JP2000357301A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2000357301A
JP2000357301A JP16652899A JP16652899A JP2000357301A JP 2000357301 A JP2000357301 A JP 2000357301A JP 16652899 A JP16652899 A JP 16652899A JP 16652899 A JP16652899 A JP 16652899A JP 2000357301 A JP2000357301 A JP 2000357301A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の回転ヘッド式の磁気記録再生装置で
は、狭トラック化を進めると、クロストークが大きくな
るという問題があった。 【解決手段】 再生用のMR型薄膜磁気ヘッドの磁気ギ
ャップ幅Wg1を以下の数1および数2を満足するように
設定する。 【数1】Wg=Wt+N/A ±sin―1(0.1πWt
A)/πA A=(tan|θ1|+tan|θ2|)/λmax 【数2】Wg≦2Wt ただし、Nは正の整数、Wtは磁気テープ上の記録トラ
ックのトラック幅、λm axは記録信号の最大波長、θ1
主トラックアジマス角度、θ2は隣接トラックアジマス
角度を示している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転ヘッド式の磁
気記録再生装置に係り、特に、互いに異なるアジマス角
を有する複数の磁気ヘッドを用いて、デジタル信号がガ
ードバンドレス記録された磁気テープを再生する際に、
隣り合うトラック間のクロストークを低減できる磁気記
録再生装置に関わる。
【0002】
【従来の技術】VTR、コンピュータ用データ記録再生
装置等の、磁気記録媒体として磁気テープを用いた磁気
記録再生装置には、例えば、図6に示されるような回転
ヘッド装置1が使用されている。回転ヘッド装置1に
は、所定のアジマス角θ1にてデータを記録・再生する
磁気ヘッド2aと、これとは異なるアジマス角θ2にて
データを記録再生する磁気ヘッド2bとが、回転ドラム
1a上の対向する位置に設けられている。磁気テープT
は、回転ヘッド装置1に対してヘリカルに巻き付けられ
て走行する。
【0003】図7は、図6の装置において、磁気ヘッド
の走査を磁気テープTの記録面側から示したものであ
る。磁気テープTは回転ヘッド装置1に対してヘリカル
に巻き付けられているので、磁気ヘッド2aおよび磁気
ヘッド2bは、磁気テープTの記録面を斜めに走査する
ことになる。
【0004】このとき、まず磁気ヘッド2aにより、ト
ラックa1に対する記録が行われ、磁気ヘッド2bによ
り、トラックa1に隣接するトラックb1に対する記録
が行われる。再び、磁気ヘッド2aが磁気テープTを走
査することにより、トラックb1に隣接するトラックa
2が記録される。以下、磁気ヘッド2aおよび磁気ヘッ
ド2bが交互に磁気テープTを走査することにより、デ
ータの記録がなされていく。
【0005】記録密度を高めるためには、トラック間の
間隔を極力短くすることが必要である。現在、家庭用V
TRやDATなどでは、データの記録時に、磁気ヘッド
2bが、磁気ヘッド2aによって記録されたトラックa
1の一部領域を重ね書きする方法が採用されている。こ
の方法によって、トラック間の距離をゼロにできる、い
わゆるガードバンドレス記録が行われている。
【0006】上記の方法で、ガードバンドレス記録され
た磁気テープT上の記録トラックのトラック幅Wtは、
磁気ヘッド2a、2bの磁気ギャップ幅Wgよりも短く
なる。したがって、磁気テープT上のトラックを再生す
るときに、磁気ヘッド2a、2bの磁気ギャップは、隣
接するトラックにWo(=Wg−Wt)分はみ出しつつ走
査することになる。このWoをオフトラック幅という。
【0007】ガードバンドレス記録では、オフトラック
幅Wo分はみ出した磁気ギャップによって読み取られ
る、隣接するトラックに記録されたデータの信号強度
(クロストーク)を抑える必要がある。
【0008】このため、隣接するトラックが、異なるア
ジマス角を有する磁気ヘッドによって記録されるいわゆ
るアジマス記録方式が採用されている。
【0009】図7では、トラックa1、a2はアジマス
角がθ1である磁気ギャップ2aによって記録され、ト
ラックb1はアジマス角がθ2である磁気ギャップ2b
によって記録されている。
【0010】アジマス記録方式で記録された磁気テープ
を再生するとき、データを再生する磁気ヘッドは、自身
のアジマス角と同じアジマス角の磁気ヘッドによって記
