JP2000354785A - 破砕機のロータ - Google Patents

破砕機のロータ

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JP2000354785A JP11165183A JP16518399A JP2000354785A JP 2000354785 A JP2000354785 A JP 2000354785A JP 11165183 A JP11165183 A JP 11165183A JP 16518399 A JP16518399 A JP 16518399A JP 2000354785 A JP2000354785 A JP 2000354785A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 破砕刃が被破砕物に対して斜めに切り込むこ
とで動力損失を低減し、破砕で生じる熱や騒音や振動を
小さくして処理能力を高めることができ、色々な被破砕
物に対応でき、容易な破砕刃の交換構成も得る。 【解決手段】 破砕機のロータ10は、投入された物に
対して破砕作業を行う破砕機のケーシング内部破砕作業
室の下方部に回転可能に軸承された複数のロータディス
ク11から構成され、各ロータディスクの周囲部の複数
の凹みに嵌合されて回転方向R1に対して凹みの背後に
形成されたディスク凸部のネジ孔に螺合されるネジ手段
で取り付けられたれた破砕刃20が回転に伴って破砕作
業室の下部の固定刃に接近して協同で破砕作業をする。
ロータディスク11の周囲部の凹みは、その上方から見
てロータの軸線に対して3度〜15度傾斜しており、ま
た破砕刃20は、凹みの傾斜に対応して上方から見て平
行四辺形を成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家庭や事業所か
ら排出されるプラスチック容器やロール紙、本や雑誌、
木屑、布屑、繊維屑、紙屑等の廃棄物を小さく破砕する
破砕機のロータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、廃棄物を取り巻く環境も変わり、
「再生資源の利用の促進に関する法律」に引き続いて、
1995年6月には「容器包装に係わる分別収集及び再
商品化の促進等に関する法律(容器包装リサイクル
法)」が制定、公布され、また従来安定型とされていた
廃棄物も管理型に変更されて安易に埋立ができなくなっ
てきている。このような生活環境の変化に伴って廃棄プ
ラスチック容器やロール紙、本や雑誌、木屑、布屑、繊
維屑、紙屑等を再生資源として利用することが重要な課
題となっている。その課題解決のために廃棄物の選別技
術と共に効率的で耐久性に優れ、保守の楽な破砕機の開
発に関心が注がれている。
【0003】例えば、従来の破砕機のロータとしては、
図11と図12に示すような破砕機50に使用されてい
るものがある。その破砕機50は、上部開口をホッパー
51で形成し且つ下方にテーパをなした作業空間を形成
したケーシング50A内において、その下方部に、破砕
刃54を周囲方向に複数個設けたロータディスク55を
複数枚回転軸52周りに取り付けてなる破砕ロータ50
Bを矢印Rへ比較的高速度で回転駆動するように搭載
し、上記破砕刃54に接近する一対の各固定刃56を両
端に設けたスクリーン57をロータ50Bの下方の出口
に搭載してなり、作業空間に投入された物をスクリーン
57を通過するまで小さく破砕するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような破砕機5
0は、破砕刃54をロータ50Bの軸線に平行になるよ
うに各ロータディスク55に搭載している為に、破砕刃
54は作業空間内で固定刃56に支持された被破砕物に
正面から当って破砕していくことになり、動力損失が大
きく成る他、その分破砕で生じる熱も多く、また騒音も
大きいと言う問題があった。更に、破砕機50は、破砕
刃54をロータディスク55の凸部55Aに回転方向側
から押しボルト59で固定しているために、破砕作業中
に押しボルト59の頭部が被破砕物に比較的高速度で当
り、損傷することが多かった。そのため、破砕刃54の
取り替え時に押しボルト59を緩めて抜くことが非常に
困難であった。
【0005】本発明は、上記に鑑み案出されたものであ
って、破砕刃が被破砕物に対して斜めに切り込むことで
動力損失を低減してその分駆動動力が少なくてすみ、切
り込みがスムースで破砕で生じる熱も少なくでき且つ騒
音や振動も小さくでき、処理能力を高めることができ、
色々な被破砕物に対応でき、柔らかい物から硬い物まで
広範囲な被破砕物の破砕ができ、更に破砕刃を固定する
ボルト等のネジ手段を破砕作業中に損傷しない構造も採
用でき、破砕刃の交換も容易な破砕機のロータを提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の請求項1記載の破砕機のロータは、投
入された被破砕物に対して破砕作業を行う破砕機のケー
シング内部破砕作業室の下方部に回転可能に軸承された
複数のロータディスクから構成され、該各ロータディス
クの周囲部の複数の凹みに嵌合されてネジ手段によって
取り付けられたれた破砕刃が回転に伴って上記破砕作業
室の下部に取り付けられた固定刃に接近して協同して破
砕作業を行うように構成されたものにおいて、上記ロー
タディスクの周囲部は、各々上記固定刃に対して角度を
なして次々と暫時接近するようにロータ軸線に対して傾
斜した破砕刃を搭載しており、また全体的に周囲方向の
同位相において1枚又は2枚の破砕刃をロータ幅方向に
おいて傾斜状配列で搭載していることを特徴としてい
る。
【0007】従って、この破砕機のロータでは、固定刃
に接近して破砕作業を行う破砕刃は、被破砕物に対して
斜めに切り込むようにロータディスクの凹み内において
ネジ手段によって固定されているので破砕抵抗が小さく
なって動力損失を低減し、その分駆動動力が少なくてす
み、切り込みがスムースで破砕で生じる熱も少なくでき
且つ騒音や振動も小さくでき、処理能力を高めることが
でき、色々な被破砕物に対応できて柔らかい物から硬い
物まで広範囲な被破砕物の破砕ができる。
【0008】上記した目的を達成するために、本発明の
請求項2記載の破砕機のロータは、投入された物に対し
て破砕作業を行う破砕機のケーシング内部破砕作業室の
下方部に回転可能に軸承された複数のロータディスクか
ら構成され、該各ロータディスクの周囲部の複数の凹み
に嵌合されてネジ手段によって取り付けられた破砕刃が
回転に伴って上記破砕作業室の下部に取り付けられた固
定刃に接近して協同して破砕作業を行うように構成され
たものにおいて、上記ロータディスクの周囲部の凹み
は、その凹みの上方から見て上記ロータの軸線に対して
3度〜15度傾斜しており、また上記破砕刃は、上記凹
みの傾斜に対応したレーキ角を有して、上方から見て平
行四辺形をなしていることを特徴としている。
【0009】従って、この破砕機のロータでは、固定刃
に接近して破砕作業を行う破砕刃は、上方から見てレー
キ角を取った平行四辺形をなして被破砕物に対して斜め
