強く逆流することを未然に防止できる持続的胸腔
ドレナージ用吸引バッグを提供することにある。
を急に抜いたときであっても、水封部の無菌水が最終貯
留槽に強く逆流することを未然に防止できる持続的胸腔
ドレナージ用吸引バッグを提供することにある。
【0008】また、本発明の他の課題は、吸引バッグを
持ち運びしやすくした持続的胸腔ドレナージ用吸引バッ
グを提供することにある。
持ち運びしやすくした持続的胸腔ドレナージ用吸引バッ
グを提供することにある。
【0009】さらにまた、本発明の課題は、最終貯留槽
とウォーターシール槽を接続する連結管の側面への計量
目盛りの付設を容易にすることにある。
とウォーターシール槽を接続する連結管の側面への計量
目盛りの付設を容易にすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による持続的胸腔ドレナージ用吸引バッグ
は、排液を貯留するために並列的に互いに連結された第
1貯留槽ないし最終貯留槽を含む複数の並置状貯留槽
と、最終貯留槽の上部に接続されたウォーターシール槽
と、最終貯留槽の上部とウォーターシール槽の下部とを
連結する連結管と、前記第1貯留槽の上部に形成され排
液を流入させる排液口と、ウォーターシール槽の上部に
形成され、持続的胸腔ドレナージへ連なるチューブを接
続する吸引口とからなる持続的胸腔ドレナージ用吸引バ
ッグにおいて、前記連結管の上部に拡張した水溜室が設
けられ、さらに水溜室の上面に上方に膨出した逆流防止
ドームが一体に形成されていることを特徴とする。
に、本発明による持続的胸腔ドレナージ用吸引バッグ
は、排液を貯留するために並列的に互いに連結された第
1貯留槽ないし最終貯留槽を含む複数の並置状貯留槽
と、最終貯留槽の上部に接続されたウォーターシール槽
と、最終貯留槽の上部とウォーターシール槽の下部とを
連結する連結管と、前記第1貯留槽の上部に形成され排
液を流入させる排液口と、ウォーターシール槽の上部に
形成され、持続的胸腔ドレナージへ連なるチューブを接
続する吸引口とからなる持続的胸腔ドレナージ用吸引バ
ッグにおいて、前記連結管の上部に拡張した水溜室が設
けられ、さらに水溜室の上面に上方に膨出した逆流防止
ドームが一体に形成されていることを特徴とする。
【0011】本発明では、持続的胸腔ドレナージ用吸引
バッグにおいて、最終貯留槽の上部とウォーターシール
槽の下部とを連結する前記連結管は、最終貯留槽の近く
でループ状に折り曲げられ取手部を形成するように構成
される。
バッグにおいて、最終貯留槽の上部とウォーターシール
槽の下部とを連結する前記連結管は、最終貯留槽の近く
でループ状に折り曲げられ取手部を形成するように構成
される。
【0012】また、本発明では、持続的胸腔ドレナージ
用吸引バッグにおいて、最終貯留槽とウォーターシール
槽の底部とを連絡する前記連結管の側面の少なくとも一
部は平坦面に形成され、その平坦面には計量目盛りを付
設されている。
用吸引バッグにおいて、最終貯留槽とウォーターシール
槽の底部とを連絡する前記連結管の側面の少なくとも一
部は平坦面に形成され、その平坦面には計量目盛りを付
設されている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付の図1ないし図5を参照して説明する。
て添付の図1ないし図5を参照して説明する。
【0014】図1ないし図5に示された吸引バッグは、
持続的胸腔ドレナージを使用して患者の心臓、肺臓など
の手術後、創部からの排液を吸引して貯溜するための吸
引バッグである。この吸引バッグは、透明なプラスチッ
クなどの樹脂によって一体に成形されており、図1の左
側から順に第1貯留槽11、第2貯留槽12、第3貯留
槽13、第4貯留槽14およびウォーターシール槽15
が並列状に一体的に形成されている。第1貯留槽11と
第2貯留槽12とは上部は連絡孔16で連通され、同様
にして、第2貯留槽12と第3貯留槽13とは上部が連
絡孔17で、また第3貯留槽13と第4貯留槽14とは
上部が連絡孔18で連通状態にある。そして、最終貯留
槽である第4貯留槽14の上部とウォーターシール槽1
5の底部とは連結管19で連結されている。
