JP2000356329A - 廃棄物の焼却方法及びその設備 - Google Patents
廃棄物の焼却方法及びその設備Info
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- JP2000356329A JP2000356329A JP11169862A JP16986299A JP2000356329A JP 2000356329 A JP2000356329 A JP 2000356329A JP 11169862 A JP11169862 A JP 11169862A JP 16986299 A JP16986299 A JP 16986299A JP 2000356329 A JP2000356329 A JP 2000356329A
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- Chimneys And Flues (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な装置を設置し、安価な物質を添加する
だけで、ダイオキシン類の生成量自体を減少させること
ができる廃棄物の焼却方法及びその設備を提供するこ
と。 【解決手段】 窒素化合物添加手段50により廃棄物ホ
ッパー11内の廃棄物80に尿素水溶液を添加し、この
尿素が添加された廃棄物を焼却炉10へ装入して焼却
し、焼却炉10の出口以降の燃焼排ガスの流路に窒素化
合物吹き込み手段70によりアンモニアガスを吹込む。
だけで、ダイオキシン類の生成量自体を減少させること
ができる廃棄物の焼却方法及びその設備を提供するこ
と。 【解決手段】 窒素化合物添加手段50により廃棄物ホ
ッパー11内の廃棄物80に尿素水溶液を添加し、この
尿素が添加された廃棄物を焼却炉10へ装入して焼却
し、焼却炉10の出口以降の燃焼排ガスの流路に窒素化
合物吹き込み手段70によりアンモニアガスを吹込む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は廃棄物の焼却方法及
びその設備に関する。
びその設備に関する。
【0002】
【従来の技術】都市ごみや産業廃棄物などの廃棄物(以
下、単に廃棄物と記した場合にはこの両者又はその何れ
かを指す)は、大部分が焼却処理された後、埋め立て処
分されている。廃棄物の焼却設備においては、多くの場
合、火格子式焼却炉が設けられているが、流動床式焼却
炉が設けられている場合もある。
下、単に廃棄物と記した場合にはこの両者又はその何れ
かを指す)は、大部分が焼却処理された後、埋め立て処
分されている。廃棄物の焼却設備においては、多くの場
合、火格子式焼却炉が設けられているが、流動床式焼却
炉が設けられている場合もある。
【0003】火格子式焼却炉を備えた焼却設備における
廃棄物の焼却は、次のように行われる。まず、廃棄物が
焼却炉へ装入され、火格子の下から吹き込まれる燃焼用
空気と炉内の輻射熱によって乾燥されながら昇温して着
火する。次いで、廃棄物は燃焼して灰化し、焼却灰とな
って炉外へ排出される。
廃棄物の焼却は、次のように行われる。まず、廃棄物が
焼却炉へ装入され、火格子の下から吹き込まれる燃焼用
空気と炉内の輻射熱によって乾燥されながら昇温して着
火する。次いで、廃棄物は燃焼して灰化し、焼却灰とな
って炉外へ排出される。
【0004】一方、燃焼排ガスには、廃棄物の乾燥・昇
温時及び初期の燃焼段階で生成したH2 、CO、CH4
などの可燃性ガスが含まれているので、2次燃焼室にお
いて、空気が吹込まれ、可燃性ガスを燃焼させる処理が
行われる。次いで、2次燃焼室から排出された燃焼排ガ
スは、ボイラで熱回収されたり、ガスクーラーなどのガ
ス冷却装置で冷却されたりして、排ガス処理工程へ送ら
れる。そして、有害ガス除去処理及び除塵処理がなされ
た後、煙突から放散される。
温時及び初期の燃焼段階で生成したH2 、CO、CH4
などの可燃性ガスが含まれているので、2次燃焼室にお
いて、空気が吹込まれ、可燃性ガスを燃焼させる処理が
行われる。次いで、2次燃焼室から排出された燃焼排ガ
スは、ボイラで熱回収されたり、ガスクーラーなどのガ
ス冷却装置で冷却されたりして、排ガス処理工程へ送ら
れる。そして、有害ガス除去処理及び除塵処理がなされ
た後、煙突から放散される。
【0005】又、流動床式焼却炉を備えた焼却設備にお
ける廃棄物の焼却は、次のように行われる。廃棄物が流
動床式焼却炉へ投入され、流動層中で、乾燥されながら
昇温して燃焼する。しかし、流動層内で生成する燃焼排
ガス中にはH2 、CO、CH 4 などの可燃性ガスが含ま
れているので、焼却炉のフリーボード部へ空気を吹き込
み、可燃性ガスを燃焼させる処理がなされる。その後、
燃焼排ガスはガス冷却設備で冷却され、次いで、排ガス
処理設備へ送られて有害ガス除去処理、除塵処理がなさ
れた後、大気放散される。
ける廃棄物の焼却は、次のように行われる。廃棄物が流
動床式焼却炉へ投入され、流動層中で、乾燥されながら
昇温して燃焼する。しかし、流動層内で生成する燃焼排
ガス中にはH2 、CO、CH 4 などの可燃性ガスが含ま
れているので、焼却炉のフリーボード部へ空気を吹き込
み、可燃性ガスを燃焼させる処理がなされる。その後、
燃焼排ガスはガス冷却設備で冷却され、次いで、排ガス
処理設備へ送られて有害ガス除去処理、除塵処理がなさ
れた後、大気放散される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、廃棄
物を焼却処理する設備などから発生する燃焼排ガス中
に、毒性を有するクロロジベンゾジオキサン、クロロジ
ベンゾフランなどのダイオキシン類、或いはその他の有
機塩素化合物が含まれていることが判明し、環境保全上
の大きな問題となっている。そのため、ダイオキシン類
の排出量に対する規制が強化されつつある。
物を焼却処理する設備などから発生する燃焼排ガス中
に、毒性を有するクロロジベンゾジオキサン、クロロジ
ベンゾフランなどのダイオキシン類、或いはその他の有
機塩素化合物が含まれていることが判明し、環境保全上
の大きな問題となっている。そのため、ダイオキシン類
の排出量に対する規制が強化されつつある。
【0007】このような状況にあって、燃焼排ガス中の
ダイオキシン類を低減させるための技術開発が種々行わ
れている。しかし、それらの技術の多くはダイオキシン
類を飛灰と共に捕捉するものであって、別途に、飛灰を
無害化する処理をしなければならず、本質的な解決策に
はなっていない。又、排ガス中のダイオキシン類を分解
する技術は、大掛かりな処理装置をするものであって、
