JP2000356578A - 液状材料の流動性試験方法および装置 - Google Patents
液状材料の流動性試験方法および装置Info
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の流動性試験は、予め判断するための試
験として適していなかった。 【解決手段】 試料25である所定容量の液状材料を、
予め決められた所定角度で傾斜した樋状体2の上端側か
ら流下させ、樋状体2に付した第1の標点位置に到着し
た後、第1の標点位置と一定の距離を置いた第2の標点
位置に到着するまでの時間を測定し、この時間の長短を
もって試料の流動性を評価する流動性試験方法を提供す
ることによって、従来の問題点は解決される。この試験
方法は、長さ方向の少なくとも2箇所に標点を備える樋
状体と、これを角度調節可能な傾斜姿勢に維持する支持
構造体と、試料である所定容量の液状材料を収容する試
料容器とを有する流動性試験装置によって、好適に実施
することができる。
験として適していなかった。 【解決手段】 試料25である所定容量の液状材料を、
予め決められた所定角度で傾斜した樋状体2の上端側か
ら流下させ、樋状体2に付した第1の標点位置に到着し
た後、第1の標点位置と一定の距離を置いた第2の標点
位置に到着するまでの時間を測定し、この時間の長短を
もって試料の流動性を評価する流動性試験方法を提供す
ることによって、従来の問題点は解決される。この試験
方法は、長さ方向の少なくとも2箇所に標点を備える樋
状体と、これを角度調節可能な傾斜姿勢に維持する支持
構造体と、試料である所定容量の液状材料を収容する試
料容器とを有する流動性試験装置によって、好適に実施
することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラウトモルタ
ル、グラウトコンクリート、吹き付けモルタル、吹き付
けコンクリートのような液状の建築・土木用材料を含
む、比較的粘性の高い液状材料の流動性を評価するため
の流動性試験方法および装置に関するものである。
ル、グラウトコンクリート、吹き付けモルタル、吹き付
けコンクリートのような液状の建築・土木用材料を含
む、比較的粘性の高い液状材料の流動性を評価するため
の流動性試験方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築・土木用材料を含む液状材料
をホース等の管状体または樋状体によって搬送する場
合、予めその流動性を評価する試験が実施され、搬送性
の良否について判断がなされている。モルタルをホース
等で搬送する場合、JIS R5201のフローテーブ
ルおよびフローコーンを用いる流動性・軟度試験、土木
学会基準のPロート、JAロートまたはJロートを用い
るPCグラウト試験、傾斜管式グラウト粘度測定器また
はその他のVロートを用いる流動性・軟度試験等を実施
してその流動性を評価している。コンクリートを搬送す
る場合は、JISA 1101のスランプ試験器、Oロ
ート、VロートまたはLフロー試験器を用いる流動性・
軟度試験を実施してその流動性を評価している。
をホース等の管状体または樋状体によって搬送する場
合、予めその流動性を評価する試験が実施され、搬送性
の良否について判断がなされている。モルタルをホース
等で搬送する場合、JIS R5201のフローテーブ
ルおよびフローコーンを用いる流動性・軟度試験、土木
学会基準のPロート、JAロートまたはJロートを用い
るPCグラウト試験、傾斜管式グラウト粘度測定器また
はその他のVロートを用いる流動性・軟度試験等を実施
してその流動性を評価している。コンクリートを搬送す
る場合は、JISA 1101のスランプ試験器、Oロ
ート、VロートまたはLフロー試験器を用いる流動性・
軟度試験を実施してその流動性を評価している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】モルタルあるいはコン
クリートをホースで搬送する場合、その搬送性の良否は
材料の粘性に大きく影響を受ける。しかし、従来のJI
S R 5201のフローテーブルまたはJIS A
1101のスランプ試験器を用いる流動性・軟度試験
は、測定結果に材料の粘性が反映され難く、ホース管内
の搬送性を判断するための試験としては適していなかっ
た。
クリートをホースで搬送する場合、その搬送性の良否は
材料の粘性に大きく影響を受ける。しかし、従来のJI
