JP2000354748A - 粉体と液体との混練り方法およびその装置 - Google Patents

粉体と液体との混練り方法およびその装置

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JP2000354748A
JP2000354748A JP11168092A JP16809299A JP2000354748A JP 2000354748 A JP2000354748 A JP 2000354748A JP 11168092 A JP11168092 A JP 11168092A JP 16809299 A JP16809299 A JP 16809299A JP 2000354748 A JP2000354748 A JP 2000354748A
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Jun Fukaishi
準 深石
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Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
Suzuki Kogyo KK
Miyagi Prefectural Government.
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Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
Suzuki Kogyo KK
Miyagi Prefectural Government.
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉体と液体との混練り方法およびその装置を
提供する。 【解決手段】 容器10内の粉体と液体の混合物11
を、容器内に設けられた攪拌機20で攪拌・混合しつ
つ、その混合物の一部を容器下部に設けられたポンプ3
0で抜き出して、スタティックミキサー40、循環手段
50を介して容器10に循環させる、粉体と液体との混
練り方法およびその装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体と液体との混
練り方法およびその装置に関し、特に、食品工業におけ
る粉体の混合、および古紙の再資源化の際に必要な、粉
体と液体との混練り方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、広く使用されている発泡スチロー
ルに代表されるプラスチック系緩衝材の代わりに、古紙
の再資源化を目的として、古紙を再生した紙系の緩衝材
が注目されている。弾力性能に優れた紙系の緩衝材とし
ては、例えば、特開平10−152173号公報に記載
されているものが挙げられる。すなわち、古紙粉体、お
よびゼラチンまたはアルギン酸を50重量%以上含むバ
インダーとを混合した発泡成形体からなる緩衝材であ
る。上記発泡成形体は、古紙を微粉化した古紙粉体、ゼ
ラチンまたはアルギン酸を50重量%以上含むバインダ
ー、および架橋反応促進剤と、水および柔軟化剤を含む
液体成分とを混練りし、発泡後、成形、(加熱)乾燥さ
せて得られる。この場合、上記液体成分は、乾燥を容易
にするために比較的少量であることが好ましい。
【0003】上記発泡成形体の作成において、従来使用
されてきた混練り方法の一例を、図2を用いて説明す
る。なお、図2は、従来使用されてきた混練り装置(予
備混練り装置)を示す。あらかじめ、2〜5mm程度に
微粉化した紙粉体、ゼラチン、および架橋反応促進剤
と、水を主成分とする液体成分とを、槽内で公転可能な
高速攪拌機20′を備えた攪拌槽10内に投入する。ジ
ャケット(図示せず)で50〜60℃を保ちつつ、図2
に示すように、回転軸21を攪拌槽10内で公転・移動
させながら、攪拌翼22を回転させる。このとき、ポン
プ30は作動させない。攪拌翼22を、始め、30〜5
0rpmの緩速で5〜10分間、次に150〜200r
pmの中速で5〜10分間、最後に300rpm以上の
高速度で5〜10分間、回転させて、予備混練りする。
この時、回転軸21の、攪拌槽内公転は、10〜20回
/分である。なお、公転を行わない攪拌機の場合には、
特殊な攪拌翼を使用する必要がある。予備混練りされた
混合物11は、ポンプ30により混練り器(図示せず)
へ送られ、混練りされる。混練りは、ジャケット付き攪
拌槽を使用して、水分約50〜70%の条件下で、特殊
攪拌機で10〜30分間行われ、その後、成形、(加
熱)乾燥され、発泡成形体が得られる。
【0004】ところで、上記のように紙粉体を水を主成
分とする液体成分と混合する場合、紙粉体と水を主成分
とする液体とは、短時間で混練させると、紙粉体に撥水
性が生じるため(ダイラタンシー現象)、その混練りに
は非常に労力を必要とし、大がかりな混練装置が必要と
なる。通常、紙粉体と液体とを短時間で均一に混合する
ため、回転翼の高速回転により攪拌すると、液体量が少
なく高粘度の場合、混合物内部に大きな空孔が生じ、混
合物の循環が停止してしまう。また、攪拌翼による攪拌
では、高粘度の場合、混合物が粘性により回転翼に付着
して動く流動が主に生じるため、回転翼から遠い位置で
は混合物の流動は起きにくい。さらに、粉塵も立ち上が
り、作業環境が悪くなる。そのため、従来技術では、紙