に切り込むようにロータディスクの凹み内に丁度収まっ
てネジ手段によって固定されているので切り込みがスム
ースで破砕抵抗が小さくなって動力損失を低減し、その
破砕で生じる熱も少なくでき、また騒音も小さくでき
る。それに伴って、破砕機の熱負荷を軽減して耐久性を
大幅に高め、連続運転を確保できると共に処理能力を高
めることができ、色々な被破砕物に対応できる。また凹
み内において、破砕刃を固定するボルト等のネジ手段を
破砕刃の座ぐり内に収める構成とできるので破砕作業を
行う間にネジ手段が被破砕物に正面から当って傷むこと
がなく、保守が楽な他、破砕刃取り替え時にネジ手段を
容易に緩めて外すことができる。
【0010】請求項3記載のように、請求項1又は2記
載の破砕機のロータにおいて、上記凹みは、上記ロータ
ディスクの回転方向に対して背後にディスク凸部が形成
されており、また上記破砕刃は、上記ネジ手段が通る孔
を有しており、上記ディスク凸部には上記ネジ手段が螺
合して上記破砕刃を固定するネジ孔が形成された構成と
でき、破砕刃は凹み内において背後のディスク凸部に堅
固に支持され、またそのディスク凸部に形成されたネジ
孔に破砕刃のネジ孔に通されたネジ手段が螺合されて破
砕刃はしっかりと固定される。
【0011】請求項4記載のように、請求項3記載の破
砕機のロータにおいて、上記破砕刃は、その正面部に上
記ネジ手段をなすボルトの頭を収容する座ぐり孔と、該
座ぐり孔から背面にかけて貫通した孔とを有しており、
該貫通孔に挿通され上記ディスク凸部のネジ孔に螺合さ
れる上記ネジ手段の押しボルトによって該凸部に向かっ
て押されて上記凹み内に固定される構成とでき、ネジ手
段の押しボルトの頭が破砕刃の座ぐり孔に収容されて保
護され、傷みをかなり防ぐことができる。
【0012】請求項5記載のように、請求項1又は2記
載の破砕機のロータにおいて、上記凹みは、その底にネ
ジ孔を有し、上記破砕刃は、刃先の反対側の基部に向か
って拡がったテーパ状に形成されており、また上記ネジ
手段は、一端部と他端部に互いに逆のネジが形成されて
おり、上記破砕刃は、上記凹み内にその底のネジ孔のネ
ジに対して逆勝手のネジ孔を有した楔によってそれらネ
ジ孔に上記ネジ手段を螺合させることで固定される構成
とでき、両端部に逆勝手のネジを有したネジ手段を凹み
底のネジ孔と楔ネジ孔とにねじ込むことで破砕刃を楔に
よって安定的に固定保持できてロータ回転による遠心力
に十分に対抗できると共に、破砕刃の研摩による刃先位
置の変化の補正に対しても楔の締め込み加減で柔軟に対
処でき、また逆ネジのジャッキ作用で固着破砕刃の取り
外しも容易になる。
【0013】請求項6記載のように、請求項1又は2記
載の破砕機のロータにおいて、上記ロータディスクは、
側面の複数の位置に上記ロータの軸線に平行な貫通孔又
は貫通ネジ孔を設けた構成とでき、各ロータディスクは
貫通孔又は貫通ネジ孔にネジ棒を通してナットで締着す
ることでロータとして堅固に一体化することができる。
【0014】請求項7記載のように、請求項1又は2記
載の破砕機のロータにおいて、上記ロータディスクの凹
みは、相互に結合されたロータディスク毎に周囲方向に
若干ずらして、逆V形状の配列で、又は略逆V形状に散
らした配列で上記破砕刃が固定されるように形成され、
被破砕物に対して同時に切り込む破砕刃の数を減らし、
破砕刃の切り込むタイミングを順次ずらして一回転にお
ける破砕動力消費を平準化すると共に、ロータにおける
破砕負荷が中央部から両端部へ順次かかるように負荷分
布を均一化して、不均一な歪み発生を防止する。
【0015】請求項8記載のように、請求項1又は2記
載の破砕機のロータにおいて、上記破砕刃は、その底面
にジャッキボルトを螺合するネジ孔を有した構成とで
き、破砕刃の研摩による刃先位置の変化に対してジャッ
キボルトによって容易に補正することができる。
【0016】請求項9記載のように、請求項1又は2記
載の破砕機のロータにおいて、上記ロータは、そのロー
タに離接可能に旋回支持されたスクリーンホルダーに交
換可能に取り付けられたスクリーンによって略半周に渡
って被われた構成とでき、スクリーンホルダーに交換可
能に取り付けられたスクリーンによって略半周に渡って
一定大きさ以下の切削片を得ることができる。また、サ
イズ変更のスクリーン交換や摩耗スクリーン交換を旋回
して離したスクリーンホルダーに対して容易に行うこと
ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を破砕
機のロータの実施例によって添付図を参照にして以下に
詳細に説明する。図1は本発明に係る代表実施例のロー
タを搭載した破砕機の縦断面図、図2は同ロータの逆V
形状の同位相に2つの暫時切削配列の正面図、図3は同
ロータの逆V形状の同位相に1つの連続切削配列の正面
図、図4は同ロータの逆V形状の同位相に2つの連続切
削配列の正面図、図5は図2から図4におけるロータの
中央から左側の一例のロータディスクの側面図、図6
(a)は図5における矢印Y1からの矢視図、図6
(b)は図5における矢印Y2からの矢視図、図7は図
2から図4におけるロータの中央から右側の上記一例に
相当したロータディスクの側面図、図8は図7における
矢印Y3からの矢視図、図9は図2から図4におけるロ
ータの中央から左側のロータディスクに搭載される破砕
刃を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面
図、(c)は平面図、図10は別の実施例のロータのロ
ータディスクの破砕刃搭載部分を示しており、(a)は
その破砕刃搭載部分の側面図、(b)は同破砕刃搭載部
分の平面図、(c)は同破砕刃搭載部分において楔の固
定開始時及び固定解除完了時の状態を示す側面図であ
る。
【0018】図1において、本発明に係る破砕機のロー
タ10を搭載した破砕機1は、所謂ロータプレスクラシ
ャーと称されているもので、選別されてまとめられたプ
ラスチック容器やロール紙、本や雑誌、木屑、布屑、繊
維屑、紙屑等の被破砕投入物に対して破砕作業を行う破
砕作業室2の下方部に回転可能に水平状態でロータ10
を軸承し、該ロータ10の周囲に軸線方向及び周方向に
複数設けた破砕刃20が矢印R1へのロータの回転にと
もなってケーシング2の破砕作業室2Aの下部排出口3
に取り付けられた固定刃30、30に接近して破砕作業
を行う。被破砕物は、油圧シリンダー6で往復駆動され
るプッシャー7によってロータ10に向かってゆっくり
と押される。破砕された切削片は、下部排出口3におい
てロータ10をほぼ半周に渡って被っているスクリーン
40によって粒度選別される。
【0019】ロータ10は、図1から図8に示すよう
に、複数の、例えば10枚のロータディスク11をキー
によって回転軸13に係止し、ディスク11に形成され
たネジ孔11Aに両側からロックネジ棒を螺合して締着
することで一体化されている。ロータディスク11は、
周囲部に例えば120度間隔で3ケ所で刃搭載凹み15
を破砕刃レーキ角度αに対応して斜めに形成し且つ凹み
15の回転方向R1の背後に凸部16を形成している。