S R 5201のフローテーブルまたはJIS A
1101のスランプ試験器を用いる流動性・軟度試験
は、測定結果に材料の粘性が反映され難く、ホース管内
の搬送性を判断するための試験としては適していなかっ
た。
【0004】一方、Pロート、JAロート、Jロート、
VロートまたはOロートを用いるロート式試験は、測定
結果に材料の粘性が反映され易いという点でホース管内
の搬送性を判断するための試験として適している。しか
し、これらの試験も、粘性の高い材料がロートから抜け
きるタイミングの見極めが非常に困難であるため、測定
に熟練を要するという問題点を有する。さらに、Pロー
ト、JAロートおよびJロートは、その形状からコンク
リートのように大きな骨材がある材料の試験ができない
という問題点を有し、VロートおよびOロートはモルタ
ルとコンクリートの両方を試験できるが、器具が非常に
大きいため多くの試料を必要とし、取り扱い性が悪いと
いった問題点を有する。
VロートまたはOロートを用いるロート式試験は、測定
結果に材料の粘性が反映され易いという点でホース管内
の搬送性を判断するための試験として適している。しか
し、これらの試験も、粘性の高い材料がロートから抜け
きるタイミングの見極めが非常に困難であるため、測定
に熟練を要するという問題点を有する。さらに、Pロー
ト、JAロートおよびJロートは、その形状からコンク
リートのように大きな骨材がある材料の試験ができない
という問題点を有し、VロートおよびOロートはモルタ
ルとコンクリートの両方を試験できるが、器具が非常に
大きいため多くの試料を必要とし、取り扱い性が悪いと
いった問題点を有する。
【0005】従来の他の試験である傾斜管式グラウト粘
度測定器を用いる試験は、モルタルの流動性を評価する
ための試験に適しているが、やはりコンクリートのよう
に大きな骨材を含む材料は試験できないという問題点を
有する。また、さらに他の試験であるLフローを用いる
試験は、原則としてコンクリートの充填性試験であるた
め、ホース管内の搬送性を判断するための試験には適し
ていない。
度測定器を用いる試験は、モルタルの流動性を評価する
ための試験に適しているが、やはりコンクリートのよう
に大きな骨材を含む材料は試験できないという問題点を
有する。また、さらに他の試験であるLフローを用いる
試験は、原則としてコンクリートの充填性試験であるた
め、ホース管内の搬送性を判断するための試験には適し
ていない。
【0006】本発明の目的は、これら問題点を解決し、
比較的粘性の高い液状材料の搬送性を判断するための流
動性評価が、材料の種類を問わずに、容易に実施できる
流動性試験方法および装置を提供することである。
比較的粘性の高い液状材料の搬送性を判断するための流
動性評価が、材料の種類を問わずに、容易に実施できる
流動性試験方法および装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯かる目的の下で、本発
明によれば、試料である所定容量の液状材料を、予め決
められた所定角度で傾斜した樋状体の上端側から流下さ
せ、樋状体に付した第1の標点位置に到着した後、第1
の標点位置と一定の距離を置いた第2の標点位置に到着
するまでの時間を測定し、この時間の長短をもって試料
の流動性を評価する流動性試験方法が提供される。この
流動性試験は、長さ方向の少なくとも2箇所に標点を備
える樋状体と、これを角度調節可能な傾斜姿勢に維持す
る支持構造体と、試料である所定容量の液状材料を収容
する試料容器とを有する流動性試験装置によって、好適
に実施することができる。
明によれば、試料である所定容量の液状材料を、予め決
められた所定角度で傾斜した樋状体の上端側から流下さ
せ、樋状体に付した第1の標点位置に到着した後、第1
の標点位置と一定の距離を置いた第2の標点位置に到着
するまでの時間を測定し、この時間の長短をもって試料
の流動性を評価する流動性試験方法が提供される。この
流動性試験は、長さ方向の少なくとも2箇所に標点を備
える樋状体と、これを角度調節可能な傾斜姿勢に維持す
る支持構造体と、試料である所定容量の液状材料を収容
する試料容器とを有する流動性試験装置によって、好適
に実施することができる。
【0008】以下、本発明の一具体例について説明す
る。
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、装置構造の理解のため、
