JP2000355668A - インクジェットインクのための非局在化されたカチオン性アゾ染料 - Google Patents

インクジェットインクのための非局在化されたカチオン性アゾ染料

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JP2000355668A
JP2000355668A JP2000128963A JP2000128963A JP2000355668A JP 2000355668 A JP2000355668 A JP 2000355668A JP 2000128963 A JP2000128963 A JP 2000128963A JP 2000128963 A JP2000128963 A JP 2000128963A JP 2000355668 A JP2000355668 A JP 2000355668A
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ink
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Steven Evans
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Csaba A Kovacs
エー.コバクス クサバ
Ellen J Pyszczek
ジェイ.ピスズクゼク エレン
Helmut Weber
ウェーバー ヘルムト
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Eastman Kodak Co
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    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/32Inkjet printing inks characterised by colouring agents
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、明るく、光安定性の画像を
提供するであろうインクジェット印刷のための水性イン
クに使用するのに好適なカチオン性染料を提供すること
である。 【解決手段】 水、湿潤剤、および複素環式アゾアミノ
チアゾール染料の四級化から誘導される非局在化された
カチオン性アゾ染料を含んでなるインクジェットインク
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットイ
ンク組成物中の着色剤として有用な特定の非局在化され
たカチオン性アゾ染料に関する。
【0002】インクジェット印刷は、ディジタル信号に
応答して画像記録要素にインク液滴を画素毎に付着させ
ることによって画像を生じさせる非衝撃式の方法であ
る。画像記録要素上へのインク液滴の付着を制御して所
望の画像を生じさせるのに利用してもよい方法は様々で
ある。連続式インクジェットとして知られる1つの方法
では、液滴の連続流を帯電させて、画像記録要素の表面
上に像様偏向させつつ、像形成されなかった液滴を捕獲
して、インク溜めに戻す。ドロップ−オン−デマンド式
インクジェットとして知られるもう1つの方法では、個
々のインク液滴を画像記録要素上に必要に応じて射出
し、所望の画像を形成させる。ドロップ−オン−デマン
ド式印刷においてインク液滴の射出を制御する一般的な
方法には、圧電変換器および熱的なバブル形成が含まれ
る。インクジェットプリンターには、産業上のラベル貼
付から卓上文書および絵画像形成のための短時間印刷ま
での範囲にわたる市場の端々までの広範な用途がある。
【0003】種々のインクジェットプリンターに使用さ
れるインクは、染料系または顔料系のいずれかに分類す
ることができる。染料は、分散媒に溶解される着色剤で
ある。顔料は、分散媒に不溶性であるけれども、小さな
粒子の形で分散または懸濁され、分散剤の使用によって
凝集または沈降しないように安定化されることが多い着
色剤である。分散媒は、いずれの場合でも、室温で液体
であっても固体であってもよい。一般的に使用される分
散媒には、水、水と有機補助溶媒との混合物、および高
沸点有機溶媒(例えば炭化水素、エステル、ケトンな
ど)が含まれる。
【0004】インクジェットシステムにおける着色剤の
選択は画質にとって重要である。シアン、マゼンタ、イ
エロー、グリーン、オレンジなどの色については、ピー
ク波長(λ-max)、吸収曲線の幅、および副吸収が無い