凹み15の回転方向R1の前側は低くなっており、回転
方向R1の次の前方の凸部16に滑らかにカーブで接続
している。低い前側から凸部16にかけて左右一対の破
砕刃固定用押しボルトの溝通路16Aとネジ孔16Bと
がそれぞれ形成されている。
【0020】キー溝12は、破砕刃配列に応じて位置が
選定される。7度のレーキ角度αの破砕刃20を採用し
ている場合、例えば図4のように破砕刃を逆V形状に同
位相に2つの連続切削配列したロータ10では、図5及
び図7においてキー溝中心線A〜G、A’〜G’に示す
ように、キー溝12を3度ずつ順次回転方向R1にずら
して形成しており、また図2のように破砕刃20を逆V
形状に同位相に2つの暫時切削配列したロータ10で
は、図5及び図7においてキー溝中心線H〜K、H’〜
K’で示すように、キー溝12を24度ずつ順次回転方
向R1にずらして形成している。破砕された物を内側に
寄せる為に両端の破砕刃20の斜めの向きを逆にしてい
る。図3の破砕刃配列は、逆V形状の同位相に1つの連
続切削配列であり、刃先位置がロータ10の幅方向中央
から左右に交互に連続的に位置し、破砕作業時には左右
に交互に一つずつ破砕刃20が切り込むようになってい
る。上記の逆V形状の配列の他にもランダムな配列や、
上記の逆V形状の中央から右又は左の一方側のような右
傾斜又は左傾斜配列等がある。
【0021】破砕刃20は、図9に示すように、固定刃
30に傾斜して接近し、被破砕物に斜めに切り込むレー
キ角度αを取っており、このレーキ角度αに対応した斜
めの凹み15に丁度収まるように平面視で平行四辺形を
成している。刃先21の掬い角度は、逃げ角度βをとる
為に90度未満を成しているが、通常耐久性を高める為
に、例えば80度前後の大きな角度をなしている。上記
凸部16のネジ孔16Bに対応して左右一対の破砕刃固
定孔22が形成されている。破砕刃固定孔22は、研摩
による破砕刃位置の修正の為に上下に長い小判形を成し
ており、六角穴付き押しボルトの頭を支持する座ぐり穴
22Aと、貫通孔22Bとから構成されている。破砕刃
20の底には左右一対のジャッキボルトJBのネジ孔2
3が形成されており、刃先21は、ジャッキボルトJB
によって、図5と図7における円C1に位置するように
適時修正される。
【0022】次に、別の実施例のロータディスク11’
は、図10に示すように、周囲部に例えば120度間隔
で3ケ所で刃搭載凹み15’を破砕刃レーキ角度に対応
して斜めに形成し且つ凹み15’の回転方向の背後に凸
部16’を形成している。凹み15’の回転方向R1の
前側は低くなっており、回転方向R1の次の前方の凸部
16’に滑らかにカーブで接続している。凹み15’
は、全体的にロータディスク11’の中心方向にすぼん
だテーパを成し且つ深い後部凹み15A’と浅い前部凹
み15B’とから構成されている。浅い前部凹み15
B’の底には通常の右ネジのネジ孔15C’が形成され
ている。他方、破砕刃20’は、刃先21’の反対側の
基部24が拡がったテーパ状に形成されており、楔17
によって外側から内側に向かって押さえ込まれるように
成っている。
【0023】破砕刃固定のネジ手段18は、一端部と他
端部に互いに逆のネジが形成されているが、具体的には
上記浅い前部凹み15B’の底の右ネジのネジ孔15
C’に螺合する右ネジが内端部18Aに、また破砕刃2
0’を押さえる楔17に形成された左ネジ孔17C’に
螺合する左ネジが外端部18Bに各々形成された六角穴
付きネジ18となっている。楔17は、上記凹み15’
のテーパと破砕刃20’のテーパがなす合成テーパをな
すように内端部が薄く、外端部が厚くなっており、また
内端部側にネジ18の外端部18Bの左ネジが螺合する
左ネジ孔17Bが形成され、外端部側にネジ18を回す
六角レンチTを差し込む穴17Aが形成されている。
【0024】破砕刃20’の固定開始時は、図10
(c)に示すように、ネジ18の外端部18Bの左ネジ
を楔17の内端部側のネジ孔17Bに若干螺合させてか
ら、ネジ18の内端部18Aの右ネジを上記浅い前部凹
み15B’の底の右ネジ孔15C’に螺合させる。楔1
7の穴17Aから差し込んだ六角レンチTを使ってネジ
18の右ネジ18Aの螺合が進むと左ネジ18Bは、楔
17を引き込んでいき、図10(a)に示すように破砕
刃20’の固定を完了し、ロータ回転による遠心力に対
して破砕刃20’を楔17によって安定的に固定保持で
きる。また、破砕刃20’の研摩による刃先位置の変化
はジャッキネジJBで補正されるが、その補正に対して
は楔17の引き下げを少なくして柔軟に対処できる。更
に、逆ネジのジャッキ作用で固着破砕刃の取り外しも容
易になる。
【0025】再度図1において、一対の各固定刃30
は、スクリーン40の両端部においてケーシング2の排
出口3の区画部に固定されている。これら両固定刃3
0、30を跨ぐように且つロータ破砕刃20の刃先に接
近状態でロータ10の略半周に渡って被うようにスクリ
ーン40が設けられている。スクリーン40は、粒度変
更のためにスクリーンホルダー45に交換可能に取り付
けられている。スクリーンホルダー45は、一端部でロ
ータ10に離接可能に旋回支持され、他方端でナット4
6でロックボルト47に固定されるようになっている。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1記載の破砕機のロータによれば、投入された
被破砕物に対して破砕作業を行う破砕機のケーシング内
部破砕作業室の下方部に回転可能に軸承された複数のロ
ータディスクから構成され、該各ロータディスクの周囲
部の複数の凹みに嵌合されてネジ手段によって取り付け
られた破砕刃が回転に伴って上記破砕作業室の下部に取
り付けられた固定刃に接近して協同して破砕作業を行う
ように構成されたものにおいて、上記ロータディスクの
周囲部は、各々上記固定刃に対して角度をなして次々と
暫時接近するようにロータ軸線に対して傾斜した破砕刃
を搭載しており、また全体的に周囲方向の同位相におい
て1枚又は2枚の破砕刃をロータ幅方向において傾斜状
配列で搭載していることを特徴としている為に、固定刃
に接近して破砕作業を行う破砕刃は、被破砕物に対して
斜めに切り込むようにロータディスクの凹み内において
ネジ手段によって固定されているので破砕抵抗が小さく
なって動力損失を低減し、その分駆動動力が少なくて済
み、切り込みがスムースで破砕で生じる熱も少なくでき
且つ騒音や振動も小さくでき、処理能力を高めることが
でき、色々な被破砕物に対応できて柔らかい物から硬い
物まで広範囲な被破砕物の破砕ができる。
【0027】また上記した目的を達成するために、本発
明の請求項2記載の破砕機のロータによれば、投入され
た物に対して破砕作業を行う破砕機のケーシング内部破
砕作業室の下方部に回転可能に軸承された複数のロータ
ディスクから構成され、該各ロータディスクの周囲部の
複数の凹みに嵌合されてネジ手段によって取り付けられ
た破砕刃が回転に伴って上記破砕作業室の下部に取り付
けられた固定刃に接近して協同して破砕作業を行うよう
に構成されたものにおいて、上記ロータディスクの周囲
部の凹みは、その凹みの上方から見て上記ロータの軸線