本発明による装置を一部解体した状態を示している。試
験装置1は、樋状体2、およびこれを支えるための支持
構造体3を主部材として構成されている。例として、そ
の組み立て寸法は幅約450mm、長さ約980mm、
高さ約850mmであり、材料はステンレス鋼である。
本発明による装置を一部解体した状態を示している。試
験装置1は、樋状体2、およびこれを支えるための支持
構造体3を主部材として構成されている。例として、そ
の組み立て寸法は幅約450mm、長さ約980mm、
高さ約850mmであり、材料はステンレス鋼である。
【0010】支持構造体3は、下側が開放された状態の
コ字状断面を有する長尺部材である基台4と、基台4の
四隅すなわち長さ方向両側面の端部にそれぞれ付設され
た4本の脚5と、基台4の一方の端部領域に立設された
低位支持具6と、基台4の他方の端部領域に立設された
高位支持具7とを有する。基台4は、脚5によって水平
姿勢に設置される。この場合、基台4は必ずしも厳格な
意味で水平である必要はなく、概ね水平であればよい。
また、基台4は樋状体2の長さに対応した長さを有する
が、好適には樋状体2と比較して若干短い。脚5は、基
台4の下面に付設された脚保持片8によって一方向への
回転を制限するように基台4の側面に脚支点15を中心
とする揺動回転可能に枢着され、基台4に沿うように折
りたたむことができる。脚5の先端には、床の保護や試
験装置1の滑り止め等を目的に、樹脂製の保護キャップ
を取り付けてもよい。
コ字状断面を有する長尺部材である基台4と、基台4の
四隅すなわち長さ方向両側面の端部にそれぞれ付設され
た4本の脚5と、基台4の一方の端部領域に立設された
低位支持具6と、基台4の他方の端部領域に立設された
高位支持具7とを有する。基台4は、脚5によって水平
姿勢に設置される。この場合、基台4は必ずしも厳格な
意味で水平である必要はなく、概ね水平であればよい。
また、基台4は樋状体2の長さに対応した長さを有する
が、好適には樋状体2と比較して若干短い。脚5は、基
台4の下面に付設された脚保持片8によって一方向への
回転を制限するように基台4の側面に脚支点15を中心
とする揺動回転可能に枢着され、基台4に沿うように折
りたたむことができる。脚5の先端には、床の保護や試
験装置1の滑り止め等を目的に、樹脂製の保護キャップ
を取り付けてもよい。
【0011】低位支持具6は、基台4の上面に対して直
角姿勢且つ互いに対向するように基台4の両側面に付設
された2の垂直板9と、これら垂直板9の間で基台4の
上面から所定の高さに横架された低位支持棒10とを有
する。垂直板9は、例えば溶接によって固着されるが、
その姿勢は基台4の上面に対して概ね直角であればよ
く、基台4の上面に付設されていてもよい。低位支持棒
は丸棒であり、垂直板9に溶接されている。
角姿勢且つ互いに対向するように基台4の両側面に付設
された2の垂直板9と、これら垂直板9の間で基台4の
上面から所定の高さに横架された低位支持棒10とを有
する。垂直板9は、例えば溶接によって固着されるが、
その姿勢は基台4の上面に対して概ね直角であればよ
く、基台4の上面に付設されていてもよい。低位支持棒
は丸棒であり、垂直板9に溶接されている。
【0012】高位支持具7は、基台4の上面に対して直
角姿勢且つ互いに対向するように基台4の両側面に付設
された長尺な2の支柱11と、これら支柱11の間の低
位支持棒10より高い位置に取り外し可能に横架される
高位支持棒12と、支柱11の間で基台4の上面に接す
るように下部領域に装架された直立保持板13とを有す
る。支柱11は、基台4の側面の支点ピン16を中心と
して揺動回転可能な状態に枢着される。直立保持板13
は、支柱11同士を不動に連結するとともに、低位支持
具6と反対側に位置する支柱11の縁部に溶接されて、
支柱11が低位支持具6と反対の方向に回転することを
阻止している。これによって、支柱11は、低位支持具
6側から水平方向荷重を受けても倒れることのないよう
に樋状体2を支えることが可能である。また、支柱11
を取り付ける支点ピン16は側面端部にある脚支点15
の内側上位に位置し、支柱11が脚5と干渉することな
く基台4に沿うように折りたためるようになっている。
さらに、支柱11には、長さ方向に複数の穴14が所定
間隔を置いて形成されており、高位支持棒12の高さ位
置を調節できるようになっている。支柱11は、他の様
々な方法で基台4に付設することができるが、具体例の