既存の焼却設備に適用する場合には、大幅な設備改造を
要し、その実施には困難が伴う。例えば、特開平5−1
61822号公報に開示されている技術においては、燃
焼排ガスを処理するためのセラミックフィルタを設置す
る必要がある。
ダイオキシン類を低減させるための技術開発が種々行わ
れている。しかし、それらの技術の多くはダイオキシン
類を飛灰と共に捕捉するものであって、別途に、飛灰を
無害化する処理をしなければならず、本質的な解決策に
はなっていない。又、排ガス中のダイオキシン類を分解
する技術は、大掛かりな処理装置をするものであって、
既存の焼却設備に適用する場合には、大幅な設備改造を
要し、その実施には困難が伴う。例えば、特開平5−1
61822号公報に開示されている技術においては、燃
焼排ガスを処理するためのセラミックフィルタを設置す
る必要がある。
【0008】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであり、ごく簡単な装置を設置し、安価な物
質を添加するだけで、ダイオキシン類の生成量自体を減
少させることができる廃棄物の焼却方法及びその設備を
提供することを目的とする。
されたものであり、ごく簡単な装置を設置し、安価な物
質を添加するだけで、ダイオキシン類の生成量自体を減
少させることができる廃棄物の焼却方法及びその設備を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、廃棄物を
焼却処理する各種の試験を実施した過程において、廃棄
物と下水汚泥などの汚泥類を混焼した際に、燃焼排ガス
中のダイオキシン類の含有量が低くなることを見出し
た。このため、本発明者らは、汚泥の混焼によるダイオ
キシン類の低減効果が如何にしてもたらされるものかに
ついて、種々の検討を行なった。
焼却処理する各種の試験を実施した過程において、廃棄
物と下水汚泥などの汚泥類を混焼した際に、燃焼排ガス
中のダイオキシン類の含有量が低くなることを見出し
た。このため、本発明者らは、汚泥の混焼によるダイオ
キシン類の低減効果が如何にしてもたらされるものかに
ついて、種々の検討を行なった。
【0010】廃棄物の焼却によってダイオキシン類が発
生する主たる原因の一つとして、酸素不足の雰囲気で廃
棄物を燃焼させることが知られており、この状態におけ
る燃焼条件は、焼却炉へ装入された廃棄物が加熱されて
昇温する初期の燃焼段階の条件に相当する。このことか
らすれば、初期の燃焼段階で、汚泥が熱分解した生成物
質がダイオキシン類の生成を抑制する作用をなしている
ものと考えられる。
生する主たる原因の一つとして、酸素不足の雰囲気で廃
棄物を燃焼させることが知られており、この状態におけ
る燃焼条件は、焼却炉へ装入された廃棄物が加熱されて
昇温する初期の燃焼段階の条件に相当する。このことか
らすれば、初期の燃焼段階で、汚泥が熱分解した生成物
質がダイオキシン類の生成を抑制する作用をなしている
ものと考えられる。
【0011】そこで、一般的な汚泥には、窒素分が2〜
10wt%(乾量基準)も含まれていることから、ダイ
オキシン類の生成を抑制する物質は汚泥中の窒素含有成
分が熱分解したものであると考え、実験を行った。実験
では、廃棄物に窒素化合物を添加して焼却したところ、
燃焼排ガス中のダイオキシン類が減少することが認めら
れた。このことから、ダイオキシン類の生成を抑制する
物質は、汚泥中の窒素含有成分が熱分解した際に生成す
るアンモニア(NH3 )やNH2 基を有する化合物であるも
のと想定される。
10wt%(乾量基準)も含まれていることから、ダイ
オキシン類の生成を抑制する物質は汚泥中の窒素含有成
分が熱分解したものであると考え、実験を行った。実験
では、廃棄物に窒素化合物を添加して焼却したところ、
燃焼排ガス中のダイオキシン類が減少することが認めら
れた。このことから、ダイオキシン類の生成を抑制する
物質は、汚泥中の窒素含有成分が熱分解した際に生成す
るアンモニア(NH3 )やNH2 基を有する化合物であるも
のと想定される。
【0012】窒素含有成分の熱分解生成物がダイオキシ
ン類の生成を抑制するメカニズムは定かではないが、こ
れらの物質はダイオキシン類生成の触媒となる銅やその
他の物質に対する被毒作用を有することが考えられる。
この被毒作用が、ダイオキシン類の生成を抑制する効果
をもたらす一因であると思われる。
ン類の生成を抑制するメカニズムは定かではないが、こ
れらの物質はダイオキシン類生成の触媒となる銅やその
他の物質に対する被毒作用を有することが考えられる。
この被毒作用が、ダイオキシン類の生成を抑制する効果
をもたらす一因であると思われる。
【0013】このように、汚泥の熱分解生成物である上
記のような窒素化合物が廃棄物焼却時におけるダイオキ
シン類の生成を抑制する作用をなすため、廃棄物に窒素
化合物を添加して焼却すれば、ダイオキシン類の生成が
抑制されることが判明した。
記のような窒素化合物が廃棄物焼却時におけるダイオキ
シン類の生成を抑制する作用をなすため、廃棄物に窒素
化合物を添加して焼却すれば、ダイオキシン類の生成が
抑制されることが判明した。
【0014】さらに、本発明者らは、焼却炉出口以降の
排ガス流路においてダイオキシン類が生成する問題につ
いても検討し、以下に述べるように、その生成を抑制す
る方法を見いだした。排ガス流路においては、飛灰の中
のある種の成分が触媒となって、未燃焼の芳香族化合物
と塩素との反応が進行し、ダイオキシン類が生成するも
のとされている。そこで、この場合についても、焼却炉
出口以降の排ガス流路へ窒素化合物を吹き込む試験を行
ったところ、燃焼排ガス中のダイオキシン類が減少する
ことが認められた。これは、焼却炉へ窒素化合物を装入
した場合と同様に、排ガス流路へ吹き込まれた窒素化合
物がダイオキシン類の生成を抑制するものと思われる。
排ガス流路においてダイオキシン類が生成する問題につ
いても検討し、以下に述べるように、その生成を抑制す
る方法を見いだした。排ガス流路においては、飛灰の中
のある種の成分が触媒となって、未燃焼の芳香族化合物
と塩素との反応が進行し、ダイオキシン類が生成するも
のとされている。そこで、この場合についても、焼却炉
出口以降の排ガス流路へ窒素化合物を吹き込む試験を行
ったところ、燃焼排ガス中のダイオキシン類が減少する
ことが認められた。これは、焼却炉へ窒素化合物を装入
した場合と同様に、排ガス流路へ吹き込まれた窒素化合
物がダイオキシン類の生成を抑制するものと思われる。
【0015】このように、焼却炉へ窒素化合物を装入
し、さらに排ガス流路にも窒素化合物を装入すれば、2
箇所で生成するダイオキシン類の量がそれぞれ減少し、
