JP2000355809A - プラスチックフィルム製手袋 - Google Patents

プラスチックフィルム製手袋

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JP2000355809A
JP2000355809A JP2000104539A JP2000104539A JP2000355809A JP 2000355809 A JP2000355809 A JP 2000355809A JP 2000104539 A JP2000104539 A JP 2000104539A JP 2000104539 A JP2000104539 A JP 2000104539A JP 2000355809 A JP2000355809 A JP 2000355809A
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peak
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plastic film
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Yoshifumi Hirohata
好文 広畑
Kojin Kawamoto
行人 河本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低価格で塩素を含まず、手へのフィット感が
よく作業性に優れ、耐久性が高く、エンボス加工性にも
優れたプラスチックフィルム製手袋を提供することを課
題とする。 【解決手段】 MFRが0.1〜100g/10分でT
REF溶出曲線の最大ピークの温度が15〜80℃であ
り、該ピークの高さをHとしその3分の1の高さにおけ
る該ピークの幅をWとしたときのH/Wの値が2以上で
あるエチレン・α−オレフィン(C3-18)共重合体を含
むポリエチレン系樹脂材料からなるフィルムを2枚重ね
合わせて手形の外周をヒートシールし、引張弾性率が1
50〜1000kg/cm2、引張破断強度が200k
g/cm2以上であるプラスチックフィルム製手袋を得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックフィ
ルム製手袋に関する。詳しくは、本発明は、柔軟性、耐
突き刺し性(耐ピンホール性)、機械的強度、及び耐久
性に優れ、且つ柔軟で手へのフィット感に優れたプラス
チックフィルム製手袋に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭、工場、病院、ホテル、実験室、外
食産業、各種催し会場等の場所では、安価で且つ簡易に
使用でき、汚れた場合など衛生面から適宜使い切りので
きるプラスチックフィルム製の手袋が普及している。か
かる使い捨て用のプラスチックフィルム製手袋として
は、従来より、主にPVC(ポリ塩化ビニル)フィル
ム、高圧法低密度ポリエチレン、低圧法高密度ポリエチ
レン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニ
ル共重合体フィルム、エチレン・メチルメタクリレート
共重合体フィルム等のプラスチックフィルムを2枚重ね
合わせ、手形状に外周を熱融着(ヒートシール)したも
のが、簡便で低価格なため多く使用されてきている。
【0003】しかしながら、PVCフィルムは塩素を含
んでいるので、焼却時のダイオキシン発生などの環境汚
染の問題を抱えている。また、高圧法低密度ポリエチレ
ンフィルムや低圧法高密度ポリエチレンフィルムでは、
フィルム伸度、フィルム強度に欠け、またフィルムの腰
が強すぎるため装着時に違和感があり手へのフィット感
に欠ける。また、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィル
ム、エチレン・メチルメタクリレート共重合体フィルム
では、さらにフィルム伸度、フィルム強度が不足し、ま
たブロッキング性があるため使用時に手首部分の口開き
が悪く、さらに価格が高い等の問題がある。
【0004】かかる従来の問題点を解決する手段として
直鎖状エチレン・α−オレフィン共重合体や超低密度ポ
リエチレンを用いたフィルムからなる手袋が提案されて
いる(特開平3−269103号公報、特開平6−10
1104号公報)。しかしながら、この直鎖状エチレン
・α−オレフィン共重合体からなるフィルムは手触りや
取扱性がやや劣り、重量物を取り扱う場合にフィルムが
破れることがあった。また、超低密度ポリエチレンを用
いたフィルムは、ヒートシール強度、耐突き刺し性、耐
衝撃性等の点で不十分であった。
【0005】すなわち、プラスチックフィルム製手袋
は、装着したときに手と手袋の間の隙間が少なく、手指
の動きに追従しやすい柔軟性を有し、且つ高い強度(耐
突き刺し性及びヒートシール性)を有するものほど、耐
久性、着脱性及び作業性に優れている。しかし、上述し
たような従来のフィルムは、いずれも、ゴム手袋のよう
に手にフィットするほど小さく型取ると、装着時や作業