ように収納寸法のコンパクト化を考慮した方法がよい。
高位支持棒12および穴14は、高位支持棒12の脱落
防止および取り外し容易のため、スナップオン方式すな
わち穴14に入れるとき高位支持棒12が変形して、入
ったら元に戻り、このとき音がするような構造を適宜採
用することができる。また、穴14に貫通させる取り付
け方法ではなく、例えば掛止部分を有する支柱11に引
っ掛ける方法によって取り付けてもよいことは、当業者
に理解されるであろう。
角姿勢且つ互いに対向するように基台4の両側面に付設
された長尺な2の支柱11と、これら支柱11の間の低
位支持棒10より高い位置に取り外し可能に横架される
高位支持棒12と、支柱11の間で基台4の上面に接す
るように下部領域に装架された直立保持板13とを有す
る。支柱11は、基台4の側面の支点ピン16を中心と
して揺動回転可能な状態に枢着される。直立保持板13
は、支柱11同士を不動に連結するとともに、低位支持
具6と反対側に位置する支柱11の縁部に溶接されて、
支柱11が低位支持具6と反対の方向に回転することを
阻止している。これによって、支柱11は、低位支持具
6側から水平方向荷重を受けても倒れることのないよう
に樋状体2を支えることが可能である。また、支柱11
を取り付ける支点ピン16は側面端部にある脚支点15
の内側上位に位置し、支柱11が脚5と干渉することな
く基台4に沿うように折りたためるようになっている。
さらに、支柱11には、長さ方向に複数の穴14が所定
間隔を置いて形成されており、高位支持棒12の高さ位
置を調節できるようになっている。支柱11は、他の様
々な方法で基台4に付設することができるが、具体例の
ように収納寸法のコンパクト化を考慮した方法がよい。
高位支持棒12および穴14は、高位支持棒12の脱落
防止および取り外し容易のため、スナップオン方式すな
わち穴14に入れるとき高位支持棒12が変形して、入
ったら元に戻り、このとき音がするような構造を適宜採
用することができる。また、穴14に貫通させる取り付
け方法ではなく、例えば掛止部分を有する支柱11に引
っ掛ける方法によって取り付けてもよいことは、当業者
に理解されるであろう。
【0013】長さ方向の縁にフランジを備える半円筒状
に形成された樋状体2は、長さ方向に一定の距離を隔て
て位置する2の標点と、下端側に付設された低位受具1
7と、上端側に付設された高位受具18とを有する。標
点は、樋状体2の長さ方向の位置を明示する部分であ
る。本具体例では、第1の標点がフランジの上面に付さ
れた線20であり、第2の標点は樋状体が下端19であ
るが、予め決められた他の部分を標点とすることもでき
る。低位受具17は、断面コ字状に形成された比較的幅
の狭い薄板であり、上側が開放された状態で樋状体2の
下端側裏面のフランジ部分に装架される。低位受具17
は、底部に樋状体2の長さ方向と直角で低位支持棒10
に係合するスリット状の切り欠き部を備える。高位受具
18は、断面コ字状に形成された幅広の薄板であり、上
側が開放された状態で樋状体2の上端側裏面のフランジ
部分に装架される。高位受具18は、その任意の位置で
高位支持棒12と当接することができる平坦な底部を有
し、樋状体2の半円筒底部を保護するとともに、長さ方
向と直角面内の傾きに対する安定性を与える。樋状体2
は半円筒状でなくともよく、例えば断面コ字状とするこ
とができる。樋状体2は、例えば、半径約50mm、長
さ約880mmの半円筒形状で、線20は樋状体の下端
19から400mm上端側のフランジ部分に付される。
に形成された樋状体2は、長さ方向に一定の距離を隔て
て位置する2の標点と、下端側に付設された低位受具1
7と、上端側に付設された高位受具18とを有する。標
点は、樋状体2の長さ方向の位置を明示する部分であ
る。本具体例では、第1の標点がフランジの上面に付さ
れた線20であり、第2の標点は樋状体が下端19であ
るが、予め決められた他の部分を標点とすることもでき
る。低位受具17は、断面コ字状に形成された比較的幅
の狭い薄板であり、上側が開放された状態で樋状体2の
下端側裏面のフランジ部分に装架される。低位受具17
は、底部に樋状体2の長さ方向と直角で低位支持棒10
に係合するスリット状の切り欠き部を備える。高位受具
18は、断面コ字状に形成された幅広の薄板であり、上
側が開放された状態で樋状体2の上端側裏面のフランジ
部分に装架される。高位受具18は、その任意の位置で
高位支持棒12と当接することができる平坦な底部を有