に対して3度〜15度傾斜しており、また上記破砕刃
は、上記凹みの傾斜に対応したレーキ角を有して、上方
から見て平行四辺形を成していることを特徴としている
為に、固定刃に接近して破砕作業を行う破砕刃は、上方
から見てレーキ角を取った平行四辺形を成して被破砕物
に対して斜めに切り込むようにロータディスクの凹み内
に丁度収まってネジ手段によって固定されているので切
り込みがスムースで破砕抵抗が小さくなって動力損失を
低減し、その破砕で生じる熱も少なくでき、また騒音も
小さくできる。
【0028】それに伴って、破砕機の熱負荷を軽減して
耐久性を大幅に高め、連続運転を確保できると共に処理
能力を高めることができ、色々な被破砕物に対応でき
る。また凹み内において、破砕刃を固定するボルト等の
ネジ手段を破砕刃の座ぐり内に収める構成とできるので
破砕作業を行う間にネジ手段が被破砕物に正面から当っ
て傷むことがなく、保守が楽な他、破砕刃取り替え時に
ネジ手段を容易に緩めて外すことができる。
【0029】請求項3記載の破砕機のロータによれば、
請求項1又は2記載のものにおいて、上記凹みは、上記
ロータディスクの回転方向に対して背後にディスク凸部
が形成されており、また上記破砕刃は、上記ネジ手段が
通る孔を有しており、上記ディスク凸部には上記ネジ手
段が螺合して上記破砕刃を固定するネジ孔が形成されて
いる為に、破砕刃は凹み内において背後のディスク凸部
に堅固に支持され、またそのディスク凸部に形成された
ネジ孔に破砕刃のネジ孔に通されたネジ手段が螺合され
て破砕刃はしっかりと固定される。
【0030】請求項4記載の破砕機のロータによれば、
請求項3記載のものにおいて、上記破砕刃は、その正面
部に上記ネジ手段をなすボルトの頭を収容する座ぐり孔
と、該座ぐり孔から背面にかけて貫通した孔とを有して
おり、該貫通孔に挿通され上記ディスク凸部のネジ孔に
螺合される上記ネジ手段の押しボルトによって該凸部に
向かって押されて上記凹み内に固定される為に、ネジ手
段の押しボルトの頭が破砕刃の座ぐり孔に収容されて保
護され、傷みをかなり防ぐことができる。
【0031】請求項5記載の破砕機のロータによれば、
請求項1又は2記載のものにおいて、上記凹みは、その
底にネジ孔を有し、上記破砕刃は、刃先の反対側の基部
に向かって拡がったテーパ状に形成されており、また上
記ネジ手段は、一端部と他端部に互いに逆のネジが形成
されており、上記破砕刃は、上記凹み内にその底のネジ
孔のネジに対して逆勝手のネジ孔を有した楔によってそ
れらネジ孔に上記ネジ手段を螺合させることで固定され
るので、両端部に逆勝手のネジを有したネジ手段を凹み
底のネジ孔と楔ネジ孔とにネジ込むことで破砕刃を楔に
よって安定的に固定保持できてロータ回転による遠心力
に十分に対抗できると共に、破砕刃の研摩による刃先位
置の変化の補正に対しても楔の締め込み加減で柔軟に対
処でき、また逆ネジのジャッキ作用で固着破砕刃の取り
外しも容易に成る。
【0032】請求項6記載の破砕機のロータによれば、
請求項1又は2記載のものにおいて、上記ロータディス
クは、側面の複数の位置に上記ロータの軸線に平行な貫
通孔又は貫通ネジ孔を設けている為に、各ロータディス
クは貫通孔又は貫通ネジ孔にネジ棒を通してナットで締
着することでロータとして堅固に一体化することができ
る。
【0033】請求項7記載の破砕機のロータによれば、
請求項1又は2記載のものにおいて、上記ロータディス
クの凹みは、相互に結合されたロータディスク毎に周囲
方向に若干ずらして、逆V形状の配列で、又は略逆V形
状に散らした配列で上記破砕刃が固定されるように形成
され、被破砕物に対して同時に切り込む破砕刃の数を減
らし、破砕刃の切り込むタイミングを順次ずらして一回
転における破砕動力消費を平準化すると共に、ロータに
おける破砕負荷が中央部から両端部へ順次かかるように
負荷分布を均一化して、不均一な歪み発生を防止する。
【0034】請求項8記載の破砕機のロータによれば、
請求項1又は2記載のものにおいて、上記破砕刃は、そ
の底面にジャッキボルトを螺合するネジ孔を有している
為に、破砕刃の研摩による刃先位置の変化に対してジャ
ッキボルトによって容易に補正することができる。
【0035】請求項9記載の破砕機のロータによれば、
請求項1又は2記載のものにおいて、上記ロータは、そ
のロータに離接可能に旋回支持されたスクリーンホルダ
ーに交換可能に取り付けられたスクリーンによって略半
周に渡って被われている為に、スクリーンホルダーに交
換可能に取り付けられたスクリーンによって略半周に渡
っ一定大きさ以下の切削片を得ることが出来る。また、
サイズ変更のスクリーン交換や摩耗スクリーン交換を旋
回して離したスクリーンホルダーに対して容易に行うこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る代表実施形態のロータを搭載し
た破砕機の縦断面図である。
【図2】 同ロータの逆V形状の同位相に2つの暫時切
削配列の正面図である。
【図3】 同ロータの逆V形状の同位相に1つの連続切
削配列の正面図である。
【図4】 同ロータの逆V形状の同位相に2つの連続切
削配列の正面図である。
【図5】 図2から図4におけるロータの中央から左側
の一例のロータディスクの側面図である。
【図6】 (a)は図5における矢印Y1からの矢視
図、(b)は図5における矢印Y2からの矢視図であ
る。
【図7】 図2から図4におけるロータの中央から右側
の上記一例に相当したロータディスクの側面図である。
【図8】 図7における矢印Y3からの矢視図である。
【図9】 図2から図4におけるロータの中央から左側
のロータディスクに搭載される破砕刃を示す図であっ
て、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図
である。
【図10】 別の実施例のロータのロータディスクの破
砕刃搭載部分を示しており、(a)はその破砕刃搭載部
分の側面図、(b)は同破砕刃搭載部分の平面図、
(c)は同破砕刃搭載部分において楔の固定開始時及び
固定解除完了時の状態を示す側面図である。
【図11】 従来のロータを搭載した破砕機の縦断側面
図である。
【図12】 同破砕機の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 破砕機 2 ケーシング 2A 破砕作業室 10 ロータ 11,11’ ロータディスク 11A 貫通孔又は貫通ネジ孔 15,15’ 凹み 15C,15C’ ネジ孔 16,16’ 凸部 16B 凸部のネジ孔 17 楔 17B 楔のネジ孔 18 ネジ手段(押しボルト) 18’ ネジ手段 18A’一端部のネジ(右ネジ) 18B’他端部のネジ(左ネジ) 20、20’ 破砕刃 21、21’ 刃先 22 ネジ手段の通る孔 22A 座ぐり孔 22B 貫通孔 23 ジャッキボルトのネジ孔 30 固定刃 40 スクリーン 45 スクリーンホルダー α レーキ角 JB ジャッキボルト
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月2日(2000.10.