録されたトラックからの信号のみを読み取る。
【0011】磁気ヘッドの磁気ギャップは、前記オフト
ラック幅分だけ、隣接するトラックにはみだす。しか
し、隣接するトラックは、異なるアジマス角の磁気ヘッ
ドによって記録されているので、アジマスロスによって
クロストークが抑えられている。例えば、波長が0.5
〜2.0μmの信号が、トラック幅15〜20μmのフ
ォーマットでガードバンドレス記録された磁気テープを
再生するとき、再生対象のトラック(主トラック)から
の出力に対するクロストークの出力の比は、−20dB
以下に抑えられる。
【0012】上述した磁気記録再生装置は、2ヘッド方
式のものである。このほかに、4ヘッド方式の磁気記録
再生装置にもアジマス記録方式は採用されている。
【0013】あるいは、記録専用磁気ヘッドと、再生専
用磁気ヘッドとが組み合わされた磁気ヘッドが、回転ド
ラム上に複数組設けられたタイプの磁気記録再生装置な
どもある。この場合には、磁気ヘッドのアジマス角を、
対応する一組の記録―再生ヘッド間で同じくし、異なる
組の記録―再生ヘッドで異ならせている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】近年、VTRやコンピ
ュータ用データ記録再生装置において、磁気記録媒体へ
の高密度記録化を実現するために、トラック幅を狭くす
る狭トラック化が図られている。
【0015】しかし、狭トラック化を進めると、トラッ
ク幅Wtが小さくなるために、主トラックからの出力が
低下する。また、狭トラック化に伴い、磁気ヘッドを小
型化することにより、オフトラック幅Woも減少する。
しかし、単に、オフトラック幅Woを減少させただけで
は、クロストークの出力は小さくならない。したがっ
て、再生対象のトラックからの出力に対するクロストー
クの出力の割合が大きくなる。
【0016】特に、トラック幅Wtが10μm以下にな
ると、主トラックからの出力に対するクロストークの出
力の比が、−20dBを超えることが多くなり、記録デ
ータの正確な再生に支障をきたしてしまっていた。
【0017】本発明は上記従来の課題を解決するための
ものであり、狭トラック化を進めていった場合でも、ク
ロストークの出力を低減することができ、データの正確
な記録再生を行うことのできる磁気記録再生装置を提供
することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録再生装
置は、アジマス角度の相違する複数の磁気ヘッドが設け
られている回転ドラムと、この回転ドラムに巻き付けら
れた磁気テープを走行させる走行機構とを有する磁気記
録再生装置において、デジタル信号がガードバンドレス
記録された磁気テープの記録データを読み取る磁気ヘッ
ドのギャップ幅(磁気テープを走査する方向に対する磁
気ギャップの横幅)Wgを以下の数5および数6を満足
するように設定したことを特徴とするものである。
【0019】
【数5】
【0020】
【数6】
【0021】ただし、Nは正の整数、Wtは磁気テープ
上の記録トラックのトラック幅、λm axは記録信号の最
大波長、θ1は主トラックアジマス角度、θ2は隣接トラ
ックアジマス角度を示している。
【0022】数5を説明するために図1を参照する。図
1Aは、図1Bに示される波長λのデジタル信号が、ト
ラック幅Wtで、ガードバンドレス記録された磁気テー
プのトラックT1(主トラック)を、ギャップ幅Wg
磁気ヘッドが走査している様子を示す概略図である。磁
気ヘッドは、磁気ギャップGのみを図示してある。トラ
ックT1は、アジマス角θ1の磁気ヘッドによって記録
され、トラックT1と隣接するトラックT2はアジマス
角θ2の磁気ヘッドによって記録されている。また、各
トラックにかかれた斜線によって区切られた区間に、デ
ジタル信号が1波長(=λ)記録されている。
【0023】図1Aのように、磁気ギャップGのオフト
ラック部が、トラックT2の斜線A1と斜線A2によっ
て区切られた区間にあり、前記オフトラック部の端部a
および端部bは、それぞれ、斜線A1および斜線A2上
にあるとする。この時、前記オフトラック部によって、
トラックT2から読み取られる信号の強度(クロストー
ク)が0になる。すなわち、クロストークが最小にな
る。
【0024】なぜなら、クロストークは、オフトラック
部の各々の点における信号強度の積分値であり、オフト
ラック部は、端部aから端部bの間で、デジタル信号1
波長分を横断しているので、オフトラック部の各点にお
ける信号強度を積分することは、図1Bのデジタル信号
1波長分を積分することに等しく、図1Bのデジタル信
号1波長分を積分した値は、0になるからである。