時に手の動きによりヒートシール部に負荷がかかり、ヒ
ートシール強度が耐えられずにヒートシール部から破れ
てしまうことが多かった。また、指先等に圧力がかかる
と、フィルムの伸びや耐突き刺し性が十分でないため破
れが生じることもあった。そのため、従来のプラスチッ
クフィルム製の手袋はかなり大きく型取り、手首部分の
開口部も、着脱性を考慮して手首の幅に比べてかなり広
くせざるを得なかった。しかしながら、かかる大きい型
の手袋では、装着したときに手首開口部が大きく且つ手
指がフィットしないため、手から離脱しやすく、また細
かい作業がしにくかった。
【0006】また、プラスチックフィルム製手袋には、
従来よりフィルム表面が平滑なものとエンボス加工が施
されたものがあり、エンボス加工を施すことにより肌触
りの良い手袋が得られることが知られている。よって、
エンボス加工性の改良が望まれていた。
【0007】そこで、手首部分の開口部が狭く手から脱
落する恐れがなく、かつそのように開口部を狭くしても
着脱が容易で着脱時に破れることがない手袋、また、手
と手袋との間の隙間が少なく手にフィットし、手指の動
きに対しても破れにくく且つ柔軟で高い追従性を示し、
作業性に優れた手袋であって、しかもエンボス加工性が
良好なものが望まれていた。そのためには、高いヒート
シール強度、高いフィルム強度及び伸び、優れた柔軟性
等をバランス良く備えることが必要であるが、従来のプ
ラスチックフィルムは、いずれもこの点につき十分満足
できるものではなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、低価格で塩
素を含まず、手へのフィット感がよく作業性に優れ、耐
久性が高く、しかもエンボス加工性に優れたプラスチッ
クフィルム製手袋を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、特定のポリエチレン系樹脂を使用することによ
り、従来達成できなかった高い柔軟性、フィルム伸度、
フィルム強度及びヒートシール強度をすべてバランス良
く兼ね備えたものが得られ、上記課題を解決できること
を見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち、本発明は、プラスチックフィル
ムにより形成されており、手形状の外周がヒートシール
され且つ手首部分が開放された手袋であって、以下の物
性(a)及び(b)を有するプラスチックフィルム製手
袋を提供する。 (a)前記フィルムの少なくともMD方向の引張弾性率
が150〜1000kg/cm2であること。 (b)前記フィルムのMD方向及びTD方向の引張破断
強度が200kg/cm 2以上であること。
【0011】また、本発明は、前記プラスチックフィル
ムが、エチレンと炭素数3〜18のα−オレフィンとの
共重合体であって以下の物性(c)及び(d)を満たす
エチレン・α−オレフィン共重合体を含むポリエチレン
系樹脂材料からなることを特徴とする前記プラスチック
フィルム製手袋を提供する。 (c)メルトフローレートが0.1〜100g/10分
であること。 (d)温度上昇溶離分別によって得られる溶出曲線の最
大ピークの温度が15〜80℃であり、該ピークの高さ
をHとしその3分の1の高さにおける該ピークの幅をW
としたときのH/Wの値が2以上であること。
【0012】また、本発明は、前記フィルムの少なくと
も片面に、深さ2〜300μmのエンボス加工が施され
ていることを特徴とする、前記プラスチックフィルム製
手袋を提供するまた、本発明は、前記フィルムが、Tダ
イキャスト法により成膜されたものであることを特徴と
する、前記プラスチックフィルム製手袋を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 (1)フィルムの物性 本発明の手袋は、プラスチックフィルムにより形成され
ており、前記フィルムが以下に示す物性(a)〜(c)
をすべて備えている。
【0014】(a)引張弾性率 本発明のプラスチックフィルム製手袋は、それを構成す
るプラスチックフィルムの引張弾性率が150〜100
0kg/cm2である。該引張弾性率は、少なくとも前
記フィルムのMD方向について満たしていればよい。該
引張弾性率が上記範囲未満ではフィルムの腰が不足し、
取り扱い性が悪化するので好ましくなく、一方上記範囲
を超えると手へのフィット性、作業性が低下するので好
ましくない。好ましい引張弾性率の範囲は250〜90
0kg/cm2であり、より好ましくは300〜850
kg/cm2である。なお、ここにおける引張弾性率
は、JIS−Z1702に準拠して測定した値である。
【0015】(b)引張破断強度 本発明のプラスチックフィルム製手袋は、それを構成す
るプラスチックフィルムの引張破断強度が200kg/
cm2以上である。該引張破断強度は、フィルムのMD
方向及びTD方向のいずれについても満たされていなけ
ればならない。該引張破断強度が上記範囲未満ではフィ
ルムの強度が不足し、フィルムの破れが生じやすくなる