ことが重要である。着色剤はまた、インク受容要素上へ
の印刷後に高度の耐光堅牢度を有しているべきである。
水性染料系インクについては、染料は、受容要素上に妥
当な濃度を生じ、長期間の貯蔵に対して析出すること無
く安定であることが可能な溶液を調製するのに十分水溶
性である必要がある。染料系インクを用いる高品質イン
クジェット印刷には、明るい色相および良好な光安定性
を提供する染料が必要とされる。これらの要求条件のす
べてを満たす染料を見出すのは困難である。
【0005】高品質の、写真のように写実的なインクジ
ェット印刷のための水性染料系インクには、優れた色彩
並びに高い耐光堅牢度および耐水堅牢度を有する水溶性
染料が必要とされる。概して、これらの染料は、紙、羊
毛、および綿などの天然繊維の染色のために開発された
酸性染料、直接染料、および反応性染料から選択され
る。これらの染料の水溶性は、スルホまたはカルボキシ
などの負に帯電している置換基の導入に起因する。
【0006】染料のもう1つのグループは、主にアクリ
ルおよび酸改質ポリエステルなどの合成紡織繊維の染色
のために開発された塩基性染料またはカチオン性染料で
ある。これらの染料は、正に帯電している置換側基(例
えばテトラアルキルアンモニウム)の導入、または非局
在化カチオン系を含んでなる塩基性発色団(例えばシア
ニン、アザシアニン、またはアゾ (ジアザシアニン) )
のいずれかのために、正に帯電している。
【0007】
【従来の技術】米国特許第 5,560,996号明細書には、Ba
sic Red 46などのカチオン性アゾ染料およびBasic Red
12、14、および15などの他のカチオン性マゼンタ染料を
含む種々のカチオン性染料をインクジェットインクに使
用することが開示されている。
【0008】米国特許第 3,770,719号は、ポリアクリロ
ニトリル繊維、ポリエステル繊維、およびグラフトポリ
マー繊維の伝統的な染色に有用なカチオン性複素環式ア
ゾアミノチアゾールに関する。
【0009】米国特許第 5,468,258号は、水不溶性複素
環式ヒドラゾノ染料を含んでなる熱染料転写像形成のた
めの染料供与要素に関する。この参考文献の広範な開示
には、本発明に用いられる染料の脱プロトン化された電
気的に中性な先駆物質が含まれている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第 5,560,996
号には、染料が光安定性に乏しいという問題がある。米
国特許第 3,770,719号には、当該染料がインクジェット
組成物のための水性インクに有用であるとの教示はまっ
たく無い。
【0011】米国特許第 5,468,258号には、これらの染
料をプロトン化してカチオン性染料を発生させてもよい
こと、またはこのようなカチオン性染料が、インクジェ
ット組成物のための水性インクに有用であることがまっ
たく教示されていない点に問題がある。
【0012】本発明の目的は、明るく、光安定性の画像
を提供するインクジェット印刷のための水性インクに使
用するのに好適なカチオン性染料を提供することであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的および他の目的
は、水、湿潤剤、および複素環式アゾアミノチアゾール
染料の四級化から誘導される非局在化されたカチオン性
アゾ染料を含んでなるインクジェットインク組成物に関
する本発明によって達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】複素環式アゾアミノチアゾール染
料の四級化から誘導される非局在化されたカチオン性ア
ゾ染料およびそれらの脱プロトン化された電気的に中性
な先駆物質がインクジェット印刷のための水性インクの
生産に有用であり、良好な光安定性と共に明るい赤〜紫
の画像を生ずることが見出された。
【0015】本発明の好ましい態様では、複素環式アゾ
アミノチアゾール染料の四級化から誘導される非局在化
されたカチオン性アゾ染料は以下の式を有する。
【0016】
【化1】
【0017】上式中、R2 およびR4 は、各々独立に、
炭素原子が1〜6個の置換もしくは未置換のアルキル
基、置換もしくは未置換のアリル基、炭素原子が6〜10
個の置換もしくは未置換のアリール基、炭素原子が5〜
10個の置換もしくは未置換のヘタリール基、またはアル
キレンオキシド残基が2〜20個のポリオキシアルキレン
基を表し、R1 は、水素またはR2 およびR4 について
上記に列挙されているものと同じ基を表し、
【0018】R3 は、R1 について上記に列挙されてい