【0025】このときのオフトラック幅をWoとおく
と、
【数7】 となり、ゆえに、
【0026】
【数8】 である。
【0027】また、前記オフトラック部の長さを延長し
ていくと、オフトラック幅がWoの正の整数倍になった
ときに、オフトラック部の端部aが、斜線A1の左側に
引かれている斜線上に位置し、クロストークが0にな
る。
【0028】例えば、オフトラック幅がWoの2倍にな
ったときには、オフトラック部の端部aが、斜線A1の
左側にある斜線A3上に位置する。このとき、オフトラ
ック部の端部aから端部bまでの各点における信号強度
を積分することは、図1Bのデジタル信号2波長分を積
分することに等しく、図1Bのデジタル信号2波長分を
積分した値も、0である。
【0029】したがって、クロストークを最小にするた
めの、オフトラック幅Woの条件は、
【数9】 となる。
【0030】デジタル式記録では、記録信号の波長は、
最大波長λmaxの整数分の1になる。
【0031】記録信号の波長が最大波長λmaxであると
きの、クロストークを最小にするオフトラック幅をWo1
とすると、
【数10】 である。
【0032】たとえば、記録波長が、最大波長λmax
2分の1であるときの、クロストークを最小にするオフ
トラック幅をWo2とすると、
【0033】
【数11】
【0034】同様に、記録波長が、最大波長λmaxのn
分の1であるときの、クロストークを最小にするオフト
ラック幅をWonとすると、
【0035】
【数12】
【0036】記録波長が、最大波長λmaxのn分の1で
あるとき、オフトラック幅をWonの正の整数倍にして
も、クロストークは0になる。また、Wo1=nWonであ
る。
【0037】つまり、記録信号の波長が最大波長λmax
であるときのクロストークを最小にするオフトラック幅
o1は、デジタル式記録に使用されるあらゆる波長の記
録信号によるクロストークを最小にするオフトラック幅
であることがわかる。
【0038】したがって、磁気ヘッドのギャップ幅Wg
【数13】
【0039】とすることにより、デジタル式記録に使用
されるあらゆる波長の記録信号によるクロストークを最
小にすることができる。
【0040】ただし、Wg
【数14】 の公差をもってよい。
【0041】記録信号の波長が最大波長λmaxであると
きの、主トラックからの出力に対するクロストークの出
力比は、数15によって計算できる。
【0042】
【数15】
【0043】また、主トラックからの出力に対するクロ
ストークの出力比が、−20dB以下であれば、主トラ
ックに記録された信号の再生を確実に行うことができ
る。
【0044】したがって、数15≦−20であれば、主
トラックからの出力に対するクロストークの出力比を−
20dB以下にすることができる。すなわち、クロスト
ークを実用上問題ない範囲まで減少させることができ
る。
【0045】数15≦−20を、Woについて解くと、
【数16】 となる。
【0046】なお、前述した、記録信号の波長が、最大
波長λmaxであるときの、クロストークを最小にするオ
フトラック幅
【数17】 は、数15を最小にするオフトラック幅である。
【0047】また、オフトラック部は、図1Aのトラッ
クT2を越えて、トラックT3に達しないようにしなけ
ればならない。トラックT3は、トラックT1を記録し
た磁気ヘッドと同じアジマス角θ1を有する磁気ヘッド
によって記録されているので、オフトラック部が、トラ
ックT3に達するとトラックT3に記録された信号を、
ほぼ完全に読み取ってしまうので、トラックT1に記録
された信号を正確に再生することができなくなる。
【0048】従って、本発明においては、オフトラック
幅Woを、Wt以下にしなくてはならず、磁気ヘッドの磁
気ギャップ幅Wgを数6のように2Wt以下にしなくては
ならない。
【0049】上述した磁気ヘッドの磁気ギャップ幅Wg
の決め方は、主トラックに隣接している両側のトラック
のうち、片側のトラックにのみ前記磁気ギャップGのオ
フトラック部がかかる場合に有効である。
【0050】主トラックに隣接している両側のトラック
に、前記磁気ギャップGのオフトラック部がかかる場合
には、オフトラック幅Woを2倍にして計算する必要が
ある。また、オフトラック部が、主トラックに隣接して
いる両側のトラックを越えないように、オフトラック幅
oを、2Wt以下にする必要がある。したがって、磁気
ギャップ幅Wgを3Wt以下にしなくてはならない。
【0051】すなわち、主トラックに隣接している両側
のトラックに、前記磁気ギャップGのオフトラック部が
かかる場合には、磁気ヘッドのギャップ幅Wgを以下の
数18および数19を満足するように設定する。
【0052】
【数18】