持続的胸腔ドレナージを使用して患者の心臓、肺臓など
の手術後、創部からの排液を吸引して貯溜するための吸
引バッグである。この吸引バッグは、透明なプラスチッ
クなどの樹脂によって一体に成形されており、図1の左
側から順に第1貯留槽11、第2貯留槽12、第3貯留
槽13、第4貯留槽14およびウォーターシール槽15
が並列状に一体的に形成されている。第1貯留槽11と
第2貯留槽12とは上部は連絡孔16で連通され、同様
にして、第2貯留槽12と第3貯留槽13とは上部が連
絡孔17で、また第3貯留槽13と第4貯留槽14とは
上部が連絡孔18で連通状態にある。そして、最終貯留
槽である第4貯留槽14の上部とウォーターシール槽1
5の底部とは連結管19で連結されている。
【0015】連結管19の上部の一部は拡張されて水溜
室20となっており、この水溜室20の上面には半球状
の逆流防止ドーム21が形成されている。水溜室20の
形状は図2、図3および図4から明らかなようにほぼ直
方体形状とすることができる。逆流防止ドーム21は、
半球状に限らず水溜室20の上面から隆起する形態であ
ればその他の形態であっても良い。前記水溜室20の先
には連結管19が図示のようにループ状に折り曲げ形成
されて取手部22とされている。この連結管19は水溜
室20の上面からまず上方へ向かい、次いで横方向に延
び、次に下方へ向かって延び、最後に再び横方向に逆方
向に延びて、前記連絡孔18に通じている。なお、取手
部22は全体として吸引バッグの中央部に位置させ、そ
の形状は手で持つに適した形状であればどのような形状
でもよい。
室20となっており、この水溜室20の上面には半球状
の逆流防止ドーム21が形成されている。水溜室20の
形状は図2、図3および図4から明らかなようにほぼ直
方体形状とすることができる。逆流防止ドーム21は、
半球状に限らず水溜室20の上面から隆起する形態であ
ればその他の形態であっても良い。前記水溜室20の先
には連結管19が図示のようにループ状に折り曲げ形成
されて取手部22とされている。この連結管19は水溜
室20の上面からまず上方へ向かい、次いで横方向に延
び、次に下方へ向かって延び、最後に再び横方向に逆方
向に延びて、前記連絡孔18に通じている。なお、取手
部22は全体として吸引バッグの中央部に位置させ、そ
の形状は手で持つに適した形状であればどのような形状
でもよい。
【0016】前記第1貯留槽11、第2貯留槽12、第
3貯留槽13、第4貯留槽14は、図2および図5に示
すように横断面がほぼ長方形に形成されていて、その一
方の側面の一部には、図示のように計量用の目盛りが表
示されている。一方、ウォーターシール槽15の底部に
は、ウオーターシール用水(無菌水)の適正水位を示す
目盛りが、また、連結管19の側面(図1に示される側
面)の少なくとも一部は平坦に形成され、その平坦部分
には胸腔内の陰圧を測定するための目盛り19aが表示
されている。
3貯留槽13、第4貯留槽14は、図2および図5に示
すように横断面がほぼ長方形に形成されていて、その一
方の側面の一部には、図示のように計量用の目盛りが表
示されている。一方、ウォーターシール槽15の底部に
は、ウオーターシール用水(無菌水)の適正水位を示す
目盛りが、また、連結管19の側面(図1に示される側
面)の少なくとも一部は平坦に形成され、その平坦部分
には胸腔内の陰圧を測定するための目盛り19aが表示
されている。
【0017】第1貯留槽11の上部には排液が流入する
排液口23が形成されるとともに、ウォーターシール槽
15の上部には、持続的胸腔ドレナージに接続される吸
引口24が設けられている。前記排液口23には、排液
口コネクタ25が取り付けられ、この排液口コネクタ2
5を経て患者からの排液が吸引され、排液は、第1貯留
槽11、第2貯留槽12、第3貯留槽13、第4貯留槽
14の順に貯留される。すなわち、排液の吸引量が増え
るにつれ、排液は第1貯留槽11をオーバーフローして
第2貯留槽12内へ流れ、第2貯留槽12が一杯になる
と次の第3貯留槽13内へ流れる、と言うようにして最
後に第4貯留槽14内にまで流れる。前記吸引口24に
は、最内部の環状弁座部分(図示されない)がウォータ