るものと同じ基、ハロゲン、ニトロ、シアノ、炭素原子
が1〜6個の置換もしくは未置換のアルコキシ基、炭素
原子が1〜6個の置換もしくは未置換のアルコキシカル
ボニル基、カルバモイル、炭素原子が1〜20個の置換も
しくは未置換のアルキル−、アラルキル−、アリール
−、ジアリール−、もしくはジアルキル−カルバモイル
基、スルファモイル、炭素原子が1〜20個の置換もしく
は未置換のアルキル−、アラルキル−、アリール−、ジ
アリール−、もしくはジアルキル−スルファモイル基、
アシルアミノ、ウレイド、スルホニルアミノ、アミノ、
炭素原子が1〜20個の置換もしくは未置換のアルキル
−、アラルキル−、アリール−、ジアリール−、もしく
はジアルキル−アミノ基、第四級アンモニウム基、また
はホスホニウム基を表し、
【0019】AおよびBは、各々独立に、上記N+ −R
4 基がアゾ基と共役しているという条件付きで、5員も
しくは6員の複素芳香族環構造を完成するのに必要な直
接結合または原子を表し、
【0020】Aおよび/またはBによって表される原子
はR3 で任意に置換されていてもよく、X- はアニオン
を表し、そして
【0021】R1 とR2 、およびR4 とAまたはBの原
子は、独立に結合して5〜7員の複素環または炭素環を
形成していてもよい。
【0022】本発明の好ましい態様では、上式中のR1
はHを表す。もう1つの好ましい態様では、R2 はメチ
ル、フェニル、2-メトキシフェニル、またはアリルを表
す。もう1つの好ましい態様では、R3 はフェニル、t-
ブチル、または4-メトキシフェニルを表す。さらにもう
1つの好ましい態様では、R4 はメチルかエチルを表
す。そのうえもう1つの好ましい態様では、Aは、−C
(CN)=CH−、−CH=C(CH3 )−、または−
CH=CH−を表す。そのうえさらにもう1つの好まし
い態様では、Bは、−N(CH3 )−、−N(C
6 5 )−、−N(2−CH3 −C6 4 )−、または
−N(4−CH3 O−C6 4 )−を表す。
【0023】上記定義において、置換もしくは未置換の
アルキル基の例には、メチル、エチル、イソプロピル、
ヒドロキシエチル、 3-(N,N-ジメチルアミド) プロピ
ル、およびベンジルが含まれる。置換もしくは未置換の
アリール基の例には、フェニル、ナフチル、および4-ク
ロロフェニルが含まれる。置換もしくは未置換のヘタリ
ール基の例には、ピリジル、イミダゾリル、およびキノ
リルが含まれる。アルキレンオキシド残基が2〜20個の
ポリオキシアルキレン基の例には、3,6,9-トリオキサデ
シル、 11-ヒドロキシ -3,6,9-トリオキサ -5,8-ジメチ
ルドデシル、および 11-ヒドロキシ -3,6,9-トリオキサ
ウンデシルが含まれる。ハロゲンの例には、クロロ、フ
ルオロ、ブロモ、およびヨードが含まれる。置換もしく
は未置換のアルコキシ基の例には、メトキシ、イソプロ
ポキシ、および2-ヒドロキシエトキシが含まれる。
【0024】炭素原子が1〜6個の置換もしくは未置換
のアルコキシカルボニル基の例には、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、および3-ヒドロキシプロピル
カルボニルが含まれる。置換もしくは未置換のアルキル
−、アラルキル−、アリール−、ジアリール−、または
ジアルキル−カルバモイル基の例には、N-メチルカルバ
モイル、N-メチル -N-フェニルカルバモイル、 N-p-(ト
リメチルアンモニウム)-フェニルカルバモイル、N,N-ビ
ス (4-ジメチルアミノフェニル) カルバモイルが含まれ
る。置換もしくは未置換のアルキル−、アラルキル−、
アリール−、ジアリール−、またはジアルキル−スルフ
ァモイル基の例には、N-メチル−スルファモイル、N-メ
チル -N-フェニル−スルファモイル、 N-p-(トリメチル
アンモニウム)-フェニルスルファモイル、およびN,N-ビ
ス (4-ジメチルアミノフェニル)-スルファモイルが含ま
れる。
【0025】アシルアミノ基の例には、アセトアミド、
メトキシエチル−アセトアミド、およびベンズアミドが
含まれる。ウレイド基の例には、N-メチルウレイド、ウ
レイド、および N,N'-ジメチルウレイドが含まれる。ス
ルホニルアミノ基の例には、メタンスルホンアミド、p-
トルエンスルホンアミド、および 2-(トリメチルアンモ
ニウム)-エタンスルホンアミドが含まれる。置換もしく
は未置換のアルキル−、アラルキル−、アリール−、ジ
アリール−、またはジアルキル−アミノ基の例には、メ
チルアミノ、N,N-ジメチルアミノ、メトキシエチルアミ