【0053】
【数19】
【0054】また、本発明の磁気記録再生装置は、アジ
マス角度の相違する複数の磁気ヘッドが設けられている
回転ドラムと、この回転ドラムに巻き付けられた磁気テ
ープを走行させる走行機構とを有する磁気記録再生装置
において、デジタル信号がガードバンドレス記録された
磁気テープの記録データを読み取る磁気ヘッドのギャッ
プ幅(磁気テープを走査する方向に対する磁気ギャップ
の横幅)Wgを以下の数20、数21を満足するように
設定したことを特徴とするものである。
【0055】
【数20】
【0056】
【数21】
【0057】ただし、Wtは磁気テープ上の記録トラッ
クのトラック幅、λminは記録信号の最小波長、θ1は再
生対象のトラック(主トラック)アジマス角度、θ2
隣接トラックアジマス角度を示している。
【0058】デジタル式記録においては、磁気テープに
記録される信号は、デジタル信号のビットを表す、”
0”や”1”が、ある数以上続かないように、変調され
ている。したがって、記録信号の波長は、ある一定の最
大波長以下になっている。例えば、DATに用いられて
いる、8−10変調方式によって変調された記録信号の
最大波長λmaxは、最小波長λminの4倍である。一般
に、デジタル式記録の変調方式において、最大波長λ
maxが、最小波長λminの4倍より大きくなることはほと
んどない。
【0059】したがって、実際にデジタル式磁気記録再
生装置を数5および数6のλmaxを4λminに置き換えた
式である数20および数21によって、磁気ギャップ幅
gを設定するようにしてもかまわない。
【0060】数20および数21による磁気ヘッドの磁
気ギャップ幅Wgの決め方は、主トラックに隣接してい
る両側のトラックのうち、片側のトラックにのみ前記磁
気ギャップGのオフトラック部がかかる場合に有効であ
る。
【0061】隣接している両側のトラックに、前記磁気
ギャップGのオフトラック部がかかる場合には、磁気ヘ
ッドのギャップ幅Wgを以下の数22および数23を満
足するように設定する。
【0062】
【数22】
【0063】
【数23】
【0064】また、前記磁気ヘッドは、磁性材料または
非磁性材料によって形成された基板上に、MR型薄膜磁
気ヘッド、インダクティブヘッド、および磁性材料また
は非磁性材料によって形成された保護層が積層されて形
成されたものであり、かつ前記MR型薄膜磁気ヘッドの
磁気ギャップおよび前記インダクティブヘッドの磁気ギ
ャップは、前記磁気ヘッドのテープ摺動面となる端面に
露出されている摺動型薄膜磁気ヘッドであることが好ま
しい。
【0065】本発明では、磁気ヘッドの磁気ギャップ幅
を、0.1〜0.2μm単位の精度で形成することが必
要になる。従来、回転ヘッド式の磁気記録再生装置の磁
気ヘッドとしてよく用いられてきた磁気ヘッドは、磁性
材料からなるコアが接合され、その接合部が磁気ギャッ
プとなる、MIGヘッドや積層型ヘッドなどの、いわゆ
るバルク型の磁気ヘッドである。しかし、バルク型の磁
気ヘッドは、磁気ギャップをコアの研削加工によって形
成するため、磁気ギャップを、0.1〜0.2μm単位
の精度で形成することは非常に困難であった。
【0066】前記MR型薄膜磁気ヘッドは以下の工程を
経て形成される。磁性材料または非磁性材料からなる
基板上に、磁性材料がメッキまたはスパッタリングによ
って積層され、フォトリソグラフィーによって下部シー
ルド層がパターン形成される。前記下部シールド層上
に、絶縁性材料からなる下部ギャップ層、磁気抵抗効果
素子、および絶縁性材料層からなる上部ギャップ層が、
それぞれ、スパッタ法による材料の積層と、必要に応じ
たフォトリソグラフィーによるパターン形成とによって
形成される。前記上部ギャップ上に、磁性材料がメッ
キまたはスパッタリングによって積層され、フォトリソ
グラフィーによって上部シールド層がパターン形成され
る。
【0067】また、前記インダクティブヘッドは、以下
の工程を経て形成される。前記MR型磁気ヘッドの上
部シールド層と兼用の下部コア層上に、スパッタ法によ
ってギャップ層となる絶縁層が積層される。前記絶縁
層上に、導電性材料がフレームメッキされることによっ
て、コイル層が形成される。前記コイル層上に絶縁層
を介して、磁性材料がメッキによって積層され、フォト
リソグラフィーによって上部コア層がパターン形成され
る。
【0068】このように、MR型薄膜磁気ヘッドやイン
ダクティブヘッドでは、磁気ギャップが、フォトリソグ
ラフィーによって形成される。したがって、0.1〜
0.2μm単位の加工精度を得ることは容易である。
【0069】また、特に、磁気抵抗効果素子を用いたM
R型薄膜磁気ヘッドは、データの再生時に、信号磁界に