ーシール槽15の内部に位置するように挿入、取付けさ
れた管状の吸引口コネクタ26が装着されている。
排液口23が形成されるとともに、ウォーターシール槽
15の上部には、持続的胸腔ドレナージに接続される吸
引口24が設けられている。前記排液口23には、排液
口コネクタ25が取り付けられ、この排液口コネクタ2
5を経て患者からの排液が吸引され、排液は、第1貯留
槽11、第2貯留槽12、第3貯留槽13、第4貯留槽
14の順に貯留される。すなわち、排液の吸引量が増え
るにつれ、排液は第1貯留槽11をオーバーフローして
第2貯留槽12内へ流れ、第2貯留槽12が一杯になる
と次の第3貯留槽13内へ流れる、と言うようにして最
後に第4貯留槽14内にまで流れる。前記吸引口24に
は、最内部の環状弁座部分(図示されない)がウォータ
ーシール槽15の内部に位置するように挿入、取付けさ
れた管状の吸引口コネクタ26が装着されている。
【0018】一方、ウォーターシール槽15の上部寄り
の一部には、横断面が狭くされた絞り部分27が形成さ
れ、この絞り部分27の上に球弁28が置かれている。
排液がウォーターシール槽15に満たされ場合には、球
弁28が排液によって浮上して吸引コネクタ26の下端
の環状弁座部分に下方から上方へ向かって押圧されるこ
とにより、流路が閉鎖されるようになっている。球弁2
8が確実に吸引コネクタ26の環状弁座部分に向かって
浮上するように、ウォーターシール槽15の吸引口と絞
り部分27は円錐管状となっている。また、排液が空気
と混じって泡状となっている場合や、患者が咳き込んだ
場合に生ずる陽圧に対しても十分な空気の流通口と球弁
28と環状弁座部分との距離が確保されており、球弁2
8は排液によって浮上る場合以外には浮上することはな
い。なお、球弁28は排液より比重の小さいプラスチッ
ク等によって製作され、中実でも中空であっても良い。
の一部には、横断面が狭くされた絞り部分27が形成さ
れ、この絞り部分27の上に球弁28が置かれている。
排液がウォーターシール槽15に満たされ場合には、球
弁28が排液によって浮上して吸引コネクタ26の下端
の環状弁座部分に下方から上方へ向かって押圧されるこ
とにより、流路が閉鎖されるようになっている。球弁2
8が確実に吸引コネクタ26の環状弁座部分に向かって
浮上するように、ウォーターシール槽15の吸引口と絞
り部分27は円錐管状となっている。また、排液が空気
と混じって泡状となっている場合や、患者が咳き込んだ
場合に生ずる陽圧に対しても十分な空気の流通口と球弁
28と環状弁座部分との距離が確保されており、球弁2
8は排液によって浮上る場合以外には浮上することはな
い。なお、球弁28は排液より比重の小さいプラスチッ
ク等によって製作され、中実でも中空であっても良い。
【0019】次に、本発明による持続的胸腔ドレナージ
用吸引バッグの作用について説明する。吸引口コネクタ
26に持続的胸腔ドレナージからのチューブを接続し、
持続的胸腔ドレナージで吸引バッグ内の空気を吸引する
と、排液が排液口コネクタ25を通して吸引され、まず
第1貯留槽11に溜まる。第1貯留槽11が一杯になる
と、排液は連絡孔16より第2貯留槽12内に流れ込ん
で溜まる。そのまま吸引を続けると、第2貯留槽12が
排液で一杯になり、連絡孔17よりオーバーフローして
第3貯留槽13内に溜まる。さらに吸引を続けると、第
3貯留槽13が一杯となり、連絡孔18より排液はオー
バーフローして第4貯留槽14内に溜まる。通常は、第
4貯留槽14が一杯になる前に吸引を停止し、吸引バッ
グを新らしい吸引バッグと交換した後、吸引を続ける。
しかし、第4貯留槽14が一杯になった後も吸引を続け
るとオーバーフローした排液がウォーターシール槽15
に溜まり、ついでウォーターシール槽15からオーバー
フローしようとする。しかし、ウォーターシール槽15
の絞り部分27の上に置かれた球弁28が排液によって
浮上し、球弁28は吸引コネクタ26の内端部に形成さ
れた環状弁座部分に押圧され、吸引コネクタ26の中心
に形成された流路が閉鎖されるために排液が持続的胸腔
ドレナージへ流入することはない。
用吸引バッグの作用について説明する。吸引口コネクタ
26に持続的胸腔ドレナージからのチューブを接続し、