燃焼排ガス中のダイオキシン類を一層低減させることが
できる。本発明は、上記のような試験と検討の結果に基
づく知見によってなされたものである。
し、さらに排ガス流路にも窒素化合物を装入すれば、2
箇所で生成するダイオキシン類の量がそれぞれ減少し、
燃焼排ガス中のダイオキシン類を一層低減させることが
できる。本発明は、上記のような試験と検討の結果に基
づく知見によってなされたものである。
【0016】第1の発明は、廃棄物に窒素化合物を添加
して焼却炉へ装入し、焼却炉出口以降の燃焼排ガスの流
路に窒素化合物を吹込むことを特徴とする廃棄物の焼却
方法である。
して焼却炉へ装入し、焼却炉出口以降の燃焼排ガスの流
路に窒素化合物を吹込むことを特徴とする廃棄物の焼却
方法である。
【0017】この発明においては、焼却炉へ装入する廃
棄物と燃焼排ガス流路の排ガス中に窒素化合物を装入す
ることにより、前述のように、焼却炉内及び燃焼排ガス
流路の2箇所におけるダイオキシン類の生成が抑制され
る。従って、燃焼排ガス中のダイオキシン類を大幅に減
少させることができる。
棄物と燃焼排ガス流路の排ガス中に窒素化合物を装入す
ることにより、前述のように、焼却炉内及び燃焼排ガス
流路の2箇所におけるダイオキシン類の生成が抑制され
る。従って、燃焼排ガス中のダイオキシン類を大幅に減
少させることができる。
【0018】なお、本発明において、焼却炉の出口とは
2次燃焼室の出口を指すものとする。
2次燃焼室の出口を指すものとする。
【0019】又、汚泥とは、下水汚泥、し尿汚泥、有機
性排水を活性汚泥処理した際に発生する汚泥、有機物を
含む排水を固液分離したときに発生する汚泥、閉鎖性水
域の河川を浚渫した時に発生する汚泥などを指す。
性排水を活性汚泥処理した際に発生する汚泥、有機物を
含む排水を固液分離したときに発生する汚泥、閉鎖性水
域の河川を浚渫した時に発生する汚泥などを指す。
【0020】又、窒素化合物とは、窒素を含有する有機
化合物又は無機化合物を指す。好ましい窒素化合物の具
体例としては、アンモニアや尿素などの安価な化合物が
挙げられる。窒素化合物は気体、液体、固体、又は水溶
液などの形態で使用できるが、添加する箇所によって、
適切な形態のものが選定される。
化合物又は無機化合物を指す。好ましい窒素化合物の具
体例としては、アンモニアや尿素などの安価な化合物が
挙げられる。窒素化合物は気体、液体、固体、又は水溶
液などの形態で使用できるが、添加する箇所によって、
適切な形態のものが選定される。
【0021】第2の発明は、廃棄物と共に汚泥を焼却炉
へ装入し、焼却炉出口以降の燃焼排ガスの流路に窒素化
合物を吹込むことを特徴とする廃棄物の焼却方法であ
る。
へ装入し、焼却炉出口以降の燃焼排ガスの流路に窒素化
合物を吹込むことを特徴とする廃棄物の焼却方法であ
る。
【0022】この発明においては、廃棄物と一緒に汚泥
の焼却を行う。汚泥の焼却によってダイオキシン類の生
成を抑制する効果が得られる。そして、燃焼排ガスの流
路に窒素化合物を吹込むことによって、焼却炉内及び燃
焼排ガスの流路におけるダイオキシン類の生成が抑制さ
れる。また、廃棄物と汚泥の焼却は、一般に、それぞれ
専用の焼却設備で別個に行われるが、廃棄物と汚泥を一
緒に焼却処理することにより、さらに設備費、運転費が
節減されると言うメリットを享受することができる。
の焼却を行う。汚泥の焼却によってダイオキシン類の生
成を抑制する効果が得られる。そして、燃焼排ガスの流
路に窒素化合物を吹込むことによって、焼却炉内及び燃
焼排ガスの流路におけるダイオキシン類の生成が抑制さ
れる。また、廃棄物と汚泥の焼却は、一般に、それぞれ
専用の焼却設備で別個に行われるが、廃棄物と汚泥を一
緒に焼却処理することにより、さらに設備費、運転費が
節減されると言うメリットを享受することができる。
【0023】第3の発明は、廃棄物と汚泥を焼却炉へ装
入する際に、廃棄物及び/又は汚泥に窒素化合物を添加
することを特徴とする請求項2に記載の廃棄物の焼却方
法である。
入する際に、廃棄物及び/又は汚泥に窒素化合物を添加
することを特徴とする請求項2に記載の廃棄物の焼却方
法である。
【0024】この発明においては、焼却炉へ装入する前
の廃棄物又は汚泥、或いはその双方に窒素化合物を添加
する。焼却処理される下水汚泥などの汚泥類は脱水処理
されたものであっても、極めて多量の水分(65〜90
wt%)を含有する粘土状物であるので、この脱水汚泥
を多量に装入すると、焼却炉内の燃焼状態が不良にな
る。このため、所要量の窒素分を供給するための汚泥を
装入できないことがある。このような場合に、発明で
は、別途に、窒素化合物を添加して不足する窒素分を補
充することによって、燃焼状態を正常な状態に維持しな
がら、焼却炉内で生成するダイオキシン類を大幅に減少
させることができる。
の廃棄物又は汚泥、或いはその双方に窒素化合物を添加
する。焼却処理される下水汚泥などの汚泥類は脱水処理
されたものであっても、極めて多量の水分(65〜90
wt%)を含有する粘土状物であるので、この脱水汚泥
を多量に装入すると、焼却炉内の燃焼状態が不良にな
る。このため、所要量の窒素分を供給するための汚泥を
装入できないことがある。このような場合に、発明で
は、別途に、窒素化合物を添加して不足する窒素分を補
充することによって、燃焼状態を正常な状態に維持しな
がら、焼却炉内で生成するダイオキシン類を大幅に減少
させることができる。
【0025】また、廃棄物焼却設備において、廃棄物と
汚泥を混焼すると、前述のようなコスト節減のメリット
が生ずる。
汚泥を混焼すると、前述のようなコスト節減のメリット
が生ずる。
【0026】第4の発明は、焼却炉へ装入する廃棄物に
窒素化合物を添加する手段が設けられ、燃焼排ガスの流
路に窒素化合物を吹込む手段が設けられたことを特徴と
する廃棄物焼却設備である。
窒素化合物を添加する手段が設けられ、燃焼排ガスの流
路に窒素化合物を吹込む手段が設けられたことを特徴と
する廃棄物焼却設備である。
【0027】この発明によれば、廃棄物に窒素化合物を
添加することができるので、焼却炉内におけるダイオキ
シン類の生成量を減少させることができる。又、燃焼排
ガスの流路に窒素化合物を吹込むことができるので、排
ガス流路におけるダイオキシン類の生成量を減少させる
ことができる。
添加することができるので、焼却炉内におけるダイオキ
シン類の生成量を減少させることができる。又、燃焼排
ガスの流路に窒素化合物を吹込むことができるので、排
ガス流路におけるダイオキシン類の生成量を減少させる
ことができる。
【0028】第5の発明は、焼却炉へ汚泥を装入する手
段が設けられ、この汚泥装入手段に窒素化合物を添加す