直接応答できるので、出力が磁気テープの速度に関わら
ず、高再生出力が可能となる。また、インダクタンスを
低くできるので、記録信号の高周波化に対応させること
も容易である。
【0070】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の磁気記録再生装
置の実施の形態に用いられる、摺動型薄膜磁気ヘッドの
斜視図である。
【0071】摺動型薄膜磁気ヘッドは、アルミナチタン
カーバイドによって形成された基板11上に、再生用の
MR型薄膜磁気ヘッド12、記録用のインダクティブヘ
ッド13、およびアルミナチタンカーバイドによって形
成された保護層15が積層されて形成されたものであ
る。
【0072】MR型薄膜磁気ヘッド12の磁気ギャップ
およびインダクティブヘッド13の磁気ギャップは、摺
動型薄膜磁気ヘッドのテープ摺動面となる端面に露出し
ている。MR型薄膜磁気ヘッド12とインダクティブヘ
ッド13に流される電流は、電極16を通じて流され
る。なお、MR型薄膜磁気ヘッド12とインダクティブ
ヘッド13は、絶縁層14で覆われている。
【0073】図2のような摺動型薄膜磁気ヘッドが、回
転ドラム上に複数個設置される。例えば、図6に示され
るように、回転ドラム1a上に、2個の摺動型薄膜磁気
ヘッド2aおよび2bが、互いに対向するように取付け
られる。この時、摺動型薄膜磁気ヘッドが、回転ドラム
に対して傾きをもって設置されることにより磁気ヘッド
のアジマス角が設定される。本実施の形態では、摺動型
薄膜磁気ヘッド2aのアジマス角がθ1、摺動型薄膜磁
気ヘッド2bのアジマス角がθ2となっている。磁気テ
ープTは、回転ヘッド装置1に対してヘリカルに巻き付
けられて走行する。
【0074】本実施の形態の磁気記録再生装置では、イ
ンダクティブヘッド13が、図6の磁気テープTを斜め
に走査しつつデータの記録が行われる。また、記録時に
は図7と同様に、記録トラックの一部領域が重ね書きさ
れることによりガードバンドレス記録が行われている。
記録トラックのトラック幅はWtである。
【0075】また、回転ドラム1a上に、3個以上の摺
動型薄膜磁気ヘッドが取付けられるようにされてもかま
わない。
【0076】また、磁気テープ上の記録信号の波長λ
は、記録時における記録信号の周波数fと、テープ走行
速度vによって決まる。すなわち、λ=v/fである。
たとえば、テープ走行速度がv=10(m/s)であ
り、記録信号の周波数f=5、10、15、20(MH
z)であるとき、磁気テープ上の記録信号の波長λはλ
=2.0、1.0、0.7、0.5(μm)となる。
【0077】図3は、図2の摺動型薄膜磁気ヘッドのM
R型薄膜磁気ヘッド12およびインダクティブヘッド1
3周辺の部分拡大正面図である。
【0078】MR型薄膜磁気ヘッド12は、アルミナチ
タンカーバイドからなる基板11上に、下部シールド層
12a、下部ギャップ層12b、MR素子層12c、ハ
ードバイアス層12d、電極層12e、上部ギャップ層
12fおよび、上部シールド層12gが積層されて形成
されている。
【0079】読み込み用のMR型薄膜磁気ヘッド12の
上に設けられる書き込み用のインダクティブヘッド13
は、上部シールド層と兼用の下部コア層13a上に、絶
縁層13b、コイル層13c、上部コア層13d、およ
び絶縁層14が積層されて形成されている。
【0080】なお、MR型薄膜磁気ヘッド12の下部ギ
ャップ層12b、上部ギャップ層12f、インダクティ
ブヘッド13の絶縁層13b、および、絶縁層14は、
Al 23やSiO2などの絶縁性材料によって形成され
る。また、MR型薄膜磁気ヘッド12の下部シールド層
12a、上部シールド層12g、インダクティブヘッド
13の下部コア層13a、および上部コア層13dは、
パーマロイなどの軟磁性材料によって形成されている。
また、MR型薄膜磁気ヘッド12の電極層12eおよび
インダクティブヘッド13のコイル層13cは、Cuな
どの導電性材料によって形成されている。さらに、MR
型薄膜磁気ヘッドのハードバイアス層は、PtCoなど
の硬磁性材料によって形成される。
【0081】下部シールド層12aと上部シールド層1
2gに挟まれた記録媒体との対向部になる部分が、MR
型薄膜磁気ヘッド12の磁気ギャップGaとなる。ま
た、下部コア層13aと上部コア層13dに挟まれた記
録媒体との対向部になる絶縁層13bの部分が、インダ
クティブヘッド13の磁気ギャップGbとなる。
【0082】なお、MR型薄膜磁気ヘッド12の磁気ギ
ャップ幅Wg1は、上部ギャップ層12fと接するMR素
子層12cの上面の幅である。また、インダクティブヘ
ッド13の磁気ギャップ幅Wg2は、上部コア層の幅と等