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 破砕機のロータ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家庭や事業所か
ら排出されるプラスチック容器やロール紙、本や雑誌、
木屑、布屑、繊維屑、紙屑等の廃棄物を小さく破砕する
破砕機のロータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、廃棄物を取り巻く環境も変わり、
「再生資源の利用の促進に関する法律」に引き続いて、
1995年6月には「容器包装に係わる分別収集及び再
商品化の促進等に関する法律(容器包装リサイクル
法)」が制定、公布され、また従来安定型とされていた
廃棄物も管理型に変更されて安易に埋立ができなくなっ
てきている。このような生活環境の変化に伴って廃棄プ
ラスチック容器やロール紙、本や雑誌、木屑、布屑、繊
維屑、紙屑等を再生資源として利用することが重要な課
題となっている。その課題解決のために廃棄物の選別技
術と共に効率的で耐久性に優れ、保守の楽な破砕機の開
発に関心が注がれている。
【0003】例えば、従来の破砕機のロータとしては、
図11と図12に示すような破砕機50に使用されてい
るものがある。その破砕機50は、上部開口をホッパー
51で形成し且つ下方にテーパをなした作業空間を形成
したケーシング50A内において、その下方部に、破砕
刃54を周囲方向に複数個設けたロータディスク55を
複数枚回転軸52周りに取り付けてなる破砕ロータ50
Bを矢印Rへ比較的高速度で回転駆動するように搭載
し、上記破砕刃54に接近する一対の各固定刃56を両
端に設けたスクリーン57をロータ50Bの下方の出口
に搭載してなり、作業空間に投入された物をスクリーン
57を通過するまで小さく破砕するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような破砕機5
0は、破砕刃54をロータ50Bの軸線に平行になるよ
うに各ロータディスク55に搭載している為に、破砕刃
54は作業空間内で固定刃56に支持された被破砕物に
正面から当って破砕していくことになり、動力損失が大
きく成る他、その分破砕で生じる熱も多く、また騒音も
大きいと言う問題があった。更に、破砕機50は、破砕
刃54をロータディスク55の凸部55Aに回転方向側
から押しボルト59で固定しているために、破砕作業中
に押しボルト59の頭部が被破砕物に比較的高速度で当
り、損傷することが多かった。そのため、破砕刃54の
取り替え時に押しボルト59を緩めて抜くことが非常に
困難であった。
【0005】本発明は、上記に鑑み案出されたものであ
って、破砕刃が被破砕物に対して斜めに切り込むことで
動力損失を低減してその分駆動動力が少なくてすみ、切
り込みがスムースで破砕で生じる熱も少なくでき且つ騒
音や振動も小さくでき、処理能力を高めることができ、
色々な被破砕物に対応でき、柔らかい物から硬い物まで
広範囲な被破砕物の破砕ができ、更に破砕刃を固定する
ボルト等のネジ手段を破砕作業中に損傷しない構造も採
用でき、破砕刃の交換も容易な破砕機のロータを提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の破砕機のロータは、投入された被破砕
物に対して破砕作業を行う破砕機のケーシング内部破砕
作業室の下方部に回転可能に軸承された複数のロータデ
ィスクから構成され、該各ロータディスクの周囲部の複
数の凹みに嵌合されてネジ手段によって取り付けられた
れた破砕刃が回転に伴って上記破砕作業室の下部に取り
付けられた固定刃に接近して協同して破砕作業を行うよ
うに構成されたものにおいて、上記ロータディスクの周
囲部は、各々上記固定刃に対して角度をなして次々と暫
時接近するようにロータ軸線に対して傾斜した破砕刃を
搭載しており、また全体的に周囲方向の同位相において
1枚又は2枚の破砕刃をロータ幅方向において傾斜状配
列で搭載している。
【0007】従って、この破砕機のロータでは、固定刃
に接近して破砕作業を行う破砕刃は、被破砕物に対して
斜めに切り込むようにロータディスクの凹み内において
ネジ手段によって固定されているので破砕抵抗が小さく
なって動力損失を低減し、その分駆動動力が少なくてす
み、切り込みがスムースで破砕で生じる熱も少なくでき
且つ騒音や振動も小さくでき、処理能力を高めることが
でき、色々な被破砕物に対応できて柔らかい物から硬い
物まで広範囲な被破砕物の破砕ができる。
【0008】上記した目的を達成するために、本発明の
破砕機のロータは、投入された物に対して破砕作業を行
う破砕機のケーシング内部破砕作業室の下方部に回転可
能に軸承された複数のロータディスクから構成され、該
各ロータディスクの周囲部の複数の凹みに嵌合されてネ
ジ手段によって取り付けられた破砕刃が回転に伴って上
記破砕作業室の下部に取り付けられた固定刃に接近して
協同して破砕作業を行うように構成されたものにおい
て、上記ロータディスクの周囲部の凹みは、その凹みの
上方から見て上記ロータの軸線に対して3度〜15度傾
斜しており、また上記破砕刃は、上記凹みの傾斜に対応
したレーキ角を有して、上方から見て平行四辺形をなし
ていることを特徴としている。
【0009】従って、この破砕機のロータでは、固定刃
に接近して破砕作業を行う破砕刃は、上方から見てレー
キ角を取った平行四辺形をなして被破砕物に対して斜め
に切り込むようにロータディスクの凹み内に丁度収まっ
てネジ手段によって固定されているので切り込みがスム
ースで破砕抵抗が小さくなって動力損失を低減し、その
破砕で生じる熱も少なくでき、また騒音も小さくでき
る。それに伴って、破砕機の熱負荷を軽減して耐久性を
大幅に高め、連続運転を確保できると共に処理能力を高
めることができ、色々な被破砕物に対応できる。また凹
み内において、破砕刃を固定するボルト等のネジ手段を
破砕刃の座ぐり内に収める構成とできるので破砕作業を
行う間にネジ手段が被破砕物に正面から当って傷むこと
がなく、保守が容易なことのほか、破砕刃取り替え時に
ネジ手段を容易に緩めて外すことができる。
【0010】上記凹みは、上記ロータディスクの回転方
向に対して背後にディスク凸部が形成されており、また
上記破砕刃は、上記ネジ手段が通る孔を有しており、上
記ディスク凸部には上記ネジ手段が螺合して上記破砕刃
を固定するネジ孔が形成された構成とでき、破砕刃は凹
み内において背後のディスク凸部に堅固に支持され、ま
たそのディスク凸部に形成されたネジ孔に破砕刃のネジ
孔に通されたネジ手段が螺合されて破砕刃はしっかりと
固定される。
【0011】上記破砕刃は、その正面部に上記ネジ手段
をなすボルトの頭を収容する座ぐり孔と、該座ぐり孔か
ら背面にかけて貫通した孔とを有しており、該貫通孔に
挿通され上記ディスク凸部のネジ孔に螺合される上記ネ
ジ手段の押しボルトによって該凸部に向かって押されて
上記凹み内に固定される構成とでき、ネジ手段の押しボ
ルトの頭が破砕刃の座ぐり孔に収容されて保護され、傷
みをかなり防ぐことができる。さらに、本発明において
は、上記ロータディスクの周囲部は、ディスク回転方向
の次の前方の凸部に滑らかにカーブで接続している凹み
前側の部分に上記押しボルトの溝通路を形成している。
これにより、押しボルトは、溝通路を通して、締め付け
や取り外しが容易に行われる。
【0012】上記凹みは、その底にネジ孔を有し、上記
破砕刃は、刃先の反対側の基部に向かって拡がったテー
パ状に形成されており、また上記ネジ手段は、一端部と