る手段が付加され、燃焼排ガスの流路に窒素化合物を吹
込む手段が設けられたことを特徴とする廃棄物焼却設備
である。
段が設けられ、この汚泥装入手段に窒素化合物を添加す
る手段が付加され、燃焼排ガスの流路に窒素化合物を吹
込む手段が設けられたことを特徴とする廃棄物焼却設備
である。
【0029】この発明によれば、焼却炉へ汚泥を装入す
ることができるので、焼却炉内におけるダイオキシン類
の生成が抑制されるという効果がもたらされる。又、汚
泥に添加して窒素化合物を装入することができるので、
装入する汚泥中の窒素分だけではダイオキシン類の生成
抑制効果が不十分である場合に、焼却炉へ装入する窒素
分を補充することができる。さらに、廃棄物と汚泥の混
焼によるコスト節減のメリットが得られる。
ることができるので、焼却炉内におけるダイオキシン類
の生成が抑制されるという効果がもたらされる。又、汚
泥に添加して窒素化合物を装入することができるので、
装入する汚泥中の窒素分だけではダイオキシン類の生成
抑制効果が不十分である場合に、焼却炉へ装入する窒素
分を補充することができる。さらに、廃棄物と汚泥の混
焼によるコスト節減のメリットが得られる。
【0030】上記の各発明において、燃焼排ガスの流路
における窒素化合物の吹込み箇所は、焼却炉の出口から
煙突までの範囲であればよいが、特に、触媒成分を含有
する飛灰を捕集する前、すなわち、集塵機より上流の箇
所であることが好ましい。
における窒素化合物の吹込み箇所は、焼却炉の出口から
煙突までの範囲であればよいが、特に、触媒成分を含有
する飛灰を捕集する前、すなわち、集塵機より上流の箇
所であることが好ましい。
【0031】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
第1の例を示す説明図である。この図に示す焼却設備は
火格子式焼却炉を備えたものであり、図中、10は火格
子式焼却炉、11は都市ごみなどの廃棄物80を炉内へ
装入するための廃棄物ホッパー、15は排ガス処理工程
である。排ガス処理工程15は、ボイラ、ガスクーラー
などによるガス冷却、酸性ガス除去、及び集塵などを行
なう。図中、80は都市ごみなどの廃棄物を示す。
第1の例を示す説明図である。この図に示す焼却設備は
火格子式焼却炉を備えたものであり、図中、10は火格
子式焼却炉、11は都市ごみなどの廃棄物80を炉内へ
装入するための廃棄物ホッパー、15は排ガス処理工程
である。排ガス処理工程15は、ボイラ、ガスクーラー
などによるガス冷却、酸性ガス除去、及び集塵などを行
なう。図中、80は都市ごみなどの廃棄物を示す。
【0032】そして、焼却炉10の付帯設備として、焼
却炉10へ装入される廃棄物に窒素化合物を添加する手
段50が設けられている。この窒素化合物添加手段50
は窒素化合物の一種である尿素の水溶液の貯槽51、尿
素供給ポンプ52、尿素噴霧ノズル53を有する構成に
なっている。又、排ガス処理工程15の付帯設備とし
て、燃焼排ガスの流路へ窒素化合物を吹込む手段70が
設けられている。この窒素化合物吹き込み手段70は、
アンモニアガスのホルダー71、流量調節計72、及び
図示されない噴霧ノズルを有する構成になっている。
却炉10へ装入される廃棄物に窒素化合物を添加する手
段50が設けられている。この窒素化合物添加手段50
は窒素化合物の一種である尿素の水溶液の貯槽51、尿
素供給ポンプ52、尿素噴霧ノズル53を有する構成に
なっている。又、排ガス処理工程15の付帯設備とし
て、燃焼排ガスの流路へ窒素化合物を吹込む手段70が
設けられている。この窒素化合物吹き込み手段70は、
アンモニアガスのホルダー71、流量調節計72、及び
図示されない噴霧ノズルを有する構成になっている。
【0033】焼却炉の燃焼室12には、それぞれ搬送機
能を有する乾燥段火格子13a、燃焼段火格子13b、
後燃焼段火格子13cが階段式に設けられている。この
ようにして、燃焼室12内は、主として装入された廃棄
物80を乾燥する区域(乾燥帯)、乾燥された廃棄物を
燃焼させる区域(燃焼帯)、燃焼状態で送られてきたも
のを灰化させる後燃焼を行なう区域(後燃焼帯)に区分
されるようになっている。
能を有する乾燥段火格子13a、燃焼段火格子13b、
後燃焼段火格子13cが階段式に設けられている。この
ようにして、燃焼室12内は、主として装入された廃棄
物80を乾燥する区域(乾燥帯)、乾燥された廃棄物を
燃焼させる区域(燃焼帯)、燃焼状態で送られてきたも
のを灰化させる後燃焼を行なう区域(後燃焼帯)に区分
されるようになっている。
【0034】上記の構成によるごみ焼却設備において、
廃棄物ホッパー11へ廃棄物が投入され、その廃棄物上
に、尿素噴霧ノズル53から尿素水溶液が噴霧される。
尿素が添加された廃棄物は、廃棄物ホッパー11から燃
焼室12内へ送り込まれる。焼却炉12内においては、
装入された廃棄物が上記各火格子上を搬送されながら、
乾燥、燃焼、後燃焼の各過程を経て灰化され、排出され
る。この際、上流側の火格子では燃焼用空気の供給量が
抑えられた運転が行われるので、乾燥段火格子13a
(乾燥帯)及び燃焼段火格子13b(燃焼帯)の一部に
おいては、酸素不足の状態で燃焼が行われる。このよう
に不完全燃焼が行われると、従来技術では、芳香族化合
物と塩素との反応が起ってダイオキシン類が生成し易く
なるが、この実施の形態においては、廃棄物に添加され
た尿素が熱分解してアンモニア(NH 3 )或いはNH2 基を
有する化合物などが生成するので、上記ダイオキシン類
の生成反応が抑制される。
廃棄物ホッパー11へ廃棄物が投入され、その廃棄物上
に、尿素噴霧ノズル53から尿素水溶液が噴霧される。
尿素が添加された廃棄物は、廃棄物ホッパー11から燃
焼室12内へ送り込まれる。焼却炉12内においては、
装入された廃棄物が上記各火格子上を搬送されながら、
乾燥、燃焼、後燃焼の各過程を経て灰化され、排出され
る。この際、上流側の火格子では燃焼用空気の供給量が
抑えられた運転が行われるので、乾燥段火格子13a
(乾燥帯)及び燃焼段火格子13b(燃焼帯)の一部に
おいては、酸素不足の状態で燃焼が行われる。このよう
に不完全燃焼が行われると、従来技術では、芳香族化合
物と塩素との反応が起ってダイオキシン類が生成し易く
なるが、この実施の形態においては、廃棄物に添加され
た尿素が熱分解してアンモニア(NH 3 )或いはNH2 基を
有する化合物などが生成するので、上記ダイオキシン類
の生成反応が抑制される。
【0035】燃焼室12内で発生した燃焼排ガスは、乾
燥段火格子13a及び燃焼段火格子13bの一部で生成
した可燃性ガスを含んでいるので、2次燃焼室14にお