持続的胸腔ドレナージで吸引バッグ内の空気を吸引する
と、排液が排液口コネクタ25を通して吸引され、まず
第1貯留槽11に溜まる。第1貯留槽11が一杯になる
と、排液は連絡孔16より第2貯留槽12内に流れ込ん
で溜まる。そのまま吸引を続けると、第2貯留槽12が
排液で一杯になり、連絡孔17よりオーバーフローして
第3貯留槽13内に溜まる。さらに吸引を続けると、第
3貯留槽13が一杯となり、連絡孔18より排液はオー
バーフローして第4貯留槽14内に溜まる。通常は、第
4貯留槽14が一杯になる前に吸引を停止し、吸引バッ
グを新らしい吸引バッグと交換した後、吸引を続ける。
しかし、第4貯留槽14が一杯になった後も吸引を続け
るとオーバーフローした排液がウォーターシール槽15
に溜まり、ついでウォーターシール槽15からオーバー
フローしようとする。しかし、ウォーターシール槽15
の絞り部分27の上に置かれた球弁28が排液によって
浮上し、球弁28は吸引コネクタ26の内端部に形成さ
れた環状弁座部分に押圧され、吸引コネクタ26の中心
に形成された流路が閉鎖されるために排液が持続的胸腔
ドレナージへ流入することはない。
【0020】ところで、患者側のドレンチューブと排液
口コネクタ25が接続された状態で持続的胸腔ドレナー
ジからのチューブを吸引口コネクタ26から抜いたりす
ると、ウォーターシール槽15内の水封部の無菌水に吸
引口コネクタ26から陽圧(大気圧)がかかり、この無
菌水が第4貯留槽14に向かって逆流する現象が発生す
る。また、患者が咳き込んだ場合などに発生する陰圧に
よっても同様な現象が発生する。この現象を防ぐため、
本実施例では逆流防止ドーム21を設けている。この逆
流防止ドーム21のために、無菌水の上向き逆流が生じ
てもその逆流が逆流防止ドーム21の内側に流れ込むの
で、その逆流の勢いによる力をこのドーム21内で分散
させると同時に方向を変えることによって、無菌水の逆
流は最終貯留槽14へ流入することなくそのまま流下
し、ウォーターシール槽15内に戻される。
口コネクタ25が接続された状態で持続的胸腔ドレナー
ジからのチューブを吸引口コネクタ26から抜いたりす
ると、ウォーターシール槽15内の水封部の無菌水に吸
引口コネクタ26から陽圧(大気圧)がかかり、この無
菌水が第4貯留槽14に向かって逆流する現象が発生す
る。また、患者が咳き込んだ場合などに発生する陰圧に
よっても同様な現象が発生する。この現象を防ぐため、
本実施例では逆流防止ドーム21を設けている。この逆
流防止ドーム21のために、無菌水の上向き逆流が生じ
てもその逆流が逆流防止ドーム21の内側に流れ込むの
で、その逆流の勢いによる力をこのドーム21内で分散
させると同時に方向を変えることによって、無菌水の逆
流は最終貯留槽14へ流入することなくそのまま流下
し、ウォーターシール槽15内に戻される。
【0021】吸引バッグを運ぶ際には、連結管19の一
部をループ状に折り曲げて形成した取手22に手を掛け
れば容易に運ぶことができる。
部をループ状に折り曲げて形成した取手22に手を掛け
れば容易に運ぶことができる。
【0022】ウォーターシール槽15の底部に貯溜され
ている無菌水は、通常の使用状態においては患者の胸腔
内の陰圧を測定するため、また、持続的胸腔ドレナージ
側の大気との遮断のため注入されている。この時、無菌
水はウォーターシール槽15の底部と第4貯留槽14を
連結する連結管19を上下し胸腔内の陰圧を表示するこ
とになる。この発明の場合には、連結管19の断面を半
円筒状にするなどの方法で側面の少なくとも一部を平坦
面にしている。例えば、連結管19の図1に示される側
面を平坦に形成することにより、その平坦面に計量用の
目盛を正確に施すことが可能になり、この目盛によって
連結管19内の水位を読み取り、正確な圧力を知ること
ができる。
ている無菌水は、通常の使用状態においては患者の胸腔
内の陰圧を測定するため、また、持続的胸腔ドレナージ
側の大気との遮断のため注入されている。この時、無菌
水はウォーターシール槽15の底部と第4貯留槽14を
連結する連結管19を上下し胸腔内の陰圧を表示するこ
とになる。この発明の場合には、連結管19の断面を半