他端部に互いに逆のネジが形成されており、上記破砕刃
は、上記凹み内にその底のネジ孔のネジに対して逆勝手
のネジ孔を有した楔によってそれらネジ孔に上記ネジ手
段を螺合させることで固定される構成とでき、両端部に
逆勝手のネジを有したネジ手段を凹み底のネジ孔と楔ネ
ジ孔とにねじ込むことで破砕刃を楔によって安定的に固
定保持できてロータ回転による遠心力に十分に対抗でき
ると共に、破砕刃の研摩による刃先位置の変化の補正に
対しても楔の締め込み加減で柔軟に対処でき、また逆ネ
ジのジャッキ作用で固着破砕刃の取り外しも容易にな
る。
【0013】上記ロータディスクは、側面の複数の位置
に上記ロータの軸線に平行な貫通孔又は貫通ネジ孔を設
けた構成とでき、各ロータディスクは貫通孔又は貫通ネ
ジ孔にネジ棒を通してナットで締着することでロータと
して堅固に一体化することができる。
【0014】上記ロータディスクの凹みは、相互に結合
されたロータディスク毎に周囲方向に若干ずらして、逆
V形状の配列で、又は略逆V形状に散らした配列で上記
破砕刃が固定されるように形成され、被破砕物に対して
同時に切り込む破砕刃の数を減らし、破砕刃の切り込む
タイミングを順次ずらして一回転における破砕動力消費
を平準化すると共に、ロータにおける破砕負荷が中央部
から両端部へ順次かかるように負荷分布を均一化して、
不均一な歪み発生を防止する。
【0015】上記破砕刃は、その底面にジャッキボルト
を螺合するネジ孔を有した構成とでき、破砕刃の研摩に
よる刃先位置の変化に対してジャッキボルトによって容
易に補正することができる。
【0016】上記ロータは、そのロータに離接可能に旋
回支持されたスクリーンホルダーに交換可能に取り付け
られたスクリーンによって略半周に渡って被われた構成
とでき、スクリーンホルダーに交換可能に取り付けられ
たスクリーンによって略半周に渡って一定大きさ以下の
切削片を得ることができる。また、サイズ変更のスクリ
ーン交換や摩耗スクリーン交換を旋回して離したスクリ
ーンホルダーに対して容易に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を破砕
機のロータの実施例によって添付図を参照にして以下に
詳細に説明する。図1は本発明に係る代表実施例のロー
タを搭載した破砕機の縦断面図、図2は同ロータの逆V
形状の同位相に2つの暫時切削配列の正面図、図3は同
ロータの逆V形状の同位相に1つの連続切削配列の正面
図、図4は同ロータの逆V形状の同位相に2つの連続切
削配列の正面図、図5は図2から図4におけるロータの
中央から左側の一例のロータディスクの側面図、図6は
図5における矢印Y1からの矢視図、図7は図2から図
4におけるロータの中央から右側の上記一例に相当した
ロータディスクの側面図、図8は図7における矢印Y3
からの矢視図、図9は図2から図4におけるロータの中
央から左側のロータディスクに搭載される破砕刃を示す
図であって、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)
は平面図、図10は別の実施例のロータのロータディス
クの破砕刃搭載部分を示しており、(a)はその破砕刃
搭載部分の側面図、(b)は同破砕刃搭載部分の平面
図、(c)は同破砕刃搭載部分において楔の固定開始時
及び固定解除完了時の状態を示す側面図である。
【0018】図1において、本発明に係る破砕機のロー
タ10を搭載した破砕機1は、所謂ロータプレスクラシ
ャーと称されているもので、選別されてまとめられたプ
ラスチック容器やロール紙、本や雑誌、木屑、布屑、繊
維屑、紙屑等の被破砕投入物に対して破砕作業を行う破
砕作業室2の下方部に回転可能に水平状態でロータ10
を軸承し、該ロータ10の周囲に軸線方向及び周方向に
複数設けた破砕刃20が矢印R1へのロータの回転にと
もなってケーシング2の破砕作業室2Aの下部排出口3
に取り付けられた固定刃30、30に接近して破砕作業
を行う。被破砕物は、油圧シリンダー6で往復駆動され
るプッシャー7によってロータ10に向かってゆっくり
と押される。破砕された切削片は、下部排出口3におい
てロータ10をほぼ半周に渡って被っているスクリーン
40によって粒度選別される。
【0019】ロータ10は、図1から図8に示すよう
に、複数の、例えば10枚のロータディスク11をキー
によって回転軸13に係止し、ディスク11に形成され
たネジ孔11Aに両側からロックネジ棒を螺合して締着
することで一体化されている。ロータディスク11は、
周囲部に例えば120度間隔で3ケ所で刃搭載凹み15
を破砕刃レーキ角度αに対応して斜めに形成し且つ凹み
15の回転方向R1の背後に凸部16を形成している。
凹み15の回転方向R1の前側は低くなっており、回転
方向R1の次の前方の凸部16に滑らかにカーブで接続
している。低い前側から凸部16にかけて左右一対の破
砕刃固定用押しボルトの溝通路16Aとネジ孔16Bと
がそれぞれ形成されている。
【0020】キー溝12は、破砕刃配列に応じて位置が
選定される。7度のレーキ角度αの破砕刃20を採用し
ている場合、例えば図4のように破砕刃を逆V形状に同
位相に2つの連続切削配列したロータ10では、図5及
び図7においてキー溝中心線A〜G、A’〜G’に示す
ように、キー溝12を3度ずつ順次回転方向R1にずら
して形成しており、また図2のように破砕刃20を逆V
形状に同位相に2つの暫時切削配列したロータ10で
は、図5及び図7においてキー溝中心線H〜K、H’〜
K’で示すように、キー溝12を24度ずつ順次回転方
向R1にずらして形成している。破砕された物を内側に
寄せる為に両端の破砕刃20の斜めの向きを逆にしてい
る。図3の破砕刃配列は、逆V形状の同位相に1つの連
続切削配列であり、刃先位置がロータ10の幅方向中央
から左右に交互に連続的に位置し、破砕作業時には左右
に交互に一つずつ破砕刃20が切り込むようになってい
る。上記の逆V形状の配列の他にもランダムな配列や、
上記の逆V形状の中央から右又は左の一方側のような右
傾斜又は左傾斜配列等がある。
【0021】破砕刃20は、図9に示すように、固定刃
30に傾斜して接近し、被破砕物に斜めに切り込むレー
キ角度αを取っており、このレーキ角度αに対応した斜
めの凹み15に丁度収まるように平面視で平行四辺形を
成している。刃先21の掬い角度は、逃げ角度βをとる
為に90度未満を成しているが、通常耐久性を高める為
に、例えば80度前後の大きな角度をなしている。上記
凸部16のネジ孔16Bに対応して左右一対の破砕刃固
定孔22が形成されている。破砕刃固定孔22は、研摩
による破砕刃位置の修正の為に上下に長い小判形を成し
ており、六角穴付き押しボルトの頭を支持する座ぐり穴
22Aと、貫通孔22Bとから構成されている。破砕刃
20の底には左右一対のジャッキボルトJBのネジ孔2
3が形成されており、刃先21は、ジャッキボルトJB
によって、図5と図7における円C1に位置するように
適時修正される。
【0022】次に、別の実施例のロータディスク11’
は、図10に示すように、周囲部に例えば120度間隔
で3ケ所で刃搭載凹み15’を破砕刃レーキ角度に対応
して斜めに形成し且つ凹み15’の回転方向の背後に凸
部16’を形成している。凹み15’の回転方向R1の
前側は低くなっており、回転方向R1の次の前方の凸部
16’に滑らかにカーブで接続している。凹み15’
は、全体的にロータディスク11’の中心方向にすぼん
だテーパを成し且つ深い後部凹み15A’と浅い前部凹
み15B’とから構成されている。浅い前部凹み15