ノ、およびアニリノが含まれる。第四級アンモニウム基
の例には、トリメチルアンモニウムおよびベンジルジメ
チルアンモニウムが含まれる。ホスホニウム基の例に
は、トリフェニルホスホニウムおよびトリメチルホスホ
ニウムが含まれる。
【0026】AおよびBによって表される原子によって
完成される複素芳香環環構造の例には、ピラゾリウム、
ベンゾチアゾリウム、1,2,4-トリアゾリウム、2-ピリジ
ニウム、4-ピリジニウム、1,3,4-チアジアゾリウム、チ
アゾリウム、2-キノリニウム、およびイソチアゾリウム
が含まれる。
【0027】X- の例には、塩化物、メトスルフェー
ト、アセテート、クロロアセテート、トリフルオロアセ
テート、メタンスルホネート、p-トルエンスルホネー
ト、ラクテート、シトレート、グルコネート、3-ウレイ
ドプロピオネートが含まれる。好ましい態様では、X-
は、シトレート、グルコネート、またはラクテートであ
る。
【0028】上記の如く、本発明に用いられる染料およ
びそれらの合成は、米国特許第 3,770,719号明細書に記
載されている。
【0029】カチオン性染料の水溶性は、対イオンX-
の性状によってかなり影響される。溶解性に好ましい対
イオンは、合成中の導入が容易ではないことが多い。イ
オン交換樹脂を介するイオン交換または透析/限外濾過
は困難であり、時間がかかり、かつ/または高価である
ことが多い。さらに、これらの染料の好ましい塩の形は
水溶性が高いため、これらを単離し、精製し、特性決定
することが困難であることが多い。
【0030】本発明の特に望ましい態様は、上記構造I
におけるR1 がHである場合に得られる。この場合、当
該カチオン性染料(例えば、下記II)の電気的に中性
な、脱プロトン化された形を、カチオン性染料を塩基で
処理することによって好都合に単離し、精製し、特性決
定してもよい。インクの調製時に、対イオンの共役酸の
水溶液に染料の電気的に中性な形を単に溶解させること
によって、所望の対イオンを有するカチオン性染料を再
生してもよい。この方法を以下に示す。
【0031】
【化2】
【0032】本発明に用いられるカチオン性染料の脱プ
ロトン化された電気的に中性な先駆物質を下記に列挙す
る。
【0033】
【化3】
【0034】
【表1】
【0035】本発明の範囲内の他のカチオン性アゾアミ
ノチアゾール染料には以下のものが含まれる。
【0036】
【表2】
【0037】一般に、上記染料は、インクジェットイン
ク組成物の 0.2〜5質量%、好ましくは 0.5〜3質量%
を構成する。
【0038】本発明のインクジェット組成物に湿潤剤を
用いて、インクが乾固したり、プリントヘッドのオリフ
ィス中で固まるのを防ぐのを助けてもよい。使用するこ
とができる湿潤剤の例には、多価アルコール(例えばエ
チレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、テトラエチレン
グリコール、ポリエチレングリコール、グリセロール、
2-メチル -2,4-ペンタンジオール、1,2,6-ヘキサントリ
オール、およびチオグリコール)、アルキレングリコー
ルから誘導される低級アルキルのモノエーテルまたはジ
エーテル(例えばエチレングリコールのモノメチルエー
テルまたはモノエチルエーテル、ジエチレングリコール
のモノメチルエーテルまたはモノエチルエーテル、プロ
ピレングリコールのモノメチルエーテルまたはモノエチ
ルエーテル、トリエチレングリコールのモノメチルエー
テルまたはモノエチルエーテル、ジエチレングリコール
のジメチルエーテルまたはジエチルエーテル、およびジ
エチレングリコールモノブチルエーテル)、窒素含有環
式化合物(例えばピロリドン、N-メチル -2-ピロリド
ン、および1,3-ジメチル -2-イミダゾリジノン)、およ
び硫黄含有化合物(例えばジメチルスルホキシドおよび
テトラメチレンスルホン)が含まれる。本発明の組成物
に好ましい湿潤剤は、ジエチレングリコール、グリセロ
ール、またはジエチレングリコールモノブチルエーテル
である。
【0039】受容基材が高度にサイジング処理された紙
である場合は特に、本発明の水性インクに水混和性有機
溶媒を添加して、インクが受容基材に浸透するのを助け
てもよい。このような溶媒の例には、アルコール(例え
ばメチルアルコール、エチルアルコール、n-プロピルア
ルコール、イソプロピルアルコール、n-ブチルアルコー
ル、sec-ブチルアルコール、t-ブチルアルコール、イソ
ブチルアルコール、フルフリルアルコール、およびテト
ラヒドロフルフリルアルコール)、ケトンまたはケトア