粉体と液体との混合物を、最終的に高速攪拌するために
は大動力が必要であり、さらに、図2に示す攪拌翼を回
転させながら攪拌槽内を公転可能な攪拌機20′や、反
転可能な攪拌機、特殊な形状の攪拌翼を有する攪拌機な
どを使用する必要があり、設備投資費用が嵩む。さら
に、回転数を多段階に分けて操作するなど、作業が煩雑
で、作業環境も悪く、混練り段階の自動化には、多くの
配慮が必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の問題点に着目してなされたもので、大動力や特殊
な攪拌装置を必要としない、粉体と液体との混練り方法
およびその装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため、粉体と液体との混練りには、容器内の粉
体と液体とを混合して粉体を湿潤させるため、攪拌機で
攪拌・混合しつつ、その混合物の一部を抜き出してスタ
ティックミキサーを介して容器に循環させる混練り方法
が好適であることを見いだし、本発明を完成した。本発
明は、容器内の粉体と液体とを攪拌機で攪拌・混合しつ
つ、その混合物の一部をポンプで抜き出してスタティッ
クミキサーを介して容器に循環させることを特徴とする
粉体と液体との混練り方法に関する。また、本発明は、
容器と、容器内に設けられた攪拌機と、容器に連結し容
器下部に設けられたポンプと、このポンプに連結したス
タティックミキサーと、このスタティックミキサーから
容器への循環手段とを設けた混練り装置に関するもので
ある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、容器内の粉体と液体と
を攪拌機で攪拌・混合しつつ、その混合物の一部をポン
プで抜き出してスタティックミキサーを介して容器に循
環させることを特徴とする。上記粉体の例としては、小
麦粉、スターチ、紙粉体、中でもパルプまたは紙の粉体
あるいは解繊物からなる混合物が挙げられる。以下に、
紙粉体と水を主成分とする液体とを混練りし、発泡成形
体を得る場合の混練りについて説明する。紙粉末は、古
紙を予めターボカッターで粗砕し、連続式ホモジナイザ
ーを用いて、3,000〜6,000rpmの高速回転
で、1〜15mm、より好ましくは2〜5mm程度に微
粉化したものであってもよく、微粉化せずに水と混練り
したものでもよい。
【0008】発泡成形体の作成において、上記紙粉体に
は、バインダー、架橋反応促進剤などが含まれることが
好ましい。バインダーは、良好な発泡体を形成するため
に使用される。バインダーとしては、ゼラチン、アルギ
ン酸、卵白、デンプンなどの多糖類などが挙げられる。
これらは、1種単独で使用しても、2種以上を併用して
もよい。架橋反応促進剤は、必要に応じて、発泡した形
状を安定化させるために用いられる。架橋反応促進剤と
しては、トランスグルタミナーゼに代表される架橋促進
酵素、アルデヒド化合物であるホルマリン、アセトアル
デヒド、グルタルアルデヒド、錯イオンであるミョウバ
ン(硫酸アルミニウムカリウム)などが挙げられる。こ
れらは、1種単独で使用しても、2種以上を併用しても
よい。
【0009】発泡成形体の作成において、本発明の液体
に含まれるものとしては、水、柔軟化剤などが挙げられ
る。水としては、工業用水、水道水、精製水などが適宜
使用できる。柔軟化剤は、成形発泡体に弾力性を与える
ために使用される。具体的には、グリセリン、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリ
コール、トリエタノールアミン、ポリビニルアルコール
など、もしくはこれらのいずれかにショ糖を加えたもの
が挙げられる。これらは、1種単独で使用しても、2種
以上を併用してもよい。
【0010】上記粉体と液体との混合方法は、予め紙粉
体全てを混合したのち、液体と混合しても、粉体の一部
を液体と混合したのち、残りの粉体を混合してもよい。
また、ゼラチンなどのバインダーは、あらかじめ粉体に
混合してもよいし、水溶液としてから混合してもよい。
ただし、バインダー、架橋反応促進剤および柔軟化剤
は、発泡成形する前に、粉体または液体と混合すること
が好ましい。混合物には、上記成分の他に、必要に応じ
て、界面活性剤、抗菌剤、防カビ剤着色剤、漂白剤、酸
化防止剤、耐候(光)剤、充填剤などの添加剤を添加し
てもよい。
【0011】本発明に用いられる混練り装置(予備混練
り装置)の一例を、図1に示す。本発明に用いられる混
練り装置(予備混練り装置)には、容器(攪拌槽)10
と、容器(攪拌槽)10内に設けられた攪拌機20と、
容器(攪拌槽)10に連結し容器下部に設けられたポン
プ30と、このポンプに連結したスタティックミキサー
40と、このスタティックミキサー40から容器(攪拌
槽)10への循環手段50とが設けられている。
【0012】以下に、紙粉体と水を主成分とする液体と
を混練りして発泡成形体を得る場合に適用できる、混合
物を攪拌機で攪拌・混合しつつ、その一部をポンプで抜
き出してスタティックミキサーを介して容器に循環させ
る混練り方法の一例を、図1を用いて説明するが、本発
明は下記に限定されるものではない。上記紙粉体および
液体の混合物合計100kg(混合物含水率;50〜7
5重量%)11を攪拌機20を備えた攪拌槽10(容量
200リットル)内に投入し、ジャケット(図示せず)
で50〜60℃を保ちつつ、攪拌機20を作動する。こ