ので好ましくない。好ましい引張破断強度の範囲は25
0kg/cm2以上であり、より好ましくは290kg
/cm2以上である。なお、ここにおける引張破断強度
は、JIS−Z1702に準拠して測定した値である。
【0016】(2)プラスチック材料 本発明の手袋は、上記物性(a)及び(b)を満足する
限り、いかなるプラスチック材料からなるフィルムによ
り形成されていても良いが、環境問題の点から少なくと
もハロゲン不含樹脂からなるものが好ましい。
【0017】より好ましくは、エチレンと炭素数3〜1
8のα−オレフィンとの共重合体であって、(c)メル
トフローレートが0.1〜100g/10分で且つ
(d)温度上昇溶離分別によって得られる溶出曲線の最
大ピークの温度が15〜80℃であり、該ピークの高さ
をHとしその3分の1の高さにおける該ピークの幅をW
としたときのH/Wの値が2以上であるエチレン・α−
オレフィン共重合体を含むポリエチレン系樹脂材料から
なるプラスチックフィルムを用いると、上記物性を満た
すものを得ることができる。
【0018】1共重合組成 前記共重合体は、エチレンから誘導される構成単位を主
成分とするエチレン・α−オレフィン共重合体であり、
コモノマーであるα−オレフィンは炭素数3〜18のも
のから選択される。具体的には、プロピレン、1−ブテ
ン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−
ヘプテン、4−メチル−ペンテン−1、4−メチル−ヘ
キセン−1、4,4−ジメチルペンテン−1等を挙げる
ことができる。コモノマーは1種類に限られず、ターポ
リマーのように2種類以上用いた多元系共重合体も好ま
しいものとして含まれる。共重合体中のエチレン単位の
割合は、好ましくは80モル%以上であり、コモノマー
は20モル%未満である。かかるエチレン・α−オレフ
ィン共重合体の具体例としては、エチレン・1−ヘキセ
ン共重合体、エチレン・1−ブテン共重合体、エチレン
・4−メチルペンテン−1共重合体、エチレン・1−オ
クテン共重合体等が挙げられる。
【0019】2メルトフローレート 前記エチレン・α−オレフィン共重合体のメルトフロー
レート(以下、「MFR」と略す)は0.1〜100g
/10分、好ましくは0.3〜80g/10分、より好
ましくは0.5〜60g/10分である。なお、この場
合のMFRはJIS−K7210に準拠して測定した値
である。該MFRが上記範囲より大きいとフィルム強度
が低下し、フィルムの成膜が不安定となる。また、該M
FRが上記範囲より小さいと、押出性が低下し成形加工
性が悪くなるので好ましくない。
【0020】3温度上昇溶離分別(TREF)による溶
出曲線 本発明のプラスチックフィルム用材料として好ましく用
いられる上記エチレン・α−オレフィン共重合体は、そ
の温度上昇溶離分別によって得られる溶出曲線の最大ピ
ークの温度が15〜80℃であり、該ピークの高さをH
としその3分の1の高さにおける該ピークの幅をWとし
たときのH/Wの値が2以上である。
【0021】ここで、温度上昇溶離分別(TREF:Te
mperature Rising Elution Fraction)とは、一度高温
でポリマーを完全に溶解させた後に冷却し、不活性担体
表面に薄いポリマー層を生成させ、次いで温度を連続又
は段階的に昇温して、溶出した成分(ポリマー)を回収
し、その濃度を連続的に検出して、その溶出成分の量と
溶出温度とを求める方法である。その溶出分率と溶出温
度によって描かれるグラフが溶出曲線であり、これによ
りポリマーの組成分布(分子量及び結晶性の分布)を測
定することができる。温度上昇溶離分別(TREF)の
測定方法及び装置等の詳細については、Journal of App
lied Polymer Science、第26巻、第4217〜423
1頁(1981年)に記載されている。
【0022】TREFによって得られる溶出曲線の形は
ポリマーの分子量及び結晶性の分布によって異なる。例
えばピークが一つの曲線、ピークが2つの曲線、及びピ
ークが3つの曲線があり、さらにピークが2つの曲線に
は溶出温度の低いピークに比べて溶出温度の高いピーク
の方が溶出分率が大きい(ピークの高さが高い)場合
と、溶出温度の低いピークに比べて溶出温度の高いピー
クの方が溶出分率が小さい(ピークの高さが低い)場合
とがある。これを具体的に図に示して説明すると、図1
にはピークが1つの場合の溶出曲線を表し、図2にはピ
ークが2つの場合の溶出曲線を表し、図3にはピークが
3つの場合の溶出曲線を表し、さらに図2の(a)には
溶出温度の低いピークに比べて溶出温度の高いピークの
方がピーク高さが高い場合を表し、図2の(b)には溶
出温度の低いピークに比べて溶出温度の高いピークの方
がピーク高さが低い場合を表す。
【0023】本発明における溶出曲線の最大ピークと
は、ピークが1つの場合の溶出曲線においてはそのピー
クを、ピークが2つ以上存在する溶出曲線においては、
その溶出分率が最大となるピーク(図2及び図3中、符
号pで示したピーク)を表す。また、本発明におけるH