円筒状にするなどの方法で側面の少なくとも一部を平坦
面にしている。例えば、連結管19の図1に示される側
面を平坦に形成することにより、その平坦面に計量用の
目盛を正確に施すことが可能になり、この目盛によって
連結管19内の水位を読み取り、正確な圧力を知ること
ができる。
【0023】なお、必要によって、ウォーターシール槽
15の底部の無菌水に着色しておくことができる。着色
は無菌水に錠剤状の着色剤をを投入する等の方法により
行うことができる。
15の底部の無菌水に着色しておくことができる。着色
は無菌水に錠剤状の着色剤をを投入する等の方法により
行うことができる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、最終貯留槽の上部とウォーターシール槽の底
部とを連結するための連結管の上部に拡幅された水溜室
を設け、さらにこの水溜室の上面に半球状もしくは他の
形状の上面に突出した逆流防止ドームを設けることによ
って、ウォーターシール槽に貯溜された無菌水の逆流が
生じても、逆流の勢いによる力が、ドーム内で水流の力
が分散されかつ同時に方向変換されることによって、最
終貯留槽へ無菌水が流入することを防止することが可能
になり、逆流水はウォーターシール槽内の流下し、さら
に患者胸腔内に陽圧がかかることがない。
によれば、最終貯留槽の上部とウォーターシール槽の底
部とを連結するための連結管の上部に拡幅された水溜室
を設け、さらにこの水溜室の上面に半球状もしくは他の
形状の上面に突出した逆流防止ドームを設けることによ
って、ウォーターシール槽に貯溜された無菌水の逆流が
生じても、逆流の勢いによる力が、ドーム内で水流の力
が分散されかつ同時に方向変換されることによって、最
終貯留槽へ無菌水が流入することを防止することが可能
になり、逆流水はウォーターシール槽内の流下し、さら
に患者胸腔内に陽圧がかかることがない。
【0025】また、水溜室と最終貯留槽とを連結する連
結管を取手の形状に折り曲げ形成したことによって、安
定した状態で吸引バッグを持ち運びすることが可能にな
る。さらに、水溜室とウォーターシール槽とを連結する
連結管の側面の少なくとも一部に平坦面を形成すること
によって、その平坦面に正確に目盛りを施すことが可能
となり、患者胸腔内の陰圧を正確に測定することができ
る。
結管を取手の形状に折り曲げ形成したことによって、安
定した状態で吸引バッグを持ち運びすることが可能にな
る。さらに、水溜室とウォーターシール槽とを連結する
連結管の側面の少なくとも一部に平坦面を形成すること
によって、その平坦面に正確に目盛りを施すことが可能
となり、患者胸腔内の陰圧を正確に測定することができ
る。
【図1】本発明の持続的胸腔ドレナージ用吸引バッグを
示す正面図。
示す正面図。
【図2】同吸引バッグを示す平面図。
【図3】同吸引バッグを示す右側面図。
【図4】同吸引バッグを示す背面図。
【図5】同吸引バッグの図4のA−A線に沿って切断し
た断面図。
た断面図。
【図6】従来の持続的胸腔ドレナージ用吸引バッグを示
す正面図。
す正面図。
11 第1貯留槽 12 第2貯留槽 13 第3貯留槽 14 第4貯留槽 15 ウォーターシール槽 19 連結管 20 水溜室 21 逆流防止ドーム 22 取手 23 排液口 24 吸引口 25 排液コネクタ 26 吸引口コネクタ
フロントページの続き (72)発明者 東 原 統 一 千葉県松戸市稔台547番地 瑞穂医科電機 株式会社内 Fターム(参考) 4C077 AA18 DD11 DD12 HH06 HH10 HH13 HH16 HH20 JJ05 JJ09 JJ13 KK09
Claims (3)
- 【請求項1】排液を貯留するために並列的に互いに連結
された第1貯留槽ないし最終貯留槽を含む複数の並置状
貯留槽と、最終貯留槽の上部に接続されたウォーターシ
ール槽と、最終貯留槽の上部とウォーターシール槽の下
部とを連結する連結管と、前記第1貯留槽の上部に形成
され排液を流入させる排液口と、ウォーターシール槽の
上部に形成され、持続的胸腔ドレナージへ連なるチュー
ブを接続する吸引口とからなる持続的胸腔ドレナージ用
吸引バッグにおいて、前記連結管の上部に拡張した水溜