しい。本実施の形態では、W g1=Wg2である。
【0083】本実施の形態では、MR型薄膜磁気ヘッド
12の磁気ギャップ幅Wg1が、先述した数5および数6
を満足するように設定されている。磁気ギャップ幅Wg1
が、先述した数5および数6を満足するように設定され
ていると、MR型薄膜磁気ヘッド12が、磁気テープ上
の記録トラックを走査して、記録信号を再生するとき
に、再生対象のトラック(主トラック)に隣接するトラ
ックの信号を再生すること(クロストーク)を、実用上
問題のない程度まで低減することができる。すなわち、
主トラックからの出力に対するクロストークの出力比
が、−20dB以下にすることができる。
【0084】例えば、磁気テープ上のトラック幅Wt
6μmであり、主トラックアジマス角度θ1=+20
°、隣接トラックアジマス角度θ2=-20°であり、さ
らに、記録信号の最大波長λmax=2.0μmであると
する。
【0085】まず、数5より、MR型薄膜磁気ヘッド1
2の磁気ギャップ幅Wg1を、
【数24】
【0086】また、数6より、Nの値は、
【数25】
【0087】となる範囲でなければならない。すなわ
ち、N=1または2である。
【0088】つまり、磁気ギャップ幅Wg1を、Wg1
8.75±0.66(μm)またはW g1=11.50±
0.66μm)、と設定すると、主トラックからの出力
に対するクロストークの出力比を、−20dB以下にす
ることができる。
【0089】この場合では、磁気ギャップ幅Wg1の公差
を、±0.66(μm)の範囲におさめなければならな
い。しかし、従来、回転ヘッド式の磁気記録再生装置の
磁気ヘッドとしてよく用いられてきた、MIGヘッドや
積層型ヘッドなどの、いわゆるバルク型の磁気ヘッドで
は、磁気ギャップをコアの研削加工によって形成するた
め、磁気ギャップ幅Wg1を、±0.66(μm)の範囲
内の公差で製造することは、非常に困難である。
【0090】本実施の形態に用いられるMR型薄膜磁気
ヘッド12の磁気ギャップ幅Wg1は、上部ギャップ層1
2fと接しているMR素子層12cの上面の幅である。
MR素子層12cの上面の幅は、フォトリソグラフィー
によるパターンニングの精度によってその公差が決ま
る。現在の技術で、フォトリソグラフィーのパターンニ
ングの精度を、±0.1〜0.2程度にすることは容易
である。したがって、磁気ギャップ幅Wg1を、±0.6
6(μm)の範囲内の公差で容易に製造することができ
る。
【0091】なお、本実施の形態では、MR型薄膜磁気
ヘッドの磁気ギャップ幅Wg1を、数5および数6に基づ
いて設定したが、本実施の形態においては、記録信号の
最大波長λmaxは2.0μmであり、一方、記録信号の
最小波長λminは0.5μmである。すなわち、λmax
4λminであるので、磁気ギャップ幅Wg1を数20およ
び数21に基づいて設定しても同じ結果が得られる。
【0092】図4は、波長2.0μm、1.0μm、
0.7μm、または0.5μmのデジタル信号が、トラ
ック幅Wt=6μm、主トラックアジマス角度θ1=+2
0°、隣接トラックアジマス角度θ2=-20°で記録さ
れている磁気テープを走査している再生用磁気ヘッドの
磁気ギャップのオフトラック幅Woと、クロストークの
強さとの関係を示すグラフである。
【0093】横軸は、オフトラック幅を示しており、縦
軸は、主トラックからの出力に対するクロストークの出
力比である。
【0094】図4をみると、オフトラック幅の変化に伴
い、クロストークの強さが、周期的に変化する事が分か
る。最大波長である波長2.0μmの記録信号のクロス
トークを見ると、クロストークの最大値は、−17dB
である。
【0095】クロストークの強さが、−20dBを越え
ると、磁気テープに記録された信号の正確な再生に支障
が生じる。つまり、磁気ヘッドの磁気ギャップのオフト
ラック幅を任意に設定すると、クロストークの強さが−
20dBを越える率が高くなり、磁気テープに記録され
た信号を正確に再生できる磁気ヘッドを、確実に製造す
ることができなくなる。
【0096】また、波長2.0μmの記録信号のクロス
トークは、オフトラック幅が2.75μmの整数倍のと
き、最小になることがわかる。さらに、波長2.0μm
の記録信号の、それぞれ、1/2、1/3、1/4の波
長の記録信号である、波長1.0μm、0.7μm、
0.5μmの記録信号のクロストークも、オフトラック
幅が2.75μmの整数倍のとき、最小になることがわ
かる。
【0097】つまり、磁気ギャップ幅Wgを、Wg=Wt
+Wo=6.0+N*2.75(μm)(Nは正の整
数)に設定すると、磁気テープ上に記録された信号の、
全ての波長においてクロストークを最小にできることが