/Wとは、図1〜3に示したように、最大ピークの高さ
をHとし、その3分の1の高さにおける幅をWとして計
算することにより求められる。図1に示したように、ピ
ークが1つの場合は該ピークの高さと幅とから求められ
るが、ピークが2つ以上存在する溶出曲線においては、
最大ピークと他のピークとの間の谷が該最大ピークの高
さの3分の1以上となるような場合があり、形状によっ
ては最大ピークの高さの3分の1の高さにおける幅が該
最大ピークと該他のピークとから形成される曲線の幅と
なる場合がある。そのときはその該最大ピークと他のピ
ークとから形成される曲線全体の幅をWとする(図2
(a)及び図3参照)。ピークが2以上の場合であって
も、最大ピークとの間の谷が該最大ピークの高さの3分
の1未満となるような他のピークが存在する場合は、そ
のような他のピークは幅Wの計算には関与しない(図2
(b)及び図3参照)。
【0024】このようにして求められる本発明のTRE
Fによる溶出曲線の最大ピークの温度及びH/Wが上記
範囲内であれば、組成分布が狭く結晶性が均一なポリエ
チレン系樹脂材料が得られ、フィルムとした場合に透明
性、耐衝撃性、耐熱性のバランスが向上する。一方、T
REFによる溶出曲線の最大ピークの温度上記範囲より
大きいと、樹脂に高結晶成分が多く存在し、フィルムの
強度が低下するので好ましくない。一方、該ピーク温度
が上記範囲より小さいと、フィルムの耐熱性が悪化する
ので好ましくない。また、H/Wの値が上記範囲より小
さいと、樹脂の結晶性分布が広がりすぎ、フィルムの強
度が低下するので好ましくない。
【0025】4密度 本発明のプラスチックフィルム用材料として好ましく用
いられる上記エチレン・α−オレフィン共重合体は、上
述したMFR及びTREFによる溶出曲線の特性を満た
す限り特に限定されないが、より好ましくは、密度が
0.850〜0,920g/cm3、さらに好ましくは
0.860〜0.915g/cm3である。密度が上記
範囲より小さいと耐熱性の点で好ましくなく、上記範囲
を超えるとフィルムの腰が高くなり、フィット性及び作
業性が低下するので好ましくない。なお、ここでいう密
度はJIS−K7112(23℃)に準拠して測定した
ものである。
【0026】5製造方法 かかるエチレン・α−オレフィン共重合体の製造方法は
特に制限されず、上述した物性を満たすように公知の方
法で製造することができる。例えば、分子量及び結晶性
の分布を制御する公知の方法として、重合温度やコモノ
マー量を調節する方法を適宜採用することにより、所望
の物性のポリマーを得ることができる。
【0027】また、重合触媒や重合方法についても特に
制約はなく、例えば触媒としては、チーグラー型触媒
(担持又は非担持ハロゲン含有チタン化合物と有機アル
ミニウム化合物の組合せに基づくもの)、フィリップス
型触媒(担持酸化クロム(Cr 6+)に基づくもの)、カ
ミンスキー型触媒(担持又は非担持メタロセン化合物と
有機アルミニウム化合物、特にアルモキサンの組合せに
基づくもの)等が挙げられるが、このうち四価の遷移金
属(チタン、ジルコニウム、ハフニウム等)を含むメタ
ロセン化合物を用いたカミンスキー型触媒(メタロセン
系触媒)が特に好ましい。
【0028】メタロセン系触媒は、具体的には、特開昭
58−19309号、特開昭59−95292号、特開
昭60−35005号、特開昭60−35006号、特
開昭60−35007号、特開昭60−35008号、
特開昭60−35009号、特開昭61−130314
号、特開平3−163088号の各公報、ヨーロッパ特
許出願公開第420,436号明細書、米国特許第5,
055,438号明細書、および国際公開公報WO91
/04257号明細書等に記載されているメタロセン触
媒もしくはメタロセン/アルモキサン触媒、又は、例え
ば国際公開公報WO92/07123号明細書等に開示
されているようなメタロセン化合物と、該メタロセン化
合物と反応して安定なイオンとなる化合物とからなる触
媒を挙げることができる。
【0029】重合方法としては、これらの触媒の存在下
でのスラリー法、気相流動床法(例えば特開昭59−2
3011号公報に記載の方法)や溶液法、あるいは圧力
が200kg/cm2以上、重合温度が100℃以上で
の高圧バルク重合法等が挙げられる。
【0030】6ポリエチレン系樹脂材料 本発明で用いられるポリエチレン系樹脂材料は、上記エ
チレン・α−オレフィン共重合体を主体とするものであ
り、該エチレン・α−オレフィン共重合体単独であって
もよいが、該エチレン・α−オレフィン共重合体以外の
樹脂との樹脂混合物であってもよい。混合しうる樹脂と
しては、高圧法低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリ
エチレン、プロピレンとエチレンとのランダム共重合体
等のエチレン系重合体、あるいはその他の樹脂(例えば
EBR、EPR等のエチレン・α−オレフィンエラスト
マーなど)が挙げられ、特に好ましくは高圧法低密度ポ
リエチレンである。
【0031】かかる樹脂混合物とすることにより、フィ