B’の底には通常の右ネジのネジ孔15C’が形成され
ている。他方、破砕刃20’は、刃先21’の反対側の
基部24が拡がったテーパ状に形成されており、楔17
によって外側から内側に向かって押さえ込まれるように
成っている。
【0023】破砕刃固定のネジ手段18は、一端部と他
端部に互いに逆のネジが形成されているが、具体的には
上記浅い前部凹み15B’の底の右ネジのネジ孔15
C’に螺合する右ネジが内端部18Aに、また破砕刃2
0’を押さえる楔17に形成された左ネジ孔17C’に
螺合する左ネジが外端部18Bに各々形成された六角穴
付きネジ18となっている。楔17は、上記凹み15’
のテーパと破砕刃20’のテーパがなす合成テーパをな
すように内端部が薄く、外端部が厚くなっており、また
内端部側にネジ18の外端部18Bの左ネジが螺合する
左ネジ孔17Bが形成され、外端部側にネジ18を回す
六角レンチTを差し込む穴17Aが形成されている。
【0024】破砕刃20’の固定開始時は、図10
(c)に示すように、ネジ18の外端部18Bの左ネジ
を楔17の内端部側のネジ孔17Bに若干螺合させてか
ら、ネジ18の内端部18Aの右ネジを上記浅い前部凹
み15B’の底の右ネジ孔15C’に螺合させる。楔1
7の穴17Aから差し込んだ六角レンチTを使ってネジ
18の右ネジ18Aの螺合が進むと左ネジ18Bは、楔
17を引き込んでいき、図10(a)に示すように破砕
刃20’の固定を完了し、ロータ回転による遠心力に対
して破砕刃20’を楔17によって安定的に固定保持で
きる。また、破砕刃20’の研摩による刃先位置の変化
はジャッキネジJBで補正されるが、その補正に対して
は楔17の引き下げを少なくして柔軟に対処できる。更
に、逆ネジのジャッキ作用で固着破砕刃の取り外しも容
易になる。
【0025】再度図1において、一対の各固定刃30
は、スクリーン40の両端部においてケーシング2の排
出口3の区画部に固定されている。これら両固定刃3
0、30を跨ぐように且つロータ破砕刃20の刃先に接
近状態でロータ10の略半周に渡って被うようにスクリ
ーン40が設けられている。スクリーン40は、粒度変
更のためにスクリーンホルダー45に交換可能に取り付
けられている。スクリーンホルダー45は、一端部でロ
ータ10に離接可能に旋回支持され、他方端でナット4
6でロックボルト47に固定されるようになっている。
【0026】
【発明の効果】本発明の破砕機のロータは、投入された
被破砕物に対して破砕作業を行う破砕機のケーシング内
部破砕作業室の下方部に回転可能に軸承された複数のロ
ータディスクから構成され、該各ロータディスクの周囲
部の複数の凹みに嵌合されてネジ手段によって取り付け
られた破砕刃が回転に伴って上記破砕作業室の下部に取
り付けられた固定刃に接近して協同して破砕作業を行う
ように構成され、上記ロータディスクの周囲部は、各々
上記固定刃に対して角度をなして次々と暫時接近するよ
うにロータ軸線に対して傾斜した破砕刃を搭載してお
り、また全体的に周囲方向の同位相において1枚又は2
枚の破砕刃をロータ幅方向において傾斜状配列で搭載し
ているので、固定刃に接近して破砕作業を行う破砕刃
は、被破砕物に対して斜めに切り込むようにロータディ
スクの凹み内においてネジ手段によって固定されている
ので破砕抵抗が小さくなって動力損失を低減し、その分
駆動動力が少なくて済み、切り込みがスムースで破砕で
生じる熱も少なくでき且つ騒音や振動も小さくでき、処
理能力を高めることができ、色々な被破砕物に対応でき
て柔らかい物から硬い物まで広範囲な被破砕物の破砕が
できる。
【0027】本発明の破砕機のロータは、上記ロータデ
ィスクの周囲部の凹みは、その凹みの上方から見て上記
ロータの軸線に対して3度〜15度傾斜しており、また
上記破砕刃は、上記凹みの傾斜に対応したレーキ角を有
して、上方から見て平行四辺形を成していることを特徴
としている為に、固定刃に接近して破砕作業を行う破砕
刃は、上方から見てレーキ角を取った平行四辺形を成し
て被破砕物に対して斜めに切り込むようにロータディス
クの凹み内に丁度収まってネジ手段によって固定されて
いるので切り込みがスムースで破砕抵抗が小さくなって
動力損失を低減し、その破砕で生じる熱も少なくでき、
また騒音も小さくできる。
【0028】それに伴って、破砕機の熱負荷を軽減して
耐久性を大幅に高め、連続運転を確保できると共に処理
能力を高めることができ、色々な被破砕物に対応でき
る。また凹み内において、破砕刃を固定するボルト等の
ネジ手段を破砕刃の座ぐり内に収める構成とできるので
破砕作業を行う間にネジ手段が被破砕物に正面から当っ
て傷むことがなく、保守が楽な他、破砕刃取り替え時に
ネジ手段を容易に緩めて外すことができる。
【0029】上記凹みは、上記ロータディスクの回転方
向に対して背後にディスク凸部が形成されており、また
上記破砕刃は、上記ネジ手段が通る孔を有しており、上
記ディスク凸部には上記ネジ手段が螺合して上記破砕刃
を固定するネジ孔が形成されている為に、破砕刃は凹み
内において背後のディスク凸部に堅固に支持され、また
そのディスク凸部に形成されたネジ孔に破砕刃のネジ孔
に通されたネジ手段が螺合されて破砕刃はしっかりと固
定される。
【0030】上記破砕刃は、その正面部に上記ネジ手段
をなすボルトの頭を収容する座ぐり孔と、該座ぐり孔か
ら背面にかけて貫通した孔とを有しており、該貫通孔に
挿通され上記ディスク凸部のネジ孔に螺合される上記ネ
ジ手段の押しボルトによって該凸部に向かって押されて
上記凹み内に固定される為に、ネジ手段の押しボルトの
頭が破砕刃の座ぐり孔に収容されて保護され、傷みをか
なり防ぐことができる。
【0031】上記凹みは、その底にネジ孔を有し、上記
破砕刃は、刃先の反対側の基部に向かって拡がったテー
パ状に形成されており、また上記ネジ手段は、一端部と
他端部に互いに逆のネジが形成されており、上記破砕刃
は、上記凹み内にその底のネジ孔のネジに対して逆勝手
のネジ孔を有した楔によってそれらネジ孔に上記ネジ手
段を螺合させることで固定されるので、両端部に逆勝手
のネジを有したネジ手段を凹み底のネジ孔と楔ネジ孔と
にネジ込むことで破砕刃を楔によって安定的に固定保持
できてロータ回転による遠心力に十分に対抗できると共
に、破砕刃の研摩による刃先位置の変化の補正に対して
も楔の締め込み加減で柔軟に対処でき、また逆ネジのジ
ャッキ作用で固着破砕刃の取り外しも容易に成る。
【0032】上記ロータディスクは、側面の複数の位置
に上記ロータの軸線に平行な貫通孔又は貫通ネジ孔を設
けている為に、各ロータディスクは貫通孔又は貫通ネジ
孔にネジ棒を通してナットで締着することでロータとし
て堅固に一体化することができる。
【0033】上記ロータディスクの凹みは、相互に結合
されたロータディスク毎に周囲方向に若干ずらして、逆
V形状の配列で、又は略逆V形状に散らした配列で上記
破砕刃が固定されるように形成され、被破砕物に対して
同時に切り込む破砕刃の数を減らし、破砕刃の切り込む
タイミングを順次ずらして一回転における破砕動力消費
を平準化すると共に、ロータにおける破砕負荷が中央部
から両端部へ順次かかるように負荷分布を均一化して、
不均一な歪み発生を防止する。
【0034】上記破砕刃は、その底面にジャッキボルト
を螺合するネジ孔を有している為に、破砕刃の研摩によ
る刃先位置の変化に対してジャッキボルトによって容易
に補正することができる。
【0035】上記ロータは、そのロータに離接可能に旋
回支持されたスクリーンホルダーに交換可能に取り付け
られたスクリーンによって略半周に渡って被われている