いて、空気を吹き込むことにより、可燃性ガスを燃焼さ
せる2次燃焼処理がなされる。
燥段火格子13a及び燃焼段火格子13bの一部で生成
した可燃性ガスを含んでいるので、2次燃焼室14にお
いて、空気を吹き込むことにより、可燃性ガスを燃焼さ
せる2次燃焼処理がなされる。
【0036】次いで、2次燃焼室14から排出された燃
焼排ガスは、排ガス処理工程15へ送られ、冷却処理、
有害ガス除去処理、除塵処理がなされた後、煙突16か
ら放散される。この際、上記のような種々の排ガス処理
が行われる装置、又は各装置を接続している煙道内へ、
ガスホルダー71から供給されるアンモニアガスが吹込
まれる。このアンモニアガスの吹込みによって、燃焼排
ガスの流路で生成するダイオキシン類が減少する。
焼排ガスは、排ガス処理工程15へ送られ、冷却処理、
有害ガス除去処理、除塵処理がなされた後、煙突16か
ら放散される。この際、上記のような種々の排ガス処理
が行われる装置、又は各装置を接続している煙道内へ、
ガスホルダー71から供給されるアンモニアガスが吹込
まれる。このアンモニアガスの吹込みによって、燃焼排
ガスの流路で生成するダイオキシン類が減少する。
【0037】上記のように、焼却炉と排ガス流路に窒素
化合物を装入することにより、焼却炉と排ガス流路の2
箇所で生成するダイオキシン類の量を減少させることが
できる。
化合物を装入することにより、焼却炉と排ガス流路の2
箇所で生成するダイオキシン類の量を減少させることが
できる。
【0038】図2は本発明の実施の形態に係る第2の例
を示す説明図である。図2において、図1と同じ構成の
部分については、同一の符号を付し説明を省略する。こ
の実施の形態においては、焼却炉の付帯設備として、新
たに汚泥供給手段が設けられており、廃棄物ホッパー1
1内へ廃棄物と共に汚泥を投入できるようになってい
る。図中、40は汚泥供給機である。又、排ガス処理工
程の付帯設備として、燃焼排ガスの流路に窒素化合物を
吹込む窒素化合物吹き込み手段70が設けられている。
を示す説明図である。図2において、図1と同じ構成の
部分については、同一の符号を付し説明を省略する。こ
の実施の形態においては、焼却炉の付帯設備として、新
たに汚泥供給手段が設けられており、廃棄物ホッパー1
1内へ廃棄物と共に汚泥を投入できるようになってい
る。図中、40は汚泥供給機である。又、排ガス処理工
程の付帯設備として、燃焼排ガスの流路に窒素化合物を
吹込む窒素化合物吹き込み手段70が設けられている。
【0039】上記の構成によるごみ焼却設備において、
廃棄物ホッパー11へ投入された廃棄物と汚泥が燃焼室
12内へ送り込まれる。焼却炉12内においては、廃棄
物と汚泥が、乾燥、燃焼、後燃焼の各過程を経て灰化さ
れ、排出される。この際、前述のように、乾燥過程或い
は燃焼過程の初期において、廃棄物と共に装入された汚
泥中の窒素含有成分が熱分解してアンモニア(NH3 )や
NH2 基を有する化合物などが生成し、上記ダイオキシン
類の生成反応が抑制される。このため、燃焼室12で発
生した燃焼排ガス中のダイオキシン類の含有量が減少す
る。
廃棄物ホッパー11へ投入された廃棄物と汚泥が燃焼室
12内へ送り込まれる。焼却炉12内においては、廃棄
物と汚泥が、乾燥、燃焼、後燃焼の各過程を経て灰化さ
れ、排出される。この際、前述のように、乾燥過程或い
は燃焼過程の初期において、廃棄物と共に装入された汚
泥中の窒素含有成分が熱分解してアンモニア(NH3 )や
NH2 基を有する化合物などが生成し、上記ダイオキシン
類の生成反応が抑制される。このため、燃焼室12で発
生した燃焼排ガス中のダイオキシン類の含有量が減少す
る。
【0040】燃焼室12内で発生した燃焼排ガスは、図
1の設備の場合と同様に、2次燃焼室14を経て排ガス
処理工程15へ送られ、ここで、ガスホルダー71から
供給されるアンモニアガスが吹込まれる。このアンモニ
アガスの吹込みによって、燃焼排ガスの流路で生成する
ダイオキシン類が減少する。
1の設備の場合と同様に、2次燃焼室14を経て排ガス
処理工程15へ送られ、ここで、ガスホルダー71から
供給されるアンモニアガスが吹込まれる。このアンモニ
アガスの吹込みによって、燃焼排ガスの流路で生成する
ダイオキシン類が減少する。
【0041】上記のように、焼却炉へ廃棄物とともに汚
泥を装入し、排ガス流路へ窒素化合物を吹込むことによ
って、焼却炉と排ガス流路の2箇所におけるダイオキシ
ン類の生成が抑制される。
泥を装入し、排ガス流路へ窒素化合物を吹込むことによ
って、焼却炉と排ガス流路の2箇所におけるダイオキシ
ン類の生成が抑制される。
【0042】図3は本発明の実施の形態に係る第3の例
を示す説明図である。図3において、図1又は図2と同
じ構成の部分については、同一の符号を付し説明を省略
する。この実施の形態においては、図2の構成に加え
て、汚泥供給機40に窒素化合物を添加する窒素化合物
添加手段60が付設されている。窒素化合物添加手段6
0は、尿素粉末を貯留するホッパー61、尿素供給機6
2を有する構成になっている。又、排ガス処理工程の付
帯設備として、燃焼排ガスの流路に窒素化合物を吹込む
窒素化合物吹き込み手段70が設けられている。
を示す説明図である。図3において、図1又は図2と同
じ構成の部分については、同一の符号を付し説明を省略
する。この実施の形態においては、図2の構成に加え
て、汚泥供給機40に窒素化合物を添加する窒素化合物
添加手段60が付設されている。窒素化合物添加手段6
0は、尿素粉末を貯留するホッパー61、尿素供給機6
2を有する構成になっている。又、排ガス処理工程の付
帯設備として、燃焼排ガスの流路に窒素化合物を吹込む
窒素化合物吹き込み手段70が設けられている。
【0043】上記の構成によるごみ焼却設備において
は、廃棄物ホッパー11へ廃棄物が投入され、又、汚泥
供給機40から汚泥が供給される。汚泥の供給に際して
は、尿素供給機52から汚泥供給機40へ尿素粉末が供
給され、この尿素が混合された汚泥が廃棄物ホッパー1
1へ投入される。次いで、尿素が添加された汚泥と廃棄
物は、燃焼室12内へ送り込まれる。
は、廃棄物ホッパー11へ廃棄物が投入され、又、汚泥
供給機40から汚泥が供給される。汚泥の供給に際して
は、尿素供給機52から汚泥供給機40へ尿素粉末が供
給され、この尿素が混合された汚泥が廃棄物ホッパー1
1へ投入される。次いで、尿素が添加された汚泥と廃棄
物は、燃焼室12内へ送り込まれる。
【0044】焼却炉12内においては、廃棄物と汚泥
が、乾燥、燃焼、後燃焼の各過程を経て灰化され、排出
される。この際、前述のように、乾燥過程或いは燃焼過
