JP2000354892A - 難分解性有機物含有水の処理装置 - Google Patents

難分解性有機物含有水の処理装置

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JP2000354892A
JP2000354892A JP11168597A JP16859799A JP2000354892A JP 2000354892 A JP2000354892 A JP 2000354892A JP 11168597 A JP11168597 A JP 11168597A JP 16859799 A JP16859799 A JP 16859799A JP 2000354892 A JP2000354892 A JP 2000354892A
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oxidation treatment
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promoted oxidation
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Koji Fuchigami
浩司 渕上
Kenichiro Mizuno
健一郎 水野
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NKK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浸出水中のダイオキシン類や環境ホルモンを
余剰泥に移行・濃縮させることなく、その大部分を分解
することが可能な、難分解性有機物含有水の処理装置を
提供する。 【解決手段】 難分解性有機物を含有する処理対象水に
促進酸化処理を施して、生物易分解性有機物を含む促進
酸化処理水を得る促進酸化処理部、前記促進酸化処理水
に凝集処理を施して凝集処理水を得る凝集装置、 前記
凝集処理水を固液分離して、生物易分解性有機物を含有
する上澄液と汚濁物質とを分離する第1の固液分離装
置、前記上澄液中の生物易分解性有機物を分解して生物
処理水を得る生物処理装置、および前記生物処理水を固
液分離して、処理済上澄液と懸濁性の汚濁物質とを分離
する第2の固液分離装置を具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、難分解性有機物含
有水の処理装置に係り、特に、最終処分場浸出水あるい
は下水等を処理してダイオキシン類あるいは環境ホルモ
ン等を高濃度に除去する水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、難分解性有機物含有水の処理に
は、酸化分解あるいは吸着等の手段が用いられている。
【0003】吸着処理に関しては、例えば活性炭吸着処
理が難分解性COD除去等に広く用いられているもの
の、吸着自体は液相の希薄濃度の物質を固相に高濃度に
濃縮する操作にすぎない。こうした処理を、ダイオキシ
ン等の極めて毒性の高い物質の処理に適用した場合に
は、吸着処理後の活性炭は毒物を高濃度に含有している
ので取り扱いに注意を要し、しかも活性炭中の毒物を処
理する必要性があることに問題があった。
【0004】また、促進酸化処理に関しては、例えば特
開平10−076295号公報には、凝集沈殿、生物、
膜分離を行った後に紫外線・オゾン併用型促進酸化処理
を施す方法が提案されている。この方法を実施した場合
には、疎水性有機物であるダイオキシン類や環境ホルモ
ンの大部分が、濁質あるいはコロイド状のフミン質等高
分子有機化合物に吸着された状態で存在するため、清澄
な処理水が得られる。しかしながら、大部分のダイオキ
シン類や環境ホルモンは、凝集沈澱工程あるいは膜分離
工程で発生する余剰汚泥に移行して、再び最終処分場へ
返送され埋め戻される。したがって、浸出水中のダイオ
キシン類や環境ホルモンのほとんどが処理されずに最終
処分場と浸出水処理設備の間を循環・濃縮されることに
問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したよ
うな問題点を解決するためになされたものであり、浸出
水中のダイオキシン類や環境ホルモンを余剰泥に移行・
濃縮させることなく、その大部分を分解することが可能
な、難分解性有機物含有水の処理装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、難分解性有機物を含有する処理対象水に
促進酸化処理を施して、生物易分解性有機物を含む促進