ルムに柔軟性を付与したり、成膜安定性を向上させたり
することができる。なお、高圧法低密度ポリエチレンと
の樹脂混合物とする場合、ポリエチレン系樹脂材料中の
前記高圧法低密度ポリエチレンの割合は、好ましくは2
〜50重量%、より好ましくは5〜40重量%程度であ
る。
【0032】また、前記ポリエチレン系樹脂材料には、
必要に応じて各種添加成分を加えてもよい。該添加成分
としては、一般に樹脂の成形材料や組成物に用いられる
補助添加成分、例えば、酸化防止剤(フェノール系、リ
ン系、イオウ系等)、アンチブロッキング剤、スリップ
剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、中和剤、防曇剤、着色
剤、帯電防止剤、抗菌剤、接着剤等を挙げることができ
る。また、本発明の特性を損なわない範囲で、エチレン
・プロピレンランダム共重合体等のゴム成分を配合する
こともできる。なお、前記ポリエチレン系樹脂材料中に
おける添加成分の割合は、好ましくは20重量%以下、
より好ましくは15重量%以下である。
【0033】前記ポリエチレン系樹脂材料は、上記各成
分をドライブレンドしてからそのままフィルム成形機の
ホッパーに投入する形としてもよく、また、一軸もしく
は二軸押出機、ブラベンダーブラストグラフ、バンバリ
ーミキサー、ニーダーブレンダー等を用いて溶融・混練
し、通常用いられる方法でペレット状として、フィルム
製造に供することもできる。エチレン・α−オレフィン
共重合体を単独で用いる場合は、そのままフィルム成形
機のホッパーに投入し、フィルムを製造することとして
もよい。
【0034】(3)プラスチックフィルム 本発明においては、上記ポリエチレン系樹脂材料等の樹
脂原材料からフィルム原反を製造する。フィルム原反
は、インフレーションチューブラーフィルム製造法、T
ダイキャスト法等の公知のフィルム製造方法を採用して
製造することができるが、特に柔軟性、エンボス加工性
の点からTダイキャスト法によるのが好ましい。
【0035】フィルムの厚みは特に限定されないが、好
ましくは10〜150μm、特に好ましくは15〜13
0μmである。フィルムの厚みが上記範囲未満ではフィ
ルムが破れやすく、一方上記範囲を超えると作業性が低
下する傾向にあり、また製造コストが高くなる。
【0036】また、該フィルム原反には、必要に応じて
その少なくとも片面にエンボス加工を施すことができ
る。エンボス加工は、適当な表面粗度を有するチルロー
ルとプレッシャーロールとの間でフィルムを加圧し、該
フィルムの片面又は両面に凹凸模様を付与するものであ
る。エンボス加工を施すことにより、フィルムの外観が
美しくなり商品価値が向上するばかりでなく、手袋とし
て使用するとき表面の凹凸により物体をつかみやすくな
り、またフィルム同士のブロッキングを防止する効果が
ある。さらに、肌触りがよくべとつき感がないため快い
感触が得られ、また手との間の滑り性がよいため手にフ
ィルムが密着せず、かえって装着時の作業性が高い。
【0037】エンボスの種類には、亀甲、格子、絹目、
ダイヤ、玉虫、麻目、梨地、しぶき等が挙げられ、いず
れを用いても良い。エンボスの深さ(JIS−B060
1に準拠して測定した値)は、2〜300μm、より好
ましくは40〜180μmである。エンボス深さが上記
範囲未満ではエンボス加工を施すことによる効果が得ら
れず、一方上記範囲を超えるとヒートシール性が悪くな
り、また外観も粗雑な感じを与えるため望ましくない。
【0038】(4)手袋 本発明のプラスチックフィルム製手袋は、手形状の外周
がヒートシールされ且つ手首部分が開放されたものであ
る。かかる手袋は、上記方法により得られたプラスチッ
クフィルムを2枚重ね合わせた後、外周を手袋型に合わ
せて手形状にヒートシール(熱溶着)させ、熱溶着部の
外側を切断することにより得られる。ここで、熱溶着と
切断を同時に行ういわゆる熱溶断を行ってもよい。熱溶
着の条件は特に限定されず、従来公知の条件を適宜採用
することができるが、好ましくは温度120〜250
℃、圧力1〜10kg/cm2、溶着時間0.1〜1秒
程度である。なお、手首部分は予め残して熱溶着して開
放口としてもよいが、手形の外周すべてを熱溶着し、使
用時にはさみで切断して開放口とすることもできる。
【0039】ここで、手袋作成に用いる手袋型(金型)
は、通常、男女数人の手形を採取してS、M、Lのサイ
ズを求め、この各サイズよりひとまわり程度(平均1〜
8cm程度)大きくなるように外周の大きさを定め、さ
らに手首部分の絞り込み具合、指の長さ並びに開き角度
等を適宜選択することにより設計することができる。従
来は、手の大きさに近すぎるとフィルムが破れやすくな
り、また作業がしにくいという欠点があったが、本発明
の手袋は、従来品より手の大きさに近く設計しても耐突
き刺し性やヒートシール強度が高いためフィルムが破れ
にくく、またフィルム伸度が高いため作業性も損なわれ
ないことから、手の大きさに近く、よりフィットする大
きさ及び形状の手袋を設計することが可能となってい