ルコール(例えばアセトン、メチルエチルケトン、およ
びジアセトンアルコール)、エーテル(例えばテトラヒ
ドロフランおよびジオキサン)、およびエステル(例え
ば乳酸エチル、炭酸エチレン、および炭酸プロピレン)
が含まれる。
【0040】界面活性剤を添加して、インクの表面張力
を適当なレベルに調整してもよい。界面活性剤は、アニ
オン性、カチオン性、両性、または非イオン性であって
もよい。
【0041】本発明の組成物に殺生剤を添加して、水性
インク中でのカビ、菌類などの微生物の生育を抑制して
もよい。本発明のインク組成物に好ましい殺生剤は、最
終濃度が0.0001〜 0.5質量%のProxel(商標)GXL (Zen
eca Spesialties Co.)である。
【0042】有機または無機の酸または塩基の添加によ
って、本発明の水性インク組成物のpHを調整してもよ
い。有用なインクは、使用されている染料のタイプによ
って、2〜10の好ましいpHを有していてもよい。典型
的な無機酸には、塩化水素酸、燐酸、および硫酸が含ま
れる。典型的な有機酸には、メタンスルホン酸、酢酸、
および乳酸が含まれる。典型的な無機塩基には、アルカ
リ金属の水酸化物および炭酸塩が含まれる。典型的な有
機塩基には、アンモニア、トリエタノールアミン、およ
びテトラメチレンジアミンが含まれる。
【0043】本発明の典型的なインク組成物は、例え
ば、以下の物質を含んでいてもよい。着色剤(0.05〜5
質量%)、水(20〜95質量%)、湿潤剤(5〜70質量
%)、水混和性補助溶媒(2〜20質量%)、界面活性剤
( 0.1〜10質量%)、殺生剤(0.05〜5質量%)、およ
びpH調節剤( 0.1〜10質量%)。
【0044】本発明のインクジェットインク組成物に任
意に存在していてもよいさらなる添加剤には、増粘剤、
導電性向上剤、コゲーション防止剤、乾燥剤、および脱
泡剤が含まれる。
【0045】本発明によって提供されるインクジェット
インクを、インクジェットプリンターのプリントヘッド
の複数のノズルまたはオリフィスからインク液滴を噴出
することによってインク受容層基材への液体インク液滴
の適用を制御するインクジェット印刷に用いてもよい。
【0046】インクジェット印刷に有用なインク受容基
材は当業者に周知である。このような基材の代表的な例
は、米国特許第 5,605,750号、同 5,723,211号、および
同 5,789,070号の各明細書、並びに欧州特許出願公開明
細書第813 978 A1号において開示されている。以下の例
は、本発明の用途を説明するものである。
【0047】
【実施例】染料1の合成 以下の手順は、本発明に用いられる新規なカチオン性ピ
ラゾールアゾチアゾール染料およびそれらの脱プロトン
化された、電気的に中性な先駆物質を調製するのに使用
される手順の典型である。
【0048】ニトロシル硫酸( 12.32g(0.1785モル)
の亜硝酸ナトリウムおよび 170gの濃硫酸から新たに調
製されたもの)と、プロピオン酸および酢酸の1:5混
合物(1:5酸) 100mLとの冷たい(0〜5℃)混合物
に、 150mLの1:5酸中の 20.74g(0.17モル)の1-メ
チル -4-シアノ -5-アミノピラゾールの懸濁液を添加し
た。0〜5℃で3時間攪拌した後、 0.5gの尿素を添加
することによって過剰の亜硝酸を破壊し、この混合物
を、周囲温度で、 300mLの酢酸中の32.3g(0.17モル)
の 2-(N-メチルアミノ)-4-フェニルチアゾールの溶液に
添加した。1時間攪拌した後、 400mLの水に懸濁させた
275gの酢酸ナトリウムを添加し、続いて2000mLの氷水
を添加した。濾過によって暗紫色の固体を収集し、水で
よく洗った。次に、この粗生成物を 700mLの沸騰メタノ
ールで蒸解し、冷却し、濾過して、54.9gの 2-(N-メチ
ルアミノ)-4-フェニル-5-(1-メチル -4-シアノピラゾー
ル -5-イルアゾ) チアゾールを暗紫色の固体として得
た。
【0049】400mLのブチロニトリル中の40g( 0.124
モル)の上記ピラゾールアゾチアゾール染料の懸濁液
に、 115.4g(0.62モル)のメチル -p-トルエンスルホ
ネートを添加し、得られた混合物を加熱して24時間環流
させた。0〜5℃に冷却し、固体を収集し、冷ブチロニ
トリル、続いて酢酸エチルで濯ぎ、そして乾燥して、 4
0.75gのp-トルエンスルホン酸 2-(N-メチルアミノ)-4-
フェニル-5-(1,2-ジメチル -4-シアノピラゾール -5-イ
ルアゾ)-チアゾリウムを暗紫色の固体として得た。