為に、スクリーンホルダーに交換可能に取り付けられた
スクリーンによって略半周に渡っ一定大きさ以下の切削
片を得ることが出来る。また、サイズ変更のスクリーン
交換や摩耗スクリーン交換を旋回して離したスクリーン
ホルダーに対して容易に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る代表実施形態のロータを搭載し
た破砕機の縦断面図である。
【図2】 同ロータの逆V形状の同位相に2つの暫時切
削配列の正面図である。
【図3】 同ロータの逆V形状の同位相に1つの連続切
削配列の正面図である。
【図4】 同ロータの逆V形状の同位相に2つの連続切
削配列の正面図である。
【図5】 図2から図4におけるロータの中央から左側
の一例のロータディスクの側面図である。
【図6】 図5における矢印Y1からの矢視図である。
【図7】 図2から図4におけるロータの中央から右側
の上記一例に相当したロータディスクの側面図である。
【図8】 図7における矢印Y3からの矢視図である。
【図9】 図2から図4におけるロータの中央から左側
のロータディスクに搭載される破砕刃を示す図であっ
て、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図
である。
【図10】 別の実施例のロータのロータディスクの破
砕刃搭載部分を示しており、(a)はその破砕刃搭載部
分の側面図、(b)は同破砕刃搭載部分の平面図、
(c)は同破砕刃搭載部分において楔の固定開始時及び
固定解除完了時の状態を示す側面図である。
【図11】 従来のロータを搭載した破砕機の縦断側面
図である。
【図12】 同破砕機の縦断正面図である。
【符号の説明】 1 破砕機 2 ケーシング 2A 破砕作業室 10 ロータ 11,11’ ロータディスク 11A 貫通孔又は貫通ネジ孔 15,15’ 凹み 15C,15C’ ネジ孔 16,16’ 凸部 16B 凸部のネジ孔 17 楔 17B 楔のネジ孔 18 ネジ手段(押しボルト) 18’ ネジ手段 18A’ 一端部のネジ(右ネジ) 18B’ 他端部のネジ(左ネジ) 20、20’ 破砕刃 21、21’ 刃先 22 ネジ手段の通る孔 22A 座ぐり孔 22B 貫通孔 23 ジャッキボルトのネジ孔 30 固定刃 40 スクリーン 45 スクリーンホルダー α レーキ角 JB ジャッキボルト
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入された被破砕物に対して破砕作業を
    行う破砕機のケーシング内部破砕作業室の下方部に回転
    可能に軸承された複数のロータディスクから構成され、
    該各ロータディスクの周囲部の複数の凹みに嵌合されて
    ネジ手段によって取り付けられた破砕刃が回転に伴って
    上記破砕作業室の下部に取り付けられた固定刃に接近し
    て協同して破砕作業を行うように構成された破砕機のロ
    ータにおいて、上記ロータディスクの周囲部は、各々上
    記固定刃に対して角度を成して次々と暫時接近するよう
    にロータ軸線に対して傾斜した破砕刃を搭載しており、
    また全体的に周囲方向の同位相において1枚又は2枚の
    破砕刃をロータ幅方向において傾斜状配列で搭載してい
    ることを特徴とする破砕機のロータ。
  2. 【請求項2】 投入された物に対して破砕作業を行う破
    砕機のケーシング内部破砕作業室の下方部に回転可能に
    軸承された複数のロータディスクから構成され、該各ロ
    ータディスクの周囲部の複数の凹みに嵌合されてネジ手
    段によって取り付けられた破砕刃が回転に伴って上記破
    砕作業室の下部に取り付けられた固定刃に接近して協同
    して破砕作業を行うように構成された破砕機のロータに
    おいて、上記ロータディスクの周囲部の凹みは、その凹
    みの上方から見て上記ロータの軸線に対して3度〜15
    度傾斜しており、また上記破砕刃は、上記凹みの傾斜に
    対応したレーキ角を有して、上方から見て平行四辺形を
    なしていることを特徴とする破砕機のロータ。
  3. 【請求項3】 上記凹みは、上記ロータディスクの回転
    方向に対して背後にディスク凸部が形成されており、ま
    た上記破砕刃は、上記ネジ手段が通る孔を有しており、
    上記ディスク凸部には上記ネジ手段が螺合して上記破砕
    刃を固定するネジ孔が形成されている請求項1又は2記
    載の破砕機のロータ。
  4. 【請求項4】 上記破砕刃は、その正面部に上記ネジ手
    段をなすボルトの頭を収容する座ぐり孔と、該座ぐり孔
    から背面にかけて貫通した孔とを有しており、該貫通孔
    に挿通され上記ディスク凸部のネジ孔に螺合される上記
    ネジ手段の押しボルトによって該凸部に向かって押され
    て上記凹み内に固定されている請求項3記載の破砕機の
    ロータ。
  5. 【請求項5】 上記凹みは、その底にネジ孔を有し、上
    記破砕刃は、刃先の反対側の基部に向かって拡がったテ
    ーパ状に形成されており、また上記ネジ手段は、一端部
    と他端部に互いに逆のネジが形成されており、上記破砕
    刃は、上記凹み内にその底のネジ孔のネジに対して逆勝
    手のネジ孔を有した楔によってそれらネジ孔に上記ネジ
    手段を螺合させることで固定される請求項1又は2記載
    の破砕機のロータ。
  6. 【請求項6】 上記ロータディスクは、側面の複数の位
    置に上記ロータの軸線に平行な貫通孔又は貫通ネジ孔を
    設けている請求項1又は2記載の破砕機のロータ。
  7. 【請求項7】 上記ロータディスクの凹みは、相互に結
    合されたロータディスク毎に周囲方向に若干ずらして、
    逆V形状の配列で、又は略逆V形状に散らした配列で上
    記破砕刃が固定されるように形成されている請求項1又
    は2記載の破砕機のロータ。
  8. 【請求項8】 上記破砕刃は、その底面にジャッキボル
    トを螺合するネジ孔を有している請求項1又は2記載の
    破砕機のロータ。
  9. 【請求項9】 上記ロータは、そのロータに離接可能に
    旋回支持されたスクリーンホルダーに交換可能に取り付
    けられたスクリーンによって略半周に渡って被われてい
    る請求項1又は2記載の破砕機用ロータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008140288A1 (en) * 2007-05-10 2008-11-20 Agro-Bio Innovation Sdn. Bhd. Shredding and cutting apparatus
US8844853B2 (en) 2010-09-02 2014-09-30 Vermeer Manufacturing Company Reducing component for a comminution machine
US9186683B2 (en) 2010-09-02 2015-11-17 Vermeer Manufacturing Company Apparatus for comminuting fibrous materials
CN106362839A (zh) * 2016-11-30 2017-02-01 广东隽诺环保科技股份有限公司 一种用于破碎机的刀辊

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