酸化処理水を得る促進酸化処理部、前記促進酸化処理水
に凝集処理を施して凝集処理水を得る凝集装置、 前記
凝集処理水を固液分離して、生物易分解性有機物を含有
する上澄液と汚濁物質とを分離する第1の固液分離装
置、前記上澄液中の生物易分解性有機物を分解して生物
処理水を得る生物処理装置、および、前記生物処理水を
固液分離して、処理済上澄液と懸濁性の汚濁物質とを分
離する第2の固液分離装置を具備することを特徴とする
難分解性有機物含有水の処理装置を提供する。
【0007】こうした構成の本発明の処理装置では、ダ
イオキシン類や環境ホルモン等の難分解性有機物のう
ち、液相中に溶解しているもののみならず、濁質や高分
子有機物コロイドに吸着しているものもまた分解され
る。したがって、浸出水中の難分解性有機物は余剰汚泥
へ移行・濃縮されることなく、そのほぼ全量を分解・除
去することができる。
【0008】本発明の処理装置においては、促進酸化処
理部は促進酸化処理槽を有し、促進酸化処理槽から排出
された促進酸化処理水の一部を、この促進酸化処理槽に
返送する手段を具備することが好ましい。
【0009】かかる構成の装置とした場合には、促進酸
化処理されて有機物濃度の低下した処理水の一部を、促
進酸化処理槽へ返送して原水を希釈して処理することに
なる。したがって、原水を直接処理する場合に比べてよ
り酸化剤の消費量や紫外線の吸収量が低減するために、
難分解性有機物を低コストかつ高い効率で分解すること
が可能である。また、促進酸化手段として紫外線照射を
行う場合には、光反応槽における見かけの流量が増加す
るため、少ない処理水量においても光反応槽内で容易に
乱流を形成することが可能であり、汚濁物質に均一に光
を照射することができるという利点も得られる。
【0010】本発明において、促進酸化処理部は、紫外
線照射手段、オゾン処理手段、酸化剤注入手段、光触媒
処理手段、およびオゾン分解触媒処理手段からなる群か
ら選択された少なくとも2つを具備することが好まし
い。
【0011】これらのうち、紫外線照射を採用する場合
には、オゾン処理、酸化剤注入あるいは光触媒処理と組
み合わせて用いることが好ましく、また、オゾン処理を
採用する場合には、酸化剤注入、紫外線照射あるいはオ
ゾン分解触媒と組み合わせて用いることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関わる有機物含有
水の水処理装置を図面を用いて説明する。
【0013】図1は、本発明の難分解性有機物含有水の
処理装置の一例の構成を表すフロー図である。
【0014】図示する装置においては、原水は、まず、
酸化剤注入管1から酸化剤を供給された後に、ラインミ
キサー2において混合される。原水に供給される酸化剤
としては、例えば、過酸化水素、過マンガン酸カリウ
ム、塩素および二酸化塩素等を用いることができる。
【0015】汚濁物質と酸化剤とを十分に反応させた方
が良好な処理効果の得られる場合には、ラインミキサー
2の変わりに混合槽を設けて、5〜30分程度の滞留時
間をとることが好ましい。通常、1〜50mg/Lの範
囲の注入率で酸化剤を注入することによって良好な効果
が得られるが、原水の有機物濃度あるいはダイオキシン
類や環境ホルモンの原水濃度および処理目標値を考慮し
て、適切な値に設定することが好ましい。
【0016】酸化剤と混合された原水は、促進酸化処理
槽3に導入されて、紫外線ランプ4からの照射により紫
外線酸化処理される。すなわち、図1に示した処理装置
においては、酸化剤注入管1、ラインミキサー2および
促進酸化処理槽3によって促進酸化処理部が構成されて
いる。
【0017】促進酸化処理槽3中の紫外線ランプ4とし
ては、例えば、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプあるい
はキセノンランプ等のランプを用いることができる。こ
うした紫外線ランプ4から照射される光が原水中の汚濁
物質に直接作用して、ダイオキシン類や環境ホルモン等
の難分解性有機物が酸化分解されることにより分解され
る。さらに、酸化剤の作用による酸化分解および光と酸
化剤との反応の結果、ヒドロキシラジカル等のラジカル
が生成し、このラジカルが汚濁物質と反応する。これに
よって汚濁物質の酸化分解反応が生じるといった効果が
得られる。この反応の結果、処理対象水中の難分解性有
機物は炭酸ガス、水および無機塩まで酸化分解処理され
るか、有機塩素化合物の脱塩素化等の反応が生じて有害
物質が無害化処理される。あるいは、難分解性有機物
は、生物易分解性有機物へと転換される。
【0018】促進酸化処理槽3における紫外線ランプ4
の能力は、処理対象水1m3 当たりの消費電力量が0.