【0050】200mLのメタノール中の 10.24g(0.0201
モル)の上記カチオン性染料のp-トルエンスルホン酸塩
の懸濁液に、 8.4mL(0.06モル)のトリエチルアミンを
添加した。周囲温度で3時間攪拌した後、濾過によって
固体を収集し、乾燥して、6.77g(理論値の90.9%)の
染料1(5%酢酸水溶液中でのλ-max 519nm)を得た。
【0051】以下の対照標準染料を比較例として評価し
た。
【0052】
【化4】
【0053】
【化5】
【0054】インクの調製 ジエチレングリコールおよびグリセロール(各々6質量
%)の湿潤材、殺生剤Proxel GXL(商標)( 0.003質量
%)、および界面活性剤Surfynol 465(商標)(Air Pro
ducts Co.)( 0.5質量%)を含有している脱イオン水に
適当な量の上記染料を溶解させることによって、本発明
の染料および対照標準染料を含有しているインクを調製
した。乳酸を任意に添加して、染料を可溶化し、かつ/
または電気的に中性な脱プロトン化された形の染料を対
応する乳酸塩に転化させるのを助けた。
【0055】上記染料濃度は、溶液の吸収スペクトルに
基づいて、最終的なインクが、1:1000に希釈した場合
に、およそ 1.0の透過光学濃度を生ずるように選択し
た。表Iに種々のインク調合物の詳細を示す。
【0056】
【表3】
【0057】テスト画像の印刷 次に、上記インクを0.45μmのポリテトラフルオロエチ
レンフィルターを通して濾過し、清潔なHewlett-Packar
d インクカートリッジ No. HP 51629Aに入れ、Hewlett-
Packard Deskjet 600 (商標)プリンターのブラックイ
ンク置き場に取り付けた。一連の21階調の濃度パッチか
らなり、大きさがおよそ15×13mmであり、5%のドット
付着量から 100%のドット付着量までの範囲にわたるテ
スト画像を市販のKodak Inkjet Photographic Quality
Paper, Catalog No. 899-9161 上に印刷し、周囲温度お
よび周囲湿度で24時間乾燥させた。
【0058】テスト画像の評価 各々のインクについて、75%および 100%のドット付着
量に対応する上記パッチのステータスAの緑色反射濃度
をX-Rite 820(商標)濃度計を使用して測定した。 100
%のドット付着量における緑色濃度(D-max)を下記の
表に列挙する。
【0059】次に、ステップ画像を、50キロルクスの高
強度昼光照射および50%の相対湿度下で1週間にわたっ
て光退色に付した。これらの階段状画像のステータスA
の緑色濃度を再測定し、75%のドット付着量のパッチに
ついてのステータスAの緑色濃度の光退色損失(%)を
各々のインクについて計算したものもまた、下記の表に
列挙する。
【0060】
【表4】
【0061】上記の結果は、本発明に用いら得る染料
が、従来技術のカチオン性染料よりも良好な光安定性を
有する高濃度画像を生ずることを示している。
【0062】
【発明の効果】複素環式アゾアミノチアゾール染料の四
級化から誘導される非局在化されたカチオン性アゾ染料
およびそれらの脱プロトン化された電気的に中性な先駆
物質はインクジェット印刷のための水性インクの生産に
有用であり、良好な光安定性を有する明るい赤〜紫の画
像を生ずる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09B 44/18 C09B 44/20 44/20 B41J 3/04 101Y (72)発明者 エレン ジェイ.ピスズクゼク アメリカ合衆国,ニューヨーク 14482, レロイ,レイク ロード 8055 (72)発明者 ヘルムト ウェーバー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580, ウェブスター,マリゴールド ドライブ 1089

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水、湿潤剤、および複素環式アゾアミノ
    チアゾール染料の四級化から誘導される非局在化された
    カチオン性アゾ染料を含んでなるインクジェットインク
    組成物。
JP2000128963A 1999-04-26 2000-04-25 インクジェットインクのための非局在化されたカチオン性アゾ染料 Pending JP2000355668A (ja)

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