し、樋状体2の半円筒底部を保護するとともに、長さ方
向と直角面内の傾きに対する安定性を与える。樋状体2
は半円筒状でなくともよく、例えば断面コ字状とするこ
とができる。樋状体2は、例えば、半径約50mm、長
さ約880mmの半円筒形状で、線20は樋状体の下端
19から400mm上端側のフランジ部分に付される。
【0014】図2に示すように、低位支持棒10が低位
受具17の切り欠き部に係合して下端側を支え、高位支
持棒12が高位受具18の平坦な底部に係合して上端側
を支えることによって、樋状体2は傾斜姿勢に維持され
る。このとき、垂直板9および支柱11が、樋状体2の
横方向への脱落を防止している。樋状体2は、高位支持
棒12を取り付ける任意の穴14を選択することによっ
て、低位支持棒10を枢支点とする傾斜角度の変更が可
能である。樋状体2は、試料の粘性等を考慮して試験に
適した傾斜角度で設置されるが、予め搬送性の良好な標
準試料等で試験を実施し、好適な傾斜角度を決めておく
ことができる。また、樋状体2は、本具体例の他にも、
1の枢支点にネジ止めする等の当業者に理解されるであ
ろう様々な態様で支持することができる。樋状体2は、
例えば、傾斜角度を18°とし、樋状体の下端19が基
台4の端部を越えて外側に出た位置で、その高さが約3
80mmとなるように設置することができる。
受具17の切り欠き部に係合して下端側を支え、高位支
持棒12が高位受具18の平坦な底部に係合して上端側
を支えることによって、樋状体2は傾斜姿勢に維持され
る。このとき、垂直板9および支柱11が、樋状体2の
横方向への脱落を防止している。樋状体2は、高位支持
棒12を取り付ける任意の穴14を選択することによっ
て、低位支持棒10を枢支点とする傾斜角度の変更が可
能である。樋状体2は、試料の粘性等を考慮して試験に
適した傾斜角度で設置されるが、予め搬送性の良好な標
準試料等で試験を実施し、好適な傾斜角度を決めておく
ことができる。また、樋状体2は、本具体例の他にも、
1の枢支点にネジ止めする等の当業者に理解されるであ
ろう様々な態様で支持することができる。樋状体2は、
例えば、傾斜角度を18°とし、樋状体の下端19が基
台4の端部を越えて外側に出た位置で、その高さが約3
80mmとなるように設置することができる。
【0015】試験装置1は、流動性試験対象物である試
料25を収容する試料容器23と、これを積載して樋状
体2の上端部位に配置する試料容器台21と、樋状体の
下端19の下に配置されて流下させた試料25を回収す
る試料受け容器22とをさらに有する。試料容器23
は、樋状体2の円筒直径より小さい直径を有する円筒側
部および樋状体2の円筒直径より大きい一辺を有する正
方形の底板を有する。側部内面には、試料25を所定容
量準備することを容易にする容量目盛り24が付されて
いる。試料容器台21は、積載する試料容器23の底板
より若干大きい面を有する四角形板であり、樋状体2の
上端下面に水平な状態で固着される。四角形板の、樋状
体2に固着された辺以外の三辺には、試料容器23脱落
防止用の折り返しが設けられ、試料容器23を安定して
積載することができるようになっている。試料25を流
下させる際は、試料容器23が樋状体23の上端部位に
配置され、樋状体の下端19に向けて倒される。このと
き、試料容器23の底板余白部分が樋状体2の上端の縁
に引っ掛かる掛止具となり、試料容器23は滑り落ちる
ことなく樋状体2の上端部位に維持されるようになって
いる。試料容器23は、例えば、一辺110mmの正方
形底板と、この上に固着される直径92mm、深さ17
0mmの円筒側部とからなり、底板からの高さが約15
0mmの側部内面に容量目盛り24が付される。試料容
器23の設置および維持の方法は、例えば、試料容器2
3を樋状体2の上端部位に固着し、試料容器23の下部
に排出口を設け、ここから試料25を流下する等、当業
者によって理解される他の方法とすることができる。
料25を収容する試料容器23と、これを積載して樋状
体2の上端部位に配置する試料容器台21と、樋状体の
下端19の下に配置されて流下させた試料25を回収す
る試料受け容器22とをさらに有する。試料容器23
は、樋状体2の円筒直径より小さい直径を有する円筒側
部および樋状体2の円筒直径より大きい一辺を有する正
方形の底板を有する。側部内面には、試料25を所定容
量準備することを容易にする容量目盛り24が付されて
いる。試料容器台21は、積載する試料容器23の底板