る。よって、上記各サイズに基づいて外周の大きさを定
める際に、従来品と比べてより手に近い大きさを選択す
ることができる。通常は、このようにして設計された手
袋型を手袋製袋機に取付け、上述した条件で手形の外周
を熱溶着することにより、所望する手袋を得ることがで
きる。
【0040】このようにして得られる本発明の手袋は、
手首部分が細く、より手にフィットする形状を取ること
ができる。従来は手首部分を細くすると、フィルムが伸
びず着脱が容易でなく、無理に引っ張るとヒートシール
部が剥離し破れを生じることが多かったが、本発明の手
袋はフィルム伸度及びヒートシール強度が高いため、細
い手首部分から容易に着脱でき、ヒートシール部に負荷
がかかっても破れにくい。なお、図4に本発明の手袋の
形状(型)の一例、及び従来の手袋の典型的な形状を示
す。図4中(a)は本発明の手袋型の一例であり、
(b)は従来の典型的な手袋型である。従来の手袋型に
比べ、本発明の手袋は手首部分が細く、より手にフィッ
トする形状とすることができる。
【0041】本発明の手袋は、安価で衛生性に優れ且つ
簡易に使用できるため、汚れた場合等の衛生面の理由な
どから適宜使い切りができるタイプのものである。よっ
て、家庭、工場、病院、ホテル、実験室、外食産業、各
種催し会場等の様々な場所で使用することができる。特
に、本発明の手袋は柔軟でフィット性が高いことから、
従来品の使用時にはできなかった指先の細かな作業が可
能となった。例えば、実験室では試料の選別など小さな
物品を容易に摘むことができる。また、机の上に放置さ
れたゼムクリップを摘むこともでき、フィット性がある
ことで摘む対象物の質感が手指に伝わりやすくなってい
る。よって、実験室での細かい作業の他に、家庭、病
院、ホテル、外食産業等のような安全衛生を保持する必
要のある場所や、工場等での精密機械部品の組み立てな
どに有効に利用することができる。
【0042】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるも
のではない。なお、以下の実施例及び比較例における各
種物性の測定方法及び評価方法は次の通りである。
【0043】(1)MFR:JIS−K7210(19
0℃、2.16kg荷重)に準拠して測定した(単位:
g/10分)。 (2)密度:JIS−K7112(23℃)に準拠して
測定した(単位:g/cm3)。
【0044】(3)TREFによって得られる溶出曲線
の測定:本発明におけるTREFによる溶出曲線の測定
は、以下のようにして行った。測定装置としてクロス分
別装置(三菱化学株式会社製、CFC・T150A)を
使用し、附属の操作マニュアルの測定法に従って行っ
た。このクロス分別装置は、試料を、溶解温度の差を利
用して分別する温度上昇溶離分別(TREF)機構と、
分別された区分を更に分子サイズで分別するサイズ排除
クロマトグラフ(Size Chromatography:SEC)とを
オンラインで接続した装置である。
【0045】まず、測定すべきサンプル(エチレン・α
−オレフィン共重合体)を溶媒(o−ジクロロベンゼ
ン)を用いて濃度が4mg/mlとなるように、140
℃で溶解し、これを測定装置内のサンプルループ内に注
入した。以下の測定は、設定条件に従って自動的に行わ
れた。
【0046】サンプルループ内に保持された試料溶液
は、溶解温度の差を利用して分別するTREFカラム
(不活性担体であるガラスビーズが充填された内径4m
m、長さ150mmの装置附属のステンレス製カラム)
に0.4ml注入された。該サンプルは、1℃/分の速
度で140℃から0℃の温度まで冷却され、上記不活性
担体にコーティングされた。このとき、高結晶成分(結
晶しやすいもの)から低結晶成分(結晶しにくいもの)
の順で不活性担体表面にポリマー層が形成される。TR
EFカラムを0℃で更に30分間保持した後、0℃の温
度で溶解している成分2mlを、1ml/分の流速でT
REFカラムからSECカラム(昭和電工株式会社製、
AD80M・S、3本)へ注入した。SECで分子サイ
ズでの分別が行われている間に、TREFカラムでは次
の溶出温度(5℃)に昇温され、その温度に約30分間
保持された。SECでの各溶出区分の測定は39分間隔
で行われた。溶出温度としては以下の温度が用いられ、
段階的に昇温された。
【0047】溶出温度(℃):0,5,10,15,2
0,25,30,35,40,45,49,52,5
5,58,61,64,67,70,73,76,7
9,82,85,88,91,94,97,100,1
02,120,140℃。
【0048】該SECカラムで分子サイズによって分別
された溶液について、装置附属の赤外分光光度計でポリ
マーの濃度に比例する吸光度を測定し(波長3.42μ
m、メチレンの伸縮振動で検出)、各溶出温度区分のク
ロマトグラムを得た。内蔵のデータ処理ソフトを用い、
上記測定で得られた各溶出温度区分のクロマトグラムの
ベースラインを引き、演算処理した。各クロマトグラム
の面積が積分され、積分溶出曲線が計算された。また、