5〜50kWh/m3 、好ましくは1〜5kWh/m3
とした場合に低コストで高い分解率が得られる。なお、
酸化剤注入率の場合と同様に、原水の有機物濃度あるい
はダイオキシン類や環境ホルモンの原水濃度および処理
目標値を考慮して、紫外線ランプ4の能力は適切な値に
適宜設定することが好ましい。また、促進酸化処理槽3
における原水流量基準の滞留時間は、0.2〜10h
r、好ましくは0.3〜2hrとした場合に低コストで
高い分解効率が得られる。
【0019】酸化剤と紫外線との併用によって酸化分解
処理された促進酸化処理水は、混和槽5に導入され、こ
こでは凝集剤注入管6から供給される凝集剤と混合され
て懸濁物質や重金属が凝集する。なお、凝集剤として
は、塩化第二鉄あるいは硫酸アルミニウム等の無機系凝
集剤;およびポリアクリルアミド系ポリマー等の有機系
凝集剤を使用することができる。こうした凝集剤のうち
いずれか2種類以上の凝集剤を組み合わせて使用する場
合には、凝集剤の種類毎に凝集剤注入管6を増設すれば
よい。また、カルシウムが高濃度に含まれる場合には、
炭酸ナトリウム等の炭酸塩を使用し、炭酸カルシウムと
して析出させると効率的に除去される。
【0020】凝集処理水は沈澱槽7に導入されて固液分
離され、生物易分解性有機物を含有する上澄液は生物処
理槽8に供給される。生物処理槽8では、微生物の存在
下で曝気管9から空気が供給されて、生物易分解性有機
物が好気的条件下で生物学的に分解される。生物処理水
は沈澱分離槽10に導入されて固液分離され、その上澄
水が処理水として取り出される。
【0021】上述したフローにおいては、原水に含まれ
ていた懸濁性あるいはコロイド状の粘土成分、灰分、有
機物等の汚濁物質は沈澱槽7あるいは沈降分離槽10で
発生する余剰汚泥として系外へ排出される。その後、余
剰汚泥は脱水処理あるいは焼却処理等が行われるか、再
び最終処分場へ返送されて埋め戻される。本発明の処理
装置で発生した余剰汚泥はすでに促進酸化処理を受けて
いるので、ダイオキシン類や環境ホルモン等の難分解性
有機物を含有していない。したがって、こうした難分解
性有機物による環境汚染を生じせしめるおそれは極めて
小さい。
【0022】なお、図1に示した処理フローにおいて、
単位処理装置を小さくする必要がある場合には、酸化剤
注入管1、ラインミキサー2、促進酸化処理槽3および
紫外線ランプ4を複数段直列、あるいは並列に設けるこ
ともできる。
【0023】図2には、本発明に関わる難分解性有機物
含有水の処理装置の他の例の構成を表すフロー図を示
す。
【0024】図示する装置においては、原水は、促進酸
化処理槽3に導入され、紫外線ランプ4より紫外線照射
を受けると同時にオゾン散気管11から供給されるオゾ
ンによって酸化処理を受ける。すなわち、図2に示した
装置においては、促進酸化処理槽3、紫外線ランプ4、
およびオゾン散気管11よって促進酸化処理部が構成さ
れている。促進酸化処理槽3中の紫外線ランプ4として
は、図1に示した装置の場合と同様に低圧水銀ランプ、
高圧水銀ランプ、あるいはキセノンランプ等のランプを
用いることができる。こうした紫外線ランプ4から照射
される光が原水中の難分解性有機物質等の汚濁物質に直
接作用して酸化分解されることにより、汚濁物質が分解
される。さらに、オゾンの作用による酸化分解および光
とオゾンの反応の結果、ヒドロキシラジカル等のラジカ
ルが生成し、このラジカルが汚濁物質と反応して汚濁物
質の酸化分解反応が生じるといった効果が得られる。こ
の反応の結果、処理対象水中の汚濁物質は炭酸ガス、水
および無機塩類まで酸化分解処理されるか、有機塩素化
合物の脱塩素化等の反応が生じて有害物質が無害化処理
される。あるいは、処理対象水中の汚濁物質は生物易分
解性有機物へと転換される。
【0025】促進酸化処理槽3における紫外線ランプ4
の能力は、処理対象水1m3 当たりの消費電力量が0.