より若干大きい面を有する四角形板であり、樋状体2の
上端下面に水平な状態で固着される。四角形板の、樋状
体2に固着された辺以外の三辺には、試料容器23脱落
防止用の折り返しが設けられ、試料容器23を安定して
積載することができるようになっている。試料25を流
下させる際は、試料容器23が樋状体23の上端部位に
配置され、樋状体の下端19に向けて倒される。このと
き、試料容器23の底板余白部分が樋状体2の上端の縁
に引っ掛かる掛止具となり、試料容器23は滑り落ちる
ことなく樋状体2の上端部位に維持されるようになって
いる。試料容器23は、例えば、一辺110mmの正方
形底板と、この上に固着される直径92mm、深さ17
0mmの円筒側部とからなり、底板からの高さが約15
0mmの側部内面に容量目盛り24が付される。試料容
器23の設置および維持の方法は、例えば、試料容器2
3を樋状体2の上端部位に固着し、試料容器23の下部
に排出口を設け、ここから試料25を流下する等、当業
者によって理解される他の方法とすることができる。
【0016】試験装置1を用いた流動性試験の手順は、
以下の通りである。
以下の通りである。
【0017】まず、試験を開始する前に、ブラシ等を使
用して樋状体2の溝を水で濡らし、溝の状態を安定させ
ておく。次に、試料25を収容した試料容器23を試料
容器台21の上に配置し、これを樋状体の下端19に向
けて倒すことによって試料25を流下する。この際、試
料25をできるだけ一斉に放出するため、また、試料2
5の初速を安定させるため、試料容器23を所定速度、
すなわちできるだけ素早く且つ一定の速度で転倒させる
とよい。本具体例の試料容器23は、底板の一辺を支点
として小さい力で転倒させることが可能であり、また、
転倒後は上端部位に維持されるので、作業に余裕が生
じ、転倒速度を制御し易い。また、通常、試料25が樋
状体2の上端部位から第1の標点位置までの距離を移動
する間に、試料容器23の転倒速度に関する多少のばら
つきが吸収されるので、速度の制御は厳格でなくてもよ
い。次に、試料25が流下して、その先端が線20に到
着したら予め準備したストップウォッチで時間測定を開
始し、樋状体の下端19に到着したら測定を終了する
(図3は、時間測定中の試験装置1の状態を示す)。試
料25の流動性は、測定結果と基準値とを比較すること
によって評価される。基準値は、搬送性の良好な標準試
料等で予め試験を実施して決められた好適な値である。
例えば、樋状体2の傾斜角度を18°とした場合のポリ
マーグラウトコンクリートまたは吹き付けポリマーモル
タルの流動性試験において、ホース管内の搬送性が良好
となるのは、測定結果が6±2秒の場合である。
用して樋状体2の溝を水で濡らし、溝の状態を安定させ
ておく。次に、試料25を収容した試料容器23を試料
容器台21の上に配置し、これを樋状体の下端19に向
けて倒すことによって試料25を流下する。この際、試
料25をできるだけ一斉に放出するため、また、試料2
5の初速を安定させるため、試料容器23を所定速度、
すなわちできるだけ素早く且つ一定の速度で転倒させる
とよい。本具体例の試料容器23は、底板の一辺を支点
として小さい力で転倒させることが可能であり、また、
転倒後は上端部位に維持されるので、作業に余裕が生
じ、転倒速度を制御し易い。また、通常、試料25が樋
状体2の上端部位から第1の標点位置までの距離を移動
する間に、試料容器23の転倒速度に関する多少のばら
つきが吸収されるので、速度の制御は厳格でなくてもよ
い。次に、試料25が流下して、その先端が線20に到
着したら予め準備したストップウォッチで時間測定を開
始し、樋状体の下端19に到着したら測定を終了する
(図3は、時間測定中の試験装置1の状態を示す)。試
料25の流動性は、測定結果と基準値とを比較すること
によって評価される。基準値は、搬送性の良好な標準試
料等で予め試験を実施して決められた好適な値である。
例えば、樋状体2の傾斜角度を18°とした場合のポリ
マーグラウトコンクリートまたは吹き付けポリマーモル
タルの流動性試験において、ホース管内の搬送性が良好
となるのは、測定結果が6±2秒の場合である。
【0018】
【発明の効果】本発明の実施によって、以下の効果が得
られる。 (1)モルタル、コンクリートまたはその他液状材料を
ホース等で搬送する場合の搬送性の良否を正確に判断す
ることができる。 (2)モルタル、コンクリートまたはその他液状材料