わかる。
【0098】また、オフトラック幅が、2.75μmの
整数倍となる点の前後で、±0.66(μm)の公差を
もっていても、クロストークは、−20dB以下であ
り、実用上問題のない程度まで低減されていることがわ
かる。
【0099】従って、磁気ギャップ幅Wg1を、Wg1
6.0+1*2.75±0.66=8.75±0.66
(μm)またはWg1=6.0+2*2.75±0.66
=11.50±0.66(μm)、と設定すると、クロ
ストークを実用上問題のない範囲にまで低減できること
がわかる。
【0100】この磁気ギャップ幅Wg1の値は、前述した
数5および数6、または数20および数21から導いた
値と同じである。
【0101】また、図5は、波長2.0μm、1.0μ
m、0.7μm、または0.5μmのデジタル信号が、
トラック幅Wt=6μm、主トラックアジマス角度θ1
+10°、隣接トラックアジマス角度θ2=-10°で記
録された磁気テープを走査している再生用磁気ヘッドの
磁気ギャップのオフトラック幅と、クロストークの強さ
との関係を示すグラフである。
【0102】横軸は、オフトラック幅を示しており、縦
軸は、主トラックからの出力に対するクロストークの出
力比である。
【0103】図5と図4とでは、デジタル信号を記録す
るために用いられた磁気ヘッドのアジマス角度が異なっ
ている。
【0104】図5において、最大波長である波長2.0
μmの記録信号のクロストークを見ると、クロストーク
の強さの最大値は、−10dBである。
【0105】したがって、磁気ヘッドの磁気ギャップの
オフトラック幅を任意に設定すると、クロストークの強
さが−20dBを越える率が高くなり、磁気テープに記
録された信号を正確に再生できる磁気ヘッドを、確実に
製造することができなくなる。
【0106】また、波長2.0μmの記録信号のクロス
トークは、オフトラック幅が5.67μmの整数倍のと
き、最小になることがわかる。さらに、波長2.0μm
の記録信号の、それぞれ、1/2、1/3、1/4の波
長の記録信号である、波長1.0μm、0.7μm、
0.5μmの記録信号のクロストークも、オフトラック
幅が5.67μmの整数倍のとき、最小になることがわ
かる。
【0107】つまり、磁気ギャップ幅Wgを、Wg=Wt
+Wo=6.0+N*5.67(μm)(Nは正の整
数)に設定すると、磁気テープ上に記録されている信号
の、全ての波長においてクロストークを最小にできるこ
とがわかる。
【0108】また、オフトラック幅が、5.67μmの
整数倍となる点の前後で、±0.61(μm)の公差を
もっていても、クロストークは、−20dB以下であ
り、実用上問題のない程度まで低減されていることがわ
かる。
【0109】従って、数5および数6によって、磁気ギ
ャップ幅Wg1を、Wg1=6.0+1*5.67±0.6
1=11.67±0.61(μm)またはWg1=6.0
+2*5.67±0.61=17.34±0.61(μ
m)、と設定したMR型薄膜磁気ヘッドを用いて磁気記
録再生装置を構成すると、クロストークを−20dB以
下にすることができることがこのグラフからもわかる。
【0110】また、図4のグラフと図5のグラフを比較
すると、アジマス角が減少すると、クロストークが増大
することがわかる。しかし、本発明は、アジマス角の大
小に関わらず、クロストークを、確実に−20dB以下
にすることができる。
【0111】上述した本発明の実施の形態のMR型薄膜
磁気ヘッドは、主トラックに隣接している両側のトラッ
クのうち、片側のトラックにのみ前記磁気ギャップGa
のオフトラック部がかかる場合に、クロストークを有効
に減少させる。
【0112】主トラックに隣接している両側のトラック
に、磁気ギャップGaのオフトラック部がかかる場合に
は、オフトラック幅Woを2倍にして計算する必要があ
る。また、オフトラック部が、主トラックに隣接してい
る両側のトラックを越えないように、オフトラック幅W
oを、2Wtより小さくする必要がある。したがって、磁
気ギャップ幅Wgを3Wtより小さくしなくてはならな
い。
【0113】すなわち、主トラックに隣接している両側
のトラックに、前記磁気ギャップGのオフトラック部が
かかる場合には、磁気ヘッドのギャップ幅Wgを前述し
たように数18、数19を満足するように設定する。
【0114】たとえば、磁気テープ上のトラック幅Wt
=6μmであり、主トラックアジマス角度θ1=+20
°、隣接トラックアジマス角度θ2=-20°であり、さ
らに、記録信号の最大波長λmax=2.0μmであると
きは、まず、数18より、MR型薄膜磁気ヘッド12の
磁気ギャップ幅Wg1を、
【0115】
【数26】
【0116】また、数19より、Nの値は、