5〜50kWh/m3 、好ましくは1〜5kWh/m3
とした場合に、低コストで高い分解率が得られる。オゾ
ン散気管11からのオゾンの注入率は、5〜500mg
/L、好ましくは10〜50mg/Lとした場合に低コ
ストで高い分解効率が得られるが、原水のオゾン消費
量、有機物濃度あるいはダイオキシン類や環境ホルモン
の原水濃度および処理目標値を考慮して、適切な値に適
宜設定することが好ましい。また、促進酸化処理槽3中
における原水流量基準の滞留時間は、0.2〜10h
r、好ましくは0.3〜2hrとした場合に低コストで
高い分解効率が得られる。
【0026】図2に示した装置の場合においては、促進
酸化処理槽3から排出された促進酸化処理水の一部を処
理水返送管12によって促進酸化処理槽3へ返送してい
る。すなわち、促進酸化処理槽3中の原水は、有機物を
処理された促進酸化処理水によって希釈されることにな
るので、促進酸化処理水の返送を行わない場合に比較し
て、より有機物濃度が低く、オゾン消費量および紫外線
吸収量の小さい環境下で処理を行うことができる。した
がって、より低コストで高い除去効果を得ることができ
る。
【0027】オゾンと紫外線との併用によって酸化分解
処理された促進酸化処理水は、混和槽5に導入され、こ
こでは凝集剤注入管6から供給される凝集剤と混合され
て懸濁物質や重金属が凝集する。なお、凝集剤として
は、塩化第二鉄あるいは硫酸アルミニウム等の無機系凝
集剤;およびポリアクリルアミド系ポリマー等の有機系
凝集剤を使用することができる。こうした凝集剤のうち
いずれか2種類以上の凝集剤を組み合わせて使用する場
合には、凝集剤の種類毎に凝集剤注入管6を増設すれば
よい。また、カルシウムが高濃度に含まれる場合には、
炭酸ナトリウム等の炭酸塩を使用し、炭酸カルシウムと
して析出させると効率的に除去される。
【0028】凝集処理水は沈殿槽7に導入されて固液分
離され、生物易分解性有機物を含有する上澄液は生物処
理槽8に供給される。生物処理槽8では、微生物の存在
下で曝気管9から空気が供給されて、生物易分解性有機
物が好気的条件下で生物学的に分解される。
【0029】生物処理水は膜分離装置13に導入されて
固液分離され、その上澄液が処理水として取り出され
る。膜分離装置13に適用する膜としては、MF、UF
あるいは低圧RO、RO等、種々の膜を用いることがで
きる。MF、UFを用いた場合には比較的低コストで懸
濁性物質をほぼ完全に分離することができ、一方、低圧
RO、ROを用いた場合には処理コストは高いものの、
懸濁性物質に加えて溶解性の塩類を分離することが可能
である。したがって、膜分離装置13の膜は処理目的に
応じて選択すればよい。
【0030】沈澱槽7あるいは膜分離槽13において発
生する余剰汚泥は、図1に示した装置の場合と同様に促
進酸化処理を受けているので、ダイオキシン類や環境ホ
ルモン等の難分解性有機物を含有していない。したがっ
て、こうした難分解性有機物による環境汚染を生じせし
めるおそれは極めて小さい。
【0031】なお、図2に示した処理フローにおいて単
位処理装置を小さくする必要がある場合には、促進酸化
処理槽3、オゾン散気管11、処理水返送管12および
紫外線ランプ4を複数段直列、あるいは並列に設けるこ
ともできる。
【0032】
【実施例】以下、具体例を示して本発明をさらに詳細に
説明する。
【0033】(実施例1)酸化剤として過酸化水素を用
い、図1に示した装置により以下に示す条件で浸出水を
処理した。また、図3に示す従来の装置を用いて以下に
示す条件で同様の浸出水を処理して、比較例1とした。
【0034】(実施例1の処理条件) 過酸化水素注入率:20mg/L 紫外線ランプ:低圧水銀ランプ、出力50W×3本 促進酸化処理槽:滞留時間30分(円筒形) 混和槽:滞留時間20分 沈澱槽:滞留時間40分 生物処理槽:滞留時間6時間 沈降分離槽:滞留時間2時間 通水流量0.05m3 /日 (比較例1の処理条件) 混和槽:滞留時間20分 沈澱槽:滞留時間40分 生物処理槽:滞留時間6時間 沈降分離槽:滞留時間2時間 通水流量0.05m3 /日 実施例1および比較例1で処理した後の処理水および余
剰汚泥中のダイオキシン濃度を、浸出水中のダイオキシ
ン濃度とともに下記表1にまとめる。
【0035】
【表1】
【0036】表1に示されるように、本発明の装置(実
施例1)を用いることによって、処理水中のダイオキシ
ン濃度は従来の1/10未満に低減することができるこ
とに加えて、余剰汚泥中のダイオキシン濃度は、0.1
5[pg−TEQ/g−dry]という従来の1/10
0未満の極めて低レベルにまで低減することができた。
【0037】(実施例2)図2に示した装置を用いて、
以下に示す条件で浸出水を処理した。また、図4に示す
従来の装置を用いて以下に示す条件で同様の浸出水を処
理して、比較例2とした。