室が設けられ、さらに水溜室の上面に上方に膨出した逆
流防止ドームが一体に形成されていることを特徴とする
持続的胸腔ドレナージ用吸引バッグ。 - 【請求項2】最終貯留槽の上部とウォーターシール槽の
下部とを連結する前記連結管は、最終貯留槽の近くでル
ープ状に折り曲げられ取手部を形成していることを特徴
とする請求項1に記載の持続的胸腔ドレナージ用吸引バ
ッグ。 - 【請求項3】最終貯留槽とウォーターシール槽の底部と
を連絡する前記連結管の側面の少なくとも一部が平坦面
に形成され、その平坦面に計量目盛りが付設されている
ことを特徴とする請求項1に記載の持続的胸腔ドレナー
ジ用吸引バッグ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11169732A JP2000354625A (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 持続的胸腔ドレナージ用吸引バッグ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11169732A JP2000354625A (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 持続的胸腔ドレナージ用吸引バッグ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000354625A true JP2000354625A (ja) | 2000-12-26 |
Family
ID=15891833
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11169732A Withdrawn JP2000354625A (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 持続的胸腔ドレナージ用吸引バッグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000354625A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012152577A (ja) * | 2008-02-29 | 2012-08-16 | Kci Licensing Inc | 滲出液の収集システムおよび方法 |
| CN103071194A (zh) * | 2013-02-22 | 2013-05-01 | 迟京霞 | 一种医用引流袋 |
| JP2013202149A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 医療用吸引排出装置用容器、医療用吸引排出装置および医療用吸引排出装置用容器の製造方法 |
| CN116712625A (zh) * | 2023-07-27 | 2023-09-08 | 中国人民解放军总医院海南医院 | 一种肿瘤胸腹腔积液抽取装置 |
-
1999
- 1999-06-16 JP JP11169732A patent/JP2000354625A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012152577A (ja) * | 2008-02-29 | 2012-08-16 | Kci Licensing Inc | 滲出液の収集システムおよび方法 |
| JP2013202149A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 医療用吸引排出装置用容器、医療用吸引排出装置および医療用吸引排出装置用容器の製造方法 |
| CN103071194A (zh) * | 2013-02-22 | 2013-05-01 | 迟京霞 | 一种医用引流袋 |
| CN116712625A (zh) * | 2023-07-27 | 2023-09-08 | 中国人民解放军总医院海南医院 | 一种肿瘤胸腹腔积液抽取装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060905 |