【数27】
【0117】となる範囲でなければならない。すなわ
ち、N=1または2である。
【0118】つまり、磁気ギャップ幅Wg1を、Wg1=1
1.50±1.32(μm)またはWg1=17.00±
1.32(μm)、と設定すると、主トラックからの出
力に対するクロストークの出力比を、−20dB以下に
することができる。
【0119】
【発明の効果】以上のように、本発明の磁気記録再生装
置では、磁気ヘッドのギャップ幅Wgが適切に設定され
ることによって、記録信号のすべての周波数における隣
接トラックからのクロストークを低減させることが可能
になる。特に、磁気記録媒体への高密度記録化を実現す
るために、狭トラック化を進めて、トラック幅に対する
オフトラック幅が大きくなった場合においても、クロス
トークを低減させることができるので、高記録密度の家
庭用VTRやコンピュータ用データ記録再生装置を容易
に製造することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは、本発明の磁気記録再生装置に使用される
磁気ヘッドが、デジタル信号が記録された磁気テープを
再生している状態を示す概念図。Bは、Aに示された磁
気テープに記録されるデジタル信号の概念図。
【図2】本発明の実施の形態に使用される摺動型薄膜磁
気ヘッドの斜視図。
【図3】図2の摺動型薄膜磁気ヘッドのMR型薄膜磁気
ヘッドおよびインダクティブヘッド周辺部の部分拡大正
面図。
【図4】磁気テープを走査している再生用磁気ヘッドの
磁気ギャップのオフトラック幅と、クロストークの強さ
との関係を示すグラフ。
【図5】磁気テープを走査している再生用磁気ヘッドの
磁気ギャップのオフトラック幅と、クロストークの強さ
との関係を示すグラフ。
【図6】磁気記録再生装置に使用される回転ヘッド装置
の平面図。
【図7】図6の装置において、磁気ヘッドの走査を磁気
テープTの記録面側から示した図。
【符号の説明】
1 回転ヘッド装置 2a、2b 磁気ヘッド Ga 磁気ギャップ 11 基板 12 MR型薄膜磁気ヘッド 13 インダクティブヘッド 14 絶縁層 15 保護層 16 電極 Wt トラック幅 Wg、Wg1 磁気ギャップ幅 Wo オフトラック幅

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アジマス角度の相違する複数の磁気ヘッ
    ドが設けられている回転ドラムと、この回転ドラムに巻
    き付けられた磁気テープを走行させる走行機構とを有す
    る磁気記録再生装置において、デジタル信号がガードバ
    ンドレス記録された磁気テープの記録データを読み取る
    磁気ヘッドのギャップ幅(磁気テープを走査する方向に
    対する磁気ギャップの横幅)Wgを以下の数1および数
    2を満足するように設定したことを特徴とする磁気記録
    再生装置。 【数1】 【数2】 ただし、Nは正の整数、Wtは磁気テープ上の記録トラ
    ックのトラック幅、λm axは記録信号の最大波長、θ1
    主トラックアジマス角度、θ2は隣接トラックアジマス
    角度を示している。
  2. 【請求項2】 アジマス角度の相違する複数の磁気ヘッ
    ドが設けられている回転ドラムと、この回転ドラムに巻
    き付けられた磁気テープを走行させる走行機構とを有す
    る磁気記録再生装置において、デジタル信号がガードバ
    ンドレス記録された磁気テープの記録データを読み取る
    磁気ヘッドのギャップ幅(磁気テープを走査する方向に
    対する磁気ギャップの横幅)Wgを以下の数3および数
    4を満足するように設定したことを特徴とする磁気記録
    再生装置。 【数3】 【数4】 ただし、Nは正の整数、Wtは磁気テープ上の記録トラ
    ックのトラック幅、λm inは記録信号の最小波長、θ1
    主トラックアジマス角度、θ2は隣接トラックアジマス
    角度を示している。
  3. 【請求項3】 前記磁気ヘッドは、磁性材料または非磁
    性材料によって形成された基板上に、MR型薄膜磁気ヘ
    ッド、インダクティブヘッド、および磁性材料または非
    磁性材料によって形成された保護層が積層されて形成さ
    れたものであり、かつ前記MR型薄膜磁気ヘッドの磁気
    ギャップおよび前記インダクティブヘッドの磁気ギャッ
    プは、前記磁気ヘッドのテープ摺動面となる端面に露出
    されている摺動型薄膜磁気ヘッドである請求項1または
    請求項2に記載の磁気記録再生装置。
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