この積分溶出曲線を温度で微分して、微分溶出曲線が計
算された。計算結果の作図はプリンターに出力した。出
力された微分溶出曲線の作図は、横軸に溶出温度を10
0℃当たり89.3mm、縦軸に微分量(溶出分率:全
積分溶出量を1.0に規格し、1℃の変化量を微分量と
した)0.1当たり76.5mmで行った。
【0049】次に、この微分溶出曲線から最も高さの高
いピーク(最大ピーク)における温度を最大ピーク温度
とし、また、この最大ピークのピーク高さをHとし、そ
の3分の1の高さにおける幅をWとして、H/Wの値を
算出した。
【0050】(4)引張弾性率:東洋精機社製、商品名
「ストログラフM50」を用い、フィルム(長さ150
mm×幅15mmの試験片)のMD方向について、IS
O−1184に準拠して測定した(単位:kg/c
2)。
【0051】(5)引張破断強度:東洋精機社製、商品
名「ストログラフM50」を用い、フィルム(図5に示
すダンベル形の試験片)のMD方向及びTD方向の双方
について、JIS−Z1702に準拠して測定した(単
位:kg/cm2)。
【0052】(6)打抜衝撃強度(単位:kg-cm/
cm) JIS−P8134に準拠した試験機を用いて、得られ
たフィルムを23℃の雰囲気下にて24時間以上放置
し、状態調整を行った後、同雰囲気下で測定した。この
値が大きいほど、耐衝撃性が優れていることを意味す
る。 (7)突き刺し強度(単位:g) 測定装置((株)島津製作所製、オートグラフDCS2
000)に、針状の治具(先端角度;0.5R、径;
1.0mm、長さ;30.0mm)を取り付け、500
mm/分の速度でフィルムに突き刺した。フィルムが破
れたときの最大強度を突き刺し強度とした。
【0053】(8)フィット感:以下の基準により評価
した。 ◎・・・従来品に比べ、手指の動きに追従し違和感がな
い。 ○・・・従来品に比べ、手指の動きに追従感はややある
が違和感がある。 △・・・従来品と同等程度のフィット感である。 ×・・・従来品に比べ、違和感が強く手指の動きに追従
しない。
【0054】(9)作業性 1以下の基準で評価を行った。 ◎・・・対象物の触感が伝わり素手に近い動作ができ
る。 ○・・・従来品に比べると対象物からの触感がある。 △・・・対象物に対し従来品と同様の触感しか得られな
い。 ×・・・素手に比べ作業性が著しく劣る。
【0055】2手袋を装着し、机の上に散乱した10個
のホチキス針を掴み拾う作業を行い、10個すべて掴み
終わるまでに要した時間を測定した。なお、参考とし
て、素手で同様の作業を行い要した時間を測定したが、
これは16秒であった。
【0056】
【実施例1】(1)プラスチックフィルムの製造 1ポリエチレン系樹脂材料の調製 メタロセン系触媒を用いて製造されたエチレン・1−ヘ
キセン共重合体(商品名「カーネルKF360」、日本
ポリケム(株)製:MFR=3.5g/10分、密度=
0.898g/cm3、TREFによる溶出曲線の最大
ピーク温度=56℃、H/W=3.9)に、アンチブロ
ッキング剤及びスリップ剤を配合し、溶融混練してペレ
ット化した。
【0057】2フィルムの成形 上記1で得られたペレットを用いてTダイキャスト法に
より厚さ30μm、幅25cmのフィルムを得た。次
に、表面粗度239のチルロールとプレッシャーロール
とでフィルムを加圧し、その表面(片面)に深さ120
μmのエンボス加工を施した。
【0058】(2)手袋の作成 1手袋型の設計と制作 男女83人の手形を採取してS、M、Lのサイズを得、
外周がこの各サイズよりひとまわり(平均1〜8cm)
大きくなるように手袋型を設計した。さらに、手の平部
分のだぶつきを少なくするために手首部分の横幅が狭く
なるように手首部分からの絞り込みを工夫し、また指の
長さと開き角度も手指によりフィットするように改良し
て手袋型(金型)を作成した。
【0059】2製袋テスト 上記1で得た金型(Sサイズ)を手袋製袋機(商品名
「SJP−18」、信越機工(株)製)に取付けた。上
記(1)2で得られたプラスチックフィルムを2枚重ね
合わせ、180℃に加熱した前記金型を用いて、重ね合
わせたフィルムを毎分80ショットで連続的にヒートシ
ールし、100枚のSサイズの手袋を得た。このときの
ヒートシール圧力は3kg/cm2であった。得られた
手袋について、上述した方法により各種物性の測定及び
評価を行った。結果を表1に示す。
【0060】
【実施例2】実施例1のエチレン・1−ヘキセン共重合
体を、エチレン・1−ヘキセン共重合体(商品名「カー
ネルKF370」、日本ポリケム(株)製:MFR=
3.5g/10分、密度=0.905g/cm3、TR
EFによる溶出曲線の最大ピーク温度=62℃、H/W
=3.9)に代えたほかは、実施例1と同様にして手袋
を作成し、各種物性の測定及び評価を行った。結果を表
1に示す。
【0061】
【比較例1】実施例1のエチレン・1−ヘキセン共重合
体を、別のエチレン・1−ヘキセン共重合体(商品名
「ノバテック・SF240」、日本ポリケム(株)製:
MFR=2.0g/10分、密度=0.920g/cm