程の初期において、廃棄物と共に装入された汚泥中の窒
素含有成分と別途に添加された尿素が熱分解してアンモ
ニア(NH3 )やNH2 基を有する化合物などが生成し、上
記ダイオキシン類の生成反応が抑制される。このため、
燃焼室12で発生する燃焼排ガス中のダイオキシン類の
含有量が大幅に減少する。
が、乾燥、燃焼、後燃焼の各過程を経て灰化され、排出
される。この際、前述のように、乾燥過程或いは燃焼過
程の初期において、廃棄物と共に装入された汚泥中の窒
素含有成分と別途に添加された尿素が熱分解してアンモ
ニア(NH3 )やNH2 基を有する化合物などが生成し、上
記ダイオキシン類の生成反応が抑制される。このため、
燃焼室12で発生する燃焼排ガス中のダイオキシン類の
含有量が大幅に減少する。
【0045】燃焼室12内で発生した燃焼排ガスは、図
1の設備の場合と同様に、2次燃焼室14を経て排ガス
処理工程15へ送られ、ここで、ガスホルダー71から
供給されるアンモニアガスが吹込まれる。このアンモニ
アガスの吹込みによって、燃焼排ガスの流路で生成する
ダイオキシン類が減少する。
1の設備の場合と同様に、2次燃焼室14を経て排ガス
処理工程15へ送られ、ここで、ガスホルダー71から
供給されるアンモニアガスが吹込まれる。このアンモニ
アガスの吹込みによって、燃焼排ガスの流路で生成する
ダイオキシン類が減少する。
【0046】上記のように、焼却炉へ汚泥を装入する際
に、尿素を添加し、焼却炉10へ装入する窒素分を増加
させることにより、焼却炉内で生成するダイオキシン類
を一層減少させることができる。
に、尿素を添加し、焼却炉10へ装入する窒素分を増加
させることにより、焼却炉内で生成するダイオキシン類
を一層減少させることができる。
【0047】図4は本発明の実施の形態に係る第4の例
を示す説明図である。この図に示す焼却設備は流動床式
焼却炉を備えたものであり、図中、20は流動床式焼却
炉、30は廃棄物供給機、40は汚泥供給機である。
又、26はボイラ、ガスクーラーなどによるガス冷却、
酸性ガス除去、及び集塵などを行なう排ガス処理工程で
ある。
を示す説明図である。この図に示す焼却設備は流動床式
焼却炉を備えたものであり、図中、20は流動床式焼却
炉、30は廃棄物供給機、40は汚泥供給機である。
又、26はボイラ、ガスクーラーなどによるガス冷却、
酸性ガス除去、及び集塵などを行なう排ガス処理工程で
ある。
【0048】流動床式焼却炉20内は、操業時に風箱2
1から吹き込まれる空気によって流動層が形成される流
動層部23とその上のフリーボード部24に区分される
ようになっている。フリーボード部24には2次燃焼用
の空気を吹き込むノズル25が設けられている。
1から吹き込まれる空気によって流動層が形成される流
動層部23とその上のフリーボード部24に区分される
ようになっている。フリーボード部24には2次燃焼用
の空気を吹き込むノズル25が設けられている。
【0049】そして、排ガス処理工程26の付帯設備と
して、燃焼排ガスの流路に窒素化合物を吹込む手段70
が設けられている。窒素化合物吹込み手段70はアンモ
ニアガスのホルダー71、流量調節計72、及び図示さ
れない噴霧ノズルを有する構成になっている。
して、燃焼排ガスの流路に窒素化合物を吹込む手段70
が設けられている。窒素化合物吹込み手段70はアンモ
ニアガスのホルダー71、流量調節計72、及び図示さ
れない噴霧ノズルを有する構成になっている。
【0050】上記の構成によるごみ焼却設備において、
廃棄物供給機30から焼却炉20へ廃棄物が装入され、
汚泥供給機40から汚泥が装入される。装入された廃棄
物と汚泥は流動層中で乾燥されながら昇温して燃焼す
る。流動層内は、空気の吹込み量が抑えられているの
で、本来、従来技術では、ダイオキシン類が生成し易い
燃焼状態になっている。しかし、この実施の形態におい
ては、廃棄物と共に装入された汚泥中の窒素含有成分が
熱分解して、アンモニア(NH3 )やNH2 基を有する化合
物などが生成するので、上記ダイオキシン類の生成反応
が抑制される。
廃棄物供給機30から焼却炉20へ廃棄物が装入され、
汚泥供給機40から汚泥が装入される。装入された廃棄
物と汚泥は流動層中で乾燥されながら昇温して燃焼す
る。流動層内は、空気の吹込み量が抑えられているの
で、本来、従来技術では、ダイオキシン類が生成し易い
燃焼状態になっている。しかし、この実施の形態におい
ては、廃棄物と共に装入された汚泥中の窒素含有成分が
熱分解して、アンモニア(NH3 )やNH2 基を有する化合
物などが生成するので、上記ダイオキシン類の生成反応
が抑制される。
【0051】流動層部23で発生した燃焼排ガス中には
H2 、CO、CH4 などの可燃性ガスが含まれているの
で、フリーボード部24で、ノズル25から空気を吹き
込み、可燃性ガスを燃焼させる2次燃焼処理が行われ
る。焼却炉20から排出された燃焼排ガスは、排ガス処
理工程26へ送られ、冷却処理、有害ガス除去処理、除
塵処理がなされた後、煙突27から放散される。この
際、上記のような種々の排ガス処理が行われる装置、又
は各装置を接続している煙道内へ、ガスホルダー71か
ら供給されるアンモニアガスが吹込まれる。このアンモ
ニアガスの吹込みによって、燃焼排ガスの流路で生成す
るダイオキシン類が減少する。
H2 、CO、CH4 などの可燃性ガスが含まれているの
で、フリーボード部24で、ノズル25から空気を吹き
込み、可燃性ガスを燃焼させる2次燃焼処理が行われ
る。焼却炉20から排出された燃焼排ガスは、排ガス処
理工程26へ送られ、冷却処理、有害ガス除去処理、除
塵処理がなされた後、煙突27から放散される。この
際、上記のような種々の排ガス処理が行われる装置、又
は各装置を接続している煙道内へ、ガスホルダー71か
ら供給されるアンモニアガスが吹込まれる。このアンモ
ニアガスの吹込みによって、燃焼排ガスの流路で生成す
るダイオキシン類が減少する。
【0052】上記のように、焼却炉へ廃棄物と共に汚泥
を装入し、フリーボード部の2次燃焼が行われる前の区
域へ窒素化合物を吹き込むことにより、燃焼排ガス中の
ダイオキシン類が大幅に減少する。
を装入し、フリーボード部の2次燃焼が行われる前の区
域へ窒素化合物を吹き込むことにより、燃焼排ガス中の
ダイオキシン類が大幅に減少する。
【0053】なお、図1〜図4においては、火格子式焼
却炉又は流動床式焼却炉を備えた廃棄物の焼却設備が示
されているが、本発明が適用できる焼却炉は上記2つの
型式に限定されるものではなく、例えば、キルン式のも
のであってもよい。
却炉又は流動床式焼却炉を備えた廃棄物の焼却設備が示
されているが、本発明が適用できる焼却炉は上記2つの