【0038】(実施例2の処理条件) オゾン注入率:100mg/L 紫外線ランプ:高圧水銀ランプ、出力400W×2本 促進酸化処理槽:滞留時間60分(円筒形) 混和槽:滞留時間20分 沈澱槽:滞留時間40分 生物処理槽:滞留時間6時間 沈降分離槽:滞留時間2時間 膜分離装置:MF,孔径0.2μm 通水流量0.2m3 /日 循環率:2.0 (比較例2の処理条件) 混和槽:滞留時間20分 沈澱槽:滞留時間40分 生物処理槽:滞留時間6時間 沈降分離槽:滞留時間2時間 膜分離装置:MF,孔径0.2μm オゾン注入率:100mg/L 紫外線ランプ:高圧水銀ランプ、出力400W×2本 促進酸化処理槽:滞留時間60分(円筒形) 通水流量0.2m3 /日 循環率:2.0 実施例2および比較例2で処理した後の処理水および余
剰汚泥中のダイオキシン濃度を、浸出水中のダイオキシ
ン濃度とともに下記表2にまとめる。
【0039】
【表2】
【0040】表2に示されるように、本発明の装置(実
施例2)を用いることによって、余剰汚泥中のダイオキ
シン濃度は、0.085[pg−TEQ/g−dry]
という極めて低レベルにまで低減することができた。一
方、従来の装置では、浸出水中のダイオキシンを余剰汚
泥中に移行させているのみであるので、余剰汚泥中のダ
イオキシン濃度を低減することはできないことは、比較
例2の結果から明らかである。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、浸
出水中のダイオキシン類や環境ホルモンを余剰汚泥に移
行・濃縮させることなく、その大部分を分解することが
可能な、難分解性有機物含有水の処理装置が提供され
る。本発明は、最終処分場浸出水および下水等の処理に
特に有効であり、その工業的価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の難分解性有機物含有水の処理装置の一
例の構成を表す概略図。
【図2】本発明の難分解性有機物含有水の処理装置の他
の例の構成を表す概略図。
【図3】従来の難分解性有機物含有水の処理装置の構成
を表す概略図。
【図4】従来の難分解性有機物含有水の処理装置の構成
を表す概略図。
【符号の説明】
1…酸化剤注入管 2…ラインミキサー 3…促進酸化処理槽 4…紫外線ランプ 5…混和槽 6…凝集剤注入管 7…沈澱槽 8…生物処理槽 9…曝気管 10…沈降分離槽 11…オゾン散気管 12…処理水返送管 13…膜分離装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 9/00 504 C02F 9/00 504A 504E B01D 21/00 B01D 21/00 C D 21/01 110 21/01 110 21/02 21/02 Q B01J 35/02 B01J 35/02 J C02F 1/32 ZAB C02F 1/32 ZAB 1/52 1/52 K 1/72 1/72 Z 101 101 1/78 1/78 Fターム(参考) 4D015 BA04 BA06 BB08 BB13 CA01 DA05 DA13 DB03 EA06 EA32 FA01 FA02 FA11 FA17 FA24 FA25 FA26 4D037 AA11 AB11 AB14 AB16 BA18 BB08 BB09 CA03 CA06 CA07 CA08 CA11 CA12 4D050 AA15 AB07 AB15 AB19 BB02 BB09 BC06 BC09 BD02 BD03 BD06 BD08 CA09 CA16 CA17 4D062 BA04 BA06 BB08 BB13 CA01 DA05 DA13 DB03 EA06 EA32 FA01 FA02 FA11 FA17 FA24 FA25 FA26 4G069 AA03 BA48A CA05 CA07 CA10 CA11 CA19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 難分解性有機物を含有する処理対象水に
    促進酸化処理を施して、生物易分解性有機物を含む促進
    酸化処理水を得る促進酸化処理部、 前記促進酸化処理水に凝集処理を施して凝集処理水を得
    る凝集装置、 前記凝集処理水を固液分離して、生物易分解性有機物を
    含有する上澄液と汚濁物質とを分離する第1の固液分離
    装置、 前記上澄液中の生物易分解性有機物を分解して生物処理
    水を得る生物処理装置、および前記生物処理水を固液分
    離して、処理済上澄液と懸濁性の汚濁物質とを分離する
    第2の固液分離装置を具備することを特徴とする難分解
    性有機物含有水の処理装置。
  2. 【請求項2】 前記促進酸化処理部は促進酸化処理槽を
    有し、促進酸化処理槽から排出された促進酸化処理水の
    一部を、この促進酸化処理槽に返送する手段を具備する
    ことを特徴とする請求項1に記載の水処理装置。
  3. 【請求項3】 前記促進酸化処理部は、紫外線照射手
    段、オゾン処理手段、酸化剤注入手段、光触媒処理手
    段、およびオゾン分解処理手段からなる群から選択され
    た少なくとも2つを具備することを特徴とする請求項1
    または2に記載の水処理装置。
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