を、同一の方法および装置で試験することができる。 (3)試験に対する熟練を不要とし、試験に必要な試料
を削減することによって、試験時間の短縮および試験費
用の削減をもたらす。
られる。 (1)モルタル、コンクリートまたはその他液状材料を
ホース等で搬送する場合の搬送性の良否を正確に判断す
ることができる。 (2)モルタル、コンクリートまたはその他液状材料
を、同一の方法および装置で試験することができる。 (3)試験に対する熟練を不要とし、試験に必要な試料
を削減することによって、試験時間の短縮および試験費
用の削減をもたらす。
【図1】本発明による試験装置を一部分解した状態の斜
視図。
視図。
【図2】本発明による試験装置の斜視図。
【図3】本発明による試験装置で試験を実施している状
態の斜視図。
態の斜視図。
1 試験装置 2 樋状体 3 支持構造体 4 基台 5 脚 6 低位支持具 7 高位支持具 8 脚保持片 9 垂直板 10 低位支持棒 11 支柱 12 高位支持棒 13 直立保持板 14 穴 15 脚支点 16 支点ピン 17 低位受具 18 高位受具 19 樋状体の下端 20 線 21 試料容器台 22 試料受け容器 23 容量容器 24 容量目盛り 25 試料
Claims (11)
- 【請求項1】 試料である所定容量の液状材料を、予め
決められた所定角度で傾斜した樋状体の上端側から流下
させ、樋状体に付した第1の標点位置に試料が到着した
後、第1の標点位置と一定の距離を置いた第2の標点位
置に到着するまでの時間を測定し、この時間の長短をも
って試料の流動性を評価する流動性試験方法。 - 【請求項2】 第2の標点が樋状体の下端である請求項
1に記載された流動性試験方法。 - 【請求項3】 所定容量の液状材料を試料容器に収容
し、試料容器を樋状体の上端部位に配置し、これを所定
速度で転倒させることによって試料を流下させる請求項
1または請求項2に記載された流動性試験方法。 - 【請求項4】 長さ方向の少なくとも2箇所に標点を備
える樋状体と、これを角度調節可能な傾斜姿勢に維持す
る支持構造体と、試料である所定容量の液状材料を収容
する試料容器とを有し、樋状体の上端部位から試料容器
に収容された試料を流下させ、試料が第1の標点位置に
到着してから第2の標点位置に到着するまでの時間を測
定し、この時間の長短をもって試料の流動性を評価でき
るようになっている流動性試験装置。 - 【請求項5】 標点の1つが樋状体の下端である請求項
4に記載された流動性試験装置。 - 【請求項6】 樋状体は長さ方向の縁にフランジを備え
る半円筒状に形成され、標点の少なくとも1つはフラン
ジ上面に付されている請求項4または請求項5に記載さ
れた流動性試験装置。 - 【請求項7】 試料容器は、少なくとも試料の流下中お
よび流下後において、樋状体の上端部位に維持されるよ
うになっている請求項4から請求項6までのいずれか1
項に記載された流動性試験装置。 - 【請求項8】 樋状体の上端部位に試料容器を配置する
試料容器台を有し、試料容器は掛止具を備え、試料容器
台の上に配置した試料容器を試料を流下させるために樋
状体の下端に向けて転倒させたとき、試料容器の掛止具
が樋状体の上端に掛止することによって試料容器が樋状
体の上端部位に維持されようになっている請求項7に記
載された流動性試験装置。 - 【請求項9】 支持構造体は、樋状体の長さに対応する
長さを有する基台と、基台に付設されてこれを水平姿勢
に設置する脚と、基台の一方の端部領域に立設される低
位支持具と、基台の他方の端部領域に立設される高位支
持具とを有し、低位支持具および高位支持具が基台の上
で樋状体のそれぞれ下端側および上端側を支えることに
よって樋状体を傾斜姿勢に維持するようになっている請
求項4から請求項8までのいずれか1項に記載された流
動性試験装置。 - 【請求項10】 高位支持具は、基台の上面と直角姿勢
で立設された長尺な2の支柱と、これら支柱間に取り外
し可能に横架された高位支持棒とを有し、支柱には長さ
方向に複数の高位支持棒取り付け部分が間隔を置いて形
成されており、高位支持棒の高さ位置を調節することに
よって樋状体の傾斜角度を変更できるようになっている
請求項9に記載された流動性試験装置。 - 【請求項11】 脚および高位支持具は、所定角度範囲
の揺動回転可能な状態で基台に枢着され、基台に沿うよ
うに折りたたむことができるようになっている請求項9