型式に限定されるものではなく、例えば、キルン式のも
のであってもよい。
【0054】又、図1〜図3においては、火格子式焼却
炉として、火格子が階段式に配置された構造のものが示
されているが、本発明は、その構造が階段式のものだけ
に適用される訳ではなく、炉内に乾燥帯の機能を有する
部分が設けられているものであれば適用可能である。
炉として、火格子が階段式に配置された構造のものが示
されているが、本発明は、その構造が階段式のものだけ
に適用される訳ではなく、炉内に乾燥帯の機能を有する
部分が設けられているものであれば適用可能である。
【0055】又、図1の設備においては、焼却炉へ装入
する前の被焼却物に添加する尿素が水溶液の状態で廃棄
物に添加され、図3の設備においては、尿素が粉末の状
態で汚泥に添加されているが、本発明においては、添加
する際の窒素化合物の状態が限定されるものではない。
窒素化合物を廃棄物に添加する場合には、嵩が大きい多
量の廃棄物に少量の窒素化合物ができるだけ偏りなく分
布するようにするために、水溶液にして添加し、廃棄物
に付着させるのがよい。又、窒素化合物を汚泥に添加す
る場合には、装入物の水分含有量を少なくするするため
に、粉末の状態で添加することが望ましい。
する前の被焼却物に添加する尿素が水溶液の状態で廃棄
物に添加され、図3の設備においては、尿素が粉末の状
態で汚泥に添加されているが、本発明においては、添加
する際の窒素化合物の状態が限定されるものではない。
窒素化合物を廃棄物に添加する場合には、嵩が大きい多
量の廃棄物に少量の窒素化合物ができるだけ偏りなく分
布するようにするために、水溶液にして添加し、廃棄物
に付着させるのがよい。又、窒素化合物を汚泥に添加す
る場合には、装入物の水分含有量を少なくするするため
に、粉末の状態で添加することが望ましい。
【0056】又、図1〜図4の設備においては、排ガス
流路へ吹込む窒素化合物がアンモニアガスであるが、排
ガス流路へ吹込む窒素化合物が気体の状態のものに限定
されるものではなく、例えば、アンモニア或いは尿素な
どの水溶液であってもよい。
流路へ吹込む窒素化合物がアンモニアガスであるが、排
ガス流路へ吹込む窒素化合物が気体の状態のものに限定
されるものではなく、例えば、アンモニア或いは尿素な
どの水溶液であってもよい。
【0057】(実施例1)火格子式の試験装置を使用し
て廃棄物を焼却した結果について説明する。廃棄物の試
料としては都市ごみを使用し、汚泥の試料としては下水
汚泥(水分=77%、N=6%(乾量基準))を使用し
た。又、排ガス流路へ装入する窒素化合物としてはアン
モニアガスを使用した。そして、都市ごみ2000kg
/H、下水汚200kg/Hの割合で焼却炉へ装入して
焼却し、発生した燃焼排ガスを冷却した後、排ガスダク
ト内へアンモニアガスを0.35Nm3 /Hの流量で吹
き込みを行った。この際の排ガスダクト内の温度は約3
00℃であった。
て廃棄物を焼却した結果について説明する。廃棄物の試
料としては都市ごみを使用し、汚泥の試料としては下水
汚泥(水分=77%、N=6%(乾量基準))を使用し
た。又、排ガス流路へ装入する窒素化合物としてはアン
モニアガスを使用した。そして、都市ごみ2000kg
/H、下水汚200kg/Hの割合で焼却炉へ装入して
焼却し、発生した燃焼排ガスを冷却した後、排ガスダク
ト内へアンモニアガスを0.35Nm3 /Hの流量で吹
き込みを行った。この際の排ガスダクト内の温度は約3
00℃であった。
【0058】上記条件による廃棄物の焼却中に、放散さ
れた燃焼排ガス中のダイオキシン類の濃度を測定したと
ころ、ダイオキシン類の2,3,7,8−TCDD毒性
等価換算濃度の平均値は都市ごみだけを焼却し、通常の
排ガス処理だけを行った場合の値に対し、約25%に相
当する低い値であった。このように、廃棄物の焼却に際
して、廃棄物と共に汚泥を装入し、排ガス流路にアンモ
ニアガスを吹き込むことにより、燃焼排ガス中のダイオ
キシンの含有量が大幅に低減されることが確認された。
れた燃焼排ガス中のダイオキシン類の濃度を測定したと
ころ、ダイオキシン類の2,3,7,8−TCDD毒性
等価換算濃度の平均値は都市ごみだけを焼却し、通常の
排ガス処理だけを行った場合の値に対し、約25%に相
当する低い値であった。このように、廃棄物の焼却に際
して、廃棄物と共に汚泥を装入し、排ガス流路にアンモ
ニアガスを吹き込むことにより、燃焼排ガス中のダイオ
キシンの含有量が大幅に低減されることが確認された。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、廃棄物と共に汚泥や窒
素化合物を焼却炉へ装入して焼却し、窒素含有成分を熱
分解させてダイオキシン類の生成を抑制する作用をなす
窒素化合物を発生させ、さらに、焼却炉の出口以降の燃
焼排ガス流路に窒素化合物を吹き込んで、燃焼排ガス流
路におけるダイオキシン類の生成を抑制するので、焼却
炉内及び燃焼排ガス流路の2箇所におけるダイオキシン
類の生成量を大幅に減少させることができる。又、焼却
炉と排ガス処理工程の2箇所に窒素化合物を供給する装
置を設置した廃棄物焼却設備により、焼却炉と排ガス処
理工程の2箇所に窒素化合物を供給することが可能とな
り、上記の効果が得られる。
素化合物を焼却炉へ装入して焼却し、窒素含有成分を熱
分解させてダイオキシン類の生成を抑制する作用をなす
窒素化合物を発生させ、さらに、焼却炉の出口以降の燃
焼排ガス流路に窒素化合物を吹き込んで、燃焼排ガス流
路におけるダイオキシン類の生成を抑制するので、焼却
炉内及び燃焼排ガス流路の2箇所におけるダイオキシン
類の生成量を大幅に減少させることができる。又、焼却
炉と排ガス処理工程の2箇所に窒素化合物を供給する装
置を設置した廃棄物焼却設備により、焼却炉と排ガス処
理工程の2箇所に窒素化合物を供給することが可能とな
り、上記の効果が得られる。
【図1】本発明の実施の形態に係る第1の例を示す説明
図である。
図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る第2の例を示す説明
図である。
図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る第3の例を示す説明
図である。
図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る第4の例を示す説明
図である。
図である。