のとき、ポンプ30は作動させない。始め、20〜10
0rpmの緩速で5〜10分間、攪拌翼22を回転させ
る。その後、1〜3時間静置する。
【0013】静置後、攪拌機20の攪拌翼22を再び、
20〜100rpmの速度で、5〜10分間回転させ
る。同時に、コックB1を開き、攪拌槽10下部のポン
プ30およびスタティックミキサー40を運転する。攪
拌槽10の混合物11の一部は、ポンプ30、コックB
1、スタティックミキサー40、および循環手段50を
通り、攪拌槽10に戻る。このとき、ポンプ30の圧力
は、1〜5kg/cm2Gであり、コックB2は閉じら
れている。5〜10分後、予備混練りが充分に行われた
後、コックB2が開かれ、混合物11は、混練り発泡器
(図示せず)へ送られる。
【0014】混練り発泡器(図示せず)は、連続ミキサ
ー式ホモジナイザーであり、例えば、三菱化工機株式会
社製「ホイップゼロワン」が使用できる。混練り発泡条
件は、50〜60℃でレギュレータの圧力〜5kg/c
2 G以下、回転数500〜3,000rpmである。
充分に混練り、発泡された混合物は、成形、乾燥させて
発泡成形体となる。成形方法は、射出成形、型枠成形な
どが挙げられる。乾燥方法は、型の中に入れて行っても
よく、加熱乾燥、凍結乾燥、マイクロ波照射または自然
乾燥などが挙げられる。加熱乾燥の場合、温度は、10
0〜200℃である。
【0015】上記混練り作業の始めに緩速で攪拌後、静
置することにより、液体成分が、固体成分中に浸透し、
混練り効果が増大し、高速での攪拌が不用となる。その
ため、本発明の混練り方法においては、攪拌翼の回転数
は、最大でも300rpmで充分である。なお、上記例
は、回分式であるが、連続的に予備混練りおよび混練り
をしてもよい。また、ミキサー形式をドラフトチューブ
形式にする、液体中に界面活性剤を添加する、などによ
り、混練り効果が大きくなる。上記予備混練り、混練
り、発泡作業は、ゼラチンなどのバインダーが固化せ
ず、劣化しない温度である、50〜60℃で行う必要が
ある。
【0016】上記攪拌機20としては、高速攪拌機、攪
拌翼を回転させながら公転可能な攪拌機、反転可能な攪
拌機、特殊な形状の攪拌翼を有する攪拌機などの特殊な
ミキサーや、大動力の攪拌機である必要はなく、低動力
で、安価な緩速攪拌機でよい。また、ポンプ30として
は、高粘度混合物に一般的に使用される容積式ポンプが
好ましい。たとえば、兵神装備株式会社製、「モーノポ
ンプNLS30RB」などが挙げられる。スタティック
ミキサー40としては、一般的に用いられているスクリ
ュー型エレメントなどでよい。スタティックミキサー4
0から攪拌槽10への循環手段50の径は、特に限定は
ないが、攪拌槽10の容量が50〜200リットルの場
合、好ましくは4〜5cmである。
【0017】上記のように、本発明においては、紙粉体
および液体の混合物を容器内で緩速攪拌、混合したの
ち、静置することにより、紙粉体が充分湿潤し、その
後、簡単なラインミキサー(スタティックミキサー)を
介する混合物の循環、および容器内の均一化攪拌のみで
混練りが可能となる。そして、上記静置時間のため、作
業時間が長くなるが、連続バッチ式で、混練り容器を2
基以上設置して交互運転する場合は、運転している混練
り容器以外の混練り容器はスタンバイさせるため、その
間に静置時間をとれば良く、作業効率は低下しない。
【0018】
【発明の効果】本発明により、大動力や特殊な攪拌装置
を必要とせず、作業工程時間が比較的短く、効率的な、
粉体と液体との混練り方法およびその装置が提供され、
それらは、再生古紙系の発泡成形体の製造工程に好適で
ある。そして、得られる発泡成形体は、発泡スチロール
に代表されるプラスチック系緩衝材の代用品として有用
である。さらに、本発明の粉体と液体との混練り方法お
よびその装置は、上記紙粉体と液体との混練りのみなら
ず、食品工業における粉体のスラリー化などにおける混
練りにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の混練り装置(予備混練り装置)の概略
図である。
【図2】従来技術の混練り装置(予備混練り装置)の概
略図である。
【符号の説明】
10 容器(攪拌槽) 11 混合物 20 攪拌機 30 ポンプ 40 スタティックミキサー 50 循環手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深石 準 神奈川県川崎市川崎区大川町2番1号 三 菱化工機株式会社内 Fターム(参考) 4G035 AA23 AB44 AB46 AC31 4G078 AB09 AB20 BA05 DA19 DB04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内の粉体と液体とを攪拌機で攪拌・
    混合しつつ、その混合物の一部をポンプで抜き出してス
    タティックミキサーを介して容器に循環させることを特
    徴とする粉体と液体との混練り方法。
  2. 【請求項2】 容器と、容器内に設けられた攪拌機と、
    容器に連結し容器下部に設けられたポンプと、このポン
    プに連結したスタティックミキサーと、このスタティッ
    クミキサーから容器への循環手段とを設けた混練り装
    置。
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