または請求項10に記載された流動性試験装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11165471A JP2000356578A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | 液状材料の流動性試験方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11165471A JP2000356578A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | 液状材料の流動性試験方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000356578A true JP2000356578A (ja) | 2000-12-26 |
Family
ID=15813052
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11165471A Pending JP2000356578A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | 液状材料の流動性試験方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000356578A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101776514A (zh) * | 2010-03-01 | 2010-07-14 | 长沙矿山研究院 | 用于测试全尾砂结构流体流变力学参数的方法及装置 |
| KR101123883B1 (ko) * | 2010-06-30 | 2012-03-23 | 한국전력공사 | 가스화기 운전 방법 |
| KR101503138B1 (ko) * | 2013-06-19 | 2015-03-16 | 주식회사 한국인삼공사 | 농축액의 유동성 측정 장치 |
| JP2019117160A (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-18 | 花王株式会社 | 発熱組成物の良否判断方法及びその装置 |
| CN110927009A (zh) * | 2019-12-16 | 2020-03-27 | 广东汇强外加剂有限公司 | 一种聚天冬酸对水泥浆体降粘效果的检测装置 |
| JP2021021224A (ja) * | 2019-07-26 | 2021-02-18 | 株式会社安藤・間 | 吹付けコンクリートの配合設計方法、及びコンクリート吹付け方法 |
| CN112834386A (zh) * | 2021-03-08 | 2021-05-25 | 苏州工业园区蒙纳士科学技术研究院 | 一种煤炭/生物质熔渣流动粘度检测装置及检测方法 |
| JP2022116454A (ja) * | 2021-01-29 | 2022-08-10 | 大成建設株式会社 | コンクリートの性状確認方法およびコンクリート性状特定装置 |
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| CN115629198A (zh) * | 2022-11-07 | 2023-01-20 | 中建西部建设西南有限公司 | 评价混凝土浆体附着能力与气泡排出能力的装置及方法 |
| CN116930001A (zh) * | 2022-04-02 | 2023-10-24 | 中国中医科学院中药研究所 | 一种测定液体制剂流动性的装置及其测试方法与应用 |
| CN118603811A (zh) * | 2024-07-02 | 2024-09-06 | 深圳市鸿泰宏塑胶电子有限公司 | 一种高分子材料热熔状态流动性能检测装置 |
-
1999
- 1999-06-11 JP JP11165471A patent/JP2000356578A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN118603811A (zh) * | 2024-07-02 | 2024-09-06 | 深圳市鸿泰宏塑胶电子有限公司 | 一种高分子材料热熔状态流动性能检测装置 |
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