10 火格子式焼却炉 11 廃棄物ホッパー 12 燃焼室 13a 乾燥段火格子 13b 燃焼段火格子 13c 後燃焼段火格子 14 2次燃焼室 15、26 排ガス処理工程 17、25 空気吹込みノズル 20 流動床式焼却炉 21 風箱 23 流動層部 24 フリーボード部 40 汚泥供給機 50 廃棄物への窒素化合物添加手段 51 尿素水溶液の貯槽 52 尿素供給ポンプ 53 尿素噴霧ノズル 60 汚泥への窒素化合物添加手段 61 尿素粉末の貯槽 62 尿素粉末供給機 70 燃焼排ガス流路への窒素化合物吹き込み手段 71 アンモニアガスのホルダー 72 流量調節計 80 廃棄物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤沢 能成 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 3K065 AA01 AC01 AC02 CA04 3K070 DA06 DA52
Claims (5)
- 【請求項1】 廃棄物に窒素化合物を添加して焼却炉へ
装入し、焼却炉出口以降の燃焼排ガスの流路に窒素化合
物を吹込むことを特徴とする廃棄物の焼却方法。 - 【請求項2】 廃棄物と共に汚泥を焼却炉へ装入し、焼
却炉出口以降の燃焼排ガスの流路に窒素化合物を吹込む
ことを特徴とする廃棄物の焼却方法。 - 【請求項3】 廃棄物と汚泥を焼却炉へ装入する際に、
廃棄物及び/又は汚泥に窒素化合物を添加することを特
徴とする請求項2に記載の廃棄物の焼却方法。 - 【請求項4】 焼却炉へ装入する廃棄物に窒素化合物を
添加する手段が設けられ、燃焼排ガスの流路に窒素化合
物を吹込む手段が設けられたことを特徴とする廃棄物焼
却設備。 - 【請求項5】 焼却炉へ汚泥を装入する手段が設けら
れ、この汚泥装入手段に窒素化合物を添加する手段が付
加され、燃焼排ガスの流路に窒素化合物を吹込む手段が
設けられたことを特徴とする廃棄物焼却設備。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11169862A JP2000356329A (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 廃棄物の焼却方法及びその設備 |
| KR1020007007418A KR20010033858A (ko) | 1998-11-24 | 1999-11-19 | 폐기물 소각방법 및 그 장치 |
| PCT/JP1999/006481 WO2000031470A1 (en) | 1998-11-24 | 1999-11-19 | Waste incineration method and device therefor |
| GB0015728A GB2348270B (en) | 1998-11-24 | 1999-11-19 | Waste incineration method and device therefor |
| GB0304005A GB2381573B (en) | 1998-11-24 | 1999-11-19 | Waste disposal incineration method and apparatus |
| GB0304004A GB2381572B (en) | 1998-11-24 | 1999-11-19 | Waste disposal incineration method |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11169862A JP2000356329A (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 廃棄物の焼却方法及びその設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000356329A true JP2000356329A (ja) | 2000-12-26 |
Family
ID=15894334
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11169862A Pending JP2000356329A (ja) | 1998-11-24 | 1999-06-16 | 廃棄物の焼却方法及びその設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000356329A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111442283A (zh) * | 2020-04-28 | 2020-07-24 | 北京中投润天环保科技有限公司 | 一种利用多级气流分选固定床处置工业废物的装置及方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61208421A (ja) * | 1985-03-13 | 1986-09-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ごみと汚泥の混合焼却方法 |
| JPH06265133A (ja) * | 1993-03-11 | 1994-09-20 | Kobe Steel Ltd | 焼却炉排ガス処理方法 |
| JPH09269113A (ja) * | 1996-03-29 | 1997-10-14 | Nikko Kinzoku Kk | 産業廃棄物の処理方法 |
-
1999
- 1999-06-16 JP JP11169862A patent/JP2000356329A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61208421A (ja) * | 1985-03-13 | 1986-09-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ごみと汚泥の混合焼却方法 |
| JPH06265133A (ja) * | 1993-03-11 | 1994-09-20 | Kobe Steel Ltd | 焼却炉排ガス処理方法 |
| JPH09269113A (ja) * | 1996-03-29 | 1997-10-14 | Nikko Kinzoku Kk | 産業廃棄物の処理方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111442283A (zh) * | 2020-04-28 | 2020-07-24 | 北京中投润天环保科技有限公司 | 一种利用多级气流分选固定床处置工业废物的装置及方法 |
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