3、TREFによる溶出曲線の最大ピーク温度=93
℃、H/W=7.5)に代えたほかは、実施例1と同様
にして手袋を作成し、各種物性の測定及び評価を行っ
た。結果を表1に示す。
【0062】
【比較例2】実施例1のエチレン・1−ヘキセン共重合
体を、エチレン・1−オクテン共重合体(商品名「Do
wlex・2047AC」、ダウケミカル社製:MFR
=2.3g/10分、密度=0.917g/cm3、T
REFによる溶出曲線の最大ピーク温度=76℃、H/
W=0.89)に代えたほかは、実施例1と同様にして
手袋を作成し、各種物性の測定及び評価を行った。結果
を表1に示す。
【0063】
【表1】
【0064】これらの実施例及び比較例の結果からわか
るように、従来のフィルムを用いた手袋では、まず装着
する時点で破袋が生じたが、本発明の手袋では破袋は生
じなかった。また、本発明の手袋は、柔軟性に優れてい
るため手指の動きに追従し、従来のものに比べて違和感
が格段に少ないものである。
【0065】さらに、従来のフィルムを従来の型で作っ
た手袋と本発明のフィルムを新しい手によりフィットす
る型で作成した手袋とでは、机の上に散乱したホチキス
の針を掴み拾う作業を行った結果、素手では10個のホ
チキスの針を拾うのに16秒要したところを、従来の手
袋では88秒要したのに対し、本発明の手袋では21秒
で同じ作業が可能であった。このように、本発明の手袋
は、より手にフィットする型で作成しており、素手感覚
で作業をすることができる。
【0066】
【発明の効果】本発明の手袋は、安価で衛生的で且つ簡
易に使用でき、汚れた場合や衛生面から適宜使い切りが
できるタイプのものである。また、塩素を含まない素材
で形成されている。特に、本発明の手袋は、耐突き刺し
性(耐ピンホール性)や機械的強度、ヒートシール強
度、耐久性等に優れており従来品と比べ格段にフィルム
強度が高く、且つ柔軟で伸びがよいことから、手との間
の隙間が少なく手の形状に近い型に成形することがで
き、フィット感に優れたものとすることができる。よっ
て、着脱が容易で、しかも手指の動きに追従しやすく、
従来品の使用時にはできなかった指先の細かな作業が可
能である。また、エンボス加工性にも優れており、肌触
りのよい手袋を得ることができる。よって、家庭、工
場、病院、ホテル、実験室、外食産業、各種催し会場等
の様々な場所で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ピークが1つの場合の溶出曲線を表す。
【図2】 ピークが2つの場合の溶出曲線を表す。図2
(a)は溶出温度の低いピークより溶出温度の高いピー
クの方がピーク高さが高い場合を表し、図2(b)は溶
出温度の低いピークより溶出温度の高いピークの方がピ
ーク高さが低い場合を表す。
【図3】 ピークが3つの場合の溶出曲線を表す。
【図4】 本発明の手袋の型の一例を示す図であり、
(a)は本発明の手袋型であり、(b)は従来の手袋型
である。
【図5】 引張破断強度の測定に用いたダンベル形試験
片の概略図である。
【符号の説明】
p・・・最大ピーク
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 23:00 C08L 23:04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフィルムにより形成されて
    おり、手形状の外周がヒートシールされ且つ手首部分が
    開放された手袋であって、以下の物性(a)及び(b)
    を有するプラスチックフィルム製手袋。 (a)前記フィルムの少なくともMD方向の引張弾性率
    が150〜1000kg/cm2であること。 (b)前記フィルムのMD方向及びTD方向の引張破断
    強度が200kg/cm 2以上であること。
  2. 【請求項2】 前記プラスチックフィルムが、エチレン
    と炭素数3〜18のα−オレフィンとの共重合体であっ
    て以下の物性(c)及び(d)を満たすエチレン・α−
    オレフィン共重合体を含むポリエチレン系樹脂材料から
    なることを特徴とする、請求項1記載のプラスチックフ
    ィルム製手袋。 (c)メルトフローレートが0.1〜100g/10分
    であること。 (d)温度上昇溶離分別によって得られる溶出曲線の最
    大ピークの温度が15〜80℃であり、該ピークの高さ
    をHとしその3分の1の高さにおける該ピークの幅をW
    としたときのH/Wの値が2以上であること。
  3. 【請求項3】 前記フィルムの少なくとも片面に、深さ
    2〜300μmのエンボス加工が施されていることを特
    徴とする、請求項1又は2記載のプラスチックフィルム
    製手袋。
  4. 【請求項4】 前記フィルムが、Tダイキャスト法によ
    り成膜されたものであることを特徴とする、請求項1〜
    3のいずれかに記載のプラスチックフィルム製手袋。
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